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JP7689367B2 - プレキャスト部材の接合構造 - Google Patents
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本発明は、プレキャスト部材の接合構造に関するものである。なお、プレキャストコンクリートを単にプレキャストという。
第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材とが、第1プレキャスト部材の内部の第1鉄筋の端部と第2プレキャスト部材から突出した第2鉄筋の端部とを第1プレキャスト部材に埋設したスリーブの内部で該内部に充填したグラウトを介して固定したグラウト充填継手と、第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材との間に形成された目地空間に充填されたグラウトとにより、接合された接合構造が知られている(特許文献1~3)。
特許文献1では、図10に示すように、第1プレキャスト部材50の下端面51に部材辺を一周する縁取凸部52をプレキャスト時に残すことにより、その内側の凹陥部と第2プレキャスト部材60との間に目地空間53を形成する。そして、スリーブ55下側の注入口56から注入したグラウト54は、スリーブ55内部を充填して、スリーブ55上側の排出口57からあふれ出すとともに、スリーブ55下端からも出て目地空間53を充填する。
特許文献2では、第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材との間にスペーサーを介在させることにより目地空間を形成し、その外周にグラウト止めを施す。そして、第1プレキャスト部材の側面から下端面にかけて穿設したグラウト注入孔から注入したグラウトは、目地空間を充填してから、スリーブ下端開口からスリーブの内部を充填して、スリーブの上側及び下側の流出口からあふれ出す。
特許文献3では、第2プレキャスト部材に植設した受け部材(ボルト)により第1プレキャスト部材との間に目地空間を形成する。そして、スリーブ下端開口に蓋をした状態で、スリーブ下側の注入口から注入したグラウトは、スリーブ内部を充填して、スリーブ上側の排出口からあふれ出す。また、第1プレキャスト部材の側面から下端面に至る目地注入孔から注入したグラウトは、目地空間を充填する。
特開平5-230877号公報 特開2003-301526号公報 特開2012-77547号公報 特開2020-94391号公報
本出願人は、分割型ボックスカルバートの上下接合について、上記のグラウト充填継手による接合を実施している(特許文献4)。この分割型ボックスカルバートは、複数のプレキャスト体がボックスカルバートの長さ方向に連なってボックスカルバートを構築し、それぞれのプレキャスト体が上下に分割された第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材とを含むものであって、第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材とをグラウト充填継手により接合する。
この接合には、第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材との間に形成された目地空間に充填されたグラウトによる接合を加えることができる。また、この目地空間を形成するために、特許文献1のように、第1プレキャスト部材50の下端面51に部材辺を一周する縁取凸部52を、プレキャストで形成してスペーサーとして働かせることが考えられる(図10)。しかし、その縁取凸部52は、第2プレキャスト部材60の上端面と直当たりし、その間にグラウトが介在しないためグラウト接合しない欠損部となり、グラウト接合面積が減少するという問題が生じる。
そこで、本発明の目的は、プレキャスト部材間に目地空間を形成するための縁取部を合理的に減少させて、プレキャスト部材間のグラウト接合面積が極力減少しないようにすることにある。
[1]土木構造物の長さ方向(以下、単に「長さ方向」という。)に連なって土木構造物を構築するプレキャスト体は、分割された第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材とを含み、
第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材とが、第1プレキャスト部材の四角形状の端面と第2プレキャスト部材の四角形状の端面との間の目地空間に充填されたグラウトにより接合された構造において、
前記両端面のいずれか一方又は両方は、該端面の周縁部のうちの前記長さ方向に対峙する対辺部に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する一対の縁取凸部がプレキャストで形成され、該周縁部のうちの前記長さ方向に直交する横断方向(以下、単に「横断方向」という。)に対峙する対辺部の長さの1/2以上に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する縁取凸部が無いことを特徴とするプレキャスト部材の接合構造。
[2]前記[1]において、前記周縁部のうちの前記横断方向に対峙する対辺部の長さの3/4以上(より好ましくは4/5以上)に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する縁取凸部が無いことが好ましい。縁取部を顕著に減少させることができるからである。
[3]上記[1]又は[2]において、前記縁取凸部の凸端面の前記長さ方向の長さ(幅)が、該縁取凸部が形成された前記端面の前記長さ方向の長さの1.5~5%であることが好ましい。1.5%未満では強度が低下する傾向となり、5%超では縁取部の減少率か低下する傾向となるからである。
[作用]
第1プレキャスト部材の端面と第2プレキャスト部材の端面の各周縁部のうち、長さ方向に対峙する対辺部は、複数のプレキャスト体が長さ方向に連なったときに隣接してそれらの間に目地型枠を当てることが困難であるため、縁取凸部をプレキャストで形成することが合理的である。一方、横断方向に対峙する対辺部は、外部から目地型枠を当てることができるため、縁取凸部を無くすことができる。こうして、縁取部を合理的に減少させて、プレキャスト部材間のグラウト接合面積が極力減少しないようにすることができる。
本発明によれば、プレキャスト部材間に目地空間を形成するための縁取部を合理的に減少させて、プレキャスト部材間のグラウト接合面積が極力減少しないようにすることができる。
図1は実施例における第1プレキャスト部材及び第2プレキャスト部材の分解斜視図である。 図2は両プレキャスト部材の要部分解斜視図である。 図3は両プレキャスト部材を合わせたときの要部斜視図である。なお、スリーブ等は一部のみを示す(図4、図5、図8において同じ)。 図4は両プレキャスト部材の目地空間の開口部を目地マスキングテープで塞いだときの要部斜視図である。 図5は両プレキャスト部材の目地空間の開口部に目地型枠を当てて固定したときの要部斜視図である。 図6は両プレキャスト部材の目地空間及びスリーブにグラウトを充填したときの横断方向を見せる断面図である。 図7は両プレキャスト部材の目地空間及びスリーブにグラウトを充填したときの長さ方向を見せる断面図である。 図8は両プレキャスト部材のグラウト充填後の要部斜視図である。 図9は両プレキャスト部材で構築されたボックスカルバートの斜視図である。 図10は従来例(特許文献1)を示し、(a)は断面図、(b)は第1プレキャスト部材の下面図、(c)は右側面図である。
1.土木構造物
土木構造物としては、特に限定されないが、ボックスカルバート、シェッド、水路、擁壁等を例示できる。
2.プレキャスト体
第1プレキャスト部材と第2プレキャスト部材としては、プレキャスト体を上下に分割したものや左右(前記横断方向)に分割したもの等を例示できるが、上下に分割したものについて本発明は特に好適に適用できる。
2.スリーブ
各スリーブの筒壁に前記グラウト流通口以外の口が形成されている場合、その口が第1プレキャスト部材以外のキャップにより閉鎖されていることが好ましい。
3.グラウト
グラウトとしては、特に限定されないが、コンクリートとの付着性や取扱性の良さから、モルタルが好ましく、特に無収縮モルタルが好ましい。
次に、本発明をボックスカルバートを構築するプレキャスト体1のプレキャスト部材の接合構造に具体化した実施例について、図1~図9を参照して説明する。なお、実施例の各部の構造、材料、形状及び寸法は例示であり、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更できる。
図9に示すように、プレキャスト体1は、その複数がボックスカルバートの長さ方向に連なってボックスカルバートを構築するものである。各プレキャスト体1は、底版部と頂版部と2つの端部から、所定長さの四角環状に構成されている。
図1に示すように、プレキャスト体1は、2つの側壁部の中間部で上下に二分割されてなる上側の第1プレキャスト部材10と下側の第2プレキャスト部材20とで構成されている。
図6及び図7に示すように、第1プレキャスト部材10と第2プレキャスト部材20とは、
(1)第1プレキャスト部材10の四角形状の端面と第2プレキャスト部材20の四角形状の端面との間の目地空間2に充填されたグラウト3と、
(2)第1プレキャスト部材10内の第1鉄筋11の端部と第2プレキャスト部材20の端面22から突出した第2鉄筋21の端部とが第1プレキャスト部材10の下部に埋設されたスリーブ4の内部で該内部に充填されたグラウト3を介して固定されてなる複数のグラウト充填継手と、
により接合されている。
グラウト3には、市販の無収縮モルタル、例えば日本スプライススリーブ社製の商品名「SSモルタル」が用いられている。
スリーブ4には、市販のスリーブ、例えば同社製の商品名「NMBスプライススリーブ」が用いられている。
図2、図6及び図7等に示すように、第1プレキャスト部材10の端面12は、該端面12の周縁部のうちの長さ方向に対峙する対辺部に、第2プレキャスト部材20の端面22に当接する一対の縁取凸部13がプレキャストで形成され、該周縁部のうちの横断方向に対峙する対辺部の長さの全部(この対辺部の両端にかかる前記縁取凸部13の両端部は参入しないものとする。)に、第2プレキャスト部材20の端面22に当接する縁取凸部が無い。
同様に、第2プレキャスト部材20の端面22は、該端面22の周縁部のうちの長さ方向に対峙する対辺部に一対の縁取凸部23がプレキャストで形成され、該周縁部のうちの横断方向に対峙する対辺部の長さの全部に縁取凸部が無い。
第1プレキャスト部材10の端面12と、第2プレキャスト部材20の端面22は、いずれも長さ方向の長さが1000mm、横断方向の長さ(幅)が500mmである。各縁取凸部13,23の凸端面の、長さ方向の長さ(幅)は25mm(前記端面の長さ方向の長さの2.5%)、横断方向の長さは500mm(前記端面の長さ方向の長さと同じ)、高さは10mmである。
第1プレキャスト部材10の一対の縁取凸部13と、第2プレキャスト部材20の一対の縁取凸部23とは当接し、第1プレキャスト部材10の端面12と、第2プレキャスト部材20の端面22との間に目地空間2が形成される。よって、目地空間2の高さは20mmである。目地空間2は、長さ方向にはこれらの縁取凸部13,23の立ち上がり面により閉鎖され、横断方向には開放される。
端面12,22の各周縁部のうち、長さ方向に対峙する対辺部は、複数のプレキャスト体1が長さ方向に連なったときに隣接してそれらの間に目地型枠32を当てることが困難であるため、縁取凸部13,23をプレキャストで形成することが合理的である。一方、横断方向に対峙する対辺部は、外部から目地型枠32を当てることができるため、縁取凸部を無くすことができる。こうして、縁取部を合理的に減少させて、プレキャスト部材10,20間のグラウト接合面積が極力減少しないようにすることができる。
なお、第1プレキャスト部材10の縁取凸部13と第2プレキャスト部材20の縁取凸部23との間に、エポキシ系接着剤等のコーキング材を塗布して、グラウト漏れ防止及び止水を図ることが好ましい。
各縁取凸部13,23の中央部には、内側へはみ出る調芯用凸部14,24が縁取凸部13,23と連続してプレキャストで形成されている。調芯用凸部14,24の凸端面の、長さ方向の長さは85mm、横断方向の長さは70mm、高さは10mmである。調芯用凸部14,24の一部には調芯凹部が形成され、調芯凹部には調芯ピン30が嵌合されている。
図2、図6及び図9等に示すように、第2プレキャスト部材20に、外部から目地空間2へ通じるグラウト注入路(ホース25)が設けられ、
各スリーブ4は、一端面が目地空間2に開口し、他端付近の筒壁にグラウト流通口5が形成されたものであり、
第1プレキャスト部材10に、各スリーブ4のグラウト流通口5から外部へ開口するグラウト流通穴15が、各スリーブ4について1つずつ形成され、
ホース25、目地空間2、スリーブ4の内部、グラウト流通口5及びグラウト流通穴15に、グラウト3が連続して充填されている。
第1プレキャスト部材10に、各スリーブ4のグラウト流通口5から外部へ開口するグラウト流通穴15を、各スリーブ4について1つずつ形成するので、第1プレキャスト部材10に形成するグラウト流通穴の数を従来と比較して半減させ、その形成の手間を低減することができる。また、図9に示すように、第1プレキャスト部材10の表面にグラウト流通穴15が1列状に現れるだけなので、従来と比較して見栄えの悪化を改善することができる。
グラウト注入路は高分子材料製のホース25で形成され、該ホース25の注入側端部が第2プレキャスト部材20から外部へ500mm突出している。ホース25には、例えば内径19mm程度の樹脂ホースが用いられている。ホース25は、第2プレキャスト部材20のプレキャスト時に第2プレキャスト部材20に埋設されており、出口側端は目地空間2へ開口しており、注入側端部は第2プレキャスト部材20の側面から突出している。その突出長は、後述する注入時のホース25接続と注入完了後の折り曲げ処理の作業性とを考慮し、500mmとされている。なお、図示例では2つのグラウト注入路(本例ではホース25)が設けられているが、その数はプレキャスト部材の寸法に応じて変更できる。
便宜上図2及び図8のみに示すように、第2プレキャスト部材20には外部から目地空間2へ通じる予備ホース26が設けられている。予備ホース26も第2プレキャスト部材20から外部へ突出しており、その突出端は、グラウト注入中、目地空間2の高さ以上に持ち上げておく。
用いたスリーブ4は、前記グラウト流通口5のほか、一端付近の筒壁に別のグラウト流通口6が形成されたものであるため、第1プレキャスト部材10への埋設前に、グラウト流通口6をキャップ7により閉鎖しておく。
以上のように構成された実施例のプレキャスト部材の接合構造は、プレキャスト部材10,20を施工現場に運搬し、施工現場で次のように接合して組み立てられる。
(1)まず、図1及び図2から図3への変化で示すように、第1プレキャスト部材10を第2プレキャスト部材20を載せて設置する。この設置前に、縁取凸部23にコーキング材を塗布する。また、調芯凹部に調芯ピン30を嵌合させて設置することにより、正確に位置決めすることができる。
そして、縁取凸部13と縁取凸部23とが前記コーキング材を介して当接し、第1プレキャスト部材10の端面12と、第2プレキャスト部材20の端面22との間に目地空間2が形成される。目地空間2は、長さ方向にはこれらの縁取凸部13,23の立ち上がり面により閉鎖され、横断方向には開放される。
なお、第1プレキャスト部材10と第2プレキャスト部材20とからなるプレキャスト体1は、その複数がボックスカルバートの長さ方向に連なって接合されるが、その接合構造及びシール構造については、従来構造を適用できるため、説明を省略する。
(2)次に、図4に示すように、第1プレキャスト部材10と第2プレキャスト部材20との境部に、目地空間2の横断方向の開放を塞ぐように、目地マスキングテープ31を貼り付ける。目地マスキングテープ31は、次の目地型枠32だけでは起こる可能性があるグラウト漏れを止めるためのものである。
(3)次に、図5に示すように、第1プレキャスト部材10と第2プレキャスト部材20との境部に、目地空間2の横断方向の開放を(目地マスキングテープ31の上からさらに)塞ぐように目地型枠32を当てる。さらに、目地型枠32に固定金具33を当て、固定金具33をボルト34により第1プレキャスト部材10の埋め込みナット17及び第2プレキャスト部材20の埋め込みナット27に締め付けることにより、目地型枠32を前記境部に押し当てる。目地型枠32には、例えば木板を用いることができる。
(4)次に、図6及び図7に示すように、ホース25にグラウトポンプ(図示略)を接続し、グラウト3を注入する。グラウト3は、ホース25、目地空間2、スリーブ4の内部、グラウト流通口5及びグラウト流通穴15を、その順に流動し、連続して充填する。なお、グラウト注入前に、グラウト流通穴15に栓16をしておく。
予備ホース26(図3,図8)の突出端からグラウト3が吐出し、グラウト流通穴15までの充填が完了したことを栓16により確認した上で、グラウト注入を完了する。また、ホース25を折り曲げることで逆流防止を行ってから、注入完了することが好ましい。
(5)グラウト3の硬化及び養生が完了した後、目地型枠32を取り外し、目地マスキングテープ31を剥がし、図8及び図9に示すように、第2プレキャスト部材20の表面から突出したホース25及び予備ホース26の各突出部分を切断して除去すれば、ボックスカルバートが完成する。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することができる。
(ア)グラウト注入路(ホース25)を、第1プレキャスト部材10に設けること。
(イ)縁取凸部13を、第1プレキャスト部材10の端面12又は第2プレキャスト部材20の端面22のいずれか一方のみにプレキャストで形成すること。
1 プレキャスト体
2 目地空間
3 グラウト
4 スリーブ
5 グラウト流通口
6 別のグラウト流通口
7 キャップ
10 第1プレキャスト部材
11 第1鉄筋
12 端面
13 縁取凸部
15 グラウト流通穴
16 栓
20 第2プレキャスト部材
21 第2鉄筋
22 端面
23 縁取凸部
25 ホース
26 予備ホース
31 目地マスキングテープ
32 目地型枠
33 固定金具

Claims (5)

  1. 土木構造物の長さ方向に連なって土木構造物を構築するプレキャスト体(1)は、分割された第1プレキャスト部材(10)と第2プレキャスト部材(20)とを含み、
    第1プレキャスト部材(10)と第2プレキャスト部材(20)とが、第1プレキャスト部材(10)の四角形状の端面(12)と第2プレキャスト部材(20)の四角形状の端面(22)との間の目地空間(2)に充填されたグラウト(3)により接合された構造において、
    前記両端面(12,22)のいずれか一方又は両方は、該端面(12,22)の周縁部のうちの前記長さ方向に対峙する対辺部に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する一対の縁取凸部(13,23)がプレキャストで形成され、該周縁部のうちの前記長さ方向に直交する方向に対峙する対辺部の長さの1/2以上に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する縁取凸部が無く、
    前記縁取凸部(13,23)には、内側へはみ出る調芯用凸部(14,24)が縁取凸部(13,23)と連続してプレキャストで形成されており、該調芯用凸部(14,24)の一部には調芯凹部が形成され、該調芯凹部には調芯ピン(30)が嵌合されていることを特徴とするプレキャスト部材の接合構造。
  2. 土木構造物の長さ方向に連なって土木構造物を構築するプレキャスト体(1)は、分割された第1プレキャスト部材(10)と第2プレキャスト部材(20)とを含み、
    第1プレキャスト部材(10)と第2プレキャスト部材(20)とが、第1プレキャスト部材(10)の四角形状の端面(12)と第2プレキャスト部材(20)の四角形状の端面(22)との間の目地空間(2)に充填されたグラウト(3)により接合された構造において、
    前記両端面(12,22)は、各端面(12,22)の周縁部のうちの前記長さ方向に対峙する対辺部に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する一対の縁取凸部(13,23)がプレキャストで形成され、該周縁部のうちの前記長さ方向に直交する方向に対峙する対辺部の長さの1/2以上に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する縁取凸部が無く、
    前記第1プレキャスト部材(10)の一対の縁取凸部(13)と、前記第2プレキャスト部材(20)の一対の縁取凸部(23)とが当接していることを特徴とするプレキャスト部材の接合構造。
  3. 前記縁取凸部(13,23)には、内側へはみ出る調芯用凸部(14,24)が縁取凸部(13,23)と連続してプレキャストで形成されており、該調芯用凸部(14,24)の一部には調芯凹部が形成され、該調芯凹部には調芯ピン(30)が嵌合されている請求項2記載のプレキャスト部材の接合構造。
  4. 前記周縁部のうちの前記直交する方向に対峙する対辺部の長さの3/4以上に、相手方プレキャスト部材の端面に当接する縁取凸部が無い請求項1、2又は3記載のプレキャスト部材の接合構造。
  5. 前記縁取凸部(13,23)の凸端面の前記長さ方向の幅が、該縁取凸部(13,23)が形成された前記端面(12,22)の前記長さ方向の長さの1.5~5%である請求項1、2、3又は4記載のプレキャスト部材の接合構造。
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