JP7689410B2 - 熱交換器 - Google Patents
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Description
この従来型の熱交換器は、図6に示す如く、一対の対向する側壁部26bと底部26aとが一体形成された深溝形のケーシング本体と、底部26aに対向した位置に被嵌される天板26cとにより、ケーシング26が形成されている。その天板26cには、ケーシング本体と接続するための立上げ部27が形成されている。その立上げ部27とケーシング本体の側壁部26bの外面の端縁とが接触し、接合される。
この問題の解決案としては、ケーシング本体の一対の側壁部26bと底部26aを別体として形成し、それらの部材を組立てることが考えられる。
さらに、この解決案を採用する場合、天板26c同様、底部26aも一対の側壁部26bと接触するための立上げ部27が形成される。これらの部材の立上げ部27は曲折により形成されているため、その付根は曲面で形成されている。この場合、前記組立ての際、側壁部26bの端部がその付根の曲面と干渉し、ヘッダ枠23の角部において天板26cまたは底部26aと側壁部26bの端部との間に、図7のように隙間28が生じる。
この隙間28が生じることにより、ろう付時のろう廻りが不十分となり、ヘッダ枠23とケーシング26の接合部において、熱交換器のコア2とケーシング26の間を流通する冷媒等の流体の漏れが生じ易くなる。
前記コア2の外周を被嵌するケーシング6と、
前記コア2の内部を流通する流体の流通方向の両端に配置され、前記ケーシング6の内面と当接する外枠4を有するヘッダ枠3と、
を有し、
前記ケーシング6の内面と前記ヘッダ枠3とが、前記外枠4の外周面を介して、一体にろう付固定されている熱交換器において、
前記ケーシング6は、各偏平チューブ1の積層方向の両端に配置される一対の天板6c及び底板6aと、それらの板6а、6cの間を筒状に接続する一対の側壁板6bとからなり、
前記天板6c及び底板6aの端部には、前記偏平チューブ1の積層方向の中間側に向けて曲折された立上げ部7が形成されており、
前記ヘッダ枠3の外枠4の少なくとも一つの角部には、前記外枠4が延長された突出片5が形成されており、
前記天板6cの立上げ部7又は底板6aの立上げ部7と前記側壁板6bの接合部には、前記突出片5を嵌合する切欠き部8が形成されており、
前記突出片5が前記切欠き部8に嵌合された状態で、ろう付固定されていることを特徴とした熱交換器である。
前記外枠4は、上板部4a及び下板部4bと、それらに当接する一対の側板部4cとからなり、
前記突出片5は、前記上板部4a及び下板部4bの前記一対の側壁板6b側の端面5aが水平に延長されてなり、
前記切欠き部8は、前記天板6c及び底板6aの立上げ部7の前記突出片5の嵌合位置に、立上げ部7の端部から立上げ部7の付根まで切り欠かれた第1切欠き部8aと、前記一対の側壁板6bの前記突出片5の嵌合位置の端面にへこみにより形成されている第2切欠き部8bとからなり、
前記ヘッダ枠3の側板部4cと前記天板6cの立上げ部7及び底板6aの立上げ部7との間に前記側壁板6bが配置されており、
前記上板部4a及び下板部4bに形成された突出片5が、前記側壁板6bの第2切欠き部8bに夫々当接すると共に、前記天板6c及び底板6aの立上げ部7に形成された第1切欠き部8aに夫々当接してろう付固定されていることを特徴とする熱交換器である。
また、従来型熱交換器では、天板または底板の立上げ部7の曲折部と側壁板の端部との間に隙間28が生じていたが、本発明では、ヘッダ枠3の外枠4の角部に設けられた突出片5が天板6cまたは底板6aに沿って延び、ろう付されることでその曲折部の隙間28を効果的に閉塞することが可能となり、漏れの防止が期待できる。
さらに、ケーシング6が、各偏平チューブ1の積層方向の両端に配置される一対の天板6c及び底板6aと、それらの板6а、6cの間を筒状に接続する一対の側壁板6bとの組立て体からなり、深絞り加工をする必要がないため、熱交換器のコアの高さに関係なくケーシング6を成形することができる。
図1は本発明の熱交換器の実施例の分解斜視図であり、図2(A)は同熱交換器に用いるヘッダ枠3の斜視図、図2(B)は図2(A)のB部拡大図、図2(C)は図2(A)の平面図(底面図は平面図と同様の形状なので、記載省略)、図2(D)は図2(A)の右側面図(左側面図は右側面図と同様の形状なので、記載省略)である。
この熱交換器の主要な構成は、図1に示す如く、偏平チューブ1が積層されてなるコア2と、コア2の外周を被嵌するケーシング6と、コア2の内部を流通する流体の流通方向の両端に配置され、ケーシング6の内面と当接する外枠4を有するヘッダ枠3とからなる。
突出片5の付根位置において、上板部4aの下面及び下板部4bの上面は、図2(D)に示す如く、側板部4cの紙面の上下両端に接触している。この例では、突出片5の端面を除いて、上板部4a及び下板部4bの長手方向の端面は、側板部4cの外面と面一になり、突出片5は側板部4cの外面から突出する。
天板6c及び底板6aの立上げ部7と、一対の側壁板6bの接合部には、ヘッダ枠3が配置され、ヘッダ枠3に形成された突出片5の位置に整合して、切欠き部8が形成される。
具体的には、図1に示す如く、天板6c及び底板6aの立上げ部7には、前述の突出片5の嵌合位置で、立上げ部7の端部から立上げ部7の付根まで切り欠かれた第1切欠き部8aが形成されている。また、一対の側壁板6bの接続端縁の突出片5の嵌合位置には、へこみにより形成されている第2切欠き部8bが形成されている。
図4に示すように、前述のコア2の両端は、ヘッダ枠3の筒状に形成された外枠4に嵌入させておくと、コア2を安定させた状態で作業が行うことができる。この場合、コア2の積層方向の最上端及び最下端の偏平チューブ1の最外面は、図4に示すように、外枠4の上板部4a及び下板部4bの内面と接触している。
突出片5と第2切欠き部8bの構成を採用することにより、コア2とヘッダ枠3と側壁板6bとの互いの部材の位置決めが容易となる。
前述の突出片5と第2切欠き部8bの構成と、第1切欠き部8aの構成を採用することにより、ヘッダ枠3とケーシング6を構成する底板6a、側壁板6b、天板6cとの間の互いの位置決めが容易となる。この状態においては、ヘッダ枠3の側板部4cと天板6cの立上げ部7及び底板6aの立上げ部7との間に側壁板6bの接合縁部が挟持されることになる。
前述の通り、上板部4aの上面とそれに延長する一対の突出片5の上面は平坦な面で構成されている。そして、それらの平坦な面と面接触する天板6cの内面も平坦な面で構成される。つまり、隙間が生じる(漏れの)原因となる天板6cと立上げ部7との曲折部まで第1切欠き部8aにより切り欠かれ、平坦な面が形成される。
同様に、下板部4bの下面とそれに延長する一対の突出片5の下面も平坦な面で構成され、それらの平坦な面と面接触する底板6aの内面も平坦な面で構成される。
上板部4a並びにその突出片5と、天板6cの第1切欠き部8aを含む接触面、及び下板部4b並びにその突出片5と、底板6aの第1切欠き部8aを含む接触面が互いに平坦な面で形成されているため、漏れの原因となる隙間が生じるおそれがなくなる。
この例の熱交換器は、ヘッダ枠3の内枠と、その内フランジと、ケーシング6との間に環状溝が形成され、その環状溝に図示しないシールリングが配置される。そして、そのシールリングを介して、図示しないタンク本体がヘッダ枠3に被嵌され、ケーシング6の開口の端縁のカシメ爪をタンク側へかしめることでなる。
そして、コア2の各偏平チューブ1の内部に被冷却ガス等の第1流体が流通し、各偏平チューブ1の外面とケーシング6の内面との間に冷媒等の第2流体が流通し、第1流体と第2流体の間で熱交換をするものである。
図4に示すように構成された場合、上述のように、ヘッダ枠3の外枠4の角部に設けられた突出片5が天板6cまたは底板6aに沿って延びていることで、天板6cまたは底板6aの立上げ部7の曲折部と側壁板6bの端部との間を効果的に閉塞することが可能となり、第2流体の漏れの防止をすることができる。
また、この例では、その内枠部の強度を向上させる3本の架橋部が間隔をあけて偏平チューブの積層方向に形成されている。ただし、架橋部は無くてもよい。図示しないタンクとケーシング6との接続を、シールリングを介さないろう付等で行う場合、ヘッダ枠3の内枠を形成する必要ない。
2 コア
3 ヘッダ枠
4 外枠
4a 上板部
4b 下板部
4c 側板部
5 突出片
5a 端面
6a 底板
6b 側壁板
6c 天板
7 立上げ部
8 切欠き部
8a 第1切欠き部
8b 第2切欠き部
24 外周面
24a 上板部
24b 下板部
24c 側板部
26a 底部
26b 側壁部
26c 天板
27 立上げ部
28 隙間
Claims (2)
- 偏平チューブ(1)が積層されてなるコア(2)と、
前記コア(2)の外周を被嵌するケーシング(6)と、
前記コア(2)の内部を流通する流体の流通方向の両端に配置され、前記ケーシング(6)の内面と当接する外枠(4)を有するヘッダ枠(3)と、
を有し、
前記ケーシング(6)の内面と前記ヘッダ枠(3)とが、前記外枠(4)の外周面を介して、一体にろう付固定されている熱交換器において、
前記ケーシング(6)は、各偏平チューブ(1)の積層方向の両端に配置される一対の天板(6c)及び底板(6a)と、それらの板(6а)(6c)の間を筒状に接続する一対の側壁板(6b)とからなり、
前記天板(6c)及び底板(6a)の端部には、前記偏平チューブ(1)の積層方向の中間側に向けて曲折された立上げ部(7)が形成されており、
前記ヘッダ枠(3)の外枠(4)の少なくとも一つの角部には、前記外枠(4)が延長された突出片(5)が形成されており、
前記天板(6c)の立上げ部(7)又は底板(6a)の立上げ部(7)と前記側壁板(6b)の接合部には、前記突出片(5)を嵌合する切欠き部(8)が形成されており、
前記突出片(5)が前記切欠き部(8)に嵌合された状態で、ろう付固定されていることを特徴とした熱交換器。 - 請求項1に記載の熱交換器において、
前記外枠(4)は、上板部(4a)及び下板部(4b)と、それらに当接する一対の側板部(4c)とからなり、
前記突出片(5)は、前記上板部(4a)及び下板部(4b)の前記一対の側壁板(6b)側の端面(5a)が水平に延長されてなり、
前記切欠き部(8)は、前記天板(6c)及び底板(6a)の立上げ部(7)の前記突出片(5)の嵌合位置に、立上げ部(7)の端部から立上げ部(7)の付根まで切り欠かれた第1切欠き部(8a)と、前記一対の側壁板(6b)の前記突出片(5)の嵌合位置の端面にへこみにより形成されている第2切欠き部(8b)とからなり、
前記ヘッダ枠(3)の側板部(4c)と前記天板(6c)の立上げ部(7)及び底板(6a)の立上げ部(7)との間に前記側壁板(6b)が配置されており、
前記上板部(4a)及び下板部(4b)に形成された突出片(5)が、前記側壁板(6b)の第2切欠き部(8b)に夫々当接すると共に、前記天板(6c)及び底板(6a)の立上げ部(7)に形成された第1切欠き部(8a)に夫々当接してろう付固定されていることを特徴とする熱交換器。
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| JP2023045316A JP2023045316A (ja) | 2023-04-03 |
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