JP7689923B2 - チエノピリジノン化合物 - Google Patents
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Description
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NRy、S(=O)2、又はC1~4アルキルであり;
Ryは、水素又はC1~4アルキルであり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
Dは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
a)1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したベンゼン環;
b)0、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したピリジン環;
c)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したピリミジン環;
d)0、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したピロール環;
e)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したピラゾール環;
f)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したイミダゾール環;
g)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したオキサゾール環;
h)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したイソオキサゾール環;
i)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したチアゾール環;
j)0、1、又は2個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したイソチアゾール環;
k)0、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したチオフェン環;
l)0、1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員環に縮合したフラン環;
m)1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員の芳香環に縮合したシクロヘキシル環;及び
n)1、2、又は3個の環ヘテロ原子を含む5又は6員の芳香環に縮合したシクロペンチル環。
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NRy、S(=O)2、又はC1~4アルキルであり;
Ryは、水素又はC1~4アルキルであり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル、又はフェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有する3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
Dは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NRy、S(=O)2、又はC1~4アルキルであり;
Ryは、水素又はC1~4アルキルであり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
D1は、ピペラジン-1-イルであり、前記ピペラジン-1-イルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、置換基は、式(I-A)の化合物について上記で定義された通りである]
のようなS立体中心を有する、本明細書において上記で定義された式(I-A)の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NRy、S(=O)2、又はC1~4アルキルであり;
Ryは、水素又はC1~4アルキルであり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
D2は、モルホリン-1-イルであり、前記モルホリン-1-イルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、置換基は、式(I-B)の化合物について上記で定義された通りである]
のようなS立体中心を有する、本明細書において上記で定義された式(I-B)の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NRy、S(=O)2、又はC1~4アルキルであり;
Ryは、水素又はC1~4アルキルであり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
D3は、4、5、6、又は7員の単環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、置換基は、式(I-C)の化合物について上記で定義された通りである]
のようなS立体中心を有する、本明細書において上記で定義された式(I-C)の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CH、CRa、又はNを表し、但し、A1、A2、及びA3のうちの最大2つは、CRaを表し得;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、ヒドロキシル、若しくはC1~4アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC3~6シクロアルキルを形成し;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロ、C1~6アルコキシ、カルボキシル、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノ、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各Rbは、独立して、水素、C1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、C1~6アルコキシ、C1~6アルキルオキシカルボニル、C2~6アルケニル、C2~6アルキニル、シアノC1~6アルキル、ヒドロキシC1~6アルキル、-C(=O)-NH2、-C(=O)-NH(C1~4アルキル)、-C(=O)-N(C1~4アルキル)2、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC3~6シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC1~6アルキルであり;
Dは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、オキソ、ハロ、C1~6アルキル、C1~6アルキルオキシ、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、ハロC1~6アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C1~6アルキル-、-C(=O)-O-C1~6アルキルで置換されているC1~6アルキル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC1~6アルキル、C1~6アルキル-C(=O)-、-SO2-C1~6アルキル、C3~6シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、シアノ、ハロ、C1~6アルコキシ、ハロC1~6アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC1~6アルキル、ハロC1~6アルキル、オキソ、-SO2-NH2、-SO2-NH(C1~4アルキル)、-SO2-N(C1~4アルキル)2、-NH-C(=O)-C2~6アルケニル、-C(=O)-C1~6アルキル、-C(=O)-C2~6アルケニル、C1~6アルキル-O-C(=O)-、C3~6シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
[式中、置換基は、式(I-D)の化合物について上記で定義された通りである]
のようなS立体中心を有する、本明細書において上記で定義された式(I-D)の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物を提供する。
は、-CH2(C1~4アルキル)(特に-CH2CH3又は-CH2CH2CH3)を表す。
は、-CH(C1~4アルキル)2(特に-CH(CH3)2)を表す。
は、-CH2-(C1~4アルコキシ)(特に-CH2-OCH3)を表す。
は、-シクロプロピルを表す。
-CH2-C(=O)-O-CH2-CH3;C1~6アルキル-O-C(=O)-、例えば-C(=O)-O-CH3から選択される。
A1、A2、及びA3はそれぞれ、CHを表すか;又はA1及びA3は、CHを表し、A2は、Nを表すか;又はA1、A2、及びA3のうちの少なくとも1つは、CRaを表すか;又はA1は、CRaを表し、A2及びA3は、CHを表すか;又はA2は、CRaを表し、A1及びA3は、CHを表すか;又はA3は、Nを表し、A1及びA2は、CHを表し;特に、A1及びA3は、CHを表し、A2は、Nを表すか、又はA3は、Nを表し、A1及びA2は、CHを表し;
C1は、水素又はC1~4アルキル、特に、水素又はメチルであり;
C2は、水素、又はC1~4アルキル、又はC1~4アルコキシ、特に、水素、メチル、又はメトキシであり;
Yは、直接的結合、-O-、又はC(=O)であり;特に、Yは、直接的結合であり;
各Raは、独立して、C1~6アルキル、例えばメチル、ハロC1~6アルキル、例えばトリフルオロメチル、ハロ、例えばフルオロ、又はC1~6アルコキシ、例えばメトキシであり;
各Rbは、独立して、水素又はC1~6アルキル、特に、C1~4アルキル、例えばメチル又はエチルであり;特に、各Rbは、水素であり;
Dは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む4、5、又は6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特に、Dは、ピペラジニル、モルホリニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、又はアゼチジニルであり、ここで、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特に、Dは、ピペラジニル又はモルホリニルであり、ここで、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており、特に、Rcは、C1~4アルキル、例えばメチルであり;
各Rcは、独立して、オキソ;C1~6アルキル、例えばメチル;ハロ、例えばフルオロ;C1~6アルコキシ、例えばメトキシ;又はハロC1~6アルキル、例えばトリフルオロメチル又はトリフルオロエチルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5又は6員の芳香族単環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個のR置換基で置換されており;特に、Bは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリルであり;特に、Bは、ピリミジニルであり;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、例えば、メチル若しくはイソプロピル、C1~6アルコキシ、例えばメトキシ、又はC3~6シクロアルキル、例えばシクロプロピルである。
A1、A2、及びA3はそれぞれ、独立して、CHを表すか;又はA1及びA3は、CHを表し、A2は、Nを表すか;又はA1、A2、及びA3のうちの少なくとも1つは、CRaを表すか;又はA1は、CRaを表し、A2及びA3は、CHを表すか;又はA2は、CRaを表し、A1及びA3は、CHを表すか;又はA3は、Nを表し、A1及びA2は、CHを表し;特に、A1及びA3は、CHを表し、A2は、Nを表すか、又はA3は、Nを表し、A1及びA2は、CHを表し;
C1は、水素又はC1~4アルキル、特に、水素又はメチルであり;
C2は、水素、又はC1~4アルキル、又はC1~4アルコキシ、例えば、水素、メチル、又はメトキシ;特に、水素又はC1~4アルキル、例えば、水素又はメチルであり;
Yは、直接的結合、-O-、又はC(=O)であり;特に、直接的結合又はC(=O);より特定すると直接的結合であり、
各Raは、独立して、C1~6アルキル、例えばメチル、ハロC1~6アルキル、例えばトリフルオロメチル、ハロ、例えばフルオロ、又はC1~6アルコキシ、例えばメトキシ;特に、水素、ハロゲン、ハロ、又はC1~6アルキルであり;
各Rbは、水素であり;
D又はD3は、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む4、5、又は6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特に、Dは、ピペラジニル、モルホリニル、ピペリジニル、テトラヒドロピラニル、ピロリジニル、又はアゼチジニルであり、ここで、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特に、Dは、任意選択的に置換されているピペラジニル、モルホリニル、又はピロリジニルであり、特に、Dは、任意選択的に置換されているピペラジニル又はモルホリニルであり;
各Rcは、独立して、オキソ;C1~6アルキル、例えばメチル、ハロ、例えばフルオロ、C1~6アルコキシ、例えばメトキシ;又はハロC1~6アルキル、例えばトリフルオロメチル又はトリフルオロエチル;特に、C1~6アルキル、例えばメチルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5又は6員の芳香族単環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個のR置換基で置換されており;特に、Bは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリルであり;特に、Bは、置換ピリミジニルであり;
各Rは、独立して、C1~6アルキル、例えば、メチル又はイソプロピル、C1~6アルコキシ、例えばメトキシ、又はC3~6シクロアルキル、例えばシクロプロピルである。
A1及びA3は、CHを表し、A2は、Nを表すか、又はA3は、Nを表し、A1及びA2は、CHを表し;
C1は、水素又はC1~4アルキルであり、特に、水素又はメチルであり;
C2は、水素、又はC1~4アルキル、又はC1~4アルコキシであり、特に、水素、メチル、又はメトキシであり;
Yは、直接的結合であり;
各Rbは、水素であり;
Dは、N又はOから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特にDは、ピペラジニル又はモルホリニルであり、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており;特にDは、任意選択的に置換されているピペラジニル、又は任意選択的に置換されているモルホリニルであり、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基、例えば1個又は2個のC1~4アルキル、例えば1個又は2個のメチルで置換されており;
Bは、1個又は2個のNヘテロ原子を含む6員の芳香族単環式ヘテロシクリルであり;特にBは、ピリジル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラゾリル、チアゾリル、オキサゾリルであり;特にBは、非置換ピリミジニルである。
本項においては、本願の他の全項と同様に、別途文脈が示さない限り、式(I)への言及はまた、本明細書において定義されている全ての他の下位群及びその例(例えば、(I-a)、(I-A)、(I-A-a)、(I-B)、(I-B-a)、(I-C)、(I-C-a)、(I-D)、又は(I-D-a))も含む。
1:好適な温度(例えば室温)での、好適な保護試薬H-P(例えば4-メトキシベンアルデヒド)、及び好適な還元剤(例えばNaBH4)、好適な酸(例えばトリフルオロ酢酸)、及び好適な溶媒(例えば酢酸エチル)の存在下;
2:a)好適な温度(例えば室温)での、メチルマロニルクロリド、好適な還元剤(例えば水素化ナトリウム)、及び好適な溶媒(例えばN,N-ジメチルホルムアミド)の存在下;並びにb)好適な温度(例えば110℃)での、ナトリウムメトキシドの存在下;
3:好適な温度(例えば室温又は15℃)での、好適な溶媒(例えばN,N-ジメチルホルムアミド及びジクロロメタン)の存在下での好適な脱離基導入剤(例えば塩化オキサリル又は塩化ホスホリル)の存在下;
4:好適な温度(例えば-78℃)での、好適な還元剤(例えば水素化ジイソブチルアルミニウム)、及び好適な溶媒(例えばテトラヒドロフラン又はジクロロメタン)の存在下;
5:好適な温度(例えば70℃)での、フェニルメタンアミン、好適な塩基(例えばジイソプロピルエチルアミン)、及び好適な溶媒(例えばアセトニトリル)の存在下;
6:好適な温度(例えば50℃)での、好適な溶媒(例えばアルコール、例えばメタノール)中での好適な還元剤(例えばH2)及び好適な触媒(例えば炭上パラジウム)の存在下;
7:好適な温度(例えば20℃又は25℃)での、好適な酸化剤(例えばFeCl3)、及び好適な溶媒(例えば1,4-ジオキサン)の存在下;
8:好適な温度(例えば、20℃、60℃、80℃、又は85℃)での、好適な脱保護剤(例えばトリフルオロメタンスルホン酸)、及び好適な溶媒(例えばトリフルオロ酢酸)の存在下;
9:好適な温度(例えば、35℃、40℃、60℃、85℃、又は110℃)での、好適な塩基(例えば、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、重炭酸カリウム、又は重炭酸ナトリウム)、好適な相間移動触媒(例えば、ヨウ化テトラブチルアンモニウム、又は18-クラウン-6)、及び好適な溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、N,N-ジメチルアセトアミド、又はエタノール等のアルコール)の存在下。
1:好適な温度(例えば60℃)での、好適な溶媒(例えばテトラヒドロフラン)中での好適な触媒(例えばトリス(ジベンジリデンアセトン)-ジパラジウム(0))、好適なリガンド(例えば(2-ビフェニル)ジ-tert-ブチルホスフィン)、好適な塩基(例えばナトリウム-tert-ブトキシド)の存在下;
2:好適な温度(例えば室温)での、好適な溶媒(例えばジオキサン)中での好適な還元剤(例えばH2)、好適な触媒(例えばラネーニッケル)の存在下。
1:好適な温度(例えば110℃)での、好適な塩基(例えばN,N-ジイソプロピルエチルアミン)、及び好適な溶媒(例えば、n-ブタノール等のアルコール)の存在下;
2:好適な溶媒(例えば、メタノール等のアルコール)中での好適な還元剤(例えばH2)、好適な触媒(例えば炭上パラジウム)、及び好適な温度(例えば30℃)の存在下。
スキーム5の反応を、好適な触媒(例えば、Pd2(dba)3等のパラジウム触媒)、好適なリガンド(例えばPCy3(トリシクロヘキシルホスフィン))、好適な塩基(例えばK3PO4(リン酸三カリウム))、及び好適な溶媒(例えばジオキサン及び水)の存在下で実施する。
1:好適な温度(例えば70℃)での、好適な溶媒(例えば、エタノール等のアルコール)の存在下;
2:好適な温度(例えば80℃)での、好適な塩基(例えばNaHCO3)、好適な溶媒(例えばジメチルホルムアミド)の存在下。
1:好適な温度(例えば135℃)での、アニリン、好適な保護基導入剤(例えばトリメトキシメタン)、好適な溶媒(例えばエチレングリコール)の存在下;
2:好適な温度(例えば60℃)での、好適なクロロ導入剤(例えばホスホリルトリクロライド)、及び好適な溶媒(例えばN,N-ジメチルホルムアミド)の存在下;
3:好適な温度(例えば110℃)での、好適な酸化剤(例えばFeCl3)、及び好適な溶媒(例えば1,4-ジオキサン)の存在下。
(i)好適な塩基(例えば、N,N-ジイソプロピルエチルアミン、重炭酸カリウム、若しくは重炭酸ナトリウム)、好適な相間移動触媒(例えば、ヨウ化テトラブチルアンモニウム若しくは18-クラウン-6)、及び好適な溶媒(例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、N,N-ジメチルアセトアミド、若しくはエタノール等のアルコール)の存在下で、式(XI)
[式中、W1は、好適な脱離基(例えば、クロロ等のハロ)を表す]の中間体と、式(XII)
の中間体とを反応させること;又は
(ii)好適な触媒(例えば、Pd2(dba)3等のパラジウム触媒)、好適なリガンド(例えばdavephos(2-ジシクロヘキシルホスフィノ-2’-(N,N-ジメチルアミノ)ビフェニル))、好適な塩基(例えばLiHMDS(リチウムビス(トリメチルシリル)アミド))、及び好適な溶媒(例えばテトラヒドロフラン)の存在下で、式(XVI)
[式中、W4は、好適な脱離基(例えば、ブロモ等のハロ)を表す]の中間体と、式
の中間体とを反応させること;又は
(iii)好適な触媒(例えば、Pd2(dba)3等のパラジウム触媒)、好適なリガンド(例えばPCy3(トリシクロヘキシルホスフィン))、好適な塩基(例えばK3PO4リン酸三カリウム))、及び好適な溶媒(例えばジオキサン及び水)の存在下で、式(XVI)
[式中、W4は、好適な脱離基(例えば、ブロモ等のハロ)を表す]の中間体と、式
の中間体とを反応させることであり、可変要素は、本明細書で定義されている通りである、反応させること、並びに、任意選択的に、その後に、式(I)のある化合物を式(I)の別の化合物に変換することを含む方法である。
本項においては、本願の他の全項と同様に、別途文脈が示さない限り、式(I)への言及は、本明細書において定義されている全ての他の下位群、選択物、実施形態、及び実施例への言及を含む。
中の*で示されるキラル中心がS配置を有する化合物は、対応するR配置よりも高い生物活性を示すことが見出された。特定の立体異性体が同定される場合、これは、前記立体異性体が他の立体異性体を実質的に含まないこと、即ち、他の立体異性体を、50%未満、好ましくは20%未満、より好ましくは10%未満、より一層好ましくは5%未満、特に2%未満、最も好ましくは1%未満しか伴わないことを意味する。そのため、式(I)の化合物が例えば(S)と特定される場合、これは、この化合物が(R)異性体を実質的に含まないことを意味し、式(I)の化合物が例えばEと特定される場合、これは、この化合物がZ異性体を実質的に含まないことを意味し、式(I)の化合物が例えばシスと特定される場合、これは、この化合物がトランス異性体を実質的に含まないことを意味する。
プロテインチロシンキナーゼ(PTK)
本明細書で説明されている本発明の化合物は、特定のチロシンキナーゼの活性を阻害するか又は調節し、そのため、この化合物は、これらのチロシンキナーゼ、特にFGFRにより媒介される病状又は病態の処置又は予防、特に処置に有用であろう。
プロテインチロシンキナーゼ(PTK)受容体の線維芽細胞増殖因子(FGF)ファミリは、有糸分裂誘発、創傷治癒、細胞分化及び血管新生、並びに発生を含む多種多様な生理機能を制御する。正常と悪性の両方の細胞成長並びに増殖は、自己分泌及び傍分泌因子として作用する細胞外シグナル伝達分子であるFGFの局所濃度の変化の影響を受ける。自己分泌FGFシグナル伝達は、ステロイドホルモン依存性癌のホルモン非依存性状態への進行において特に重要になり得る。FGF及びその受容体は、いくつかの組織及び細胞株で増加したレベルで発現され、過剰発現は悪性表現型の一因であると考えられている。さらに、いくつかの発癌遺伝子は、成長因子受容体をコードする遺伝子のホモログであり、ヒト膵臓癌においてFGF依存性シグナル伝達の異常な活性化の可能性がある(Knights et al.,Pharmacology and Therapeutics 2010 125:1(105-117);Korc M.et al Current Cancer Drug Targets 2009 9:5(639-651))。
本発明の化合物及びその下位群は、線維芽細胞成長因子受容体(FGFR)阻害又は調節活性を有し、本明細書で説明されている病状又は病態の予防又は処置、特に処置に有用であろう。加えて、本発明の化合物及びその下位群は、キナーゼにより媒介される疾患又は病態の予防又は処置、特に処置に有用であろう。癌等の病状又は病態の予防(preventing)又は予防(prophylaxis)又は処置への言及は、その範囲内に、癌の発生率を緩和させるか又は減少させることを含む。
- FGFRキナーゼにより媒介される病状又は病態の予防又は処置、特に処置の方法であって、それを必要とする対象に、本明細書で定義されている式(I)の化合物を投与することを含む方法。
本明細書において上記で示されているように、薬剤耐性キナーゼ変異は、キナーゼ阻害剤により処置される患者集団に起こり得る。これは、一部が、療法に使用される特定の阻害剤に結合するか又はこの阻害剤と相互作用するタンパク質の領域で起こる。そのような変異は、阻害剤が、問題とするキナーゼに結合して阻害する能力を減少させるか、又は増加させる。これは、阻害剤と相互作用するか又は前記阻害剤の標的への結合を支持するのに重要なアミノ酸残基のいずれでも起こり得る。変異したアミノ酸残基との相互作用を必要とすることなく標的キナーゼに結合する阻害剤は、恐らく変異による影響を受けず、酵素の効果的な阻害剤のままであるだろう。
式(I)の化合物の投与の前に、患者をスクリーニングして、この患者が罹患しているか又は罹患し得る疾患又は病態が、FGFR、特に点変異を有するFGFR、特に、例えばFGFR3 V555L、FGFR3 V555M、FGFR1 V561M、及びFGFR2 V564I、特に、FGFR3 V555L及びFGFR3 V555M等のFGFRゲートキーパー変異に対する活性を有する化合物による処置に感受性があるであろうものであるかどうかを決定し得る。一実施形態では、癌は、FGFRゲートキーパー変異、特に、ゲートキーパー変異FGFR1、FGFR2、又はFGFR3、例えば、FGFR3 V555L、FGFR3 V555M、FGFR1 V561M、及びFGFR2 V564I、特に、FGFR3 V555L及びFGFR3 V555Mに加えて、1種又は複数種の他のFGFR異常、例えば、1種若しくは複数種のFGFR変異、又は1種若しくは複数種のFGFR転座、例えば、本明細書で定義されているものを有する。
有用な薬理的性質を考慮すると、本主題の化合物を、投与目的のために種々の医薬形態に製剤化し得る。
- アミホスチン、カルボプラチン、又はオキサリプラチンと任意選択的に組み合わせた、白金配位化合物、例えばシスプラチン;
- タキサン化合物、例えば、パクリタキセル、パクリタキセルタンパク質結合粒子(Abraxane(商標))、又はドセタキセル;
- カンプトテシン化合物等のトポイソメラーゼI阻害剤、例えばイリノテカン、SN-38、トポテカン、トポテカンhcl;
- 抗腫瘍性エピポドフィロトキシン又はポドフィロトキシン誘導体等のトポイソメラーゼII阻害剤、例えば、エトポシド、リン酸エトポシド、又はテニポシド;
- 抗腫瘍性ビンカアルカロイド、例えば、ビンブラスチン、ビンクリスチン、又はビノレルビン;
- 抗腫瘍性ヌクレオシド誘導体、例えば、5-フルオロウラシル、ロイコボリン、ゲムシタビン、ゲムシタビンhcl、カペシタビン、クラドリビン、フルダラビン、ネララビン;
- ナイトロジェンマスタード又はニトロソウレア等のアルキル化剤、例えば、メスナ、ピポブロマン、プロカルバジン、ストレプトゾシン、テロゾロミド、ウラシルと任意選択的に組み合わせたシクロホスファミド、クロランブシル、カルムスチン、チオテパ、メファラン(メルファラン)、ロムスチン、アルトレタミン、ブスルファン、ダカルバジン、エストラムスチン、イホスファミド;
- 抗腫瘍性アントラサイクリン誘導体、例えば、ダウノルビシン、任意選択的にデクスラゾキサンと組み合わせたドキソルビシン、ドキシル、イダルビシン、ミトキサントロン、エピルビシン、エピルビシンhcl、バルルビシン;
- IGF-1受容体を標的とする分子、例えばピクロポドフィリン;
- テトラカルシン誘導体、例えばテトロカルシンA;
- 糖質コルチコイド、例えばプレドニゾン;
- 抗体、例えば、トラスツズマブ(HER2抗体)、リツキシマブ(CD20抗体)、ゲムツズマブ、ゲムツズマブオゾガマイシン、セツキシマブ、ペルツズマブ、ベバシズマブ、アレムツズマブ、エクリズマブ、イブリツモマブチウキセタン、ノフェツモマブ、パニツムマブ、トシツモマブ、CNTO328;
- エストロゲン受容体アンタゴニスト、又は選択的エストロゲン受容体調節剤、又はエストロゲン合成の阻害剤、例えば、タモキシフェン、フルベストラント、トレミフェン、ドロロキシフェン、フェソロデックス、ラロキシフェン、又はレトロゾール;
- エキセメスタン、アナストロゾール、レトラゾール、テストラクトン、及びボロゾール等のアロマターゼ阻害剤;
- レチノイド、ビタミンD、又はレチノイン酸等の分化剤、及びレチノイン酸代謝遮断剤(RAMBA)、例えばアキュテイン;
- DNAメチルトランスフェラーゼ阻害剤、例えば、アザシチジン又はデシタビン;
- 抗葉酸剤、例えばペメトレキセド二ナトリウム;
- 抗生物質、例えば、アンチノマイシンD、ブレオマイシン、マイトマイシンC、ダクチノマイシン、カルミノマイシン、ダウノマイシン、レバミソール、プリカマイシン、ミトラマイシン;
- 代謝拮抗薬、例えば、クロファラビン、アミノプテリン、シトシンアラビノシド又はメトトレキサート、アザシチジン、シタラビン、フロクスウリジン、ペントスタチン、チオグアニン;
- Bcl-2阻害剤等のアポトーシス誘導剤及び抗血管新生薬、例えば、YC137、BH312、ABT737、ゴシポール、HA14-1、TW37、又はデカン酸;
- チューブリン結合剤、例えば、コンブレスタチン、コルヒチン、又はノコダゾール;
- キナーゼ阻害剤(例えば、EGFR(上皮成長因子受容体)阻害剤、MTKI(マルチターゲットキナーゼ阻害剤)、mTOR阻害剤、cmet阻害剤)、例えば、フラボペリドール(flavoperidol)、イマチニブメシル酸塩、エルロチニブ、ゲフィチニブ、ダサチニブ、ラパチニブ、ラパチニブトシル酸塩、ソラフェニブ、スニチニブ、スニチニブマレイン酸塩、テンシロリムス、6-{ジフルオロ[6-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)[1,2,4]トリアゾロ[4,3-b]ピリダジン-3-イル]メチル}キノリン又はその薬学的に許容される塩、6-[ジフルオロ(6-ピリジン-4-イル[1,2,4]トリアゾロ[4,3-b]ピリダジン-3-イル)メチル]キノリン又はその薬学的に許容される塩;
- ファルネシルトランスフェラーゼ阻害剤、例えばチピファルニブ;
- ヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤、例えば、酪酸ナトリウム、スベロイルアニリドヒドロキサミド酸(SAHA)、デプシペプチド(FR 901228)、NVP-LAQ824、R306465、JNJ26481585、トリコスタチンA、ボリノスタット;
- ユビキチン-プロテアソーム経路の阻害剤、例えば、PS-341、MLN.41、又はボルテゾミブ;
- ヨンデリス;
- テロメラーゼ阻害剤、例えばテロメスタチン;
- マトリックスメタロプロテイナーゼ阻害剤、例えば、バチマスタット、マリマスタット、プリノスタット、又はメタスタット。
- 組換えインターロイキン、例えば、アルデスロイキン、デニロイキンディフチトクス、インターフェロンアルファ2a、インターフェロンアルファ2b、ペグインターフェロンアルファ2b
- MAPK阻害剤
- レチノイド、例えば、アリトレチノイン、ベキサロテン、トレチノイン;
- 三酸化ヒ素
- アスパラギナーゼ
- ステロイド類、例えば、プロピオン酸ドロモスタノロン、酢酸メゲストロール、ナンドロロン(ドカノエート、フェンプロピオネート)、デキサメタゾン
- ゴナドトロピン放出ホルモン作動薬又は拮抗薬、例えば、アバレリックス、酢酸ゴセレリン、酢酸ヒストレリン、酢酸リュープロリド
- サリドマイド、レナリドマイド
- メルカプトプリン、ミトタン、パミドロネート、ペガデマーゼ、ペグアスパラガーゼ、ラスブリカーゼ
- BH3模倣体、例えばABT-737
- MEK阻害剤、例えば、PD98059、AZD6244、CI-1040
- コロニー刺激因子類似体、例えば、フィルグラスチム、ペグフィルグラスチム、サルグラモスチム;エリスロポエチン又はその類似体(例えばダルベポエチンアルファ);インターロイキン11;オプレルベキン;ゾレドロネート、ゾレドロン酸;フェンタニル;ビスホスホネート;パリフェルミン。
- ステロイド性シトクロムP450 17アルファ-ヒドロキシラーゼ-17,20-リアーゼ阻害剤(CYP17)、例えば、アビラテロン、酢酸アビラテロン
- PD-1とPD-L1との間の相互作用をブロックする抗体。
a)中間体1の調製
7-ヒドロキシチエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
中間体1を、Journal of Chemical Research,Miniprint,1980,#1p.113-126で説明されているように合成した。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)7.94(d,J=5.3Hz,1H),7.12(d,J=5.5Hz,1H),6.00(s,1H).
6-((フェニルアミノ)メチレン)チエノ[3,2-b]ピリジン-5,7(4H,6H)-ジオン
撹拌子、中間体1(7-ヒドロキシチエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン)(65.0g,389mmol)、及びエチレングリコール(600mL)を、1L丸底フラスコに入れた。得られた混合物を135℃で撹拌し、トリメトキシメタン(61.9g,583mmol)及びアニリン(36.2g,389mmol)で一度に処理した。得られた混合物を、16時間にわたり135℃で撹拌した。この混合物を25℃まで冷却し、ろ別した。ろ過ケーキを、エタノール(100mL)で洗浄した。この固体を50℃で乾燥させて、黄色固体として中間体2(52.0g,純度97.9%,収率48.4%)を得た。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)13.48(d,J=13.2Hz,0.6H),12.80(d,J=13.7Hz,0.4H),11.46(s,0.4H),11.32(s,0.6H),8.84-8.75(m,1H),7.96-7.90(m,1H),7.53-7.47(m,2H),7.46-7.38(m,2H),7.27-7.20(m,1H),6.95-6.88(m,1H)
7-クロロ-5-オキソ-4,5-ジヒドロチエノ[3,2-b]ピリジン-6-カルバルデヒド
撹拌子、中間体2(6-((フェニルアミノ)メチレン)チエノ[3,2-b]ピリジン-5,7(4H,6H)-ジオン)(52.0g,192mmol)、三塩化ホスホリル(52.7g,344mmol)、及び乾燥N,N-ジメチルホルムアミド(800mL)を、2L丸底フラスコに入れた。得られた混合物を、18時間にわたり60℃で撹拌した。この混合物を氷水に注ぎ、黄色固体が析出し、この混合物を1時間にわたり25℃で撹拌した。この黄色固体をろ別により集めて、黄色固体として中間体3(33.0g,純度95.6%,収率76.8%)を得た。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)13.13-12.58(m,1H),10.23-10.14(m,1H),8.25(d,J=5.3Hz,1H),7.07(d,J=5.3Hz,1H)
7-クロロ-6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
撹拌子、中間体3(7-クロロ-5-オキソ-4,5-ジヒドロチエノ[3,2-b]ピリジン-6-カルバルデヒド)(1.00g,4.68mmol)、中間体4(6-モルホリノピリジン-3,4-ジアミン)(1.09g,5.61mmol)、塩化第二鉄(3.04g,18.7mmol)、及び乾燥1,4-ジオキサン(10mL)を、40mLガラス瓶に入れ、1時間にわたり110℃で撹拌した。次いで、この混合物を、飽和重炭酸ナトリウム溶液(20mL)でpH=約9.0に調整し、ろ過し、次いで、ろ液をジクロロメタン(20mL×3回)で抽出した。まとめた有機層を、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗物質を得、この粗物質を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(テトラヒドロフラン:ジクロロメタン=0%~50%)で精製して、黒色粉末として中間体5(900mg,純度86.0%,収率42.6%)を得た。
LCMS(ESI)(基本手順A;方法1):RT=0.79分、C17H14ClN5O2Sの質量計算値387.06、m/z実測値388.1[M+H]+。
6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;(S)-6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;及び(R)-6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
撹拌子、中間体5(7-クロロ-6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン)(400mg,0.887mmol)、中間体6((S)-1-(ピリミジン-2-イル)エタンアミンヒドロクロリド)(213mg,1.33mmol)、重炭酸ナトリウム(224mg,2.67mmol)、ヨウ化テトラブチルアンモニウム(34.5mg,0.093mmol)、水(1mL)、及びクロロホルム(6mL)を、8mLガラス瓶に入れ、12時間にわたり60℃で撹拌した。この混合物を室温まで緩やかに冷却し、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、水(10mL×5回)で抽出し、有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して、化合物1(立体異性体の混合物)を得た。この粗生成物を、分取薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製した。次いで、この生成物を、分取HPLC(カラム:Agela DuraShell 150mm_25mm_5um、移動相A:水(10mM NH4HCO3)、移動相B:アセトニトリル、流速:25mL/分、勾配条件38%B~68%B)でさらに精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この溶液を凍結乾燥させて、生成物を得た。この生成物を、SFC分離(分離条件:OJ(250mm*30mm、10um);移動相:A:超臨界CO2、B:0.1%NH3H2O EtOH、A:B=55:45(80mL/分);カラム温度:38℃;ノズル圧:100Bar;ノズル温度:60℃;エバポレーター温度:20℃;トリマー温度:25℃;波長:220nm)で精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この混合物を凍結乾燥させて、黄色粉末として化合物2(36.4mg,純度100%,収率8.7%)を得、黄色粉末として化合物3(106mg,純度100%,収率25.1%)を得た。
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.58分、C23H22N8O2Sの質量計算値474.16、m/z実測値475.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)δ 13.16(s,0.3H),13.12(s,0.7H),12.69(d,J=7.9Hz,0.3H),12.51(d,J=7.9Hz,0.7H),11.99(s,0.3H),11.96(s,0.7H),8.87-8.82(m,2H),8.59(s,0.3H),8.52(s,0.7H),7.98-7.94(m,1H),7.45-7.39(m,1H),7.03(s,0.7H),7.00-6.97(m,1H),6.90(s,0.3H),5.73-5.63(m,1H),3.80-3.70(m,4H),3.41-3.37(m,4H),1.87-1.78(m,3H).
(R)-6-(6-モルホリノ-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
LC-MS(ESI)(基本手順B、方法1):RT=3.58分、C23H22N8O2Sの質量計算値474.16、m/z実測値475.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)δ 13.26(br.s.,0.2H),13.18(br.s.,0.8H),12.68(d,J=7.7Hz,0.3H),12.51(d,J=7.9Hz,0.7H),11.91(br.s.,1H),8.87-8.82(m,2H),8.59(s,0.3H),8.51(s,0.7H),7.97-7.93(m,1H),7.44-7.40(m,1H),7.02(s,0.7H),7.00-6.96(m,1H),6.89(s,0.3H),5.73-5.64(m,1H),3.79-3.72(m,4H),3.40-3.36(m,4H),1.86-1.79(m,3H).
a)中間体9の調製
2-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-5-ニトロピリジン-4-アミン
撹拌子、中間体7(2-クロロ-5-ニトロピリジン-4-アミン)(1.00g,5.76mmol)、中間体8(cis-2,6-ジメチルモルホリン)(800mg,6.95mmol)、N,N-ジイソプロピルエチルアミン(2.24g,17.3mmol)、及びn-ブタノール(10mL)を、40mLガラス瓶に入れ、16時間にわたり110℃で撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、黄色固体が生じた。この沈殿物をろ別し、エタノール(5mL×3回)で洗浄して、黄色粉末として中間体9(1.50g,純度90.0%,収率92.9%)を得た。
6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)ピリジン-3,4-ジアミン
撹拌子、中間体9(2-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-5-ニトロピリジン-4-アミン)(1.50g,5.95mmol)、及びメタノール(50mL)を水素化ガラス75mLに添加した後、この混合物に、湿ったパラジウム炭素(400mg,水中に50%)を添加し、窒素で3回脱気した後に水素で3回脱気し、次いで、この混合物を、水素(40psi)雰囲気下で2時間にわたり30℃にて撹拌した。この混合物をろ過し、ろ液を減圧下で濃縮して粗生成物を得、この粗生成物を、分取HPLC(カラム:Gemini 150×25 5μ、移動相:水(0.05%NH3.H2O)、移動相B:アセトニトリル、勾配:5%B~35%B)で精製した。純粋な画分を集め、溶媒を真空下で蒸発させた。水層を凍結乾燥させて、褐色粉末として中間体10(800mg、純度95.0%、収率57.5%)を得た。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Bruker)δ=7.32(s,1H),5.95(s,1H),5.29(s,2H),3.76-3.67(m,2H),3.64-3.51(m,4H),2.18-2.07(m,2H),1.12(d,J=6.3Hz,6H)
7-クロロ-6-(6-cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
撹拌子、中間体3(7-クロロ-5-オキソ-4,5-ジヒドロチエノ[3,2-b]ピリジン-6-カルバルデヒド)(579mg,2.71mmol)、中間体10(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)ピリジン-3,4-ジアミン)(620mg,2.79mmol)、及び乾燥1,4-ジオキサン(10mL)を、40mLガラス瓶に入れ、次いで、この反応混合物にFeCl3(888mg,5.48mmol)を添加し、1時間にわたり110℃で撹拌した。この混合物を、飽和重炭酸ナトリウム溶液(20mL)でpH=約9.0に調整し、ろ過した。次いで、ろ液を、ジクロロメタン(20mL×3回)で抽出した。まとめた有機層を、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得、この粗生成物を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(メタノール:ジクロロメタン=0%~5%メタノール)で精製して、黒色粉末として中間体12(220mg,純度80.0%,収率15.6%)を得た。
(rac)-6-(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;(S*)-6-(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;及び(R*)-6-(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
撹拌子、中間体12(7-クロロ-6-(6-cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン)(200mg,0.385mmol)、中間体13((rac)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エタンアミンヒドロクロリド)(72.5mg,0.382mmol)、N,Nジイソプロピルエチルアミン(494mg,3.82mmol)、及びn-ブタノール(5mL)を、40mLガラス瓶に入れ、16時間にわたり110℃で撹拌した。この混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタン(50mL)で希釈し、水(10mL×5回)で抽出した。まとめた有機層を、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得、この粗生成物を、分取薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50 10u、移動相A:水(0.225%TFA)、移動相B:アセトニトリル、流速:22mL/分、勾配条件:18%B~48%B)でさらに精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この混合物を凍結乾燥させて、黄色粉末として化合物6(50.0mg,純度100%,収率24.4%)を得た。
LC-MS(基本手順C、方法1):RT=1.98分;ピーク面積:100%。
(S*)-6-(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.75分、C26H28N8O3Sの質量計算値532.20、m/z実測値533.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Bruker)δ 13.35-13.07(m,1H),12.77(d,J=8.3Hz,0.3H),12.63(d,J=8.3Hz,0.7H),12.17-11.71(m,1H),8.83(d,J=4.8Hz,2H),8.57(s,0.3H),8.46(s,0.7H),7.94-7.86(m,1H),7.45-7.40(m,1H),7.02(s,0.7H),6.98(d,J=5.5Hz,1H),6.81(s,0.3H),5.78-5.68(m,1H),4.26-4.15(m,1H),4.10-4.00(m,3H),3.75-3.65(m,2H),3.43-3.41(m,3H),2.37-2.30(m,2H),1.22-1.15(m,6H).
(R*)-6-(6-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.75分、C26H28N8O3Sの質量計算値532.20、m/z実測値533.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Bruker)δ 13.45-13.12(m,1H),12.76(d,J=7.5Hz,0.3H),12.62(d,J=7.8Hz,0.7H),11.94(br.s.,1H),8.82(d,J=4.8Hz,2H),8.57(s,0.3H),8.45(s,0.7H),7.89(d,J=5.3Hz,1H),7.42(t,J=4.8Hz,1H),7.01(s,0.7H),6.98(d,J=5.3Hz,1H),6.80(s,0.3H),5.79-5.65(m,1H),4.26-4.15(m,1H),4.11-3.99(m,3H),3.75-3.63(m,2H),3.43-3.40(m,3H),2.40-2.30(m,2H),1.21-1.15(m,6H).
6-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
及び化合物5
(S)-6-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)-7-((1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
反応を完了させた後、この混合物を室温まで緩やかに冷却し、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、水(10mL×5回)で抽出し、有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗化合物4(立体異性体の混合物)を得、この粗化合物4を、フラッシュカラムクロマトグラフィー(テトラヒドロフラン:ジクロロメタン=0%~100%テトラヒドロフラン)で精製した。次いで、化合物4を、分取HPLC(カラム:Agela DuraShell 150mm_25mm_5um、移動相A:水(10mM NH4HCO3)、移動相B:アセトニトリル、流速:25mL/分、勾配条件:20% B~50% B)でさらに精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この溶液を凍結乾燥させて粗生成物を得、この粗生成物を、超臨界流体クロマトグラフィー(分離条件:OJ(250mm×30mm、10um);移動相:A:超臨界CO2、B:0.1%NH3H2O EtOH、A:B=65:35(80mL/分);カラム温度:38;ノズル圧:100Bar;ノズル温度:60;エバポレーター温度:20;トリマー温度:25;波長:220nm)で精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。溶液を凍結乾燥させて、黄色粉末として化合物5(55.2mg、純度98.8%、収率8.6%)を得た。
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.05分、C24H25N9OSの質量計算値487.19、m/z実測値488.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)δ13.12(s,0.3H),13.08(s,0.7H),12.70(d,J=7.9Hz,0.3H),12.52(d,J=7.9Hz,0.7H),11.95(br.s.,1H),8.87-8.81(m,2H),8.57(s,0.3H),8.49(s,0.7H),7.98-7.92(m,1H),7.44-7.39(m,1H),7.02-6.96(m,1.7H),6.89-6.85(m,0.3H),5.73-5.63(m,1H),3.45-3.42(m,4H),2.48-2.42(m,4H),2.23(s,3H),1.86-1.79(m,3H).
6-(5-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-7-(((S*)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;(S*)-6-(5-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-7-(((S*)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン;及び(R*)-6-(5-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-7-(((S*)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
反応を完了させた後、混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタン(30mL)で希釈し、水(8mL×5回)で抽出した。まとめた有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物9を得、この粗生成物9を、分取薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール10:1)で精製して、黄色粉末として化合物9(50.0mg,純度99.0%,収率64.4%)を得た。このラセミ生成物を、SFC(分離条件:AD(250mm×30mm、10um);移動相:A:超臨界CO2、B:0.1%NH3H2O MeOH、A:B=55:45(80mL/分);カラム温度:38;ノズル圧:100Bar;ノズル温度:60℃;エバポレーター温度:20℃;トリマー温度:25℃;波長:220nm)で精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この溶液を凍結乾燥させて、黄色粉末として化合物10(9.8mg,純度99.1%,収率19.4%)を得、黄色粉末として化合物11(2.7mg,純度98.8%,収率5.3%)を得た。
(S*)-6-(5-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-7-(((S*)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.94分、C26H28N8O3Sの質量計算値532.20、m/z実測値533.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)δ 13.09(s,0.5H),12.94(s,0.5H),12.69(d,J=8.2Hz,0.5H),12.40(d,J=8.2Hz,0.5H),11.97(br.s.,0.5H),11.85(br.s.,0.5H),8.74(t,J=5.1Hz,2H),7.83(d,J=2.9Hz,0.5H),7.81(d,J=2.9Hz,0.5H),7.78(d,J=8.8Hz,0.5H),7.69(d,J=9.0Hz,0.5H),7.35(t,J=4.9Hz,1H),6.92-6.88(m,1H),6.73-6.66(m,1H),5.70-5.61(m,1H),4.19-4.02(m,3H),4.00-3.93(m,1H),3.65-3.54(m,2H),3.40-3.32(m,3H),2.40-2.28(m,2H),1.14-1.06(m,6H).
(R*)-6-(5-(cis-2,6-ジメチルモルホリノ)-3H-イミダゾ[4,5-b]ピリジン-2-イル)-7-(((R*)-2-メトキシ-1-(ピリミジン-2-イル)エチル)アミノ)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン
LC-MS(ESI)(基本手順B;方法1):RT=3.94分、C26H28N8O3Sの質量計算値532.20、m/z実測値533.0[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Bruker)δ 12.68(d,J=7.3Hz,0.4H),12.40(d,J=7.3Hz,0.6H),8.87-8.75(m,2H),7.91-7.79(m,1.4H),7.77-7.69(m,0.6H),7.42(t,J=4.9Hz,1H),7.02-6.93(m,1H),6.81-6.69(m,1H),5.76-5.69(m,1H),4.25-4.09(m,3H),4.08-4.00(m,1H),3.74-3.59(m,2H),3.42-3.40(m,3H),2.46-2.35(m,2H),1.22-1.14(m,6H).
(S*)-7-((2-メチル-1-(ピリミジン-2-イル)プロピル)アミノ)-6-(6-(4-メチルピペラジン-1-イル)-1H-イミダゾ[4,5-c]ピリジン-2-イル)チエノ[3,2-b]ピリジン-5(4H)-オン 0.6ギ酸塩
反応が完了した後、この混合物を室温まで緩やかに冷却し、ジクロロメタン(20mL)で希釈し、水(10mL×5回)で抽出し、有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過し、減圧下で濃縮して粗生成物を得、この粗生成物を、分取薄層クロマトグラフィー(ジクロロメタン:メタノール=10:1)で精製し、分取HPLC(カラム:Phenomenex Gemini C18 250×50 10u、移動相A:水(10Mm NH4HCO3)、移動相B:アセトニトリル、流速:22mL/分、勾配条件:12% B~42% B)でさらに精製した。純粋な画分を集め、揮発性物質を真空下で除去した。残留物を、アセトニトリル(2mL)と水(10mL)との間で分配した。この混合物を凍結乾燥させて、黄色粉体として化合物12(6.0mg、純度98.5%、収率14.5%)。
LC-MS(ESI)(基本手順B、方法1):RT=3.27分、C26H29N9OSの質量計算値515.22、m/z実測値516.1[M+H]+。
基本手順A:1H NMR(400MHz,DMSO-d6)(Varian)δ 12.83(br.s.,1H),12.75(d,J=8.4Hz,1H),11.36(br.s.,1H),8.79-8.69(m,2H),8.62(br.s.,0.7H),8.54(br.s.,0.3H),8.46(br.s.,0.6H),7.55-7.48(m,1H),7.22-7.11(m,1H),7.03-6.93(m,1H),6.90(br.s.,0.3H),6.71(br.s.,0.7H),5.61-5.53(m,1H),3.77-3.39(m,4H),2.89-2.79(m,4H),2.79-2.71(m,1H),2.63-2.48(m,3H),1.24-1.17(m,6H).
LCMS HPLC
基本手順A
LCMS測定を、脱気装置を備えたクォータナリポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン(別途示されていない限り50℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)、及び下記の各方法において指定されるカラムを含むShimadzu LCMS-2010 EVシリーズシステムを使用して実施した。カラムからの流れを分割して、MSスペクトロメーターに送った。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン源を備えるものであった。0.25秒のサイクル時間を使用して100から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。検出器電圧は1.6kVであり、イオン源温度を250℃で維持した。窒素を、ネブライザーガスとして使用した。データ取得を、LCMSソルーションデータシステムで実施した。
基本手順Aに加えて:0.8mL/分の流速で、Xtimate C18カラム(2.1*30mm、3um)で逆相HPLCを実行した。2種の移動相(移動相A:水(4L)+TFA(1.5mL);移動相B:アセトニトリル(4L)+TFA(0.75mL)を用いて、勾配条件(6分で90%A、10%Bから20%A、80%Bへ、次いで0.5分にわたりこの条件を保持、0.01分で90%A及び10%Bへ、次いで0.49分にわたり90%A、10Bで再平衡)を実行した。0.1~20μLの注入容積を使用した。コーン電圧は、正イオン化モードの場合には70Vであった。
LC測定を、脱気装置、バイナリポンプ、オートサンプラー、カラムヒーター、ダイオードアレイ検出器(DAD)、及び下記の各方法において指定されるカラムを含むAgilent 1200 HPLCシステムを使用して実施した。DADからの流れを分割して、MSスペクトロメーター(Agilent 6110又は6140)及びELSDに送った。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン源を備えるものであった。ネブライザーガスとして、窒素を使用した。乾燥ガス温度を、350℃で維持した。キャピラリ電圧は、正イオン化モードでは2.5Vであり、負イオン化モードでは3.0Vであった。質量スペクトルを、ステップサイズ0.1で100から1000まで走査することにより取得した。サイクルタイムは、0.89秒/サイクルである。データ取得を、Chemstation B.04.03で実施した。
基本手順Bに加えて:逆相HPLCを、0.8ml/分の流速で、Agilent TC-C18カラム(5μm、2.1×50mm)で実行した。2種の移動相(移動相A:水+0.1% TFA;移動相B:アセトニトリル+0.05% TFA)を使用した。100%Aを1分間保持し、100%Aから40%Aへの勾配を4分間適用し、2.5分間で40%Aから15%Aへ低下させた。次いで、2分間で100%Aに戻し、0.5分間保持した。ポスト時間は0.5分である。オーブン温度は、50℃であった。注入容積は2μLである。(MS極性:正)
HPLC測定を、脱気装置を備えたクォータナリポンプ、オートサンプラー、カラムオーブン(別途示されていない限り50℃に設定)、ダイオードアレイ検出器(DAD)、及び下記の各方法において指定されるカラムを含むAgilent1200シリーズシステムを使用して実施した。カラムからの流れを分割して、MSスペクトロメーターに送った。MS検出器は、エレクトロスプレーイオン源を備えるものであった。0.52秒のサイクル時間を使用して100から1000まで走査することにより、質量スペクトルを取得した。キャピラリーニードル電圧は2.5kVであり、イオン源温度を350℃で維持した。窒素を、ネブライザーガスとして使用した。データ取得を、LC/MSD ChemStationデータシステムで実施した。
基本手順Cに加えて:0.8mL/分の流速で、Xbridge Shield RP-18カラム(5um、2.1*50mm)で逆相HPLCを実行した。2種の移動相(移動相A:水(1L)+NH3H2O(0.5mL);移動相B:アセトニトリル)を用いて、勾配条件(6分で90%A、10%Bから20%A、80%Bへ、次いで0.5分にわたりこの条件を保持、0.01分で90%A及び10%Bへ、次いで0.49分にわたり90%A、10Bで再平衡)を実行した。0.1~20μLの注入容積を使用した。コーン電圧は、正イオン化モードの場合には70Vであった。
NMRに関する基本手順A
NMR実験を、周囲温度で、内部重水素ロックを使用し、Bruker Avance III 400の場合はBBO 400 MHzプローブヘッドを装備して、Varian 400の場合はVarian 400 ASW PFG 4nuc(1H、13C、19F、31P)プローブヘッドを装備した、Bruker Avance III 400及びVarian 400分光計を使用して実施した。化学シフト(δ)は、百万分率(ppm)で報告される。
生物学的アッセイ
FGFR3野生型移動度シフトアッセイ(酵素アッセイ)
25μLの最終反応体積で、0.04ng/μLのヒトFGFR3野生型酵素(Carna Biosciencesからの細胞質ドメイン)を、75μM ATP、1μM FL-ペプチド30基質、及び250nLの試験用化合物(1%DMSO最終)と共にアッセイバッファー(100mM HEPES pH7.4、10mM MgCl2、0.003% Brij35、1mM DTT)中でインキュベートした。30℃で50分間のインキュベーションの後に、10μLの0.5M EDTA pH8.0で反応を停止させ、次いで25μLの反応混合物を、リーディングプレートに移し、キャリパーEZリーダーIIで測定した。基質-生成物変換率は、正規化の生データとして使用され、濃度反応曲線(10μMから始まる4倍連続希釈での10用量点)を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
25μLの最終反応体積で、0.04ng/μLのヒトFGFR3 V555M酵素(Carna Biosciencesからの、V555M変異を保有する細胞質ドメイン)を、30μM ATP、1μM FL-ペプチド30基質、及び250nLの試験用化合物(1%DMSO最終)と共にアッセイバッファー(100mM HEPES pH7.4、10mM MgCl2、0.003% Brij35、1mM DTT)中でインキュベートした。30℃で45分間のインキュベーションの後に、10μLの0.5M EDTA pH8.0で反応を停止させ、次いで25μLの反応混合物を、リーディングプレートに移し、キャリパーEZリーダーIIで測定した。基質-生成物変換率は、正規化の生データとして使用され、濃度反応曲線(10μMから始まる4倍連続希釈での10用量点)を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
25μLの最終反応体積で、0.04ng/μLのヒトFGFR3 V555L酵素(Carna Biosciencesからの、V555L変異を保有する細胞質ドメイン)を、40μM ATP、1μM FL-ペプチド30基質、及び250nLの試験用化合物(1%DMSO最終)と共にアッセイバッファー(100mM HEPES pH7.4、10mM MgCl2、0.003% Brij35、1mM DTT)中でインキュベートした。30℃で50分間のインキュベーションの後に、10μLの0.5M EDTA pH8.0で反応を停止させ、次いで25μLの反応混合物を、リーディングプレートに移し、キャリパーEZリーダーIIで測定した。基質-生成物変換率は、正規化の生データとして使用され、濃度反応曲線(10μMから始まる4倍連続希釈での10用量点)を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
1日目に、90μLの細胞懸濁液(FGFR3 WT-TACC3融合タンパク質を過剰発現するNIH/3T3細胞)(増殖培地(1%Glutamax、10%FBS、及び1%Pen/Strepを含むDMEM)中の1ウェル当たり合計30,000個の細胞)を、96ウェルプレートに播き、次いで37℃及び5%CO2で一晩インキュベートした。2日目に、試験用化合物の10倍原液を含む10μLの増殖培地を、細胞培養(10μMから始まる4倍連続希釈での9用量点、0.1%DMSO最終)中に添加した。37℃及び5%CO2で72時間インキュベーションした後、5日目に、体積50μLのCellTiter Glo(CTG)試薬を、細胞を入れた96-ウェルプレート中に添加し、このプレートを室温で10分間インキュベートした後、発光検出モジュールを有するマイクロプレートリーダーで、RLU(相対発光量)を測定した。RLU値を生存%まで正規化し、濃度反応曲線を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
1日目に、90μLの細胞懸濁液(FGFR3 V555M-TACC3融合タンパク質を過剰発現するNIH/3T3細胞)(増殖培地(1%Glutamax、10%FBS、及び1%Pen/Strepを含むDMEM)中の1ウェル当たり合計30,000個の細胞)を、96ウェルプレートに播き、次いで37℃及び5%CO2で一晩インキュベートした。2日目に、試験用化合物の10倍原液を含む10μLの増殖培地を、細胞培養(10μMから始まる4倍連続希釈での9用量点、0.1%DMSO最終)中に添加した。37℃及び5%CO2で72時間インキュベーションした後、5日目に、体積50μLのCellTiter Glo(CTG)試薬を、細胞を入れた96-ウェルプレート中に添加し、このプレートを室温で10分間インキュベートした後、発光検出モジュールを有するマイクロプレートリーダーで、RLU(相対発光量)を測定した。RLU値を生存%まで正規化し、濃度反応曲線を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
1日目に、90μLの細胞懸濁液(上記の2つの増殖アッセイと同じコントロールベクターをトランスフェクトしたNIH/3T3細胞)(増殖培地(1%Glutamax、10%FBS、及び1%Pen/Strepを含むDMEM)中の1ウェル当たり合計30,000個の細胞)を、96ウェルプレートに播き、次いで37℃及び5%CO2で一晩インキュベートした。2日目に、試験用化合物の10倍原液を含む10μLの増殖培地を、細胞培養(30μMから始まる3倍連続希釈での9用量点、0.3%DMSO最終)中に添加した。37℃及び5%CO2で72時間インキュベーションした後、5日目に、体積50μLのCellTiter Glo(CTG)試薬を、細胞を入れた96-ウェルプレート中に添加し、プレートを室温で10分間インキュベートした後、発光検出モジュールを有するマイクロプレートリーダーで、RLU(相対発光量)を測定した。RLU値を生存%まで正規化し、濃度反応曲線を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。このアッセイは、NIH/3T3 FGFR WT/V555M-TACC3細胞増殖アッセイに関するカウンターアッセイとして機能し、オフターゲット効果によって引き起こされる試験用化合物の一般的な毒性を示す。
50μLの細胞懸濁液(FGFR3 WT-TACC3融合タンパク質を過剰発現するNIH/3T3細胞)(増殖培地(1%Glutamax、10%FBS、及び1%Pen/Strepを含むDMEM)中の1ウェル当たり合計10,000個の細胞)を、384ウェルプレートに播いた。37℃及び5%CO2で一晩インキュベーションした後、10倍の試験用化合物を含む5.5μLの増殖培地を、細胞培養(10μMから始まる4倍連続希釈での10用量点、0.1%DMSO最終)中に添加した。37℃及び5%CO2で1時間インキュベーションした後、培地は使い果たされ、AlphaLISA SureFire Ultra p-ERK1/2(Thr202/Tyr204)アッセイキット(PerkinElmerから)を、キット説明書に従って、phospho-ERKレベル検出について適用した。RFU(相対蛍光単位)をEnVisionマイクロプレートリーダー(ex.680nm,em.615nm)で測定し、濃度反応曲線を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
50μLの細胞懸濁液(FGFR3 V555M-TACC3融合タンパク質を過剰発現するNIH/3T3細胞)(増殖培地(1%Glutamax、10%FBS、及び1%Pen/Strepを含むDMEM)中の1ウェル当たり合計10,000個の細胞)を、384ウェルプレートに播いた。37℃及び5%CO2で一晩インキュベーションした後、10倍の試験用化合物を含む5.5μLの増殖培地を、細胞培養(10μMから始まる4倍連続希釈での10用量点、0.1%DMSO最終)中に添加した。37℃及び5%CO2で1時間インキュベーションした後、培地は使い果たされ、AlphaLISA SureFire Ultra p-ERK1/2(Thr202/Tyr204)アッセイキット(PerkinElmerから)を、キット説明書に従って、phospho-ERKレベル検出について適用した。RFU(相対蛍光単位)をEnVisionマイクロプレートリーダー(ex.680nm,em.615nm)で測定し、濃度反応曲線を、Prismを使用してプロットし、IC50(M)、pIC50(-logIC50)、及びHillSlope値を計算した。
また、本発明は以下を提供する。
[1]
式(I):
[式中、
A 1 、A 2 、及びA 3 はそれぞれ、独立して、CH、CR a 、又はNを表し、但し、A 1 、A 2 、及びA 3 のうちの最大2つは、CR a を表し得;
C1は、水素若しくはC 1~4 アルキルであり;
C2は、水素、C 1~4 アルキル、ヒドロキシル、若しくはC 1~4 アルコキシであるか;
又はC1及びC2は一緒に、それらが結合している炭素原子と共にC 3~6 シクロアルキルを形成し;
Yは、直接的結合、-O-、C(=O)、NR y 、S(=O) 2 、又はC 1~4 アルキルであり;
R y は、水素又はC 1~4 アルキルであり;
各R a は、独立して、C 1~6 アルキル、ハロC 1~6 アルキル、ハロ、C 1~6 アルコキシ、カルボキシル、C 1~6 アルキルオキシカルボニル、C 2~6 アルケニル、C 2~6 アルキニル、シアノ、シアノC 1~6 アルキル、ヒドロキシC 1~6 アルキル、-C(=O)-NH 2 、-C(=O)-NH(C 1~4 アルキル)、-C(=O)-N(C 1~4 アルキル) 2 、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり;
各R b は、独立して、水素、C 1~6 アルキル、ハロC 1~6 アルキル、C 1~6 アルコキシ、C 1~6 アルキルオキシカルボニル、C 2~6 アルケニル、C 2~6 アルキニル、シアノC 1~6 アルキル、ヒドロキシC 1~6 アルキル、-C(=O)-NH 2 、-C(=O)-NH(C 1~4 アルキル)、-C(=O)-N(C 1~4 アルキル) 2 、C 3~6 シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリル、又はC 3~6 シクロアルキル又はフェニル又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルで置換されているC 1~6 アルキルであり;
Dは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のR c 置換基で置換されており;
各R c は、独立して、オキソ、ハロ、C 1~6 アルキル、C 1~6 アルキルオキシ、ヒドロキシC 1~6 アルキル、ハロC 1~6 アルキル、ハロC 1~6 アルキルオキシ、カルボキシル、HOOC-C 1~6 アルキル-、-C(=O)-O-C 1~6 アルキルで置換されているC 1~6 アルキル、C 1~6 アルキル-O-C(=O)-、シアノ、シアノC 1~6 アルキル、C 1~6 アルキル-C(=O)-、-SO 2 -C 1~6 アルキル、C 3~6 シクロアルキル、フェニル、N、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式飽和ヘテロシクリル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5若しくは6員の単環式芳香族ヘテロシクリルであり;
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~12員のカルボシクリル又は3~12員のヘテロシクリルであり、前記カルボシクリル及びヘテロシクリルはそれぞれ、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されており;
各Rは、独立して、C 1~6 アルキル、シアノ、ハロ、C 1~6 アルコキシ、ハロC 1~6 アルコキシ、ヒドロキシル、ヒドロキシC 1~6 アルキル、ハロC 1~6 アルキル、オキソ、-SO 2 -NH 2 、-SO 2 -NH(C 1~4 アルキル)、-SO 2 -N(C 1~4 アルキル) 2 、-NH-C(=O)-C 2~6 アルケニル、-C(=O)-C 1~6 アルキル、-C(=O)-C 2~6 アルケニル、C 1~6 アルキル-O-C(=O)-、C 3~6 シクロアルキル、フェニル、又はN、O、若しくはSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む3~6員の単環式ヘテロシクリルである]
の化合物であって、その任意の互変異性体形態及び立体化学的異性体形態を含む化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物。
[2]
下記式(I-a)
を有する、[1]に記載の化合物。
[3]
Dは、ピペラジン-1-イルであり、前記ピペラジン-1-イルは、任意選択的に、1~5個のR c 置換基で置換されている、[1]又は[2]に記載の化合物。
[4]
Dは、モルホリン-1-イルであり、前記モルホリン-1-イルは、任意選択的に、1~5個のR c 置換基で置換されている、[1]又は[2]に記載の化合物。
[5]
Dは、4、5、6、又は7員の単環式ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のR c 置換基で置換されている、[1]又は[2]に記載の化合物。
[6]
A2は、Nを表し、且つA 1 及びA 3 はそれぞれ、CHを表す、[1]~[5]のいずれか一項に記載の化合物。
[7]
A 3 は、Nを表し、且つA 1 及びA 2 はそれぞれ、CHを表す、[1]~[5]のいずれか一項に記載の化合物。
[8]
Yは、直接的結合である、[1]~[7]のいずれか一項に記載の化合物。
[9]
C 1 は、水素であり、C 2 は、C 1~4 アルコキシである、[1]~[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[10]
C 1 及びC 2 は、C 1~4 アルキルである、[1]~[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[11]
C 1 及びC 2 は、水素である、[1]~[8]のいずれか一項に記載の化合物。
[12]
各R b は、水素である、[1]~[11]のいずれか一項に記載の化合物。
[13]
Dは、任意選択的に、1個又は2個のR c 置換基で置換されており、各R c は、独立して、オキソ;C 1~6 アルキル、例えばメチル;ハロ、例えばフルオロ;C 1~6 アルコキシ、例えばメトキシ;及びハロC 1~6 アルキル、例えばトリフルオロメチル又はトリフルオロエチルから選択される、[1]~[12]のいずれか一項に記載の化合物。
[14]
各R c は、C 1~6 アルキルであり、例えばメチルである、[13]に記載の化合物。
[15]
Dは置換されていない、[1]~[14]のいずれか一項に記載の化合物。
[16]
Bは、N、O、又はSから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む5又は6員のヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~5個のR置換基で置換されている、[1]~[15]のいずれか一項に記載の化合物。
[17]
Bは、芳香族ヘテロシクリルである、[16]に記載の化合物。
[18]
A 1 及びA 3 は、CHを表し、且つA 2 は、Nを表すか、又はA 3 は、Nを表し、且つA 1 及びA 2 は、CHを表し;
C1は、水素又はC 1~4 アルキルであり、特に水素又はメチルであり;
C2は、水素、又はC 1~4 アルキル、又はC 1~4 アルコキシであり、特に水素、メチル、又はメトキシであり;
Yは、直接結合であり;
各R b は、水素であり;
Dは、N又はOから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1個又は2個のR c 置換基で置換されており;特にDは、ピペラジニル又はモルホリニルであり、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のR c 置換基で置換されており;特にDは、任意選択的に置換されているピペラジニル又は任意選択的に置換されているモルホリニルであり、前記環系は、任意選択的に、1個又は2個のR c 置換基、例えば1個又は2個のC 1~4 アルキル、例えば1個又は2個のメチルで置換されており;
Bは、1個又は2個のNヘテロ原子を含む6員の芳香族単環式ヘテロシクリルであり;特にBは、非置換のピリミジニルである、
[1]又は[2]に記載の化合物。
[19]
前記化合物は、
から選択される、[1]に記載の化合物、又はその薬学的に許容される塩若しくはその溶媒和物。
[20]
[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
[21]
治療での使用のための、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物。
[22]
FGFRキナーゼにより媒介される病状又は病態の予防又は処置での使用のための、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物。
[23]
癌の予防又は処置での使用のための、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物。
[24]
癌の処置での使用のための、[23]に記載の使用のための化合物。
[25]
前記癌は、FGFR3 V555Mを有する癌である、[24]に記載の使用のための化合物。
[26]
FGFRキナーゼにより媒介される病状又は病態の予防又は処置のための医薬品の製造のための、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物の使用。
[27]
癌の予防又は処置のための医薬品の製造のための、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物の使用。
[28]
癌の処置のための、[27]に記載の化合物の使用。
[29]
前記癌は、FGFR3 V555Mを有する癌である、[28]に記載の化合物の使用。
[30]
FGFRキナーゼにより媒介される病状又は病態の予防又は処置の方法であって、それを必要とする対象に、[1]~[19]のいずれか一項に記載の化合物を投与することを含む方法。
Claims (15)
- 式(I):
[式中、
A2は、Nを表し、且つA1及びA3はそれぞれ、CHを表すか、又は、A3は、Nを表し、且つA1及びA2はそれぞれ、CHを表し;
C1は、水素若しくはC1~4アルキルであり;
C2は、水素、C1~4アルキル、若しくはC1~4アルコキシであり;
Yは、直接的結合であり;
各Rbは、独立して、水素であり;
Dは、N、又はOから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含む6員の単環式飽和ヘテロシクリルであり、前記ヘテロシクリルは、任意選択的に、1~2個のRc置換基で置換されており;
各Rcは、独立して、C 1~6アルキルであり;
Bは、1個又は2個のNヘテロ原子を含む6員の芳香族単環式ヘテロシクリルである]
の化合物、その互変異性体、その立体化学的異性体、その薬学的に許容される塩又はその溶媒和物。 - 前記化合物は、下記式(I-a)
を有する、請求項1に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。 - Dは、ピペラジン-1-イルであり、前記ピペラジン-1-イルは、任意選択的に、1~2個のRc置換基で置換されている、請求項1又は2に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- Dは、モルホリン-1-イルであり、前記モルホリン-1-イルは、任意選択的に、1~2個のRc置換基で置換されている、請求項1又は2に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- A2は、Nを表し、且つA1及びA3はそれぞれ、CHを表す、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- A3は、Nを表し、且つA1及びA2はそれぞれ、CHを表す、請求項1~4のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- C1は、水素であり、C2は、C1~4アルコキシである、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- C1及びC2は、C1~4アルキルである、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- C1及びC2は、水素である、請求項1~6のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- Dは置換されていない、請求項1~9のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- Dは、ピペラジニル又はモルホリニルであり、前記ピペラジニル又はモルホリニルは、任意選択的に、1個又は2個のRc置換基で置換されており、Bは、非置換のピリミジニルである、請求項1~10のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。
- 前記化合物は、
から選択される、請求項1に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物。 - 請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物と、薬学的に許容される担体とを含む医薬組成物。
- 癌の処置での使用のための、請求項13に記載の医薬組成物であって、前記癌は、FGFR3 V555Mを有する癌である、医薬組成物。
- 癌の処置のための医薬品の製造のための、請求項1~12のいずれか一項に記載の化合物、互変異性体、立体化学的異性体、薬学的に許容される塩又は溶媒和物の使用であって、前記癌は、FGFR3 V555Mを有する癌である、使用。
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