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JP7690484B2 - 内視鏡 - Google Patents
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JP7690484B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は内視鏡に係り、特に挿入部の先端側に処置具の導出方向を変更する起立台を備える内視鏡に関する。
内視鏡では、操作部に設けられた処置具導入口から各種の処置具を導入し、この処置具を、挿入部の先端部に開口した処置具導出口から外部に導出して処置に用いている。例えば、十二指腸鏡ではガイドワイヤ又は造影チューブ等の処置具が使用される。超音波内視鏡では穿刺針等の処置具が使用される。その他の直視鏡及び斜視鏡においては鉗子又はスネア等の処置具が使用される。このような処置具は、被検体内の所望の位置を処置するために先端部において導出方向を変更する必要がある。このため、先端部の先端部本体には、処置具の導出方向を変更する起立台が設けられる。内視鏡には、起立台の姿勢を起立位置と倒伏位置との間で変位させる処置具起立機構が設けられる。
特許文献1に開示された内視鏡は、作業チャンネルの先端側に起立台を有する。起立台は、ワイヤによってピボット軸の周りを回転するので、医療器具を正確に手術領域に向けることができる。ワイヤの基端側は、コレットに挿通され、次いで、ナットを回転させることでコレットが締め付けられ、コレットがワイヤを固定する。
米国特許出願公開第2007/0099500号明細書
しかしながら、特許文献1に開示された内視鏡は、コレットとナットとが別部品で構成され、複数の部材でワイヤを固定する。そのため、ワイヤをコレットに挿通し、コレットをナットに押し込んで回転させる必要がある。そのため、ワイヤを固定するための操作が煩雑になる懸念がある。
また、コレットチャックの場合、締め付け具合によって固定力が十分に発揮されなかったり、ワイヤ固定端が中途半端な位置(例えば、ワイヤ固定端の掴みしろがほとんどない状態)でコレットに掴まれたりする可能性があり、上記の状態で固定されてしまうと、起立操作時にワイヤがコレットから外れてしまう虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、起立操作ワイヤをワイヤ固定機構に簡単な操作で確実に固定することができる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡は、上記の課題を解決するために、操作部材が設けられた操作部と、操作部の先端側に設けられ、被検体内に挿入される挿入部と、挿入部の先端部に設けられた処置具起立台と、先端側が処置具起立台に連結され、操作部材の動作に応じて押し引きされることにより処置具起立台を動作させる起立操作ワイヤと、起立操作ワイヤの基端側を固定するワイヤ固定機構と、を備え、操作部は、操作部材の操作に連動して動作するリンク部材を有し、ワイヤ固定機構は、起立操作ワイヤの基端側を着脱自在に係止して固定するワイヤキャッチと、ワイヤキャッチを起立操作ワイヤのワイヤ軸方向に案内するキャッチガイドと、操作部材の操作に連動して動作することにより、ワイヤキャッチをワイヤ軸方向に進退移動させる摺動レバーであって、リンク部材に着脱自在に連結可能なレバー連結部を有し、リンク部材とレバー連結部との連結が解除された場合に回転操作が可能な摺動レバーと、を有し、起立操作ワイヤは、長尺なワイヤ本体の基端側に位置し、ワイヤ本体よりも大きな外形に形成される被係止部を有し、ワイヤキャッチは、被係止部を挿通して係止可能な係止孔を有し、ワイヤ固定機構は、係止孔に対する被係止部の挿通を、ワイヤ固定機構を操作部に装着することによって可能とし、且つ、係止孔に対する被係止部の係止と、被係止部と係止孔との係止状態の固定と、レバー連結部とリンク部材との連結とを、摺動レバーを回転操作することによって可能とするように構成した。
本発明の一形態によれば、ワイヤ固定機構は、レバー連結部とリンク部材との連結解除と、被係止部と係止孔との係止状態の固定解除と、係止孔に対する被係止部の係止解除とを、摺動レバーを回転操作とは逆方向に逆回転操作することによって可能とし、係止孔に対する被係止部の挿通解除を、ワイヤ固定機構を操作部から脱着させることによって可能とするように構成することが好ましい。
本発明の一形態によれば、摺動レバーの回転操作は、摺動レバーをワイヤ軸方向に平行な第1方向を中心とした第1回転方向の一方側に回転させる第1回転操作と、第1回転操作が行われた後に摺動レバーを第1方向に直交する第2方向を中心とした第2回転方向の一方側に回転させる第2回転操作と、を含み、第1回転操作と第2回転操作との組み合わせにより、係止孔に対する被係止部の係止と、被係止部と係止孔との係止状態の固定と、レバー連結部とリンク部材との連結と、が実行されることが好ましい。
本発明の一形態によれば、摺動レバーの逆回転操作は、摺動レバーを第2回転方向の一方側とは反対側の他方側に回転させる第3回転操作と、第3回転操作が行われた後に摺動レバーを第1回転方向の一方側とは反対側の他方側に回転させる第4回転操作と、を含み、第3回転操作と第4回転操作との組み合わせにより、レバー連結部とリンク部材との連結解除と、被係止部と係止孔との係止状態の固定解除と、係止孔に対する被係止部の係止解除と、が実行されることが好ましい。
本発明の一形態によれば、ワイヤキャッチは、係止孔に挿通された被係止部と係止孔との係止状態を固定する固定部材を有し、固定部材は、被係止部と係止孔との係止状態を固定する固定位置と、被係止部と係止孔との係止状態の固定を解除する解除位置との間で移動可能であり、ワイヤ固定機構は、固定部材の固定位置への移動を第2回転操作によって可能とし、固定部材の解除位置への移動を第3回転操作によって可能とするように構成することが好ましい。
本発明の一形態によれば、ワイヤキャッチは、係止孔が形成されたキャッチ本体を有し、固定部材は第2回転操作に連動してワイヤ軸方向に移動可能であり、第2回転操作が行われた場合に、固定部材が固定位置に移動して固定部材により被係止部と係止孔との係止状態が固定され、さらに係止状態の固定が維持された状態で固定部材とキャッチ本体とが一体にワイヤ軸方向の基端側に移動して、起立操作ワイヤを引っ張り上げることが好ましい。
本発明の一形態によれば、キャッチガイドは、ワイヤ軸方向に延びるキャッチガイド溝を有し、キャッチ本体は、キャッチガイド溝に係合案内されるキャッチ本体軸と、キャッチガイド溝と重なる位置に設けられワイヤ軸方向に延びるキャッチ本体溝と、を有し、固定部材は、キャッチ本体溝に挿入され、且つ、キャッチ本体溝に沿って進退自在に移動する固定部材軸を有し、摺動レバーは、キャッチ本体軸に回転自在に連結されるレバー軸受孔と、固定部材軸が摺動自在に係合されるカム溝と、を有し、カム溝は、直線状の第1カム溝部と曲線状の第2カム溝部とが連続した形状を有し、第1カム溝部はキャッチ本体と固定部材との相対距離を変化させ、第2カム溝部はキャッチ本体と固定部材との相対距離を維持することが好ましい。
本発明の一形態によれば、摺動レバーは、第1レバー当接部を有し、キャッチガイドは、第1レバー当接部が当接可能な第1規制面を有し、第1規制面は、固定部材軸が第1カム溝部に存在する場合に第1レバー当接部に当接して摺動レバーの動きを規制することにより、キャッチ本体軸を中心とした摺動レバーの回転を可能とし、キャッチ本体と固定部材との相対距離を変化させることが好ましい。
本発明の一形態によれば、第1規制面は、キャッチ本体軸を中心にした円弧状の面により構成されることが好ましい。
本発明の一形態によれば、摺動レバーは、第1レバー当接部とは異なる位置に第2レバー当接部を有し、キャッチガイドは、第1規制面による摺動レバーに対する規制が解除された場合に第2レバー当接部に当接可能な第2規制面を有し、第2規制面は、固定部材軸がカム溝の第2カム溝部に存在する場合に第2レバー当接部に当接して摺動レバーの動きを規制することにより、第2レバー当接部を第2規制面に沿って移動させつつ第2レバー当接部を中心とした摺動レバーの回転を可能とし、キャッチ本体と固定部材とを一体に移動させることが好ましい。
本発明の一形態によれば、係止孔は、被係止部を挿通可能な大きさの第1孔と、ワイヤ本体の外形よりも大きく、且つ、被係止部の外形よりも小さい大きさの第2孔とが連続した開口形状を有することが好ましい。
本発明の一形態によれば、ワイヤキャッチは、起立操作ワイヤから偏心した回転軸を中心に回転自在に構成され、係止孔は、回転軸から偏心した位置に設けられ、且つ、回転軸を中心にした回転軌跡に沿って第1孔と第2孔とが連続して形成されることが好ましい。
本発明の一形態によれば、挿入部の先端部に設けられた先端部本体と、先端部本体に着脱自在な先端キャップであり、且つ、先端部本体への装着時に先端部本体に係止可能な装着用の係止部が設けられた先端キャップと、を備え、キャッチガイドは、端部にキャップを備え、キャップは、先端キャップ取り外し治具を含んで構成され、先端キャップ取り外し治具は、キャップに設けられ、一端に開口部を備える収容空間部と、キャップに設けられた係止解除部と、キャップに設けられた保持部と、を備え、収容空間部に対して先端キャップが収容された場合に、係止解除部が先端部本体に対する係止部の係止が解除された係止解除状態になり、且つ、保持部が先端キャップに保持された保持状態になることにより、キャップと一体となって先端キャップを先端部本体から引き抜き可能であることが好ましい。
本発明によれば、起立操作ワイヤをワイヤ固定機構に簡単な操作で確実に固定することができる。
内視鏡を備えた内視鏡システムの構成図 図1に示した内視鏡の先端部の分解斜視図 操作部本体の基端部分を拡大して示した斜視図 操作部本体の基端部分を拡大して示した斜視図 ワイヤ固定機構の実施形態を操作部本体に装着する説明図 ワイヤ固定機構の実施形態を操作部本体に装着する説明図 ワイヤ固定機構の実施形態を操作部本体に装着する説明図 実施形態のワイヤ固定機構を操作部本体に装着する説明図 摺動レバーを起立操作レバーに連結する説明図 摺動レバーが起立操作レバーに連結された操作部本体の正面図 起立操作レバーが起立操作位置に位置している操作部本体の正面図 ワイヤ固定機構の正面図 図12に示したワイヤ固定機構からキャップを取り外した要部斜視図 摺動レバーの構成を示した要部斜視図 図13に示したワイヤ固定機構を操作部本体に装着する斜視図 図15のXVI-XVI線に沿ったワイヤ固定機構の断面図 係止孔から被係止部が突出した状態を示した説明図 係止孔からワイヤが突出した状態を示した説明図 ワイヤが第2孔に係止された状態を示した説明図 図19の状態におけるワイヤキャッチの正面図 ワイヤ固定機構が操作部本体に装着された状態を示した正面図 レバー連結動作が開始された状態を示した正面図 レバー連結動作の途中で被係止部が凹部に係合された状態を示した説明図 レバー連結動作の前半が終了した状態を示した正面図 図24の状態におけるワイヤ固定機構の断面図 レバー連結動作の後半が開始された状態を示した正面図 レバー連結動作が終了した状態を示した正面図 ワイヤ固定範囲と駆動範囲とを示した説明図 ワイヤ固定機構をキャップの側から見た斜視図 中心軸に平行で、係止解除部と保持部とを通過する平面で切断した、先端キャップ取外し治具を含むキャップの断面図 先端部の分解斜視図 図31とは異なる角度から見た、先端部の分解斜視図 処置具起立台及び操作ワイヤが取り外されている先端キャップの斜視図 操作ワイヤが取り外されている先端キャップを基端側から見た斜視図 壁部材の拡大図で基端側から見た斜視図 先端キャップを先端部本体に装着する前の状態を示す図 壁部材の係止部が基端壁部のストッパ部に係止する直前の状態を示す図 図37の状態の先端キャップと先端部本体とをZ(+)方向から見た図 壁部材の係止部が基端壁部のストッパ部に係止された状態を示す図 図39の状態の先端キャップと先端部本体とをZ(+)方向から見た図 先端キャップ取外し治具による先端キャップの取り外し手順を説明するための斜視図 先端キャップ取外し治具による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図 先端キャップ取外し治具による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図 先端キャップ取外し治具による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図 先端キャップ取外し治具による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図 先端キャップ取外し治具に設けられた規制部を説明するための図 先端キャップ取外し治具の挿入方向と規制部との関係を説明するための図 規制部の機能を説明するための図 先端キャップ取外し治具の別の実施形態による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図 先端キャップ取外し治具のさらに別の実施形態による先端キャップの取り外し手順を説明するための断面図
以下、添付図面に従って本発明の内視鏡の好ましい実施形態について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る内視鏡10を備えた内視鏡システム12の構成図である。内視鏡システム12は、内視鏡10、内視鏡用プロセッサ装置14及びディスプレイ18を備えている。
内視鏡10は、起立操作レバー20が設けられた手元操作部22と、手元操作部22の先端側に設けられて被検体内に挿入される挿入部24と、を備える。この手元操作部22は、本発明の操作部として機能する。
挿入部24は、基端部から先端部に向かう長軸方向Axを有し、基端側から先端側に向かって順に軟性部26と、湾曲部28と、先端部30とを備えている。先端部30の詳細な構成については後述するが、まず、先端部30の概略構成について説明する。
図2は、先端部30を拡大して示した分解斜視図である。ここで、実施形態の内視鏡10(図1参照)は、例えば十二指腸鏡として用いられる側視内視鏡であり、図2の先端部30は側視内視鏡の構成を有している。
図2に示すように、先端部30は、先端部本体32に先端キャップ34を装着することにより構成される。先端キャップ34には、処置具誘導面36Aを有する処置具起立台36(以下、起立台36と称する。)が設けられており、起立台36が倒伏位置に位置された状態が示されている。
図2では、先端部30の他、内視鏡10(図1参照)の挿入部24の内部に配設される各種の内容物が示されている。すなわち、図2では、処置具(不図示)の先端部を先端部本体32に導く処置具チャンネル37と、先端部本体32から導出される処置具の先端部の導出方向を変更する操作を行うための起立操作ワイヤ38(以下、ワイヤ38と称する。)と、密着バネで構成されてワイヤ38が挿通されるワイヤチャンネル40と、送気送水チューブ42と、ケーブル挿通チャンネル44と、が示されている。また、光源装置15(図1参照)から供給される照明光を先端部本体32に導くライトガイドの挿通チャンネル45、及び湾曲部28(図1参照)を湾曲操作するためのアングルワイヤ(不図示)等の内容物も挿入部24の内部に配設される。
なお、本明細書では、3軸方向(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向)の三次元直交座標系を用いて説明する。すなわち、手元操作部22から先端部30を見て、起立台36によって処置具(不図示)が導出される方向を上方向とした場合に、上方向をZ(+)方向とし、その反対方向である下方向をZ(-)方向とする。また、そのときにおける右方向をX(+)方向とし、左方向をX(-)方向とする。また、そのときにおける前方向(挿入部24の長軸方向Axの方向の先端側の方向)をY(+)方向とし、後方向(挿入部24の長軸方向Axの方向の基端側の方向)をY(-)方向とする。なお、Y(+)方向とY(-)方向を包含するY軸方向は、挿入部24の長軸方向Axの方向とワイヤ38のワイヤ軸方向と平行である。また、Y(+)方向はワイヤ軸方向の先端側を指し、Y(-)方向はワイヤ軸方向の基端側を指す。また、Z軸方向は長軸方向Axと直交する方向であり、X軸方向はY軸方向とZ軸方向とにそれぞれ直交する方向である。
図1に戻り、手元操作部22は、全体として略円筒形状に構成されている。手元操作部22は、起立操作レバー20が設けられた操作部本体46と、操作部本体46に連接された把持部48とを有する。把持部48は、内視鏡10の操作時に術者によって把持される部分であり、把持部48の先端側に挿入部24の基端部が折れ止め管50を介して連結されている。
操作部本体46には、ユニバーサルケーブル52の基端部が連結され、ユニバーサルケーブル52の先端部には、コネクタ装置54が設けられる。コネクタ装置54は、内視鏡用プロセッサ装置14に接続される。
内視鏡用プロセッサ装置14は、光源装置15と、画像処理装置16とを備えている。光源装置15には、コネクタ装置54が接続されるプロセッサ側コネクタ15Aが備えられている。また、画像処理装置16には、画像処理装置16にて画像処理された画像を表示するディスプレイ18が接続されている。この内視鏡システム12は、内視鏡10と内視鏡用プロセッサ装置14との間で、コネクタ装置54とプロセッサ側コネクタ15Aとから構成されるコネクタ部を介して、電力及び光信号等を非接触で伝送する構成を備えている。これにより、光源装置15からの光は、光ファイバケーブル(不図示)を介して伝送されて、先端部30の先端面に設けられた照明窓74(図2参照)から照射される。また、観察窓76(図2参照)から取り込まれた光を撮像素子で撮像して変換した光信号は、画像処理装置16によって画像処置されてディスプレイ18に画像として表示される。
操作部本体46には、送気送水ボタン57と吸引ボタン59とが並設されている。送気送水ボタン57は、2段階操作可能なボタンであり、1段目の操作によって送気送水ノズル58(図2参照)に送気送水チューブ42を介してエアを供給することができ、2段目の操作によって送気送水ノズル58に送気送水チューブ42を介して水を供給できる。また、吸引ボタン59を操作すると、処置具導出口60(図2)から処置具チャンネル37を介して血液等の体液を吸引できる。
操作部本体46には、湾曲部28を湾曲操作する一対のアングルノブ62、62が配置される。一対のアングルノブ62、62は、同軸上で回転自在に設けられる。アングルノブ62、62と湾曲部28とは、例えば4本のアングルワイヤ(不図示)が連結されており、アングルノブ62、62の回転操作によって、これらのアングルワイヤが押し引き操作されることにより湾曲部28が上下左右に湾曲される。
操作部本体46には、アングルノブ62、62と同軸上に起立操作レバー20が回転自在に設けられる。起立操作レバー20は、把持部48を把持する術者の手によって回転操作される。この起立操作レバー20は、本発明の操作部材として機能する。
操作部本体46の外部には、本発明のワイヤ固定機構の実施形態であるワイヤ固定機構78が設けられる。このワイヤ固定機構78は、摺動レバー80と固定ユニット82とを有し、後述するようにワイヤ38(図2参照)の基端側を固定するための構成を備えている。摺動レバー80は、一端が起立操作レバー20側に着脱自在に連結されており、起立操作レバー20の回転操作に連動して移動(摺動)する。また、摺動レバー80の他端には、上記の固定ユニット82が設けられる。この固定ユニット82は、操作部本体46に装着されて、この固定ユニット82にワイヤ38の基端側が固定される。これにより、起立操作レバー20とワイヤ38とが、ワイヤ固定機構78を介して連結される。なお、ワイヤ固定機構78については後述する。
図1に示すように、手元操作部22の把持部48は、処置具を導入する処置具導入口64を備える。処置具導入口64から先端部を先頭にして導入された処置具(不図示)は、図2に示した処置具チャンネル37に挿通されて、処置具導出口60から外部に導出される。処置具としては、先端部に生体組織を採取可能なカップを有する生検鉗子、EST(Endoscopic Sphincterotomy:内視鏡的乳頭切開術)用ナイフ又は造影チューブ等の処置具を例示できる。
次に、図2に示した先端部30の構造について説明する。
まず、先端部本体32について説明する。
先端部本体32は、Z(+)方向側から見て略L字形状に形成されており、基端壁部65と隔壁68とを備える。隔壁68は、例えば、耐食性を有する金属材料で構成されており、Y(+)方向に向けて突設される。先端部本体32に先端キャップ34が装着されることにより、隔壁68と先端キャップ34とによって起立台収容空間66が画定される。先端部本体32には貫通孔61が形成され、貫通孔61にワイヤ38が挿通される。図2は分解斜視図であるので、先端部本体32に先端キャップ34を装着した後に形成される起立台収容空間66を、先端キャップ34に図示している。
隔壁68のZ(+)側の上面68Aには、照明窓74と観察窓76とがY方向に隣接して配設されている。照明窓74は、Z(+)方向の視野領域に照明光を照射可能であり、観察窓76は、Z(+)方向の視野領域を観察可能である。なお、先端部本体32には、観察窓76に向けて送気送水ノズル58が設けられており、観察窓76は、送気送水ノズル58から噴射されるエアと水とによって洗浄される。
次に、先端キャップ34について説明する。
先端キャップ34は、弾性力のある材質、例えばゴム材料又は樹脂材料によって構成される。樹脂材料としては、ポリサルフォン又はポリカーボネート等を例示できる。
先端キャップ34は、先端側が封止され、且つ、略筒状に形成された本体部34Bを備え、本体部34Bの一部には略矩形状の開口部34Aが形成されている。開口部34Aは、Z(+)方向に向けて開口される。先端面部34Dは、本体部34Bと連結され、先端キャップ34のY(+)方向の先端側に設けられる。先端面部34Dは、先端部本体32のY(+)方向側の先端面を覆う。先端面部34Dと本体部34Bとにより、先端キャップ34は全体として略有底筒形状となる。
先端キャップ34は、その内部に起立台36を回転自在に支持する軸受34Cが設けられている。この軸受34Cは、Z(+)方向に高さを有し、且つ、Y(+)方向に延びる板状体として構成されている。
起立台36は、X方向に沿った回転軸36Bを有しており、この回転軸36Bが軸受34Cの貫通孔(不図示)に回転自在に支持される。これにより、起立台36は、回転軸36Bを中心に回転されて倒伏位置(図2参照)と起立位置との間でその姿勢が変更される。
起立台36には、ワイヤ38の先端部が連結される。ワイヤ38は、起立台36の先端側であって回転軸36Bが形成される側と反対側で、且つ、処置具誘導面36Aに隣接した位置に連結されている。
このように構成された先端キャップ34は、起立台36が予め取り付けられたタイプのものであり、また、ワイヤ38も起立台36に予め連結されている。本例の先端キャップ34は、内視鏡10の処置が終了すると、先端部本体32から取り外されて、起立台36及びワイヤ38と共に、例えば、ディスポーザブルとして廃棄される。なお、起立台36は、先端キャップ34ではなく先端部本体32に取り付けられていてもよい。
以下、図1に示した実施形態のワイヤ固定機構78について説明する。ワイヤ固定機構78は、既述したように摺動レバー80と固定ユニット82とを有している。
まず、図3から図8を参照して、固定ユニット82を操作部本体46に装着するための構成とその手順について説明する。図3から図8は、それぞれ操作部本体46の基端側の部分を拡大して示した斜視図である。
図3に示すように、操作部本体46の基端面46Aには、ワイヤ38の基端側を導出するための導出口23が形成された円筒状の接続部25が設けられる。この接続部25は、基端面46AからY(-)方向に突設され、その導出口23からワイヤ38の基端側がY(-)方向に突出されている。なお、ワイヤ38は、接続部25の軸心25Aに対して偏心した位置から突出されている。
ワイヤ38は、長尺なワイヤ本体38Aと、ワイヤ本体38Aの基端側に位置し、ワイヤ本体38Aよりも大きい外形の被係止部39が備えられている。なお、図3では、被係止部39の形状として円柱を例示したが、これに限定されるものではなく、ワイヤ本体38Aよりも大きな外形であれば、例えば球体であってもよい。なお、以下の説明において、ワイヤ38と説明した場合には、主としてワイヤ本体38Aを指すものとする。
ここで、接続部25から突出されるワイヤ38の突出長について簡単に説明する。図4には、図3に示したワイヤ38よりも突出長が長いワイヤ38が示されている。図3及び図4に示すワイヤ38は、共に同じ長さを有するものであるが、このような同長のワイヤ38であっても突出長が異なる原因は、軟性部26(図1参照)又は湾曲部28の状態に起因する。
すなわち、軟性部26がループ状態の場合、又は湾曲部28が湾曲状態の場合、ワイヤ38が挿通されているワイヤチャンネル40(図2参照)が延びてワイヤ38の挿通経路が長くなる。このため、ワイヤ38の挿通経路に対してワイヤ38が相対的に短くなるので、結果として図3に示した短めの突出長となる。これに対し、軟性部26又は湾曲部28がストレート状態の場合、ワイヤチャンネル40は延びないので、結果として図4に示した長めの突出長となる。なお、本例のワイヤ固定機構78は、ワイヤ38の突出長に影響されることなくワイヤ38を固定可能な構成を備えているが、この構成については後述する。
以下、一例として、ワイヤ固定機構78を図4に示した操作部本体46に装着する場合について説明する。
まず、図5に示すように、固定ユニット82をワイヤ38の被係止部39に対向させる。このとき、ワイヤ軸方向と平行なY軸方向において、固定ユニット82に備えられたカム溝84の開口端84Aを、接続部25の外周面に突設されたカムピン86に合わせる。このカム溝84は、開口端84AからY(-)方向に向けて傾斜して形成されている。
次に、図6に示すように、固定ユニット82を接続部25に向けてY(+)方向に進出させながら、被係止部39とワイヤ38を固定ユニット82の内部に収容していく。以下、この動作を「ワイヤ収容動作」と言う。
次に、図7に示すように、カム溝84(図5参照)の開口端84Aにカムピン86が収容されると、ワイヤ38から偏心した軸心25A(図4参照)を回転軸として固定ユニット82を、図7の状態から矢印Bで示す時計回り方向に回転させる。この場合、摺動レバー80を回転操作して固定ユニット82を回転させる。そうすると、カム溝84とカムピン86とのガイド作用により固定ユニット82がY(+)方向に押し込まれていく。そして、カム溝84の終端にカムピン86が到達した図8の姿勢で、固定ユニット82が接続部25を介して操作部本体46に装着される。以下、この動作を「回転装着動作」と言う。したがって、固定ユニット82は、上記の「ワイヤ収容動作」と「回転装着動作」とを経ることにより操作部本体46に装着される。なお、上記の「ワイヤ収容動作」と「回転装着動作」は、1つのアクションによって実行可能である。
ここで、「回転装着動作」時に行われる摺動レバー80の回転操作は、ワイヤ軸方向に平行な第1方向に相当する軸心25Aを中心とした第1回転方向の一方側に回転させる操作であるので、本発明の第1回転操作に相当する。
次に、図9を参照して、摺動レバー80を起立操作レバー20側に連結するための構成とその手順について説明する。図9は、操作部本体46の基端側の部分を拡大して示した斜視図である。
図9に示すように、操作部本体46は、起立操作レバー20に連結されたリンク部材88を有している。このリンク部材88は、起立操作レバー20の回転軸を中心に回転自在に設けられ、起立操作レバー20の回転操作に連動して同方向に回転される。リンク部材88には、開口部90が形成されており、この開口部90に摺動レバー80に備えられた爪部92を係合させることで摺動レバー80がリンク部材88を介して起立操作レバー20に着脱自在に連結される。この爪部92は、本発明のレバー連結部として機能する。
一方、摺動レバー80は、固定ユニット82に対し、選択的に切り替えられる第1軸94と破線で示す第2軸96とを介して回転自在に連結されている。詳しくは後述するが、図8に示した摺動レバー80をリンク部材88に向けて矢印Cで示す方向に押し下げると、摺動レバー80は、まず、第1軸94を回転軸として回転し、図9に示すようにリンク部材88に接近する。この後、上記の押し下げ動作を継続すると、摺動レバー80は、第2軸96を回転軸として回転していき、図10に示すように開口部90(図9参照)に爪部92が係合する。以下、この動作を「レバー連結動作」と言う。したがって、摺動レバー80は、上記の「ワイヤ収容動作」と「回転装着動作」と「レバー連結動作」とを経ることにより起立操作レバー20側に連結される。以上で、ワイヤ固定機構78が操作部本体46に装着される。図10は、操作部本体46をX(+)方向側から見た操作部本体46の正面図である。
ここで、第1軸94と第2軸96のそれぞれの軸心は、軸心25A(図7参照)に対して直交している。そして、「レバー連結動作」時に行われる摺動レバー80の回転操作は、軸心25Aに直交する第2方向を中心とした第2回転方向の一方側に回転させる操作であるので、本発明の第2回転操作に相当する。
なお、図10では、起立操作レバー20が倒伏操作位置に位置している状態が示されている。すなわち、本例のワイヤ固定機構78は、倒伏操作位置に位置している起立操作レバー20にリンク部材88を介して連結される。また、詳しくは後述するが、ワイヤ38の被係止部39(図4参照)は、上記の「ワイヤ収容動作」と「回転装着動作」と「レバー連結動作」とを経ることにより、固定ユニット82に固定される。なお、実施形態では、好ましい態様の一つとして、倒伏操作位置でレバー連結動作を行う場合を示したが、これに限定されず、倒伏操作位置以外でレバー連結動作が行われてもよい。例えば、レバー連結動作は、起立操作位置で行われてもよいし、起立操作位置と倒伏操作位置との間で行われてもよい。
図10において、起立操作レバー20を回転操作して起立台36(図2参照)の姿勢を変更する場合には、倒伏操作位置に位置している図10の起立操作レバー20を、図11に示す起立操作位置に向けて矢印U(図10参照)で示す反時計回り方向に回転操作する。そうすると、リンク部材88が反時計回り方向に回転し、リンク部材88に連結された摺動レバー80がY(-)方向に移動し、摺動レバー80に連結された固定ユニット82がY(-)方向に移動する。この固定ユニット82にワイヤ38(図2参照)の被係止部39が固定されているので、起立操作レバー20の上記回転操作によってワイヤ38がY(-)方向に引き操作される。これにより、ワイヤ38の先端部に連結された起立台36の姿勢が図2の倒伏位置から起立位置に変更される。
これとは逆に、起立台36を倒伏させる場合には、起立操作位置に位置している図11の起立操作レバー20を、図10に示す倒伏操作位置に向けて矢印D(図11参照)で示す時計回り方向に回転操作する。そうすると、リンク部材88(図9参照)が時計回り方向に回転し、リンク部材88に連結された摺動レバー80がY(+)方向に移動し、摺動レバー80に連結された固定ユニット82がY(+)方向に移動する。これにより、ワイヤ38がY(+)方向に押し操作され、起立台36の姿勢が起立位置から図2の倒伏位置に変更される。
なお、摺動レバー80とリンク部材88との連結状態を解除する場合には、図10に示すように、摺動レバー80の先端に突設されているロック解除部材98をリンク部材88に向けて矢印E方向に押し込む。これにより、爪部92がロック解除部材98に押されて開口部90から退避し、上記の連結状態を解除可能となる。
次に、固定ユニット82について説明する。図12は、固定ユニット82の正面図である。
図12に示すように、固定ユニット82は、ワイヤ38の基端側を着脱自在に係止して固定するワイヤキャッチ100と、ワイヤキャッチ100をワイヤ38のワイヤ軸方向(Y軸方向)に案内するキャッチガイド102と、を有している。また、ワイヤキャッチ100は、キャッチ本体104と固定部材106とを有している。なお、詳しくは後述するが、固定ユニット82の構成部材のうち、上記の摺動レバー80の動作(レバー連結動作と起立台36の駆動動作)によってY軸方向に移動する部材は、ワイヤキャッチ100でありキャッチガイド102は移動しない。
キャッチガイド102は、Y(+)方向側の端部にカム溝84を有する円筒状の接続部108が備えられ、この接続部108が操作部本体46(図6参照)の接続部25に接続される。また、キャッチガイド102は、Y(-)方向側の端部にキャップ107が取り付けられている。このキャップ107は、両壁に爪部110、110が形成されており、この爪部110、110をキャッチガイド102の両壁の溝112、112に係合させることでキャッチガイド102に着脱自在に取り付けられる。
図13は、図12に示したキャッチガイド102からキャップ107を取り外した場合の要部斜視図である。
図13に示すように、キャッチガイド102は、中央部にワイヤ軸方向に延びるキャッチガイド溝114が形成され、このキャッチガイド溝114に沿って第1軸94が摺動自在に係合案内される。この第1軸94は、既述したように摺動レバー80の回転軸の一つを構成する軸であり、キャッチ本体104に固定される。この第1軸94は、本発明のキャッチ本体軸として機能する。また、第1軸94に摺動レバー80のレバー軸受孔80A(図14参照)が回転自在に係合される。
ここで、一旦、摺動レバー80の構成について説明する。図14は、摺動レバー80の要部を示した斜視図である。
図14に示すように、摺動レバー80は、固定ユニット82(図5参照)を挟み込んで保持する一対の板状部120、120と、板状部120、120と一体化されたレバー本体122と、を有している。
板状部120、120の互いに対向する内側面には、摺動レバー80の回転軸の一つである第2軸96が設けられ、この第2軸96は、図13に示したキャッチガイド102の表面102Aに向けて突設されている。また、板状部120、120には、互いに対向する位置に略L字形状のカム溝124が形成され、そのカム溝124に、固定部材106(図13参照)に設けられたピン126が係合されている。このピン126は、本発明の固定部材軸として機能する。カム溝124については後述する。
また、板状部120、120の互いに対向する内側面には、ボス121が設けられ、このボス121は、図13に示したキャッチガイド102の表面102Aに向けて突設されている。また、表面102Aには、ボス121が弾性をもって係合するボス孔103が形成されている。したがって、ボス121がボス孔103に係合することで、摺動レバー80が図5から図8で示した姿勢に保持される。また、ボス孔103に対するボス121の係合状態を解除することで、摺動レバー80の回転操作が許容される。このボス121は、本発明の第1レバー当接部として機能する。
また、キャッチガイド102の表面102Aには、図13の二点鎖線で示すボス121が当接可能な第1規制面105が形成されている。この第1規制面105は、ピン126がカム溝124の後述する第1カム溝部125A(図21参照)に存在する場合に、ボス121に当接して摺動レバー80の動きを規制する。この第1規制面105によって、第1軸94を中心とした摺動レバー80の回転が可能となっている。また、第1規制面105は、第1軸94を中心にした円弧状の面により構成されている。これにより、摺動レバー80は、第1軸94を中心として円滑に回転可能となっている。
また、キャッチガイド102の表面102Aには、第2規制面116が形成されている。この第2規制面116は、第1規制面105による摺動レバー80に対する上記の規制が解除された場合に、第2軸96に当接可能な面である。すなわち、第1規制面105は、第2軸96が第2規制面116に当接する位置に対応した位置までしか形成されておらず、第2軸96が第2規制面116に当接する位置では規制解除となる。なお、第1規制面105による摺動レバー80に対する規制の解除は、第2軸96が第2規制面116に当接するのと同時に行われてもよいし、第2軸96が第2規制面116に当接する前または後に行われてもよい。また、第2規制面116は、ピン126がカム溝124の後述する第2カム溝部125B(図21参照)に存在する場合に、第2軸96に当接して摺動レバー80の動きを規制する。この第2規制面116によって、第2軸96を第2規制面116に沿って移動させつつ第2軸96を中心とした摺動レバー80の回転が可能となっている。この第2軸96は、本発明の第2レバー当接部として機能する。
第2規制面116は、キャッチガイド溝114からキャッチガイド102の外側に向けて、Y(+)方向に傾斜して形成されている。この第2規制面116に上記の第2軸96が当接して移動することにより、摺動レバー80による「レバー連結動作(第2回転操作)」の途中で摺動レバー80の回転軸が第1軸94から第2軸96に切り替えられる。
ここで、回転軸の切り替え動作について説明すると、「レバー連結動作」の前半では、摺動レバー80は、第1軸94を回転軸として回転する。このとき、第2軸96は、図13の二点鎖線で示すように、第2規制面116に対して左側の位置から第2規制面116に向けて移動していく。そして、「レバー連結動作」の前半終了時に、第1規制面105によるボス121の規制が解除されて第2軸96が第2規制面116に当接し、第2規制面116が摺動レバー80の動きを規制する。そして、「レバー連結動作」の後半では、第2軸96を中心とした回転が可能となるので、摺動レバー80は、第2軸96を回転軸として回転する。以上が上記の切り替え動作である。
次に、ワイヤキャッチ100のキャッチ本体104について説明する。図15は、ワイヤ固定機構78を操作部本体46に装着する直前状態を示した斜視図である。図16は、図15のXVI-XVI線に沿った固定ユニット82の断面図である。
図15及び図16に示すように、キャッチ本体104は、円柱部130と、円柱部130から円柱部130の軸心(固定ユニット82の回転軸である軸心25Aと一致)に対して直交する方向に突設された一対の第1軸94、94と、円柱部130からY(-)方向に突設されたガイド部132とを有している。このガイド部132には、ワイヤ軸方向に延びるキャッチ本体溝133が形成されている。このキャッチ本体溝133は、キャッチガイド溝114と重なる位置に設けられ、ピン126(図13参照)が挿入されている。このピン126は、摺動レバー80のカム溝124に係合されるカムピンであり、カム溝124に案内されることにより、キャッチ本体溝133に沿って進退自在に移動可能である。
図16に示すように、円柱部130は、被係止部39(図17参照)を挿通して係止可能な係止孔137を有する。この係止孔137は、円柱部130に対しY軸方向に貫通した貫通孔として形成されている。
係止孔137は、被係止部39を挿通可能な大きさの第1孔134と、ワイヤ本体38Aの外形よりも大きく、且つ、被係止部39の外形よりも小さい大きさの第2孔136とを有し、第1孔134と第2孔136とが連続した開口形状を有している。
また、係止孔137は、固定ユニット82の回転軸である軸心25Aから偏心した位置に設けられ、且つ、軸心25Aを中心にした回転軌跡に沿って第1孔134と第2孔136とが連続して形成される。なお、軸心25Aに対する係止孔137の偏心量は、図4に示した軸心25Aに対するワイヤ38の偏心量と略等しく設定されている。
上記の如く構成されたキャッチ本体104によれば、「ワイヤ収容動作」時において(図6参照)、被係止部39が第1孔134に収容されていく。そして、被係止部39は、第1孔134を通過し、図17の如く、第1孔134から外部に突出する。そして、「ワイヤ収容動作」の終了時において(図7参照)、図18の断面図の如く、第1孔134からワイヤ38がY(-)方向に突出する。
その後、摺動レバー80による「回転装着動作(第1回転操作)」時において(図7参照)、キャッチ本体104がキャッチガイド102と共に軸心25Aを中心に矢印B方向に回転することにより、第1孔134がワイヤ38から退避していく。そして、「回転装着動作」の終了時において、図19の断面図の如く、第2孔136にワイヤ38が収容される。この動作によって、被係止部39が係止孔137に挿通され、且つ、ワイヤ固定機構78の固定ユニット82が操作部本体46に装着される。すなわち、実施形態のワイヤ固定機構78によれば、係止孔137に対する被係止部39の挿通を、ワイヤ固定機構78を操作部本体46に装着することによって可能としている。
図20は、図19に示した「回転装着動作」の終了時における、キャッチ本体104と固定部材106との位置関係の一例を示した説明図である。
図20に示すように、固定部材106は、キャッチ本体104に対してY(-)方向側に配置される。この固定部材106のY(+)方向側の端面106Aには、被係止部39を受け入れ可能な開口部135が形成された固定穴138が形成されている。
固定穴138は、図19で示した第2孔136とY軸方向において互いに対向する位置に形成され、且つ、内部に被係止部39に係合する底部138Aを有している。また、固定穴138は、開口部135から底部138Aに向けて先細りとなる円錐状の案内面139を有している。この案内面139は必須ではないが、被係止部39を底部138Aに円滑にガイドする観点から固定穴138に備えることが好ましい。なお、図20の如く、「回転装着動作」の終了時(すなわち、「レバー連結動作」の開始前)において、被係止部39は、底部138Aには係合されておらず、底部138AからY(+)方向側に離間した位置に位置されている。
図21は、図19に示した「回転装着動作」の終了時における、ワイヤ固定機構78の正面図であって、摺動レバー80の板状部120を透視して示した図である。
図21に示すように、「回転装着動作」の終了時においては、ボス121はボス孔103に嵌合し、第2軸96は第2規制面116に対し、図21において上方左側に位置し、ピン126はカム溝124の右端124Aに位置している。
ここで、カム溝124について説明すると、カム溝124は、直線状の第1カム溝部125Aと曲線状の第2カム溝部125Bとが連続した形状を有している。第1カム溝部125Aは、ピン126と協働して固定部材106をY軸方向に移動させることにより、キャッチ本体104と固定部材106との相対距離を変化させる機能を有している。また、第2カム溝部125Bは、キャッチ本体104と一体となって固定部材106をY軸方向に移動させることにより、キャッチ本体104と固定部材106との相対距離を維持する機能を有している。
具体的に説明すると、図21の状態から「レバー連結動作(第2回転操作)」を開始すると、図22に示すように、ボス121がボス孔103から離脱して第1規制面105にガイドされ、摺動レバー80が第1軸94を回転軸として図22上で時計回り方向に回転する。そして、この回転によってピン126が第1カム溝部125Aに沿って移動する。この移動によって固定部材106がY(+)方向に移動してキャッチ本体104に近づいていく。そして、図23に示すように、「レバー連結動作」の途中で固定部材106の固定穴138の底部138Aが被係止部39に係合する。
そして、図22及び図23の位置から「レバー連結動作」を継続すると、ピン126が第1カム溝部125Aに沿って移動することで、固定部材106がY(+)方向に更に移動する。これにより、ワイヤ38は、固定部材106によってY(+)方向に押し込まれていく。
そして、図24に示すように、第2軸96が第2規制面116に当接すると、つまり、「レバー連結動作」の前半が終了すると、図25の断面図の如く、固定部材106がキャッチ本体104の円柱部130に当接する。このとき、第1規制面105によるボス121の規制が解除される。これにより、被係止部39がキャッチ本体104の第2孔136に係止され、そして、被係止部39は、固定穴138と円柱部130のY(-)方向側の端面130Aとに挟み込まれる。これにより、被係止部39と第2孔136との係止状態が固定部材106によって固定されて、被係止部39が固定ユニット82に確実に固定される。すなわち、実施形態のワイヤ固定機構78によれば、係止孔137に対する被係止部39の係止と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定とを、摺動レバー80を回転操作することによって可能としている。
ここで、図25で示した固定部材106の位置が固定位置であり、図20に示した固定部材106の位置が解除位置である。固定部材106は、固定位置と解除位置との間で移動可能である。そして、ワイヤ固定機構78は、固定部材106の固定位置への移動を「レバー連結動作(第2回転操作)」によって可能としている。
また、上記の固定位置では、被係止部39が固定穴138の底部138Aに係合されているので、ワイヤ38は、ワイヤ軸方向に直交する方向の移動が底部138Aによって規制される。これにより、上記の固定位置では、第2孔136から第1孔134へのワイヤ38の移動が阻止されているので、上記の係止状態を維持することができる。ここで、底部138Aの内壁面が本発明の規制面として機能する。底部138Aの内壁面は、固定穴138の内壁面の少なくとも一部である。
一方、図24の位置から「レバー連結動作」の後半を開始すると、第1規制面105によるボス121の規制が解除されているので、図26に示すように、第2軸96が第2規制面116に沿って移動しつつ摺動レバー80が第2軸96を回転中心として時計回り方向に回転する。この動作によって、キャッチ本体104が第1軸94を介してY(-)方向に移動していき、且つ、ピン126が第2カム溝部125Bに沿って移動することで、固定部材106がキャッチ本体104と一体となってY(-)方向に移動していく。この動作によって、Y(+)方向に押し込まれていたワイヤ38がY(-)方向に引っ張り上げられていく。
そして、摺動レバー80の爪部92がリンク部材88(図10参照)に連結される図27の倒伏操作位置で「レバー連結動作」が終了し、キャッチ本体104と固定部材106の上記の移動が停止する。すなわち、実施形態のワイヤ固定機構78によれば、摺動レバー80の爪部92とリンク部材88との連結を、摺動レバー80を回転操作することによって可能としている。
また、「レバー連結動作」の終了時には、ワイヤ38の基端は、起立操作レバー20による倒伏操作位置まで引っ張り上げられる。また、ピン126は、カム溝124の左端124Bに位置する。以上が、キャッチ本体104と固定部材106の動作の概要である。
このように、実施形態の摺動レバー80の回転操作は、「回転装着動作(第1回転操作)」と、「レバー連結動作(第2回転操作)」と、を含み、第1回転操作と第2回転操作との組み合わせにより、係止孔137に対する被係止部39の係止と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定と、摺動レバー80の爪部92とリンク部材88との連結と、を行うことができる。
したがって、実施形態のワイヤ固定機構78を有する内視鏡10によれば、係止孔137に対する被係止部39の挿通を、固定ユニット82を操作部本体46に装着することで可能とし、且つ、係止孔137に対する被係止部39の係止と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定と、摺動レバー80の爪部92とリンク部材88との連結とを、摺動レバー80の回転操作によって可能としたので、ワイヤ38をワイヤ固定機構78に簡単な操作で確実に固定することができる。
次に、ワイヤ固定機構78を操作部本体46から取り外す場合の手順の一例について説明する。
まず、摺動レバー80を「レバー連結動作(第2回転操作)」時の回転操作とは逆方向に逆回転操作する。この逆回転操作によって、摺動レバー80とリンク部材88との連結解除と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定解除とを行うことができる。ここで、上記の逆回転操作は、摺動レバー80を第2回転方向の一方側とは反対側の他方側に回転させる操作なので、本発明の第3回転操作に相当する。
次に、摺動レバー80を「回転装着動作(第1回転操作)」時の回転操作とは逆方向に逆回転操作する。この逆回転操作によって、係止孔137に対する被係止部39の係止解除を行うことができる。この後、固定ユニット82を操作部本体46から脱着する。これによって、係止孔137に対する被係止部39の挿通解除が行われ、ワイヤ固定機構78を操作部本体46から取り外すことができる。ここで、上記の逆回転操作は、摺動レバー80を第1回転方向の一方側とは反対側の他方側に回転させる操作なので、本発明の第4回転操作に相当する。
以上の如く、実施形態の摺動レバー80の逆回転操作は、第3回転操作と、第4回転操作と、を含み、第3回転操作と第4回転操作との組み合わせにより、摺動レバー80とリンク部材88との連結解除と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定解除と、係止孔137に対する被係止部39の係止解除と、を行うことができる。また、ワイヤ固定機構78は、固定部材106の固定位置から解除位置への移動を上記の第3回転操作によって行うことができる。
以下、実施形態のワイヤ固定機構78の動作範囲について説明する。
ワイヤ固定機構78の動作範囲は、摺動レバー80の「レバー連結動作」によってワイヤキャッチ100が動作する「ワイヤ固定範囲」と、起立操作レバー20の回転操作によってワイヤキャッチ100が動作する「駆動範囲」と、を有する。図28は、上記の「ワイヤ固定範囲」と「駆動範囲」を示した説明図である。
既述したように、同長のワイヤ38であっても、軟性部26又は湾曲部28(図1参照)の状態に起因して、接続部25から突出されるワイヤ38の突出長は異なる。図28によれば、ワイヤ38の突出長が長い場合であっても(図28のXXVIIIA参照)、ワイヤ38の突出長が短い場合であっても(図28のXXVIIIB参照)、ワイヤキャッチ100が「ワイヤ固定範囲」で動作することにより、係止孔137に対する被係止部39の係止と、被係止部39と係止孔137との係止状態の固定とがワイヤキャッチ100によって実行されるので、ワイヤ固定機構78に確実に固定される。
したがって、実施形態のワイヤ固定機構78によれば、ワイヤ38の突出長に関わりなく、ワイヤ38を確実に固定することができる。
そして、実施形態のワイヤ固定機構78は、ワイヤキャッチ100が「ワイヤ固定範囲」で動作することにより、ワイヤ38の突出長に関わりなく、ワイヤ38の基端を起立操作レバー20による倒伏操作位置まで引っ張り上げることができる。これにより、ワイヤ38の突出長に関わりなく、起立台36の位置と起立操作レバー20の位置との位置関係を一定にできる。
次に、ワイヤ固定機構78の好ましい形態について説明する。このワイヤ固定機構78は先端キャップ取外し治具を備えている。
図29は、ワイヤ固定機構78をキャップ107の側から見た斜視図である。図29に示すように、ワイヤ固定機構78のキャップ107は、先端キャップ取外し治具200を含んでいる。先端キャップ取外し治具200は、キャップ107に設けられ、一端に開口部206を備える収容空間部204と、キャップ107に設けられた係止解除部208と、治具本体に設けられた保持部210と、を備えている。
収容空間部204はキャップ107の内部に形成され、一端に開口部206を備えている。収容空間部204は、開口部206を介して先端キャップ34を収容できる大きさ及び形状を有している。収容空間部204の大きさ及び形状は、キャップ107の内壁により画定できる。
係止解除部208がキャップ107の収容空間部204に設けられている。係止解除部208は、先端キャップ34を装着した先端部本体32が収容空間部204に収容された際に、後述する先端キャップ34の係止部190と先端部本体32のストッパ部177との係止(図44参照)を解除する。先端キャップ34と先端部本体32との係止が解除されると、先端部本体32からの先端キャップ34の取り外しが可能な状態となる。
保持部210がキャップ107の収容空間部204に設けられている。先端キャップ34と先端部本体32との係止が解除された状態において、保持部210が先端キャップ34に保持された保持状態になる。保持部210は、先端キャップ34をキャップ107に、保持する役割を有する。したがって、キャップ107を先端部本体32から離間する方向に移動するとキャップ107と一体となって先端キャップ34を先端部本体32から引き抜き可能になる。
図29の先端キャップ取外し治具200において、係止解除部208と保持部210とは、収容空間部204を挟んで対向する位置に設けられている。ただし、この位置に限定されない。
図30は、中心軸CLに平行で、係止解除部208と保持部210とを通過する平面で切断した、先端キャップ取外し治具200を含むキャップ107の断面図である。
図30に示すように、キャップ107は、先端キャップ取外し治具200を構成する、収容空間部204と、係止解除部208と、保持部210と、開放部224と、を備える。
係止解除部208は、キャップ107の収容空間部204に設けられ、開口部206に向けて延び、開口部206に向かうにしたがい先細りとなる形状である。後述するように係止解除部208は、先端キャップ34の第3開口部185(図32参照)に挿入され、先端キャップ34と先端部本体32との係止を解除する。
保持部210は、キャップ107の収容空間部204に設けられ、開口部206に向けて延び、開口部206に向かう側に爪部214を備える。爪部214は、中心軸CLに向かって突出している。保持部210は、開口部206と反対側で片持ち支持され、保持部210の弾性変形により爪部214は自由端として矢印示す方向に変位可能である(図43参照)。
また、爪部214は、開口部206の側に傾斜面を有し、開口部206と反対側には平面を有する。傾斜面は、開口部206から離れるにしたがい中心軸CLに近づく。一方、平面は中心軸CLに略直交する。図30に示す保持部210は、後述するように先端キャップ34にスナップフィットで係合できる構造である。
キャップ107は一端の開口部206とは反対側の他端の側に収容空間部204に開放する開放部224を有している。開放部224は、先端キャップ34を収容空間部204から外部に排出可能な大きさに形成されている。
次に、キャップ107に設けられた先端キャップ取外し治具200が好適に利用される先端部本体32と先端キャップ34の構造を説明する。
<先端部本体>
図31は、先端部30の分解斜視図であり、図32は図31とは異なる角度から見た、先端部30の分解斜視図である。先端部30は、先端部本体32と先端キャップ34とから構成される。
図32に示すように、先端部本体32の基端壁部65は、隔壁68と反対側のX(+)方向に2つのストッパ部177が形成されている。2つのストッパ部177はZ方向に沿って配置される。2つのストッパ部177により、溝部178が画定される。
2つのストッパ部177には、後述する先端キャップ34に設けられた係止部190が係止される。ストッパ部177のY(-)方向側は、Y方向に略直交する平面を含んでいる。一方、ストッパ部177のY(+)方向側は、先端部本体32に先端キャップ34を装着する際に、係止部190が乗り越えやすいよう傾斜面を含んでいる。
<先端キャップ>
図33は、起立台36及びワイヤ38が取り外されている先端キャップ34の斜視図である。図34は、ワイヤ38が取り外されている先端キャップ34を基端側から見た斜視図である。
図31から図34に示すように、先端キャップ34、起立台36、及びワイヤ38は、内視鏡10の使用(処置及び検査等)前に先端部本体32に取り付けられる。先端キャップ34、起立台36、及びワイヤ38は、その使用の完了後に先端部本体32から取り外されて廃棄される、いわゆるディスポーザブルである。
先端キャップ34は、略有底筒形状を有しており、先端部本体32に着脱自在に取り付けられる。先端キャップ34は、先端部本体32に取り付けられた場合に、基端壁部65及び隔壁68と共に、起立台36を収容する起立台収容空間66(図31及び図32参照)を形成する。図31及び図32では分解斜視図であるので、先端部本体32に先端キャップ34を装着した後に形成される起立台収容空間66を、先端キャップ34に図示している。
先端キャップ34は、本体部180と、本体部180に形成された第1開口部181と、先端面部182と、第2開口部183と、溝部184と第3開口部185(図32参照)と、軸受186と壁部材187(図33参照)と、を有している。
本体部180は、略筒形状を有し、処置具導出口60と、隔壁68とを囲う壁を構成する。
第1開口部181は、先端部30のZ(+)方向側の位置からこの先端部30を見た場合に、起立台収容空間66と隔壁68の上面(照明窓74及び観察窓76等)とを露出させる。これにより、起立台収容空間66からのZ(+)方向側への処置具の導出、及び既述の被写体の照明及び撮影が可能となる。
本体部180は第1開口部181により開口されている。本体部180は全周に亘って閉じられている必要はない。一方で、本体部180の基端側は、先端部本体32を周方向で囲えるように、閉じられた環状であることが好ましい。
先端面部182は、本体部180と連結され、先端キャップ34のY(+)方向の先端側に設けられる。先端面部182は、先端部本体32のY(+)方向側の先端面を覆う。先端面部182と本体部180とにより、先端キャップ34は全体として略有底筒形状となる。この先端面部182には、先端キャップ34の先端側から見た場合(先端キャップ34のY(+)方向側の位置からこの先端キャップ34を見た場合)に、起立台収容空間66を露出させる第2開口部183が形成されている。なお、第2開口部183は形成されてなくてもよい。
溝部184が、本体部180のX(+)方向側の外側で、先端キャップ34の先端側から基端側にY方向に沿って形成されている(図32参照)。第3開口部185が溝部184の基端側(Y(-)方向側)に形成されている。第3開口部185は、先端キャップ34を先端部本体32に装着した際、基端壁部65の溝部178に対向する位置に配置されている。
軸受186(図33及び図34参照)は、起立台収容空間66の底面(Z(-)方向側)を画定する先端キャップ34の内周面に形成されており、回転軸188(図34参照)を介して、起立台36を倒伏位置と起立位置との間で回動自在に保持する。
図33に示すように、壁部材187は、本体部180の内部において、軸受186に対してX(+)方向側の位置であってY(+)方向側に延びた形状を有する。壁部材187は、本体部180の内周面に対してX(-)方向側に突出している。壁部材187は、先端部30のZ(+)方向側の位置から見た場合に、ワイヤ38(不図示)の軌跡と、少なくとも一部が重複している。すなわち、壁部材187は、ワイヤ38の軌跡のZ(-)方向側の隙間を埋める位置に形成されている。これにより、壁部材187は、この隙間内への処置具先端部の潜り込みを防止できる。
壁部材187は、基端側に、基端壁部65のストッパ部177に係止される係止部190を備えている(図33及び図34参照)。係止部190は、先端キャップ34の先端部本体32への装着時に、先端部本体32のストッパ部177に係止可能な装着用の部材である。係止部190は、第3開口部185に重ならないよう配置される。壁部材187は回転軸188により起立台36と共に軸受186に固定される。壁部材187は、本体部180の内周面に設けられるため、先端キャップ34の外には露出されていない。
図35は、壁部材187の拡大図で基端側から見た斜視図である。係止部190は、壁部材187からX(+)方向側に延び、更にY(-)方向側に延び、Z(+)方向側から見てL字形状の2つの支持部材191を備える。2つの支持部材191は第3開口部185(図34参照)に重ならないようZ方向に離間して配置される。2つの支持部材191は、それぞれの基端側にX(-)方向側に延びる爪部192を有している。爪部192のY(+)方向側は、Y方向に略直交する平面で構成される。一方、爪部192のY(-)方向側は、X(-)方向からX(+)方向に向かうにしたいがい徐々にY(-)方向に向かう傾斜面で構成される。2つの支持部材191を連結する連結部材193が設けられている。
2つの支持部材191は、壁部材187に片持ち支持され、この支持部を支点に2つの支持部材191は弾性変形可能で、2つの爪部192は自由端であり、矢印に示すようにX方向に変位可能である。
<先端キャップと先端部本体との装着>
次に、先端キャップ34と先端部本体32との装着について説明する。なお、図36から図40において、理解を容易にするため、適宜、先端キャップ34の本体部180は仮想線で示し、起立台36を省略する。
図36は、先端キャップ34を先端部本体32に装着する前の状態を示している。先端キャップ34を先端部本体32に装着する際は、先端キャップ34の溝部184と、基端壁部65のストッパ部177との位置を調整する。次いで、矢印に示すように、先端キャップ34と先端部本体32とをY方向に沿って相対的に近づく方向に移動する。
図37は、壁部材187の係止部190が基端壁部65のストッパ部177に係止する直前の状態を示している。図36の状態から先端キャップ34と先端部本体32とを近づけると、図37に示すように、先端部本体32が先端キャップ34の空間部に収容され、係止部190とストッパ部177とが接触する位置まで近づく。図38は、図37の状態の先端キャップ34と先端部本体32とをZ(+)方向側から見た図である。図38に示すように、係止部190の爪部192がストッパ部177に接触する直前に位置まで近づく。係止部190の爪部192はストッパ部177に係止されていない。ストッパ部177のY(+)方向側の傾斜面と、爪部192の傾斜面と、が対向する位置ある。
図39は、壁部材187の係止部190が基端壁部65のストッパ部177に係止された状態を示している。図38の状態から、さらに先端キャップ34と先端部本体32とを近づけると、係止部190がストッパ部177に係止される。図40は、図39の状態の先端キャップ34と先端部本体32とをZ(+)方向から見た図である。先端キャップ34と先端部本体32との相対的なY方向に沿う移動に伴い、係止部190の爪部192とストッパ部177とが接触する。
既述したように、爪部192は、片持ち支持された支持部材191に設けられている。したがって、先端キャップ34を先端部本体32に向けて移動すると、支持部材191の弾性変形により、爪部192はX(+)方向に移動し、爪部192の傾斜面の側がストッパ部177の傾斜面を乗り上げていく。先端キャップ34を先端部本体32に対する装着位置まで移動させると、係止部190の2つの爪部192が2つのストッパ部177を乗り越え、支持部材191の弾性変形が元の状態に戻り、爪部192はX(-)方向に移動する。爪部192がストッパ部177に係止される。爪部192がストッパ部177を乗り越えた際、クリック感が生じるので、術者は先端キャップ34が先端部本体32に装着されたことを認識できる。
ストッパ部177のY(-)方向側の平面と、係止部190の爪部192のY(+)方向側の平面とが係止するので、先端部本体32に対して先端キャップ34がY(+)方向側に移動するのが規制され、先端キャップ34が先端部本体32から脱落することが抑制される。既述した先端キャップ34と先端部本体32の構造によれば、術者は先端キャップ34と先端部本体32とを容易に装着できる。
<先端キャップの先端部本体からの取り外し>
先端キャップ34が先端部本体32に装着され後、図1に示す内視鏡10の先端部30が被検体内に挿入される。処置具が、先端部30の起立台36により、被検体内で所望の導出方向に向けられる。
処置終了後、先端キャップ34が取り外され、先端部本体32が洗浄される。したがって、先端キャップ34は、先端部本体32から容易に取り外すことができ、且つ取り外す際に、内視鏡10に損傷が生じたり、負荷が加えられたりするのを抑制することが求められる。
次に、図41から図45に基づいて、キャップ107に備えられる先端キャップ取外し治具200による、先端キャップ34の取り外し手順を説明する。
図41は、先端部30を先端キャップ取外し治具200に挿入される前の状態を示している。既述したように、係止部190がストッパ部177に係止された状態で、先端部本体32には先端キャップ34が装着されている。先端部30とキャップ107とが矢印に示すようにY方向に沿って相対的に近づく方向に移動される。なお、ワイヤ固定機構78には、例えば、収容空間部204に対する先端キャップ34の収容方向を示す指標213を有することが好ましい。指標213は、先端キャップ34を先端キャップ取外し治具200に正しい方向で挿入することを誘導できる。指標113は、印字、凹凸など術者が認識できれば、特に限定されない。また、指標213は、一か所だけでなく、複数箇所に設けることができる。
図42は、先端キャップ34の取り外し手順を説明するための断面図である。図42は、図41の状態において、先端部30とキャップ107とを、Z方向に直交し、係止解除部208と保持部210とを通過する平面で切断した断面図である。理解を容易にするため起立台36及びワイヤ38を省略し、ワイヤ固定機構78のキャップ107のみを記載している。先端部30が先端キャップ取外し治具200に収容されていないので、先端キャップ34が先端部本体32に装着された状態、すなわち、係止部190がストッパ部177に係止された状態である。図42の上図に示すように、先端キャップ34の基端側の端部には、保持部210の爪部214がスナップフィットによる係合を容易にするため突出部220が設けられている。
図43は、先端部30の先端キャップ34がキャップ107に設けられた先端キャップ取外し治具200の収容空間部204に収容されている状態において、係止解除部208が先端キャップ34と先端部本体32との係止を解除する直前の状態を示している。
既述したように先端キャップ34にはY方向に沿う溝部184が設けられている。図43の下図に示すように、先端部30と先端キャップ取外し治具200との周方向の角度が概ね合っている状態で、先端部30が先端キャップ取外し治具200に挿入されると、係止解除部208が先端キャップ34の溝部184に摺動可能に係合し、溝部184に沿って第3開口部185に向かって移動する。これにより、先端部30と先端キャップ取外し治具200との位置の微調整がなされ、先端キャップ取外し治具200が案内されつつ位置合わせが行われる。先端キャップ34の溝部184がガイド部として、係止解除部208が被ガイド部として機能する。係止解除部208が被ガイド部を兼ねる場合を説明したが、係止解除部208とは別に被ガイド部を設けることができる。係止解除部208は下図に示すように、第3開口部185に案内される。
図43の上図に示すように、保持部210と先端キャップ34とが接触すると、保持部210は、X(-)方向に弾性変形し、先端キャップ34の外周面に沿いながら突出部220に向かって移動する。
図44は、先端部30の先端キャップ34がキャップ107の収容空間部204に収容されている状態において、係止解除部208が先端キャップ34と先端部本体32との係止を解除し、保持部210が先端キャップ34の端部を保持している状態を示している。
図44の下図に示すように、係止解除部208が、先端キャップ34の第3開口部185及び基端壁部65の溝部178を通過し、爪部192を連結する連結部材193と接触する。係止解除部208はY(+)方向側が太いので、Y(-)方向側に移動するにしたがい、連結部材193をX(+)方向側に移動させる。その結果、支持部材191(不図示)がX(+)方向側に弾性変形され、ストッパ部177に係止されている係止部190の爪部192がX(+)方向に移動し、係止部190とストッパ部177との係止が解除される。すなわち、先端キャップ34と先端部本体32との係止が解除される。
図44の上図に示すように、保持部210が突出部220を乗り越えて、保持部210の弾性変形が元の状態(X(+)方向)に戻り、爪部214が先端キャップ34の端部にスナップフィットにより係合する。実施形態の保持部210は先端キャップに引っ掛けられる構成となる。爪部214が係合する際、突出部220を乗り越えてスナップフィットにより係合するので、術者はクリック感を感じることができ、先端部30が先端キャップ取外し治具200(キャップ107)の所定に位置まで挿入されたことを認識できる。クリック感により、術者が先端部30を必要以上に押し込むことを回避できる。
ここで、係止解除部208と保持部210との位置関係は、(1)係止解除部208による先端キャップ34と先端部本体32との係止の解除と、保持部210による先端キャップ34の保持が同時であるか、又は(2)係止解除部208による先端キャップ34と先端部本体32との係止の解除が先で、保持部210による先端キャップ34の保持が後となる位置関係であることが好ましい。係止解除部208と保持部210とが上述の位置関係であると、先端キャップ34を確実に先端部本体32から取り外すことができる。
図45は、キャップ107と一体となって先端キャップ34を先端部本体32から引き抜いた状態を示す図である。図44において、係止解除部208が先端部本体32に対する係止部190の係止が解除された係止解除状態になり、保持部210が先端キャップ34に保持された保持状態になる。この状態でキャップ107と先端部本体32とをY方向に離間する方向に移動させると、先端キャップ34を収容空間部204に収容した状態で、先端部本体32から先端キャップ34を取り外すことができる。先端部本体32に負荷をかけずに先端キャップ34を取り外すことができる。先端キャップ34が体液で汚れていても容易に取り外しができる。
図45に示すように、先端キャップ34はキャップ107の収容空間部204に収容され、且つ先端キャップ34は開口部206の側で保持部210により保持される。なお、図41に示すように、ワイヤ固定機構78を用いて先端キャップ34を先端部本体32から取り外す場合、図45に示すように、キャッチガイド102とキャップ107とは係合されている。先端キャップ34を収容空間部204から取り出すには、開口部206を介して先端キャップ34を取り出す必要がある。しかしながら、保持部210が先端キャップ34の開口部206への移動を規制している。そこで、キャップ107からキャッチガイド102を取り外すことで、キャップ107の開放部224が露出する。その結果、開放部224を介して先端キャップ34をキャップ107から取り出すことができる。キャップ107から先端キャップ34を取り出す必要がない場合、開放部224に替えて、収容空間部204を閉塞する底部(不図示)としてもよい。
次に、先端キャップ取外し治具200の好ましい形態について説明する。図46はキャップ107を開口部206の側から見た斜視図である。図46に示すように収容空間部204に規制部222が設けられている。規制部222は、先端キャップ34(先端部30)が先端キャップ取外し治具200に周方向に間違った方向から挿入されるのを規制する。規制部222により、術者は周方向における挿入方向の間違えを認識できる。
図47は、先端キャップ取外し治具200と先端部30とが正しい挿入角度で挿入された場合(図47(A))と、先端キャップ取外し治具200と先端部30とが誤った挿入角度で装着された場合(図47(B))とを説明するための図である。図47は、Y(+)方向側から先端部30と先端キャップ取外し治具200とを見た図である。
図47(A)に示すように、正しい挿入角度で挿入された場合、既述したように係止解除部208は溝部184に挿入され、先端部30が案内されながら先端キャップ取外し治具200に収容される。規制部222は先端部30の先端部本体32及び先端キャップ34のいずれにも接触しないので、先端部30は収容空間部204の所定の位置まで移動できる。
一方で、図47(B)に示すように、先端キャップ34と先端キャップ取外し治具200との挿入方向が正しくない場合でも、係止解除部208は先端キャップ34の第1開口部181の側を通過できるので、先端キャップ取外し治具200と先端部30とを挿入できる。それにより、術者は係止解除部208が溝部184に挿入され、ガイド機能により、先端キャップ34が先端キャップ取外し治具200に正しい挿入方向で挿入されたと認識する場合がある。その状態で先端キャップ34が収容空間部204に挿入されると、先端部30などに負荷がかかるおそれがある。そこで、収容空間部204に規制部222を設けることにより、規制部222が先端キャップ34に接触し、先端キャップ34が先端キャップ取外し治具200の内部に移動することを規制する。
図48に示すように、先端キャップ34と先端キャップ取外し治具200との周方向における挿入方向が正しくない場合、規制部222(不図示)により、先端部30が先端キャップ取外し治具200に所定の位置まで挿入されない。先端部30は先端キャップ取外し治具200の側に移動しないので、術者は、途中で挿入方向が間違っていることに気づくことができる。
次に、先端キャップ取外し治具の別の実施形態について説明する。なお、既述の先端キャップ取外し治具と同様の構成には、同様の符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。図49は、先端キャップ取外し治具300の断面図であり、先端キャップ34が先端キャップ取外し治具300に挿入される直前の状態を示している。
図49に示すように、先端キャップ34には、X(-)方向の側の外周面に切欠き部226が形成されている。切欠き部226は拡大図に示すように、断面視で矩形状の形状を有しいている。
先端キャップ取外し治具300は、収容空間部204の側に突出する保持部228を備えている。保持部228は拡大図に示すように、開口部206の側に傾斜面を有し、開口部206と反対側には平面を有する。傾斜面は、開口部206から離れるにしたがい中心軸CLに近づく。一方、平面は中心軸CLに略直交する。
先端部30に対して先端キャップ取外し治具300を所定の位置まで移動させると、係止解除部208により係止部190とストッパ部177(不図示)との係止が解除され、係止の解除と同時、または係止解除後に、保持部228が切欠き部226に挿入され、先端キャップ34を保持する。
先端キャップ34を先端部本体32から取り外す際、保持部228の平面が先端キャップ34の切欠き部226に引っ掛けられ、キャップ107と一体となって先端キャップ34が先端部本体32から取り外される。
次に、先端キャップ取外し治具のさらに別の形態について説明する。なお、既述の先端キャップ取外し治具と同様の構成には、同様の符号を付して、詳細な説明を省略する場合がある。図50は、先端キャップ取外し治具400の第断面図であり、先端キャップ34が先端キャップ取外し治具400に挿入される直前の状態と、先端キャップ34が先端キャップ取外し治具400に挿入された状態とを示している。
図50(A)に示すように、先端キャップ取外し治具400は、収容空間部204の側に突出する2つの保持部230を備えている。2つの保持部230は収容空間部204を挟んで対向する位置に設けられており、それぞれの保持部230は、中心軸CLの側に突出する半楕円形状を有している。
図50(B)に示すように、先端部30に対して先端キャップ取外し治具400を所定の位置まで移動させると、係止解除部208により係止部190とストッパ部177(不図示)との係止が解除され、係止の解除と同時、または係止解除後に、2つの保持部230が両側から把持することで、先端キャップ34を保持する。
先端キャップ34を先端部本体32から取り外す際、保持部230が先端キャップ34を把持するので、先端キャップ34が収容空間部204に保持され、キャップ107と一体となって先端キャップ34が先端部本体32から取り外される。先端キャップ取外し治具400は、先端キャップ34の外周面に、保持部210及び228のように引っ掛け用の凹凸を設ける必要がない。
本実施形態では、好ましい態様として、ワイヤ固定機構78が先端キャップ取外し治具(200、300、400)を含む構成を示したが、これに限らず、内視鏡の操作部に着脱自在に装着される他の装着部品に先端キャップ取外し治具を設けてもよい。
以上、本発明に係る内視鏡を十二指腸鏡に適用した例について説明したが、本発明の技術は十二指腸鏡に限定されず、例えば大腸鏡又は小腸鏡等の他の内視鏡にも適用できる。また、本発明は、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、いくつかの改良又は変形を行ってもよい。
<付記>
上記に詳述した実施形態についての記載から把握されるとおり、本明細書では以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
<付記1>
操作部材が設けられた操作部と、操作部の先端側に設けられ、被検体内に挿入される内視鏡の挿入部と、内視鏡の挿入部の先端側に設けられた先端部本体と、先端部本体に着脱自在な先端キャップであり、且つ、先端部本体への装着時に先端部本体に係止可能な装着用の係止部が設けられた先端キャップと、操作部に着脱自在に装着される装着部品と、を備え、装着部品は、一端に開口部を備える収容空間部と、キャップに設けられた係止解除部と、キャップに設けられた保持部と、を備え、収容空間部に対して先端キャップが収容された場合に、係止解除部が先端部本体に対する係止部の係止が解除された係止解除状態になり、且つ、保持部が先端キャップに保持された保持状態になることにより、装着部品はキャップと一体となって先端キャップを先端部本体から引き抜き可能である、内視鏡。
<付記2>
装着部品は、一端とは反対側の他端の側に収容空間部を閉塞する底部を有する、付記1記載の内視鏡。
<付記3>
装着部品は、一端とは反対側の他端の側に収容空間部に開放する開放部を有する、付記1記載の内視鏡。
<付記4>
開放部は、先端部本体から引き抜かれた先端キャップを収容空間部から外部に排出可能な大きさに形成される、付記1記載の内視鏡。
<付記5>
先端キャップは、ガイド部を有し、装着部品は、ガイド部と係合可能な被ガイド部を有し、収容空間部に対して先端キャップが収容される際に、被ガイド部がガイド部に係合して案内されることにより係止解除部と係止部との位置合わせが行われる、付記1から4のいずれか1に記載の内視鏡。
<付記6>
装着部品は、先端キャップが周方向に間違った方向から挿入されるのを規制する規制部を有する、付記1から5のいずれか1に記載の内視鏡。
<付記7>
保持部は、先端キャップに引っ掛けられる、付記1から6のいずれか1に記載の内視鏡
<付記8>
保持部は、先端キャップに対してスナップフィットにより係合する、付記1記載の内視鏡。
<付記9>
保持部は、先端キャップを把持する、付記1から6のいずれか1に記載の内視鏡。
<付記10>
装着部品は、収容空間部に対する先端キャップの収容方向を示す指標を有する、付記1から9のいずれか1に記載の内視鏡。
<付記11>
装着部品は、ディスポーザブルである、付記1から10のいずれか1に記載の内視鏡。
<付記12>
係止解除部と保持部との位置関係は、係止解除部による先端キャップと先端部本体との係止の解除と、保持部による先端キャップの保持が同時、又は係止解除部による先端キャップと先端部本体との係止の解除が先で、保持部による先端キャップの保持が後となる位置関係である、付記1から11のいずれか1に記載の内視鏡。
10 内視鏡
12 内視鏡システム
14 内視鏡用プロセッサ装置
15 光源装置
15A プロセッサ側コネクタ
16 画像処理装置
18 ディスプレイ
20 起立操作レバー
22 手元操作部
23 導出口
24 挿入部
25 接続部
25A 軸心
26 軟性部
28 湾曲部
30 先端部
32 先端部本体
34 先端キャップ
34A 開口部
34B 本体部
34C 軸受
34D 先端面部
36 処置具起立台(起立台)
36A 処置具誘導面
36B 回転軸
37 処置具チャンネル
38 起立操作ワイヤ(ワイヤ)
38A ワイヤ本体
39 被係止部
40 ワイヤチャンネル
42 送気送水チューブ
44 ケーブル挿通チャンネル
45 挿通チャンネル
46 操作部本体
46A 基端面
48 把持部
50 折れ止め管
52 ユニバーサルケーブル
54 コネクタ装置
57 送気送水ボタン
58 送気送水ノズル
59 吸引ボタン
60 処置具導出口
61 貫通孔
62 アングルノブ
64 処置具導入口
65 基端壁部
66 起立台収容空間
68 隔壁
68A 上面
74 照明窓
76 観察窓
78 ワイヤ固定機構
80 摺動レバー
80A レバー軸受孔
82 固定ユニット
84 カム溝
84A 開口端
86 カムピン
88 リンク部材
90 開口部
92 爪部
94 第1軸
96 第2軸
98 ロック解除部材
100 ワイヤキャッチ
102 キャッチガイド
102A 表面
103 ボス孔
104 キャッチ本体
105 第1規制面
106 固定部材
106A 端面
107 キャップ
108 接続部
110 爪部
112 溝
114 キャッチガイド溝
116 第2規制面
120 板状部
121 ボス
122 レバー本体
124 カム溝
124A 右端
124B 左端
125A 第1カム溝部
125B 第2カム溝部
126 ピン
130 円柱部
130A 端面
132 ガイド部
133 キャッチ本体溝
134 第1孔
135 開口部
136 第2孔
137 係止孔
138 固定穴
138A 底部
139 案内面
177 ストッパ部
178 溝部
180 本体部
181 第1開口部
182 先端面部
183 第2開口部
184 溝部
185 第3開口部
186 軸受
187 壁部材
188 回転軸
190 係止部
191 支持部材
192 爪部
193 連結部材
200 先端キャップ取外し治具
204 収容空間部
206 開口部
208 係止解除部
210 保持部
213 指標
214 爪部
220 突出部
222 規制部
224 開放部
226 切欠き部
228 保持部
230 保持部
300 先端キャップ取外し治具
400 先端キャップ取外し治具
Ax 長軸方向
CL 中心軸

Claims (13)

  1. 操作部材が設けられた操作部と、
    前記操作部の先端側に設けられ、被検体内に挿入される挿入部と、
    前記挿入部の先端部に設けられた処置具起立台と、
    先端側が前記処置具起立台に連結され、前記操作部材の動作に応じて押し引きされることにより前記処置具起立台を動作させる起立操作ワイヤと、
    前記起立操作ワイヤの基端側を固定するワイヤ固定機構と、
    を備え、
    前記操作部は、前記操作部材の操作に連動して動作するリンク部材を有し、
    前記ワイヤ固定機構は、
    前記起立操作ワイヤの基端側を着脱自在に係止して固定するワイヤキャッチと、
    前記ワイヤキャッチを前記起立操作ワイヤのワイヤ軸方向に案内するキャッチガイドと、
    前記操作部材の操作に連動して動作することにより、前記ワイヤキャッチを前記ワイヤ軸方向に進退移動させる摺動レバーであって、前記リンク部材に着脱自在に連結可能なレバー連結部を有し、前記リンク部材と前記レバー連結部との連結が解除された場合に回転操作が可能な摺動レバーと、
    を有し、
    前記起立操作ワイヤは、長尺なワイヤ本体の基端側に位置し、前記ワイヤ本体よりも大きな外形に形成される被係止部を有し、
    前記ワイヤキャッチは、前記被係止部を挿通して係止可能な係止孔を有し、
    前記ワイヤ固定機構は、前記係止孔に対する前記被係止部の挿通を、前記ワイヤ固定機構を前記操作部に装着することによって可能とし、且つ、前記係止孔に対する前記被係止部の係止と、前記被係止部と前記係止孔との係止状態の固定と、前記レバー連結部と前記リンク部材との連結とを、前記摺動レバーを回転操作することによって可能とするように構成した、
    内視鏡。
  2. 前記ワイヤ固定機構は、前記レバー連結部と前記リンク部材との連結解除と、前記被係止部と前記係止孔との係止状態の固定解除と、前記係止孔に対する前記被係止部の係止解除とを、前記摺動レバーを前記回転操作とは逆方向に逆回転操作することによって可能とし、前記係止孔に対する前記被係止部の挿通解除を、前記ワイヤ固定機構を前記操作部から脱着させることによって可能とするように構成した、
    請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記摺動レバーの前記回転操作は、前記摺動レバーを前記ワイヤ軸方向に平行な第1方向を中心とした第1回転方向の一方側に回転させる第1回転操作と、第1回転操作が行われた後に前記摺動レバーを前記第1方向に直交する第2方向を中心とした第2回転方向の一方側に回転させる第2回転操作と、を含み、
    前記第1回転操作と前記第2回転操作との組み合わせにより、前記係止孔に対する前記被係止部の係止と、前記被係止部と前記係止孔との係止状態の固定と、前記レバー連結部と前記リンク部材との連結と、が実行される、
    請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記摺動レバーの前記逆回転操作は、前記摺動レバーを前記第2回転方向の前記一方側とは反対側の他方側に回転させる第3回転操作と、前記第3回転操作が行われた後に前記摺動レバーを前記第1回転方向の前記一方側とは反対側の他方側に回転させる第4回転操作と、を含み、
    前記第3回転操作と前記第4回転操作との組み合わせにより、前記レバー連結部と前記リンク部材との連結解除と、前記被係止部と前記係止孔との係止状態の固定解除と、前記係止孔に対する前記被係止部の係止解除と、が実行される、
    請求項3に記載の内視鏡。
  5. 前記ワイヤキャッチは、前記係止孔に挿通された前記被係止部と前記係止孔との係止状態を固定する固定部材を有し、
    前記固定部材は、前記被係止部と前記係止孔との係止状態を固定する固定位置と、前記被係止部と前記係止孔との係止状態の固定を解除する解除位置との間で移動可能であり、 前記ワイヤ固定機構は、前記固定部材の前記固定位置への移動を前記第2回転操作によって可能とし、前記固定部材の前記解除位置への移動を前記第3回転操作によって可能とするように構成した、
    請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記ワイヤキャッチは、前記係止孔が形成されたキャッチ本体を有し、
    前記固定部材は前記第2回転操作に連動して前記ワイヤ軸方向に移動可能であり、
    前記第2回転操作が行われた場合に、前記固定部材が前記固定位置に移動して前記固定部材により前記被係止部と前記係止孔との係止状態が固定され、さらに前記係止状態の固定が維持された状態で前記固定部材と前記キャッチ本体とが一体に前記ワイヤ軸方向の基端側に移動して、前記起立操作ワイヤを引っ張り上げる、
    請求項5に記載の内視鏡。
  7. 前記キャッチガイドは、前記ワイヤ軸方向に延びるキャッチガイド溝を有し、
    前記キャッチ本体は、前記キャッチガイド溝に係合案内されるキャッチ本体軸と、前記キャッチガイド溝と重なる位置に設けられ前記ワイヤ軸方向に延びるキャッチ本体溝と、を有し、
    前記固定部材は、前記キャッチ本体溝に挿入され、且つ、前記キャッチ本体溝に沿って進退自在に移動する固定部材軸を有し、
    前記摺動レバーは、前記キャッチ本体軸に回転自在に連結されるレバー軸受孔と、前記固定部材軸が摺動自在に係合されるカム溝と、を有し、
    前記カム溝は、直線状の第1カム溝部と曲線状の第2カム溝部とが連続した形状を有し、前記第1カム溝部は前記キャッチ本体と前記固定部材との相対距離を変化させ、前記第2カム溝部は前記キャッチ本体と前記固定部材との相対距離を維持する、
    請求項6に記載の内視鏡。
  8. 前記摺動レバーは、第1レバー当接部を有し、
    前記キャッチガイドは、前記第1レバー当接部が当接可能な第1規制面を有し、
    前記第1規制面は、前記固定部材軸が前記第1カム溝部に存在する場合に前記第1レバー当接部に当接して前記摺動レバーの動きを規制することにより、前記キャッチ本体軸を中心とした前記摺動レバーの回転を可能とし、前記キャッチ本体と前記固定部材との相対距離を変化させる、
    請求項7に記載の内視鏡。
  9. 前記第1規制面は、前記キャッチ本体軸を中心にした円弧状の面により構成される、
    請求項8に記載の内視鏡。
  10. 前記摺動レバーは、前記第1レバー当接部とは異なる位置に第2レバー当接部を有し、
    前記キャッチガイドは、前記第1規制面による前記摺動レバーに対する前記規制が解除された場合に前記第2レバー当接部に当接可能な第2規制面を有し、
    前記第2規制面は、前記固定部材軸が前記カム溝の前記第2カム溝部に存在する場合に前記第2レバー当接部に当接して前記摺動レバーの動きを規制することにより、前記第2レバー当接部を前記第2規制面に沿って移動させつつ前記第2レバー当接部を中心とした前記摺動レバーの回転を可能とし、前記キャッチ本体と前記固定部材とを一体に移動させる、
    請求項8又は9に記載の内視鏡。
  11. 前記係止孔は、前記被係止部を挿通可能な大きさの第1孔と、前記ワイヤ本体の外形よりも大きく、且つ、前記被係止部の外形よりも小さい大きさの第2孔とが連続した開口形状を有する、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の内視鏡。
  12. 前記ワイヤキャッチは、前記起立操作ワイヤから偏心した回転軸を中心に回転自在に構成され、
    前記係止孔は、前記回転軸から偏心した位置に設けられ、且つ、前記回転軸を中心にした回転軌跡に沿って前記第1孔と前記第2孔とが連続して形成されている、
    請求項11に記載の内視鏡。
  13. 前記挿入部の先端部に設けられた先端部本体と、
    前記先端部本体に着脱自在な先端キャップであり、且つ、前記先端部本体への装着時に前記先端部本体に係止可能な装着用の係止部が設けられた先端キャップと、を備え、
    前記キャッチガイドは、端部にキャップを備え、
    前記キャップは、先端キャップ取り外し治具を含んで構成され、
    前記先端キャップ取り外し治具は、前記キャップに設けられ、一端に開口部を備える収容空間部と、前記キャップに設けられた係止解除部と、前記キャップに設けられた保持部と、を備え、
    前記収容空間部に対して前記先端キャップが収容された場合に、前記係止解除部が前記先端部本体に対する前記係止部の係止が解除された係止解除状態になり、且つ、前記保持部が前記先端キャップに保持された保持状態になることにより、前記キャップと一体となって前記先端キャップを前記先端部本体から引き抜き可能である、請求項1から12のいずれか1項に記載の内視鏡。
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