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JP7690782B2 - 情報処理システム、サービス利用システム、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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情報処理システム、サービス利用システム、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本開示内容は、情報処理システム、サービス利用システム、情報処理方法およびプログラムに関する。
ユーザがスマートフォン等を用いて、デバイスや居室に設置されていたり、オンラインに埋め込まれていたりするQRコードやタグIDを読み込むことで、予め登録されたサービスをユーザが簡単に利用することができるクラウドサービスが知られている。
例えば、特許文献1には、スマートフォンがタグシールやQRコードから読み込んだIDとユーザIDをサーバへ送信し、サーバがIDとユーザIDの組み合わせに紐づくサービスをユーザや機器へ提供する内容が開示されている。
特開2019-153273号公報
しかしながら、従来の方法では、タッチポイントを介した様々なサービスの利用履歴のデータを活用しようとした場合に、異なるサービス間での利用履歴のつながりがわからないため、サービスが利用された現場の利用シーンを詳細に把握することができないという課題があった。
上述した課題を解決すべく、請求項1に係る発明は、ユーザ端末によって読み取られたタッチポイントの識別情報を含み、当該識別情報によって特定される所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を取得する取得手段と、取得された複数の前記ログ情報に基づいて、前記所定のサービスの利用を特定するための複数の属性項目を含む属性情報を推定する推定手段と、取得された複数の前記ログ情報および推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントが読み取られた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成する生成手段と、を備え、前記推定手段は、前記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む属性項目であって、第1のログ情報に対応する未知の属性項目である第1のサービスを利用したユーザの情報を、当該第1のログ情報に含まれる既知の属性項目および第2のログ情報に含まれる第2のサービスを利用したユーザの情報を含む既知の属性項目に基づいて補間することによって、前記第1のログ情報に含まれる未知の属性項目であった第1のサービスを利用したユーザの情報を推定し、前記生成手段は、取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントを読み込んだ複数のユーザの行動履歴を含む前記現場プロファイルを生成する情報処理システムである。
本発明では、タッチポイントを介した複数の異なるサービスの利用履歴に基づいて、サービスが利用された現場のプロファイルを生成することができるという効果を奏する。
サービス利用システムの全体構成の一例を示す図である。 サービス利用システムの処理の概略の一例を示す図である。 読み込まれたタッチポイントに基づくデータの統合の一例について説明するための図である。 読み込まれたタッチポイントを起点とした行動履歴の一例の概略について説明するための図である。 読み込まれたタッチポイントに基づいて生成される現場プロファイルの一例の概略について説明するための図である。 連携サービスによって提供されるサービスの類型の一例を示す図である。 情報処理システムのハードウエア構成の一例を示す図である。 ユーザ端末および管理者端末のハードウエア構成の一例を示す図である。 サービス利用システムの機能構成の一例を示す図である。 連携サービス管理テーブルの一例を示す概念図である。 タッチポイント管理テーブルの一例を示す概念図である。 ログ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 サービス利用システムにおけるプロファイルの構築処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザ端末を用いたサービス利用処理の一例を示すシーケンス図である。 ユーザ端末を用いたサービス利用処理の一例を示すシーケンス図である。 情報処理システムにおける現場プロファイルの生成処理の一例を示すフローチャートである。 推定情報管理テーブルの一例を示す概念図である。 現場プロファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。 先生Aを起点とした行動履歴の一例の概略について説明するための図である。 先生Aを起点とした行動履歴の一例の概略について説明するための図である。 先生Aを起点として生成された現場プロファイルの一例の概略について説明するための図である。 先生Aを起点として生成されたユーザプロファイルの一例の概略について説明するための図である。 ユーザコンテキスト情報の一例を示す図である。 ユーザプロファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。 先生Aを起点とした履修期間プロファイルの一例の概略について説明するための図である。
以下、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
●実施形態●
●システム構成
図1は、サービス利用システムの全体構成の一例を示す図である。図1に示されているサービス利用システム1は、所定のユーザ環境に設置されたタッチポイント70をユーザ端末50が読み込むことで、情報処理システム10を介した様々な連携サービス30をユーザに提供することが可能なシステムである。
サービス利用システム1は、情報処理システム10、ユーザ端末50および機器90を含む。サービス利用システム1を構成する情報処理システム10、ユーザ端末50および機器90は、通信ネットワーク100を介して通信することができる。通信ネットワーク100は、インターネット、移動体通信網、LAN(Local Area Network)等によって構築されている。なお、通信ネットワーク100には、有線通信だけでなく、3G(3rd Generation)、4G(4th Generation)、5G(5th Generation)、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)またはLTE(Long Term Evolution)等の無線通信によるネットワークが含まれてもよい。
また、サービス利用システム1は、情報処理システム10を介して各種サービスを提供する連携サービス30とユーザ端末50または機器90を接続させることで、ユーザに各種サービスを提供することができる。
情報処理システム10は、連携サービス30との連携によってユーザ端末50を使用するユーザに所定のサービスを提供するための処理を実行するサーバコンピュータである。なお、情報処理システム10は、一台のサーバコンピュータによって構成されてもよく、複数のサーバコンピュータによって構成されてもよい。また、情報処理システム10は、クラウド環境に存在するサーバコンピュータであるものとして説明するが、オンプレミス環境に存在するサーバであってもよい。さらに、情報処理システム10は、他の管理者が運営する外部の連携サービス30と連携することによってユーザにサービスを提供する構成であってもよいし、連携サービス30を含む一連のサービスを提供するサービス提供会社によって構成されてもよい。また、情報処理システム10は、ユーザ環境等に設置されたサーバ機能を備える機器であってもよい。
ユーザ端末50は、ユーザによって使用されるスマートフォン等のコンピュータである。ユーザ端末50は、例えば、ユーザ環境に設置されたタッチポイント70を読み込むことで、連携サービス30から提供される所定のサービスを利用できる。なお、ユーザ端末50は、スマートフォンに限られず、例えば、ノートPC(Personal Computer)タブレット端末、ウェアラブル端末またはスマートウォッチ等であってもよい。
ここで、タッチポイント70とは、ユーザに特定のサービスを提供するための、ユーザが所持するユーザ端末50と特定のサービスとの接点を示す。ユーザ端末50は、タッチポイント70を読み込むことによって特定のサービスに接続するための情報を取得することができる。また、サービスは、サーバコンピュータまたは機器等の情報処理システム10を介してユーザに提供される。接点であるタッチポイント70は、情報を提供する画像、情報媒体または通信装置等によって実現される。具体的には、タッチポイント70は、QRコード(登録商標)等の二次元コード等の画像、NFC(Near Field Communication)タグもしくはRFID(radio frequency identification)タグ等による近接通信を用いて情報を読み取る情報媒体、またはBluetooth(登録商標)もしくは超音波等の近距離無線通信を用いて情報を発信する通信装置等によって実現される。なお、二次元コード等の画像は、紙媒体に印刷されてもよいし、ディスプレイ等の表示装置に表示されてもよい。
機器90(90A,90B,90C)は、ユーザ環境に設置され、ユーザ端末50と連携することによって、連携サービス30から提供される各種サービスを利用できる。機器90は、例えば、プロジェクタ(PJ)、複合機(MFP)、プリンタ、電子黒板(IWB;Interactive White Board)、PC、照明器具、空調設備、撮影装置またはロボット等を含む。
●概略
ここで、図2乃至図6を用いて、サービス利用システム1において実行される処理の概略について説明する。図2は、サービス利用システムの処理の概略の一例を示す図である。図2は、ユーザ環境の一例である学校において、各ユーザがタッチポイント70を読み込んで所定のサービスを利用する場合の例を示す。なお、図2は、サービス利用システムの処理の概略を簡略的に説明したものであり、サービス利用システム1が実現する機能等の詳細は、後述する図面等を用いて説明する。
まず、例えば、学校での講義を行う先生Aは、機器90に貼り付けられたタッチポイント70Aを、自らのユーザ端末50Aで読み込む(ステップS1a)。そして、ユーザ端末50Aは、情報処理システム10に対して、読み込んだタッチポイント情報および自らのアカウント情報を送信する(ステップS2a)。情報処理システム10は、ユーザ端末50Aから受信されたタッチポイント情報に応じた連携サービス30Aに対して、ユーザのアカウント情報を通知する(ステップS3a)。そして、ユーザ端末50Aは、連携サービス30Aから提供されるサービス利用を開始する(ステップS4a)。ユーザ端末50Aは、連携サービス30Aを介して、連携サービス30Aから提供されるサービス(この場合、機器連携サービス)を用いた機器90との機器連携を行う(ステップS5a)。なお、連携サービス30Aと機器90との通信は、ゲートウェイ等の中継器を介して行われてもよい。機器90は、ユーザ端末50から送信された要求に応じた処理を実行し、連携サービス30Aに対して、処理結果の通知を送信する(ステップS6a)。そして、連携サービス30Aは、情報処理システム10に対して、受信した処理結果を含むユーザのサービスの利用履歴を示すログ情報を送信し、情報処理システム10は、受信したログ情報を蓄積して管理する(ステップS7a)。
一方で、例えば、学校での講義に参加する学生Bは、例えば、配布されたプリントに貼り付けられたタッチポイント70Bを、自らのユーザ端末50Bで読み込む(ステップS1b)。そして、ユーザ端末50Bは、情報処理システム10に対して、読み込んだタッチポイント情報および自らのアカウント情報を送信する(ステップS2b)。情報処理システム10は、ユーザ端末50Bから受信されたタッチポイント情報に応じた連携サービス30Bに対して、ユーザのアカウント情報を通知する(ステップS3b)。そして、ユーザ端末50Bは、連携サービス30Bから提供されるサービス利用を開始する(ステップS4b)。ユーザ端末50Bは、連携サービス30Bから提供されるサービス(この場合、データ提出サービス)により、連携サービス30Bに対して、解答用紙等のデータファイルを送信する(ステップS5b)。連携サービス30Bは、ユーザ端末50Bから送信された要求に応じた処理を実行し、情報処理システム10に対して、処理結果を含むユーザのサービスの利用履歴を示すログ情報を送信する。そして、情報処理システム10は、受信したログ情報を蓄積して管理する(ステップS6b)。
ここで、図3乃至図5を用いて、情報処理システム10に蓄積された複数のログ情報を用いて、複数のユーザの行動履歴を含む現場プロファイルの生成について説明する。図3は、読み込まれたタッチポイントに基づくデータの統合の一例について説明するための図である。ユーザ環境での現場では、人と人を行きかう全てのデータを把握することが不可能なシーンが多くあり、現場の行動履歴を精度よく把握するためには、現場の背景把握と人の行動把握が不十分となる。図3の例では、講義への出席者を登録しない限り、プロジェクタに表示した講義資料を誰がみたかを特定できなかったり、学生が解答用紙の提出を行った場所を特定できなかったりする。このように、現場の行動履歴には、クラウド等を経由せずに、直接機器から人へ、または人から人へ伝わるデータも多く存在する。
すなわち、従来の方法では、現場におけるデジタル化において、現場での人の繋がり、位置および行動の把握ができなかったり、機器90から人へ、または人から人へ直接伝えるデータを取得できなかったりする課題が存在し、個々のサービスを組み合わせても行動履歴が断片化するため、ログ情報のデータを統合することができなかった。そこで、情報処理システム10は、現場にある複数のタッチポイント70を活用して、現場の断片化した行動履歴を繋ぎ、現場全体を統合した行動履歴である現場プロファイルを生成して、現場におけるデジタル化の課題を解決する。
図4は、読み込まれたタッチポイントを起点とした行動履歴の一例の概略について説明するための図である。図5は、読み込まれたタッチポイントに基づいて生成される現場プロファイルの一例の概略について説明するための図である。
現場において、ユーザは、さまざまな場所でさまざまなタッチポイント70に紐づいた機器90またはサービスを活用して行動を行う。人とサービスとを紐づけるタッチポイント70(タッチポイントID)を活用することで、「いつ、誰が、何をしたのか」の行動履歴は容易に取得できるが、現場における「どこで」の行動履歴を特定することが困難な場合が多い。GPS等を活用して位置を特定する方法もあるが、屋内の現場または現場を同定する意味での汎用的な手法ではない。また、現場において、「映す、話す」等の振る舞いも「誰に」に対して行ったのかを特定することが困難であり、特定するためには現場を把握する必要がある。
タッチポイント70は、現場の機器90等に貼り付けられるが、据え置き型の機器90または場所に貼り付ける場合と、解答用紙または携帯プロジェクタ等の移動可能な機器90等に貼り付ける場合がある。情報処理システム10は、据え置き型の場合、タッチポイント70に場所を同定する講義室Aまたは研究室A等の情報を事前に登録でき、事前登録しない場合でも、移動不可の据え置きを意味する情報を記憶しておくことで、タッチポイント70を介したサービスが利用された場合に、ユーザの場所を特定できる。また、現場において、同じユーザが同時刻付近で異なるタッチポイント70を利用することで、情報処理システム10は、携帯型のタッチポイント70の場所も推定できる。
また、情報処理システム10は、同じ現場において、複数のユーザがタッチポイント70を介してサービスを利用することで、同じ現場の参加者を把握することができるので、「誰に」を推定できる。同じ現場であるか否かの特定には、例えば、「どこで」の推定結果を利用する。さらに、情報処理システム10は、ユーザのスケジュールとタッチポイント70を紐づけることで、図5に示されているような現場プロファイルを生成することができる。
このように、情報処理システム10は、複数のタッチポイント70を介したサービスの利用履歴から現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成することができる。従来の方法では、様々なサービスの利用履歴をデータ活用しようとした場合に、サービスの提供先が特定のユーザまたは特定の機器であることは把握できても、サービス間のつながりがわからないため、どのような現場でサービスが利用されているのか詳細を把握することができなかった。例えば、先生が特定のプロジェクタにコンテンツを表示させる一方で、そのプロジェクタが映したコンテンツを生徒が閲覧しながら作成した課題を提出した場合に、この二つのサービスは、別々のユーザによって読み込まれたタッチポイントに基づいて実行されるため、関連性が把握できなかった。
そこで、情報処理システム10は、複数の異なるサービス間の関連性を、サービスの利用時間および利用場所等の情報を含むサービスの利用履歴に基づいて推測し、ユーザ個人の利用履歴のみでなく、複数のユーザの利用履歴に基づく現場起点で利用履歴を活用して現場プロファイルを生成することができる。情報処理システム10は、現場における単純作業をなくして人にしたできない創造的な価値を生み出すために、現場のデータとコンテキストを把握してユーザ視点でのデータを統合することにより、現場のデータとコンテキストを可視化したり、次の現場を予測して支援したり、潜在的な課題を見つけて現場に応じた提案を行ったりすることができる。
本実施形態において連携サービス30によって提供される「サービス」は、例えば、以下の類型に分類される。図6は、連携サービスによって提供されるサービスの類型の一例を示す図である。図6は、(1)~(4)の4つの類型を示している。
(1)は、単独サービスである。単独サービスにおいて利用される機器90またはソフトウェアは、基本的には1種類である。例えば、当該機器90が会議室等の照明であり、タッチポイント70をユーザ端末50で読み取ると、当該照明が明るくなるといったサービスが、単独サービスの一例として挙げられる。
(2)は、入力サービスと出力サービスとの組み合わせである。入力サービスとは、サービスにおいて処理対象とされるデータをソフトウェアまたは機器90を利用して入力または取得するサービスをいう。出力サービスとは、サービスにおいて処理対象とされるデータをソフトウェアまたは機器90を利用して出力または保存等するサービスをいう。
(3)は、入力サービスと出力サービスとの間にパイプサービスが挿入される類型である。パイプサービスは、サービスにおいて処理対象とされるデータをソフトウェアまたは機器90を利用して加工または変換するサービスをいう。例えば、OCR(Optical Character Recognition)または翻訳等が、パイプサービスの一例として挙げられる。
(4)は、入力サービス、パイプサービスおよび出力サービス等の複雑な組み合わせである。例えば、ある入力サービスから入力されたデータが二つ以上のパイプサービスまたは出力サービスへ入力されたり、ある出力サービスが、二つ以上の入力サービスまたは二つ以上のパイプサービスから入力されたデータを出力したりする。
●ハードウエア構成
続いて、図7および図8を用いて、実施形態に係るサービス利用システムを構成する装置または端末のハードウエア構成について説明する。なお、図7および図8に示されている装置または端末のハードウエア構成は、必要に応じて構成要素が追加または削除されてもよい。
○情報処理システムのハードウエア構成○
図7は、情報処理システムのハードウエア構成の一例を示す図である。情報処理システム10の各ハードウエア構成は、100番台の符号で示されている。情報処理システム10は、コンピュータによって構築されており、図7に示されているように、CPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HD(Hard Disk)104、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ105、ディスプレイ106、外部機器接続I/F(Interface)108、ネットワークI/F109、バスライン110、キーボード111、ポインティングデバイス112、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ114、およびメディアI/F116を備えている。
これらのうち、CPU101は、情報処理システム10全体の動作を制御する。ROM102は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU101の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HD104は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ105は、CPU101の制御にしたがってHD104に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。ディスプレイ106は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、または画像等の各種情報を表示する。なお、ディスプレイ106は、入力手段を備えたタッチパネルディスプレイであってもよい。外部機器接続I/F108は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。ネットワークI/F109は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン110は、図7に示されているCPU101等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
また、キーボード111は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス112は、各種指示の選択もしくは実行、処理対象の選択、またはカーソルの移動等を行う入力手段の一種である。なお、入力手段は、キーボード111およびポインティングデバイス112のみならず、タッチパネルまたは音声入力装置等であってもよい。DVD-RWドライブ114は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW113に対する各種データの読み出しまたは書き込みを制御する。なお、着脱可能な記録媒体は、DVD-RWに限らず、DVD-RまたはBlu-ray(登録商標) Disc(ブルーレイディスク)等であってもよい。メディアI/F116は、フラッシュメモリ等の記録メディア115に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。
○ユーザ端末のハードウエア構成○
図8は、ユーザ端末のハードウエア構成の一例を示す図である。ユーザ端末50の各ハードウエア構成は、500番台の符号で示されている。ユーザ端末50は、コンピュータによって構築されており、図8に示されているように、CPU501、ROM502、RAM503、EEPROM504、CMOSセンサ505、撮像素子I/F506、加速度・方位センサ507、メディアI/F509およびGPS(Global Positioning System)受信部511を備えている。
これらのうち、CPU501は、ユーザ端末50全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。 RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。EEPROM504は、CPU501の制御にしたがって、ユーザ端末用プログラム等の各種データの読み出しまたは書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ505は、CPU501の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F506は、CMOSセンサ505の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ507は、地磁気を検知する電子磁気コンパス、ジャイロコンパスまたは加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F509は、フラッシュメモリ等の記録メディア508に対するデータの読み出しまたは書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部511は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、ユーザ端末50は、遠距離通信回路512、CMOSセンサ513、撮像素子I/F514、マイク515、スピーカ516、音入出力I/F517、ディスプレイ518、外部機器接続I/F519、近距離通信回路520、近距離通信回路520のアンテナ520aおよびタッチパネル521を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路512は、通信ネットワーク100を介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ513は、CPU501の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F514は、CMOSセンサ513の駆動を制御する回路である。マイク515は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ516は、電気信号を物理振動に変えて音楽または音声等の音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F517は、CPU501の制御に従ってマイク515およびスピーカ516との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ518は、被写体の画像または各種アイコン等を表示する液晶または有機EL(Electro Luminescence)等の表示手段の一種である。外部機器接続I/F519は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路520は、NFC(Near Field communication)またはBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル521は、ユーザが押下することで、ユーザ端末50を操作する入力手段の一種である。
また、ユーザ端末50は、バスライン510を備えている。バスライン510は、図8に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスまたはデータバス等である。
なお、上記各プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルで、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して流通させるようにしてもよい。記録媒体の例として、CD-R(Compact Disc Recordable)、DVD(Digital Versatile Disk)、Blu-ray Disc、SDカードまたはUSB(Universal Serial Bus)メモリ等が挙げられる。また、記録媒体は、プログラム製品(Program Product)として、国内または国外へ提供されることができる。例えば、情報処理システム10は、本発明に係るプログラムが実行されることで本発明に係る情報処理方法を実現する。
●機能構成
続いて、図9乃至図12を用いて、実施形態に係るサービス利用システムの機能構成について説明する。図9は、サービス利用システムの機能構成の一例を示す図である。なお、図9は、図1に示されている装置または端末のうち、後述の処理または動作に関連しているものを示す。
○情報処理システムの機能構成○
まず、図9を用いて、情報処理システム10の機能構成について説明する。情報処理システム10は、送受信部11、サービス提供部12、特定部13、ログ管理部14、推定部15、生成部16、判断部17および記憶・読出部19を有している。これら各部は、図7に示されている各構成要素のいずれかが、RAM103上に展開された情報処理システム用プログラムに従ったCPU101からの命令によって動作することで実現される機能、または機能する手段である。また、情報処理システム10は、図7に示されているROM102、HD104または記録メディア115によって構築される記憶部1000を有している。
送受信部11は、主に、ネットワークI/F109に対するCPU101の処理によって実現され、通信ネットワーク100を介して、他の装置または端末との間で各種データまたは情報の送受信を行う。サービス提供部12は、主に、CPU101の処理によって実現され、ユーザ端末50に対してタッチポイント70を介した各種サービスを提供する。特定部13は、CPU101の処理によって実現され、ユーザ端末50から送信されたタッチポイント情報に基づいて、ユーザに提供する連携サービス30を特定する。
ログ管理部14は、主に、CPU101の処理によって実現され、所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を管理する。推定部15は、CPU101の処理によって実現され、ログ管理部14によって管理されたログ情報に基づいて、所定のサービスの利用を特定するための複数の属性項目を含む属性情報を推定する。属性項目は、例えば、記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む。
生成部16は、CPU101の処理によって実現され、ログ管理部14によって管理された複数のログ情報および推定部15によって推定された属性情報に基づいて、タッチポイント70に基づく現場プロファイルを生成する。判断部17は、CPU101の処理によって実現され、各種判断を行う。
記憶・読出部19は、主に、CPU101の処理によって実現され、記憶部1000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部1000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
○連携サービス管理テーブル
図10は、連携サービス管理テーブルの一例を示す概念図である。連携サービス管理テーブルは、情報処理システム10と連携される連携サービス30を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図10に示されているような連携サービス管理テーブルによって構成されている連携サービス管理DB1001が構築されている。
連携サービス管理テーブルは、連携サービス30を識別するサービスIDおよびサービス名、連携サービス30へアクセスする際のURL(Uniform Resource Locator)、およびタッチポイント70を識別するタッチポイントIDが関連づけられた連携サービス情報を管理している。
○タッチポイント管理テーブル
図11は、タッチポイント管理テーブルの一例を示す概念図である。タッチポイント管理テーブルは、タッチポイント70ごとに設定された各種情報を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図11に示されているようなタッチポイント管理テーブルによって構成されているタッチポイント管理DB1002が構築されている。
タッチポイント管理テーブルは、タッチポイント70を識別するタッチポイントID、タッチポイント70の設置場所を識別する設置ID、利用するサービスへの入力コンテンツ、利用するサービスが提供する出力先、および利用するサービスの出力となる出力コンテンツを関連づけて管理している。
このうち、タッチポイントIDは、タッチポイント70を読み込んだユーザと連携サービス30を紐づけるタッチポイント70の識別情報の一例であり、連携サービス30ごとに割り振られた異なる英数値である。なお、タッチポイントIDは、判別を容易にするために意味のある英数字として説明するが、ランダムな数値であってもよい。また、設置IDは、据え置き型のタッチポイント70の場合に設定され、同じ現場にあるタッチポイント70には同じ設置IDを割り振られる。設置IDは、例えば、管理者がタッチポイント70を設置したタイミングで設定される。据え置き型でないタッチポイント70の場合、設置IDは、設定されずに空白とする。なお、ユーザの利用状況からタッチポイント70の設置場所が特定できた場合、一時的に設置IDが自動で設定される。
また、入力コンテンツには、タッチポイント70と紐づく連携サービス30を利用する際に、機器90等に入力するデータファイル、入力方式またはサービス30の利用に用いるスマートフォンもしくはカメラ等の端末の情報が示されている。さらに、出力先には、利用するサービスが提供する出力先の機器90またはクラウドサービス等を特定するため、連携サービス30を識別するサービスIDが示されている。また、出力コンテンツには、タッチポイント70と紐づく連携サービス30を利用した際の出力コンテンツの情報が示されている。
図11の例では、タッチポイントID「TpPrint1」のタッチポイント70は、研究室Aに設置されており、タッチポイントを読み込んだユーザは、クラウドプリントサービス(サービスID:S002)と連携して指定ファイルの印刷を行うサービスを利用する。また、タッチポイントID「TpAttend1」のタッチポイント70は、講義室Aに設置されており、タッチポイントを読み込んだユーザは、出欠管理サービス(サービスID:S001)と連携して講義時間割に応じた先生への出欠管理を行うサービスを利用する。
さらに、タッチポイントID「TpPrj1」のタッチポイント70は、研究室Aに設置されており、タッチポイントを読み込んだユーザは、機器連携サービス(サービスID:S005)と連携してコンテンツをプロジェクタ(PJ)に投影するサービスを利用する。また、タッチポイントID「TpPrj2」のタッチポイント70は、据え置き型ではないタッチポイントであり、タッチポイントを読み込んだユーザは、機器連携サービス(サービスID:S005)と連携してコンテンツをプロジェクタ(PJ)に投影するサービスを利用する。
さらに、タッチポイントID「TpBoard1」のタッチポイント70は、講義室Bに設置されており、タッチポイントを読み込んだユーザは、クラウドストレージサービス(サービスID:S004)と連携して講義室の黒板を撮影してクラウドに保存するサービスを利用する。また、タッチポイントID「TpSub1」のタッチポイント70は、据え置き型ではないタッチポイントであり、タッチポイントを読み込んだユーザは、データ提出サービス(サービスID:S003)と連携して解答用紙を提出するサービスを利用する。なお、タッチポイント70の種類およびタッチポイント70に紐づく連携サービス30の種類は、これに限られず、例えば、現場の環境または種類に応じて適宜設定することができる。
○ログ情報管理テーブル
図12は、ログ情報管理テーブルの一例を示す概念図である。ログ情報管理テーブルは、タッチポイント70を読み込んだユーザのサービスの利用履歴を示す記憶部1000には、図12に示されているようなログ情報管理テーブルによって構成されているログ情報管理DB1003が構築されている。
ログ情報管理テーブルは、ログを識別するログID、ログが取得された日時、タッチポイント70を識別するタッチポイントID、タッチポイント70を読み込んだユーザを識別するアカウント情報、利用されたサービスの入力情報および出力情報、並びにサービスの実行履歴が関連づけられたログ情報を管理している。
このうち、ログIDは、読み込まれたタッチポイント70を介したサービスの利用履歴ごとに割り振られる連番のIDであり、サービスの利用履歴を識別する利用履歴識別情報の一例である。また、日時は、タッチポイント70を介したサービスの利用日時を示す。なお、実際には、日時は、日付と時刻の組の記載となるが、ここでは日付を省略して記載する。さらに、アカウント情報は、タッチポイント70を読み込んだユーザを識別するアカウント情報としてのユーザ名を示す。なお、アカウント情報は、ユーザ固有のIDまたはユーザのメールアドレス等であってもよい。アカウント情報は、ユーザ識別情報の一例である。
また、入力情報は、タッチポイント70を介したサービスに対する入力コンテンツのメタ情報を示す。入力情報には、例えば、入力コンテンツの入力者、入力機器または入力コンテンツ(例えば、ファイル名)等が含まれる。また、出力情報は、タッチポイント70を介したサービスに対する出力コンテンツのメタ情報を示す。出力情報には、例えば、出力コンテンツの受信者、出力機器または出力コンテンツ(例えば、ファイル名)等が含まれる。入力情報および出力情報に含まれるメタ情報の内容は、それぞれログ情報に含まれる属性項目の一例である。さらに、実行履歴は、サービスの利用内容を判別できる行動情報を示す。実行履歴は、タッチポイント70を介したサービスの内容に対応する行動履歴を示し、例えば、印刷、出席登録、投影、ストレージへのアップロードまたは解答用紙の提出等である。
○ユーザ端末の機能構成○
次に、図9を用いて、ユーザ端末50の機能構成について説明する。ユーザ端末50は、ブラウザ部51、タッチポイント読込部52、受付部53、表示制御部54および記憶・読出部59を有している。これら各部は、図8に示されている各構成要素のいずれかが、EEPROM504からRAM503上に展開されたユーザ端末用プログラムに従ったCPU501からの命令によって動作することで実現される機能、または機能する手段である。また、ユーザ端末50は、図8に示されているROM502または記録メディア508によって構築される記憶部5000を有している。
ブラウザ部51は、主に、CPU501の処理によって実現され、一般的なウェブブラウザによって実現される。タッチポイント読込部52は、主に、CPU501の処理によって実現され、タッチポイント70を読み込んでブラウザ部51を起動させる。タッチポイント70を読み込む方法は、例えば、タッチポイント70が二次元コード等の画像の場合、タッチポイント読込部52は、画像を撮影することでタッチポイント70を読み込むことができる。また、タッチポイント70がNFCタグまたはRFIDタグ等による近接通信を用いて情報を読み取る情報媒体の場合、タッチポイント読込部52は、近接通信を用いて情報を読み取ることでタッチポイント70を読み込むことができる。また、タッチポイント70がBluetoothまたは超音波等の近距離無線通信を用いて情報を発信する通信装置等の場合、タッチポイント読込部52は、近距離無線通信を用いて情報を受信することでタッチポイント70を読み込むことができる。
受付部53は、主に、CPU501の処理によって実現され、ユーザによる各種の選択または入力を受け付ける。表示制御部54は、主に、CPU501の処理によって実現され、ディスプレイ518等の表示部に各種画面を表示させる。
記憶・読出部59は、主に、CPU501の処理によって実現され、記憶部5000に、各種データ(または情報)を記憶したり、記憶部5000から各種データ(または情報)を読み出したりする。
●実施形態の処理または動作
続いて、図13乃至図25を用いて、実施形態に係るサービス利用システムの処理または動作について説明する。まず、図13を用いて、サービス利用システム1によるプロファイルの構築処理の全体の流れについて概略的に説明する。図13は、サービス利用システムにおけるプロファイルの構築処理の一例を示すフローチャートである。
まず、ユーザ端末50のタッチポイント読込部52は、機器90等に貼り付けられたタッチポイント70を読み込むことで、タッチポイント情報を取得する(ステップS11)。このタッチポイント情報には、タッチポイント70を識別するタッチポイントID等が含まれる。また、ユーザ端末50は、取得したタッチポイント情報を情報処理システム10へ送信することで、読み込んだタッチポイント70に対応する連携サービス30から提供される所定のサービスを利用する(ステップS12)。この所定のサービスは、図10に示されている連携サービス管理DB1001に登録された各種サービスである。
また、情報処理システム10は、ユーザ端末50を介して利用された所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を、ログ情報管理DB1003(図12参照)に蓄積して管理する(ステップS13)。そして、情報処理システム10は、ステップS13で蓄積された複数のログ情報を用いて、複数のユーザの行動履歴を含む現場のプロファイルである現場プロファイルを生成する(ステップS14)。さらに、情報処理システム10は、ユーザコンテキスト情報を用いて、ユーザ単位の行動履歴を示すプロファイルであるユーザプロファイルを生成する(ステップS15)。以下、図13に示されている各処理について詳細を説明する。
○サービス利用処理○
図14および15を用いて、図13のステップS11およびステップS12に示すユーザによるタッチポイント70を介したサービス利用処理について詳細に説明する。図14および図15は、サービス利用処理の一例を示すシーケンス図である。まず、図14を用いて、例えば、ユーザが機器90に貼り付けられたタッチポイント70を読み込むことで、機器90を利用した機器連携サービス30A(サービスID;S005)を利用する際の処理の例を説明する。
まず、ユーザは、ユーザ環境に設置された機器90に紐づくタッチポイント70にユーザ端末50を近づけて、ユーザ端末50をタッチポイント70に翳したり、タッチポイント70を撮影したりすることで、タッチポイント情報を取得する(ステップS31)。このタッチポイント情報は、タッチポイント70を識別するタッチポイントIDおよびタッチポイント70を読み込んだ際にユーザ端末50がアクセスするアクセス先を示すアクセス情報を含む。ここで、ステップS31で取得されたタッチポイント情報は、読込情報の一例である。
次に、ユーザ端末50のタッチポイント読込部52は、ステップS31で取得されたタッチポイント情報に含まれるアクセス情報を入力としてブラウザ部51を自動的に起動させる(ステップS32)。そして、ユーザ端末50のブラウザ部51は、ステップS31で取得されたアクセス情報が示すアクセス先(情報処理システム10)に対して、HTTPリクエストを送信する(ステップS33)。このHTTPリクエストは、ステップS31で取得されたタッチポイント情報に含まれるタッチポイントID、およびユーザを識別するアカウント情報等を含む。アカウント情報は、例えば、ユーザ端末50が過去に当該アクセス先にアクセスした際に、ユーザ端末50に当該アクセス情報に関連づけられて保存されているcookieである。なお、アカウント情報は、タッチポイント70が読み込まれた際にユーザによって入力される構成であってもよい。また、アカウント情報が不要のゲストとして一旦ログインさせ、その後アカウント情報をユーザによって入力させる構成であってもよい。アカウント情報は、例えば、学生情報または社員情報等を含む。これにより、アクセス先である情報処理システム10の送受信部11は、ユーザ端末50から送信されたHTTPリクエストを受信する。
次に、特定部13は、ステップS33で受信されたタッチポイントIDを検索キーとして連携サービス管理DB1001(図10参照)を検索することで、受信されたタッチポイントIDが関連づけられた連携サービス情報を読み出すことで、連携サービス30を特定する(ステップS34)。この場合、特定部13は、連携サービス30として、機器連携サービス30Aを特定するものとして説明する。
次に、サービス提供部12は、ステップS34で特定された連携サービス30に対応するURLに対して、ステップS33で受信されたアカウント情報を送信する(ステップS35)。具体的には、サービス提供部12は、連携サービス管理DB1001から読み出された連携サービス情報に含まれるURL(機器連携サービス30A)に対して、アカウント情報を送信する。そして、機器連携サービス30Aは、情報処理システム10から送信されたアカウント情報を用いてユーザ認証等を行い、要求元のユーザ端末50に対して、受信したアカウント情報に対するリダイレクトを行う(ステップS36)
次に、ユーザ端末50のブラウザ部51は、ステップS36で機器連携サービス30Aから送信された情報に基づいて所定のサービスに係る処理を選択する(ステップS37)。ユーザ端末50は、例えば、機器連携サービス30Aから送信された情報に基づくサービス利用画面を表示させ、表示されたサービス利用画面に対するユーザの入力操作に応じた処理を選択する。そして、ユーザ端末50のブラウザ部51は、機器連携サービスAに対して、ステップS37で選択された処理を実行させる処理要求を送信する(ステップS38)。この処理要求は、例えば、要求する処理の内容および処理対象の入力コンテンツ(例えば、データファイル)等を含む。機器連携サービス30Aは、機器90に対して、ユーザ端末50から送信された処理要求を送信する(ステップS39)。
次に、機器90は、ステップS39で受信された処理要求に応じた処理を実行し、機器連携サービス30Aに対して、実行された処理の結果を示す処理結果通知を送信する(ステップS40)。この処理結果通知は、ステップS39で受信された処理対象の入力コンテンツまたは処理結果である出力コンテンツ(例えば、データファイル)等を含む。なお、ステップS39およびステップS40における機器連携サービス30Aと機器90との通信は、ゲートウェイ等の中継器を介して行われてもよい。
次に、機器連携サービス30Aは、情報処理システム10に対して、ステップS40で受信された処理結果通知に含まれる情報を示す処理履歴情報を送信する(ステップS41)。これにより、情報処理システム10のサービス提供部12は、機器連携サービス30Aから送信された処理履歴情報を受信する。そして、ログ管理部14は、ステップS33で受信されたタッチポイントIDおよびアカウント情報、並びにステップS41で受信された処理履歴情報が関連づけられたログ情報を、ログ情報管理DB1003(図12参照)に記憶・読出部19を介して記憶する(ステップS42)。
これにより、サービス利用システム1は、ユーザ端末50で読み込んだタッチポイント情報に基づいて、連携サービス30の一例である機器連携サービス30Aから提供される機器90を用いたサービスをユーザに利用させることができる。また、情報処理システム10は、タッチポイント70を介した機器90を用いたサービスの利用履歴が、読み込んだタッチポイント70およびタッチポイント70を読み込んだユーザと関連づけられたログ情報を管理することができる。
続いて、図15を用いて、例えば、ユーザ拠点に設置されたタッチポイント70をユーザが読み込むことで、データ提出サービス30B(サービスID;S003)を利用する際の処理の例を説明する。なお、ステップS51~ステップS54の処理は、図14に示されているステップS31~ステップS34の処理と同様であるため、説明を省略する。この場合、ステップS54において、特定部13は、連携サービス30として、データ提出サービス30Bを特定するものとして説明する。
ステップS55において、サービス提供部12は、ステップS54で特定された連携サービス30に対応するURLに対して、ステップS53で受信されたアカウント情報を送信する。具体的には、サービス提供部12は、連携サービス管理DB1001から読み出された連携サービス情報に含まれるURL(データ提出サービス30B)に対して、アカウント情報を送信する。そして、データ提出サービス30Bは、情報処理システム10から送信されたアカウント情報を用いてユーザ認証等を行い、要求元のユーザ端末50に対して、受信したアカウント情報に対するリダイレクトを行う(ステップS56)
次に、ユーザ端末50のブラウザ部51は、ステップS56でデータ提出サービス30Bから送信された情報に基づいて所定のサービスに係る処理を選択する(ステップS57)。ユーザ端末50は、例えば、データ提出サービス30Bから送信された情報に基づくサービス利用画面を表示させ、表示されたサービス利用画面に対するユーザの入力操作に応じた処理を選択する。そして、ユーザ端末50のブラウザ部51は、データ提出サービス30Bに対して、ステップS57で選択されたデータファイルを送信する(ステップS58)。
次に、データ提出サービス30Bは、ステップSで受信されたデータファイルを所定のフォルダに記憶し、情報処理システム10に対して、ステップS58で受信されたデータファイルを含む処理履歴情報を送信する(ステップS59)。これにより、情報処理システム10のサービス提供部12は、データ提出サービス30Bから送信された処理履歴情報を受信する。そして、ログ管理部14は、ステップS53で受信されたタッチポイントIDおよびアカウント情報、並びにステップS59で受信された処理履歴情報が関連づけられたログ情報を、ログ情報管理DB1003(図12参照)に記憶・読出部19を介して記憶する(ステップS60)。
これにより、サービス利用システム1は、ユーザ端末50で読み込んだタッチポイント情報に基づいて、連携サービス30の一例であるデータ提出サービス30Bから提供されるクラウドサービスをユーザに利用させることができる。また、情報処理システム10は、タッチポイント70を介したクラウドサービスの利用履歴が、読み込んだタッチポイント70およびタッチポイント70を読み込んだユーザと関連づけられたログ情報を管理することができる。
なお、図14および図15に示されている処理は、それぞれ機器90を用いたサービスおよびクラウドサービスの利用時の処理の一例であり、機器連携サービス30Aおよびデータ提出サービス30B以外の連携サービス30に対しても同様の処理が行われる。
○現場プロファイルの生成処理○
次に、図16乃至図22を用いて、図13のステップS13およびステップS14に示す現場プロファイルを生成する処理について詳細に説明する。図16は、情報処理システムにおける現場プロファイルの生成処理の一例を示すフローチャートである。
まず、情報処理システム10のログ管理部14は、ログ情報管理DB1003(図12参照)に記憶されているログ情報を、記憶・読出部19を介して読み出して取得する(ステップS101)。次に、情報処理システム10の推定部15は、ステップS101で取得されたログ情報を用いて、現実の現場と仮想の現場が紐づけられた属性情報を生成する(ステップS102)。
ここで、属性情報は、ログ情報管理DB1003(図12参照)に蓄積されたサービスの利用履歴を示すログ情報からユーザ環境における現場の複数のユーザの行動履歴を特定するために、ログ情報の内容をユーザの行動履歴の内容を示す属性項目に分類した情報である。この場合、ユーザの行動履歴の内容には、ユーザがサービス利用を行った現実の現場の情報と、ユーザのサービス利用による現実の現場でのユーザの行動に基づくユーザ間での繋がり(人の繋がり)を示す仮想の現場の情報が含まれる。推定部15は、現実の物理的な人の移動と移動した人に紐づいた仮想の現場における人の繋がりを判断し、「現場が変わる」および「人の繋がりが変わる」の単位でユーザの行動履歴を分類する。すなわち、現実の現場とは、場所を特定できるタッチポイント70を読み込んだユーザに対する物理的な移動を示し、仮想の現場とは、同時刻の現実の現場に紐づいた人同士のデータのやり取り等の繋がりを示している。
ここで、図12に示されているログ情報の例を用いて、属性項目の分類手順を説明する。まず、先生Aが読み込んだタッチポイント70の設置場所の情報から、ログID「L01」とログID「L04」~「L06」は、現実の現場が異なることがわかる。また、ログID「L02」と「L03」における出力情報から、学生A、学生Bと先生Bは、ログID「L04」~「L06」において同じ現場にいることがわかる。さらに、先生Aは、ログID「L07」~「L11」の期間において、据え置き型ではないプロジェクタを利用していることがわかる。また、学生Bは、ログID「L08」から、講義室Bで黒板の板書を撮影して先生Aに送っていることがわかる。さらに、学生Cおよび学生Dは、それぞれログ「L09」と「L10」から、先生Aにデータファイルを提出していることがわかる。推定部15は、取得されたログ情報から推定した上記の結果から、属性項目を分類して属性情報を生成する。そして、推定部15は、生成した属性情報を、属性情報管理DB1004に記憶・読出部19を介して記憶する。
図17は、属性情報管理テーブルの一例を示す概念図である。属性情報管理テーブルは、推定部15によって生成された属性情報を管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図17に示されているような属性情報管理テーブルによって構成されている属性情報管理DB1004が構築されている。
属性情報管理テーブルは、ログを識別するログID、ログが取得された日時、タッチポイント70を識別するタッチポイントID、タッチポイント70を読み込んだユーザを識別するアカウント情報、ユーザがサービス利用を行った現実の現場の情報の情報およびユーザのサービス利用による現実の現場でのユーザの行動に基づく仮想の現場の情報が関連づけられた履歴情報を管理している。
このうち、ログID、日時、タッチポイントIDおよびアカウント情報は、推定部15による属性情報の生成に用いたログ情報の内容(図12参照)と同様である。また、現実の現場の情報には、ユーザがサービス利用を行った場所として、読み込まれたタッチポイント70の設置場所を示す設置IDが示されている。さらに、仮想の現場の情報は、現実の現場でのユーザの行動に基づくユーザ間の繋がり(人の繋がり)を示す。
次に、情報処理システム10の判断部17は、ステップS102で生成された属性情報のうち、推定できない属性項目が存在するか否かを判断する(ステップS103)。ここで、図17に示す属性情報において、ログID「L07」は、上述の推定部15の処理によって現実の現場および先生Aが投影したプロジェクタを見たユーザが推定できないため、現実の現場の情報および仮想の現場の情報における一方のユーザが推定できない属性項目となる。また、ログID「L09」、「L10」および「L11」は、それぞれ上述の推定部15の処理によって現実の現場が推定できないため、現実の現場の情報が推定できない属性項目となる。判断部17は、属性情報に推定できない属性項目が存在する場合(ステップS103のYES)、処理をステップS104へ移行させる。一方で、判断部17は、属性情報に推定できない属性項目が存在しない場合(ステップS103のNO)、処理をステップS105へ移行させる。
次に、情報処理システム10の推定部15は、ステップS101で取得された複数のログ情報に含まれる属性項目から、ステップS103で判断された推定できない属性項目を補間する(ステップS104)。具体的には、推定部15は、あるログ情報に含まれる推定できない未知の属性項目を、ログ情報に含まれる既知の属性項目および他のログ情報に含まれる既知の属性項目に基づいて補間する。
推定部15は、例えば、ログID「L08」の仮想の現場の情報において、学生Cと先生Aとの繋がりがあることから、推定できない属性項目であるログID「L07」と「L11」の現実の現場の情報として、ログID「L08」と同じ現実の現場の情報である「R0B(講義室B)」を補完する。また、推定部15は、例えば、ログID「L09」と「L10」の仮想の現場の情報において、学生C,学生Dと先生Aとの繋がりがあることから、推定できない属性項目であるログID「L07」の仮想の現場の情報における一方のユーザとして、ログID「L09」と「L10」のユーザである「学生C、学生D」を補完する。さらに、推定部15は、例えば、ログID「L07」の補完された仮想の現場の情報により、学生C、学生Dと先生Aとの繋がりがあり、ログID「L07」の補完された現実の現場の情報により、「R0B(講義室B)」が現実の現場であることから、推定できない属性項目であるログID「L09」と「L10」の現実の現場の情報として、ログID「L07」と同じ現実の現場の情報である「R0B(講義室B)」を補完する。
次に、生成部16は、ステップS102で生成された属性情報およびステップS104で補間された属性情報を用いて、複数のユーザの行動履歴を含む現場プロファイルを生成する(ステップS105)。そして、生成部16は、生成した現場プロファイルを、現場プロファイル管理DB1005に記憶・読出部19を介して記憶する。
図18は、現場プロファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。現場プロファイル管理テーブルは、生成部16によって生成された現場プロファイルを管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図18に示されているような現場プロファイル管理テーブルによって構成されている現場プロファイル管理DB1005が構築されている。
現場プロファイル管理テーブルは、ユーザ環境における現場を識別する現場ID、現場において行われた所定の行動の参加者、現場の場所を示すタッチポイント70の設置ID、現場において行われた行動の期間を示す期間開始および期間終了、並びに現場プロファイルの生成に用いられたログ情報を識別するログIDが関連づけられた現場プロファイルを管理している。
現場のプロファイルは、スケジュールまたは計画等から事前生成する場合と、上述の処理に基づいて行動履歴から分類して生成する場合とがある。生成部16に事前に生成されていない現場プロファイルの内容を、蓄積されたログ情報を用いた行動履歴の分類によって生成または補足する。情報処理システム10は、複数のログ情報を用いて現場プロファイルを生成することにより、現実の現場と仮想の現場を融合することで、断片的な複数のユーザの行動履歴を統合することができる。
ここで、図19乃至図22を用いて、上述の現場プロファイルの生成について概略的に説明する。図19および図20は、先生Aを起点とした行動履歴の一例の概略について説明するための図である。図19は、先生Aを起点としたジャーニーマップを示し、図20は、図19における各ポイントの行動履歴の詳細を示す。
図19に示されているように、情報処理システム10は、異なるタッチポイント70を介したサービスの利用履歴に基づいて、断片的な現場での行動履歴を統合する。現場の人の導線に沿った時系列な行動履歴を取得するために、ユーザ環境である現場に配置されたタッチポイント70の利用が効果的である。サービス利用システム1は、複数のユーザの現実の現場の導線に沿ってタッチポイント70を配置することで、いつ、誰が、どこで、何をしたのかを示す行動履歴を取得することができる。先生Aは、例えば、学生に対して講義を行う導線に沿って、研究室Aでの印刷、講義室Aでの講義および講義室Bでの講義を行う。
情報処理システム10は、上述のステップS102に対応する処理として、読み込まれたタッチポイント70に対応するログ情報から、現場の行動におけるポイント(1~6)ごとの行動履歴を、属性項目に分類して推定する。この属性項目は、いつ、誰が、どこで、(誰に)何をしたかの項目を含む。一方で、図20に示されているように、先生Aの行動において、個別のサービスの利用履歴からは断片的な行動履歴を推定することは可能であるが、先生Aのジャーニーマップを理解するだけでは推定できない属性項目が存在する。図19および図20の例では、情報処理システム10は、ポイント3の「誰に」の属性項目(「不明(1)」)、ポイント4の「誰に」の属性項目(「不明(2)」)および「どこで」の属性項目(「不明(3)」)、並びにポイント6の「どこで」の属性項目(「不明(4)」)を推定することができない。
情報処理システム10は、上述のステップS104に対応する処理として、推定できない属性項目を補完する処理を行う。例えば、ポイント3の「誰に」の属性項目(「不明(1)」)について、情報処理システム10は、据え置き型のプロジェクタを見ている人を特定するにあたり、学生A、学生Bが講義室Aの入口のタッチポイント70から出席登録を行っている(ポイント2)ことから、講義の出席者が明確となり、プロジェクタを見ている人(学生A、学生B)を特定して補完する。また、ポイント4の「誰に」の属性項目(「不明(2)」)について、情報処理システム10は、据え置き型ではない携帯のプロジェクタを見ている人を特定するにあたり、講義中の解答用紙の提出者を講義の出席者とみなし、プロジェクタを見ている人(学生C、学生D)を特定して補完する。
さらに、ポイント4の「どこで」の属性項目(「不明(3)」)について、据え置き型ではない携帯のプロジェクタは、操作開始から一定時間(例えば、1時間)操作可能であり、電源断または使用終了の指示があるまで継続して操作が可能である。そこで、情報処理システム10は、同時刻付近で解答用紙が提出された提出物の情報から提出場所を特定し(ポイント6)、同時刻付近で解答用紙を提出した学生と同じ学生(学生C)が黒板の板書を撮影して先生Aに提出している(ポイント5)ことから、ポイント6の場所を、先生Aの場所として特定して補完する。このように、情報処理システム10は、同じユーザの同時刻付近における異なるタッチポイント70の利用履歴から他の利用履歴における推定できない属性項目を補完することができる。
また、ポイント6の「どこで」の属性項目(「不明(4)」)について、解答用紙に貼り付けてあるタッチポイント70から学生が解答用紙を提出する場合、学生は、どこからでも自分のユーザ端末50から提出することができ、一つの利用履歴からは場所を特定することができない。そこで、情報処理システム10は、提出先の先生Aの異なる利用履歴(ポイント4)から提出場所を特定することができる。情報処理システム10は、提出先の講義時間に先生の場所が確定していれば、講義時間内の提出であれば講義室から提出と推定できる。
図21は、先生Aを起点として生成された現場プロファイルの一例の概略について説明するための図である。図21は、先生Aを起点とした行動履歴を、現実の現場と仮想の現場に分離して示している。現実の現場は、場所を特定可能(設置IDを含む)なタッチポイント70を読み込んだユーザに対する物理的な移動を示している。また、仮想の現場は、同時刻の現実の現場に紐づいた人と人とのデータのやり取りを示している。現場プロファイルは、現実の現場と仮想の現場を融合することで、断片的な行動履歴を統合して現場をプロファイル化したものである。
このように、情報処理システム10は、タッチポイント70を介して提供される異なるサービスの利用履歴に基づいて、ある利用履歴に基づく未知の属性項目を推測することにより、サービス利用が行われた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成することができる。また、情報処理システム10は、タッチポイント70を介した提供される異なるサービスの利用履歴を用いて現場プロファイルを生成することで、断片的なサービスの利用履歴から横断的な現場の行動履歴を把握することができる。さらに、情報処理システム10は、現場の人の導線に応じて設置されたタッチポイント70を用いたサービスの利用履歴を蓄積することで、ユーザの現場での行動履歴をより明確に推測することができる。
図22は、先生Aを起点として生成されたユーザプロファイルの一例の概略について説明するための図である。情報処理システム10は、現場プロファイルをユーザ視点でのプロファイルとして構築することで、図13のステップS15に示すユーザ単位のプロファイルであるユーザプロファイルを構築することができる。例えば、ユーザプロファイルは、現場で行われた異なる行動履歴である複数の現場プロファイルを格納する。また、ユーザプロファイルは、ユーザのスケジュールまたは計画等のコンテキスト情報から現場のメタ情報を付加してマッピングすることもできる。
図22に示されているように、現場の行動履歴は、タッチポイント70(タッチポイントID)に紐づけられている。現場の人の導線に沿った時系列な行動履歴は、人を起点として、現場単位でタッチポイント70を使用した人と人のコンテンツのやり取りを中心としたサービスを、上述の推定処理によってグループ化することで現場プロファイルが構築される。図22に示す研究室A、数学1‐1等の現場には、ユーザ(先生A)が利用した複数のタッチポイント70(タッチポイントID)が格納される。現場の単位は、現場の行動履歴からグループ化することができ、現場が変わる、または人の繋がりが変わる等で分類される。また、タッチポイントIDは、ユーザが読み込んだタッチポイント70に関する情報を保持する。タッチポイント70を介したサービスは、人と人を繋ぐサービスであるため、ユーザ自身がタッチポイントを読み込んだ場合には発信として管理し、他のユーザがタッチポイント70を読み込んで利用したサービスのコンテンツを受信として管理する。
図23は、ユーザコンテキスト情報の一例を示す図である。図23は、先生Aのスケジュールを示す情報である。ユーザコンテキスト情報は、例えば、外部のスケジューラシステム等から情報処理システム10に共有されることで取得される。情報処理システム10は、現場プロファイルにユーザごとのコンテキスト情報を加えることで、行動履歴の分類がより明確化できる。図23の例では、情報処理システム10は、先生Aのコンテキスト情報を加えることで、該当する時間の講義室Aでの講義内容である数学1―1を対応づけることができ、現場における場所の期間の範囲を明確にすることができる。なお、情報処理システム10は、ユーザのスケジュール以外に、場所の予約情報または講義室単位の講義スケジュール等を加えることで、行動履歴の分類をより明確にすることができる。
図24は、ユーザプロファイル管理テーブルの一例を示す概念図である。ユーザプロファイル管理テーブルは、生成部16によって生成されたユーザプロファイルを管理するためのテーブルである。記憶部1000には、図24に示されているようなユーザプロファイル管理テーブルによって構成されているユーザプロファイル管理DB1006が構築されている。
ユーザプロファイル管理テーブルは、ユーザごとに、ユーザ環境における現場を識別する現場IDおよび現場のメタ情報が関連づけられたユーザプロファイルを管理している。現場のメタ情報は、図23に示されているようなユーザのコンテキスト情報の内容に基づいて付加される。
このように、情報処理システム10は、上述した処理において行動履歴が分類された現場プロファイルに対して、ユーザのコンテキスト情報を加えることによって、ユーザごとのプロファイルをより明確に生成することができる。
○プロファイルに基づく統計処理○
次に、図25を用いて、上述の処理において生成された現場プロファイルおよびユーザプロファイルを蓄積した統計処理の例について説明する。図25は、先生Aを起点とした履修期間プロファイルの一例の概略について説明するための図である。情報処理システム10は、日々の現場プロファイルおよびユーザプロファイルを蓄積し、所定の期間のプロファイルを統合することで業務統計が可能となる。図25は、先生Aの2021年4月1日から2021年9月30日までの期間のプロファイルを統合することによって生成された履修期間プロファイルの例を示す。
情報処理システム10は、所定期間のプロファイルを統合することで、例えば、タッチポイント70の読み込み回数、タッチポイント70を読み込んだユーザ数およびタッチポイント70の読み取り場所等の統計を行うことができる。これにより、情報処理システム10は、現場プロファイルに基づくユーザ起点のユーザプロファイルを管理することで、断片化されたデータを統合でき、タッチポイント70を読み込んだユーザの人数だけでなく、サービスを利用した利用者をより明確に特定することができる。
また、情報処理システム10は、例えば、タッチポイント70を読み込んだユーザを起点としたプロファイルを構築することで、現場ごとのタッチポイントIDの発信者と受信者の繋がりの統計を行うことができるので、所定期間のプロファイルを統合して、タッチポイント70(タッチポイントID)に紐づいた人と人との繋がりの統計を行うことができる。さらに、情報処理システム10は、例えば、タッチポイント70を読み込んだユーザを起点としたプロファイルを構築することで、現場ごとのサービス利用の統計を行うことができるので、所定期間のプロファイルを統合して、タッチポイント70(タッチポイントID)に紐づいた人とサービスの繋がりの統計を行うことができる。
また、情報処理システム10は、例えば、現場ごとの参加者(ユーザ)の繋がりを管理でき、人と人とのコンテンツのやり取りだけでなく、ユーザコンテキスト情報を用いた統計を行うことができるので、所定期間のプロファイルを統合して、タッチポイント70(タッチポイントID)に紐づいたユーザとコンテンツの繋がりをメタデータとして確認することができる。さらに、情報処理システム10は、例えば、所定期間の現場プロファイルを統合することで、異なるタッチポイント70を介したサービスの間での統計に応じた広告または案内等を行うことができ、タッチポイント70(タッチポイントID)に紐づいた人のアクセス状況に応じて広告またはレコメンドを行うことができる。
本実施形態で説明した学校等の教育の現場において、学校での学びを学生ごとにデータ化した「eポートフォリオ」を称されるサービスがある。このサービスは、学生が学習過程で残したレポート、試験用紙、または活動の様子を記録した動画もしくは写真等をデジタル化して記憶する。このサービスは、先生が学生を評価する際の参考資料として利用されたり、学生自身が自身の学習として利用されたりする。サービスへの入力は、ファイルの参照または動画の閲覧等のデジタルのみの学習であれば、自動的にサービスが学習過程を記憶する。現実の現場での行動または気づきは、学習自身がメモとして個人のeポートフォリオに記録する。情報処理システム10は、このようなeポートフォリオのサービスと連携することで、文教におけるプロファイルの統計精度を向上させてサービスの質を向上させることができる。
また、情報処理システム10は、タッチポイント70(タッチポイントID)を活用することで、現実の現場と仮想の現場のデータの融合が可能となり、現実の現場の行動もeポートフォリオへ自動保存が可能となる。これにより、先生は、例えば、機器90の利用による講義への効果を可視化することができる。具体的には、先生は、黒板のみ、プロジェクタのみ、および黒板とプロジェクタの併用の場合の講義での学生の理解度の比較の統計がとれたり、据え置きプロジェクタと携帯プロジェクタの利用での設定準備時間の差を可視化できたり、講義の板書およびプロジェクタに表示したフォイル等を時系列に保存して講義をオンライン化できたりする。また、先生は、例えば、プロファイルの統計により、出席確認作業を行わなくても、出席者を推測できたり、履修学生全体の理解度と提出順番の統計における成績との関係性を見出したりすることができる。
一方で、学生においても、講義中にプロジェクタを用いて説明を受けたファイルまたは板書の内容を学生ごとの行動履歴として残せたり、出席登録作業をしなくても出席を記録できたり、黒板のみ、プロジェクタのみ、および黒板とプロジェクタの併用の場合の講義での自己の成績の差異を比較できたりする。
このように、情報処理システム10は、蓄積されたプロファイルを用いた統合処理を行うことで、人とサービスを繋ぐタッチポイント70(タッチポイントID)を起点に、人同士のデータのやり取りを横断的な視点でアクセス状況を確認することができる。また、情報処理システム10は、行きかうコンテンツ(情報)にタッチポイント70(タッチポイントID)に基づくメタデータを紐づけることができる。
●実施形態の効果
以上説明したように、サービス利用システム1は、タッチポイント70を介して提供される異なるサービスの利用履歴に基づいて、ある利用履歴に基づく未知の属性項目を推測することにより、サービス利用が行われた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成することができる。また、サービス利用システム1は、タッチポイント70を介した提供される異なるサービスの利用履歴を用いて現場プロファイルを生成することで、断片的なサービスの利用履歴から横断的な現場の行動履歴を把握することができる。
さらに、サービス利用システム1は、現場の人の導線に応じて設置されたタッチポイント70を用いたサービスの利用履歴を蓄積することで、ユーザの現場での行動履歴をより明確に推測することができる。また、サービス利用システム1は、蓄積された現場プロファイルおよびユーザプロファイルを統合した統計処理を行うことで、新たなサービスの提供に際して統計結果を有効に活用することができる。
なお、上述の実施形態において、タッチポイント70が設置されるユーザ環境として、学校の例を説明したが、タッチポイント70が設置されるユーザ環境は、学校に限られず、オフィス、工場、倉庫、工事もしくは点検作業を行う作業現場、店舗、商業施設、病院、介護施設、公共交通機関または家等を含む。このようなユーザ環境においても、サービス利用システム1は、対象のユーザ環境に応じてタッチポイント70を介して提供される連携サービス30の内容に応じたログ情報を情報処理システム10に蓄積して管理することにより、ユーザ環境における複数のサービスの利用履歴に応じた現場プロファイルまたはユーザプロファイルを生成することができる。
●補足●
上記で説明した実施形態の各機能は、一または複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本実施形態における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサ、並びに上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、GPU(Graphics Processing Unit)および従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
また、上記で説明した実施形態の各種テーブルは、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよく、関連づけられている各項目のデータを機械学習にて分類付けすることで、テーブルを使用しなくてもよい。ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり,コンピュータが,データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを、事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し,新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習および深層学習のいずれかの方法でもよく、さらに、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
これまで本発明の一実施形態に係る情報処理システム、サービス利用システム、情報処理方法およびプログラムについて説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態の追加、変更または削除等、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
1 サービス利用システム
10 情報処理システム
11 送受信部
12 サービス提供部(サービス提供手段の一例)
13 特定部
14 ログ管理部(取得手段の一例)
15 推定部(推定手段の一例)
16 生成部(生成手段の一例)
30 連携サービス
50 ユーザ端末
51 ブラウザ部(送信手段の一例)
52 タッチポイント読込部(読込手段の一例)
70 タッチポイント
90 機器
100 通信ネットワーク
1003 ログ情報管理DB(記憶手段の一例)

Claims (7)

  1. ユーザ端末によって読み取られたタッチポイントの識別情報を含み、当該識別情報によって特定される所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を取得する取得手段と、
    取得された複数の前記ログ情報に基づいて、前記所定のサービスの利用を特定するための複数の属性項目を含む属性情報を推定する推定手段と、
    取得された複数の前記ログ情報および推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントが読み取られた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成する生成手段と、
    を備え、
    前記推定手段は、前記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む属性項目であって、第1のログ情報に対応する未知の属性項目である第1のサービスを利用したユーザの情報を、当該第1のログ情報に含まれる既知の属性項目および第2のログ情報に含まれる第2のサービスを利用したユーザの情報を含む既知の属性項目に基づいて補間することによって、前記第1のログ情報に含まれる未知の属性項目であった第1のサービスを利用したユーザの情報を推定し、
    前記生成手段は、取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントを読み込んだ複数のユーザの行動履歴を含む前記現場プロファイルを生成する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記属性項目は、前記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む請求項に記載の情報処理システム。
  3. 前記第1のログ情報に対応する未知の属性項目は、第1のサービスの利用場所の情報であり、
    前記推定手段は、前記第1のサービスの利用場所の情報を、前記第1のログ情報に含まれる既知の属性項目および前記第2のログ情報に含まれる第2のサービスの利用場所の情報を含む既知の属性項目に基づいて補間することによって、前記第1のログ情報に含まれる前記属性情報を推定する請求項またはに記載の情報処理システム。
  4. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理システムであって、
    前記タッチポイントは、二次元コードであり、
    前記ユーザ端末によって前記二次元コードが読み込まれた読込情報に基づいて生成される前記ログ情報を記憶する記憶手段を備える情報処理システム。
  5. 請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理システムと、前記ユーザ端末と、を備えるサービス利用システムであって、
    前記ユーザ端末は、
    前記タッチポイントを読み込む読込手段と、
    読み込まれた読込情報を、前記情報処理システムへ送信する送信手段と、を備え、
    前記情報処理システムは、
    前記読込情報に対応する所定のサービスを、前記ユーザ端末に提供するサービス提供手段を備えるサービス利用システム。
  6. 情報処理システムが実行する情報処理方法であって、
    ユーザ端末によって読み取られたタッチポイントの識別情報を含み、当該識別情報によって特定される所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を取得する取得ステップと、
    取得された複数の前記ログ情報に基づいて、前記所定のサービスの利用を特定するための複数の属性項目を含む属性情報を推定する推定ステップと、
    取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントが読み取られた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成する生成ステップと、
    を含み、
    前記推定ステップは、前記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む属性項目であって、第1のログ情報に対応する未知の属性項目である第1のサービスを利用したユーザの情報を、当該第1のログ情報に含まれる既知の属性項目および第2のログ情報に含まれる第2のサービスを利用したユーザの情報を含む既知の属性項目に基づいて補間することによって、前記第1のログ情報に含まれる未知の属性項目であった第1のサービスを利用したユーザの情報を推定し、
    前記生成ステップは、取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントを読み込んだ複数のユーザの行動履歴を含む前記現場プロファイルを生成する情報処理方法。
  7. コンピュータに、
    ユーザ端末によって読み取られたタッチポイントの識別情報を含み、当該識別情報によって特定される所定のサービスの利用履歴を示すログ情報を取得する取得ステップと、
    取得された複数の前記ログ情報に基づいて、前記所定のサービスの利用を特定するための複数の属性項目を含む属性情報を推定する推定ステップと、
    取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントが読み取られた現場の行動履歴を示す現場プロファイルを生成する生成ステップと、
    を実行させ
    前記推定ステップは、前記所定のサービスを利用したユーザ、利用時間、利用場所およびサービス内容の少なくとも一つの情報を含む属性項目であって、第1のログ情報に対応する未知の属性項目である第1のサービスを利用したユーザの情報を、当該第1のログ情報に含まれる既知の属性項目および第2のログ情報に含まれる第2のサービスを利用したユーザの情報を含む既知の属性項目に基づいて補間することによって、前記第1のログ情報に含まれる未知の属性項目であった第1のサービスを利用したユーザの情報を推定し、
    前記生成ステップは、取得された前記ログ情報と推定された前記属性情報に基づいて、前記タッチポイントを読み込んだ複数のユーザの行動履歴を含む前記現場プロファイルを生成する、
    処理を実行させるプログラム。
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