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JP7690831B2 - 生産指示システム - Google Patents
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Description

本開示は、生産指示システムに関する。
従来から、生産計画に基づいて、製品の生産を管理する生産管理システムが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1に記載の生産管理システムは、各生産工程に対して作業の指示を行う工程指示装置と、製品の製造を行う製造設備を制御するコントローラとを備えている。生産管理システムでは、作業指示の後に、作業の開始、作業の完了、および実績数等の作業実績を示す実績情報が収集されて管理される。
特開2000-210846号公報
特許文献1のような従来の生産管理システムでは、作業主体(作業者や製造設備)および実績情報の取得方法が或る程度固定されており、これらが或る程度固定されている量産生産ラインへの適用を前提としている。このため、従来の生産管理システムは、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、作業者に求められる技能や使用すべき製造設備の種類が製品ごとに異なるために作業主体および実績情報の取得方法が製品ごとに異なるような生産ラインには適用できないという問題があった。
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
本開示の一形態によれば、立案された生産計画に基づいて生産指示を行う生産指示システムが提供される。このシステムは、前記生産計画を実現する複数の作業について、前記複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先の設定と、を受け付ける設定受付部と、設定された前記指示宛先に、前記作業の指示を示す指示情報を送信することにより、前記作業を指示する作業指示部と、を備える。前記設定受付部は、さらに、前記指示情報の送信先デバイスの設定を受け付け、前記作業指示部は、設定された前記送信先デバイスに前記指示情報を送信することにより、設定された前記指示宛先に前記作業を指示し、前記設定受付部は、さらに、前記作業の実績を入力する実績入力デバイスの設定を受け付け、前記生産指示システムは、設定された前記実績入力デバイスから入力される前記実績を取得する実績取得部をさらに備え、前記作業指示部は、設定された前記実績入力デバイスを示す情報を、前記指示情報に含めて前記送信先デバイスに送信し、前記設定受付部は、前記実績入力デバイスとして、前記作業の開始実績の入力を行う開始実績入力デバイスと、前記作業の完了実績の入力を行う完了実績入力デバイスと、の設定を受け付け、前記実績取得部は、設定された前記開始実績入力デバイスから前記開始実績を取得し、設定された前記完了実績入力デバイスから前記完了実績を取得し、前記生産指示システムは、取得された前記開始実績または前記完了実績に対応する前記作業を特定する作業特定部と、前記作業特定部によって特定された前記作業を示す情報と前記実績とを、前記生産計画を立案する生産計画立案部に送信する実績通知部と、前記実績取得部により取得された前記実績が取得済みであるか否かを判定する判定部と、をさらに備え、前記判定部は、前記実績が取得済みであると判定した場合に、前記実績を前記エラーログとして記録し、前記実績通知部は、前記判定部により前記実績が取得済みではないと判定された場合に、前記作業を示す前記情報と前記実績とを、前記生産計画立案部に送信する。
(1)本開示の一形態によれば、生産指示システムが提供される。この生産指示システムは、立案された生産計画に基づいて生産指示を行う生産指示システムであって、前記生産計画を実現する複数の作業について、前記複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先の設定を受け付ける設定受付部と、設定された前記指示宛先に、前記作業の指示を示す指示情報を送信することにより、前記作業を指示する作業指示部と、を備える。
この形態の生産指示システムによれば、生産計画を実現する複数の作業について、複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先の設定を受け付ける設定受付部と、設定された指示宛先に、作業の指示を示す指示情報を送信することにより、作業を指示する作業指示部とを備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、作業者に求められる技能や使用すべき製造設備が製品ごとに異なるために作業主体が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、指示宛先が固定された構成に比べて、宛先を指定して適切な宛先に作業指示することができる。
(2)上記形態の生産指示システムにおいて、前記設定受付部は、さらに、前記指示情報の送信先デバイスの設定を受け付け、前記作業指示部は、設定された前記送信先デバイスに前記指示情報を送信することにより、設定された前記指示宛先に前記作業を指示してもよい。この形態の生産指示システムによれば、設定受付部は、さらに、指示情報の送信先デバイスの設定を受け付けるので、例えば、指示宛先が作業者であり、かかる作業者が複数のデバイスを用いる可能性がある場合において、適切なデバイスに対して指示情報を送信できる。
(3)上記形態の生産指示システムにおいて、前記設定受付部は、さらに、前記作業の実績を入力する実績入力デバイスの設定を受け付け、前記生産指示システムは、設定された前記実績入力デバイスから入力される前記実績を取得する実績取得部をさらに備え、前記作業指示部は、設定された前記実績入力デバイスを示す情報を、前記指示情報に含めて前記送信先デバイスに送信してもよい。この形態の生産指示システムによれば、設定受付部は、さらに、作業の実績を入力する実績入力デバイスの設定を受け付け、作業指示部は、設定された実績入力デバイスを示す情報を、指示情報に含めて送信先デバイスに送信するので、適切なデバイスからの実績入力を指示できる。また、生産指示システムは、設定された実績入力デバイスから入力される実績を取得する実績取得部をさらに備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、作業者に求められる技能や使用すべき製造設備の種類が製品ごとに異なるために実績情報の取得方法が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、適切な実績入力デバイスから実績を取得できる。
(4)上記形態の生産指示システムにおいて、前記設定受付部は、前記実績入力デバイスとして、前記作業の開始実績の入力を行う開始実績入力デバイスと、前記作業の完了実績の入力を行う完了実績入力デバイスと、の設定を受け付け、前記実績取得部は、設定された前記開始実績入力デバイスから前記開始実績を取得し、設定された前記完了実績入力デバイスから前記完了実績を取得してもよい。この形態の生産指示システムによれば、設定受付部は、開始実績入力デバイスと完了実績入力デバイスとの設定を受け付け、実績取得部は、設定された開始実績入力デバイスから開始実績を取得し、設定された完了実績入力デバイスから完了実績を取得するので、適切なデバイスから開始実績および完了実績を取得できる。特に、設定された開始実績入力デバイスと完了実績入力デバイスが異なるデバイスの場合、適切なデバイスから開始実績と完了実績をそれぞれ取得できる。
(5)上記形態の生産指示システムにおいて、前記作業に対して、前記指示宛先と、前記送信先デバイスと、前記開始実績入力デバイスと、前記完了実績入力デバイスとの複数の組み合わせパターンが、それぞれパターン識別情報と共に予め対応付けられている作業マスタテーブルを、さらに備え、前記生産計画には、前記作業の内容と共に前記パターン識別情報が記録されており、前記設定受付部は、前記パターン識別情報が記録されている前記生産計画が入力されることにより、前記作業について、前記指示宛先と、前記送信先デバイスと、前記開始実績入力デバイスと、前記完了実績入力デバイスと、の設定を受け付けてもよい。この形態の生産指示システムによれば、作業に対して、指示宛先と、送信先デバイスと、開始実績入力デバイスと、完了実績入力デバイスとの複数の組み合わせパターンが、それぞれパターン識別情報と共に予め対応付けられている作業マスタテーブルをさらに備え、生産計画には、作業の内容と共にパターン識別情報が記録されているので、指示宛先と、送信先デバイスと、開始実績入力デバイスと、完了実績入力デバイスとの4つの項目がそれぞれ入力されるよりも、パターン識別情報の1つの項目が入力され得る。このため、かかる簡易な手法により、設定受付部は、指示宛先と、送信先デバイスと、開始実績入力デバイスと、完了実績入力デバイスと、の設定を受け付けることができる。
(6)上記形態の生産指示システムにおいて、前記作業指示部は、前記送信先デバイスに対して前記指示情報を送信する指示情報送信部を有し、前記送信先デバイスは、表示部を有し、前記指示情報送信部は、前記指示情報として、前記表示部に表示した場合に作業者が理解可能な指示内容を示す情報を、前記送信先デバイスに送信し、前記表示部は、前記指示内容を示す情報を表示してもよい。この形態の生産指示システムによれば、指示内容を示す情報が送信先デバイスの表示部に表示された場合に、作業者は、かかる指示内容を示す情報を理解できる。
(7)上記形態の生産指示システムにおいて、前記開始実績は、前記開始実績入力デバイスを示す情報と、前記作業の対象となった対象物の数を示す情報や識別情報を含み、前記完了実績は、前記完了実績入力デバイスを示す情報と、前記作業の対象となった対象物の数を示す情報や識別情報と、を含んでもよい。この形態の生産指示システムによれば、開始実績または完了実績は、開始実績入力デバイスまたは完了実績入力デバイスを示す情報を含んでいるので、どのデバイスにおいて開始実績または完了実績が送信されたのかを特定できる。また、開始実績または完了実績は、作業の対象となった対象物の数を示す情報を含んでいるので、作業の対象となった対象物の数を特定できる。
(8)上記形態の生産指示システムにおいて、取得された前記開始実績または前記完了実績に対応する前記作業を特定する作業特定部と、前記作業特定部によって特定された前記作業を示す情報と前記実績とを、前記生産計画を立案する生産計画立案部に送信する実績通知部と、をさらに備えてもよい。この形態の生産指示システムによれば、実績通知部は、作業特定部によって特定された作業を示す情報、言い換えると、計画された作業を示す情報と、実績とを生産計画立案部に送信するので、生産計画立案部において、作業の実績を利用することが可能となる。
(9)本開示の別の形態によれば、生産指示システムが提供される。この生産指示システムは、立案された生産計画に基づいて生産指示を行う生産指示システムであって、前記生産計画には、前記生産計画を実現する複数の作業について、前記複数の作業の実績が入力される実績入力デバイスが予め設定されており、前記実績入力デバイスから、入力された前記実績と、前記実績入力デバイスを特定可能なデバイス特定情報とを取得する実績取得部と、取得された前記実績と前記デバイス特定情報とを用いて、前記実績に対応する前記作業を特定する作業特定部と、を備える。
この形態の生産指示システムによれば、実績入力デバイスから、入力された実績と、実績入力デバイスを特定可能なデバイス特定情報とを取得する実績取得部と、取得された実績とデバイス特定情報とを用いて、実績に対応する作業を特定する作業特定部とを備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、使用すべき製造設備の種類が製品ごとに異なるために実績情報の取得方法が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、実績情報の収集を適切に行うことができる。
(10)上記形態の生産指示システムにおいて、前記実績取得部は、前記作業の完了実績の入力を行う完了実績入力デバイスから前記完了実績を、前記実績として取得してもよい。この形態の生産指示システムによれば、作業の完了実績を実績として取得できる。このため、取得した作業の完了実績に基づいて、実績に対応する作業の特定精度が向上する。
(11)上記形態の生産指示システムにおいて、前記実績取得部は、前記作業の開始実績の入力を行う開始実績入力デバイスから前記開始実績を、前記実績としてさらに取得してもよい。この形態の生産指示システムによれば、作業の開始実績を実績としてさらに取得できる。このため、さらに取得した作業の開始実績に基づいて、実績に対応する作業の特定精度が更に向上する。
(12)上記(9)の形態の生産指示システムにおいて、前記実績入力デバイスは、PLCと、シグナルタワーと、情報コード読み取り装置と、タブレットとのうちのいずれかであってもよい。この形態の生産指示システムによれば、異なる種類の実績入力デバイスに対応できる。
本開示の一実施形態における生産指示システムの構成を示す模式的なブロック図である。 作業指示・実績処理装置の構成を示すブロック図である。 生産計画装置の構成を示すブロック図である。 生産計画情報の一例を示す図である。 作業マスタテーブルの設定例を示す図である。 生産指示および実績処理の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態における実績処理の手順を示すフローチャートである。
A.第1実施形態:
A1.生産指示システムの概略構成:
図1は、本開示の一実施形態における生産指示システム100の構成を示す模式的なブロック図である。生産指示システム100は、立案された生産計画に基づいて生産指示を行うシステムである。生産指示システム100は、図示しない生産ラインと共に用いられる。生産指示システム100は、量産型の生産ラインに適用可能だが、量産型に限らず多品種少量型の生産ラインにも適用可能である。図1に示すように、生産指示システム100は、作業指示・実績処理装置10と、デバイス30A,30B,30C,30Dと、生産計画装置40を備える。作業指示・実績処理装置10と、生産計画装置40は、ローカルエリアネットワーク1(以下、「LAN1」と呼ぶ)によって互いに通信接続されている。本実施形態において、LAN1は、IEEE802.3等で規定される有線LAN(Local Area Network)により構成されている。なお、有線LANに代えて、IEEE802.11において規定される無線LAN(Local Area Network)など、他の任意の種類のネットワークが用いられてもよい。
作業指示・実績処理装置10と、デバイス30A~30Dは、ローカルエリアネットワーク2(以下、「LAN2」と呼ぶ)によって互いに通信接続されている。本実施形態において、LAN2は、IEEE802.11において規定される無線LAN(Local Area Network)により構成されている。なお、無線LANに代えて、IEEE802.3等で規定される有線LAN(Local Area Network)など、他の任意の種類のネットワークが用いられてもよい。なお、LAN1とLAN2とは、同一のセグメントに属していてもよいし、独立したセグメントであってもよい。
図2は、作業指示・実績処理装置10の構成を示すブロック図である。作業指示・実績処理装置10は、作業指示を行い、かかる作業の実績を処理する装置である。作業指示とは、生産計画を実現する複数の作業について、かかる複数の作業に含まれる各作業の指示を意味する。本実施形態において、「実績」は、開始実績と完了実績を有するが、具体的には後述する。図2に示すように、作業指示・実績処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、記憶部22と、入出力インターフェイス24を備えるコンピュータにより構成されている。記憶部22は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを有する。入出力インターフェイス24は、作業指示・実績処理装置10と外部との間で、指令値や出力値を入出力するために用いられる。
CPU11は、記憶部22に予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、作業指示部12、実績取得部14、作業特定部16、判定部18、および実績通知部20として機能する。
作業指示部12は、生産計画を実現する複数の作業について、かかる複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先と、作業の指示を示す指示情報の送信先デバイスに従って、作業を指示する。なお、指示宛先と、送信先デバイスは、後述する設定受付部44によって設定される。本実施形態において、送信先デバイスは、図1に示すデバイス30A~30Dのうちのいずれかである。デバイス30A~30Dは、作業指示を受け、また、実績を入力する装置である。例えば、デバイス30A~30Dは、例えば、タブレット、QRリーダ、PLC(Programmable Logic Controller:プログラマブルロジックコントローラ)、シグナルタワーのいずれかにより構成されている。作業指示部12は、指示情報送信部12Aを有する。指示情報送信部12Aは、送信先デバイス30A~30Dのいずれかに対して指示情報を送信する。なお、デバイス30A~30Dは、タブレット、QRリーダ、PLC、シグナルタワーのいずれかに限らず、本実施形態の作用効果を奏するならば他の任意の種類のデバイスにより構成されていてもよい。
実績取得部14は、設定された開始実績デバイスから開始実績を取得し、設定された完了実績デバイスから完了実績を取得する。作業特定部16は、取得された開始実績および完了実績に対応する作業を特定する。判定部18は、後述する作業マスタテーブルの実績デバイスと、入力実績のデバイスとを照合して一致するか否かを判定する。
実績通知部20は、作業特定部16によって特定された作業を示す情報と実績とを、後述する生産計画立案部42に送信する。上述の各機能部12~20が行う処理の説明は後述する。
図3は、生産計画装置40の構成を示すブロック図である。生産計画装置40は、生産計画のスケジューリングを行う装置である。
図3に示すように、生産計画装置40は、CPU41と、記憶部50と、入出力インターフェイス52を備えるコンピュータにより構成されている。記憶部50は、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)とを有する。記憶部50には、立案された生産計画として、作業の内容と共に、パターン識別情報が記憶される。入出力インターフェイス52は、生産計画装置40と外部との間で、指令値や出力値を入出力するために用いられる。
CPU41は、記憶部50に予め記憶されている制御プログラムを実行することにより、生産計画立案部42、および設定受付部44として機能する。
生産計画立案部42は、人間によって作られた生産計画のスケジューリングを行う。具体的には、生産計画立案部42は、生産計画の各作業のタイムスケジュールを設定する。例えば、生産計画立案部42は、設定された納期に間に合うように、完成品が出来上がるタイミングと、かかるタイミングに合わせた各作業のタイムスケジュールを設定する。
図4は、生産計画情報の一例を示す図である。管理者は、生産計画装置40を使って、図4に示す生産計画情報を作成し、かかる生産計画情報を記憶部50に予め記憶させておく。図4に示す「プロセスNo.」は、各作業に割り当てられた順序を示す番号である。「設備名」は、作業が行われる対象の設備名である。「作業名」は、作業の名称である。「分類」は、人によって行われる「人作業」か、設備が作業を行う「設備生産」かの分類である。「パターン」は、作業指示方法等を一意に特定するための情報であるが、かかるパターンについては、後述する。
図4の最上行について例示的に説明する。この最上行では、プロセスNo.「010」の作業は、設備名「AA1234」の設備において、「治具段替え」の作業が「人作業」によって行われ、作業指示方法等のパターンは「1」であることが設定されている。各行の各作業について同様に設定されている。図4に示す太い矢印は、プロセス順を示しており、上段から下段へ向かって作業が進行することを示している。本実施形態において、完成品は、図4の最下段の「検査」を終えた後に出来上がる。
図5は、作業マスタテーブルの設定例を示す図である。作業マスタテーブルとは、各作業についての作業指示方法や実績入力方法が対応付けられたテーブルを意味する。作業マスタテーブルは、管理者が生産計画装置40を使って生成し、予め記憶部50に記憶されている。例えば、図5に示す作業マスタテーブルの設定例が予め記憶部50に記憶されている。図5に示す2つの作業では、作業指示方法と実績入力方法の組み合わせパターンがそれぞれ4つずつ設定されている。
図5に示す「作業名」は、図4の「作業名」と同じである。また、「標準指示先」は、人が行う「人作業」か、設備が行う「設備生産」かを示し、図4に示す「分類」と同様である。「パターン」についても、図4と同じである。作業指示方法の「指示宛先」は、作業指示の送り先を示す。「指示デバイス」は、作業指示を示す情報(以下、「指示情報」と呼ぶ)の送信先デバイスを意味する。作業を行うのが人の場合には、指示宛先は作業員となり、指示デバイスは、かかる作業員に対して指示を与えるデバイス(例えば、指示を表示するデバイス)が該当する。この場合、例えば、作業員は、指示情報を受信したタブレットにおいて指示内容を示す情報が表示されると、かかる情報を見て指示された作業を行うこととなる。作業を行うのが設備である場合には、「指示宛先」は設備または作業員となり、「指示デバイス」は同じ設備(例えば、PLC)、または、作業員に対して指示を与えるデバイス(例えば、指示を表示するデバイス)が該当することとなる。実績入力方法の「開始実績デバイス」は、作業が開始したことが入力されるデバイスを意味し、「完了実績デバイス」は、作業が完了したことが入力されるデバイスを意味する。
図5の太線で囲まれている部分は、図4の最上段の作業指示方法や実績入力方法を示している。例えば、「治具段替え」の「人作業」に対して、パターン1の場合、指示宛先が「作業者」であり、指示デバイスが「タブレット」であり、開始実績デバイスが「タブレット」であり、完了実績デバイスが「タブレット」である。この場合、「治具段替え」の「人作業」の作業指示は、かかる作業を行う作業者の「タブレット」へ送られる。なお、タブレットには、開始実績および完了実績を入力するためのユーザインターフェイスが表示される。作業者は、作業の開始時に、かかるタブレットの表示部の「開始」ボタンをタッチしてから作業を開始し、作業の完了時後に、かかるタブレットの表示部の「完了」ボタンをタッチする。
図5の2段目のパターン2に示すように、開始実績デバイスが「QRリーダ」の場合、タブレットの表示部に治具段替えの作業指示が送られた作業者は、QRリーダを用いて、治具に付いているQRコード(登録商標)を読み取る。かかるQRコードの読み取りが開始実績の入力に相当する。治具に付いている「QRコード」が読み取られて作業が開始されるので、交換する治具の間違いが抑制される。また、図6の3段目のパターン3に示すように、開始実績デバイスも完了実績デバイスも「QRリーダ」の場合、治具に付いているQRコードが読み取られて開始および完了されるので、治具の間違いがさらに抑制される。図5の4段目のパターン4に示すように、「完了実績デバイス」が設定されていない場合とは、例えば、ワンタッチで取り付け可能な汎用治具の交換の場合が該当する。この場合、汎用治具の種類は少なく短時間で治具交換が終わってしまう場合が多い。かかる場合は、ほとんど間違いがないので、完了実績が取得不要と設定されている。
図4に示すように、「治具段替え」作業の後に、「下面加工」作業が設備によって行われる。図5に示すように、「下面加工」作業において、パターン1の場合、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスは、いずれも「PLC」である。本実施形態において、「PLC」は設備の中にあるコンピュータである。このパターン1の場合、プログラムで設備の中の「PLC」に直接指示し、自動的に開始および完了が行われるので、人手を介すことなく「下面加工」作業が行われる。また、「下面加工」作業におけるパターン2の場合、パターン1とは、作業指示方法のみが異なる。パターン2は、具体的には、作業者のタブレットに作業指示が送られ、かかる作業者が設備の起動ボタンを押すパターンである。設備が起動されるとラダープログラムあるいはNCプログラム等により一連の動作が行われるが、その動作の開始時に開始実績を、また完了時に完了実績をPLCにより発信される。パターン3は、開始実績デバイスも完了実績デバイスもシグナルタワーのパターンである。設備のPLCを使用せず、より簡易的にシグナルタワーを使用して発信する場合である。このパターン3の場合、設備にシグナルタワーが付随して設置されており、かかるシグナルタワーは、設備が動いていないときは緑色に点灯し、設備が動いているときは黄色に点灯する。作業者が設備の起動ボタンを押して設備を起動させると、シグナルタワーの点灯の色が緑から黄色へと変わる。設備の一連の動作が完了すると、かかる色の変化が逆になる。これらの色の変化が起きたことを契機として、シグナルタワーは、開始実績または完了実績を発信し、実績取得部14は、かかる実績を取得する。また、パターン4の場合、開始実績デバイスも完了実績デバイスも「タブレット」である。パターン3のようなシグナルタワーからの発信もできない場合、作業者のタブレットが実績入力デバイスとなる。かかる場合は、例えば、新しい設備で、ネットワークに繋がれておらず、設備が単独で存在している場合等であって、設備に直接指示できない場合等が該当する。パターン4の場合、「下面加工」作業は設備が行うものの、開始実績入力および完了実績入力は、作業者がタブレットを使って行う。
図3に示す設定受付部44は、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスとの設定を受け付ける。本実施形態では、生産計画の入力を受け付けることにより、これらの設定を受け付ける。かかる設定の受け付けの詳細については後述する。
A2.生産指示および実績処理:
図6は、生産指示および実績処理の手順を示すフローチャートである。本実施形態では、図3に示す生産計画装置40の生産計画立案部42において、スケジューリングがされると、図6に示す生産指示および実績処理が実行される。具体的には、記憶部50に予め記憶された生産計画や作業マスタテーブルを用いて生産計画立案部42がタイムスケジューリングすると、生産指示および実績処理が実行される。生産指示および実績処理とは、かかるタイムスケジューリングに基づいて生産指示および実績取得を行う処理である。
図6に示すように、設定受付部44は、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスとの設定を受け付ける(ステップS10)。上述のように、本実施形態では、生産計画には、パターン識別情報が記録されている。そして、このパターン識別情報は、作業マスタテーブルにおいて、指示宛先、指示デバイス、開始実績デバイスおよび完了実績デバイスの組み合わせパターンを示している。したがって、本実施形態では、パターン識別情報が記録された生産計画を入力することは、すなわち、指示宛先、指示デバイス、開始実績デバイスおよび完了実績デバイスの設定を受け付けることに相当する。例えば、図4に示す生産計画の最上段の作業である「治具段替え」作業では、パターン識別情報「1」が設定されている。図5に示す作業マスタテーブルを参照すると、かかるパターン識別情報「1」には、指示先として「作業者」が、指示デバイスとして「タブレット」が、開始実績デバイスとして「タブレット」が、完了実績デバイスとして「タブレット」がそれぞれ設定されている。したがって、生産計画を入力することにより、これらの設定を受け付けることとなる。設定受付部44は、入出力インターフェイス52を介して、作業の指示情報、および、生産計画の識別番号を、作業指示・実績処理装置10へ送信する。
作業指示部12は、入出力インターフェイス24を介して、作業の指示情報、および、生産計画の識別番号を取得して、記憶部22へ格納する。作業の指示情報とは、作業名と、標準指示先と、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスとを含む指示情報である。作業の指示情報は、具体的には、設定受付部44によって設定された情報に基づいている。なお、生産計画の識別番号は、管理者により予め設定されて記憶部50に記憶されている。プロセスNo.「010」の場合は、作業指示部12は、「治具段替え」作業のパターン識別情報「1」の指示情報を参照する。具体的には、作業指示部12は、図5の最上段に示す指示宛先「作業者へ」と、指示デバイス「タブレットへ」と、開始実績デバイス「タブレットから」と、完了実績デバイス「タブレットから」を参照する。
図6に示すように、指示情報送信部12Aは、指示情報を、生産計画の識別番号と共に、指示デバイスに送信することにより作業指示を行う(ステップS12)。例えば、プロセスNo.「010」の「治具段替え作業」の送信において、指示情報送信部12Aは、指示情報として、タブレットの表示部に表示した場合に作業者が理解可能な指示内容を示す情報を、作業者のタブレットに送信する。具体的には、指示情報送信部12Aは、図5の最上段の太線で囲った部分をそのまま作業者のタブレットへ送ってもよいし、作業指示方法や実績入力方法が項目立てて列記されていてもよいし、「治具段替え作業を行いなさい、タブレットの表示部の「開始」または「完了」をタッチして実績の通知を行いなさい。」のように文章で表現されていてもよいし、これらに限らず、作業者がタブレットの表示部の指示内容を理解可能であれば任意の方法であってもよい。
作業者は、作業開始すると、「開始」をタッチする。また、作業者は、作業完了すると、「完了」をタッチする。かかるタッチは、実績の入力となる。このように、作業者がタブレットの表示部の「開始」または「完了」をタッチすると、実績取得部14は、タブレットから「開始実績」または「完了実績」を取得する。具体的には、実績取得部14は、入出力インターフェイス24を介して、「開始実績」または「完了実績」を取得し、生産計画の識別番号と共に、記憶部22の実績受信領域に格納する(ステップS14)。このとき、記憶部22のタブレット用の受信領域に、「開始実績」または「完了実績」が生産計画の識別番号と共に、格納される。
作業特定部16は、ステップS14により、記憶部22に格納された「開始実績」または「完了実績」に対応する作業を特定する(ステップS16)。例えば、作業特定部16は、生産計画の識別番号を用いて、記憶部22に予め記憶されている「治具段替え」作業の指示情報と、記憶部22のタブレット用の受信領域の「開始実績」または「完了実績」とを照合し、対応する実績取得予定の「治具段替え」作業を特定する。
判定部18は、図5の作業マスタテーブルの「開始実績デバイス」または「完了実績デバイス」と、取得して記憶部22に格納された「開始実績デバイス」または「完了実績デバイス」とを照合する(ステップS18)。判定部18は、照合の結果、両者が一致するか否かを判定する(ステップS20)。本実施形態においては、実績デバイスが一致しない場合(ステップS20:No)、判定部18は、取得して記憶部22に格納された実績情報を、エラーログとして記憶部22に記録する(ステップS26)。
実績デバイスが一致する場合(ステップS20:Yes)、判定部18は、実績を取得済みか否か判定する(ステップS22)。具体的には、判定部18は、記憶部22の実績収集領域を参照して、対象作業の実績が取得済みか否かを判定する。実績が取得済みと判定された場合(ステップS22:Yes)、判定部22は、取得して記憶部22に格納された実績情報をエラーログとして記憶部22に記録する(ステップS26)。
実績が取得済みでないと判定された場合(ステップS22:No)、実績通知部20は、実績のフィードバックを行う(ステップS24)。具体的には、実績通知部20は、作業特定部16によって特定された「治具段替え」作業を示す情報と、開始実績あるいは完了実績とを、生産計画立案部42へ送信する。かかる実績には、実績の送信元デバイスであるタブレットを示す情報だけでなく、「治具段替え」作業の対象となった対象物の数を示す情報や識別情報、また開始時刻あるいは完了時刻といった時刻情報などが含まれる。これにより、生産計画立案部42において、作業の対象となった対象物の数や実績時刻を利用することができる。例えば、これらの情報を用いて、生産計画を改善する構成としてもよい。ステップS24の後、処理はステップS10へ戻る。
第1実施形態における「指示デバイス」、「開始実績デバイス」、「完了実績デバイス」は、それぞれ、本開示における「送信先デバイス」、「開始実績入力デバイス」、「完了実績入力デバイス」に相当する。
以上説明した第1実施形態の生産指示システム100によれば、生産計画を実現する複数の作業について、複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先の設定を受け付ける設定受付部44と、設定された指示宛先に、作業の指示を示す指示情報を送信することにより、作業を指示する作業指示部12とを備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、作業者に求められる技能や使用すべき製造設備が製品ごとに異なるために作業主体が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、指示宛先が固定された構成に比べて、宛先を指定して適切な宛先に作業指示することができる。
また、設定受付部44は、さらに、指示情報の指示デバイスの設定を受け付けるので、例えば、指示宛先が作業者であり、かかる作業者が複数のデバイスを用いる可能性がある場合において、適切なデバイスに対して指示情報を送信できる。
また、設定受付部44は、さらに、作業の実績を入力する実績入力デバイスの設定を受け付け、作業指示部12は、設定された実績入力デバイスを示す情報を、指示情報に含めて指示デバイスに送信するので、適切なデバイスからの実績入力を指示できる。また、生産指示システムは、設定された実績入力デバイスから入力される実績を取得する実績取得部14をさらに備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、作業者に求められる技能や使用すべき製造設備の種類が製品ごとに異なるために実績情報の取得方法が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、適切な実績入力デバイスから実績を取得できる。
また、設定受付部44は、開始実績デバイスと完了実績デバイスとの設定を受け付け、実績取得部14は、設定された開始実績デバイスから開始実績を取得し、設定された完了実績デバイスから完了実績を取得するので、適切なデバイスから開始実績および完了実績を取得できる。特に、設定された開始実績デバイスと完了実績デバイスが異なるデバイスの場合、適切なデバイスから開始実績と完了実績をそれぞれ取得できる。
さらに、作業に対して、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスとの複数の組み合わせパターンが、それぞれパターン識別情報と共に予め対応付けられている作業マスタテーブルをさらに備え、生産計画には、作業の内容と共にパターン識別情報が記録されているので、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスとの4つの項目がそれぞれ入力されるよりも、パターン識別情報の1つの項目が入力され得る。このため、かかる簡易な手法により、設定受付部44は、指示宛先と、指示デバイスと、開始実績デバイスと、完了実績デバイスと、の設定を受け付けることができる。
また、作業指示部12は、指示デバイスに対して指示情報を送信する指示情報送信部12Aを有し、指示デバイスは、表示部を有し、指示情報送信部12Aは、指示情報として、表示部に表示した場合に作業者が理解可能な指示内容を示す情報を、指示デバイスに送信し、表示部は、指示内容を示す情報を表示するので、指示内容を示す情報が指示デバイスの表示部に表示された場合に、作業者は、かかる指示内容を示す情報を理解できる。
また、開始実績は、開始実績デバイスを示す情報と、対象物の数を示す情報や識別情報を含んでいるので、どのデバイスにおいて開始実績が送信されたのかを特定できる。また、作業の対象となった対象物や対象物の数を特定できる。また、完了実績は、完了実績デバイスを示す情報と対象物の数を示す情報や識別情報を含んでいるので、どのデバイスにおいて完了実績が送信されたのか、また、作業の対象となった対象物や対象物の数を特定できる。
また、実績通知部20は、作業特定部16によって特定された作業を示す情報、言い換えると、計画された作業を示す情報と、実績とを生産計画立案部42に送信するので、生産計画立案部42において、作業の実績を利用することが可能となる。
B.第2実施形態:
第2実施形態の生産指示システム100の概略構成は、第1実施形態の生産指示システム100の概略構成と同じであるので、同一の構成には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図7は、第2実施形態における実績処理の手順を示すフローチャートである。第2実施形態における実績処理の手順は、設定の受け付けと作業指示の処理が行われない点で、第1実施形態における生産指示および実績処理の手順と異なる。第2実施形態の生産指示システム100においては、第1実施形態における作業指示の処理を契機とすることなく、実績入力デバイスからの実績の入力が自律的に行われてもよい。第2実施形態の実績処理の手順におけるその他の手順は、第1実施形態の生産指示システム100における生産指示および実績処理の手順と同じであるので、同一の手順には同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。なお、第2実施形態の生産指示システム100においては、別途、作業員には生産計画に基づいた指示が送られている。
第2実施形態では、実績入力デバイスから実績が入力されると、図7に示す実績処理が実行される。実績取得部14は、入出力インターフェイス24を介して、実績入力デバイスから入力された「開始実績」または「完了実績」と、実績入力デバイスを特定可能なデバイス特定情報を取得する(ステップS14)。デバイス特定情報とは、例えば、設備の番号、対象製品のシリアル番号等が該当する。ここで、設備の番号とは、例えば、設備の製造番号や設備の型式番号等を意味する。また、対象製品とは、加工対象となる製品を意味する。作業特定部16は、取得された「開始実績」または「完了実績」とデバイス特定情報とを用いて対応する作業を特定する。なお、生産計画には、生産計画を実現するための作業について、作業の実績が入力される実績入力デバイスが予め設定されている。
第2実施形態において、実績取得部14は、設備(例えばPLC)から、作業の完了実績と、設備の番号や対象製品のシリアル番号等を取得する。かかる作業の完了実績と、設備の番号や対象製品のシリアル番号等が、生産計画において予め設定されている実績入力デバイスとデバイス特定情報との照合に用いられる。上述したように、ステップS14以降の処理は第1実施形態と同様である。
以上説明した第2実施形態の生産指示システム100によれば、実績入力デバイスから、入力された実績と、実績入力デバイスを特定可能なデバイス特定情報とを取得する実績取得部14と、取得された実績とデバイス特定情報とを用いて、実績に対応する作業を特定する作業特定部16とを備えるので、試作生産ラインや多品種少量生産を行う生産ラインのように、使用すべき製造設備の種類が製品ごとに異なるために実績情報の取得方法が製品ごとに異なるような生産ラインにおいても、実績情報の収集を適切に行うことができる。
また、実績取得部14は、作業の完了実績を実績として取得できる。このため、取得した作業の完了実績に基づいて、実績に対応する作業の特定精度が向上する。さらに、実績取得部14は、作業の開始実績を実績として取得できる。このため、さらに取得した作業の開始実績に基づいて、実績に対応する作業の特定精度が更に向上する。
C.他の実施形態:
(C1)上記実施形態の生産指示システム100において、図5に示す作業マスタテーブルを省略してもよい。かかる構成においては、生産計画立案時に、指示宛先、指示デバイス、開始実績デバイス、完了実績デバイスを設定してもよい。この構成においても、指示宛先、指示デバイス、開始実績デバイス、完了実績デバイスが明示的に設定された生産計画を入力することにより、指示宛先、指示デバイス、開始実績デバイス、完了実績デバイスの設定を受け付けることができる。
(C2)上記実施形態では、生産計画の一部としてパターン識別情報が予め設定されていたが、本開示はこれに限定されない。生産計画の立案時点では、パターン識別情報および「指示宛先」等の作業指示方法および実績入力方法を規定する各パラメータが、生産計画に含まれず、その後にこれら各パラメータが設定されてもよい。具体的には、生産計画装置40または作業指示・実績処理装置10において、指示デバイス、開始実績デバイス、完了実績デバイス等の各パラメータの入力を受け付けるユーザインターフェイスを設け、かかるユーザインターフェイスから入力された各パラメータを、生産計画と対応付けて記憶部22に記憶させる構成としてもよい。
(C3)上記実施形態の生産指示システム100において、作業指示部12は、設定された指示宛先と、指示デバイスと、実績入力デバイスとに従って、作業を指示していたが、かかる実績入力デバイスは無くてもよい。具体的には、作業指示部12は、設定された指示宛先のみに従って作業を指示してもよい。また、作業指示部12は、設定された指示宛先と、指示デバイスとに従って、作業を指示してもよい。
(C4)第2実施形態の生産指示システム100において、実績入力デバイスは、PLCであったが、PLCに限らず、シグナルタワーや情報コード読み取り装置やタブレットのうちのいずれかであってもよい。この形態の生産指示システムによれば、異なる種類の実績入力デバイスに対応できる。実績入力デバイスがシグナルタワーの場合、第1実施形態において上述したように、シグナルタワーの色の変化を契機として、シグナルタワーは、開始実績または完了実績と、シグナルタワーが設けられている設備の設備番号等を入力し、実績取得部14は、かかる実績と設備の設備番号等を取得する。また、実績入力デバイスが情報コード読み取り装置である場合、情報コード読み取り装置は、開始実績または完了実績と、設備の番号等を同時に読み取り、実績取得部14は、かかる実績と設備の番号等を取得する。
(C5)上記実施形態の生産指示システムにおいて、QRリーダが実績入力デバイスのうちの一つであったが、QRリーダに限らず、任意の2次元コードを読み取る情報コード読み取り装置であってもよい。また、2次元コードに限らず、任意の一次元コードを読み取る情報コード読み取り装置であってもよい。
本開示は、上述の実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現することができる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態の技術的特徴は、上述の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、上述の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
10…作業指示・実績処理装置、11,41…CPU、12…作業指示部、12A…指示情報送信部、14…実績取得部、16…作業特定部、18…判定部、20…実績通知部、22,50…記憶部、24,52…入出力インターフェイス、30A…送信先デバイス、40…生産計画装置、42…生産計画立案部、44…設定受付部、100…生産指示システム

Claims (4)

  1. 立案された生産計画に基づいて生産指示を行う生産指示システムであって、
    前記生産計画を実現する複数の作業について、前記複数の作業に含まれる作業の指示の宛先である指示宛先の設定と、を受け付ける設定受付部と、
    設定された前記指示宛先に、前記作業の指示を示す指示情報を送信することにより、前記作業を指示する作業指示部と、
    前記設定受付部は、さらに、前記指示情報の送信先デバイスの設定を受け付け、
    前記作業指示部は、設定された前記送信先デバイスに前記指示情報を送信することにより、設定された前記指示宛先に前記作業を指示し、
    前記設定受付部は、さらに、前記作業の実績を入力する実績入力デバイスの設定を受け付け、
    前記生産指示システムは、設定された前記実績入力デバイスから入力される前記実績を取得する実績取得部をさらに備え、
    前記作業指示部は、設定された前記実績入力デバイスを示す情報を、前記指示情報に含めて前記送信先デバイスに送信し、
    前記設定受付部は、前記実績入力デバイスとして、前記作業の開始実績の入力を行う開始実績入力デバイスと、前記作業の完了実績の入力を行う完了実績入力デバイスと、の設定を受け付け、
    前記実績取得部は、設定された前記開始実績入力デバイスから前記開始実績を取得し、設定された前記完了実績入力デバイスから前記完了実績を取得し、
    前記生産指示システムは、
    取得された前記開始実績または前記完了実績に対応する前記作業を特定する作業特定部と、
    前記作業特定部によって特定された前記作業を示す情報と前記実績とを、前記生産計画を立案する生産計画立案部に送信する実績通知部と、
    前記実績取得部により取得された前記実績が取得済みであるか否かを判定する判定部と、をさらに備え、
    前記判定部は、前記実績が取得済みであると判定した場合に、前記実績をエラーログとして記録し、
    前記実績通知部は、前記判定部により前記実績が取得済みではないと判定された場合に、前記作業を示す前記情報と前記実績とを、前記生産計画立案部に送信する、
    生産指示システム。
  2. 請求項に記載の生産指示システムにおいて、
    前記作業に対して、前記指示宛先と、前記送信先デバイスと、前記開始実績入力デバイスと、前記完了実績入力デバイスとの複数の組み合わせパターンが、それぞれパターン識別情報と共に予め対応付けられている作業マスタテーブルを、さらに備え、
    前記生産計画には、前記作業の内容と共に前記パターン識別情報が記録されており、
    前記設定受付部は、前記パターン識別情報が記録されている前記生産計画が入力されることにより、前記作業について、前記指示宛先と、前記送信先デバイスと、前記開始実績入力デバイスと、前記完了実績入力デバイスと、の設定を受け付ける、生産指示システム。
  3. 請求項または請求項に記載の生産指示システムにおいて、
    前記作業指示部は、前記送信先デバイスに対して前記指示情報を送信する指示情報送信部を有し、
    前記送信先デバイスは、表示部を有し、
    前記指示情報送信部は、前記指示情報として、前記表示部に表示した場合に作業者が理解可能な指示内容を示す情報を、前記送信先デバイスに送信し、
    前記表示部は、前記指示内容を示す情報を表示する、生産指示システム。
  4. 請求項から請求項までのいずれか一項に記載の生産指示システムにおいて、
    前記開始実績は、前記開始実績入力デバイスを示す情報と、前記作業の対象となった対象物の数を示す情報や識別情報と、を含み、
    前記完了実績は、前記完了実績入力デバイスを示す情報と、前記作業の対象となった対象物の数を示す情報と、前記作業の対象となった対象物の数を示す情報や識別情報と、を含む、生産指示システム。
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