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JP7694066B2 - 検査装置、画像形成システムおよび検査プログラム - Google Patents
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JP7694066B2 - 検査装置、画像形成システムおよび検査プログラム - Google Patents

検査装置、画像形成システムおよび検査プログラム Download PDF

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Description

本発明は、検査装置、画像形成システムおよび検査プログラムに関する。
従来、画像形成装置の印刷物に不具合があるか否かを検査する検査装置が知られている。このような検査装置を用いることで、人手によって印刷物の検査を行う場合と比較して、人手の削減、検査時間の短縮、予備印刷の削減が可能となる。特に、画像形成装置に接続可能な検査装置の場合は、リアルタイムで検査を行うことが可能となるので、上記の効果がさらに顕著なものとなる。
例えば、特許文献1には、画像が形成された用紙が不良ページであると判定された場合、不良ページに該当する用紙と、その他の機内で印刷中または搬送中の用紙とをヤレ紙として排出する構成が開示されている。この構成では、ヤレ紙の排出先を、正常なページに係る印刷物の排出先から変更することで、ユーザーがヤレ紙を取り除きやすく、また、ヤレ紙の原因が汚れ等の印刷不良である場合、人手を介することなく、再印刷することで、印刷を継続させることができる。
特開2014-144627号公報
ところで、バリアブル印刷等のように、各印刷物において異なる管理番号が付されるような印刷の場合、検査において、各印刷物に付された管理番号が順番通りに印刷されているかを確認する必要がある。
この場合、検査装置において検査を行った際、管理番号の不一致が発生すると、印刷物に不具合があるものとされるが、このような不具合は、画像データに不備があるような場合がほとんどである。そのため、例えば、印刷物に不具合があったことをもって、再印刷を行う構成であると、再印刷に係る印刷物の検査において、当該印刷物が所望の印刷物とはならず、印刷物の不具合が再び発生することとなり、ひいては再印刷を繰り返すこととなる。
つまり、特許文献1に記載の構成は、印刷物の不具合の種類に関わらず、同一の対応をとる構成であるので、印刷物を検査可能な構成として改善の余地があった。
本発明の目的は、印刷物の不具合の種類に応じて適切な対応をとることが可能な検査装置、画像形成システムおよび検査プログラムを提供することである。
本発明に係る検査装置は、
画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
前記検査部により検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替部と、
を備え、
前記検査装置は、前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う。
本発明に係る画像形成システムは、
記録媒体に画像出力することで印刷物を形成する画像形成部と、
前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、前記検査部により検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替部と、を有する検査装置と、
を備え、
前記検査装置は、前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う。
本発明に係る検査プログラムは、
画像形成部により画像出力された印刷物の検査プログラムであって、
コンピューターに、
前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査処理と、
前記検査処理で検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替処理と、
前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う処理と、
を実行させる。
本発明によれば、印刷物の不具合の種類に応じて適切な対応をとることができる。
本発明の実施の形態に係る検査装置を備えた画像形成システムの全体構成を概略的に示す図である。 画像形成装置の制御系の主要部を示す図である。 印刷物の不具合を検出した後に行う処理の設定画面の一例を示す図である。 印刷ジョブを中断した後に行う処理の設定画面の一例を示す図である。 検査装置における検査制御の動作例の一例を示すフローチャートである。 検査装置における中断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 検査装置における診断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 印刷物の不具合の種類ごとの検出回数の設定画面の一例を示す図である。 検査装置における不具合のカウント制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 検査装置における診断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。 印刷ジョブ毎に検査レベルを可変に設定可能な設定画面の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る検査装置200を備えた画像形成システム100の全体構成を概略的に示す図である。図2は、画像形成装置1の制御系の主要部を示す図である。
図1に示すように、画像形成システム100は、記録媒体の一例としての用紙Sの搬送方向に沿って上流側から、画像形成装置1および後処理装置2が接続されて構成される。
画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置である。すなわち、画像形成装置1は、感光体ドラム413上に形成されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)の各色トナー像を中間転写ベルト421に一次転写し、中間転写ベルト421上で4色のトナー像を重ね合わせた後、給紙トレイユニット51a~51cから送出された用紙Sに二次転写することにより、画像を形成する。
また、画像形成装置1には、YMCKの4色に対応する感光体ドラム413を中間転写ベルト421の走行方向に直列配置し、中間転写ベルト421に一回の手順で各色トナー像を順次転写させるタンデム方式が採用されている。
図2に示すように、画像形成装置1は、画像読取部10、操作表示部20、画像処理部30、画像形成部40、用紙搬送部50、定着部60および制御部101を備える。
制御部101は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)103、RAM(Random Access Memory)104等を備える。CPU102は、ROM103から処理内容に応じたプログラムを読み出してRAM104に展開し、展開したプログラムと協働して画像形成装置1の各ブロック等の動作を集中制御する。このとき、記憶部72に格納されている各種データが参照される。記憶部72は、例えば不揮発性の半導体メモリ(いわゆるフラッシュメモリ)やハードディスクドライブで構成される。
制御部101は、通信部71を介して、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の通信ネットワークに接続された外部の装置(例えばパーソナルコンピューター)との間で各種データの送受信を行う。制御部101は、例えば、外部の装置から送信された画像データ(入力画像データ)を受信し、この画像データに基づいて用紙Sに画像を形成させる。通信部71は、例えばLANカード等の通信制御カードで構成される。
図1に示すように、画像読取部10は、ADF(Auto Document Feeder)と称される自動原稿給紙装置11および原稿画像走査装置12(スキャナー)等を備えて構成される。
自動原稿給紙装置11は、原稿トレイに載置された原稿Dを搬送機構により搬送して原稿画像走査装置12へ送り出す。自動原稿給紙装置11により、原稿トレイに載置された多数枚の原稿Dの画像(両面を含む)を連続して一挙に読み取ることが可能となる。
原稿画像走査装置12は、自動原稿給紙装置11からコンタクトガラス上に搬送された原稿又はコンタクトガラス上に載置された原稿を光学的に走査し、原稿からの反射光をCCD(Charge Coupled Device)センサー12aの受光面上に結像させ、原稿画像を読み取る。画像読取部10は、原稿画像走査装置12による読取結果に基づいて入力画像データを生成する。この入力画像データには、画像処理部30において所定の画像処理が施される。
図2に示すように、操作表示部20は、例えばタッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)で構成され、表示部21及び操作部22として機能する。表示部21は、制御部101から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、画像の状態、各機能の動作状況等の表示を行う。操作部22は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部101に出力する。
画像処理部30は、初期設定又はユーザー設定に応じたデジタル画像処理を行う回路等を備える。例えば、画像処理部30は、制御部101の制御下で、階調補正データ(階調補正テーブル)に基づいて階調補正を行う。また、画像処理部30は、階調補正の他、色補正、シェーディング補正等の各種補正処理や、圧縮処理等を施す。これらの処理が施された画像データに基づいて、画像形成部40が制御される。
図1に示すように、画像形成部40は、印刷ジョブの設定に基づいて用紙Sに画像を形成する。画像形成部40は、入力画像データに基づいて、Y成分、M成分、C成分、K成分の各有色トナーによる画像を形成するための画像形成ユニット41Y、41M、41C、41K、中間転写ユニット42等を備える。
Y成分、M成分、C成分、K成分用の画像形成ユニット41Y、41M、41C、41Kは、同様の構成を有する。図示及び説明の便宜上、共通する構成要素は同一の符号で示し、それぞれを区別する場合には符号にY、M、C、又はKを添えて示すこととする。図1では、Y成分用の画像形成ユニット41Yの構成要素についてのみ符号が付され、その他の画像形成ユニット41M、41C、41Kの構成要素については符号が省略されている。
画像形成ユニット41は、露光装置411、現像装置412、感光体ドラム413、帯電装置414、及びドラムクリーニング装置415等を備える。
感光体ドラム413は、例えばドラム状の金属基体の外周面に、有機光導電体を含有させた樹脂よりなる感光層が形成された有機感光体よりなる。
制御部101は、感光体ドラム413を回転させる駆動モーター(図示略)に供給される駆動電流を制御することにより、感光体ドラム413を一定の周速度で回転させる。
帯電装置414は、例えば帯電チャージャーであり、コロナ放電を発生させることにより、光導電性を有する感光体ドラム413の表面を一様に負極性に帯電させる。
露光装置411は、例えば半導体レーザーで構成され、感光体ドラム413に対して各色成分の画像に対応するレーザー光を照射する。その結果、感光体ドラム413の表面のうちレーザー光が照射された画像領域には、背景領域との電位差により各色成分の静電潜像が形成される。
現像装置412は、二成分逆転方式の現像装置であり、感光体ドラム413の表面に各色成分の現像剤を付着させることにより静電潜像を可視化してトナー像を形成する。
現像装置412には、例えば帯電装置414の帯電極性と同極性の直流現像バイアス、または交流電圧に帯電装置414の帯電極性と同極性の直流電圧が重畳された現像バイアスが印加される。その結果、露光装置411によって形成された静電潜像にトナーを付着させる反転現像が行われる。
ドラムクリーニング装置415は、感光体ドラム413の表面に当接され、弾性体よりなる平板状のドラムクリーニングブレード等を有し、中間転写ベルト421に転写されずに感光体ドラム413の表面に残留するトナーを除去する。
中間転写ユニット42は、中間転写ベルト421、一次転写ローラー422、複数の支持ローラー423、二次転写ローラー424、及びベルトクリーニング装置426等を備える。
中間転写ベルト421は無端状ベルトで構成され、複数の支持ローラー423にループ状に張架される。複数の支持ローラー423のうちの少なくとも1つは駆動ローラーで構成され、その他は従動ローラーで構成される。例えば、K成分用の一次転写ローラー422よりもベルト走行方向下流側に配置されるローラー423Aが駆動ローラーであることが好ましい。これにより、一次転写部におけるベルトの走行速度を一定に保持しやすくなる。駆動ローラー423Aが回転することにより、中間転写ベルト421は矢印A方向に一定速度で走行する。
中間転写ベルト421は、導電性および弾性を有するベルトであり、表面に高抵抗層を有する。中間転写ベルト421は、制御部101からの制御信号によって回転駆動される。
一次転写ローラー422は、各色成分の感光体ドラム413に対向して、中間転写ベルト421の内周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、一次転写ローラー422が感光体ドラム413に圧接されることにより、感光体ドラム413から中間転写ベルト421へトナー像を転写するための一次転写ニップが形成される。
二次転写ローラー424は、駆動ローラー423Aのベルト走行方向下流側に配置されるバックアップローラー423Bに対向して、中間転写ベルト421の外周面側に配置される。中間転写ベルト421を挟んで、二次転写ローラー424がバックアップローラー423Bに圧接されることにより、中間転写ベルト421から用紙Sへトナー像を転写するための二次転写ニップが形成される。
一次転写ニップを中間転写ベルト421が通過する際、感光体ドラム413上のトナー像が中間転写ベルト421に順次重ねて一次転写される。具体的には、一次転写ローラー422に一次転写バイアスを印加し、中間転写ベルト421の裏面側、つまり一次転写ローラー422と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は中間転写ベルト421に静電的に転写される。
その後、用紙Sが二次転写ニップを通過する際、中間転写ベルト421上のトナー像が用紙Sに二次転写される。具体的には、二次転写ローラー424に二次転写バイアスを印加し、用紙Sの裏面側、つまり二次転写ローラー424と当接する側にトナーと逆極性の電荷を付与することにより、トナー像は用紙Sに静電的に転写される。トナー像が転写された用紙Sは定着部60に向けて搬送される。
ベルトクリーニング装置426は、二次転写後に中間転写ベルト421の表面に残留する転写残トナーを除去する。
定着部60は、用紙Sの定着面、つまりトナー像が形成されている面側に配置される定着面側部材を有する上側定着部60A、用紙Sの裏面つまり定着面の反対の面側に配置される裏面側支持部材を有する下側定着部60B、および加熱源等を備える。定着面側部材に裏面側支持部材が圧接されることにより、用紙Sを挟持して搬送する定着ニップが形成される。
定着部60は、トナー像が二次転写され、搬送されてきた用紙Sを定着ニップで加熱、加圧することにより、用紙Sにトナー像を定着させる。定着部60は、定着器F内にユニットとして配置される。
上側定着部60Aは、定着面側部材である無端状の定着ベルト61、加熱ローラー62および定着ローラー63を有する。定着ベルト61は、加熱ローラー62と定着ローラー63とによって張架されている。
下側定着部60Bは、裏面側支持部材である加圧ローラー64を有する。加圧ローラー64は、定着ベルト61との間で用紙Sを挟持して搬送する定着ニップを形成している。
用紙搬送部50は、給紙部51、排紙部52、及び搬送経路部53等を備える。給紙部51を構成する3つの給紙トレイユニット51a~51cには、坪量やサイズ等に基づいて識別された用紙S(規格用紙、特殊用紙)が予め設定された種類毎に収容される。
搬送経路部53は、レジストローラー対53a等の複数の搬送ローラー対、用紙Sを画像形成部40および定着部60を通過させ、画像形成装置1の機外に排出する通常搬送路53b等を有する。
給紙トレイユニット51a~51cに収容されている用紙Sは、最上部から一枚ずつ送出され、搬送経路部53により画像形成部40に搬送される。画像形成部40においては、中間転写ベルト421のトナー像が用紙Sの一方の面に一括して二次転写され、定着部60において定着工程が施される。画像形成された用紙Sは、排紙ローラー52aを備えた排紙部52により機外に排紙される。
後処理装置2は、画像形成装置1から排紙された用紙Sを搬入して、画像形成部40により画像出力された用紙S(印刷物)を検査する検査装置200を備える。検査装置200は、図示しないCPU、ROM、RAMおよび入出力回路を備えている。検査装置200は、予め設定されたプログラムに基づいて、印刷物の不具合を検査するように構成されている。
また、後処理装置2には、第1トレイ2Aと、第2トレイ2Bとが設けられている。第1トレイ2Aには、検査装置200の検査結果により、正常な印刷物とされた印刷物が排出される。第2トレイ2Bには、検査装置200の検査結果により、正常な印刷物ではないとされた印刷物が排出される。検査装置200は、取得部210と、検査部220と、切替部230と、診断部240と、修復部250とを有する。
取得部210は、後処理装置2内を搬送される用紙Sを読み取り可能な読取部(例えば、スキャナー、カメラ等)であり、当該用紙Sの読取情報を取得する。
検査部220は、用紙Sの読取結果に基づいて印刷の不具合の有無を検査する。具体的には、検査部220は、基準画像と、用紙Sに形成された印刷画像(読取情報)とを比較することで、印刷物の不具合の有無を検査する。
印刷物の不具合は、例えば所定の画像不良、印刷ジョブにおける各ページに異なる管理番号(管理データ)が付される場合の管理番号の不一致等である。
所定の画像不良は、例えば用紙Sに汚れが生じる画像不良(以下、「汚れ」)、印刷画像に欠けが生じる画像不良(以下、「欠け」)、印刷画像にスジ(縦線、横線等)が生じる画像不良(以下、「スジ」)、印刷画像にホタル(黒点、白点等)が生じる画像不良(以下、「ホタル」)等である。なお、所定の画像不良はその他のものであっても良い。
基準画像は、例えば、予め所定の用紙に形成された印刷画像を取得部210により読み取った画像である。当該画像は、印刷物の不具合が何もない画像である。また、基準画像は、画像形成装置1の画像形成部40における画像データに基づく画像であっても良い。
検査部220は、基準画像と、印刷画像とが一致する場合、印刷物の不具合が無いと判定する。検査部220は、基準画像と、用紙Sに形成された印刷画像とが一致しない場合、印刷物の不具合があると判定する。
検査部220は、印刷物の不具合があると判定した場合、印刷物における画像不良の種類を検査する。検査部220は、印刷画像と基準画像との差異部分に基づいて、画像不良が、汚れ、欠け、スジおよびホタルの何れかであるかを検出することにより、印刷物の不具合の種類を検出する。これらの画像不良の検出方法は、公知の技術を用いることができる。
また、検査部220は、印刷ジョブの各ページに異なる管理番号(印刷物を管理するための管理データ)が付される場合、当該管理番号と、印刷物の印刷画像の一部である検査領域とを比較することで、印刷物の不具合の有無を検査する。検査領域は、印刷画像における上記の管理番号が付される領域である。
上記の管理番号は、例えば、印刷ジョブの各ページに紐づけて記憶部72等に記憶されている。検査部220は、印刷ジョブの所定ページにおける印刷画像の検査領域における検査番号と、所定ページに対応する管理番号とが一致するか否かについて判定する。
検査部220は、検査番号と管理番号とが一致する場合、印刷物の不具合が無いと判定する。検査部220は、検査番号と管理番号とが一致しない場合、印刷物の不具合があると判定する。この場合は、検査部220は、印刷の不具合の種類として、管理データの不一致を検出する。
また、検査部220は、印刷物の不具合の種類を検出した場合、印刷物の不具合の報知処理を行う。報知処理としては、例えば、記憶部等に不具合の種類を記憶させて、ユーザーが確認できるようにしておく処理、表示部等に不具合を表示させる処理、音声等で不具合の内容を出力する処理、外部装置に不具合の内容の情報を出力する処理等、ユーザーに不具合の種類をユーザーに報知可能な処理である限り、どのような処理であっても良い。
このようにすることで、ユーザーが印刷物の不具合の内容を認識することができる。
切替部230は、検査部220により検査された印刷物の不具合の種類に応じて、画像形成装置1の画像形成部40の制御を切り替える指令を画像形成装置1に向けて出力する。当該指令は、例えば、画像形成装置1の通信部71に対してデータ信号の送受信をすることが可能な通信部やネットワーク(不図示)を介して出力される。
切替部230は、予め設定登録されたパターンに基づいて画像形成部40の印刷に関する制御(以下、「印刷制御」)を切り替える。例えば、検査装置200における表示部(不図示)の設定画面(例えば、図3に示す設定画面)において、印刷物の不具合の種類毎に、印刷制御が設定可能であるとする。印刷制御としては、例えば印刷継続、印刷中断および再印刷が挙げられる。なお、設定画面は、画像形成装置1の操作表示部20のものでも良いし、ネットワーク経由で接続された外部装置のものであっても良い。
印刷継続は、印刷ジョブを継続することである。つまり、印刷継続が設定された不具合が検出された場合、切替部230は、画像形成部40の制御を変更せず、印刷ジョブにおける印刷を継続して行わせる。そのため、不具合が存在するページがそのまま、第1トレイ2Aに排出されていくこととなる。つまり、印刷継続と設定された不具合のみを有する印刷物は、正常な印刷物として扱われる。
印刷中断は、印刷ジョブを中断することである。つまり、印刷中断が設定された不具合が検出された場合、切替部230は、画像形成部40を停止させて、印刷ジョブを中断させる。印刷中断の要因となった印刷物は、第1トレイ2Aではなく、第2トレイ2Bに排出される。
再印刷は、印刷物の不具合の要因となったページを再度印刷することである。つまり、再印刷が設定された不具合が検出された場合、切替部230は、不具合要因のページを再印刷させる。
この場合、不具合要因のページは、第2トレイ2Bに排出される。また、不具合要因のページが検査部220で検査された時点で、すでに画像形成装置1に供給された用紙Sも、第2トレイ2Bに排出される。これにより、不具合要因のページを再印刷した際に、当該ページの次のページが第1トレイ2Aに排出されることがなくなる。そのため、不具合要因のページを再印刷した印刷物が、当該ページの次のページに係る印刷物の上に排出されることがなくなるので、第1トレイ2Aにおけるページの順番が入れ替わるようなことがなくなる。
なお、不具合要因のページが検査部220で検査された時点で、すでに画像形成装置1に供給された用紙Sについても、検査部220による検査を行うようにしても良い。また、その用紙Sに該当するページについて印刷中断に該当する不具合が検出された場合、再印刷は行わずに印刷中断を行うようにしても良い。この検査については、ユーザーにより当該検査を行うか否かについて設定可能にしても良いし、検査部220が自動で当該検査を行っても良い。
例えば、印刷の不具合の種類が汚れ、欠け、スジ、ホタルおよび不一致(管理番号の不一致)であるとする。図3に示す設定画面の例では、汚れ、欠けが再印刷、スジ、ホタルが印刷継続、不一致が印刷中断に設定登録されたパターンとなっている。
この場合、切替部230は、検査部220により検出された不具合が汚れ、欠けである場合、不具合要因となったページに係る印刷物を第2トレイ2Bに排出した上で当該ページを再印刷させる。切替部230は、検査部220により検出された不具合がスジ、ホタルである場合、印刷ジョブにおける印刷を継続させる。切替部230は、検査部220により検出された不具合が不一致である場合、印刷ジョブにおける印刷を中断させる。
このようにすることで、切替部230は、印刷物の不具合の種類に応じて、印刷継続、印刷中断および再印刷の何れかを行うように、画像形成部40の印刷制御を切り替える。これにより、本実施の形態では、印刷物の不具合の種類に応じて、印刷制御を適切な制御に切り替えやすくすることができる。
また、切替部230は、再印刷を行った回数に基づいて、印刷制御を中断する。例えば、図3に示す設定画面には、再印刷を行う回数制限を設定可能なように、図3における右端の部分に回数を入力可能な部分が設けられている。当該設定画面において、再印刷が設定されると、当該部分に数字を入力可能となる。例えば、図3では、再印刷が設定された汚れ、および、欠けにおいて、再印刷を行う回数制限が何れも4回に設定されている。
こうすることで、同じ不具合に起因して何度も再印刷することを抑制することができる。
また、切替部230は、印刷ジョブを中断した場合、当該印刷ジョブの中断時に印刷完了した第1ページより後の第2ページから当該印刷ジョブを再開する、当該印刷ジョブの中断要因となった第3ページから当該印刷ジョブを再開する、および当該印刷ジョブを中止する、の何れかを行う指令を画像形成装置1に出力する。
具体的には、切替部230は、印刷ジョブを中断した後、例えば、ユーザーによって指定された制御に係る信号を取得した場合や、診断部240による診断結果に基づいて、第2ページから当該印刷ジョブを再開する、第3ページから当該印刷ジョブを再開する、および、当該印刷ジョブを中止する、の何れかを行う指令を画像形成装置1に出力する。
例えば、図4に示すように、印刷ジョブが中断すると、検査装置200における表示部(不図示)の設定画面に継続再開、再印刷再開、印刷中止、診断の処理の選択画面が表示されるものとする。なお、設定画面は、画像形成装置1の操作表示部20のものでも良いし、ネットワーク経由で接続された外部装置のものであっても良い。
継続再開は、印刷ジョブの中断時に印刷完了した第1ページより後の第2ページから当該印刷ジョブを再開することである。再印刷再開は、印刷ジョブの中断要因となった第3ページから当該印刷ジョブを再開することである。印刷中止は、印刷ジョブを中止することである。診断は、診断部240による印刷物の不具合の診断処理を行うことである。
そして、ユーザーが継続再開、再印刷再開および印刷中止のいずれかを選択した場合、切替部230は、ユーザーによって選択(指定)された制御に係る信号を取得し、当該信号に係る指令を画像形成装置1に出力する。
なお、継続再開の指令があった場合、上記の第1ページは、第2トレイ2Bに排出されるが、正常な印刷物としてユーザーに判断されたものである。そのため、ユーザーに当該第1ページを第1トレイ2Aに移動させるように促すための処理が実行されても良い。
また、ユーザーが診断を選択した場合、切替部230は、診断部240の診断結果に応じた制御に係る指令を画像形成装置1に出力する。
診断部240は、切替部230が印刷ジョブを中断した後、例えばユーザーからの診断指令に係る信号を取得した場合、印刷物の不具合を診断する。診断部240は、例えばハーフトーンのもの等、印刷物の不具合の原因を特定するためのチャート画像を用紙Sに形成する指令を画像形成装置1に出力する。
そして、診断部240は、取得部210が取得したチャート画像の読取結果を解析して、印刷物の不具合を自動で修復できるか否かについて判定する。具体的には、診断部240は、例えば印刷物の不具合の種類がスジである場合、スジが発生している周期に基づいて、印刷物の不具合(スジ)を自動で修復できるか否かについて判定する。なお、診断部240における判定基準は、適宜設定可能である。また、チャート画像が形成された用紙Sは、第2トレイ2Bに排出される。
なお、検査装置200は、診断部240の診断中においては、ユーザーに画像形成装置1が停止中(印刷物の診断中)であることを報知する処理を実行すると良い。
修復部250は、診断部240の診断結果に基づいて、印刷物の不具合の修復処理を行う。具体的には、修復部250は、診断部240が自動で修復できると判定した場合、印刷物の不具合を修復する指令を画像形成装置1に出力する。
修復処理としては、例えば、印刷物の不具合がホタルであるとき、転写ニップにおける転写電圧を変える指令、また、印刷物の不具合がスジであるとき、帯電装置414を自動で清掃する指令を画像形成装置1に出力する。
また、診断部240は、印刷物の不具合を自動で修復できないと判定した場合、例えば表示部等に印刷物の不具合を修復するための指示情報を表示させることで、ユーザーに当該指示情報を報知する処理を実行する。指示情報は、例えば、ユーザーによる部品の交換や、部品の清掃等をユーザーに促す指示に係る情報である。
そして、修復部250による修復処理、または、ユーザーが診断部240による指示情報に基づいて印刷物の修復に関連する操作が完了すると、診断部240は、印刷物の不具合が修復したことを確認するためのチャート画像を用紙Sに形成する指令を画像形成装置1に出力する。なお、ユーザーによる印刷物の修復に関連する操作の完了は、例えば、ユーザーにより、当該操作完了の釦が押下された際に出力される信号を検査装置200が取得することで認識される。
そして、例えばユーザーによりチャート画像における印刷物の不具合が修復したことを示す指示が検査装置200に入力された場合、切替部230は、印刷ジョブの中断要因となった第3ページから当該印刷ジョブを再開する指令を画像形成装置1に出力する。
また、ユーザーによりチャートにおける印刷物の不具合が修復していないことを示す指示が検査装置200に入力された場合、診断部240は、印刷ジョブを中止するか、再び印刷物の不具合を診断するかについて判定する。
例えば、診断部240は、ユーザーにより印刷物の不具合を診断する指令があった場合、再び印刷物の不具合を診断すると判定する。このように判定されると、診断部240は、再び印刷物の不具合の原因を診断する。
例えば、診断部240は、ユーザーにより印刷ジョブを中止する指令があった場合、印刷ジョブを中止すると判定する。このように判定されると、切替部230は、印刷ジョブを中止する指令を画像形成装置1に出力する。
次に、検査装置200における検査制御を実行するときの動作例について説明する。図5は、検査装置200における検査制御の動作例の一例を示すフローチャートである。図5における処理は、例えば、検査装置200が、画像形成装置1の制御部101が印刷ジョブの実行指令を受け付けた際に適宜実行される。
図5に示すように、検査装置200は、印刷物の読取情報を取得する(ステップS101)。印刷物の読取情報を取得したら、検査装置200は、当該印刷物の不具合を検査する(ステップS102)。
そして、検査装置200は、印刷物の不具合があるか否かについて判定する(ステップS103)。判定の結果、印刷物の不具合がない場合(ステップS103、NO)、処理はステップS112に遷移する。一方、印刷物の不具合がある場合(ステップS103、YES)、検査装置200は、報知処理を実行する(ステップS104)。
次に、検査装置200は、印刷物の不具合に対して設定された印刷制御が印刷継続であるか否かについて判定する(ステップS105)。判定の結果、印刷制御が印刷継続ではない場合(ステップS105、NO)、検査装置200は、印刷物の不具合に対して設定された印刷制御が印刷中断であるか否かについて判定する(ステップS106)。
判定の結果、印刷制御が印刷中断である場合(ステップS106、YES)、検査装置200は、印刷ジョブを中断するための中断処理を実行する(ステップS107)。中断処理の詳細については後述する。
一方、印刷制御が印刷中断ではない場合(ステップS106、NO)、検査装置200は、再印刷の回数をカウントアップし(ステップS108)、再印刷の回数が回数制限未満であるか否かについて判定する(ステップS109)。
判定の結果、再印刷の回数が回数制限未満ではない場合(ステップS109、NO)、検査装置200は、再印刷の回数をリセットして(ステップS110)、処理はステップS107に遷移する。
一方、再印刷の回数が回数制限未満である場合(ステップS109、YES)、検査装置200は、印刷ジョブにおけるページの巻き戻しを行い(ステップS111)、処理はステップS101に戻る。ページの巻き戻しは、再印刷に係る印刷物の不具合の要因となったページ、または、再印刷再開に係る印刷の不具合の中断要因となったページに印刷ジョブにおいて印刷するページを戻す処理である。
ステップS105の判定に戻り、印刷制御が印刷継続である場合(ステップS105、YES)、検査装置200は、印刷ジョブを継続し、印刷物の不具合があったページの後続の全ページの排出が完了したか否かについて判定する(ステップS112)。
判定の結果、全ページの排出が完了してない場合(ステップS112、NO)、処理はステップS101に戻る。一方、全ページの排出が完了した場合(ステップS112、YES)、検査装置200は、印刷ジョブの全ページの印刷が完了したか否か、または、次のページがないか否かについて判定する(ステップS113)。判定の結果、全ページの印刷が完了してない、または、次のページがある場合(ステップS113、NO)、処理はステップS101に戻る。一方、全ページの印刷が完了した、または、次のページがない場合(ステップS113、YES)、本制御は終了する。
次に、検査装置200における中断処理に係る制御を実行するときの動作例について説明する。図6は、検査装置200における中断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図6における処理は、例えば、検査装置200が、図5におけるステップS107の処理が実行された際に適宜実行される。
図6に示すように、検査装置200は、印刷中止の実行指令を受けたか否かについて判定する(ステップS201)。判定の結果、印刷中止の実行指令を受けていない場合(ステップS201、NO)、検査装置200は、再印刷再開の実行指令を受けたか否かについて判定する(ステップS202)。
判定の結果、再印刷の実行指令を受けた場合(ステップS202、YES)、処理は図5におけるステップS111に遷移して、印刷ジョブが再開される(再印刷再開)。一方、再印刷の実行指令を受けていない場合(ステップS202、NO)、検査装置200は、診断の実行指令を受けたか否かについて判定する(ステップS203)。
判定の結果、診断の実行指令を受けていない場合(ステップS203)、処理は図5におけるステップS101に遷移して、印刷ジョブが再開される(継続再開)。一方、診断の実行指令を受けた場合(ステップS203、YES)、検査装置200は、診断処理を実行する(ステップS204)。診断処理の詳細については後述する。
ステップS201の判定に戻り、印刷中止の実行指令を受けた場合(ステップS201、YES)、印刷ジョブが中止されて本制御は終了する。
次に、検査装置200における診断処理に係る制御を実行するときの動作例について説明する。図7は、検査装置200における診断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図7における処理は、例えば、検査装置200が、図6におけるステップS204の処理が実行された際に適宜実行される。
図7に示すように、検査装置200は、確認チャートを出力する指令を画像形成装置1に出力する(ステップS301)。確認チャートの印刷物に係る読取情報を取得したら、検査装置200は、自動で修復可能であるか否かについて判定する(ステップS302)。
判定の結果、自動で修復不能である場合(ステップS302、NO)、検査装置200は、指示情報を例えば表示部に出力し(ステップS303)、修復完了の指令を受けたか否かについて判定する(ステップS304)。
判定の結果、修復完了の指令を受けていない場合(ステップS304、NO)、ステップS304の処理が繰り返される。一方、修復完了の指令を受けた場合(ステップS304、YES)、処理はステップS306に遷移する。
ステップS302の判定に戻り、自動で修復可能である場合(ステップS302、YES)、検査装置200は、修復処理を実行する(ステップS305)。
次に、検査装置200は、確認チャートを出力する指令を画像形成装置1に出力する(ステップS306)。確認チャートの印刷物に係る読取情報を取得したら、検査装置200は、検査装置200は、不具合が修復したか否かについて判定する(ステップS307)。なお、不具合が修復したか否かについては、例えばユーザーにより、修復の有無についての操作指令を受けることによって判定される。
判定の結果、不具合が修復した場合(ステップS307、YES)、処理は図5におけるステップS111に遷移して、印刷ジョブが再開される(再印刷再開)。一方、不具合が修復していない場合(ステップS307、NO)、検査装置200は、印刷中止の指令を受けたか否かについて判定する(ステップS308)。
判定の結果、印刷中止の指令を受けていない場合(ステップS308、NO)、処理はステップS301に戻る。一方、印刷中止の指令を受けた場合(ステップS308、YES)、印刷ジョブが中止されて、本制御は終了する。
以上のように構成された本実施の形態によれば、切替部230が印刷物の不具合の種類に応じて画像形成部40の印刷制御を切り替えるので、印刷物の不具合の種類に応じて適切な対応をとることができる。
その結果、印刷物の不具合の種類に関わらず、同一の対応(例えば、再印刷)をとる構成のように、無駄に同一の対応をとり続けることを抑制することができるので、印刷におけるコストを大幅に低減することができる。
また、切替部230が予め設定登録されたパターンに基づいて印刷制御を切り替えるので、印刷ジョブの目的(例えば、画質重視や、生産性重視等)に応じた検査を施した印刷物を生成することができる。
また、検査部220が、印刷物の不具合を検出した場合、当該不具合の報知処理を行うので、ユーザーが不具合の内容を認識することができる。
また、診断部240が、印刷ジョブが中断した後、印刷物の不具合を診断するので、印刷物の不具合の原因を解析することができる。その結果、修復部250における修復処理や、ユーザーへの修復指示によって、印刷物の不具合を修復させることができる。
なお、上記実施の形態では、診断部240が、ユーザーの指令に基づいて印刷物の不具合の診断を行っていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、診断部240が、検出した印刷物の不具合の種類に応じて、自動で印刷物の不具合の診断を行うようにしても良い。
具体的には、診断部240は、印刷物の不具合の検出回数に応じて、自動で印刷物の不具合の診断を行う。例えば、図8に示すように例えば、検査装置200における表示部(不図示)の設定画面において、印刷物の不具合の種類毎に、印刷物の不具合の検出回数を設定可能にしておく。そして、診断部240が、特定の不具合が、設定された回数分、検出された場合、当該不具合の診断を行う。なお、設定画面は、画像形成装置1の操作表示部20のものでも良いし、ネットワーク経由で接続された外部装置のものであっても良い。
図8に示す例では、スジおよびホタルの回数が20回に設定され、汚れおよび欠けの回数は設定されていない。そのため、診断部240は、汚れおよび欠けが発生しても、不具合の診断を行わず、スジおよびホタルが20回発生した場合、不具合の診断を行う。
次に、検査装置200における不具合のカウント制御を実行するときの動作例について説明する。図9は、検査装置200における不具合のカウント制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図9における処理は、例えば、図5におけるステップS104とステップS105との間に適宜実行される。なお、図9の制御は、特定の印刷物の不具合(例えば、ホタル等)に係るものである。
図9に示すように、検査装置200は、印刷物の不具合の検出回数をカウントアップする(ステップS401)。そして、検査装置200は、印刷物の不具合の検出回数が設定回数に到達したか否かについて判定する(ステップS402)。
判定の結果、不具合の検出回数が設定回数に到達していない場合(ステップS402、NO)、本制御は終了する。一方、不具合の検出回数が設定回数に到達した場合(ステップS402、YES)、検査装置200は、不具合の検出回数をリセットし(ステップS403)、診断処理を実行する(ステップS404)。その後、本制御は終了する。
このような構成によれば、突発的に発生するような印刷物の不具合に起因して、印刷制御を切り替えることが抑制されるので、印刷制御の切替が過剰に行われることを抑制することができる。
また、上記実施の形態では、診断部240の診断後の修復の程度をユーザーによって確認可能としていたが、本発明はこれに限定されず、修復の程度を検査装置200が自動で確認可能としても良い。例えば、修復の程度を、検査装置200による自動確認およびユーザーによる確認の何れかを設定可能にしておくと良い。
次に、検査装置200における、診断部240の自動確認を加えた診断処理に係る制御を実行するときの動作例について説明する。図10は、検査装置200における診断処理に係る制御を実行するときの動作例の一例を示すフローチャートである。図10における処理は、例えば、検査装置200が、図6におけるステップS204の処理が実行された際に適宜実行される。
図10に示すように、検査装置200は、確認チャートを出力する指令を画像形成装置1に出力する(ステップS501)。確認チャートの印刷物に係る読取情報を取得したら、検査装置200は、自動で修復可能であるか否かについて判定する(ステップS502)。
判定の結果、自動で修復不能である場合(ステップS502、NO)、検査装置200は、指示情報を例えば表示部に出力し(ステップS503)、修復完了の指令を受けたか否かについて判定する(ステップS504)。
判定の結果、修復完了の指令を受けていない場合(ステップS504、NO)、ステップS504の処理が繰り返される。一方、修復完了の指令を受けた場合(ステップS504、YES)、処理はステップS506に遷移する。
ステップS502の判定に戻り、自動で修復可能である場合(ステップS502、YES)、検査装置200は、修復処理を実行する(ステップS505)。
次に、検査装置200は、確認チャートを出力する指令を画像形成装置1に出力する(ステップS506)。確認チャートの印刷物に係る読取情報を取得したら、検査装置200は、検査装置200は、自動確認の設定があるか否かについて判定する(ステップS507)。
判定の結果、自動確認の設定がない場合(ステップS507、NO)、検査装置200は、不具合が修復したか否かについて判定する(ステップS508)。なお、不具合が修復したか否かについては、例えばユーザーにより、修復の有無についての操作指令を受けることによって判定される。
判定の結果、不具合が修復した場合(ステップS508、YES)、処理は図5におけるステップS111に遷移して、印刷ジョブが再開される(再印刷再開)。一方、不具合が修復していない場合(ステップS508、NO)、処理はステップS510に遷移する。
ステップS507の判定に戻り、自動確認の設定がある場合(ステップS507、YES)、検査装置200は、自動確認で不具合が修復されたか否かについて判定する(ステップS509)。
判定の結果、自動確認で不具合が修復された場合(ステップS509、YES)、処理は図5におけるステップS111に遷移して、印刷ジョブが再開される(再印刷再開)。一方、自動確認で不具合が修復されていない場合(ステップS509、NO)、検査装置200は、印刷中止の指令を受けたか否かについて判定する(ステップS510)。
判定の結果、印刷中止の指令を受けていない場合(ステップS510、NO)、処理はステップS501に戻る。一方、印刷中止の指令を受けた場合(ステップS510、YES)、印刷ジョブが中止されて本制御は終了する。
このような構成によれば、修復の程度を検査装置が自動で確認することにより、人手を介さずに修復処理等を行うことができるので、生産性の向上や、人手の削減等に寄与することができる。
また、上記実施の形態では、印刷物の不具合の程度(検査レベル)については言及されていなかったが、本発明はこれに限定されない。例えば、印刷物の不具合の検査レベルを可変設定できるようにしておき、検査レベルに達した場合に印刷物の不具合を検出するようにしても良い。
このようにすると、例えば、例えば、単価の高いもの等、用紙Sの種類によっては、ヤレ紙を少なくしたい印刷ジョブや、印刷枚数が多く、中断時間等を減少させたい印刷ジョブ等、印刷ジョブの都合によって、検査装置200における検査レベルを変えても良い場合も存在する。
そのため、検査レベルを可変設定できるようにしておくことで、印刷ジョブの都合に応じて、柔軟な検査を行うことができる。
また、印刷物の不具合の検査レベルを可変設定可能な構成においては、例えば、図11に示すように、印刷ジョブ毎に検査レベルを設定可能にしても良い。つまり、検査部220は、印刷ジョブの種類に応じて、印刷物の不具合の種類ごとの検査レベルを設定するようにしても良い。
図11に示す例では、第1ジョブ、第2ジョブおよび第3ジョブにおける汚れのサイズおよび濃度差の検査レベルを設定可能としたものが示されている。第1ジョブにおいては、サイズの検査レベルが5、濃度差の検査レベルが5に設定され、第2ジョブにおいては、サイズの検査レベルが3、濃度差の検査レベルが5に設定され、第3ジョブにおいては、サイズの検査レベルが5、濃度差の検査レベルが3に設定されている。図11では、汚れ以外の不具合については図示を省略している。
このような構成によれば、印刷ジョブの種類に応じて、より適切な検査を行うことができる。また、印刷ジョブの種類によって、検査レベルが設定されているので、印刷ジョブ毎に検査レベルを設定する手間を省くことができる。
また、上記実施の形態では、診断部240の診断内容が所定の確認チャートを用いて行うものであったが、本発明はこれに限定されない。例えば、診断部240が、印刷物の不具合の種類に応じて、確認チャートの種類を変える等、診断の内容を切り替えても良い。
このような構成によれば、印刷物の不具合の内容に応じて、より適切な診断を行うことができる。
また、上記実施の形態では、検査装置が、画像形成装置の後処理装置として設けられていたが、本発明はこれに限定されず、画像形成装置とは別の場所に設けられていても良いし、画像形成装置の制御部であっても良い。この場合、スキャナー等の読取装置から、印刷物の読取情報を取得した上で、印刷物の不具合の検査が行われる。
また、上記実施の形態では、検査装置が画像形成装置に印刷制御を切り替える指令を出力していたが、本発明はこれに限定されず、検査部の検査結果を画像形成装置が取得して、画像形成装置が切替部の機能を有するようにしても良い。
また、上記実施の形態では、診断部および修復部が設けられていたが、本発明はこれに限定されず、診断部および修復部が設けられていなくても良いし、検査装置とは別の装置(例えば、画像形成装置等)に設けられていても良い。
また、上記実施の形態では、切替部が画像形成部の印刷制御を切り替えていたが、本発明はこれに限定されず、画像形成部の搬送制御等、画像形成部の印刷制御以外の制御を切り替えても良い。
その他、上記実施の形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画像形成装置
2 後処理装置
40 画像形成部
100 画像形成システム
101 制御部
200 検査装置
210 取得部
220 検査部
230 切替部
240 診断部
250 修復部

Claims (26)

  1. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替部と、
    を備え、
    前記検査装置は、前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う、
    検査装置。
  2. 前記切替部は、予め設定登録されたパターンに基づいて前記画像形成部の印刷制御を切り替える、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記切替部は、印刷ジョブの種類に応じて、前記印刷制御を切り替える、
    請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記検査部は、前記印刷ジョブの種類に応じて、前記不具合の種類毎の検査レベルを設定する、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記検査部は、基準画像と前記印刷物の印刷画像とを比較することで、前記不具合を検査する、
    請求項1~4の何れか1項に記載の検査装置。
  6. 前記検査部は、前記印刷物を管理するための管理データと、前記印刷物の印刷画像の一部である検査領域とを比較することで、前記不具合を検査する、
    請求項1~5の何れか1項に記載の検査装置。
  7. 前記切替部は、前記不具合の種類に応じて、印刷ジョブを継続させるように制御する、
    請求項1~6の何れか1項に記載の検査装置。
  8. 前記検査部は、前記不具合を検出した場合、前記不具合の報知処理を行う、
    請求項1~7の何れか1項に記載の検査装置。
  9. 前記印刷物の不具合の検査の中断は、印刷ジョブの中断である、
    請求項1~8の何れか1項に記載の検査装置。
  10. 前記複数の制御は、前記印刷物の不具合の検査の中断時に印刷完了した第1ページより後の第2ページから当該検査に係る印刷ジョブを再開する制御を含む、
    請求項1または請求項9に記載の検査装置。
  11. 前記印刷ジョブを再開しない制御は、前記印刷ジョブを中止する制御である、
    請求項1または請求項10に記載の検査装置。
  12. 前記切替部が前記不具合の検査を中断した後、前記不具合を診断する診断部を備える、
    請求項1~11の何れか1項に記載の検査装置。
  13. 前記診断部の診断結果に基づいて、前記不具合の修復処理を行う修復部を備える、
    請求項12に記載の検査装置。
  14. 前記切替部は、前記修復処理が行われた後、前記印刷ジョブの中断要因となったページから当該印刷ジョブを再開する、
    請求項13に記載の検査装置。
  15. 前記診断部は、前記不具合の種類に応じて、前記不具合を診断するか否かについて判定する、
    請求項12~14の何れか1項に記載の検査装置。
  16. 前記診断部は、前記不具合の検出回数に応じて、前記不具合を診断する、
    請求項12~15の何れか1項に記載の検査装置。
  17. 前記診断部は、前記不具合の種類に応じて、診断の内容を切り替える、
    請求項16に記載の検査装置。
  18. 前記切替部は、前記不具合の種類に応じて、不具合要因のページを再印刷させる、
    請求項1~17の何れか1項に記載の検査装置。
  19. 前記切替部は、再印刷を行った回数に応じて、印刷ジョブを中断する、
    請求項18に記載の検査装置。
  20. 前記切替部は、前記検査部により検査された前記不具合の種類に応じて、前記画像形成部の制御を切り替える、
    請求項1~19の何れか1項に記載の検査装置。
  21. 記録媒体に画像出力することで印刷物を形成する画像形成部と、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、前記検査部により検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替部と、を有する検査装置と、
    を備え、
    前記検査装置は、前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う、
    画像形成システム。
  22. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査プログラムであって、
    コンピューターに、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査処理と、
    前記検査処理で検査された結果に基づいて、前記印刷物の不具合の検査を中断する切替処理と、
    前記印刷物の不具合の検査を中断した後、前記印刷物の不具合の検査の中断要因となった中断要因ページから検査中の印刷ジョブを再開する制御、および、検査中の印刷ジョブを再開しない制御、を含む複数の制御のうちの1つを行う処理と、
    を実行させる検査プログラム。
  23. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された前記不具合の種類に応じて、前記画像形成部の制御を切り替える切替部と、
    を備え、
    前記切替部は、
    予め設定登録されたパターンに基づいて前記画像形成部の印刷制御を切り替え、
    印刷ジョブの種類に応じて、前記印刷制御を切り替え、
    前記検査部は、前記印刷ジョブの種類に応じて、前記不具合の種類毎の検査レベルを設定する、
    検査装置。
  24. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された前記不具合の種類に応じて、前記画像形成部の制御を切り替え、前記不具合の種類に応じて、印刷ジョブを中断する切替部と、
    前記切替部が前記印刷ジョブを中断した後、前記不具合を診断する診断部と、
    を備え、
    前記診断部は、前記不具合の種類に応じて、前記不具合を診断するか否かについて判定する、
    検査装置。
  25. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された前記不具合の種類に応じて、前記画像形成部の制御を切り替え、前記不具合の種類に応じて、印刷ジョブを中断する切替部と、
    前記切替部が前記印刷ジョブを中断した後、前記不具合を診断する診断部と、
    を備え、
    前記診断部は、前記不具合の検出回数に応じて、前記不具合を診断する、
    検査装置。
  26. 画像形成部により画像出力された印刷物の検査装置であって、
    前記印刷物の読取結果に基づいて前記印刷物の不具合を検査する検査部と、
    前記検査部により検査された前記不具合の種類に応じて、前記画像形成部の制御を切り替える切替部と、
    を備え、
    前記切替部は、
    前記不具合の種類に応じて、不具合要因のページを再印刷させ、
    再印刷を行った回数に応じて、印刷ジョブを中断する、
    検査装置。
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