以下、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ(工程)、ステップ(工程)の順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。例えば、数値は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度の差異をも含むことを意味する表現である。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化する。
また、本明細書および図面において、X軸、X軸およびZ軸は、三次元直交座標系の三軸を示している。各実施の形態では、X軸方向を分電盤の厚み方向(構成要素の積層方向)としている。また、本明細書において、「正面視」とは、X軸方向(分電盤の厚み方向)に沿って分電盤を見た場合を意味し、「上面視」とは、Z軸方向に沿って分電盤を見た場合を意味する。また、Z軸方向は、分電盤が造営材に取り付けられたときに上下方向となる方向であるとするが、これに限定されない。
また、本明細書において、平行、直交などの要素間の関係性を示す用語、および、矩形、U字などの要素の形状を示す用語、並びに、数値、および、数値範囲は、厳格な意味のみを表す表現ではなく、実質的に同等な範囲、例えば数%程度(例えば、5%程度)の差異をも含むことを意味する表現である。
(実施の形態1)
[1-1.分電盤の構成]
本実施の形態に係る分電盤の構成について、図1~図3を参照しながら説明する。図1は、本実施の形態に係る分電盤1の閉状態における外観を示す斜視図である。図2は、本実施の形態に係る分電盤1の開状態における外観を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、分電盤1は、扉70を有し、当該扉70の開閉により、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の一部(例えば、ハンドル等を含む操作部)を露出させる開状態と、当該一部を露出させない閉状態とを有する。
分電盤1は、電力事業者等の設備である電力系統からの電力(系統電力)の供給を受け、系統電力を複数の分岐回路毎に分岐させる。分電盤1は、例えば、住宅、病院、工場、ビル等の電力を使用する施設の内部に設置される。
以下、さらに図3~図7を参照しながら、分電盤1の構成を説明する。図3は、本実施の形態に係る分電盤1の構成を示す分解斜視図である。
図3に示すように、分電盤1は、ベース10と、保持部材20と、取り付け台30と、主幹ブレーカ40と、分岐ブレーカ50と、カバー60と、扉70とを備える。ベース10とカバー60とにより、分電盤1の筐体が構成される。保持部材20と、取り付け台30と、主幹ブレーカ40と、分岐ブレーカ50とは、筐体内に収容される。本実施の形態では、筐体は、箱状である。
ベース10は、板状の部材であり、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる。ベース10は、造営材に直接取り付けられる。ベース10は、例えば、壁(例えば、石膏ボード)に接触して取り付けられる。
ベース10は、金属で構成されており、例えば、亜鉛メッキ鋼板、ステンレス等で構成されている。コストを低く抑える観点から、ベース10は、亜鉛メッキ鋼板で構成されるとよい。このようにベース10は導電性の材料により構成されるが、一部が樹脂等の絶縁性の材料により構成されてもよい。また、ベース10は、例えば、当該一部が樹脂により形成された成形品であってもよい。また、ベース10は、全体が樹脂により形成された成形品であってもよい。ベース10の正面視形状は、例えば矩形状である。
ベース10は、本体部11と、第1壁部12と、第2壁部13とを有する。
本体部11は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる板状の部材である。分電盤1が造営材に取り付けられるとき、本体部11は、造営材と接触するように取り付けられる。本体部11は、造営材に直接取り付けられる。また、本体部11には、電力線を通すための開口である第1配線口14および第2配線口15が形成されている。
第1配線口14には、主幹ブレーカ40に接続される電力線が挿通され、第2配線口15には、分岐ブレーカ50に接続される電力線が挿通される。第1配線口14および第2配線口15は、正面視において、ベース10の外部空間と連通されていない。第1配線口14および第2配線口15は、閉じた開口であるとも言える。なお、第1配線口14および第2配線口15の位置、大きさ、数は特に限定されない。また、外部空間は、ベース10の正面視における当該ベース10の周囲の空間を意味する。
第1壁部12は、本体部11のY軸方向(第1方向の一例であり、例えば、造営材に取り付けられた状態における左右方向)の両端からカバー60に向かう方向(X軸プラス方向)に突出して設けられる板状の部材である。一対の第1壁部12は、互いに対向して配置されている。一対の第1壁部12は、互いに平行であり、例えば、本体部11と直交するように設けられる。
第2壁部13は、本体部11のZ軸方向(第2方向の一例であり、例えば、造営材に取り付けられた状態における上下方向)の両端からカバー60に向かう方向(X軸プラス方向)に突出して設けられる板状の部材である。一対の第2壁部13は、互いに対向して配置されている。一対の第2壁部13は、互いに平行であり、例えば、本体部11と直交するように設けられる。
一対の第1壁部12と一対の第2壁部13とにより、本体部11の外周を囲む壁部が形成される。一対の第1壁部12と一対の第2壁部13とは、例えば、カバー60がベース10に取り付けられた状態で、カバー60の壁部を内側から囲む。
一対の第2壁部13のX軸方向の長さ(第2高さ)は、例えば、一対の第1壁部12のX軸方向の長さ(第1高さ)より小さい。第2高さは、例えば、第1高さの半分以下であり、例えば、1/3以下であってもよい。これにより、施工時の作業空間を広くとることができるので、施工性が向上する。
なお、第1高さと、第2高さとは、等しくてもよい。また、一対の第1壁部12、および、一対の第2壁部13のうち、一対の第2壁部13は設けられなくてもよい。
第1高さは、第1壁部12に保持部材20を取り付けることが可能な長さであればよい。また、保持部材20が当該保持部材20を本体部11に直接取り付け可能な機構を有している場合、一対の第1壁部12および一対の第2壁部13のそれぞれは、設けられなくてもよい。つまり、ベース10は、本体部11、一対の第1壁部12および一対の第2壁部13のうち、本体部11のみから構成されていてもよい。
本体部11、一対の第1壁部12および一対の第2壁部13は、例えば、一体形成されている。
保持部材20は、カバー60を保持するための部材である。また、保持部材20は、さらに、閉状態の扉70を保持するための保持機構を有する。本実施の形態に係る保持部材20は、当該保持機構を有しており、カバー60および扉70のそれぞれを保持することに特徴を有する。保持部材20の構成は、後述する。
本実施の形態では、保持部材20とベース10とは、別部材であり、保持部材20は、ベース10に固定されているが、保持部材20とベース10とは一体形成されていてもよい。
保持部材20は、例えば、靱性または弾性を有する材料により構成される。また、保持部材20は、例えば、扉70と同じ材料で構成されていてもよい。本実施の形態では、扉70は、樹脂により構成されている。樹脂は、例えば、ナイロン樹脂であるがこれに限定されず、他の樹脂が用いられてもよい。
また、保持部材20は、開状態において、少なくとも一部が露出する。例えば、図2に示すように、開状態において、保持部材20の一部である爪部21が第1開口62から露出する。なお、爪部21に設けられる保持部24(図2参照)は、保持機構の一例である。
また、保持部材20は、正面視において、扉70を挟むように設けられる。保持部材20は、正面視において、少なくとも一部(例えば、保持部24)が扉70と重なっている。
取り付け台30は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が固定される固定板である。取り付け台30は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を固定可能な構成を有する。取り付け台30が主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50を固定する固定方法は、特に限定されない。取り付け台30と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50との一方に設けられた突起と、他方に設けられた凹部またはスリットとが嵌め合うことで、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付け台30に固定されてもよい。
なお、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が固定された取り付け台30を、内器とも記載する。内器は、例えば、ネジ等の締結部材により本体部11に取り付けられる。
主幹ブレーカ40は、所定の電流(例えば、電力会社との契約で定められる電力に基づく電流)を超える電流が電力系統から流れた時に、電力系統からの電力の供給を停止するブレーカである。
分岐ブレーカ50は、分電盤1に接続される各電力線(分岐回路)に設けられるブレーカである。分岐ブレーカ50は、複数設けられる。分岐ブレーカ50は、当該分岐ブレーカ50に接続された電力線に過電流が流れた場合に、当該電力線への電力の供給を停止する。
なお、分電盤1は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方を備えていればよい。この場合、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の当該少なくとも一方がベース10に取り付けられる。
カバー60は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の操作部を露出させる開口(第2開口63および第3開口64)が形成され、ベース10を覆う部材である。
カバー60は、凸部61を有する。凸部61は、カバー60の前面において、Y軸方向の端部の中央付近からX軸プラス方向に突出して設けられる。一対の凸部61は、正面視において、第2開口63および第3開口64を挟むように、互いに対向して設けられる。一対の凸部61は、例えば、互いに平行に設けられる。一対の凸部61は、Y軸方向から見ると台形状であるが、形状はこれに限定されない。
一対の凸部61のZ軸方向の長さは、第2開口63および第3開口64のZ軸方向の長さより長い。また、一対の凸部61の対向する面にはそれぞれ、第1開口62が形成されている。第1開口62には、カバー60をベース10に固定するための保持部材20の一部(例えば、爪部21)が位置する。爪部21が第1開口62においてカバー60表面と係合することで、カバー60は、ベース10に固定される。
第2開口63は、主幹ブレーカ40の操作部を露出させる開口であり、主幹ブレーカ40に応じた位置、形状、大きさを有する。第3開口64は、複数の分岐ブレーカ50それぞれの操作部を露出させる開口であり、複数の分岐ブレーカ50に応じた位置、形状、大きさを有する。第3開口64は、複数の分岐ブレーカ50それぞれの操作部を一括して露出させる。なお、第2開口63および第3開口64は、開口の一例である。また、操作部には、ブレーカの接続先などの表示がなされた表示部が含まれていてもよい。
扉70は、カバー60に対して回転可能に取り付けられ、第2開口63および第3開口64を開閉する。扉70は、第2開口63および第3開口64を覆い、Y軸方向を回転軸とし回転可能にカバー60の凸部61に取り付けられる。詳細は、後述するが、扉70は、閉状態において保持部材20の保持部24(図2参照)により保持される。
本実施の形態では、扉70は、下開きの扉である。言い換えると、扉70は、下開き可能にカバー60に取り付けられる。扉70は、例えば、長手方向の両端のZ軸マイナス側の端部が凸部61のZ軸マイナス側の端部に、ピン等の棒状の部材により取り付けられる。これにより、例えば、ピン等の構造が単純な部品により、扉70を凸部61に回転可能に取り付けることができる。扉70は、例えば、上開きの扉より小さい部品により、凸部61に回転可能に取り付けることができる。
分電盤1が開状態であるとき、扉70の回転は、カバー60により規制される。例えば、Y軸プラス側からY軸マイナス側を見た場合、開状態において、扉70の時計回りの回転は、カバー60により規制される。例えば、扉70の表面がカバー60の表面に当接することで、扉70の回転が規制される。つまり、分電盤1は、扉70の回転を規制するための専用の部品を備えていなくてもよい。なお、扉70は、上開きの扉であってもよい。
扉70は、例えば、正面視形状が矩形であるがこれに限定されない。また、扉70は、Y軸方向に長尺である。扉70の長尺方向と、一対の保持部材20の並び方向とは、例えば、平行である。
カバー60および扉70は、電気絶縁性を有する。カバー60および扉70は、同じ材料で構成されている。カバー60および扉70は、例えば、樹脂で構成されている。例えば、扉70は、成形品(樹脂成形品)であってもよい。樹脂は、例えば、ポリエチレン樹脂であるがこれに限定されず、他の樹脂が用いられてもよい。
[1-2.保持部材の構成]
続いて、保持部材20の構成について、図4~図7を参照しながら説明する。図4は、図3の破線領域R4を拡大して示す図である。図5は、本実施の形態に係る保持部材20の取り付けを説明するための図である。図4は、保持部材20がベース10(具体的には、第1壁部12)に固定された後の状態を示し、図5は、保持部材20がベース10に固定される前の状態を示す。
図4に示すように、保持部材20は、爪部21と、勘合部22と、規制部23とを有する。また、爪部21には、保持部24が形成されている。爪部21と、勘合部22と、規制部23と、保持部24とは、例えば、一体形成されている。
爪部21は、カバー60をベース10に固定するための部分である。爪部21は、例えば、カバー60の第1開口62を介してカバー60と当接することで、カバー60をベース10に固定する。
勘合部22は、保持部材20を第1壁部12に固定するための部分である。勘合部22は、例えば、上面視したときに、爪部21と反対側(X軸マイナス側)に、凹部が形成されている。凹部は、勘合部22が第1壁部12に圧入により固定されるための凹みであり、第1壁部12の厚み(Y軸方向の長さ)に応じた長さを有する。勘合部22は、例えば、上面視するとU字状であるが、形状はこれに限定されない。
規制部23は、保持部材20が第1壁部12に固定された状態で爪部21の外方に位置し、爪部21の当該外方への反りを規制する。規制部23は、爪部21と対向して配置されており、爪部21が外方へ反った場合に当該爪部21と当接することで、爪部21の反りを規制する。規制部23は、例えば、爪部21とX軸方向の長さが同じであってもよいし、爪部21と平行に設けられてもよい。なお、規制部23は、必須の構成ではない。
保持部24は、保持機構の一例であり、閉状態において扉70を保持する構成を有する。保持部24は、例えば、爪部21に設けられた突出部であり、例えば、Z軸方向に長尺な形状を有する。
このように、保持部材20は、本来の機能であるカバー60をベース10に固定するための構成に加えて、閉状態で扉70を保持する構成を有する。
図5に示すように、上記のような保持部材20は、第1壁部12に固定される。保持部材20は、例えば、保持部材20の勘合部22が第1壁部12に圧入されることで、第1壁部12に固定される。なお、保持部材20は、圧入により固定されることに限定されず、ネジなどの締結部材により第1壁部12に固定されてもよい。
続いて、保持部24の構成について、さらに図6および図7を参照しながら説明する。図6は、本実施の形態に係る分電盤1の開状態における部分断面斜視図である。図7は、図6の破線領域R7を上方から見た断面図である。なお、図6および図7は、扉70を通り、かつ、XY平面と平行な平面で分電盤1を切断したときの断面斜視図および断面図を示す。
図6および図7に示すように、爪部21は、先端が内側(図6の例では、Y軸マイナス側)に突出する形状(例えば、フック状)を有し、当該突出する突起の当接面25がカバー60の前方側(X軸プラス側)の表面と当接することで、カバー60と係合する。これにより、保持部材20は、カバー60の移動を規制する。つまり、保持部材20は、カバー60をベース10に固定する。
爪部21に形成される保持部24は、爪部21における当接面25より扉70側(X軸プラス側)の傾斜面26に設けられている。具体的には、保持部24は、当該傾斜面26から扉70側(Y軸マイナス側)に突出して設けられる突起である。保持部24は、カバー60と係合する突起より小さな突起である。
また、扉70は、Y軸方向の端部(両端)に、閉状態において保持部24と係合する係合部71を有する。係合部71は、閉状態において、爪部21の保持部24よりベース10側(X軸マイナス側)の位置に、当該端部から爪部21に向かう方向(図7の例では、Y軸プラス方向)に向けて突出するように設けられる。閉状態において、保持部24と、係合部71とは、当接する。
また、図6に示すように、分電盤1は、開状態において、爪部21とカバー60との係合部分が露出している。つまり、分電盤1は、造営材に取り付けられた状態で、当該係合部分を視認することが可能である。言い換えると、分電盤1において、開状態で見える位置に、当該係合部分が位置している。例えば、爪部21の当接面25と当接するカバー60の領域にマーカを設けておくことで、当該マーカが見えるか否かにより爪部21がしっかり係合しているか否か(例えば、爪部21の引っ掛かりが甘いか否か)を判定することが可能となる。つまり、マーカが見えるか否かを確認するだけで、爪部21の係合度合いを確認することができる。マーカは、例えば、当接面25と当接するカバー60の領域の色を他の領域と異ならせることで形成されてもよい。
[1-3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る分電盤1は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の少なくとも一方が取り付けられるベース10と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の操作部を露出させる第2開口63および第3開口64(開口の一例)が形成され、ベース10を覆うカバー60と、カバー60に対して回転可能に取り付けられ、第2開口63および第3開口64を開閉する扉70と、カバー60を保持する保持部材20とを備える。そして、保持部材20は、扉70が第2開口63および第3開口64を閉じる閉状態のときに扉70を保持する保持部24を有する。
これにより、カバー60と扉70とを1つの部材(保持部材20)で保持することができるので、カバー60と扉70とを互いに異なる部材により保持する場合に比べて、部品点数を削減することができる。よって、分電盤1は、低コスト化が実現可能である。
また、保持部24は、保持部材20に形成された突起であり、扉70は、閉状態において突起と係合する係合部71を有する。
これにより、保持部材20は、突起を有するといった簡易な構成により、扉70を保持することができる。
また、保持部材20は、カバー60と当接する当接面25を有する爪部21を有し、突起は、爪部21における当接面25より扉70側の傾斜面26(面の一例)に設けられている。
これにより、爪部21の傾斜面26に突起を設けるだけで、扉70を保持することができる。
また、爪部21の少なくとも一部は、開状態において露出している。
これにより、爪部21がカバー60と勘合しているか否か、つまりカバー60がベース10に固定されているか否かを、分電盤1を造営材に取り付けた後でも容易に確認することができる。例えば、分電盤1を造営材に取り付けた後に、カバー60が落下することを抑制することができるので、使用上の安全性を向上させることができる。
また、扉70は、下開きの扉であり、開状態においてカバー60と当接することにより回転が規制される。
これにより、扉70が上開きである場合に比べて、開状態の維持を容易に行えるようになるので、扉70をカバー60に回転可能に取り付けるための部品を簡素化または小型化することができる。これは、分電盤1のコスト低減につながる。
また、ベース10は、金属で構成されており、造営材に直接取り付けられる。
これにより、ベース10が樹脂などで形成されている場合に比べて、低コストかつ高強度のベース10を実現することができる。
また、保持部材20とベース10とは、別部材であり、保持部材20は、ベース10に固定されていてもよい。
例えば、ベース10が金属で形成されている場合、保持部材20を金属で構成するには複雑な加工が必要となる。また、材料取りも悪くなる(例えば、原板に対するベース10の取り数が減る)可能性がある。一方、保持部材20をベース10と別部材とすることで、保持部材20の形状などに応じた材料、製造方法を選択することが可能となり、コストの低減に寄与する。
また、保持部材20とベース10とは、一体形成されていてもよい。
これにより、保持部材20をベース10に取り付ける必要がなくなるので、分電盤1を容易に製造することができる。また、部品点数を減らすことができるので、コスト(製造コスト)のさらなる低減が可能となる。
また、扉70は、樹脂で構成されていてもよい。
これにより、扉70を容易に形成することができる。
また、保持部材20は、扉70と同じ材料で構成されていてもよい。
例えば、保持部材20と扉70とが別材料であると、強度の違いから保持部材20および扉70の一方が、開閉動作による摩擦などにより削れるなどの問題が発生し得る。一方、保持部材20と扉70とが同じ材料で構成されていることで、強度の差が生じにくいので、開閉動作による削れなどが発生することを抑制することができる。
(実施の形態1の変形例)
以下では、本変形例に係る分電盤について、図8を参照しながら説明する。なお、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一または類似の内容については説明を省略または簡略化する。図8は、本変形例に係るベース110を示す斜視図である。以下では、施工時の作業性が向上する分電盤について説明する。
図8に示すように、本変形例に係る分電盤は、実施の形態1の分電盤1のベース10に替えてベース110を備える。本変形例に係るベース110は、実施の形態1に係るベース10にさらに第1連通部14aおよび第2連通部15aが形成されている。具体的には、本体部111に第1連通部14aおよび第2連通部15aが形成されている。また、本変形例に係るベース110は、一対の第2壁部13に替えて、一対の第2壁部113を有する。
第1連通部14aは、正面視において、第1配線口14と外部空間との間に位置し、第1配線口14と外部空間とを接続する。第1連通部14aは、Y軸方向から見た場合に、第1配線口14を挿通する電力線の挿通方向と交差する方向に第1配線口14と外部空間とを連通する。第1連通部14aは、例えば、正面視において、第1配線口14からZ軸プラス方向に伸びて形成される。
第1連通部14aのY軸方向の長さは、例えば、主幹ブレーカ40に接続される電力線の数、大きさなどにより決定される。例えば、第1連通部14aのY軸方向の長さは、第1配線口14のY軸方向の長さより小さい。第1配線口14は、閉じていない開口であるとも言える。また、第1配線口14は、正面視において、外部空間に向かって開かれているとも言える。
第2連通部15aは、正面視において、第2配線口15と外部空間との間に位置し、第2配線口15と外部空間とを接続する。第2連通部15aは、Y軸方向から見た場合に、第2配線口15を挿通する電力線の挿通方向と交差する方向に第2配線口15と外部空間とを連通する。第2連通部15aは、例えば、正面視において、第2配線口15からZ軸マイナス方向に伸びて形成される。
第2連通部15aのY軸方向の長さは、例えば、分岐ブレーカ50に接続される電力線の数、大きさなどにより決定される。例えば、第2連通部15aのY軸方向の長さは、第2配線口15のY軸方向の長さより小さい。第2配線口15は、閉じていない開口であるとも言える。また、第2配線口15は、正面視において、外部空間に向かって開かれているとも言える。
なお、第1連通部14aのY軸方向の長さは、第1配線口14のY軸方向の長さと同じであってもよい。この場合、第1配線口14は、ベース110に形成された切り欠きであるとも言える。また、第2連通部15aのY軸方向の長さは、第2配線口15のY軸方向の長さと同じであってもよい。この場合、第2配線口15は、ベース110に形成された切り欠きであるとも言える。第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つが、ベース110に形成された切り欠きであってもよい。また、第1連通部14aおよび第2連通部15aの平面視形状は、例えば、矩形状であるが、これに限定されない。
一対の第2壁部113のそれぞれは、第1連通部14aまたは第2連通部15aにより一部が分断されている。つまり、一対の第2壁部113のそれぞれは、離間して設けられる壁により構成される。なお、例えば、上面視した場合、第1連通部14aおよび第2連通部15aは、互いに重ならない位置に形成されている。
このように、本変形例に係るベース110は、ベース110の正面視において、第1配線口14および第2配線口15のそれぞれと、ベース110の外部空間とを連通する連通部が形成されている。なお、第1連通部14aおよび第2連通部15aの少なくとも1つが形成されていればよい。
なお、ベース110は、一対の第1壁部12および一対の第2壁部113の少なくとも一方を有していなくてもよい。ベース110は、例えば、一対の第1壁部12および一対の第2壁部113の両方を有していなくてもよい。例えば、ベース110は、平板状であってもよい。
なお、ベース110に主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の一方のみが取り付けられる場合、第1配線口14および第1連通部14a、並びに、第2配線口15および第2連通部15aのうち当該一方に対応する配線口および連通部のみがベース110に形成されていてもよい。
以上のように、本変形例に係る分電盤は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられるベース110であって、主幹ブレーカ40に接続される電力線を通すための第1配線口14、および、分岐ブレーカ50に接続される電力線を通すための第2配線口15が形成されたベース110と、ベース110を覆うカバー60とを備える。そして、ベース110には、さらに、ベース110の正面視において、第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つと、当該正面視におけるベース110の周囲の外部空間とを連通する連通部が形成されている。
これにより、分電盤の施工時に、連通部を介して第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つに電力線を配置することができる。つまり、作業者は、第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つにおいて、ループ状の配線口に電力線を通す作業を行わなくてもよい。よって、分電盤の施工時における電力線の配置に関する作業性を向上させることができる。
また、ベース110には、正面視において、第1配線口14および外部空間を連通する第1連通部14aと、第2配線口15および外部空間を連通する第2連通部15aとが形成されている。
これにより、分電盤の施工時に、連通部を介して第1配線口14および第2配線口15のそれぞれに電力線を配置することができる。よって、分電盤の施工時における電力線の配置に関する作業性をより向上させることができる。
また、第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つは、ベース110に形成された切り欠きである。
これにより、第1配線口14および第2配線口15の少なくとも1つに電力線を配置しやすくなる。よって、分電盤の施工時における電力線の配置に関する作業性をさらに向上させることができる。
また、ベース110は、造営材に取り付けられた状態で、左右方向(第1方向の一例)の端部からカバー60に向かう方向に突出する一対の第1壁部12と、上下方向(第1の方向と交差する第2の方向の一例)の端部から当該方向に突出する一対の第2壁部113とを有する。そして、第2壁部113の当該方向の長さは、第1壁部12の当該方向の長さより小さくてもよい。
これにより、第2壁部113の当該方向の長さが小さいので、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50への配線などの作業時に第2壁部113が邪魔になることを抑制することができる。よって、分電盤の施工時における電力線の配置に関する作業性をさらに向上させることができる。
また、ベース110は、造営材に取り付けられた状態で、左右方向の端部からカバー60に向かう方向に突出する一対の第1壁部12(壁部の一例)を有し、かつ、上下方向の端部から当該方向に突出する壁部を有していなくてもよい。
これにより、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50への配線などの作業時に邪魔になる壁部がないので、分電盤の施工時における電力線の配置に関する作業性をより一層向上させることができる。
(実施の形態2)
以下では、本実施の形態に係る分電盤について、図9~図12を参照しながら説明する。なお、以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同一または類似の内容については説明を省略または簡略化する。なお、本実施の形態では、施工時の作業性が向上する分電盤について説明する。
[2-1.分電盤の構成]
まずは、本実施の形態に係る分電盤の構成について、図9~図11を参照しながら説明する。図9は、本実施の形態に係る分電盤200の構成を示す分解斜視図である。図10は、本実施の形態に係るベース210を示す正面図である。図11は、図10に示すXI-XI線で切断したときのベース210の断面図である。
図9に示すように、本実施の形態に係る分電盤200は、ベース210と、保持部材20と、取り付け台230と、主幹ブレーカ40と、分岐ブレーカ50と、カバー60と、扉70と、シート部材280とを備える。本実施の形態に係る分電盤200は、実施の形態1に係るベース10および取り付け台30に替えて、ベース210および取り付け台230を備え、さらに、シート部材280を備える。なお、本実施の形態では、保持部材20が扉70を保持することに限定されない。扉70は、閉状態において、保持部材20とは別の部材により保持されてもよい。
ベース210は、本体部211と、一対の第1壁部12とを有する。本体部211と一対の第1壁部12とは、一体形成されていてもよいし、別部材であってもよい。
本体部211は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる長尺状の部材である。本体部211は、第1部分の一例である。
本体部211には、内器が着脱自在に取り付けられる。つまり、本体部211は、内器が着脱自在な構成を有する。本体部211は、例えば、クランク形状のレールであってもよい。本体部211は、例えば、ディンレールであってもよい。なお、着脱自在とは、例えば、ネジなどの締結部材を用いずに、本体部211に内器を取り付けおよび取り外し可能であることを意味する。例えば、着脱自在とは、締結部材などの他の部材、および、ドライバなどの工具を用いることなく、本体部211に内器を取り付けおよび取り外し可能であることを意味するとも言える。
図10および図11に示すように、本体部211は、平板部211aとフランジ部211bとを有する。
平板部211aは、一対の第1壁部12を接続する。平板部211aは、一対の第1壁部12の一方から他方に延在する。平板部211aは、例えば、Y軸方向に長尺である。
フランジ部211bは、平板部211aの短手方向の両端からZ軸プラス側に突出して設けられる。フランジ部211bは、Y軸方向から見たときに、L字状である。
一対の第1壁部12は、YZ平面状の部分(平板状の部分)において、ベース210を造営材に取り付けるための穴を有する。一対の第1壁部12は、正面視において、平板部211aを挟むように配置される。また、実施の形態1と同様、一対の第1壁部12には、保持部材20が固定されてもよい。一対の第1壁部12は、Z軸方向から見る(上面視する)と、例えば、L字状である。一対の第1壁部12は、第2部分の一例である。
取り付け台230には、ベース210の形状に応じた係合部(図示しない)が設けられる。係合部は、例えば、ベース210のクランク形状に応じた爪部であってもよい。本実施の形態では、係合部は、フランジ部211bに引っ掛かるように構成された爪部である。これにより、取り付け台230は、ネジ等の締結部材を締める、緩めるなどすることなく、フランジ部211bと爪部とを係合させたり、係合を解除させたりするだけで、ベース210に内器を自在に着脱することができる。
このように、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられた内器が、本体部211に着脱自在に取り付けられる。つまり、内器は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられたまま、本体部211に着脱可能である。
上記のようなベース210は、正面視において、H字状である。そして、正面視において、一対の第1壁部12の間の領域であって、本体部211が設けられていない領域には、シート部材280が設けられる。なお、ベース210の正面視形状は、H字状に限定されない。
シート部材280は、正面視において、一対の第1壁部12の間に配置され、分電盤200の施工時に造営材に開ける電力線通線用の穴の位置が示されているシート状の部材である。シート部材280は、正面視において、一対の第1壁部12の間の全面に設けられてもよい。シート部材280は、例えば、透明であるが、これに限定されず、不透明であってもよい。シート部材280は、例えば、有色であってもよいし、白色または黒色であってもよい。シート部材280は、ビニール状である。シート部材280は、透光性を有する樹脂等により形成される。
シート部材280は、例えば、一対の第1壁部12に固定されている。また、シート部材280は、分電盤200が造営材に取り付けられるときにも、ベース210に設けられたままである。シート部材280は、施工後もベース210に取り付けられたままでもよい。
図10に示すように、シート部材280には、造営材の穴開け領域を示す第1枠281および第2枠282が記載されている。第1枠281および第2枠282(枠パターン)は、例えば、印刷により形成されるが、これに限定されない。第1枠281は、主幹ブレーカ40に接続される電力線が挿通する穴を造営材に開けるためのパターンである。また、第2枠282は、分岐ブレーカ50に接続される電力線が挿通する穴を造営材に開けるためのパターンである。なお、第1枠281および第2枠282の位置および大きさは、内器の取り付け位置、挿通される電力線の数などから特定可能である。
また、シート部材280には、さらに、第1枠281および第2枠282に関する説明、または、取り付け作業に関する説明、注意点、作業順序などの情報が記載されていてもよい。当該情報(例えば、文字または絵)は、例えば、造営材に固定されたベース210を正面から見たときに、読めるように記載されている。
なお、造営材に穴を開けるためのパターンは、視覚で確認ができるパターンであれば、枠に限定されない。当該パターンは、例えば、穴の領域を他の領域と色を変更することであってもよい。
なお、シート部材280は、穴の位置が印刷された転写シートであってもよい。そして、シート部材280は、造営材と接触した状態で加圧などの応力が加わることで、第1枠281および第2枠282を当該造営材に転写可能に構成されてもよい。
上記のように構成された分電盤200は、例えば、裏側から見ると(X軸マイナス側からX軸プラス側を見ると)、内器の一部が視認可能である。なお、分電盤200がシート部材280を備えることは必須ではない。
[2-2.分電盤の取り付け方法]
次に、上記の分電盤200を壁等の造営材に取り付ける取り付け方法(施工方法)について、図12を参照しながら説明する。図12は、本実施の形態に係る分電盤200を取り付ける取り付け方法を示すフローチャートである。なお、ステップS11の時点では、造営材にはまだ電力線用の穴は開けられていないものとする。
図12に示すように、まず、シート部材280が設けられたベース210を造営材に固定する(S11)。ステップS11では、例えば、ベース210およびシート部材280のみが造営材に固定される。なお、ステップS11の固定は、本止めであるが、例えば、仮止めであってもよい。
次に、シート部材280と造営材とを一体として穴開け加工を行う(S12)。ステップS12では、シート部材280および造営材を貫通する穴がドリルなどにより形成される。例えば、第1枠281および第2枠282に沿って、シート部材280および造営材を貫通する穴が形成される。つまり、ベース210が造営材に固定された状態で、穴開け加工が行われる。言い換えると、穴加工位置の印を造営材に書くためのベース210の仮止め、および、造営材への印付け作業(例えば、ケガキ)を行うことなく、穴開け加工を行うことができる。
なお、シート部材280は、ドリルでの穴開け加工時に、形状が変形しない程度の強度を有するとよい。
次に、ベース210に内器を取り付ける(S13)。ステップS13では、例えば、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられた取り付け台230が、1回の取り付け動作によりベース210に取り付けられる。
次に、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50に配線が行われる(S14)。造営材に形成された穴からの電力線と、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50の一方とを接続することにより、配線される。このとき、ベース210がH字状であり、電力線とベース210とが接触することを抑制することができるので、ベース210が配線作業の邪魔にならず、配線作業を効率的に行うことができる。
[2-3.効果など]
以上のように、本実施の形態に係る分電盤200は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられた内器が、ベース210に着脱自在に取り付けられる。
例えば、ベースを造営材に仮止めし、穴あき箇所を造営材にケガキし、ベースを取り外した後に、造営材に穴開け加工が行われ、穴開け加工の終了後にベースを本止めするような施工方法が知られている。このよう施工方法を行う場合、従来であれば、内器が固定された状態のベース210を造営材に取り外ししていたが、重量があり作業性に課題がある。一方、本実施の形態に係る分電盤200は、内器がベース210に着脱自在に取り付けられる構成を有するので、施工方法を行う場合、ベース210単体を造営材に取り外しすればよい。よって、上記施工方法を行う場合のベースの重量に関する作業性の低下を抑制することができる。また、施工時における作業者の疲労を低減する効果も期待できる。
また、ベース210は、主幹ブレーカ40および分岐ブレーカ50が取り付けられる平板部211a(第1部分の一例)と、ベース210を造営材に取り付けるための一対の第1壁部12(第2部分の一例)であって、平板部211aを挟むように配置される一対の第1壁部12とを有する。そして、分電盤200は、さらに、一対の第1壁部12の間に配置され、分電盤200の施工時に造営材に開ける電力線通線用の穴の位置が示されているシート部材280を備える。
従来であれば、ベースを造営材に仮止めし、穴あき箇所を造営材にケガキし、ベースを取り外した後に、造営材に穴開け加工が行われ、穴開け加工の終了後にベースを本止めしていた。つまり、従来は、ベースの着脱、および、ケガキなどの作業などの多くの作業を行っていた。一方、シート部材280が設けられることで、当該シート部材280に示されている穴の位置に沿って穴開け加工を行えばよく、ケガキなどの作業を省略することができる。よって、分電盤の施工時における造営材の穴開け加工に関する作業性を向上させることができる。
また、シート部材280は、透明である。
これにより、作業中にシート部材280を介して造営材の状態を確認することができるので、造営材が見えない場合に比べて、作業を行いやすい。よって、分電盤の施工時における造営材の穴開け加工に関する作業性をより向上させることができる。
また、シート部材280は、穴の位置が印刷された転写シートであってもよい。
これにより、穴の位置を造営材に転写することで、造営材に穴の位置を容易に明示することができる。
また、シート部材280には、さらに、施工に関する説明が示されている。
これにより、作業者は、当該説明を見ながら作業を行うことができるので、確認などの手間を省くことが可能となる。よって、さらに作業性が向上する。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態等について説明したが、本開示は、上記実施の形態等に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態等における、扉をカバーに回転可能に取り付けるための部品としてピンを用いる例について説明したが、棒状の成形品(例えば、棒状の樹脂部材)が用いられてもよい。
また、上記実施の形態等では、分電盤は、一対の保持部材を備える例について説明したが、保持部材の数は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。
また、上記各実施の形態等では、保持部は、Z軸方向に長尺な形状を有する例について説明したが、保持部の形状はこれに限定されない。例えば、保持部は、突起(例えば、ドーム状の突起)であってもよいし、そのような突起がZ軸方向に並んで配置されてもよい。
また、上記実施の形態等では、保持部材に設けられる保持機構が凸状である例について説明したが、凹状であってもよい。この場合、扉に設けられる保持機構は、保持部材の凹状の保持機構と係合する形状を有しており、例えば、凸状の保持機構であってもよい。
また、上記実施の形態等では、主幹ブレーカおよび分岐ブレーカを露出させる開口がカバーに形成される例について説明したが、当該開口は形成されなくてもよい。
また、上記実施の形態等において説明されたフローチャートにおける各工程が行われる順序は、本開示を具体的に説明するために例示するためのものであり、上記以外の順序であってもよい。複数の工程の順序は、変更されてもよい。
その他、実施の形態等に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、または、本開示の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本開示に含まれる。