JP7698595B2 - ビームを高精度に形成して通信する通信装置、制御装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
また、本発明の別に一態様による通信装置は、基地局装置と端末装置との間の通信を中継する中継装置として機能する通信装置であって、ビームを形成して電波を出力する出力手段と、第1のビームを用いて出力される前記電波が前記端末装置において受信される際の受信電力と第2のビームを用いて出力される前記電波が当該端末装置において受信される際の受信電力との差分が、前記通信装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームを設定する設定手段と、前記端末装置から送信された情報であって、前記第1のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第1の受信電力および前記第2のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第2の受信電力の前記情報を前記基地局装置へ中継する中継手段と、前記基地局装置から、前記第1の受信電力と前記第2の受信電力との差分値に基づくビームの制御指示を受信する受信手段と、前記制御指示に基づいて、前記端末装置に向けるビームの方向制御を行う制御手段と、を有する。
図1に、本実施形態に係る無線通信システムの構成例を示す。無線通信システムは、例えば、基地局装置101と端末装置102とを含んで構成される。基地局装置101と端末装置102は、例えば、第5世代(5G)のセルラ通信規格による無線通信を行うが、これは一例であり、ロングタームエボリューション(LTE)や将来の無線通信規格など、他の通信規格による通信を行ってもよい。なお、基地局装置101の付近には、例えば建物等の障害物104が存在しているものとする。このような状況では、基地局装置101から見て障害物104の陰となる所定の領域において基地局装置101から送出された電波の受信電力が大幅に低下し、その所定の領域に滞在する端末装置102は、基地局装置101と直接通信することができない。このため、本実施形態では、中継装置103を用いて、基地局装置101からの電波を所定の領域に到達させ、また、所定の領域に滞在する端末装置102からの電波を基地局装置101へ到達させるようにする。
P1=P+G1+Gr+PL+N
と表され、第2のビームが使用された場合の端末装置102における電波の第2の受信電力P2は、
P2=P+G2+Gr+PL+N
と表される。ここで、第1の受信電力と第2の受信電力との差分値は、P1-P2によって表現される。ここで、端末装置102が大きく移動していない場合、伝搬ロスは第1のビームが使用された場合と第2のビームが使用された場合とで概ね共通であり、また、例えば出力電力Pが十分に大きい場合、相対的に雑音の影響を無視することができる。したがって、P1-P2≒G1-G2と表現することができる。すなわち、端末装置102における第1の受信電力と第2の受信電力との差分値は、第1のビームの利得と第2のビームの利得との差分値に対応する。したがって、図2(A)のような特性を有する第1のビームと第2のビームとが使用される場合、第1の受信電力と第2の受信電力との差分値は、図2(B)のようになる。図2(B)のような特性が得られる場合、1つの差分値に対して、中継装置103から見た端末装置102の方向が1つのみ対応するため、第1の受信電力と第2の受信電力との差分値が特定されることにより、中継装置103から見た端末装置102が存在する方向を一意に特定することが可能となる。
図3を用いて、基地局装置101、端末装置102、及び中継装置103のハードウェア構成例について説明する。各装置は、一例において、プロセッサ301、ROM302、RAM303、記憶装置304、及び通信回路305を含んで構成される。プロセッサ301は、汎用のCPU(中央演算装置)や、ASIC(特定用途向け集積回路)等の、1つ以上の処理回路を含んで構成されるコンピュータであり、ROM302や記憶装置304に記憶されているプログラムを読み出して実行することにより、装置の全体の処理や、上述の各処理を実行する。ROM302は、各装置が実行する処理に関するプログラムや各種パラメータ等の情報を記憶する読み出し専用メモリである。RAM303は、プロセッサ301がプログラムを実行する際のワークスペースとして機能し、また、一時的な情報を記憶するランダムアクセスメモリである。記憶装置304は、例えば着脱可能な外部記憶装置等によって構成される。通信回路305は、例えば、LTEや5Gの無線通信用の回路を含んで構成される。なお、図3では、1つの通信回路305が図示されているが、各装置は、複数の通信回路を有してもよい。例えば、基地局装置101は他のノードの通信のために、また、中継装置103は制御装置との通信のために、有線通信回路を含んでもよい。
続いて、無線通信システムで実行される処理の流れの例について図7を用いて概説する。本処理では、中継装置103が、基地局装置101から到来した(例えば、参照信号を含んだ)無線信号を、上述のようにして、第1のビームの利得と第2のビームの利得との差分値が、中継装置103からの電波の出力方向ごとに異なるように、第1のビームと第2のビームとを設定し、設定した第1のビームと第2のビームとを形成して出力する。例えば、中継装置103は、まず、基地局装置101から到来した無線信号を第1のビームを形成して中継する(S701、S702)。端末装置102は、中継された無線信号の受信電力(第1の受信電力)を測定し(S703)、中継装置103を介して、その測定結果を基地局装置101へ通知する(S704)。また、中継装置103は、基地局装置101から到来した無線信号を第2のビームを形成して中継する(S705、S706)。端末装置102は、中継された無線信号の受信電力(第2の受信電力)を測定し(S707)、中継装置103を介して、測定結果を基地局装置101へ通知する(S708)。なお、ここでは、第1のビームと第2のビームとが時分割で形成される場合について説明したが、これらのビームが並行して形成されてもよい。この場合、ビームごとに例えば異なる無線信号(例えば参照信号)が送信されるようにし、端末装置102において、これらの無線信号を並行して測定させるようにしてもよい。
Claims (14)
- 通信装置であって、
ビームを形成して電波を出力する出力手段と、
第1のビームを用いて出力される前記電波が受信装置において受信される際の受信電力と第2のビームを用いて出力される前記電波が当該受信装置において受信される際の受信電力との差分が、前記通信装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームを設定する設定手段と、
前記第1のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記電波の前記受信装置における前記電波の第1の受信電力と、前記第2のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記受信装置における前記電波の第2の受信電力との差分値に基づいて、前記受信装置に向けるビームの方向制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記通信装置は基地局装置であり、
前記受信装置は端末装置であり、
前記通信装置は、前記端末装置から、前記第1の受信電力および前記第2の受信電力を取得する取得手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記通信装置は中継装置であり、
前記受信装置は端末装置であり、
前記端末装置は、前記中継装置を介して前記第1の受信電力および前記第2の受信電力を基地局装置へ通知し、
前記通信装置は、前記基地局装置から、前記第1の受信電力と前記第2の受信電力とに基づく前記方向制御のための情報を取得する取得手段をさらに有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の通信装置。 - 前記方向制御のための前記情報は、前記第1の受信電力と前記第2の受信電力とを示す情報、又は、前記差分値を示す情報であり、
前記通信装置は、当該情報に基づいて前記差分値を取得し、当該差分値に基づいて前記中継装置から見た前記端末装置が存在する方向を推定する推定手段をさらに有し、
前記制御手段は、当該推定された前記端末装置の方向にビームを向けるように前記方向制御を行う、
ことを特徴とする請求項3に記載の通信装置。 - 基地局装置と端末装置との間の通信を中継する中継装置として機能する通信装置であって、
ビームを形成して電波を出力する出力手段と、
第1のビームを用いて出力される前記電波が前記端末装置において受信される際の受信電力と第2のビームを用いて出力される前記電波が当該端末装置において受信される際の受信電力との差分が、前記通信装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームを設定する設定手段と、
前記端末装置から送信された情報であって、前記第1のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第1の受信電力および前記第2のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第2の受信電力の前記情報を前記基地局装置へ中継する中継手段と、
前記基地局装置から、前記第1の受信電力と前記第2の受信電力との差分値に基づくビームの制御指示を受信する受信手段と、
前記制御指示に基づいて、前記端末装置に向けるビームの方向制御を行う制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記中継装置は、メタサーフェスを有する反射板である、ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の通信装置。
- 前記中継装置は、無線リピータである、ことを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載の通信装置。
- 基地局装置と所定の領域に滞在する端末装置との間での通信を中継する中継装置を制御する制御装置であって、
前記中継装置は、前記基地局装置から到来した電波を、第1のビームと、前記第1のビームとは異なる第2のビームとを形成して出力し、ここで、前記第1のビームを用いて中継される前記電波が前記端末装置において受信される際の受信電力と前記第2のビームを用いて中継される前記電波が当該端末装置において受信される際の受信電力との差分が、前記中継装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームが設定されており、
前記制御装置は、
前記端末装置から、前記中継装置が前記第1のビームを用いて電波を中継した場合の当該端末装置における当該電波の第1の受信電力と、前記中継装置が前記第2のビームを用いて電波を中継した場合の当該端末装置における当該電波の第2の受信電力と、の通知を受信する受信手段と、
前記第1の受信電力と前記第2の受信電力との差分値を算出する算出手段と、
当該差分値に基づいて、前記中継装置から見た前記端末装置が存在する方向を推定する推定手段と、
前記推定の結果に基づいて、前記中継装置から前記端末装置に向けられるビームの方向を決定する決定手段と、
前記端末装置に向けるビームの方向を前記中継装置に制御させるための前記決定に基づくビームの制御指示を前記中継装置へ送信する送信手段と、
を有することを特徴とする制御装置。 - 前記制御装置は、前記基地局装置に含まれる、ことを特徴とする請求項8に記載の制御装置。
- ビームを形成して電波を出力する通信装置によって実行される制御方法であって、
第1のビームを用いて出力される前記電波が受信装置において受信される際の受信電力と第2のビームを用いて出力される前記電波が当該受信装置において受信される際の受信電力との差分が、前記通信装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームを設定することと、
前記第1のビームを用いて前記電波を出力した場合の当該電波の前記受信装置における前記電波の第1の受信電力と、前記第2のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記受信装置における前記電波の第2の受信電力との差分値に基づいて、前記受信装置に向けるビームの方向制御を行うことと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 基地局装置と端末装置との間の通信を中継する中継装置として機能し、ビームを形成して電波を出力する通信装置によって実行される制御方法であって、
第1のビームを用いて出力される前記電波が前記端末装置において受信される際の受信電力と第2のビームを用いて出力される前記電波が当該端末装置において受信される際の受信電力との差分が、前記通信装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームを設定することと、
前記端末装置から送信された情報であって、前記第1のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第1の受信電力および前記第2のビームを用いて前記電波を出力した場合の前記端末装置における前記電波の第2の受信電力の前記情報を前記基地局装置へ中継することと、
前記基地局装置から、前記第1の受信電力と前記第2の受信電力との差分値に基づくビームの制御指示を受信することと、
前記制御指示に基づいて、前記端末装置に向けるビームの方向制御を行うことと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - 基地局装置と所定の領域に滞在する端末装置との間での通信を中継する中継装置を制御する制御装置によって実行される制御方法であって、
前記中継装置は、前記基地局装置から到来した電波を、第1のビームと、前記第1のビームとは異なる第2のビームとを形成して出力し、ここで、前記第1のビームを用いて中継される前記電波が前記端末装置において受信される際の受信電力と前記第2のビームを用いて中継される前記電波が当該端末装置において受信される際の受信電力との差分が、前記中継装置からの前記電波の出力方向ごとに異なるように、前記第1のビームおよび前記第2のビームが設定されており、
前記制御方法は、
前記端末装置から、前記中継装置が前記第1のビームを用いて電波を中継した場合の当該端末装置における当該電波の第1の受信電力と、前記中継装置が前記第2のビームを用いて電波を中継した場合の当該端末装置における当該電波の第2の受信電力と、の通知を受信することと、
前記第1の受信電力と前記第2の受信電力との差分値を算出することと、
当該差分値に基づいて、前記中継装置から見た前記端末装置が存在する方向を推定することと、
前記推定の結果に基づいて、前記中継装置から前記端末装置に向けられるビームの方向を決定することと、
前記端末装置に向けるビームの方向を前記中継装置に制御させるための前記決定に基づくビームの制御指示を前記中継装置へ送信することと、
を含むことを特徴とする制御方法。 - コンピュータを、請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
- コンピュータを、請求項8又は9に記載の制御装置として機能させるためのプログラム。
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| JP2022032784A JP7698595B2 (ja) | 2022-03-03 | 2022-03-03 | ビームを高精度に形成して通信する通信装置、制御装置、制御方法、及びプログラム |
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| JP2023128439A JP2023128439A (ja) | 2023-09-14 |
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