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JP7701284B2 - 異音抑制シート、シートバック及び車両用シート - Google Patents
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JP7701284B2 - 異音抑制シート、シートバック及び車両用シート - Google Patents

異音抑制シート、シートバック及び車両用シート Download PDF

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Description

本発明は、異音抑制シート、シートバック及び車両用シートに関する。
例えば、特許文献1には、乗物用シート(車両用シート)において、シートバックフレームとシートバックパッドの間に異音発生防止部材が設けられた技術が開示されている。この先行技術では、シートバックフレームとシートバックパッドの間に異音発生防止部材が介在するため、シートバックフレーム及びシートバックフレームに固定される各種の機械部品等とシートバックパッドが直接的に擦れ合うことで発生する異音が防止されるというものである。
特許第6879096号公報
しかしながら、上記先行技術では、異音発生防止部材(異音抑制シート)は、シートバックフレームに被せるようになっており、シートバックフレーム及び異音発生防止部材に対してシートバックパッドを組付ける際、シートバックフレームに対して異音発生防止部材が所定の位置からずれてしまうと、これにより別途異音が発生する可能性がある。
本発明は、上記事実を考慮し、異音抑制シート本体の位置ずれを抑制し、シートバックフレームとシートバックパッドとの間で発生する異音を抑制することが可能な異音抑制シート、シートバック及び車両用シートを得ることが目的である。
請求項1に記載の異音抑制シートは、シートクッションに着座した乗員の上体を支持するシートバックの骨格部材とされるシートバックフレームに被さる異音抑制シートであって、前記シートバックフレームに設けられた係止部に係止される被係止部が形成され、異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で前記係止部に前記被係止部が係止され、前記シートバックフレームと当該シートバックフレームの外側に取り付けられるシートバックパッドとの間に設けられる。
請求項1に記載の異音抑制シートは、シートバックの骨格部材とされるシートバックフレームに被さる部材であり、当該異音抑制シートでは、被係止部が形成され、シートバックフレームに設けられた係止部に係止されるようになっている。
そして、異音抑制シート(異音抑制シート本体)がシートバックフレームに被さった状態でシートバックフレームに設けられた係止部に異音抑制シートに形成された被係止部が係止される。シートバックフレームの外側には、シートバックパッドが取り付けられており、当該異音抑制シートは、シートバックフレームとシートバックパッドとの間に設けられる。
このように、シートバックフレームとシートバックパッドとの間に異音抑制シートが設けられることによって、シートバックフレームとシートバックパッドとが直接接触しないようにすることができる。これにより、本発明では、シートバックフレーム及びシートバックフレーム内に配設される機械部品等とシートバックパッドとが直接接触することによって生じる異音の発生を抑制することが可能となる。
そして、本発明では、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で、シートバックフレームに設けられた係止部に異音抑制シートに形成された被係止部が係止されることによって、異音抑制シートのシートバックフレームに対する位置ずれを抑制することが可能となる。
請求項2に記載の異音抑制シートは、請求項1に記載の異音抑制シートにおいて、前記被係止部は、前記シートバックフレームに設けられた前記係止部としての棒状体が挿通可能な孔部である。
請求項2に記載の異音抑制シートでは、被係止部は、シートバックフレームに設けられた係止部としての棒状体が挿通可能な孔部とされている。これにより、本発明では、シートバックフレームに異音抑制シートを被せる際、異音抑制シートに形成された孔部にシートバックフレームに設けられた棒状体を挿通させることによって、棒状体及び孔部を介して、異音抑制シートのシートバックフレームに対する位置ずれを抑制することが可能となる。
請求項3に記載の異音抑制シートは、請求項2に記載の異音抑制シートにおいて、前記孔部は、前記異音抑制シート本体の下端部かつ幅方向の中央部に設けられ、当該異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で前記シートバックフレームの下端部かつシート幅方向の中央部に設けられた前記棒状体に対応する部分に形成されている。
請求項3に記載の異音抑制シートでは、孔部は、異音抑制シートの下端部かつ幅方向の中央部に設けられている。シートバックフレームの下端部かつシート幅方向の中央部に棒状体が形成されており、当該孔部は、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態でシートバックフレームの下端部かつシート幅方向の中央部に設けられた棒状体に対応する部分に形成されている。
異音抑制シートは、シートバックフレームの上方側から被せていく。このため、本発明では、異音抑制シートの下端部が当該シートバックフレームの下端部で係止されることによって、異音抑制シートがシートバックフレームの全体に被さった状態で、異音抑制シートの上端部から下端部に亘って当該異音抑制シートの位置ずれを抑制することが可能となる。
また、本発明では、異音抑制シート本体の下端部かつ幅方向の中央部の一カ所で当該異音抑制シートの位置ずれを抑制するため、異音抑制シートの位置ずれ抑制に伴う作業工数の増加を最小限に抑えることができる。
請求項4に記載の異音抑制シートは、請求項1~請求項3の何れか1項に記載の異音抑制シートにおいて、前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの上端部に対応する部分に、前記シートバックフレームの上端部に設けられ前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持するヘッドレストの脚部を保持するヘッドレストホルダーを露出させる逃がし孔が形成されている。
請求項4に記載の異音抑制シートでは、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの上端部に対応する部分に逃がし孔が形成され、当該逃がし孔を通じてヘッドレストホルダーを露出可能としている。つまり、本発明では、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で、当該逃がし孔を通じてヘッドレストの脚部を直接ヘッドレストホルダー内へ挿入させることができる。
比較例として、ヘッドレストの脚部を挿入させる位置に予め切り込み等を形成する場合が考えられるが、この場合、ヘッドレストの脚部を挿入させる際に、切り込み量が増大する可能性がある。これに対して、本発明では、逃がし孔を通じてヘッドレストホルダーが露出するため、そのような問題は生じない。
請求項5に記載の異音抑制シートは、請求項1~請求項4の何れか1項に記載の異音抑制シートにおいて、前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの前面側及び背面側に対応する部分に、当該シートバックフレームに対してアクセス可能な作業孔が形成されている。
請求項5に記載の異音抑制シートでは、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの前面側及び背面側に対応する部分に作業孔が形成され、当該作業孔を通じてシートバックフレームに対してアクセス可能としている。つまり、本発明では、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で、当該作業孔を通じてハーネスの配策作業等ができる。
請求項6に記載の異音抑制シートは、請求項5に記載の異音抑制シートにおいて、前記前面側の作業孔と前記背面側の作業孔は貫通して形成されている。
請求項6に記載の異音抑制シートでは、前面側の作業孔と背面側の作業孔が貫通して形成されることによって、異音抑制シートの形成において、前面側と背面側とで作業孔の形成を分ける必要が無いため、作業工数を削減することができる。
また、本発明では、当該異音抑制シートにおいて前面と後面の区別をなくすことができるため、異音抑制シートをシートバックフレームに被せる際に異音抑制シートの前後の確認を行う必要が無くなり、その分の作業工数を削減することが可能となる。
請求項7に記載の異音抑制シートは、請求項1~請求項6の何れか1項に記載の異音抑制シートにおいて、前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で、当該シートバックフレームの側部に設けられかつ車両の衝突時に膨張展開可能なサイドエアバッグに対応する部分に貫通孔が形成されている。
請求項7に記載の異音抑制シートでは、異音抑制シートがシートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの側部に設けられたサイドエアバッグに対応する部分に、貫通孔が形成される。これにより、本発明では、車両の衝突時にサイドエアバッグが膨張展開する際に、サイドエアバッグの膨張展開が阻害されないようにする。
請求項8に記載のシートバックは、請求項1~請求項7の何れか1項に記載のシートバックフレームと、前記シートバックフレームの外側に取り付けられたシートバックパッドと、前記シートバックフレームに被さり、当該シートバックフレームと前記シートバックパッドの間に設けられ、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の異音抑制シートと、を有する。
請求項8に記載のシートバックでは、異音抑制シートが被さったシートバックフレームの外側には、シートバックパッドが取り付けられる。つまり、シートバックフレームとシートバックパッドの間に異音抑制シートが設けられる。
これにより、本発明では、シートバックフレームとシートバックパッドとが直接接触しないようにすることができ、シートバックフレーム及びシートバックフレーム内に配設される機械部品等とシートバックパッドとが直接接触することによって生じる異音の発生を抑制することが可能となる。
請求項9に記載の車両用シートは、乗員が着座するシートクッションと、前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持し、請求項8に記載のシートバックと、前記シートバックの上方側に配設され、前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持するヘッドレストと、を備えている。
請求項9に記載の車両用シートでは、シートクッションと、シートバックと、ヘッドレストと、を備えており、本発明におけるシートバックによって得られる効果を享受することが可能となる。
以上説明したように、本発明に係る異音抑制シート、シートバック及び車両用シートは、異音抑制シート本体の位置ずれを抑制し、シートバックフレームとシートバックパッドとの間で発生する異音を抑制することができるという優れた効果を有する。
本実施形態に係る異音抑制シートが被せられるシートバックフレームを示す背面図である。 本実施形態に係る異音抑制シートを示す斜視図である。 本実施形態に係る異音抑制シートをシートバックフレームに被せる前の状態を示す背面図である。 本実施形態に係る異音抑制シートをシートバックフレームの上部に被せた状態を示す背面図である。 本実施形態に係る異音抑制シートをシートバックフレームに被せた状態を示す背面図である。 本実施形態に係る異音抑制シートをシートバックフレームに係止させた状態を示す背面図である。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る異音抑制シートが用いられる車両用シートについて説明する。なお、図中、適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印OUTは、それぞれ車両用シートの前方向、上方向、幅方向(左右方向)の外方を示している。以下、単に前後左右上下の方向を用いて説明する場合は、車両用シートに対する方向を示すものとする。
(車両用シートの構成)
まず、本実施形態に係る車両用シート10の構成について説明する。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用シート10は、乗員が着座するためのシートクッション(図示省略)と、該シートクッションの後端部に下端部が接続されて乗員の上体を支持するシートバック12と、を備えており、シートバック12の上端部には、ヘッドレスト14が取り付けられている。
シートバック12は、骨格部材とされるシートバックフレーム16を備えている。このシートバックフレーム16の下端部16Cは、シートクッションの骨格部材とされる図示しないシートクッションフレームの後端部に対して、周知のリクライニング機構17を介して回動可能に連結されている。
当該シートクッションフレームには、シートクッションパッドが取り付けられ、シートバックフレーム16には、シートバックパッド18が取り付けられる構成となっており、本実施形態では、シートバックフレーム16とシートバックパッド18の間に、図2に示す異音抑制シート20が設けられている。
図1に示されるように、シートバックフレーム16は、左右一対のサイドフレーム22を備えている。これらのサイドフレーム22は、板金によって形成されており、シート幅方向に互いに対向するように配置されている。
左右のサイドフレーム22の下端部は、板金製のロアパネル24によってシート幅方向に連結されている。また、左右のサイドフレーム22の上端部は、板金製のアッパパネル26によってシート幅方向に連結されている。アッパパネル26には、ヘッドレスト14の脚部28、30を保持する略円筒状のヘッドレストホルダー32、34が溶接等により固定されている。
左右のサイドフレーム22間には、スプリングマット36が設けられている。スプリングマット36は、フラットマットとも称されるものであり、左右一対のサイドワイヤ38を備えている。左右のサイドワイヤ38は、シートバック12の上下方向を長手とし、シートバック12の左右両側部に配置されている。
左右のサイドワイヤ38の間には、複数のメインワイヤ40が架け渡されている。複数のメインワイヤ40は、シート幅方向を長手とし、シートバック12の上下方向に並んで配置されており、メインワイヤ40の一端部が一方のサイドワイヤ38に固定され、メインワイヤ40の他端部が他方のサイドワイヤ38に固定されている。
左右のサイドワイヤ38の下端部は、自由状態となっており、左右のサイドワイヤ38には、左右のサイドフレーム22に設けられたフック部材42がシートバック12の上下方向に沿って複数取り付けられている。
これらのフック部材42は、ワイヤが曲げ加工されて形成されたものであり、各フック部材42の一端部がサイドフレーム22に連結され、各フック部材42の他端部はサイドワイヤ38に連結されている。つまり、スプリングマット36は、フック部材42を介して、左右のサイドフレーム22に支持されている。
ここで、スプリングマット36の幅方向の中央部には、シートバック12の上下方向に沿って、係止部としてのセンタワイヤ(棒状体)44が取り付けられている。センタワイヤ44の下端部(棒状体)44Aは、メインワイヤ40から突き出すようにして配置されている。
ところで、本実施形態では、前述のように、シートバックフレーム16とシートバックパッド18の間には、図2に示す異音抑制シート20が設けられている。この異音抑制シート20は、ポリエチレン等のプラスチック、不織布等によって形成され、袋状を成しており、図3に示されるように、当該異音抑制シート20は、シートバックフレーム16に対してその上方側から被せることが可能となっている。
図2に示されるように、本実施形態では、異音抑制シート20は、正面視で略台形状を成しており、上端よりも下端側の方が若干大きくなるように形成されている。また、異音抑制シート20の上端の中央部には、一対の半円状の逃げ孔46、48が異音抑制シート20の下方側へ向かって切り欠かれている。異音抑制シート20は袋状とされているため、異音抑制シート20を広げると、当該逃げ孔46、48はそれぞれ略円形状となる。
なお、逃げ孔46、48は、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、シートバックフレーム16に設けられたヘッドレストホルダー32、34と対応する位置に形成されている。
また、本実施形態では、異音抑制シート20の上端部20Aには、逃げ孔46、48の下方側にシートバックフレーム16に対してアクセス可能な作業孔50がそれぞれ異音抑制シート20を貫通して形成されている。つまり、当該作業孔50は、図5に示されるように、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、当該シートバックフレーム16の前面側及び背面側に対応する部分に形成されている。
さらに、本実施形態では、図2に示されるように、異音抑制シート20の両側端には、異音抑制シート20の上下方向の中央部20Bから下方側に亘って異音抑制シート20の幅方向の内側へ向かって貫通孔52がそれぞれ切り欠かれている。シートバック12(図1参照)には、サイドエアバッグ(図示省略)が配設される場合がある。当該貫通孔52は、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、当該シートバックフレーム16のサイドフレーム22に配設されたサイドエアバッグに対応する部分に形成されている。
さらにまた、本実施形態では、異音抑制シート20の下端部20C側の中央部に、孔部(被係止部)54が異音抑制シート20を貫通して形成されている。前述のように、図1に示すスプリングマット36の幅方向の中央部には、シートバック12の上下方向に沿ってセンタワイヤ44が設けられており、センタワイヤ44の下端部44Aは、メインワイヤ40から張り出すように配置されている。このため、当該孔部54は、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、センタワイヤ44の下端部44A側と対応する部分に形成されている。
(車両用シートの作用及び効果)
次に、本実施形態に係る車両用シート10の作用及び効果について説明する。
図3に示されるように、本実施形態では、シートバック12の骨格部材とされるシートバックフレーム16には異音抑制シート20が被さるようになっており、異音抑制シート20には、孔部54が形成されている。
当該孔部54は、シートバックフレーム16に設けられたセンタワイヤ44の下端部44Aに係止されるようになっており、図5に示されるように、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、シートバックフレーム16に設けられたセンタワイヤ44の下端部44Aを異音抑制シート20に形成された孔部54に挿通させることによって、図6に示されるように、当該センタワイヤ44の下端部44Aに孔部54が係止される。
図1に示されるように、シートバックフレーム16の外側には、シートバックパッド18が取り付けられており、図2に示す異音抑制シート20は、シートバックフレーム16とシートバックパッド18との間に設けられることになる。
このように、シートバックフレーム16とシートバックパッド18との間に異音抑制シート20が設けられることによって、シートバックフレーム16とシートバックパッド18とが直接接触しないようにすることができる。これにより、本実施形態では、シートバックフレーム16及びシートバックフレーム16内に配設される機械部品(図示省略)等とシートバックパッド18とが直接接触することによって生じる異音の発生が抑制される。
そして、本実施形態では、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、シートバックフレーム16に設けられたセンタワイヤ44の下端部44Aに異音抑制シート20に形成された孔部54が係止されることによって、異音抑制シート20のシートバックフレーム16に対する位置ずれを抑制することが可能となる。
これにより、異音抑制シート20のシートバックフレーム16に対する位置ずれにより生じるシートバックフレーム16とシートバックパッド18との間で発生する異音を抑制することができる。
また、本実施形態では、図2、図3に示されるように、孔部54は、異音抑制シート20の下端部20Cかつ幅方向の中央部に設けられている。シートバックフレーム16のシート幅方向の中央部には、係止部としてのセンタワイヤ44が設けられており、孔部54は、当該センタワイヤ44の下端部44Aに対応する部分に形成されている。
センタワイヤ44の下端部44Aは、メインワイヤ40から張り出すように配置されているため、シートバックフレーム16に異音抑制シート20を被せる際、異音抑制シート20に形成された孔部54にシートバックフレーム16に設けられたセンタワイヤ44の下端部44Aを挿通させることができる。これにより、本実施形態では、センタワイヤ44の下端部44A及び孔部54を介して、異音抑制シート20のシートバックフレーム16に対する位置ずれを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、図3、図4に示されるように、異音抑制シート20は、シートバックフレーム16の上方側から被せていく。このため、本実施形態では、図6に示されるように、異音抑制シート20の下端部20Cが当該シートバックフレーム16の下端部16Cで係止されることによって、異音抑制シート20がシートバックフレーム16の全体に被さった状態で、異音抑制シート20の上端部20Aから下端部20Cに亘って当該異音抑制シート20の位置ずれを抑制することが可能となる。
また、本実施形態では、異音抑制シート20の下端部20Cかつ幅方向の中央部の一カ所で当該異音抑制シート20の位置ずれを抑制するため、異音抑制シート20の位置ずれ抑制に伴う作業工数の増加を最小限に抑えることができる。
さらに、本実施形態では、図5に示されるように、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で当該シートバックフレーム16の上端部16Aに対応する部分にヘッドレストホルダー32、34を露出させる逃げ孔46、48が形成されている。これにより、本実施形態では、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、当該逃げ孔46、48を通じて、図1に示すヘッドレスト14の脚部28、30を直接ヘッドレストホルダー32、34内へ挿入させることができる。
比較例として、図示はしないが、ヘッドレストの脚部を挿入させる位置に予め切り込み等を形成する場合が考えられるが、この場合、ヘッドレストの脚部を挿入させる際に、切り込み量が増大する可能性がある。これに対して、本実施形態では、逃げ孔46、48を通じてヘッドレストホルダー32、34が露出するため、そのような問題は生じない。
また、本実施形態では、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、当該シートバックフレーム16の前面側及び背面側に対応する部分に当該シートバックフレーム16に対してアクセス可能な作業孔50が形成されている。これにより、本実施形態では、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で、当該作業孔50を通じてハーネスの配策作業等ができる。
ここで、本実施形態では、図2、図3に示されるように、前面側と背面側とで作業孔50及び孔部54が貫通して形成されている。これにより、本実施形態では、異音抑制シート20の形成において前面側と背面側とで作業孔50及び孔部54の形成を分ける必要が無いため、作業工数を削減することができる。
また、本実施形態では、当該異音抑制シート20において前面と後面の区別をなくすことができるため、異音抑制シート20をシートバックフレーム16に被せる際に異音抑制シート20の前後の確認を行う必要が無くなり、その分の作業工数を削減することが可能となる。
さらにまた、本実施形態では、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に被さった状態で当該シートバックフレーム16の側部に設けられたサイドエアバッグ(図示省略)に対応する部分に、貫通孔52が形成される。これにより、本実施形態では、車両の衝突時にサイドエアバッグが膨張展開する際に、サイドエアバッグの膨張展開が阻害されないようにしている。
ここで、サイドエアバッグは、車両用シートにおける車両幅方向の外側に設けられるため、異音抑制シート20では、貫通孔52は、幅方向の一方側に形成されていれば十分であるが、異音抑制シート20をシートバックフレーム16に被せる際の異音抑制シート20の前後の確認を行う必要が無くなり、その分の作業工数を削減することが可能となる。
なお、本実施形態では、図6に示されるように、異音抑制シート20の下端部20Cに孔部54を形成し、シートバックフレーム16に設けられたセンタワイヤ44の下端部44Aを当該孔部54に挿通させることによって、異音抑制シート20の下端部20Cをシートバックフレーム16の下端部16Cに係止させている。しかしながら、シートバックフレーム16に対して異音抑制シート20を係止させることができれば良いため、これに限るものではない。
例えば、図示はしないが、図1に示すフック部材42に異音抑制シート20を係止させるようにしてもよいし、ロアパネル24、サイドフレーム22等に異音抑制シート20を係止させるようにしてもよい。
また、本実施形態では、異音抑制シート20の下端部20Cが当該シートバックフレーム16の下端部16Cで係止されることによって、異音抑制シート20の位置ずれを抑制するようにしたが、異音抑制シート20の位置ずれを抑制することができればよいため、異音抑制シート20がシートバックフレーム16に対して係止される箇所についてはこれに限るものではない。
さらに、本実施形態では、異音抑制シート20の下端部20Cかつ幅方向の中央部の一カ所でシートバックフレーム16に対して係止されるようにすることで、異音抑制シート20の位置ずれ抑制に伴う作業工数の増加を最小限に抑えるようにしたが、係止箇所が複数であってもよいのは勿論のことである。
その他、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは勿論である。
10 車両用シート
12 シートバック
14 ヘッドレスト
16 シートバックフレーム
16A 上端部(シートバックフレームの上端部)
16C 下端部(シートバックフレームの下端部)
18 シートバックパッド
20 異音抑制シート(異音抑制シート本体)
20C 下端部(異音抑制シート本体の下端部)
28 脚部
30 脚部
32 ヘッドレストホルダー
34 ヘッドレストホルダー
44 センタワイヤ(棒状体、係止部)
44A 下端部(棒状体、係止部)
46 逃がし孔
48 逃がし孔
50 作業孔
52 貫通孔
54 孔部(被係止部)

Claims (9)

  1. シートクッションに着座した乗員の上体を支持するシートバックの骨格部材とされるシートバックフレームに被さる異音抑制シートであって、
    前記シートバックフレームに設けられた係止部に係止される被係止部が形成され、異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で前記係止部に前記被係止部が係止され、前記シートバックフレームと当該シートバックフレームの外側に取り付けられるシートバックパッドとの間に設けられる異音抑制シート。
  2. 前記被係止部は、前記シートバックフレームに設けられた前記係止部としての棒状体が挿通可能な孔部である請求項1に記載の異音抑制シート。
  3. 前記孔部は、前記異音抑制シート本体の下端部かつ幅方向の中央部に設けられ、当該異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で前記シートバックフレームの下端部かつシート幅方向の中央部に設けられた前記棒状体に対応する部分に形成されている請求項2に記載の異音抑制シート。
  4. 前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの上端部に対応する部分に、前記シートバックフレームの上端部に設けられ前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持するヘッドレストの脚部を保持するヘッドレストホルダーを露出させる逃がし孔が形成されている請求項1~請求項3の何れか1項に記載の異音抑制シート。
  5. 前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で当該シートバックフレームの前面側及び背面側に対応する部分に、当該シートバックフレームに対してアクセス可能な作業孔が形成されている請求項1~請求項4の何れか1項に記載の異音抑制シート。
  6. 前記前面側の作業孔と前記背面側の作業孔は貫通して形成されている請求項5に記載の異音抑制シート。
  7. 前記異音抑制シート本体が前記シートバックフレームに被さった状態で、当該シートバックフレームの側部に設けられかつ車両の衝突時に膨張展開可能なサイドエアバッグに対応する部分に、貫通孔が形成されている請求項1~請求項6の何れか1項に記載の異音抑制シート。
  8. 請求項1~請求項7の何れか1項に記載のシートバックフレームと、
    前記シートバックフレームの外側に取り付けられたシートバックパッドと、
    前記シートバックフレームに被さり、当該シートバックフレームと前記シートバックパッドの間に設けられ、請求項1~請求項7の何れか1項に記載の異音抑制シートと、
    を有するシートバック。
  9. 乗員が着座するシートクッションと、
    前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持し、請求項8に記載のシートバックと、
    前記シートバックの上方側に配設され、前記シートクッションに着座した乗員の上体を支持するヘッドレストと、
    を備えた車両用シート。
JP2022005326A 2022-01-17 2022-01-17 異音抑制シート、シートバック及び車両用シート Active JP7701284B2 (ja)

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