JP7701419B2 - バイオマーカー - Google Patents
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Description
-前記染色体相互作用が、任意には、どの染色体相互作用が、集団のALSサブグループに対応する染色体の状態に関連付られるのかを決定する方法により同定されており、該方法は、染色体の種々の状態を有するサブグループ由来の核酸の第1のセットをインデックス核酸の第2のセットと接触させ、そして相補配列がハイブリダイズできるようにすることを含み、ここで、核酸の第1のセットおよび第2のセットにおける核酸は、染色体相互作用に集まっている両染色体領域由来の配列を含むライゲーション産物を表し、かつ核酸の第1のセットおよび第2のセットの間のハイブリダイゼーションのパターンによりどの染色体相互作用がALSサブグループに特異的であるかの決定が可能となり;そして
-染色体相互作用が、
(i)表1または表5に挙げられた領域または遺伝子のいずれかに存在する;および/または
(ii)表1または表5に示されるいずれかのプローブにより表される染色体相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iii)表10または表11に示される染色祭相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iv)(i)、(ii)または(iii)を含むか、または(i)、(ii)または(iii)に隣接する4,000塩基領域に存在する
プロセスを提供する。
-前記染色体相互作用が、任意には、どの染色体相互作用が、集団のハンチントン病サブグループに対応する染色体の状態に関連付られるのかを決定する方法により同定されており、該方法は、染色体の種々の状態を有するサブグループ由来の核酸の第1のセットをインデックス核酸の第2のセットと接触させ、そして相補配列がハイブリダイズできるようにすることを含み、ここで、核酸の第1のセットおよび第2のセットにおける核酸は、染色体相互作用に集まっている両染色体領域由来の配列を含むライゲーション産物を表し、かつ核酸の第1のセットおよび第2のセットの間のハイブリダイゼーションのパターンによりどの染色体相互作用がハンチントン病サブグループに特異的であるかの決定が可能となり;そして
-染色体相互作用が、
(i)表12に挙げられた領域または遺伝子のいずれかに存在する;および/または
(ii)表12に示されるいずれかのプローブにより表される染色体相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iii)表12に示される染色祭相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iv)(i)、(ii)または(iii)を含むか、または(i)、(ii)または(iii)に隣接する4,000塩基領域に存在する
プロセスを提供する。
本発明のプロセスは、ALSまたはハンチントン病に関連する染色体相互作用を検出する分類システムを含む。この分類は、本明細書において記載されるEpiswitch(商標)システムであって、染色体相互作用に集まる染色体の架橋領域に基づくシステムを用い、染色体DNAを切断させ、その後、架橋エンティティーに存在する核酸をライゲーションし、染色体相互作用を形成した両領域由来の配列を有するライゲーションした拡散を誘導することにより行うことができる。このライゲーションした拡散の検出により、特定の染色体相互作用の存在または非存在の検出が可能となる。
本明細書において使用する場合、「エピジェネティックな」および「染色体」相互作用という用語は、典型的には、染色体上の遺伝子座の遠位領域間での相互作用を意味し、該相互作用は、染色体の領域の状態に応じて動的であり、かつ変容し、形成され、または壊れる。
本明細書において、用語「マーカー」または「バイオマーカー」は、本発明において検出され得る(分類され得る)特異的な染色体相互作用を意味する。特異的マーカーが本明細書に開示される。それらのいずれかは、いずれのマーカーも本発明において使用することができる。さらなるマーカーのセットは、例えば、本明細書において開示される組み合わせまたは数で使用されてもよい。本明細書の表に開示されるマーカーが好ましい。これらは、任意の適切な方法、例えば、qPCR法などの本明細書に開示されるPCRまたはプローブに基づく方法などにより分類され得る。マーカーは、位置により、またはプローブおよび/またはプライマー配列により本明細書において定義される。
エピジェネティックな染色体相互作用は、関連するまたは記載されていない遺伝子をコードすることが示される染色体の領域と重複し得かつ含み得るが、同様に遺伝子間領域にあってもよい。さらに留意すべきは、本発明者らは、すべての領域におけるエピジェネティックな相互作用が、染色体座の状態を判定することにおいて同様に重要であることを発見したことである。これらの相互作用は、必ずしも遺伝子座に位置する特定の遺伝子のコード領域にあるわけではなく、遺伝子間領域にあってもよい。
本発明の目的は、ALSまたはハンチントン病のサブグループに関連する染色体相互作用の検出を可能とすることである。したがって、そのプロセスは、ALSまたはハンチントン病の診断に使用されてもよく、または使用されなくてもよい。そのプロセスは、ALSまたはハンチントン病の予後のために使用されてもよく、または使用されなくてもよい。
本発明のある特定の形態は、ライゲーションした核酸、とくにライゲーションしたDNAを利用する。これらは、染色体相互作用に集まる両領域由来の配列を含み、それゆえ、相互作用についての情報を提供する。本明細書において記載されるEpiSwitch(商標)法は、そのようなライゲーションした核酸の生成を用いて、染色体相互作用を検出する。
(i)染色体座に存在するエピジェネティックな染色体相互作用を、好ましくはインビトロで架橋する工程;
(ii)任意に、架橋したDNAを染色体座から単離する工程;
(iii)架橋したDNAを、例えば少なくとも1回それを切る酵素(とくに、該染色体座内で少なくとも1回切る酵素)で制限消化により切断させる工程;
(iv)架橋した切断されたDNA端を(特に、DNAループを形成するために、)ライゲーションする工程;ならびに
(v)任意に、ライゲーションしたDNAおよび/またはDNAループの存在を、特にPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)などの技法を用いて、同定し、特異的な染色体相互作用の存在を同定する工程
によりライゲーションした核酸(例えば、DNA)を生成する工程を含む。
EpiSwitch(商標)技術は、表現型に特異的なエピジェネティックな染色体コンフォメーションシグネチャーの検出における、マイクロアレイEpiSwitch(商標)マーカーデータの使用に関する。本明細書において記載される様式で、ライゲーションした核酸を利用するEpiSwitch(商標)などの実施形態は、いくつかの利点を有する。例えば本発明の核酸の第1のセット由来の核酸配列は、核酸の第2のセットとハイブリダイズするまたはハイブリダイズしないため、それらの確率的ノイズは低レベルである。これは、エピジェネティックなレベルにおける複雑なメカニズムを測定する比較的簡潔なやり方を可能にする二元的結果を提供する。EpiSwitch(商標)技術は、迅速な処理時間および低コストも有する。一実施形態において、処理時間は3~6時間である。
本発明のプロセスは、普通、サンプル上で行われるであろう。サンプルは、普通、個体由来のDNAを含有すると考えられる。それは、通常細胞を含有すると考えられる。一実施形態において、サンプルは、最小限に侵襲的な手段によって獲得され、例えば血液サンプルであり得る。DNAが抽出されてもよく、標準的な制限酵素で細かく切断されてもよい。これは、どの染色体コンフォメーションが保持されかつEpiSwitch(商標)プラットフォームで検出されるかをあらかじめ判定し得る。水平移動を含めた、組織と血液との間での染色体相互作用の同期により、血液サンプルを用いて、疾患に関連した組織などの組織における染色体相互作用を検出することができる。がんなどのある特定の病状に関しては、変異による遺伝子ノイズが、関連組織における染色体相互作用「シグナル」に影響を及ぼし得、それゆえ血液を用いることが有利である。
本発明は、本明細書において、本発明のプロセスにおいて使用される、または生成されるものとして説明されるライゲーションした核酸などの特定の核酸に関する。これらは、本明細書に記載された第1および第2の核酸と同じであってもよく、第1および第2の核酸の特性のいずれかを有していてもよい。本発明の核酸は、典型的に、染色体相互作用に集まる染色体の2つの領域の一方由来の配列をそれぞれが含む2つの部分を含む。典型的には、それぞれの部分は、少なくとも8、10、15、20、30、または40ヌクレオチド長、例えば10~40ヌクレオチド長である。好ましい核酸は、とくに核酸がいずれかの表に記載される遺伝子のいずれか由来の配列を含む。典型的には、好ましい核酸は、表1または5に記載される特定のプローブ配列、またはそのような配列のフラグメントおよび/またはホモログを含む。別の好ましい核酸は、表10、11または12に記載される特定のプローブ配列、またはそのような配列のフラグメントおよび/またはホモログを含む。好ましくは、核酸はDNAである。特異的配列が提供される場合、本発明は、特定の実施形態において必要とされる相補的配列を使用してもよいと理解される。
核酸の第二のセットは、インデックス配列のセットであるという機能を有し、かつ本質的に、サブグループ特異的配列を同定するのに適している核酸配列のセットである。それらは、「バックグラウンド」染色体相互作用を表すことができ、かつ何らかのやり方で選択されてもよく、または選択されなくてもよい。それらは、一般に、すべての考え得る染色体相互作用の部分集合である。
一つの特定の実施形態において、核酸の第二のセットには、少なくとも100の異なる核酸配列、好ましくは少なくとも1000、2000、または5000の異なる核酸配列、最大で100,000、1,000,000、または10,000,000の異なる核酸配列が存在する。典型的な数は、1,000~100,000の異なる核酸配列など、100~1,000,000であろう。これらのすべてまたは少なくとも90%または少なくとも50%は、異なる染色体相互作用に相当するであろう。
核酸の第一のセットは、通常、ALSまたはハンチントン病の診断および予後に関連するサブグループ由来である。第一核酸は、本明細書において言及される核酸の第二のセットの特徴および特性のいずれかを有してもよい。核酸の第一のセットは、通常、本明細書に説明される処置および処理、とくにEpiSwitch(商標)の架橋および切断工程を受けている個体由来のサンプルに由来する。典型的には、核酸の第一のセットは、個体から採取されたサンプルに存在する染色体相互作用のすべてまたは少なくとも80%または50%を表す。
本明細書において言及される核酸集団の種類のいずれかは、「第一」または「第二」核酸などの、その種類の少なくとも200、少なくとも500、少なくとも1000、少なくとも5000、または少なくとも10,000の異なる核酸を含むライブラリの形態で存在してもよい。そのようなライブラリは、アレイに結合している形態であってもよい。
本発明は、核酸の第一のセットおよび核酸の第二のセット由来の全体的にまたは部分的に相補的な核酸配列がハイブリダイズするのを可能にするための手段を要する。一実施形態において、核酸の第一のセットのすべてと核酸の第二のセットのすべてとを単一アッセイで、すなわち単一ハイブリダイゼーション工程で接触させる。しかしながら、任意の適切なアッセイを用いることができる。
本明細書において言及される核酸は、好ましくは達成できたハイブリダイゼーションの検出を支援する蛍光団(蛍光分子)または放射性標識などの独立した標識を用いて標識され得る。ある特定の標識は、UV光の下で検出することができる。例えば、本明細書に説明されるアレイ上でのハイブリダイゼーションのパターンは、2つのサブグループ間のエピジェネティックな染色体相互作用の相違点を表し、したがって、エピジェネティックな染色体比較するプロセス、およびどのエピジェネティックな染色体相互作用が本発明の集団のサブグループに特異的であるかの決定を提供する。
本発明は、染色体相互作用、典型的には5~20または5~500のそのような相互作用、好ましくは20~300または50~100の相互作用の有無を検出して、個体におけるALSまたはハンチントン病に関連する特徴の有無を決定することを含むプロセスを提供する。好ましくは、染色体相互作用は、本明細書において言及される遺伝子のいずれかにおけるものである。一実施形態において、分類される染色体相互作用は、表1または表5の核酸により表されるものである。好ましくは、分類される染色体相互作用は、表10、表11または表12の核酸により表されるものである。表中、「検出されたループ」と名付けられた欄は、どのサブグループが各プローブにより検出されるか(ALSまたは対照)を示す。見てわかるように、本発明のプロセスは、テストの一環として、ALSサブグループおよび/または対照グループ(非ALS)のいずれかを検出することができる。
試験される個体の由来となる種の例は、本明細書において言及される。加えて、本発明のプロセスにおいて試験される個体は、いくつかの方法で選択されていてもよい。個体は、例えばALSまたはハンチントン病に罹りやすくてもよい。
本発明のすべての実施態様に関して、好ましい遺伝子領域、遺伝子座、遺伝子、および染色体相互作用が、表、例えば表1および表5に言及される。典型的には、本発明のプロセスにおいて、染色体相互作用は、表1または表5に挙げられる少なくとも1、2、3、4、5、6、7または8の関連遺伝子から検出される。好ましくは、表1または表5のプローブ配列によって表される少なくとも1、2、3、4、5、6、7または8の関連する特異的染色体相互作用の有無が検出される。染色体相互作用は、本明細書において言及される遺伝子のいずれかの上流または下流、例えばコーディング配列から、例えば50kb上流または20kb下流にあり得る。
表1および5は、ALSに関連する染色体相互作用を表すプローブ(Episwitch(商標)マーカー)データおよび遺伝子データを示す。プローブ配列は、染色体相互作用に集まる遺伝子領域の両部位から産生されるライゲーション産物を検出するために使用することのできる配列を示す。すなわち、プローブは、ライゲーション産物の配列に相補的な配列を含む。第1のStart-End位置の2セットは、プローブ位置を示し、第2のStart-End位置の2セットは、関連する4kb領域を示す。次の情報は、プローブデータの表に提供される。
-HyperG_States:超幾何学的富化のパラメータに基づいて遺伝子座における有意なEpiswitch(商標)マーカーのその数を見出す確率に対するp値
-Probe_Count_Total:その遺伝子座で試験されたEpiswitch(商標)コンフォメーションの総数
-Probe_Count_Sig:その遺伝子座で統計的に有意であることが見出されたEpiswitch(商標)コンフォメーションの数
-FDR HyperG:多重試験(偽発見率)補正された超幾何的p値
-Percent_Sig:その遺伝子座で試験されたマーカーの数に対する有意なEpiswitch(商標)マーカーの割合
-logFC:エピジェネティック比率(FC)の対数の底2
-AveExpr:すべてのアレイおよびチャネルのプローブに対する平均log2-発現
-T:モデレートt-統計
-p-値:未調整p-値
-adj.p-値:調整p-値またはq-値
-B:B-統計量(lodまたはB)は、その遺伝子が別個に発現される対数オッズである。
-FC:非ログ倍率変化(Fold Change)
-FC_1:ゼロを中心とする非ログ倍率変化
-LS:バイナリ値はFC_1値に関する。1.1未満のFC_1値は、-1に設定され、FC_1値が1.1より大きい場合、1に設定される。これらの値の間は、その値は0である。
Start1-フラグメント1上のTaqIの30塩基上流
End1-フラグメント1上のTaqI制限部位
Sart2-フラグメント2上のTaqI制限部位
End2-フラグメント2上のTaqIの30塩基下流
Start1-フラグメント1上のTaqIの4000塩基上流
End1-フラグメント1上のTaqI制限部位
Sart2-フラグメント2上のTaqI制限部位
End2-フラグメント2上のTaqIの4000塩基下流
サンプルを調製する方法および染色体コンフォメーションを検出する方法が、本明細書において説明される。例えばこの節で記載されるように、これらの方法の最適化された(非従来的な)バージョンが用いられ得る。
本発明のプロセスは、種々のやり方で説明することができる。それは、(i)染色体相互作用に集まる染色体領域をインビトロ架橋する工程;(ii)該架橋したDNAを切り取りまたは制限消化切断に供する工程;および(iii)該架橋し切断されたDNA末端をライゲーションして、ライゲーションした核酸を形成する工程、を含むライゲーションした核酸を作製する方法であって、該ライゲーションした核酸の検出を用いて、遺伝子座における染色体状態を判定し得、そして好ましくは、
-遺伝子座は、表1または表5に言及される遺伝子座、領域または遺伝子のいずれかであり得、
-および/または、染色体相互作用は、本明細書において言及される、または表1または表5に開示されるいずれかのプローブに対応する、いずれかの染色体相互作用であり得、および/または
-ライゲーションした産物は、(i)表1または表5に開示されるいずれかのプローブ配列と同じであるかまたは相同である配列;または(ii)(ii)と相補的である配列を有し得るまたは含み得る
方法として説明され得る。
-サブグループは、ALS、またはALSに関連する特徴(予後または進行など)の有無によって規定され、および/または
-染色体状態は、表1または表5に言及されるいずれかの遺伝子座、領域または遺伝子にあり得;および/または
-染色体相互作用は、表1または表5に言及されるいずれかのもの、もしくはその表に開示されるいずれかのプローブに対応するいずれかのものであり得る
方法として説明され得る。
染色体相互作用に関する知識は、疾患状態に対する新しい治療を同定するために使用することができる。本発明は、ALSに関する新規治療剤(予後に関する治療を含む)を同定または設計するために本明細書において定義される染色体の方法および使用を提供する。
ポリヌクレオチド/核酸(例えば、DNA)配列のホモログが、本明細書において言及される。そのようなホモログは、典型的に、例えば少なくとも10、15、20、30、100またはそれよりも多くの連続ヌクレオチドの領域にわたって、または染色体相互作用に関与する染色体の領域由来である核酸の部分にわたり、少なくとも70%の相同性、好ましくは少なくとも80%、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、少なくとも97%、少なくとも98%、または少なくとも99%の相同性を有する。相同性は、ヌクレオチド同一性に基づいて算出され得る(時には、「厳密な相同性(hard homology)」と称される)。
核酸の第二のセットがアレイに結合され得、そして一実施形態において、好ましくは少なくとも300、900、2000、または5000個の遺伝子座に相当する、アレイに結合している少なくとも15,000、45,000、100,000、または250,000種の異なる第二の核酸が存在する。一実施形態において、第二の核酸の種々の集団のうちの1つ、または複数、またはすべては、アレイの1つを上回る数の個別の領域に結合され、事実上アレイで反復され、エラー検出を可能にする。アレイは、Agilent SurePrint G3 Custom CGHマイクロアレイプラットフォームに基づく。アレイへの第一の核酸の結合の検出は、二色システムによって実施され得る。
治療剤が本明細書において言及される。本発明は、ある個体、例えば本発明のプロセスにより同定される個体においてALSを予防または治療することにおける使用のためのそのような薬剤を提供する。これは、必要としている個体に治療上効果的な量の薬剤を投与することを含み得る。本発明は、ある個体においてALSを予防または治療するための医薬の製造におけるその薬剤の使用を提供する。
リルゾール(Rilutek):この薬物は、通常ピルとして服用され、脳内のメッセンジャー(グルタミン酸)のレベルを低下させることにより、病気の進行を抑える。グルタミン酸は、ALS患者に高レベルで存在する。
エダラボン(Radicava):この薬物は、ALSに関する毎日のパフォーマンスの低下を軽減する。薬剤は、通常、月1回、連続して10~14日間、静脈内注入によって患者に投与される。
アリモクロモール:この薬物は、運動ニューロンの熱ショック応答誘導剤として機能し、神経障害や細胞死を防ぐ。
タラムパネル:この薬物は、筋力低下と症状進行の速度を低下させる。
ベータ-ラクタム系抗生物質:ペニシリンやセファロスポリンなどのこれらの抗体は、GLT1、グリアグルタミン酸トランスポーター1のレベルを上方制御することにより、筋肉の安定性を維持し、寿命を延ばす。
ブロモクリプチン:この薬物は、ストレスによって引き起こされる酸化的細胞死を阻害するフリーラジカルスカベンジャーである。
プラミペキソールおよびデクスプラミペキソール:これらの薬物はドーパミンアゴニストとして作用し、フリーラジカル消去機能を有する。これらの薬物はミトコンドリアの機能不全に関与している。デクプラミペキソールはプラミペキソールの光学鏡像異性体である。
幹細胞療法:幹細胞の成長は、ニューロン疾患の進行を減少させるか、運動ニューロンを置き換える。幹細胞は、脊髄運動ニューロンを作り、軸索を拡張し、筋肉とのシナプスを受け取り、生成する可能性がある。成体幹細胞に由来する間葉系幹細胞(MSCs)は、栄養因子、抗炎症性サイトカイン、免疫調節性ケモカインを放出し、疾患の進行を遅らせる。
免疫療法:ICVルートによるD3H5抗体注入などの抗体療法は、体重を長期間維持し、ALSの形質転換マウスモデルの寿命を延ばす。
・テトラベナジン(Xenazine)
・ハロペリドール(Haldol)、クロロプロマジン、リスペリドン(Risperdal)およびケチアピン(Seroquel)などの抗精神薬
・他の医薬は、アマンタジン、レベチラセタム(Keppra他)およびクロナゼパム(Klonopin)を含む。
神経障害のための医薬
・抗うつ薬は、シタロプラム(Celexa)、エスシタロプラム(Lexapro)、フルオキセチン(Prozac, Sarafem)およびセルトラリン(Zoloft)を含む。
・抗精神病薬は、ケチアピン(Seroquel)、リスペリドン(Risperdal)およびオランザピン(Zyprexa)を含む。
・精神安定薬は、バルプロエート(Depacon)、カルバマゼピン(Carbatrol、Epitol、Tegretol)およびラモトリジン(Lamictal)を含む。
本明細書において言及される核酸または治療剤などの物質のいずれも、精製したまたは単離した形態にあり得る。それらは(The)、天然に見出されるものとは異なる形態にあり得、例えばそれらは、それらが天然ではともに生じない他の物質と組み合わせて存在し得る。核酸(本明細書において規定される配列の一部分を含む)は、天然に見出されるものと異なる配列を有し得、例えば、相同性に関する節で記載される配列において、少なくとも1、2、3、4個、またはそれを上回る数のヌクレオチド変化を有する。核酸は、5’または3’末端に異種配列を有し得る。核酸は、天然に見出されるものとは化学的に異なり得、例えばそれらは何らかのやり方で修飾され得るが、好ましくはなおもワトソン・クリック塩基対合が可能である。適当な場合には、核酸は、二重鎖または一本鎖の形態で提供される。本発明は、本明細書において言及される特異的核酸配列のすべてを一本鎖または二本鎖の形態で提供し、ゆえに開示される任意の配列に対する相補鎖を含む。
一実施形態において、染色体相互作用に関連するライゲーションされた配列の定量的検出は、PCR反応中の活性化時に検出可能なプローブを使用して実施され、該ライゲーションされた配列は、エピジェネティックな染色体相互作用に集まる2つの染色体領域由来の配列を含み、該方法は、ライゲーションされた配列をPCR反応中にプローブと接触させること、およびプローブの活性化の程度を検出することを含み、該プローブは、ライゲーション部位に結合する。この方法は、典型的には、二重標識蛍光加水分解プローブを使用して、特定の相互作用をMIQEに準拠した方法で検出可能とする。
本発明の加水分解プローブは、典型的には、濃度を適合させた陰性対照で最適化された温度勾配である。好ましくは、単一工程PCR反応が最適化される。より好ましくは、標準曲線が計算される。ライゲーションされた配列の連結におよび結合する特定のプローブを使用する利点は、ネスト化されたPCRアプローチを使用せずに、ライゲーションされた配列の特異性を実現できることである。本明細書に記載される方法は、低コピー数の標的の正確かつ精細な定量を可能にする。標的のライゲーションされた配列は、温度勾配最適化の前に、精製、例えばゲル精製することができる。ターゲットのライゲーションされた配列は配列決定され得る。好ましくは、PCR反応は、約10ng、または5~15ng、または10~20ng、または10~50ng、または10~200ngのテンプレートDNAを使用して行われる。フォワードプライマーとリバースプライマーは、例えば、配列に相補的であることにより、一方のプライマーがライゲーションされたDNA配列で表される染色体領域の1つの配列に結合し、他方のプライマーがライゲーションされたDNA配列で表される他の染色体領域に結合するように設計される。
本発明は、ライゲーションされた配列に結合および増幅する能力に基づいてプライマーを選択し、そして特にそれが標的配列の曲率で結合する標的配列のプローブ配列に基づく特性を選択することを含む、本明細書で定義されるPCR法で使用するプライマーおよびプローブの選択を含む。
1項.集団における疾患サブグループを示す染色体の状態を検出するプロセスであり、その染色体の状態に関係する染色体相互作用がゲノムの規定された領域内に存在するかまたは存在しないかを検出することを含むプロセスであって、前記疾患サブグループが筋萎縮性側索硬化症(ALS)サブグループであり;そして
-前記染色体相互作用が、任意には、どの染色体相互作用が、集団のALSサブグループに対応する染色体の状態に関連付られるのかを決定する方法により同定されており、該方法は、染色体の種々の状態を有するサブグループ由来の核酸の第1のセットをインデックス核酸の第2のセットと接触させ、そして相補配列がハイブリダイズできるようにすることを含み、ここで、核酸の第1のセットおよび第2のセットにおける核酸は、染色体相互作用に集まっている両染色体領域由来の配列を含むライゲーション産物を表し、かつ核酸の第1のセットおよび第2のセットの間のハイブリダイゼーションのパターンによりどの染色体相互作用がALSサブグループに特異的であるかの決定が可能となり;そして
-染色体相互作用が、
(i)表1または表5に挙げられた領域または遺伝子のいずれかに存在する;および/または
(ii)表1または表5に示されるいずれかのプローブにより表される染色体相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iii)表10または表11に示される染色祭相互作用のいずれかに相当する;および/または
(iv)(i)、(ii)または(iii)を含むか、または(i)、(ii)または(iii)に隣接する4,000塩基領域に存在する
プロセス。
(i)表1または表5のプローブにより表されるすべての染色体相互作用を含む;または
(ii)表1または表5のプローブにより表される少なくとも4、5、6または7個の染色体相互作用を含む
(iii)表1または表5に挙げられる少なくとも4、5、6または7個の領域または遺伝子に一緒に存在する;または
(iv)表1または表5のプローブにより表される染色体相互作用を含むか、または表1または表5のプローブにより表される染色体相互作用に隣接する4,000塩基領域に存在する少なくとも4、5、6または7個の染色体相互作用を含む、または
(v)表10または表11に示されるすべての染色体相互作用を含む;または
(vi)表10に示される少なくとも4、5、6または7個の染色体相互作用を含む
に分類される1項または2項記載のプロセス。
-個体由来のサンプルにおいて、および/または
-染色体相互作用の部位でのDNAループの存在または非存在を検出することにより、および/または
-染色体コンフォメーションに集められる染色体の遠位領域の存在または非存在を検出することにより、および/または
-前記分類のあいだに生成され、その配列が、染色体相互作用に集められる染色体の領域に各々対応する2つの領域を含むライゲーションされた核酸の存在を検出することにより、ここで、ライゲーションされた核酸の検出が、好ましくは、(i)表1または表5に記載される特異的プローブ配列のいずれかに少なくとも70%の同一性を有するプローブを用いる、および/または(ii)表2または表7のいずれかのプライマーペアと少なくとも70%の同一性を有するプライマーペアを用いるものである
分類される1~3項のいずれかに記載のプロセス。
-核酸の第1のセットが、少なくとも8個体由来である;および/または
-核酸の第1のセットは、第1のサブグループ由来の少なくとも4個体、および好ましくは第1のサブグループとは重複しない第2のサブグループからの少なくとも4個体由来である;および/または
-プロセスが医学的治療のために個体を選択するために実施される
1~4項のいずれかに記載のプロセス。
-核酸の第2のセットが、規定された位置でアレイするために結合され;および/または
-核酸の第2のセットが、少なくとも100の異なる遺伝子における染色体相互作用を表し;および/または
-核酸の第2のセットが、少なくとも1,000の異なる染色体相互作用を表す少なくとも1,000の異なる核酸を含み;および/または
-核酸の第1のセットおよび核酸の第2のセットが、10~100ヌクレオチド塩基長を有する少なくとも100核酸を含む
1~5項のいずれかに記載のプロセス。
(i)染色体相互作用に集まっている染色体領域の架橋工程;
(ii)前記架橋された領域を、任意には酵素による制限消化切断により、切断させる工程;および
(iii)前記架橋され切断されたDNA端をライゲーションして核酸の第1のセット(特にライゲーションされたDNAを含む)を生成する工程
を含むプロセスにおいて得られる1~6項のいずれかに記載のプロセス。
(i)一塩基多型(SNP)を含む;および/または
(ii)マイクロRNA(miRNA)を発現する;および/または
(iii)非コーディングRNA(ncRNA)を発現する;および/または
(iv)少なくとも10個の連続するアミノ酸残基をコードする核酸配列を発現する;および/または
(v)制御エレメントを発現する;および/または
(vii)CTCF結合部位を含む
1~8項のいずれかに記載のプロセス。
-染色体相互作用が表1または表5のいずれかのプローブにより表され;および/または
-染色体相互作用が表1または表5に挙げられるいずれかの領域または遺伝子に存在し;および/または
-染色体相互作用が表10または表11に示される相互作用のいずれか1つであり、任意には:
-染色体相互作用が、いずれの染色体相互作用が請求項1に規定された染色体の状態に関連するかを決定する方法により同定されており、および/または
-染色体相互作用の変化が、(i)表1または表5に記載されているプローブ配列のいずれかに少なくとも70%同一性を有するプローブ、および/または(ii)表1または表5のプライマーペアのいずれかに少なくとも70%同一性を有するプライマーペアを用いてモニターされる;および/または
-候補薬剤が細胞と接触され、その細胞における染色体相互作用が、候補薬剤がALSを治療することができるかどうかを決定するためにモニターされる
方法。
-染色体相互作用が、表1または表5のプローブにより表される、および/または
-表1または表5に記載されるいずれかの領域または遺伝子に存在する;および/または
-染色体相互作用が表10または表11に示される相互作用のいずれか1つである
染色体相互作用の検出、または
(v)表1または表5に記載されるプローブ配列のいずれかと少なくとも70%同一性を有するプローブ、または
(vi)表2または表7に同定されたプライマーのいずれかと少なくとも70%同一性を有するプライマーペア
の、ALSのための治療剤を同定または設計するための使用。
前記ライゲーション産物に特異的に結合するオリゴヌクレオチド、および/または
オリゴヌクレオチドの5’末端に共有結合される蛍光団、および/または
オリゴヌクレオチドの3’末端に共有結合される消光団、および
任意に、
前記蛍光団がHEX、テキサスレッドおよびFAMから選択され;および/または
前記プローブが10~40ヌクレオチド塩基長、好ましくは20~30ヌクレオチド塩基長の核酸配列
を含む1~13項のいずれかに記載のプロセス、方法または使用。
一実施形態においては、染色体内相互作用のみが分類/検出され、染色体外相互作用(異なる染色体間)は分類/検出されない。
本明細書において言及されるすべての刊行物の内容は、参照により本明細書に組み入れられ、そして本発明に関連する特質をさらに規定するために用いられ得る。
EpiSwitch(商標)プラットフォーム技術は、遺伝子座における正常および異常な病状の間での調節的変化についてのエピジェネティックな調節的シグネチャーを検出する。EpiSwitch(商標)プラットフォームは、染色体コンフォメーションシグネチャーとしても知られるヒト染色体の調節的高次構造と関連がある遺伝子調節の基本的なエピジェネティックレベルを同定しかつモニターする。染色体シグネチャーは、遺伝子脱調節のカスケードにおける個別の一次工程である。それらは、DNAメチル化およびRNAプロファイリングなど、後期エピジェネティックおよび遺伝子発現のバイオマーカーを利用するバイオマーカープラットフォームに対して、固有の一連の利点を有する高次バイオマーカーである。
カスタムEpiSwitch(商標)アレイスクリーニングプラットフォームは、15K、45K、100K、および250Kの固有の染色体コンフォメーションという4つの密度があり、それぞれのキメラフラグメントはアレイで4回反復され、それぞれ60K、180K、400K、および10万という効果的な密度を作製する。
15KのEpiSwitch(商標)アレイは、EpiSwitch(商標)バイオマーカー発見技術で詮索された300個前後の遺伝子座を含むゲノム全体をスクリーニングし得る。EpiSwitch(商標)アレイは、Agilent SurePrint G3 Custom CGHマイクロアレイプラットフォームに構築され;この技術は、60K、180K、400K、および10万個という4つの密度のプローブを付与する。各EpiSwitch(商標)プローブは四つ組として提示されるため、アレイあたりの密度は15K、45K、100K、および250Kに減り、ゆえに再現性についての統計的評価を可能にする。遺伝子座あたりの詮索される潜在的EpiSwitch(商標)マーカーの平均数は50であり;そのため、検討され得る遺伝子座の数は300、900、2000、および5000である。
EpiSwitch(商標)アレイは、1組のサンプルを有する二色システムであり、EpiSwitch(商標)ライブラリ生成の後、Cy5で標識され、かつ比較/解析される対象となるサンプル(対照)の他方はCy3で標識される。アレイは、Agilent SureScanスキャナーを用いてスキャンされ、かつ結果として生じた特質は、Agilent Feature Extractionソフトウェアを用いて抽出される。次いで、データは、RにおけるEpiSwitch(商標)アレイ処理スクリプトを用いて処理される。アレイは、RにおけるBioconductorにおける標準的な二色パッケージ:Limma*を用いて処理される。アレイの正規化は、Limma*におけるアレイ内正規化機能を用いてなされ、かつこれは、オンチップのAgilent陽性対照およびEpiSwitch(商標)陽性対照に対してなされる。データはAgilent Flagコールに基づいてフィルターにかけられ、Agilent対照プローブは除去され、かつ技術的複製プローブは平均化されて、それらはLimma*を用いて解析される。プローブは、比較されておりかつ次いで偽発見率(False Discover rate)を用いることによって補正されている2つのシナリオ間でのそれらの差に基づいてモデル化される。<1または>1でありかつp=0.01のFDR p値を通過する、<30%の変動係数(CV)を有するプローブが、さらなるスクリーニングに用いられる。プローブセットを縮小するために、さらなる多因子分析が、RにおけるFactorMineRパッケージを用いて実施される。
1.筋萎縮性側索硬化症(ALS)の疾患サブグループを表す染色体の状態を検出するプロセスであり、その染色体の状態に関係する染色体相互作用がゲノムの規定された領域内に存在するかまたは存在しないかを検出することを含み、以下の
(a)配列:
TCTTGTACACGGTTGGTGGTおよびTGTCACCTATGTGCTGAGTACTGG、
TGACGAAGAAGCAATCCCTGGTおよびGGACCTACCTCCACTGGGTTG、
CCGTGCCATATCCTCTGATTTATGCおよびGGCTGACCTTCAACAGATTCGC、
ACTTCTTCCCAAGTCACTTTTTGCおよびTGGCCATCTTGCTTTGCCTC、
GGATATGCAGTTTTCCTGGCACTACおよびCATGCTAGGGCCGAGTAATCATCT、
GCAGCACACAGGGAACTCTCTTおよびTTGTTGAGCCCAGCAATTCCTTT、
CAGCCACTGTAGAGAGCAGTおよびTAACCCACCAGCAGCAAGGT、ならびに
AGTAGCTTCCCTGTTAGAGGTCTTGおよびAGCCAGTGACTCCACAACTTCTT
を有するプライマーペアによりそれぞれ表される染色体相互作用からなる群
より選択される少なくとも4個の染色体相互作用が分類されるプロセス。
TCACCACACATCACCCCCTTGCTCCTCCTCGAGTCTTGGTGACCACAACAGGGTGCCACC、
GAGGTGGGTGAATCATGAGGTCAAGGGTTCGACAATAGTTGAGAATCTCCAACCACCTGG、
GGCCTTATAGTCAGCTGATCAGGTGAAATCGATTGGTCCTTAGGATCAGCTACCATTTGC、
GAGGCAGGCGGATCACAAAGTCAAAAGATCGATAACTTCAATAATAGTTACAGATGCAAA、
AGCACCATATCTGGGATGTAGCTATTGCTCGAGATTGCAGTGAGCTGTGATCACACCTCT、
TCTTCCCTCTTTTTAAAACCACCATTCATCGACCCCACACATCCTGTGCCACTCTACTGC、
TAACCATTATGCATCACTAACATAGCATTCGATATGATATGCTCAGTTTAGTTAGGGAAA、
GGCTCAGGAAGAGAACTATTTGTCTCTTTCGACACGCACATGCAGGACACTCACACGTAG、
GTTGGGTGGATCCCTTGAGCTCAGGAATTCGAAGAATGATTTTTCAGCCCGTGTGGAAGG、
ATCAAAAGAAAATAGATACTTGTCTTACTCGAGTTGAATAAAATCCTCAGCTTTCTGTCC、
AAAAGAAACTGTGAAAAGTTGTCACATTTCGATTAAATCCAAAAAGGTCTTCTATGAGGC、
TTAAAAGTATAGTAGTTGGCATTAACATTCGACCTTTTTCTGTTTCAGTAACCAACCCAG、
CATCAACTAATAGTTAAACATTATAATATCGACTGAAGACCTTTCATACTGTAAGATTCA、
CATCAACTAATAGTTAAACATTATAATATCGAGTCTGCAGTGAGCTGAGATCACACTGCC、
TTATTCCTTTCCAAATAGTTAAAATTATTCGAAACTTTTAAGAATCAATATAAAATTTCC、
CATAATTATAAATTAAAAAATGACACTATCGATTATGTCCAGTGTTTCTTGGTTGGTGTC、および
CAGAGCACTAAGATAGACTTCTAAGGTTTCGAGGCATATAGCTCCAGCTGTATTGAGGTA
によりそれぞれ表される染色体相互作用からなる群より選択される少なくとも4個の染色体相互作用、および/または
(c)プローブ配列:
TATATTTAAAAATACATACTGGTATACATCGATCTCATGACTTTGCTATTATGCATAGTG、
CCCCAGCCCAGCAACCTGGCTCACCTGATCGAGTACATCTTCAAGCCATCCTGTGTGCCC、
TATAAATAATACAGCTCTATTTGCCTACTCGATTAAAGAATCATATTATATCCTTAATTC、
CACTATGCATAATAGCAAAGTCATGAGATCGAAAATGTTTGTCAAGCAGTAGGTTTTGGG、
GATTTTAGAATCTCTAACAAGGCTGCAATCGAGGTTAGCTGCTGCAGAAAGAAGAGAAAA、
GGTGACTAAAATGAGATTGCATTTTCTTTCGACCATTTGGCCAGCATGCCAAACACTGGT、
TAACCTCTCCTTTCTTAGGTTCTCCATATCGATAGAAAATTGTCTGCAGCCCTTAATGCC、
AGCTCACGGTCAGTGCCGTTCCGTTTGCTCGAATAAAGAACAAGGACCTTAAAAAATAGA、および
AAAGTCATACAACTACTATGTAAGATATTCGAATACCTGTTAGAATAGGTGAAGGTTTAT
によりそれぞれ表される染色体相互作用からなる群より選択される少なくとも4個の染色体相互作用、および/または
(d)配列:
TCTTGTACACGGTTGGTGGTおよびTGTCACCTATGTGCTGAGTACTGG、
GGATATGCAGTTTTCCTGGCACTACおよびCATGCTAGGGCCGAGTAATCATCT、ならびに
AGTAGCTTCCCTGTTAGAGGTCTTGおよびAGCCAGTGACTCCACAACTTCTT
を有するプライマーペアによりそれぞれ表される染色体相互作用からなる群より選択される少なくとも2個の染色体相互作用
がさらに分類される、上記1記載のプロセス。
-染色体相互作用の部位でのDNAループの存在または非存在を検出することにより分類される、および/または
-染色体コンフォメーションに集められる染色体の遠位領域の存在または非存在を検出することにより分類される、および/または
-染色体相互作用に集められる染色体の領域に各々対応する2つの領域を含む配列を有するライゲーションされた核酸の存在を検出することにより分類される、ここで、ライゲーションされた核酸の検出が、
(i)特異的プローブ配列:
TCACCACACATCACCCCCTTGCTCCTCCTCGAGTCTTGGTGACCACAACAGGGTGCCACC、
GAGGTGGGTGAATCATGAGGTCAAGGGTTCGACAATAGTTGAGAATCTCCAACCACCTGG、
GGCCTTATAGTCAGCTGATCAGGTGAAATCGATTGGTCCTTAGGATCAGCTACCATTTGC、
GAGGCAGGCGGATCACAAAGTCAAAAGATCGATAACTTCAATAATAGTTACAGATGCAAA、
AGCACCATATCTGGGATGTAGCTATTGCTCGAGATTGCAGTGAGCTGTGATCACACCTCT、
TCTTCCCTCTTTTTAAAACCACCATTCATCGACCCCACACATCCTGTGCCACTCTACTGC、
TAACCATTATGCATCACTAACATAGCATTCGATATGATATGCTCAGTTTAGTTAGGGAAA、
GGCTCAGGAAGAGAACTATTTGTCTCTTTCGACACGCACATGCAGGACACTCACACGTAG、
GTTGGGTGGATCCCTTGAGCTCAGGAATTCGAAGAATGATTTTTCAGCCCGTGTGGAAGG、
ATCAAAAGAAAATAGATACTTGTCTTACTCGAGTTGAATAAAATCCTCAGCTTTCTGTCC、
AAAAGAAACTGTGAAAAGTTGTCACATTTCGATTAAATCCAAAAAGGTCTTCTATGAGGC、
TTAAAAGTATAGTAGTTGGCATTAACATTCGACCTTTTTCTGTTTCAGTAACCAACCCAG、
CATCAACTAATAGTTAAACATTATAATATCGACTGAAGACCTTTCATACTGTAAGATTCA、
CATCAACTAATAGTTAAACATTATAATATCGAGTCTGCAGTGAGCTGAGATCACACTGCC、
TTATTCCTTTCCAAATAGTTAAAATTATTCGAAACTTTTAAGAATCAATATAAAATTTCC、
CATAATTATAAATTAAAAAATGACACTATCGATTATGTCCAGTGTTTCTTGGTTGGTGTC、および
CAGAGCACTAAGATAGACTTCTAAGGTTTCGAGGCATATAGCTCCAGCTGTATTGAGGTA
のいずれかに少なくとも70%の同一性を有するプローブを用いる、および/または
(ii)特異的プローブ配列:
TATATTTAAAAATACATACTGGTATACATCGATCTCATGACTTTGCTATTATGCATAGTG、
CCCCAGCCCAGCAACCTGGCTCACCTGATCGAGTACATCTTCAAGCCATCCTGTGTGCCC、
TATAAATAATACAGCTCTATTTGCCTACTCGATTAAAGAATCATATTATATCCTTAATTC、
CACTATGCATAATAGCAAAGTCATGAGATCGAAAATGTTTGTCAAGCAGTAGGTTTTGGG、
GATTTTAGAATCTCTAACAAGGCTGCAATCGAGGTTAGCTGCTGCAGAAAGAAGAGAAAA、
GGTGACTAAAATGAGATTGCATTTTCTTTCGACCATTTGGCCAGCATGCCAAACACTGGT、
TAACCTCTCCTTTCTTAGGTTCTCCATATCGATAGAAAATTGTCTGCAGCCCTTAATGCC、
AGCTCACGGTCAGTGCCGTTCCGTTTGCTCGAATAAAGAACAAGGACCTTAAAAAATAGA、および
AAAGTCATACAACTACTATGTAAGATATTCGAATACCTGTTAGAATAGGTGAAGGTTTAT
のいずれかに少なくとも70%の同一性を有するプローブを用いる、および/または
(iii)配列:
AAGCACTTCATTCTCCCCTCACCおよびATACTCCCATCCCCTAGGCCC、
ACTGAGCAATGATGGCAACAACおよびCCCTACGACTGGCAAACCCA、
CTAGGCCTGCGTTTCTCCGTおよびCCCTGGCATTCACATCACCGA、
AGTTCTCTCTCTAAGAACTCAAGGAおよびGTCAAGCAACTGTGTCTGGGG、
CCCCAGGCACTCACACCTTAおよびGGATCCACGATCTCCCTCCAC、
GGGCACTCAACACCCTTTTGTおよびAGGTCAGGATGGGTACCGTTG、
GATGGGAATCAAGGGCAAGGGおよびCTGGGATGATTCCTCTGGACTTCT、
GCATTAGCCAGCAAGCATACCTおよびGGTGGGCCTGGGTTAGATGC、
CACCGCCTGATGCAGGTCTTおよびCAGCTGGCCGATCCATCACC、
GGCACTGTTGGTCTGAAGCACおよびGAGAACGACGACCTGGCACT、
GGTCTAGATGTCAGTCTTTCCおよびTCATCCTATCCTCTCCTAGC、
GACTATAAATCTCTCCTTGTCAGCおよびACTGTAGGCCAACCAGAAG、
CCTTACCCGACACCAGGTAGCおよびCTGGTCCAGTGTCAGCGTGT、
CCCGACACCAGGTAGCATTCおよびGTGACTCTGCACGCACTGTT、
GGGCACCCCACTAGACCACおよびAGGCTCAGCAGGTTTCTGCC、
ATTCTCTCCCTGGTAAATCCTGGTおよびCTGGGCAGGTCATCCAGACAG、ならびに
CGCCAGCTCAGCAGCAATAAおよびTGCTAGGGCCGAGTAATCATC
を有するいずれかのプライマーペアと少なくとも70%の同一性を有するプライマーペアを用いる、および/または
(iv)配列:
GCAGCACACAGGGAACTCTCTTおよびTTGTTGAGCCCAGCAATTCCTTT、
GCTAGGAAGGGCCTGGGATGおよびCTCAGTGGGCACACACTCCA、
TCCAAAATGTTTAATACTGCCTAGAおよびAGCCATGTGGTCTGGAATCT、
CAGCCACTGTAGAGAGCAGTおよびTAACCCACCAGCAGCAAGGT、
ACTTCTTCCCAAGTCACTTTTTGCおよびTGGCCATCTTGCTTTGCCTC、
TGACGAAGAAGCAATCCCTGGTおよびGGACCTACCTCCACTGGGTTG、
AATCTCTGCCCTCCTCTCATCTTGおよびCATGTTCCCACAGCAAGGAAGTTA、
AGGTATGCAGCCAGCCTGAGおよびTTTCCGTGCCAGTGTCCTGT、ならびに
CCGTGCCATATCCTCTGATTTATGCおよびGGCTGACCTTCAACAGATTCGC
を有するいずれかのプライマーペアと少なくとも70%の同一性を有するプライマーペアを用いるものである、
上記1~3のいずれかに記載のプロセス。
プローブ配列:
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
TATAACCAGTGCTCCTACGAAGGCCGCTTCGAAGTCTCAAACTTCACTTCTCCTGTGCGC、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGAGGATGATCGCTCCGACAGCTCCTCCAGC、
GGGTTTCGCCATGTTGGCCAGGCTGGTCTCGAAGTTGATGCATCTGTGCTCACGTTTGCA、
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACTGTCTCCTGTTGGCCATCTCTCACCCT、および
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGAACTCCTGACCTTGTGATCCACCCACCTC
により表される染色体相互作用から選択される少なくとも4個の染色体相互作用が分類される
プロセス。
プローブ配列:
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
TATAACCAGTGCTCCTACGAAGGCCGCTTCGAAGTCTCAAACTTCACTTCTCCTGTGCGC、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGAGGATGATCGCTCCGACAGCTCCTCCAGC、
GGGTTTCGCCATGTTGGCCAGGCTGGTCTCGAAGTTGATGCATCTGTGCTCACGTTTGCA、
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACTGTCTCCTGTTGGCCATCTCTCACCCT、および
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGAACTCCTGACCTTGTGATCCACCCACCTC
により表される少なくとも5個の染色体相互作用を含む
上記6記載のプロセス。
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
TATAACCAGTGCTCCTACGAAGGCCGCTTCGAAGTCTCAAACTTCACTTCTCCTGTGCGC、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGAGGATGATCGCTCCGACAGCTCCTCCAGC、
GGGTTTCGCCATGTTGGCCAGGCTGGTCTCGAAGTTGATGCATCTGTGCTCACGTTTGCA、
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACTGTCTCCTGTTGGCCATCTCTCACCCT、および
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGAACTCCTGACCTTGTGATCCACCCACCTC
により表されるすべての染色体相互作用を含む
上記7記載のプロセス。
-染色体相互作用の部位でのDNAループの存在または非存在を検出することにより分類される、および/または
-染色体コンフォメーションに集められる染色体の遠位領域の存在または非存在を検出することにより分類される、および/または
-染色体相互作用に集められる染色体の領域に各々対応する2つの領域を含む配列を有するライゲーションされた核酸の存在を検出することにより分類される、ここで、ライゲーションされた核酸の検出が、
(i)特異的プローブ配列:
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGACAGATAGCTGACATCATCCTCCCAATGT、
TATAACCAGTGCTCCTACGAAGGCCGCTTCGAAGTCTCAAACTTCACTTCTCCTGTGCGC、
AGAGTACTTCCTAACTCCTACTGTACACTCGAGGATGATCGCTCCGACAGCTCCTCCAGC、
GGGTTTCGCCATGTTGGCCAGGCTGGTCTCGAAGTTGATGCATCTGTGCTCACGTTTGCA、
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGACTGTCTCCTGTTGGCCATCTCTCACCCT、および
AGATCTAGTTCACAGTAGCACCAATATATCGAACTCCTGACCTTGTGATCCACCCACCTC
のいずれかに少なくとも70%の同一性を有するプローブを用いる、および/または
(ii)プライマーペア:
GAATACCCAGGAATGCTTACTTGAGCおよびGATTCCAGCCACCCACCTTTCACAAG、
ACCAAATGCCATCTGGGACACATCCAおよびTGATTCCAGCCACCCACCTTTCACAA、
CCCGCTAAGTCCACCCCTCTGTAおよびGAACCGCACTTACCCTCAGCAGT、
ACCAAATGCCATCTGGGACACATCCAおよびGGACAAGCAGACACACTACCTGAACT、
AGTCTGCCCACTGAGGTAACTAACAAおよびATCCCCTGAAACAGAAGGACCTCGTG、
GAATACCCAGGAATGCTTACTTGAGCおよびGAGCCGTCTCATAATAACCTCAGGGT、ならびに
GAATACCCAGGAATGCTTACTTGAGCおよびCAGTGGTTTAGGGCAAAGAGAGGGAG
のいずれかのプライマーペアと少なくとも70%の同一性を有するプライマーペアを用いるものである、
上記6~8のいずれかに記載のプロセス。
前記ライゲーション産物に特異的に結合するオリゴヌクレオチド、および/または
オリゴヌクレオチドの5’末端に共有結合される蛍光団、および/または
オリゴヌクレオチドの3’末端に共有結合される消光団
を含む上記11記載のプロセス。
統計的パイプライン
EpiSwitch(商標)PCRプラットフォームへの転換のための高値EpiSwitch(商標)マーカーを選択するために、EpiSwitch(商標)スクリーニングアレイを、RにおけるEpiSwitch(商標)解析パッケージを用いて処理する。
プローブを、改変した線形回帰モデルの産物であるそれらの補正p値(偽発見率、FDR)に基づいて選択する。p値≦0.1より下のプローブが選択され、次いでそれらのエピジェネティック比(ER)によってさらに減らされ、さらなる解析に選択されるためにプローブERは≦-1.1または≧1.1でなければならない。最後のフィルターは変動係数(CV)であり、プローブは≦0.3より下でなければならない。
統計リストの上位40種のマーカーが、PCR転換に対するマーカーとしての選択のためにそれらのERに基づいて選択される。最も大きい負のER負荷を有する上位20種のマーカー、および最も大きい正のER負荷を有する上位20種のマーカーがリストを形成する。
工程1からの結果として生じたマーカーである統計的に有意なプローブが、超幾何学的濃縮(HE)を用いたエンリッチメント解析の基盤を形成する。この解析は、有意なプローブリストからのマーカー縮小を可能にし、かつ工程2からのマーカーとともに、EpiSwitch(商標)PCRプラットフォームに転換されるプローブのリストを形成する。
アレイの設計
1.遺伝子座をSIIソフトウェア(現在、v3.2)を用いて処理して、
a.これらの特異的遺伝子座におけるゲノムの配列(50kb上流および20kb下流を有する遺伝子配列)を取り出す。
b.この領域内の配列がCCsに関与している確率を規定する。
c.特異的REを用いて配列を切る。
d.制限フラグメントが、ある特定の配向で相互作用する可能性があるかを判定する。
e.一緒に相互作用する種々のCCsの可能性をランク付けする。
2.アレイサイズ、それゆえ利用可能なプローブ箇所の数(x)を判定する。
3.x/4個の相互作用を取り出す。
4.各相互作用に対して、パート1から制限部位まで30bpおよびパート2の制限部位まで30bpの配列を規定する。それらの領域がリピートでないことをチェックし、そうであれば除外し、かつリストの下にある次の相互作用を選ぶ。両方の30bpをつなぎ合わせてプローブを規定する。
5.x/4個のプローブ、それに加えて規定の対照プローブのリストを創出し、かつ4回複製して、アレイ上に創出されるべきリストを創出する。
6.カスタムCGHアレイに対するAgilent Sure designウェブサイトにプローブのリストをアップロードする。
7.プローブ群を用いて、AgilentカスタムCGHアレイを設計する。
1.鋳型産生のために、EpiSwitch(商標)Standard Operating Procedure(SOP)を用いてサンプルを処理する。
2.アレイ処理ラボラトリーによって、エタノール沈殿で浄化する。
3.Agilent SureTag complete DNA標識キット-Agilent Oligonucleotide Array-based CGH for Genomic DNA Analysis Enzymatic labelling for Blood, Ceils or Tissuesのとおりサンプルを処理する。
4.Agilent feature extractionソフトウェアを用いるAgilent C Scannerを用いてスキャンする。
EpiSwitch(商標)プラットフォームは、異常で応答性の高い遺伝子発現に関連する主要な疾患のスクリーニング、早期検出、コンパニオン診断、モニタリングおよび予後分析の非常に効果的な手段を提供する。このアプローチの主な利点は、非侵襲的で迅速なことであり、不安定なタンパク質/RNA分子ではなく、染色体シグネチャーの一部としての非常に安定したDNAベースのターゲットによるものである。
ゲノム中のCCS部位は、関連するすべての層別化されたリードバイオマーカーを特定するために、試験コホートの臨床サンプルについてEpiSwitch(商標)アレイによって直接評価される。EpiSwitch(商標)アレイプラットフォームは、その高スループット容量と、多数の遺伝子座を迅速にスクリーニングする機能により、マーカーの同定に使用される。使用したアレイは、問い合わせされるin silicoソフトウェアによりマーカーを同定することが可能となるAgilentカスタムCGHアレイであった。
EpiSwitch(商標)アレイによって同定された潜在的なマーカーは、その後、EpiSwitch(商標)PCRまたはDNAシーケンサー(すなわち、Roche 454、Nanopore MinIONなど)によって検証される。統計的に有意であり、最高の再現性を示す上位のPCRマーカーは、最終的なEpiSwitch(商標)シグネチャセットにさらに削減するために選択され、サンプルの独立したコホートで検証される。EpiSwitch(商標)PCRは、確立された標準化された操作手順プロトコルに従って、訓練を受けた技術者により実行される。すべてのプロトコルおよび試薬の製造は、ISO 13485および9001認定の下で行われ、作業の品質とプロトコルの移転能力を保証する。EpiSwitch(商標)PCRおよびEpiSwitch(商標)アレイバイオマーカープラットフォームは、全血および細胞株両方の分析に適合する。試験は、少量の血液を使用して非常に低いコピー数の異常を検出するのに十分な感度である。
本発明者らは、ALSのコンパニオン診断法として使用されるバイオマーカーを同定するための基礎として、エピジェネティックな染色体相互作用を使用した。EpiSwitch(商標)バイオマーカー探索プラットフォームは、ALSに関連する表現型の変化を促進するようなエピジェネティックな制御シグネチャー変化を検出するために発明者らによって開発された。EpiSwitch(商標)バイオマーカー探索プラットフォームは、環境の手がかりをエピジェネティックな転写機構に統合する際の初期の規制プロセスを規定するCCSsを同定する。CCSs自身、遺伝子調節のカスケードにおける主要なステップである。EpiSwitch(商標)バイオマーカー探索プラットフォームによって単離されたCCSsは、極端な生化学的および生理学的安定性;それらのバイナリの性質および読み出し;ならびに遺伝子調節の真核生物カスケードにおけるそれらの主要な位置付けという、十分に実証されたいくつかの利点を有する。
HTT遺伝子座におけるゲノム構造の違いは、ハンチントン病の症候性症例および発症前症例の基礎となる。
ハンチントン病(HD)は、細胞的には大脳基底核におけるニューロンの喪失により、臨床的には制御不能な動き、感情的な問題、および認知力の喪失により特徴付けられる神経変性症状です。HDは常染色体優性遺伝性疾患であり、罹患率は地理的および民族性によって大きく異なるが、米国およびヨーロッパだけで5万人を超える人々に影響を与えると考えられている。根本的な遺伝的原因は、1983年にマサチューセッツ総合病院のJames Gusellaによって遺伝マーカーとして発見されたハンチンチン遺伝子(HTT)のトリヌクレオチドCAG伸長であり、これが、毒性のあるグルタミン(polyQ)路(tract)を有する変異ハンチンチンタンパク質(mHTT)を生じる。したがって、何十年にも及ぶ研究と臨床試験にもかかわらず、成功した治療法はまだ開発されていない。HDの「典型的な」発症は40~50歳の間であるが、症例の15%までは発症が非常に遅く、60歳を過ぎるまで臨床症状を示さない。最近の後期発症HD(LoHD)の症例を調べている研究のメタ分析では、患者の90%超が44以下のCAGリピート長を有する。HDにおけるより興味深い観察の1つは、polyQリピート路の長さと疾患の発症および重症度との間によく知られている相関関係がある一方で、個々の患者にはかなりのばらつきがあるということである。例えば、中程度のリピート長(ここでは40~50と定義)を有する患者では、個々の患者で疾患の発症が60年異なり得る。これは、病気の発症の素因となるpolyQ路の保因者である多くの患者が、「発症前」の状態で何十年も生きることができるということを意味する。臨床症状の発症を制御するものは現在のところ不明であり、HD患者の予後評価を複雑にする。
サンプルコレクション
すべてのサンプルは、National BioService、LLCから入手した。この研究では、10の健常対照(HC)サンプル(CAGリピート、n<35)および10のHDサンプル(CAGリピート、n>39)の合計で20個のサンプルが使用された。HDサンプルについては、7つは症候性患者(HD-Sym)由来であり、3つはHDと診断されたがまだ臨床症状を示さない発症前患者(HD-Pre)由来であった。1人のHD患者がテトラベナジンを服用しており、1人の患者がセルトラリンを服用していた。すべてのサンプルで、ヒト免疫不全ウイルス、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス、梅毒が陰性であった(表14)。
我々は、健常対照(低CAG)、発症前HD患者(高CAG、疾患の兆候なし)および症候性HD患者(高CAG、疾患の兆候)間で異なる染色体メーションを同定したいと考えた。我々は、我々の分析に関し、HTT遺伝子座(chr4:3,033,588から3,258,170 hg38での注釈として)を囲む約225kbの領域に焦点を当てた。HTTのエクソン1のCAGリピート拡張路(chr4:3,054,162から3,095,930)をアンカーポイント(「アンカー」)として使用し、アンカーを囲む5つのゲノムゾーンを定義し、サンプルグループ間で異なる染色体コンフォメーションを調べた(図2および表15)。これらのゾーンは、潜在的なEpiSwitchアンカー部位の存在;既知の疾患関連SNP(HDおよびその他の疾患)の存在;およびGWASdvV2データベース(http://jjwanglab.org/gwasdb)に見られるようなHDにおける既知のヒストン修飾部位(H3K4me3、H3K36me3、およびH3K27ac)の濃縮に基づいて選択された。(図2)。
NCBIの検索:すでに報告されたHDエピジェネティックデータに関するGEOデータベースが2018年2月に実行された。12(6HDおよび6対照サンプル)の死後の前頭前野皮質脳サンプル(ベッド形式)からのH3K4me3のChIP-seqデータと呼ばれるピークが得られた(GSE68952)。さらに、HD iPSC由来の神経細胞株および対照細胞株からのH3K27acおよびH3K36me3のChIP-seqデータのBigwigトラックもダウンロードされた(GSE95342)。データトラックは、EpiSwitchおよび参照配列アノテーションと一緒にIntegrative Genome Viewer(IGV)[41]に読み込まれた。視覚的比較とプログラム的比較(BEDtools)の両方を、目的の5つのゾーンを同定するために、HTT遺伝子座で行われた。
PCRによる染色体コンフォメーションの捕捉および検出を行った。各患者サンプルからの50μlの血液サンプルからインタクトな染色体構造を有するクロマチンを、製造元の指示(オックスフォードバイオダイナミクスPlc)にしたがいEpiSwitchアッセイを用いて抽出した。すべてのサンプルの品質管理は、3C分析に対する歴史的インターナルコントロールであるMMP1遺伝子座でのクロマチンループの検出を用いて行なった。各サンプルタイプのプールされた3Cライブラリは、各サンプルサブグループの一般化された母集団サンプルを提供するために生成された。CFX-96(バイオ-ラッド)マシンでSYBRグリーンを使用してリアルタイムPCRを実行し、サンプルタイプ間の異なるPCR産物検出パターンで相互作用を同定した。オリゴヌクレオチドをコントロールテンプレートでテストして、各プライマーセットが正しく機能していることを確認した。PCR検出のためのRoyal Forensic Protocolに沿って、個々のHD患者のフォローアップデータについて、各サンプルで3回ずつ、最終ネスト化PCRを実行した。この手順により、制限されたコピー数のテンプレートをより正確に検出することができた。すべてのPCR増幅産物は、LabChip(登録商標)DNA 1Kバージョン2キット(パーキンエルマー)を用いて、パーキンエルマーのLabChip(登録商標)GXでモニターされ、内部DNAマーカーを、蛍光色素を使用する製造元のプロトコルに従ってDNAチップにロードした。蛍光はレーザーで検出され、電気泳動図の読み取り値を、機器のソフトウェアを用いてゲル画像上のシミュレートされたバンドに変換した。機器の検出閾値は、30蛍光単位以上から製造業者によって設定された。
データ分析はR(統計計算のための言語と環境)で実行された。これには、t検定およびR二乗分析用の統計およびdplyrパッケージと、箱ひげ図および回帰プロット用のggplot2パッケージとが含まれていた。
患者の臨床的特徴
HCおよびHDのサンプルは、年齢(HCの平均36.9およびHDの平均35.3)および性別一致(1/2男性および1/2女性)であり、HD症例の大部分(70%)は症候性である(表16)。すべてのサンプルは非ヒスパニック系またはラテン系の白人由来であった。CAGリピートの長さの平均は、HCでは25.7、HDでは44.2であった(表16)。HCとHDのサンプルでは、年齢に統計的な差はなかった。HC患者は、HD-Symと年齢に統計的な違いは示さなかった。HD-Pre患者は、HD-Sym患者(平均年齢=39.6)よりも若かった(平均年齢=25.3)(p=0.02)。どちらも統計的に有意ではなかったが、疾患期間とCAGリピートサイズの間には緩やかな負の関係があり、診断時の年齢とCAGリピートサイズの間には緩やかな正の関係があった。
評価された20の相互作用(表17)のうち、我々は9つの有益な相互作用を同定した。我々は、HDには存在し、健常対照には存在しない2つの構成的相互作用と7つの条件付き相互作用を同定した。7つの条件付き相互作用のうち3つはHD-Symにのみ存在し、HD-Preには存在しなかった。
すべてのサンプルは、MMP1相互作用に関する内部QC分析を通過した。2つの構成的(すべてのサンプルで同定された)クロマチンループが同定された。両方のループはアンカーとゾーン2の間にあり、最初のループは28kbに、2番目のループは34kbにわたっていた。すべての患者(HD-Sym、HD-PreおよびHC)に生じる2つの構成的相互作用がこの研究において観察された。両方の相互作用(CC1&CC2)は、アンカーとゾーン2の間にあり、CC1は28kbに、CC2は34kbにわたっていた。
我々は、この研究において評価された異なる患者サブグループを区別できる7つの条件付き染色体コンフォメーションを同定した。具体的には、HCには存在するがすべてのHDサンプルには存在しない2つの染色体相互作用を同定した。最初の相互作用(I1)はアンカーとゾーン4にわたり77kbをカバーし、2番目の相互作用(I2)はアンカーとゾーン3にわたり140kbをカバーした。我々はまた、HCおよびHD-Preには存在するが、HD-Symサンプルには存在しない2つの染色体相互作用を同定した。両方の相互作用(I3とI4)はアンカーとゾーン4にわたり、それぞれ92kbおよび104kbをカバーした。最後に、我々は、HD-Symサンプルには存在するが、HD-PreおよびHCサンプルには存在しない3つの染色体相互作用を同定した。最初の相互作用(I5)はアンカーとゾーン3にわたり、122kbをカバーした。興味深いことに、この相互作用は、HDを発症する素因の要因であると知られているSNP(rs362331)を含んでいた。2番目および3番目の相互作用(I6およびI7)はアンカーとゾーン1にわたり、それぞれ185kbおよび174kbをカバーした。最後に、我々は、個々のHDサンプルにおいてすべての条件付き相互作用の有無をテストした。HD-Symサンプルでは、7つのサンプルのうち6つに条件付きマーカー(I5、I6およびI7)の少なくとも1つが存在することが見出された(図3)。この研究において評価されたすべての相互作用の概要を図4および図5に示す。表18にオッズ比を示す。表13は、サブグループ間に何らの相違も示さなかった染色体相互作用を示す。
問題の説明と結果のまとめ
CAGリピートが39を超える個人がHDになることはよく知られているが、疾患の臨床的発症は個々の患者によって大きく異なり、疾患が臨床的に顕在化する場合に影響を与える要因はあまり特徴付けられていない。ここでは、クロマチン構造を評価するための産業用プラットフォームであるEpiSwitchを使用して、HD患者および健常者(罹患していない対照)におけるHTT遺伝子座のエピジェノミックな状況(landscape)を評価した。CCSとしてまとめると、罹患していない対照からHDを区別でき、さらに重要なことに、発症前および症候性のHD患者を区別できる7つの相互作用のセットを同定した。症候性HDに特異的なこれらの相互作用の1つには、素因となる疾患のハプログループに関連することが示されているSNP(rs362331)が含まれる。まとめると、これらの結果は、CCSを評価する単純で非侵襲的な血液に基づくテストが、HDの疾患の進行を評価するための代理バイオマーカーとして役立つことを示す。
ポリQリピート路の拡大とmHTTの生成がHDの根本的な原因であることが知られているが、臨床症状の発症につながる分子イベントはあまり特徴付けられていない。いくつかの研究では、HTT遺伝子座内のSNPが疾患の発症の潜在的な原因として検討されている。最近のHD患者によるSNP遺伝子分類研究では、HTT遺伝子のエクソン50のrs362331C/T SNPを含む、少なくとも30%の患者にヘテロ接合性の41のSNPが同定された。おそらくより生物学的に関連性があるのは、アンチセンスオリゴヌクレオチド、siRNAまたはmiRNAを使用してrs362331 SNPを対立遺伝子選択的にノックダウンすると、mHTTタンパク質のレベルの劇的な低下が、インビトロとインビボの両方で達成され、このSNPとその周囲のゲノム状況が、mHTTレベルの調節に重要な役割を果すことが示唆される。この研究では、HD-Sym患者にのみ存在し、HD-Asy患者には存在しない染色体紺帆メーション(I5)およびrs362331 SNPと重複するHCsを観察した。これは、ポリQ路が増加した患者における神経毒性mHTTの生成と、rs362331 SNPの存在によるHDの早期発生に対する遺伝的素因が、高次クロマチン構造のレベルで調節されることを示唆している。HDにおけるもう1つの未解決の問題は、どちらの親も診断を受けていない場合で病気がどのように遺伝するかである。2つの主な一般的な仮説は、1)キャリアの親が疾患の発症前に別の要因から死亡している、2)「不安定な」CAGリピート路が世代ごとに拡大している、ということを指し示す。3番目の可能性も存在し、中程度(35~50)のリピートでは、個体は疾患の兆候のないキャリアであり得るが、その子孫は規定されていない機序を通じて遺伝的欠陥を補償できず、疾患を発症し得るというものである。この研究で評価されるHD患者はすべて、この中程度の範囲のCAGリピートを有し、疾患発生の潜在的な代償機序がゲノム構造の違いによって仲介され得る可能性を高めている。
HDは、疾患を確定的に診断するための簡単な検査、HTT遺伝子配列決定、およびCAGリピート数の測定が存在するという点で独特である。臨床ケアと臨床試験については、統合ハンチントン病評価スケール(UHDRS)、Shoulson-Fahnスケール、ミニメンタルステートテスト(MMSE)など、疾患の重症度を測定するいくつかのテストもある。これらの評価は、HD患者の身体的および精神的な健康の様々な要素を疾患の重症度の代用として測定するが、これらはすべて主観的であり、ほとんどがHDに特異的なものではない。欠けているものは、疾患の進行をモニターするための具体的な分子ツールである。
Claims (3)
- 対象が筋萎縮性側索硬化症(ALS)の速い進行を受けるかどうかを特定するためのプロセスであり、該プロセスは、染色体相互作用(i)~(viii)から選択される少なくとも4つの染色体相互作用の存在または不存在を決定することを含み、該存在がALSの速い進行と関連付けられ;
各染色体相互作用(i)~(viii)の存在または不存在を検出することが、
(a)前記対象由来のサンプルにおいて染色体相互作用で集まった染色体領域をインビトロ架橋する工程;
(b)前記架橋されたDNAを切断に付す工程、
(c)前記架橋され、切断されたDNAをライゲートしてライゲートされたDNAを形成する工程;および
(d)PCRによる前記ライゲートされたDNAの検出により、染色体相互作用の存在または不存在を検出する工程
を含む方法によるものであり;
染色体相互作用(i)は、PCRにおいてプライマー
TCTTGTACACGGTTGGTGGTおよびTGTCACCTATGTGCTGAGTACTGGを用いて検出され、
染色体相互作用(ii)は、PCRにおいてプライマー
TGACGAAGAAGCAATCCCTGGTおよびGGACCTACCTCCACTGGGTTGを用いて検出され、
染色体相互作用(iii)は、PCRにおいてプライマー
CCGTGCCATATCCTCTGATTTATGCおよびGGCTGACCTTCAACAGATTCGCを用いて検出され、
染色体相互作用(iv)は、PCRにおいてプライマー
ACTTCTTCCCAAGTCACTTTTTGCおよびTGGCCATCTTGCTTTGCCTCを用いて検出され、
染色体相互作用(v)は、PCRにおいてプライマー
GGATATGCAGTTTTCCTGGCACTACおよびCATGCTAGGGCCGAGTAATCATCTを用いて検出され、
染色体相互作用(vi)は、PCRにおいてプライマー
GCAGCACACAGGGAACTCTCTTおよびTTGTTGAGCCCAGCAATTCCTTTを用いて検出され、
染色体相互作用(vii)は、PCRにおいてプライマー
CAGCCACTGTAGAGAGCAGTおよびTAACCCACCAGCAGCAAGGTを用いて検出され、ならびに
染色体相互作用(viii)は、PCRにおいてプライマー
AGTAGCTTCCCTGTTAGAGGTCTTGおよびAGCCAGTGACTCCACAACTTCTTを用いて検出されるプロセス。 - 検出が、ライゲートされたDNAを増幅可能な前記プライマーおよびPCR反応中にライゲーション部位に結合するプローブを用いる定量PCR(qPCR)によるライゲートされたDNAの特異的な検出を含み、前記プローブが染色体相互作用で集まった各染色体領域由来の配列に相補的な配列を含む請求項1記載のプロセス。
- 前記プローブは、
該プローブの5’末端に共有結合される蛍光団、および/または
該プローブの3’末端に共有結合される消光団
を含む請求項2記載のプロセス。
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