JP7701980B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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Description
顧客は、店舗を再訪した際に、ポイントカードに貯められたポイントと交換に、購入金額のディスカウントや各種特典を得ることができる。店舗の利点は、より多くの顧客を誘引できるとともに、顧客の嗜好を把握できることである。
具体的には、特許文献1に開示されるデバイスは、GPS(Global Positioning System)値またはAP(Access Point)の識別値の少なくとも1つに基づいて、デバイスが位置する加盟店を確認する。特許文献1のデバイスは、さらに、少なくとも1つの支払カード情報、カード恩典情報、およびカード決済履歴を利用して、確認された加盟店の環境において決済に利用可能なカードを決定して、決定された支払カードのカードイメージをカード推薦リストとしてデバイス上にリスト表示する。ユーザが、デバイス上に表示されたカード選択リストから所定の支払カードのカードイメージをタッチすることにより、タッチされたカードイメージに対応する決済情報が相手デバイスに送信される。
上記した本発明の目的、態様及び効果並びに上記されなかった本発明の目的、態様及び効果は、当業者であれば添付図面及び請求の範囲の記載を参照することにより下記の発明を実施するための形態から理解できるであろう。
また、本実施形態に係るポイントカード管理装置の機能および構成の全部または一部は、ユーザが携行するモバイルデバイスと近距離通信可能な他のモバイルデバイスに実装されてよい。あるいは、本実施形態に係るポイントカード管理装置の機能および構成の全部または一部は、ユーザが携行するモバイルデバイスとモバイルネットワークを介して通信可能ないずれかのサーバ装置に実装されてよい。
図1は、本実施形態に係るポイントカード管理装置を含むネットワークシステムのネットワーク構成の一例を示す概念図である。
図1に示すシステムは、モバイルデバイス1、サーバ装置2、モバイルネットワーク3、基地局4、およびWi-Fiアクセスポイント5を備える。
モバイルデバイス1が移動して、無線通信中である基地局4のセルの境界を超えて移動先の基地局4のセル内に移行すると、ハンドオーバが実行され、モバイルデバイス1は、移動先の基地局4との間で無線通信を継続する。このハンドオーバが実行される際に、モバイルデバイス1により受信されるセルIDは、移動元の基地局4から移動先の基地局4のセルIDに切り替わる。
モバイルデバイス1が移動して、Wi-Fiアクセスポイント5からのビーコン受信エリアの境界を超えて他のWi-Fiアクセスポイント5のビーコン受信エリア内に移行すると、モバイルデバイス1は、移動先のWi-Fiアクセスポイント5を介して無線LAN通信を継続する。この際に、モバイルデバイス1により受信されるSSIDは、移動元のWi-Fiアクセスポイント5から移動先のWi-Fiアクセスポイント5のSSIDに切り替わる。
モバイルデバイス1は、モバイルデバイス1の測位を逐次実行しており、モバイルデバイス1が移動すると、モバイルデバイス1の測位された位置情報も逐次更新される。
サーバ装置2は、多数の店舗においてそれぞれ利用可能な多数のポイントカードの事前選択処理およびポイント取引処理を一括して実行するよう、多数の店舗に共通で運用されてよく、モバイルデバイス1のインターネットアクセスを代理して実行するプロキシサーバとして構築されてよい。
あるいは、モバイルデバイス1は、モバイルネットワーク3に替えて、Wi-Fiアクセスポイント5および無線または有線のあらゆるネットワークを利用して、バックエンドのインターネットとの通信を実行することができる。
基地局4は、モバイルネットワーク3の無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)を構成するエッジノードであり、モバイルデバイス1からアタッチ要求を受信し、フロントホウル(fronthaul)ネットワークおよびバックホウルネットワークを介してモバイルデバイス1をコアネットワークに接続して、モバイルデバイス1とインターネットとの間のデータ転送や音声通話を中継する。
基地局4は、当該基地局4のセル内に、セルIDをブロードキャストする。セルIDは、基地局4のセクタ(セル)ごと、あるいは周波数帯ごとに異なって付与されてよい。
Wi-Fiアクセスポイント5は、例えばルータに実装されてよく、当該アクセスポイントを識別するための固有の文字列であるSSIDをエリア内にブロードキャストする。SSIDは、拡張SSID(Extended SSID:ESSID)であってよく、あるいは基本SSID(Basic SSID:BSSID)であってもよい。また、1つのWi-Fiアクセスポイント5が複数のSSIDを持ってもよい。
なお、モバイルデバイス1、サーバ装置2、基地局4、およびWi-Fiアクセスポイント5の数は、図1に示す数に限定されず、それぞれが複数であってよい。
図2は、実施形態1に係るポイントカード管理装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すポイントカード管理装置1の各機能モジュールのうち、ソフトウエアにより実現される機能については、各機能モジュールの機能を提供するためのプログラムがROM等のメモリに記憶され、RAMに読み出してCPUが実行することにより実現される。ハードウエアにより実現される機能については、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各機能モジュールの機能を実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウエアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。なお、図3に示した機能ブロックの構成は一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、いずれかの機能ブロックが複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
具体的には、位置検出部11は、基地局4からブロードキャストされるセルIDを受信し、あるいはWi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされるSSIDを受信し、これら受信したセルIDまたはSSIDのいずれか1つ以上を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出する。
あるいは、位置検出部11は、GPS衛星6から発信されるGPS衛星6の位置情報と当該位置情報を含む電波を発信した時刻とを受信し、受信したGPS衛星6の位置情報および発信時刻から、モバイルデバイス1の位置を測位し、測位されたモバイルデバイス1の位置(緯度および経度)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出してよい。
具体的には、ポイントカード事前選択部12は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を取得し、取得されたモバイルデバイス1の位置を、当該位置に関連付けられるポイントカードにマッピングし、マッピングされたポイントカードの情報をポイントカード格納部13から検索することにより、ポイントカードを事前選択する。
本実施形態において、ポイントカード事前選択部12は、複数段階で、モバイルデバイス1の位置を示す情報を、ポイントカードにマッピングする処理を実行するが、このマッピング処理の詳細は、図5から図9を参照して後述する。
ポイントカードの情報は、ポイントカードの名称、ポイントカードを所有するユーザのIDおよびパスワード、ポイントカードを発行した店舗名、ポイントカードの画像、ポイントカードの優先順位、ポイント数、ポイントの有効期限、ポイントの利用条件等を含んでよい。
具体的には、ソート部14は、ポイントカードの利用に関するユーザの嗜好を示す情報、例えば、それぞれのポイントカードの優先順位に従って、ポイントカードのリストをソートして、ソートされたポイントカードのリストをポイントカード事前選択部12および制御部15に供給する。
具体的には、支払管理部16は、店舗に設けられたPOS端末装置と、例えばNFC(Near Field Communication)等で近距離無線通信することにより、POS端末から支払完了のトリガを受信してよい。あるいは、支払管理部16は、ネットワークを介して銀行等の金融機関のサーバ装置と通信し、クレジットカードやデビットカード等による支払完了のトリガのメッセージを当該金融機関のサーバ装置から受信してよい。あるいはまた、支払管理部16は、モバイルデバイス1にインストールされた支払を実行するためのアプリケーションを介して、支払完了のトリガのメッセージを受信してもよい。
支払管理部16は、支払完了のトリガを受信すると、ポイントカードアクティベート部17に対して、ポイントカードのリストを出力させ、リスト出力されたポイントカードを利用可能な状態に設定する。
本実施形態によれば、商品またはサービスが現に購入され、購入に伴う支払が完了した店舗において利用可能なポイントカードのみをリスト出力することができるから、ユーザがポイントカードを利用する場面において、表示装置上で十分視認可能な数に絞られた、当該店舗で利用可能なポイントカードを提示することができる。
図3は、ポイントカード管理装置(モバイルデバイス)、POS端末装置、および銀行等の金融機関システムの間で実行されるポイントカード選択処理の概略処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。
あるいは、モバイルデバイス1は、モバイルデバイス1が移動して、受信する位置情報が、異なる基地局4の異なるセルID、または異なるWi-Fiアクセスポイント6の異なるSSIDに変化したことをトリガに、ポイントカードの事前選択処理を実行してもよい。
モバイルデバイス1が実行するこのポイントカード事前選択処理S1の詳細は、図4を参照して後述する。
ポイントカードアクティベート部17は、S1で事前選択されたポイントカードのリストから、S2およびS3で実行された支払に関連するポイントカード、例えば、所定のクレジットカードや電子マネーを支払に使用することでより多くのポイントが付与される等の特典を有するポイントカード、をさらに絞り込んで表示出力させてもよい。
図4は、図3のS1のポイントカード事前選択処理の詳細処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。図4を参照して、S3に示す処理は、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1の各コンポーネントにより実行される。
S11で、モバイルデバイス1の位置検出部11は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を検出して、ポイントカード事前選択部12および制御部15に検出したモバイルデバイス1の位置を示す情報を供給する。
あるいは、位置検出部11は、GPS衛星6から受信したGPS衛星6の位置情報および発信時刻から、モバイルデバイス1の位置を測位し、測位されたモバイルデバイス1の位置(緯度および経度)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出してよい。
さらに、GPS衛星6からの位置情報を使用する場合、GPS衛星6からの位置情報はモバイルデバイス1が移動するにつれて頻繁に更新される。このため、GPS衛星6からの位置情報をトラッキングして、位置情報が更新される都度ポイントカード事前選択処理を再実行するために、モバイルデバイス1のメモリ資源やプロセッサ資源を過度に消費してしまうおそれがある。
より好適には、モバイルデバイス1は、セルIDとSSIDとの双方を検出可能な場合は、SSIDを優先的に使用してモバイルデバイス1の位置を示す情報を検出してよい。近年、専用のWi-Fiアクセスポイント5を設置する店舗が増加しており、Wi-Fiアクセスポイント5を識別するSSIDの方が、より正確に店舗名ないし当該店舗が提供するポイントカード名にマッピングされ得るからである。
S12で、モバイルデバイス1のポイントカード事前選択部12は、S11で位置検出部11から供給されるモバイルデバイス1の位置を示す情報から、当該位置に関連付けられるポイントカードにマッピングする。
この複数段階のマッピング処理の詳細は、図5を参照して後述する。
S14で、モバイルデバイス1のポイントカード格納部13は、S13でポイントカード事前選択部12から供給されるポイントカードをキーとして、データベース化されたポイントカードの情報を検索する。
S15で、モバイルデバイス1のポイントカード格納部13は、S14の検索結果として、S12でマッピングされたポイントカードの情報を、ポイントカード事前選択部12およびソート部14に供給する。
具体的には、ソート部14は、ポイントカードの使用に関するユーザの嗜好を示す情報、例えば、それぞれのポイントカードの優先順位に従って、ポイントカードのリストをソートする。この場合、ソート部14は、優先順位がより高いポイントカードがリストの上部に配置されるよう、優先順位の降順にポイントカードをソートしてよい。
S17で、モバイルデバイス1のソート部14は、S16でソートされたポイントカードのリストを、ポイントカード事前選択部12および制御部15に供給する。
制御部15はさらに、モバイルデバイス1が検出するセルIDまたはSSIDが他のセルIDまたはSSIDに切り替わった際に、S11~S18までの処理を再実行して、更新されたポイントカードのリストを生成してよい。
S42で、モバイルデバイス1のポイントカードアクティベート部17は、制御部15に対して、S18で保持されたポイントカードのリストを要求する。
S43で、モバイルデバイス1の制御部15は、S42でのポイントカードアクティベート部17からのポイントカードのリストの要求に応答して、S18で保持されたポイントカードのリストを、各ポイントカードの情報とともに、ポイントカードアクティベート部17に供給する。
ポイントカードアクティベート部17は、所定の場所、例えば、所定のSSID受信圏内、にモバイルデバイス1が位置する間、ポイントカードのリストの表示を継続してよい。あるいは、ポイントカードアクティベート部17は、モバイルデバイス1がアンロックされたこと、モバイルデバイス1がディスプレイスクリーンを上向きにして載置または保持されたこと、あるいはモバイルデバイス1に搭載されたカメラが、モバイルデバイス1のディスプレイスクリーンに向けられたバーコードスキャン用のレーザビームを検出したこと、等の支払に向けられたモバイルデバイス1の動作イベントを契機に、ポイントカードのリストを表示出力してよい。
あるいは、ポイントカードアクティベート部17は、モバイルデバイス1において音声信号、またはディスプレイスクリーンの輝度やカラーの変更等を検出することで、支払に向けられたモバイルデバイス1の動作イベントを検出し、ポイントカードのリストを表示出力するトリガを取得してもよい。
図5は、図4のS12の位置情報からポイントカードへのマッピング処理の詳細処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1のポイントカード事前選択部12は、複数段階で、図5においては第1のマッピング(S121)および第2のマッピング(S123)により、モバイルデバイス1の位置を示す情報からポイントカードへのマッピングを実行する。以下では、ポイントカード事前選択部12がWi-Fiアクセスポイント5のSSIDを使用する例を説明する。
具体的には、ポイントカード事前選択部12は、S11で検出されたSSIDの文字列と、ポイントカード格納部13に格納されているポイントカード名の文字列とを比較する。
例えば、SSID「StarBucks」(登録商標)が検出されると、検出されたSSIDの文字列に一致するポイントカード名「StarBucks」にマッピングすることができる。同様に、SSID「Tokyu」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に一致するポイントカード名「Tokyu」にマッピングすることができる。
例えば、SSID「Tokyu_free_Wifi」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に部分一致するポイントカード名「Tokyu point card」にマッピングすることができる。同様に、SSID「Rakuten Mobile」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に部分一致するポイントカード名「Rakupoints」にマッピングすることができる。
ポイントカード事前選択部12は、S11で複数のSSIDが検出された場合、S121で、複数のSSIDにそれぞれ一致する複数のポイントカードを検索してよい。
SSIDの文字列と一致するポイントカードがあった場合(S122:Y)、ポイントカード事前選択部12は、S123をスキップしてS13に進んでよい。
一方、第1のマッピングであるS121でSSIDの文字列に完全一致または部分一致するポイントカードがポイントカード名のリストから検索されない場合(S122:N)、S123に進み、第2のマッピングが実行される。
図6を参照して、SSID「Seven Eleven」が検出されたとすると、図6のテーブルの店舗名「Seven Eleven」のエントリーに一致する。このため、ポイントカード事前選択部12は、SSID「Seven Eleven」を、店舗名「Seven Eleven」に対応するポイントカード名「Nanaco」にマッピングすることができる。ポイントカード事前選択部12は、検出されたSSIDと部分的に一致する店舗名を図6のテーブルから検索してよい。
図6に示す店舗名とポイントカード名とのマッピングテーブルを参照することにより、検出されたSSIDから、店舗名を介して、当該SSIDの文字列と一致しない名称を持つポイントカードに適切にマッピングすることができる。
図7を参照して、SSID「SevenEleven_Free_Wifi」が検出されたとすると、図7のSSID「SevenEleven_Free_Wifi」のエントリーに一致する。このため、ポイントカード事前選択部12は、SSID「SevenEleven_Free_Wifi」を、対応するポイントカード名「Nanaco」にマッピングすることができる。
図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルを参照することにより、検出されたSSIDから、当該SSIDの文字列と一致しない名称を持つポイントカードに適切にマッピングすることができる。
マッピングテーブルの第1の実装手法として、図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルは、サーバ装置2からインターネット等のネットワークを介してポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1に対してプロビジョニングされてよい。この場合、モバイルデバイス1は、周期的に、サーバ装置2から図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルをダウンロードしてよい。あるいは、ポイントカード管理装置1を実装するモバイルデバイス1のOSやアプリケーション更新ルーチンの一部として、モバイルデバイス1は、更新されたマッピングテーブルをダウンロードしてよい。
ポイントカード管理装置1は、サーバ装置2から予めモバイルデバイス1の不揮発性記憶装置にダウンロードされたSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルを参照して、SSIDに基づきポイントカードを事前選択する。
この場合、モバイルデバイス1におけるSSIDの検出からポイントカード事前選択までの一連の処理(図4のS11~S18)は、モバイルデバイス1内部で完結する。このため、あるモバイルデバイス1において、あるポイントカードが何回使用されたか、誰がどのポイントカードを使用したか、の情報が外部にトラッキングされたり漏洩したりすることを有効に防止することができる。
ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、検出されたSSIDをプロキシサーバに送信し、プロキシサーバから応答として送信されるポイントカード名を用いて、ポイントカードを事前選択すればよい。
モバイルデバイス1は、ドメイン外部のソース用のドメインに関連付けるテキスト情報を記述するTXTレコードを使用して、SSIDを記述し、DNSサーバにポイントカードへのマッピングを要求してよい。
この場合、モバイルデバイス1は、TXTレコード「TXT SevenEleven_Free_Wifi.pointcards.jp」をDNSサーバに送信し、クエリを受信したDNSサーバは、「SevenEleven_Free_Wifi.pointcards.jp. TXT IN“cards=nanaco,rakupoints”」を応答としてモバイルデバイス1に送信してよい。
具体的には、モバイルデバイス1は、検出されたWi-Fiアクセスポイント5のSSIDとともに、ユーザにより各ポイントカードが何回選択されたか、すなわち何回利用されたか、をトラッキングして、頻度(Frequency)テーブルに記録していく。この頻度テーブルは、更新されていくにつれて、どのSSIDがどのポイントカードのために好適であるかを示すテーブルとなる。
図8Aは、頻度テーブルの初期状態を示す。モバイルデバイス1の制御部15は、SSID、ポイントカード名、およびポイントカード取引の回数を示すカウンタをカラムとする初期状態の頻度テーブル81を生成する。
図8Bは、ポイントカードが1回利用された後の頻度テーブルを示す。モバイルデバイス1の制御部15は、SSID「SevenEleven」でポイントカード「nanaco」によるポイントカード取引が実行されると、頻度テーブル82のカウンタに「1」を記録する。
例えば、大きなショッピングモール等において、店舗セブンイレブンおよびローソンが近接していると、それぞれの店舗が提供するSSID「SevenEleven」および「Lawson」のWi-Fiエリアがオーバーラップすることにより、ポイントカード取引の実行された場所と検出されているSSIDとが齟齬する可能性がある。
モバイルデバイス1の制御部15は、頻度テーブル83を参照して、1つのSSIDに対して複数のエントリーがある場合、カウンタの値が最も大きいエントリーのポイントカードを、当該SSIDにおいて利用可能である蓋然性の最も高いポイントカードとして事前選択すればよい。これにより、SSIDからポイントカードへのより高精度なマッピングが可能となる。
このように、本実施形態では、頻度テーブルにおいてカウンタの値の小さいSSIDのエントリーは、事前選択から除外される。例えば、図8Cを参照して、SSID「SevenEleven」が検出された際にポイントカード「Ponta」のポイントカード取引が実行された回数を示すカウンタの値は1であり、このカウンタ値は、ポイントカード「nanaco」のカウンタ値である15、ポイントカード「Rakuponts」のカウンタ値である10のいずれよりも小さい。この場合、SSID「SevenEleven」が検出されても、カウンタ値が最も小さいポイントカード「Ponta」は、SSID「SevenEleven」に誤って対応付けられたポイントカードであるとみなされて、事前選択されない。これにより、誤ったポイントカードが事前選択されることが有効に防止される。
なお、上記の第1および第2のマッピングテーブル実装手法は、図6に示す店舗名とポイントカードとのマッピングテーブルにも同様に適用可能である。
これにより、モバイルデバイスに格納された多数の電子化されたポイントカードから、利用可能なポイントカードを迅速かつ自動的に提示することができる。
以下、図9および図10を参照して、本実施形態の変形例を説明する。本変形例は、Wi-Fiアクセスポイント5が、ビーコンとしてブロードキャストするSSIDに、ポイントカードを識別する情報を記述する。
本変形例において、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、SSIDを受信し、受信されたSSIDを解析して、SSIDに記述されたポイントカードを識別する情報をデコードし、当該SSIDにマッピングすべきポイントカード名を取得することができる。本変形例によれば、例えば、店舗が提供するWi-Fiアクセスポイント5がビーコンとしてブロードキャストするSSID自体が、当該店舗で使用可能なポイントカードを識別する情報を搬送することができる。
ある店舗があるポイントカードを利用可能に設定しようとする場合、当該店舗は、利用可能なポイントカードを識別する情報を記述するため、SSID中の適当なビットをセットすればよい。例えば、このようなSSIDは、ビット表現で、「00000000 01000000 00000100 00000001・・・」等と記述できる。SSIDは、例えば、32オクテットである。
ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、Wi-Fiアクセスポイント5からビーコンでブロードキャストされるSSIDを検出すると、検出されたSSIDをデコードしてSSIDのどのビットがセットされているかを判定して、マッピングすべきポイントカードを事前選択することができる。
図9を参照して、マッピングテーブル91は、SSIDに記述されるポイントカードを識別するためのビット列で表される番号(識別子)と、ポイントカード名との対応を記憶する。
モバイルデバイス1は、SSIDからデコードされたSSID中のポイントカード識別番号を、マッピングテーブル91中のSSID中のポイントカード識別子(CardID1、CardID2、CardID3・・・)から検索し、一致した識別子に対応するポイントカード名を取得する。
1つの店舗で利用可能なポイントカードが多数である場合、当該店舗のWi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされる1つのSSIDでより多くのポイントカードを記述可能とするため、SSIDの32オクテットを複数のセグメントに分割して使用してもよい。
図10を参照して、SSIDの最初の4オクテットは、SSIDが利用可能なポイントカードをブロードキャストするため使用されていることを示す。例えば、最初の2オクテットがポイントカードを通知することを示す「pc」の値を持ち、次の2オクテットが00からFFまでの値を持つカウンタとして使用されてよい。SSIDの残りの28オクテットは、00からFFのそれぞれについて、224ビットのビット表現で224種類のポイントカードを識別することができる。
図10のSSIDの記述例によれば、1つのSSIDが識別可能なポイントカードの数を、256×224=57,344まで拡張することができる。
ポイントカード事前選択処理に必要なSSIDのみを解析すれば足りるため、SSID解析処理負荷が低減し、ユーザに対して低遅延でポイントカードのリストを表示出力することができ、ユーザ体験が向上する。
図11は、本実施形態に係るポイントカード管理装置1のハードウエア構成の非限定的一例を示す図である。
本実施形態に係るポイントカード管理装置1は、ユーザにより携行可能なモバイルデバイスである限り、単一または複数の、あらゆるコンピュータ、または他のいかなる処理プラットフォーム上にも実装することができる。
CPU(Central Processing Unit)111は、ポイントカード管理装置1における動作を統括的に制御するものであり、データ伝送路であるシステムバス118を介して、各構成部(112~117)を制御する。
RAM(Random Access Memory)113は、揮発性メモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能する。すなわち、CPU111は、処理の実行に際してROM112から必要なプログラム等をRAM113にロードし、当該プログラム等を実行することで各種の機能動作を実現する。
入力部115は、キーボード、マウス、静電容量式または感圧式タッチパネル等により構成される。
表示部116は、液晶ディスプレイ(LCD)等のモニターにより構成される。表示部116は、ポイントカード選択処理等で使用される各種パラメータや、他の装置との通信で使用される通信パラメータ等をポイントカード管理装置1へ指示入力するためのGUI(Graphical User Interface)を提供してよい。
通信I/F118は、ポイントカード管理装置1と外部装置との通信を制御するインタフェースである。
Claims (6)
- 情報処理装置により実行される情報処理プログラムであって、前記情報処理プログラムは、
情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択処理と、
前記ポイントカード選択処理による処理を周期的に繰り返すよう制御する制御処理と、
前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払を検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信する支払検出処理と、
前記支払検出処理により受信された前記メッセージをトリガに、前記ポイントカード選択処理により現在選択されているポイントカードのリストを出力する出力処理と、
を含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報処理プログラム。 - 前記出力処理は、前記ポイントカード選択処理により選択されたポイントカードのうち、前記支払検出処理により検出された前記支払に関連付けられるポイントカードのリストを出力することを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。 - 前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に、
ポイントカードのポイント取引履歴に基づいて、前記ポイントカード選択処理により選択されたポイントカードのそれぞれの優先順位を決定し、決定された優先順位の順に選択されたポイントカードをソートするソート処理をさらに実行させるためのものであり、
前記出力処理は、前記ソートされたポイントカードを出力することを含む
ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。 - 前記情報処理装置は、前記情報処理装置に予め格納された前記複数のポイントカードの少なくとも1つに対して、優先順位を付与する入力を受け付けるユーザインタフェースを備え、
前記ソート処理は、前記ユーザインタフェースを介して入力された前記優先順位の順に選択されたポイントカードをソートすることを含む
ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。 - 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するステップと、
前記ポイントカードを選択するステップを周期的に繰り返すステップと、
前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払を検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信するステップと、
受信された前記メッセージをトリガに、現在選択されているポイントカードのリストを出力するステップと、
を含むことを特徴とする情報処理方法。 - 情報処理装置であって、
前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択部と、
前記ポイントカードの選択を周期的に繰り返すよう前記ポイントカード選択部を制御する制御部と、
前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払を検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信する支払検出部と、
前記支払検出部により受信された前記メッセージをトリガに、前記ポイントカード選択部により現在選択されているポイントカードのリストを出力する出力部と、
を備えることを特徴とする情報処理装置。
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| PCT/JP2021/028463 WO2023007732A1 (ja) | 2021-07-30 | 2021-07-30 | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
Publications (3)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2023007732A1 JPWO2023007732A1 (ja) | 2023-02-02 |
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