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JP7701980B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents
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JP7701980B2 - 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法およびプログラムに関し、特に、電子化されたポイントカードをモバイルデバイス上で利用可能にするための技術に関する。
商品やサービスを提供する小売店舗を運営する事業者の多くは、顧客の誘引および定着を目的として、ポイントカードサービスを提供している。ポイントカードサービスは、店舗を運営する事業者が、顧客の商品やサービスの購入金額や来店回数に応じて、顧客に提供されたポイントカードにポイントを付与する付随的サービスである。
顧客は、店舗を再訪した際に、ポイントカードに貯められたポイントと交換に、購入金額のディスカウントや各種特典を得ることができる。店舗の利点は、より多くの顧客を誘引できるとともに、顧客の嗜好を把握できることである。
ポイントカードは、本質的に、店舗を運営する事業者が他の店舗との差別化のために顧客に提供するものであるため、多くの場合、店舗ごとあるいは店舗チェーンごとに、異なるポイントカードが提供される。このため、顧客が所持するポイントカードの数は、消費行動に伴って増加し続け、顧客がすべてのポイントカードを携行することを困難にする。顧客は、ポイントカードを携行していたならば得られたであろう特典の享受をする機会を逸してしまうという不利益を被ることになる。
近年では、多くのポイントカードが電子化され、スマートフォン等のモバイルデバイスに格納されて、モバイルデバイスのウォレット機能やアプリケーションを介して利用可能となっている。電子化されたポイントカードは、携行する手間を省くことができる。
一方で、多数のポイントカードをモバイルデバイスに格納することは、モバイルデバイスの限られた記憶容量を消費し、ポイントカードをロードして利用可能にするまでの時間を遅くする。さらに、モバイルデバイスのデジタルウォレットを多数のポイントカードで過密にすることは、特定の店舗で使用しようとするポイントカードをモバイルデバイス上で迅速に検索することを困難にし、顧客の利便性を損なってしまう。
特許文献1は、ユーザがデバイスの画面上のイメージを利用して決済情報を相手デバイスに提供する方法を開示する。
具体的には、特許文献1に開示されるデバイスは、GPS(Global Positioning System)値またはAP(Access Point)の識別値の少なくとも1つに基づいて、デバイスが位置する加盟店を確認する。特許文献1のデバイスは、さらに、少なくとも1つの支払カード情報、カード恩典情報、およびカード決済履歴を利用して、確認された加盟店の環境において決済に利用可能なカードを決定して、決定された支払カードのカードイメージをカード推薦リストとしてデバイス上にリスト表示する。ユーザが、デバイス上に表示されたカード選択リストから所定の支払カードのカードイメージをタッチすることにより、タッチされたカードイメージに対応する決済情報が相手デバイスに送信される。
特願2014-44724号公報
しかしながら、ある顧客が保有するポイントカードの数は、通常、利用可能な支払カードの数より遥かに多いから、多数のポイントカードのカードイメージをモバイルデバイス上にリスト表示しても、所望のポイントカードをユーザに迅速に検索させることは容易ではない。
また、GPS等の測位情報は数メートルから数十メートルの誤差があるため、測位情報から店舗を特定することは困難である。特に、ショッピングモール等の複数フロアを擁する大規模商業施設内で移動する場合、取得されるモバイルデバイスの位置から特定の店舗で利用可能なポイントカードを自動的に選択することは、実用的に不可能であった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、モバイルデバイスに格納された多数の電子化されたポイントカードから、利用可能なポイントカードを迅速かつ自動的に提示することが可能な情報処理装置、情報処理方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る情報処理装置の一態様は、情報処理装置であって、前記情報処理装置の位置を検出する位置検出部と、前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記位置検出部により検出された前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択部と、前記位置検出部および前記ポイントカード選択部による処理を周期的に繰り返すよう制御する制御部と、前記情報処理装置に関連付けられる支払を検出する支払検出部と、前記支払検出部により検出された支払をトリガに、前記ポイントカード選択部により選択されたポイントカードのリストを出力する出力部と、を備える。
前記位置検出部は、モバイルネットワークの基地局から配信されるセルID、GPS(Global Positionining System)衛星から発信される電波、および無線ネットワークアクセスポイントからブロードキャストされる前記アクセスポイントの識別子のいずれか1つ以上に基づいて、前記情報処理装置の位置を検出してよい。
前記位置検出部は、Wi-FiアクセスポイントからブロードキャストされるSSID(Service Set Identifier)を検出し、前記ポイントカード選択部は、前記位置検出部により検出される前記SSIDが切り替わった際に、切替先のSSIDに関連付けられるポイントカードを選択してよい。
前記位置検出部は、前記基地局から配信される前記セルIDを検出し、前記ポイントカード選択部は、前記位置検出部により検出される前記セルIDが切り替わった際に、切替先のセルIDに関連付けられるポイントカードを選択してよい。
前記出力部は、前記ポイントカード選択部により選択されたポイントカードのうち、前記支払検出部により検出された前記支払に関連付けられるポイントカードのリストを出力してよい。
前記情報処理装置は、ポイントカードのポイント取引履歴に基づいて、前記ポイントカード選択部により選択されたポイントカードのそれぞれの優先順位を決定し、決定された優先順位の順に選択されたポイントカードをソートして、前記出力部に供給するソート部をさらに備えてよい。
前記情報処理装置は、前記情報処理装置に予め格納された前記複数のポイントカードの少なくとも1つに対して、優先順位を付与する入力を受け付けるユーザインタフェースをさらに備え、前記ソート部は、前記ユーザインタフェースを介して入力された前記優先順位の順に選択されたポイントカードをソートしてよい。
前記支払検出部は、前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される支払完了を示すメッセージを受信し、前記出力部は、前記支払検出部により受信された前記メッセージをトリガに、前記ポイントカード選択部により選択されたポイントカードのリストを出力してよい。
本発明に係る情報処理方法の一態様は、情報処理装置が実行する情報処理方法であって、前記情報処理装置の位置を検出するステップと、前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、検出された前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するステップと、前記情報処理装置の位置を検出するステップおよび前記ポイントカードを選択するステップを周期的に繰り返すステップと、前記情報処理装置に関連付けられる支払を検出するステップと、検出された支払をトリガに、前記選択されたポイントカードのリストを出力するステップと、を含む。
本発明に係る情報処理プログラムの一態様は、情報処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラムであって、該プログラムは、前記コンピュータに、前記情報処理装置の位置を検出する位置検出処理と、前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記位置検出処理により検出された前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択処理と、前記位置検出処理および前記ポイントカード選択処理を周期的に繰り返すよう制御する制御処理と、前記情報処理装置に関連付けられる支払を検出する支払検出処理と、前記支払検出処理により検出された支払をトリガに、前記ポイントカード選択処理により選択されたポイントカードのリストを出力する出力処理と、を含む処理を実行させるためのものである。
本発明によれば、モバイルデバイスに格納された多数の電子化されたポイントカードから、利用可能なポイントカードを迅速かつ自動的に提示することができる。
上記した本発明の目的、態様及び効果並びに上記されなかった本発明の目的、態様及び効果は、当業者であれば添付図面及び請求の範囲の記載を参照することにより下記の発明を実施するための形態から理解できるであろう。
図1は、本発明の各実施形態に係るポイントカード管理装置を含むネットワークシステムのネットワーク構成の一例を示す概念図である。 図2は、実施形態1に係るポイントカード管理装置の機能構成の一例を示すブロック図である。 図3は、ポイントカード管理装置、POS端末装置、および金融機関サーバの間で実行されるポイントカード選択処理の概略処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。 図4は、図3のS1のポイントカード事前選択処理の詳細処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。 図5は、図4のS12の位置情報からポイントカードへのマッピング処理の詳細処理手順の一例を示すフローチャートである。 図6は、ポイントカード管理装置が参照する店舗名とポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。 図7は、ポイントカード管理装置が参照するSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。 図8Aは、図7のSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルをポイントカード管理装置において生成していく手順におけるマッピングテーブルの初期状態の一例を示す図である。 図8Bは、ポイントカードが1回利用された後の図8Aのマッピングテーブルのデータ入力状態の一例を示す図である。 図8Cは、ポイントカードがx回利用された後の図8Bのマッピングテーブルのデータ入力状態の一例を示す図である。 図9は、ポイントカード管理装置が参照するSSIDに記述されるポイントカードの識別子とポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。 図10は、WiFiアクセスポイントからブロードキャストされるSSID中でのポイントカードの識別子の記述の一例を示す図である。 図11は、本発明の各実施形態に係るポイントカード管理装置のハードウエア構成の一例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための実施形態について詳細に説明する。以下に開示される構成要素のうち、同一機能を有するものには同一の符号を付し、その説明を省略する。なお、以下に開示される実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正または変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
以下では、本実施形態に係るポイントカード管理装置が、ユーザが携行するモバイルデバイス、例えばスマートフォン、に実装され、ユーザに対して発行された複数のポイントカードをデジタル化して記憶装置に格納し、デジタル化された複数のポイントカードから、モバイルデバイスの位置、ユーザの嗜好、および支払状況等に応じて、モバイルデバイスが位置する環境において使用可能なポイントカードを事前選択し、ユーザが商品またはサービス購入に対する支払を実行したことをトリガに事前選択されたポイントカードのリストを表示装置に出力することにより、ポイントカードをユーザに利用可能にする例を説明する。
しかしながら、本実施形態はこれに限定されない。本実施形態に係るポイントカード管理装置は、事前選択されたポイントカードのリストを、周期的に表示装置に出力してもよく、あるいは、新たなポイントカードが事前選択された際に表示装置に出力してもよい。
また、本実施形態に係るポイントカード管理装置の機能および構成の全部または一部は、ユーザが携行するモバイルデバイスと近距離通信可能な他のモバイルデバイスに実装されてよい。あるいは、本実施形態に係るポイントカード管理装置の機能および構成の全部または一部は、ユーザが携行するモバイルデバイスとモバイルネットワークを介して通信可能ないずれかのサーバ装置に実装されてよい。
<本実施形態に係るポイントカード管理装置を含むシステムのネットワーク構成>
図1は、本実施形態に係るポイントカード管理装置を含むネットワークシステムのネットワーク構成の一例を示す概念図である。
図1に示すシステムは、モバイルデバイス1、サーバ装置2、モバイルネットワーク3、基地局4、およびWi-Fiアクセスポイント5を備える。
モバイルデバイス1は、ユーザが携行可能な移動端末であって、本実施形態に係るポイントカード管理装置の機能および構成の全部または一部を実装する。図1には、モバイルデバイス1がスマートフォンである例が示されているが、モバイルデバイス1は、タブレット端末、スマートウォッチ、多機能音楽プレーヤ、ウェアラブル端末等の任意のコンピュータにより構成されてよい。
モバイルデバイス1は、基地局4およびモバイルネットワーク3を介してサーバ装置2や、銀行等の他の事業者のサーバ装置と通信可能である。モバイルデバイス1はさらに、Wi-Fi(Wireless Fidelity)(登録商標)アクセスポイント5およびネットワークを介してサーバ装置2や、他の事業者のサーバ装置と通信可能である。モバイルデバイス1はまた、各種近距離通信ネットワークを介して、店舗に設置されたPoint of Sales(POS)端末と通信可能である。
本実施形態でモバイルデバイス1が利用可能なネットワークは、Wi-Fi等の無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、UWB(Ultra Wide Band)等の無線PAN(Personal Area Network)、WiMAX(登録商標)等の無線MAN(Metropolitan Area Network)を含む。さらに、本実施形態でモバイルデバイス1が利用可能なネットワークは、LTE/3G、4G、5G等の無線WAN(Wide Area Network)を含む。なお、ネットワークは、各機器を相互に通信可能に接続し、通信が可能であればよく、通信の規格、規模、構成は上記に限定されない。
モバイルデバイス1は、図1に示す基地局4、Wi-Fiアクセスポイント5、およびGPS(Global Positioning System)衛星6の少なくとも1つから、モバイルデバイス1の位置を示す情報を取得する。
具体的には、モバイルデバイス1は、基地局4と無線信号を送受信し、基地局4から配信される、基地局4の各セクタ(セル)を識別するセルID(Cell ID:CID)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として受信する。
モバイルデバイス1が移動して、無線通信中である基地局4のセルの境界を超えて移動先の基地局4のセル内に移行すると、ハンドオーバが実行され、モバイルデバイス1は、移動先の基地局4との間で無線通信を継続する。このハンドオーバが実行される際に、モバイルデバイス1により受信されるセルIDは、移動元の基地局4から移動先の基地局4のセルIDに切り替わる。
モバイルデバイス1はまた、Wi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされる無線LANの電波信号(ビーコン)を受信し、Wi-Fiアクセスポイント5から、ビーコンにより搬送されるWi-Fiアクセスポイント5を識別するSSID(Service Set Identifier)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として受信する。
モバイルデバイス1が移動して、Wi-Fiアクセスポイント5からのビーコン受信エリアの境界を超えて他のWi-Fiアクセスポイント5のビーコン受信エリア内に移行すると、モバイルデバイス1は、移動先のWi-Fiアクセスポイント5を介して無線LAN通信を継続する。この際に、モバイルデバイス1により受信されるSSIDは、移動元のWi-Fiアクセスポイント5から移動先のWi-Fiアクセスポイント5のSSIDに切り替わる。
モバイルデバイス1はさらに、GPS衛星6から電波で送信されるGPS衛星6の位置情報と当該位置情報を含む電波を発信した時刻とを受信し、受信したGPS衛星6の位置情報と発信時刻とから、モバイルデバイス1の現在の位置(緯度および経度)を測位して、測位されたモバイルデバイス1の位置を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として取得する。
モバイルデバイス1は、モバイルデバイス1の測位を逐次実行しており、モバイルデバイス1が移動すると、モバイルデバイス1の測位された位置情報も逐次更新される。
サーバ装置2は、基地局4およびモバイルネットワーク3を介して、あるいはWi-Fiアクセスポイント5およびネットワークを介して、モバイルデバイス1と接続され、本実施形態に係るポイントカード管理装置の構成および機能の全部または一部を担う装置である。サーバ装置2は、特に、モバイルデバイス1の位置を示す情報を、店舗名またはポイントカード名にマッピングするためのテーブルや、ユーザごとあるいはモバイルデバイス1ごとのポイントカードの利用履歴(すなわち、ポイント取引履歴)やユーザのポイントカード利用に関する嗜好ないし優先順位の情報を保持および保守してよい。
サーバ装置2は、多数の店舗においてそれぞれ利用可能な多数のポイントカードの事前選択処理およびポイント取引処理を一括して実行するよう、多数の店舗に共通で運用されてよく、モバイルデバイス1のインターネットアクセスを代理して実行するプロキシサーバとして構築されてよい。
モバイルネットワーク3は、モバイルデバイス1とバックエンドのインターネットとの基地局4を介した通信を中継する。モバイルネットワーク3は、4Gネットワークまたは5Gネットワークのいずれであってもよく、あるいは他の世代の移動通信システムであってもよい。
あるいは、モバイルデバイス1は、モバイルネットワーク3に替えて、Wi-Fiアクセスポイント5および無線または有線のあらゆるネットワークを利用して、バックエンドのインターネットとの通信を実行することができる。
基地局4は、アンテナ、リモート無線装置(Remote Radio Head:RRH)、回線終端装置である無線インタフェースユニット(Radio Interface Unit:RIU)等を備え、基地局4のアンテナを介して、モバイルデバイス1と無線信号を送受信する。
基地局4は、モバイルネットワーク3の無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)を構成するエッジノードであり、モバイルデバイス1からアタッチ要求を受信し、フロントホウル(fronthaul)ネットワークおよびバックホウルネットワークを介してモバイルデバイス1をコアネットワークに接続して、モバイルデバイス1とインターネットとの間のデータ転送や音声通話を中継する。
基地局4は、当該基地局4のセル内に、セルIDをブロードキャストする。セルIDは、基地局4のセクタ(セル)ごと、あるいは周波数帯ごとに異なって付与されてよい。
Wi-Fiアクセスポイント5は、無線LANであるWi-Fiの電波を送受信する親機であり、モバイルデバイス1をWi-Fiに接続させる。
Wi-Fiアクセスポイント5は、例えばルータに実装されてよく、当該アクセスポイントを識別するための固有の文字列であるSSIDをエリア内にブロードキャストする。SSIDは、拡張SSID(Extended SSID:ESSID)であってよく、あるいは基本SSID(Basic SSID:BSSID)であってもよい。また、1つのWi-Fiアクセスポイント5が複数のSSIDを持ってもよい。
GPS衛星6は、GPSで使用される人工衛星であり、当該GPS衛星の位置を表わす軌道情報や時刻情報を発信しながら、地球を周回している。
なお、モバイルデバイス1、サーバ装置2、基地局4、およびWi-Fiアクセスポイント5の数は、図1に示す数に限定されず、それぞれが複数であってよい。
<ポイント管理装置の機能構成>
図2は、実施形態1に係るポイントカード管理装置1の機能構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すポイントカード管理装置1の各機能モジュールのうち、ソフトウエアにより実現される機能については、各機能モジュールの機能を提供するためのプログラムがROM等のメモリに記憶され、RAMに読み出してCPUが実行することにより実現される。ハードウエアにより実現される機能については、例えば、所定のコンパイラを用いることで、各機能モジュールの機能を実現するためのプログラムからFPGA上に自動的に専用回路を生成すればよい。FPGAとは、Field Programmable Gate Arrayの略である。また、FPGAと同様にしてGate Array回路を形成し、ハードウエアとして実現するようにしてもよい。また、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)により実現するようにしてもよい。なお、図3に示した機能ブロックの構成は一例であり、複数の機能ブロックが1つの機能ブロックを構成するようにしてもよいし、いずれかの機能ブロックが複数の機能を行うブロックに分かれてもよい。
図2を参照して、モバイルデバイスであってよいポイントカード管理装置1は、位置検出部11、ポイントカード事前選択部12、ポイントカード格納部13、ソート部14、制御部15、支払管理部16、およびポイントカードアクティベート部17を備える。
位置検出部11は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を検出して、ポイントカード事前選択部12および制御部15に検出したモバイルデバイス1の位置を示す情報を供給する。
具体的には、位置検出部11は、基地局4からブロードキャストされるセルIDを受信し、あるいはWi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされるSSIDを受信し、これら受信したセルIDまたはSSIDのいずれか1つ以上を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出する。
あるいは、位置検出部11は、GPS衛星6から発信されるGPS衛星6の位置情報と当該位置情報を含む電波を発信した時刻とを受信し、受信したGPS衛星6の位置情報および発信時刻から、モバイルデバイス1の位置を測位し、測位されたモバイルデバイス1の位置(緯度および経度)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出してよい。
ポイントカード事前選択部12は、位置検出部11から供給されるモバイルデバイス1の位置を示す情報をポイントカードにマッピングして、モバイルデバイス1の位置を示す情報からマッピングされたポイントカードを事前選択して、ポイントカードのリストを生成する。
具体的には、ポイントカード事前選択部12は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を取得し、取得されたモバイルデバイス1の位置を、当該位置に関連付けられるポイントカードにマッピングし、マッピングされたポイントカードの情報をポイントカード格納部13から検索することにより、ポイントカードを事前選択する。
あるいは、ポイントカード事前選択部12は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を取得し、取得されたモバイルデバイス1の位置を、当該位置に関連付けられる店舗名(または店舗の識別子)にマッピングしてよい。この場合、ポイントカード事前選択部12はさらに、マッピングされた店舗名を、店舗名に対応するポイントカードにマッピングし、マッピングされたポイントカードの情報をポイントカード格納部13から検索してよい。
本実施形態において、ポイントカード事前選択部12は、複数段階で、モバイルデバイス1の位置を示す情報を、ポイントカードにマッピングする処理を実行するが、このマッピング処理の詳細は、図5から図9を参照して後述する。
ポイントカード格納部13は、ポイントカード管理装置1がローカルに備える不揮発性記憶装置に、ポイントカードの情報をデータベース化して格納し、ポイントカード事前選択部12からのポイントカードの検索要求に応答して、検索されたポイントカードの情報をポイントカード事前選択部12に供給する。
ポイントカード格納部13は、ポイントカード管理装置1がネットワークを介してアクセス可能なリモートのサーバ装置2等に設けられてもよく、あるいは、リモートのサーバ装置2に格納されたポイントカードの情報のデータベースをミラーリングして、ポイントカード管理装置1のローカルに設けられた不揮発性記憶装置にミラーリングされたポイントカードの情報を保持してもよい。
ポイントカードの情報は、ポイントカードの名称、ポイントカードを所有するユーザのIDおよびパスワード、ポイントカードを発行した店舗名、ポイントカードの画像、ポイントカードの優先順位、ポイント数、ポイントの有効期限、ポイントの利用条件等を含んでよい。
ソート部14は、ポイントカード事前選択部12により事前選択されたポイントカードのリストをソートする。
具体的には、ソート部14は、ポイントカードの利用に関するユーザの嗜好を示す情報、例えば、それぞれのポイントカードの優先順位に従って、ポイントカードのリストをソートして、ソートされたポイントカードのリストをポイントカード事前選択部12および制御部15に供給する。
ポイントカードの利用に関するユーザの嗜好を示す情報は、ポイントカード管理装置1に蓄積されたポイントカードの利用履歴から生成されてよく、あるいは、ポイントカード管理装置1が提供するユーザインタフェースを介して、ユーザが所望の値を入力してもよい。例えば、それぞれのポイントカードの優先順位は、ポイントカードの利用履歴から取得可能なポイントカードの利用回数に応じて自動的に算出されてもよく、ユーザがユーザインタフェースを介して入力あるいは変更してもよい。
制御部15は、ポイントカード管理装置1の各コンポーネントである位置検出部11、ポイントカード事前選択部12、ポイントカード格納部13、ソート部14、支払管理部16、およびポイントカードアクティベート部17の動作を統括的に制御して、ポイントカードの事前選択処理、ポイントカードの表示出力処理、およびポイント取引処理等の各処理を実行する。
支払管理部16は、モバイルデバイス1を携行するユーザの店舗における商品またはサービスの購入に伴う、モバイルデバイス1に関連付けられる支払を検出する。
具体的には、支払管理部16は、店舗に設けられたPOS端末装置と、例えばNFC(Near Field Communication)等で近距離無線通信することにより、POS端末から支払完了のトリガを受信してよい。あるいは、支払管理部16は、ネットワークを介して銀行等の金融機関のサーバ装置と通信し、クレジットカードやデビットカード等による支払完了のトリガのメッセージを当該金融機関のサーバ装置から受信してよい。あるいはまた、支払管理部16は、モバイルデバイス1にインストールされた支払を実行するためのアプリケーションを介して、支払完了のトリガのメッセージを受信してもよい。
支払管理部16は、支払完了のトリガを受信すると、ポイントカードアクティベート部17に対して、ポイントカードのリストを出力させ、リスト出力されたポイントカードを利用可能な状態に設定する。
ポイントカードアクティベート部17は、支払管理部16から与えられる支払完了のトリガに応答して、ポイントカードのリストをポイントカード管理装置1の表示装置等に表示出力する。ユーザは、表示出力されたポイントカードから所望のポイントカードを選択操作することにより、選択されたポイントカードのポイント取引、例えば、購入金額に応じたポイント付与、ポイントと交換した商品やサービスのディスカウント、ポイントと交換した各種ノベルティの提供等を実行することができる。
本実施形態において、ポイントカードアクティベート部17は、ポイントカード事前選択部12がポイントカードのリストを生成した時点では、生成されたポイントカードのリストを出力せず、商品またはサービスの購入に伴う支払完了をトリガに、支払完了時点で保持されたポイントカードのリストを出力する。
例えば、ショッピングモール等の大規模商業施設で複数の店舗を渡り歩く場合、訪問したすべての店舗で商品またはサービスを購入するとは限らず、したがって、訪問したすべての店舗で商品またはサービスの購入に伴うポイント取引が発生するとは限らないから、ポイントカード事前選択部12がポイントカードのリストを生成するたびに毎回ポイントカードのリストを出力する必要がない。
本実施形態によれば、商品またはサービスが現に購入され、購入に伴う支払が完了した店舗において利用可能なポイントカードのみをリスト出力することができるから、ユーザがポイントカードを利用する場面において、表示装置上で十分視認可能な数に絞られた、当該店舗で利用可能なポイントカードを提示することができる。
<ポイントカード選択処理の概略処理手順>
図3は、ポイントカード管理装置(モバイルデバイス)、POS端末装置、および銀行等の金融機関システムの間で実行されるポイントカード選択処理の概略処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。
S1で、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、本実施形態に係るポイントカードの事前選択処理を実行する。具体的には、モバイルデバイス1は、基地局4、Wi-Fiアクセスポイント5、およびGPS衛星6のいずれか1つ以上からの信号に基づき、モバイルデバイス1の位置を検出し、検出されたモバイルデバイス1の位置を示す情報を、当該位置に関連付けられるポイントカードにマッピングし、マッピングされたカードをポイントカード格納部13から検索して、検索されたポイントカードのリストを生成する。このS1において、生成されたポイントカードのリストは、モバイルデバイス1の一時記憶装置に保持されており、表示出力のためのトリガを待ち受けている。
モバイルデバイス1は、このポイントカード事前選択処理を、周期的に、例えば、5分間隔で、繰り返して実行することにより、事前選択されたポイントカードのリストを更新する。
あるいは、モバイルデバイス1は、モバイルデバイス1が移動して、受信する位置情報が、異なる基地局4の異なるセルID、または異なるWi-Fiアクセスポイント6の異なるSSIDに変化したことをトリガに、ポイントカードの事前選択処理を実行してもよい。
モバイルデバイス1が実行するこのポイントカード事前選択処理S1の詳細は、図4を参照して後述する。
S2で、ユーザが店舗において、商品またはサービスを購入すると、購入された商品またはサービスの対価の支払が、当該店舗のPOS端末装置7に対して実行される。モバイルデバイス1は、モバイルデバイス1で稼働する電子マネーアプリケーションや電子化されたクレジットカードまたはデビットカード等により、支払を実行することができる。あるいは、ユーザは現金で対価を支払ってもよい。いずれの場合も、モバイルデバイス1は、POS端末装置7と、例えば近距離無線通信や赤外線通信等で近距離通信することにより、支払を実行し、または支払を検知することができる。すなわち、対価の支払は、モバイルデバイス1に関連付けられて実行されてよい。
S3で、店舗のPOS端末装置7は、銀行やカード会社等の金融機関のサーバ装置8とネットワークを介して通信して、POS端末装置7における支払の実行を通知する。支払の実行を通知された金融機関のサーバ装置8は、支払に用いられる電子マネーやクレジットカード等を認証し、支払の決済を実行する。
支払の決済を実行した金融機関のサーバ装置8は、モバイルデバイス1に、S1で生成された、事前選択されたポイントカードのリストを表示出力させるトリガを送信する。金融機関のサーバ装置8は、店舗のPOS端末装置7を介して、トリガを送信してよく、代替的に、モバイルデバイス1に対して直接トリガを送信してもよい。モバイルデバイス1は、支払管理部16により、金融機関のサーバ装置8が発行したトリガを受信する。
S4で、金融機関のサーバ装置8からのトリガを受信したモバイルデバイス1は、S1で生成され、更新されたポイントカードのリストを、表示装置上に表示出力して、ユーザにポイントカードを利用可能にさせる。モバイルデバイス1は、ポイントカードアクティベート部17により、ポイントカードのリストの表示出力処理を実行する。
ポイントカードアクティベート部17は、S1で事前選択されたポイントカードのリストから、S2およびS3で実行された支払に関連するポイントカード、例えば、所定のクレジットカードや電子マネーを支払に使用することでより多くのポイントが付与される等の特典を有するポイントカード、をさらに絞り込んで表示出力させてもよい。
S5で、ユーザは、S4で表示出力されたポイントカードのリストから、所望のポイントカードを選択操作するとともに、所望するポイント取引、例えば、ポイントカードへのポイント付与、ポイントの使用等を指定する。モバイルデバイス1は、ユーザにより選択されたポイントカードについて、所定されたポイント取引を実行する。
<ポイントカード事前選択処理の詳細処理手順>
図4は、図3のS1のポイントカード事前選択処理の詳細処理手順の一例を示すシーケンスチャートである。図4を参照して、S3に示す処理は、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1の各コンポーネントにより実行される。
S11で、モバイルデバイス1の位置検出部11は、モバイルデバイス1の位置を示す情報を検出して、ポイントカード事前選択部12および制御部15に検出したモバイルデバイス1の位置を示す情報を供給する。
具体的には、位置検出部11は、基地局4からブロードキャストされるセルIDを受信し、Wi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされるSSIDを受信し、これら受信したセルIDまたはSSIDのいずれかを、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出する。
あるいは、位置検出部11は、GPS衛星6から受信したGPS衛星6の位置情報および発信時刻から、モバイルデバイス1の位置を測位し、測位されたモバイルデバイス1の位置(緯度および経度)を、モバイルデバイス1の位置を示す情報として検出してよい。
GPS衛星6から得られる位置情報は、モバイルデバイス1が屋内に位置する場合には、信頼性が低下する。特に、モバイルデバイス1がショッピングモール等の大規模商業施設内に位置する場合には、フロアごとに異なる店舗群がテナントであるため、ポイントカードの選択はフロアに依存することになるが、GPS衛星6から得られる位置情報からは、フロアを識別する情報を得ることが困難である。
さらに、GPS衛星6からの位置情報を使用する場合、GPS衛星6からの位置情報はモバイルデバイス1が移動するにつれて頻繁に更新される。このため、GPS衛星6からの位置情報をトラッキングして、位置情報が更新される都度ポイントカード事前選択処理を再実行するために、モバイルデバイス1のメモリ資源やプロセッサ資源を過度に消費してしまうおそれがある。
このため、本実施形態において、好適には、モバイルデバイス1は、基地局4からブロードキャストされるセルIDまたはWi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされるSSIDを、モバイルデバイス1の位置を示すより正確な情報として検出してよい。
より好適には、モバイルデバイス1は、セルIDとSSIDとの双方を検出可能な場合は、SSIDを優先的に使用してモバイルデバイス1の位置を示す情報を検出してよい。近年、専用のWi-Fiアクセスポイント5を設置する店舗が増加しており、Wi-Fiアクセスポイント5を識別するSSIDの方が、より正確に店舗名ないし当該店舗が提供するポイントカード名にマッピングされ得るからである。
モバイルデバイス1はさらに、モバイルデバイス1の地上からの高度を測位することにより、あるいはモバイルデバイス1周囲の音楽等(例えば、店舗におけるBGM)の音声や気温等を含む環境の情報を解析することにより、モバイルデバイス1の位置を示す情報を検出してよい。
S12で、モバイルデバイス1のポイントカード事前選択部12は、S11で位置検出部11から供給されるモバイルデバイス1の位置を示す情報から、当該位置に関連付けられるポイントカードにマッピングする。
具体的には、ポイントカード事前選択部12は、モバイルデバイス1の位置を示す情報をポイントカードにマッピングするためのテーブルを参照して、モバイルデバイス1の位置を示す情報を、当該位置に関連付けられるポイントカードに、複数段階のマッピング処理を実行することによりマッピングする。
この複数段階のマッピング処理の詳細は、図5を参照して後述する。
S13で、モバイルデバイス1のポイントカード事前選択部12は、モバイルデバイス1の位置を示す情報からマッピングされたポイントカードの情報を、ポイントカード格納部13が格納するデータベース化されたポイントカードの情報から検索する。
S14で、モバイルデバイス1のポイントカード格納部13は、S13でポイントカード事前選択部12から供給されるポイントカードをキーとして、データベース化されたポイントカードの情報を検索する。
S15で、モバイルデバイス1のポイントカード格納部13は、S14の検索結果として、S12でマッピングされたポイントカードの情報を、ポイントカード事前選択部12およびソート部14に供給する。
S16で、モバイルデバイス1のソート部14は、S15でポイントカード格納部13から供給される検索結果のポイントカードの情報をソートする。
具体的には、ソート部14は、ポイントカードの使用に関するユーザの嗜好を示す情報、例えば、それぞれのポイントカードの優先順位に従って、ポイントカードのリストをソートする。この場合、ソート部14は、優先順位がより高いポイントカードがリストの上部に配置されるよう、優先順位の降順にポイントカードをソートしてよい。
S17で、モバイルデバイス1のソート部14は、S16でソートされたポイントカードのリストを、ポイントカード事前選択部12および制御部15に供給する。
あるいは、ソート部14は、S12で事前選択されたポイントカードの数が所定の閾値以下、例えば、モバイルデバイス1に一覧表示可能な数以下、である場合には、S16のソート処理をスキップしてもよい。S15でポイントカード格納部13から供給されるポイントカードのリストを、S17でそのまま受け渡してもよい。
S18で、制御部15は、S17でソート部14から供給されるポイントカードのリストを保持し、支払管理部16を介してPOS端末装置7または金融機関のサーバ装置8から送信されるトリガの受信を待ち受ける。
制御部15は、S11~S18までの各処理を、周期的に、一例として、5分間隔で、または10分間隔で、繰り返し実行する。制御部15はまた、S11~S18までの各処理の繰り返し周期を、モバイルデバイス1が検出するセルIDまたはSSIDが変更される時刻を記録して、例えばあるセルIDまたはSSIDが他のセルIDまたはSSIDに変更されるまでの時間間隔に基づいて、可変に調整してよい。
制御部15はさらに、モバイルデバイス1が検出するセルIDまたはSSIDが他のセルIDまたはSSIDに切り替わった際に、S11~S18までの処理を再実行して、更新されたポイントカードのリストを生成してよい。
S18に後続するS41で、モバイルデバイス1のポイントカードアクティベート部17は、支払管理部16を介して、外部のPOS端末装置7または金融機関のサーバ装置8から支払完了に伴って発行されたトリガを受信する。
S42で、モバイルデバイス1のポイントカードアクティベート部17は、制御部15に対して、S18で保持されたポイントカードのリストを要求する。
S43で、モバイルデバイス1の制御部15は、S42でのポイントカードアクティベート部17からのポイントカードのリストの要求に応答して、S18で保持されたポイントカードのリストを、各ポイントカードの情報とともに、ポイントカードアクティベート部17に供給する。
S43でポイントカードのリストを取得すると、S4で、モバイルデバイス1のポイントカードアクティベート部17は、ポイントカードのリストをモバイルデバイス1の表示装置上に表示出力する。これにより、ユーザは、モバイルデバイス1の表示装置上にリスト出力されたポイントカードを選択操作し、選択されたポイントカードを利用してポイント取引を実行することができる。
ポイントカードアクティベート部17は、上記のように、支払完了をトリガとして、表示装置上にポイントカードのリストを表示出力することにより、ポイントカードを利用可能にしてよい。
ポイントカードアクティベート部17は、所定の場所、例えば、所定のSSID受信圏内、にモバイルデバイス1が位置する間、ポイントカードのリストの表示を継続してよい。あるいは、ポイントカードアクティベート部17は、モバイルデバイス1がアンロックされたこと、モバイルデバイス1がディスプレイスクリーンを上向きにして載置または保持されたこと、あるいはモバイルデバイス1に搭載されたカメラが、モバイルデバイス1のディスプレイスクリーンに向けられたバーコードスキャン用のレーザビームを検出したこと、等の支払に向けられたモバイルデバイス1の動作イベントを契機に、ポイントカードのリストを表示出力してよい。
ポイントカードアクティベート部17はさらに、例えば、近距離無線通信(NFC)、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)等の無線インタフェースを介した他の装置からのポイントカードを利用可能にする任意のトリガを受信した際に、ポイントカードのリストを表示出力してよい。
あるいは、ポイントカードアクティベート部17は、モバイルデバイス1において音声信号、またはディスプレイスクリーンの輝度やカラーの変更等を検出することで、支払に向けられたモバイルデバイス1の動作イベントを検出し、ポイントカードのリストを表示出力するトリガを取得してもよい。
<ポイントカードへの2段階マッチング>
図5は、図4のS12の位置情報からポイントカードへのマッピング処理の詳細処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1のポイントカード事前選択部12は、複数段階で、図5においては第1のマッピング(S121)および第2のマッピング(S123)により、モバイルデバイス1の位置を示す情報からポイントカードへのマッピングを実行する。以下では、ポイントカード事前選択部12がWi-Fiアクセスポイント5のSSIDを使用する例を説明する。
S121で、ポイントカード事前選択部12は、位置検出部11により検出されたSSIDとポイントカード名との文字列マッチングを実行する。
具体的には、ポイントカード事前選択部12は、S11で検出されたSSIDの文字列と、ポイントカード格納部13に格納されているポイントカード名の文字列とを比較する。
例えば、SSID「StarBucks」(登録商標)が検出されると、検出されたSSIDの文字列に一致するポイントカード名「StarBucks」にマッピングすることができる。同様に、SSID「Tokyu」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に一致するポイントカード名「Tokyu」にマッピングすることができる。
ポイントカード事前選択部12は、SSIDを検索文字列として使用し、例えば、それぞれのポイントカード名の文字列を記述するエントリーを複数含むリストを参照し、検出されたSSIDの文字列と完全に一致する、または少なくとも部分的に一致するエントリーを検索してよい。
ポイントカード事前選択部12は、SSIDを検索文字列として使用して、ポイントカード名のリストを検索し、SSIDと完全に一致するポイントカード名が検索されなかった場合に、SSIDと少なくとも部分的に一致するポイントカード名をポイントカード名のリストから検索してよい。
例えば、SSID「Tokyu_free_Wifi」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に部分一致するポイントカード名「Tokyu point card」にマッピングすることができる。同様に、SSID「Rakuten Mobile」が検出されると、検出されたSSIDの文字列に部分一致するポイントカード名「Rakupoints」にマッピングすることができる。
ポイントカード事前選択部12は、S11で複数のSSIDが検出された場合、S121で、複数のSSIDにそれぞれ一致する複数のポイントカードを検索してよい。
S122で、ポイントカード事前選択部12は、S121でSSIDの文字列と完全にまたは部分的に一致するポイントカードがあるか否かを判定する。
SSIDの文字列と一致するポイントカードがあった場合(S122:Y)、ポイントカード事前選択部12は、S123をスキップしてS13に進んでよい。
一方、第1のマッピングであるS121でSSIDの文字列に完全一致または部分一致するポイントカードがポイントカード名のリストから検索されない場合(S122:N)、S123に進み、第2のマッピングが実行される。
図6は、ポイントカード事前選択部12により第2のマッピングにおいて参照される店舗名とポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。
図6を参照して、SSID「Seven Eleven」が検出されたとすると、図6のテーブルの店舗名「Seven Eleven」のエントリーに一致する。このため、ポイントカード事前選択部12は、SSID「Seven Eleven」を、店舗名「Seven Eleven」に対応するポイントカード名「Nanaco」にマッピングすることができる。ポイントカード事前選択部12は、検出されたSSIDと部分的に一致する店舗名を図6のテーブルから検索してよい。
図6に示す店舗名とポイントカード名とのマッピングテーブルを参照することにより、検出されたSSIDから、店舗名を介して、当該SSIDの文字列と一致しない名称を持つポイントカードに適切にマッピングすることができる。
一般的に、店舗が提供するWi-Fiアクセスポイント5のSSIDは店舗名を少なくとも部分的に含むことが多いが、複数の店舗で共用されるSSIDをマッピングするため、ポイントカード事前選択部12は、SSIDを店舗名にマッピングするための別のテーブルを備えてもよい。この場合、1つのSSIDが複数の店舗名にマッピングされてよい。
図7は、ポイントカード事前選択部12により第2のマッピングにおいて参照されるSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。
図7を参照して、SSID「SevenEleven_Free_Wifi」が検出されたとすると、図7のSSID「SevenEleven_Free_Wifi」のエントリーに一致する。このため、ポイントカード事前選択部12は、SSID「SevenEleven_Free_Wifi」を、対応するポイントカード名「Nanaco」にマッピングすることができる。
図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルを参照することにより、検出されたSSIDから、当該SSIDの文字列と一致しない名称を持つポイントカードに適切にマッピングすることができる。
<マッピングテーブルの実装手法>
マッピングテーブルの第1の実装手法として、図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルは、サーバ装置2からインターネット等のネットワークを介してポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1に対してプロビジョニングされてよい。この場合、モバイルデバイス1は、周期的に、サーバ装置2から図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルをダウンロードしてよい。あるいは、ポイントカード管理装置1を実装するモバイルデバイス1のOSやアプリケーション更新ルーチンの一部として、モバイルデバイス1は、更新されたマッピングテーブルをダウンロードしてよい。
サーバ装置2において、SSIDとポイントカード名との初期のマッピングがマッピングテーブルに登録され、その後、サーバ装置2は、新たなSSIDやポイントカードの改廃に伴い、マッピングテーブルを更新していく。
ポイントカード管理装置1は、サーバ装置2から予めモバイルデバイス1の不揮発性記憶装置にダウンロードされたSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルを参照して、SSIDに基づきポイントカードを事前選択する。
この場合、モバイルデバイス1におけるSSIDの検出からポイントカード事前選択までの一連の処理(図4のS11~S18)は、モバイルデバイス1内部で完結する。このため、あるモバイルデバイス1において、あるポイントカードが何回使用されたか、誰がどのポイントカードを使用したか、の情報が外部にトラッキングされたり漏洩したりすることを有効に防止することができる。
マッピングテーブルの第2の実装手法として、図7に示すSSIDとポイントカード名とのマッピングテーブルは、サーバ装置2に格納されてよい。ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、検出されたSSIDをキーとして、サーバ装置2に対してクエリを発行し、サーバ装置2は、マッピングテーブルを参照して、クエリに含まれるSSIDに対応するポイントカード名を選択し、選択されたポイントカード名を、クエリ発行元のモバイルデバイス1に送信してよい。モバイルデバイス1は、サーバ装置2が格納するマッピングテーブルの全部または一部の一時的なコピーをキャッシュに保持してもよい。
サーバ装置2上に図7のマッピングテーブルを構築するために、複数の店舗により共有される単一のプロキシサーバであるサーバ装置2を設け、各店舗に、各店舗が提供する各Wi-Fiを識別するSSIDを、この単一のプロキシサーバにアップロードさせてよい。
ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、検出されたSSIDをプロキシサーバに送信し、プロキシサーバから応答として送信されるポイントカード名を用いて、ポイントカードを事前選択すればよい。
具体的には、複数の店舗により共有されるプロキシサーバは、Domain Name Server(DNS)サーバとして動作してよい。このDNSサーバは、所定のトップレベルドメイン名(例えば、「pointcards.jp」)を、複数の店舗やモバイルデバイス1に提供してよい。
モバイルデバイス1は、ドメイン外部のソース用のドメインに関連付けるテキスト情報を記述するTXTレコードを使用して、SSIDを記述し、DNSサーバにポイントカードへのマッピングを要求してよい。
例えば、モバイルデバイス1が、「SevenElven_Free_Wifi」のSSIDを含むクエリをDNSサーバに送信し、DNSサーバが、クエリに含まれるSSIDにマッピングされるポイントカードとして、「nanaco」および「rakupoints」を応答としてモバイルデバイス1に送信するものとする。
この場合、モバイルデバイス1は、TXTレコード「TXT SevenEleven_Free_Wifi.pointcards.jp」をDNSサーバに送信し、クエリを受信したDNSサーバは、「SevenEleven_Free_Wifi.pointcards.jp. TXT IN“cards=nanaco,rakupoints”」を応答としてモバイルデバイス1に送信してよい。
上記のようにDNSを用いてサーバ装置2にクエリを発行することで、モバイルデバイス1とサーバ装置2との間で固有のアプリケーションやプロトコルを必要とすることなく、容易にサーバ装置2からポイントカードの事前選択結果を得ることができる。また、プロキシサーバであるサーバ装置2が、図7に示すマッピングテーブルを一括して最新の状態に更新するので、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1においてマッピングテーブルをメンテナンスする負荷が低減される。
マッピングテーブルの第3の実装手法として、サーバ装置2を介することなく、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1において、マッピングテーブルに対してデータを自動入力していくことで、マッピングテーブルを生成してよい。
具体的には、モバイルデバイス1は、検出されたWi-Fiアクセスポイント5のSSIDとともに、ユーザにより各ポイントカードが何回選択されたか、すなわち何回利用されたか、をトラッキングして、頻度(Frequency)テーブルに記録していく。この頻度テーブルは、更新されていくにつれて、どのSSIDがどのポイントカードのために好適であるかを示すテーブルとなる。
図8Aから図8Cは、図7のSSIDとポイントカード名とのマッチングテーブルを、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1においてデータ自動入力していく手順の一例を示す図である。
図8Aは、頻度テーブルの初期状態を示す。モバイルデバイス1の制御部15は、SSID、ポイントカード名、およびポイントカード取引の回数を示すカウンタをカラムとする初期状態の頻度テーブル81を生成する。
図8Bは、ポイントカードが1回利用された後の頻度テーブルを示す。モバイルデバイス1の制御部15は、SSID「SevenEleven」でポイントカード「nanaco」によるポイントカード取引が実行されると、頻度テーブル82のカウンタに「1」を記録する。
図8Cは、ポイントカードがx回利用された後の頻度テーブルを示す。モバイルデバイス1の制御部15は、各ポイントカードによるポイントカード取引が実行されるごとに、頻度テーブル83を更新していく。図8Cに示す頻度テーブル83は、7つのエントリーを有し、SSIDとポイントカードとの組み合わせに対して、カウンタの値が更新されていく。
図8Cを参照して、SSID「SevenEleven」におけるポイントカード取引の回数として、ポイントカード「nanaco」は15回、ポイントカード「Rakuponts」は10回、ポイントカード「Ponta」は1回、ポイントカード「Starbucks」は5回、それぞれカウンタが更新されている。
例えば、大きなショッピングモール等において、店舗セブンイレブンおよびローソンが近接していると、それぞれの店舗が提供するSSID「SevenEleven」および「Lawson」のWi-Fiエリアがオーバーラップすることにより、ポイントカード取引の実行された場所と検出されているSSIDとが齟齬する可能性がある。
本実施形態の頻度テーブルは、1つのSSIDに対して、異なるポイントカード名の複数エントリーを許容し、それぞれのエントリーごとにポイントカード取引の回数をカウンタに持つことを可能とする。
モバイルデバイス1の制御部15は、頻度テーブル83を参照して、1つのSSIDに対して複数のエントリーがある場合、カウンタの値が最も大きいエントリーのポイントカードを、当該SSIDにおいて利用可能である蓋然性の最も高いポイントカードとして事前選択すればよい。これにより、SSIDからポイントカードへのより高精度なマッピングが可能となる。
図8A~図8Cに示すように生成された頻度テーブルを使用し、モバイルデバイス1は、SSIDを検出した際に、頻度テーブルを検索し、頻度テーブルに未だエントリーがない場合、ポイントカードが使用される、すなわちポイントカード取引が実行されるまで待ち受け、ポイントカード取引が実行されると、検出されたSSIDおよび使用されたポイントカードのエントリーを生成して、当該エントリーのカウンタに1を記録する。
一方、モバイルデバイス1がSSIDを検出した際に、頻度テーブルにすでにエントリーが登録されている場合、モバイルデバイス1は、検出されたSSIDのエントリーを、カウンタの値の降順にソートし、カウンタの値の大きい順に所定数、例えば3つ、のエントリーを抽出して、抽出されたエントリーのポイントカードを事前選択してよい。事前選択されたポイントカードが、支払完了をトリガにモバイルデバイス1の表示装置に表示出力され、表示出力されたポイントカードのいずれかが利用されてポイントカード取引が実行されると、モバイルデバイス1の制御部15は、利用されたポイントカードのカウンタに1を追加する。
このように、本実施形態では、頻度テーブルにおいてカウンタの値の小さいSSIDのエントリーは、事前選択から除外される。例えば、図8Cを参照して、SSID「SevenEleven」が検出された際にポイントカード「Ponta」のポイントカード取引が実行された回数を示すカウンタの値は1であり、このカウンタ値は、ポイントカード「nanaco」のカウンタ値である15、ポイントカード「Rakuponts」のカウンタ値である10のいずれよりも小さい。この場合、SSID「SevenEleven」が検出されても、カウンタ値が最も小さいポイントカード「Ponta」は、SSID「SevenEleven」に誤って対応付けられたポイントカードであるとみなされて、事前選択されない。これにより、誤ったポイントカードが事前選択されることが有効に防止される。
なお、上記の第1および第2のマッピングテーブル実装手法は、図6に示す店舗名とポイントカードとのマッピングテーブルにも同様に適用可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、ポイントカード管理装置は、ユーザに対して発行された複数のポイントカードをデジタル化して記憶装置に格納し、デジタル化された複数のポイントカードから、モバイルデバイスの位置、ユーザの嗜好、および支払状況等に応じて、モバイルデバイスが位置する環境において使用可能なポイントカードを事前選択し、ユーザが商品またはサービス購入に対する支払を実行したことをトリガに事前選択されたポイントカードのリストを表示装置に出力する。
これにより、モバイルデバイスに格納された多数の電子化されたポイントカードから、利用可能なポイントカードを迅速かつ自動的に提示することができる。
<変形例>
以下、図9および図10を参照して、本実施形態の変形例を説明する。本変形例は、Wi-Fiアクセスポイント5が、ビーコンとしてブロードキャストするSSIDに、ポイントカードを識別する情報を記述する。
本変形例において、ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、SSIDを受信し、受信されたSSIDを解析して、SSIDに記述されたポイントカードを識別する情報をデコードし、当該SSIDにマッピングすべきポイントカード名を取得することができる。本変形例によれば、例えば、店舗が提供するWi-Fiアクセスポイント5がビーコンとしてブロードキャストするSSID自体が、当該店舗で使用可能なポイントカードを識別する情報を搬送することができる。
具体的には、例えば、すべてのポイントカードに対して、それぞれ昇順で番号を割り当てる。各ポイントカードには、SSID中の対応するビットが割り当てられる。
ある店舗があるポイントカードを利用可能に設定しようとする場合、当該店舗は、利用可能なポイントカードを識別する情報を記述するため、SSID中の適当なビットをセットすればよい。例えば、このようなSSIDは、ビット表現で、「00000000 01000000 00000100 00000001・・・」等と記述できる。SSIDは、例えば、32オクテットである。
Wi-Fiアクセスポイント5は、1つまたは複数のSSIDをブロードキャストすることができ、複数のSSIDをブロードキャストする場合、少なくとも1つのSSIDに、利用可能なポイントカードを識別する情報を記述してよい。
ポイントカード管理装置であるモバイルデバイス1は、Wi-Fiアクセスポイント5からビーコンでブロードキャストされるSSIDを検出すると、検出されたSSIDをデコードしてSSIDのどのビットがセットされているかを判定して、マッピングすべきポイントカードを事前選択することができる。
図9は、モバイルデバイス1が参照するSSIDに記述されるポイントカードを識別する情報とポイントカード名とのマッピングテーブルの構成の一例を示す図である。
図9を参照して、マッピングテーブル91は、SSIDに記述されるポイントカードを識別するためのビット列で表される番号(識別子)と、ポイントカード名との対応を記憶する。
モバイルデバイス1は、SSIDからデコードされたSSID中のポイントカード識別番号を、マッピングテーブル91中のSSID中のポイントカード識別子(CardID1、CardID2、CardID3・・・)から検索し、一致した識別子に対応するポイントカード名を取得する。
SSIDは、典型的には32オクテット、すなわち32×8=256ビットであるため、1つのSSIDのビット列パターンで記述可能なポイントカードの最大数は、256である。
1つの店舗で利用可能なポイントカードが多数である場合、当該店舗のWi-Fiアクセスポイント5からブロードキャストされる1つのSSIDでより多くのポイントカードを記述可能とするため、SSIDの32オクテットを複数のセグメントに分割して使用してもよい。
図10は、WiFiアクセスポイントからブロードキャストされるSSID中でのポイントカードの識別子の記述の一例を示す図である。モバイルデバイス1は、図10に示すセグメント分割をテーブル101として保有してよい。
図10を参照して、SSIDの最初の4オクテットは、SSIDが利用可能なポイントカードをブロードキャストするため使用されていることを示す。例えば、最初の2オクテットがポイントカードを通知することを示す「pc」の値を持ち、次の2オクテットが00からFFまでの値を持つカウンタとして使用されてよい。SSIDの残りの28オクテットは、00からFFのそれぞれについて、224ビットのビット表現で224種類のポイントカードを識別することができる。
例えば、ある店舗が、識別番号2589のポイントカードを利用可能に設定しようとする場合、当該店舗のWi―Fiアクセスポイント5は、最初の4オクテットが「pc11」で始まり、後続する28オクテットが125番目のビットがセットされたビット列であるSSIDをブロードキャストすればよい。
図10のSSIDの記述例によれば、1つのSSIDが識別可能なポイントカードの数を、256×224=57,344まで拡張することができる。
図10のSSIDの記述例を用いることで、ポイントカード管理装置1は、ブロードキャストされるSSIDのうち、ポイントカードを識別する情報を搬送するSSIDをフィルタリングすることができ、フィルタリングされたSSIDのみを用いて、ポイントカード事前選択処理を実行することができる。
ポイントカード事前選択処理に必要なSSIDのみを解析すれば足りるため、SSID解析処理負荷が低減し、ユーザに対して低遅延でポイントカードのリストを表示出力することができ、ユーザ体験が向上する。
<ポイントカード管理装置のハードウエア構成>
図11は、本実施形態に係るポイントカード管理装置1のハードウエア構成の非限定的一例を示す図である。
本実施形態に係るポイントカード管理装置1は、ユーザにより携行可能なモバイルデバイスである限り、単一または複数の、あらゆるコンピュータ、または他のいかなる処理プラットフォーム上にも実装することができる。
図11に示すように、ポイントカード管理装置1は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、HDD114と、入力部115と、表示部116と、通信I/F117と、システムバス118とを備えてよい。ポイントカード管理装置1はまた、外部メモリを備えてよい。
CPU(Central Processing Unit)111は、ポイントカード管理装置1における動作を統括的に制御するものであり、データ伝送路であるシステムバス118を介して、各構成部(112~117)を制御する。
ROM(Read Only Memory)112は、CPU111が処理を実行するために必要な制御プログラム等を記憶する不揮発性メモリである。なお、当該プログラムは、HDD(Hard Disk Drive)114、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性メモリや着脱可能な記憶媒体(不図示)等の外部メモリに記憶されていてもよい。
RAM(Random Access Memory)113は、揮発性メモリであり、CPU111の主メモリ、ワークエリア等として機能する。すなわち、CPU111は、処理の実行に際してROM112から必要なプログラム等をRAM113にロードし、当該プログラム等を実行することで各種の機能動作を実現する。
HDD114は、例えば、CPU111がプログラムを用いた処理を行う際に必要な各種データや各種情報等を記憶している。また、HDD114には、例えば、CPU111がプログラム等を用いた処理を行うことにより得られた各種データや各種情報等が記憶される。
入力部115は、キーボード、マウス、静電容量式または感圧式タッチパネル等により構成される。
表示部116は、液晶ディスプレイ(LCD)等のモニターにより構成される。表示部116は、ポイントカード選択処理等で使用される各種パラメータや、他の装置との通信で使用される通信パラメータ等をポイントカード管理装置1へ指示入力するためのGUI(Graphical User Interface)を提供してよい。
通信I/F118は、ポイントカード管理装置1と外部装置との通信を制御するインタフェースである。
図1に示すポイントカード管理装置1の各要素のうち少なくとも一部の機能は、CPU111がプログラムを実行することで実現することができる。ただし、図1に示すポイントカード管理装置1の各要素のうち少なくとも一部の機能が専用のハードウエアとして動作するようにしてもよい。この場合、専用のハードウエアは、CPU111の制御に基づいて動作する。
なお、上記において特定の実施形態が説明されているが、当該実施形態は単なる例示であり、本発明の範囲を限定する意図はない。本明細書に記載された装置及び方法は上記した以外の形態において具現化することができる。また、本発明の範囲から離れることなく、上記した実施形態に対して適宜、省略、置換及び変更をなすこともできる。かかる省略、置換及び変更をなした形態は、請求の範囲に記載されたもの及びこれらの均等物の範疇に含まれ、本発明の技術的範囲に属する。
1…ポイントカード管理装置(モバイルデバイス)、2…サーバ装置、3…モバイルネットワーク、4…基地局、5…Wi-Fiアクセスポイント、6…GPS衛星、7…POS端末、8…金融機関サーバ装置、11…位置検出部、12…ポイントカード事前選択部、13…ポイントカード格納部、14…ソート部、15…制御部、16…支払管理部、17…ポイントカードアクティベート部、111…CPU、112…ROM、113…RAM、114…HDD、115…入力部、116…表示部、117…通信I/F、118…システムバス

Claims (6)

  1. 情報処理装置により実行される情報処理プログラムであって、前記情報処理プログラムは、
    情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択処理と、
    前記ポイントカード選択処理による処理を周期的に繰り返すよう制御する制御処理と、
    前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信する支払検出処理と、
    前記支払検出処理により受信された前記メッセージをトリガに、前記ポイントカード選択処理により現在選択されているポイントカードのリストを出力する出力処理と、
    を含む処理を実行させるためのものであることを特徴とする情報処理プログラム。
  2. 前記出力処理は、前記ポイントカード選択処理により選択されたポイントカードのうち、前記支払検出処理により検出された前記支払に関連付けられるポイントカードのリストを出力することを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理プログラム。
  3. 前記情報処理プログラムは、前記情報処理装置に、
    ポイントカードのポイント取引履歴に基づいて、前記ポイントカード選択処理により選択されたポイントカードのそれぞれの優先順位を決定し、決定された優先順位の順に選択されたポイントカードをソートするソート処理をさらに実行させるためのものであり、
    前記出力処理は、前記ソートされたポイントカードを出力することを含む
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理プログラム。
  4. 前記情報処理装置は、前記情報処理装置に予め格納された前記複数のポイントカードの少なくとも1つに対して、優先順位を付与する入力を受け付けるユーザインタフェースを備え、
    前記ソート処理は、前記ユーザインタフェースを介して入力された前記優先順位の順に選択されたポイントカードをソートすることを含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の情報処理プログラム。
  5. 情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
    前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するステップと、
    前記ポイントカードを選択するステップを周期的に繰り返すステップと、
    前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信するステップと、
    受信された前記メッセージをトリガに、現在選択されているポイントカードのリストを出力するステップと、
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 情報処理装置であって、
    前記情報処理装置に予め格納された複数のポイントカードから、前記情報処理装置の位置に関連付けられるポイントカードを選択するポイントカード選択部と、
    前記ポイントカード選択周期的に繰り返すよう前記ポイントカード選択部を制御する制御部と、
    前記情報処理装置を携行するユーザによる商品またはサービスの購入に伴う前記ユーザによる前記商品またはサービスの対価の支払検出し、前記支払の後に前記情報処理装置とネットワークを介して接続される外部装置から送信される決済の完了を示すメッセージを受信する支払検出部と、
    前記支払検出部により受信された前記メッセージをトリガに、前記ポイントカード選択部により現在選択されているポイントカードのリストを出力する出力部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
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