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JP7702870B2 - 内視鏡用安定化ツールと関連する使用方法 - Google Patents
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JP7702870B2 - 内視鏡用安定化ツールと関連する使用方法 - Google Patents

内視鏡用安定化ツールと関連する使用方法 Download PDF

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Description

本発明の様々な態様は、一般に、内視鏡装置に関する。より具体的には、本発明は、内視鏡の安定化と関連する使用方法に関する。
診断内視鏡処置と治療内視鏡処置との両方の間、付属装置は内視鏡の作業チャネルを通過し得る。付属装置の外径は、作業チャネルの内径と適合している必要がある。診断処置に専用される内視鏡は、一般に、(診断と治療に)併用される内視鏡、又は、治療処置に専用される内視鏡と比較して、作業チャネルが小さい。例えば、診断用及び治療用の胃カメラは、通常、それぞれ2.8mm及び3.7mmの作業チャネル内径を有する。診断スコープで使用するために設計された付属装置は、一般的に治療スコープとも整合性がある。しかしながら、診断スコープで使用するために設計された付属装置は、治療スコープで使用するとサイズが小さくなる結果、作業チャネル内にルーズフィットする可能性がある。
このルーズフィットは、スコープが手順全体を通して関節動作をすることから、付属装置が不安定性になる可能性がある。処置の間に付属装置が不安定になると、直接目視で確認されるように、作業チャネル内で当該装置の向きが変わってしまう恐れがある。ある処置では装置の不安定性は問題にならないかもしれないが、より正確な処置(ルーメン内手術など)では問題になる可能性がある。ルーメン内外科手術の間では、組織を切除するためにカッティングナイフを使用する場合がある。既存のカッティングナイフの中には、関節機能を持たないものがあり、医師が行う切断動作はスコープの関節によって制御される。カッティングナイフが内視鏡の作業チャネルの内径に対して小さすぎる場合、当該ナイフと作業チャネルの間がルーズフィットになり、医師がスコープを関節運動させるときにナイフが予期せずに動く可能性がある。これは、処置を行う医師には予測不可能なことが起こり、患者にも潜在的なリスクをもたらす恐れがある。
システムは、ルーメンを有する部材と、ルーメンの遠位端に配置されたスタビライザとを含み、スタビライザは、少なくとも2つの半径方向内側の突起を含み、該少なくとも2つの半径方向内側の突起は、ルーメンの遠位端で互いに円周方向に間隔を隔てて配置され、該少なくとも2つの半径方向内側の突起は、ルーメンの遠位端に開口部を画定し、開口部の断面積は、ルーメンの断面積よりも小さい。
少なくとも2つの突起のそれぞれは、近位端から遠位端に向かって延びる傾斜部であるとともに、近位端から遠位端に向かって延びるに連れて増加する半径方向の寸法を有する。スタビライザは、ルーメン内に固定されたリング形状の支持体を含み、各傾斜部は、リング形状の支持体からルーメン内に延びる。スタビライザは、スコープの遠位端に被さって延びるように構成されたキャップを含む。スタビライザは、ルーメン内に配置された第1のリングと、第1のリング内に配置され、第1のリングに対して回転可能な第2のリングとを含み、傾斜部は第2のリングからルーメン内に延びる。このシステムは、ルーメンに挿入可能な作業ツールを含む。第1のリングは円周フランジを含み、傾斜部は、作業ツールを円周フランジに押圧するように構成される。作業ツールを第1の方向に回転させると、作業ツールが円周フランジに沿って、第1の方向とは反対の第2の方向にルーメンの周りを回転する。作業ツールを第1の方向に回転させると、第2のリングも第2方向に回転する。第1の方向が時計回りの場合、第2の方向は反時計回りであり、第1の方向が反時計回りの場合、第2の方向は時計回りである。傾斜部は、ルーメンの中心長手軸周りに回転するように構成される。安定化ツールは、傾斜部を回転させるように構成された1つ以上のギアを含む。システムは、ツイスト可能な部材を含み、該ツイスト可能な部材は、前記部材の近位端からギアの1つまで延び、ツイスト可能な部材の回転は、ギア及び傾斜部のそれぞれを回転させるように構成される。半径方向内側の突起のそれぞれの自由端は、部材の遠位端から離れて遠位方向に曲がるように構成される。このシステムは、ルーメンに挿入可能な作業ツールを含み、半径方向内側の突起は、ルーメンの第1の側からルーメン内に延び、作業ツールによって遠位方向に曲げられるように構成されるとともに、第1の側からルーメンの中心長手方向軸を挟んだルーメンの第2の側に向かって作業ツールを押圧する。
システムは、ルーメンを有する部材と、ルーメンの遠位端に固定された可撓性スタビライザとを含み、可撓性スタビライザは、折りたたまれた位置から、ルーメンの遠位端から遠位方向に延びる拡張位置まで移動可能であり、可撓性スタビライザは、中央の長手軸を含み、かつ、可撓性スタビライザは、折りたたまれた位置と可撓性スタビライザの中心長手軸とに向かって押圧されて、ルーメンの直径よりも小さい断面寸法を有するツール収容空間を画定する。
可撓性スタビライザは、コイル、ばね、又はリボンであり、ルーメンは、コイル、ばね、又はリボンの中心長手軸から偏倚した中心長手軸を含む。
システムは、ルーメンを有する部材と、ルーメン内に受け入れられるように寸法が決められた第1のスリーブと、ルーメンの遠位端内又は遠位端に隣接して配置された第1の磁石とを含み、第1のスリーブの遠位端は、第2の磁石又は強磁性材料を含み、第1のスリーブの近位端は非磁性であり、第1のスリーブは、作業ツールを受け入れるように構成されたルーメンを含む。
第1の磁石は、ルーメンを囲むリングである。第2の磁石又は第1のスリーブの強磁性材料は、第1のスリーブの円周の周りに部分的にのみ延び、第1のスリーブを第1の方向に回転させると、第1のスリーブがルーメンの周りを第1の方向に回転する。
本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成する添付図面は、本発明の例示的な態様を示し、本明細書とともに、本発明の原理を説明する役割を果たすものである。
内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 内視鏡の作業チャネルの外面を通して内部構成要素が示される、図1の安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 図3~図6の内視鏡及び安定化ツールの遠位端の正面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの側面図。 さらに別の実施形態による、内視鏡の遠位端の正面図。 さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 図15及び図16の内視鏡及び安定化ツールの斜視断面図。 本発明のさらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 本発明のさらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 内視鏡の外面を通して内部構成要素が示される、さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 さらに別の実施形態による、内視鏡及び安定化ツールの斜視図。 図21の安定化ツールの一部の概略図。
次に、本発明の態様を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。可能な限り、同一又は同等の部品を参照するために、図面には同一又は同等の参照番号を使用する。「遠位」という用語は、装置を患者に導入するときにユーザから最も遠い部分を指す。反対に「近位」という用語は、装置を患者に配置するときにユーザに最も近い部分を指す。本明細書で使用される場合、「備える」、「備えている」、又はこれらの他の任意のバリエーションは、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、要素のリストから構成されるプロセス、方法、物品、又は装置は、それらの要素のみを含むのではなく、明示的にリストされていない他の要素を含むか、又はそのようなプロセス、方法、物品、又は装置に固有の要素を含む場合がある。「例示的」という用語は、「理想的」ではなく「例」の意味で使用される。さらに、例えば、「約」、「概ね」、「ほぼ」などの相対的な用語は、記載された数値又は範囲において±10%の可能な変動を示すために使用される。
本発明の実施形態は、例えば内視鏡などのスコープのルーメン又は作業チャネル内の付属装置(例えば、作業ツール)の安定性、特にルーメンに比べて小さいツールの安定性を改善することを目的とする。十二指腸内視鏡のエレベータ構成要素と同様に、スコープの遠位端にあるツールを操作するときにユーザにさらなる自由度を与えるために、いくつかの実施形態において、操縦可能な構成要素を含め得る。
図1及び図2は、近位端(図示せず)から遠位端102まで延びるスコープ100を示している。遠位端102は、ルーメン106(例えば、作業チャネル)を有する、遠位に面する表面104を含み得る。スコープ100は、例えば、内視鏡、尿管鏡、腎鏡、結腸鏡、子宮鏡(hysteroscope)、子宮鏡(uteroscope)、気管支鏡、膀胱鏡、十二指腸鏡、シース、又はカテーテルなど、任意の適切な内視鏡部材であり得る。スコープ100は、様々な治療又は診断機器(例えば灌注、真空吸引、生検、及び薬物送達のための画像化装置及びツールを含むがこれらに限定されない)の通過のために構成された1つ以上の追加のルーメンを含み得る。遠位に面する表面104は、その中に埋め込まれた、又は固定された撮像装置(例えば、カメラ)を含み得ることも想定される。スコープ100の少なくとも一部は放射線不透過性であり得る。
スタビライザ、即ち安定化ツール108aは、ルーメン106の遠位端に配置され得る。安定化ツール108aは、ルーメン106を通って移動可能な作業ツール120を安定化して案内するように構成され得る。安定化ツール108aは、リング形状の支持体を含み得る。該リング形状の支持体は、ルーメン106の遠位端内に取り外し可能に固定され得る。或いは、リング形状の支持体は、スコープ100の本体に固定され得る。安定化ツール108aがルーメン106に対して取り外し可能である場合、安定化ツール108aは、摩擦又は締まり嵌め、又は別の適切な嵌合によってルーメン106内に固定され得る。別の実施形態において、安定化ツール108aは、スコープ100の遠位端102を囲繞するように構成されたキャップ内に提供され得る(例えば、図8~図11に関して以下に説明されるキャップ800を参照されたい)。安定化ツール108aは、遠位端102におけるルーメン106の有効直径を減少させることによって、一度に単一の(正確に1つの)作業ツール120を収容し、安定化させるように構成され得る。例えば、安定化ツール108aは、ルーメン106の遠位端に直径が縮小された開口部109を形成し得る。開口部109の断面積は、ルーメン106の断面積よりも小さくてもよい。開口部109の断面積は、例えば、ルーメン106の断面積の約5%から約95%であり得る。
安定化ツール108aは、安定化ツール108aの内周面から半径方向にルーメン106内に延びる1つ以上の傾斜部110を含み得る。いくつかの実施形態において、安定化ツール108aは、少なくとも2つの傾斜部110を含み得る。図1の実施形態は、3つの傾斜部110を含む。傾斜部110は、互いに円周方向に離間し得るとともに、各傾斜部110は、ルーメン106及び開口部109の中心に向かって突出し得る。傾斜部110は、近位端112から遠位端114に向かって延び得るとともに、近位端112から遠位端114に向かって増加する半径方向の寸法を有し得る。換言すれば、傾斜部110は、近位端112に向かって半径方向に先細になっている。傾斜部110は、所与の作業ツール120を、ルーメン106を通って直径が縮小された開口部109まで遠位方向に案内するのを役立ち得る。(図2に見られるように)傾斜部110は、遠位端114で最大量だけルーメン106内に半径方向に延び得る。さらに、傾斜部110の遠位端114は、ルーメン106の最遠位部分に、又はルーメン106の最遠位部分からわずかに近位に配置され得る。複数の傾斜部110が図1に示されているが、安定化ツール108aは、代替的に、ルーメン106の円周の周りに部分的に延びる単一の傾斜部を有し得る(例えば、ルーメン106の周りの5度から355度の間)。この範囲は単なる例示であり、他の適切な範囲も想定される。ルーメン106の断面積に対する遠位端114の総断面積の比は、約0.5未満、約0.4未満、約0.3未満、約0.2未満、又は約0.1未満であり得る。別の言い方をすれば、傾斜部110の総断面積は、ルーメン106の総断面積の少数のみをカバーし得る。しかしながら、いくつかの実施形態において、遠位端114の総断面積が、ルーメン106の断面積の大部分(例えば、0.5より大きい比率)をカバーし得ることも想定される。傾斜部110は、剛性である場合もあれば、ある程度の柔軟性を有し得る。
安定化ツール108aの構成要素は、互いに対して相対的に固定され得る。従って、安定化ツール108aは、小さな範囲の直径内のツール120(例えば、1つの直径のみを有するツール)を収容し、安定化するように構成され得る。例えば、安定化ツール108aが直径2mmの、縮小された直径の開口部109を有する場合、その安定化ツール108aは、およそ直径2mmのツール120のみを受け入れるように構成され得る(この例の安定化ツール108aは、より小さな直径を有するツール120を受け入れ得るが、そのような配置は、より少ない安定化をもたらす可能性がある)。より大きな直径、例えば3mm又は5mmの直径を有する作業ツール120の場合、2つの異なる安定化ツール108a(それぞれの直径が3mm及び5mmを有する)が必要とされ得る。いくつかの実施形態において、安定化ツール108aは、傾斜部110の近位端112、又は安定化ツール108aの別の部分に遠位方向の力を加えることによって、ルーメン106から取り外され得る。一実施形態において、安定化ツール108aは、平らな近位に面する表面を含み得る。該表面には、遠位に向けられた力が加えられ得る。
安定化ツール108aの1つ以上の部分は、遠位端102において作業ツール120を固定するのを助けるために粘着性コーティングを含み得る。いくつかの実施形態において、安定化ツール108aの遠位部分は、粘着性コーティングを含み得る一方、安定化ツール108aの近位部分は、ツール120がツール108aに対して、例えば、ツール108aの傾斜部110上でスライドすることを可能にするために、コーティングを有さないか、又は潤滑性コーティングを有し得る。粘着性コーティングは、例えば、湿気硬化シリコーン又はポリジメチルシロキサンなどの粘着性シリコーンを含み得る。その他の粘着性高分子材料としては、例えば、スチレン系ブロック共ポリマ(例えば、スチレン-イソブチレン-スチレン(SIBS)、スチレン-エチレン/ブチレン-スチレン(SEBS)、スチレン-エチレン/プロピレン-スチレン(SEPS)、スチレン-イソプレン-スチレン(SIS))、アクリル、ポリビニルエーテル、ポリウレタン、エチレンなどの共ポリマを用い得る。摩擦が少ないツール108aの表面(半径方向内向きの表面傾斜部110など)の場合、様々な親水性及び潤滑性のコーティングを使用し得る。
作業ツール120は、当業者に知られている任意のツールであり得る。例えば、ツールは、把持器、鉗子、スネア、はさみ、ナイフ、解剖器具、クランプ、内視鏡ステープラ、組織ループ、クリップアプライヤー、縫合糸送達器具、又はエネルギベースの組織凝固器又はカッターを含み得る。
図3~図7は、ルーメン306内に配置された安定化ツール308を有する内視鏡100を示している。安定化ツール308は、ルーメン106の遠位端に挿入可能なインサート309を含み得るか、又はスコープ100の遠位面104全体にわたって配置されるように構成されたキャップ(例えば、図8~図11を参照して以下に説明されるキャップ800など)を含み得る。安定化ツール308はまた、遠位面104に当接するように構成されたフランジ310と、折りたたまれた位置(例えば、図3及び図6)から1つ以上の拡張されたロック構成(例えば、図4及び図5)に移動可能な拡張可能な部材311とを含み得る。インサート309は、ルーメン106の直径よりわずかに小さい直径を有し得、一方、フランジ310は、ルーメン106の直径よりも大きい直径を有し得る。
拡張可能な部材311は、コイル、ばね、又はリボンであり得るとともに、ステンレス鋼、ニチノール、又は可撓性ポリマを含み得る。拡張可能な部材311はまた、作業ツール120と拡張可能な部材311との間に摩擦とグリップとを生成するための任意の適切な材料を含み得る。例えば、拡張可能な部材311の内側放射状表面は、粘着性コーティングを含み得る一方、拡張可能な部材311の外側放射状表面は、潤滑性コーティングを含み得る。安定化ツール108aと同様に、安定化ツール308は、単一の近似した直径の作業ツール120を収容して安定化させるように構成され得る。しかしながら、拡張可能な部材311は、安定化ツール308が様々なサイズや直径の作業ツール120を収容できるように、当該拡張可能な部材311の材料の厚さや形状などにより、ある程度の柔軟性を有し得る。
安定化ツール308は、ルーメン106を保持領域320と非保持領域322とに分割し得る。拡張可能な部材311は、保持領域320を半径方向に囲繞し得るとともに、非保持領域322は、保持領域320によって包含されていないルーメン106の残りを含み得る。従って、保持領域320と非保持領域322との組み合わされた断面積は、ルーメン106の断面積に概ね等しい場合がある。保持領域320の中心長手方向軸330は、ルーメン106の中心長手方向軸332から偏倚され得る。保持領域320は、ルーメン106の周囲に隣接して配置され得る。一実施形態において、保持領域320は、ルーメン106を画定するスコープ100の内周面に当接し得る。保持領域320を画定する拡張可能な部材311の少なくとも一部は、保持領域320に配置された作業ツール120の固定を助けるために、中心長手方向軸330に向かって半径方向内側に向けられたバイアスを含み得る。拡張可能な部材311はまた、図3及び図6の折りたたまれた位置に向かって押圧され得る。
作業ツール120は、保持領域320内に配置された場合、ルーメン106内に固定され得る。作業ツール120は、それが非保持領域322内に進入して通過する際には、ルーメン106内で安定されない(例えば、ルーメン106内で緩んでおり、制限されていない)。図7を参照して、作業ツール120が非保持領域322内に配置されている場合、ユーザによって近位端の軸周りの作業ツール120の回転は、作業ツール120をルーメン106の円周周りに動かし得る。この回転は、作業ツール120が側面向きの開口部324を介して保持領域320に入り、保持領域320にロックされるか、さもなければ固定されるまで行われ得る。2つの方向のうち1つだけの回転が、作業ツール120を保持領域320に移動させることになることに留意すべきである。拡張可能な部材311の半径方向外側表面上(及び/又はルーメン106を画定する表面)の潤滑性コーティングは、この回転を助け得る。
使用時において、作業ツール120は、ルーメン106を通って、ルーメン106の近位部分に挿入され得るとともに、次いで、拡張可能な部材311をスコープ100の遠位端102から遠位方向に押し出すために使用され得る。特に、作業ツール120が保持領域320を通って遠位に延びると、拡張可能な部材311の内側の半径方向の表面が作業ツール120の外面を把持し、拡張可能な部材311を遠位に延ばし得る。いくつかの実施形態において、作業ツール120がスコープ100から退避された場合、安定化ツール308は、折りたたまれた位置に退避(例えば、反発)し得る。いくつかの実施形態において、安定化ツール308は、単一使用の装置であり得る。例えば、作業ツール120が保持領域320を通過し、拡張可能な部材311が遠位方向に拡張された後、拡張可能な部材311に生じた変形は、その後の使用を妨げ得る。しかしながら、他の実施形態において、安定化ツール308は、複数の使用に適し得る。
図8~図12を参照して、内視鏡100が、異なる直径の作業ツール120を収容及び安定化するように構成された安定化ツール808とともに示されている。安定化ツール808は、キャップ800を含み得る。該キャップ800は、例えば、摩擦又は締まり嵌めによってスコープ100の遠位端102に取り付けるように構成される。可撓性部材810が、キャップ800の内周面から半径方向内側に延び得る。キャップ800がスコープ100に取り付けられた場合、可撓性部材810は、ルーメン106の一方の側から、ルーメン106の中心長手方向軸180に向かって(そしていくつかの実施形態において、それを挟んで)、ルーメン106の対向する側に延び得る。可撓性部材810は、1つ以上の方向に曲がり又は屈曲するように構成され得る。例えば、図8~図11に示されるように、可撓性部材810は、作業ツール120によって遠位方向に押圧され得る。可撓性部材810の曲がった状態、及び、図8に示される状態への偏りは、作業ツール120を対向側に固定しつつ、作業ツール120をルーメン106の対向側に向けて促し得る。作業ツール120の直径に基づいて、ロック構成における可撓性部材810の曲がった位置は異なる場合がある。例えば、(例えば、図8~図11に示されるように)作業ツール120が第1の直径を有する場合、可撓性部材810は、ロック構成において比較的小さな曲がりを示し得る。しかしながら、作業ツール120が図8~図11に示されるよりも大きな直径を有する場合、可撓性部材810は、ロック構成にあるとき、より大きな曲がりを示し得る。図8~図11の実施形態において、単一の可撓性部材810が示されているが、図12に示されているように、複数の可撓性部材1210を代替的に利用し得る。複数の可撓性部材1210は、キャップ800及びルーメン106の周りに円周方向に間隔を隔てて配置され得る。図12に示される実施形態は、その遠位開口部が覆われることが少ないため、ルーメン106を介した追加の吸引を可能にし得る。
本発明の実施形態は、スコープ100のルーメン106内に作業ツール120を確実に配置するための変位ツールとして機能し得る。上述した様々な安定化ツールによる作業ツール120の確実な配置は、特大のルーメン106内の作業ツール120のユーザ制御の向上を可能にし得る。作業ツール120は遠位端102に正確に配置され得るが、安定化ツールは、スコープ100及びルーメン106の近位端において、作業ツール120がルーメン106内で自由に動くことを可能にし得る。安定化ツールは、単回使用にすることも、スコープ100に一体化することも可能である。単回使用の用途の場合、安定化ツールは、スコープ100の遠位端102に被さるキャップ(例えば、キャップ800)を含み得るか、又は安定化ツールは、ルーメン106に直接挿入され得る。安定化ツールは、ツール120をルーメン106内の様々な異なる位置(例えば、ルーメンの中心又はその縁に沿った位置)に配置し得る。選択された位置は、遠位端102における作業ツール120のユーザの好ましい視覚化及び配置に依存し得る。安定化ツールは、個別の接触点又は連続的な円周方向の接触によってツール120を配置し得る。いくつかの実施形態において、長い円周部材は、スコープ100の吸引能力を弱める場合があり、従って、個別の接触点は、ルーメン106が流体吸引又は流体送達に使用される用途において有利であり得る。接触点のサイズ及び位置は、ツール120の所望の配置と吸引能力を達成するために最適化され得る。
図13及び図14に示される実施形態において、安定化ツール1308は、ルーメン106をツールチャネル1310と吸引チャネル1312とに分離して、平行管(二重管)構成を形成し得る。ツールチャネル1310は、吸引チャネル1312の中に配置することができ、吸引チャネル1312に対して固定し得る。ツールチャネル1310は、作業ツール120に安定性を提供するのに役立ち、作業ツール120を専用の吸引チャネル1312から分離し得る。ツールチャネル1310は、作業ツール120がチャネル1310を通ってスライドすることを可能にするために、作業ツール120よりわずかに大きい直径を有し得るが、そうでなければチャネル内で固定されたままであり得る。吸引チャネル1312は、スコープ100の長さにわたって延び得るとともに、スコープ100の外部にある外部廃棄物容器(図示せず)に結合され得る。ツールチャネル1310は、ルーメン106を通って、スコープ100のハンドル(図示せず)にある生検ポートまで延び得る。二重管安定化ツール1308自体もまた、ルーメン106内で移動可能であり得る。いくつかの実施形態において、吸引される液体中にスコープ100の遠位端102を直接入れることなく、吸引を適用可能である。例えば、遠位端102の遠位に位置する流体を吸引するために、遠位端102が液体から離間されるように安定化ツール1308の全体を遠位端102から液体に向かって延ばし得る。これは、吸引を適用している間、ユーザが視覚化を維持することを可能にし得る。スコープ100の画像化ツールが吸引処置中に液体に沈められないからである。
本発明の安定化ツールは、受動的(例えば、作業ツール120の挿入以外に作業ツールを安定化させるための追加的なユーザの介入を必要としない)、又は、能動的(例えば、作業ツール120を固定するための追加的なユーザの動作を必要又は許可するか、又は追加的なオペレータ制御を提供する-これらの例は以下に記載される)のいずれでもあり得る。能動的な変位ツールには、ON/OFF及び/又は方向制御が含まれ得る。能動的な変位ツールの方向制御は、十二指腸鏡におけるエレベータ動作と同様に、ユーザ、例えば、医師又は他の開業医が、遠位端102でスコープ100のルーメン106内でツール120を操縦することを可能にし得る。能動的な変位ツールの方向制御は、機械的動力(例えば、ユーザによる作業ツール120又はノブの捻り)又は電力(例えば、サーボモータ)によって達成し得る。
図15~図17は、安定化ツール1508を示しており、ツール120自体の軸周りの回転が、ツール120をルーメン106周りに回転させるように構成される。安定化ツール1508は、第1のリング1506と第2のリング1507とを含み得る。第1のリング1506と第2のリング1507とは同心であり得るとともに、第1のリング1506は第2のリング1507を囲繞し得る。第1のリング1506は、摩擦又は締まり嵌めによってルーメン106に固定され得るとともに、第2のリング1507は、第1のリング1506に対して相対的に回転するように構成され得る。例えば、第1のリング1506と第2のリング1507とは、対応する機構を含み得る。該機構は、第1、第2のリング1506及び1507を固定しつつ、相対回転を提供するように構成される。補完的な機構には、フランジ、トラック、凹部、レール、ベアリングなどが含まれるが、これらに限定されない。さらに、互いに接触する第1のリング1506の内面と第2のリング1507の外面とは、潤滑剤でコーティングされ得るか、及び/又は、潤滑性コーティングを含み得る。
第2のリング1507は、上述した安定化ツール108aと同様の特徴を含み得る。例えば、第2のリング1507は、上述した傾斜部110と概ね同様である1つ以上の傾斜部1510を含み得る。図17を参照して、傾斜部1510は、作業ツール120をルーメン106の周縁に向かって押圧し、第1のリング1506の円周フランジ1506aと接触させ得る。フランジ1506aは、粘着性コーティングを含み得るか、又は作業ツール120の外面と高摩擦係数を形成するゴム又は別の適切な材料で形成され得る。作業ツール120自体の中心軸周りの回転は、ルーメン106の周りにツール120を回転させ得る。例えば、作業ツール120を(方向1530に)回転させると、ツール120を、第1リング1506のフランジ1506a(例えば、内縁)に沿って、方向1530とは反対の方向1532に回転させ得る。作業ツール120がルーメン106の周りを方向1532に移動すると、作業ツール120は、第1のリング1506の内側に乗っている第2のリング1507を押圧して(具体的には第2のリング1507の傾斜部1510を押圧して)、第2のリング1507を方向1532に回転させ得る。本実施形態において、第1のリング1506と、第2のリング1507と、作業ツール120の材料選択は重要になり得る。第2のリング1507が第1のリング1506に対して自由に回転し得る(摩擦係数が低い)一方で、作業ツール120と第1のリング1506(フランジ1506a)とがスリップしてはいけない(摩擦係数が高い)からである。フランジ1506aと作業ツール120との間で接触するフランジ1506aの表面は、ネオプレン、ゴム、シリコーン、又は同様の材料のようなエラストマでコーティングされ得る。第1のリング1506は、剛性のある形状を保持しながらエラストマが接着できるポリマである。第2のリング1507は、PTFEか、又は同様の潤滑性を有する材料を含み得る。
図18は、内視鏡キャップ1806と、把持インサート1809と、ツイスト可能な部材1810とを有する安定化ツール1808を備えた内視鏡100を示している。把持インサートは、1つ以上の傾斜部1812(傾斜部を備えた他の実施形態に記載された特徴のいずれかを有する)を含み得るとともに、上述したリング1507と概ね同様の方法で作業ツール120を固定し得る。把持インサート1809は、スコープ100のルーメン106に挿入される1つ以上の部分を含み得る。ツイスト可能な部材1810の(ツイスト可能な部材1810の中心長手方向軸の周りの)回転により、把持インサート1809(及び把持インサート1809内に配置された作業ツール120)をルーメン106の周りで回転させ得る。ツイスト可能な部材1810は、スコープ100の長さに平行に延びるコード、ワイヤ、ケーブルなどであり得る。ツイスト可能な部材1810は、ユーザによって手動で(例えば、クランクを介して)、又は自動で(例えば、サーボモータによって)回転され得る。安定化ツール1808は、作業ツール120の回転を効果的に行うために、キャップ1806に結合された1つ以上のギアを含み得る。ギアは、遠位面104の遠位に配置し得る。例えば、内視鏡キャップ1806がスコープ100の遠位端102上に配置されている場合、ギアの一部は遠位面104に当接し得る。第1のギア1820は、ツイスト可能な部材1810の遠位端に直接結合し得る。部材1810を捩じることにより、第1のギア1820を第1の方向1840に回転させ得る。第1のギア1820の歯は、第2のギア1822の歯と相互作用するように構成され得ることにより、第2のギア1822を、第1の方向1840と反対の第2の方向1842に回転させる。第2のギア1822の歯は、把持インサート1809(及びその中に配置された工具120)の歯と相互作用し、第1の方向1840に回転するように構成され得る。ツイスト可能な部材1810に加えられた回転力を把持インサート1809の回転に変換するために、任意の適切な数及び型式のギアを任意の構成で利用し得ることが想定される。例えば、第2のギア1822がない場合、又は、第1のギア1820と把持インサート1809との間に偶数の中間ギアがある場合などのいくつかの実施形態において、ツイスト可能な部材1810の第1の方向1840への回転により、把持インサート1809とツール120とが第2の方向1842に回転し得る。
ツイスト可能な部材1810はまた、スコープ100の近位端にある生検ポートを通って延びて、ルーメン106内に配置され得る。この代替的な実施形態において、ツイスト可能な部材1810のその中心長手方向軸周りの回転は、第1のギア1820を介して回転を安定化ツール1808に伝達され得る。第2のギア1822は、間隔の関係上、組み込まれる場合と組み込まれない場合とがある。代替的な実施形態は、6mmの作業チャネルを有する胃カメラなど、より大きな作業チャネルを必要とし得る。
図19は、液体及び/又は気体で満たされた1つ以上のバルーン1910を利用した安定化ツール1908を示す。1つ以上のバルーン1910のルーメン106への拡張させることで、作業ツール120をルーメン106内に固定し得る。図19に示される実施形態において、バルーン1910は、作業ツール120をルーメン106の周縁部に固定する。しかしながら、バルーン1910がリング形状であり、ルーメン106の周りに延び得ることが想定される。この実施形態において、バルーン1910の膨張は、ルーメンの周縁部ではなく、当該ルーメン106の中心(又はそうでなければ内側)に作業ツール120を固定し得る。安定化ツール1908は、キャップ1906に統合し得る。該キャップ1906は、スコープ100の遠位端102に取り付けるように構成される。バルーン1910は、キャップ1906の一部として適合させ得る。いくつかの実施形態において、バルーン1910は、ルーメン106の内側の全体に配置されるのではなく、ルーメン106の遠位出口の一部に部分的に配置されるか、又はルーメン106の遠位出口の一部を遮断する。安定化ツール1908は、単一の(正確に1つの)バルーン1910又は複数のバルーン1910を含み得る。バルーン1910は、スコープ100のレンズ洗浄又は送気を使用して充填し得るとともに、バルーン1910は、充填流体(例えば、レンズ洗浄又は送気)の所望の充填レベル又は圧力を達成するのを助けるために、圧力リリーフ弁(図示せず)に結合され得る。バルーン1910が十分な量まで充填されると、圧力リリーフ弁は、過剰な流体を、1つ以上のバルーン1910ではなく、スコープ100の外に流し得る。前方ウォータジェット機能を備えたスコープ100では、前方ウォータジェット1920(スコープ100に配置されている)を使用して、バルーン1910を充填し得る。前方ウォータジェット1920がユーザによって作動されると、水の一部は、(スコープ100の遠位面の遠位に配置される)チャネル1922を介して、ルーメン106内に配置された変位バルーン1910内に向けられ得る。バルーン材料は柔軟であり得る(例えば、ラテックス)。バルーン1910は、ルーメン106内での所望の配置を達成するために、様々な異なる方法(例えば、円形、円筒形、又は別の適切な形状)で形成され得る。バルーン1910は、チャネル1922に吸引を適用することによって収縮させ得る。バルーン1910も、それ自身の弾力性によって収縮し得る。例えば、前方ウォータジェット1920に係合すると、流れの一部は、バルーン1910を膨張させるために方向転換され得る。前方ウォータジェット1920が停止されると、バルーン1910は元の収縮状態に復帰し得る。
バルーン1910はまた、液体(例えば、シリンジを使用して充填)又はガス(例えば、圧力/流量調整器からの圧縮ガス)の外部供給で充填され得る。代替的に、バルーン1910の内部はまた、電気活性ポリマを含み得る。電気活性ポリマに電流を流すと、ポリマ鎖が拡張し、続いてバルーンが膨張し得る。電気配線の代わりに流動性チューブを使用することは、スコープ100の遠位端102におけるスペース制約を管理する上で有利な場合がある。
図20~図22は、ルーメン106内に作業ツール120を配置するための磁気システムを組み込んだ実施形態を示している。作業装置120をルーメン106内に適切に配置するために、強磁性材料と磁石の組み合わせを使用し得る。
図20の実施形態を参照して、安定化装置2008は、ルーメン106を通って移動可能な第1のスリーブ2010を含み得る。第1のスリーブ2010は、作業ツール120を受け入れるように構成されたルーメン(図示せず)を含み得る。第1のスリーブ2010には、作業ツール120が固定され得る、又は作業ツール120の一部として製造され得る。第1のスリーブ2010は、磁性材料を有する1つ以上の領域(例えば、遠位部分2010a)と、非磁性である1つ以上の領域(例えば、近位部分2010b)を含み得る。第1のスリーブ2010が第2のスリーブ2012の磁性材料の範囲内にあるか、そうでなければ隣接する場合、磁気引力は、処置の間、作業ツール120を固定するのに役立ち得る。第2のスリーブ2012は、ルーメン106に挿入され得るとともに、その遠位端に磁性材料を含み得る。代替的に、第2のスリーブ2012は、スコープ100と一体であり得るとともに、ルーメン106を画定するスコープ100の一部を備え得る。磁石(又は複数の磁石)の強度は、付着力を決定し得るとともに、処置に必要な力を反映し得る。作業ツール120を取り外すために、第1のスリーブ2010(及び/又は作業ツール120)を引っ張って磁場を剪断することによって磁場を壊し得る。磁気システムは、スコープ100の遠位端102の近傍に、2つの磁石(第1のスリーブ2010及び第2のスリーブ2012の両方)、或いは、1つの磁石と1つの強磁性材料(強磁性の第2のスリーブ2012と磁力のある第1のスリーブ2010であってもよく、磁力のある第2のスリーブ2012と強磁性の第1のスリーブ2010であってもよい)を含み得る。一実施形態において、磁石2020は、第2のスリーブ2012内又は隣接して配置され得るとともに、第1のスリーブ2010は、その遠位端で強磁性であり得る。いくつかの実施形態において、磁力のある又は強磁性の第2のスリーブ2012は、キャップ(例えば、キャップ800)に統合され得る。該キャップは、スコープ100の遠位端102に被せられるとともに、ルーメン106に直接挿入される。磁力のある又は強磁性の第1のスリーブ2010は、単回使用であり、作業ツール120をしっかりと保持するように最適化され得る。いくつかの実施形態において、第1のスリーブ2010及び/又は第2のスリーブ2012は、強磁性が注入されたポリマシャフトを含み得る。
安定化ツール2008は、作業ツール120をルーメン106内の様々な異なる場所(例えば、ルーメン106の中心又はその縁に沿った場所)に配置し得る。ツール120の正確な配置は、遠位端102での好ましい視覚化及び付属品の配置のために調整され得る。
磁石(又は複数の磁石)の磁場は、希土類合金(例えば、ネオジム)又は電流(電磁石)のいずれかを使用して生成し得る。第1のスリーブ2010及び/又は第2のスリーブ2012の磁石(又は複数の磁石)は、リング、バー、及びディスクを含むがこれらに限定されない様々な異なる形状を有し得る。第1のスリーブ2010及び/又は第2のスリーブ2012は、それらのそれぞれの周り全体で強磁性であり得る。或いは、個別の箇所でのみ強磁性又は磁性を有し、スリーブ円周の残りが非磁性材料又はポリマからなり得るようにしてもよい。これを行うことにより、作業ツール120を、磁性材料に最も近いルーメン106の周辺に配置し得る。
磁気システムは、受動的でも能動的でもよい。受動的な磁気システムの場合、作業ツール120がスコープ100に挿入されると、作業ツール120の配置は、介入なしで達成され得る。受動的なシステムでは、作業ツール120が上述した磁気引力によって固定されると、ユーザは、スコープ100を操作することによって、又は作業ツール120をスコープから完全に取り外すことによってのみ、作業ツール120を操作し得る。しかしながら、能動的な磁気システムの場合、作業ツール120の配置は、ユーザからの追加的な介入を必要とし得る。能動的な磁気システムは、例えば、ユーザ(例えば、医師)が、(例えば、十二指腸内視鏡におけるエレベータ動作と同様の方法で)遠位端102のルーメン106周りで作業ツール120を操縦(例えば、回転)することを可能にする方向制御を有し得る。能動的な磁気システムの方向制御は、機械的動力(例えば、ユーザによる作業ツール120又はノブの捻り)又は電力(例えば、サーボモータ)によって達成し得る。
能動的な磁気安定化ツール2108が図21及び図22に示される。安定化ツール2108は、部分的に強磁性の第1のスリーブ2110と磁力を有する第2のスリーブ2112とを含み得る。第2のスリーブ2112は、リング磁石を含み得るとともに、単回使用に設計され得る。第1のスリーブ2110の一部は、強磁性又は磁力を有する(2110a)が、別の部分は、非磁性(2110b)であり得る。第2のスリーブ2112のリング磁石と第1のスリーブ2110の強磁性部分との間の磁気引力により、作業ツール120は、ルーメン106を囲繞する壁に堅固に保持される。図21及び22の実施形態はまた、ユーザによる方向制御を可能にし得る。第1のスリーブ2110の方向2130(例えば、時計回り)への回転により、強磁性体がリング磁石との接触を継続的に失ったり回復したりするため、第1のスリーブ2110は、第2のスリーブ2112内のリング磁石の内縁周りに同じ方向2130(例えば、時計回り)に移動し得る。それはまた、医師に、作業ツール120を用いて遠位端102に到達したことを、視覚的フィードバックとともに触覚的に確認させ得る。第1のスリーブ2110は、その円周の一部のみに沿って磁性/強磁性であり得る。例えば、磁性/強磁性材料は、第1のスリーブ2110が回転されたときの磁場の剪断を容易にするために、例えば、第1のスリーブ2010の円周の5から95パーセントの周りに延び得る。しかしながら、第1のスリーブ2010の少なくともいくつかの部分は、その円周全体の周りで磁性/強磁性であることもまた想定される。
当業者には、本発明の範囲から逸脱することなく、開示された装置及び方法において様々な修正及び変形を行うことができることが明らかであろう。本発明の他の態様は、本明細書に開示される特徴の仕様及び実施を考慮することから当業者には明らかであろう。仕様及び実施形態は、例示としてのみ考慮されることが意図されている。

Claims (7)

  1. システムであって、
    ルーメンを有するスコープと、
    前記ルーメン内に挿入可能な作業ツールと、
    前記ルーメンの最遠位端内に保持されたスタビライザと、
    を備え、
    前記スタビライザは、(a)円周フランジを含み、前記ルーメン内に配置されたリング形状の支持体と、(b)互いに円周方向に間隔を隔てて配置された少なくとも2つの半径方向内側の突起と、(c)前記リング形状の支持体内に配置されるとともに前記リング形状の支持体に対して相対回転可能な第2のリングとを含み、
    前記少なくとも2つの半径方向内側の突起は、前記ルーメンの遠位端に開口部を画定し、
    前記開口部の断面積は、前記ルーメンの断面積よりも小さく、
    前記少なくとも2つの半径方向内側の突起のそれぞれの自由端は前記ルーメン内に延びており、かつ、前記リング形状の支持体を越えて遠位に延びるべく、前記スコープの最遠位の表面から離れて遠位方向に曲がるように構成され
    前記少なくとも2つの半径方向内側の突起のそれぞれは、近位端と遠位端とを有する傾斜部であり、前記遠位端は前記傾斜部の前記近位端から前記ルーメンの遠位端に向かって延び、前記傾斜部は、前記傾斜部の近位端から前記傾斜部の遠位端に向かって延びるに連れて増加する半径方向の寸法を有し、前記傾斜部は、前記第2のリングから前記ルーメン内に延び、
    前記傾斜部は、前記円周フランジに前記作業ツールを押圧するように構成され
    システム。
  2. 前記スタビライザが、前記スコープの遠位端に被さって延びるように構成されたキャップを含む、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記作業ツールを第1の方向に回転させると、前記作業ツールが、前記円周フランジに沿って前記ルーメン周りを、前記第1の方向とは反対の第2の方向に回転する、請求項に記載のシステム。
  4. 前記作業ツールを前記第1の方向に回転させると、前記第2のリングも前記第2の方向に回転する、請求項に記載のシステム。
  5. 前記第1の方向が時計回りの場合、前記第2の方向は反時計回であり、
    前記第1の方向が反時計回りの場合、前記第2の方向は時計回りである、
    請求項又は請求項に記載のシステム。
  6. 前記傾斜部は、前記ルーメンの中心長手方向軸周りに回転するように構成される、請求項に記載のシステム。
  7. 前記少なくとも2つの半径方向内側の突起は、
    前記ルーメンの第1の側から当該ルーメン内に延び、
    前記作業ツールによって遠位方向に曲げられるように構成され、かつ、
    前記作業ツールを、第1の側から前記ルーメンの中心長手軸を挟んで当該ルーメンの第2の側に向けて付勢する、
    請求項1に記載のシステム。
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