JP7704037B2 - アンテナ装置、電子機器 - Google Patents
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Description
スロットアンテナは、扱いたい電波の波長に応じた長さのスロットを形成する必要がある。そのため、スロットアンテナが複数バンドに対応するためには、それぞれの電波の波長に応じた長さのスロットを形成する必要があり、小型化が難しくなってくる。
例えば、下記特許文献1においては、共振スロットを備えたアンテナにおいて可変キャパシタを備えることにより複数周波数に対応する構成が開示されている。
可変キャパシタを備えずに一つのスロットで複数バンドの通信に対応する場合に、導体層におけるスロットが形成される部分を小さくすることができる。
<1.第1の実施の形態>
<2.第2の実施の形態>
<3.その他のスロット形状の例>
<4.変形例>
<5.カメラ装置への適用>
<6.まとめ>
<7.本技術>
第1の実施の形態のアンテナ装置としてのスロットアンテナ1について説明する。
本実施の形態におけるスロットアンテナ1は、図1に示すように、薄い金属板などとして形成された導体層2に所定の形状とされた一つのスロット3が形成されて構成されている。
同様に、接続部分6における第2部分5に連続する部分と、第2部分5における接続部分6に連続する部分は、非平行とされている。
第1部分4と第2部分5と接続部分6とをそれぞれ直線状に形成することで、加工が容易となる。
このように、第2部分5の端部よりも接続部6が内側に接続されることで、スロットアンテナ1が複数の周波数に対応した電波の放射と受信が可能とされている場合に、各周波数の微調整が可能となる。
延長部分7は第1部分4よりも長さが短く、且つ接続部分6よりも長くされている。
給電ポイント8のアンテナ側正極端子8aとアンテナ側負極端子8bは、スロット3の幅方向の両縁部に設定されている。
給電ポイント8には、高周波電源が接続されている。
給電ポイント8が一つのみとされることで、給電回路の小型化を図ることができる。
5GHz帯の帯域は、例えば、WiFiであれば約5.15GHzから約5.725GHzの帯域とされている。以下の説明においては、5.1GHz付近の周波数帯を第2周波数帯としその共振周波数を第2周波数f2とする。そして、5.8GHz付近の周波数帯を第3周波数帯としその共振周波数を第3周波数f3とする。
図2は、第1共振部分RP1を示した図である。図示するように第1共振部分RP1は、第1部分4の一端部(端部4a)から接続部分6に連続する部分(本例においては端部4b)までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分(略端部5b)までの部分と、延長部分7の全体から成る。
これにより、スロットアンテナ1の更なる小型化を図ることができる。
給電部9は、電子回路基板10と信号回路11を備えて構成されている。また、給電部9には、供給部側正極端子9aと供給部側負極端子9bが設けられている。
これにより、給電ポイント8に高周波の交流電源が接続される。
第2の実施の形態におけるスロットアンテナ1Aは、スロット3Aの形状が第1の実施の形態と相違する。
第1の実施の形態と異なる点は、接続部分6が第1部分4における二つの端部4a、4b以外の部分に接続されている点である。
図7は、第1共振部分RP1を示した図である。図示するように、第1共振部分RP1は、第1部分4の一端部(端部4a)から接続部分6に連続する部分までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分(略端部5b)までの部分と、延長部分7の全体から成る。
例えば、6GHz付近の周波数帯を第4周波数帯とし、その共振周波数を第4周波数f4とする。
また、第1部分4が複数の共振部分として利用されることにより、スロット3の小型化を図ることができる。
スロット3の形状は上述した以外にも各種考えられる。その一例を添付図に示す。
各図においては、第2周波数f2(5.1GHz)で共振する第2共振部分RP2に着目する。
スロット3Cにおける第3部分12の全体と、接続部分6の一部と、第2部分5の一部と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
スロット3Dにおける第3部分12の全体と、接続部分6の一部と、第2部分5の一部と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
スロット3の形状は上述した各例に対して各部の端部の形状を異ならせてもよい。
具体的に、第1部分4の端部の形状についての変形例(端部4a’)について図15を参照して説明する。
上述したアンテナ装置としてのスロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)をカメラ装置100に搭載した例について図16を参照して説明する。
カメラ筐体101の上部には内部にペンタプリズムやEVF(Electronic Viewfinder)が配置されるペンタ部103が設けられている。
特に、ペンタ部103の側面部103bにスロットアンテナ1が取り付けられることにより、ペンタ部103の上面部103aについてのストロボ等のアクセサリの取り付けが阻害されてしまうことを防止することができる。これにより、カメラ装置100の他の機能を犠牲にすることなく通信環境の改善及びカメラ装置100の小型化を図ることが可能となる。
これにより、カメラ筐体101の上部に金属製の部材を配置したとしてもスロットアンテナ1のアンテナ性能に影響を及ぼしにくくされ、良好な通信環境を確保することが可能となる。
上述した各例で説明したように、アンテナ装置としてのスロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)は、複数バンド(例えば、2.4GHz帯及び5GHz帯)対応のスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)が一つ形成された導体層2を備え、スロット3は、二つの端部4a(4a’)、4bを有する第1部分4と、二つの端部5a、5bを有する第2部分5と、第1部分4と第2部分5とを接続する接続部分6と、第2部分5に連続する延長部分7と、を有している。
また、第1部分4における接続部分6が連続する部分と、接続部分6における第1部分4に連続する部分は非平行とされ、接続部分6における第2部分5に連続する部分と、第2部分5における接続部分6に連続する部分は非平行とされ、第2部分5における延長部分7に連続する部分と、延長部分7における第2部分5に連続する部分は非平行とされている。
更に、接続部分6は第2部分5における二つの端部5a、5b以外の部分に接続され、スロット3に対して給電ポイント8が1箇所のみ設けられている。
一つのスロット3で複数バンドの通信に対応する場合に、導体層2におけるスロット3が形成される部分を小さくすることができる。
従って、スロットアンテナ1の小型化を図ることができ、電子機器への搭載が容易となる。また、電子機器の小型化を図ることも可能となる。
また、接続部分6に対して第1部分4の端部4bが面位置とされているのに対して、第2部分5は接続部分6よりも接続部分6の幅方向に突出して形成されている。このように、第2部分5の端部よりも接続部6が内側に接続されることで、スロットアンテナ1が複数の周波数に対応した電波の放射と受信が可能とされている場合に、各周波数の微調整が可能とされている。
第1共振部分RP1、第2共振部分RP2及び第3共振部分RP3の共通部分に給電ポイント8が設けられることで、給電ポイント8を複数設ける必要がなくなり、給電部9の小型化及び構成の簡易化を図ることができる。従って、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
共振部分の一部を共通化することで、スロット形状を小さくすることができ、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
これにより、第1共振部分RP1が第2共振部分RP2としても機能する。従って、スロット形状を小型化することができる。
なお、例えば、第1周波数f1に対して第2周波数f2が略2倍の周波数とされた場合に、第1共振部分RP1の長さの略半分の位置を境として二つの第2共振部分RP2が形成されることにより実現することができる。
これにより、一つのスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)を構成する第1部分4と第2部分5と接続部分6と延長部分7とで3種類の周波数(例えば、2.4GHz、5.1GHz、5.8GHz)に対応した共振を起こすことができる。従って、導体層2を小型化することができ、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
第1部分4と第2部分5と接続部分6とをそれぞれ直線状に形成することで、加工が容易となり、製造時間の短縮及び製造コストの削減を図ることができる。
即ち、第1部分4を二つの部分に分け、それぞれを異なる周波数で共振する共振部分として利用することで、複数の共振部分を一つの部分にまとめることができ、スロット形状の小型化を図ることができる。
これにより、第1部分4が複数の共振部分として利用されることにより、スロット形状の小型化を図ることができる。
一つのスロット3で複数バンドの通信に対応することで、導体層2におけるスロット3が形成される部分を小さくすることができる。従って、スロットアンテナ1の小型化及び電子機器の小型化を図ることができる。
また、スロットアンテナ1の小型化を図ることにより、電子機器の意匠性の悪化を防止することができると共に、意匠上の制約を無くす或いは緩くすることができる。これにより、電子機器を軽くすることもでき、持ちやすさを向上させることが可能となる。
カメラ装置100における把持部分にアンテナ装置を設けることも考えられるが、レンズ鏡筒102との位置関係を考慮すると、レンズ鏡筒102に設けられた金属部分によって電波の放射方向や受信方向が制限されてしまう虞がある。
しかし、本構成によれば、カメラ装置100において上方に突出されたペンタ部103にアンテナ装置(スロットアンテナ1)が設けられるため、良好な通信環境を確保することができる。
これにより、ペンタ部103の上面部103aにはストロボ等の各種アクセサリを取り付けることができる。
具体的には、図17に示すように、給電ポイント8に非接触給電されてもよい。即ち、スロットアンテナ1に対して導体層2の面が向く方向に離隔した位置に配置された基板配置部13に非接触給電を行うための配線基板14が取り付けられる。
配線基板14は、図18に示す給電部9’に電気的に接続されることにより、導体層2との間の空間を介して電界結合方式または磁界結合方式による給電ポイント8への給電を行う。
給電部9’は、電子回路基板10と信号回路11とを有して構成されている。また、給電部9’には、配線基板14の配線パターンに接続される給電側正極端子9a’が設けられている。
なお、電子回路基板10と配線基板14は一つの基板として形成されていてもよい。
本技術は以下のような形態を採ることができる。
(1)
スロットが一つ形成された導体層を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分が連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットに対して給電ポイントが1箇所のみ設けられた
アンテナ装置。
(2)
前記延長部分の縁部に前記給電ポイントが設けられた
上記(1)に記載のアンテナ装置。
(3)
前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされた
上記(1)から上記(2)の何れかに記載のアンテナ装置。
(4)
前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
上記(3)に記載のアンテナ装置。
(5)
前記第2部分と前記延長部分が第3周波数帯に共振点を有する第3共振部分とされた
上記(4)に記載のアンテナ装置。
(6)
前記第1部分と前記第2部分と前記接続部分はそれぞれ直線状に形成された
上記(5)に記載のアンテナ装置。
(7)
前記接続部分は前記第1部分における前記二つの端部以外の部分に接続された
上記(1)から上記(6)の何れかに記載のアンテナ装置。
(8)
前記第1部分における前記二つの端部のうちの一方の端部から前記接続部分に連続する部分までの部分は第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分の一部とされ、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分から前記第1部分における前記二つの端部のうちの他方の端部までの部分は第4周波数帯に共振点を有する第4共振部分の一部とされた
上記(7)に記載のアンテナ装置。
(9)
複数バンド対応のスロットが一つ形成された導体層を有したアンテナ装置を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットには給電ポイントが1箇所のみ設けられた
電子機器。
(10)
ペンタ部が設けられたカメラ装置とされ、
前記アンテナ装置は前記ペンタ部の壁面に配置された
上記(9)に記載の電子機器。
(11)
前記アンテナ装置は前記ペンタ部の側面部に配置された
上記(10)に記載の電子機器。
2 導体層
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F スロット
4 第1部分
4a、4a’、4b 端部
5 第2部分
5a、5b 端部
6 接続部分
7 延長部分
8 給電ポイント
100 カメラ装置(撮像装置)
103 ペンタ部
103b 側面部
RP1 第1共振部分
RP2 第2共振部分
RP3 第3共振部分
RP4 第4共振部分
Claims (9)
- スロットが一つ形成された導体層を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分が連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットに対して給電ポイントが1箇所のみ設けられ、
前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、
前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
アンテナ装置。 - 前記延長部分の縁部に前記給電ポイントが設けられた
請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第2部分と前記延長部分が第3周波数帯に共振点を有する第3共振部分とされた
請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第1部分と前記第2部分と前記接続部分はそれぞれ直線状に形成された
請求項3に記載のアンテナ装置。 - 前記接続部分は前記第1部分における前記二つの端部以外の部分に接続された
請求項1に記載のアンテナ装置。 - 前記第1部分における前記二つの端部のうちの一方の端部から前記接続部分に連続する部分までの部分は前記第1共振部分の一部とされ、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分から前記第1部分における前記二つの端部のうちの他方の端部までの部分は第4周波数帯に共振点を有する第4共振部分の一部とされた
請求項5に記載のアンテナ装置。 - スロットが一つ形成された導体層を有したアンテナ装置を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットには給電ポイントが1箇所のみ設けられ、
前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、
前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
電子機器。 - ペンタ部が設けられたカメラ装置とされ、
前記アンテナ装置は前記ペンタ部の壁面に配置された
請求項7に記載の電子機器。 - 前記アンテナ装置は前記ペンタ部の側面部に配置された
請求項8に記載の電子機器。
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