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JP7704037B2 - アンテナ装置、電子機器 - Google Patents
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Description

本技術はアンテナ装置及び電子機器に関し、特にスロットアンテナについてのアンテナ装置及び電子機器についての技術に関する。
アンテナ装置として孔を開けた金属板を用いるスロットアンテナが知られている。
スロットアンテナは、扱いたい電波の波長に応じた長さのスロットを形成する必要がある。そのため、スロットアンテナが複数バンドに対応するためには、それぞれの電波の波長に応じた長さのスロットを形成する必要があり、小型化が難しくなってくる。
例えば、下記特許文献1においては、共振スロットを備えたアンテナにおいて可変キャパシタを備えることにより複数周波数に対応する構成が開示されている。
実用新案登録第03205417号
しかし、可変キャパシタを備えることにより、電子部品が増え、コスト及び組み立て工数の増加を来してしまう虞がある。
本技術は、上記問題点の解決を図るものであり、複数バンドに対応したアンテナ装置の小型化を図ることを目的とする。
本技術のアンテナ装置は、スロットが一つ形成された導体層を備え、前記スロットは、二つの端部を有する第1部分と、二つの端部を有する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、前記第1部分における前記接続部分が連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、前記スロットに対して給電ポイントが1箇所のみ設けられ、前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成るものである。
可変キャパシタを備えずに一つのスロットで複数バンドの通信に対応する場合に、導体層におけるスロットが形成される部分を小さくすることができる。
本技術の電子機器は、複数バンド対応のスロットが一つ形成された導体層を有したアンテナ装置を備え、前記スロットは、二つの端部を有する第1部分と、二つの端部を有する第2部分と、前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、前記第1部分における前記接続部分に連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、前記スロットには給電ポイントが1箇所のみ設けられ、前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成るものである。
本技術の第1の実施の形態におけるスロットアンテナを示す平面図である。 第1の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第1共振部分を説明するための図である。 第1の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第2共振部分を説明するための図である。 第1の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第3共振部分を説明するための図である。 給電部の構成例について説明するための図である。 第2の実施の形態におけるスロットアンテナを示す平面図である。 第2の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第1共振部分を説明するための図である。 第2の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第2共振部分を説明するための図である。 第2の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第3共振部分を説明するための図である。 第2の実施の形態のスロットアンテナのスロットにおける第4共振部分を説明するための図である。 スロット形状の一つ目の例を説明するための平面図である。 スロット形状の二つ目の例を説明するための平面図である。 スロット形状の三つ目の例を説明するための平面図である。 スロット形状の四つ目の例を説明するための平面図である。 変形例に係るスロット形状の例を説明するための平面図である。 スロットアンテナをカメラ装置に適用した例を示す図である。 非接触給電についての説明図である。 非接触給電を行うための給電部の構成例について説明するための図である。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.第1の実施の形態>
<2.第2の実施の形態>
<3.その他のスロット形状の例>
<4.変形例>
<5.カメラ装置への適用>
<6.まとめ>
<7.本技術>
<1.第1の実施の形態>
第1の実施の形態のアンテナ装置としてのスロットアンテナ1について説明する。
本実施の形態におけるスロットアンテナ1は、図1に示すように、薄い金属板などとして形成された導体層2に所定の形状とされた一つのスロット3が形成されて構成されている。
スロット3は、所定幅Wの線状の孔として形成されており、第1部分4と、第2部分5と、接続部分6と、延長部分7とを有している。
第1部分4は、二つの端部4a、4bを有しており、一方の端部4bに接続部分6が接続されている。
第2部分5は、二つの端部5a、5bを有しており、端部5a、5b以外の部分(例えば略中央部)に接続部分6が接続されている。第2部分5は、第1部分4よりも長さが短くされている。
即ち、接続部分6は、第1部分4における端部4bと第2部分5における両端部5a、5b以外の部分を接続するものとして形成されている。接続部分6は第1部分4及び第2部分5よりも長さが短くされている。
また、接続部分6における第1部分4に連続する部分と、第1部分4における接続部分6に連続する部分は、非平行とされている。
同様に、接続部分6における第2部分5に連続する部分と、第2部分5における接続部分6に連続する部分は、非平行とされている。
第1部分4と第2部分5と接続部分6は、直線状に形成されていてもよいが、一部が曲がって形成されていてもよい。
本実施の形態におけるスロット3は、図1に示すように、第1部分4と第2部分5と接続部分6が直線状に形成されている。即ち、先の各部が非平行の構成は、第1部分4と第2部分5は略平行に形成されていると共に、接続部分6が第1部分4及び第2部分5に対して略直角に接続されていることにより実現されていると換言できる。
第1部分4と第2部分5と接続部分6とをそれぞれ直線状に形成することで、加工が容易となる。
また、図1に示すように、第1部分4は接続部分6と面位置とされているが、第2部分5は接続部6よりも紙面右側に延びた形状とされている。
このように、第2部分5の端部よりも接続部6が内側に接続されることで、スロットアンテナ1が複数の周波数に対応した電波の放射と受信が可能とされている場合に、各周波数の微調整が可能となる。
延長部分7は、第2部分5の一端部(端部5b)付近に連続して形成されている。
延長部分7の形状は、直線状とされていてもよいし、一部が曲げられて形成されていてもよい。図1に示す例では、延長部分7の略中央部分で第2部分5と略平行な方向に曲げられて形成されている。
延長部分7は第1部分4よりも長さが短く、且つ接続部分6よりも長くされている。
第2部分5における延長部分7に連続する部分と、延長部分7における第2部分5に連続する部分は、非平行とされている。
スロット3に対して、所定の周波数で共振するための給電ポイント8が設けられている。給電ポイント8は、高周波電源が接続されることにより電源供給が行われる地点のことであり、アンテナ側正極端子8aとアンテナ側負極端子8bとから成る。図1に示す例では、給電ポイント8がスロット3の延長部分7に設定されている。
給電ポイント8のアンテナ側正極端子8aとアンテナ側負極端子8bは、スロット3の幅方向の両縁部に設定されている。
給電ポイント8には、高周波電源が接続されている。
給電ポイント8が一つのみとされることで、給電回路の小型化を図ることができる。
スロットアンテナ1は、複数の帯域に対応したアンテナ装置とされている。例えば、スロットアンテナ1は、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などで利用される2.4GHz帯と、WiFiなどで利用される5GHz帯の電波の放射及び受信が可能とされている。
以降の説明においては、2.4GHz付近の周波数帯を第1周波数帯とし、その共振周波数を第1周波数f1とする。
5GHz帯の帯域は、例えば、WiFiであれば約5.15GHzから約5.725GHzの帯域とされている。以下の説明においては、5.1GHz付近の周波数帯を第2周波数帯としその共振周波数を第2周波数f2とする。そして、5.8GHz付近の周波数帯を第3周波数帯としその共振周波数を第3周波数f3とする。
スロットアンテナ1は、第1周波数f1による共振と、第2周波数f2による共振と、第3周波数f3による共振が可能とされていることにより、2.4GHz帯と5GHz帯の双方の通信が可能とされている。
なお、スロット3の形状が、第2周波数f2と第3周波数f3の双方で共振可能な形状とされることにより、帯域幅の広い5GHz帯の通信を好適に行うことができる。特に、第2周波数f2と第3周波数f3が5GHz帯における両端付近の周波数とされることで、好適な通信を行うことができる。
スロットアンテナ1は、スロット3の各部が第1周波数f1を共振点とした共振を行う第1共振部分RP1と、第2周波数f2を共振点とした共振を行う第2共振部分RP2と、第3周波数を共振点とした共振を行う第3共振部分RP3を備えている。
また、第1共振部分RP1と第2共振部分RP2と第3共振部分RP3はそれぞれ一部が共通の部分とされている。
具体的に、添付図を参照して説明する。
図2は、第1共振部分RP1を示した図である。図示するように第1共振部分RP1は、第1部分4の一端部(端部4a)から接続部分6に連続する部分(本例においては端部4b)までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分(略端部5b)までの部分と、延長部分7の全体から成る。
図3は、第2共振部分RP2を示した図である。図示するように第1共振部分RP1の一部とそれ以外の部分がそれぞれ第2共振部分RP2とされている。
具体的には、第1共振部分RP1における第1部分4が一つの第2共振部分RP2とされ、第1共振部分RP1における接続部分6と第2部分5と延長部分7が一つの第2共振部分RP2とされている。
このように、第1共振部分RP1と第2共振部分RP2の一部(或いは全部)が共通とされていることで、スロット3の長さ(総距離)を短くすることができ、スロットアンテナ1の小型化が可能となる。
また、第2周波数f2(5.1GHz)が第1周波数f1(2.4GHz)の略2倍の周波数とされていることにより、第1共振部分RP1が二つの第2共振部分RP2を完全に含むようにスロット3の形状を設計することが可能となる。
これにより、スロットアンテナ1の更なる小型化を図ることができる。
図4は、第3共振部分RP3を示した図である。図示するように、第3共振部分RP3は、第2部分5の略全部と延長部分7の全部から成る。
これにより、一つのスロット3を構成する第1部分4と第2部分5と接続部分6と延長部分7とで3種類の周波数(第1周波数f1、第2周波数f2及び第3周波数f3)を共振点とした共振を起こすことができる。
給電ポイント8に電力を給電するための給電部9について図5を参照して説明する。
給電部9は、電子回路基板10と信号回路11を備えて構成されている。また、給電部9には、供給部側正極端子9aと供給部側負極端子9bが設けられている。
信号回路11は、第1周波数f1の交流電源、第2周波数f2の交流電源、第3周波数f3の交流電流を発生可能に構成されている。
供給部側正極端子9aはアンテナ側正極端子8aと接続され、供給部側負極端子9bはアンテナ側負極端子8bと接続される。
これにより、給電ポイント8に高周波の交流電源が接続される。
なお、給電ポイント8は、給電部9とスロットアンテナ1における導体層2とのインピーダンス整合が取れる位置に設定することが望ましい。
<2.第2の実施の形態>
第2の実施の形態におけるスロットアンテナ1Aは、スロット3Aの形状が第1の実施の形態と相違する。
スロットアンテナ1Aのスロット3Aの形状について図6に示す。
スロット3Aは、第1部分4と第2部分5と接続部分6と延長部分7とを備えている。
第1の実施の形態と異なる点は、接続部分6が第1部分4における二つの端部4a、4b以外の部分に接続されている点である。
第1部分4における端部4aから接続部分6に連続する部分までが第1共振部分RP1の一部を構成する。また、第1部分4における端部4bから接続部分6に連続する部分までが第4共振部分RP4の一部を構成する。
具体的に、添付図を参照して説明する。
図7は、第1共振部分RP1を示した図である。図示するように、第1共振部分RP1は、第1部分4の一端部(端部4a)から接続部分6に連続する部分までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分(略端部5b)までの部分と、延長部分7の全体から成る。
図8は、第2共振部分RP2を示した図である。図示するように第1共振部分RP1は、第1部分4の端部4aから接続部分6に連続する部分が一つの第2共振部分RP2とされ、接続部分6の全体と第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分までの部分と延長部分7の全体がもう一つの第2共振部分RP2とされている。
図9は、第3共振部分RP3を示した図である。図示するように、第3共振部分RP3は、第2部分5の略全体と延長部分7の全体から成る。
図10は、第4共振部分RP4を示した図である。図示するように、第4共振部分RP4は、第1部分4における端部4bから接続部分6に連続する部分までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分までの部分と、延長部分7の一部の部分(或いは全体)から成る。
第4共振部分RP4は、第4周波数f4を共振点とした共振を行う部分とされる。
例えば、6GHz付近の周波数帯を第4周波数帯とし、その共振周波数を第4周波数f4とする。
このように、第1部分4を二つの部分に分け、それぞれを異なる周波数(第1周波数f1及び第4周波数f4)で共振する共振部分として利用することで、複数の共振部分を一つの部分にまとめることができる。
また、第1部分4が複数の共振部分として利用されることにより、スロット3の小型化を図ることができる。
<3.その他のスロット形状の例>
スロット3の形状は上述した以外にも各種考えられる。その一例を添付図に示す。
先述の例では、第1共振部分RP1を略二つに分けることで、二つの第2共振部分RPが形成される例を示した。即ち、第1共振部分RP1について第1周波数f1の2倍波(略第2周波数f2)で共振させることにより、第2共振部分RP2として利用する例を説明した。
ここに示すスロット3の各例においては、第1共振部分RP1を第1周波数f1の2倍波で共振させることなく第2周波数f2による電波の照射及び受信を行う構成を有している。
各図においては、第2周波数f2(5.1GHz)で共振する第2共振部分RP2に着目する。
スロットアンテナ1Bのスロット3B(図11参照)は、第2部分5における端部5bから延長部分7に連続する部分までの部分と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
スロットアンテナ1Cのスロット3C(図12参照)は、第1部分4及び第2部分5と略平行に形成された第3部分12とを備えている。第3部分12は、接続部分6の略中央部から第1部分4が延びる方向と同方向に延びるように形成されている。
スロット3Cにおける第3部分12の全体と、接続部分6の一部と、第2部分5の一部と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
スロットアンテナ1Dのスロット3D(図13参照)は、第1部分4及び第2部分5と略平行に形成された第3部分12とを備えている。第3部分12は、接続部分6の略中央部から第1部分4が延びる方向と逆方向に延びるように形成されている。
スロット3Dにおける第3部分12の全体と、接続部分6の一部と、第2部分5の一部と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
スロットアンテナ1Eのスロット3E(図14参照)は、第1部分4における端部4bから接続部分6に連続する部分までの部分と、接続部分6の全体と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分までの部分と、延長部分7の全体とが第2共振部分RP2とされている。
このように、第1共振部分RP1について第1周波数f1の略2倍波で共振させずに、複数の周波数に対応した小型のアンテナ装置を実現することができる。
<4.変形例>
スロット3の形状は上述した各例に対して各部の端部の形状を異ならせてもよい。
具体的に、第1部分4の端部の形状についての変形例(端部4a’)について図15を参照して説明する。
スロット3Fは、第1部分4の一方の端部4a’の形状が上述した端部4aと異なる。具体的には、端部4a’の幅が太くされている。これにより、第1共振部分RP1の特性が向上し、第1周波数f1の電波についての感度向上を図ることができる。
なお、図15に示す例においては第1部分4の端部4a’の幅のみが太くされていたが、第1部分4の端部4bや、第2部分5の端部5a、5bや延長部分7の端部の幅などが太くされていてもよい。
上述した例では、WiFi用の帯域を例に挙げたが、本技術の適用はこれに限らず、携帯電話網で用いられる帯域やUWB(Ultra-Wideband)の帯域など各種の帯域に対応したスロットアンテナに適用可能である。
<5.カメラ装置への適用>
上述したアンテナ装置としてのスロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)をカメラ装置100に搭載した例について図16を参照して説明する。
カメラ装置100は、カメラ筐体101とレンズ鏡筒102を備えて構成されている。
カメラ筐体101の上部には内部にペンタプリズムやEVF(Electronic Viewfinder)が配置されるペンタ部103が設けられている。
ペンタ部103は、上面部103aと側面部103bを備えており、側面部103bに上述したスロットアンテナ1が取り付けられている。
スロットアンテナ1においては複数バンドの通信に対応した一つのスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)が設けられることにより、導体層2におけるスロット3が形成される部分を小さくすることができる。従って、スロットアンテナ1の小型化及びカメラ装置100の小型化を図ることができる。
また、カメラ装置100の上部に突出して設けられたペンタ部103にスロットアンテナ1が取り付けられることにより、スロットアンテナ1の感度を向上させることができる。
特に、ペンタ部103の側面部103bにスロットアンテナ1が取り付けられることにより、ペンタ部103の上面部103aについてのストロボ等のアクセサリの取り付けが阻害されてしまうことを防止することができる。これにより、カメラ装置100の他の機能を犠牲にすることなく通信環境の改善及びカメラ装置100の小型化を図ることが可能となる。
また、ペンタ部103の側面部103bが斜め上に向く面として形成されていることにより、スロットアンテナ1の電波放射方向もカメラ装置100の側方よりもやや上方を向く方向とされる。
これにより、カメラ筐体101の上部に金属製の部材を配置したとしてもスロットアンテナ1のアンテナ性能に影響を及ぼしにくくされ、良好な通信環境を確保することが可能となる。
また、図16に示す例では、カメラ筐体101のペンタ部103において露出されて設けられているが、スロットアンテナ1が露出しないように樹脂部材などで覆われていてもよい。これにより、スロットアンテナ1において意図しない部分が短絡してしまうことが防止され、スロットアンテナ1の正常な動作状態を確保することができる。
<6.まとめ>
上述した各例で説明したように、アンテナ装置としてのスロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)は、複数バンド(例えば、2.4GHz帯及び5GHz帯)対応のスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)が一つ形成された導体層2を備え、スロット3は、二つの端部4a(4a’)、4bを有する第1部分4と、二つの端部5a、5bを有する第2部分5と、第1部分4と第2部分5とを接続する接続部分6と、第2部分5に連続する延長部分7と、を有している。
また、第1部分4における接続部分6が連続する部分と、接続部分6における第1部分4に連続する部分は非平行とされ、接続部分6における第2部分5に連続する部分と、第2部分5における接続部分6に連続する部分は非平行とされ、第2部分5における延長部分7に連続する部分と、延長部分7における第2部分5に連続する部分は非平行とされている。
更に、接続部分6は第2部分5における二つの端部5a、5b以外の部分に接続され、スロット3に対して給電ポイント8が1箇所のみ設けられている。
一つのスロット3で複数バンドの通信に対応する場合に、導体層2におけるスロット3が形成される部分を小さくすることができる。
従って、スロットアンテナ1の小型化を図ることができ、電子機器への搭載が容易となる。また、電子機器の小型化を図ることも可能となる。
また、接続部分6に対して第1部分4の端部4bが面位置とされているのに対して、第2部分5は接続部分6よりも接続部分6の幅方向に突出して形成されている。このように、第2部分5の端部よりも接続部6が内側に接続されることで、スロットアンテナ1が複数の周波数に対応した電波の放射と受信が可能とされている場合に、各周波数の微調整が可能とされている。
各実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)における延長部分7の縁部に給電ポイント8が設けられてもよい。
第1共振部分RP1、第2共振部分RP2及び第3共振部分RP3の共通部分に給電ポイント8が設けられることで、給電ポイント8を複数設ける必要がなくなり、給電部9の小型化及び構成の簡易化を図ることができる。従って、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
第1の実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)におけるスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)は、第1周波数帯(例えば、第1周波数f1を中心とした周波数帯)に共振点を有する第1共振部分RP1と、第2周波数帯(例えば、第2周波数f2を中心とした周波数帯)に共振点を有する第2共振部分RP2と、を備え、第1共振部分RP1と第2共振部分RP2は少なくとも一部が共通の部分とされていてもよい。
共振部分の一部を共通化することで、スロット形状を小さくすることができ、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
各実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)においては、第1部分4における一端部(端部4a(4a’))から接続部分6に連続する部分までの部分と、接続部分6と、第2部分5における接続部分6に連続する部分から延長部分7に連続する部分までの部分と、延長部分7と、から成る部分が第1共振部分RP1とされ、第1共振部分RP1は二つの第2共振部分RP2から成るように構成されていてもよい。
これにより、第1共振部分RP1が第2共振部分RP2としても機能する。従って、スロット形状を小型化することができる。
なお、例えば、第1周波数f1に対して第2周波数f2が略2倍の周波数とされた場合に、第1共振部分RP1の長さの略半分の位置を境として二つの第2共振部分RP2が形成されることにより実現することができる。
各実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)においては、第2部分5と延長部分7が複数バンド(例えば、2.4GHz帯及び5GHz帯)における第3周波数帯(例えば、第3周波数f3を中心とした周波数帯)に共振点を有する第3共振部分RP3とされていてもよい。
これにより、一つのスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)を構成する第1部分4と第2部分5と接続部分6と延長部分7とで3種類の周波数(例えば、2.4GHz、5.1GHz、5.8GHz)に対応した共振を起こすことができる。従って、導体層2を小型化することができ、アンテナ装置の小型化に寄与することができる。
各実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F)においては、第1部分4と第2部分5と接続部分6がそれぞれ直線状に形成されていてもよい。
第1部分4と第2部分5と接続部分6とをそれぞれ直線状に形成することで、加工が容易となり、製造時間の短縮及び製造コストの削減を図ることができる。
第2の実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1Aにおいて、接続部分6は第1部分4における二つの端部4a、4b以外の部分に接続されていてもよい。
即ち、第1部分4を二つの部分に分け、それぞれを異なる周波数で共振する共振部分として利用することで、複数の共振部分を一つの部分にまとめることができ、スロット形状の小型化を図ることができる。
第2の実施の形態において説明したように、スロットアンテナ1Aにおいて、第1部分4における二つの端部4a、4bのうちの一方の端部4aから接続部分6に連続する部分までの部分は第1周波数帯(例えば、第1周波数f1を中心とした周波数帯)に共振点を有する第1共振部分RP1の一部とされ、第1部分4における接続部分6に連続する部分から第1部分4における二つの端部4a、4bのうちの他方の端部4bまでの部分は第4周波数帯(例えば、第4周波数f4を中心とした周波数帯)に共振点を有する第4共振部分RP4の一部とされていてもよい。
これにより、第1部分4が複数の共振部分として利用されることにより、スロット形状の小型化を図ることができる。
図16等を参照して説明したように、電子機器としてのカメラ装置100は、複数バンド(例えば、2.4GHz帯及び5GHz帯)対応のスロット3(3A、3B、3C、3D、3E、3F)が一つ形成された導体層2を有したアンテナ装置(スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F))を備え、スロット3は、二つの端部4a(4a’)、4bを有する第1部分4と、二つの端部5a、5bを有する第2部分5と、第1部分4と第2部分5とを接続する接続部分6と、第2部分5に連続する延長部分7と、を有し、第1部分4における接続部分6に連続する部分と、接続部分6における第1部分4に連続する部分は非平行とされ、接続部分6における第2部分5に連続する部分と、第2部分5における接続部分6に連続する部分は非平行とされ、第2部分5における延長部分7に連続する部分と、延長部分7における第2部分5に連続する部分は非平行とされ、接続部分6は第2部分5における二つの端部5a、5b以外の部分に接続され、スロット3には給電ポイント8が1箇所のみ設けられたものである。
一つのスロット3で複数バンドの通信に対応することで、導体層2におけるスロット3が形成される部分を小さくすることができる。従って、スロットアンテナ1の小型化及び電子機器の小型化を図ることができる。
また、スロットアンテナ1の小型化を図ることにより、電子機器の意匠性の悪化を防止することができると共に、意匠上の制約を無くす或いは緩くすることができる。これにより、電子機器を軽くすることもでき、持ちやすさを向上させることが可能となる。
図16等を参照して説明したように、電子機器は、ペンタ部103が設けられたカメラ装置100とされ、アンテナ装置(スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F))はペンタ部103の壁面に配置されてもよい。
カメラ装置100における把持部分にアンテナ装置を設けることも考えられるが、レンズ鏡筒102との位置関係を考慮すると、レンズ鏡筒102に設けられた金属部分によって電波の放射方向や受信方向が制限されてしまう虞がある。
しかし、本構成によれば、カメラ装置100において上方に突出されたペンタ部103にアンテナ装置(スロットアンテナ1)が設けられるため、良好な通信環境を確保することができる。
図16等を参照して説明したように、カメラ装置100においては、アンテナ装置(スロットアンテナ1(1A、1B、1C、1D、1E、1F))はペンタ部103の側面部103bに配置されてもよい。
これにより、ペンタ部103の上面部103aにはストロボ等の各種アクセサリを取り付けることができる。
なお、上述した例では、給電ポイント8が一つのみ設けられた例を説明したが、複数の給電ポイント8が設けられていてもよい。
上述した例では、給電部9による接触給電によって給電ポイント8に電流が供給される例について説明したが、本技術の実施はこれに限られない。
具体的には、図17に示すように、給電ポイント8に非接触給電されてもよい。即ち、スロットアンテナ1に対して導体層2の面が向く方向に離隔した位置に配置された基板配置部13に非接触給電を行うための配線基板14が取り付けられる。
配線基板14は、図18に示す給電部9’に電気的に接続されることにより、導体層2との間の空間を介して電界結合方式または磁界結合方式による給電ポイント8への給電を行う。
給電部9’は、電子回路基板10と信号回路11とを有して構成されている。また、給電部9’には、配線基板14の配線パターンに接続される給電側正極端子9a’が設けられている。
なお、電子回路基板10と配線基板14は一つの基板として形成されていてもよい。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
また、上述した各例はいかように組み合わせてもよく、各種の組み合わせを用いた場合であっても上述した種々の作用効果を得ることが可能である。
<7.本技術>
本技術は以下のような形態を採ることができる。
(1)
スロットが一つ形成された導体層を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分が連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットに対して給電ポイントが1箇所のみ設けられた
アンテナ装置。
(2)
前記延長部分の縁部に前記給電ポイントが設けられた
上記(1)に記載のアンテナ装置。
(3)
前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされた
上記(1)から上記(2)の何れかに記載のアンテナ装置。
(4)
前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
上記(3)に記載のアンテナ装置。
(5)
前記第2部分と前記延長部分が第3周波数帯に共振点を有する第3共振部分とされた
上記(4)に記載のアンテナ装置。
(6)
前記第1部分と前記第2部分と前記接続部分はそれぞれ直線状に形成された
上記(5)に記載のアンテナ装置。
(7)
前記接続部分は前記第1部分における前記二つの端部以外の部分に接続された
上記(1)から上記(6)の何れかに記載のアンテナ装置。
(8)
前記第1部分における前記二つの端部のうちの一方の端部から前記接続部分に連続する部分までの部分は第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分の一部とされ、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分から前記第1部分における前記二つの端部のうちの他方の端部までの部分は第4周波数帯に共振点を有する第4共振部分の一部とされた
上記(7)に記載のアンテナ装置。
(9)
複数バンド対応のスロットが一つ形成された導体層を有したアンテナ装置を備え、
前記スロットは、
二つの端部を有する第1部分と、
二つの端部を有する第2部分と、
前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
前記第1部分における前記接続部分に連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
前記スロットには給電ポイントが1箇所のみ設けられた
電子機器。
(10)
ペンタ部が設けられたカメラ装置とされ、
前記アンテナ装置は前記ペンタ部の壁面に配置された
上記(9)に記載の電子機器。
(11)
前記アンテナ装置は前記ペンタ部の側面部に配置された
上記(10)に記載の電子機器。
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F スロットアンテナ(アンテナ装置)
2 導体層
3、3A、3B、3C、3D、3E、3F スロット
4 第1部分
4a、4a’、4b 端部
5 第2部分
5a、5b 端部
6 接続部分
7 延長部分
8 給電ポイント
100 カメラ装置(撮像装置)
103 ペンタ部
103b 側面部
RP1 第1共振部分
RP2 第2共振部分
RP3 第3共振部分
RP4 第4共振部分

Claims (9)

  1. スロットが一つ形成された導体層を備え、
    前記スロットは、
    二つの端部を有する第1部分と、
    二つの端部を有する第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
    前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
    前記第1部分における前記接続部分が連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
    前記スロットに対して給電ポイントが1箇所のみ設けられ
    前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
    前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、
    前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
    前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
    アンテナ装置。
  2. 前記延長部分の縁部に前記給電ポイントが設けられた
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記第2部分と前記延長部分が第3周波数帯に共振点を有する第3共振部分とされた
    請求項に記載のアンテナ装置。
  4. 前記第1部分と前記第2部分と前記接続部分はそれぞれ直線状に形成された
    請求項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記接続部分は前記第1部分における前記二つの端部以外の部分に接続された
    請求項1に記載のアンテナ装置。
  6. 前記第1部分における前記二つの端部のうちの一方の端部から前記接続部分に連続する部分までの部分は前記第1共振部分の一部とされ、
    前記第1部分における前記接続部分に連続する部分から前記第1部分における前記二つの端部のうちの他方の端部までの部分は第4周波数帯に共振点を有する第4共振部分の一部とされた
    請求項に記載のアンテナ装置。
  7. スロットが一つ形成された導体層を有したアンテナ装置を備え、
    前記スロットは、
    二つの端部を有する第1部分と、
    二つの端部を有する第2部分と、
    前記第1部分と前記第2部分とを接続する接続部分と、
    前記第2部分に連続する延長部分と、を有し、
    前記第1部分における前記接続部分に連続する部分と、前記接続部分における前記第1部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記接続部分における前記第2部分に連続する部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記第2部分における前記延長部分に連続する部分と、前記延長部分における前記第2部分に連続する部分は非平行とされ、
    前記接続部分は前記第2部分における前記二つの端部以外の部分に接続され、
    前記スロットには給電ポイントが1箇所のみ設けられ
    前記スロットは、第1周波数帯に共振点を有する第1共振部分と、第2周波数帯に共振点を有する第2共振部分と、を備え、
    前記第1共振部分と前記第2共振部分は少なくとも一部が共通の部分とされ、
    前記第1部分における一端部から前記接続部分に連続する部分までの部分と、前記接続部分と、前記第2部分における前記接続部分に連続する部分から前記延長部分に連続する部分までの部分と、前記延長部分と、から成る部分が前記第1共振部分とされ、
    前記第1共振部分は二つの前記第2共振部分から成る
    電子機器。
  8. ペンタ部が設けられたカメラ装置とされ、
    前記アンテナ装置は前記ペンタ部の壁面に配置された
    請求項に記載の電子機器。
  9. 前記アンテナ装置は前記ペンタ部の側面部に配置された
    請求項に記載の電子機器。
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