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JP7704040B2 - 蛍光ナノ粒子 - Google Patents
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JP7704040B2 - 蛍光ナノ粒子 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光ナノ粒子に関する。
病理診断では、免疫染色(immunohistochemistry;IHC)やin situ hybridization(ISH)と呼ばれる、標本の分子情報の発現を確認するための分子を標的とした染色を施し、遺伝子やタンパク質の発現異常といった機能異常を診断する観察が行われている。免疫染色には、例えば、酵素を用いた色素染色法(DAB染色等)が用いられる。
しかしながら、DAB染色のような酵素標識による染色は、染色濃度が温度・時間などの環境条件により大きく左右されるため、染色濃度から実際の抗原等の量を見積もることが難しいという課題がある。そのため、病理診断における免疫観察では、酵素標識による染色の代わりに、蛍光標識を用いる蛍光標識法も行われている。
この方法はDAB染色と比べて定量性に優れるという特徴がある。蛍光標識法は、蛍光色素で修飾された抗体を用いて対象となる抗原を染色して観察することで抗原量を測るものである。
従来、蛍光標識に用いるものとして、蛍光色素を含む樹脂粒子に標的物質に結合する物質としてのストレプトアビジンを直接的に結合させた蛍光ナノ粒子を含む染色液が知られている。たとえば、特許文献1は、ストレプトアビジンが結合した蛍光ナノ粒子を開示している。
特表2008-543982号公報
上記の特許文献1に記載されているような蛍光ナノ粒子を用いて、高精度な染色を行うためには、蛍光ナノ粒子が凝集せず、良好な分散性を有することが好ましい。本発明の目的は、良好な分散性を有する蛍光ナノ粒子を提供することである。
本発明の実施の形態に係る蛍光ナノ粒子は、樹脂および前記樹脂に内包された蛍光色素を含むナノ粒子と、前記ナノ粒子に結合した、カルボキシル基またはその塩を有する糖と、前記糖を介して前記ナノ粒子に結合した、標的物質に結合する結合物質と、を有する。
本発明によれば、良好な分散性を有する蛍光ナノ粒子を提供することができる。
図1Aは、蛍光ナノ粒子を示す模式図であり、図1Bは、蛍光ナノ粒子による標識の一例を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る蛍光ナノ粒子の製造方法を示す図である。 図3A~図3Cは実施例に係る蛍光ナノ粒子を用いた染色結果を示す図であり、図3D、図3Eは比較例に係る蛍光ナノ粒子を用いた染色結果を示す図である。
[蛍光ナノ粒子]
図1Aは本発明の実施の形態に係る蛍光ナノ粒子10を模式的に示す図である。蛍光ナノ粒子10は、樹脂20および樹脂20に内包された蛍光色素30を含むナノ粒子40と、ナノ粒子40に結合した、カルボキシル基またはその塩を有する糖50と、糖50を介してナノ粒子40に結合した、標的物質100(図1B参照)に結合する結合物質60とを有する。蛍光ナノ粒子10は、観察対象を蛍光染色(蛍光標識)するために用いられる。
図1Bは、蛍光ナノ粒子10による標識の一例を示す模式図である。図1Bでは、細胞70中の抗原に、一次抗体80が結合し、一次抗体80に二次抗体90が結合している。そして、二次抗体90は標的物質100で修飾されている。
蛍光ナノ粒子10の結合物質60は、上記の標的物質100に結合することで、観察対象(例えば抗原)を標識する。蛍光ナノ粒子10による標識は輝点として観察可能であるため、観察対象を定量的に評価することに適する。このような蛍光ナノ粒子10が、分散性が悪く、凝集する傾向があると、輝点が凝集した状態で観察されてしまい、定量的に評価することに支障をきたす。以下、蛍光ナノ粒子の各構成要素について説明する。
(ナノ粒子)
ナノ粒子は蛍光ナノ粒子の母体である。ナノ粒子は、マトリックスとなる樹脂と、蛍光色素とを含む。
ナノ粒子を構成する樹脂の種類は特に制限されない。たとえば、ナノ粒子を構成する樹脂として、次のような熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を用いることができる。熱可塑性樹脂の例には、ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ポリフラン、または、これに類する樹脂が含まれる。熱硬化性樹脂の例には、ポリキシレン、ポリ乳酸、グリシジルメタクリレート、メラミン樹脂、ポリウレア、ポリベンゾグアナミン、ポリアミド、フェノール樹脂、多糖類またはこれに類する樹脂が含まれる。
これらの樹脂の内、特に、メラミン樹脂、尿素樹脂が好ましい。特に、メラミン樹脂は、キシレン等の有機溶媒を用いる脱水、透徹、封入などの処理によっても、ナノ粒子に内包させた蛍光色素の溶出を抑制することができる点で好ましい。
ナノ粒子は、その表面に直接的または間接的に糖および結合物質を有する。したがってナノ粒子は、これらを結合させるための官能基を備えることが好ましい。このような官能基としては、本発明の属する技術分野において様々な物質を結合させる場合と同様の官能基を利用することができるが、例えば、エポキシ基またはアミノ基が好ましい。
官能基を有するナノ粒子の調製方法は特に限定されるものではないが、例えば、ナノ粒子を構成する熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂を合成するためのモノマーとして、所定の官能基をあらかじめ側鎖に有する(コ)モノマーを(共)重合させるか、熱可塑性樹脂または熱硬化性樹脂の合成後に、それを構成している樹脂モノマー単位が有する官能基を試薬処理して前記所定の官能基に変換する方法を用いることができる。
熱可塑性樹脂を用いてナノ粒子を製造する場合の実施形態の例には、スチレンと共にグリシジルメタクリレートをモノマーとして用いて共重合させることにより、表面にエポキシ基を有するポリスチレン系樹脂のナノ粒子を製造する実施形態、あるいはスチレンと共にスチレンカルボン酸やスチレンスルホン酸を共重合させて、表面にカルボン酸、スルホン酸を有するポリスチレン系樹脂のナノ粒子を製造する実施形態、あるいはスチレンと共にアミノスルホン酸を共重合させて表面にアミノ基を有するポリスチレン系樹脂のナノ粒子を製造する実施形態が含まれる。なお、前記グリシジルメタクリレートが有するエポキシ基は、所定の処理によりアミノ基に変換することもできる。
一方、熱硬化性樹脂を用いてナノ粒子を製造する場合の実施形態の例には、メラミン樹脂原料(例えば三和ケミカル社製MX-035)をモノマーとして用いて共重合させることにより、メラミン系樹脂のナノ粒子を製造する実施形態が含まれる。
(蛍光色素)
蛍光色素は、ナノ粒子に内包されている。蛍光色素は、蛍光色素を含む溶媒中で上記の樹脂のモノマーを重合させることでナノ粒子に内包される。
ナノ粒子に内包されている蛍光色素は、ナノ粒子に物理的または化学的な力で結合しされていると考えられる。
蛍光色素の量は、蛍光ナノ粒子の全重量に対して、1%~10%であることが好ましい。蛍光色素の量が少ないと組織や細胞などの自家蛍光に対して十分な蛍光を確保することが出来ず、また撮影時の退色が問題となってくる。また、蛍光色素の量が多いと蛍光分子同士の分子間相互作用により濃度消光が起きて輝度が低下する。
蛍光色素の例には、ローダミン系色素分子、BODIPY系色素分子、スクアリリウム系色素分子、芳香族炭化水素系色素分子、半導体ナノ粒子、または、これらの組合せが含まれる。
ローダミン系色素分子などの蛍光色素は、比較的耐光性が高いため好ましく、なかでも芳香族炭化水素系色素分子に属するペリレン(perylene)やピレン(pyrene)、ペリレンジイミド(perylene diimide)が好ましい。
ローダミン系色素分子の例には、5-カルボキシ-ローダミン、6-カルボキシ-ローダミン、5,6-ジカルボキシ-ローダミン、ローダミン 6G、テトラメチルローダミン、X-ローダミン、テキサスレッド、Spectrum Red、LD700 PERCHLORATE、それらの誘導体などが含まれる。
BODIPY系色素分子の例には、BODIPY FL、BODIPY TMR、BODIPY 493/503、BODIPY 530/550、BODIPY 558/568、BODIPY 564/570、BODIPY 576/589、BODIPY 581/591、BODIPY 630/650、BODIPY 650/665(以上インビトロジェン社製)、それらの誘導体などが含まれる。
スクアリリウム系色素分子の例には、SRfluor 680-Carboxylate、1,3-Bis[4-(dimethylamino)-2-hydroxyphenyl]-2,4-dihydroxycyclobutenediylium dihydroxide, bis、1,3-Bis[4-(dimethylamino)phenyl]-2,4-dihydroxycyclobutenediylium dihydroxide, bis、2-(4-(Diethylamino)-2-hydroxyphenyl)-4-(4-(diethyliminio)-2-hydroxycyclohexa-2,5-dienylidene)-3-oxocyclobut-1-enolate、2-(4-(Dibutylamino)-2-hydroxyphenyl)-4-(4-(dibutyliminio)-2-hydroxycyclohexa-2,5-dienylidene)-3-oxocyclobut-1-enolate、2-(8-Hydroxy-1,1,7,7-tetramethyl-1,2,3,5,6,7-hexahydropyrido[3,2,1-ij]quinolin-9-yl)-4-(8-hydroxy-1,1,7,7-tetramethyl-2,3,6,7-tetrahydro-1H-pyrido[3,2,1-ij]quinolinium-9(5H)-ylidene)-3-oxocyclobut-1-enolate、それらの誘導体などが含まれる。
芳香族炭化水素系色素分子の例には、N, N-Bis-(2,6-diisopropylphenyl)-1,6,7,12-(4-tert-butylphenoxy)-perylene-3,4,9,10-tetracarbonacid diimide、N,N’-Bis(2,6-diisopropylphenyl)-1,6,7,12-tetraphenoxyperylene-3,4:9,10-tetracarboxdiimide、N,N’-Bis(2,6-diisopropylphenyl)perylene-3,4,9,10-bis(dicarbimide)、16,N,N'-Bis(2,6-dimethylphenyl)perylene-3,4,9,10-tetracarboxylic diimide、4,4’-[(8,16-Dihydro-8,16-dioxodibenzo[a,j]perylene-2,10-diyl)dioxy]dibutyric acid、2,10-Dihydroxy-dibenzo[a,j]perylene-8,16-dione、2,10-Bis(3-aminopropoxy)dibenzo[a,j]perylene-8,16-dione, 3,3'-[(8,16-Dihydro-8,16-dioxodibenzo[a,j]perylen-2,10-diyl)dioxy]dipropylamine、17-BIS(Octyloxy)Anthra[9,1,2-cde-]Benzo[RST]Pentaphene-5-10-Dione、Octadecanoicacid, 5,10-dihydro-5,10-dioxoanthra[9,1,2-cde]benzo[rst]pentaphene-16,17-diylester、Dihydroxydibenzanthrone、Benzenesulfonic acid, 4,4’,4’’,4’’’-[[2,9-bis[2,6-bis(1-methylethyl)phenyl]-1,2,3,8,9,10-hexahydro-1,3,8,10-tetraoxoanthra[2,1,9-def:6,5,10-d’e’f’]diisoquinoline-5,6,12,13-tetrayl]tetrakis(oxy)]tetrakis-,Benzeneethanaminium、 4,4’,4’’,4’’’-[[2,9-bis[2,6-bis(1-methylethyl)phenyl]-1,2,3,8,9,10-hexahydro-1,3,8,10-tetraoxoanthra[2,1,9-def:6,5,10-d‘e’f‘]diisoquinoline-5,6,12,13-tetrayl]tetrakis(oxy)]tetrakis[N,N,N-trimethyl-]、それらの誘導体などが含まれる。
半導体ナノ粒子を構成する半導体の種類は、蛍光を放出できるものであれば特に限定されない。半導体ナノ粒子を構成する半導体は、例えばII-VI族化合物半導体、III-V族化合物半導体、またはIV族半導体である。半導体ナノ粒子を構成する半導体の例には、CdSe、CdS、CdTe、ZnSe、ZnS、ZnTe、InP、InN、InAs、InGaP、GaP、GaAs、SiおよびGeが含まれる。
(糖)
糖はナノ粒子の表面に結合している。図1Aに示されるように、糖50は水酸基(-OH)を有するので、これが良好な分散性を有する蛍光ナノ粒子が得られる一因と推定される。
また、本実施の形態において、糖は、カルボキシル基またはその塩を有する。カルボキシル基またはその塩は、条件によって、負の電荷を帯びることができる。これにより、蛍光ナノ粒子の間に反発力が生じさせることができる。これも良好な分散性を有する蛍光ナノ粒子が得られる一因と推定される。
また、カルボキシル基またはその塩は、糖50をナノ粒子40へ結合させることと、糖50に結合物質60を結合させることにも役立つ(図1A参照)。具体的には、糖が有するカルボキシル基またはその塩と、ナノ粒子/結合物質が有する官能基との間に結合が形成される。結合の例には、アミド結合が含まれる。
糖の種類は、カルボキシル基またはその塩を有する糖であれば特に限定されない。カルボキシル基またはその塩を有する糖の例には、カルボキシアルキルデキストラン、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシエチルデキストラン、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシメチルでんぷん、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、サクシニルキトサン、サクシニルカルボキシメチルキトサン、またはこれらの塩が含まれる。
(結合物質)
図1Aに示されるように、本実施の形態に係る蛍光ナノ粒子10は、糖50を介してナノ粒子40に結合した結合物質60を有する。結合物質60の種類は、観察対象に直接または間接的に結合した標的物質100に結合することができれば特に制限されない。
結合物質の量は、標的物質に十分に結合させるという観点から、粒径や結合物質の大きさにもよるが蛍光ナノ粒子1分子に対して、50個~1000個程度であることが好ましい。
結合物質の例には、アビジン、ストレプトアビジン、ニュートラアビジン、抗体、核酸が含まれる。
標的物質およびそれに結合する結合物質の組み合わせの例には、ビオチン-アビジン、ビオチン-ストレプトアビジン、ビオチン-ニュートラアビジン、抗原-抗体、核酸-核酸、抗体-核酸の組み合わせが含まれる。標的物質と結合物質との間の結合は、特異的な結合であることが好ましい。ここで特異的な結合とは、本発明の属する技術分野における一般的な用語として解釈することが可能であるが、結合定数(K)またはその逆数である解離定数(K)によって定義することも可能である。
すなわち、本発明で用いられる結合物質は、染色対象が有する標的物質に対する結合定数(K)が1×10~1×1015の範囲にあることが好ましい。結合定数(K)が当該範囲内にある場合は、その標的物質は、結合物質と特異的に結合する物質として取り扱うことができる。
(平均粒子径)
蛍光ナノ粒子の平均粒子径は、汎用の蛍光顕微鏡でも好適に輝点の観察を可能とする観点から、好ましくは30~300nmであり、より好ましくは40nm~200nmである。平均粒子径が300nmを超える場合、染色後の観察の際に細胞1個当たりの輝点数が減って輝点観察がしにくくなり、逆に平均粒子径が30nm未満の場合、細胞1個当たりの輝点数が増えて輝点観察がしにくくなるからである。
また、蛍光ナノ粒子10の平均粒子径は、分散性を良好にするという観点(後述する分散性の指標であるPdIが0.1以下となるという観点)から、30nm以上であることが好ましく、40nm以上であることがさらに好ましい。
なお、平均粒子径は走査型電子顕微鏡で撮影した画像(SEM画像)に写っている各粒子(100個以上)の長径を測定し、その平均値とすることができる。
(効果)
本実施の形態に係る蛍光ナノ粒子は、ナノ粒子の表面に、カルボキシル基またはその塩を有する糖が結合しているため、分散性が高い。したがって、本実施の形態に係る蛍光ナノ粒子を用いることで高精度な蛍光染色(蛍光標識)を行うことが可能となり、観察対象を高精度に観察または定量することも可能となる。
以下、本実施の形態に係る発明について実施例を参照して詳細に説明するが、本実施の形態に係る発明はこれらの実施例により限定されない。
[蛍光ナノ粒子の製造]
図2は、実施例に係る蛍光ナノ粒子の製造方法を模式的に示す。図2を参照しつつ蛍光ナノ粒子の製造について説明する。
蛍光ナノ粒子の製造は以下のように実施した。
(シード粒子の作製)
蛍光色素であるペリレンジイミド4.4mgを水20mLに溶解して得られた溶液に乳化重合用乳化剤である「エマルゲン(登録商標)430」(ポリオキシエチレンオレイルエーテル、花王(株)製)の5質量%水溶液を2mL加えた。この溶液をホットスターラー上で撹拌しながら70℃まで昇温させた後、この溶液にメラミン樹脂原料である「ニカラックMX-035」(日本カーバイド工業(株)製)を固形分量として0.14g加えた。さらに、この溶液に酸触媒であるドデシルベンゼンスルホン酸(関東化学(株)製)の10質量%水溶液を0.70mL加え、70℃に加熱して50分間撹拌し、さらに90℃に昇温して20分間撹拌して、メラミン樹脂の合成を行った。
得られた樹脂粒子の分散液からの樹脂粒子の分離、さらに樹脂粒子に付着する余剰の樹脂原料や蛍光色素等の不純物を除くための洗浄を次のように行った。上記分散液を遠心分離機(クボタ(株)製マイクロ冷却遠心機3740)にて20000Gで90分間遠心分離し、上澄みを除去した後、分離された粒子に超純水を加え、超音波照射を行って再分散した。遠心分離、上澄み除去および超純水への再分散による処理を5回繰り返した。得られた樹脂粒子をシード粒子1とした。シード粒子の平均粒子径は20nm、粒子径の変動係数は12%であった。
(50nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)
蛍光色素であるペリレンジイミド1.9mgを水20mLに加えて溶解して得られた溶液に乳化重合用乳化剤である「エマルゲン(登録商標)430」(ポリオキシエチレンオレイルエーテル、花王(株)製)の5質量%水溶液を2mL加えた。この溶液をホットスターラー上で撹拌しながら70℃まで昇温させた後、この溶液にシード粒子1を5.0×1014個加え、得られた分散液にメラミン樹脂原料である「ニカラックMX-035」(日本カーバイド工業(株)製)を固形分量として0.06g加えた。この分散液に、酸触媒であるスルファミン酸(関東化学(株)製)の2.47質量%水溶液と酸触媒であるドデシルベンゼンスルホン酸の10質量%水溶液とを1:3の比率で混合して得られた酸溶液を0.70mL加え、70℃に加熱して50分間攪拌し、さらに90℃に昇温して20分間撹拌して、メラミン樹脂の合成を行った。
得られた樹脂粒子の分散液からの樹脂粒子の分離、さらに樹脂粒子に付着する余剰の樹脂原料や蛍光色素等の不純物を除くための洗浄を次のように行った。上記分散液を遠心分離機(クボタ(株)製マイクロ冷却遠心機3740)にて20000Gで90分間遠心分離し、上澄みを除去した後、分離された粒子に超純水を加え、超音波照射を行って再分散した。遠心分離、上澄み除去および超純水への再分散による処理を5回繰り返した。このようにして図2の上段に示されるように、蛍光色素30を内包するナノ粒子40を得た。
[蛍光ナノ粒子の平均粒子径の測定]
蛍光ナノ粒子の分散液を基板上で室温にて一晩静置して乾燥させ、SEM(S-4800、日立ハイテク社製)を用いて観察および画像撮影を行った。得られた画像から任意の粒子1000個の粒子径を計測し、平均粒子径と粒子径の変動係数を算出した。上記のようにして得られたナノ粒子の粒子径は53.6nm、粒子径の変動係数は12%であった。
(65nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)
上記の「(50nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)」において、蛍光色素ペリレンジイミドの量を2.5mg、エマルゲン430の5質量%水溶液の量を2.6mL、ニカラックMX-035の量を0.08gにて使用したこと以外は同様にして蛍光ナノ粒子を作製した。また、上記と同様の方法にて測定したナノ粒子の平均粒子径は65.9nm、粒子径の変動係数は10%であった。
(80nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)
上記の「(50nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)」において、蛍光色素ペリレンジイミドの量を3.0mg、エマルゲン430の5質量%水溶液の量を3.2mL、ニカラックMX-035の量を0.1gにて使用したこと以外は同様にして蛍光ナノ粒子を作製した。上記と同様の方法にて測定したナノ粒子の平均粒子径は83nm、粒子径の変動係数は9%であった。
(130nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)
上記の「(50nm狙いの蛍光ナノ粒子の製造)」において、蛍光色素ペリレンジイミドの量を4.9mg、エマルゲン430の5質量%水溶液の量を5.2mL、ニカラックMX-035の量を0.16gにて使用したこと以外は同様にして蛍光ナノ粒子を作製した。上記と同様の方法にて測定したナノ粒子の平均粒子径は132.6nm、粒子径の変動係数は9%であった。
蛍光ナノ粒子に対する表面修飾は以下のように実施した。
実施例1 デキストラン×ストレプトアビジン修飾ナノ粒子の製造
図2の中段は、ナノ粒子40の表面に糖50が結合し、さらに糖50が有するカルボキシル基が、N-ヒドロキシスクシイミド(NHS)によって活性化された様子を示す。このような状態のナノ粒子は以下のようにして得た。
まず、カルボキシメチルデキストラン(CMD、名糖産業社製)1mgをMES緩衝液1mlに溶解した。次に、N-ヒドロキシスクシイミド11.5mgおよび1-エチル-3-(-3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩19.2mgを加えて、室温にて攪拌した。このようにして、CMDのカルボキシル基をNHSで活性化した。
次に、活性化されたカルボキシル基を有するCMD中に、上記で製造したナノ粒子1mgを加えて、室温にて攪拌した。このようにすることで、NHSで活性化されたカルボキシル基と、ナノ粒子の表面の、メラミン樹脂に由来するアミノ基との間でアミド結合を形成させて、ナノ粒子の表面にデキストランを結合させた。なお、NHSで活性化されたカルボキシル基のうちナノ粒子に結合しなかったものが、図2の中段に示されるようにナノ粒子の表面に存在すると考えられる。
結合物質の結合
図2の下段は、糖50を介してナノ粒子に結合した結合物質60を有する蛍光ナノ粒子10を示す。このような蛍光ナノ粒子は以下のようにして得た。
上記で得たナノ粒子の反応液を15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。その後、1mLのMES緩衝液を加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。この操作を2回繰り返した後、沈殿物に酢酸緩衝液を1mL加えてストレプトアビジン0.15mgを加えて、室温にて攪拌した。このようにすることで、NHSで活性化されたカルボキシル基と、ストレプトアビジンが有するアミノ基との間でアミド結合を形成させ、ストレプトアビジンをナノ粒子に結合させた。その後、1mLのTris-HCl緩衝液を加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。この操作を2回繰り返した後、1%BSAを含むPBS中に保存することで、実施例1の蛍光ナノ粒子を得た。
実施例2 セルロース×ストレプトアビジン修飾ナノ粒子の製造
実施例1のデキストラン修飾ナノ粒子の製造において、CMDをカルボキシメチルセルロース(CMC、東京化成工業社製)1mgに変更した以外は同様の方法にて作製した。
実施例3 デキストラン×核酸修飾ナノ粒子の製造
実施例1のデキストラン修飾ナノ粒子の製造において、CMD結合後、MES緩衝液による洗浄操作の後に、5’末端をアミノ基で修飾した30merのPoly (dC)を2uMとなるように加えて室温にて1時間撹拌した。その後、1mLのTris-HCl緩衝液を加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。この操作を2回繰り返した後、1%BSAを含むPBS中に保存することで、実施例3の蛍光ナノ粒子を得た。
(比較例1の蛍光ナノ粒子)
比較例1は、糖および結合物質が結合していない蛍光ナノ粒子とした。
(比較例2の蛍光ナノ粒子)
比較例2の蛍光ナノ粒子は、糖50の代わりにポリエチレングリコールを有する点で、実施例1の蛍光ナノ粒子と異なる。このような比較例2の蛍光ナノ粒子は以下のようにして得た。
ポリエチレングリコールの結合
ナノ粒子1mgを純水1mL中に懸濁し、1,2-Bis(2-aminoethoxy)ethane(BAEE)20μLと混合し、70℃で1時間反応させた。
次に、この反応液を15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。その後、1mLの水を加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。この操作をさらに2回行い、合計で3回の水洗浄を行った。次に、沈降物に1mLのTHFを加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物を回収した。
得られた蛍光ナノ粒子を、THFを用いて3nmol/Lに調整した。
ナノ粒子の溶液に、最終濃度10mmol/LとなるようにNHS-PEG12-マレイミドを混合して、室温℃で1時間反応した。
この反応液を15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。その後、EDTAを2mmol/L含有するPBSを加えて沈降物を分散させた。そして、再度、15000rpmで20分間、遠心分離を行って上澄みを除去して沈降物のみを回収した。沈降物の分散処理から遠心分離までの一連の操作によるナノ粒子の洗浄をさらに3回行った。そして、上記マレイミドあるいはNHS基が粒子表面に存在したナノ粒子を得た。この沈殿物にりん酸緩衝液を1mL加えてストレプトアビジン0.15mgを加えて、室温にて攪拌した。このようにすることで、マレイミド基またはNHS基と、ストレプトアビジンが有するアミノ基との間でアミド結合を形成させ、ストレプトアビジンをナノ粒子に結合させた。その後、1mLのりん酸緩衝液を加え、再度15000rpmで20分間、遠心分離を行い、上澄みを除去して沈降物のみを回収した。この操作を2回繰り返した後、1%BSAを含むPBS中に保存することで、比較例2の蛍光ナノ粒子を得た。
[蛍光ナノ粒子の評価]
上記のようにして得た実施例および比較例の蛍光ナノ粒子の分散性を以下のよう評価した。
(PdIによる分散性の評価)
実施例および比較例の蛍光ナノ粒子のそれぞれについて、Malvern Panalytical社製のゼータサイザーナノを用いて動的光散乱法によりPdIを測定した。PdIは、以下の式で表される粒子径分布の広がりを示す無次元指標であり、分散性の評価に利用できる。
PdI=(標準偏差(σ)/平均粒子径(μ))
蛍光ナノ粒子の粒子径のばらつきが小さい場合、PdIは、粒子の分散性の度合いを示しており、値が小さいほど粒子が凝集せずに、分散していることを表している。一般に、PdIは0.1以下であれば、粒子の分散性が良好であると考えられる。
PdIの測定は具体的には以下のようにして行った。
蛍光ナノ粒子の分散液を10mMりん酸緩衝液(pH7.2)にて希釈し、Malvern Panalytical社製のディスポーザブルセル(DTS1070)に750uL加えた。ディスポーザブルセルを同社製のゼータサイザーナノにセットし、測定角度を173°として測定を実施した。測定回数は3回とし、3回の平均値ならびに標準偏差を算出した。
表1は、上記の様にして測定した、PdIと、SEMによる粒子の平均粒子径との関係を示す表である。
Figure 0007704040000001
表1からわかるように、実施例1、2、3の蛍光ナノ粒子では、いずれの平均粒子径でもPdIは0.1以下であり、分散性が良好であった。これは、実際の免疫染色で用いる中性緩衝液中での分散度合いを表しており、免疫染色実施時に凝集しづらい可能性を示唆している。また、実施例1、2の結果から、糖の種類は特定の種類に限定されず、カルボキシル化されている糖であれば分散性が良好な粒子を得られることが分かった。さらに、実施例1と、実施例3の結果からは結合物質60がタンパク質に限定されず、核酸が修飾されていても同様に分散性が良好な粒子を得られることが分かった。
一方、比較例1においてはいずれの粒径においてもPdIが0.1を大きく上回り中性緩衝液中での分散性に乏しいことを示唆する結果となった。また、比較例2の蛍光ナノ粒子では、平均粒子径が132.6nmであるときのみPdIが0.1以下であり、PEGを表面修飾することで分散性は改善傾向であったが、分散性が十分とは言えない結果であった。
一般的に、粒子は、平均粒子径が小さいほど比表面積が大きくなるため、凝集しやすくなる。比較例2のPEGを表面修飾した蛍光ナノ粒子では、平均粒子径が90nm以下の場合はPdIが0.1超となり粒子が凝集してしまっていたが、実施例の蛍光ナノ粒子では、平均粒子径が90nm以下であってもPdIが0.1以下となり粒子がほとんど凝集しなかった。
(免疫染色による分散性の評価)
実施例および比較例の蛍光ナノ粒子を用いて蛍光免疫染色を行い、蛍光ナノ粒子の分散性の評価を行った。
具体的には、以下の手順で免疫染色を行った。
≪蛍光ナノ粒子を用いたIHC染色≫
蛍光ナノ粒子と、以下のように作製したビオチン標識2次抗体とを有する抗体試薬(病理診断用の染色試薬)を調製し、この染色試薬を用いて免疫染色を行った。
<ビオチン修飾された2次抗体の作製>
比較例1、2、実施例1、2にて使用する2次抗体は以下のように作製した。
まず、50mmol/LのTris-HCl溶液(pH7.5)に抗ウサギIgG抗体50μgを溶解した。該溶液に、最終濃度3mmol/LとなるようにDTT(dithiothretol)溶液を混合した。その後、該溶液を37℃で30分間反応させた。その後、脱塩カラムを用いてDTTで還元化した2次抗体を精製した。精製した抗体全量のうち200μLを50mmol/LのTris-HCl溶液(pH7.5)に溶解して抗体溶液を得た。その一方で、スペーサーの長さが30オングストロームであるリンカー試薬「(+)-Biotin-PEG-NH-Mal」(PurePEG社製、製品番号2461006-250)を、DMSOを用いて0.4mmol/Lとなるように調整した。この溶液8.5μLを前記抗体溶液に添加し、混和して37℃で30分間反応させた。
この反応溶液を脱塩カラム「Zeba Spin Desalting Columns」に供して精製した。脱塩した反応溶液の波長300nmの吸収を分光高度計(日立製「F-7000」)により計測して反応溶液に含まれるタンパク質の量を算出した。50mmol/LのTris溶液により反応溶液を250μg/mLに調整し、該溶液をビオチン標識2次抗体の溶液とした。
<核酸修飾された2次抗体の作製>
実施例3にて使用する2次抗体は以下のように作製した。
まず、50mmol/LのTris-HCl溶液(pH7.5)に抗ウサギIgG抗体50μgを溶解した。該溶液に、最終濃度3mmol/LとなるようにDTT(dithiothretol)溶液を混合した。その後、該溶液を37℃で30分間反応させた。その後、脱塩カラムを用いてDTTで還元化した2次抗体を精製した。精製した抗体全量のうち200μLを50mmol/LのTris-HCl溶液(pH7.5)に溶解して抗体溶液を得た。その一方で、5’末端をマレイミドにて標識した30merのPoly (dG)をDMSOを用いて0.4mmol/Lとなるように調整した。この溶液8.5μLを前記抗体溶液に添加し、混和して37℃で30分間反応させた。
この反応溶液を脱塩カラム「Zeba Spin Desalting Columns」に供して精製した。脱塩した反応溶液の波長300nmの吸収を分光高度計(日立製「F-7000」)により計測して反応溶液に含まれるタンパク質の量を算出した。50mmol/LのTris溶液により反応溶液を250μg/mLに調整し、該溶液を標識2次抗体の溶液とした。
<蛍光免疫染色法>
(1)脱パラフィン処理工程
上記ビオチン標識2次抗体等を用いて、ヒト乳がん由来培養細胞ZR-75-1の免疫染色と形態観察染色とを以下のように行った。染色用のスライドとして、HER2 IHCポジコンスライド(パソロジー研究所社製、以下切片スライド)を用いた。この切片スライドを脱パラフィン処理した。
(2)賦活化処理工程
切片スライドを脱パラフィン処理した後、水に置換する洗浄を行った。洗浄した切片スライドを10mmol/Lクエン酸緩衝液中(pH6.0)で121℃、15分間オートクレーブ処理することで、抗原の賦活化処理を行った。賦活化処理後の切片スライドをPBSにより洗浄し、洗浄した切片スライドに対してBSAを1%含有するPBSを用いて1時間ブロッキング処理を行った。
(3)免疫染色処理工程
(3-1)1次抗体反応
ロシュ社製「抗HER2ウサギモノクロナール抗体(4B5)」の溶液を上述のブロッキング処理した切片スライドに対して4℃で1晩反応させた。該反応後の切片スライドをPBSで洗浄した。
(3-2)2次抗体反応
1次抗体反応を行った切片スライドをPBSで洗浄した後、1%BSA含有のPBSで2μg/mLに希釈した上記ビオチン標識2次抗体もしくは核酸標識2次抗体と室温で30分間反応させた。該反応後の切片スライドをPBSで洗浄した。
(3-3)蛍光ナノ粒子との反応
2次抗体反応を行った切片スライドに対して、1%BSA含有のPBSで0.12nmol/Lに希釈した前述の蛍光ナノ粒子を、中性のpH環境(pH6.9~7.4)、室温の条件下で2時間反応させた。該反応後の切片スライドをPBSで洗浄した。
(4)形態観察染色工程
免疫染色後、ヘマトキシリン染色を行った。免疫染色した切片をマイヤーヘマトキシリン液で5分間染色してヘマトキシリン染色を行った。その後、切片スライドを流水で3分間洗浄した。
(5)封入処理工程
免疫染色工程および形態観察染色工程を終えた切片に対して、純エタノールに5分間浸漬する操作を4回行い、洗浄・脱水を行った。続いて、キシレンに5分間浸漬する操作を4回行い、透徹を行った。最後に、封入剤(武藤化学社製「マリノール」)を用いて、組織切片を封入して観察用のスライドとした。
(6)観察
封入処理工程を終えたスライドに対して所定の励起光を照射して、蛍光を発光させた。その状態のスライドを蛍光顕微鏡(オリンパス社製「BX53」)、顕微鏡用デジタルカメラ(オリンパス社製「DP80」)により観察および撮像を行った。上記励起光の波長は、光学フィルターに通すことで575~600nmに設定した。また、観察する蛍光の波長についても、光学フィルターを通すことで612~692nmに設定した。顕微鏡観察、画像取得時の励起波長の条件は、580nmの励起では視野中心部付近の照射エネルギーが900W/cm2となるようにした。画像取得時の露光時間は、画像の輝度が飽和しないように任意に設定(例えば4000μ秒に設定)して撮像した。
撮像結果を図3Aから図3Eに示す。図3A、3B、3Cはそれぞれ実施例1、2、3の蛍光ナノ粒子を用いた場合の撮像結果を示し、図3Dおよび3Eはそれぞれ比較例1、2の蛍光ナノ粒子を用いた場合の撮像結果を示している。
図3A、3B、3Cでは、蛍光ナノ粒子の凝集による輝点の凝集が見られなかった。これに対して、図3Eの矢印で示されているように、比較例の蛍光ナノ粒子を用いた場合では、輝点の凝集が見られた。図3Dは表面修飾を実施する前の粒子であるため蛍光は全く検出されなかった。
本実施の形態に係る蛍光ナノ粒子は、良好な分散性を有するため、蛍光イメージングなどに有用である。
10 蛍光ナノ粒子
20 樹脂
30 蛍光色素
40 ナノ粒子
50 糖
60 結合物質
70 細胞
80 一次抗体
90 二次抗体
100 標的物質

Claims (6)

  1. 樹脂および前記樹脂に内包された蛍光色素を含むナノ粒子と、
    前記ナノ粒子に結合した、カルボキシル基またはその塩を有する糖と、
    前記糖を介して前記ナノ粒子に結合した、標的物質に結合する結合物質と、
    を有する、
    蛍光ナノ粒子。
  2. 前記樹脂は、メラミン樹脂または尿素樹脂である、請求項1に記載の蛍光ナノ粒子。
  3. 前記糖は、カルボキシメチルデキストラン、カルボキシルメチルセルロース、カルボキシメチルでんぷん、カルボキシメチルキチン、カルボキシメチルキトサン、サクシニルキトサン、サクシニルカルボキシメチルキトサンまたはこれらの塩である、請求項1または2に記載の蛍光ナノ粒子。
  4. 前記結合物質は、アビジン、ストレプトアビジン、ニュートラアビジン、抗体または核酸である、請求項1~3のいずれか一項に記載の蛍光ナノ粒子。
  5. PdIが0.1以下である、請求項1~4のいずれか一項に記載の蛍光ナノ粒子。
  6. 平均粒子径が30nm以上300nm以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の蛍光ナノ粒子。
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