JP7704727B2 - 接合体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
上記第1の金属部材と異なる金属材料からなる第2の金属部材と、
上記第1の金属部材と上記第2の金属部材とを接合する溶接金属と、
を備え、内部に閉断面空間が形成された接合体であって、
上記閉断面空間の少なくとも一部は、上記第1の金属部材及び上記第2の金属部材で囲まれることにより構成されており、
上記接合体は、
上記第1の金属部材と上記第2の金属部材とが当接する当接面と、
上記第1の金属部材及び上記第2の金属部材のいずれか一方と、上記溶接金属と、が接触する接触面と、を有し、
上記溶接金属は、上記第1の金属部材と上記第2の金属部材とを上記当接面において接合しており、
上記閉断面空間の少なくとも一部が第1のシール材で充填されることにより、上記当接面のうち、上記閉断面空間に面する当接面内端部は上記接合体の外部から閉塞されており、
上記当接面のうち、上記接合体の外部に面する第1外端部は、第2のシール材で被覆され、
上記接触面のうち、上記接合体の外部に面する第2外端部は、第3のシール材で被覆されていることを特徴とする、接合体。
上記第1の金属部材と異なる金属材料からなる第2の金属部材と、
を備え、内部に閉断面空間が形成され、
上記閉断面空間の少なくとも一部が、上記第1の金属部材及び上記第2の金属部材で囲まれることにより構成された接合体の製造方法であって、
上記第1の金属部材と上記第2の金属部材とを当接させて当接面を構成し、上記当接面において上記第1の金属部材と上記第2の金属部材とを溶接して、溶接金属を形成する接合工程と、
上記閉断面空間の少なくとも一部を、第1のシール材で充填することにより、上記当接面のうち、上記閉断面空間に面する当接面内端部を上記接合体の外部から閉塞する、第1のシール材の充填工程と、
上記当接面のうち、上記接合体の外部に面する第1外端部を、第2のシール材で被覆する、第2のシール材による被覆工程と、
上記第1の金属部材及び上記第2の金属部材のいずれか一方と上記溶接金属とが接触する接触面のうち、上記接合体の外部に面する第2外端部を、第3のシール材で被覆する、第3のシール材による被覆工程と、を有することを特徴とする接合体の製造方法。
上記接合工程の後に、接合された上記第1の金属部材及び上記第2の金属部材に対して、カチオン電着塗装を実施する電着塗装工程を有することを特徴とする、(5)又は(6)に記載の接合体の製造方法。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る接合体を部分的に示す断面図である。
図1に示すように、接合体10は、平板状の第1の金属部材21と、この第1の金属部材21と異なる金属材料からなる第2の金属部材31と、を有する。第1の金属部材21は、例えばアルミニウム合金製であり、第2の金属部材31は、例えば鋼製である。また、第2の金属部材31は、平板部32と、平板部32から窪んだ形状の凹部34と、を有する。そして、凹部34を囲む領域において、平板部32と第1の金属部材21とが当接しており、異種金属部材同士が接触する当接面35が形成されている。
上述のとおり、異種金属同士が接触する領域に、水などの導電性の液体が触れると、電気が貴金属から卑金属に流れることで、卑金属がイオン化して電食による腐食が発生する可能性がある。
[A]接触する金属同士の電位差が大きいこと
[B]水などの導電性の液体が存在すること
そこで、上記のような異種金属同士の接触による電食を防止する方法としては、以下に示す[1]~[4]の方法が挙げられる。
[1]金属同士の接触面に水などが付着することを防止する方法
[2]金属間の電位差をなくす方法。すなわち、電位差が同じ又は電位差が小さい金属を用いる方法
[3]通電経路を遮断する方法。すなわち、金属の接触面を絶縁する方法
[4]金属同士が直接接触することを防止する方法
第1の金属部材21と第2の金属部材31とが当接する当接面35のうち、閉断面空間S1に面する当接面内端部52からの浸入。
第1の金属部材21と第2の金属部材31とが当接する当接面35のうち、接合体10の外部に面する第1外端部51からの浸入。
溶接金属61と第2の金属部材31とが接触する接触面36のうち、接合体10の外部に面する第2外端部55からの浸入。
図2は、本発明の第2実施形態に係る接合体を示す断面図である。図2に示すように、接合体20は、断面ハット型であるアルミニウム合金製の第1の金属部材22と、断面ハット型である鋼製の第2の金属部材25とが接合されることにより形成されている。すなわち、第1の金属部材22は、一方向に延びる凹部23と、凹部23の両側方に設けられた平板部24とを有する。第2の金属部材25も同様に、一方向に延びる凹部26と、凹部23の両側方に設けられた平板部32とを有する。
図3は、本発明の第3実施形態に係る接合体を示す断面図である。図3に示すように、接合体30は、平板状であるアルミニウム合金製の第1の金属部材21と、湾曲した形状の鋼製の第2の金属部材27と、第2の金属部材27と同様の形状の第3の金属部材28とが組み合わされて接合されることにより形成されている。第2の金属部材27は、平板状の板材の対向する端面同士が直交する関係となるように屈曲されたものであり、平板部27a、27bと、屈曲により形成された湾曲部27cとにより構成されている。第3の金属部材28も同様に、平板状の板材の対向する端面同士が直交する関係となるように屈曲されたものであり、平板部28a、28bと、屈曲により形成された湾曲部28cとにより構成されている。
図4A~図4Dは、本発明の実施形態に係る接合体の製造方法を示す断面図であり、図4Aは、接合工程(工程1)を表し、図4Bは、電着塗装工程(工程2)を表し、図4Cは、第2のシール材による被覆工程(工程3)を表し、図4Dは、第1のシール材の充填工程(工程4)を表す。
まず、図4Aに示すように、平板状の第1の金属部材21の上に、凹部34を第1の金属部材21側に向けて第2の金属部材31を載置し、第2の金属部材31の平板部32と第1の金属部材21とを当接させる。次に、アークスポット溶接により溶接ワイヤ65を溶融させ、複数の穴33を充填する溶接金属61を形成し、更に溶接を続けることにより、平板部32の上面に、穴33よりも大きい径を有する余盛61a(図4B参照)を形成する。これにより、第1の金属部材21と第2の金属部材31の平板部32とを接合する。
その後、図4Bに示すように、第1の金属部材21と第2の金属部材31とが溶接金属61により接合された接合素体40を、水溶性塗料を溶かした槽内に浸漬させ、電着によりカチオン電着塗料を塗布し、焼付及び硬化させてカチオン電着塗装被膜67を形成する。
その後、図4Cに示すように、第1の金属部材21と第2の金属部材31との当接面35のうち、接合素体40の外部に面する第1外端部51、及び、溶接金属61と第2の金属部材31との接触面36のうち、接合素体40の外部に面する第2外端部55に第2のシール材72を塗布し、第1外端部51及び第2外端部55を被覆する。
その後、図4Dに示すように、第2の金属部材31の凹部23と第1の金属部材21とにより囲まれた閉断面空間S1に対して、防水機能を有する発泡性樹脂を含む第1のシール材71を充填する。
21,22 第1の金属部材
23,26,34 凹部
24,27a,27b,28a,28b,32 平板部
25,27,31 第2の金属部材
28 第3の金属部材
33、37、38 穴
35 当接面
36 接触面
51 第1外端部
52 当接面内端部
55 第2外端部
61 溶接金属
65 溶接ワイヤ
67 カチオン電着塗装被膜
71 第1のシール材
72 第2のシール材
73 第3のシール材
S1 閉断面空間
Claims (7)
- 第1の金属部材と、
前記第1の金属部材と異なる金属材料からなる第2の金属部材と、
前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とを接合する溶接金属と、
を備え、内部に閉断面空間が形成された接合体であって、
前記閉断面空間の少なくとも一部は、前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材で囲まれることにより構成されており、
前記接合体は、
前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とが当接する当接面と、
前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材のいずれか一方と、前記溶接金属と、が接触する接触面と、を有し、
前記溶接金属は、前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とを前記当接面において接合しており、
前記閉断面空間の少なくとも一部が第1のシール材で充填されることにより、前記当接面のうち、前記閉断面空間に面する当接面内端部は前記接合体の外部から閉塞されており、
前記当接面のうち、前記接合体の外部に面する第1外端部は、第2のシール材で被覆され、
前記接触面のうち、前記接合体の外部に面する第2外端部は、第3のシール材で被覆されていることを特徴とする、接合体。 - 前記第1のシール材は、発泡性樹脂を含むことを特徴とする、請求項1に記載の接合体。
- 前記閉断面空間は、前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材に囲まれることにより構成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接合体。
- 前記第3のシール材は、前記第2のシール材と同一の材料からなり、前記第2のシール材に連続して形成されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の接合体。
- 第1の金属部材と、
前記第1の金属部材と異なる金属材料からなる第2の金属部材と、
を備え、内部に閉断面空間が形成され、
前記閉断面空間の少なくとも一部が、前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材で囲まれることにより構成された接合体の製造方法であって、
前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とを当接させて当接面を構成し、前記当接面において前記第1の金属部材と前記第2の金属部材とを溶接して、溶接金属を形成する接合工程と、
前記閉断面空間の少なくとも一部を、第1のシール材で充填することにより、前記当接面のうち、前記閉断面空間に面する当接面内端部を前記接合体の外部から閉塞する、第1のシール材の充填工程と、
前記当接面のうち、前記接合体の外部に面する第1外端部を、第2のシール材で被覆する、第2のシール材による被覆工程と、
前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材のいずれか一方と前記溶接金属とが接触する接触面のうち、前記接合体の外部に面する第2外端部を、第3のシール材で被覆する、第3のシール材による被覆工程と、を有することを特徴とする接合体の製造方法。 - 前記第3のシール材は、前記第2のシール材と同一の材料からなり、前記第3のシール材による被覆工程は、前記第2のシール材による被覆工程に連続して実施されることを特徴とする、請求項5に記載の接合体の製造方法。
- 前記接合工程において、アーク溶接により前記溶接金属を形成し、
前記接合工程の後に、接合された前記第1の金属部材及び前記第2の金属部材に対して、カチオン電着塗装を実施する電着塗装工程を有することを特徴とする、請求項5又は6に記載の接合体の製造方法。
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| JP2024058326A JP2024058326A (ja) | 2024-04-25 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2004100731A (ja) | 2002-09-05 | 2004-04-02 | Honda Motor Co Ltd | フレーム結合構造およびその結合方法 |
| JP2012148334A (ja) | 2011-01-21 | 2012-08-09 | Honda Motor Co Ltd | 異材接合構造体の接合方法 |
| JP2017160949A (ja) | 2016-03-08 | 2017-09-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 異材パネル構造体 |
| JP2019150831A (ja) | 2018-02-28 | 2019-09-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 異材接合用アーク溶接法 |
| JP2021023975A (ja) | 2019-08-07 | 2021-02-22 | 株式会社神戸製鋼所 | 異材接合用アークスタッド溶接法 |
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2022
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