JP7705288B2 - Engine Management System - Google Patents
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Description
本発明は、エンジン制御システムに関する。 The present invention relates to an engine control system.
エンジンでは、排気ガスから粒子状物質を除去するために、排気管にフィルタが設けられる場合がある(例えば、特許文献1-4を参照)。 In engines, a filter may be installed in the exhaust pipe to remove particulate matter from the exhaust gas (see, for example, Patent Documents 1-4).
エンジンは、可変バルブ機構を有する場合がある。可変バルブ機構は、カムシャフトの角度に依らずに、吸気バルブおよび排気バルブの動作を変更することができる。しかしながら、このような可変バルブ機構を有するエンジンにおいても、所定の条件下においては、バルブの可変動作が制限されることがある。このような条件下で、上記のような排気管のフィルタに煤が堆積すると、排気管における排気ガスの圧力(背圧)が上昇する。この場合、背圧の上昇を抑制するために、排気ガスの一部を吸気として再循環させることが考えられる(EGR(Exhaust Gas Recirculation)と称され得る)。しかしながら、この場合、EGRの増加に起因して燃焼が悪化して、エンジン回転数のハンチングまたはエンジンの停止が発生し得る。また、燃焼の悪化に起因して、フィルタの温度が過度に上昇し得る。 The engine may have a variable valve mechanism. The variable valve mechanism can change the operation of the intake valve and the exhaust valve regardless of the angle of the camshaft. However, even in an engine with such a variable valve mechanism, the variable operation of the valve may be restricted under certain conditions. Under such conditions, if soot accumulates on the filter of the exhaust pipe as described above, the exhaust gas pressure (back pressure) in the exhaust pipe increases. In this case, in order to suppress the increase in back pressure, it is possible to recirculate a part of the exhaust gas as intake air (this may be called EGR (Exhaust Gas Recirculation)). However, in this case, the increase in EGR may cause combustion to deteriorate, resulting in hunting of the engine speed or engine stoppage. In addition, the deterioration of combustion may cause the temperature of the filter to rise excessively.
本発明は、上記の課題を考慮して、背圧の上昇を抑制することができるエンジン制御システムを提供することを目的とする。 In consideration of the above problems, the present invention aims to provide an engine control system that can suppress an increase in back pressure.
本発明の一態様に係るエンジン制御システムは、
エンジンと、
前記エンジンの吸気バルブおよび排気バルブの動作を変更可能に構成された可変バルブ機構と、
前記エンジンの排気口に接続された排気管に設けられたパティキュレートフィルタと、
前記パティキュレートフィルタへの粒子状物質の堆積量を検出するためのセンサと、
前記エンジンおよび前記可変バルブ機構を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、1または複数のプロセッサと、前記1または複数のプロセッサによって実行される命令を記憶する1または複数の記憶媒体と、を有し、
前記1または複数のプロセッサは、前記命令にしたがって、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限されているか否かを判定することと、
前記パティキュレートフィルタへの前記粒子状物質の前記堆積量が所定の範囲内にあるか否かを判定することと、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限されており、かつ、前記パティキュレートフィルタへの前記粒子状物質の前記堆積量が所定の範囲内にある場合に、前記エンジンのトルクを制限することと、
を実行するように構成され、
前記エンジンの前記トルクを制限することは、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限され、かつ、前記パティキュレートフィルタへ前記粒子状物質が所定の量よりも堆積した場合に、前記排気管における排気ガスの圧力の上昇を許容値に抑えることができる、前記エンジンのトルクの最大許容値であるトルクガードベース値を得ることと、
前記トルクガードベース値を除く前記エンジンに課される全てのトルクガード値の中で、最も低いトルクガード値である実トルクガード値を得ることと、
前記トルクガードベース値が前記実トルクガード値以下の場合には、前記トルクガードベース値、および、前記実トルクガード値から所定の調整量を引くことによって得られる値のうち、大きい値に基づいて前記エンジンのトルクを制限することと、
前記トルクガードベース値が前記実トルクガード値よりも大きい場合には、前記実トルクガード値に基づいて前記エンジンのトルクを制限することと、
を含み、
前記所定の調整量は、前記トルクを減少するときに、受入可能な衝撃を発生させる最大許容値として決定される。
An engine control system according to one aspect of the present invention comprises:
The engine,
a variable valve mechanism configured to change the operation of an intake valve and an exhaust valve of the engine;
a particulate filter provided in an exhaust pipe connected to an exhaust port of the engine;
a sensor for detecting an amount of particulate matter deposited on the particulate filter;
a control device for controlling the engine and the variable valve mechanism;
Equipped with
The control device includes one or more processors and one or more storage media that store instructions to be executed by the one or more processors;
The one or more processors, in accordance with the instructions,
determining whether or not variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is restricted;
determining whether the amount of deposition of the particulate matter on the particulate filter is within a predetermined range;
limiting a torque of the engine when the variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is limited and the amount of deposition of the particulate matter on the particulate filter is within a predetermined range;
configured to run
Limiting the torque of the engine comprises:
Obtaining a torque guard base value, which is a maximum allowable value of the torque of the engine, capable of suppressing an increase in exhaust gas pressure in the exhaust pipe to an allowable value when the variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is limited and when the particulate matter accumulates in the particulate filter in an amount greater than a predetermined amount;
obtaining an actual torque guard value, which is the lowest torque guard value among all torque guard values imposed on the engine excluding the torque guard base value;
When the torque guard base value is equal to or less than the actual torque guard value, limiting the torque of the engine based on the larger of the torque guard base value and a value obtained by subtracting a predetermined adjustment amount from the actual torque guard value;
When the torque guard base value is greater than the actual torque guard value, limiting the torque of the engine based on the actual torque guard value;
Including,
The predetermined adjustment amount is determined as the maximum allowable value that produces an acceptable shock when reducing the torque .
本発明によれば、背圧の上昇を抑制することができる。 The present invention makes it possible to suppress an increase in back pressure.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す具体的な寸法、材料および数値等は、理解を容易にするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、明細書および図面において、実質的に同一の機能および構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。また、本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 The following describes in detail an embodiment of the present invention with reference to the attached drawings. The specific dimensions, materials, values, etc. shown in the embodiment are merely examples for ease of understanding, and do not limit the present invention unless otherwise specified. In the specification and drawings, elements that have substantially the same functions and configurations are given the same reference numerals to avoid duplicated explanations. Also, elements that are not directly related to the present invention are not shown.
図1は、本発明の一実施形態に係るエンジン制御システム100を示す概略図である。エンジン制御システム(本開示において、単に「システム」とも称され得る)100は、例えば、HEV(Hybrid Electric Vehicle)、ガソリン自動車、または、ディーゼル自動車等の車両500に適用される。システム100は、エンジン10を備える。
FIG. 1 is a schematic diagram showing an
本実施形態では、エンジン10は、ガソリンエンジンである。他の実施形態では、エンジン10は、ディーゼルエンジンであってもよい。エンジン10は、シリンダ11と、ピストン12と、を有する。ピストン12は、シリンダ11内を往復移動する。シリンダ11およびピストン12によって、燃焼室13が画定される。ピストン12は、ロッド14によってクランクシャフト18に接続される。
In this embodiment, the
上記のようなエンジン10では、燃焼室13において、空気および燃料(ガソリン)の混合気が燃焼し、これによって、ピストン12がシリンダ11内を往復移動する。ピストン12の直線運動が、ロッド14によってクランクシャフト18に伝達され、クランクシャフト18の回転運動に変換される。クランクシャフト18の回転数(エンジン10の回転数)が、クランク角センサSe1によって検出される。クランク角センサSe1は、ECU50(詳しくは後述)と通信可能に接続されている。なお、より良い理解のために図1ではシリンダ11およびピストン12の1つの組のみが示されているが、エンジン10は、シリンダ11およびピストン12の複数の組を有することができる。
In the
エンジン10は、吸気口15と、排気口16と、を有する。吸気口15には、吸気バルブ15aが設けられ、排気口16には、排気バルブ16aが設けられる。吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの各々の動作は、例えば、不図示のカムシャフトによって制御される。カムシャフトは、例えば回転ベルト等を介してクランクシャフト18によって回転される。
The
システム100は、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aに対して、それぞれ可変バルブ機構15b,16bを備える。可変バルブ機構15b,16bは、それぞれ、カムシャフトに対する吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aのカムの角度を変えることができ、それによって、カムシャフトの角度とは独立して、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの動作(位置(開度)およびタイミング)を変更することができる。可変バルブ機構15b,16bは、例えば、油圧式または電動式であることができる。例えば、可変バルブ機構15b,16bが油圧式である場合、可変バルブ機構15b,16bの各々は、油圧を制御するための不図示のオイルコントロールバルブ(OCV)を有することができる。可変バルブ機構15b,16bは、ECU50と通信可能に接続されている。ECU50は、可変バルブ機構15b,16bを制御することによって、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの動作を制御する。
The
システム100では、所定のモードにおいて、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限される。
In the
例えば、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aは、カムシャフトに対する所定の基準位置を有する。例えば、エンジン10が始動されるときに、ECU50は、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aが基準位置にあるか否かを判定する。吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aが基準位置に位置付けされると、ECU50は、そのときのOCVへの電流値を学習する(学習モード)。このように、学習モードにおいては、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aは基準位置に位置付けされる必要があるため、可変動作は制限される。
For example, the
また、例えば、所定の条件下において(例えば、可変バルブ機構15b,16bのオイルが低温であるとき、および、可変バルブ機構15b,16bが故障しているとき等)、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aは、基準位置に強制的にロックされる(強制ロックモード)。このように、強制ロックモードにおいては、可変動作は制限される。
Also, for example, under certain conditions (for example, when the oil in the
また、例えば、車両500がアイドリング中に、可変バルブ機構15b,16bのオイルから不純物を取り除くために、クリーニングモードが実施される場合がある。この場合、オイルは流路内を循環させられるため、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aは、開位置と閉位置との間を強制的に移動させられる。このように、クリーニングモードにおいては、可変動作は制限される。
For example, while the
なお、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作を制限するモードは、上記のモードに限定されず、他のモードも、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作を制限し得る。
Note that the modes that limit the variable operation of the
エンジン10は、燃料の噴射口17を有する。噴射口17は、燃焼室13に設けられており、噴射口17から燃焼室13内に燃料が噴射される(いわゆる、直接噴射)。他の実施形態では、噴射口17は、吸気管2(詳しくは後述)に設けられてもよい(いわゆる、予混合)。噴射口17には、エンジン10で使用される燃料の噴射量を制御するための噴射バルブV1が接続される。噴射バルブV1は、ECU50と通信可能に接続されている。ECU50は、噴射バルブV1を制御することによって、噴射口17からの燃料の噴射量を制御する。
The
エンジン10は、点火プラグPを有する。点火プラグPは、燃焼室13に設けられており、燃焼室13において空気および燃料の混合気を着火する。点火プラグPは、ECU50と通信可能に接続されている。ECU50は、点火プラグPの動作を制御する。
The
吸気口15には、吸気管2が接続される。吸気管2には、例えば、不図示のエアクリーナ等の構成要素が設けられ、これらの構成要素を通過した空気が吸気口15を介して燃焼室13に供給される。吸気管2には、吸気管2を流れる空気の流量を調整するためのスロットルバルブV2が設けられる。スロットルバルブV2は、ECU50と通信可能に接続されている。ECU50は、スロットルバルブV2を制御することによって、吸気量を制御する。
The
排気口16には、排気管3が接続される。排気管3には、空燃比(A/F)センサSe2が設けられる。A/FセンサSe2は、排気管3を流れる排気ガスの空燃比を測定する。A/FセンサSe2は、ECU50と通信可能に接続されている。例えば、ECU50は、A/FセンサSe2からの空燃比に基づいて、噴射バルブV1およびスロットルバルブV2を制御し、燃料の噴射量および空気の流量を調整する。
An
排気管3において、A/FセンサSe2の下流には、フロント触媒4が設けられる。フロント触媒4は、排気ガスから有害物質(例えば、炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)または窒化酸化物(NOx)の少なくとも1つ)を除去する。フロント触媒4は、例えば、三元触媒である。
A
排気管3において、フロント触媒4の下流には、第1温度センサSe3が設けられる。第1温度センサSe3は、フロント触媒4を通過した後の排気ガスの温度を測定する。第1温度センサSe3は、ECU50と通信可能に接続されている。例えば、ECU50は、第1温度センサSe3からの温度に基づいて、排気ガスの温度が所定の範囲内にあるか否かを判定し、これによって、フロント触媒4を熱劣化から保護することができる。
A first temperature sensor Se3 is provided in the
排気管3において、第1温度センサSe3の下流には、O2センサSe4が設けられる。O2センサSe4は、フロント触媒4を通過した後の排気ガス中の酸素の量を測定する。O2センサSe4は、ECU50と通信可能に接続されている。例えば、ECU50は、O2センサSe4からの排気ガス中の酸素の量に基づいて、フロント触媒4が劣化しているか否かを判定する。
An O2 sensor Se4 is provided downstream of the first temperature sensor Se3 in the
排気管3において、O2センサSe4の下流には、パティキュレートフィルタ5が設けられる。パティキュレートフィルタ5は、排気ガスから粒子状物質(PM)(例えば、煤)を除去する。パティキュレートフィルタ5は、例えば、GPF(Gasoline particulate filter)である。他の実施形態では、例えば、エンジン10がディーゼルエンジンである場合には、パティキュレートフィルタ5は、DPF(DieSel Particulate Filter)であってもよい。
In the
排気管3には、差圧センサSe5が設けられる。差圧センサSe5は、パティキュレートフィルタ5の上流における排気ガスの圧力と、パティキュレートフィルタ5の下流における排気ガスの圧力と、の間の差圧ΔPを検出する。パティキュレートフィルタ5に煤が堆積すると、パティキュレートフィルタ5におけるガス透過性が低下し、差圧ΔPが上昇する。よって、差圧ΔPを監視することによって、パティキュレートフィルタ5におけるPMの堆積量を判定(推定)することができる。
A differential pressure sensor Se5 is provided in the
排気管3において、パティキュレートフィルタ5の下流には、第2温度センサSe6が設けられる。第2温度センサSe6は、パティキュレートフィルタ5を通過した後の排気ガスの温度を測定する。第2温度センサSe6は、ECU50と通信可能に接続されている。
A second temperature sensor Se6 is provided in the
パティキュレートフィルタ5に堆積したPMは、高温の排気ガスによって燃焼させられる。ECU50は、パティキュレートフィルタ5に堆積したPMを燃焼するために、複数の再生モードを有する。具体的には、ECU50は、第2温度センサSe6からの排気ガスの温度が、各再生モードに対して予め設定された温度に制御されるように、エンジン10を制御する。例えば、ECU50は、噴射バルブV1またはスロットルバルブV2の少なくとも一方を制御する。例えば、ECU50は、差圧センサSe5からの差圧ΔPに基づいて、複数の再生モードの中から使用する再生モードを選択する。差圧ΔPがより大きい場合(すなわち、PMの堆積量がより多い場合)、ECU50は、より高い設定温度を有する再生モードを選択する。
The PM accumulated on the
例えば、複数の再生モードは、通常モードM0と、複数の加熱モードMi(i=1,2,3,・・・)と、再生不可モードMFと、を含んでもよい。通常モードM0は、PMの堆積量が少ない場合に使用され、通常モードM0では、ECU50は、エンジン10を通常通りに制御する。加熱モードMiは、PMの堆積量は多いがパティキュレートフィルタ5が再生可能である場合に使用され、加熱モードMiでは、ECU50は、排気ガスの温度が、通常運転時の温度よりも高くなるように、エンジン10を制御する。再生不可モードMFは、パティキュレートフィルタ5が再生不可なようにPMの堆積量が多い場合に使用され、再生不可モードMFでは、ECU50は、排気ガスの温度が、通常運転時の温度よりも高くなるように、エンジン10を制御し、かつ、パティキュレートフィルタ5は交換が必要とされる。例えば、複数の再生モードおよび関連する値は、ECU50の記憶媒体52(詳しくは後述)に記憶される。
For example, the multiple regeneration modes may include a normal mode M0, multiple heating modes Mi (i=1, 2, 3, ...), and a regeneration-disabled mode MF. The normal mode M0 is used when the amount of PM accumulation is small, and in the normal mode M0, the
システム100は、ECU(制御装置)50を備える。ECU50は、1または複数のプロセッサ51(例えば、CPU等)と、1または複数の記憶媒体52(例えば、ROMおよびRAM等)と、1または複数のコネクタ53と、を有する。ECU50は、他の構成要素をさらに有してもよい。ECU50の構成要素は、バスによって互いに通信可能に接続される。記憶媒体52は、プロセッサ51によって実行される1または複数のプログラムを記憶する。プログラムは、プロセッサ51に対する命令を含む。本開示に示されるECU50の動作は、記憶媒体52に記憶された命令をプロセッサ51で実行することによって、実現される。ECU50は、コネクタ53を介してシステム100の構成要素と通信可能に接続される。
The
続いて、システム100の動作について説明する。
Next, the operation of the
図2は、ECU50の処理を示すフローチャートである。例えば、図2に示される処理は、エンジン10が始動された後にエンジン10が停止されるまで、所定のインターバル(例えば、十~数十ミリ秒、百~数百ミリ秒、一~数秒、十~数十秒、または、一~数分)で繰り返されてもよい。
Figure 2 is a flowchart showing the processing of the
ECU50のプロセッサ51は、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されているか否かを判定する(ステップS100)。例えば、プロセッサ51は、可変バルブ機構15b,16bに対して、上記の学習モード、強制ロックモード、または、クリーニングモードのいずれかが適用されているか否かを判定する。
The
ステップS100において、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されていないと判定される場合(NO)、プロセッサ51は、処理を終了する。
If it is determined in step S100 that the variable operation of the
ステップS100において、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されていると判定される場合(YES)、プロセッサ51は、パティキュレートフィルタ5へのPMの堆積量が所定の範囲内にあるか否かを判定する(ステップS102)。例えば、「所定の範囲」とは、PMをパティキュレートフィルタ5から除去するために、排気ガスの温度を通常運転時の温度よりも高くする必要はあるが、パティキュレートフィルタ5が再生可能である範囲を意味し得る。例えば、プロセッサ51は、現在使用されている再生モードに基づいて、PMの堆積量を判定(推定)してもよい。具体的には、プロセッサ51は、複数の加熱モードMiのいずれか(または、選択されたいくつかの加熱モードMiのうちのいずれか)が再生モードとして使用されている場合、PMの堆積量が所定の範囲内にあると判定してもよい。他の実施形態では、プロセッサ51は、差圧センサSe5からの差圧ΔPに基づいて、PMの堆積量を判定(推定)してもよい。
In step S100, when it is determined that the variable operation of the
ステップS102において、PMの堆積量が所定の範囲内にないと判定される場合(NO)、プロセッサ51は、処理を終了する。
If it is determined in step S102 that the amount of PM accumulation is not within the predetermined range (NO), the
ステップS102において、PMの堆積量が所定の範囲内にあると判定される場合(YES)、プロセッサ51は、トルクガードベース値Aを決定する(ステップS104)。本開示において、「トルクガードベース値A」とは、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限され、かつ、パティキュレートフィルタ5へPMが所定の量よりも堆積した場合に、排気管3における排気ガスの圧力(背圧)の上昇を許容値に抑えることができる、エンジン10のトルクの最大許容値を意味する。具体的には、プロセッサ51は、クランク角センサSe1からのエンジン10の回転数、および、差圧センサSe5からの差圧ΔPに基づいて、トルクガードベース値Aを決定する。
If it is determined in step S102 that the amount of PM accumulation is within a predetermined range (YES), the
図3は、圧損係数xとテーブルTa1~Ta4との関係を説明する概略図であり、図4は、エンジン10の回転数とトルクガードベース値Aとの関係を示すテーブルTa1~Ta4である。
Figure 3 is a schematic diagram explaining the relationship between the pressure loss coefficient x and tables Ta1 to Ta4, and Figure 4 is tables Ta1 to Ta4 showing the relationship between the
図3を参照して、記憶媒体52は、差圧ΔPの範囲に応じて、複数(図3では4つ)のテーブルTa1~Ta4を記憶する。テーブルの数は、これに限定されず、4つより多くてもよく、または、2つもしくは3つであってもよい。より具体的には、本実施形態では、記憶媒体52は、差圧ΔPに基づいて算出される圧損係数xの範囲に応じて、テーブルTa1~Ta4を記憶する。
Referring to FIG. 3, the
このため、プロセッサ51は、差圧センサSe5からの差圧ΔP(kPa)に基づいて、圧損係数xを算出する。圧損係数xは、x=ΔP/Qとして計算される。Q(L/s)は、パティキュレートフィルタ5を通過する排気ガスの体積流量を示し、例えば、不図示のエアフローセンサから読み取った吸入空気量と、A/FセンサSe2から読み取った空燃比から,シリンダで燃焼したガスの質量流量を算出し、体積流量に単位変換することによって求めることができる。プロセッサ51は、計算された圧損係数xに応じて、記憶媒体52に記憶されたテーブルTa1~Ta4の中から、1つの参照テーブルを選択する。
For this reason, the
図3に示されるように、テーブルTa2(第2のテーブル)は、テーブルTa1(第1のテーブル)が適用される圧損係数xの範囲よりも高い圧損係数xの範囲に適用される。同様に、テーブルTa3(第2のテーブル)は、テーブルTa2(第1のテーブル)が適用される圧損係数xの範囲よりも高い圧損係数xの範囲に適用される。さらに同様に、テーブルTa4(第2のテーブル)は、テーブルTa3(第1のテーブル)が適用される圧損係数xの範囲よりも高い圧損係数xの範囲に適用される。 As shown in FIG. 3, table Ta2 (second table) is applied to a range of pressure loss coefficient x that is higher than the range of pressure loss coefficient x to which table Ta1 (first table) is applied. Similarly, table Ta3 (second table) is applied to a range of pressure loss coefficient x that is higher than the range of pressure loss coefficient x to which table Ta2 (first table) is applied. Similarly, table Ta4 (second table) is applied to a range of pressure loss coefficient x that is higher than the range of pressure loss coefficient x to which table Ta3 (first table) is applied.
記憶媒体52は、テーブルTa1~Ta4の間で参照テーブルを切り替えるための複数(図3では、6つ)の閾値Th1~Th6を記憶する。
The
例えば、圧損係数xがx<Th1である場合、プロセッサ51は、参照テーブルとしてテーブルTa1を選択する。
For example, if the pressure loss coefficient x is x<Th1, the
圧損係数xがTh2≦x<Th3である場合、プロセッサ51は、参照テーブルとしてテーブルTa2を選択する。
If the pressure loss coefficient x is Th2≦x<Th3, the
圧損係数xがTh4≦x<Th5である場合、プロセッサ51は、参照テーブルとしてテーブルTa3を選択する。
If the pressure loss coefficient x is Th4≦x<Th5, the
圧損係数xがTh6≦xである場合、プロセッサ51は、参照テーブルとしてテーブルTa4を選択する。
If the pressure loss coefficient x is Th6≦x, the
対照的に、例えば、圧損係数xがTh1≦x<Th2である場合、プロセッサ51は、今回のルーティンで算出される圧損係数xと、前回のルーティンで選択された参照テーブルとに基づいて、今回のルーティンで使用する参照テーブルを選択する。
In contrast, for example, if the pressure loss coefficient x is Th1≦x<Th2, the
例えば、前回のルーティン(n-1)でテーブルTa1が参照テーブルとして選択され、かつ、今回のルーティン(n)で圧損係数xがTh1≦x<Th2である場合、プロセッサ51は、今回のルーティン(n)で使用される参照テーブルとして、前回のルーティン(n-1)でも選択されたテーブルTa1を選択する。
For example, if table Ta1 was selected as the reference table in the previous routine (n-1) and the pressure loss coefficient x is Th1≦x<Th2 in the current routine (n), the
例えば、次のルーティン(n+1)において、圧損係数xが閾値Th2(第1の閾値)以上に増加する場合(x≧Th2)、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa1からテーブルTa2に切り替える。
For example, in the next routine (n+1), if the pressure loss coefficient x increases to or exceeds the threshold value Th2 (first threshold value) (x≧Th2), the
例えば、さらに次のルーティン(n+2)において、圧損係数xが閾値Th2よりも低下する場合(x<Th2)、すなわち、ルーティン(n+1)でテーブルTa2が参照テーブルとして選択され、かつ、ルーティン(n+2)で圧損係数xがTh1≦x<Th2である場合、プロセッサ51は、ルーティン(n+2)で使用される参照テーブルとして、ルーティン(n+1)でも選択されたテーブルTa2を選択する。
For example, if in the next routine (n+2), the pressure loss coefficient x falls below the threshold value Th2 (x<Th2), i.e., if table Ta2 was selected as the reference table in routine (n+1) and the pressure loss coefficient x is Th1≦x<Th2 in routine (n+2), the
したがって、ルーティン(n)およびルーティン(n+2)の双方において、圧損係数xはTh1≦x<Th2であるが、ルーティン(n)では、テーブルTa1が参照テーブルとして選択される一方で、ルーティン(n+2)では、テーブルTa2が参照テーブルとして選択される。 Thus, in both routine (n) and routine (n+2), the pressure loss coefficient x is Th1≦x<Th2, but in routine (n), table Ta1 is selected as the reference table, while in routine (n+2), table Ta2 is selected as the reference table.
例えば、さらに次のルーティン(n+3)において、圧損係数xが閾値Th2よりも低い閾値Th1(第2の閾値)よりも低下する場合、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa2からテーブルTa1に切り替える。
For example, in the next routine (n+3), if the pressure loss coefficient x falls below a threshold Th1 (second threshold) that is lower than threshold Th2, the
以上のように、参照テーブルをテーブルTa1からテーブルTa2に切り替える閾値Th2と、参照テーブルをテーブルTa2からテーブルTa1に切り替える閾値Th1との間に、所定の差d1が設定される。したがって、例えば、圧損係数xが閾値Th1と閾値Th2との間で変動する場合に、テーブルの頻繁な切り替え(すなわち、トルクガードベース値Aの変動)を抑制することができる。 As described above, a predetermined difference d1 is set between the threshold value Th2 at which the reference table is switched from table Ta1 to table Ta2, and the threshold value Th1 at which the reference table is switched from table Ta2 to table Ta1. Therefore, for example, when the pressure loss coefficient x fluctuates between threshold values Th1 and Th2, frequent switching of tables (i.e., fluctuations in the torque guard base value A) can be suppressed.
同様に、テーブルTa2が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが閾値Th4(第1の閾値)以上に増加する場合、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa2からテーブルTa3に切り替える。反対に、テーブルTa3が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが閾値Th4よりも低い閾値Th3(第2の閾値)よりも低下する場合、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa3からテーブルTa2に切り替える。このように、閾値Th4と、閾値Th3との間に、所定の差d2が設定される。
Similarly, if the pressure loss coefficient x increases to or exceeds threshold value Th4 (first threshold value) while table Ta2 is selected as the reference table,
さらに同様に、テーブルTa3が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが閾値Th6(第1の閾値)以上に増加する場合、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa3からテーブルTa4に切り替える。反対に、テーブルTa4が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが閾値Th6よりも低い閾値Th5(第2の閾値)よりも低下する場合、プロセッサ51は、参照テーブルをテーブルTa4からテーブルTa3に切り替える。このように、閾値Th6と、閾値Th5との間に、所定の差d3が設定される。
Furthermore, similarly, if the pressure loss coefficient x increases to or exceeds threshold value Th6 (first threshold value) while table Ta3 is selected as the reference table,
差d1~d3は、互いに同じであってもよく、または、互いに異なってもよい。 The differences d1 to d3 may be the same as each other or may be different from each other.
図4を参照して、テーブルTa1~Ta4の各々は、エンジン10の回転数と、トルクガードベース値Aと、の関係を示す。プロセッサ51は、テーブルTa1~Ta4から選択された参照テーブルから、エンジン10の回転数に応じたトルクガードベース値Aを読み出す。このようにして、トルクガードベース値Aが決定される。なお、このようなテーブルTa1~Ta4のトルクガードベース値Aは、差圧ΔP(または圧損係数x)およびエンジン10の回転数に応じて、例えば実験または解析によって予め決定することができる。
Referring to FIG. 4, each of tables Ta1 to Ta4 indicates the relationship between the rotation speed of
図2を参照して、続いて、プロセッサ51は、トルクガードベース値Aが、実トルクガード値C以下(A≦C)であるか否かを判定する(ステップS106)。車両500では、エンジン10に対して、様々な条件(例えば、冷却水の温度、クルーズコントロールまたは構成要素の故障等)に基づいて、様々なトルクガード値(最大許容トルク値)が課される。本開示において、「実トルクガード値C」とは、エンジン10に課される全てのトルクガード値の中で、最も低いトルクガード値を意味し得る(但し、トルクガードベース値Aを除く)。実際のエンジン10のトルクは、実トルクガード値C以下になるように制御される。
2, the
ステップS106において、トルクガードベース値AがA≦Cであると判定される場合(YES)、プロセッサ51は、トルクガードベース値A、および、実トルクガード値Cから所定の調整量Dを引くことによって得られる値のうち、大きい値を、可変バルブ機構15b、16bによるトルクガード値Bとして決定する(B=max(A,C-D))(ステップS108)。例えば、「調整量D」は、トルクを減少するときに、受入可能な衝撃を発生させる最大許容値として決定されてもよい。
If it is determined in step S106 that the torque guard base value A is A≦C (YES), the
続いて、プロセッサ51は、実トルクガード値Cを、C=Bとして決定し(ステップS110)、一連の処理を終了する。プロセッサ51は、実トルクガード値Cに基づいて、エンジン10のトルクを制御する。例えば、プロセッサ51は、噴射バルブV1またはスロットルバルブV2の少なくとも一方を制御する。
Then, the
図5は、トルクガードベース値Aが実トルクガード値C以下である場合の各種トルクガード値を示すグラフである。すなわち、図5は、図2のステップS106において、トルクガードベース値AがA≦Cであると判定される状況(YES)を示す。図5では、可変バルブ機構15b、16bによるトルクガード値Bが破線で示され、実トルクガード値Cが実線で示され、トルクガードベース値Aが一点鎖線で示される。なお、時刻t1以降、実トルクガード値Cはトルクガード値Bに一致するが、より良い理解のために、図5ではこれらは別々に描かれている。
Figure 5 is a graph showing various torque guard values when the torque guard base value A is equal to or less than the actual torque guard value C. That is, Figure 5 shows a situation where it is determined in step S106 of Figure 2 that the torque guard base value A is A <= C (YES). In Figure 5, the torque guard value B by the
図5では、時刻t1において、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されていると判定され(図2のステップS100においてYES)、かつ、PMの堆積量が所定の範囲内にあると判定される(図2のステップS102においてYES)。したがって、時刻t1において、トルクガードベース値Aが初めて現れる。時刻t1以降のトルクガードベース値Aは、車両500の運転状況(エンジン10の回転数および差圧ΔP)に基づいて決定される。
In FIG. 5, at time t1, it is determined that the variable operation of the
可変バルブ機構15b、16bによるトルクガード値Bについて、例えば、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aが基準位置にロックされている場合、エンジン10のトルクは、所定のトルク値Tr1よりも高いトルクを出力することができない。したがって、例えば、時刻t1よりも前に、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aが基準位置に既にロックされている場合、トルクガード値Bは、図5に示されるように、トルク値Tr1に設定される。
Regarding the torque guard value B by the
図5では、上記のように、時刻t1において、トルクガードベース値Aは、実トルクガード値C以下である(図2のステップS106においてYES)。また、図5では、実トルクガード値Cから調整量Dを引くことによって得られる値が、トルクガードベース値Aよりも大きい。したがって、トルクガード値Bは、B=C-Dとして決定される(図2のステップS108)。また、実トルクガード値Cは、C=Bとして決定される(図2のステップS110)。このような処理によれば、エンジン10のトルクを減少させるときに、衝撃を抑制することができる。時刻t1の後も、同じ処理によって実トルクガード値Cが決定される。以上のように、トルクガードベース値Aが実トルクガード値C以下である場合、実トルクガード値Cは、トルクガードベース値Aに基づいて(または、トルクガードベース値Aを考慮して)変更される。
5, as described above, at time t1, the torque guard base value A is equal to or less than the actual torque guard value C (YES in step S106 in FIG. 2). Also, in FIG. 5, the value obtained by subtracting the adjustment amount D from the actual torque guard value C is greater than the torque guard base value A. Therefore, the torque guard value B is determined as B=C-D (step S108 in FIG. 2). Also, the actual torque guard value C is determined as C=B (step S110 in FIG. 2). This process makes it possible to suppress shocks when reducing the torque of the
図2を参照して、ステップS106において、トルクガードベース値AがA≦Cでないと判定される場合(YES)(すなわち、トルクガードベース値AがA>Cである場合)、プロセッサ51は、B=Aを目標に設定して、かつ、Bn-1-F≦Bn≦Bn-1+Eの範囲でトルクガード値Bを決定する(ステップS112)。Bnは、今回のルーティンにおけるトルクガード値Bを示し、Bn-1は、前回のルーティンにおけるトルクガード値Bを示す。また、Eは、増加側の限度を示し、Fは、減少側の限度を示す。プロセッサ51は、一連の処理を終了する。
2, if it is determined in step S106 that the torque guard base value A is not A≦C (YES) (i.e., if the torque guard base value A is A>C), the
プロセッサ51は、実トルクガード値Cとして、引き続き、エンジン10に課される全てのトルクガード値の中で最も低いトルクガード値を使用する。プロセッサ51は、実トルクガード値Cに基づいて、エンジン10のトルクを制御する。例えば、プロセッサ51は、噴射バルブV1またはスロットルバルブV2の少なくとも一方を制御する。
The
図6は、トルクガードベース値Aが実トルクガード値Cより大きい場合の各種トルクガード値を示すグラフである。すなわち、図6は、図2のステップS106において、トルクガードベース値AがA≦Cでないと判定される状況(NO)を示す(すなわち、トルクガードベース値AがA>Cである)。図6では、図5と同様に、可変バルブ機構15b、16bによるトルクガード値Bが破線で示され、実トルクガード値Cが実線で示され、トルクガードベース値Aが一点鎖線で示される。
Figure 6 is a graph showing various torque guard values when the torque guard base value A is greater than the actual torque guard value C. That is, Figure 6 shows a situation (NO) in step S106 of Figure 2 where it is determined that the torque guard base value A is not A <= C (i.e., the torque guard base value A is A > C). In Figure 6, similar to Figure 5, the torque guard value B by the
図6では、図5と同様に、時刻t1において、吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されていると判定され(図2のステップS100においてYES)、かつ、PMの堆積量が所定の範囲内にあると判定される(図2のステップS102においてYES)。したがって、時刻t1において、トルクガードベース値Aが初めて現れる。時刻t1以降のトルクガードベース値Aは、車両500の運転状況(エンジン10の回転数および差圧ΔP)に基づいて決定される。
In FIG. 6, as in FIG. 5, at time t1, it is determined that the variable operation of the
図6に示されるように、時刻t1において、トルクガードベース値Aは、実トルクガード値Cより大きい(図2のステップS106においてNO)。したがって、トルクガード値Bは、B=Aを目標に設定して、かつ、Bn-1-F≦Bn≦Bn-1+Eの範囲で決定される(図2のステップS112)。また、実トルクガード値Cとして、引き続き、エンジン10に課される全てのトルクガード値の中で最も低いトルクガード値が使用される。プロセッサ51は、実トルクガード値Cに基づいて、エンジン10のトルクを制御する。以上のように、トルクガードベース値Aが実トルクガード値Cより大きい場合には、実トルクガード値Cは、トルクガードベース値Aに基づいて変更されない。しかしながら、この場合にも、プロセッサ51は、上記のように、実トルクガード値Cに基づいて、エンジン10のトルクを制御する。
As shown in Fig. 6, at time t1, the torque guard base value A is greater than the actual torque guard value C (NO in step S106 in Fig. 2). Therefore, the torque guard value B is set to a target of B=A and is determined within the range of Bn -1 -F≦ Bn ≦Bn -1 +E (step S112 in Fig. 2). Furthermore, the lowest torque guard value among all the torque guard values imposed on the
以上のようなシステム100は、エンジン10と、エンジン10の吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの動作を変更可能に構成された可変バルブ機構15b,16bと、エンジン10の排気口16に接続された排気管3に設けられたパティキュレートフィルタ5と、パティキュレートフィルタ5へのPMの堆積量を検出するための差圧センサSe5と、エンジン10および可変バルブ機構15b,16bを制御するECU50と、を備える。ECU50は、1または複数のプロセッサ51と、1または複数のプロセッサ51によって実行される命令を記憶する1または複数の記憶媒体52と、を有する。プロセッサ51は、命令にしたがって、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されているか否かを判定することと(ステップS100)、パティキュレートフィルタ5へのPMの堆積量が所定の範囲内にあるか否かを判定することと(ステップS102)、可変バルブ機構15b,16bによる吸気バルブ15aおよび排気バルブ16aの可変動作が制限されており、かつ、パティキュレートフィルタ5へのPMの堆積量が所定の範囲内にある場合に、エンジン10のトルクを制限することと(ステップS104~S112)、を実行するように構成されている。したがって、エンジン10の排気ガスの流量を制限することができ、それによって、背圧の上昇を抑制することができる。
The
また、システム100では、差圧センサSe5は、パティキュレートフィルタ5の上流における排気ガスの圧力と、パティキュレートフィルタ5の下流における排気ガスの圧力と、の間の差圧ΔPを検出し、エンジン10のトルクを制限することは、エンジン10の回転数と、差圧センサSe5によって検出される差圧ΔPとに基づいて、トルクガードベース値Aを決定すること(ステップS104)を含む。このような構成によれば、エンジン10の運転状況と、パティキュレートフィルタ5へのPMの堆積状況との双方を考慮して、エンジン10のトルクを制限することができる。
In addition, in the
また、システム100では、記憶媒体52は、差圧ΔP基づいて算出される圧損係数xの範囲に応じて、エンジン10の回転数と、トルクガードベース値Aとの間の関係を示す、複数のテーブルTa1~Ta4を記憶しており、複数のテーブルTa1~Ta4は、第1のテーブル(例えば、テーブルTa1)と、第1のテーブルが適用される圧損係数xの範囲よりも高い圧損係数xの範囲に適用される第2のテーブル(例えば、テーブルTa2)と、を少なくとも含み、エンジン10のトルクを制限することは、複数のテーブルTa1~Ta4の中から、差圧ΔP(具体的には、圧損係数x)に応じて1つの参照テーブルを選択することと、選択された参照テーブルに基づいて、トルクガードベース値Aを決定することと、第1のテーブル(例えば、Ta1)が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが第1の閾値(例えば、Th2)以上に増加する場合に、参照テーブルを第2のテーブル(例えば、Ta2)に切り替えることと、第2のテーブル(例えば、Ta2)が参照テーブルとして選択されている最中に、圧損係数xが第1の閾値よりも低い第2の閾値(例えば、Th1)よりも低下する場合に、参照テーブルを第1のテーブル(例えば、Ta1)に切り替えることと、を含む。このような構成によれば、圧損係数xが第1の閾値と第2の閾値との間で変動する場合に、テーブルの頻繁な切り替え(すなわち、トルクガードベース値Aの変動)を抑制することができる。
Furthermore, in the
以上、添付図面を参照しながら実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。また、上記実施形態のECU50のステップは、上記の順番で実施されなくてもよく、技術的に矛盾が生じない限りにおいて、異なる順番で実施されてもよい。
Although the embodiment has been described above with reference to the attached drawings, the present invention is not limited to such an embodiment. It is clear that a person skilled in the art can conceive of various modified or revised examples within the scope of the claims, and it is understood that these also naturally fall within the technical scope of the present invention. In addition, the steps of the
例えば、上記の実施形態では、記憶媒体52は、差圧ΔPに基づいて算出される圧損係数xの範囲に応じて、テーブルTa1~Ta4を記憶する。しかしながら、他の実施形態では、記憶媒体52は、直接的に差圧ΔPの範囲に応じて、テーブルTa1~Ta4を記憶してもよく、プロセッサ51は、複数のテーブルTa1~Ta4の中から、差圧センサSe5によって検出される差圧ΔPに応じて1つの参照テーブルを選択してもよい。
For example, in the above embodiment, the
3 排気管
5 パティキュレートフィルタ
10 エンジン
15a 吸気バルブ
15b 可変バルブ機構
16 排気口
16a 排気バルブ
16b 可変バルブ機構
50 ECU(制御装置)
51 プロセッサ
52 記憶媒体
100 エンジン制御システム
A トルクガードベース値(可変バルブ機構による可変動作の制限およびパティキュレートフィルタへのPMの堆積に基づく、エンジンのトルクの最大許容値)
Se5 差圧センサ(センサ)
Ta1~Ta4 テーブル
Th1~Th6 閾値
3
51
Se5 Differential pressure sensor (sensor)
Ta1 to Ta4 Tables Th1 to Th6 Thresholds
Claims (3)
前記エンジンの吸気バルブおよび排気バルブの動作を変更可能に構成された可変バルブ機構と、
前記エンジンの排気口に接続された排気管に設けられたパティキュレートフィルタと、
前記パティキュレートフィルタへの粒子状物質の堆積量を検出するためのセンサと、
前記エンジンおよび前記可変バルブ機構を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、1または複数のプロセッサと、前記1または複数のプロセッサによって実行される命令を記憶する1または複数の記憶媒体と、を有し、
前記1または複数のプロセッサは、前記命令にしたがって、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限されているか否かを判定することと、
前記パティキュレートフィルタへの前記粒子状物質の前記堆積量が所定の範囲内にあるか否かを判定することと、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限されており、かつ、前記パティキュレートフィルタへの前記粒子状物質の前記堆積量が所定の範囲内にある場合に、前記エンジンのトルクを制限することと、
を実行するように構成され、
前記エンジンの前記トルクを制限することは、
前記可変バルブ機構による前記吸気バルブおよび前記排気バルブの可変動作が制限され、かつ、前記パティキュレートフィルタへ前記粒子状物質が所定の量よりも堆積した場合に、前記排気管における排気ガスの圧力の上昇を許容値に抑えることができる、前記エンジンのトルクの最大許容値であるトルクガードベース値を得ることと、
前記トルクガードベース値を除く前記エンジンに課される全てのトルクガード値の中で、最も低いトルクガード値である実トルクガード値を得ることと、
前記トルクガードベース値が前記実トルクガード値以下の場合には、前記トルクガードベース値、および、前記実トルクガード値から所定の調整量を引くことによって得られる値のうち、大きい値に基づいて前記エンジンのトルクを制限することと、
前記トルクガードベース値が前記実トルクガード値よりも大きい場合には、前記実トルクガード値に基づいて前記エンジンのトルクを制限することと、
を含み、
前記所定の調整量は、前記トルクを減少するときに、受入可能な衝撃を発生させる最大許容値として決定される、
エンジン制御システム。 The engine,
a variable valve mechanism configured to change the operation of an intake valve and an exhaust valve of the engine;
a particulate filter provided in an exhaust pipe connected to an exhaust port of the engine;
a sensor for detecting an amount of particulate matter deposited on the particulate filter;
a control device for controlling the engine and the variable valve mechanism;
Equipped with
The control device includes one or more processors and one or more storage media that store instructions to be executed by the one or more processors;
The one or more processors, in accordance with the instructions,
determining whether or not variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is restricted;
determining whether the amount of deposition of the particulate matter on the particulate filter is within a predetermined range;
limiting a torque of the engine when the variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is limited and the amount of deposition of the particulate matter on the particulate filter is within a predetermined range;
configured to run
Limiting the torque of the engine comprises:
Obtaining a torque guard base value, which is a maximum allowable value of the torque of the engine, capable of suppressing an increase in exhaust gas pressure in the exhaust pipe to an allowable value when the variable operation of the intake valve and the exhaust valve by the variable valve mechanism is limited and when the particulate matter accumulates in the particulate filter in an amount greater than a predetermined amount;
obtaining an actual torque guard value, which is the lowest torque guard value among all torque guard values imposed on the engine excluding the torque guard base value;
When the torque guard base value is equal to or less than the actual torque guard value, limiting the torque of the engine based on the larger of the torque guard base value and a value obtained by subtracting a predetermined adjustment amount from the actual torque guard value;
When the torque guard base value is greater than the actual torque guard value, limiting the torque of the engine based on the actual torque guard value;
Including,
the predetermined adjustment amount being determined as a maximum allowable value that, when reduced, produces an acceptable shock.
Engine control system.
前記エンジンの前記トルクを制御することは、前記エンジンの回転数と、前記センサによって検出される前記差圧と、に基づいて、前記トルクガードベース値を決定することを含む、請求項1に記載のエンジン制御システム。 The sensor detects a differential pressure between a pressure of the exhaust gas upstream of the particulate filter and a pressure of the exhaust gas downstream of the particulate filter,
2. The engine control system according to claim 1, wherein controlling the torque of the engine includes determining the torque guard base value based on a rotation speed of the engine and the differential pressure detected by the sensor.
前記複数のテーブルは、第1のテーブルと、前記第1のテーブルが適用される差圧の範囲よりも高い差圧の範囲に適用される第2のテーブルと、を少なくとも含み、
前記エンジンの前記トルクを制限することは、
前記複数のテーブルの中から、前記差圧に応じて1つの参照テーブルを選択することと、
選択された前記参照テーブルに基づいて、前記トルクガードベース値を決定することと、
前記第1のテーブルが前記参照テーブルとして選択されている最中に、前記差圧が第1の閾値以上に増加する場合に、前記参照テーブルを前記第2のテーブルに切り替えることと、
前記第2のテーブルが前記参照テーブルとして選択されている最中に、前記差圧が前記第1の閾値よりも低い第2の閾値よりも低下する場合に、前記参照テーブルを前記第1のテーブルに切り替えることと、
を含む、請求項2に記載のエンジン制御システム。 the storage medium stores a plurality of tables indicating a relationship between the engine speed and the torque guard base value according to the range of the differential pressure,
the plurality of tables includes at least a first table and a second table that is applied to a differential pressure range higher than a differential pressure range to which the first table is applied;
Limiting the torque of the engine comprises:
selecting one reference table from the plurality of tables in response to the differential pressure;
determining the torque guard base value based on the selected look-up table;
switching the look-up table to the second table when the differential pressure increases to or above a first threshold while the first table is selected as the look-up table;
switching the reference table to the first table when the differential pressure drops below a second threshold value lower than the first threshold value while the second table is selected as the reference table;
The engine control system of claim 2 , comprising:
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