JP7705736B2 - 車両の車内監視装置 - Google Patents
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Description
特に、車両が自動運転で走行する場合、自動運転中の自動車の車室にいる車内物の状態などを監視することは、大切なことになる可能性がある。
また、特許文献2では、乳幼児の置去を検出する機能を開示している。
ただし、このように反射波の検出レベルは、車内物の種類ごとに必ずしも明確に分かれたものになるとは限らない。たとえば、子供によるミリ波の反射波の検出レベルと、荷物によるミリ波の反射波の検出レベルとの差は基本的に小さいものであり、場合によってはそれらの大小関係が逆になることもあり得る。このため、予め固定的に設定されている閾値を、センサによるミリ波の反射波の検出レベルと比較しても、車内物の種類を適切に判定することが難しい。液体が入っているペットボトルを子供と判定してしまったり、それを防止するために閾値を上げてしまうと子供を荷物として判定してしまったりする可能性が高まる。
このため、本発明では、車両の車室にいる車内物としての子供と荷物との判定に用いる閾値を、第一低閾値と第二低閾値との中から選択して、選択した閾値を用いて車内物を子供と荷物との間で判定する。本発明では、たとえば、車両のドア開閉の検出履歴または乗車履歴に基づいて子供が乗車している可能性がある状態であると判断できる場合には、子供と荷物との判定のための閾値を第一低閾値と第二低閾値との中から第一低閾値より低い第二低閾値を選択してよい。また、子供が乗車している可能性がないと判断できる場合には、第一低閾値を選択してよい。これにより、本発明では、子供による反射波の検出レベルと、荷物による反射波の検出レベルとの差が小さくなるような状況が生じ得たとしても、子供を誤って荷物として判定しないようにできる。子供と荷物との間での誤判定を減らすことができる可能性がある。
このように本発明では、ミリ波の電波を使用して車室を検出した結果に基づく車内物の種類判定についての確からしさを高めることができる。
図1は、自動車1の模式的な平面図である。図2は、図1の自動車1の模式的な縦断面図である。図2の縦断面図は、図1の自動車1を、自動車1の車幅方向の中央位置Y0で切断したものである。
自動車1は、車両の一例である。自動車1の動力源は、ガソリンやエタノールを燃焼する内燃機関、蓄電電力などを用いる電気モータ、水素を用いる動力源、または、これらの組み合わせでよい。
同乗者12は、たとえば不図示の左前ドアを開閉して車室3に入って前列の同乗者用のシート5に着座し、左前ドアを開閉して車室3から退出する。
子供13は、たとえば不図示の右後ドアまたは左後ドアを開閉して車室3に入って後列のシート6に着座し、右後ドアまたは左後ドアを開閉して車室3から退出する。たとえば乳幼児のように介助が必要な場合、ドライバ11や同乗者12といった大人は、右後ドアまたは左後ドアを開閉して、後列のシート6にチャイルドシート14を装着し、チャイルドシート14に乳幼児を載せる。なお、子供13は、前列の同乗者用のシート5に着座してもよい。同乗者12は、後列のシート6に着座してもよい。
シート4~6に直接に着座する大人や子供13は、不図示のシートベルトを装着する。これにより、乗員は、上体をシート4~6のバックレストに寄り掛けた状態で、シート4~6に着座する。シート4~6に着座している乗員の着座位置は、基本的に一定の範囲に収まる。
このような自動車1では、たとえば、走行中において車室3にいるドライバ11を含む乗員11~13を監視し、乗員に非常事態がある場合には緊急通報、緊急停止の制御などの処理を実行することについて検討されている。
また、自動車1では、ドライバ11などの大人が降車した後、車室3に子供13や荷物が残されていることについて置き去りの警報をすることについて検討されている。
自動車1の車内監視装置は、車室3の乗員や荷物を監視することができる。
図3の制御システム20は、車内物判定装置21、シート制御装置22、ドア開閉センサ23、無線通信装置24、ユーザインタフェース装置(UI装置)25、および、これらが接続される車内ネットワーク26、を有する。
このように、出力制御部37、第一出力アンテナ31、第二出力アンテナ32、入力制御部38、第一入力アンテナ33、第二入力アンテナ34、第三入力アンテナ35、第四入力アンテナ36、検出制御部39は、自動車1の車室3へ向けてミリ波の電波を出力して、自動車1の車室3にいる乗員などによる反射波を検出するセンサとして機能し得る。
制御部としてのCPU41は、たとえば、車室3に存在する乗員や荷物といった車内物を、たとえばミリ波の検出電波の反射波に基づいて検出して監視してよい。
この際、制御部としてのCPU41は、ミリ波の検出電波の周波数を、予め設定されている複数の中から選択し、検出制御部39に設定を指示してよい。CPU41が設定を指示可能な電波の周波数は、たとえば60GHzの第一周波数と、第一周波数より低いたとえば24GHzの第二電波を含む複数の周波数でよい。この場合、検出制御部39は、CPU41により指示された設定を実行し、ミリ波の検出電波の周波数を切り替える。
制御部としてのCPU41は、この他にもたとえば、自動車1の車室3への乗員や荷物といった車内物を検出し、検出している車内物を監視してよい。この際、CPU41は、入力制御部38によるミリ波の反射波の検出レベルと、閾値との比較判断により、自動車1の車室にいる車内物の種類を判定してよい。
制御部としてのCPU41は、たとえばドライバ11といった大人の乗員が降車した場合に、自動車1の車室3に残されている子供13や荷物の置去を判定してよい。そして、自動車1の車室3に子供13や荷物が置去りにより残されている場合、CPU41は、たとえばユーザインタフェース装置25を通じて、メータパネルとしての液晶デバイス、センターディスプレイとしてのタッチパネルデバイス、スピーカ27から、降車した乗員へ警報を出力してよい。CPU41は、また、無線通信装置24を通じて、乗員などが使用するユーザ端末29へ警報を出力してよい。
また、オーバヘッドコンソールの位置に設けられる車内物判定装置21において、第一出力アンテナ31と第二出力アンテナ32とは、互いに所定の間隔をもって、たとえば車幅方向に沿ってまたは前後方向に沿って設けられてよい。
第一入力アンテナ33、第二入力アンテナ34、第三入力アンテナ35、および第四入力アンテナ36は、たとえば4辺が車幅方向と前後方向とに沿う四角形の四角に配置されてよい。
図4には、1つのシート4と、シート4の前上方向の位置に設けられる車内物判定装置21と、が示されている。車内物判定装置21は、第一出力アンテナ31または第二出力アンテナ32といった出力アンテナから、設定した周波数のミリ波の検出電波を出力する。
図4では、シート4には乗員や荷物といった車内物が載っていない。このため、車内物判定装置21からシート4がある後下方向へ向けて出力されるミリ波の検出電波は、シート4を通り抜ける。シート4は、基本的にシートフレームにスプリングを掛け渡し、その全体をウレタンや布で覆ったものである。このような構造および材質のシート4は、ミリ波の検出電波を、ほとんど反射しない。その結果、車内物判定装置21は、シート4からの反射波が入力されない。
この場合、シート4には乗員が載っているため、第一出力アンテナ31または第二出力アンテナ32といった出力アンテナから出力されたミリ波の検出電波は、乗員の表面において反射され得る。乗員によるミリ波の反射波は、車内物判定装置21へ向かように戻る。車内物判定装置21の複数の入力アンテナ33~36には、ミリ波の反射波が入力される。車内物判定装置21は、図4と比べて強い反射波を検出できる。
図6には、シート4とともに、シート4に着座する乗員について検出された反射面51が示されている。車内物判定装置21のCPU41は、2チャネルの出力と4チャネルの入力とを組み合わせて使用することにより、複数の反射波がまざった入力波から各方向の反射波成分を分離し、各方向ごとの反射荷物までの距離を演算できる。この際、車内物判定装置21のCPU41は、複数の出力アンテナからのミリ波の検出信号の出力タイミングを変化させたり、複数の入力アンテナ33~36からのミリ波の検出期間やタイミングを変化させたり、してよい。その結果、車内物判定装置21のCPU41は、車内物判定装置21の設置位置を基準とした反射波の入射方向ごとの距離を得て、図6において実線で示すように、乗員の表面に沿った三次元的な反射面51を含む車室検出マップ50を生成することが可能である。
その一方で、自動車1の車室3を全体的に隅々まで広範囲に検出した車室検出マップ50を得ようとする場合、24GHz以下の低い周波数のミリ波を使用するとよい。24GHzといった低い周波数のミリ波の検出電波は、高い周波数の場合のように乗員の胸部表面の動きや、車内物の大きさや形状を高い精度で検出することができないものの、荷物の裏側へ回り込みやすい性質があり、遮蔽に強い。60GHz以上の高い周波数のミリ波の検出電波を使用すると、たとえば鉄板入りのシートバックの後側部分や、車室3についての車幅方向の左右両縁部分について、ミリ波の検出電波を有効に到達させることが容易ではない。ミリ波の検出電波が有効に到達できない部分に車内物が存在していたとしても、その車内物による有意な反射波を得ることが難しい。なお、図1の後列のシート6のように、荷室7の前側となる最も後側のシートのシートバックには、自動車1の車幅方向において全幅に亘る鉄板を入れたものがある。
このため、本実施形態では、検出電波として使用するミリ波の周波数を、少なくとも高い周波数と低い周波数との2つの周波数の間で切り替えて使用する。ここでは、60GHzと、24GHzとを使用する場合について説明する。
本実施形態では、ミリ波の周波数を切り換えて使用するため、自動車1の車室3に対して1つの車内物判定装置21を設けるだけで、車室3の隅々までを全体的に、かつ、高い分解能で検出することが可能になる。複数のシート4~6の各々に対応させて複数の車内物判定装置21を、自動車1の車室3に設ける必要がなくなる。車内物判定装置21の数を最小限にまで減らして、乗員などの監視のためにミリ波を使用する際のコストアップを抑制できる。しかも、車内物判定装置21の数を減らしているので、車内物判定装置21を含む各種の機器についての、車室3での配置について過大な制限が生じ難くなる。
車内物判定装置21のCPU41は、図7の処理を繰り返し実行する。
CPU41は、タイマ43により計測される検出周期ごとに、図7の処理を繰り返し実行してよい。
CPU41は、たとえば自動車1が走行している最中などの通常時には、車室3に存在する乗員の胸部表面についての呼吸による動きを検出できるようにするために、高い周波数である60GHzを選択してよい。
また、CPU41は、子供13や荷物などの車内物の置き去りを検出する場合、車室3の隅々まで検出するために、低い周波数である24GHzを選択してよい。
ミリ波の検出電波は、車室3においてシート4~6に着座する乗員がいたり、シート4~6や荷室7に荷物があったりすると、それらにより反射される。これら車内物の反射波は、車内物判定装置21の第一入力アンテナ33、第二入力アンテナ34、第三入力アンテナ35、および第四入力アンテナ36に入力する。入力制御部38は、第一入力アンテナ33における反射波の入力の情報、第二入力アンテナ34における反射波の入力の情報、第三入力アンテナ35における反射波の入力の情報、第四入力アンテナ36における反射波の入力の情報を生成し、CPU41へ出力する。
CPU41は、制御部として、自動車1の車室3の各部において反射されてミリ波センサ31~39により検出される反射波に基づいて、自動車1の車室3を検出した車室検出マップ50を生成する。
車内物判定装置21のCPU41は、たとえば図7のミリ波検出制御を実行するたびに、図8の処理を繰り返し実行する。
CPU41は、タイマ43により計測される検出周期ごとに、図8の処理を繰り返し実行してもよい。
これにより、CPU41は、判定部として、ミリ波センサ31~39による反射波の検出に基づく判定として、自動車1の車室検出マップ50に基づいて、自動車1の車室3に存在する乗員などの存否および種別を判定することが可能である。
この人と荷物との判定において、CPU41は、たとえば、過去の車室検出マップ50から最新の車室検出マップ50までの複数の車室検出マップ50において、車内物の範囲として推定した所定方向での検出レベルを用いてよい。
シート4~6に着座している大人の身体は、シート4~6に着座している子供の身体やシート4~6に置かれている荷物と比べて、センサ31~39の近くになる。このため、大人の検出レベルは、子供や荷物と比べて高くなる。
また、シート4~6に着座している子供の身体は、基本的に、シート4~6に置かれている荷物と比べて、センサ31~39の近くになる。このため、子供の検出レベルは、荷物と比べて高くなる。
このため、CPU41は、たとえば、取得した検出レベルと、大人の検出レベルより低くて子供の検出レベルより高い高閾値とを比較する。取得した検出レベルが高閾値以上である場合、CPU41は、車内物が大人であると判定してよい。
また、CPU41は、たとえば、取得した検出レベルと、子供の検出レベルより低くて荷物の検出レベルより高い低閾値とを比較する。取得した検出レベルが低閾値以上である場合、CPU41は、車内物が子供であると判定してよい。
また、取得した検出レベルが低閾値より小さい場合、CPU41は、車内物が荷物であると判定してよい。
図9の縦軸は、車内物ごとのミリ波の検出レベルである。横軸には、複数種類の車内物として、荷物、子供、大人、の三種類が示されている。
図9に示すように、車内にある荷物、車内にいる子供、車内にいる大人の各々の車内物は、ミリ波の検出レベルの分布範囲がある。
車内にいるたとえば大人は、たとえば図6のように身体の各部においてミリ波を反射する。図9に示すミリ波の検出レベルは、たとえば図6での各部での反射波の最大値とすればよい。なお、車内物の各部での反射波の平均値や中央値を用いても、図9と同傾向にあるミリ波の検出レベルの分布範囲が得られると考えられる。
車内にいる子供は、いずれのシート4~6に着座している状態でも、車内にいる大人と比べて低いレベルとなる。そして、後列のシート6に後向きに設置されたチャイルドシートにおいて睡眠している乳幼児の検出レベルや、後列のシート6の足元にいる乳幼児についての検出レベルは、子供の分布範囲において最も小さくなる傾向にある。
車内にある荷物は、いずれのシート5~6に載置されている状態でも、基本的に低いレベルとなる。そして、液体が入っているペットボトルといった透過性がある液体の荷物についてのミリ波の反射波の検出レベルは、荷物の分布範囲において最も大きくなる傾向にある。
その結果、図9での液体が入っているペットボトルなどの荷物の検出レベルは、乳幼児といった子供によるミリ波の反射波の検出レベルより高くなることがありえる。
このように複数種類の車内物の検出レベルの分布範囲が重なる場合、そのようなミリ波の検出レベルを閾値と比較するだけでは、車内物の種類を正確に判定することができない可能性がある。車内物の種類判定についての確からしさを高めることは容易ではない。
高閾値は、大人の検出レベルの範囲より小さく、子供の検出レベルの範囲より大きい値である。
第一低閾値は、荷物の検出レベルの範囲より大きい値である。このため、第一低閾値は、後列のシート6に後向きに設置されたチャイルドシートにおいて睡眠している乳幼児の検出レベルや、後列のシート6の足元にいる乳幼児についての検出レベルより、大きくなる傾向にある。
第二低閾値は、子供の検出レベルの範囲より小さい値である。このため、第二低閾値は、液体が入っているペットボトルの反射波の検出レベルより小さくなる傾向にある。
車内物判定装置21のCPU41は、図10の車内物の種類判定処理を、繰り返し実行する。
ステップST22において、CPU41は、車内物としての大人とそれ以外とを判定するための高閾値と、検出レベルと比較する。検出レベルが高閾値以上である場合、CPU41は、処理をステップST23へ進める。検出レベルが高閾値より小さい場合、CPU41は、処理をステップST24へ進める。
ステップST23において、CPU41は、車内物が大人であると判定する。その後、CPU41は、図10の処理を終了する。
なお、CPU41は、自動車1の前側以外の乗降用ドアが開閉された履歴に基づいて、子供が乗車している可能性があると判断できる場合には子供優先設定であると判断し、子供が乗車している可能性がないと判断できる場合には子供優先設定ではないと判断してよい。
ステップST26において、CPU41は、車内物としての子供と荷物とを判定するための第二低閾値と、検出レベルとを比較する。検出レベルが第二低閾値以上である場合、CPU41は、処理をステップST27へ進める。検出レベルが第二低閾値より小さい場合、CPU41は、処理をステップST30へ進める。
ステップST27において、CPU41は、車内物が子供であると判定する。その後、CPU41は、図10の処理を終了する。
CPU41は、ステップST25とステップST28との処理により、自動車1の車室3にいる車内物としての子供と荷物との判定に用いる閾値を、第一低閾値と第二低閾値との中から選択できる。
ステップST30において、CPU41は、車内物が荷物であると判定する。その後、CPU41は、図10の処理を終了する。
これにより、CPU41は、ミリ波の反射波の検出レベルに基づいて、車内物を子供と荷物との間で判定できる。子供と荷物との判定についての確からしさを高めることができる。
たとえば第二低閾値を検出レベルと比較して、検出レベルが第二低閾値より大きい場合には、乳幼児を含む子供である可能性がある場合にはその可能性のある範囲の検出レベルについての子供であると正しく判定できる。乳幼児をとりこぼすことなく、子供として正しく判定できる。
また、第一低閾値を検出レベルと比較して、検出レベルが第一低閾値より小さい場合には、液体が入っているペットボトルを含む荷物であることを正しく判定できる。液体が入っているペットボトルをとりこぼすことなく、荷物として正しく判定できる。
これに対して、仮にたとえば高閾値と低閾値との2つの閾値を用いて判定する場合、子供および荷物の中の少なくとも一方については、とりこぼした判定をしてしまう。
車内物判定装置21のCPU41は、図11の置去監視制御を、繰り返し実行する。
このようにCPU41は、自動車1のドア開閉の検出履歴または乗車履歴に基づいて、子供と荷物との判定のための閾値を、第一低閾値と第二低閾値との中から選択できる。そして、子供が乗車している可能性がある状態であると判断できる場合には、CPU41は、第一低閾値より低い第二低閾値を選択できる。
ただし、このように反射波の検出レベルは、車内物の種類ごとに必ずしも明確に分かれたものになるとは限らない。特に、子供によるミリ波の反射波の検出レベルと、荷物によるミリ波の反射波の検出レベルとの差は基本的に小さいものであり、場合によってはそれらの大小関係が逆になることもあり得る。たとえば液体が入っているペットボトルといった透過性がある液体の荷物では、子供によるミリ波の反射波の検出レベルより高くなることがある。このため、予め固定的に設定されている閾値を、センサによるミリ波の反射波の検出レベルと比較しても、車内物の種類を適切に判定することが難しい。液体が入っているペットボトルを子供と判定してしまったり、それを防止するために閾値を上げてしまうと子供を荷物として判定してしったりする可能性が高まる。
このため、本実施形態では、自動車1の車室3にいる車内物としての子供と荷物との判定に用いる閾値については、固定的な1つの閾値ではなく、第一低閾値と第二低閾値との中から選択する。そして、選択した閾値をセンサによるミリ波の反射波の検出レベルと比較して、車内物を子供と荷物との間で判定する。たとえば、自動車1のドア開閉の検出履歴または乗車履歴に基づいて、子供が乗車している可能性がある状態であると判断できる場合には、子供と荷物との判定のための閾値を、第一低閾値と第二低閾値との中において第一低閾値より低い第二低閾値を選択する。子供が乗車している可能性がまったくないと判断できる場合には、第一低閾値を選択する。これにより、本実施形態では、子供による反射波の検出レベルと、荷物による反射波の検出レベルとの差が小さくなったり、逆転したりするような状況が生じ得たとしても、子供を誤って荷物として判定しないようにできる。子供と荷物との間での誤判定を減らすことができる可能性がある。
このように本実施形態では、ミリ波の電波を使用して車室3を検出した結果と閾値との比較に基づいた車内物の種類判定についての確からしさを高めることができる。
しかも、本実施形態では、そのように車内物をできる限り子供として判定したとしても子供として判定されない車内物が残されている場合には、自動車1から降車する乗員に対して置去の警報を発しないようにする。これにより、子供である可能性が極めて低い車内物である荷物について、子供と同様に置去の警報を、過度に発しないようにできる。
Claims (3)
- 車両の車室へ向けてミリ波の電波を出力して、前記車両の車室にいる乗員または荷物といった車内物によるミリ波の反射波を検出するセンサと、
前記センサによるミリ波の反射波の検出レベルと閾値との比較判断により、前記車両の車室にいる車内物の種類を判定する判定部と、
を有し、
前記判定部は、
前記車両の車室にいる車内物としての子供と荷物との判定に用いる閾値として、荷物の検出レベルの範囲より大きい第一低閾値と、子供の検出レベルの範囲より小さい第二低閾値とを用い、
前記第一低閾値は、液体が入っているペットボトルを含む、荷物の検出レベルの範囲より大きい値であり、
前記第二低閾値は、前記車両のシートに後向きに設置されたチャイルドシートにおいて睡眠している乳幼児の検出レベル、および前記シートの足元にいる乳幼児についての検出レベルを含む、子供の検出レベルの範囲より小さい値であり、前記第一低閾値より低く、
前記車両の走行開始前に前記車両の前側以外の乗降用ドアが開閉された履歴があり、前記履歴に子供が含まれている場合には、車内物の種類判定を実行し、
前記車内物の種類判定においては、子供優先設定である場合には前記第二低閾値を選択し、子供優先設定でない場合には前記第一低閾値を選択し、選択した閾値を前記センサによるミリ波の反射波の検出レベルと比較して、前記車内物を子供と荷物との間で判定する、
車両の車内監視装置。
- 前記車両の乗員に対して警報を発する警報部、を有し、
前記警報部は、
前記車両から乗員が降車する際に前記判定部により車室に子供がいると判定される場合、前記車両から降車する乗員に対して置去の警報を発し、
前記車両から乗員が降車する際に前記判定部により車室に子供がいると判定されない場合、置去の警報を発しない、
請求項1記載の、車両の車内監視装置。
- 前記車両のドアの開閉を含む、前記車両からの降車の際に乗員によりなされる複数種類の操作を検出する検出部、を有し、
前記警報部は、
前記検出部により検出される降車する乗員の操作の種類および操作の順番に応じて、前記車両の前記車室に設けられるユーザインタフェース部、および前記車両から降車した乗員のユーザ端末、を含む複数の警報出力デバイスから警報を順序立てて出力する、
請求項2記載の、車両の車内監視装置。
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