JP7706386B2 - クロロシラン類の回収方法 - Google Patents
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Description
測定試料であるクロロシラン類液やスラリーを、容器に正確に量り取り、50℃以下で、該被測定物の上部空間部を十分乾燥した不活性ガスで流通しながら、含有されるクロロシラン類を十分に蒸発除去する。蒸発除去後の蒸発残さに希塩酸を加えて塩化アルミニウムを溶解させた後ろ過し、該ろ液をICP(高周波誘導結合プラズマ)発光分光分析装置等で塩化アルミニウムを定量し、前記測定試料の質量で除して求めた。
蒸留残冷却液流通管(6)から蒸留残冷却液の一部を抜き出し、質量を量り取り測定試料とした。この測定試料について、目開き5μmのメンブランフィルターを使用した吸引濾過により濾過し、得られたケーキについて、前記「1)クロロシラン類液における、塩化アルミニウム濃度の測定」と同様にして、クロロシラン類を蒸発除去して得た蒸発残さに含有される塩化アルミニウムを定量し、前記測定試料の質量で除して求めた。
3)薄膜蒸発装置内のスケール付着性の評価方法
薄膜蒸発装置の運転終了後に、装置を停止・開放した。装置内に付着したスケール量を目視で評価した。評価の段階は以下の4段階とした。
「激しい」:装置内においてスケールの沈着が激しく、回転羽根の中心回転軸軸受部分では補強リブでは多量のスケールが付着して装置内を閉塞するに至っている。このため、これらスケールを除去しなければ運転が継続できない状態。
「多い」:装置内において、スケールの沈着は多いが、前記回転羽根の中心回転軸軸受部分における補強リブにおける付着量は装置内を閉塞するまでには至っていない。運転継続のためにはスケールを除去した方が望ましい状態。
「少ない」:装置内において、前記回転羽根の中心回転軸軸受部分における補強リブ等に少量のスケールが観察されるものの、運転の継続には支障のない状態。
「無い」:装置内において、前記回転羽根の中心回転軸軸受部分における補強リブも含めて、スケールは観察されないか、またはごく少量しか観察されない状態。
塩化アルミニウムを含有するクロロシラン類液として、冶金級シリコン粉末と塩素含有ガスを反応させて得た、STC80質量%、TCS20質量%、溶解塩化アルミニウム 0.02質量%を含有するクロロシラン類液を、図1に示すフローに供して処理した。
前記実施例1において、冷却槽(5)を設けることなく、蒸留塔(1)から排出された蒸発残液が、蒸留残液排出管(4)を流れてそのまま70℃の温度で、薄膜蒸発装置(7)に供給される以外は、実施例1と同様にして、クロロシラン液の回収を実施した。その結果、薄膜蒸発を24時間運転した際の精製クロロシラン類回収管(8)からの回収液の状態は実施例1とほぼ同じ状況であったが、この薄膜蒸発をさらに10日間継続した後の、薄膜蒸発装置内のスケール付着性を評価したところ、「激しい」状態であった。
前記実施例1において、冷却槽(5)の冷却温度を変化させ、蒸留残冷却液流通管(6)を流れる蒸留残冷却液が、温度35℃、塩化アルミニウム析出物固形分濃度3.0質量%のものとする以外は、実施例1と同様にして、クロロシラン液の回収を実施した。その結果、薄膜蒸発を24時間運転した際の精製クロロシラン類回収管(8)からの回収液の状態は実施例1とほぼ同じ状況であり、この薄膜蒸発をさらに10日間継続した後の、薄膜蒸発装置内のスケール付着性を評価したところ、「少ない」状態であった。
2:クロロシラン類液供給管
3:精製クロロシラン類ガス留去管
4:蒸留残液排出管
5:冷却槽
6:蒸留残冷却液流通管
7:薄膜蒸発装置
8:精製クロロシラン類回収管
9:飛沫補集器
10:濃縮物排出管
Claims (6)
- 塩化アルミニウムを含有するクロロシラン類液を蒸留して得られる、50℃以上の液温の蒸留残液を40℃以下の液温に冷却した後、得られた蒸留残冷却液を薄膜蒸発装置に供してクロロシラン類を蒸発させて回収する、ことを特徴とするクロロシラン類の回収方法。
- 薄膜蒸発装置が、攪拌式薄膜蒸発装置である、請求項1記載のクロロシラン類の回収方法。
- 前記蒸留残液の冷却が、蒸留残液を、冷却槽中に貯留し、攪拌下、前記40℃以下の液温に温度低下させることで実施される、請求項1または請求項2記載のクロロシラン類の回収方法。
- 請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の方法により回収されたクロロシラン類を、塩化アルミニウムを含有するクロロシラン類液の蒸留に循環供給する、クロロシラン類の回収方法。
- 塩化アルミニウムを含有するクロロシラン類液が、塩素または塩化水素または四塩化珪素と水素を含有するガスを、冶金級シリコンと反応させることにより生成されたものである、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のクロロシラン類の回収方法。
- 塩素または塩化水素または四塩化珪素と水素を含有するガスを、冶金級シリコンと反応させることにより生成された、塩化アルミニウムを含有するクロロシラン類液を蒸留するクロロシラン類の製造方法において、上記蒸留により得られる、50℃以上の液温の蒸留残液に対して、請求項1~請求項4のいずれか一項に記載のクロロシラン類の回収方法を施す、ことを特徴とするクロロシラン類の製造方法。
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| JP2022009447A JP7706386B2 (ja) | 2022-01-25 | 2022-01-25 | クロロシラン類の回収方法 |
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| JP2022009447A JP7706386B2 (ja) | 2022-01-25 | 2022-01-25 | クロロシラン類の回収方法 |
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| JP2023108363A (ja) | 2023-08-04 |
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