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JP7706563B2 - 空調システム - Google Patents
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Description

本発明は、空調システムの凍結防止制御に関する。
空調システムとしてショッピングモール等の大型施設を空調するセントラル空調システムが公知である。セントラル空調システムは、水を加熱又は冷却して冷温水とする熱源装置と、冷温水と空気とを熱交換する空調機と、空調機に冷温水を供給する冷温水供給回路とを備える。
セントラル空調システムでは、外気温が低い場合には、空調機が停止している間に冷温水回路の冷温水が凍結しないように冷温水を循環させて凍結を防止する凍結防止制御を行う(例えば、特許文献1)。特許文献1に開示される凍結防止制御では、冷温水回路を流れる冷温水の温度が凍結防止設定温度で維持されるように、冷温水の流量調整弁の開度を制御している。
特開2009-216321号公報
図4を用いて、従来の空調システム110の凍結防止制御の課題について説明する。
図4に示すように、空調システム110では、複数の空調機112、122、132が冷温水供給回路111、121、131、141によってポンプ105、ボイラー106、チラー107に対し並列に接続されている。なお、冷温水供給回路141は、流量調整弁143を有するバイパス弁である。
例えば1台の空調機112が停止中であって、残りの空調機122、132が運転中であって、運転中の空調機122、132にそれぞれ接続される流量調整弁123、133の開度が全開(100%)の場合には、凍結防止制御によって停止中の空調機112に接続される流量調整弁113が初期開度(例えば30%)だけ開かれていても、運転中の空調機122、132に多くの冷温水が流れ、停止中の空調機112に冷温水が流れにくくなる。
上述した空調システム110の凍結防止制御中にて冷温水供給回路111に冷温水が流れにくい状況では、冷温水が凍結するおそれがある。このとき、停止中の空調機112の冷温水供給回路111に実際に冷温水が流れているかどうかを確認することができることが望ましい。また、停止中の空調機112の冷温水供給回路111に冷温水が流れていない場合には冷温水を循環させるように制御することが望ましい。
本発明の目的は、冷温水が流れていない箇所を生じないようにすることができる空調システムを提供することにある。
本発明に係る空調システムは、水を加熱又は冷却して冷温水とする熱源装置と、冷温水と空気とを熱交換する空調機と、空調機に冷温水を供給する冷温水供給回路と、空調機が停止している間に冷温水が凍結しないように冷温水供給回路にて冷温水を循環させる制御装置と、を備える空調システムであって、冷温水供給回路は、冷温水の循環量を調整する流量調整弁と、冷温水が流れているかどうかを検知する流体検知器と、を有し、制御装置は、空調機が停止している間に冷温水が凍結しないように冷温水を循環させる場合に、流体検知器によって冷温水が流れていないと検知した場合には、流量調整弁の開度を増加させることを特徴とする。
このように、冷温水が流れていないと検知した場合には、弁の開度を増加させて冷温水の循環量を増量して冷温水の凍結を抑制することができる。
本発明に係る空調システムにおいて、冷温水を循環させるポンプをさらに備え、制御装置は、流体検知器によって冷温水が流れていないと検知して流量調整弁の開度が最大の場合には、ポンプの出力を増加させることが好ましい。
このように、冷温水が流れていないと検知し、弁が最大開度の場合には、ポンプの出力を増加させて冷温水の循環量を増量して冷温水の凍結を抑制することができる。
本発明に係る空調システムによれば、冷温水が流れていない箇所を生じないようにすることができる。また、冷温水が流れていないと検知した場合には、冷温水の循環量を増量して冷温水の凍結を抑制することができる。
実施形態の一例である空調システムを示す模式図である。 実施形態の一例である空調システムの制御構成を示すブロック図である。 凍結防止制御の流れを示すフロー図である。 従来の空調システムの凍結防止制御を示す模式図である
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。以下の説明において、具体的な形状、材料、方向、数値等は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途、目的、仕様等に合わせて適宜変更することができる。
図1及び図2を用いて、実施形態の一例である空調システム10について説明する。
空調システム10は、ショッピングモール等の大型施設の空調に使用されるセントラル空調システムである。空調システム10によれば、詳細は後述するが、冷温水供給回路11、21、31、41において冷温水が流れていない箇所を生じないようにすることができる。また、冷温水が流れていないと検知した場合には、冷温水供給回路11、21、31、41の冷温水の循環量を増量して冷温水の凍結を抑制することができる。
図1に示すように、空調システム10は、水を加熱又は冷却して冷温水とするボイラー6とチラー7とが並列に設けられた熱源装置4と、熱源装置4と直列に設けられ、冷温水を循環させるポンプ5と、熱源装置4及びポンプ5と並列に設けられる複数の冷温水供給回路11、21、31、41と、冷温水供給回路11、21、31、41を流れる冷温水が凍結しないように冷温水を循環させる制御装置50と、を備える。
熱源装置4は、冷温水を加熱するボイラー6と、冷温水を蒸発式冷凍サイクルによって冷却するチラー7とを含む。
ポンプ5は、冷温水供給回路11、21、31、41に供給する冷温水の循環量を制御する。ポンプ5を駆動する電動機は、周波数が可変とされる。これにより、電動機の周波数を変更することによってポンプ5の出力が変更される。なお、ポンプ5は、複数台のポンプから構成され、運転台数を変更することによって出力を変更する構成であってもよい。
冷温水供給回路11は、冷温水と空気とを熱交換する空調機12と、冷温水の循環量を調整する流量調整弁13と、冷温水が流れているかどうかを検知する流体検知器14とを有する。
空調機12は、ファンコイルユニットが好適に用いられる。ファンコイルユニットは、塵埃を取り除くエアフィルタと、冷温水を熱源として空気と熱交換する熱交換器と、熱交換した空気を送風する送風機とを有する。
流量調整弁13は、開度を増減することによって冷温水供給回路11の流量(循環量)を調整する。流量調整弁13の開度は、全閉状態(0%)から全開状態(100%)まで調整可能である。
流体検知器14は、冷温水供給回路11の冷温水が流れているかどうかを検知する。本例では、冷温水が流れているかどうかを検知するのみの簡易な流体検知器とするが、これに限定されない、流量計を用いて冷温水供給回路11の冷温水が流れているかどうかを検知してもよい。
冷温水供給回路21、31についても冷温水供給回路11と同様の構成であるため説明を省略する。冷温水供給回路41は、空調機を有さないバイパス回路として機能し、冷温水の循環量を調整する流量調整弁43と、冷温水が流れているかどうかを検知する流体検知器44とを有する。
流量調整弁23、33、43についても流量調整弁13と同様の構成である。流体検知器24、34、44についても流体検知器14と同様の構成である。
以下では、特に説明がない限り、冷温水供給回路11を対象として説明するが、冷温水供給回路21、31、41についても同様である。
制御装置50は、空調システム10の各機器を制御すると共に、上述したように冷温水供給回路11を流れる冷温水が凍結しないように冷温水を循環させる凍結防止制御を実行する。
制御装置50は、演算処理部であるCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の記憶部を有し、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行う。
制御装置50は、ポンプ5、ボイラー6、チラー7、空調機12、流量調整弁13及び流体検知器14と接続され、流体検知器14から信号が送信され、ポンプ5、ボイラー6、チラー7、空調機12、流量調整弁13に信号を送信する。
図2に示すように、制御装置50は、凍結防止制御を実行する凍結防止制御実行部51と、冷温水供給回路11の冷温水が流れているかどうかを判定する流れ判定部52と、流量調整弁13の開度を増加させる弁開度増加部53と、ポンプ5の出力を増加させるポンプ出力増加部54とを有する。
凍結防止制御実行部51は、外気温度が所定温度(例えば0℃)以下であって、空調機12が停止していれば、ポンプ5を駆動し、流量調整弁23の開度を初期開度(本例では30%)とし、冷温水供給回路11の冷温水を循環させる凍結防止制御を実行する。
流れ判定部52は、流体検知器14によって、冷温水供給回路11の冷温水が流れているかどうかを判定する。これにより、冷温水供給回路11の冷温水が流れていない場合を検知することができる。凍結防止制御を実行している間に冷温水が流れていない場合には、冷温水供給回路11の冷温水が凍結している可能性もある。
弁開度増加部53は、流れ判定部52によって冷温水供給回路11の冷温水が流れていないと判定された場合には、流量調整弁13の開度を所定開度(本例では10%)だけ増加させる。これにより、冷温水供給回路11の冷温水の循環量が増量し、冷温水の凍結を抑制することができる。
ポンプ出力増加部54は、流量調整弁23の開度が最大開度(本例では100%)であっても、流れ判定部52によって冷温水供給回路11の冷温水が流れていないと判定された場合には、ポンプ5の出力を増加させる。具体的には、ポンプ5を駆動する電動機の周波数を増加させる。これにより、冷温水供給回路11の循環量が増量し、冷温水の凍結を抑制することができる。なお、ポンプ5の周波数が上限周波数の場合には、運転待機しているポンプ5を運転させてもよい。
以上では、冷温水供給回路11を流れる冷温水が凍結しないように冷温水を循環させる凍結防止制御について説明したが、冷温水供給回路21、31、41についても同様である。
図3を用いて、凍結防止制御の流れについて説明する。
ステップS11において、凍結防止制御実行部51によって凍結防止制御が実行されているかどうかを確認する。凍結防止制御は、外気温度が0℃以下であって、空調機12が停止していれば、ポンプ5を駆動し、流量調整弁13の初期開度を30%とし、冷温水供給回路11の冷温水を循環させる。
ステップS12において、流れ判定部52によって冷温水供給回路11の冷温水が流れているかどうかを判定する。冷温水が流れている場合には、そのまま凍結防止制御を実行する。冷温水が流れていない場合には、ステップS13に移行する。
ステップS13において、流量調整弁13の開度が最大開度(本例では100%)かどうかを判定する。最大開度でない場合は、ステップS14に移行する。最大開度であれば、ステップS15に移行する。
ステップS14において、弁開度増加部53によって、流量調整弁13の開度を10%だけ増加させる。また、ステップS15において、ポンプ出力増加部54によって、ポンプ5の出力を増加させる。具体的には、ポンプ5を駆動する電動機の周波数を所定周波数だけ増加させる。なお、ポンプ5の周波数が上限周波数の場合には、運転待機しているポンプ5を運転させてもよい。
なお、本発明は上述した実施形態およびその変形例に限定されるものではなく、本願の特許請求の範囲に記載された事項の範囲内において種々の変更や改良が可能であることは勿論である。
4 熱源装置、5 ポンプ、6 ボイラー、7 チラー、10 空調システム、11 冷温水供給回路、12 空調機、13 流量調整弁、14 流体検知器、21 冷温水供給回路、22 空調機、23 流量調整弁、24 流体検知器、31 冷温水供給回路、32 空調機、33 流量調整弁、34 流体検知器、41 冷温水供給回路、43 流量調整弁、44 流体検知器、50 制御装置、51 凍結防止制御実行部、52 流れ判定部、53 弁開度増加部、54 ポンプ出力増加部、105 ポンプ、106 ボイラー、107 チラー、110 空調システム、111 冷温水供給回路、112 空調機、113 流量調整弁、121 冷温水供給回路、122 空調機、123 流量調整弁、131 冷温水供給回路、132 空調機、133 流量調整弁、141 冷温水供給回路

Claims (2)

  1. 水を加熱又は冷却して冷温水とする熱源装置と、前記冷温水と空気とを熱交換する複数の空調機と、複数の前記空調機のそれぞれに前記冷温水を供給する複数の冷温水供給回路と、前記空調機が停止している間に前記冷温水が凍結しないように前記冷温水供給回路にて前記冷温水を循環させる制御装置と、を備える空調システムであって、
    複数の前記冷温水供給回路は、前記冷温水の循環量を調整する流量調整弁と、前記冷温水が流れているかどうかを検知する流体検知器と、をそれぞれ有し、
    前記制御装置は、少なくとも一つの前記空調機が運転しており、かつ、少なくとも一つの前記空調機が停止している場合には、前記空調機が停止している間に前記空調機が停止している前記冷温水供給回路の前記冷温水が凍結しないように前記冷温水を循環させる場合に、前記空調機が停止している前記冷温水供給回路の前記流体検知器によって前記空調機が停止している前記冷温水供給回路の前記冷温水が流れていないと検知した場合には、前記空調機が停止している前記冷温水供給回路の前記流量調整弁の開度を増加させる、
    空調システム。
  2. 請求項1に記載の空調システムであって、
    前記冷温水供給回路は、前記冷温水を循環させるポンプをさらに有し、
    前記制御装置は、前記空調機が停止している前記冷温水供給回路の前記流体検知器によって前記冷温水が流れていないと検知して前記流量調整弁の開度が最大の場合には、前記ポンプの出力を増加させる、
    空調システム。
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