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JP7707957B2 - 車両 - Google Patents
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JP7707957B2 - 車両 - Google Patents

車両

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本開示は、車両に関し、特に、内燃機関の排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタを備えた車両に関する。
内燃機関の排気ガス中に含まれる粒子状物質(PM:Particulate Matter)が大気に放出されることを抑制するため、排気通路にフィルタを設け、フィルタによってPMを捕集することが知られている。捕集したPMの堆積量が増大すると、フィルタの目詰まりが生じ機能の低下を招くので、フィルタに捕集した(堆積した)PMを燃焼除去するフィルタ再生処理が行われる。
フィルタに捕集したPMを燃焼除去してフィルタを再生する際、PMの燃焼に伴いフィルタが高温になる。このため、特開2010-19187号公報(特許文献1)に開示された車両の後処理装置では、フィルタの再生処理の間、再生処理中である旨を報知する再生中・報知手段を設けている。
特開2010-19187号公報
フィルタの再生処理中である旨を報知することは、フィルタが高温であり注意すべき状態であることを運転者に喚起するために好ましい。しかし、たとえば、高速道路の走行中等、フィルタの周囲に燃え易い物が存在しない状況や小動物の侵入などが想定されない状況等において、フィルタの再生処置中である旨を報知することは、運転者に必要以上の情報を提供することになり、運転者にとって煩わしく感じる懸念がある。
本開示の目的は、運転者にとって煩わしくないように、フィルタの再生処理中である旨を報知することである。
本開示の車両は、内燃機関と、内燃機関の排気通路に設けられ排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、フィルタに捕集した前記粒子状物質を燃焼除去するフィルタの再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置と、報知装置を制御する制御装置と、を備えた車両である。制御装置は、フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、フィルタ再生中であることを報知するように報知装置を制御する。
この構成によれば、制御装置は、フィルタの再生を開始したとき、所定の条件が成立している場合に、フィルタ再生中であることを報知するよう報知装置を制御する。フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、フィルタ再生中であることを報知するので、運転者にとって煩わしくない状況において、フィルタ再生中である旨の報知をすることが可能になる。
好ましくは、車両は、車両の現在位置を取得する位置取得手段を、さらに備え、制御装置は、位置取得手段で取得した現在位置が、道路から外れているとき、所定の条件が成立していると判定するよう構成してもよい。
この構成によれば、フィルタの再生が開始されたとき、車両の現在位置が道路から外れている場合に、フィルタ再生中であることを報知する。車両が走行する道路は、一般的に、車両走行時の安全性が確保されており、燃え易い物等が路面に存在する可能性が低い。一方、車両が走行する路面が、道路から外れている場合、路面が整備されておらず、燃え易い物が路面に存在する可能性が高い。たとえば、車両が草原や野原等を走行する際、路面や車両の周囲に枯れ草等の燃え易い物が存在する可能性が高い。したがって、車両の現在位置が道路から外れている場合は、フィルタが高温であることに注意することが望ましく、フィルタ再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
好ましくは、車両は、車両の周囲を撮像するカメラを、さらに備え、制御装置は、カメラで撮像された画像が、野原あるいは草原であるとき、所定の条件が成立していると判定するよう構成してもよい。
この構成によれば、フィルタの再生が開始されたとき、車両の周囲が野原あるいは草原である場合に、フィルタ再生中であることを報知する。車両が草原や野原等を走行する際、路面や車両の周囲に枯れ草等の燃え易い物が存在する可能性が高い。したがって、車両が草原あるいは野原を走行する場合は、フィルタが高温であることに注意することが望ましく、フィルタ再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
好ましくは、車両は、車両の現在位置の気象情報を取得する気象情報取得手段を、さらに備え、制御装置は、車両の現在位置の気象が、雨または雪でないとき、所定の条件が成立していると判定するよう構成してもよい。
この構成によれば、フィルタの再生が開始されたとき、車両の現在位置の気象が雨または雪でない場合に、フィルタ再生中であることを報知する。車両の現在位置の気象が、雨あるいは雪である場合、走行路面や車両の周囲に枯れ草等が存在していても、それらは濡れている蓋然性が高く、比較的燃え難い状態である。一方、雨または雪でない場合には、走行路面や車両の周囲の枯れ草等は濡れていない蓋然性が高く、比較的燃え易い状態である。したがって、車両の現在位置の気象が雨または雪でない場合は、フィルタが高温であることに注意することが望ましく、フィルタ再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
好ましくは、車両は、車両の周囲の湿度を取得する湿度取得手段を、さらに備え、制御装置は、湿度が所定値以下のとき、前記所定の条件が成立していると判定するよう構成してもよい。
この構成によれば、フィルタの再生が開始されたとき、車両の周囲の湿度が所定値以下の場合に、フィルタ再生中であることを報知する。車両の周囲の湿度が所定値より高い場合は、走行路面や車両の周囲に枯れ草等が存在していても、空気中の水分量が多く枯れ草等の水分量も多いので、比較的燃え難い状態である。一方、湿度が所定値以下の場合には、空気中の水分量が少なく(空気が乾燥しており)、走行路面や車両の周囲の枯れ草等の水分量も少ないので、比較的燃え易い状態である。したがって、車両の周囲の湿度が所定値以下の場合は、フィルタが高温であることに注意することが望ましく、フィルタ再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
好ましくは、車両は、運転者が操作可能なスイッチを、さらに備え、制御装置は、スイッチが操作されているとき、所定の条件が成立していると判定するよう構成してもよい。
この構成によれば、フィルタの再生が開始されたとき、運転者が操作可能なスイッチが操作されている場合に、フィルタ再生中であることを報知する。運転者にとってフィルタ再生中の情報が必要な場合、運転者はスイッチを操作する。したがって、スイッチが操作されているとき、フィルタ再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
本開示によれば、運転者にとって煩わしくないように、フィルタの再生処理中である旨を報知することができる。
本実施の形態に係る車両Vの概略構成を示す図である。 エンジン1の概略構成を示す図である。 (A)および(B)は、報知装置6の一例を説明する図である。 制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 制御装置100で実行される再生制御の処理を示すフローチャートである。 実施の形態2において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 実施の形態3において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 実施の形態4において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 実施の形態5において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 変形例1において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。 変形例2において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない場合がある。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態に係る車両の全体構成を示す図である。車両Vは、エンジン1と、トルクコンバータ2と、自動変速機3とを備える。
本実施の形態において、エンジン1は圧縮着火式内燃機関(ディーゼルエンジン)であり、エンジン1の出力軸は、トルクコンバータ2の入力軸に接続される。トルクコンバータ2は、ロックアップクラッチ付トルクコンバータであり、図示しない、ポンプインペラ、タービンランナ、ステータ、およびロックアップクラッチを備える。トルクコンバータ2の出力軸は、自動変速機3の入力軸に接続される。自動変速機3は、遊星歯車式の多段自動変速機であり、複数の摩擦係合要素の係合および解放の組み合わせを制御することにより、各変速段を達成する。自動変速機3の出力軸は、プロペラシャフトを介してディファレンシャルギヤ4に接続されている。ディファレンシャルギヤ4は、ドライブシャフトを介して駆動輪である後輪5に接続されている。車両Vは後輪駆動車であるが、前輪駆動車であってよく、4輪駆動車であってもよい。
図2は、エンジン1の概略構成を示す図である。エンジン1は、ディーゼルエンジンであり、エンジン本体10のシリンダ(気筒)12に形成された燃焼室に、燃料噴射弁(インジェクター)14から燃料を噴射し、圧縮自己着火を行う内燃機関である。本実施の形態において、エンジン1は4気筒である。エンジン1の吸気通路20には、エアクリーナ22、インタークーラ24、および吸気絞り弁(電子制御スロットル)26が設けられており、エアクリーナ22で異物が除去された新気(空気)は、ターボ過給機30のコンプレッサ32で過給(圧縮)され、インタークーラ24で冷却されて、吸気マニホールド28に供給され、吸気ポートから各燃焼室に供給される。
燃焼室から排出される排気(排気ガス)は、排気マニホールド50に集められ、排気通路52を介して、外気に放出される。また、排気の一部は、EGR(Exhaust Gas Recirculation)通路60を介して、吸気マニホールド28に還流される。EGR通路60には、EGRクーラ62とEGR弁64が設けられる。
排気通路52には、上流側から、ターボ過給機30のタービン34、酸化触媒70、DPF(Diesel Particulate Filter)72が設けられている。DPF72は、排気ガス中の微粒子物質(PM)を捕集するフィルタであり、捕集したPMを燃焼除去することにより、PMが大気に放出されることを抑止する。また、図示しないが、DPF72の下流に、尿素添加弁および選択還元触媒が設けられる。
燃料タンク40には、燃料が貯留されている。燃料タンク40内の燃料は、高圧燃料ポンプ41によって、燃料通路42を介してコモンレール43に圧送される。コモンレール43に蓄えられた高圧の燃料が、燃料噴射弁14から燃焼室(筒内)に噴射される。
図1を参照して、車両Vは、報知装置6と、カメラ7と、操作スイッチ8とを備える。報知装置6は、DPF72に捕集したPMを燃焼除去するDPFの再生処理中に、DPF再生中であることを報知する。報知装置6は、DPF再生中であることを表示するディスプレイであってよく、DPF再生中であることを点灯して報知するランプであってよく、DPF再生中であることを音あるいは音声によって知らせるブザー、チャイムあるいはスピーカであってよい。
図3は、報知装置6の一例を説明する図である。図3の報知装置6は、メータパネルに配置したディスプレイ(マルチインフォメーションディスプレイ)を用いて、DPF再生中であることを表示し、報知する。図3(A)は、DPF72の再生中でないとき(PMを捕集しているとき)に、ディスプレイに表示される情報の一例を示している。DPFの再生中でないときは、燃費、外気温、変速レンジ、総走行距離等、運転者(ユーザ)が任意に設定した各種情報が表示される。DPF72の再生処理が開始されると、ディスプレイの表示が、図3(B)に示すように、DPF72が再生処理中であることを示す表示に切り替わる。なお、図3(B)におけるバー表示は、PMの堆積量(捕集量)を表示している。
カメラ7は、車両Vの周囲、たとえば、前方を撮像するカメラである。カメラ7は、たとえば、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子と、撮像素子上に被写体の像を結像させる光学系等を備えるデジタルカメラである。操作スイッチ8は、運転者によって操作可能なスイッチである。操作スイッチ8は、ダッシュボードやステアリングホイールに設けた機械式スイッチであってよく、イストルメント・パネル(インパネ)に設けたタッチパネルに表示された操作ボタンであってもよい。操作スイッチ8は、報知装置6にDPF生成中の情報を表示させたい要求があるとき、運転者によって操作されるものである。
車両Vは、さらに、制御装置100を備える。制御装置100は、CPU(Central Processing Unit)101、処理プログラム等を記憶するROM(Read Only Memory)およびデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等からなるメモリ102、各種信号を入出力するための入出力ポート(図示せず)等を含み、各種センサの検出信号等を用いて、メモリ102に記憶されたプログラムに基づいて所定の演算処理を実行し、エンジン1、自動変速機3、報知装置6等を制御する。カメラ7で撮像した画像信号、および、操作スイッチ8の操作信号は、制御装置100に入力される。
各種センサとしては、たとえば、アクセルペダルセンサ121、エンジン回転数センサ122、雨滴センサ123、湿度センサ124、等である。アクセルペダルセンサ121は、運転者によるアクセルペダル操作量(以下「アクセル開度」ともいう)APを検出する。エンジン回転数センサ122は、エンジン1の回転数(回転速度)NEを検出する。雨滴センサ123は、赤外線を用いて、フロントガラスに付着した雨滴を検出する。湿度センサ124は、車両Vの周囲の湿度を検出する。
図1において、符号200は、ナビゲーション装置である。ナビゲーション装置200は、図示しない、ナビゲーションECU(Electronic Control Unit)と、地図情報データベース(DB)と、GPS(Global Positioning System)受信部と、交通情報受信部とを含む。ナビゲーションECUは、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を含み、地図情報DB、GPS受信部および交通情報受信部から受ける各種情報や信号に基づいて、車両Vの現在位置、並びにその周辺の地図情報および渋滞情報等を制御装置100へ出力する。
通信装置300は、各種通信I/F(インターフェース)を含んで構成される。通信装置300は、DCM(Data Communication Module)を含んでもよい。通信装置300は、5G(第5世代移動通信システム)対応の通信I/Fを含んでもよい。制御装置100は、通信装置300を通じて、車両Vの周囲(現在位置)の気象情報を、図示しない気象データサーバ(気象データネットワーク)から取得する。
DPF72に捕集したPMを燃焼除去してDPF72を再生する際、PMの燃焼に伴いDPF72が高温になる。DPF72は、車両Vのフロア下面(床下)、あるいは、エンジンルーム下方に設けられる。このため、DPF72の再生処理の間、再生処理中である旨を報知して、運転者に注意を喚起することが望ましい。
しかし、たとえば、高速道路の走行中等、DPF72の周囲に燃え易い物が存在しない状況や小動物の侵入などが想定されない状況等において、DPF72の再生処理が開始され、ディスプレイの表示が、各種情報の表示(図3(A)参照)から、DPF72が再生処理中であることを示す表示(図3(B)参照)に切り替わると、運転者に必要以上の情報を提供することになり、運転者にとって煩わしく感じる懸念がある。また、図3(B)に示すように、DPF再生中の表示にリターン表示Rを設け、ステアリングホイール等に設けたリターンボタンを操作することにより、各種情報の表示(図3(A)参照)へ戻るようにしても、運転者はリターンボタンの操作を煩わしく感じる懸念がある。
本実施の形態では、DPF72の再生を開始したとき、所定の条件が成立している場合に、DPF再生中であることを報知するよう報知装置6を制御ことによって、運転者にとって煩わしくない状況において、DPF再生中である旨の報知をする。
図4は、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、エンジン1の作動中(イグニッションスイッチがONされてから、OFFされるまでの間)に所定期間毎に繰り返し処理される。ステップ(以下、ステップを「S」と略す)10では、フラグFrが0から1に変化したか否かを判定する。前回の処理時にフラグFrが0であり、今回の処理時にフラグFrが1であるとき、フラグFrが0から1に変化したと判定してよい。フラグFrは、DPF72の再生処理時に1に設定されるフラグであり、図5に示す再生制御によって設定される。
図5は、制御装置100で実行される再生制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、エンジン1の作動中に所定期間毎に繰り返し処理される。S20では、フラグFrが1であるか否かを判定する。フラグFrが0であるときは、否定判定されS21へ進み、フラグFrが1であるときは、肯定判定されS25へ進む。
S21では、PMカウンタを加算モード(積算モード)に設定する。PMカウンタは、DPF72に堆積している(捕集されている)PM量を算出するものである。メモリ102には、エンジン1から単位時間当たりに排出されるPM量が、アクセル開度AP、エンジン回転数NE、排気ガス温度等をパラメータとしたマップとして、予め記憶されている。また、DPF72の再生処理時に、単位時間当たりに燃焼除去されるPM量が、エンジン回転数NE、吸入空気量、排気ガス温度等をパラメータとしたマップとして、予め記憶されている。PMカウンタが加算モードに設定されると、図示しないPM堆積量算出ルーチンにおいて、エンジン1から排出されるPM量に応じて、PMカウント値Cpが加算(積算)される。
続くS22では、PMカウント値Cpが閾値C1以上であるか否かを判定する。閾値C1は、堆積したPMを燃焼除去してDPF72の再生を行うことが好ましい値として、予め設定されている。PMカウント値Cpが閾値C1より小さい場合は、否定判定され、今回のルーチンを終了する。PMカウント値Cpが閾値C1以上の場合は、肯定判定されS23に進む。
S23では、DPF72に堆積しているPMを燃焼除去してDPF72を再生処理するDPF再生制御を実行する。本実施の形態では、燃料噴射弁14からポスト噴射を行うことにより、DPF再生制御を行う。ポスト噴射は、メイン噴射の後に実行される燃料噴射である。本実施の形態では、エンジン1の膨張行程後期から排気行程初期に、燃料噴射弁14から燃料噴射を行う。ポスト噴射を行うことで、DPF72に流入する排気ガスが高温になり、PMを燃焼除去することができる。なお、酸化触媒70が活性化していない場合や、排気ガス温度が所定温度より低いときには、酸化触媒70が活性化し、排気ガス温度が所定温度以上になる運転状態になってから、DPF再生制御を実行する。
続くS24では、フラグFrを1に設定し、今回のルーチンを終了する。
フラグFrが1であり、S20で肯定判定されS25へ進むと、PMカウンタを減算モードに設定する。PMカウンタが減算モードに設定されると、図示しないPM堆積量算出ルーチンにおいて、DPFから燃焼除去されるPM量に応じて、PMカウント値Cpが減算される。
続くS26では、PMカウント値Cpが閾値C2以下であるか否かを判定する。閾値C2は、DPF72の再生が終了したか否かを判定する閾値であり、予め設定されている。PMカウント値Cpが閾値C2より大きい場合は、否定判定され、今回のルーチンを終了する。PMカウント値Cpが閾値C2以下の場合は、肯定判定されS27に進む。
S27では、DPF再生制御を終了する。本実施の形態では、ポスト噴射を停止して、通常の燃料噴射を行う。続くS28では、フラグFrを0に設定し、今回のルーチンを終了する。
図4に戻り、DPF72の再生処理が開始されると、フラグFrが0から1に変化するので、S10において肯定判定されるS11に進む。S11では、車両Vの現在位置が道路から外れているか否かを判定する。制御装置100は、ナビゲーション装置200から受信した車両Vの現在位置とその周辺の地図情報に基づいて、車両Vの現在位置が道路から外れているか否かを判定する。たとえば、車両Vの現在位置が、地図情報(地図データ)の道路ノード、道路リンクから所定距離以上外れているとき、車両Vの現在位置が道路から外れていると判定する。車両Vの現在位置が道路から外れていると、肯定判定されS12へ進み、車両Vの現在位置が道路から外れていないと、否定判定され今回のルーチンを終了する。
S12では、DPF72の再生中であることを、報知する。報知装置6の表示を、図3(A)に示す表示から、図3(B)に示す表示に切り替え、「DPF再生中」の表示を行うことにより、DPF72の再生中であることを報知する。
今回の処理において、フラグFrが0から1に変化していない場合には、S10で否定判定されS13へ進む。S13では、フラグFrが1から0に変化したか否かを判定する。前回の処理時にフラグFrが1であり、今回の処理時にフラグFrが0であるとき、フラグFrが1から0に変化したと判定してよい。今回の処理において、フラグFrが1から0に変化していない場合には、否定判定され今回の処理を終了する。
DPF72の再生処理が終了すると、フラグFrが1から0に変化するので、S13において肯定判定されるS14に進む。S14では、PF72の再生中であることの報知を終了する。報知装置6の表示を、図3(B)に示す「DPF再生中」の表示から、図3(A)に示す「各種情報」の表示に切り替える。なお、報知装置6の表示が、図3(A)に示す表示であれば(DPF再生中の表示がされていない場合は)、その表示を維持する。その後、今回のルーチンを終了する。
本実施の形態によれば、DPF72の再生を開始したとき、車両Vの現在位置が道路から外れている場合に、DPF再生中であることを報知する。車両Vが走行する路面が、道路から外れている場合、路面が整備されておらず、燃え易い物が路面に存在する可能性が高い。たとえば、車両Vが草原や野原等を走行する際、路面や車両Vの周囲に枯れ草等の燃え易い物が存在する可能性が高い。したがって、車両Vの現在位置が道路から外れている場合は、DPF72が高温であることに注意することが望ましく、DPF再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
(実施の形態2)
実施の形態2では、カメラ7で撮像した画像を用いて、車両Vが草原あるいは野原を走行しているか否かを判定し、車両Vが草原あるいは野原を走行している場合に、DPF72の再生を開始したとき、DPF再生中であることを報知する。図6は、実施の形態2において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図4に示した報知制御のS11の処理をS30に置き換えたものである。
S30では、カメラ7で撮像した画像が、草原あるいは野原であるか否かを判定する。たとえば、カメラ7で撮像した画像から風景画像の特徴量を抽出し、メモリ102に格納された草原や野原等の特徴を示す特徴量データと比較することにより、風景画像の特徴量と特徴量データの類似度が所定値以上であるとき、カメラ7で撮像した画像が、草原あるいは野原であると判定する。カメラ7で撮像した画像が草原あるいは野原であり、肯定判定されるとS12へ進む。カメラ7で撮像した画像が草原あるいは野原でない場合には、否定判定され、今回のルーチンを終了する。
この実施の形態2によれば、DPF72の再生を開始したとき、カメラ7で撮像した画像が草原あるいは野原の場合、すなわち、車両Vの周囲が野原あるいは草原である場合に、DPF再生中であることを報知する。車両Vが草原や野原等を走行する際、路面や車両Vの周囲に枯れ草等の燃え易い物が存在する可能性が高い。したがって、車両Vが草原あるいは野原を走行する場合は、DPF72が高温であることに注意することが望ましく、DPF再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
(実施の形態3)
図7は、実施の形態3において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図4に示した報知制御のS11の処理をS40に置き換えたものである。
S40では、気象データサーバから、通信装置300を通じて取得した、車両Vの周囲(現在位置)の気象情報が、雨あるいは雪であるか否かを判定する。車両Vの現在位置の気象が雨あるいは雪の場合は、肯定判定さえ今回のルーチンを終了する。車両Vの現在位置の気象が雨あるいは雪出ない場合には、否定判定されS12へ進む。
この実施の形態3によれば、DPF72の再生が開始されたとき、車両Vの現在位置の気象が雨または雪でない場合に、DPF再生中であることを報知する。車両Vの現在位置の気象が、雨あるいは雪である場合、走行路面や車両Vの周囲に枯れ草等が存在していても、それらは濡れている蓋然性が高く、比較的燃え難い状態である。一方、雨または雪でない場合には、走行路面や車両Vの周囲の枯れ草等は濡れていない蓋然性が高く、比較的燃え易い状態である。したがって、車両Vの現在位置の気象が雨または雪でない場合は、DPF72が高温であることに注意することが望ましく、DPF再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
なお、S40において、通信装置300を通じて取得した、車両Vの周囲の気象情報に加えて、あるいは、代えて、雨滴センサ123で検出した、フロントガラスに付着した雨滴を用いて、車両Vの現在位置の気象が雨あるいは雪であることを判定してもよい。
(実施の形態4)
図8は、実施の形態4において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図4に示した報知制御のS11の処理をS50に置き換えたものである。
S50では、湿度センサ124で検出した湿度が、所定値α以下であるか否かを判定する。湿度が所定値α以下である場合は、肯定判定されS12へ進む。湿度が所定値αより高い場合は、否定判定され、今回のルーチンを終了する。所定値αは、たとえば、75%であってよい。
この実施の形態4によれば、DPF72の再生が開始されたとき、車両Vの周囲の湿度が所定値α以下の場合に、DPF再生中であることを報知する。車両Vの周囲の湿度が所定値αより高い場合は、走行路面やVの周囲に枯れ草等が存在していても、空気中の水分量が多く枯れ草等の水分量も多いので、比較的燃え難い状態である。一方、湿度が所定値α以下の場合には、空気中の水分量が少なく(空気が乾燥しており)、走行路面や車両Vの周囲の枯れ草等の水分量も少ないので、比較的燃え易い状態である。したがって、車両Vの周囲の湿度が所定値以下の場合は、DPF72が高温であることに注意することが望ましく、DPF再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。
(実施の形態5)
図9は、実施の形態5において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートは、図4に示した報知制御のS11の処理をS60に置き換えたものである。
S60では、操作スイッチ8が、運転者(ユーザ)によって操作されているか否かを判定する。たとえば、操作スイッチ8がON状態であるとき、操作スイッチ8が運転者によって操作されていると判定する。操作スイッチ8がONであるときには、肯定判定されS12へ進む。操作スイッチ8がOFFであるときは、否定判定され今回のルーチンを終了する。
この実施の形態5によれば、DPF72の再生が開始されたとき、操作スイッチ8が操作されている場合に、DPF再生中であることを報知する。運転者にとってDPF再生中の情報が必要な場合、運転者は操作スイッチ8を操作しON状態にする。したがって、操作スイッチ8が操作されているとき、DPF再生中の情報は、運転者に必要な情報であるので、運転者が煩わしく感じることは少ない。なお、運転者が操作スイッチ8を操作したとき(ON状態にしたとき)DPF再生中の報知を行わないようにする目的で、操作スイッチ8を設定してもよく、この場合は、操作スイッチ8がOFFであるとき、S60で肯定判定するようにすればよい。この場合、操作スイッチ8がOFFのとき、スイッチが操作されていると判定される。
(変形例1)
実施の形態1~実施の形態5を適宜組み合わせて、報知装置6を制御するようにしてもよい。図10は、変形例1において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、図4、図6~9のフローチャートと同じ処理を行うステップには、同一の符号を付している。
この変形例1では、車両Vの現在位置が道路から外れていても(S11で肯定判定)、草原あるいは野原等の走行でない場合(S30で否定判定)には、DPF再生中の報知は行わない。これにより、車両Vの現在位置が道路から外れていても、砂地など、枯れ草等の燃え易い物が存在する蓋然性が低い場合には、DPF再生中の報知を行わないので、運転者に必要以上の情報を提供することを抑止できる。この場合であって、操作スイッチ8が操作されている場合(S60で肯定判定)には、DFP再生中の報知を行う。
(変形例2)
図11は、変形例2において、制御装置100で実行される報知制御の処理を示すフローチャートである。このフローチャートにおいて、図4、図6~9のフローチャートと同じ処理を行うステップには、同一の符号を付している。
この変形例2では、車両Vの現在位置が道路から外れていても(S11で肯定判定)、車両Vの現在位置の気象が雨または雪の場合(S40で肯定判定)には、DPF再生中の報知は行わない。これにより、車両Vの現在位置が道路から外れていても、走行路面や車両Vの周囲の枯れ草等が濡れている蓋然性が高い場合には、DPF再生中の報知を行わないので、運転者に必要以上の情報を提供することを抑止できる。この場合であっても、操作スイッチ8が操作されている場合(S60で肯定判定)には、DFP再生中の報知を行う。
上記の実施の形態では、DPF72を再生処理するとき、燃料噴射弁14からポスト噴射を行い、DPF72に流入する排気ガスの温度を高温にしていが、DPF72の上流(酸化触媒70の上流)に、燃料添加弁を設け、DPF72の再生処理時に、燃料添加弁から燃料を噴射して、DPF72に流入する排気ガスの温度を高温にしてもよい。
上記の実施の形では、PMカウンタを用いて、DPF72に堆積しているPM量を推定(算出)していたが、PMカウンタに代えて、あるいは、加えて、DPF72の前後の圧力差に基づいて、DPF72に堆積しているPM量を推定してもよい。また、上記の変形例1および変形例2以外に、実施の形態1~実施の形態5を適宜組み合わせて、報知装置6を制御するようにしてもよい。
本開示における実施態様を例示すると、次のような態様を例示できる。
1)内燃機関(1)と、内燃機関(1)の排気通路(52)に設けられ、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタ(72)と、フィルタ(72)に捕集した粒子状物質を燃焼除去するフィルタ(72)の再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置(6)と、報知装置(6)を制御する制御装置(100)と、を備えた車両であって、制御装置(100)は、フィルタ(72)の再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、フィルタ再生中であることを報知するよう構成されている、車両。
2)1において、制御装置(100)は、車両の現在位置が道路から外れており、かつ、草原または野原を走行しているとき、所定の条件が成立していると判定する。
3)1において、制御装置(100)は、車両の現在位置が道路から外れており、かつ、車両の現在位置の気象が雨または雪でないとき、所定の条件が成立していると判定する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンジン、2 トルクコンバータ、3 自動変速機、4 ディファンレンシャルギア、5 後輪、6 報知装置、7 カメラ、8 操作スイッチ、10 エンジン本体、12 シリンダ、14 燃料噴射弁、20 吸気通路、22 エアクリーナ、24 インタークーラ、26 吸気絞り弁、28 吸気マニホールド、30 ターボ過給機、32 コンプレッサ、34 タービン、40 燃料タンク、41 高圧燃料ポンプ、 42 燃老通路、43 コモンレール、50 排気マニホールド、52 排気通路、60 EGR通路、62 EGRクーラ、64 EGR弁、70 酸化触媒、72 DPF、100 制御装置、101 CPU、102 メモリ、121 アクセルペダルセンサ、122 エンジン回転数センサ、123 雨滴センサ、124 湿度センサ、200 ナビケーション装置、300 通信装置、V 車両。

Claims (4)

  1. 内燃機関と、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタに捕集した前記粒子状物質を燃焼除去する前記フィルタの再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置と、
    車両の現在位置を取得する位置取得手段と、
    前記報知装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、前記フィルタ再生中であることを報知するように前記報知装置を制御するとともに、前記位置取得手段で取得した前記現在位置が、道路から外れているとき、前記所定の条件が成立していると判定するよう構成されている、車両。
  2. 内燃機関と、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタに捕集した前記粒子状物質を燃焼除去する前記フィルタの再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置と、
    車両の周囲を撮像するカメラと、
    前記報知装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、前記フィルタ再生中であることを報知するように前記報知装置を制御するとともに、前記カメラで撮像された画像が、野原あるいは草原であるとき、前記所定の条件が成立していると判定するよう構成されている、車両。
  3. 内燃機関と、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタに捕集した前記粒子状物質を燃焼除去する前記フィルタの再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置と、
    車両の現在位置の気象情報を取得する気象情報取得手段と、
    前記報知装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、前記フィルタ再生中であることを報知するように前記報知装置を制御するとともに、前記車両の現在位置の気象が、雨または雪でないとき、前記所定の条件が成立していると判定するよう構成されている、車両。
  4. 内燃機関と、
    前記内燃機関の排気通路に設けられ、排気ガス中に含まれる粒子状物質を捕集するフィルタと、
    前記フィルタに捕集した前記粒子状物質を燃焼除去する前記フィルタの再生処理を行っているとき、フィルタ再生中であることを報知する報知装置と、
    車両の周囲の湿度を取得する湿度取得手段と、
    前記報知装置を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記フィルタの再生が開始されたとき、所定の条件が成立している場合に、前記フィルタ再生中であることを報知するように前記報知装置を制御するとともに、前記湿度が所定値以下のとき、前記所定の条件が成立していると判定するよう構成されている、車両。
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