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JP7709641B2 - コントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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JP7709641B2 - コントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラム - Google Patents

コントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラム

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Description

本開示は、複数のアクセスネットワークの通信を制御するコントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラムに関する。
近年、同一のネットワーク基盤上に様々なネットワーク要件をもつ複数のサービスやアプリケーションを収容する検討が進められている。そのためには、“端末から端末まで”や“端末からアプリケーションサーバまで”のEnd-End区間において、同一のネットワーク(NW)に収容された各サービスやアプリケーションが要求する品質を保証しなければならない。
ネットワークのEnd-Endには、無線と有線の区間にわけることができる。その中でも無線区間では、既存技術としてIEEE802.11のEnhanced Distributed Channel Access(EDCA)と呼ばれる優先制御機能が存在する(例えば、非特許文献1、2を参照。)。
EDCAは端末(宛先)単位での制御であり、サービスおよびアプリケーション単位での品質制御を可能とするようなトラフィックフロー単位での制御が困難だが、非特許文献3の技術を適用することで、サービスおよびアプリケーション単位での品質制御を実現することができる。
IEEE 802.11e-2005 - IEEE Standard for Information technology--Local and metropolitan area networks--Specific requirements--Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications - Amendment 8: Medium Access Control (MAC) Quality of Service Enhancements 「QoSを実現する無線LAN規格 IEEE802.11e」、 映像情報メディア学会誌 Vol. 57, No. 11 (2003) 坂上 裕希、相浦 一樹、福井 達也、他:「無線NWに依存しない集中制御による品質制御技術の提案」、電子情報通信学会総合大会 2021年3月9日 B-6-5
非特許文献3の送信制御技術は、端末とアクセスポイント間の主信号とコントローラとそれらとの間の制御信号が別の通信手段を用いて送受信されている。しかし、現在複数の無線ネットワークを同時利用すること(つまり、主信号と制御信号とを異なる通信手段で送受信すること)が困難な端末やアクセスポイントが存在しており、このような通信システムには非特許文献3の技術を適用することができない。
また、主信号と制御信号を同一無線ネットワークに収容した場合、互いの信号が衝突することで通信システムが動作しないことが想定される。具体的には、図1のように、スケジューラによって通知されたタイミングに主信号を送信しようとしたタイミングで制御信号が割り込んでスケジュール通りにパケットを送信できない場合や、逆に定期的に通信する制御信号を送信しようとしたタイミングでスケジュール通りにパケットを送信する主信号によって定期通信ができない場合が発生する。このような場合には、正しいスケジューリングおよびスケジューラ通知ができず、通信システムが動作しない。
つまり、同一の無線ネットワークに主信号と制御信号が混在する通信システムでは、非特許文献3の技術でトラフィックフロー単位の制御ができず、サービスおよびアプリケーション単位での品質制御を実現することが困難であるという課題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、同一の無線ネットワークに主信号と制御信号が混在していてもサービスおよびアプリケーション単位での品質制御を実現することができるコントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るコントローラは、ネットワークに含まれる端末及びアクセスポイントから情報を集め、定期的な制御信号の送信タイミングを避けて主信号を送信するスケジュールを計算することとした。
具体的には、本発明に係るコントローラは、無線ネットワークのトラフィックを制御するコントローラであって、
前記無線ネットワークは、1つのアクセスポイントと1又は複数の端末を有し、前記端末と前記アクセスポイントとの間でパケットを主信号として相互に伝送しており、
前記無線ネットワークの前記主信号と同じ周波数帯域を用いて、前記端末又は前記アクセスポイントとの間で制御信号を送受信する送受信器と、
前記制御信号として受信した、前記端末及び前記アクセスポイントが有するトラフィックフロー毎のバッファに蓄積されたパケット量を記憶するデータベースと、
スケジューリング周期毎に、前記データベースが記憶する前記パケット量に基づいて前記バッファから送信するパケットの送信スケジュールを計算すること、前記送信スケジュールを計算するときに、前記無線ネットワークに含まれる全ての前記バッファから送信する総パケット量が、前記無線ネットワークのスループットと前記スケジューリング周期の積を超えないようにする上限制限と前記制御信号の送受信期間を避ける期間制限を加えること、及び前記送信スケジュールを前記送受信器を介して前記端末と前記アクセスポイントに通知すること、を行うスケジューラと、
を備えることを特徴とする。
また、本発明に係る制御方法は、複数のネットワークのトラフィックを制御する制御方法であって、
前記無線ネットワークは、1つのアクセスポイントと1又は複数の端末を有し、前記端末と前記アクセスポイントとの間でパケットを主信号として相互に伝送しており、
前記無線ネットワークの前記主信号と同じ周波数帯域を用いて、前記端末又は前記アクセスポイントとの間で制御信号を送受信することと、
前記制御信号として受信した、前記端末及び前記アクセスポイントが有するトラフィックフロー毎のバッファに蓄積されたパケット量をデータベースに記憶する、
スケジューリング周期毎に、前記データベースが記憶する前記パケット量に基づいて前記バッファから送信するパケットの送信スケジュールを計算すること、
前記送信スケジュールを計算するときに、前記無線ネットワークに含まれる全ての前記バッファから送信する総パケット量が、前記無線ネットワークのスループットと前記スケジューリング周期の積を超えないようにする上限制限と前記制御信号の送受信期間を避ける期間制限を加えること、及び
前記送信スケジュールを前記端末と前記アクセスポイントに通知すること、
を行うことを特徴とする。
本コントローラは、パケットの送信タイミングのスケジューリング時に、全ての端末及びアクセスポイントからそれぞれが蓄積するパケット量を把握し、総パケット送信量をスループットとスケジュール周期の積以下とする上限制限と制御信号の送受信期間を避ける期間制限を設け、スケジュール計算を行う。当該制限により、主信号と制御信号との衝突を避けることができる。従って、本発明は、同一の無線ネットワークに主信号と制御信号が混在していてもサービスおよびアプリケーション単位での品質制御を実現することができるコントローラ及び制御方法を提供することができる。
前記データベースは、さらに、前記送受信器が前記制御信号を受信した実績及び前記制御信号を送信した実績から前記制御信号を受信する通知周期を前記端末及び前記アクセスポイント毎に記憶し、前記スケジューラは、前記通知周期に基づいて前記期間制限を設定することができる。
前記スケジューラは、予め前記通知周期を設定し、前記端末及び前記アクセスポイントに通知しておくこと、及び前記通知周期に基づいて前記期間制限を設定することとしてもよい。
また、本発明に係る通信システムは、前記コントローラと、1つの前記アクセスポイントと1又は複数の前記端末を有する前記無線ネットワークと、を備える。
さらに、本発明は、前記コントローラとしてコンピュータを機能させるためのプログラムである。本発明のデータ収集装置はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
なお、上記各発明は、可能な限り組み合わせることができる。
本発明は、同一の無線ネットワークに主信号と制御信号が混在していてもサービスおよびアプリケーション単位での品質制御を実現することができるコントローラ、通信システム、制御方法、及びプログラムを提供することができる。
本発明の課題を説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。 本発明に係るコントローラが備えるデータベースを説明する図である。 本発明に係るコントローラが備えるデータベースを説明する図である。 本発明に係る制御方法を説明する図である。 本発明に係る制御方法を説明する図である。 本発明に係る制御方法を説明する図である。 本発明に係る制御方法を説明する図である。 本発明に係る通信システムを説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(実施形態1)
図2は、本実施形態の通信システムを説明する図である。本通信システムは、コントローラ13と、1つのアクセスポイント12と1又は複数の端末11を有する無線ネットワーク15と、を備える。主信号と制御信号は、同一の無線ネットワークを経由し、同じ周波数で通信しているものとする。
コントローラ13は各端末11#n(nはNまでの自然数)および各アクセスポイント12と接続し、それ以外のネットワーク機器は存在しないものとする。
コントローラ13は、事前に、接続する各端末11#n、アクセスポイント12、それらが所属する無線ネットワーク15のスループットについてデータベース部DBに記録しているものとする。
コントローラ13は、各端末11および各アクセスポイント12と接続している。
各端末11および各アクセスポイント12は、トラフィックフロー毎のバッファ(フロー単位バッファ部FB1、FB2)、もしくはアプリケーション内のバッファでパケットを蓄積し、その蓄積したパケット量を制御信号として所定周期毎にコントローラ13に通知する。
また、コントローラは、各端末11およびアクセスポイント12からの制御信号の送信周期を把握しているものとする。
コントローラ13は通知された各パケット蓄積量をデータベース部DBに記録する。
コントローラ13のスケジューリング部SCH3は、データベース部DBの情報を元に各フロー単位バッファ部(FB1、FB2)のパケット送信スケジュール(トラフィックフロー毎の送信時刻および送信量)を決定する。このとき、スケジューリング部SCH3は、上限制限として、スケジュールによる総パケット送信量が、スループットと所定周期(スケジュール周期)の積を超過しないよう計算する。また、スケジューリング部SCH3は、期間制限として、データベースDB内の各ノードの通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻より制御信号の通信時間を把握し、制御信号を避けるように主信号の送信スケジュールを計算する。スケジューリングの詳細については後述する。
コントローラ13は、決定した送信スケジュールを各端末11およびアクセスポイント12に通知する。
各端末11およびアクセスポイント12は、スケジューラ部(SCH1、SCH2)が通知された送信スケジュールに従って各フロー単位バッファ部(FB1、FB2)へパケットの送信を指示する。
各端末11およびアクセスポイント12は、主信号バッファ部(MB1、MB2)及び主信号送受信部(MTR1、MTR2)を介してパケットを送信する。
なお、各端末11、各アクセスポイント12、及びコントローラ13の時刻はNTP(Network Time Protocol)やPTP(Precision Time Protocol)等を用いて同期しているものとする。
具体的には、コントローラ13は、無線ネットワーク15のトラフィックを制御するコントローラであって、
無線ネットワーク15は、1つのアクセスポイント12と1又は複数の端末11を有し、端末11とアクセスポイント12との間でパケットを主信号として相互に伝送しており、
無線ネットワーク15の前記主信号と同じ周波数帯域を用いて、端末11又はアクセスポイント12との間で制御信号を送受信する送受信器CTR3と、
前記制御信号として受信した、端末11及びアクセスポイント12が有するトラフィックフロー毎のバッファ(FB1、FB2)に蓄積されたパケット量を記憶するデータベースDBと、
スケジューリング周期毎に、データベースDBが記憶する前記パケット量に基づいてバッファ(FB1、FB2)から送信するパケットの送信スケジュールを計算すること、前記送信スケジュールを計算するときに、無線ネットワーク15に含まれる全てのバッファ(FB1、FB2)から送信する総パケット量が、無線ネットワーク15のスループットと前記スケジューリング周期の積を超えないようにする上限制限と前記制御信号の送受信期間を避ける期間制限を加えること、及び前記送信スケジュールを送受信器CTR3を介して端末11とアクセスポイント12に通知すること、を行うスケジューラSCH3と、
を備えることを特徴とする。
本通信システムは、主信号(トラフィックのパケット)の通信手段と同じ通信手段でコントローラ13とアクセスポイント12/端末11との間の制御信号を通信する。具体的には、制御信号は、各端末11の制御信号送受信部CTR1とコントローラ13の制御信号送受信部CTR3との間、及び各アクセスポイント12の制御信号送受信部CTR2とコントローラ13の制御信号送受信部CTR3との間で送受される。
各端末11および各アクセスポイント12は、定期的(通知周期毎)にフロー単位バッファ部(FB1、FB2)に蓄積されたパケット量を制御信号としてコントローラ13に通知する。
端末11は各アプリケーションAP1からのパケットをアプリケーション毎(フロー毎)にバッファ(FB1#1~FB1#L/FB1#M)に蓄積する。パケット量通知部NTF1は、定期的に各バッファ(FB1#1~FB1#L/FB1#M)のパケット蓄積量を確認し、これを制御信号として制御信号送受信部CTR1を介してコントローラ13へ通知する。
また、アクセスポイント12は上位ネットワーク装置50からのパケットをアプリケーション毎(フロー毎)にバッファ(FB2#1~FB2#K)に蓄積する。パケット量通知部NTF2は、定期的に各バッファ(FB2#1~FB2#K)のパケット蓄積量を確認し、これを制御信号として制御信号送受信部CTR2を介してコントローラ13へ通知する。
なお、フロー単位バッファ部FB1をそれぞれアプリケーションAP1が所有していてもよい。
コントローラ13は、通知されたパケット蓄積量、端末11、アクセスポイント12、及びフロー単位バッファ(FB1、FB2)の情報を記録し、それを元にバッファ毎の送信スケジュール(送信時刻と送信量)を決定し、各端末11および各アクセスポイント12へ制御信号として通知する。
コントローラ13の制御信号送受信部CTR3は、各端末11と各アクセスポイント12から制御信号を受信し、制御信号に含まれるパケット蓄積量、端末11、アクセスポイント12、及びフロー単位バッファ(FB1、FB2)の情報をデータベースDBに整理する。
図3及び図4は、データベースDBに整理された情報の一例を説明する図である。本データベースDBは、第1の情報部に次の3つの情報を整理する(図3を参照。)。
・項番:端末11とアクセスポイント12の全てのバッファ(FB1、FB2)に対する通し番号である。
・ノード番号:アクセスポイント12又は端末11の番号nである。
・バッファ番号:各端末11が保有するバッファFB1の番号、又はアクセスポイント12保有するバッファFB2の番号である。
・パケット量:それぞれのバッファ番号を持つバッファが保持するパケット蓄積量である。
例えば、項番K+2は、無線ネットワーク15に所属する端末11#1が持つフロー単位バッファ部FB1#2のパケット蓄積量であり、その量は“B112”であることを意味する。
本データベースDBは、第2の情報部に次の3つの情報を整理する(図4を参照。)。
・ノード番号:アクセスポイント12又は端末11の番号nである。
・通知周期:コントローラ12から各端末11への制御信号(例えば、送信スケジュール)が通知される周期、又は各端末11からコントローラ12への制御信号(例えば、パケット蓄積量)が通知される周期である。
・通知開始時刻:アクセスポイント12又は端末11が制御信号を送信開始する時刻である。
・通知衆力時刻:アクセスポイント12又は端末11が制御信号を送信終了する時刻である。
コントローラ13のスケジューリング部SCH3は、後述するスケジューリング方式を利用し、データベース部DBの内容からバッファ毎の送信スケジュール(送信時刻と送信量)を決定する。そして、スケジューリング部SCH3は、決定した送信スケジュールを制御信号とし、制御信号送受信部CTR3から端末11やアクセスポイント12へ送信する。
各端末11およびアクセスポイント12は、通知された送信スケジュールの送信時刻と送信量でフロー単位バッファ部(FB1、FB2)が蓄積するパケットを取り出して主信号バッファ部(MB1、MB2)へ入力する。主信号送受信部(MTR1、MTR2)は、主信号バッファ部(MB1、MB2)のパケットを無線ネットワーク15へ送信する。
図5は、以上で説明した動作をフローチャートで説明した図である。本実施形態の制御方法は、それぞれの無線ネットワーク15を介してパケットを相互に伝送する各端末11及びアクセスポイント12に対してコントローラ13が行う送信制御であって、
各端末11及びアクセスポイント12のそれぞれのバッファ(FB1、FB2)にトラフィックフロー毎に送信パケットを蓄積すること(ステップS111、S112、S121,S122)、
それぞれの前記バッファに蓄積されたトラフィックフロー毎の前記送信パケットの蓄積量をコントローラ13に送信すること(ステップS113、S123)、
コントローラ13にて、端末11及びアクセスポイント12のそれぞれから受信した前記蓄積量に基づいてトラフィックフロー毎の前記送信パケットの送信スケジュールを決定すること(ステップS131、S132)、
コントローラ13から端末11及びアクセスポイント12のそれぞれへ前記送信スケジュールを送信すること(ステップS133)、及び
前記送信スケジュールに従って端末11及びアクセスポイント12のそれぞれのバッファ(FB1、FB2)からトラフィックフロー毎の送信パケットを無線ネットワーク15に送信すること(ステップS114、S124)
を特徴とする。
ただし、送信スケジュールを決定するときに後述する一定の制限(上限制限と期間制限)を加える。
[スケジューリング方式]
ここで、コントローラ13のスケジューリング部SCH13が行うスケジューリング方式を説明する。当該スケジューリング方式は任意のもので良いが、ここでは、非特許文献3に開示されているスケジューリング方式を説明する。
[1]公平にスケジューリング
本スケジューリング方式は、端末11とアクセスポイント12のフロー単位バッファ(FB1、FB2)のうち、パケットが蓄積されているフロー単位バッファの総数で帯域や時間を割る計算を行う。
以下、パラメータを説明する。
端末11とアクセスポイント12を合わせた、パケットが蓄積されているフロー単位バッファの数: n
1cycleの時間: T[sec]
1cycle時間あたりの主信号総送信限界量: Z[Bytes/sec]
最初に蓄積されたパケットを送信する時刻: tstart[sec]
この場合、
フロー単位バッファ#Jの送信量S[Bytes]は、
フロー単位バッファ#Jの送信時間T[sec]は、
フロー単位バッファ#Jの送信時刻t[sec]は、
と計算される。
なお、送信を開始するフロー単位バッファの順番は、例えばコントローラ13のデータベース部DBに整理されている項番の若番から行う、などが考えられる。
[2]帯域重み付けを考慮してスケジューリング
本スケジューリング方式は、端末11とアクセスポイント12のフロー単位バッファ(FB1、FB2)のうち、パケットが蓄積されているフロー単位バッファの数とそのパケット蓄積量で決定する。
以下、パラメータを説明する。
フロー単位バッファ#Jのパケット蓄積量: B[Bytes]
1cycleの時間: T[sec]
1cycle時間あたりの送信限界量: Z[Bytes/sec]
全フロー単位バッファに蓄積された全パケットを送信するために必要な時間: Tall[sec]
全フロー単位バッファに蓄積されたパケットのうち最初にパケット送信する時刻: tstart[sec]
この場合、
とすると、
フロー単位バッファ#Jの送信量S[Bytes]は、
all≦Tの場合、
all>Tの場合、
フロー単位バッファ#Jの送信時間T[sec]は、
all≦Tの場合、
all>Tの場合、
フロー単位バッファ#Jの送信時刻t[sec]は、
all≦Tの場合、
all>Tの場合、
と計算される。
なお、Tall>Tの場合、送信しきれないパケットは、次の送信タイミングに繰り越す。
[上限制限]
ここで、コントローラ13のスケジューリング部SCH13が行うスケジュール計算において、加えられる上限制限について説明する。
スケジューリングの結果、各フロー単位バッファ部(FB1、FB2)から送信するパケット量をpとする。このとき、スケジューリング周期Tに送信する総パケット量Pは以下のように表現できる。
また、無線ネットワーク15のスループットTPとする。コントローラ13は、常にどの無線ネットワーク15に対して以下の関係が成り立つように送信スケジュールを計算する。
[数A2]
T×TP≧P
[期間制限]
期間制限は、無線ネットワーク15において、主信号と制御信号とが衝突することを避けるために、主信号の送信を制御信号の送受信期間から避ける制限である。例えば、図6のように時間を主信号送信期間T1と制御信号通知期間T2とに分ける。
(例1)
図7は、本例を説明する図である。
本例では、データベースDBは、さらに、送受信器CTR3が制御信号(端末11やアクセスポイント12から通知されるパケット蓄積量)を受信した実績及び送受信器CTR3が制御信号(端末11やアクセスポイント12へ通知される送信スケジュール)を送信した実績から制御信号を受信する通知周期を端末11及びアクセスポイント12毎に記憶し(図4参照)、
スケジューラSCH3は、前記通知周期に基づいて前記期間制限を設定すること
を特徴とする。
図7において、横軸は経過時間、「コントローラ」の箱はコントローラ13から端末11又はアクセスポイント12へ送信スケジュール等を通知する制御信号I、「端末#n」は端末11又はアクセスポイント12からコントローラ13へパケット蓄積量等を通知する制御信号Iである。いずれの制御信号も左端が送信開始時刻、右端が送信終了時刻を表す。また、制御信号Iが送信される周期が「スケジュール通知周期」であり、これがスケジューリング周期になる。スケジュール通知周期の間に、各端末11から制御信号Iが複数回送信される。この周期を「パケット量通知周期」とする。
制御信号Iと制御信号Iの期間が制御信号通知期間T2であり、制御信号通知期間T2間が主信号送信期間T1である。
コントローラ13は、自身に接続している各端末11およびアクセスポイント12からの制御信号Iの受信周期を学習してデータベースDBへ記録する。具体的には、データベースDBは、各端末11およびアクセスポイント12のパケット量通知周期、開始時刻、及び終了時刻をある一定回数確認し、それぞれの平均値を図4のように記録する。なお、コントローラ13から各端末11やアクセスポイントへ送信される制御信号Iについては、自身で設定できるため、その設定値をデータベースDBに記載すればよい。
スケジューラSCH3は、図4の情報に基づいて制御信号通知期間T2を期間制限と設定し、上記の上限制限も考慮して上記の送信スケジュールの計算を行う。
(例2)
図8は、本例を説明する図である。図8の横軸や箱の意味は図7と同じである。
本例では、スケジューラSCH3は、予め前記通知周期を設定し、端末11及びアクセスポイント12に通知しておくこと、及び前記通知周期に基づいて前記期間制限を設定することを特徴とする。
スケジューラSCH3は、パケット蓄積量等の制御信号Iを送信可能な送信可能時間(通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻)を設定して図4のようにデータベースDBに記録し、事前に各端末11およびアクセスポイント12に対して通知する。また、コントローラ13から各端末11やアクセスポイントへ送信される制御信号Iについても、自身で設定した設定値をデータベースDBに記載する。
各端末11およびアクセスポイント12は、制御信号Iで通知された通知開始時刻に制御信号Iを送信する。スケジューラSCH3は、図4の情報に基づいて制御信号通知期間T2を期間制限と設定し、上記の上限制限も考慮して上記の送信スケジュールの計算を行う。
(実施形態2)
コントローラ13はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
図9は、システム100のブロック図を示している。システム100は、ネットワーク135へと接続されたコンピュータ105を含む。
ネットワーク135は、データ通信ネットワークである。ネットワーク135は、プライベートネットワーク又はパブリックネットワークであってよく、(a)例えば或る部屋をカバーするパーソナル・エリア・ネットワーク、(b)例えば或る建物をカバーするローカル・エリア・ネットワーク、(c)例えば或るキャンパスをカバーするキャンパス・エリア・ネットワーク、(d)例えば或る都市をカバーするメトロポリタン・エリア・ネットワーク、(e)例えば都市、地方、又は国家の境界をまたいでつながる領域をカバーするワイド・エリア・ネットワーク、又は(f)インターネット、のいずれか又はすべてを含むことができる。通信は、ネットワーク135を介して電子信号及び光信号によって行われる。
コンピュータ105は、プロセッサ110、及びプロセッサ110に接続されたメモリ115を含む。コンピュータ105が、本明細書においてはスタンドアロンのデバイスとして表されているが、そのように限定されるわけではなく、むしろ分散処理システムにおいて図示されていない他のデバイスへと接続されてよい。
プロセッサ110は、命令に応答し且つ命令を実行する論理回路で構成される電子デバイスである。
メモリ115は、コンピュータプログラムがエンコードされた有形のコンピュータにとって読み取り可能な記憶媒体である。この点に関し、メモリ115は、プロセッサ110の動作を制御するためにプロセッサ110によって読み取り可能及び実行可能なデータ及び命令、すなわちプログラムコードを記憶する。メモリ115を、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ハードドライブ、読み出し専用メモリ(ROM)、又はこれらの組み合わせにて実現することができる。メモリ115の構成要素の1つは、プログラムモジュール120である。
プログラムモジュール120は、本明細書に記載のプロセスを実行するようにプロセッサ110を制御するための命令を含む。本明細書において、動作がコンピュータ105或いは方法又はプロセス若しくはその下位プロセスによって実行されると説明されるが、それらの動作は、実際にはプロセッサ110によって実行される。
用語「モジュール」は、本明細書において、スタンドアロンの構成要素又は複数の下位の構成要素からなる統合された構成のいずれかとして具現化され得る機能的動作を指して使用される。したがって、プログラムモジュール120は、単一のモジュールとして、或いは互いに協調して動作する複数のモジュールとして実現され得る。さらに、プログラムモジュール120は、本明細書において、メモリ115にインストールされ、したがってソフトウェアにて実現されるものとして説明されるが、ハードウェア(例えば、電子回路)、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせのいずれかにて実現することが可能である。
プログラムモジュール120は、すでにメモリ115へとロードされているものとして示されているが、メモリ115へと後にロードされるように記憶装置140上に位置するように構成されてもよい。記憶装置140は、プログラムモジュール120を記憶する有形のコンピュータにとって読み取り可能な記憶媒体である。記憶装置140の例として、コンパクトディスク、磁気テープ、読み出し専用メモリ、光記憶媒体、ハードドライブ又は複数の並列なハードドライブで構成されるメモリユニット、並びにユニバーサル・シリアル・バス(USB)フラッシュドライブが挙げられる。あるいは、記憶装置140は、ランダムアクセスメモリ、或いは図示されていない遠隔のストレージシステムに位置し、且つネットワーク135を介してコンピュータ105へと接続される他の種類の電子記憶デバイスであってよい。
システム100は、本明細書においてまとめてデータソース150と称され、且つネットワーク135へと通信可能に接続されるデータソース150A及びデータソース150Bを更に含む。実際には、データソース150は、任意の数のデータソース、すなわち1つ以上のデータソースを含むことができる。データソース150は、体系化されていないデータを含み、ソーシャルメディアを含むことができる。
システム100は、ユーザ101によって操作され、且つネットワーク135を介してコンピュータ105へと接続されるユーザデバイス130を更に含む。ユーザデバイス130として、ユーザ101が情報及びコマンドの選択をプロセッサ110へと伝えることを可能にするためのキーボード又は音声認識サブシステムなどの入力デバイスが挙げられる。ユーザデバイス130は、表示装置又はプリンタ或いは音声合成装置などの出力デバイスを更に含む。マウス、トラックボール、又はタッチ感応式画面などのカーソル制御部が、さらなる情報及びコマンドの選択をプロセッサ110へと伝えるために表示装置上でカーソルを操作することをユーザ101にとって可能にする。
プロセッサ110は、プログラムモジュール120の実行の結果122をユーザデバイス130へと出力する。あるいは、プロセッサ110は、出力を例えばデータベース又はメモリなどの記憶装置125へともたらすことができ、或いはネットワーク135を介して図示されていない遠隔のデバイスへともたらすことができる。
例えば、図3のフローチャートのステップS131~S133を行うプログラムをプログラムモジュール120としてもよい。システム100をコントローラ13として動作させることができる。
用語「・・・を備える」又は「・・・を備えている」は、そこで述べられている特徴、完全体、工程、又は構成要素が存在することを指定しているが、1つ以上の他の特徴、完全体、工程、又は構成要素、或いはそれらのグループの存在を排除してはいないと、解釈されるべきである。用語「a」及び「an」は、不定冠詞であり、したがって、それを複数有する実施形態を排除するものではない。
(他の実施形態)
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。要するにこの発明は、上位実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
11、11#1、11#2:端末
12、12#1、12#2:アクセスポイント
13:コントローラ
NW#j:無線ネットワーク
50、50#1、50#2:上位ネットワーク装置
100:システム
101:ユーザ
105:コンピュータ
110:プロセッサ
115:メモリ
120:プログラムモジュール
122:結果
125:記憶装置
130:ユーザデバイス
135:ネットワーク
140:記憶装置
150:データソース
301:制御システム

Claims (4)

  1. 無線ネットワークのトラフィックを制御するコントローラであって、
    前記無線ネットワークは、1つのアクセスポイントと1又は複数の端末を有し、前記端末と前記アクセスポイントとの間でパケットを主信号として相互に伝送しており、
    前記無線ネットワークの前記主信号と同じ周波数帯域を用いて、前記端末及び前記アクセスポイントからの制御信号を、前記端末及び前記アクセスポイントごとの通知周期で受信する送受信器と、
    前記制御信号として受信した、前記端末及び前記アクセスポイントが有するトラフィックフロー毎のバッファに蓄積されたパケット量、並びに前記制御信号を受信した通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻を前記端末及び前記アクセスポイント毎に記憶するデータベースと、
    スケジューリング周期毎に、前記データベースが記憶する前記1の端末から複数回受信した前記制御信号又は前記複数の端末のそれぞれから複数回受信した前記制御信号の前記パケット量に基づいて前記バッファから送信するパケットの送信スケジュールを計算すること、前記送信スケジュールを計算するときに、前記無線ネットワークに含まれる全ての前記バッファから送信する総パケット量が、前記無線ネットワークのスループットと前記スケジューリング周期の積を超えないようにする上限制限を加えること、及び前記送受信器を介して前記送信スケジュール前記端末及び前記アクセスポイントに通知すること、を行うスケジューラと、
    を備え、
    前記スケジューラは、
    前記データベースに記憶されている通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻を用いて、前記制御信号を通知する通知開始時刻を前記端末及び前記アクセスポイント毎に予測し、
    予測した通知開始時刻を避けるように、前記送信スケジュールを前記端末及び前記アクセスポイント毎に計算する、
    ことを特徴とするコントローラ。
  2. 請求項に記載のコントローラと、
    1つの前記アクセスポイントと1又は複数の前記端末を有する前記無線ネットワークと、
    を備える通信システム。
  3. 複数の無線ネットワークのトラフィックを制御するコントローラが実行する制御方法であって、
    前記無線ネットワークは、1つのアクセスポイントと1又は複数の端末を有し、前記端末と前記アクセスポイントとの間でパケットを主信号として相互に伝送しており、
    前記無線ネットワークの前記主信号と同じ周波数帯域を用いて、前記端末及び前記アクセスポイントからの制御信号を、前記端末及び前記アクセスポイントごとの通知周期で受信すること、
    前記制御信号として受信した、前記端末及び前記アクセスポイントが有するトラフィックフロー毎のバッファに蓄積されたパケット量、並びに前記制御信号を受信した通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻を前記端末及び前記アクセスポイント毎にデータベースに記憶すること
    スケジューリング周期毎に、前記データベースが記憶する前記1の端末から複数回受信した前記制御信号又は前記複数の端末のそれぞれから複数回受信した前記制御信号の前記パケット量に基づいて前記バッファから送信するパケットの送信スケジュールを計算すること、
    前記送信スケジュールを計算するときに、前記無線ネットワークに含まれる全ての前記バッファから送信する総パケット量が、前記無線ネットワークのスループットと前記スケジューリング周期の積を超えないようにする上限制限を加えること、
    前記送信スケジュールを計算するときに、前記データベースに記憶されている通知周期、通知開始時刻及び通知終了時刻を用いて、前記制御信号を通知する通知開始時刻を前記端末及び前記アクセスポイント毎に予測し、予測した通知開始時刻を避けるように、前記送信スケジュールを前記端末及び前記アクセスポイント毎に計算すること、及び
    前記送信スケジュールを前記端末及び前記アクセスポイントに通知すること、
    を行うことを特徴とする制御方法。
  4. 請求項1に記載のコントローラとしてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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