以下の開示は、データ記憶構造システムを使用して、保険困難リスクに対するパラメトリック・リスク補償の評価および支払いに関する様々な実施形態を説明するために提供される。当業者であれば、本開示の例を超える本発明のさらなる実施形態および用途を理解するであろう。請求項に含まれる用語は、本開示内で定義されたものとして解釈されるべきである。単数形は、複数の選択肢を想定し開示するために読まれるべきである。同様に、複数形は単数形の選択肢を想定し開示するために読まれるべきである。接続詞は、別段の記載がある場合を除き、包括的なものとして読まれるべきである。
「A、B、Cのうち少なくとも1つ」などの表現は、A、B、Cのいずれかを単独で、または残りの要素と組み合わせて可能とするように読まれるべきである。さらに、このようなグループには、そのグループの他の要素とともに含まれ得る、そのグループ内の1つ以上の要素の複数のインスタンスを含み得る。すべての数値、測定値、および値は、明示的に別段の記載がない限り、近似値として与えられる。
本開示を通じて議論される構成要素および特徴を明確に説明する目的で、限定するものではないが、よく使用される用語を定義する。パラメトリック・リスク補償という用語は、本開示を通じて使用される場合、リスクに関連して発生する事象、およびトリガ・パラメータが満たされたまたは超過したことの検出を含み得る、トリガまたはリスク事象の発生に基づいて支払いを実行するリスク管理商品として定義される。いくつかの展開では、トリガはバイナリ構造で発生し得、トリガは閾値を通過するか、パラメータによって設定された条件を肯定的に満たすと作動する。いくつかの実施形態では、複数のトリガが定義され得、複数のトリガの各々は、保険証契約の保険金支払いを開始するために検出される必要があり得る。
保険(保険契約)という用語は、本開示全体を通じて使用される場合、保険契約者に提供されるリスク補償およびこれを規定する条件として定義される。保険契約者という用語は、本開示全体を通じて使用される場合、本開示全体を通じて有効な方法およびシステムによって提供されるようなリスク補償保険を保有する、及び/又は保有するためのステップを講じている顧客またはその他のユーザとして定義される。ユーザという用語は、本開示全体を通じて使用される場合、本開示によって実現される方法およびシステムと対話する個人またはエンティティとして定義され、これには保険契約者が含まれる。
データ記憶構造という用語は、本開示全体を通じて使用される場合、データ記憶構造によって記憶されるデータの記憶、編成、修正、操作、送信、および他のインタラクションを容易にするように編成されたデータの集合体として定義される。いくつかの実施形態では、データ記憶構造は、分散型台帳、ローカライズされたデータベース、リポジトリ、クラウドベースのプラットフォーム、及び/又は当業者には理解されるであろう追加のデータ記憶構造を含む。分散型台帳という用語は、本開示全体を通じて使用される場合、情報、トランザクション、権利、およびその他のデータを実質的に不変な形式で記録する、分散型、複製、共有、および検証されたデータ構造として定義される。分散型台帳は、ブロックチェーンの一部として含まれてもよく、ネットワーク上の計算デバイスのノードによって検証されてもよく、中央機関なしで動作するように構成されてもよい。分散型台帳は、パブリックブロックチェーンおよび台帳、イーサリアム、プライベートブロックチェーンおよび台帳、ハイパーレジャー、複数の台帳、及び/又は当業者には明らかであろう他の構成と関連付けられてもよい。ブロックチェーン、チェーン、オンチェーンリポジトリ、および他の類似の用語など、分散型台帳に対する代替用語の使用は、本開示全体を通じて、限定なしに使用され得る。自己実行型コントラクトという用語は、本開示全体を通じて使用される場合、自己実行型コントラクトに関連するトリガの検出及び/又は条件の充足により、実質的に自動的に実行されることを意図した条件の合意として定義される。本開示を通じて使用されるスマートコントラクトという用語は、分散型台帳と関連付け可能な自己実行型コントラクトとして定義され、スマートコントラクトに関連する条件およびトリガは、分散型台帳を介して記録され得る。
次に図1~図11を参照して、データ記憶システム、例えば分散型台帳システムを使用した、保険困難リスクに対するパラメトリック・リスク補償の評価および支払いについて、より詳細に説明する。保険困難リスクに対するパラメトリック・リスク補償の評価および支払いシステムは、保険推奨コンポーネント、機械学習エンジン、データ検証およびトークン生成コンポーネント、自己実行型コントラクト、支払いコンポーネント、インセンティブ付与トークン態様、市場コンポーネント、社会的インセンティブ・コンポーネント、および以下でさらに詳細に説明する追加コンポーネントを含むサーバを含むか、及び/又はそのサーバに通信可能に接続され得る。保険困難リスクに対するパラメトリック・リスク補償の評価および支払いシステムは、人間の操作及び/又は管理を削減及び/又は排除するために、これらのコンポーネントの1つ以上を、例えば分散型台帳などのデータ記憶構造を使用してパラメトリック・リスク補償に関連する保険金請求の評価、管理、および支払いのための他のコンポーネントと相互作用的に動作させることができる。
一例の構成では、本開示によって実現されるシステムは、コンピュータ通信ネットワーク130を介して他の要素と通信可能に接続されたサーバ110を含み得る。サーバ110は、機械学習態様、人工知能、分散型台帳及び/又はブロックチェーンの管理、ならびに本開示を通じて明らかになるであろう他の動作の実行を含む、以下でより詳細に説明される機能を提供するための命令の実行を容易にするための様々な構成要素、エンジン、態様、および他の動作を含み得る。サーバ110の例示的な構成要素および他の特徴は、限定するものではないが、保険推奨コンポーネント200、データ検証およびトークン生成コンポーネント300、支払いコンポーネント400、インセンティブ付与トークン態様500、市場コンポーネント180、社会的インセンティブ・コンポーネント190、及び/又は他の構成要素および他の特徴を含み得る。
データベース120は、サーバ110とデータを交換し、サーバ110からのデータを記憶し、そうでなければ、本開示によって可能になる方法およびシステムの動作において使用され得る情報を提供するために使用され得る。データベース120は、いくつかの実施形態では、サーバ110に直接接続され得る。他の実施形態では、データベース120は、コンピュータ通信ネットワーク130を介してサーバ110に通信可能に接続され得る。複数のデータベース120は、限定するものではないが、例えば、履歴データベース、リアルタイムデータベース、IDデータベース、及び/又は本開示の恩恵を得た後に当業者に明らかになるであろう他のデータベースタイプなど、サーバ110に通信可能に接続され得る。
追加の特徴は、コンピュータ通信ネットワーク130を介してサーバ110及び/又はデータベース120に通信可能に接続され得る。例えば、外部のコンピュータシステムおよびデータソースは、アプリケーションプログラミングインタフェース(API)150を使用して、情報の要求を送受信し、要求されている情報を返すことができる。また、分散型台帳または他のデータ記憶構造160は、コンピュータ通信ネットワーク130を介してサーバ110及び/又は他の構成要素と通信可能に接続され得る。さらに、ユーザ・リモート・コンピューティング・デバイス140は、サーバ110によって提供される機能、1つ以上のデータベース120によって含まれるデータ、API150を介してアクセス可能な情報、及び/又は本開示によって実現されるシステムおよび方法の動作に関連し得る他の情報と対話するために、ユーザによってアクセス可能であり得る。これらの特徴については、本開示を通じてより詳細に説明される。
ここで、保険推奨コンポーネントについてさらに詳しく説明する。図1、図2および図7、図8は、保険推奨コンポーネントの例を強調したものであり、他の図にも示されている場合がある。保険推奨コンポーネント200は、リスクの識別、リスクのプライシング(価格設定)、トリガの定義、保険契約者と保険契約のマッチング、保険の推奨、及び/又は保険推奨の決定および保険の作成に関連し得る他の活動を支援し得る。サーバ110は、1つ以上の接続されたデータベース120、例えば、履歴の、及び/又は実質的にリアルタイムのコンテンツからの条件に関する情報を含むデータベースに、情報を要求、受信、及び/又は提供し得る。履歴のデータセットは、リスクを特定し、トリガを定義し、そのようなリスクおよびトリガを保険契約者及び/又は他のユーザによって提供される情報と関連付けるために、保険推奨コンポーネント200の動作において使用され得る。
例示的な保険推奨コンポーネント200は、特定されたリスクのプライシングを支援することができる。保険推奨コンポーネント200は、接続されたデータベース120、例えば履歴データベース及び/又は実質的にリアルタイムのデータベースから情報を要求することができる。要求された情報は、傾向、確率、およびリスク事象の発生、トリガの充足、及び/又は、保険契約者への支払いを必要とし得る保険に関連する、スマートコントラクトなどの自己実行型コントラクトの実行をもたらし得る保険金請求を開始し得る他の条件を示唆する他の情報を、検出するために、サーバ110によって分析され得る。いくつかの実施形態では、サーバ110による要求された情報の分析は、人工知能及び/又は機械学習ツールを有利に使用し得る。これらの分析および予測の1つ以上は、機械学習によって支援されてもよく、機械学習は、過去に成功した予測、失敗した予測、過去の傾向、及び/又は、その他、事前の予測精度を示す情報や、その精度を向上させる可能性のある調整を使用して訓練されてもよい。
サーバ110がリスクを特定し、それに応じて保険にプライシングを行うのを支援するために、例えば、応答する情報のリクエストの一部として、サーバ110から1つ以上の外部データベース120に情報が送信され得る。そのような情報には、潜在的な保険契約者の所在地、そのような所在地に関連する過去の気象事象、感染症の流行傾向、ユーティリティ(インフラ設備)ネットワークの稼働時間、及び/又は本開示の恩恵を得た後の当業者には明らかであろう他の情報が含まれ得る。リクエストを受信するデータベース120の管理者は、リクエストに関連する情報を含むことができ、この情報はリクエストに応答してサーバ110に提供され得る。データベースの管理者は、例えば、上記の例で与えられたような詳細を含む、データリクエストに含まれるパラメータに関連する情報を提供してもよい。いくつかの実施形態では、様々なデータベース120の管理者と商業的関係を確立して、情報リクエストを許可し、識別されたリスクの価格設定およびかかるリスクに関連するトリガが発生しそうかどうかの予測に使用され得る情報のコンテンツを提供してもよい。この情報の少なくとも一部は、その情報に関連するリスク事象に関連する保険金請求を補償する可能性のある将来の保険契約の事前リスク価格を決定するために使用することができる。
限定ではなく提供される一例では、分散型台帳または他のデータ記憶構造160によって記憶された情報に対して、分散型台帳技術(DLT)を使用するものなどの分散型台帳または他のデータ記憶構造160に、リクエストが行われ得る。データは、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に記憶されてもよく、そのようなデータの実質的な不変性および不正操作に対する高い耐性を提供するために、ノードによって検証されてもよい。データは、サーバ110によって、データベース120上で、分散型台帳または他のデータ記憶構造160上で、及び/又は当業者に理解されるであろう他の場所で暗号化されてもよい。分散型台帳または他のデータ記憶構造160上に含まれるデータは、ゼロ知識フォーマットで記憶されてもよく、暗号化されたデータをクエリするときに使用可能な準同型暗号から利益を得てもよい。
上述した情報の分析は、データモデル、例えばリスクプライシングモデルを作成するために使用され得る。例示的なリスクプライシングモデルは、いつリスク事象が発生するか、どこでリスク事象が発生するか、どのような種類のリスク事象が発生したか、傾向、及び/又はリスク事象が発生する可能性を示し得る他の履歴データなど、これらに限定されない、履歴データの分析に基づく考察を含み得る。さらに、少なくともいくつかの実施形態では、実質的にリアルタイムのデータがリスクプライシングモデルの調整に使用され得る。いくつかの実施形態では、人工知能及び/又は機械学習が、リスクプライシングモデルの決定および作成を支援することができる。例えば、限定するものではないが、フィードバックループが人工知能及び/又は機械学習モデルに提供され、損害率が高すぎる傾向にある場合は価格を上昇させ、価格モデルが収益性が高すぎる傾向にある場合は価格を低下させ、及び/又はそうでなければフィードバックループを介して検出された傾向及び/又は条件を反映するようにリスクプライシングモデルを調整することができる。
いくつかの実施形態では、リスクプライシングモデルを参照することは、トリガが発生した場合に保険契約者への保険金支払いの可能性を確保するために、支払われた保険料の準備金額を確定することを支援することができる。いくつかの実施形態では、満足のいく準備金額の決定は、本開示全体を通して例で説明されるようなフィードバックループによって訓練され得る人工知能及び/又は機械学習モデルによって支援され得る。別の実施形態では、適切な再保険契約の予測は、リスクプライシングモデル、機械学習モデル、及び/又は本開示全体を通じて説明する他の予測操作の同様の分析によって決定することができる。
いくつかの実施形態では、リスクプライシングモデルは、保険契約者及び/又は他のユーザに合わせて調整されてもよい。リスク価格モデルの少なくとも一部は、例えば、地理的な場所に関連し得るそのような態様について一般化されてもよく、これは、補償可能なリスクのカテゴリーに関連し得る保険金請求のための事前リスク価格を生成するために使用されてもよい。事前リスク価格は、保険契約者または補償されるリスクに関連する特定の条件を考慮するために調整され得る、保険タイプに対する価格設定の基準を提供し得る。客観的な事前リスク価格の調整は、要求された保険契約の主観的な価格を反映することができる保険リスク価格を生成するために使用される可能性がある。いくつかの実施形態では、リスクプライシングモデルの少なくとも一部は、サーバ110に直接及び/又は通信可能に接続され、サーバ110によってアクセス可能なデータベース120に記憶され得る。
サーバ110はさらに、事象が発生したかどうかを判断するために、履歴のデータセット、実質的にリアルタイムのデータセット、及び/又は他のデータセットからの情報を使用することができるトリガを定義することができる。トリガは、満たされると、保険契約の要件が満たされ、保険金支払いが要求される得ることを示す条件に関連し得る。トリガは、保険契約に含まれるようなリスクを特定するためにマッピングされ得る。トリガは、サーバ110に直接及び/又は通信可能に接続されたデータベース120に記憶され得る。複数のトリガは、1以上のデータベース120に記憶され得るトリガ・カタログに格納され得る。別の実施形態では、トリガ及び/又はトリガ・カタログは、少なくとも部分的に分散型台帳又は他のデータ記憶構造160及び/又は他のデータ記憶構造上に記憶されてもよい。
ここで、限定はしないが、保険金請求及び/又は保険契約者への保険金支払いにつながる可能性のあるいくつかの事象を説明するために、例示的なトリガについて説明する。感染症の罹患を補償対象とする保険の例では、トリガは、補償対象となる病気への感染を示す陽性検査結果、補償対象となる病気に関連する病気による失職、死亡診断書、医療記録、患者の退院通知、処方箋の履行、及び/又は他の同様の情報を含み得る。洪水事象を補償対象とする保険の例では、トリガは、降雨時間、降雨強度、近隣の河川やその他の水域の水位、標高、郵便番号、海岸からの距離、気象事象の発生日、及び/又は洪水事象に関連するその他の情報を含み得る。ユーティリティ(インフラ設備)の中断に関連する例では、トリガは、ユーティリティ会社が報告したダウン時間、ユーティリティの中断期間、郵便番号、ユーティリティサービスの住所、他のユーティリティ顧客からの報告、及び/又はユーティリティの中断に関連し得る他の情報を含み得る。イベントキャンセル保険に関する例では、トリガは、気象現象、降雪、日付、時間、持続期間、郵便番号、イベントが屋内で行われるか屋外で行われるか、イベントの管理者によるイベントキャンセル、イベントの種類、及び/又はイベントに関連し得る他の情報を含み得る。
いくつかの実施形態では、複数のトリガが定義されることがあり、複数のトリガのそれぞれが、保険金支払いを開始するために検出される必要があり得る。いくつかの実施形態では、トリガの全てではないが、少なくともいくつかのトリガが検出されると、部分的な保険金支払いが発生し得る。部分的な支払いを含む実施形態は、例えば、保険に部分的な支払いを含めることを補償するために保険料を調整することにより、保険契約にそのような補償を追加として提供することができる。
保険推奨コンポーネント200は、要求された保険に関するリスクプロファイルの決定を支援するために、保険契約者及び/又は他のユーザと共有されるサーベイ(survey)を含むことができる。サーベイはまた、既存及び/又は過去の保険契約者の保険金請求履歴を参照し得る。例えば、サーバ110は、保険契約者及び/又は他のユーザに、希望するリスク補償保険に関連する情報の質問及び要求のリストを通信することができる。そのような情報は、補償される財産、そのような財産の場所、保険金請求履歴、希望する補償額、補償期間、希望する保険料、及び/又は保険契約者及び/又は他のユーザに推奨する保険を予測するのに役立ち得る他の情報を含み得る。保険契約者及び/又は他のユーザは、コンピュータ通信ネットワーク130を介してサーバに通信可能に接続され得るユーザ・リモート・コンピューティング・デバイス140上で、サーベイを受け取ることができる。
次に、限定することなく、例示的なサーベイについて説明する。サーベイは、リスクに対してトリガが発生する可能性が高いかどうかに基づいて、保険金請求の可能性を予測することを支援し得る質問を含み得る。例示的な質問は、識別情報、保険金請求履歴、保険契約者の所在地、保険金額、保険料支払い能力、家の大きさ、職歴、及び/又は、保険契約者のニーズに最も適合する可能性のある保険を決定することを容易にし得る他の情報を含み得る。
サーベイを通じて提供されるなど、保険契約者によって提供された情報は、サーバ110によって、リスクを決定及び/又は価格決定するために使用される1つまたは複数のデータベースから検索された情報と比較される場合がある。サーバ110は、例えば、トリガ事象の発生により、保険金請求が行われる可能性を判定してもよい。判定を行う際、サーバ110は、機械学習を使用して過去の情報を活用し、予測能力を向上させてもよい。リスクプロファイル、含まれるトリガ、およびサーベイ情報を照合する能力を向上させ、保険契約に保険金請求が発生する可能性を予測するために、過去の予測に関連する情報を、機械学習モデルを訓練するのに使用され得る。リスクプライシングモデルのプライシング情報は、機械学習モデルがその予測能力を向上させるにつれて調整されてもよい。サーバ110は、リスクプライシングモデル、サーベイ結果、及び/又は他の情報を使用して、客観的な事前リスク価格を、保険契約者、及び/又は他のユーザの主観的ニーズ、および保険金請求がトリガされる可能性に関連する保険リスク価格に調整することができる。
情報を分析した後、サーバ110は、リスク回避の保険契約者のバランス、保険料を支払う能力、トリガが満たされる可能性、および保険契約者と保険契約を一致させることに寄与し得る他の要因に一致すると予測される保険リスク価格で、保険契約者に保険を提案することができる。保険契約者へのそのような推奨は、データベース120に記憶されてもよく、このデータベースは、サーバ110に直接及び/又は通信可能に接続されてもよく、将来の予測及び/又は機械学習モデルの訓練を支援するために、サーバ110の保険推奨コンポーネント200によってアクセス可能であってもよい。
次に図2を参照して、限定するものではないが、例示的な保険推奨コンポーネントについて説明する。この例示的な保険推奨コンポーネントでは、データ記憶構造262、例えば分散型台帳が、保険契約者、保険契約、及び/又は補償可能なリスクの他の態様に関連する情報を保持するために提供され得る。情報は、分散型台帳、オンチェーンリポジトリ、及び/又は他のクラウドプラットフォームを使用して記憶され得る。データ記憶構造262、例えば分散型台帳によって含まれるデータは、ノード268を使用して検証されてもよく、ノード268は、クレジットまたは他の金銭的インセンティブと引き換えに、データ記憶構造262の内容を検証するために使用され得る計算リソースを提供するために、第三者及び/又は他の者によって運営されてもよい。別の実施形態では、ノード268の少なくとも一部は、データ記憶構造262の専有ソース及び/又は運営者、例えば分散型台帳によって提供されてもよい。
1つ以上のデータベースが、データ記憶構造262、例えば分散型台帳に通信可能に接続されてもよく、それを介して、データ記憶構造262に保持されるレコードに情報が提供されてもよい。そのようなデータベースは、履歴データベース222、実質的にリアルタイムのデータベース224、及び/又は本開示の恩恵を得た後の当業者には明らかであろう他のデータベースを含むことができる。データ記憶構造262によって受信されたデータは、正規化およびクリーニング218を受けることができる。正規化は、比較分析がなされ、相関が決定され得るように、他のタイプのデータと整合するようにデータを調整することを含み得る。データは、例えばAPIを使用して、データベースを介して受信されたデータの一貫した取り扱いを容易にするために、テーブル構造に編成されてもよく、ソースフォーマットに依存しない一貫性を確保すことができる。クリーニングは、本開示によって可能になるシステムの他の態様によって一貫性のある読み取り可能なフォーマットで提示されるようにデータをフォーマットすることを含み得る。いくつかの例では、正規化、クリーニング、またはその他のデータおよびその他の情報の取り扱いにおいてエラーが発生したと判断された場合に、フラグが作成及び/又は有効化され得る。正規化およびクリーニングされたデータは、正規化およびクリーニング要素218からデータ記憶構造262、例えば分散型台帳に、その使用可能なフォーマットで記憶されるように通信され得る。
予測分析エンジン210は、正規化およびクリーニング要素218から正規化およびクリーニングされたデータを受信し、それに対して予測分析を実行することができる。予測分析エンジン210からの出力は、予測分析エンジン210によって提供されたリスクプロファイルに一致する価格を予測することがきるリスクプライシングモデル212に提供され得る。正規化およびクリーニングされたデータの少なくとも一部は、例えば分析ダッシュボードを介して、ユーザと情報を共有するために使用され得る。さらに、トリガはトリガ・カタログ214からリスクプライシングモデルに提供され得る。リスクプライシングモデル212内の情報は、データの分析およびそのような分析に基づく予測を改善するために、予測分析エンジン210に戻され得る。
リスク保険分類器および保険推奨器234は、リスクプライシングモデル212、ユーザサーベイ232、及び/又は他の情報源から情報を受け取り、分析中の保険を分類および予測することができる。リスク保険分類器および保険推奨器234は、人工知能及び/又は機械学習を使用して、分類および保険推奨を支援することができる。ユーザサーベイ232を介して保険契約者に提供される質問の少なくとも一部は、リスク保険分類器および保険推奨器234によって提供及び/又は提案され得る。リスク保険分類器および保険推奨器234が保険の分類を終了し、推奨を準備すると、保険258が準備され、保険契約者に推奨され得る。保険契約者は、推奨を受け入れるか、または異なる保険構成を選択することができる。その後、保険契約者によって選択された保険契約は、データ記憶構造262によって記憶され、保険契約の自己実行型コントラクトが作成される。例えば、保険契約者によって選択された保険契約は、分散型台帳を介して記憶され、保険契約のスマートコントラクトが書き込まれ得る。
次に、データ検証およびトークン生成コンポーネントについてより詳細に説明する。図1~図4および図6~図9は、データ検証およびトークン生成コンポーネントの例を強調したものであり、他の図にも示されている場合がある。ユーザによって提供された情報は、リスクプライシング、認証、および保険作成の目的で使用する前に検証される必要があり得る。保険契約者及び/又は保険を要求する他のユーザの身元が検証される可能性を判定するために、保険契約者に関連する情報は、サーバ110の一態様、例えば検証日およびトークン生成コンポーネント300によって分析され得る。保険契約者及び/又は他のユーザに関連する検証された情報は、保険契約者IDトークンに保持されてもよく、このトークンは、本開示によって可能になる方法を実行するサーバ110の操作によって確立され得る。保険契約者情報は、1つ以上のデータソース、例えば、自己主権型アイデンティティ登録、政府データベース、商用データベース、公開情報、個人情報、及び/又はユーザの身元を示す情報を含み得る他のソースを使用して検証され得るる。いくつかの実施形態では、身元を検証できないことを示す検証の可能性を有するユーザは、補償を拒否され得る。
一実施形態では、保険契約者に関連する自己主権型アイデンティティを使用して、保険契約者に関連する情報を検証することができる。例えば、保険契約者及び/又は他のユーザに関連する情報は、そのユーザについて必要以上の情報を開示することを要求されることなく、そのユーザに関連する情報を検証するために使用することができるデータ・ロケーション、例えば分散型台帳または他のデータ記憶構造160に記憶され得る。例えば、検証は、保険契約予定者が35歳以上の年齢グループ内であるかどうかを要求してもよい。自己主権型アイデンティティ検証チェックを使用して、検証結果は、将来の保険契約者の実際の年齢を開示することなく、肯定的な回答を返すことができる。同様のチェックは、信用格付け、収入、過去の保険金請求、およびリスクプライシング、保険引受け可能性、および保険契約推奨条件に関連する可能性のあるその他の情報についても実行され得る。
別の例では、情報は、検証を受けているユーザに関連する情報を含む可能性のある1つ以上のデータソースから取得され得る。例えば、公開データベースは、リスク補償保険の対象となり得る不動産の購入に関連する情報、住所、所在地、年齢、関係、および公に共有され得るその他の情報が含み得る。別の例では、政府データベースは、婚姻許可証、証書記録、割り当てられた資格証明書、専門ライセンス、税務申告、犯罪記録、及び/又は政府データベースから取得され得る他の情報に関する情報を提供するために使用され得る。さらなる例では、情報は、ユーティリティサービス、データブローカー、民間企業、及び/又はそのような情報を取得するためにアクセスが許可され得る他のデータソースから供給され得るような、民間のデータソースから提供され得る。場合によっては、保険契約者及び/又は他のユーザに関する情報へのアクセスを許可するユーティリティ・プロバイダ及び/又は他のデータソースとの関係が確立されることがある。いくつかの例では、データが接続されたデータソースから取得される前に、同意が要求される及び/又は要求されることがある。取得されたデータの少なくとも一部は、コンピュータ通信ネットワーク130を介するなどしてサーバ100に直接及び/又は通信可能に接続され得るローカルデータベース及び/又は他のデータ記憶場所にキャッシュされ得る。
保険契約者は、デジタルアイデンティティウォレットを使用して、そのユーザに関連する検証情報を保持することができる。保険契約者は、身分証明書及び/又は資格証明書、例えば専門ライセンス、身分証明IDカード、パスポート、及び/又は保険契約者に関連付けられる他の情報をスキャンすることができる。保険契約者の身元を確認するために使用され得る情報に対する外部ソースへの要求は、APIを介して要求され得、そのような情報の受信は、そのようなAPI要求への応答であり得る。保険契約者によって提供された情報と外部ソースから取得された情報との関連付けを支援するために、機械学習モデルが適用され得、保険契約者の真正性及び/又はその保険契約者のデジタルアイデンティティウォレットの内容の検証を支援することができる。
保険契約者の身元が有効であることが検証されると、保険契約者を表すトークンが生成され得る。トークンは、分散型台帳または他のデータ記憶構造160にデジタル的に記憶され得、そこから、本開示によって可能になるシステムの他の態様は、トークンを通じて提供される情報を取得し、トークンに関連付けられた情報を使用して、実質的に自動化された形式で操作を実行し得る。
保険契約者は、自身のデジタル保険契約者トークンのコピーを、自分のユーザ・リモート・コンピューティング・デバイス140及び/又は別のデバイス上に保持することができる。保険契約者トークンのコピーはさらに、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に記憶され得、トークンに関連付けられた情報の実質的に不変の記録を提供すことができる。トークン及び/又はトークンによって示されるデータの有効性は、1つ以上のノードによって検証されてもよく、ノードは、ノードの運営者によって金銭的利益のために交換され得る、取引可能及び/又は他の方法で市場性のあるトークンなどのデリバティブの発行のために、計算リソース及び/又は他の検証リソースを交換してもよい。いくつかの実施形態では、1つ以上のトークンは、市場プラットフォームで取引される可能性があり、これについては以下でさらに詳細に説明する。
保険契約者及び/又は他のユーザによって保険が選択され、そのユーザに関連する情報が検証された後、スマートコントラクトが、保険契約の条件、保険契約に関連するトリガ、及び保険契約に関連する保険金支払いを確立するために書き込まれ得る。保険契約者デジタルIDトークン、過去のリスクデータ、価格設定データ、支払いデータ、実質的にリアルタイムのリスクデータ、追加のトリガ定義、ユーザを識別するためにサーバによって使用され得るローカル識別番号、及び/又は保険契約に関するスマートコントラクトの確立および実行に影響を与え得る他の情報などの追加情報が、スマートコントラクトに含まれてもよい。
一実施形態では、スマートコントラクトは、その作成および実行において実質的に自動化されてもよい。例えば、サーバ110は、保険契約を作成し、それを保険契約者に関連付けるために、上述の操作の少なくとも一部で提供された情報を使用することができる。この保険契約は、スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトを管理するように、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に書き込まれてもよい。スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトの条件は、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に関連付けられたノードの操作を通じて検証および妥当性確認され得るため、実質的に不変であり得る。保険契約に関連するトリガは、自己実行型コントラクトによって含まれてもよく、その結果、そのようなトリガの検出時に、スマートコントラクトが実質的に自動的に実行され、保険契約者に支払い保険金を提供する。
保険契約者は、スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトを受諾及び/又は署名することによって、スマートコントラクトに、したがってスマートコントラクトによって管理される保険契約に、自分自身を結びつけることができる。例えば、保険契約者は、保険契約者のデジタルIDトークンに関連付けられた秘密鍵を使用して署名することができる。別の例では、保険契約者は、スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトの署名および受諾を検証するために、バイオメトリック情報を使用してもよい。バイオメトリック情報の例は、指紋、網膜スキャン、顔検出、音声検出、及び/又は保険契約者とのバイオメトリック一致の他の指示を含むことができる。
次に、図3を参照して、例示的なデータ検証およびトークン生成コンポーネントについて、限定することなく説明する。保険契約者及び/又は他のユーザに関する識別情報は、API350を介してIDデータベース326に要求することができる。API要求に対する応答は、API350を介してIDデータベース326によって提供され得る。加えて、サーベイを完了するユーザによって受信され得るものなど、ユーザが入力したID入力336が、API350を介して提供され得る。ユーザが入力したID入力336で提供される情報は、IDトークン342を介して、保険契約者及び/又は他のユーザの身元と関連付けられ得る。
API350を介して取得された情報は、自己実行型コントラクト366を生成及び/又は補足するために使用されてもよく、この自己実行型コントラクト366は、データ記憶構造362、例えば、限定するものではないが、分散型台帳に書き込まれてもよい。ノード368は、自己実行型コントラクト366及び/又は分散型台帳もしくは他のデータ記憶構造362によって含まれる情報を検証および妥当性確認することができる。例えば、ノード368は、分散型台帳または他のデータ記憶構造362から情報を受信し、データを検証するために計算を実行し、分散型台帳または他のデータ記憶構造362に有効性の確認を報告することができる。ノード368が、トリガを示す分散型台帳または他のデータ記憶構造362によって記憶されたデータの変化を検出した場合、ノード368は、自己実行型コントラクト366に、保険金請求が発生し、支払い保険金が支払われるべきであることを示すことができる。保険情報358は、保険推奨コンポーネントとともに説明された動作において生成され得るように、自己実行型コントラクト366に提供され得る。自己実行型コントラクト366からの出力、例えば保険金支払い事象は、保険契約者IDトークン342に関連付けられ得、そのような事象は分散型台帳または他のデータ記憶構造362に書き込まれてもよい。
次に、支払いコンポーネントについてさらに詳しく説明する。図1、図4、図7、および図10、図11は、支払いコンポーネントの例を強調したものであり、他の図にも示されている場合がある。支払いコンポーネント400は、実質的にリアルタイムのデータベース及び/又は他のソースによって提供され得る実質的にリアルタイムのリスクデータを監視して、トリガが発生したかどうか、したがって保険契約に従って支払いが必要であるかどうかを判定することができる。支払いを必要とするトリガが検出された場合、保険契約に関連付けられたスマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトが実質的に自動的に実行され、保険契約の条件に従って支払いのための資金が保険契約者に提供され得る。保険金支払いの記録は、サーバ110の少なくとも一部によって保持されてもよく、これは、将来のプライシング及び/又は機械学習モデルの訓練に使用され得る。
一実施形態では、支払いコンポーネント400は、実質的にリアルタイムのデータベースから取得され得るリアルタイムのリスクデータを参照し得る。リアルタイムのデータは、ユーティリティの現在の運用状況、地域社会における感染症の流行、現在の気象現象、交通機関及び/又はイベント入場に対する進行中の中断、及び/又は保険契約に関連するトリガに関連し得る他の情報を含み得る。本開示によって可能になるサーバ110の支払いコンポーネント400は、リアルタイムのリスクデータに対して分析を実行することができ、この分析は、発生するトリガと保険契約に関連する支払い事象との間の一致の予測を改善するために機械学習モデルを動作させることが含むことができる。トリガの発生を検出するために使用される情報は、識別され、匿名化され、さもなければ、保険契約者の身元とプライバシーを保護するために修正され得る。
パートナーシップは、本開示の恩恵を得た後に当業者によって理解され得るように、ユーティリティサービス提供者によって提供されるデータベースおよび他のそのようなデータベースなどの、私的または専有データベースからのデータにアクセスするために入力され得る。トリガに関連する情報は、スマートコントラクトの実行および保険契約からの資金の保険金支払いを必要とするトリガ事象が発生したかどうかを決定するために使用され得る、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に記憶され得る。この例では、分散型台帳または他のデータ記憶構造160によって含まれる情報は、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に関連するノードなどによって検証され得る。
トリガが発生したと判定された場合、サーバ110の支払いコンポーネント400は、実質的にリアルタイムのデータの少なくとも一部を、保険契約に関連付けられたスマートコントラクトと整合させることができる。トリガの発生とスマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトとの間のこの整合は、機械学習モデルの動作によって支援されてもよい。その後、スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトが実行され、トリガ事象の発生に対して保険契約者に資金を提供するための保険金支払いプロセスを開始することができる。支払いは、サーバ110を介して直接、第三者の支払プロセッサの使用によって、API接続150を介してアクセス可能なプロセッサの接続によって、市場性のあるトークン及び/又は暗号通貨などのデリバティブの発行によって、デジタルウォレットの資金調達によって、保険契約者によって指定された慈善団体または他の受取人への分配によって、及び/又は本開示の恩恵を得た後に当業者によって理解されるであろう他の支払分配技術によって処理されてもよい。
ここで、図4を参照して、例示的な支払いコンポーネントについて、限定することなく説明する。支払いコンポーネントは、支払い事象を示す条件を検出し、トリガを検出し、保険契約者及び/又は他の指定された受取人への支払い資金の支払いを支援するために、自己実行型コントラクト466、例えばスマートコントラクトと相互作用してもよい。自己実行型コントラクト466は、自己実行型コントラクト466が実行されるべきかどうかを決定するために使用され得る情報を受信することができ、これには、スマートコントラクトを使用することができる。例えば、自己実行型コントラクト466は、保険契約者またはユーザIDトークン442に関連する情報、分散型台帳によって提供され得るデータ記憶構造462によって含まれる情報、資金のどの部分が保険契約者及び/又は他の受取人に支払われるべきかを示すための支払い条件472、及び保険458に関連する情報を受信し得る。当業者であれば、限定することなく、追加の情報源を自己実行型コントラクト466に提供することができることを理解するであろう。自己実行型コントラクト466によって考慮される情報は、ノード468によって検証され得る。実行時に、自己実行型コントラクト466は、保険契約者及び/又は他の受取人への支払い保険金の支払いを処理するために、支払いシステム470を連携してもよい。支払いシステム470は、保険契約者及び/又は他の受取人への支払い保険金の支払い474を容易にすることができる。
次に、インセンティブ付与トークンの態様をより詳細に説明する。図1、図5、および図10、図11は、インセンティブ付与トークンの態様の例を強調するものであり、他の図にも示すことができる。分散型台帳または他のデータ記憶構造160によって保持される情報の検証は、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に加えられた追加および変更を分析および検証するためのノードの動作によって支援され得る。ノードは、インセンティブ付与トークン及び/又は当業者には理解されるであろう他のインセンティブなどのデリバティブの展開によって、それらの計算リソースとともにプラットフォームに引き付けられ得る。例示的なインセンティブ付与トークンは、分散型台帳または他のデータ記憶構造160によって含まれる情報を検証および妥当性確認するためのリソースと引き換えに、ノードの運営者に分配される一種の暗号通貨を含むことができる。いくつかの実施形態では、インセンティブ付与トークンの分配は、スマートコントラクトまたは他の自己実行型コントラクトを使用して管理および実行され得る。いくつかの実施形態では、トークンは、保険の購入証明として使用され得、保険契約者のウォレットに配信され得る。インセンティブ付与トークンは、さらに、いくつかの例では、保険に関連する支払い保険金の少なくとも一部を受取人配当として慈善団体やその他の団体などの受取人に割り当てるために使用され得る。
次に、市場コンポーネントについてさらに詳しく説明する。図1、図5、および図10は、市場コンポーネントの例を強調するものであり、他の図にも示されている場合がある。市場コンポーネント180は、保険契約者、ユーザ、ノード、及び/又は他の当事者が、本開示によって可能とされるシステムおよびその動作方法に関連するトークンを購入、販売、取引、またはその他の方法で取引するためのプラットフォームを提供することができる。トークンは、個々の保険(保険契約)、保険(保険契約)のバケット、支払い予測、リスク、および保険契約者、保険契約、または補償可能なリスクの他の態様に関連する他の処理可能な態様に関連付けられ得る。
保険契約者および保険契約に関連するトークンは、そのような保険契約者及び/又はその保険契約に関連するトークンを取引することによって保険契約者が識別できないように、非識別化および匿名化された情報を含むことができる。トークンの所有権および取引に関連する情報は、分散型台帳またはその他のデータ記憶構造160に記憶され得る。トークンは、全体トークン、部分トークン、端数トークン、分割可能トークン、及び/又は市場に出回る可能性のあるトークン量の他の分配編成の単位でミンティングされ、分散され、処理され、購入され、売却され、またはその他の取引がされ得る。このような取引は、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に関連するノードによって検証され得、トークンは、分散型台帳の内容を検証するための計算リソースおよび他の努力と引き換えに、このようなノードの運営者に提供され得る。
ここで図5を参照して、例示的なインセンティブ付与および市場コンポーネントについて、限定することなく説明する。資産トークン化プラットフォーム580は、保険契約、保険契約者、リスク、及び/又は保険商品もしくはリスク補償商品に関連する他の態様に関連付けられ得る、取引可能及び/又は市場化可能なトークンなどのデリバティブを生成することができる。資産トークン化プラットフォーム580は、保険契約者ウォレット578に記憶可能な暗号トークン576を生成することができる。暗号トークン576は、スマートコントラクトなどの自己実行型コントラクト566、分散型台帳に記録され得るようなデータ記憶構造562、及び/又は本開示の範囲および精神に合致する他の情報源と相互通信し得るノード568を使用して検証され得る。自己実行型コントラクト566、データ記憶構造562、およびノード568の例は、本開示を通じてより詳細に説明される。
保険契約者ウォレット578に保持される暗号トークン576は、保険契約者指示利益配分590に分配され得、これは、保険契約者、受取人、または本開示の恩恵を受けた後の当業者には明らかであろう他の当事者を指定してもよい。利益配分は、本開示によって可能とされる方法またはシステムを使用してユーザが保険を購入することによって生成される保険料から得られる利益の一部を含むことができる。この例では、利益が得られた場合、その利益の一部は、選択的に、保険契約者により指定された1人以上の保険契約者及び/又は受取人に支払われ得る。保険契約者ウォレット578のコンテンツは、暗号取引所584に向けられてもよい。ノード568は、暗号取引所584と通信して、暗号取引所584に保持される情報を受信および検証することができる。
暗号取引所584に提供されたコンテンツは、市場582を介して取引され、トレーダー586によって閲覧及び/又は取引され得る。少なくとも1つの実施形態では、トレーダー586は暗号取引所584を介して直接取引することもできる。市場582は、さらに、保険(保険契約)のバケット556または他のリスクプールを受け取る可能性があり、これらは、トレーダー586と暗号取引所584を介して取引可能であり得る。保険(保険契約)のバケット556または他のリスクプールは、リスクプライシングモデル512からのコンテンツを使用して定義することができ、このモデルは、本開示を通じて他の例で説明する予測分析エンジン510を介して定義され得る。いくつかの実施形態では、保険契約者及び/又は保険契約はコホートにグループ化されることがあり、これらは少なくとも部分的に、保険(保険契約)のバケット556又は他のリスクプールの1つ以上に含まれ得る。ユーザ、第三者、トレーダー586、およびその他は、市場582と対話して、暗号取引所584を介した保険契約者ウォレット578からのトークン、保険(保険契約)のバケット556または他のリスクプール、及び/又は市場582と互換性のある別の金融商品を取引することができる。
いくつかの実施形態では、保険契約のバケットは、リスク性のレベルによって分類され得る。市場を介した支払いは、スマートコントラクトの実行、スマートコントラクトの非実行、保険契約の期限切れ、リスク事象の発生、リスク事象の不発生、トリガの検出、トリガの未検出、及び/又は本開示の恩恵を得た後に当業者によって理解されるであろう他の変数に基づき得る。市場への参加は、市場条件が満たされるか否かに関して時間制限される、トレーダー及び/又は他の参加者によって取られるポジションを含み得る。いくつかの実施形態では、市場参加者が、本開示によって可能とされる方法およびシステムを介して測定され得る結果、条件、トリガ、リスク、時間枠、及び/又は他の指標に賭けることを可能にする金融商品が、市場を通じて提供され得る。
次に、社会的インセンティブ・コンポーネントについてより詳細に説明する。図1および図6は、社会的インセンティブ・コンポーネント190の例を強調したものであり、他の図にも示されている場合がある。社会的インセンティブは、指定された受取人に支払い保険金の少なくとも一部を提供するために、保険契約者に提供され得る。別の実施形態では、社会的インセンティブ・コンポーネント190によって、発生した保険料から得た利益の一部を、保険契約者によって指定された1人以上の保険契約者及び/又は受取人に支払う利益配分が提供され得る。一例では、受取人は慈善団体または他の慈善組織を含むことができる。別の例では、指定された受取人は、扶養家族、子供、家族、または受取人配当として支払い保険金の一部を受け取るように指定された他の人を含むことができる。当業者であれば、本開示の範囲および精神に含まれることが意図される、社会的インセンティブとして支払い保険金の少なくとも一部を受け取ることができる受取人の追加のタイプを理解するであろう。社会的インセンティブの包含は、社会的インセンティブ・コンポーネント190によって、分散型台帳または他のデータ記憶構造160に書き込まれてもよく、これは、保険及び/又は保険契約者のスマートコントラクトに関連付けられ得る。
社会的インセンティブが含まれ、保険契約からの保険金支払いを開始するトリガが検出された場合、自己実行型コントラクトは、支払い保険金の少なくとも一部を指定された受取人に分配するように実行することができる。保険契約者は、保険契約の成立時、自己実行型コントラクトの作成時、自己実行型コントラクトの修正による保険契約の成立後、または本開示の範囲と精神に合致する他の時点で、受取人が受け取る支払い保険金の一部を指定することができる。支払い保険金の一部が受取人に支払われる場合、支払い保険金の残りは保険契約者への支払いに指定することができる。いくつかの実施形態では、支払い保険金が開始された場合、複数の受取人が支払い保険金の一部を受け取るように指定されてもよい。いくつかの実施形態では、利益の一部は、利益の配当として第三者及び/又は保険契約者に実質的に自動的に分配され得る。保険契約者が支払う保険料から利益の一部を選択した第三者に配分することを選択し、システムの運営者によって適切な収益性閾値が満たされた場合、自己実行型コントラクトによって定義され得る保険契約条件に従って、利益の配当として指定された金額の収益が、選択され第三者に自動的に支払われ得る。余剰の未割当利益または契約者が利益配当を選択しなかった利益は、利益配当の支払いを行わないで留保することができる。
少なくとも1つの実施形態では、本開示によって実現される方法およびシステムの少なくとも一部は、仲介当事者を通じて提供されてもよい。この実施形態では、ユーザコンピュータデバイス上に表示可能なインタフェースの態様は、仲介当事者によって提供されるブランディングを含み得る。仲介当事者の例としては、限定されないが、ライセンシー、請負業者、下請業者、従来の保険提供者、「ホワイトラベル」提供者、および本開示の恩恵を得た後に当業者に明らかになるであろう他の当事者を含むことができる。いくつかの配置では、サーバ及び/又はデータベースの少なくとも一部が遠隔操作され、プラットフォームの管理者によって管理される。他の配置では、方法が運用され得るサーバの少なくとも一部は、仲介当事者の場所にローカルに設置され得る。当業者であれば、本開示の範囲および精神に合致する追加の配置構成を理解するであろうが、これらは、限定することなく本開示に含まれることが意図されている。
一実施形態では、保険契約者及び/又は他のユーザは、ユーザコンピュータデバイスを介してアクセス可能なダッシュボードを介して、自分の保険アカウントを確認、監視、及び対話することができる。保険契約者及び/又は他のユーザには、保険に関連する情報が提供され得、これは補償タイプに基づいて異なり得る。例えば、中断されたユーティリティに関連する情報は、限定されないが、保険番号、市、郡、州、ユーティリティ提供者、サービスの状態、開始日、終了日、追跡された回数、停止回数、期間、停止原因、及び/又は他の情報を含み得る。当業者であれば、本開示の恩恵を受けた後に、ダッシュボードを介して保険契約者及び/又は他のユーザがアクセス可能な、他の補償タイプに関連する追加情報を理解するであろう。ダッシュボードによってアクセス可能な情報は、さらに、例えば、フィードバックループに含まれることによって、分析のために使用されてもよい。ステータス・レポート、ステータス・マップ、アカウント詳細、特別オファー、社会的寄付、その他の報告指標、サポート・オプション、ヘルプ・ドキュメント、支払詳細、及び/又はその他の情報は、例えば、ダッシュボードを介して保険契約者及び/又はその他のユーザに提供されてもよい。
いくつかの実施形態では、保険金請求は保険契約者によって任意に自己申告されてもよい。これらの実施形態では、自己申告は、トリガによって検出されなかった事象についての保険金請求の審査を可能にするために提供され得る。十分な数の自己申告インシデントが受信された場合、補足措置が開始されることがある。例えば、限定はしないが、共通の郵便番号にある複数の世帯が、ユーティリティの停電を自己申告する場合がある。十分な数の自己申告インシデントが受信されると、調整者及び/又は調査員が、トリガが検出されなかったにもかかわらずリスク事象が発生したかどうかを判定し、リスク事象に基づいて損失を判定し、実際のユーティリティ停電とそのような停電の報告との間の相関関係を判定し、及び/又は適格な事象が発生した場合に保険金支払い資金の正確な支払いを促進するために割り当てられ得る。
ここで図6を参照して、限定するものではないが、例示的なコンピュータ化デバイスについて説明する。本開示と一致して説明される様々な態様および機能は、1つ以上の例示的なコンピュータ化デバイス600または他のコンピュータ化デバイス上のハードウェアまたはソフトウェアとして実装され得る。本開示の様々な態様を実施するのに適し得る、現在使用されている例示的なコンピュータ化デバイス600の多くの例が存在する。いくつかの例は、特に、ネットワークアプライアンス、パーソナルコンピュータ、ワークステーション、メインフレーム、ネットワーククライアント、サーバ、メディアサーバ、アプリケーションサーバ、データベースサーバ、およびウェブサーバを含む。例示的なコンピュータ化デバイス600の他の例は、モバイルコンピューティングデバイス、携帯電話、スマートフォン、タブレット、ビデオゲーム装置、パーソナルデジタルアシスタント、ネットワーク機器、例えば、ハンドヘルドスキャナ、磁気ストライプリーダ、バーコードスキャナ、およびそれらに関連する例示的なコンピュータ化デバイス600などのPOS装置およびシステムなどの商業に関与する装置を含み得る。さらに、本開示に従う態様は、単一の例示的なコンピュータ化デバイス600上に配置されてもよく、または1つ以上の通信ネットワークに接続された1つ以上の例示的なコンピュータ化デバイス600の間に分散されてもよい。
例えば、1つ以上のクライアントコンピュータにサービスを提供するように、または分散システムの一部として全体的なタスクを実行するように構成された1つ以上の例示的なコンピュータ化デバイス600の間で、様々な態様および機能が分散されてもよい。さらに、態様は、様々な機能を実行する1つ以上のサーバシステム間で分散されたコンポーネントを含むクライアントサーバシステムまたは多層システム上で実行されてもよい。したがって、本開示は、特定のシステムまたはシステム群上での実行することに限定されない。さらに、態様は、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組み合わせで実装され得る。したがって、本開示に従う態様は、様々なハードウェアおよびソフトウェア構成を使用する方法、行為、システム、システム要素、およびコンポーネント内で実装されてもよく、本開示は、特定の分散アーキテクチャ、ネットワーク、または通信プロトコルに限定されない。
図6は、本開示に従う様々な態様および機能が実践され得る、例示的なコンピュータ化デバイス600のブロック図である。例示的なコンピュータ化デバイス600は、1つ以上の例示的なコンピュータ化デバイス600を含み得る。例示的コンピュータ化デバイスによって含まれる例示的コンピュータ化デバイス600は、通信ネットワーク608によって相互接続されてもよく、通信ネットワーク608を介してデータを交換し得る。データは、無線及び/又は有線ネットワーク接続を使用して、例示的なコンピュータ化デバイスを介して通信されてもよい。
ネットワーク608は、例示的なコンピュータ化デバイス600がデータを交換し得る任意の通信ネットワークを含み得る。ネットワーク608を介してデータを交換するために、例示的なコンピュータ化デバイス600のシステム及び/又は構成要素とネットワーク608は、特に限定されないが、イーサネット(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、TCP/IP、UDP、HTTP、FTP、SNMP、SMS、MMS、SS7、JSON、XML、REST、SOAP、RMI、DCOM、及び/又はWebサービスを含む、様々な方法、プロトコル、および標準を使用してよい。データ転送が安全であることを保証するために、例示的なコンピュータ化デバイス600のシステム及び/又はモジュールは、他のセキュリティ技術の中でも、TSL、SSL、またはVPNを含むさまざまなセキュリティ手段を使用して、ネットワーク608を介してデータを転送することができる。例示的なコンピュータ化デバイス600は、任意の数の例示的なコンピュータ化デバイス600及び/又は構成要素を含んでよく、これらは、事実上任意の媒体および通信プロトコルまたはプロトコルの組合せを用いてネットワーク化されてよい。
本開示に従う様々な態様および機能は、図6に示される例示的なコンピュータ化デバイス600を含む、1つ以上の例示的なコンピュータ化デバイス600において実行される専用のハードウェアまたはソフトウェアとして実装され得る。図示のように、例示的なコンピュータ化デバイス600は、プロセッサ610、メモリ612、バス614または他の内部通信システム、入出力(I/O)インタフェース616、ストレージシステム618、及び/又はネットワーク通信デバイス620を含み得る。追加のデバイス622が、バス614を介してコンピュータ化デバイスに選択的に接続されてもよい。プロセッサ610は、1つ以上のマイクロプロセッサまたは他のタイプのコントローラを含むことができ、処理されたデータをもたらす一連の命令を実行することができる。プロセッサ610は、ARM、x86、Intel Core、Intel Pentium、Motorola PowerPC、SGI MIPS、Sun UltraSPARC、またはHewlett-Packard PA-RISCプロセッサなどの市販のプロセッサであってもよいが、他の多くのプロセッサおよびコントローラが利用可能であるため、どのようなタイプのプロセッサまたはコントローラであってもよい。図示されるように、プロセッサ610は、バス614によって、メモリ612を含む他のシステム要素に接続され得る。
例示的なコンピュータ化デバイス600は、ネットワーク通信デバイス620も含み得る。ネットワーク通信デバイス620は、ネットワーク608を介してサーバ632、データベース634、スマートフォン636、及び/又は他のコンピュータ化デバイス638と通信されるように、コンピュータ化デバイスの他の構成要素からデータを受信してもよい。データの通信は、任意に、無線で実行されてもよい。より具体的には、限定するものではないが、ネットワーク通信デバイス620は、例示的なコンピュータ化デバイス600の1つ以上の構成要素、またはコンピュータ化デバイス600に接続された他のデバイス及び/又は構成要素からの情報を、追加の接続されたデバイス632、634、636、及び/又は638に通信および中継することができる。接続デバイスは、限定するものではないが、データサーバ、追加のコンピュータ化デバイス、モバイルコンピューティングデバイス、スマートフォン、タブレットコンピュータ、および別のデバイスとデジタル通信し得る他の電子デバイスを含むことを意図している。一例では、例示的なコンピュータ化デバイス600は、接続されたデバイス間でデータを分析および通信するためのサーバとして使用され得る。
例示的なコンピュータ化デバイス600は、通信ネットワーク608を介して1つ以上の接続されたデバイスと通信することができる。コンピュータ化デバイス600は、そのネットワーク通信デバイス620を使用することによって、ネットワーク608を介して通信することができる。より具体的には、コンピュータ化デバイス600のネットワーク通信デバイス620は、接続されたデバイスのネットワーク通信デバイスまたはネットワークコントローラと通信することができる。ネットワーク608は、例えばインターネットであってもよい。別の例として、ネットワーク608はWLANであってもよい。しかしながら、当業者であれば、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、ワイドエリアネットワーク、ピアツーピアネットワーク、および様々な他のネットワーク形式など、本開示の範囲内に含まれる追加のネットワークを理解するであろう。さらに、例示的なコンピュータ化デバイス600及び/又は接続デバイス632、634、636、及び/又は638は、限定されることなく、有線、無線、または他の接続を介してネットワーク608上で通信することができる。
メモリ612は、例示的なコンピュータ化デバイス600の動作中にプログラム及び/又はデータを記憶するために使用され得る。したがって、メモリ612は、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)またはスタティック・メモリ(SRAM)のような、比較的高性能の、揮発性の、ランダム・アクセス・メモリであってもよい。しかしながら、メモリ612は、ディスクドライブまたは他の不揮発性記憶装置など、データを記憶するための任意の装置を含んでもよい。本開示に従う様々な実施形態は、本開示の態様および機能を実行するために、メモリ612を特定化された、場合によっては独自の構造に編成することができる。
例示的なコンピュータ化デバイス600の構成要素は、バス614などの相互接続要素によって結合され得る。バス614は、1つ以上の物理的バス(例えば、同じマシン内に統合される構成要素間のバス)を含み得るが、USB、Thunderbolt、SATA、FireWire、IDE、SCSI、PCI、およびInfiniBandなどの特殊または標準コンピューティングバス技術を含むシステム要素間の任意の通信結合を含み得る。したがって、バス614は、例示的なコンピュータ化デバイス600のシステム構成要素間で通信(例えば、データおよび命令)を交換することを可能にし得る。
例示的なコンピュータ化デバイス600はまた、入力デバイス、出力デバイス、および組み合わせ入出力デバイスなどの1つ以上のインタフェースデバイス616を含むことができる。インタフェースデバイス616は、入力を受け取ったり、出力を提供したりすることができる。より詳細には、出力デバイスは、外部提示のために情報をレンダリングすることができる。入力デバイスは、外部ソースからの情報を受け入れることができる。インタフェースデバイスの例としては、特に、キーボード、バーコードスキャナ、マウス・デバイス、トラックボール、磁気ストリップ・リーダ、マイクロフォン、タッチ・スクリーン、プリンティング・デバイス、ディスプレイ・スクリーン、スピーカ、ネットワーク・インタフェース・カードなどを含む。インタフェースデバイス616は、例示的なコンピュータ化デバイス600が、ユーザや他のシステムなどの外部エンティティと情報を交換し、通信することを可能にする。
ストレージシステム618は、プロセッサによって実行されるプログラムを定義する命令が記憶され得る、コンピュータ読み取り可能かつ書き込み可能な不揮発性記憶媒体を含み得る。ストレージシステム618はまた、媒体上または媒体中に、記録される情報を含み得、この情報は、プログラムによって処理され得る。より具体的には、情報は、記憶領域を節約するか、またはデータ交換性能を向上させるように特に構成された1つ以上のデータ構造に記憶され得る。命令は、符号化されたビットまたは信号として永続的に記憶されてもよく、命令は、プロセッサに、符号化されたビットまたは信号によって記述される機能のいずれかを実行させてもよい。媒体は、例えば、光ディスク、磁気ディスク、またはフラッシュメモリなどであってもよい。動作において、プロセッサ610または何らかの他のコントローラは、データを、不揮発性記録媒体から、ストレージシステム618に含まれる記憶媒体よりもプロセッサによる情報へのアクセスを高速にする、メモリ612などの、別のメモリに読み込ませることができる。メモリは、ストレージシステム618に配置されてもよいし、メモリ612に配置されてもよい。プロセッサ610は、メモリ612内のデータを操作し、処理が完了した後に、データをストレージシステム618に関連付けられた媒体にコピーすることができる。様々な構成要素は、媒体と集積回路メモリ素子との間のデータ移動を管理することができ、本開示を限定するものではない。さらに、本開示は、特定のメモリシステムまたはストレージシステムに限定されない。
上述の例示的なコンピュータ化デバイスは、本開示に従う様々な態様および機能が実施され得る例示的なコンピュータ化デバイスの1つのタイプとして例示的に示されているが、本開示の態様は、図6に示されるような例示的なコンピュータ化デバイス600上で実施されることに限定されない。本開示に従う様々な態様および機能は、図6に示される構成要素以外の構成要素を有する1つまたは複数のコンピュータ上で実施されてもよい。例えば、例示的なコンピュータ化デバイス600は、例えば、本実施例において開示される特定の動作を実行するように調整された特定用途向け集積回路(ASIC)のような、特別にプログラムされた特定用途向けハードウェアを含んでもよい。一方、別の実施形態は、Windows、Linux、Unix、Android、iOS、MAC OS X、または前述のプロセッサ上の他のオペレーティングシステム、及び/又は独自のハードウェアおよびオペレーティングシステムを実行する専用コンピューティングデバイスを使用して、本質的に同じ機能を実行することができる。
例示的なコンピュータ化デバイス600は、例示的なコンピュータ化デバイス600に含まれるハードウェア要素の少なくとも一部を管理するオペレーティングシステムを含み得る。プロセッサ610などのプロセッサまたはコントローラは、オペレーティングシステムを実行することができ、オペレーティングシステムは、とりわけ、オペレーティングシステム、上述のオペレーティングシステムのうちの1つ、多くのLinuxベースのオペレーティングシステムディストリビューションのうちの1つ、UNIXオペレーティングシステム、または当業者には明らかであろう別のオペレーティングシステムであってよい。他の多くのオペレーティングシステムを使用してもよく、実施形態は特定のオペレーティングシステムに限定されない。
プロセッサとオペレーティングシステムは、高レベルプログラミング言語のアプリケーションプログラムが記述されるコンピューティングプラットフォームを定義するために協働することができる。これらのコンポーネントアプリケーションは、通信プロトコル(例えば、TCP/IP)を使用して通信ネットワーク(例えば、インターネット)を介して通信する実行可能コード、中間コード(例えば、C#またはJAVAバイトコード)またはインタプリタコードであってもよい。同様に、本開示に従う態様は、JAVA、C、C++、C#、Python、PHP、Visual Basic .NET、JavaScript、Perl、Ruby、Delphi/Object Pascal、Visual Basic、Objective-C、Swift、MATLAB、PL/SQL、OpenEdge ABL、R、Fortran、または当業者には明らかであろう他の言語などのオブジェクト指向プログラミング言語を使用して実装されてもよい。他のオブジェクト指向プログラミング言語を使用することもできる。代わりに、アセンブリ言語、手続き型言語、スクリプト言語、論理プログラミング言語を使用することもできる。
さらに、本開示に従う様々な態様および機能は、非プログラム環境(例えば、HTML5、HTML、XML、CSS、JavaScript、またはブラウザプログラムのウィンドウで表示されたときにグラフィカルユーザインタフェースの態様をレンダリングし、もしくは他の機能を実行する他のフォーマットで作成されたドキュメント)で実装されてもよい。さらに、本開示に沿った様々な実施形態は、プログラムされた要素またはプログラムされていない要素、またはそれらの任意の組合せとして実装され得る。例えば、ウェブページはHTMLを用いて実装され得、ウェブページ内から呼び出されるデータオブジェクトはC++で記述され得る。したがって、本開示は特定のプログラミング言語に限定されるものではなく、任意の適切なプログラミング言語を使用することもできる。
実施形態内に含まれる例示的なコンピュータ化デバイスは、本開示の範囲外の機能を実行してもよい。例えば、システムの態様は、例えば、ワシントン州レッドモンドのマイクロソフト社から入手可能なSQLサーバ、テキサス州オースティンのオラクル社から入手可能なオラクルデータベースまたはMySQLなどのデータベース管理システム、またはニューヨーク州アーモンクのIBM社から入手可能なWebSphereミドルウェアなどの統合ソフトウェアなどの既存の商用製品を使用して実装され得る。