ガラス製造装置の構成要素は、延長期間にわたって高温を受ける場合がある。ガラス製造装置の室温条件と高温作動条件間のサイクルは、ガラス製造装置の構成要素に応力を導入する場合がある。ガラス製造装置の構成要素への応力の規則的かつ継続的導入は、構成要素の早期故障に至る場合がある。更に、ガラス製造装置を通した溶融ガラスのスループットを高めることは、ガラス製造装置を通る溶融ガラスの適正な流れを保証するためにより高い温度の使用を必要とする場合がある。より高い作動温度は、ガラス製造装置の構成要素に導入される応力を更に増大させ、かつ次に構成要素の実用寿命を短縮する場合がある。
本発明の開示の第1の態様は、第1のアセンブリを含むガラス製造装置を含む。第1のアセンブリは、溶融ガラスを受け入れるための第1のコネクタチューブと、ベース上に配置された撹拌チャンバとを含む。撹拌チャンバは、第1のコネクタチューブに取り付けられた流入ポートと、少なくとも部分的に垂直下向きに流入ポートから離れるように延びるチャンバ導管と、チャンバ導管と流体連通してそこから溶融ガラスを受け入れる第1の部分及び垂直方向からある角度で延びてチャンバ導管から流れる溶融ガラスを向け直す第2の部分を含む屈曲導管とを含む。ガラス製造装置はまた、屈曲導管に接続されてそこから溶融ガラスを送出する第2のコネクタチューブであって、第2のコネクタチューブの少なくとも一部分が少なくとも部分的に垂直方向上向きに延びる上記第2のコネクタチューブと、第2のコネクタチューブに接続された送出容器とを含む第2のアセンブリを含む。ベース又は送出容器のうちの一方は、垂直方向に固定された基準点に取り付けられる。ベース又は送出容器のうちの他方のものは、第2のコネクタチューブの熱膨張に応答して移動可能である。第2のコネクタチューブの熱膨張に応答するベース又は送出容器のうちの他方のものの移動は、ベース又は送出容器のうちの他方のものの熱膨張に依存しない。
本発明の開示の第2の態様は、基準点に取り付けられたベース又は送出容器のうちの一方と機械接触する支持システムを更に含む第1の態様によるガラス製造装置を含み、支持システムは、ベース又は送出容器のうちの一方に関連付けられた重力荷重に対抗して加熱時に基準点から離れるその垂直膨張を容易にする。
本発明の開示の第3の態様は、基準点に取り付けられてベース又は送出容器のうちの一方を構造的に支持する支持構造体を更に含む第1から第2の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含み、支持システムは、ベース又は送出容器のうちの一方と基準点に取り付けられた支持構造体との間を延びる1又は2以上のバネアセンブリを含む。
本発明の開示の第4の態様は、送出容器が基準点に固定的に取り付けられ、ガラス製造装置が、第2のアセンブリと第1のアセンブリ間で水平方向に延びる撹拌チャンバ支持カートと、ベースから垂直に延びて撹拌チャンバを構造的に支持する撹拌チャンバ支持フレームと、ベースが撹拌チャンバの膨張に伴って撹拌チャンバ支持カートに対して垂直方向に移動するように撹拌チャンバ支持フレームを撹拌チャンバ支持カートに結合する1又は2以上の摺動ジョイントとを更に含む第1から第3の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第5の態様は、撹拌チャンバの重量を打ち消し、かつ撹拌チャンバへの力の印加を通じて撹拌チャンバの垂直膨張を許すように構成されたシステムを更に含む第1から第4の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第6の態様は、システムが、撹拌チャンバ支持カートに結合されたピボットアームに結合された重りを含む第1から第5の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第7の態様は、撹拌チャンバ支持フレームが、ベースに接続された複数の支持アームを含み、ガラス製造装置が、撹拌チャンバ支持フレームを撹拌チャンバ支持カートに結合する複数の摺動ジョイントを更に含み、複数の摺動ジョイントの各々が、撹拌チャンバ支持カートに取り付けられた支持スリーブを含み、支持スリーブの各々が、複数の支持アームのうちの1つに摺動可能に結合される第1から第6の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第8の態様は、システムが、撹拌チャンバ支持フレームの複数の支持アームに結合された複数の質量補償部材を含む第1から第7の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第9の態様は、複数の質量補償部材が、撹拌チャンバ支持フレームに対して垂直方向に弾性力を掛けるバネアセンブリを含む第1から第8の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第10の態様は、撹拌チャンバが、チャンバ導管と屈曲導管とを形成する金属容器と、金属容器を封入する保持器構造体とを含む第1から第9の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第11の態様は、金属容器が、屈曲導管の反対側の撹拌チャンバの上端に配置されたフランジを含み、撹拌チャンバが、フランジから外向きに延びる複数のフランジ延長部を更に含み、複数のフランジ延長部が、基準点に接続される第1から第10の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第12の態様は、複数のフランジ延長部と第1のアセンブリに結合された支持構造体との間を延びてフランジに対して上向き力を印加して撹拌チャンバの一部分の膨張を補助する複数の膨張補助器を更に含む第1から第11の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第13の態様は、撹拌チャンバが、金属容器を取り囲んで金属容器と保持器構造体間を延びる耐熱本体を更に含む第1から第12の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第14の態様は、第1から第13の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
14.保持器構造体が、金属容器を取り囲む複数の周方向セグメントと、金属容器を半径方向内向き方向に圧縮する複数の圧力ボルトアセンブリと、複数の周方向セグメントに対して周方向張力を印加する複数の引張バネアセンブリとを含む請求項13のガラス製造装置。
本発明の開示の第15の態様は、複数の引張バネアセンブリと複数の圧力ボルトとが、周方向交替配列に配置され、かつ第2のコネクタチューブの熱膨張からの金属容器内の歪みの蓄積を鈍らせるように構成される第1から第14の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第16の態様は、第2のコネクタチューブが、送出容器に向けて垂直方向との非ゼロ鋭角を形成する第3の方向に延びる流れ軸線を含む第1から第15の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第17の態様は、第2のアセンブリが、屈曲導管と送出容器間を第2のコネクタチューブのセグメントの周りに延びて支持フレームを各々が含む複数の支持モジュールを含む第1から第16の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第18の態様は、複数の支持モジュールのうちの連続するものの支持フレームが、第2のコネクタチューブの熱膨張時に複数の支持モジュールの端部が第2のコネクタチューブの流れ軸線に沿って移動するように、複数の摺動ジョイントを通じて互いに結合される第1から第17の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第19の態様は、複数の支持モジュールのうちの連続するものの支持フレーム間を延びる膨張補助アセンブリであって、支持フレームに対して第2のコネクタチューブの流れ軸線に沿って弾性力を印加するバネを含む上記膨張補助アセンブリを更に含む第1から第18の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第20の態様は、膨張補助アセンブリが、送出容器に近い第2のアセンブリの端部に配置される第1から第19の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第21の態様は、清澄容器から溶融ガラスを送出するための第1のコネクタチューブを含む第1のアセンブリとベース上に配置された撹拌チャンバとを含むガラス製造装置を含む。撹拌チャンバは、第1のコネクタチューブに取り付けられた流入ポートと、流入ポートから離れるように垂直下向きに延びて中心軸線を含むチャンバ導管と、チャンバ導管に接続されて溶融ガラスを第2の方向に向け直す屈曲導管とを含む。ガラス製造デバイスはまた、ベースに取り付けられて複数の撹拌チャンバ支持体を含む撹拌チャンバ支持フレームと、垂直に固定された送出容器への屈曲導管に接続されて少なくとも一部分が流れ軸線に沿って垂直方向上向きに延びる第2のコネクタチューブを含む第2のアセンブリと、第1のアセンブリと第2のアセンブリ間を延びる撹拌チャンバ支持カートとを含む。撹拌チャンバ支持カートは、撹拌チャンバの熱膨張時に撹拌チャンバ支持フレームが撹拌チャンバ支持カートに対して垂直方向に移動するように複数の摺動ジョイントを通じて撹拌チャンバ支持体に接続される。
本発明の開示の第22の態様は、撹拌チャンバ支持フレームが、ベースから垂直方向上向きに延びる複数の支持アームを含み、撹拌チャンバ支持カートが、複数の支持スリーブを含み、複数の支持アームの各々が、複数の支持スリーブのうちの1つを通って延び、摺動ジョイントが、複数の支持スリーブと第2のアセンブリ間に配置される第21の態様によるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第23の態様は、撹拌チャンバ支持フレームの複数の支持アームに結合されて撹拌チャンバに対して垂直方向に力を印加する複数の質量補償部材を更に含む第21から第22の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第24の態様は、複数の質量補償部材が複数のバネ部材を含む第21から第23の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第25の態様は、複数の質量補償部材が複数の水圧シリンダを含む第21から第24の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第26の態様は、撹拌チャンバ支持カートが流入ポートで支持ブラケットを通じて撹拌チャンバに取り付けられる第21から第25の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第27の態様は、流入ポートが、垂直方向に固定されたままに留まる撹拌チャンバの膨張中立点を含む第21から第26の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第28の態様は、撹拌チャンバが、チャンバ導管と屈曲導管とを形成する金属容器と、金属容器を封入する保持器構造体とを含み、金属容器が、屈曲導管の反対側の撹拌チャンバの上端に配置されたフランジを含む第21から第27の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第29の態様は、撹拌チャンバが、フランジから外向きに延びて撹拌チャンバ支持カートに接続された複数のフランジ延長部を更に含む第21から第28の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第30の態様は、撹拌チャンバが、金属容器と保持器構造体間で金属容器を封入する耐熱本体を更に含む第21から第29の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第31の態様は、複数のフランジ延長部と撹拌チャンバ支持カートに接続されたフランジ支持構造体との間を延び、フランジに対して上向き力を印加して撹拌チャンバの一部分の膨張を補助する複数の膨張補助器を更に含む第21から第30の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第32の態様は、保持器構造体が、耐熱本体の周りで周方向に保持器構造体に対して張力を印加する複数の引張バネアセンブリと、耐熱本体を通じて金属容器に対して半径方向に圧力を印加する複数の圧力ボルトアセンブリとを含む第21から第31の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第33の態様は、複数の引張バネアセンブリと複数の圧力ボルトが、周方向交替配列に配置され、かつ第2のコネクタチューブの熱膨張に関連付けられた金属容器内の歪みの蓄積を鈍らせるように構成される第21から第32の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第34の態様は、第2のアセンブリが、屈曲導管と送出容器間を第2のコネクタチューブのセグメントの周りに延びる複数の支持モジュールを含み、支持モジュールのうちの連続するものが、第2のコネクタチューブの熱膨張時に複数の支持モジュールの端部が第2のコネクタチューブの流れ軸線に沿って移動するように、複数の摺動ジョイントを通じて互いに結合される第21から第33の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第35の態様は、複数の支持モジュールのうちの連続するものの間を延びる膨張補助アセンブリであって、第2のコネクタチューブの流れ軸線に沿って弾性力を印加するバネを含む上記膨張補助アセンブリを更に含む第21から第34の態様のうちのいずれかによるガラス製造装置を含む。
本発明の開示の第36の態様は、ガラス製造装置の撹拌チャンバの流出ポートでの応力を軽減する方法であり、本方法は、撹拌チャンバの流入ポートの中に溶融ガラスを導入し、それによって溶融ガラスを撹拌チャンバの金属容器に貫流させ、更に流出ポートに接続されたコネクタチューブの中に流し込んでガラス製造装置の送出容器まで流す段階を含み、コネクタチューブは、流出ポートと送出容器間で部分的に垂直方向上向きに延びる流れ軸線を含み、溶融ガラスとコネクタチューブ間の接触は、コネクタチューブの軸線に沿う熱膨張を引き起こし、撹拌チャンバは、ベース上に配置される。本方法はまた、コネクタチューブの熱膨張の結果としての送出容器とベース間の相対運動を許して流出ポートでの応力の蓄積を軽減する段階を含む。
本発明の開示の第37の態様は、溶融ガラスが、撹拌チャンバの金属容器の垂直方向の熱膨張を引き起こし、ベースが、流入ポートと送出容器間を延びる撹拌チャンバ支持カートに撹拌チャンバ支持フレームを通じて取り付けられ、送出容器とベース間の相対運動を許す段階が、金属容器の熱膨張に応答して撹拌チャンバ支持フレームの支持部材を撹拌チャンバ支持カートに対して複数の摺動ジョイントを通じて摺動させる段階を含む第36の態様による方法を含む。
本発明の開示の第38の態様は、流入ポートの中への溶融ガラスの導入の前に撹拌チャンバ支持フレームに対して垂直方向上向きの力を印加することによって撹拌チャンバの重量を相殺する段階を更に含む第36から第37の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第39の態様は、送出容器とベース間の相対運動を許す段階が、第2のコネクタチューブの熱膨張に応答して送出容器を水平方向に並進させる段階を含む第36から第38の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第40の態様は、流入ポートの中への溶融ガラスの導入の前に金属容器のフランジから半径方向外向きに延びる複数のリンケージを通して金属容器をベースに取り付ける段階を更に含む第36から第39の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第41の態様は、溶融ガラスの導入の前にフランジの重量を相殺する段階を更に含む第36から第40の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第42の態様は、コネクタチューブの軸線に沿う膨張を膨張補助器を用いて補助する段階を更に含む第36から第41の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第43の態様は、溶融ガラスを導入した後に金属容器の周りで周方向に分散された複数の圧力ボルトアセンブリを通じて金属容器に半径方向圧力を印加して歪みの蓄積を回避する段階を更に含む第36から第42の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本発明の開示の第44の態様は、複数の圧力ボルトアセンブリが、金属容器を封入する保持器構造体に対して半径方向圧力を印加し、本方法が、複数の引張バネアセンブリを通じて保持器構造体を周方向に引張する段階を更に含む第36から第43の態様のうちのいずれかによる方法を含む。
本明細書に開示する支持構造体及びそれを含むガラス製造装置の追加の特徴及び利点を以下の詳細説明に示し、これらの特徴及び利点は、当業者には部分的にこの説明から明らかであり、又は以下の詳細説明を含む本明細書、特許請求の範囲、及び添付図面に説明する実施形態を実施することによって認識されるであろう。
以上の基本説明と以下の詳細説明との両方は、様々な実施形態を説明し、主張する主題の性質及び特質を理解するための概要又はフレームワークを提供するように意図していることは理解されるものとする。添付図面は、様々な実施形態の理解をもたらすために含めたものであり、本明細書の中に組み込まれてその一部を構成する。これらの図面は、主張する主題の原理及び作動を解説する説明と共に本明細書に説明する様々な実施形態を示している。
ここで、溶融ガラス送出装置及びそれを含むガラス製造装置に適する支持構造体の実施形態に詳細に言及することにし、その例を添付図面に例示している。図面を通して同じか又は類似の部分を示すために、可能な場合は必ず同じ参照番号を使用する。実施形態では、本明細書に説明するガラス製造装置は、溶融ガラスを受け入れる清澄容器と、清澄容器から受け入れた溶融ガラスを均一化するための撹拌装置を含む撹拌チャンバと、溶融ガラスを望ましい形状に形成するための形成装置に溶融ガラスを向け直す送出容器とを含む。撹拌チャンバは、清澄容器と送出容器との両方に第1のコネクタチューブと第2のコネクタチューブとを用いて流体的に接続することができる。コネクタチューブ及び撹拌チャンバの中への溶融ガラスの導入は、コネクタチューブ及び撹拌チャンバの熱膨張を引き起こす場合がある。本明細書に説明するガラス製造装置の様々な構造的態様は、第2のコネクタチューブに接続された撹拌チャンバの底部分での応力及び歪みの蓄積を防止する。実施形態では、本明細書に説明する支持構造体は、ガラス製造装置の様々な構成要素の熱膨張中に撹拌チャンバのベースと送出容器とが互いに対して移動することを許して応力及び歪みの蓄積を回避する。例えば、実施形態では、送出容器は、垂直軸線に沿って固定された基準点(例えば、ガラス製造装置がその中に配置された建物内の構造体)に取り付けられる。送出容器には撹拌チャンバ支持カートを接続し、垂直軸線に沿って固定することができる。撹拌チャンバのベースは、撹拌チャンバ支持フレームと撹拌チャンバ支持カートの間に形成された複数の摺動ジョイントを通じて撹拌チャンバ支持カートに接続することができる。そのような摺動ジョイントは、撹拌チャンバの熱膨張に関連付けられた撹拌チャンバのベースの垂直軸線に沿う移動を許し、それによって撹拌チャンバの底部での歪みの蓄積を回避することができる。
熱膨張中の撹拌チャンバのベースと送出容器とのそのような相対運動は、第2のコネクタチューブの膨張からもたらされる応力及び歪みの蓄積を回避することができる。例えば、実施形態では、撹拌チャンバは、撹拌チャンバ軸線に沿って延びるチャンバ導管と、チャンバ導管から延びる屈曲導管とを含む。屈曲導管は、チャンバ導管を第2のコネクタチューブに接続することができる。実施形態では、第2のコネクタチューブは、少なくとも部分的に垂直軸線に沿って第2のコネクタチューブの無抑制熱膨張が発生するように撹拌チャンバに対してある角度で延びる第2のコネクタチューブ軸線を含む。ベースと送出容器間の相対移動を許すことにより、第2のコネクタチューブの垂直軸線に沿う熱膨張を容易にし、応力の蓄積量は、送出容器とベースとの両方が垂直軸線に沿って固定されたガラス製造装置に存在する応力蓄積量よりも低減することができる。実施形態では、第2のコネクタチューブは、撹拌チャンバと送出容器間で第2のコネクタチューブの異なる軸線方向セグメントに沿って延びる複数の支持モジュールによって支持される。そのような支持モジュールは、第2のコネクタチューブの熱膨張に関連付けられたコネクタチューブ軸線に沿うモジュールの相対移動を許す複数の摺動ジョイントを通じて互いに結合された支持フレームを含むことができる。実施形態では、そのような支持モジュール間に膨張補助器部材が延びてコネクタチューブ軸線に沿うそのような膨張を容易にし、歪みの蓄積を回避することができる。
本明細書に説明する撹拌チャンバの追加の態様は、その熱膨張を容易にするように設計することができる。実施形態では、撹拌チャンバは、溶融ガラスに接触する金属容器と、それを封入して断熱する耐熱本体と、金属容器及び耐熱容器を支持する保持器構造体とを含む。耐熱本体は、適切な耐熱材料(例えば、1又は2以上のセラミック)で構成することができる。保持器によって耐熱本体に対する十分な圧力を変わらずに維持しながら金属容器の熱膨張を許す(それによってガラス圧力水頭の増大によって引き起こされる半径方向歪みの蓄積を回避する)ために、保持器は、複数の圧力ボルトアセンブリと、撹拌チャンバの周方向の周りに分散された引張バネアセンブリとを含むことができる。実施形態では、撹拌チャンバは、その上端から延びるフランジを含む。フランジから複数のフランジ延長部が延びて金属容器を撹拌チャンバ支持カートに接続することができる。そのような接続は、フランジを撹拌チャンバの耐熱本体及び保持器を設置するための製作基準(すなわち、データ)として確立し、それによって加工中に撹拌チャンバの底部を固定する必要性を排除し、更にそれによって膨張抑制を回避する。
本明細書に使用する時に、「固定された」という用語は、基準フレーム内の構成要素の可動性及び2又は3以上の構成要素間の接続方式を指すことができる。単一構成要素を「固定された」と記す時に、構成要素は、基準座標系(例えば、地面又は建物に関する)内で静止状態にあるとすることができる。第1の構成要素が第2の構成要素に「固定された」又は「固定的に取り付けられた」時に、これら2つの構成要素は、少なくともそれらの間の接続点では互いに対して移動しない。
本明細書では、範囲を「約」1つの特定値から及び/又は「約」別の特定値までとして表す場合がある。そのような範囲を表す時に、別の実施形態は、1つの特定値から及び/又は他の特定値までを含む。同様に、値を前置修飾語「約」を用いて近似値として表す時に、特定値は別の実施形態を形成することは理解されるであろう。範囲の各々のものの端点は、他の端点と関係する場合と他の端点とは無関係の場合との両方で有効であることは更に理解されるであろう。
本明細書に使用する方向指示用語、例えば、上、下、右、左、前、後、上部、底部は、図に関してのみ使用するものであり、絶対的な向きを示唆するように意図したものではない。
他に明示しない限り、本明細書に示すいずれの方法もその段階を特定の順序で実施することを必要とすると解釈されることも又はいずれかの装置に関して特定の向きを必要とすることも決して意図していない。従って、方法請求項の段階が辿るべき順序を本方法の請求項が実際に列挙していない場合又はいずれかの装置請求項が個々の構成要素に対する順序又は向きを実際に列挙していない場合に、又は特許請求の範囲又は本明細書では、段階を特定の順序に限定されることは、他に具体的に説明されていない場合又は装置の構成要素に対する特定の順序又は向きを列挙していない場合に、順序又は向きをいずれかの点に関して推測されることを決して意図していない。これは、段階の配置、作動フロー、構成要素の順序、又は構成要素の向きに関する論理事項と、文法構成又は句読点から引き出される明白な意味と、本明細書に説明する実施形態の個数又はタイプとを含む解釈を与える際に考え得るあらゆる非明示的基本事項に関して適用される。
本明細書に使用する時に、状況が他に明確に定めない限り、単数形「a」、「an」、及び「the」は、複数の指示物を含む。従って、例えば、単に「構成要素」と示した場合に、状況が他に明確に示さない限り、2又は3以上のそのような構成要素を有する態様を含む。
例として図1を参照すると、溶融ガラスからガラス製品を形成するためのガラス製造装置10の実施形態が示されている。ガラス製造装置10は、溶融器11と、清澄システム13と、撹拌チャンバ14と、送出容器18と、形成装置20とを含むことができる。溶融器11の中にバッチ入口ポート12を通してガラスバッチ材料が導入される。バッチ材料は、溶融器11内で溶融されて溶融ガラス16が形成される。溶融器11は、コネクタチューブ50を用いて清澄システム13に流体的に結合される。溶融ガラス16は、溶融器11からコネクタチューブ50を通って清澄システム13の中に流れ込む。
清澄システム13は、溶融器11から溶融ガラス16を受け入れる高温加工区域を含むことができる。溶融ガラス16が清澄システム13に存在する間に、溶融ガラス16から溶解ガス及び/又は気泡が除去される。清澄システム13は、撹拌チャンバ14に第1のコネクタチューブ15によって流体的に結合することができる。すなわち、清澄システム13から撹拌チャンバ14に流れる溶融ガラスは、第1のコネクタチューブ15を貫流することができる。溶融ガラス16が撹拌チャンバ14を通過する時に、溶融ガラス16を均一化するために撹拌することができる。更に、溶融ガラスが撹拌チャンバ14から第2のコネクタチューブ17を通って送出容器18に流れるように、撹拌チャンバ14を第2のコネクタチューブ17によって送出容器18に流体的に結合することができる。図1に示すように、第2のコネクタチューブ17は、少なくとも部分的に垂直軸線(図1に示すZ軸線)に沿って上向きに延びる。第2のコネクタチューブ17の上向き延長は、ガラス製造装置10の中を流れる溶融ガラス16の圧力を調整するように機能することができる。例えば、実施形態では、第2のコネクタチューブ17の上向き延長は、撹拌チャンバ14が発生させる圧力がない時の送出容器18への溶融ガラスの流れを防止することができる。例えば、撹拌チャンバ14は、溶融器11から送出容器18への溶融ガラスの移動を誘起するガラス圧力水頭を発生させる撹拌装置を含むことができる。第2のコネクタチューブ17の上向き延長の結果としての溶融ガラスは、撹拌装置の作動がない時に形成装置20に流れることができない。
送出容器18は、下降管19を通して形成装置20の中に溶融ガラス16を供給する。形成装置20は、例えば、溶融ガラスをリボン、チューブ、又はブールなどのようなガラス製品に形成するための融合延伸機械又は別の形成装置とすることができるがこれらに限定されない。図1に描かれた実施形態では、形成装置20は、入口24及び形成容器30がその中に配置されたエンクロージャ22を含む融合延伸機械である。下降管19からの溶融ガラス16は、形成容器30に至る入口24の中に流れ込む。形成容器30は、溶融ガラス16を受け入れる開口部32を含む。溶融ガラス16は、凹部33の中に流れ込むことができ、次に、溢流して形成容器30の2つの収束側面34aと34bとに沿って流れ、その後に、これら2つの側面が接合する形成容器30のベース36で互いに融合し、その後に、接触され、更に下流方向41に延伸されて切れ目のないガラスリボン38が形成される。
図1は、融合延伸機械を用いてガラスリボンを形成するためのガラス製造装置10を示すが、ガラスリボンを形成するには、フロートガラス工程又はスロット延伸工程などを含むがこれらに限定されない他の工程を使用することができる。更に、ガラス製造装置10をガラスリボンを形成するのに使用するものとして示すが、ガラスチューブ、ガラスシリンダ、及びブールなどを含むがこれらに限定されないガラスシート以外のガラスストック材料を形成するために他のガラス製造装置を使用することができる。
ガラス製造装置10は、室温で構成され、その後に、高い温度で作動させることができる。ガラス製造装置10の構成要素を作動温度まで加熱することにより、構成要素の寸法サイズは、これらの構成要素の各々の熱膨張率に従って拡大する。例えば、コネクタチューブ15、17、及び50、並びに撹拌チャンバ14は、耐熱金属から形成することができ、加熱時に熱膨張することができる。ガラス製造装置10の構造は、1又は2以上の構成要素の膨張を抑制し、作動温度まで加熱された時に構成要素内に応力の蓄積に至る場合がある。図1に示すように、例えば、撹拌チャンバ14の底部分40がベース42上に配置され、撹拌チャンバ14は、第2のコネクタチューブ17に接続される。ベース42は固定する(すなわち、機械的に床面設置する)ことができる。ベース42は、垂直軸線に沿う下向き(例えば、負のZ方向)の撹拌チャンバ14の膨張を抑制し、撹拌チャンバ14の底部分40の中への応力の蓄積に至る場合がある。同様に、ベース42は、第2のコネクタチューブ17のその軸線に沿う膨張を抑制し、撹拌チャンバ14と第2のコネクタチューブ17の間の移行部での応力及び歪みの蓄積に至る場合もある。撹拌チャンバ14及び第2のコネクタチューブ17内のそのような応力及び歪みの蓄積は、構成要素の故障に至り、ガラス製造装置10の作動を中断させる場合がある。
本明細書では、撹拌チャンバ14、第2のコネクタチューブ17、及び送出容器18に対する支持構造体であって、そのような応力及び歪みの蓄積を回避するためにそれらの熱膨張を受け入れる上記支持構造体を開示している。本発明の開示の支持構造体は、撹拌チャンバ14がその上に配置されたベース42と送出容器18が取り付けられた基準支持体44との間の相対移動を容易にする。実施形態では、基準支持体44は、ガラス製造装置10の基準フレーム内に固定することができる。例えば、実施形態では、基準支持体44は、ガラス製造装置10が配置された設置面又は建物の壁に固定的に取り付けられた装着構造体を含む。実施形態では、本明細書に説明する支持構造体は、ガラス製造装置10の様々な構成要素の熱膨張に応答して垂直軸線(例えば、図1に示す座標軸線のZ軸線)に沿う基準支持体44に対するベース42の移動を容易にする。加熱時に、例えば、撹拌チャンバ14(又はその一部分)が垂直軸線に沿って膨張し、ベース42を垂直軸線に沿って下向き(例えば、図1に示す負のZ方向)に移動することができる。既存ガラス製造装置では、ベース42は、基準支持体44に対して固定され(例えば、基準支持体44に対するベース42の位置決めがガラス製造装置10の様々な構成要素の熱膨張中に変化しないように)、それによって撹拌チャンバ14及び第2のコネクタチューブ17の下向き膨張を抑制することができる。垂直軸線に沿うベース42の可動性は、撹拌チャンバ14のそのような下向き膨張を許し、熱膨張からもたらされる応力及び歪みの蓄積を回避する。
実施形態では、本明細書に説明する支持構造体は、ガラス製造装置10の様々な構成要素の熱膨張中に水平軸線(例えば、図1に示す座標軸線のX軸線)に沿う送出容器18の移動を容易にする。送出容器18のそのような水平移動は、撹拌チャンバ14の底部分40の近くでの第2のコネクタチューブ17内の応力及び歪みの蓄積を軽減させることができる。次に、ベース42と送出容器18との間でそのような相対運動を可能にするための支持構造体の様々な態様を以下に説明する。
図2Aは、図1に関して本明細書に説明したガラス製造装置10の構成要素を構造的に支持する支持構造体100を概略で描いている。実施形態では、支持構造体100は、図1に関して本明細書に説明したガラス製造装置10の第1のコネクタチューブ15、撹拌チャンバ14、及び第2のコネクタチューブ17を支持するための様々な構成要素を含む。図2Aに示すように、支持構造体100は、清澄システム13(図2Aには示していない)と撹拌チャンバ14との間を延びる第1のアセンブリ104と、撹拌チャンバ14と送出容器18の間を延びる第2のアセンブリ106とを含む。第1のアセンブリ104は、第1のコネクタチューブ15を構造的に支持する第1の支持フレーム210を含み、第2のアセンブリ106は、第2のコネクタチューブ17を構造的に支持する第2の支持フレーム212を含む。実施形態では、第1及び第2の支持フレーム210及び212は、例えば、構造用鋼又は類似の耐荷材料等であるがこれらに限定されない耐荷材料から形成された複数の支持部材を含む。実施形態では、第1及び第2のアセンブリ104及び106は、第1の支持フレーム210と第1のコネクタチューブ15との間及び第2の支持フレーム212と第2のコネクタチューブ17との間を延びる耐熱本体(示していない)を更に含む。耐熱本体は、第1のコネクタチューブ15と第2のコネクタチューブ17とを断熱することができる。実施形態では、第1及び第2のアセンブリ104及び106は、各々が別々の支持フレームによって構造的に支持された複数のモジュールを含む。実施形態では、これらのモジュールの各々は、第1又は第2のコネクタチューブ15又は17の一方の別々の軸線方向セグメントを構造的に支持する。実施形態では、溶融ガラスは、第1及び第2のアセンブリ104及び106の隣接するモジュール間で漏出することが許される。溶融ガラスが冷却されて固化すると、モジュールのうちで隣接するものの間にガラスシールが形成され、溶融ガラスを第1及び第2のコネクタチューブ15及び17の中に閉じ込める。第1及び第2のアセンブリ104及び106のそのようなセグメント分割は、第1及び第2のコネクタチューブ15及び17の熱膨張の受け入れを容易にする。
実施形態では、第2のコネクタチューブ17は、水平方向(例えば、図2Aに示す座標軸線の正のX方向)に対して仰角αを延びる第2のコネクタチューブ軸線202を含む。第2のコネクタチューブ軸線202は、撹拌チャンバ14と送出容器18の間を延びる溶融ガラス16(図1を参照されたい)に対する流れ軸線とすることができる。仰角αは、第2のコネクタチューブ17を通って進行する溶融ガラスが送出容器18に到達するために打ち勝つ溶融ガラスの流れに対抗する重力を確立する。実施形態では、溶融ガラスが撹拌チャンバ14を通って進行する時に溶融ガラス内に圧力が蓄積される。蓄積された圧力は、第2のコネクタチューブ17の上向き延長及び関連の重力に打ち勝つのに十分である。実施形態では、撹拌チャンバ14の中に配置された撹拌装置(示していない)が、溶融ガラスが送出容器18に到達するほど十分な圧力を発生させるのに寄与する。撹拌装置が無効であり、溶融ガラスを加圧していない場合に、溶融ガラスは送出容器18に到達することができない。仰角αは、溶融ガラスの流路内に追加の構成要素(例えば、停止ピンなど)を配置することなく溶融ガラス流を防止することを容易にすることができる。
実施形態では、送出容器18がその上に配置される基準支持体44は、係止構造体(例えば、ガラス製造装置10がその中に配置される建物に関連付けられる)に固定的に取り付けられる装着プラットフォームを含む。実施形態では、送出容器18は、基準支持体44に固定的に取り付けられる。従って、送出容器18は、隣接構成要素(例えば、第2のコネクタチューブ17)の熱膨張に関係なく固定されたままに留まることができる。送出容器18のそのような固定を前提として支持構造体100は、送出容器18に接続された撹拌チャンバ支持カート214を含む。撹拌チャンバ支持カート214は、基準支持体44に固定的に取り付けられ(例えば、送出容器18に関連付けられた支持構造体を通して)、ガラス製造装置10の様々な構成要素に対して構造的支持を提供する。図2Aに示すように、撹拌チャンバ支持カート214は、撹拌チャンバ14と送出容器18との間で少なくとも部分的に水平方向(例えば、図2Aに示す±X方向)に延びる支持アーム216を含む。支持アーム216は、アタッチメントアーム226を通して基準支持体44に接続することができる。実施形態では、支持アーム216は、基準支持体44に対する撹拌チャンバ支持カート214の水平移動を許すようにアタッチメントアーム226に移動可能に結合される。
引き続き図2Aを参照すると、撹拌チャンバ支持カート214は、支持アーム216から延びる延長アーム218を更に含む。延長アーム218は、それが第1のアセンブリ104を垂直に支持するように1又は2以上の支持ブラケット220を通して第1のアセンブリ104の第1の支持フレーム210に取り付けられる。支持アーム216及び延長アーム218は、複数の軌道アセンブリ222によって更に支持される。複数の軌道アセンブリ222は、軌道アセンブリ222がガラス製造装置10の基準フレームの中に機械的に接地される(すなわち、位置的に固定される)ように、ガラス製造装置10がその中に配置された建物に結合された支持構造体(示していない)に固定的に取り付けることができる。実施形態では、複数の軌道アセンブリ222は、実質的に水平方向に延びる軌道を含む。複数の軌道アセンブリ222に対する撹拌チャンバ支持カート214の移動を容易にするために、複数のローラーアセンブリ224が複数の軌道アセンブリ222と摺動可能に係合する。実施形態では、第1及び第2のコネクタチューブ15及び17の熱膨張は、ローラーアセンブリ224と軌道アセンブリ222の間の移動可能接続によって延長アーム218を支持アーム216に対して摺動させることが可能である。実施形態では、第2のコネクタチューブ17の熱膨張に関連付けられた支持アーム216の水平移動を容易にするために、支持アーム216は、支持アーム216を通して送出容器18に移動可能に取り付けられる。従って、複数の軌道アセンブリ222及び複数のローラーアセンブリ224は、第1及び第2のアセンブリ104及び106に垂直方向の構造的支持を変わらずに提供しながら第1及び第2のコネクタチューブ15及び17の水平熱膨張を補助する。
実施形態では、複数のローラーアセンブリ224は、調節ボルトを通して延長アーム218に取り付けられる。調節ボルトは、加熱時の撹拌チャンバ14の垂直方向の熱膨張に応答して手動で調節することができる。実施形態では、例えば、撹拌チャンバ14は、その軸線108に沿って少なくとも部分的に上向きに膨張することができ、従って、第2のコネクタチューブ17が取り付けられた流入ポートが上向きに移動する。調節ボルトは、撹拌チャンバ14の流入ポートでの歪みの蓄積及びそれに関連付けられた潜在的な漏出を回避するために撹拌チャンバ14の垂直膨張に関連付けられた第1のアセンブリ104の移動を容易にすることができる。調節ボルトはまた、第1のアセンブリ104の重量が撹拌チャンバ14の垂直膨張を阻むことを防止することができる。
実施形態では、支持構造体100の様々な態様は、撹拌チャンバ14の垂直膨張を受け入れるように調節ボルトを手動で調節する必要性を低減するように設計することができる。図2Aに示すように、支持構造体100は、撹拌チャンバ14のベース42から延びる撹拌チャンバ支持フレーム110を含む。撹拌チャンバ支持フレーム110は、撹拌チャンバ14の軸線108に対して実質的に平行にベース42から垂直に延びる複数の撹拌チャンバ支持アーム112を含む。実施形態では、複数の撹拌チャンバ支持アーム112は、撹拌チャンバ14に結合され、それによって撹拌チャンバ14に対して構造的支持を提供する保持器構造体116に取り付けられる。
次に、図2A及び図2Bを参照すると、支持構造体100は、撹拌チャンバ支持カート214に固定的に取り付けられた撹拌チャンバ支持構造体118を更に含む。撹拌チャンバ支持構造体118は、撹拌チャンバ支持カート214に取り付けられた複数の撹拌チャンバ支持部材120を含む。複数の撹拌チャンバ支持部材120は、垂直にかつ撹拌チャンバ14の軸線108に対して実質的に平行に延びることができる。実施形態では、複数の撹拌チャンバ支持部材120は、撹拌チャンバ支持フレーム110の複数の撹拌チャンバ支持アーム112を受け入れるスリーブを含む。実施形態では、複数の撹拌チャンバ支持部材120は、それらと複数の撹拌チャンバ支持アーム112との間を延びる間隙124が存在するように複数の撹拌チャンバ支持アーム112の周方向寸法よりも大きいキャビティを定めるように寸法決めされる。間隙124は、第1のアセンブリ104の重量を撹拌チャンバ14から隔離し、従って、第1のアセンブリ104の重量が撹拌チャンバ14の垂直膨張を抑制することを防止する。
実施形態では、撹拌チャンバ支持アーム112は、撹拌チャンバ支持アーム112の中に配置されて複数の摺動ジョイントを提供する。摺動ジョイントは、撹拌チャンバ14の熱膨張に応答して複数の撹拌チャンバ支持部材120に対する複数の撹拌チャンバ支持アーム112の移動を容易にして案内するように構成することができる。実施形態では、摺動ジョイントは、複数の撹拌チャンバ支持部材120によって定められたキャビティ内の複数の撹拌チャンバ支持アーム112の移動からの摩擦を低減するために間隙124の各々の中に配置された1又は2以上の軸受(例えば、玉軸受、ころ軸受、流体軸受、又は他の適切なタイプの軸受)を含む。実施形態では、摺動ジョイントは、撹拌チャンバ14の予め決められた熱膨張経路に基づいて複数の撹拌チャンバ支持アーム112の相対移動を案内するように構成される。例えば、ガラス製造装置10の様々な構成要素(図1を参照されたい)の間の相互接続に基づいて、軸線108が延びる方向が、ガラス製造装置10の熱状態に依存して若干変化することができる(例えば、第2のコネクタチューブ17の膨張は、軸線108の僅かな時計周り回転をもたらす場合がある)。複数の撹拌チャンバ支持部材120及びその中に配置された摺動ジョイントは、軸線108に沿う複数の撹拌チャンバ支持アーム102の移動を許す(例えば、そのような移動に対して十分なクリアランスを提供することにより)のに加えて全体の撹拌チャンバ14のそのような回転移動を許すように設計することができる。例えば、撹拌チャンバ支持アーム112と撹拌チャンバ支持部材120の間の間隙124は、撹拌チャンバ14の垂直方向の熱膨張も容易にしながら撹拌チャンバ14の僅かな回転を受け入れることができる。
複数の撹拌チャンバ支持アーム112が撹拌チャンバ支持カート214に対して移動することを許すことにより、撹拌チャンバ支持構造体118は、撹拌チャンバ14の底部分40(図1を参照されたい)の熱膨張に関連付けられたベース42の垂直下向きの移動を容易にする。間隙124の結果としてベース42は、送出容器18が留められた基準支持体44に対して垂直に移動することが許される。ベース42のそのような可動性は、撹拌チャンバ14と第2のコネクタチューブ17の両方の軸線方向熱膨張を容易にし、それによってこれら内の応力及び歪みの蓄積を防止する。
図2Cは、本明細書に説明する撹拌チャンバ14の金属容器126を概略で描いている。実施形態では、金属容器126は、プラチナ、プラチナ合金、又は他の適切な材料のような金属材料から構成される。金属容器126は、流入ポート128と流出ポート130とを含む。流入ポート128は、第1のコネクタチューブ15(図1を参照されたい)と流体連通している開口部を含み、そこから撹拌チャンバ14の中への溶融ガラスの流入を可能にする。流入ポート128を通って金属容器126の中に流入すると、溶融ガラスは、流出ポート130に向けてチャンバ導管132及び屈曲導管134を通して案内される。チャンバ導管132は、そこを通して重力が溶融ガラスを屈曲導管134に向けて軸線108に沿って誘導するように垂直方向に沿って延びる。屈曲導管134は、溶融ガラス流を第2のコネクタチューブ17(図1を参照されたい)に向けて向け直す。屈曲導管134は、チャンバ導管132から実質的に垂直方向(例えば、図2Cに示す座標系のZ方向)に延びる第1の部分136と、それに対してある角度で(例えば、垂直又は実質的に垂直に)延びる第2の部分138とを含む。第2の部分138は、流出ポート130を定め、本明細書に説明する送出容器18への溶融ガラスの送出に向けて第2のコネクタチューブ17に取り付けることができる。
図2Cに示すように、金属容器126は、屈曲導管134から延びる排出チューブ140を更に含む。実施形態では、排出チューブ140は、ガラス製造装置10が生産のための使用状態にない時に溶融ガラスを撹拌チャンバ14(及びガラス製造装置10の他の部分)から排出するのに使用される。実施形態では、排出チューブ140は、ベース42(図1を参照されたい)を通って延び、溶融ガラスを撹拌チャンバ14から抜き取るための経路を提供する。実施形態では、排出チューブ140は、ベース42に固定的に取り付けられず、排出チューブ140の一部分が金属容器126の熱膨張に応答してベース42に対して摺動することができるようにベース42と摺動可能に係合する。排出チューブ140の垂直方向のそのような可動性は、金属容器126の下向き膨張の抑制を有利に防止する。例えば、排出チューブ140がベース42に固定的に取り付けられる場合に、金属容器126の下向き膨張が抑制されてチャンバ導管132の下側部分142及び屈曲導管134内に歪み及び座屈応力がもたらされる場合がある。排出チューブ140の垂直可動性を可能にすることにより、本明細書に説明する支持構造体100は、そのような歪み及び座屈応力を有利に回避し、それによって潜在的な漏出を回避し、ガラス製造装置10の長期運用性を容易にする。
実施形態では、屈曲導管134の第2の部分138は、第2のコネクタチューブ17とは異なる方向に延びることができる。描かれた実施形態では、例えば、第2の部分138は、水平方向(例えば、図2Cに示す座標系のX方向)に延び、それに対して第2のコネクタチューブ17は、水平方向に対して仰角αにある第2のコネクタチューブ軸線202(図2Aを参照されたい)に沿って延びる。その結果、少なくとも部分的に垂直下向きに第2のコネクタチューブ17の軸線方向膨張が発生する。それを前提として本明細書に説明する排出チューブ140の可動性は、第2のコネクタチューブ17の軸線方向膨張も許し、それによって第2のコネクタチューブ17と屈曲導管134の間の接続点での歪みの蓄積を回避する。
既存ガラス製造装置では、撹拌チャンバ14の追加構成要素(例えば、耐熱本体及び保持器構造体)に対する製作ベースを提供するためにベース42と排出チューブ140とは垂直に固定される。排出チューブ140の固定は、金属容器126の周りでのそのような追加構成要素の構成を可能にするために金属容器126を定位置に保持することができる。しかし、描かれた実施形態では排出チューブ140が移動可能であるので、撹拌チャンバ14の組立を容易にするために金属容器126の1又は2以上の代替場所を固定することができる。実施形態では、金属容器126は、その上端にフランジ144を含む。一般的に、フランジ144は、金属容器126内で溶融ガラスを加熱するために電流を金属容器126に供給する電流源に対する接続点として機能する。描かれた実施形態では、フランジ144は、既存ガラス製造装置内で一般的に排出チューブ140によって提供される製作基準として機能する。フランジ144は、撹拌チャンバ14の組立を容易にするためにガラス製造装置10の基準フレームの中に固定することができる(示していない)。
次に、図2Dを参照すると、フランジ144は、金属容器126の本体から半径方向外向きに(例えば、軸線108、フランジ144の主部分から半径方向に離れるように)延びる複数のフランジ延長部146を含む。フランジ延長部146は、フランジ144の残余と同じ材料から構成することができる。フランジ延長部146は、複数のボルトアセンブリ148を通して撹拌チャンバ支持構造体118に取り付けられる。図2Dに描かれた実施形態では、撹拌チャンバ支持構造体118は、複数の撹拌チャンバ支持部材120に取り付けられた複数の支持ブラケット150を含む。複数の支持ブラケット150の各々は、軸線108に対して垂直又は実質的に垂直に(例えば、垂直の20°内で)延びる支持面152を含む。複数のボルトアセンブリ148は、フランジ延長部146と複数の支持ブラケット150の支持面152との間を延びて金属容器126のフランジ144を垂直方向に固定する。すなわち、撹拌チャンバ支持構造体118は、金属容器126のフランジ144によって撹拌チャンバ14に対する製作基準として機能する。実施形態では、例えば、フランジ144は、複数のフランジ延長部146を通して撹拌チャンバ支持カート214に固定的に取り付けられて金属容器126の周りでの撹拌チャンバ14の残余の組立を容易にする。
実施形態では、複数のボルトアセンブリ148の各々は、バネアセンブリ154を含む。実施形態では、各バネアセンブリ154は、撹拌チャンバ支持構造体118の支持面152のうちの1つとバネアセンブリ154のハウジングとの間で圧縮されるバネ又は他の適切な弾性部材を含む。そのような圧縮の結果としてバネアセンブリ154は、フランジ144に対して軸線108に沿って垂直方向上向きに力を印加する。バネアセンブリ154によって印加される力は、流入ポート128とフランジ144の間を延びる金属容器126の上側部分156(図2Cを参照されたい)の熱膨張を容易にすることができる。従って、フランジ延長部146は、金属容器126の複数の異なる部分の熱膨張、すなわち、ベース42に対する排出チューブ140の可動性を可能にすることにより、下側部分142の熱膨張、更にフランジ144及びそこに取り付けられたいずれかの構成要素の重量に対抗する力を与えるバネアセンブリ154を通して撹拌チャンバ支持構造体118との機械的接続を容易にすることによって上側部分156の熱膨張を容易にする。
引き続き図2Dを参照すると、撹拌チャンバ支持構造体118は、金属容器126の流入ポート128を構造的に支持する支持フレーム160を更に含む。実施形態では、支持フレーム160は、金属容器126の流入ポート128が通って延びる開口部162を含む。支持フレーム160は、複数の支持ブラケット150と支持フレーム160の間を延びる複数の接続ボルト164を通して撹拌チャンバ支持カート214に取り付けられる。従って、開口部162を通して更に撹拌チャンバ支持カート214への固定により、支持フレーム160は、金属容器126の熱膨張中に流入ポート128を定位置に保持する。流入ポート128は固定状態に保持されるので、支持構造体100の第1のアセンブリ104(図2Aを参照されたい)は、ガラス製造装置の作動中に固定状態に留まることができ、第1のアセンブリ104の垂直位置を調節する(図2Aに示す垂直調節ボルトにより)必要性が排除又は低減される。支持フレーム160は、第1のアセンブリ104の重量が金属容器126の熱膨張を抑制するのも防止する。
図2C及び図2Dを参照すると、チャンバ導管132の垂直の延長の結果として金属容器126の重量がこの容器の様々な部分の熱膨張を様々な態様で抑制する場合がある。例えば、下側部分142及びその上方を延びる金属容器126の他の部分の上向きの熱膨張は、上側部分156及びフランジ144の重量によって抑制される場合がある。そのような抑制の結果として金属容器126は、熱膨張期間中であっても軸線方向に静止状態に留まろうとする熱膨張中立点166を含む場合がある。実施形態では、金属容器126及び支持構造体100は、熱膨張中立点166が軸線108に沿って流入ポート128と重なる垂直高さの場所に配置されるように構成される。流入ポート128が支持フレーム160によって固定状態に保持されることを前提として熱膨張中立点166のそのような配置は、支持フレーム160が金属容器126の様々な部分の熱膨張を抑制することを防止し、更に流入ポート128に応力及び歪みが蓄積することを防止する。
図2B及び図2Dを参照すると、撹拌チャンバ支持構造体118は、その少なくとも一部分に対して垂直上向き方向に補償力を印加するように構成された質量補償システム168を更に含む。質量補償システム168によって印加される力は、撹拌チャンバ14の質量からの重力の少なくとも一部分を相殺して金属容器126での応力及び歪みの蓄積を防止することができる。描かれた実施形態では、質量補償システム168は、複数の撹拌チャンバ支持アーム112の各々のものの端部に配置された複数の質量補償部材170を含む。一部の実施形態では、複数の撹拌チャンバ支持部材120との接続により、複数の質量補償部材170は、撹拌チャンバ支持フレーム110に対して撹拌チャンバ14の重量を相殺する上向き力を印加し、金属容器126内の望ましくない応力及び歪みの蓄積を防止することができる。実施形態では、複数の質量補償部材170の各々は、垂直上向き方向に付勢力を作用する空圧シリンダ、水圧シリンダ、又は圧縮バネなどのようなバネ部材又は他の適切な荷重発生源を含む。実施形態では、複数の質量補償部材170の各々によって作用される力は、均衡のとれた相殺力を与えるために同じである。
質量補償システム168は、実施に依存して様々な形態を取る場合がある。例えば、実施形態では、複数の質量補償部材170は、複数の撹拌チャンバ支持アーム112の各々を撹拌チャンバ支持構造体118に結合するバネボルトのような取り付けボルトを含む。そのような実施形態では、取り付けボルトは、ガラス製造装置の作動中に金属容器126の熱膨張を許すために手動で調節することができる。実施形態では、質量補償システム168は、撹拌チャンバ支持カート214に取り付けられた単一質量補償部材を含む。例えば、実施形態では、質量補償システム168は、例えば、ベース42と撹拌チャンバ支持カート214の間を延びる空圧シリンダ又は空圧アクチュエータ(示していない)を含む。空圧シリンダ又は空圧アクチュエータは、補償力を撹拌チャンバ支持カート214に対して印加する。他の実施形態では、質量補償システム168は、撹拌チャンバ支持カート214から少なくとも部分的に水平(例えば、図2Dに示す座標軸線の±X方向)に延びるピボットアームを通して撹拌チャンバ支持カート214にピボット的に結合された相殺重り(示していない)を含む。ピボットアームは、相殺重りの重量がピボットアームを通して撹拌チャンバ支持カート214に対して垂直方向上向きの補償力を印加するようにトルク増倍器として機能することができる。
図3は、例示的実施形態による図2Aの線3-3を通る撹拌チャンバ14(それに関連付けられた支持構造体100の一部分を含む)の断面図を概略で描いている。描かれた実施形態では、図2Bに関して本明細書に説明した金属容器126に加えて、撹拌チャンバ14は、金属容器126を取り囲む鋳造要素250と、鋳造要素250を取り囲む耐熱本体252と、保持器構造体116とを含む。実施形態では、鋳造要素250は、金属容器126を少なくとも部分的に封入し、かつ鋳造セラミックセメントのような鋳造性耐熱体から構成される。鋳造要素250は、金属容器126に対して構造的支持及び断熱を提供することができる。実施形態では、撹拌チャンバ14は、金属容器126と鋳造要素250の間を延びる間隙(示していない)(例えば、鋳造要素250の固化からもたらされる)を含む。そのような間隙は、軸線108(図2Aを参照されたい)から半径方向外向きの金属容器126の熱膨張に適する空間を提供することができる。
実施形態では、耐熱本体252は、鋳造要素250を封入して取り囲む。耐熱本体252は、金属容器126及びそこを貫流する溶融ガラスを断熱する耐熱セラミック材料で構成することができる。実施形態では、耐熱本体252は、金属容器126の半径方向の温度変化を最小にする。耐熱本体252は、例えば、アルミナ、ジルコニア、安定化ジルコニア、及び/又はその組合せであるがこれらに限定されないものから形成することができる。実施形態では、耐熱本体252は、金属容器126の周りに組み込まれる複数の個別部分から形成することができる。本明細書に説明するように、保持器構造体116は、例えば、撹拌チャンバ支持フレーム110及び撹拌チャンバ支持カート214へのリンケージを提供することによって撹拌チャンバ14の他の構成要素に対して構造的支持を提供する。保持器構造体116は、例えば、構造用鋼又は類似の耐荷材料等であるがこれらに限定されない耐荷材料から形成することができる。
実施形態では、保持器構造体116及び耐熱本体252は、ガラス製造装置10の作動中に熱膨張からもたらされる金属容器126の変形に対抗するための圧力を金属容器126に対して半径方向内向き方向に(図2Cに示す軸線108に向けて)印加する。例えば、溶融ガラスからの一貫した応力は、金属容器126に十分な構造的支持がない場合に金属容器が半径方向外向き方向に変形するような金属容器126のクリープをもたらす場合がある。特に、チャンバ導管132の下側部分246及び屈曲導管134(図2Cを参照されたい)では、ガラスヘッド圧力は、金属容器126内に蓄積する追加の応力及び歪みをもたらす場合がある。長い作動期間にわたって、クリープ及びガラスヘッド圧力からの蓄積された応力及び歪みは、金属容器126の漏出又は変形をもたらすか、又は更に金属容器126の故障をもたらす場合がある。
実施形態では、クリープ及びガラスヘッド圧力に関連付けられた応力及び歪みの蓄積を相殺するために、保持器構造体116は、複数の圧力ボルトアセンブリ264と、複数の引張バネアセンブリ266とを更に含む。複数の圧力ボルトアセンブリ264は、金属容器126での伸張と応力及び歪みの蓄積とを鈍らせる圧力を金属容器126に対して半径方向内向き方向に(例えば、図2Aに示す軸線108に向けて)印加するように構成される。図3に示すように、複数の圧力ボルトアセンブリ264は、撹拌チャンバ支持フレーム110(図2Aを参照されたい)と、耐熱本体252を封入する保持器構造体116の本体290との間を延び、それによって保持器構造体116を撹拌チャンバ支持フレーム110に結合するコネクタボルト268を含む。
実施形態では、撹拌チャンバ支持フレーム110は、複数の撹拌チャンバ支持アーム112の各々から延びる複数の支持ブラケット267を含む。複数の圧力ボルトアセンブリ264のうちの1つに関連付けられた各コネクタボルト268は、支持ブラケット267のうちの1つを貫通して保持器構造体116の本体290に向けて延びることができる。各コネクタボルト268から圧力ヘッド273が延びて保持器構造体116の本体290に接触する。実施形態では、複数の圧力ボルトアセンブリ264の各々は、支持ブラケット267のうちの1つによって圧縮されるバネ又は他の適切な弾性部材を含むバネアセンブリ270(又は空圧シリンダなどのような他の力アプリケータ)を含む。バネアセンブリ270は、ガラスヘッド圧力によるクリープ及び半径方向外向きの膨張に対抗する力をコネクタボルト268に半径方向内向き方向に(例えば、軸線108に向う、図2Aを参照されたい)印加させることができる。
実施形態では、複数の圧力ボルトアセンブリ264は、周方向に均一な分布の半径方向圧力を金属容器126に対して与えるように配置される。例えば、描かれた実施形態では、複数の圧力ボルトアセンブリ264は、その各々が耐熱本体252の外径のいずれかの端部を延びる対向する圧力ボルトアセンブリを含むように対向関係に配置される。描かれた実施形態での複数の圧力ボルトアセンブリ264の各々は、複数の撹拌チャンバ支持アーム112のうちの1つに結合されるが、複数の圧力ボルトアセンブリ264に関して異なる個数及び配置を含む代替実施形態を想定していることを理解しなければならない。例えば、実施形態では、支持構造体100は、複数の撹拌チャンバ支持アーム112のうちの1つに直接的には接続されない独立に支持される圧力ボルトアセンブリを含む。本発明の開示により、いずれの個数及び配置の圧力ボルトアセンブリも使用することができる。
引き続き図3を参照すると、複数の引張バネアセンブリ266は、金属容器126に対して提供される構造的支持を維持するために保持器構造体116の幾何学的均衡を維持することができる。保持器構造体116の本体290は、第1の周方向セグメント292と第2の周方向セグメント294とを含むように示されている。第1及び第2の周方向セグメント292及び294は、それらの端部に半径方向外向きに延びる延長部278及び280を含む。複数の引張バネアセンブリ266は、第1の周方向セグメント292と第2の周方向セグメント294とを延長部278及び280を通して互いに接続する。描かれた実施形態では、複数の引張バネアセンブリ266の各々は、延長部278及び280内の開口部を通って延びるコネクタロッド276を含む。延長部280の外面上にバネアセンブリ282が配置され、それに対して延長部278の外面上にコネクタロッド276のヘッドが配置される。バネアセンブリ282のバネ又は他の適切な弾性材料は、圧縮されて軸線108に対して垂直な平面に(例えば、図3に示す座標軸線の±X方向に)力を発生する。
金属容器126の熱膨張及び圧力ボルトアセンブリ264のバネアセンブリ270の半径方向圧縮に応答して、引張バネアセンブリ266は、本体290の周方向セグメント292と294が互いに分離することを防止し、それによって保持器構造体116が耐熱本体252を通じた金属容器126に対する圧力を維持することを容易にすることができる。複数の引張バネアセンブリ266は、本体290が金属容器126の膨張状態に関係なく断面プロファイルを維持することを容易にし、それによって金属容器126の変形及び故障を防止する。描かれた実施形態では、複数の引張バネアセンブリ266と複数の圧力ボルトアセンブリ264とは、周方向交替配列に配置され、この場合に、圧力ボルトアセンブリ264のうちの少なくとも1つは、複数の引張バネアセンブリ266のうちの連続するものの間に配置される。そのような配置は、圧力ボルトアセンブリ264のうちの1つのいずれかの側に配置された引張バネアセンブリ266が、圧力ボルトアセンブリ264によって圧縮される本体290の部分のいずれの半径方向運動にも対抗することができる点で有利である。しかし、異なる周方向分散の圧力ボルトアセンブリ及び引張バネアセンブリを含む代替実施形態も想定していることを理解しなければならない。例えば、一部の実施形態では、保持器構造体116は、複数の圧力ボルトアセンブリ264を含まない場合がある。一部の実施形態では、保持器構造体116は、複数の引張バネアセンブリ266を含まない場合がある。
次に、図4を参照すると、図2Aに関して本明細書に説明した支持構造体100の第2のアセンブリ106の例が示されている。図1及び図4を参照すると、第2のアセンブリ106は、ベース42と送出容器18の間を延びる第2のコネクタチューブ17のための第2の支持フレーム212を含む。第2の支持フレーム212は、屈曲導管134(図2Cを参照されたい)と送出容器18との間で第2のコネクタチューブ17の異なる軸線方向セグメントの周りに延びる複数のモジュール300(例えば、第1のモジュール300a、第2のモジュール300b、第3のモジュール300c、第4のモジュール300d、第5のモジュール300e、第6のモジュール300f、第7のモジュール300g、第8のモジュール300h、第9のモジュール300i、及び第10のモジュール300j)を含む。実施形態では、複数のモジュール300の各々は、第2のコネクタチューブ17(及び第2のコネクタチューブ17の軸線方向セグメントを封入する耐熱本体のような第2のコネクタチューブ17を封入するいずれかの追加の構成要素)が貫通して延びる支持容積を定めるキャリッジ320を含む。更に、複数のモジュール300の各々は、第2のコネクタチューブ17の軸線方向セグメントのうちの1つを当該モジュールの耐熱本体によって構造的に支持する別々の支持フレームを含むことができる。例えば、第2の支持フレーム212は、ベース42から延びる第1の支持フレーム302と、送出容器18から延びる第2の支持フレーム304とを含むように示されている。第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318は、第2のコネクタチューブ軸線202と平行又は実質的に平行に延びて第1の支持フレーム302と第2の支持フレーム304とを互いに接続する。描かれた実施形態は、第1の軸線方向支持フレーム314、第2の軸線方向支持フレーム316、及び第3の軸線方向支持フレーム318という3つの軸線方向支持フレームを含むが、本発明の開示により、第2のアセンブリ106は、いずれの個数のそのような軸線方向支持フレームも含むことができることを理解しなければならない。
実施形態では、第1の支持フレーム302は、第1のコネクタ306を通して第1の軸線方向支持フレーム314に接続され、第2の支持フレーム304は、第2のコネクタ308を通して第3の軸線方向支持フレーム318に接続される。実施形態では、第1の軸線方向支持フレーム314は、第1のコネクタ306を通して第1の支持フレーム302に回転可能に結合され、第3の軸線方向支持フレーム318は、第2のコネクタ308を通して第2の支持フレーム304に回転可能に結合される。第1の支持フレーム302は、ベース42から延びるアタッチメントピン310を通してベース42に取り付けることができる。アタッチメントピン310は、第1の支持フレーム302内のスロットを通って延びることができる。第1の支持フレーム302内のスロットは、水平方向に(例えば、図4に示す座標軸線のX方向に沿って)延び、第2のコネクタチューブ17の水平熱膨張に応答して第1の支持フレーム302がベース42に対して移動することを許すことができる。第2の支持フレーム304は、送出容器18の一部分(例えば、ベース)から延びるアタッチメントピン312を通して送出容器18に取り付けることができる。アタッチメントピン312は、第2の支持フレーム304内のスロットを通って延びることができる。第2の支持フレーム304内のスロットは、水平方向に延び、第2のコネクタチューブ17の水平熱膨張に応答して第2の支持フレーム304が送出容器18に対して移動することを許すことができる。第1及び第2の支持フレーム302及び304と第1及び第3の軸線方向支持フレーム314及び318との間の回転可能な接続は、第2のコネクタチューブ17の熱膨張及び熱収縮が発生する時に第2のコネクタチューブ軸線202と撹拌チャンバ14の軸線108の間の角度α(図2Aを参照されたい)を維持することを容易にし、それによって第2のコネクタチューブ17での様々な応力及び歪みの蓄積を防止することができる。
複数のモジュール300、並びに第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318は、第2のコネクタチューブ軸線202に沿う第2のコネクタチューブ17(図1を参照されたい)の熱膨張を妨げることを回避するために複数のモジュール300が互いに対して移動可能であるような様々な形態を取ることができる。例えば、実施形態では、第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318の各々は、複数のモジュール300のうちの1つのもののキャリッジ320を支持する1又は2以上のレールシステム322を含むことができる。第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318のレールシステム322は、第2のコネクタチューブ軸線202と平行又は実質的に平行に延びて第2のコネクタチューブ17を望ましい向きで構造的に支持することができる。キャリッジ320は、ローラーを通じてレールシステム322に移動可能に結合され、第2のコネクタチューブ17の熱膨張及び熱収縮中に第2のコネクタチューブ軸線202に沿う各キャリッジ320の移動を許すことができる。
実施形態では、第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318のレールシステム322は、摺動ジョイント324及び326を通じて互いに移動可能に結合される。例えば、実施形態では、第1及び第3の軸線方向支持フレーム314及び318は、第2のコネクタチューブ軸線202に沿って第2の軸線方向支持フレーム316と少なくとも部分的に重なり、移動可能結合アセンブリ(例えば、図4には示していないローラー又はレール装着ブラケットなど)は、第1及び第3の軸線方向支持フレーム314及び318を軸線方向重ね合わせ位置で第2の軸線方向支持フレーム316に結合されて摺動ジョイント324及び326を形成する。例えば、実施形態では、第1、第2、及び第3の軸線方向支持フレーム314、316、及び318は、互いに重なって摺動ジョイント324及び326を形成するレールシステム322に対するハウジング又は支持構造体を含む。第1の軸線方向支持フレーム314と第2の軸線方向支持フレーム316と第3の軸線方向支持フレーム318との間の移動可能な接続は、送出容器18から離れる(例えば、ベース42に向う)第2のコネクタチューブ17の熱膨張を容易にし、作動中に応力及び歪みの蓄積を防止する。
図5は、図2Aに関して本明細書に説明した支持構造体100の第2のアセンブリ106の別の例示的実施形態を概略で描いている。実施形態では、第2のアセンブリ106は、図4に関して本明細書に説明した実施形態と構造が同様である。従って、そのような類似の構成要素の組み込みを示すために、図4の中に類似の参照番号を組み込んでいる。図5に示す第2のアセンブリ106の実施形態は、送出容器18と第2の軸線方向支持フレーム316の間に膨張補助器400が延びる点で図5に関して説明されたものと異なることができる。描かれた実施形態では、膨張補助器400は、送出容器18と第2の軸線方向支持フレーム316に取り付けられた支持ブラケット404との間を延びるロッド402を含む。ロッド402は、コネクタアセンブリ410を通じて送出容器18のベース406に接続される。実施形態では、コネクタアセンブリ410は、第3の軸線方向支持フレーム318に結合された支持ブラケットを含む。実施形態では、ロッド402は、第1の軸線方向支持フレーム314と第2の軸線方向支持フレーム316との間である摺動ジョイント326(図5には示しておらず、図4を参照されたい)にわたって第2のコネクタチューブ軸線202と平行な方向に延びる。
実施形態では、膨張補助器400は、ロッド402の周りに延びるバネアセンブリ408を含む。バネアセンブリ408は、圧縮されてベース42に向けて延びる弾性力を与えることができる。摺動ジョイント326を横切って延びることにより、そのような弾性力は、第2の軸線方向支持フレーム316と第3の軸線方向支持フレーム318との互いに対する移動を促進して第2のコネクタチューブ軸線202に沿って送出容器18から離れる第2のコネクタチューブ17の膨張を容易にすることができる。膨張補助器400は、撹拌チャンバ14の重量を打ち消して第2のコネクタチューブ17の膨張の抑制を更に防止することができる。図5に示す膨張補助器400はバネアセンブリ408を含むが、代替補助機構を考えており、これらの機構は本発明の開示内である。例えば、実施形態では、膨張補助器400は、第2のコネクタチューブ軸線202に沿って送出容器18から離れる補助力を印加する機能を有する空圧シリンダ、アクチュエータ、又はいずれかの他の荷重発生源を含むことができる。
描かれた実施形態は、送出容器18に近い第2の支持フレーム212の部分に沿って延びる単一膨張補助器400を組み込むが、別の位置決め及び/又は個数の膨張補助器を含む代替配置を考えており、これらの配置は、本発明の開示内である。例えば、実施形態では、本明細書に説明する膨張補助器400と構造が同様の複数の膨張補助器が、送出容器18から延びることができる。実施形態では、複数の膨張補助器が、第2の支持フレーム212上の様々な軸線方向の場所まで延びることができる。実施形態では、1又は2以上の膨張補助器は、ベース42又は撹拌チャンバ14に対して直接に力を印加して第2のコネクタチューブ17の膨張が抑制されることを防止することができる。
図6は、図1に関して本明細書に説明したガラス製造装置10の様々な構造的構成要素に対して構造的支持を提供するための支持構造体600を概略で描いている。支持構造体600は、第1のコネクタチューブ15に対して構造的支持を提供する第1のアセンブリ602と、第2のコネクタチューブ17に対して構造的支持を提供する第2のアセンブリ604とを含む。実施形態では、第1及び第2のアセンブリ602及び604は、図2A~図5に関して本明細書に説明した第1及び第2のアセンブリ104及び106と構造が同様である。支持構造体600は、静止状態にある(例えば、ガラス製造装置10の基準フレーム内に固定された)撹拌チャンバのベース42を受け入れるように設計することができる点で図2A~図5に関して本明細書に説明した支持構造体100と異なることができる。支持構造体600は、撹拌チャンバ14が上向き方向(例えば、図6に示す座標軸線の正のZ方向)に自由に膨張することを許すことができる。
コネクタチューブ軸線610に沿う第2のコネクタチューブ17の膨張の抑制を回避し、かつ第2のコネクタチューブ17での応力及び歪みの蓄積を回避するために、送出容器18は、水平方向(例えば、図6の座標軸線の正又は負のX方向)に移動可能とすることができる。図6に示すように、例えば、送出容器18は、支持カート608上に配置される。支持カート608は、ガラス製造装置10の基準フレーム内で移動可能である(例えば、固定構造体に固定的に取り付けられていない)。実施形態では、例えば、支持カート608は、ガラス製造装置10の基準フレーム内に固定された支持構造体(例えば、レール構造体又は面など)に係合するローラーアセンブリ(示していない)を含む。すなわち、支持カート608は、送出容器18を移動可能に支持する。実施形態では、支持カート608は、垂直方向に(例えば、図6に示す座標軸線の正及び負のZ方向に沿って)静止状態にある。コネクタチューブ軸線610に沿う第2のコネクタチューブ17の熱膨張は、送出容器18の移動をもたらすことが可能である。
実施形態では、送出容器18のそのような移動を容易にするために、支持構造体600は、送出容器18と接触している支持機構612を含む。支持機構612は、送出容器18に関連付けられた重力荷重に対抗して第2のコネクタチューブ17の熱膨張に応答して摩擦が送出容器18の水平移動を抑制することを防止することができる。実施形態では、支持機構612は、送出容器に対して上向き垂直方向に力を印加して送出容器18の重量に対抗するように構成された1又は2以上の要素を含む。例えば、実施形態では、支持機構612は、送出容器18を支持する支持構造体(例えば、支持アーム)と接触している複数のバネアセンブリ、アクチュエータ、又は空圧シリンダを含む。例えば、実施形態では、支持構造体600は、ガラス製造装置10の静止基準に移動可能に結合された複数の支持アーム(示していない)を含み、複数の支持アームは、水平方向に支持カート608と共に移動する(例えば、複数の支持アームは支持カート608から延びることができる)ように構成される。実施形態では、支持機構612は、複数の支持アームを送出容器に結合されて送出容器18の重量に対抗する力を垂直上向き方向に印加する複数のバネアセンブリ、アクチュエータ、又は空圧シリンダを含む。実施形態では、支持システムは、ピボットアーム(示していない)を通じて送出容器18にピボット的に結合された釣り合い重りを含む。釣り合い重りは、ピボットアームの第1の端部に対して下向きの力を印加して送出容器18に結合されたピボットアームの第2の端部を押し上げる。実施形態では、支持機構612は、固定基準点から延びる支持構造体を含む。そのような支持構造体は、送出容器18の水平移動も許しながら送出容器18を垂直に支持するために送出容器18の特徴部(例えば、ローラー、延長部など)に係合する軌道システム又はレールシステムを含むことができる。実施形態では、支持機構612は、送出容器18の上方に延びる移動可能ハンガーシステムを含み、移動可能ハンガーシステムは、送出容器18に係合する複数のハンガー要素(例えば、支持線又は他の適切な構造体)を含む。
図6に示すように、支持構造体600は、撹拌チャンバ支持カート606を更に含む。実施形態では、撹拌チャンバ支持カート606は、ガラス製造装置10の基準フレームの中に固定的に取り付けられる。実施形態では、撹拌チャンバ支持カート606は、ベース42と撹拌チャンバ支持カート606との間で垂直に延びる支持構造体614を通じてベース42によって支持される。
実施形態では、第1のコネクタチューブ15と撹拌チャンバ14の間の接続(例えば、図2Cに示す流入ポート128を通じた)の点は、ガラス製造装置10の基準フレームの中に固定されず、撹拌チャンバ14の垂直上向き方向の熱膨張を許す。すなわち、支持構造体100の場合のように流入ポート128の近くに固定されるのとは対照的に、撹拌チャンバ14の上側部分は、撹拌チャンバ支持カート606に対して移動することが許され、撹拌チャンバ14の膨張を抑制することを防止する。撹拌チャンバ支持カート606は、支持構造体614を通じてベース42に接続された支持アーム620と、そこから延びる延長部622であって、第1のコネクタチューブ15を支持する第1のアセンブリ602に重なる上記延長部622とを含むように示されている。実施形態では、延長部622は、支持アーム620に対して移動可能であり、撹拌チャンバ14の垂直膨張を抑制することを防止する。実施形態では、支持アーム620及び延長部622は、複数のアセンブリ624を通じてガラス製造装置10の基準に固定される。アセンブリ624は、図2Aに関して本明細書に説明した複数のローラーアセンブリ及び軌道アセンブリ222及び224と構造が同様とすることができ、ガラス製造装置10の構成要素の熱膨張及び熱収縮に応答する支持アーム620及び/又は延長アーム622の移動を許す。
送出容器18の水平可動性を可能にするために、撹拌チャンバ支持カート606は、送出容器18に固定的に取り付けられない場合がある。図6に示すように、例えば、撹拌チャンバ支持カート606の端部616は、送出容器18又は支持カート608に直接的には取り付けられない。実施形態では、第2のアセンブリ604は、図2A~図5に関連して本明細書に説明した支持構造体100の第2のアセンブリ106に関して本明細書に説明したいくつかの特徴を含む。例えば、実施形態では、第2のアセンブリ106は、図4に関して本明細書に説明した摺動ジョイント324及び326を通じて互いに接続された複数のモジュール300を含み、コネクタチューブ軸線610に沿う第2のコネクタチューブ17の膨張の抑制を防止する。実施形態では、第2のアセンブリ604は、力を印加して送出容器18によって引き起こされる膨張に対する抵抗力に対抗するように構成された1又は2以上の膨張補助器を含む。例えば、実施形態では、第2のアセンブリ604は、図5に関して本明細書に説明した膨張補助器400と類似の膨張補助器(例えば、コネクタチューブ軸線610及び圧縮バネと平行に延びるロッドを含む)を含む。そのような膨張補助器は、ベース42と第2のコネクタチューブ17を構造的に支持する支持フレーム618との間を延びてベース42を支持フレーム618に接続することができる。支持フレーム618は、図2A~図5に関して本明細書に説明した様々な実施形態にある第2の支持フレーム212と構造が同様とすることができる。
実施形態では、撹拌チャンバ14の構造は、図2Cに関して上述したものから支持構造体600の結果として異なる場合がある。実施形態では、排出チューブ140(図2Cを参照されたい)は、排出チューブリング(図示せず)を通じてベース42に固定的に取り付けることができる。排出チューブ140の固定は、図2Cに関して説明された金属容器126の本体から半径方向外向きに延びるフランジ延長部146に対する必要性を排除することができる。その結果、撹拌チャンバ14を撹拌チャンバ支持カート606によって支持する方式は、図2A~図2Cに関して本明細書に説明した実施形態と異なる場合がある。しかし、支持構造体600が本明細書に説明した撹拌チャンバ支持構造体118の様々な態様(例えば、フランジ延長部146、バネアセンブリ154、撹拌チャンバ支持部材120など)を含む実施形態を想定している。実施形態では、例えば、支持構造体600は、図2A~図2Cに関して本明細書に説明した複数の質量補償部材170を含むことができ、撹拌チャンバ14の質量を補償して膨張抑制を回避する。上述した支持構造体の様々な態様の様々な組合せを考えており、その組合せは、本発明の開示内である。
本明細書に説明するガラス製造装置のための支持構造体は、撹拌チャンバ及びそれと送出容器の間を延びるコネクタチューブの熱膨張の抑制を回避するように構造化することができる。本明細書に説明する支持構造体は、撹拌チャンバの底部分と送出容器の間の相対運動を許し、撹拌チャンバの底部及びコネクタチューブでの応力及び歪みの蓄積を回避する。そのような相対運動は、撹拌チャンバ及びコネクタチューブの熱膨張を容易にし、漏出及び他の潜在的な故障モードを回避する。
主張する主題の精神及び範囲から逸脱することなく本明細書に説明した実施形態に様々な修正を加えることができることは当業者には明らかであろう。すなわち、本明細書は、これらの修正及び変更が特許請求の範囲及びその均等物に収まることを前提として、本明細書に説明する様々な実施形態のそのような修正及び変更を網羅するように意図している。