以下、本発明の好適な実施形態について図面を用いて説明する。用いる図面は説明の便宜上のものである。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1.本実施形態
1-1.印刷システムの概略構成
図1は、本実施形態に係る印刷システム1の概略構成を示す図である。このような印刷システム1は、例えば、店舗で使用されるものであり、顧客が購入した商品やサービス等に応じて会計を行う機能、会計に関する情報を顧客に知らせる機能、会計に応じてレシートを発行する機能を有する。例えば、印刷システム1は、POS(Point of sale)システムの一例である。
印刷システム1は、印刷装置2,スマートデバイス3a,カスタマーディスプレイ3b,及びハンディースキャナー3cを備える。なお、印刷システム1は、これらの要素の一部を省略又は変更し、あるいは他の要素を追加した構成としてもよい。
印刷装置2は、電源ケーブル5を介して、例えば、不図示の商用交流電源に接続されることにより、電力が供給される。電力が供給された印刷装置2は、媒体Pに印刷を行い、この媒体Pは、媒体排出口13から排出される。すなわち、媒体排出口13から、媒体Pのうち印刷された記録部分が排出される。
スマートデバイス3a,カスタマーディスプレイ3b,及びハンディースキャナー3cは、後述するように、印刷装置2が備えるUSBインターフェース60を介して印刷装置2と接続可能な外部機器の一例である。具体的には、スマートデバイス3aは、USBケーブル4aを介して印刷装置2に接続され、カスタマーディスプレイ3bは、USBケーブル4bを介して印刷装置2に接続され、ハンディースキャナー3cは、USBケーブル4cを介して印刷装置2に接続される。
なお、図1では、スマートデバイス3a,カスタマーディスプレイ3b,及びハンディースキャナー3cが、印刷装置2に接続される例が示されるが、印刷装置2に接続可能な外部機器の数は3とは限らない。例えば、印刷装置2に接続可能な外部機器の数は、USBの規格に依存する。USBの規格では、接続可能な外部機器の数は、最大127であるため、印刷装置2に接続可能な外部機器の数は、最大127となる。
スマートデバイス3aは、使用者が持ち運び可能な端末である。例えば、スマートデバイス3aは、タブレット端末又はスマートフォンであって、スマートデバイス3aは、所定の通信規格に従ってデータの通信を行う通信部を備え、この通信部を介して印刷装置2と通信する。
ここで、使用者とは、特にことわりのない限り、顧客に商品やサービスを提供する店舗の店員又は、店舗に印刷システム1を設置し、印刷装置2やスマートデバイス3a等の外部機器を設定する業者のことをいう。
スマートデバイス3aは、バッテリーを備え、バッテリーに充電された電力によって動作する。スマートデバイス3aは、印刷装置2から電力を供給され、バッテリーを充電する。また、スマートデバイス3aは、印刷装置2を制御するコマンドや印刷データ等を生成する種々のアプリケーションを搭載する。例えば、このようなスマートデバイス3aに搭載されるアプリケーションは、POSシステムに対応したアプリケーションである。
スマートデバイス3aは、印刷装置2に対して、制御に関するコマンド,及び印刷に関するコマンドを送信する。印刷装置2は、これらのコマンドを受信すると、不図示の受信バッファーに記憶する。
制御に関するコマンドは、例えば、書式の設定を指示する設定コマンドや、印刷装置2の状態に関する情報の要求を指示するステータス要求コマンドを含む。このステータス要求コマンドに応答し、例えば、印刷装置2は、印刷が完了したことを示す情報をスマート
デバイス3aに送信する。
印刷に関するコマンドは、例えば、印刷を指示する印刷コマンド、改行を指示する改行コマンド、行送りを指示する行送りコマンド、媒体Pの切断を指示するカッターコマンド等を含む。印刷に関するコマンドは、図2に示す、サーマルヘッド21,搬送部23,及び切断部24の何れかに対する駆動を指示するコマンドを含む。
スマートデバイス3aは、印刷装置2が印刷する文字や画像等の印刷データを生成する。スマートデバイス3aは、生成した印刷データを含む印刷コマンドを、所定の通信規格に従って印刷装置2に送信する。印刷装置2は、印刷コマンドを実行し、印刷データに基づいて媒体Pに文字、画像等を印刷する。
カスタマーディスプレイ3bは、例えば店舗のカウンターテーブルに置いて使用できる。店舗で商品を購入した顧客は、カスタマーディスプレイ3bに表示される金額を確認して、支払金額を認知できる。また、カスタマーディスプレイ3bには、顧客が購入した商品名や決済方法、購入日時、購入した店名等が表示されてもよい。
例えば、いわゆる、セルフレジのような顧客自身によって購入品の会計や支払いを行う場合、使用者である店員は、印刷システム1からカスタマーディスプレイ3bを省略してもよい。この場合、カスタマーディスプレイ3bに表示される内容が、スマートデバイス3aに表示されることが好ましい。
例えば、顧客が購入した商品名や決済方法、購入日時、購入した店名等が、スマートデバイス3aに表示されることが好ましい。このように、使用者である店員は、状況に応じてカスタマーディスプレイ3bを省略し、外部機器を減らすことによって、印刷システム1の消費電力を抑えることができ、また、印刷システム1の構成を簡素化することができる。
ハンディースキャナー3cは、印刷装置2から電力の供給を受けて動作する。印刷装置2は、ハンディースキャナー3cによってスキャンされた画像に関する情報を入力する。
例えば、使用者は、ハンディースキャナー3cを用いて、商品に付されているバーコードをスキャンする。スキャンされた画像に関する情報は、印刷装置2を介して、スマートデバイス3aに出力される。スマートデバイス3aは、商品に関する情報、及び金額に関する情報等を取得可能である。
また、例えば、使用者である店員は、ハンディースキャナー3cを用いて、顧客からスマートフォン等によって提示されるバーコードをスキャンする。スキャンされた画像に関する情報は、印刷装置2を介して、スマートデバイス3aに出力される。
スマートデバイス3aは、決済方法に関する情報、及び支払金額に関する情報等を取得可能である。スマートデバイス3aは、これらの情報に基づいて、オンライン決済サービス経由で料金の支払を完了し、印刷装置2を介して、カスタマーディスプレイ3bに支払完了に関する情報を表示するようにしてもよい。これにより、顧客は、支払完了を確認できる。
1-2.印刷システムの機能
図2を参照して、印刷システム1の機能構成について説明する。図2は、印刷システム1のブロック図である。
印刷システム1は、外部機器10a,外部機器10b,外部機器10c,外部機器10d,外部機器10e,及び印刷装置2を備える。なお、上述したスマートデバイス3a,カスタマーディスプレイ3b,及びハンディースキャナー3cは、外部機器10a,外部機器10b,外部機器10c,外部機器10d,及び外部機器10eの一例である。
印刷装置2は、表示部11,電源回路12,媒体排出口13,印刷部20,及び制御部30を備える。
表示部11は、例えば、複数のLEDを含む。表示部11は、制御部30と電気的に接続され、制御部30によって制御される。表示部11は、例えば、印刷装置2の状態に関する情報をLEDの点滅によって表示する。なお、表示部11は、液晶表示装置であってもよい。
電源回路12は、表示部11、印刷部20及び制御部30に電力を供給できる。電源回路12は、例えば商用交流電源に接続されて、商用交流電源から供給される電力を適切な電力に変換して各部に供給可能である。
電源回路12は、例えばDC-DCコンバーター,抵抗素子,スイッチング素子,及びトランジスター等を備える。電源回路12は、USBインターフェース60を介して印刷装置2と電気的に接続された外部機器10a,外部機器10b,外部機器10c,外部機器10d,及び外部機器10eに電力を供給可能である。例えば、電源回路12は、スマートデバイス3a,カスタマーディスプレイ3b,及びハンディースキャナー3cに電力を供給可能である。
印刷部20は、サーマルヘッド21,及び印刷ヘッド駆動部22を備える。また、印刷部20は、搬送部23及び切断部24と電気的に接続される。搬送部23は、不図示の搬送ローラーを有し,切断部24は、第1刃及び第2刃を含むカッターを有する。第1刃は、待機位置と切断位置の間を移動する可動刃であり、第2刃は、切断位置に移動する第1刃とかみ合って記録紙を切断する固定刃である。印刷部20は、電源回路12に電気的に接続され、電源回路12から電力の供給を受けて動作する。また、印刷部20は、制御部30によって制御される。また、印刷部20は、例えば、外部機器の一例であるスマートデバイス3aから出力される印刷データに基づいて媒体Pに印刷を実行する。このように、媒体Pに対して印刷を行う印刷部20を備える電子機器の一例が印刷装置2である。
サーマルヘッド21は、多数の発熱素子25を有する。多数の発熱素子25は、媒体Pである感熱ロール紙26の搬送方向と直交する方向に配列されている。発熱素子25が通電されて、感熱ロール紙26の印刷面に熱を加える。これにより、サーマルヘッド21は、感熱ロール紙26に、文字や画像等を印刷できる。なお、感熱ロール紙26から引き出された部分を記録紙と記載してもよい。また、印刷部20は、サーマルヘッド21による印刷に限られず、インクジェット方式やインパクト・ドット・マトリクス方式やレーザー方式の印刷を行ってもよい。媒体Pは、感熱ロール紙26に限られず、枚葉紙、ラベル紙などでもよい。
印刷ヘッド駆動部22は、制御部30によって制御され、サーマルヘッド21の発熱素子25に対する通電を制御する。搬送部23は、制御部30によって制御され、搬送ローラーを回転させて、感熱ロール紙26を搬送する。切断部24は、制御部30によって制御され、第1刃を第2刃に向けてスライドするように駆動させ、感熱ロール紙26を切断する。
図3は、印刷装置2の制御部30のブロック図である。図3に示すように、制御部30
は、CPU(Central Processing Unit)31,RAM(Random Access Memory)32,ROM(Read only memory)33,USBコントローラー34,不揮発性メモリー35,無線通信部36,USB通信部50,BUS-IF37,デバイスIF38,及び画像処理部39を備える。CPU31は、制御回路の一例である。制御回路の一例としてCPUを例示しているが、制御回路は、CPUに替えて、又は、CPUに加え、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のハードウェアを含んで構成されるものでもよい。
CPU31は、印刷装置2の主制御を司る。CPU31は、システムバス41を介して、RAM32,ROM33,USBコントローラー34,不揮発性メモリー35,無線通信部36,USB通信部50,及びBUS-IF37と電気的に接続される。
RAM32は、CPU31の作業領域を提供するための随時読み書き可能なメモリーである。RAM32は、画像データを一時記憶するための画像メモリーとしても使用可能である。ROM33は、ブートROMであり、システムのブートプログラムが格納される。不揮発性メモリー35は、印刷装置2の電源遮断後にも保持が必要なシステムソフトウェアや設定値データ等が格納される。
USBコントローラー34は、システムバス41を介して、USBインターフェース60を制御する。つまり、USBコントローラー34は、USBインターフェース60に接続される外部機器10a,外部機器10b,外部機器10c,外部機器10d,外部機器10eを制御する。例えば、USBコントローラー34は、SoC(System on a chip)等のハードウェアを含んで構成されるものでもよい。
無線通信部36は、無線通信を用いて、外部機器と接続可能である。無線通信部36は、例えば、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の規格に従って、外部機器と通信可能である。BUS-IF37は、システムバス41と画像バス42とを電気的に接続するインターフェースである。BUS-IF37は、データ構造を変換するバスブリッジとして動作可能である。
画像バス42には、BUS-IF37の他に、デバイスIF38、及び画像処理部39が電気的に接続される。デバイスIF38は、制御部30と、印刷部20及び表示部11とを接続するインターフェースである。デバイスIF38は、データの同期系、非同期系の変換を行うことができる。画像処理部39は、印刷部20に出力される印刷に係るデータに対して、所定の処理の実行が可能である。
1-3.USBインターフェース
図4は、USB通信部50及びUSBインターフェース60のブロック図である。また、図5から図9は、USBインターフェース60に含まれる各インターフェースについて示した図である。図4に示すように、USB通信部50は、USBインターフェース60,USBハブ53,PDコントローラー54を備える。
USBハブ53は、USBインターフェース60と電気的に接続される。また、USBハブ53は、システムバス41を介してUSBコントローラー34の指示を受け、USBコントローラー34と、USBインターフェース60との間で動作する。例えば、USBハブ53は、集積回路(Integrated Circuit)等のハードウェアを含んで構成されるものでもよい。また、USBハブ53は、USBネットワークにおける集線装置又は中継装置の役割を果たす。
PDコントローラー54は、後述するUSB PD(Power Delivery)の規格に対応した電力をUSB-Type-Cインターフェース60aに接続された外部機器10aに供
給するための制御を行う。
また、USBインターフェース60は、USB-Type-Cインターフェース60a,60b,USB-Type-Aインターフェース60c,60d,USB-Type-Bインターフェース60eを備える。
図4には、USB-Type-Cインターフェース60aが外部機器10aに接続され、USB-Type-Cインターフェース60bが外部機器10bに接続され、USB-Type-Aインターフェース60cが外部機器10cに接続され、USB-Type-Aインターフェース60dが外部機器10dに接続され、USB-Type-Bインターフェース60eが外部機器10eに接続される例が示されるが、これに限らない。USBインターフェース60は、例えば、mini-USB-Type-Aやmicro-USB-Type-A等、他の規格のUSBインターフェースを含んでいてもよい。
図3に示す電源回路12は、第1電源回路12a及び第2電源回路12bを有する。第1電源回路12aは、USB-Type-Cインターフェース60b,USB-Type-Aインターフェース60c,60d,及びUSB-Type-Bインターフェース60eに電力を供給する。なお、第1電源回路12aが、USBハブ53に電力を供給する構成であってもよい。また、第1電源回路12aは、USB-Type-Bインターフェース60eに電力を供給しない構成であってもよい。
一方、第2電源回路12bは、USB-Type-Cインターフェース60aに電力を供給する。なお、第2電源回路12bが、PDコントローラー54に電力を供給する構成であってもよい。
図5を参照して、USB-Type-Cインターフェース60aについて説明する。図5は、USBコントローラー34及びUSB-Type-Cインターフェース60aのブロック図である。
USBコントローラー34は、デバイスコントローラー341,ホストコントローラー342,及びDRP(Dual Role Port)コントローラー343を有する。USB-Type-Cインターフェース60aは、システムバス41を介して、USBコントローラー34のDRPコントローラー343及びPDコントローラー54によって制御される。
USB-Type-Cインターフェース60aは、VBUS端子61a,D+/D-端子62a,及びCC(Configuration Channel)端子63aを備える。
DRPコントローラー343は、USB-Type-Cインターフェース60aに接続された外部機器10aからのデータ送受信に関する制御を行う。DRPコントローラー343は、システムバス41を介して、印刷に係るコマンド等のデータをCPU31へ送信するためのデータ送信制御を行う。
DRPコントローラー343は、例えば同期式シリアル通信等でUSBコントローラー34とUSBインターフェース60の間で行われる相互通信を媒介する。同期式シリアル通信は、例えばI2C(Inter-Integrated Circuit)通信でもよい。
PDコントローラー54は、印刷装置2が給電可能な電力量を示す電力プロファイルの設定情報を保持できる。PDコントローラー54は、この電力プロファイルの設定情報に基づいて第2電源回路12bから供給される電力を、不図示のレギュレーターを用いて昇圧処理又は降圧処理を実行できる。これにより、印刷装置2は、VBUS端子61aを経
由して所望の電圧を外部機器10aに供給できる。
VBUS端子61aは、いわゆる、電力入出力端子である。VBUS端子61aは、外部機器10aとの間で、電力を授受する端子である。このため、印刷装置2と外部機器10aとの間において、電力の受給が可能となる。
D+/D-端子62aは、いわゆる、データ送受信端子である。D+/D-端子62は、外部機器10aとの間でデータ信号を送受信する端子である。このため、印刷装置2と外部機器10aとの間において、データ信号の送受信が可能となる。
CC端子63aは、いわゆる、状態識別端子である。CC端子63aは、D+/D-端子62aが、外部機器10aからデータ信号を受信可能な状態であるか、又は、外部機器10aへデータ信号を送信可能な状態であるかを識別する端子である。例えば、CC端子63aは、VBUS端子61aが、外部機器10aから電力の供給を受けることが可能な状態であるか、又は、外部機器10aへ電力を供給可能な状態であるかを識別する端子である。このため、USBコントローラー34は、外部機器10aの状態を識別することが可能となる。
USB-Type-Cインターフェース60aにおけるパワーデリバリーは、USB Power Deliveryで定義された規格である。以降、USB Power DeliveryをUSB PDと略称する。なお、第2電源回路12bは、USB PDの規格の対応した電力をUSB-Type-Cインターフェース60aに供給可能である。例えば、第2電源回路12bは、5V,9V,12Vと異なる電圧を生成し、外部機器10aに複数の異なる電圧を供給する。なお、第2電源回路12bは、外部機器10aに供給する電圧に関わらず一定の電流を供給する構成であってもよいし、供給する電圧に応じて異なる電流を供給する構成であってもよい。
USB-Type-Cインターフェース60aは、USB PDを始める前に、印刷装置2と外部機器10aとの間で、供給又は受給する電力、方向、機能に関する情報を伝達する。USB PDでは、接続される機器同士のコントラクトに基づいて、電力の供給又は受給を実行できる。
電力を供給するポートがソースであり、電力を受けるポートがシンクである。ソースとして機能する機器は、プロバイターであり、シンクとして機能する機器は、コンシューマーである。USB-Type-Cインターフェース60aは、状況に応じて供給する電力量を変更可能であり、電力の供給又は受給を変更できる。例えば、印刷装置2が、ソースの場合は、USB-Type-Cインターフェース60aに接続される外部機器10aは、シンクである。また、印刷装置2が、シンクの場合は、USB-Type-Cインターフェース60aに接続される外部機器10aは、ソースである。
次に、USB-Type-Cインターフェース60aにおけるパワーデリバリーの処理の一例について説明する。ソースは、USB-Type-Cインターフェース60aに接続されているUSB-Type-CケーブルのIDをチェックし、3Aを超える電流を流すことができるか否かを確認する。
ソースは、シンクに対応可能なパワープロファイルを通知する。シンクは、ソースから通知された対応可能なパワープロファイルから目的のプロファイルを番号で要求する。ソースは要求されたパワープロファイルに対応可能であることを通知する。ソースは、その後、VBUS端子61aをONにして、シンクへの電力供給を開始する。
次に、図6を参照して、USB-Type-Cインターフェース60bについて説明する。図6は、USBコントローラー34及びUSB-Type-Cインターフェース60bのブロック図である。
USB-Type-Cインターフェース60bは、VBUS端子61b,D+/D-端子62b,及びCC端子63bを備える。
USB-Type-Cインターフェース60bの構成は、上述した、USB-Type-Cインターフェース60aの構成と同じである。ただし、USB-Type-Cインターフェース60bは、USB-Type-Cインターフェース60aと異なり、第2電源回路12bからではなく、第1電源回路12aから電力を供給される。
USB-Type-Cインターフェース60bは、USB-Type-Cインターフェース60aと同様、CC端子63bを有するため、USB-Type-Cインターフェース60b接続される外部機器10bの状態を識別することが可能である。このため、USB-Type-Cインターフェース60bは、外部機器10bの状態を識別し、電力の授受やデータの送受信が可能である。
しかし、USB-Type-Cインターフェース60bは、USB-Type-Cインターフェース60aと異なり、第1電源回路12aから電力が供給され、PDコントローラー54により制御されない。このため、USB PDの規格に対応した電力をUSB-Type-Cインターフェース60bに接続された外部機器10bに供給することができない。また、第1電源回路12aが、USB-Type-Cインターフェース60bを介して外部機器10bに供給可能な電圧は、1種類である。例えば、第1電源回路12aは、5Vの電圧を生成し、外部機器10bに供給する。なお、第1電源回路12aは、外部機器10bに一定の電流を供給する構成であってもよいし、USB-Type-Cインターフェース60bに接続される外部機器10bに応じて異なる電流を供給する構成であってもよい。第1電源回路12aは、第2電源回路12bよりも供給可能な電力は小さい。
USB-Type-Cインターフェース60bは、USB-Type-Cインターフェース60aよりも供給される電力が小さいため、例えば、あるUSB PDに対応した外部機器を、USB-Type-Cインターフェース60bに接続した場合、この外部機器は、USB-Type-Cインターフェース60bから供給される電力に見合った動作をする。このため、USB-Type-Cインターフェース60bに接続される外部機器10bは、USB PDに非対応の機器であることが好ましい。
第1電源回路12aは、USB PDの規格に対応したUSB-Type-Cインターフェース60aに電力を供給する第2電源回路12bと比べて、消費電力が小さく、発熱量も小さいという利点がある。印刷装置2に接続される可能性のある外部機器の消費電力や機能等を考慮すると、第1電源回路12a,及び第2電源回路12bのうち、少なくとも1つはUSB PDに対応することが好ましい。
つまり、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bのうち、少なくとも1つはUSB PDに対応することが好ましい。USB-Type-Cに対応したレセプタクルコネクターが複数ある場合、この複数のレセプタクルコネクターのうち少なくとも1つは、USB PDに対応することが好ましい。
また、第1電源回路12a,及び第2電源回路12bのうち、少なくとも1つは、USB PDに対応しないことが好ましい。USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bうち、少なくとも1つはUSB PDに対応しないことが好ましい。例
えば、USB PDに対応しない第1電源回路12aは、例えば、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bと、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dに電力を供給するようにしてもよい。
このような構成では、USB PDに対応しない第1電源回路12aは、複数の種類のレセプタクルコネクターに電力を供給するため、USB PDに対応しないレセプタクルコネクターに電力を供給する電源回路を共通化することができる。これにより、図17に示す基板300に搭載される電源回路を増やす必要がないため、基板300の構成を簡素化することができる。また、基板300の構成が簡素化されることにより、基板300における発熱量が減少する効果がある。
例えば、顧客が購入した商品やサービス等に応じて会計を行う場合、店員は外部機器10aを操作し、顧客は外部機器10bを操作するようにしてもよい。一般的に、顧客は、決済方法を選択する等、店員よりも必要となる操作が少ないため、顧客は、店員よりも簡素な機能を有する外部機器を操作するようにすることが好ましい。つまり、顧客は外部機器10bを操作し、店員は、外部機器10bよりも消費電力の大きい外部機器10aを操作するようにすることが好ましい。
次に、図7を参照して、USB-Type-Aインターフェース60cについて説明する。図7は、USBコントローラー34及びUSB-Type-Aインターフェース60cのブロック図である。
USB-Type-Aインターフェース60cは、VBUS端子61c及びD+/D-端子62cを備える。上述のUSB-Type-Cインターフェース60a,60bと異なり、CC端子63a,63bが省略されている。このため、USB-Type-Aインターフェース60cは、接続された外部機器10cの状態を識別する機能を備えていない。
USB-Type-Aインターフェース60cは、第1電源回路12aから電力が供給され、VBUS端子61cを介して外部機器10cへ電力を供給する。例えば、第1電源回路12aにより、USB-Type-Aインターフェース60cに供給される電圧は5Vである。また、USB-Type-Aインターフェース60cは、D+/D-端子62cを介して、外部機器10cに信号を送信する。
USB-Type-Aインターフェース60cと電気的に接続されるUSBハブ53は、システムバス41を介してUSBコントローラー34のホストコントローラー342に制御される。つまり、USB-Type-Aインターフェース60cは、ホストコントローラー342に制御される。
なお、図8に示すUSB-Type-Aインターフェース60dは、図7に示すUSB-Type-Aインターフェース60cと同様の構成であるため、説明を省略する。
次に、図9を参照して、USB-Type-Bインターフェース60eについて説明する。図9は、USBコントローラー34及びUSB-Type-Bインターフェース60eのブロック図である。
USB-Type-Bインターフェース60eは、VBUS端子61e及びD+/D-端子62eを備える。上述のUSB-Type-Cインターフェース60a,60bと異なり、CC端子63a,63bが省略されている。このため、USB-Type-Bインターフェース60eは、接続された外部機器10eの状態を識別する機能を備えていない
。
USB-Type-Bインターフェース60eは、第1電源回路12aから電力が供給され、VBUS端子61eを介して外部機器10eへ電力を供給する。例えば、第1電源回路12aにより、USB-Type-Bインターフェース60eに供給される電圧は5Vである。また、USB-Type-Bインターフェース60eは、D+/D-端子62eを介して、外部機器10eに信号を送信する。
USB-Type-Bインターフェース60eは、システムバス41を介してUSBコントローラー34のデバイスコントローラー341に制御される。
つまり、USB-Type-Bインターフェース60eは、USB-Type-Aインターフェース60c,60dと異なり、USBコントローラー34からUSBハブ53を介することなく制御される。なお、USB-Type-Bインターフェース60eはUSBコントローラー34からUSBハブ53を介して制御される構成であってもよい。
1-4.印刷装置
図10から図12を参照して印刷装置2の概略構成について説明する。
図10から図12において、+X方向を印刷装置2の前方向,-X方向を印刷装置2の後方向,+Y方向を印刷装置2の右方向,-Y方向を印刷装置2の左方向,+Z方向を印刷装置2の上方向,-Z方向を印刷装置2の下方向とする。
印刷装置2は、例えば、サーマルプリンターである。図10に示すように、印刷装置2は、ボタン等の凹凸部を除き、全体として直方体形状をした本体ケース200を有する。図12に示すように、印刷装置2の底面カバー241と背面カバー246は着脱可能であり、本体フレーム208は、底面カバー241及び背面カバー246に覆われる。
本体ケース200の内部には、図2に示す印刷部20,媒体Pを収納する媒体収納部210,及びコネクター部220が設けられる。印刷された媒体Pは、開閉扉203を閉鎖した際に、開閉扉203と本体ケース200との間に形成される搬送路を経由し、媒体排出口13から排出される。
開閉扉203は、本体ケース200の第1ケース面200aを構成し、本体ケース200の後方で開閉可能に接続される。図10において、第1ケース面200aは、本体ケース200の前面である。開閉扉203には、例えば、前方の端部に搬送ローラーが設けられており、搬送ローラーは、開閉扉203を閉鎖した際に本体ケース200に設けられたサーマルヘッド21と対向して配置される。開閉扉203を閉鎖すると、搬送ローラーとサーマルヘッド21は媒体Pを挟持した状態となり、搬送ローラーの回転によって媒体Pを搬送し、サーマルヘッド21によって媒体Pの印刷面に印刷を行う。本体ケース200の第1ケース面200aには、表示部11,媒体排出口13,電源スイッチ201,開閉レバー202,及びフィードスイッチ204が設けられている。つまり、表示部11,媒体排出口13,電源スイッチ201,開閉レバー202,及びフィードスイッチ204は、本体ケース200の第1ケース面200aに配置される。
また、コネクター部220は、本体ケース200の第3ケース面200cと対向し、第3ケース面200cと、第1本体フレーム面205との間に形成される引き回し部215に設けられる。図10において、第3ケース面200cは、本体ケース200の底面である。コネクター部220は、後述するように、各種レセプタクルコネクターが設けられた基板300を備える。基板300は、本体ケース200の第3ケース面200cと平行で
ある。例えば、基板300は、本体ケース200の内部に収容されるメイン基板と接続され、本体ケース200の第3ケース面200cと平行となるように配置される。
電源スイッチ201は、印刷装置2の電源をオン又はオフするためのスイッチである。印刷装置2は、図1に示すように、電源ケーブル5を介して商用交流電源に接続され、電力が供給される。印刷装置2は、電源がオンの状態で、媒体Pへの印刷や、スマートデバイス3a等の外部機器との通信を行う。
開閉レバー202は、開閉扉203を開閉するためのものである。使用者は、開閉レバー202を操作して開閉扉203を開け、本体ケース200に備えられた媒体収納部210に媒体Pである感熱ロール紙26を収納する。開閉扉203は、媒体収納部210を上方から封鎖している。
フィードスイッチ204は、媒体収納部210に収納される媒体Pである感熱ロール紙26を送るためのスイッチである。具体的には、使用者は、フィードスイッチ204を操作することにより、感熱ロール紙26を所望の位置に送ることができる。例えば、使用者がフィードスイッチ204を押圧している間は、ロール紙が搬送されるようにし、使用者がフィードスイッチ204を押圧していない間は、ロール紙の搬送が停止するようにしてもよい。
表示部11は、例えば、通信状態に関する情報、媒体Pの補充を促す情報等を表示してもよい。なお、表示部11は、印刷装置2の状態を使用者に知らせる役割を有するため、表示部11は、使用者が視認しやすい位置に設けられることが好ましい。例えば、本体ケース200の第2ケース面200bが前面になるように印刷装置2が配置された場合、使用者は、表示部11及び媒体排出口13を視認しやすい。
媒体排出口13は、例えば、印刷データに基づいて文字や画像等が印刷された媒体Pを排出する。上述したように、例えば、印刷装置2の前方向に使用者がいて、本体ケース200の第2ケース面200bが前面になるように印刷装置2が配置された場合、媒体Pの印刷面は使用者に向くため、使用者は、媒体Pが媒体排出口13から排出される様子を見ながら、媒体Pに印刷された内容を確認できる。このため、使用者は、媒体Pの媒体排出口13からの排出の完了を待たずに、印刷内容を確認できる。
このため、媒体排出口13は、表示部11と同様に、使用者が視認しやすい位置に設けられることが好ましい。さらには、媒体排出口13は、使用者が表示部11と同時に視認できるように、表示部11の近くに設けられることがより好ましい。具体的には、媒体排出口13及び表示部11は、本体ケース200の第1ケース面200aに並んで設けられ、媒体排出口13及び表示部11の長手方向は、本体ケース200の幅方向であるY方向であることが好ましい。
図11に示すように、本体ケース200の第3ケース面200cを構成する底面カバー241は着脱可能であって、引き回し部215を覆う。底面カバー241は、略矩形の形状を有する。底面カバー241は、印刷装置2の脚部となる複数の弾性部材251を有する。また、底面カバー241は、複数の穴252を有する。穴252は、本体ケース200の内部に侵入した水滴を本体ケース200の外側へ排出する。また、印刷装置2は、テーブルや床等に置いて使用する以外に、壁に掛けて使用することもできる。このとき、穴252は、不図示の壁掛け用の部材と係合し、印刷装置2は壁に掛けられる。これにより、印刷装置2を、いわゆる、壁掛けの状態で使用することができ、テーブルや床を広く使うことができる。
図11に示すように、本体ケース200の第4ケース面200dを構成する背面カバー246は着脱可能であって、第2本体フレーム面206を覆う。図10において、第4ケース面200dは、本体ケース200の背面である。背面カバー246は、略矩形上の形状を有する。背面カバー246は、本体フレーム208を背面から覆う。背面カバー246は、印刷装置2と各種の外部機器を接続する各種のケーブルを引き出すためのケーブル引き出し口255を有する。
図12に示すように、本体ケース200の第5ケース面200e及び第6ケース面200fには、底面カバー241を装着するための第1取り付け部271が設けられている。図10において、第5ケース面200eは、本体ケース200の左側面であり、第6ケース面200fは、本体ケース200の右側面である。同様に、本体ケース200の第5ケース面200e及び第6ケース面200fには、背面カバー246を装着するための第2取り付け部276が設けられる。
第1取り付け部271は、本体ケース200の第5ケース面200e及び第6ケース面200fの下方の端部に形成される。第1取り付け部271は、ケース側係合部272が設けられる。このケース側係合部272と、底面カバー241に設けられたカバー側係合部242と、が係合することにより、底面カバー241は、本体ケース200に装着される。
第2取り付け部276は、本体ケース200の第5ケース面200e及び第6ケース面200fの後方の端部に形成される。第2取り付け部276は、ケース側係合部277が設けられる。このケース側係合部277と、背面カバー246に設けられたカバー側係合部247と、が係合することにより、背面カバー246は、本体ケース200に装着される。
また、本体ケース200の第5ケース面200e及び第6ケース面200fに設けられた第1取り付け部271と第2取り付け部276が交差する角部分には、円形の切欠部261,262が設けられている。また、切欠部261,262は、引き回し部215に連通している。
なお、引き回し部215は、本体ケース200の第3ケース面200cと、第1本体フレーム面205との間の空間であり、さらに、本体ケース200の第4ケース面200d,第5ケース面200e,第6ケース面200f,及びコネクター部220により規定される空間である。
なお、引き回し部215は、図10から図12に示すX方向,Y方向,Z方向を参照して規定される。X方向は、背面カバー246からコネクター部220の第1コネクター面221及び第2コネクター面222までの間、且つ、Y方向は、本体ケース200の第5ケース面200eから第6ケース面200fまでの間、且つ、Z方向は、底面カバー241から第1本体フレーム面205までの間で規定される。第1コネクター面221又は第2コネクター面222は、平板面であって、一例として板金である。なお、平板面は、板金などの金属製の平板に限られず、樹脂製などの平板であってもよい。
コネクター部220に接続された各種ケーブルは、引き回し部215内を引き回される。そして、コネクター部220に接続された各種ケーブルは、切欠部261,262、あるいは、背面カバー246に設けられたケーブル引き出し口255を介して本体ケース200の外部に引き出される。
なお、印刷装置2は、媒体Pの媒体排出口13が上方を向く第1姿勢、又は、媒体Pの
媒体排出口13が前方を向く第2姿勢での設置が可能である。つまり、第1姿勢の場合、印刷された媒体Pは、媒体排出口13から+Z方向に排出され、第2姿勢の場合、印刷された媒体Pは、媒体排出口13から+X方向に排出される。また、第1姿勢の場合、第1ケース面200aは本体ケース200の上面となり、第2姿勢の場合、第1ケース面200aは本体ケース200の前面となる。
具体的には、第1姿勢の場合、コネクター部220は、底面カバー241に覆われ、一方、第2姿勢の場合は、コネクター部220は、背面カバー246に覆われる。
第1姿勢及び第2姿勢のいずれの場合においても、印刷装置2の底面には、印刷装置2の脚部となる複数の弾性部材251が配置されるため、印刷装置2を安定して設置することができる。また、印刷装置2の背面に、複数の弾性部材251が配置されないため、印刷装置2の外観を損ねることがない。なお、より簡易な構成にして、底面カバー241および背面カバー246のうち、コネクター部220を覆う一方のカバーだけを着脱可能とし、他方のカバーは本体ケース200と一体化した構成としてもよい。この場合、第1姿勢のときは、コネクター部220を覆うカバーが底面となり、第2姿勢のときは、コネクター部220を覆うカバーが背面となる。
図12に示すように、コネクター部220は、第1コネクター面221及び第2コネクター面222を有する。第1コネクター面221及び第2コネクター面222を含むコネクター部220は平板で形成され、第1コネクター面221及び第2コネクター面222の外面及び内面は平面となるように形成される。ここで、特にことわりのない限り、平板は、金属製の板金である。
第1コネクター面221は、開口220a,220b,220c,及び220dが形成され、第2コネクター面222は、開口220e,220f,及び220gが形成される。
図13に示す、基板300の実装面301に実装されるUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,電源コネクター320f,DK(Drawer Kick)レセプタクルコネクター320gに対応する開口が、第1コネクター面221及び第2コネクター面222に形成される。なお、開口220gは、LAN(Local Area Network)レセプタクルコネクターに対応してもよい。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、外部機器10aと電気的に接続され、外部機器10aと制御部30とを通信可能にする。また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、基板300に設けられ、その挿入口の外周は、開口220aの内周と一致するように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれが低減する。なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの挿入口は、第1コネクター面221に沿って配置される。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、外部機器10bと電気的に接続され、外部機器10bと制御部30とを通信可能にする。また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、基板300に設けられ、その挿入口の外周は、開口220bの内周と一致するように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれが低減する。なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの挿入口は、第1コネクター面221に沿って配置される。また、USB-
Type-Cレセプタクルコネクター320bと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、隣り合って配置される。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、CC端子を備えており、他のUSBの規格と異なり、印刷装置2と、印刷装置に接続される外部機器10a,10bとの間では、マスターとスレーブが明確に固定されていない。つまり、印刷装置2は、外部機器10a,10bから命令を受け、動作をすることもあれば、外部機器10a,10bに命令をし、外部機器10a,10bが動作することもある。例えば、印刷装置2は、外部機器10a,10bに電力を供給することもある。このように、USB-Type-Cの規格において、印刷装置2がマスター又はスレーブのどちらでも動作する可能性があるため、印刷装置2は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを複数備えることにより、同時にマスター及びスレーブとして動作することも可能となるため、印刷装置2を使用する使用者の利便性が向上する。
USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cは、外部機器10cと電気的に接続され、外部機器10cと制御部30とを通信可能にする。また、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cは、基板300に設けられ、その挿入口の外周は、開口220cの内周と一致するように、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれが低減する。なお、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cの挿入口は、第1コネクター面221に沿って配置される。
USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dは、外部機器10dと電気的に接続され、外部機器10dと制御部30とを通信可能にする。また、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dは、基板300に設けられ、その挿入口の外周は、開口220dの内周と一致するように、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれが低減する。なお、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dの挿入口は、第1コネクター面221に沿って配置される。
USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、外部機器10eと電気的に接続され、外部機器10eと制御部30とを通信可能にする。また、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、基板300に設けられ、その挿入口の外周は、開口220eの内周と一致するように、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれが低減する。なお、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eの挿入口は、第1コネクター面221とは異なる第2コネクター面222に沿って配置される。
電源コネクター320fは、不図示の商用交流電源に接続され、制御部30に電力を供給する。また、電源コネクター320fは、基板300に設けられ、その挿入口の外周が、開口220fの内周と一致するように、電源コネクター320fは、基板300に実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれを低減することができる。なお、電源コネクター320fの挿入口は、第1コネクター面221とは異なる第2コネクター面222に沿って配置される。
DKレセプタクルコネクター320gは、例えば、キャッシュドロアー270と電気的に接続され、キャッシュドロアー270と制御部30とを通信可能にする。また、DKレセプタクルコネクター320gは、基板300に設けられ、その挿入口の外周が、開口220gの内周と一致するように、DKレセプタクルコネクター320gは、基板300に
実装される。これにより、ゴミや虫等の異物が、コネクター部220の内部に侵入するおそれを低減することができる。なお、DKレセプタクルコネクター320gの挿入口は、第1コネクター面221とは異なる第2コネクター面222に沿って配置される。
開口220a,220b,開口220c,220d,開口220e,開口220f,及び開口220gの内周は、それぞれ、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,電源コネクター320f,DKレセプタクルコネクター320gの外周と一致するように設計されるため、それぞれ、挿入口の外周と開口の内周は一致する。ただし、製造に起因する誤差が発生した場合は、それぞれの開口の内周と、その開口に対応するコネクターの外周は、略一致となるが、設計に起因する誤差ではないため、前記略一致は一致に含まれるものとする。
第1コネクター面221に形成される開口220aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aに対応し、第1コネクター面221に形成される開口220bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bに対応し、第1コネクター面221に形成される開口220cは、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cに対応し、第1コネクター面221に形成される開口220dは、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dに対応する。
第2コネクター面222に形成される開口220eは、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eに対応し、第2コネクター面222に形成される開口220fは、電源コネクター320fに対応し、第2コネクター面222に形成される開口220gは、DKレセプタクルコネクター320gに対応する。
また、コネクター部220は、本体ケース200の底面を構成する第3ケース面200c内部の第1本体フレーム面205に設けられる。一方、媒体排出口13は、本体ケース200の上面を構成する第1ケース面200aに設けられる。このように、コネクター部220は、媒体排出口13が設けられる本体ケース200の上面とは反対の面である本体ケース200の底面を構成する底面カバー241の内側に設けられるため、使用者は、本体ケース200の媒体収納部から上方に排出される媒体Pとコネクター部220を同時に視認することはできない。つまり、使用者は、媒体排出口13とコネクター部220を同時に視認することができない。
すなわち、使用者は、媒体排出口13を視認可能な状態において、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,電源コネクター320f,及びDKレセプタクルコネクター320gを視認不能である。すなわち、使用者は、媒体排出口13と、第1コネクター面221及び第2コネクター面222を同時に視認することができない。
なお、通常の印刷装置2の使用時において、第1本体フレーム面205は、底面カバー241に覆われていることが多く、コネクター部220は外部に露出せず、使用者は、コネクター部220を視認することができない。ただし、底面カバー241が、本体ケース200から外れた状態のとき、コネクター部220は外部に露出し、使用者は、コネクター部220を視認することができる。
1-5.誤挿入対策
使用者は、例えば、図18に示すUSB-Type-Cケーブル400aを使用し、印刷装置2に外部機器10aを接続するとき、使用者は、底面カバー241を外し、第1コ
ネクター面221及び第2コネクター面222を視認しながら、USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aを第1コネクター面221の開口220aへ挿入することによって、印刷装置2は、外部機器10aと接続される。
具体的には、使用者は、印刷装置2を第1ケース面200aが本体ケース200の前面となる第2姿勢にした後、印刷装置2を回転させて、第3ケース面200cを使用者の正面に向ける。そして、使用者は、印刷装置2のカバーを取り外し、コネクター部220を露出させ、USB-Type-Cケーブル400aを印刷装置2に接続させる。このような場合、コネクター部220は引き回し部215に対向するため、使用者の視線に対して直交する方向を向くことになり、使用者は第1コネクター面221の開口220aを視認しづらい。そのため、使用者は、ケーブルを別の開口に挿入してしまい、誤挿入を引き起こす可能性があった。
また、使用者は、印刷装置2の第2ケース面200bが使用者に向いた状態で、図18に示すUSB-Type-Cケーブル400bをコネクター部220に接続することもある。このような場合は、例えば、印刷装置2の設置や初期設定を終えて、印刷装置2を使用しているときに、新たに別の外部機器10bを接続する場合等が考えられる。
この場合は、印刷装置2の第2ケース面200bが使用者に向いており、使用者は、第1コネクター面221及び第2コネクター面222を視認することができない。このため、使用者は、第1コネクター面221及び第2コネクター面222を手でさわりながら、それぞれのコネクターの位置を確認する。つまり、使用者はコネクター部220を目視することなく、いわゆる、手探りの状態で各ケーブルをコネクター部220に接続する。そのため、使用者は、ケーブルを別の開口に挿入してしまい、誤挿入を引き起こす可能性があった。
コネクター部220は、互いに平行である、第1コネクター面221と、第1コネクター面221と異なる第2コネクター面222を有しているため、使用者が、視認しづらい、又は、手探りの状態であっても、使用者は、第1コネクター面221と第2コネクター面222を、別の面として認知することができる。
図13は、コネクター部220の第1コネクター面221及び第2コネクター面222の平面視の図である。図13を参照して、使用者が、視認しづらい、又は、手探りの状態で各ケーブルをコネクター部220に接続するときに、発生するおそれのある誤挿入及びその対策について説明する。
USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに挿入可能であり、これにより、印刷装置2は、外部機器10a,10bと通信可能に接続される。
また、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bは、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dに挿入可能であるが、印刷装置2は、外部機器10a,10bと通信することができない。すなわち、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bの形状は、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの形状とは異なるが、印刷装置2は、USB-Type-Cケーブル400a,400bを用いて、外部機器10a,10bと物理的な接続は可能である。ただし、印刷装置2と、外部機器10a,10bとは、通信可能に接続されない。
また、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401b
は、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eに挿入可能であるが、印刷装置2は、外部機器10a又は外部機器10bと通信することができない。すなわち、印刷装置2は、USB-Type-Cケーブル400a,400bを用いて、外部機器10aまたは外部機器10bと物理的な接続は可能であるが、印刷装置2と通信可能に接続されない。
上述のように、挿入口の形状が異なるものの、物理的に接続され、固定した状態を、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが、コネクター部220に誤挿入された状態とする。このような誤挿入は、例えば、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,及びDKレセプタクルコネクター320gで、発生するおそれがある。
もし、誤挿入が発生した場合、物理的に接続された外部機器の誤動作、物理的に接続された外部機器の故障又は破損するおそれがある。同様に、これらの外部機器が物理的に接続される印刷装置2も誤動作、故障、又は破損のおそれがある。さらに、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが誤挿入されたレセプタクルコネクターの破損等のおそれがあるため、後述する対策を実施する。
また、このような誤挿入は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口よりも大きいレセプタクルコネクターで起こる可能性が高いと考えられる。なお、レセプタクルコネクターの挿入口の形状にもよるが、挿入口が大きいほど誤挿入されるおそれは高くなる。
USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eの挿入口は、DKレセプタクルコネクター320gの挿入口よりも小さい。また、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの挿入口は、DKレセプタクルコネクター320gの挿入口よりも小さい。
つまり、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eの挿入口は、DKレセプタクルコネクター320gの挿入口よりも小さいため、相対的に、DKレセプタクルコネクター320gよりも、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eへの誤挿入のおそれは小さい。
また、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの挿入口は、DKレセプタクルコネクター320gやUSB-Type-Bレセプタクルコネクター320eの挿入口よりも小さいため、相対的に、DKレセプタクルコネクター320gやUSB-Type-Bレセプタクルコネクター320eよりも、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dへの誤挿入のおそれは小さい。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、DKレセプタクルコネクター320gとの間には、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eが配置される。
USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、DKレセプタクルコネクター320gよりも、誤挿入のおそれが少ない。このように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、DKレセプタクルコネクター320gとの間に、より誤挿入のおそれの少ないUSB-Type-Bレセプタクルコネクター320eを配置することにより、DKレセプタクルコネクター320gへの誤挿入のおそれが低減する。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、DKレセプタクルコネクター320gとの間には、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dが配置される。
USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、DKレセプタクルコネクター320gよりも、誤挿入のおそれが少ない。このように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、DKレセプタクルコネクター320gとの間に、より誤挿入のおそれの少ないUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dを配置することにより、DKレセプタクルコネクター320gへの誤挿入のおそれが低減する。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eとの間には、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dが配置される。
USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eよりも、誤挿入のおそれが少ない。このように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eとの間に、より誤挿入のおそれの少ないUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dが配置されることにより、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eへの誤挿入のおそれが低減する。
つまり、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bを誤挿入するおそれのあるレセプタクルコネクターとの間に、より誤挿入するおそれの小さいレセプタクルコネクターを配置することによって、使用者が、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bを誤挿入するおそれを低減することができる。
さらには、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bを誤挿入するおそれのあるレセプタクルコネクターとの間に、誤挿入できない電源コネクター320fが配置されることが好ましい。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口の長辺Xと、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの挿入口の長辺Yとは、互いに方向が異なる。言い換えると、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xの延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの長辺Yの延びる方向とは、異なる。もし、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xの延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの長辺Yの延びる方向とが同じ場合、長辺Xよりも長辺Yの方が長く短辺xよりも短辺yの方が長いことから、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bをUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dへ挿入可能な状態となってしまい、誤挿入するおそれが高くなる。なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口を形成する長辺Xは、基板300の実装面301と平行な方向に延びる辺であり、短辺xは、長辺Xに対して交差する方向に延びる円弧状の辺である。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xの延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの長辺Yの延び
る方向とが異なることにより、誤挿入のおそれが小さくなる。しかし、コネクター部220が大型化するおそれがあるため、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの短辺yを基板300の実装面301に配置させて、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xの延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの長辺Yの延びる方向とが、直交することが望ましい。なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xの延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの長辺Yの延びる方向とが交差する関係であってもよい。
つまり、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの短辺xが延びる方向と、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの短辺yが延びる方向とが、直交あるいは交差することが望ましい。これにより、誤挿入のおそれが大きく低減する。
なお、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの短辺yは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの長辺Xよりも短い。このため、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに挿入可能な角度であるとき、つまり、プラグ401a,401aの長手方向が、基板300と平行である状態では、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dへ誤挿入されるおそれはきわめて小さい。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、長辺Xを実装面301に接するように基板300実装されており、短辺xを実装面301に接するように基板300に実装される場合と比べて、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、基板300の実装面301と接する面積が大きくなる。このため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、基板300に強固に固定される。このため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bのこじりに対する強度が上がる。
図13に示すコネクター部220において、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、いわゆる、実装面301に対して横置きとなるように配置され、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、いわゆる、実装面301に対して縦置きとなるように配置される。
横置きとなるように配置されることにより、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、上述のように、基板300に強固に固定される。また、縦置きとなるように配置されることにより、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、上述のように、それぞれの、レセプタクルコネクターの間隔を狭くすることができるため、コネクター部220を小型化することができる。
反対に、USB-Type-Aケーブル400c,400dのプラグ401c,401dやUSB-Type-Bケーブル400eのプラグ401eは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口よりも大きい。このため、USB-Type-A400c,400dのプラグ401c,401dやUSB-Type-Bケーブル400eのプラグ401eは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bには物理的に挿入することはできない。
これらを鑑みて、図13に示すように、コネクター部220に設けられる複数レセプタクルコネクターのうち、挿入口の小さいUSB-Type-Cレセプタクルコネクター3
20a,320bは、コネクター部220に設けられた複数のコネクターの中で端部Zに配置されることが好ましい。つまり、他の複数のレセプタクルコネクターに誤挿入するおそれのあるUSB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bに対応するUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bが第1コネクター面221の端部Zに配置されることで、使用者は、視認しづらい、又は、手探りの状態であっても、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの位置を正しく認知することができ、誤挿入のおそれが小さくなる。なお、端部Zは、本実施形態において、-Y方向の端部である。
電源コネクター320fの挿入口は円形であり、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,及びDKレセプタクルコネクター320gは、矩形である。ここでは、電源コネクター320fが円形であるのに対して、他のレセプタクルコネクターは角を有するため、矩形であるとする。
電源コネクター320fの挿入口は、円形であるため、使用者は、視認しづらい、又は、手探りの状態であっても、電源コネクター320fの位置を正しく認知することができる。また、電源コネクター320fは、その挿入口の凹凸の形状が、他のレセプタクルコネクターと異なるため、使用者は認知しやすい。つまり、視認しづらい、又は、手探りの状態であっても、使用者は、電源コネクター320fの位置を正しく認知することができるため、各レセプタクルコネクターの位置を認知しやすくなる。
また、電源コネクター320fの挿入口は、電源ケーブル5の複数のピンに応じて、ピン挿入用の凹部が複数設けられた構造をしており、凹部はそれぞれ十分に小さいため、各ケーブルは電源コネクター320fの挿入口に挿入できない。そのため、間違えて電源コネクター320fの位置に各ケーブルを挿入した場合であっても、各ケーブルは挿入されないので、使用者は誤挿入であることを認知できる。
第1コネクター面221には、円形のコネクターは配置されず、第2コネクター面222には矩形のコネクターが配置される。円形の電源コネクター320fは、第1コネクター面221ではなく、第2コネクター面222に配置される。矩形であるUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、第1コネクター面221に配置される。使用者が認知しやすい電源コネクター320fを第2コネクター面222に設けることによって、視認しづらい、又は、手探りの状態においても、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bが設けられた第1コネクター面221を認知することができる。このため、誤挿入のおそれが小さくなる。
例えば、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと、DKレセプタクルコネクター320gとの間に、電源コネクター320fが配置される場合、使用者が、電源コネクター320fの位置を正しく認知することができるため、DKレセプタクルコネクター320gへの誤挿入のおそれが小さくなる。
図14及び図15はキャッシュドロアー270の斜視図である。図14は、キャッシュドロアー270のドロアートレイ273が閉じている状態の斜視図であり、図15は、キャッシュドロアー270のドロアートレイ273が開いている状態の斜視図である。また、図16は、ブザー280の斜視図である。
図14及び図15に示すように、キャッシュドロアー270は、ドロアートレイ273及びドロアーキックケーブル275を備える。ドロアートレイ273は、開閉可能となる
ようにキャッシュドロアー270に取り付けられる。ドロアートレイ273には、現金等が収納される。また、ドロアートレイ273は、仕切り板274a,274b,274c,274d,274eによって、内部を区分けされる。例えば、仕切り板274a,274b,274c,274d,274eは、取り外しが可能であってもよい。この場合、ドロアートレイ273の内部の区分けを変更することができる。
ドロアーキックケーブル275は、コネクター部220のDKレセプタクルコネクター320gに接続される。すなわち、キャッシュドロアー270は、ドロアーキックケーブル275を介して、印刷装置2と電気的に接続され、キャッシュドロアー270は、印刷装置2の制御部30と通信可能となる。
印刷装置2に接続されたキャッシュドロアー270は、印刷装置2によって制御される。印刷装置2は、ドロアートレイ273の開閉およびロックなどの動作を制御することができる。一方で、使用者は、ドロアートレイ273を閉じ、鍵穴274を操作し、手動でドロアートレイ273をロックすることができる構成であってもよい。
また、コネクター部220のDKレセプタクルコネクター320gは、図16に示す、ブザー280が接続可能である。ブザー280は、音量調節ノブ281,スピーカー283,及びドロアーキックケーブル285を備える。
ブザー280は、ドロアーキックケーブル285を介して、印刷装置2と電気的に接続され、ブザー280は、印刷装置2の制御部30と通信可能となる。これにより、例えば、印刷装置2の印刷時にスピーカー283から音が出て、使用者に印刷中であることを知らせることができる。スピーカー283の音量は、音量調節ノブ281によって調節可能である。例えば、使用者は、周囲の環境に応じて、音量調節ノブ281を操作し、適切な音量に設定することができる。また、ブザー280は、ブザー音だけでなく、メロディーを流すように設定されてもよい。
また、コネクター部220のDKレセプタクルコネクター320gは、LANレセプタクルコネクターに置換することが可能である。この場合、LANレセプタクルコネクターには、LANケーブルが接続可能であり、印刷装置2は、ネットワークハブやルーター等のネットワーク機器と接続可能である。なお、DKレセプタクルコネクター320gは、LAN又はDKレセプタクルコネクターの一例である。
1-6.基板
図17を参照して、基板300について説明する。図17は、基板300を示す図である。
基板300は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a.320b,USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,電源コネクター320f,DKレセプタクルコネクター320g,第1電源回路12a,第2電源回路12b,第1係止部材331,及び第2係止部材332を備える。
また、基板300は、コネクター部220の第1コネクター面221及び第2コネクター面222の内面と対向する第1辺311,第2辺312及び第3辺313を有する。具体的には、基板300は、第1コネクター面221及び第2コネクター面222の内面と対向し、第1コネクター面221及び第2コネクター面222の内面と、基板300とは、直交する。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、基板300の第1辺311に沿って設けられる。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、コネクター部220の第1コネクター面221に設けられた開口220a,220bを介して、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bと接続可能である。
USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、基板300の第2辺312に沿って設けられる。
また、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、コネクター部220の第1コネクター面221に設けられた開口220c,220dを介して、USB-Type-Aケーブル400c,400dのプラグ401c,401dと接続可能である。
USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、基板300の第3辺313に沿って設けられる。
また、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、コネクター部220の第2コネクター面222に設けられた開口220eを介して、USB-Type-Bケーブル400eのプラグ401eと接続可能である。
電源コネクター320fは、基板300の第3辺313に沿って設けられる。また、電源コネクター320fは、コネクター部220の第2コネクター面222に設けられた開口220fを介して、電源ケーブル5と接続可能である。つまり、電源コネクター320fは、印刷装置2の制御部30に電力を供給するためのコネクターである。
DKレセプタクルコネクター320gは、基板300の第3辺313に沿って設けられる。また、DKレセプタクルコネクター320gは、コネクター部220の第2コネクター面222に設けられた開口220gを介して、ドロアーキックケーブル275,285と接続可能である。
第1電源回路12aは、第1コイル121a及び第1集積回路122aを備える。第1集積回路122aは、例えば、例えばDC-DCコンバーター,抵抗素子,スイッチング素子,及びトランジスター等を有する。
第1電源回路12aは、電源コネクター320fから供給される電力を適切な電力に変換し、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,及びUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bに電力を供給する。言い換えると、第1コイル121aは、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320d,USB-Type-Bレセプタクルコネクター320e,及びUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bに第1電力を供給する。第1電力は、例えば、一定の電力であって、5V電圧の電力である。
第2電源回路12bは、第2コイル121b及び第2集積回路122bを備える。第2集積回路122bは、例えば、例えばDC-DCコンバーター,抵抗素子,スイッチング素子,及びトランジスター等を有する。
第2電源回路12bは、電源コネクター320fから供給される電力を適切な電力に変
換し、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aに電力を供給する。言い換えると、第2コイル121bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aに第1電力以上の第2電力を供給する。第2電力は、例えば、可変電力であって、5V,9V,12V電圧の電力である。
USBハブ53は、上述したように、USBコントローラー34と、USBインターフェース60との間で動作し、基板300において、第1電源回路12a及び第2電源回路12bの間に配置される。つまり、USBハブ53は、第1コイル121a及び第2コイル121bの間に配置される。すなわち、USBハブ53は、発熱量の大きい第1電源回路12aと、第2電源回路12bの間に配置される。言い換えると、USBハブ53は、基板300のなかで、第1電源回路12a及び第2電源回路12bの発熱の影響が小さくなる位置に配置される。
また、USBハブ53は、USBコントローラー34の指示に従い、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320b,及びUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dを制御する。また、USBハブ53は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320b,及びUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの集線装置及び中継装置としての役割を果たす。
第1係止部材331及び第2係止部材332は、基板300を本体ケース200内部の本体フレーム208に固定するための部材である。第1係止部材331及び第2係止部材332は、基板300に設けられた孔331a及び孔332aを介して、不図示の本体フレーム208の被係合部と係合する。これにより、基板300を収容するコネクター部220は、本体フレーム208に固定される。例えば、第1係止部材331及び第2係止部材332は、金属製のねじであり、基板300は、本体フレーム208にねじ止めされる。
なお、孔331a及び孔332aは、それぞれ、第1コイル121a及び第2コイル121bの近傍に設けられることが好ましい。本体フレーム208にねじ止めされた基板300は、第1係止部材331及び第2係止部材332であるねじを介して本体フレーム208に放熱し、また、第1係止部材331及び第2係止部材332であるねじのねじ頭からも放熱する。このため、第1係止部材331及び第2係止部材332は、ねじ頭の大きなねじが好ましい。例えば、第1係止部材331及び第2係止部材332は、いわゆる、皿ねじよりも、丸ねじのほうが好ましい。
基板300の実装面301に搭載される部品のなかで、第1コイル121a及び第2コイル121bの発熱量が大きいため、第1コイル121a及び第2コイル121bの近傍で、基板300は、本体フレーム208にねじ止めされることが好ましい。また、基板300は、第1係止部材331及び第2係止部材332である金属製のねじによって、金属製の本体フレーム208に固定されるため、基板300に帯電した静電気を除電する効果があり、さらに、基板300の電位を固定する効果もある。
図17を参照して、基板300に搭載された部品の位置関係について説明する。
説明するにあたり、次のように距離L1からL7を定義する。特にことわりのない限り、距離L1からL7は、それぞれ、部材と部材の間の最短距離をいう。距離L1は、第1係止部材331から第1コイル121aまでの距離である。距離L2は、第1係止部材331からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離である。距離L3は、第2係止部材332から第2コイル121bまでの距離である。距離L4は、第2係止部材332からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離
である。距離L5は、第1コイル121aからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離である。距離L6は、第2コイル121bからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離である。距離L7は、第1コイル121aから第2コイル121bまでの距離である。
第1係止部材331から第1コイル121aまでの距離L1は、第1係止部材331からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離L2よりも短い。第1コイル121aの発熱量は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの発熱量よりも大きい。このため、第1係止部材331に対して、第1コイル121aをUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bよりも近い位置に配置することによって、基板300の放熱の効果がある。
第2係止部材332から第2コイル121bまでの距離L3は、第2係止部材332からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離L4よりも短い。第2コイル121bの発熱量は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの発熱量よりも大きい。このため、第2係止部材332に対して、第2コイル121bをUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aよりも近い位置に配置することによって、基板300の放熱の効果がある。
距離L1は、第1コイル121aからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離L5よりも短い。これにより、第1係止部材331は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bで発生した熱よりも、より近くに配置される第1コイル121aで発生した熱を多く放熱する。発熱量の大きい第1コイル121aを第1係止部材331の近くに配置することにより、基板300の放熱の効率が高まる。
もし、距離L1よりも距離L5が短い場合、発熱源をなる第1コイル121aと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bによる発熱を第1係止部材331で放熱することになるため、基板300の放熱の効率が悪くなるおそれがある。
距離L3は、第2コイル121bからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離L6よりも短い。これにより、第2係止部材332は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aで発生した熱よりも、より近くに配置される第2コイル121bで発生した熱を多く放熱する。発熱量の大きい第2コイル121bを第2係止部材332の近くに配置することにより、基板300の放熱の効率が高まる。
もし、距離L3よりも距離L6が短い場合、発熱源をなる第2コイル121bと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aによる発熱を第2係止部材332で放熱することになるため、基板300の放熱の効率が悪くなるおそれがある。
また、距離L6は、距離L5よりも短い。上述したように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、USB PDに対応しており、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、USB PDに対応していない。つまり、第2電源回路12bの消費電力は、第1電源回路12aの消費電力よりも大きい。このため、第2電源回路12bに含まれる第2コイル121bからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離L6は、第1電源回路12aに含まれる第1コイル121aからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離L5よりも短いことが好ましい。第2電源回路12bからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aへ給電するとき、第2電源回路12bから供給される電力のロスが抑えられる。
また、距離L4は、距離L2よりも短い。上述したように、USB-Type-Cレセ
プタクルコネクター320aは、USB PDに対応しており、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、USB PDに対応していないため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの発熱量は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの発熱量よりも大きい。このため、第2係止部材332からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aまでの距離L4は、第1係止部材331からUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bまでの距離L2よりも短くして、限られた基板300の実装面301の中で発熱量が大きいUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aをより放熱しやすい配置にすることが好ましい。その結果、基板300全体の放熱の効果がある。
また、距離L1は、距離L7よりも短い。このため、第2コイル121bにより発熱した熱がUSBハブ53に与える影響を抑えながら、第1係止部材331は、効率よく、第1コイル121aにより発熱した熱を放熱することができる。
また、距離L3は、距離L7よりも短い。このため、第1コイル121aにより発熱した熱がUSBハブ53に与える影響を抑えながら、第2係止部材332は、効率よく、第2コイル121bにより発熱した熱を放熱することができる。
なお、距離L7を大きくとる場合、つまり、基板300に搭載される部品のなかで、発熱量の大きい第1コイル121aと第2コイル121bを離すことにより、基板300での発熱箇所を分散させることができ、放熱の効率を上げることができる。
1-7.USBケーブル
図18を参照して、USB-Type-Cケーブル400a,400b、USB-Type-Aケーブル400c,400d,及びUSB-Type-Bケーブル400eがコネクター部220に接続される様子を説明する。図18は、USB-Type-Cケーブル400a,400b,USB-Type-Aケーブル400c,400d、及びUSB-Type-Bケーブル400eとコネクター部220を示す図である。
USB-Type-Cケーブル400aは、プラグ401a,被覆部402a,及び接続ケーブル407aを備える。プラグ401aは、接続ケーブル407aと電気的に接続され、その接続部分が被覆部402aに覆われている。プラグ401aは、被覆部402aの端部403aから露出し、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aと接続される。具体的には、USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aは、開口220aを介して、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aに挿入される。
USB-Type-Cケーブル400bは、プラグ401b,被覆部402b,及び接続ケーブル407bを備える。プラグ401bは、接続ケーブル407bと電気的に接続され、その接続部分が被覆部402bに覆われている。プラグ401bは、被覆部402bの端部403bから露出し、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bと接続される。具体的には、USB-Type-Cケーブル400bのプラグ401bは、開口220bを介して、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bに挿入される。
USB-Type-Aケーブル400cは、プラグ401c,被覆部402c,及び接続ケーブル407cを備える。プラグ401cは、接続ケーブル407cと電気的に接続され、その接続部分を被覆部402cに覆われている。プラグ401cは、被覆部402cの端部403cから露出し、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cと接続される。具体的には、USB-Type-Aケーブル400cのプラグ401cは、
開口220cを介して、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cに挿入される。
USB-Type-Aケーブル400dは、プラグ401d,被覆部402d,及び接続ケーブル407dを備える。プラグ401dは、接続ケーブル407dと電気的に接続され、その接続部分が被覆部402dに覆われている。プラグ401dは、被覆部402dの端部403dから露出し、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dと接続される。具体的には、USB-Type-Aケーブル400dのプラグ401dは、開口220dを介して、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320dに挿入される。
USB-Type-Bケーブル400eは、プラグ401e,被覆部402e,及び接続ケーブル407eを備える。プラグ401eは、接続ケーブル407eと電気的に接続され、その接続部分が被覆部402eに覆われている。プラグ401eは、被覆部402eの端部403eから露出し、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eと接続される。具体的には、USB-Type-Bケーブル400eのプラグ401eは、開口220eを介して、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eに挿入される。
USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bの露出部分の長さXcは、USB-Type-Aケーブル400c,400dのプラグ401c,401dの露出部分長さXaよりも短い。
例えば、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bとが同一の辺に沿って並んでいて、USB-Type-Aケーブル400c,400dをUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dが挿入されたときに、USB-Type-Aケーブル400c,400dの端部403c,403dが、第1コネクター面221に接する場合、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに挿入できないおそれがある。
なぜなら、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bの露出部分長さXcは、USB-Type-Aケーブル400c,400dのプラグ401c,401dの露出部分長さXaよりも短く、その短い分、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに挿入できないためである。言い換えると、USB-Type-Cケーブル400a,400bは、いわゆる、半挿しの状態となるおそれがある。
上述の半挿しの状態となるおそれを低減させるために、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dよりも第1コネクター面221に近くなるように配置される。具体的には、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、基板300の第1辺311に沿って配置され、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、基板300の第2辺312に沿って配置される。
もし、基板300の第1辺311と第2辺312の間の段差Aがない場合、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bよりも、第1コネクター面221から遠い位置に配
置される。この場合、開口220c,220dと、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c、320dとの間に隙間ができてしまい、その隙間からゴミや虫等の異物がコネクター部220に侵入し、基板300の実装面301上に付着するおそれがある。
基板300の第1辺311と第2辺312の間に段差Aを設けることによって、開口220c,220dと、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c、320dとの間の隙間が小さくなり、開口220c,220dと、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c、320dの挿入口とが一致するようになる。これにより、基板300の実装面301上に付着するおそれが低減する。
図19及び図20を参照して、USB-Type-Cケーブル400a,400b及びUSB-Type-Aケーブル400c,400dがコネクター部220に挿入される場合について説明する。図19は第1状態を示し、図20は第2状態を示す。また、USB-Type-Cケーブル400a,400b及びUSB-Type-Aケーブル400c,400dがコネクター部220に挿入される方向を第1方向とする。
図19及び図20を説明するにあたり、次のように距離D1からD4を定義する。特にことわりのない限り、距離D1からD4は、それぞれの間の最短距離をいう。距離D1は、基板300の第1辺311から第1コネクター面221の内面までの距離である。距離D2は、基板300の第2辺312から第1コネクター面221の内面までの距離である。距離D3は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口からUSB-Type-Cケーブル400a,400bの端部403a,403bまでの距離である。距離D4は、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dの挿入口からUSB-Type-Aケーブル400c,400dの端部403c,403dまでの距離である。
図19に示すように、第1状態では、第1コネクター面221の内面から第1辺311までの距離D1は、第1コネクター面221の内面から第2辺312までの距離D2よりも短く、距離D2と距離D1の差は、距離D4と距離D3の差以上である。この距離D1,D2,D3,及びD4の関係を条件1とする。この条件1を満たすため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bとUSB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dを並べて配置した場合において、上述の半挿しの状態となるおそれが低減する。
また、図20に示すように、第2状態では、第1辺311が第1コネクター面221の内面に接するように、基板300を第1コネクター面221に対向するように配置してもよい。この場合、上述の半挿し状態となるおそれが低減することに加えて、第1辺311を基準として、基板300と第1コネクター面221の位置合わせが容易になる。
また、USB-Type-Cケーブル400a,400bの端部403a,403bと、USB-Type-Aケーブル400c,400dの端部403c,403dとが、第1コネクター面221の外面に接するようにしてもよい。この場合、上述の半挿し状態となるおそれが低減することに加えて、USB-Type-Cケーブル400a,400b及びUSB-Type-Aケーブル400c,400dをコネクター部220に挿入することにより、開口220a,220b,及び開口220c,220dの隙間が減少するため、ゴミや虫等の異物がコネクター部220に侵入するおそれが減少する。
第2状態では、第1コネクター面221の内面から第1辺311までの距離D1はゼロであり、また、距離D4と距離D3の差はゼロであるため、距離D2と距離D1の差は、
距離D4と距離D3の差以上である。第2状態も第1条件を満たすため、第1状態と同様の効果が得られる。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、他のレセプタクルコネクター、例えば、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dよりも小さいため、基板300の実装面301との接地面積も、USB-Type-Aレセプタクルコネクター320c,320dよりも小さい。このため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、その全体が、基板300の実装面301上に配置されることが好ましい。例えば、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bが、基板300からはみ出すように配置された場合、基板300の実装面301との接地面積を十分に確保できず、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bのこじり等による外力負荷に対して弱くなってしまう。
図18から図20に示すように、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bの挿入口が、基板300の第1辺311に沿うように配置されることにより、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bと基板300の実装面301との接地面積を十分に確保することができる。このため、基板300の第1辺311と第2辺312の間に段差Aを設けて、第2辺312よりも突出した第1辺311に沿ってUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを配置することで、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bは、基板300の実装面301との接地面積を確保しつつ、その挿入口と、第1コネクター面221との距離を縮めることができ、この結果、USB-Type-Cケーブル400a,400bのプラグ401a,401bが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに対して、上述の半挿しとなるおそれを抑えることができる。
1-8.USB-Type-Cレセプタクルコネクターの固定
図21を参照してUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aについて説明する。図21は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの斜視図である。図22を参照してUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320bについて説明する。図22は、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの斜視図である。なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aと同様の構成である。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、第1部分322a,第2部分323a,接続部分324a,325a,及び突起部327a,328aを備える。
第1部分322aは、平面状に形成され、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの底面を構成する。また、第2部分323aは、平面状に形成され、第1部分322aと対向し、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する。接続部分324a,325aは、湾曲しており、それぞれ、第1部分322aと、第2部分323aとを接続する。また、接続部分324a,325aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの側面を構成する。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aと同様に、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、第3部分322b,第4部分323b,接続部分324b,325b,及び突起部327b,328bを備える。
第3部分322bは、平面状に形成され、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの底面を構成する。また、第4部分323bは、平面状に形成され、第3部分
322bと対向し、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの上面を構成する。接続部分324b,325bは、湾曲しており、それぞれ、第3部分322bと、第4部分323bとを接続する。また、接続部分324b,325bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bの側面を構成する。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aが、基板300に実装された場合、底面を構成する第1部分322aが基板300の実装面301と接し、上面を構成する第2部分323aは、図23に示す防止部340aにより押圧され、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aが、実装面301から剥離しないように固定される。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bが、基板300に実装された場合、底面を構成する第3部分322bが基板300の実装面301と接し、上面を構成する第4部分323bは、図23に示す防止部340bにより押圧され、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bが、実装面301から剥離しないように固定される。
また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、開口321a及び背面326aを有する。USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aは、開口321aから挿入され、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの内部に設けられた、不図示のピンと接する。このピンは、例えば、背面326aに設けられており、USBコントローラー34と電気的に接続され、制御される。これにより、USB-Type-Cケーブル400aにより印刷装置2に接続された外部機器10aと、印刷装置2とが通信可能になる。
突起部327a,328aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを基板300の実装面301に固定する。例えば、基板300の実装面301に、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを実装する場合、底面を構成する第1部分322aと、実装面301とが、接着剤等の接合剤により固定されてもよいが、2つの突起部327a,328aが、基板300に突き刺さることにより固定されてもよい。これにより、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、基板300に固定され、基板300から剥離するおそれが低減する。
なお、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、複数の突起部を有することが好ましい。USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aが備える複数の突起部が実装面301に突き刺さることにより、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aが、基板300から剥離するおそれがさらに低減する。なお、突起部327a,328aは、複数の突起部の一例である。
図23及び図24を参照して、防止部340a,340bについて説明する。
図23は、第1コネクター面221を平面視したときの防止部340a,340bを示す図である。図24は、防止部340a及びUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの分解斜視図である。
図23に示すように、防止部340a,340bは、コネクター部220の内部に収容され、それぞれ、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを押圧し、固定する。また、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの突起部327a,328aが基板300に刺さることにより、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、基板300に固定される。なお、防止部340aは、第1防止
部の一例であり、防止部340bは、第2防止部の一例である。
防止部340a,340bは、金属製のライトアングル部材450a,450b及び導電性を有するソフトガスケット500a,500bを備える。ライトアングル部材450a,450bは、金属製であり、ねじ350a,350bによって、第1コネクター面221に固定される。つまり、ライトアングル部材450a,450bは、第1コネクター面221にねじ止めされる。これにより、防止部340a,340bの電位が固定され、例えば、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bに帯電した静電気を除去する効果や、電磁ノイズからUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを保護する効果がある。なお、ライトアングル部材450aは、第1ライトアングル部材の一例であり、ライトアングル部材450aは、第2ライトアングル部材の一例である。
ソフトガスケット500a,500bは、例えば、スポンジのような伸縮可能な部材であり、両面テープ等の接合剤によって、ライトアングル部材450a,450bに接合される。図23に示すソフトガスケット500a,500bは、ライトアングル部材450a,450bと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bとの間を塞いでいる。つまり、ソフトガスケット500a,500bは、ライトアングル部材450a,450bと、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bとの間に挟まれた状態であり、通常の状態よりも収縮している。なお、ソフトガスケット500aは、第1ソフトガスケットの一例であり、ソフトガスケット500bは、第2ソフトガスケットの一例である。
よって、防止部340a,340bに含まれる部材のうち、ソフトガスケット500a,500bが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを押圧することにより、防止部340a,340bは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320a,320bを固定する。なお、ソフトガスケット500aは、伸縮可能な部材であるため、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを押圧するときに、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを傷つけず設置することができる。
図24は、防止部340a及びUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの分解斜視図である。ライトアングル部材450bは、ライトアングル部材450aと同じ構造であるため、ライトアングル部材450aの説明で代用する。ライトアングル部材450aは、接合面451a,ネジ穴452a,側面453a,454a,上面455a,及び背面456aを有する。
接合面451aと上面455aは、板状に形成され、互いに、直角をなす。ネジ穴452aは、接合面451aに設けられており、ネジ穴452aとねじ350aが係合することにより、ライトアングル部材450aは、第1コネクター面221に固定される。つまり、金属製のライトアングル部材450aは、第1コネクター面221にねじ止めされる。
なお、上述の通り、ソフトガスケット500aは導電性を有しており、金属製のライトアングル部材450aが、第1コネクター面221にねじ止めされた場合、ソフトガスケット500aは、第1コネクター面221と同電位となる。このため、ソフトガスケット500aに押圧されるUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの電位は安定し、ノイズや静電気に対して強くなる。
ライトアングル部材450aが、第1コネクター面221に固定された状態では、上面
455aは、基板300の実装面301と平行である。つまり、上面455aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの底面を構成する第1部分322a及び上面を構成する第2部分323aと平行である。
ソフトガスケット500aは、ライトアングル部材450aの側面453a,454a,上面455a,及び背面456aにより規定される空間Sに嵌め込まれる。図24に示すように、空間Sのサイズは、およそ、幅W,奥行きD,高さHである。
防止部340aに含まれる部材のうち、ソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aを押圧することにより、防止部340aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを固定する。このため、ソフトガスケット500aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aに接触させて、接触面積を大きくすることが好ましい。つまり、ソフトガスケット500aは、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する323aとの間に、可能な限り、隙間が生じないようにすることが好ましい。
具体的には、ソフトガスケット500aの幅Waは、空間Sの幅Wよりも大きくし、ライトアングル部材450aの側面453a,454aによって、ソフトガスケット500aが圧縮されることが好ましい。幅Wa方向において、ソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aを押圧する面積を大きくすることによって、ソフトガスケット500aは、強固にUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aを基板300に固定する。
また、ソフトガスケット500aの高さHaは高さHよりも大きくし、具体的には、少なくとも、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aと接触することが好ましい。ソフトガスケット500aは収縮するため、ソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aを押圧できるように、ソフトガスケット500aの高さHaを大きくすることが好ましい。
なお、ソフトガスケット500aの奥行きDaは、大きくしすぎないほうが好ましい。ソフトガスケット500aの奥行きDaを大きくした場合、奥行きDa方向において、ソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの上面を構成する第2部分323aを押圧する面積を大きくすることができる。しかし、ソフトガスケット500aの奥行きDaを大きくしすぎた場合、圧縮されたソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの開口321a付近に達するおそれがあるため、ソフトガスケット500aの奥行きDaは、奥行きDと同程度の大きさであることが好ましい。より好ましくは、ソフトガスケット500aが、空間Sに収まる程度の大きさであることが好ましい。
圧縮されたソフトガスケット500aが、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aの開口321a付近に達する状態では、USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aが、圧縮されたソフトガスケット500aに接触するおそれがある。USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aの電位と、圧縮されたソフトガスケット500aの電位とは、必ずしも同電位であるとは限らないため、例えば、USB-Type-Cケーブル400aによって接続される外部機器10aの誤動作や故障等の原因となるおそれがある。
2.変形例
2-1.変形例1
図25を参照して、本実施形態のコネクター部220の変形例1について説明する。変形例1における、コネクター部2201の構成例について説明する。変形例1を説明するにあたり、本実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、その説明を省略、若しくは簡略化する。図25は変形例2のコネクター部220の第1コネクター面221及び第2コネクター面222を平面視した図である。
変形例1のコネクター部2201の第2コネクター面222に設けられる複数のコネクターの配置は、本実施形態と異なり、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eと電源コネクター320fの位置が異なっている。
具体的には、本実施形態では、DKレセプタクルコネクター320gと、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eとの間に、電源コネクター320fが配置される。変形例1では、DKレセプタクルコネクター320gと、電源コネクター320fとの間に、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eが配置される。
DKレセプタクルコネクター320gよりも、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eのほうが、誤挿入のおそれが小さいため、このような配置であってもよい。つまり、視認しづらい、又は、手探りの状態であっても、使用者が、USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eの位置を正しく認知することができるため、DKレセプタクルコネクター320gへの誤挿入のおそれが小さくなる。
2-2.変形例2
図26を参照して、本実施形態の基板300の変形例2について説明する。変形例2における、基板300aの構成例について説明する。変形例2を説明するにあたり、本実施形態と同様の構成については、同じ符号を付し、その説明を省略、若しくは簡略化する。図26は変形例2の基板300aの概略図である。
変形例2の基板300aは、本実施形態と異なり、スロット320hを備える。具体的には、本実施形態の基板300では、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aが配置されているが、変形例2の基板300aは、このUSB-Type-Cレセプタクルコネクター320aのかわりに、メモリーカードを挿入可能なスロット320hを備える。スロット320hは、システムバス41を介してCPU31によって制御され、メモリーカードのデータの書き換えが行われる。例えば、スロット320hは、SDカードやマイクロSDカード等に対応する。
USB-Type-Cインターフェース60aに接続されたスマートデバイス3aを操作することによって、使用者は、メモリーカードに会計情報を記憶することができる。また、スマートデバイス3aは、メモリーカードに保存されているデータに基づいて、印刷装置2に印刷を実行させることができる。例えば、印刷装置2は、メモリーカードに保存されている会計情報等を印刷することができる。
また、第2電源回路12bは、本実施形態と異なり、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bに電力を供給してもよい。この場合、USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、USB PDに対応したコネクターとして使用することもできる。
3.電子機器
本実施形態に係る電子機器500について、図27を参照しながら説明する。図27は、本実施形態の電子機器500の概略構成を示す機能ブロック図である。
電子機器500は、半導体集積回路505,CPU510,操作部520,ROM530,RAM540,通信部550,表示部560,音声出力部570と、を含んでも良い。なお、電子機器500は、これらの要素の一部を省略又は変更し、あるいは他の要素を追加した構成としてもよい。
半導体集積回路505は、CPU510からのコマンドに応じて各種の処理を行う。例えば、半導体集積回路505は、CPU510からのコマンドに応じて、入力されたデータを補正したり、データのフォーマットを変換したりする。
CPU510は、ROM530等に記憶されているプログラムに従って、半導体集積回路505から供給されるデータ等を用いて各種の演算処理や制御処理を行う。例えば、CPU510は、操作部520から供給される操作信号に応じて各種のデータ処理を行ったり、外部との間でデータ通信を行うために通信部550を制御したり、表示部560に各種の画像を表示させるための画像信号を生成したり、音声出力部570に各種の音声を出力させるための音声信号を生成したりする。
操作部520は、例えば、操作キーやボタンスイッチ等を含む入力装置であり、使用者による操作に応じた操作信号をCPU510に出力する。ROM530は、CPU510が各種の演算処理や制御処理を行うためのプログラムやデータ等を記憶している。また、RAM540は、CPU510の作業領域として用いられ、ROM530から読み出されたプログラムやデータ、操作部520を用いて入力されたデータ、又は、CPU510がプログラムに従って実行した演算結果等を一時的に記憶する。
通信部550は、例えば、アナログ回路及びデジタル回路で構成され、CPU510と外部装置との間のデータ通信を行う。表示部560は、例えば、LCD(Liquid Crystal
Display)等を含み、CPU510から供給される表示信号に基づいて各種の情報を表示する。また、音声出力部570は、例えば、スピーカー等を含み、CPU510から供給される音声信号に基づいて音声を出力する。
上述のように、電子機器500は、例えば、媒体Pに対して印刷を行う印刷部20を備えた印刷装置であってもよい。また、例えば、電子機器500は、プロジェクター、電子辞書、電子ゲーム機器、携帯電話機等の移動端末、デジタルスチルカメラ、デジタルムービー、テレビ、レコーダー、防犯用モニター、ヘッドマウントディスプレイ、パーソナルコンピューター、ネットワーク機器、カーナビゲーション機器、測定機器、及び、医療機器(例えば、電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、及び、電子内視鏡)等であってもよい。
USB-Type-Cレセプタクルコネクター320bは、第1レセプタクルコネクターの一例である。外部機器10bは、第1外部機器の一例である。USB-Type-Cレセプタクルコネクター320aは、第2レセプタクルコネクターの一例である。USB-Type-Aレセプタクルコネクター320cは、第3レセプタクルコネクターの一例である。USB-Type-Bレセプタクルコネクター320eは、第4レセプタクルコネクターの一例である。USB-Type-Cケーブル400bのプラグ401bは、第1ケーブルの第1プラグの一例である。USB-Type-Cケーブル400aのプラグ401aは、第2ケーブルの第2プラグの一例である。USB-Type-Aケーブル400cのプラグ401cは、第3ケーブルの第3プラグの一例である。USB-Type-Bケーブル400eのプラグ401eは、第4ケーブルの第4プラグの一例である。
以上、実施形態及び変形例について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限られる
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能である。例えば、上記の実施形態を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法及び結果が同一の構成、あるいは目的及び効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成又は同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
上述した実施形態及び変形例から以下の内容が導き出される。
電子機器の一態様は、
基板と、
本体ケースと、
前記基板と前記本体ケースとを固定するための第1係止部材及び第2係止部材と、
を備え、
前記基板は、
第1ケーブルの第1プラグと接続可能な第1レセプタクルコネクターと、
第2ケーブルの第2プラグと接続可能な第2レセプタクルコネクターと、
前記第1レセプタクルコネクターに電力を供給する第1コイルと、
前記第2レセプタクルコネクターに電力を供給する第2コイルと、
が設けられ、
前記第1レセプタクルコネクターは、第1USB-Type-Cレセプタクルコネクターであり、
前記第2レセプタクルコネクターは、第2USB-Type-Cレセプタクルコネクターであり、
前記第1ケーブルは、第1USB-Type-Cケーブルであって、
前記第2ケーブルは、第2USB-Type-Cケーブルであって、
前記第1係止部材から前記第1コイルまでの距離L1は、前記第1係止部材から前記第1レセプタクルコネクターまでの距離L2よりも短く、
前記第2係止部材から前記第2コイルまでの距離L3は、前記第2係止部材から前記第2レセプタクルコネクターまでの距離L4よりも短い。
この電子機器によれば、第1コイルの発熱量は、第1レセプタクルコネクターの発熱量よりも大きい。このため、第1係止部材に対して、第1コイルを第2レセプタクルコネクターよりも近い位置に配置することによって、基板の放熱の効果を高めることができる。同様に、第2コイルの発熱量は、第2レセプタクルコネクターの発熱量よりも大きい。このため、第2係止部材に対して、第2コイルを第1レセプタクルコネクターよりも近い位置に配置することによって、基板の放熱の効果を高めることができる。
前記電子機器の一態様は、
前記距離L1は、前記第1コイルから前記第1レセプタクルコネクターまでの距離L5よりも短く、
前記距離L3は、前記第2コイルから前記第2レセプタクルコネクターまでの距離L6よりも短くてもよい。
この電子機器によれば、第1係止部材は、第2レセプタクルコネクターで発生した熱よりも、より近くに配意される第1コイルで発生した熱を多く放熱する。また、第1係止部材から見て、第2レセプタクルコネクター320は、第1コイルの向こう側に配置される
ため、第2レセプタクルコネクターによる発熱が、第1係止部材に与える影響は小さい。発熱量の大きい第1コイルを第1係止部材の近くに配置することにより、基板の放熱の効率を高めることができる。同様に、第2係止部材は、第1レセプタクルコネクターで発生した熱よりも、より近くに配意される第2コイルで発生した熱を多く放熱する。また、第2係止部材332から見て、第1レセプタクルコネクターは、第2コイルの向こう側に配置されるため、第1レセプタクルコネクターによる発熱が、第2係止部材に与える影響は小さい。発熱量の大きい第2コイルを第2係止部材近くに配置することにより、基板の放熱の効率が高まる。
前記電子機器の一態様は、
前記第1コイルは、前記第1レセプタクルコネクターに一定電力を供給し、
前記第2コイルは、前記第2レセプタクルコネクターに可変電力を供給し、
前記距離L6は、前記距離L5よりも短くてもよい。
この電子機器によれば、第1電回路はUSB PDに対応しておらず、第1電源回路に含まれる第1コイルは、第2レセプタクルコネクターに一定電力を供給する。第2電源回路はUSB PDに対応しているため、第2電源回路に含まれる第2コイルは、第1レセプタクルコネクターに可変電力を供給する。同様に、第2レセプタクルコネクターよりも第1レセプタクルコネクターのほうが、消費電力が大きく発熱量が大きいため、第1レセプタクルコネクターに電力を供給する第2コイルが、第2レセプタクルコネクターよりも第1レセプタクルコネクターの近くに配置されることにより、電力の伝達の効率を上げることができる。
前記電子機器の一態様は、
前記第1レセプタクルコネクターを制御するUSBハブを備え、
前記USBハブは、前記第1コイルと、前記第2コイルとの間に配置されてもよい。
この電子機器によれば、USBハブは、発熱量の大きい第1コイルを含む第1電源回路と、第2コイルを含む第2電源回路の間に配置される。これにより、第1電源回路及び第2電源回路の発熱がUSBハブに与える影響を小さくすることができる。
前記電子機器の一態様は、
第3ケーブルの第3プラグと接続可能な第3レセプタクルコネクターを備え、
前記第3レセプタクルコネクターは、USB-Type-Aレセプタクルコネクターであり、
前記第3ケーブルは、USB-Type-Aケーブルであって、
前記第1コイルは、前記第3レセプタクルコネクターに電力を供給してもよい。
この電子機器によれば、第1コイルを含む第1電源回路は、第1レセプタクルコネクターだけでなく、第3レセプタクルコネクターにも電力を供給する。これにより、電源回路を共通化することができ、基板に搭載される部品の構成を簡素化することができる。
前記電子機器の一態様は、
第4ケーブルの第4プラグと接続可能な第4レセプタクルコネクターを備え、
前記第4レセプタクルコネクターは、USB-Type-Bレセプタクルコネクターであり、
前記第1コイルは、前記第4レセプタクルコネクターに電力を供給してもよい。
この電子機器によれば、第1コイルを含む第1電源回路は、第1レセプタクルコネクターだけでなく、第4レセプタクルコネクターにも電力を供給する。これにより、電源回路
を共通化することができ、基板に搭載される部品の構成を簡素化することができる。
前記電子機器の一態様は、
前記USBハブは、前記第1レセプタクルコネクター,前記第3レセプタクルコネクター,及び前記第4レセプタクルコネクターを制御してもよい。
この電子機器によれば、USBハブは、第1レセプタクルコネクター,第3レセプタクルコネクター,及び第4レセプタクルコネクターをまとめて制御することができる。つまり、1つのUSBハブにより、USB PDに対応しない複数のレセプタクルコネクターを制御するため、基板に搭載される部品の構成を簡素化することができる。
前記電子機器の一態様は、
媒体に対して印刷を行う印刷部を備えてもよい。
この電子機器によれば、印刷部を備えるため、電子機器を印刷装置として使用することができる。