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JP7713301B2 - 光源装置および投写型表示装置 - Google Patents
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JP7713301B2 - 光源装置および投写型表示装置 - Google Patents

光源装置および投写型表示装置

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Description

本開示、光源装置および投写型表示装置に関し、特に、蛍光体を備える光源装置、および、光源装置を備える投写型表示装置に関する。
近年、液晶パネルやミラー偏向型のDMD(Digital Micromirror Device)の画像光形成部を用いた投写型表示装置の光源として、半導体レーザや発光ダイオードの固体光源を用いた投写型表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の光源装置は、光源と、光分離素子と、蛍光体と、第1の反射素子と、1/4位相差板と、拡散板と、第2の反射素子とを備える。光源は、可視光領域の波長の励起光を出力する。光分離素子は、可視光領域の波長の光であってS偏光の光に対し高反射の特性を有すると共にP偏光の光に対し高透過の特性を有するようにカットオフ波長が設定され、光源からの光を分離する。蛍光体には、光分離素子によって分離された光のうち一方の光が照射される。第1の反射素子は、蛍光体によって発光した光を光分離素子へ反射する。1/4位相差板は、光分離素子によって分離された光のうち他方の光の偏光を調整する。拡散板は、光分離素子によって分離された光のうち他方の光を拡散すると共に他方の光の偏光方向を維持可能である。第2の反射素子は、1/4位相差板を透過した他方の光を、1/4位相差板を介して光分離素子へ導く。これにより、長寿命な光源装置を構成する。
特開2013-250494号公報
しかしながら、レーザ光を蛍光体に集光した場合、レーザ光のエネルギー密度が高いことにより蛍光体が発熱し、蛍光体の発光効率が劣化してしまうという問題がある。特に、光源装置をより高出力化しようとした場合においてこの問題が顕著となり、光源装置及びこの光源装置を備える投写型表示装置の出力飽和を招く可能性がある。
本開示はこのような事情を鑑みてなされたものであり、蛍光体の発熱を抑制することにより蛍光体の発光効率の低下を抑制することが可能な光源装置および投写型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の一態様に係る光源装置は、光源と、第1の光分離素子と、第1の蛍光体と、第2の蛍光体とを備える。前記第1の光分離素子は、前記光源からの光のうち、第1の偏光方向を有する光を透過し、前記第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光を反射する。前記第1の蛍光体は、前記第1の光分離素子を透過した光が照射され、第1の波長域の光を発光する。前記第2の蛍光体は、前記第1の光分離素子によって反射された光が照射され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を発光する。前記第1の光分離素子は、前記第1の波長域の光と前記第2の波長域の光とのうち、一方を透過し、他方を反射する。
本開示の一態様に係る投写型表示装置は、前記光源装置を備える。
上記の構成によれば、蛍光体の発熱を抑制することにより蛍光体の発光効率の低下を抑制することが可能な光源装置および投写型表示装置を提供できる。
図1は、実施の形態に係る光源装置の構成図である。 図2は、第2のダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 図3は、第1のダイクロイックミラーの分光特性を示す図である。 図4は、実施の形態に係る投写型表示装置の構成図である。
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するものであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
(実施の形態)
[1.光源装置の構成の概要]
以下、本開示を実施するための形態について、図1~図3を参照しながら説明する。
図1は、実施の形態に係る光源装置10の構成図である。
光源装置10は、固体光源ユニット23と、第1のダイクロイックミラー30と、第1の蛍光体素子40と、第2の蛍光体素子46と、第2のダイクロイックミラー32と、第1の位相差板に相当する1/4位相差板36と、第2の位相差板に相当する1/4位相差板34と、反射板38(反射素子)とを備える。
固体光源ユニット23は、固体光源である半導体レーザ20と、放熱板21と、コリメートレンズ22とを備える。本実施の形態における構成は、放熱板21上に半導体レーザ20が配置され、半導体レーザ20から出射する光線を受ける位置にコリメートレンズ22が配置された構成である。
半導体レーザ20は、波長域が440nm以上455nm以下の青色の直線偏光を出射する。本実施の形態においては、一定の間隔で2次元状に24個の半導体レーザ20が6×4の長方形状に配置されている。
また、半導体レーザ20の個数及び配置の方法は本実施の形態に限られるものではない。半導体レーザ20の個数及び配置の方法は、例えば、1つの半導体レーザ20のみが配置されている形態及び16個の半導体レーザ20が4×4の正方形状に配置されている形態などでもよい。
ヒートシンク24は、放熱板21にねじ止め固定される。半導体レーザ20の出力に伴って発生する熱は、放熱板21を介してヒートシンク24によって冷却される。
拡散板61は、コリメートレンズ22を通過した光を受ける位置に配置されている。拡散板61の表面は、微細な凹凸形状により光を拡散する構造となっている。また、拡散板61は通過した光の偏光特性が保持される程度に拡散角度の値が十分小さいものを用いている。
第2のダイクロイックミラー32は、拡散板61を通過した光を受ける位置に配置されている。第2のダイクロイックミラー32は、分光特性に応じて半導体レーザ20からの光を2方向に分離する光分離素子である。第2のダイクロイックミラー32のカットオン波長は、半導体レーザ20から出射される光の波長域とほぼ等しくなるように設定されている。
図2は、第2のダイクロイックミラー32の分光特性を示すグラフである。図2は、第2のダイクロイックミラー32に入射する光の波長に対する第2のダイクロイックミラー32の透過率を示している。第2のダイクロイックミラー32は、半導体レーザ20が出力する光の波長域である440nm以上455nm以下の波長域の光において、P偏光の光をS偏光の光に対して高い透過率で透過し、S偏光の光をP偏光の光に対して高い反射率で反射する。また第2のダイクロイックミラー32は、波長が500nm付近以上の波長域の光においてP偏光の光及びS偏光の光を透過する特性を併せて備える。つまり第2のダイクロイックミラー32は、青色光を偏光特性に応じて反射又は透過し、緑色光及び赤色光を偏光特性に関係なく透過するような素子である。
図1の説明に戻り、1/4位相差板34は、第2のダイクロイックミラー32によって反射された光を受ける位置に配置されている。1/4位相差板34は、半導体レーザ20の発光波長近傍で位相差が1/4波長となる位相差板である。1/4位相差板34は、入射するS偏光の光が1/4位相差板34で円偏光に変換されるように設置されている。
第1のダイクロイックミラー30は、1/4位相差板34を通過した光を受ける位置に配置されており、1/4位相差板34によって円偏光に調整された光を第1のダイクロイックミラー30の分光特性に応じて2方向に分離する光分離素子である。第1のダイクロイックミラー30は、半導体レーザ20から出力され、1/4位相差板34によって円偏光へと変換される光において、S偏光の光に対してP偏光の光よりも高反射の特性を有し、P偏光の光に対してS偏光の光よりも高透過の特性を有する。図3の説明で後述するように、第1のダイクロイックミラー30は、入射した光を波長に応じて反射又は透過をする特性をさらに有する。
図3は、第1のダイクロイックミラー30の分光特性を示すグラフである。第1のダイクロイックミラー30は、半導体レーザ20が出力する光の波長域である波長域が440nm付近から455nm付近の半導体レーザ光においてP偏光の光をS偏光の光に対して高い透過率で透過し、S偏光の光をP偏光の光に対して高い反射率で反射する。さらに、第1のダイクロイックミラー30は、波長470nm付近から585nm付近の範囲においてはP偏光及びS偏光のどちらの偏光方向においても透過する特性を有する。また、第1のダイクロイックミラー30は、585nm付近以上の波長域においてはP偏光及びS偏光のどちらの偏光方向においても反射する特性を有する。つまり、第1のダイクロイックミラー30は、青色光を偏光特性に応じて反射又は透過し、緑色から黄色の光を偏光方向によらず透過し、赤色光を偏光方向によらず反射する特性を有する。
図1の説明に戻り、第1のコンデンサレンズ群62は、第1の集光素子である。第1のコンデンサレンズ群62は、第1のダイクロイックミラー30を透過した光を受ける位置に配置されている。第1のコンデンサレンズ群62は、第1のダイクロイックミラー30を透過した光を集光し、後述する第1の蛍光体素子40に入射させる。
第1の蛍光体素子40は、第1の蛍光体層41と、反射層42と、放熱板43と、ヒートシンク45とを備える。
第1の蛍光体層41は、半導体レーザ20の波長域である440nm以上455nm以下の波長域の青色光によって励起され、緑色光を発光する蛍光体である。第1の蛍光体層41は、Ce付活LuAG系蛍光体によって形成されており、この結晶母体の代表的な化学組成はLuAl12である。第1の蛍光体層41は、光分離素子である第1のダイクロイックミラー30を透過した光が照射され、緑色の波長域の光を発光する。
反射層42は、第1の蛍光体層41において第1のダイクロイックミラー30を透過した光が照射される第1面411と対となる第2面412に設けられている。反射層42は、可視光を反射する金属膜である。反射層42は、入射する第1の蛍光体層41によって発光した緑色光を第1のダイクロイックミラー30の方向へと反射する。これにより第1の蛍光体層41によって発光した光は、第1のダイクロイックミラー30の方向に出射する。第1の蛍光体層41から出射した光は、第1のコンデンサレンズ群62によって集光されることにより、第1のダイクロイックミラー30に平行な光束となって照射される。
ヒートシンク45は、放熱板43を介して第1の蛍光体層41と接続されている。ヒートシンク45は、第1の蛍光体層41を冷却するためのものである。第1の蛍光体層41での励起光によって発生する熱が第1の蛍光体層41からヒートシンク45に伝達されるので、励起光による第1の蛍光体層41の温度上昇を抑制する。これにより、第1の蛍光体素子40は、第1の蛍光体層41の蛍光変換効率を安定に維持することができる。
第2のコンデンサレンズ群63は、第2の集光素子である。第2のコンデンサレンズ群63は、第1のダイクロイックミラー30によって反射された光を受ける位置に配置されている。第2のコンデンサレンズ群63は、第1のダイクロイックミラー30によって反射された光を集光し、後述する第2の蛍光体素子46に入射させる。
第2の蛍光体素子46は、第2の蛍光体層47と、反射層48と、放熱板49と、ヒートシンク51とを備える。
第2の蛍光体層47は、半導体レーザ20の波長域である440nm以上455nm以下の波長域の青色光によって励起され、黄色光を主に発光する蛍光体である。第2の蛍光体層47は、Ce付活YAG系蛍光体よって形成されており、この結晶母体の代表的な化学組成はYAl12である。第2の蛍光体層47は、光分離素子である第1のダイクロイックミラー30によって反射された光が照射され、黄色の波長域の光を発光する。
反射層48は、第2の蛍光体層47において第1のダイクロイックミラー30によって反射された光が照射される第1面471と対となる第2面472に設けられている。反射層48は、可視光を反射する金属膜である。反射層48は、入射する第2の蛍光体素子46によって発光した黄色光を第1のダイクロイックミラー30の方向に反射する。これにより、第2の蛍光体層47によって発光した光は、第1のダイクロイックミラー30の方向へ出射する。第2の蛍光体層47から出射した光は、第2のコンデンサレンズ群63によって集光されることにより、第1のダイクロイックミラー30に平行な光束となって照射される。
ヒートシンク51は、放熱板49を介して第2の蛍光体層47に接続されている。ヒートシンク51は、第2の蛍光体層47を冷却するためのものである。第2の蛍光体層47での励起光によって発生する熱が第2の蛍光体層47からヒートシンク51に伝達されるので、励起光による第2の蛍光体層47の温度上昇を抑制する。これにより、第2の蛍光体素子46は、第2の蛍光体層47の蛍光変換効率を安定に維持することができる。
コンデンサレンズ64は、第3の集光素子である。コンデンサレンズ64に入射した光は、第2のダイクロイックミラー32を透過した光を集光し、後述する反射板38の近傍に集光スポットを形成する。
第2の位相差板である1/4位相差板36は、水晶や延伸フィルムなどで構成され、コンデンサレンズ64によって集光された光を受ける位置に配置される。1/4位相差板36は、第2のダイクロイックミラー32を透過したP偏光の青色光を円偏光の光に調整する。
反射板38は、ミラーなどで構成された反射素子である。反射板38は、1/4位相差板36を透過した光を1/4位相差板36を介して第2のダイクロイックミラー32へ導くよう構成されている。
[2.光源装置の構成及び動作の詳細]
以下、光源装置10の構成及び動作の詳細について説明を行う。
半導体レーザ20は、波長域が440nm以上455nm以下の直線偏光の青色光を発光する。半導体レーザ20から出射する青色光の偏光方向は、第2のダイクロイックミラー32の透過軸に対して所望の角度での方位角で入射するよう調整して設置されている。今回の実施の形態においては、半導体レーザ20から出射する偏光は、第2のダイクロイックミラー32の入射面に対して約20%がP偏光、約80%がS偏光となるように調整されている。
半導体レーザ20を出射した青色光は、拡散板61によって拡散され、第2のダイクロイックミラー32に入射する。なお、本実施の形態では、第2のダイクロイックミラー32での光の分離比を半導体レーザ20から出射する偏光の偏光方向を調整することによって調整を行ったが、半導体レーザ20と拡散板61の間に位相差板を設置することにより分離比を調整してもよい。
第2のダイクロイックミラー32に入射した光は、図2に示した分光特性に従って透過又は反射をすることで分光される。第2のダイクロイックミラー32は、波長455nm付近の半導体レーザ光のP偏光の光を高い透過率で透過し、S偏光の光を高い反射率で反射する特性を有する。そのため、半導体レーザ20から出射された波長域が440nm以上455nm以下の青色光のうち、P偏光の光は、第2のダイクロイックミラー32を透過し、コンデンサレンズ64に入射する。他方で半導体レーザ20から出射された波長域が440nm以上455nm以下の青色光のうちS偏光の光は、第2のダイクロイックミラー32によって反射され、第1の位相差板に相当する1/4位相差板34に入射する。
第1の位相差板である1/4位相差板34に入射したS偏光の青色光は、1/4位相差板34によってP偏光成分およびS偏光成分を約50%ずつ含む円偏光に変換される。1/4位相差板34を透過した光は、第1のダイクロイックミラー30に入射する。
第2のダイクロイックミラー32を透過したP偏光の光は、集光素子であるコンデンサレンズ64によって集光され、反射板38の近傍に集光スポットを形成する。その際に、コンデンサレンズ64と反射板38との間に配置されている第2の位相差板に相当する1/4位相差板36によってP偏光の光は円偏光に変換される。
コンデンサレンズ64によって集光され、1/4位相差板36により円偏光に変換された青色光は、反射板38によって反射される。反射された光は、円偏光の位相が反転し、再び、1/4位相差板36へ入射する。1/4位相差板36に入射した光は、円偏光からS偏光に変換され、再びコンデンサレンズ64によって集光される。
第1のダイクロイックミラー30を透過したP偏光の青色光は、集光素子である第1のコンデンサレンズ群62により集光される。集光された光は、光強度がピーク強度に対して13.5%となる直径が1mm以上2mm以下のスポット光に重畳され、第1の蛍光体素子40に入射する。拡散板61は、そのスポット光の径が、所望の径となるよう光を拡散させるとともに、2次元状に配置された半導体レーザ20に起因するスポット光内の微小な光強度ムラを減少させ、蛍光体が局所的に温度上昇することを抑制する。
青色光が入射した第1の蛍光体層41は、緑色の励起光を発光する。第1の蛍光体層41によって発光した緑色光は、直接、または反射層42によって反射され、第1のコンデンサレンズ群62に入射する。
第1のコンデンサレンズ群62に入射した緑色光は、第1のコンデンサレンズ群62によって集光され、略平行光に変換後、第1のダイクロイックミラー30に入射する。
第1のダイクロイックミラー30で反射したS偏光の光について説明する。第1のダイクロイックミラー30によって反射されたS偏光の光は、集光素子である第2のコンデンサレンズ群63により集光される。集光された光は、光強度がピーク強度に対して13.5%となる直径が1mm以上2mm以下のスポット光に重畳され、第2の蛍光体素子46に入射する。
青色光が入射した第2の蛍光体層47は、黄色光を発光する。第2の蛍光体層47によって発光した黄色光は、直接または、反射層48によって反射され、第2のコンデンサレンズ群63に入射する。
第2のコンデンサレンズ群63に入射した黄色光は、第2のコンデンサレンズ群63によって集光され、略平行光に変換された後、第1のダイクロイックミラー30に入射する。
次に、第1のダイクロイックミラー30に入射した、第1の蛍光体層41によって発光した緑色光と第2の蛍光体層47によって発光した黄色光とについて説明する。
第1のダイクロイックミラー30に入射した第1の蛍光体層41によって発光した緑色光は、図3で示した第1のダイクロイックミラー30の分光特性に従って、第1のダイクロイックミラー30を透過する。
第1のダイクロイックミラー30に入射した黄色光は、図3で示した第1のダイクロイックミラー30の分光特性に従って透過又は反射をすることで分光される。具体的には、長波長側の赤成分(波長585nm以上)は、第1のダイクロイックミラー30によって反射され、短波長側の緑成分(波長585nm未満)は、第1のダイクロイックミラー30を透過する。これにより、黄色光から赤色光を取り出すことができる。
第2の蛍光体層47から出射し第1のダイクロイックミラー30によって反射された赤色光と、第1の蛍光体層41によって発光し第1のダイクロイックミラー30を透過した緑色光とは、1/4位相差板34を透過し、第2のダイクロイックミラー32に入射する。
第2のダイクロイックミラー32に入射した赤色光及び緑色光は、図2で示した第2のダイクロイックミラー32の特性に従い、透過する。他方で、反射板38で反射され、第2のダイクロイックミラー32に入射した青色光は、1/4位相差板36によってS偏光へと変換されるため、第2のダイクロイックミラー32の特性に従って反射する。
以上の動作により、本実施の形態の光源装置10では、第2のダイクロイックミラー32を反射したS偏光の青色光と、第2のダイクロイックミラー32を透過した赤色光と、第2のダイクロイックミラー32を透過した緑色光と、が合成されて白色光が生成される。
蛍光発光の緑色光及び赤色光と、半導体レーザ20の青色光とにより構成された白色光は、良好なホワイトバランスの発光特性を得ることができ、この発光スペクトル特性は、投写型表示装置225(図4参照)の光学系で青、緑、赤の3原色光に分離しても、所望の色度座標の単色光を得ることができる。
光源装置10は、1/4位相差板34と第1のダイクロイックミラー30とにより、第2のダイクロイックミラー32により反射された光を偏光分離し、第1の蛍光体素子40と第2の蛍光体素子46の2つの蛍光体素子を励起し、緑色光および黄色光をそれぞれ生成する。つまり、本実施の形態に係る光源装置10は、1つの蛍光体素子を用いた場合に対し、蛍光体に入射する励起光の放射量を抑制することが可能となる。
加えて、一般に良く知られる通り、励起光を蛍光体に集光する場合、励起光のエネルギー密度の上昇に従って蛍光体が発熱し、蛍光体の発光効率が低下する。本実施の形態に係る光源装置10において、第1の蛍光体層41及び第2の蛍光体層47は、入射する励起光の放射量が抑制されることによって、1つの蛍光体素子を用いた場合に対して高い発光効率で白色光を生成することが可能となる。
(実施の形態の変形例)
なお、本実施の形態では青色光によって励起されることで黄色光を発光する黄色蛍光体を第2の蛍光体層47として用いているが、本実施の形態の変形例として、第2の蛍光体層47は、例えば青色光により励起されることによって赤色光を発光する赤色蛍光体を用いてもよい。この場合、第2の蛍光体層47には、例えば、Eu付活窒素系の蛍光体が用いられ、化学組成は(Sr,Ca)AlSiNである。
また、図1では1つの固体光源ユニット23が用いられているが、複数の固体光源ユニット23がミラーで合成されて用いられてもよい。第2のダイクロイックミラー32はP偏光の青色光を透過、S偏光の青色光を反射し、緑色光及び赤色光を透過する特性であることを例に挙げて説明したが、緑色光および赤色光を反射する特性であってもよい。この場合、レーザ光の約80%がP偏光、約20%がS偏光成分となるように設定する。
また、第1のダイクロイックミラー30は、P偏光の青色光を透過、S偏光の青色光を反射し、緑色光を透過し、赤色光を反射する特性であることを例に挙げて説明したが、緑色光を反射し、赤色光を透過する特性であってもよい。この場合、第1の蛍光体素子40には黄色蛍光体又は赤色蛍光体が用いられ、第2の蛍光体素子46には緑色蛍光体が用いられる。
[3.本実施の形態に係る光源装置を備えた投写型表示装置の構成及び動作]
本実施の形態に係る光源装置を備えた投写型表示装置の構成詳細について、以下、図面を用いて説明する。図4は、本実施の形態に係る光源装置10を備えた投写型表示装置225の構成図である。
本実施の形態における投写型表示装置225は、光源装置10と、画像光形成部200と、導光部210とを備える。
画像光形成部200の駆動方式は、TN(Twisted Nematic)モードもしくはVA(Vertical Alignment)モードである。画像光形成部200は、画素領域に薄膜トランジスタを形成したアクティブマトリクス方式の透過型の液晶パネルを用いる。
画像光形成部200は、3枚の液晶パネル117,118,119を備え、3枚の液晶パネル117,118,119によって画像光を形成する。画像光形成部200は、色合成プリズム123をさらに備える。色合成プリズム123は、基材と、赤色の光を反射するダイクロイック膜と、青色の光を反射するダイクロイック膜とを有する。上記2つのダイクロイック膜は、基材に設けられている。色合成プリズム123によって色合成された画像光は、投写レンズ124を介して投写される。
導光部210は、第1のレンズアレイ板100と、第2のレンズアレイ板101と、偏光変換光学素子102と、重畳用レンズ103と、第3のダイクロイックミラー104と、第4のダイクロイックミラー105と、を備える。導光部210は、第1の反射ミラー106と、第2の反射ミラー107と、第3の反射ミラー108と、第1のリレーレンズ109と、第2のリレーレンズ110と、第1のフィールドレンズ111と、第2のフィールドレンズ112と、第3のフィールドレンズ113と、を備える。導光部210は、光源装置10からの光を画像光形成部200に導光する。
第1のレンズアレイ板100は、光源装置10から出射した白色光を受ける位置に配置されている。第1のレンズアレイ板100のレンズ素子は、後述する第1の液晶パネル117と第2の液晶パネル118と第3の液晶パネル119と、それぞれ相似形の開口形状である。
第2のレンズアレイ板101は、第1のレンズアレイ板100から出射した光を受ける位置に配置されている。第2のレンズアレイ板101は、例えばガラスなどで構成されている。第2のレンズアレイ板101のレンズ素子の焦点距離は、第1のレンズアレイ板100と液晶パネル117,118,119とが実質的に共役関係となる位置に配置されている。
偏光変換光学素子102は、第2のレンズアレイ板101から出射した光を受ける位置に配置されている。偏光変換光学素子102は、偏光分離プリズムと、1/2位相差板とを有し、光源装置10からの光を1つの偏光方向(S偏光)の光に変換する。偏光変換光学素子102からの光は、重畳用レンズ103に入射する。
重畳用レンズ103は、偏光変換光学素子102からの光を受ける位置に配置されている。偏光変換光学素子102からの光は、重畳用レンズ103を通過することにより液晶パネル117,118,119上で重畳される。光源装置10から出射した白色光は、第1のレンズアレイ板100、第2のレンズアレイ板101及び重畳用レンズ103を用いることによって、第1の液晶パネル117、第2の液晶パネル118及び第3の液晶パネル119上での照度分布が均一化される。
第3のダイクロイックミラー104は、重畳用レンズ103を透過した光を受ける位置に配置されている。第3のダイクロイックミラー104は、青色の波長域の光を反射し、それ以外の波長域の光を透過する特性を有する。第3のダイクロイックミラー104によって反射された青色光は、第1の反射ミラー106に入射する。
第4のダイクロイックミラー105は、第3のダイクロイックミラー104を透過した光を受ける位置に配置されている。第4のダイクロイックミラー105は、緑色の波長域の光を反射し、それ以外の波長域の光を透過する特性を有する。第4のダイクロイックミラー105によって反射された緑色光は、第1のフィールドレンズ111に入射する。
第1のリレーレンズ109は、第4のダイクロイックミラー105を透過した光を受ける位置に配置されている。第1のリレーレンズ109は、赤色の波長域の光の光路長が青色、緑色の波長域の光の光路長よりも長くなることによる赤色の波長域の光の損失を補償する特性を有する。また、第1のリレーレンズ109を透過した光は、第2の反射ミラー107に入射する。
第1の反射ミラー106は、第3のダイクロイックミラー104によって反射された光を受ける位置に配置されている。第1の反射ミラー106は、例えばアルミ成膜ミラーなどの一般的な全反射ミラーである。第1の反射ミラー106によって反射された光は、第2のフィールドレンズ112に入射する。
第2の反射ミラー107は、第1のリレーレンズ109を透過した光を受ける位置に配置されている。第2の反射ミラー107は、第1の反射ミラー106と同様に、例えばアルミ成膜ミラーなどの一般的な全反射ミラーである。第2の反射ミラー107によって反射された光は、第2のリレーレンズ110に入射する。
第2のリレーレンズ110は、第2の反射ミラー107によって反射された光を受ける位置に配置されている。第2のリレーレンズ110は、第1のリレーレンズ109と同様、赤色の波長域の光の損失を補償する特性を有する。
第3の反射ミラー108は、第2のリレーレンズ110を透過した光を受ける位置に配置されている。第2の反射ミラー107は、第1の反射ミラー106と同様に、例えばアルミ成膜ミラーなどの一般的な全反射ミラーである。第3の反射ミラー108によって反射された光は、第3のフィールドレンズ113に入射する。
第1のフィールドレンズ111は、第4のダイクロイックミラー105によって反射された光を受ける位置に配置されている。第1のフィールドレンズ111は、入射した光を平行化する特性を有する。第1のフィールドレンズ111を透過した光は、画像光形成部200を構成する第1の入射側偏光板114に入射する。
第2のフィールドレンズ112は、第1の反射ミラー106によって反射された光を受ける位置に配置される。第2のフィールドレンズ112は、第1のフィールドレンズ111と同様に入射した光を平行化する特性を有する。第2のフィールドレンズ112を透過した光は、画像光形成部200を構成する第2の入射側偏光板115に入射する。
第3のフィールドレンズ113は、第3の反射ミラー108によって反射された光を受ける位置に配置されている。第3のフィールドレンズ113は、第1のフィールドレンズ111と同様に入射した光を平行化する特性を有する。第3のフィールドレンズ113を透過した光は、画像光形成部200を構成する第3の入射側偏光板116に入射する。
次に、画像光形成部200の構成について説明する。画像光形成部200は、第1の入射側偏光板114と、第2の入射側偏光板115と、第3の入射側偏光板116と、第1の液晶パネル117と、第2の液晶パネル118と、第3の液晶パネル119と、第1の出射側偏光板120と、第2の出射側偏光板121と、第3の出射側偏光板122とを有する。
第1の入射側偏光板114は、第1のフィールドレンズ111を透過した光を受ける位置に入射光の偏光方向と透過軸とが平行となるように配置されている。第1の入射側偏光板114は、通過する光の偏光方向を揃える特性を有する。第1の入射側偏光板114を透過した光は、第1の液晶パネル117に入射する。
第1の液晶パネル117は、映像信号に応じた画素への印加電圧の制御により入射する光の偏光状態を変化させる。第1の液晶パネル117を通過した光は、第1の出射側偏光板120に入射する。
第1の出射側偏光板120は、第1の液晶パネル117を通過した光を受ける位置に配置されている。また、第1の出射側偏光板120は、第1の入射側偏光板114と透過軸とが直交するように配置されている。このような配置とすることにより、第1の液晶パネル117にて偏光状態が変化した光のみ第1の出射側偏光板120を通過することが可能となり、緑色の波長域の画像が形成される。第1の出射側偏光板120を通過した光は、色合成プリズム123に入射する。
第2の入射側偏光板115は、第2のフィールドレンズ112を透過した光を受ける位置に入射光の偏光方向と透過軸とが平行となるように配置されている。第2の入射側偏光板115は、第1の入射側偏光板114と同様に通過する光の偏光方向を揃える特性を有する。第2の入射側偏光板115を透過した光は、第2の液晶パネル118に入射する。
第2の液晶パネル118は、第1の液晶パネル117と同様に映像信号に応じた画素への印加電圧の制御により入射する光の偏光状態を変化させる。第2の液晶パネル118を通過した光は、第2の出射側偏光板121に入射する。
第2の出射側偏光板121は、第2の液晶パネル118を通過した光を受ける位置に第2の入射側偏光板115と透過軸とが直交するように配置されている。従って、第2の液晶パネル118にて偏光状態が変化させられた光のみ第2の出射側偏光板121を通過することが可能となり、青色の波長域の画像が形成される。第2の出射側偏光板121を通過した光は、色合成プリズム123に入射する。
第3の入射側偏光板116は、第3のフィールドレンズ113を透過した光を受ける位置に入射光の偏光方向と透過軸とが平行となるように配置されている。第3の入射側偏光板116は、第1の入射側偏光板114と同様に通過する光の偏光方向を揃える特性を有する。第3の入射側偏光板116を透過した光は、第3の液晶パネル119に入射する。
第3の液晶パネル119は、第1の液晶パネル117と同様に映像信号に応じた画素への印加電圧の制御により入射する光の偏光状態を変化させる。第3の液晶パネル119を通過した光は、第3の出射側偏光板122に入射する。
第3の出射側偏光板122は、第3の液晶パネル119を通過した光を受ける位置に第3の入射側偏光板116と透過軸とが直交するように配置されている。従って、第3の液晶パネル119にて偏光状態が変化させられた光のみ第3の出射側偏光板122を通過することが可能となり、赤色の波長域の画像が形成される。第3の出射側偏光板122を通過した光は、色合成プリズム123に入射する。
色合成プリズム123は、第1の出射側偏光板120を透過した光と、第2の出射側偏光板121を透過した光と、第3の出射側偏光板122を透過した光と、を合成する。第2の出射側偏光板121を透過し、色合成プリズム123に入射した光は、図示しない青色光を反射するダイクロイック膜に入射する。青色光を反射するダイクロイック膜は、入射した青色光を第1の出射側偏光板120を透過した光の方向へと反射されるように調整されている。他方で第3の出射側偏光板122透過し、色合成プリズム123に入射した光は、図示しない赤色光を反射するダイクロイック膜に入射する。赤色光を反射するダイクロイック膜は、入射した赤色光を第1の出射側偏光板120を透過した光の方向へと反射されるように調整されている。
投写レンズ124は、色合成プリズム123を通過した光を受ける位置に配置されている。色合成プリズム123により合成された赤色光、緑色光及び青色光は液晶パネルで形成された画像光として投写レンズ124に入射する。投写レンズ124に入射した画像光は、スクリーン(図示せず)上に拡大投写される。
本実施の形態では、画像光形成部200として、透過型の液晶パネルを用いたが、反射型の液晶パネルを用いて構成してもよい。反射型の液晶パネルを用いることにより、より小型で高精細な投写型表示装置225を構成することができる。
また、投写型表示装置225は、画像光形成部200として3つのDMDを用いた3chip-DLP方式を用いて構成してもよい。画像光形成部200にDMDを用いることにより、液晶を用いた場合と比べて、耐光性、耐熱性が高い投写型表示装置225が構成できる。さらに、3つのDMDを用いているため、色再現が良好で、明るく高精細な投写画像光を得ることができる。
以上のように、本実施の形態における投写型表示装置225は、光源装置10を備える。光源装置10は、半導体レーザ20と、第2のダイクロイックミラー32と、1/4位相差板34と、第1のダイクロイックミラー30と、第1の蛍光体素子40と、第2の蛍光体素子46と、1/4位相差板36と、反射板38と、を備える。半導体レーザ20は、可視光領域の波長の励起光を出力する。第2のダイクロイックミラー32は、半導体レーザ20から出力される光の波長域のS偏光の光に対して高反射の特性を有すると共にP偏光の光に対して高透過の特性を有するようにカットオン波長が設定され半導体レーザ20からの光を分離する光分離素子である。1/4位相差板34は、第2のダイクロイックミラー32によって分離された光のうち一方の光が入射し入射光の偏光を調整する第1の位相差板である。第1のダイクロイックミラー30は、1/4位相差板34から出射する光のうちS偏光の光に対し高反射の特性を有するとともにP偏光の光に対して高透過の特性を有するようにカットオン波長が設定され、かつ緑色光から黄色光に対して高透過の特性を有するとともに、赤色光に対し高反射の特性を有するようにカットオフ波長が設定された光分離合成素子である。第1の蛍光体素子40は、第1のダイクロイックミラー30を透過した光が照射される蛍光体素子である。第2の蛍光体素子46は、第1のダイクロイックミラー30を反射した光が照射される蛍光体素子である。1/4位相差板36は、第2のダイクロイックミラー32によって分離された光のうち他方の光の偏光を調整する第2の位相差板である。反射板38は、1/4位相差板36を通過した他方の光を、1/4位相差板36を介して第2のダイクロイックミラー32へ導く反射素子である。これにより、1つの蛍光体素子を用いた場合に対し、蛍光体の変換効率が上昇することで高効率に白色光を得ることができる。そのため、高効率な投写型表示装置225が構成できる。
(概要)
本明細書には、以下の態様が開示されている。
第1の態様に係る光源装置(10)は、光源(半導体レーザ20)と、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)と、第1の蛍光体(第1の蛍光体層41)と、第2の蛍光体(第2の蛍光体層47)とを備える。第1の分離素子は、光源からの光のうち、第1の偏光方向を有する光を透過し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光を反射する。第1の蛍光体は、第1の光分離素子を透過した光が照射され、第1の波長域の光を発光する。第2の蛍光体は、第1の光分離素子によって反射された光が照射され、第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を発光する。第1の光分離素子は、第1の波長域の光と前記第2の波長域の光とのうち、一方を透過し、他方を反射する特性を有する。
第1の態様に係る光源装置(10)によれば、1つの蛍光体素子を用いた場合に対して高い発光効率で光を生成することが可能となる。
第2の態様に係る光源装置(10)では、第1の態様において、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)は、入射した光の偏光方向と入射した光の波長とに応じて、透過又は反射する。
第3の態様に係る光源装置(10)は、第1又は2の態様において、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)をさらに備える。第2の光分離素子は、光源(半導体レーザ20)からの光のうち、第1の偏光方向を有する光を透過し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光を反射する。第2の光分離素子によって透過又は反射した光は、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)に入射する。
第4の態様に係る光源装置(10)は、第3の態様において、第1の位相差板(1/4位相差板34)をさらに備える。第1の位相差板は、入射した光を円偏光に変換する。第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)によって透過又は反射された光は、第1の位相差板に入射し、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)に入射する。
第5の態様に係る光源装置(10)は、第4の態様において、第2の位相差板(1/4位相差板34)と、反射素子(反射板38)とをさらに備える。第2の位相差板は、入射した光を円偏光に変換する。反射素子は、第2の位相差板からの光を再度第2の位相差板に入射させる。第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)によって透過された光と第2の光分離素子によって反射された光とのうち、一方は第1の位相差板(1/4位相差板36)に入射し、他方は第2の位相差板に入射する。
第6の態様に係る光源装置(10)では、第5の態様において、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)によって透過及び反射した光は、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)に入射する。
第7の態様に係る光源装置(10)では、第6の態様において、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)は、入射した光の偏光方向と入射した光の波長とに応じて、透過又は反射を選択する機能を有する。第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)に入射した第1の波長域の光及び第2の波長域の光と、反射素子(反射板38)によって反射され、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)に再度入射した光とは、第2の光分離素子によって透過又は反射され、画像光を形成する画像光形成部に出力する。
第8の態様に係る光源装置(10)では、第7の態様において、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)によって透過又は反射され、画像光形成部に出力する光は、白色光である。
第9の態様に係る光源装置(10)では、第1から8のいずれか1つにおいて、光源(半導体レーザ20)は、青色光を出射する光源である。
第10の態様に係る光源装置(10)では、第1から9のいずれか1つにおいて、第1の偏光方向は、P偏光であり、第2の偏光方向は、S偏光である。
第11の態様に係る光源装置(10)では、第10の態様において、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)は、波長が585nm未満のP偏光の光において透過し、波長が585nm以上のP偏光の光において反射する。第1の光分離素子は、波長が470nm以上585nm未満のS偏光の光において透過し、波長が470nm未満又は585nm以上のS偏光の光において反射する。
第12の態様に係る光源装置(10)では、第1から11のいずれか1つにおいて、第1の蛍光体(第1の蛍光体層41)は、緑色光を発光する蛍光体であり、第2の蛍光体(第2の蛍光体層47)は、黄色光を発光する蛍光体である。
第13の態様に係る光源装置(10)では、第1から11のいずれか1つにおいて、第1の蛍光体(第1の蛍光体層41)は、緑色光を発光する蛍光体であり、第2の蛍光体(第2の蛍光体層47)は、赤色光を発光する蛍光体である。
第14の態様に係る光源装置(10)では、第12の態様において、黄色光を発光する第2の蛍光体(第2の蛍光体層47)から照射した光は、第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)によって赤色光と緑色光とに分離される。第1の光分離素子は、赤色光と緑色光とのうち、一方を透過し、他方を反射する。
第15の態様に係る光源装置(10)では、第2から14の態様のいずれか1つにおいて、第2の光分離素子(第2のダイクロイックミラー32)をさらに備える。第2の光分離素子は、光源(半導体レーザ20)からの光のうち、第1の偏光方向を有する光を透過し、第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光を反射する。第1の光分離素子(第1のダイクロイックミラー30)と第2の光分離素子とは、ダイクロイックミラーである。
第16の態様に係る光源装置(10)では、第5又は6の態様において、第1の位相差板(1/4位相差板36)と第2の位相差板(1/4位相差板34)とは、4分の1波長板である。
第17の態様に係る投写型表示装置(225)は、第1から16の態様のいずれか1つの光源装置(10)を備える。
第17の態様に係る投写型表示装置(225)によれば、1つの蛍光体素子を用いた場合に対し、蛍光体の変換効率が上昇することで高効率に光を得ることができる。そのため、高効率な投写射型表示装置が構成できる。
第18の態様に係る投写型表示装置(225)は、第17の態様において、画像光形成部(200)をさらに備える。画像光形成部(200)は、光源装置(10)からの光を用いて画像光を形成する。
第19の態様に係る投写型表示装置(225)は、第18の態様において、導光部(210)をさらに備える。導光部(210)は、光源装置(10)からの光を画像光形成部(200)に導光する。
10 光源装置
20 半導体レーザ(光源)
21 放熱板
22 コリメートレンズ
23 固体光源ユニット
24 ヒートシンク
30 第1のダイクロイックミラー(第1の光分離素子)
32 第2のダイクロイックミラー(第2の光分離素子)
34 1/4位相差板(第2の位相差板)
36 1/4位相差板(第1の位相差板)
38 反射板(反射素子)
40 第1の蛍光体素子
41 第1の蛍光体層(第1の蛍光体)
42、48 反射層
43、49 放熱板
45、51 ヒートシンク
46 第2の蛍光体素子
47 第2の蛍光体層(第2の蛍光体)
61 拡散板
62 第1のコンデンサレンズ群
63 第2のコンデンサレンズ群
64 コンデンサレンズ
100 第1のレンズアレイ板
101 第2のレンズアレイ板
102 偏光変換光学素子
103 重畳用レンズ
104 第3のダイクロイックミラー
105 第4のダイクロイックミラー
106 第1の反射ミラー
107 第2の反射ミラー
108 第3の反射ミラー
109 第1のリレーレンズ
110 第2のリレーレンズ
111 第1のフィールドレンズ
112 第2のフィールドレンズ
113 第3のフィールドレンズ
114 第1の入射側偏光板
115 第2の入射側偏光板
116 第3の入射側偏光板
117 第1の液晶パネル
118 第2の液晶パネル
119 第3の液晶パネル
120 第1の出射側偏光板
121 第2の出射側偏光板
122 第3の出射側偏光板
123 色合成プリズム
124 投写レンズ
200 画像光形成部
210 導光部
225 投写型表示装置

Claims (16)

  1. 光源と、
    前記光源からの光のうち、第1の偏光方向を有する光を透過し、前記第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向を有する光を反射する第1の光分離素子と、
    前記第1の光分離素子を透過した光が照射され、第1の波長域の光を発光する第1の蛍光体と、
    前記第1の光分離素子によって反射された光が照射され、前記第1の波長域とは異なる第2の波長域の光を発光する第2の蛍光体と、
    前記光源からの光のうち、前記第1の偏光方向を有する光を透過し、前記第2の偏光方向を有する光を反射する第2の光分離素子と、
    前記第2の光分離素子によって透過した光が入射する集光レンズと、
    前記集光レンズによって集光された光が入射する第1の位相差板と、
    前記第1の位相差板からの光を前記第1の位相差板に再度入射させる反射素子と、
    前記第2の光分離素子によって反射した光が入射する第2の位相差板と、を備え、
    前記第1の光分離素子は、前記第1の波長域の光を透過し、前記第2の波長域の光を反射する特性を有し、
    前記第2の光分離素子によって反射した光は、前記第2の位相差板を通過して前記第1の光分離素子に入射し、
    前記第1の光分離素子を透過または反射した前記第1の波長域の光と前記第2の波長域の光は、前記第2の位相差板を通過して前記第2の光分離素子を透過し、
    前記反射素子から前記第1の位相差板を再度通過した光は、第2の光分離素子を反射する、
    光源装置。
  2. 前記第1の光分離素子は、入射した光の偏光方向と入射した光の波長とに応じて、透過又は反射する、
    請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第2の位相差板は、入射した光を円偏光に変換する特性を有する
    請求項1に記載の光源装置。
  4. 前記第2の光分離素子は、入射した光の偏光方向と入射した光の波長とに応じて、透過又は反射を選択する機能を有し、
    記第1の波長域の光及び前記第2の波長域の光は、前記第2の光分離素子を透過し、前記反射素子によって反射され、前記第2の光分離素子に再度入射した光は、前記第2の光分離素子によって反射され、画像光を形成する画像光形成部に出力される
    請求項1に記載の光源装置。
  5. 前記第2の光分離素子によって透過又は反射され、前記画像光形成部に出力される光は、白色光である、
    請求項に記載の光源装置。
  6. 前記光源は、青色光を出射する光源である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  7. 前記第1の偏光方向は、P偏光であり、
    前記第2の偏光方向は、S偏光である、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の光源装置。
  8. 前記第1の光分離素子は、
    波長が585nm未満のP偏光の光において透過し、
    波長が585nm以上のP偏光の光において反射し、
    波長が470nm以上585nm未満のS偏光の光において透過し、
    波長が470nm未満又は585nm以上のS偏光の光において反射する、
    請求項に記載の光源装置。
  9. 前記第1の蛍光体は、緑色光を発光する蛍光体であり、
    前記第2の蛍光体は、黄色光を発光する蛍光体である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  10. 前記第1の蛍光体は、緑色光を発光する蛍光体であり、
    前記第2の蛍光体は、赤色光を発光する蛍光体である、
    請求項1からのいずれか1項に記載の光源装置。
  11. 前記黄色光を発光する前記第2の蛍光体から照射した光は、前記第1の光分離素子によって赤色光と緑色光とに分離され、
    前記第1の光分離素子は、赤色光と緑色光とのうち、一方を透過し、他方を反射する、請求項に記載の光源装置。
  12. 記第1の光分離素子と前記第2の光分離素子とは、ダイクロイックミラーである、
    請求項1から11のいずれか1項に記載の光源装置。
  13. 前記第1の位相差板と前記第2の位相差板とは、4分の1波長板である、
    請求項に記載の光源装置。
  14. 請求項1から13のいずれか1項に記載の光源装置を備える、
    投写型表示装置。
  15. 前記光源装置からの光を用いて画像光を形成する画像光形成部をさらに備える、
    請求項14に記載の投写型表示装置。
  16. 前記光源装置からの光を前記画像光形成部に導光する導光部をさらに備える、
    請求項15に記載の投写型表示装置。
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