以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
(実施形態)
まず、図1A~図1Dを用いて、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理について説明する。図1A~図1Dは、実施形態に係る情報処理装置が実行する処理その1~その4を示す図である。なお、図1A~図1Dでは、実施形態に係る情報処理装置1を含む情報処理システムSの動作例を示している。
図1A~図1Dに示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100と、依頼元端末200とを含む。なお、図1B~図1Dでは、説明の便宜上、依頼元端末200を省略している。
実施形態に係る情報処理システムSでは、所定のコンテンツに対してユーザが投稿したコメントに基づいて各種処理を行うことで、コメントに関するサービスの質を向上させる。
まず、図1Aに示す処理その1について説明する。具体的には、情報処理装置1は、まず、依頼元端末200を介して依頼ユーザからコンテンツの配信の依頼を受け付ける(ステップS1)。
コンテンツは、例えば、ニュース配信サービスにおけるニュース記事の情報や、ショッピングサービスにおいて販売する商品の情報等である。言い換えれば、コンテンツは、配信したユーザからコメントを受け付け可能なコンテンツである。コメントは、ニュース記事の場合、ニュース記事に対するコメントであり、商品の場合、商品に対するレビューや、商品を販売しているストアに対するレビューである。
つづいて、情報処理装置1は、受け付けたコンテンツをユーザ端末100を介してユーザへ配信する(ステップS2)。具体的には、情報処理装置1は、ユーザ端末100からコンテンツの配信要求を受け付けた場合に、指定されたコンテンツをユーザ端末100へ配信する。
つづいて、情報処理装置1は、コンテンツを配信したユーザからコンテンツに対するコメントを受け付ける(ステップS3)。コメントは、例えば、テキスト形式の情報であるが、これに限らず、音声形式の情報や、画像形式の情報であってもよい。なお、コメントの受付は、ユーザが入力途中のコメントを受け付けてもよく、ユーザが入力後に投稿を要求するボタン(投稿ボタン)を押下後にコメントを受け付けてもよい。
つづいて、情報処理装置1は、受け付けたコメントを解析し、コメント内容の傾向を特定する(ステップS4)。傾向は、例えば、コメント内容がコンテンツ全体あるいはコンテンツの一部に対して好意的であるか否定的であるかや、コンテンツ全体あるいはコンテンツの一部の内容を補足する内容であるかといった傾向を含む。傾向は、予め設定されてもよく、コメント内容に基づいて自動生成されてもよい。
傾向の特定は、例えば、機械学習における分類モデルを用いることができる。具体的には、情報処理装置1は、コメント内容と傾向とをデータセットとして学習した分類モデルにコメントを入力することで、コメントの傾向を特定する。
つづいて、情報処理装置1は、各コメントを、特定した傾向毎に分類する(ステップS5)。具体的には、情報処理装置1は、各コメントを、特定した傾向毎に仕分けする。
例えば、情報処理装置1は、コメント数が所定数以上となった傾向については、所定数以上となったタイミング以降のかかる傾向へのコメントの仕分けを停止する。また、情報処理装置1は、短期間(所定期間)に所定数以上のコメントが分類された傾向については、かかる所定数以上のコメントの中から不要なコメント(例えば、ランダム抽出)を間引く処理を行う。つまり、情報処理装置1は、特定の傾向に所定数以上のコメントが分類された場合には、かかる所定数以上のコメントを不正なコメント(さくらコメント、アビューズコメント)とみなしてこれ以上増えないようにする。
つづいて、情報処理装置1は、コメント内容の傾向に基づいて、ユーザに対して各種通知を行う(ステップS6)。具体的には、情報処理装置1は、特定した傾向が、すでに所定数以上投稿されている投稿済コメントの傾向と類似(同じを含む)する場合に、当該コメントの投稿ができないことを示す投稿不可通知を行う。投稿不可通知は、例えば、ユーザがコメントを入力途中である場合には、ユーザ端末100に表示される投稿ボタンを非表示することで通知したり、ユーザが投稿ボタンを押下した後の場合には、投稿を受け付け不可を示すテキストメッセージを通知したりしてもよい。すなわち、情報処理装置1は、コメントの投稿の受付を回避する制御を行う。これにより、例えば、同じ傾向のコメントがのみ多数投稿されることで、コメントの多様性が低くなることを回避できる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、コメントの多様性を高めることができるため、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
また、情報処理装置1は、分類した傾向毎にコメント状況を比較し、比較結果に基づいて他の傾向のコメント投稿を提案する。具体的には、情報処理装置1は、傾向毎のコメント数を比較し、コメント数が所定数未満の傾向のコメント投稿を提案する。具体的には、情報処理装置1は、投稿されたコメントの傾向に対してすでに所定数以上のコメントが収集されている場合には、コメント数が所定数未満の傾向に関するコメントの投稿を提案する。これにより、コメントの多様性を高めることができるため、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
つづいて、情報処理装置1は、ステップS5の処理による分類結果が所定の条件を満たすか否かを判定する(ステップS7)。具体的には、情報処理装置1は、予め設定した複数の傾向のうち、所定数以上の傾向のコメントが投稿された(分類された)か否かを判定する。
つづいて、情報処理装置1は、分類結果が所定の条件を満たした場合、詳細には、予め設定した複数の傾向のうち、所定数以上の傾向のコメントが投稿された場合、各傾向の投稿されたコメントをまとめて提供する(ステップS8-1)。つまり、投稿されたコメントを即座に提供するのではなく、様々な傾向のコメントが投稿されたタイミングでまとめてコメントを提供する。これにより、傾向が偏ったコメントばかりが提供されることを防ぐことができ、かつ、様々な傾向のコメントをまとめて提供できるため、コメントの多様性を高めることができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、コメントに関するサービスの質を高めることができる。
また、情報処理装置1は、コメントを投稿したユーザに対しては、投稿したコメントの傾向とは異なる傾向のコメントを提供する(ステップS8-2)。例えば、情報処理装置1は、各傾向のコメントのうち、ユーザが投稿したコメントの傾向を除いた傾向のコメントをまとめて提供する。このように、投稿ユーザが投稿したコメントの傾向以外の傾向のコメントを投稿ユーザが閲覧することができる。すなわち、実施形態に係る情報処理装置1によれば、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
次に、図1Bに示す処理その2について説明する。なお、図1Bでは、図1Aで示した処理と重複する処理については、説明の便宜上、記載を省略する場合がある。
図1Bに示す処理その2では、情報処理装置1は、コンテンツに対して投稿された各コメントに対する評価を示す評価情報を収集(取得)する(ステップS31)。評価情報は、コメントに対して好意的な評価(コメントに賛同する)であるか、否定的な評価(コメントに賛同しない)であるかを含む。
つづいて、情報処理装置1は、取得した評価情報に基づいて、評価の多様性を判定する(ステップS32)。例えば、情報処理装置1は、コメントに対する評価が好意的な評価のみ(あるいは、否定的な評価のみ)である場合には、評価の多様性が無いと判定する。言い換えれば、情報処理装置1は、好意的な評価および否定的な評価それぞれの評価数(ユーザ数)が均衡している場合(評価数の差分が所定値未満である場合)、評価の多様性があると判定する。
また、情報処理装置1は、複数のコメントの各組合せについて、組に含まれる評価の多様性を判定する。具体的には、情報処理装置1は、組に含まれるコメントの評価に多様性があるか否かを判定する。例えば、情報処理装置1は、ユーザAがコメントAおよびコメントBの評価を行った場合において、コメントAでは好意的な評価を行い、コメントBでは否定的な評価を行った場合には、コメントAおよびコメントBの組の評価に多様性があると判定する。なお、上記では、ユーザAの評価に基づいて多様性を判定したが、ユーザ情報が類似する複数のユーザを含んだグループの評価に基づいて多様性を判定してもよい。なお、組に含まれるコメント数は、3つ以上であってもよい。
また、情報処理装置1は、好意的な評価のみのコメントと、否定的な評価のみのコメントとを含む組について、評価の多様性があると判定する。つまり、情報処理装置1は、組単位で評価を見た場合に、好意的な評価と、否定的な評価とが均衡する場合に、評価の多様性があると判定する。
つづいて、情報処理装置1は、判定結果に基づいて、コメントを表示するか否か(表示対象とする否か)を決定する(ステップS33)。例えば、情報処理装置1は、評価の多様性があると判定されたコメントを表示対象として決定する。また、情報処理装置1は、評価の多様性があると判定された組のコメントを表示対象として決定する。
つづいて、情報処理装置1は、表示対象として決定したコメント(コメントの組)をユーザ端末100に表示する(ステップS34)。このように、実施形態に係る情報処理装置1によれば、評価の多様性があるコメントを提供することで、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
次に、図1Cに示す処理その3について説明する。なお、図1Cでは、図1Aおよび図1Bで示した処理と重複する処理については、説明の便宜上、記載を省略する場合がある。
図1Cに示す処理その3では、情報処理装置1は、コンテンツに対する各コメントを収集する(ステップS51)。
つづいて、情報処理装置1は、コメント内容が所定の内容条件を満たすコメントを抽出する(ステップS52)。例えば、情報処理装置1は、コメント内容から抽出される特徴情報と、コメント内容の不適切度合いを示すスコアとをデータセットとして学習したモデルを用いて、コメント内容が不適切(スコアが所定値以上)なコメントを抽出する。
つづいて、情報処理装置1は、抽出したコメントに対して同意したユーザを特定する(ステップS53)。具体的には、情報処理装置1は、抽出したコメントに対して好意的な評価を行ったユーザを特定する。
つづいて、情報処理装置1は、特定したユーザ(特定ユーザ)の他のコメントへの同意状況に基づいて、コメント内容が所定の条件を満たす他のコメントを検出する(ステップS54)。例えば、情報処理装置1は、他のコメントに対して同意した特定ユーザの数が所定数以上である他のコメントを、所定の条件を満たす他のコメントとして検出する。言い換えれば、情報処理装置1は、ステップS52でコメント内容が不適切ではないと判定された他のコメントについて、特定ユーザの数が多い他のコメントをコメント内容が不適切なコメントとして検出する。これにより、不適切なコメントに同意したユーザの他のコメントへの同意状況から、不適切な他のコメントを見つけ出すことができるため、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
つづいて、情報処理装置1は、ステップS54で検出した他のコメントと、ステップS52で抽出したコメントとを表示対象から除外したコメントをユーザ端末100に表示する(ステップS55)。
次に、図1Dに示す処理その4について説明する。なお、図1Dでは、図1A~図1Cで示した処理と重複する処理については、説明の便宜上、記載を省略する場合がある。
図1Dに示す処理その4では、情報処理装置1は、ユーザ端末100へコンテンツを配信する(ステップS71)。つづいて、情報処理装置1は、コンテンツに対するユーザのコメントを受け付ける(ステップS72)。
つづいて、情報処理装置1は、受け付けた各コメントを、コメント内容の傾向毎、または、投稿ユーザのユーザ情報毎に分類する(ステップS73)。
つづいて、情報処理装置1は、閲覧ユーザが閲覧したコメントに対応するユーザ情報、または、コメントの傾向を特定する(ステップS74)。具体的には、情報処理装置1は、閲覧ユーザが過去に閲覧したコメントが分類されるユーザ情報、または、傾向を特定する。
つづいて、情報処理装置1は、特定したユーザ情報とは異なるユーザ情報に対応するコメント、または、特定した傾向とは異なる傾向のコメントを抽出する(ステップS75)。
つづいて、情報処理装置1は、抽出したコメントを閲覧ユーザのユーザ端末100に提供する(ステップS76)。
これにより、閲覧ユーザが閲覧したコメントとは異なる傾向やユーザ情報のコメントを提供できるため、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
次に、図2を用いて、実施形態に係る情報処理システムSの構成例について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システムSの構成例を示すブロック図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システムSは、情報処理装置1と、複数のユーザ端末100と、複数の依頼元端末200とがネットワークNに対して有線又は無線により接続される。ネットワークNは、例えば、インターネット、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)等のネットワークである。
情報処理装置1は、実施形態に係る情報処理方法を実行するサーバ装置である。情報処理装置1は、図1A~図1Dを用いて上述した処理その1~処理その4を実行する。
また、情報処理装置1は、複数のユーザ端末100および複数の依頼元端末200と連携し、各ユーザ端末100および各依頼元端末200に対して、各種アプリケーション(以下、アプリ)等に対するAPI(Application Programming Interface)サービス等と、各種データを提供する情報処理装置であり、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。
また、情報処理装置1は、各ユーザ端末100および各依頼元端末200に対して、オンラインで何らかのWebサービスを提供する情報処理装置であってもよい。例えば、情報処理装置1は、Webサービスとして、インターネット接続、検索サービス、SNS(Social Networking Service)、電子商取引(EC:Electronic Commerce)、電子決済、オンラインゲーム、オンラインバンキング、オンライントレーディング、宿泊・チケット予約、動画・音楽配信、ニュース、地図、ルート検索、経路案内、路線情報、運行情報、天気予報等のサービスを提供してもよい。実際には、情報処理装置1は、上記のようなWebサービスを提供する各種サーバと連携し、Webサービスを仲介してもよいし、Webサービスの処理を担当してもよい。
ユーザ端末100は、コンテンツやコメント、コメントに対する評価等を閲覧するユーザが所持する端末装置である。ユーザ端末100は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。ユーザ端末100は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
依頼元端末200は、コンテンツの配信を依頼する依頼ユーザが所持する端末装置である。依頼元端末200は、スマートフォン、デスクトップ型PC、ノート型PC、タブレット型PC等の任意のタイプの端末装置を用いることができる。依頼元端末200は、情報処理装置1等へ各種情報を送信したり、情報処理装置1等から提供される情報を受信したりする。
次に、図3を参照して、情報処理装置1の構成例について説明する。
図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示す図である。図3に示されるように、情報処理装置1は、通信部2と、制御部3と、記憶部4とを有する。制御部3は、配信部31と、取得部32と、特定部33と、分類部34と、判定部35と、決定部36と、検出部37と、受付制御部38と、提案部39と、提供部40とを備える。記憶部4は、ユーザ情報41と、コンテンツ情報42と、コメント情報43とを記憶する。
通信部2は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部2は、有線または無線によりネットワーク網と接続される。
制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部3は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、GPGPU(General Purpose Graphic Processing Unit)等の集積回路により実現されてもよい。
記憶部4は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。
ユーザ情報41は、ユーザに関する情報である。図4は、ユーザ情報41の一例を示す図である。図4に示すように、ユーザ情報41は、「ユーザID」、「ユーザ情報」等の項目を含む。
「ユーザID」は、ユーザを識別する識別情報である。「ユーザ情報」は、ユーザに関する情報である。「ユーザ情報」は、例えば、ユーザの属性に関する属性情報や、行動情報等を含む。属性情報は、サイコグラフィック属性や、デモグラフィック属性等を含む。行動情報は、ユーザのネットワーク上における行動(検索行動や、購買行動、コメント投稿行動、評価投稿行動等)を含む。
次に、コンテンツ情報42は、コンテンツに関する情報である。図5は、コンテンツ情報42の一例を示す図である。図5に示すように、コンテンツ情報42は、「コンテンツID」、「種別」、「内容情報」、「コメント情報」等の項目を含む。
「コンテンツID」は、コンテンツを識別する識別情報である。「種別」は、コンテンツの種別を示す情報である。「内容情報」は、コンテンツの内容を示す情報であり、テキスト情報や、画像情報等を含む。「コメント情報」は、コンテンツに対して投稿されたコメントの情報であり、後述するコメント情報43の「コメントID」が入力される。
次に、コメント情報43は、コンテンツに対して投稿されたコメントに関する情報である。図6は、コメント情報43の一例を示す図である。図6に示すように、コメント情報43は、「コメントID」、「傾向」、「内容情報」、「評価情報」等の項目を含む。
「コメントID」は、コメントを識別する識別情報である。「傾向」は、コメント内容の傾向を示す情報である。「内容情報」は、コメント内容を示す情報であり、テキスト情報を含む。「評価情報」は、コメントに対してユーザが行った評価に関する情報であり、例えば、好意的な評価を行ったユーザ数や、否定的な評価を行ったユーザ数の情報を含む。
次に、情報処理装置1の制御部3の各機能(配信部31、取得部32、特定部33、分類部34、判定部35、決定部36、検出部37、受付制御部38、提案部39および提供部40)について説明する。
配信部31は、ユーザ端末100に対してコンテンツを配信する。配信部31は、依頼ユーザから依頼元端末200を介して配信対象となるコンテンツを取得し、コンテンツ情報42に記憶する。そして、配信部31は、ユーザからユーザ端末100を介してコンテンツの配信要求を受け付けた場合に、対象となるコンテンツをユーザ端末100へ配信する。
また、配信部31は、コンテンツとともに、当該コンテンツを閲覧した他のユーザが投稿したコメントや、コメントに対して他のユーザが投稿した評価を併せて配信する。
取得部32は、コンテンツを配信したユーザからコンテンツに対するコメントを取得する。取得部32によるコメントの取得タイミングは、任意である。例えば、取得部32は、コメントの入力途中に所定の条件を満たした場合(文字数が所定数以上、入力の経過時間が所定時間以上等)に入力中のコメントを取得する。また、取得部32は、コメントを入力後、上記した投稿ボタンが押下された場合に、コメントを取得する。また、取得部32は、コメントに対する評価を示す評価情報を取得する。
特定部33は、コメント内容に基づいて、コメント内容の傾向を特定する。傾向の特定は、例えば、機械学習における分類モデルを用いることができる。具体的には、特定部33は、コメント内容と傾向とをデータセットとして学習した分類モデルにコメントを入力することで、コメントの傾向を特定する。
また、特定部33は、コメントを投稿した投稿ユーザのユーザ情報を特定する。特定するユーザ情報は、例えば、性別や所在地、職業等の属性情報や、検索行動や購買行動等の行動情報である。
また、特定部33は、後述する判定部35によってコメント内容が所定の内容条件を満たすと判定したコメントに対して同意したユーザを特定する。例えば、特定部33は、所定の内容条件を満たすコメントに対して好意的な評価を行ったユーザを特定する。
また、特定部33は、コメントを投稿した投稿ユーザのコメントに関する行動履歴に基づいて、投稿ユーザに対応する傾向を特定する。コメントに関する行動履歴は、例えば、過去のコメントの投稿履歴や、他の投稿ユーザが投稿したコメントに対する評価履歴等である。
例えば、特定部33は、投稿ユーザが過去に投稿したコメントの傾向に基づいて、投稿ユーザに対応する傾向を特定する。具体的には、特定部33は、過去に投稿したコメントの傾向を集計し、最もコメント数が多い傾向を、投稿ユーザに対応する傾向として特定する。また、特定部33は、上記の集計結果により、コメント数が所定数以上の複数の傾向を投稿ユーザに対応する傾向(複数)として特定してもよい。
また、特定部33は、他の投稿ユーザが投稿したコメントに対する評価履歴の内容に基づいて、投稿ユーザに対応する傾向を特定する。具体的には、特定部33は、他の投稿ユーザが投稿したコメントに対して投稿ユーザが好意的な評価を行った場合、評価を行ったコメントの傾向を、投稿ユーザに対応する傾向として特定する。
また、特定部33は、他の投稿ユーザが投稿したコメントに対して投稿ユーザが否定的な評価を行った場合、評価を行ったコメントの傾向とは異なる傾向を、投稿ユーザに対応する傾向として特定する。
なお、評価を行ったコメントの傾向とは異なる傾向の選択方法として、分散表現空間における傾向間の距離に基づいて選択可能である。つまり、特定部33は、分散表現空間において、評価を行ったコメントの傾向から所定距離以上離れた傾向を、投稿ユーザに対応する傾向として特定する。
分類部34は、各コメントを、特定した傾向毎、または、特定したユーザ情報毎に分類する。具体的には、分類部34は、各コメントを、特定した傾向毎、または、特定したユーザ情報毎に仕分けする。より具体的には、分類部34は、特定したコメントの傾向を、予め設定された複数の傾向のいずれかに分類する。かかる分類は、特定した傾向と、予め設定した複数の傾向のうち、特定した傾向が属する傾向とをデータセットとして学習したモデルに特定した傾向を入力することで分類可能である。
例えば、分類部34は、コメント数が所定数以上となった傾向またユーザ情報については、所定数以上となったタイミング以降のかかる傾向またはユーザ情報へのコメントの仕分けを停止する。また、分類部34は、短期間(所定期間)に所定数以上のコメントが分類された傾向またはユーザ情報については、かかる所定数以上のコメントの中から不要なコメント(例えば、ランダム抽出)を間引く処理を行う。つまり、分類部34は、特定の傾向またはユーザ情報に所定数以上のコメントが分類された場合には、かかる所定数以上のコメントを不正なコメント(さくらコメント、アビューズコメント)とみなしてこれ以上増えないようにする。
また、分類部34は、分類結果に基づいて、分類する複数の傾向を再設定してもよい。具体的には、分類部34は、特定の傾向に分類されたコメント数が著しく多い場合、言い換えれば、特定の傾向に分類されたコメント数が所定数以上で、他の傾向に分類されたコメントが所定数未満である場合、特定の傾向を、分類されたコメントのコメント内容を解析して複数の傾向に細分化してもよい。あるいは、分類部34は、コメント数が所定数未満の他の傾向同士を合成することで、他の傾向の数を減らしてもよい。
このような、傾向の再構築方法については、例えば、各コメントをコメント内容に基づいて分散表現化し、分散表現空間上のエリアを区切る軸を傾向として自動生成することで実現可能である。
判定部35は、各種判定処理を行う。例えば、判定部35は、特定したコメントの傾向が、すでに投稿されている投稿済コメントの傾向に基づく条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部35は、特定したコメントの傾向が、所定数の投稿済コメントが分類された傾向と類似する場合に、上記の条件を満たすと判定する。
また、判定部35は、すべての傾向の投稿済コメント数に対する各傾向の投稿済コメント数の割合を算出し、かかる割合が所定値以上の傾向と、特定したコメントの傾向とが類似する場合に、上記の条件を満たすと判定する。
また、判定部35は、投稿ユーザと、投稿ユーザが過去に投稿したコメントの傾向との関係性を加味して上記の条件を満たすか否かを判定してもよい。具体的には、判定部35は、まず、投稿ユーザが過去に投稿した傾向毎のコメント数に応じて、傾向毎の投稿されやすさを示すリスクを推定する。リスクは、コメント数が多い傾向程、リスクを高く設定する。そして、判定部35は、特定したコメントの傾向と、所定数の投稿済コメントが分類された傾向と類似度合いを示すスコアを算出し、かかるスコアと、上記のリスクとに基づいて上記の条件を満たすか否かを判定する。
また、判定部35は、取得部32が取得した評価情報に基づいて、評価の多様性を判定する。例えば、判定部35は、コメントに対する評価が好意的な評価のみ(あるいは、否定的な評価のみ)である場合には、評価の多様性が無いと判定する。つまり、判定部35は、言い換えれば、判定部35は、好意的な評価および否定的な評価それぞれの評価数(ユーザ数)が均衡している場合(評価数の差分が所定値未満である場合)、評価の多様性があると判定する。
また、判定部35は、複数のコメントにおける評価の多様性を判定してもよい。例えば、判定部35は、複数のコメントの各組合せについて、組に含まれる評価の多様性を判定する。具体的には、判定部35は、組に含まれるコメントの評価に多様性があるか否かを判定する。例えば、判定部35は、ユーザAがコメントAおよびコメントBの評価を行った場合において、コメントAでは好意的な評価を行い、コメントBでは否定的な評価を行った場合には、コメントAおよびコメントBの組の評価に多様性があると判定する。なお、上記では、ユーザAの評価に基づいて多様性を判定したが、ユーザ情報が類似する複数のユーザを含んだグループの評価に基づいて多様性を判定してもよい。なお、組に含まれるコメント数は、3つ以上であってもよい。
また、判定部35は、好意的な評価のみのコメントと、否定的な評価のみのコメントとを含む組について、評価の多様性があると判定する。つまり、判定部35は、組単位で評価を見た場合に、好意的な評価と、否定的な評価とが均衡する場合に、評価の多様性があると判定する。
また、判定部35は、評価したユーザの多様性を判定してもよい。例えば、判定部35は、コメントに対して好意的な評価(あるいは否定的な評価)を行った各ユーザの属性情報が類似していない場合、すなわち、様々な属性のユーザが好意的な評価を行った場合に、評価の多様性があると判定する。
一方、判定部35は、コメントに対して好意的な評価(あるいは否定的な評価)を行った各ユーザの属性情報が類似している場合、すなわち、同じような属性のユーザが好意的な評価を行った場合に、評価の多様性がないと判定する。
また、判定部35は、ユーザ情報に基づいてユーザをグルーピングし、グループ単位での評価の多様性を判定してもよい。例えば、判定部35は、コメントに対して好意的な評価(あるいは否定的な評価)を行ったグループの情報(例えば、グループの属性情報)が類似していない場合、すなわち、様々な属性のグループが好意的な評価を行った場合に、評価の多様性があると判定する。
一方、判定部35は、コメントに対して好意的な評価(あるいは否定的な評価)を行った各グループの情報が類似している場合、すなわち、同じような属性のグループが好意的な評価を行った場合に、評価の多様性がないと判定する。
また、判定部35は、コメント内容が所定の内容条件を満たすか否かを判定する。具体的には、判定部35は、コメント内容から抽出される特徴情報と、コメント内容の不適切度合いを示すスコアとをデータセットとして学習したモデルにコメントを入力し、モデルから出力されたスコアが所定値以上である場合に、内容条件を満たすと判定する。つまり、内容条件は、コメント内容が不適切(暴力的表現、卑猥表現、誹謗中傷表現等)か否かを判定するための条件である。また、特徴情報は、コメント内容に含まれる暴力的表現、卑猥表現、誹謗中傷表現の文章や、これら表現に関する単語の有無および前記文章および前記単語の数を含む。なお、判定部35は、後述する検出部37によって検出された所定の条件を満たす(不適切な)他のコメントに基づいて、上記のモデルを補正してもよい。
決定部36は、判定部35の判定結果に基づいて、コメントを表示する否かを決定する。具体的には、決定部36は、評価の多様性の判定結果に基づいて、コメントを表示するか否かを決定する。具体的には、決定部36は、評価の多様性があると判定されたコメントを表示対象として決定する。また、決定部36は、評価の多様性があると判定された組のコメントを表示対象として決定する。
また、決定部36は、評価の多様性の判定結果に基づいて、コメントの表示順序を決定する。例えば、決定部36は、コメントに対して好意的な評価(あるいは否定的な評価)を行ったユーザの数が多い複数のコメントに関して、評価の多様性があると判定したコメントを上位に表示する。
検出部37は、特定部33が特定したユーザ(内容条件を満たすコメントに同意したユーザ)の他のコメントへの同意状況に基づいて、コメント内容が所定の条件を満たす他のコメントを検出する。具体的には、検出部37は、特定したユーザのうち、他のコメントに対して同意したユーザの数が所定数以上である他のコメントを、所定の条件を満たす他のコメントとして検出する。あるいは、検出部37は、他のコメントに対して同意した全てのユーザの数に対する特定部33が特定したユーザの数の割合が所定値以上である他のコメントを、所定の条件を満たす他のコメントとして検出してもよい。言い換えれば、検出部37は、判定部35によりコメント内容が不適切ではないと判定された他のコメントについて、特定したユーザの多数が同意した他のコメントをコメント内容が不適切なコメントとして検出する。なお、他のコメントは、所定の内容条件を満たすコメントと同じコンテンツ(例えば、同じニュース記事)に対して投稿されたコメントであってもよく、同じ種別の他のコンテンツ(例えば、他のニュース記事)に対して投稿されたコメントであってもよい。また、検出部37は、特定したユーザの他のコメントへの同意状況に基づいて、不適切なコメントの判定されたコメントの中から適切なコメントを検出してもよい。また、検出部37が検出する他のコメントは、不適切なコメント以外にも、他のユーザに共感を求めるコメントや、コンテンツの当事者が投稿したコメント等であってもよい。
また、検出部37は、特定したユーザのコンテキスト情報を加味して所定の条件を満たす他のコメントを検出してもよい。例えば、検出部37は、不適切なコメントに同意した際のユーザのコンテキスト情報と、他のコメントに同意した際のユーザのコンテキスト情報とが類似する場合に、当該他のコメントを所定の条件を満たす他のコメントとして検出する。つまり、検出部37は、ユーザのコンテキスト情報から、不適切なコメントに同意したい気分(天邪鬼な気分)か否かを推定し、不適切なコメントに同意したい気分の時に同意した他のコメントを所定の条件を満たす(不適切な)他のコメントとして検出する。なお、コンテキスト情報は、検索クエリ等の検索に関するコンテキストや、ユーザの感情に関するコンテキストを含む。ユーザの感情に関するコンテキストは、例えば、メールの文章表現、音声会話の会話表現等から推測可能である。
受付制御部38は、判定部35の判定結果に基づいて、コメントの投稿の受付を回避する制御を行う。具体的には、受付制御部38は、特定した傾向が、すでに所定数以上投稿されている投稿済コメントの傾向と類似(同じを含む)する場合に、当該コメントの投稿ができないことを示す投稿不可通知を行う。投稿不可通知は、例えば、ユーザがコメントを入力途中である場合には、ユーザ端末100に表示される投稿ボタンを非表示することで通知したり、ユーザが投稿ボタンを押下した後の場合には、投稿を受け付け不可を示すテキストメッセージを通知したりしてもよい。
また、受付制御部38は、コメントの投稿の受付を回避する制御として、入力したコメントの傾向を変更する提案を行ってもよい。係る場合、受付制御部38は、分類部34の分類結果に基づいて、分類されたコメント数が所定数未満の傾向への変更を提案する。
提案部39は、分類部34が分類した傾向毎にコメント状況を比較し、比較結果に基づいてコメントの投稿を提案する。コメントの投稿の提案は、例えば、コンテンツを閲覧する際に行ってもよく、コメントを入力する際に行ってもよい。
例えば、提案部39は、傾向毎のコメント数を比較し、コメント数が所定数未満の傾向のコメント投稿を提案する。また、提案部39は、各傾向のコメント数を合計した全コメント数に対する傾向毎のコメント数の割合を比較し、割合が所定値未満の傾向のコメントの投稿を提案する。あるいは、提案部39は、傾向間での上記割合の差が所定値以上である場合に、割合が低い傾向のコメントの投稿を提案する。
また、提案部39は、傾向の数が所定数未満である場合には、新たな傾向のコメントの投稿を提案する。また、提案部39は、特定の傾向のコメントの投稿を提案する場合、当該特定の傾向のすでに投稿された投稿済コメントに基づいて、当該特定の傾向のコメントの投稿を補助する補助情報を提案する。補助情報は、例えば、投稿済コメントの要約データや、投稿済コメントの中から特定の傾向に関連する単語を抽出して一覧化した一覧データである。
また、提案部39は、傾向毎のコメント数が均衡している場合において、コメント内容が所定の内容条件を満たすコメントの数が所定数以上の傾向が存在する場合、該傾向のコメントの投稿を提案する。つまり、提案部39は、各傾向のコメント数は一定数確保できているものの、特定の傾向については不適切なコメント内容のコメントが多い場合には、当該特定の傾向のコメントの投稿を提案する。具体的には、提案部39は、投稿されたコメントの傾向に対してすでに所定数以上のコメントが収集されている場合には、コメント数が所定数未満の傾向に関するコメントの投稿を提案する。
提供部40は、ユーザに対して各種情報を提供する。例えば、提供部40は、分類部34による分類結果が所定の条件を満たした場合に、各傾向のコメントを提供する。具体的には、提供部40は、予め設定した複数の傾向のうち、コメントが分類された傾向が所定数以上の場合に所定の条件を満たすとして、各傾向の投稿されたコメントをまとめて提供する。また、提供部40は、コメントをまとめて提供した後は、分類結果をリセットし、新たに投稿されるコメントを再度分類し直し、上記の所定の条件を満たした場合には、新たに投稿された各傾向のコメントをまとめて提供する。つまり、提供部40は、分類結果が所定の条件を満たす都度、各傾向のコメントをまとめて提供する。
提供するコメントは、各傾向のすべてのコメントであってもよく、所定数以上のコメントが存在する傾向については、所定数以上のコメントの中から1以上の代表コメントを選抜してもよい。提供部40は、例えば、過去のコメント投稿数が多い投稿ユーザのコメントを優先して提供するといった投稿ユーザの投稿履歴に基づいて選抜してもよく、単純に、ランダムで選択してもよい。
また、提供部40は、投稿ユーザと閲覧ユーザとの属性情報の類似性により代表コメントを選抜してもよい。具体的には、提供部40は、閲覧ユーザの属性情報との類似度が高い投稿ユーザが投稿したコメントを代表コメントとして選抜する。
また、提供部40は、分類部34が分類したいずれかの傾向のコメントを閲覧した閲覧ユーザに対して、当該傾向とは異なる傾向のコメントを提供する。また、提供部40は、分類部34が分類したいずれかのユーザ情報に対応するコメントを閲覧した閲覧ユーザに対して、当該ユーザ情報とは異なるユーザ情報に対応するコメントを提供する。
例えば、提供部40は、各傾向(または各ユーザ情報)を分散表現化し、分散表現空間において、閲覧ユーザが閲覧したコメントの傾向(またはユーザ情報)から最も離れた傾向(またはユーザ情報)のコメントを提供する。また、提供部40は、閲覧ユーザが閲覧したコメントの傾向(またはユーザ情報)から所定距離以上離れた複数の傾向(またはユーザ情報)のコメントを提供してもよい。また、提供部40は、提供する傾向のコメント数が所定数以上である場合には、上記の方法により代表コメントを選抜してもよい。
また、提供部40は、コメントを投稿した投稿ユーザに対して、投稿したコメントの傾向とは異なる傾向のコメントを提供する。つまり、提供部40は、特定部33が投稿ユーザの行動履歴に基づいて特定した投稿ユーザに対応する傾向とは異なる傾向のコメントを投稿ユーザへ提供する。
例えば、提供部40は、投稿ユーザに対応する傾向のコメントを非表示にし、当該傾向とは異なる傾向のコメントを表示する。また、提供部40は、投稿ユーザに対応する傾向のコメントよりも、当該傾向とは異なる傾向のコメントの表示順序を上位に配置する。
また、提供部40は、投稿ユーザに対応する傾向のコメントと、当該傾向とは異なる傾向のコメントとを異なる表示態様で表示する。表示態様は、例えば、背景色や、文字色、文字下線、文字フォント、文字サイズ等である。
また、提供部40は、検出部37によって検出された所定の条件を満たす(不適切な)他のコメントの情報を、例えば、コンテンツ(あるいはコメント)を管理する管理者へ提供する。
次に、図7~図10を用いて、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理その1~その4の処理手順について説明する。図7~図10は、実施形態に係る情報処理装置1が実行する処理その1~その4の処理手順を示すフローチャートである。
まず、図7を用いて、処理その1について説明する。図7に示すように、制御部3は、まず、ユーザ端末100へコンテンツを配信する(ステップS101)。
つづいて、制御部3は、配信したコンテンツに対するユーザのコメントを受け付ける(ステップS102)。
つづいて、制御部3は、コメント内容の傾向を特定する(ステップS103)。
つづいて、制御部3は、コメントを、特定した傾向毎に分類する(ステップS104)。
つづいて、制御部3は、特定した傾向が所定数以上投稿された投稿済コメントの傾向と類似する傾向であるか否かを判定する(ステップS105)。
制御部3は、特定した傾向が所定数以上投稿された投稿済コメントの傾向と類似する傾向でない場合(ステップS105:No)、分類結果が所定の条件を満たす否かを判定する(ステップS106)。
制御部3は、分類結果が所定の条件を満たす場合(ステップS106:Yes)、各傾向のコメントをまとめてユーザへ提供し(ステップS107)、処理を終了する。
一方、制御部3は、分類結果が所定の条件を満たさない場合(ステップS106:No)、コメントを提供せずに、処理を終了する。
また、ステップS105において、制御部3は、特定した傾向が所定数以上投稿された投稿済コメントの傾向と類似する傾向である場合(ステップS105:Yes)、ユーザに対してコメントの投稿不可通知、または、他の傾向のコメント投稿を提案し(ステップS108)、処理を終了する。
次に、図8を用いて、処理その2について説明する。図8に示すように、制御部3は、コメントに対する評価を示す評価情報を収集する(ステップS201)。
つづいて、制御部3は、収集した評価情報に基づいて、評価の多様性を判定する(ステップS202)。
つづいて、制御部3は、判定結果に基づいて、表示対象となるコメントを決定する(ステップS203)。
つづいて、制御部3は、決定したコメントをユーザへ提供し(ステップS204)、処理を終了する。
次に、図9を用いて、処理その3について説明する。図9に示すように、制御部3は、コンテンツに対するユーザの各コメントを収集する(ステップS301)。
つづいて、制御部3は、コメント内容が所定の内容条件を満たすコメントを抽出する(ステップS302)。
つづいて、制御部3は、抽出したコメントに対して同意したユーザを特定する(ステップS303)。
つづいて、制御部3は、特定したユーザの他のコメントへの同意状況に基づいて、他のコメントを検出し(ステップS304)、処理を終了する。
次に、図10を用いて、処理その4について説明する。図10に示すように、制御部3は、各コメントをコメント内容の傾向毎(またはユーザ情報毎)に分類する(ステップS401)。
つづいて、制御部3は、閲覧ユーザが閲覧したコメントの傾向(ユーザ情報)を特定する(ステップS402)。
つづいて、制御部3は、特定した傾向(またはユーザ情報)とは異なる傾向(またはユーザ情報)のコメントを抽出する(ステップS403)。
つづいて、制御部3は、抽出したコメントをユーザへ提供し(ステップS404)、処理を終了する。
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の一部を手動的に行うこともできる。あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図3に示した記憶部4の一部又は全部は、各装置によって保持されるのではなく、ストレージサーバ等に保持されてもよい。この場合、各装置は、ストレージサーバにアクセスすることで、各種情報を取得する。
〔ハードウェア構成〕
また、上述してきた実施形態に係る情報処理装置1は、例えば図11に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図11は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一時的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部3の機能を実現する。
〔効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、分類部34と、提供部40とを備える。分類部34は、所定のコンテンツに対して投稿された各コメントを、コメント内容の傾向毎に分類する。提供部40は、分類結果が所定の条件を満たした場合に、各傾向のコメントを提供する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、特定部33と、判定部35と、受付制御部38とを備える。特定部33は、所定のコンテンツに対して投稿されるコメントであって、ユーザが入力したコメントにおけるコメント内容の傾向を特定する。判定部35は、特定したコメントの傾向が、すでに投稿されている投稿済コメントの傾向に基づく条件を満たすか否かを判定する。受付制御部38は、判定結果に基づいて、コメントの投稿の受付を回避する制御を行う。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、取得部32と、判定部35と、決定部36とを備える。取得部32は、所定のコンテンツに対して投稿されたコメントに対する評価を示す評価情報を取得する。判定部35は、取得した評価情報に基づいて、評価の多様性を判定する。決定部36は、判定結果に基づいて、コメントを表示するか否かを決定する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、分類部34と、提供部40とを備える。分類部34は、所定のコンテンツに対して投稿された各コメントを、コメント内容の傾向毎に分類する。提供部40は、分類したいずれかの傾向のコメントを閲覧した閲覧ユーザに対して、該傾向とは異なる傾向のコメントを提供する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、分類部34と、提供部40とを備える。分類部34は、所定のコンテンツに対して投稿ユーザが投稿した各コメントを、投稿ユーザのユーザ情報毎に分類する。提供部40は、分類したいずれかのユーザ情報に対応するコメントを閲覧した閲覧ユーザに対して、該ユーザ情報とは異なるユーザ情報に対応するコメントを提供する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、分類部34と、特定部33と、提供部40とを備える。分類部34は、所定のコンテンツに対して投稿された各コメントを、コメント内容の傾向毎に分類する。特定部33は、コメントに関するユーザの行動履歴に基づいて、分類した傾向のうちユーザに対応する傾向を特定する。提供部40は、特定した傾向とは異なる傾向のコメントをユーザへ提供する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、特定部33と、検出部37とを備える。特定部33は、コメント内容が所定の内容条件を満たすコメントに対して同意したユーザを特定する。検出部37は、特定したユーザの他のコメントへの同意状況に基づいて、コメント内容が所定の条件を満たす他のコメントを検出する。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、分類部34と、提案部39とを備える。分類部34は、所定のコンテンツに対して投稿された各コメントを、コメント内容の傾向毎に分類する。提案部39は、分類した傾向毎にコメント状況を比較し、比較結果に基づいてコメントの投稿を提案する。
上述した各実施形態に係る情報処理装置1によれば、コメントに関するサービスの質を向上させることができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
〔その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上述してきた実施形態に記載した各処理は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、制御部3は、制御手段や制御回路に読み替えることができる。