JP7715892B2 - 建物用付設物の取付構造、取付方法および下地ユニット - Google Patents
建物用付設物の取付構造、取付方法および下地ユニットInfo
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Description
本発明の下地ユニットは、本発明の建物用付設物の取付構造に用いられる隙間隠し部材であって前記建具または前記防水層との隙間を塞ぐ隙間隠し部材と、前記隙間隠し部材が取り付けられた下枠下地材とによって構成されることを特徴とする。
本発明の建物用付設物の取付方法は、本発明の建物用付設物の取付構造を構成する建物用付設物の取付方法であって、前記建物用付設物の取付構造に用いられる下地枠のうちの上枠下地材および左右の縦枠下地材を建物躯体の外壁面を構成する外壁材に沿って当接した状態で当該建物躯体に固定し、前記下枠下地材は、前記建物躯体の外壁面を構成し且つ前記外壁材よりも見込み位置が室内側にある防水層に取り付けずに当該防水層に対して、室外側に対向して配置し、前記建物用付設物は、前記上枠下地材、前記下枠下地材および前記左右の縦枠下地材に取り付けることを特徴とする建物用付設物の取付方法。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1から図5において、建物用付設物としてのシャッター1は、戸建住宅等の建物躯体2のバルコニー3において建具である引き違い窓4(テラス窓)に対して室外側に配置される外装建具である。
以下の説明において、シャッター1の左右方向をX軸方向とし、シャッター1の上下方向をY軸方向とし、シャッター1の見込み方向をZ軸方向とする。X,Y,Z軸方向は互いに直交する。
上壁部21、下壁部22および左右の側壁部23のそれぞれに取り付けられた下地板24の室外面は互いに面一である。当該下地板24に取り付けられるFRP防水層26(防水層、シート)は外壁材25よりも厚み寸法が小さいので、FRP防水層26の室外面261(下壁部22の外壁面)は、外壁材25の室外面251(上壁部21および左右の側壁部23の外壁面)よりも室内側に段落ちした見込み位置に配置されている。
シャッター1は、枠体10と、枠体10に取り付けられたシャッター装置15とを備えている。枠体10は、図1および図2に示すように、アルミ押出形材によって形成された上枠11、下枠12および左右の縦枠13を備えており、左右の縦枠13には、後述するシャッターカーテン16がY軸方向に上下移動可能に嵌合している。シャッター装置15は、図2に示すように、複数のスラット161を互いに回動自在に連結して構成されたシャッターカーテン16と、シャッターカーテン16を巻取りおよび繰出し可能なシャッター巻取軸17と、シャッター巻取軸17を駆動するモーター(図示省略)と、シャッター巻取軸17およびモーターを収容して左右の縦枠13に取り付けられたシャッターケース18とを備えている。
隙間隠し部材35は、下枠下地材32に沿ってX軸方向に延びて配置されており、図3に示すようにY軸方向に沿った取付片部351と、Z軸方向に沿った隙間隠し片部352とを有して断面L字状に形成されている。取付片部351の室外面は、見付け面部322の室内面に当接する。取付片部351の室内面には、隙間隠し部材35の長手方向に沿った条溝353が上下に複数並んで形成されている。複数の条溝353は、取付片部351を下枠下地材32にネジ止めする際におけるネジ止め位置決めの目印として利用可能である。隙間隠し片部352は、取付片部351を下枠下地材32にネジ止めした状態で当該取付片部351から室内側に延出する向きに配置され且つ引き違い窓4の窓下枠42にY軸方向に対向している。隙間隠し片部352には、スポンジ、ガスケット等の弾性当接体354が当該隙間隠し片部352の長手方向に沿って設けられている。弾性当接体354は、窓下枠42に圧接しており、これにより、隙間隠し片部352および窓下枠42の間を塞いで光漏れを抑制している。
図5に示すように、左右の縦枠下地材33のうちFRP防水層26に対してZ軸方向に隙間を隔てて対向する下部においては、室内側の見付け面部332は側壁部23にネジ止めされず、隙間隠し部材35が取り付けられている。隙間隠し部材35は下枠12に取り付けられるものと同様に構成されており、縦枠下地材33の前述した下部に沿ってY軸方向に沿って配置され、取付片部351はネジ8によって見付け面部332にネジ止めされており、隙間隠し片部352は取付片部351から室内側に延出する向きに配置され且つ引き違い窓4の窓縦枠43にX軸方向に対向している。隙間隠し片部352に設けられた弾性当接体354は、窓縦枠43に圧接しており、これにより、隙間隠し片部352および窓縦枠43の間を塞いで光漏れを抑制している。
まず、上枠下地材31,34、下枠下地材32および左右の縦枠下地材33を縦勝ちに枠組みして下地枠を構成する。
次に、下枠下地材32に隙間隠し部材35を取り付ける。その後、左右の縦枠下地材33の下部に隙間隠し部材35を取り付ける。このとき、縦枠下地材33側の隙間隠し部材35の弾性当接体354を、下枠下地材32側の隙間隠し部材35の弾性当接体354に押し付ける。これにより、下枠下地材32および縦枠下地材33の隙間隠し部材35の弾性当接体354同士が圧接し、光漏れが生じない程度に互いに密着する。
次に、この下地枠を建物躯体2に固定する。具体的には、建物躯体2に仮置きネジを打ち、仮置きネジに下地枠を引っ掛けて仮位置決めする。このとき、下枠下地材32に取り付けられた隙間隠し部材35の弾性当接体354を引き違い窓4の窓下枠42に圧接させ、且つ、左右の縦枠下地材33に取り付けられた隙間隠し部材35の弾性当接体354を引き違い窓4の窓縦枠43に圧接させる。これにより、引き違い窓4と下枠下地材32および縦枠下地材33の下部との隙間を塞ぐ。前記仮位置決め後、上枠下地材31,34、縦枠下地材33(下部を除く)を外壁材25に当接した状態のまま、固定ネジ7によって外壁材25および下地板24を貫通して建物壁部にネジ止め(本固定)する。
最後に、シャッター1を取り付ける。具体的には、シャッターケース18を上枠下地材34にネジ6によってネジ止めし、上枠11を上枠下地材31にネジ6によってネジ止めし、下枠12を下枠下地材32にネジ6によってネジ止めし、且つ、左右の縦枠13を左右の縦枠下地材33にネジ6によってネジ止めする。
このようにして、引き違い窓4が設置された建物躯体2に対するシャッター1の取付構造を構成する。
前記実施形態では、隙間隠し部材35は断面L字状に形成されているが、このほか、断面T字状、断面Z字状、断面I字状、断面コの字状、断面口の字状などの各種形状であってもよい。
前記実施形態では、隙間隠し部材35は下枠下地材32および縦枠下地材33の下部の双方に取り付けられているが、シャッター1と引き違い窓4との間の光漏れを抑制する必要がない若しくは低い場合には、前記一方だけに取り付けられていてもよく、また双方に取り付けられていなくてもよい。
前記実施形態では、下枠下地材32および縦枠下地材33の下部の双方に取り付けられた隙間隠し部材35の弾性当接体354同士が圧接することで、これらの間からの光漏れを抑制しているが、この光漏れを抑制する必要がない若しくは低い場合には、弾性当接体354同士が離間して配置されてもよい。
前記実施形態では、上枠下地材31,34および左右の縦枠下地材33(下部を除く)は、外壁材25に沿って当接状態で建物躯体2に固定されているが、外壁材25との間にスペーサー等が介在されてもよい。
前記実施形態では、二つの上枠下地材31,34があるが、シャッター1を十分に取付可能であれば一つにしてもよい。一つの上枠下地材とする場合、前記実施形態における上枠下地材31,34の間に配置されてもよい。
前記実施形態では、隙間隠し部材35は、下枠下地材32の見付け面部322に取り付けられているが、下枠下地材32がFRP防水層26に当接しないことによって発生する隙間を閉塞可能であれば他の箇所に取り付けられてもよい。また、縦枠下地材33の見付け面部332の下部に取り付けられる隙間隠し部材35についても前述同様に他の箇所に取り付けられてもよい。
前実施形態では、隙間隠し部材35は引き違い窓4との隙間を隠す構成および配置とされているが、これに限らず、引き違い窓4の外周側において弾性当接体354等がFRP防水層26に当接する構成および配置とされていてもよく、この場合でも下枠下地材32や縦枠下地材33と引き違い窓4との間からの光漏れを抑制できる。
前記実施形態では、シャッター1は、上枠11、下枠12および左右の縦枠13を枠組みした枠体(四方枠)を備えているが、これに限らず、下枠12を除いた枠体(三方枠)を備えることも可能である。また、上枠下地材34、下枠下地材32および左右の縦枠下地材33を枠組みすることで下地枠(四方下地枠)が構成されているが、下枠下地材32を除いた下地枠(三方下地枠)を構成することも可能である。
前記実施形態では、シャッターケース18、上枠11、下枠12および左右の縦枠13に対して、これらとは別体の上枠下地材31,34、下枠下地材32および左右の縦枠下地材33を取り付けているが、これに限らず、シャッターケース18、上枠11、下枠12および左右の縦枠13と一体に、上枠下地材31,34、下枠下地材32および左右の縦枠下地材33を形成することも可能である。
前記実施形態では、下地枠を建物躯体2に固定した後に当該下地枠にシャッター1を取り付けているが、これに限らず、下地枠をシャッター1に取り付けた後に当該下地枠を建物躯体2に固定してもよい。
前記実施形態では、引き違い窓4を建具としたが、これに限らず他の各種窓や他の建具であってもよい。また、シャッター1(外装建具)を建物用付設物としたが、これに限らず他の各種の建物用付設物であってもよい。
本発明の建物用付設物の取付構造は、建具が設置される開口が形成された建物躯体に建物用付設物を取り付ける取付構造であって、前記建物躯体の外壁面は、外壁材と、前記外壁材よりも下方であって見込み位置が室内側にある防水層とによって構成され、前記建物用付設物には、上枠下地材、下枠下地材および左右の縦枠下地材が取り付けられ、前記上枠下地材、前記下枠下地材および前記左右の縦枠下地材は枠組みされて下地枠を構成し、前記上枠下地材および前記左右の縦枠下地材は、前記外壁材に対して室外側に対向して前記建物躯体に固定され、前記下枠下地材は、前記防水層に対して室外側に間隔を隔てて対向して配置されることを特徴とする。
本発明の建物用付設物の取付構造によれば、下地枠の三方、すなわち、上枠下地材および左右の縦枠下地材が建物躯体に固定されるので、これらと枠組みされた下枠下地材を建物躯体にネジ等によって固定しなくても、建物用付設物の取付強度を十分に得ることができる。このため、下枠下地材を建物躯体にネジ等によって固定することで防水層にネジ孔等が形成されることがなくなり、止水処理を別途しなくても防水層の止水を維持できる。
このような構成によれば、前述した隙間隠し部材を設置することで、前記下枠下地材および前記建具の間からの光漏れを抑制できる。
このような構成によれば、前述した隙間隠し部材を設置することで、前記縦枠下地材の下部および前記建具の間からの光漏れを抑制できる。
このような構成によれば、取付片部を下枠下地材や縦枠下地材に予め取り付け、これらを建物躯体に固定する際に弾性当接体を建具に圧接させることで、下枠下地材や縦枠下地材と建具または前記防水層との隙間を密に塞ぐことができて光漏れを抑制できる。
このような構成によれば、下枠下地材および縦枠下地材によって構成される角部において互いの隙間隠し部材の弾性当接体同士を圧接できて当該角部周辺からの光漏れを抑制できる。
このような構成によれば、前述した本発明の建物用付設物の取付構造と同様の効果を発揮可能な下地ユニットを構成できる。
このような構成によれば、前述した本発明の建物用付設物の取付構造と同様の効果を発揮可能な下地ユニットを構成できる。
本発明の建物用付設物の取付方法によれば、前述した本発明の建物用付設物の取付構造と同様の効果を発揮可能な建物用付設物の取付方法を構成できる。
このような構成によれば、下枠下地材や縦枠下地材と建具との隙間を密に塞ぐことができて光漏れを抑制できる。
Claims (6)
- 建具が設置される開口が形成された建物躯体に建物用付設物を取り付ける取付構造であって、
前記建物躯体の外壁面は、外壁材と、前記外壁材よりも下方であって見込み位置が室内側にある防水層とによって構成され、
前記建物用付設物には、上枠下地材、下枠下地材および左右の縦枠下地材が取り付けられ、
前記上枠下地材、前記下枠下地材および前記左右の縦枠下地材は枠組みされて下地枠を構成し、
前記上枠下地材および前記左右の縦枠下地材は、前記外壁材に対して室外側に対向して前記建物躯体に固定され、
前記下枠下地材は、前記防水層に取り付けられずに当該防水層に対して室外側に間隔を隔てて対向して配置される
ことを特徴とする建物用付設物の取付構造。 - 請求項1に記載の建物用付設物の取付構造において、
前記下枠下地材は前記建具の下方側に配置され、
前記下枠下地材には、前記建具または前記防水層との隙間に配置される隙間隠し部材が取り付けられる
ことを特徴とする建物用付設物の取付構造。 - 請求項2に記載の建物用付設物の取付構造において、
前記隙間隠し部材は、前記下地枠に取り付けられる取付片部と、前記取付片部に連続した隙間隠し片部とを有し、
前記隙間隠し片部には、前記建具または前記防水層に圧接する弾性当接体が設置される
ことを特徴とする建物用付設物の取付構造。 - 請求項2に記載の建物用付設物の取付構造に用いられる隙間隠し部材と、前記隙間隠し部材が取り付けられた下枠下地材とによって構成される
ことを特徴とする下地ユニット。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の建物用付設物の取付構造を構成する建物用付設物の取付方法であって、
前記建物用付設物の取付構造に用いられる下地枠のうちの上枠下地材および左右の縦枠下地材を建物躯体の外壁面を構成する外壁材に沿って当接した状態で当該建物躯体に固定し、
前記下枠下地材は、前記建物躯体の外壁面を構成し且つ前記外壁材よりも見込み位置が室内側にある防水層に取り付けずに当該防水層に対して、室外側に対向して配置し、
前記建物用付設物は、前記上枠下地材、前記下枠下地材および前記左右の縦枠下地材に取り付ける
ことを特徴とする建物用付設物の取付方法。 - 請求項5に記載の建物用付設物の取付方法において、
前記下枠下地材および前記縦枠下地材の少なくとも一方の下地材には、請求項3に記載の建物用付設物の取付構造に用いられる隙間隠し部材の取付片部が取り付けられ、前記少なくとも一方の下地材は、前記隙間隠し部材の弾性当接体が前記建具に圧接された状態で前記建物躯体に固定される
ことを特徴とする建物用付設物の取付方法。
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