JP7716936B2 - 定量噴射エアゾール組成物及び定量噴射エアゾール製品 - Google Patents
定量噴射エアゾール組成物及び定量噴射エアゾール製品Info
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Description
[1](A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである定量噴射エアゾール製品。
[2](A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が7.2~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである、定量噴射エアゾール製品。
[3](A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が7.2~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する定量噴射エアゾール製品。
[4](A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が7.2~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する定量噴射エアゾール製品。
[5]塩化ビニル樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂で形成された天井又は壁面処理用である、[1]~[4]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール製品。
[6]塩化ビニル樹脂で形成された天井又は壁面処理用である、[5]に記載の定量噴射エアゾール製品。
[7]前記(A)カビ防除成分の噴射重量に対する、前記天井又は壁面への前記(A)カビ防除成分の付着重量の比率が5%以上である、[6]に記載の定量噴射エアゾール製品。
[8]前記Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤が、イソプロパノール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、パルミチン酸イソプロピル、オレイン酸イソブチル及びステアリン酸ブチルからなる群より選択される1種又は2種以上である、[1]~[4]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール製品。
[9]前記(A)カビ防除成分が、チモール、3-ヨード-2-プロピニルブチルカーバメート、塩化ベンザルコニウム、テブコナゾール、モノカプリン、モノカプリリン、1,4-ビス[3,3‘-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド、銀、銀イオン、及び銀ゼオライトからなる群より選択される1種又は2種以上である、[1]~[4]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール製品。
[10]前記エアゾール原液(L)と前記噴射剤(G)との容量比率(L/G)が1/99~70/30である、[1]~[9]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール組成物。
[11]前記噴射剤(G)が、液化石油ガス、ハイドロフルオロオレフィン、及びジメチルエーテルからなる群より選択される1種又は2種以上である、[1]~[10]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール製品。
[12]前記(A)カビ防除成分の放出量が0.01~250mg/m 3 である、[1]~[11]のいずれか1に記載の定量噴射エアゾール製品。
本発明の一実施形態である定量噴射エアゾール組成物は、(A)カビ防除成分と、(B)Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が7.2~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤とを含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有する。以下、それぞれについて説明する。
エアゾール原液(L)は、(A)カビ防除成分と、(B)Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が7.2~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤と、を含有する。
(A)カビ防除成分は、カビを防除するために配合される有効成分である。本発明におけるカビ防除とは、新たなカビの発生を防止する防カビ効果、及び既に発生しているカビを除去する殺カビ効果を合わせたものをいう。
(B)有機溶剤は、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が7.2~13.0である1種又は2種以上であり、好ましくはFedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.2~13.0である1種又は2種以上である。(B)有機溶剤は、前述の(A)カビ防除成分や(G)噴射剤である液化石油ガス及び/又はハイドロフルオロオレフィンを安定に溶解し、均一なエアゾール組成物を形成するための溶媒として配合される。また、(B)有機溶剤は、天井や壁面等の硬質表面へのエアゾール組成物の吸着性を高め、天井や壁面等の高い箇所へのカビ防除成分の付着性を向上させるために配合される。
σ=[ΣECOH/ΣV]1/2
式中、σ:溶解度パラメーター、ECOH:凝集エネルギー[cal/mol]、V:モル分子容量[cm3/mol]を示す。
エアゾール原液(L)には、(A)カビ防除成分及び(B)有機溶剤に加え、水、界面活性剤、殺虫剤、忌避剤、芳香剤、消臭剤、安定化剤、帯電防止剤、消泡剤、賦形剤等を、本発明の効果を妨げない範囲で適宜配合することもできる。
噴射剤(G)は、特に限定されないが、プロパン、ノルマルブタン、イソブタン等の液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル(DME)、HFO1234ze等のハイドロフルオロオレフィン等の液化ガス、並びに窒素ガス、炭酸ガス、亜酸化窒素、圧縮空気等の圧縮ガスが挙げられる。上記の噴射剤の中でも、液化石油ガス、ハイドロフルオロオレフィン、及びジメチルエーテルからなる群より選択される1種又は2種以上を含有することが好ましく、液化石油ガス及び/又はハイドロフルオロオレフィンを含有することがより好ましい。これらは、1種でも2種以上の混合物でも良い。なお、噴射剤は、ゲージ圧(20℃)を0.10~0.70MPaに調整して使用することが好ましい。
本発明の定量噴射エアゾール組成物の付着する処理面(表面)の材質としては、特に限定されないが、銅、真鍮、アルミニウム、ステンレス等の金属、塩化ビニル樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)等のポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が10.3)、アクリロニトリルブタジエン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.6)、ポリプロピレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.0)、繊維強化樹脂、シリコン樹脂等の樹脂、ヒノキ等の木材、人工大理石等が挙げられ、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.0~12.5である材質、例えば、塩化ビニル樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)等のポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が10.3)、アクリロニトリルブタジエン共重合樹脂、ポリエチレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.6)、ポリプロピレン樹脂(Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.0)が好ましい。
本発明の一実施形態である定量噴射エアゾール製品は、上述した定量噴射エアゾール組成物を、定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなるものである。
定量噴射エアゾール製品のエアゾール容器は、定量噴射エアゾール組成物が封入される耐圧容器である。エアゾール容器は、エアゾール原液及び噴射剤を含有する定量噴射エアゾール組成物が充填され、定量噴射バルブによりその開口を閉止される。なお、通常は、(1)エアゾール容器にエアゾール原液(L)をまず充填し、続いて噴射剤(G)を充填し、定量噴射バルブにより開口を閉止する、もしくは、(2)エアゾール容器にエアゾール原液(L)をまず充填し、定量噴射バルブにより開口を閉止し、続いて噴射剤(G)を充填する。
定量噴射エアゾール製品は、定量噴射バルブに取り付けられた噴射部材を有しており、係る噴射部材の噴射口は、噴射口径が0.2~3.0mmであることが好ましく、0.2~2.0mmであることがより好ましく、0.2~1.2mmであることがさらに好ましい。噴射口径が上記範囲であれば、噴射力を適切に範囲に調節することができる。噴射口の形状(断面形状)は特に限定されないが、円形、四角形等の多角形、楕円形等が挙げられ、円形であることが好ましい。ここで、噴射口径は、噴射口の形状が楕円形である場合は楕円形の長径を意味し、噴射口の形状が多角形状である場合は多角形の外接円の直径を意味する。また、噴射口は1個であってもよく、2個以上であってもよい。
本発明において防除対象となるカビは、クロカビ、クロカワカビ、ススカビ、アカカビ、アオカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、及びアズキイロカビ等が挙げられ、これらのカビの発生源は、浴室、脱衣所、トイレ、エアコン、換気扇、洗濯機、クローゼット、押入れ、窓、外壁、壁紙、カーテン、マットレス等が挙げられる。
カビ防除方法は、上述の定量噴射エアゾール製品を屋内又は屋外空間で天井や壁面等の高い箇所に向けて噴射することにより行われるものである。本発明のカビ防除方法を実施すると、天井や壁面等の高い箇所への(A)カビ防除成分の付着性に優れ、カビ防除効果に優れるものとなる。ここで、定量噴射エアゾール製品の噴射量は、気中へのカビ防除成分の放出量が、0.01~250mg/m3となるように調整されることが好ましく、0.025~125mg/m3となるように調整されることがより好ましい。(A)カビ防除成分の放出量が上記の範囲にあれば、カビに対してより優れた防除効果を発揮することができる。
[製造例1]
(A)1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド(以下化合物Aとも称す、0.1w/v%)を、(B)エタノール(SP値:12.6[(cal/cm3)1/2])に溶解してエアゾール原液(L)を調製した。エアゾール原液(L)50mLと、噴射剤として液化石油ガス(G)50mLとを、体積比で容量比率(L/G)が50/50となるように、噴射容量が0.4mLである定量噴射バルブ付きエアゾール容器(耐圧容器、容積200mL)に加圧充填して、本発明1の定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を得た。この定量噴射エアゾール製品は、25℃における内圧が0.45MPaであった。また、噴射距離15cmにおける噴射力は、6.5gfであった。
製造例1に準じた手順で、表1に示す本発明2~11の各種定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を調製した。
製造例1に準じた手順で、表1に示す比較例1の各種定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を調製した。
(A)1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド(以下化合物Aとも称す、0.5w/v%)を、(B)エタノール(SP値:12.6[(cal/cm3)1/2])に溶解してエアゾール原液(L)を調製した。エアゾール原液(L)12mLと、噴射剤として液化石油ガス(G)18mLとを、体積比で容量比率(L/G)が40/60となるように、噴射容量が0.4mLである定量噴射バルブ付きエアゾール容器(耐圧容器、容積100mL)に加圧充填して、本発明12の定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を得た。この定量噴射エアゾール製品は、25℃における内圧が0.45MPaであった。また、噴射距離15cmにおける噴射力は、6.5gfであった。
製造例3に準じた手順で、表2に示す本発明13~26の各種エアゾール製品を調製した。なお、本発明15においては、1回の噴射容量が0.2mLである定量噴射バルブ付きのエアゾール容器を用い、本発明13、15、17、20及び21においては、1回の噴射容量が0.4mLである定量噴射バルブ付きのエアゾール容器を用い、本発明24においては、1回の噴射容量が0.8mLである定量噴射バルブ付きのエアゾール容器を用い、本発明14、16、19、22、23及び25においては、1回の噴射容量が1.0mLである定量噴射バルブ付きのエアゾール容器を用い、本発明26においては、1回の噴射容量が2.2mLである定量噴射バルブ付きのエアゾール容器を用いた。
(A)イソプロピルメチルフェノール(15w/v%)を、(B)エタノール(SP値:12.6[(cal/cm3)1/2])に溶解してエアゾール原液(L)30mLを調製した。このエアゾール原液を、1回の噴射容量が0.2mLであるポンプ式スプレーのヘッドが付いた容器に入れ、表2に示す比較例2のポンプ式スプレー製品を得た。また、噴射距離15cmにおける噴射力は、2.0gfであった。
(A)1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド(以下化合物Aとも称す、0.5w/v%)を、(B)エタノール(SP値:12.6[(cal/cm3)1/2])に溶解してエアゾール原液(L)を調製した。エアゾール原液(L)50mLと、噴射剤として液化石油ガス(G)50mLとを、体積比で容量比率(L/G)が50/50となるように、噴射容量が0.8mLである定量噴射バルブ付きエアゾール容器(耐圧容器、容積200mL)に加圧充填して、本発明27の定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を得た。この定量噴射エアゾール製品は、25℃における内圧が0.45MPaであった。
(A)1,4-ビス[3,3´-(1-デシルピリジニウム)メチルオキシ]ブタンジブロマイド(以下化合物Aとも称す、0.5w/v%)を、(B)エタノール(SP値:12.6[(cal/cm3)1/2])に溶解してエアゾール原液(L)を調製した。エアゾール原液(L)50mLと、噴射剤として液化石油ガス(G)50mLとを、体積比で容量比率(L/G)が50/50となるように、噴射容量が1.0mLである定量噴射バルブ付きエアゾール容器(耐圧容器、容積200mL)に加圧充填して、本発明28の定量噴射エアゾール組成物、及び定量噴射エアゾール製品を得た。この定量噴射エアゾール製品は、25℃における内圧が0.45MPaであった。
閉め切った容積3.6m3の小部屋(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)の天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の中央と四隅の計5箇所に20cm×20cmの塩化ビニル板を設置した。部屋の中央付近に立ち、本発明1の供試エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井の4隅に向かってやや斜め上向きに4回噴射した。噴射から20分経過後、天井に設置した塩化ビニル板をそれぞれ取り出し、付着した(A)カビ防除成分をエタノールで洗い出して分光光度計(島津製作所製、UV-1800)を用いて264nmの波長の吸光度を測定することにより(A)カビ防除成分の付着重量を分析した。得られた(A)カビ防除成分の付着重量の分析値に、(120×160)/(20×20×5)=9.6を乗じて、天井全体への(A)カビ防除成分の付着重量を算出した。
A;天井に付着したカビ防除成分が10%以上
B;天井に付着したカビ防除成分が5%以上
C;天井に付着したカビ防除成分が5%未満
閉め切った容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)の大きさのユニットバスの天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の4隅にフタを空けたφ6cmのプラスチックシャーレを4つ設置した。ユニットバスの中央付近に立ち、本発明1の供試エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井の4隅に向かって2回ずつ(計8回)噴射した。15分放置後、換気を行い、シャーレを回収した。本シャーレに対して、Cladosporium cladosporioides(クロカビの一種)胞子分散液を、滅菌水で2倍希釈したGP培地と1:1で混合したものを100μL添加し、25℃加湿条件下で1週間培養した。また、対照例として、試験液を滴下しないものを同様に準備した。本発明2~11、比較例1についても同様に試験を実施した。
(評価基準)
A;カビの発生が目視によりほぼ確認できない。
B;カビの発生量が対照例より少ない。
C;カビの発生量が対照例と同等である。
閉め切った容積4.2m3の小部屋(幅1.8m、奥行き1.3m、高さ1.8m)の床面6カ所、及び天井2カ所、壁面4カ所に20cm×20cmの塩化ビニル板を設置した。小部屋の4隅のうちの一箇所に立ち、本発明12の供試エアゾール製品を床から1mの高さから空間中央に向かってやや斜め上向きに2回噴射した。噴射から20分経過後、床面に設置した塩化ビニル板、天井に設置した塩化ビニル板、及び壁面に設置した塩化ビニル板をそれぞれ取り出し、付着したカビ物防除成分をエタノールで洗い出して分光光度計(島津製作所製、UV-1800)を用いて264nmの波長の吸光度を測定することにより(A)カビ防除成分の付着重量を分析した。得られた分析値を基に、噴射処理20分後までに床面に付着した(A)カビ防除成分の付着重量に対する天井及び壁面に付着した(A)カビ防除成分の付着重量の比率を求め、天井・壁面付着性を評価した。本発明13~26、比較例2についても同様に試験を実施した。評価結果については、表3と同様の評価基準にて天井・壁面付着性が良好なものから順に、A、B、Cの3段階で示した。試験結果を表4に示す。
[試験例1]
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明2の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の4隅に向かって2回ずつ(計8回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明4の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の4隅に向かって2回ずつ(計8回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明27の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の4隅に向かって1回ずつ(計4回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明28の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:塩化ビニル樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が11.0)の4隅に向かって1回ずつ(計4回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明2の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)の4隅に向かって2回ずつ(計8回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明4の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)の4隅に向かって2回ずつ(計8回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明27の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)の4隅に向かって1回ずつ(計4回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
容積3.6m3(幅1.2m、奥行き1.6m、高さ1.9m)のユニットバス内で、ユニットバスの中央付近に立ち、本発明28の定量噴射エアゾール製品を床から1.5mの高さから天井(天井表面の材質:ポリエチレンテレフタレート樹脂、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が12.4)の4隅に向かって1回ずつ(計4回)噴射した。14日後に確認したところ、ユニットバス内にクロカビ(カビ)が発生していなかった。すなわち、14日以上にわたりクロカビ(カビ)の防除をすることができた。
Claims (8)
- (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである浴室用定量噴射エアゾール製品。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである浴室用定量噴射エアゾール製品。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する浴室用定量噴射エアゾール製品。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm3)1/2]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する浴室用定量噴射エアゾール製品。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである定量噴射エアゾール製品(但し、ピレスロイド化合物を含む場合を除く)。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブの一回当たりの噴射容量が0.4~0.9mLである定量噴射エアゾール製品(但し、ピレスロイド化合物を含む場合を除く)。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤を含む、定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
前記(B)有機溶剤全体量における、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である有機溶剤の含有量が70容量%以上であり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する定量噴射エアゾール製品(但し、ピレスロイド化合物を含む場合を除く)。 - (A)カビ防除成分と、(B)有機溶剤と、を含有するエアゾール原液(L)、及び噴射剤(G)を含有し、前記(B)有機溶剤が、Fedorsの方法による25℃におけるSP値[(cal/cm 3 ) 1/2 ]が8.5~13.0である1種又は2種以上の有機溶剤のみからなる定量噴射エアゾール組成物を、噴射部材が取り付けられた定量噴射バルブを備えたエアゾール容器に封入してなり、
25℃における噴射口からの距離が15cmの位置において、噴射力が2.0~40.0gfであり、
前記定量噴射バルブを用いて、空間に向かって噴射する定量噴射エアゾール製品(但し、ピレスロイド化合物を含む場合を除く)。
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