本明細書で使用される場合、「およそ」、「実質的に」、および同様の単語は、所与の数量bが、bのb±10%の範囲内、または|bの10%|<1の場合、b±1の範囲内であり得ることを示す。本明細書で使用される場合、「およそ」、「実質的に」、および同様の単語もまた、範囲b~cがb-0.10(c-b)~c+0.10(c-b)であり得ることを示す。表面または他の領域の平面性に関して、本明細書で使用される場合、「およそ」、「実質的に」、および同様の単語は、表面/領域の最高点と最低点との間の厚さの差が0.20ミリメートル(mm)を超えないことを示す。
上記に説明されるように、図1は、1つ以上の基地局12に結合され、かつ1つ以上の遠隔アンテナユニット14を含む、DAS10の図である。
実施形態では、遠隔アンテナユニット14のうちの1つ以上は、1つ以上の受信信号において、同じアンテナへの1つ以上のそれぞれの送信信号によって引き起こされた、および同じ遠隔アンテナユニットまたは1つ以上の異なる遠隔アンテナユニット上のアンテナからの1つ以上のダウンリンク信号によって引き起こされた干渉を低減するように構成され得る。
DAS10の遠隔アンテナユニット14は、典型的には、建造物(例えば、オフィスビル、倉庫、モール、スポーツ複合施設)内、または屋外エリア(例えば、スタジアム、ダウンタウン、屋外イベント会場、公園、ビーチ)内またはその周辺に分散されて、人々が建造物または屋外エリア内にいながらそれらの無線デバイス(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ)を使用することができるように、無線通信サービス範囲を提供する。DASが提供し得る無線サービス範囲のタイプの例としては、Wi-Fi(登録商標)、携帯電話サービス、および多くの利用可能なロングタームエボリューション(LTE)周波数帯(例えば、B1、B3、B7、B25、およびB66)のうちの1つに対するデータサービスが挙げられる。そして、DAS10が動作するよう構成され得る周波数範囲は、例えば、およそ600MHz~71GHzである。例えば、DAS10は、およそ3.4GHz~3.8GHzの5GNR周波数帯で動作するように構成され得る。
遠隔アンテナユニット14に加えて、DAS10は、遠隔アンテナユニット14に通信可能に結合される、1つ以上のマスタユニット18に結合されるか、またはそれらを含む。さらに実施形態では、DAS10は、デジタルDASを含み、DASトラフィックは、デジタル形態でマスタユニット18と遠隔アンテナユニット14との間に分散される。他の実施形態では、DAS10は、少なくとも部分的に、アナログDASとして実装され、DASトラフィックは、アナログ形態のマスタユニット18と遠隔アンテナユニット14との間の経路の少なくとも一部で分散される。
各マスタユニット18はまた、1つ以上の基地局12に通信可能に結合される。基地局12のうちの1つ以上は、それが結合されるそれぞれのマスタユニット18と共存し得る(例えば、基地局12は、基地局容量をDAS10に提供することに専用である)。また、基地局12のうちの1つ以上は、それが結合される、それぞれのマスタユニット18から遠隔に位置し得る(例えば、基地局12は、DAS10に容量を提供することに加えて、マクロセルに基地局容量を提供するマクロ基地局である)。この後者の場合では、マスタユニット18は、遠隔に位置する基地局12と無線で通信するために、ドナーアンテナ(図1には示されていない)に結合され得る。さらに、1つ以上の基地局12のうちの1つ以上は、各々、それぞれのネットワークがそれぞれのポイントオブインターフェース(POI)回路20と呼ばれる、減衰器、コンバイナ、スプリッタ、増幅器、フィルタ、クロスコネクトなどのそれぞれのネットワークを使用して、マスタユニット18に結合され得る。これは、ダウンリンクにおいて、基地局12によって出力される所望のRFキャリアのセットが抽出され、合成され、適切なマスタユニット18にルーティングされ得るように、かつ、アップリンクにおいて、マスタユニット18によって出力される所望のキャリアのセットが抽出され、合成され、各基地局の適切なインターフェースにルーティングされ得るように行われる。
基地局12は、各々、それぞれの従来のモノリシック基地局として実装され得る。また、基地局12は、各々、ベースバンドユニット(BBU)(図1には図示せず)が1つ以上の遠隔無線ヘッド(RRH)(図1には図示せず)に結合される分散基地局アーキテクチャを使用して実装され得、BBUとRRHとの間のフロントホールは、デジタルIQサンプルのストリームを使用する。そのようなアプローチの例は、参照により本明細書に組み込まれる、共通公衆無線インターフェース(CPRI)、オープン基地局アーキテクチャイニシアチブ(OB SAI)、およびオープンRAN(O-RAN)ファミリーの仕様書に説明されている。
マスタユニット18は、各々、基地局12への広帯域インターフェースまたは狭帯域インターフェースを使用するように構成され得る。また、マスタユニット18は、各々、アナログ無線周波数(RF)インターフェースまたはデジタルインターフェースを使用して(例えば、CPRI、OBSAI、またはO-RANデジタルインターフェースを使用して)、基地局12とインターフェースするように構成され得る。
従来、各マスタユニット18は、各基地局が、好適なエアインターフェース規格を使用して、ユーザ機器(例えば、スマートフォン、タブレット、ラップトップ)22に、およびそれから通信する、アナログ無線周波数信号を使用して、各基地局12とインターフェースする。DAS10は、そのような無線周波数信号に対する分散中継器として動作する。各基地局12から送信されたRF信号(本明細書では「ダウンリンクRF信号」とも呼ばれる)は、1つ以上のマスタユニット18で受信される。各マスタユニット18は、ダウンリンクRF信号を使用して、遠隔アンテナユニット14のうちの1つ以上に分散されるダウンリンクトランスポート信号を生成する。そのような各遠隔アンテナユニット14は、ダウンリンクトランスポート信号を受信し、ダウンリンクトランスポート信号に基づいてダウンリンクRF信号のバージョンを再構成し、再構成されたダウンリンクRF信号が、その遠隔アンテナユニットに含まれるか、またはそうでなければ結合される少なくとも1つのアンテナアレイ16から放射させられる。
同様のプロセスが、アップリンク方向に実施される。ユーザ機器22から送信されたRF信号(本明細書では、「アップリンクRF信号」とも呼ばれる)は、1つ以上の遠隔アンテナユニット14で受信される。各遠隔アンテナユニット14は、アップリンクRF信号を使用して、遠隔アンテナユニット14からマスタユニット18に送信されるアップリンクトランスポート信号を生成する。各マスタユニット18は、それに結合された1つ以上の遠隔アンテナユニット14から送信されたアップリンクトランスポート信号を受信する。マスタユニット18は、マスタユニットで受信されたアップリンクトランスポート信号を介して通信されたデータまたは信号を合成し、遠隔アンテナユニット14で受信されたアップリンクRF信号のバージョンを再構成する。マスタユニット18は、再構成されたアップリンクRF信号を1つ以上の基地局12に通信する。このように、基地局12の信号および通信サービス範囲は、DAS10を使用して拡張され得る。
1つ以上の中間ユニット24(そのいくつかは、本明細書では「拡張ユニット」とも呼ばれる)は、マスタユニット18と、遠隔アンテナユニット14のうちの1つ以上との間に配置され得る。これは、例えば、単一のマスタユニット18が供給し得る遠隔アンテナユニット14の数を増加させるために、マスタユニットから対遠隔ユニットへの距離を増加させるために、および/またはマスタユニットをその関連付けられた遠隔アンテナユニットに結合するために必要な配線の量を低減させるために、行われ得る。
上記のように、DAS10は、「デジタル」DASとして実装され得る。「デジタル」DASでは、基地局12およびユーザ機器22から受信された、およびそれらに提供された信号は、マスタユニット18と遠隔アンテナユニット14との間で通信されるデジタル同相(I)および直交(Q)サンプルを生成するために使用される。基地局12から、およびユーザ機器22から受信された元の信号のこのデジタルIQ表現は、基地局とユーザ機器との間の無線通信に使用されるセルラーエアインターフェースプロトコルに従って、電話またはデータ情報を伝達するために使用される元の変調(すなわち、キャリアの振幅、位相、または周波数の変化)を依然として維持することに留意されたい。そのようなセルラーエアインターフェースプロトコルの例としては、例えば、5GNR、移動体通信用グローバルシステム(GSM(登録商標))、ユニバーサル移動体通信システム(UMTS)、およびロングタームエボリューション(LTE)エアインターフェースプロトコルが挙げられる。また、デジタルIQサンプルの各ストリームは、無線スペクトルの一部分を表すか、または含む。例えば、デジタルIQサンプルは、単一の無線アクセスネットワークキャリア(例えば、5MHzのUMTSまたはLTEキャリア)を表し得、その上に、UMTSまたはLTEエアインターフェースを使用して、音声またはデータ情報が変調されている。しかしながら、そのような各ストリームはまた、複数のキャリア(例えば、周波数スペクトルの帯域または周波数スペクトルの所与の帯域のサブバンド)を表し得る。
さらに、マスタユニット18の1つ以上は、アナログRFインターフェース(例えば、従来のモノリシック基地局12またはRRHのアナログRFインターフェースのいずれかを介して)を使用して、1つ以上の基地局12とインターフェースするように構成され得る。上記に説明されるように、基地局12はまた、減衰器、コンバイナ、スプリッタ、増幅器、フィルタ、クロスコネクトなどのネットワーク(集合的に、「ポイントオブインターフェース」または「POI」20と称される場合もある)を使用して、マスタユニット18に結合され得る。これは、ダウンリンクにおいて、基地局12によって出力される所望のRFキャリアのセットが抽出され、合成され、適切なマスタユニット18にルーティングされ得るように、かつ、アップリンクにおいて、マスタユニットによって出力される所望のキャリアのセットが抽出され、合成され、各基地局の適切なインターフェースにルーティングされ得るように行われる。
各マスタユニット18は、受信された信号を中間周波数(IF)またはベースバンドにダウンコンバートすることと、ダウンコンバートされた信号をデジタル化して、実際のデジタルサンプルを生成することと、実際のデジタルサンプルをデジタルダウンコンバートして、デジタル同相(I)および直交(Q)サンプルを生成することと、によって、無線周波数(RF)で受信されたアナログ無線信号からデジタルIQサンプルを生成し得る。これらのデジタルIQサンプルはまた、より低いサンプルレートまで、フィルタ処理、増幅、減衰、および/または再サンプリングもしくはデシメートされ得る。デジタルサンプルは、他の方法で生成され得る。デジタルIQサンプルの各ストリームは、1つ以上の基地局12によって出力される無線周波数スペクトルの一部分を表す。無線周波数スペクトルの各部分は、例えば、無線スペクトルの帯域、無線スペクトルの所与の帯域のサブバンド、または個々の無線キャリアを含み得る。
同様に、アップリンクでは、各マスタユニット18は、同じキャリアまたは周波数帯もしくはサブバンド表すデジタルIQサンプルのストリームをデジタル合成することと(例えば、そのようなデジタルIQサンプルをデジタル加算することによって)、合成されたデジタルIQサンプルをデジタルアップコンバートして、実際のデジタルサンプルを生成することと、IFまたはベースバンドアナログ信号を生成するために、実際のデジタルサンプル上でデジタルアナログプロセスを実施することと、IFまたはベースバンドアナログ信号を所望のRF周波数にアップコンバートすることと、によって、1つ以上の遠隔アンテナユニット14から受信されたデジタルIQサンプルの1つ以上のストリームからアップリンクアナログ無線信号を生成し得る。デジタルIQサンプルはまた、合成される前および/または後に、より高いサンプルレートに、フィルタ処理、増幅、減衰、および/または再サンプリングもしくは補間され得る。アナログ信号は、他の方法で生成され得る(例えば、デジタルIQサンプルが、アナログIFまたはベースバンド信号を直接生成する直交デジタルアナログ変換器に提供される)。
マスタユニット18のうちの1つ以上は、アナログRFインターフェースを介して1つ以上の基地局とインターフェースするデジタルインターフェースを使用して(追加的に、または代わりに)1つ以上の基地局12とインターフェースするように構成され得る。例えば、マスタユニット18は、BBUとRRHとの間の通信に使用されるデジタルIQインターフェースを使用して(例えば、CPRIシリアルデジタルIQインターフェースを使用して)、1つ以上のBBUと直接相互作用するように構成され得る。
ダウンリンクでは、各マスタユニット18は、1つ以上のBBUからそれに提供されたデジタルIQサンプルの1つ以上のダウンリンクストリームを終了し、必要に応じて、それらをDAS10で使用される遠隔アンテナユニット14と互換性のあるデジタルIQサンプルのダウンリンクストリームに変換する(再サンプリング、同期化、合成、分離、ゲイン調節することなどによって)。アップリンクでは、各マスタユニット18は、1つ以上の遠隔アンテナユニット14からデジタルIQサンプルのアップリンクストリームを受信し、同じキャリアまたは周波数帯もしくはサブバンドを表すデジタルIQサンプルのストリームをデジタル合成し(例えば、そのようなデジタルIQサンプルをデジタル加算することによって)、必要に応じて、それらを、そのマスタユニットに結合される1つ以上のBBUと互換性のあるデジタルIQサンプルのアップリンクストリームに変換する(再サンプリング、同期化、合成、分離、ゲイン調節することなどによって)。
各マスタユニット18はまた、他の方法で実装され得る。
ダウンリンクでは、各遠隔アンテナユニット14は、1つ以上のマスタユニット18からデジタルIQサンプルのストリームを受信し、デジタルIQサンプルの各ストリームは、1つ以上の基地局12によって出力された無線周波数スペクトルの一部分を表す。
各遠隔アンテナユニット14は、例えば、1つ以上の光ファイバまたはケーブル、1つ以上のイーサネット(登録商標)互換ケーブル26(例えば、1つ以上のCAT-6Aケーブル)、または任意の他の好適な結合媒体を使用して、1つ以上のマスタユニット18に通信可能に結合される。例えば、この実施形態では、各遠隔アンテナユニット14は、単一のイーサネットケーブル26を介して直接的に、または第1のイーサネットケーブルが遠隔アンテナユニットをパッチパネルもしくは拡張/中間ユニット24に接続し、第2の光ファイバケーブル28がパッチパネルもしくは拡張/中間ユニットをマスタユニットに接続するなどの、複数のイーサネット互換ケーブル26を介して間接的に、マスタユニット18に接続され得る。各遠隔アンテナユニット14は、他の方法で1つ以上のマスタユニット18に結合され得る。また、マスタユニット18または拡張/中間ユニット24は、遠隔アンテナユニット14に電力を提供するように構成されている電源機器(PSE)の1つ以上のインスタンスを含み得る。
図1に示される例示的なDAS10では、遠隔アンテナユニット14が、それに通信可能に結合された別の共存する拡張ユニット14(本明細書では、「拡張遠隔アンテナユニット」とも呼ばれる)を有することが示されている。共存する拡張遠隔アンテナユニット14を別の遠隔アンテナユニット14から従属させることは、その同じ場所から放射される周波数帯の数を拡張するために、および/またはMIMOサービスをサポートするために、行われ得る(例えば、異なる共存する遠隔アンテナユニットが、単一のMIMO周波数帯に対する異なるMIMOストリームを放射および受信する)。遠隔アンテナユニット14は、光ファイバケーブル、多心ケーブル、同軸ケーブルなどを使用して、拡張遠隔アンテナユニット14に通信可能に結合される。そのような実装では、拡張遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14を介してDAS10のマスタユニット18に結合される。
図2は、遠隔アンテナユニットの一部分が1つ以上の干渉低減回路を含む実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の一部分の図である。本明細書で使用される場合、「低減する」という単語は、非ゼロ値への干渉を低減すること、および干渉をおよそゼロ値に低減することを含み、後者はまた、干渉を「除去する」ともいう。
遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の送信機回路40、アンテナアレイ42、送受分離回路44、アナログ干渉キャンセル回路46、制御回路48、デジタル干渉キャンセル回路50、および1つ以上の受信機回路52を含む。図2の回路図は、単一の送信機回路40および対応する単一の受信機回路52を含むが、図示された回路は、対応する送信機回路および受信機回路の各追加干渉関連対に対して繰り返され得るが、ただし、送信機回路および受信機回路52の数に関係なく、遠隔アンテナユニット14は、単一のアンテナアレイ42および単一の制御回路48を含み得ることが理解される。さらに、アンテナアレイ42は、いくつかのアンテナ60を含む。非多入力多出力(非MIMO)構成について、各アンテナ60は、任意の所与の時点で、単一のダウンリンク信号または単一のアップリンク信号を送信、受信、または送信および受信の両方を行うように動作し、各アンテナは、同一信号を送信または受信するように構成された1つ以上のアンテナ要素を含み得るが、それぞれの位相シフトまたはそれぞれの振幅減衰を伴う(例えば、アンテナが、位相アレイアンテナである)可能性がある。MIMO構成では、アンテナアレイ42内の複数のアンテナ60の各グループが、ダウンリンク信号またはアップリンク信号を送信または受信するように構成され、MIMO構成の少なくとも送信期間の間、複数のアンテナのグループ内の各アンテナは、MIMOダウンリンク信号のそれぞれの別個の成分を送信するように構成されている。さらに、各送信機回路40はまた、ダウンリンク回路、ダウンリンク経路、送信経路、部分送信機などと呼ばれ得、同様に、各受信機回路52はまた、アップリンク回路、アップリンク経路、受信経路、部分受信機などと呼ばれ得る。
遠隔アンテナユニット14上に位置する各送信機回路40は、デジタルアナログ変換器(DAC)54、周波数アップシフト回路56、および電力増幅器58を含む。DAC54は、遠隔アンテナユニット14に内蔵された信号処理回路(図2には示されていない)が、基地局12(図1)からのデータ(または他の情報)を含めるように生成したデジタルベースバンド情報信号を受信するように構成され、デジタルベースバンド情報信号をアナログベースバンド情報信号に変換するように構成されている。周波数アップシフト回路56は、アナログ信号を用いてキャリア信号を変調するように構成されており、キャリア信号は、DAS10(図1)が動作するように構成されている周波数帯(例えば、3.4GHz~3.8GHz)内にあるキャリア周波数を有する。例えば、遠隔アンテナユニット14上の各送信機回路40の一部分は、同じ周波数帯内の異なるキャリア周波数を使用して、それぞれのDAC出力信号をアップシフトし得る。電力増幅器58は、変調されたキャリア信号を増幅して、送信信号を生成し、アンテナアレイ42の1つ以上のアンテナを、送信信号を用いて駆動するように構成されている。デジタルベースバンド情報信号は、それ自体が、1つ以上のキャリア信号を含むか、またはそれらを用いて変調され得、それゆえに、周波数アップシフト回路56がDAC出力信号(以下、アップシフトキャリア信号と呼ばれる)をアップシフトするために使用し得るキャリア信号は、そのような他の1つ以上のキャリア信号に追加される。さらに、ダウンリンク信号を送信するための回路は、送信機回路40として、遠隔アンテナユニット14上に完全に含まれ得るか、または遠隔アンテナユニットと基地局12またはマスタユニット18との両方に含まれ得る(図1)。それゆえに、送信機回路40は、送信回路全体を含み得るか、または送信回路の一部分のみを含み得る。関連する実施形態では、送信機回路40は、デジタルアップコンバージョン(DUC)を用いてDACを実装する。そのような実施形態では、デジタルアップコンバータ(図2に示されない)は、DAC54の入力側に位置し、ベースバンドIQストリームを受信し、IQストリームをより高い周波数帯にデジタルアップコンバート(アップシフト)し、アップシフトされたIQストリームを、アップシフトされたIQストリームをデジタル信号からアナログ信号に変換するDAC54に提供する。
アンテナアレイ42は、1つ以上のアンテナ60を含み、その各々が、送信アンテナおよび受信アンテナの両方として動作するように構成されている(以下に説明される1つ以上の実施形態などの、他の実施形態は、送信のみのために構成された1つ以上の送信アンテナと、受信のみのために構成された1つ以上の受信アンテナと、を含み得る)。例えば、アンテナアレイ42は、2つ以上のアンテナ60を含む、多入力多出力(MIMO)アンテナアレイであり得る。あるいは、アンテナアレイ42は、単一のアンテナ60のみを含み得る。送信モード中の動作では、アレイ42の各アンテナ60は、それぞれの送信機回路40からの送信信号をそれぞれのダウンリンク信号に変換するように構成されており、すなわち、送信信号によって励起されることに応答して、各アンテナは、それぞれのダウンリンク信号を、例えば、図1のユーザ機器22に放射する。アンテナアレイ42がMIMOアレイである場合、アレイのアンテナ60によって放射された信号の合成は、単一のダウンリンク信号とみなされ得るが、以下に説明されるように、各MIMO成分送信信号は、干渉キャンセルの目的で別々に考慮される。受信モード中の動作では、アレイ42の各アンテナ60は、アップリンク信号を、例えば、図1のユーザ機器22から受信し、アップリンク信号をそれぞれの受信信号に変換する。アンテナアレイ42がMIMOアレイである場合、アレイのアンテナ60によって受信された信号成分の合成は、単一のアップリンク信号とみなされ得るが、以下に説明されるように、各MIMO成分受信信号は、それぞれの受信機回路によって処理され、干渉キャンセルの目的で別々に考慮される。
送受分離回路44は、アンテナアレイ42のアンテナ60からの受信信号において、特に、送信信号および受信信号が同時であるか、またはそうでなければ時間的に重複する、送信機回路40からの送信信号によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている。送信信号が送信機回路40からアンテナアレイ42に伝搬する送信信号経路は、受信信号がアンテナアレイから対応する受信機回路52に伝搬する受信信号経路と少なくとも部分的に重複し得るため、送信信号の一部分、または成分は、受信信号に「漏洩」し得る。また、送信信号は、典型的には、受信信号よりも著しく強力であるため、少量のそのような漏洩であっても、送信信号は、受信機回路52で受信信号を「スワンプ」し得る。そのような漏洩を用途に許容可能であるレベルに制限するために、送受分離回路44は、受信機回路52を送信機回路40から電気的に絶縁するように構成されている。例えば、送受分離回路44は、例えば、従来の分離回路(例えば、サーキュレータ)よりもおよそ10dB~20dB高い分離を提供し得る。さらに、送受分離回路44の1つ以上のパラメータは、特に、送受分離回路およびデジタル干渉キャンセル回路が、受信信号における送信機干渉を、最低達成可能レベルまで低減するよう動作する閉フィードバック制御ループの一部であるとき、デジタル干渉キャンセル回路50によって調整可能であり得る。送受分離回路44の追加の実施形態は、図7~図16と併せて以下に詳細に説明される。
アナログ干渉キャンセル回路46は、受信機回路52への対応する受信信号において、受信信号を生成するように構成される同じアンテナ60に結合された送信信号からの干渉をさらに低減するように構成されている。すなわち、送受分離回路44およびアナログ干渉キャンセル回路46は、一緒に、受信信号における送信干渉を、2つの回路44および46のいずれかが単独で提供し得る干渉低減のレベルよりも低いレベルまで低減し得る。
アナログ干渉キャンセル回路46は、送受分離回路44が受信信号に漏洩することを可能にする送信信号の成分を受信信号から除去、またはそうでなければキャンセルすることによって、受信信号に1次補正を提供するように構成され得る。アナログ干渉キャンセル回路46は、アナログ補正信号として、対応する受信機回路52に現れるように、送信信号の漏洩された成分の推定された1次表現を生成することによって、および補正信号を受信信号と合成することによって送信干渉を低減するように構成される受信機回路52にアナログ補正信号を提供することによって、そのような1次補正を実施し得る。例えば、受信機回路52は、受信信号からアナログ補正信号を減算して、送信信号の漏洩した成分の一部または全部を受信信号から除去またはそうでなければキャンセルするように構成され得る。あるいは、アナログ干渉キャンセル回路46は、受信信号への送信信号の漏洩以外を補正するように構成され得る。例えば、アンテナアレイ42の対応するアンテナ60のインピーダンスが、送受分離回路44の有効な出力インピーダンスと良好に整合しない場合、このインピーダンスの不整合は、アンテナ60に、送信信号の一部分を方向転換させ、それゆえに、送信信号の方向転換された部分を、受信信号上に重ね合わせ得る。さらに、送信信号に応答してアレイ42のアンテナ60によって放射されたダウンリンク信号の一部分は、遠隔アンテナユニット14の外部の物体から反射してアンテナ60に戻り得る。それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路46は、送信信号の方向転換された部分およびアンテナ60で受信信号上に重ね合わせられたダウンリンク信号の方向転換された部分も考慮するように、1次アナログ補正信号を生成するように構成され得る。さらに、アナログ干渉キャンセル回路46は、受信信号における送信干渉を最低達成可能値まで低減するように構成された1つ以上の制御ループを含み得るか、またはその一部とすることができる。アナログ干渉キャンセル回路46は、図3~図6および図17~図19と併せて以下にさらに説明される。
制御回路48は、アナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50の動作を制御するように構成され、遠隔アンテナユニット14に内蔵された1つ以上の他の回路の動作を制御するようにも構成され得る。例えば、制御回路48は、1つ以上のマイクロプロセッサまたはマイクロコントローラであり得るか、またはそれらを含み得る。さらに、制御回路48は、アナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50の一方または両方の一部または全部を実装し得る。例えば、制御回路48は、デジタル干渉キャンセル回路50を実装するよう構成される、デジタル信号プロセッサ(DSP)またはフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であってもよく、それらを含んでもよく、またはそれらに配設されるか、もしくはそれらによって実装され得る。
デジタル干渉キャンセル回路50は、受信機回路52への対応する受信信号において、受信信号を生成するように構成されるアンテナ60に結合された送信信号からの干渉をさらに低減するように構成されている。すなわち、送受分離回路44、アナログ干渉キャンセル回路46、およびデジタル干渉キャンセル回路50は、一緒に、3つの回路44、46、および50のいずれか単独よりも、受信信号における送信干渉のレベルを低減し得る。
デジタル干渉キャンセル回路50は、送受分離回路44が受信信号に漏洩することを可能にする送信信号の成分を受信信号から除去、またはそうでなければキャンセルすることによって、受信信号に1次線形補正、および非線形補正を提供するように構成され得る。
デジタル干渉キャンセル回路50は、デジタル補正信号として、対応する受信機回路52に成分が現れるように、送信信号の漏洩された成分の推定された1次線形表現を生成することによって、および補正信号を受信信号と合成することによって送信干渉を低減するように構成される受信機回路にデジタル補正信号を提供することによって、そのような1次線形補正を実施するように構成され得る。例えば、受信機回路52は、アナログ補正され、かつデジタル化された受信信号からデジタル補正信号を減算して、受信信号から、分離回路44を「通過」し、かつアナログ干渉キャンセル回路46によって「到達」する送信信号の漏洩した成分の一部または全部を除去するように構成され得る。あるいは、デジタル干渉キャンセル回路50は、受信信号への送信信号の漏洩以外を補正するように構成され得る。例えば、デジタル干渉キャンセル回路50は、アナログ干渉キャンセル回路46と併せて上記に説明されたように、送信信号の方向転換された部分、およびアンテナ60で受信信号上に重ね合わせられたダウンリンク信号の方向転換された部分も考慮するように、1次デジタル補正信号を生成するように構成され得る。
デジタル干渉キャンセル回路50はまた、非線形の漏洩した成分が対応する受信機回路52に現れるように、デジタル補正信号の一部として、送信信号の非線形の漏洩した成分の推定された表現を生成することによって、非線形補正を実施するように構成され得る。例えば、DAC54、周波数アップシフト回路56、および送信機回路40の電力増幅器58のうちの1つ以上は、全高調波歪みなどの非線形成分を、送信信号に導入し得る。そのような非線形成分は、多くの場合、送信信号および対応するダウンリンク信号を「スカート」する周波数側波帯として現れる「スカート」信号を生じさせる。
デジタル干渉キャンセル回路50は、デジタル補正信号の一部として、受信機回路52が受信信号に導入し得る非線形成分の推定された表現を生成することによって非線形補正を実施するように構成され得る。例えば、受信機回路52の低ノイズ増幅器64、周波数ダウンシフト回路66、およびアナログ・デジタル変換器(ADC)68のうちの1つ以上は、全高調波歪みなどの、受信信号非線形成分に導入し得る。そのような非線形成分は、送信信号の非線形成分と合成して、受信機ADCの出力で、上記のスカート信号を形成し得る。
遠隔アンテナユニット14上に位置する各受信機回路52は、アンテナアレイ42のそれぞれのアンテナ60からの受信信号を調整して、遠隔アンテナユニット14上の信号処理回路に調整された受信信号を提供するように構成され、信号処理回路は、処理された受信信号をDAS10の基地局12(図1)に提供するように構成されている。受信機回路52は、第1の信号コンバイナ62、例えば、加算器、低ノイズ増幅器(LNA)64、周波数ダウンシフト回路66、ADC68、および第2の信号コンバイナ70、例えば、加算器を含む。信号コンバイナ62は、アナログ干渉キャンセル回路46からのアナログ補正信号を、アンテナアレイ42のそれぞれのアンテナ60からの受信信号と合成するように構成されており、例えば、信号コンバイナ62は、受信信号からアナログキャンセル信号を減算するように構成された加算器である。LNA64は、1回補正された受信信号を増幅するように構成され、周波数ダウンシフト回路66は、1回補正された受信信号をベースバンド周波数範囲にダウンシフトするように構成されている。ADC68は、アナログベースバンド受信信号をデジタルベースバンド受信信号に変換するように構成され、コンバイナ70は、デジタル干渉キャンセル回路50からのデジタル補正信号を、1回補正されたデジタル受信信号と合成するように構成されており、例えば、コンバイナ70は、1回補正されたデジタル受信信号からデジタル補正信号を減算して、2回補正されたデジタル受信信号を生成するように構成されている加算器である。そして、遠隔アンテナユニット14または他の箇所(例えば、図1のマスタユニット18、基地局12)に内蔵された信号処理回路は、2回補正されたデジタル受信信号を、信号処理回路が受信された信号によって運ばれたデータを回復するように構成される、いくつかの変調されたサブキャリアに変換するように構成されている。信号処理回路は、データ回復に影響を与えるように、誤差補正回路、および他の回路を含み得る。さらに、アップリンク信号を受信するための回路は、受信機回路52として、遠隔アンテナユニット14上に完全に含まれ得るか、または遠隔アンテナユニット14と基地局12またはマスタユニット18との両方に含まれ得る(図1)。したがって、受信機回路52は、その全体が受信回路を含み得るか、または受信回路の一部分のみを含み得る。
さらに図2を参照すると、遠隔アンテナユニット14が同じアンテナ60を用いてアップリンク信号を受信することと同時に、遠隔アンテナユニットがアンテナ60を用いてダウンリンク信号を送信する実施形態による、遠隔アンテナユニット14の動作が説明されている。
基地局12(図1)は、マスタユニット18または遠隔アンテナユニット14に内蔵された信号処理回路(図1~図2に示されていない)に信号を送信し、信号処理回路は、デジタルドメイン内のデータを用いて1つ以上のベースバンドキャリア周波数を変調し、変調された1つ以上のキャリア周波数から、デジタル時間領域信号を生成する。例えば、信号処理回路は、16または64直交振幅変調(16-QAM、64-QAM)を使用して、ベースバンドキャリアを変調し得る。あるいは、基地局12は、この変調を実施する。
次いで、DAC54は、信号処理回路からのデジタル時間領域信号をアナログ時間領域信号に変換する。
次いで、周波数アップシフト回路56は、周波数において、遠隔アンテナユニット14が構成されるブロードキャスト周波数帯(例えば、3.4GHz~3.8GHz)へのアナログ時間領域信号をアップシフトする。周波数アップシフト回路56は、キャリア信号をアナログ時間領域信号で変調することなどによって、任意の好適な様式でこの周波数アップシフトを実施し得る。
次いで、電力増幅器58は、周波数アップシフトアナログ時間領域信号を増幅して(例えば、変調されたキャリア信号を増幅して)、送信信号を生成する。
次いで、送受分離回路44は、受信機回路52に「漏洩」する送信信号の成分の大きさを低減しながら、送信信号をアンテナ60に結合する。
次いで、送信信号によって励起されることに応答して、アンテナ60は、送信信号にデータを含むダウンリンク信号を放射する。
アンテナ60がダウンリンク信号を放射している間、制御回路48は、アナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50を制御して、それぞれ、アナログ補正信号およびデジタル補正信号を生成する。アナログ干渉キャンセル回路46は、送信信号から、またはそうでなければそれに応答して、アナログ補正信号を生成し、デジタル干渉キャンセル回路50は、信号処理回路からのデジタル時間領域信号から、またはそうでなければそれに応答して、デジタル補正信号を生成する。さらに、制御回路48は、デジタル干渉キャンセル回路50を制御して、送受分離回路44に、受信機回路52への送信信号の漏洩を最低達成可能レベルまで低減させる調節信号を生成し得る。例えば、デジタル干渉キャンセル回路50は、制御ループ構成で受信機回路52に結合され得、受信信号またはそこから導出された信号内の送信漏洩成分のレベルを監視し得、調節信号をディザ処理して、受信信号またはそこから導出された信号内の送信信号漏洩の最低達成可能レベルを決定し得、次いで、決定された最低達成可能なレベルに、またはその近傍で、送信信号漏洩のレベルを維持するように調節信号の値を設定し得る。
アンテナ60はまた、ダウンリンク信号を放射しながらアップリンク信号を受信し、アップリンク信号を受信信号に変換する。
信号コンバイナ62は、アナログ補正信号を受信信号と合成して、1回補正された受信信号を生成する。例えば、信号コンバイナ62が加算器である場合、信号コンバイナ62は、受信信号からアナログ補正信号を減算して、1回補正された受信信号を生成する。
低ノイズ増幅器64は、1回補正された受信信号を増幅し、周波数ダウンシフト回路66は、1回補正された受信信号をアナログ時間領域受信信号に周波数シフトする(例えば、復調する)。
ADC68は、アナログ時間領域受信信号をデジタル時間領域受信信号に変換する。
信号コンバイナ70は、デジタル補正信号をデジタル時間領域受信信号と合成して、2回補正されたデジタル時間領域受信信号を生成する。例えば、信号コンバイナ70が加算器である場合、信号コンバイナ70は、デジタル時間領域受信信号からアナログ補正信号を減算して、2回補正されたデジタル時間領域受信信号を生成する。
信号処理回路(図2には図示されない)は、2回補正されたデジタル時間領域受信信号を、そのデータ変調された周波数成分に分解し、データ変調された周波数成分から、アップリンク信号によって運ばれたデータを回復する。
データ変調された周波数成分における一次線形送信干渉および非線形送信干渉の低減は、送受分離回路44ならびにアナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50によってもたらされる際に、典型的には、分離回路および干渉キャンセル回路が遠隔アンテナユニット14から省略された信号処理回路よりも正確に、信号処理回路(図2には示されない)がデータを回復することを可能にする。
引き続き図2を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、送受分離回路44、アナログ干渉キャンセル回路46、およびデジタル干渉キャンセル回路50のうちの1つまたは2つが、遠隔アンテナユニット14から省略され得る。さらに、制御回路48は、デジタル干渉キャンセル回路50を含むか、またはそうでなければ実装し得、例えば、制御回路48は、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、FPGA、またはマイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、およびFPGAの組み合わせもしくは部分的組み合わせであり、デジタル干渉キャンセル回路50の機能および動作を実装するように構成され得る。さらに、アナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50は、参照により本明細書に組み込まれる以下の参考文献のうちの1つ以上に開示される回路を組み込むか、または技術を実装し得る:Jainらの米国特許公開第2017/0170903号、Braithwaiteの米国特許第9,698,861号、Braithwaiteの米国特許第10,020,837号、Full Duplex Radios,Bharadia et al. (2013)、およびIEEE 802.11 -18/019 Ir0。加えて、アナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50の各々は、上述の参考文献のうちの1つ以上に開示されている回路の修正されたバージョンである回路を組み込み得、上述の参考文献のうちの1つ以上に開示されている技術の各修正されたバージョンである、1つ以上の技術を実装し得る。さらに、遠隔アンテナユニット14上に位置する送信機回路40の一部分は、説明されるものから修正され得る。例えば、周波数アップシフト回路56が、省略されてもよく、基地局12、マスタユニット18、または送信機回路40が、周波数アップシフトされたアナログ時間領域信号を生成し、それを電力増幅器58に提供するように構成されているDAC54の前に、すべての周波数アップシフトを実施し得る。または、DAC54は、アナログ時間領域信号の周波数アップシフトの一部または全部を実施するように構成され得る。例えば、DAC54および周波数アップシフト回路56は、DAC周波数アップシフト回路に組み合わせられてもよい。さらに、遠隔アンテナユニット14上に位置する受信機回路52の一部分は、説明されたものから修正され得る。例えば、周波数ダウンシフト回路66は、省略されてもよく、ADC68、基地局12、マスタユニット18、またはその組み合わせもしくは部分的組み合わせは、低ノイズ増幅器64からの信号のすべての周波数ダウンシフトを実施して、ダウンシフトされたデジタル受信信号を生成し得る。例えば、ADC68および周波数ダウンシフト回路66は、ADC周波数ダウンシフト回路に組み合わせられてもよい。加えて、遠隔アンテナユニット14上に位置する送信機回路40および受信機回路52の一部分のトポロジー(例えば、直列に結合された構成要素の順序)は、任意の好適な構成で配置され得る。さらに、受信機回路52では、LNA64は、加算器と周波数ダウンシフト回路66との間に位置するのではなく、送受分離回路44と信号コンバイナ62との間に位置することができ、複数の直列に結合されたLNAが存在してもよく、他の回路トポロジーが企図される。さらに、開ループモードで動作するように説明されているが、アナログ干渉キャンセル回路46は、閉ループモードで動作してもよく、または開ループおよび閉ループモードの両方で動作してもよく、さらに1つ以上の同時に機能する開ループおよび閉ループを有してもよい。同様に、開ループおよび閉ループモードで動作するように説明されているが、デジタル干渉キャンセル回路50は、1つ以上の閉ループモードのみまたは1つ以上の開ループモードのみで動作し得る。加えて、図1と併せて上記に、または図3~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図2の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図3は、一実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14、ならびにアナログおよびデジタル干渉キャンセル回路46および50の図である。図3では、同様の番号の参照項目は、図1~図3と共通である。
図3に示される例では、アナログ干渉キャンセル回路46は、1つ以上のフィルタ経路821~82nおよび信号コンバイナ84、例えば、加算器を含む、有限インパルス応答(FIR)フィルタ80を含む。
各フィルタ経路82は、それぞれの遅延回路86、それぞれの位相シフト回路88、およびそれぞれのゲイン回路90を含む。各遅延回路86が、送信信号に適用されるように構成されているそれぞれの遅延dは、任意の好適な計算アルゴリズムに応答して、または遠隔アンテナユニット14がダウンリンクおよびアップリンク信号を送信または受信するために使用されていない間に実施される較正手順の間に、前もって決定および設定され得る。あるいは、それぞれの遅延dは、遠隔アンテナユニット14に内蔵された1つ以上の制御ループによって動的に調節され得る。同様に、各遅延回路88およびゲイン回路90が、遅延した送信信号に付与するようにそれぞれ構成される、それぞれの位相シフトpsおよびそれぞれのゲインaは、任意のそれぞれの好適な計算アルゴリズムに応答して、または遠隔アンテナユニット14がダウンリンクおよびアップリンク信号を送信または受信するために使用されていない間に実施されるそれぞれの較正手順の間に、前もって決定および設定され得る。あるいは、位相シフトpsおよびそれぞれのゲインaの各々は、遠隔アンテナユニット14に内蔵された1つ以上の制御ループによって動的に調節され得る。さらに、各増幅器90のそれぞれのゲインaは、1未満であってもよく、1に等しくてもよく、または1より大きくてもよい。
信号コンバイナ84は、経路821~82nからの出力信号に応答して、アナログ補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ84が加算器である場合、信号コンバイナ84は、経路821~82nからの出力信号の総和に等しいアナログ補正信号を生成するように構成されている。
図3をさらに参照すると、デジタル干渉キャンセル回路50は、線形歪み推定器回路92、非線形歪み推定器回路94、信号コンバイナ96、および分離回路コントローラ98を含む。
線形歪み推定器回路92は、信号処理回路からのデジタル時間領域信号に応答して一次線形補正信号を生成するように構成され、非線形歪み推定器回路94は、同じデジタル時間領域信号に応答して非線形補正信号を生成するように構成されている。
信号コンバイナ96は、一次線形および非線形の補正信号に応答して、デジタル補正信号を生成するように構成され、例えば、信号コンバイナ96が加算器である場合、信号コンバイナ96は、一次線形および非線形の補正信号の総和に等しいデジタル補正信号を生成するように構成されている。
分離回路コントローラ98は、一次線形および非線形の補正信号に応答して、送受分離回路44の1つ以上の分離特性またはパラメータを調節するための制御信号を生成するように構成されている。
さらに図3を参照すると、遠隔アンテナユニット14が同じアンテナ60を用いてアップリンク信号を受信することと同時に、遠隔アンテナユニット14がアンテナ60を用いてダウンリンク信号を送信する実施形態による、遠隔アンテナユニット14の動作が説明されている。
遠隔アンテナユニット14は、図2と併せて上記に説明されたように動作し、図2と併せて上記に説明された動作に加えて、または図2と併せて上記に説明された動作のうちの1つ以上の代わりに、以下の動作を実施する。
アナログ干渉キャンセル回路46は、以下のように動作する。
各遅延回路86は、送信機回路40からの送信信号にそれぞれの遅延dを付与する。
各位相シフト回路88は、同じ経路82のそれぞれの遅延回路86からの遅延した送信信号に、それぞれの位相シフトpsを付与する。
各ゲイン回路90は、それぞれのゲインaによって、それぞれの位相シフト回路88からの位相シフトされ、かつ遅延した送信信号を増幅または減衰する。
信号コンバイナ84は、増幅器901~90nから出力される送信信号が増幅されたか、または減衰、位相シフト、および遅延されたバージョンに応答して、アナログ補正信号を生成する。例えば、信号コンバイナ84が加算器である場合、信号コンバイナ84は、増幅器901~90nから出力される送信信号が増幅されたか、または減衰、位相シフト、および遅延されたバージョンの総和に等しいデジタル補正信号を生成する。
デジタル干渉キャンセル回路50は、以下のように動作する。
線形歪み推定器回路92は、信号処理回路からのデジタル時間領域信号に応答して線形補正信号を生成するが、これは、図3には示されていないが、遠隔アンテナユニット14に内蔵されているか、または内蔵されていない。
非線形歪み推定器回路94は、デジタル時間領域信号に応答して非線形補正信号を生成する。
信号コンバイナ96は、それぞれ、推定器回路92および94からの線形および非線形の補正信号に応答して、デジタル補正信号を生成する。例えば、信号コンバイナ96が加算器である場合、信号コンバイナ96は、線形および非線形の補正信号の総和に等しいデジタル補正信号を生成する。
さらに、分離回路コントローラ98は、一次線形および非線形の補正信号に応答して、送受分離回路44の1つ以上の分離特性またはパラメータを調節するための制御信号を生成する。例えば、コントローラ98は、制御信号をディザ処理して、送受分離回路44が送信機回路40と受信機回路52との間の最高レベルの分離を達成し、それゆえに、受信信号への送信信号の最低レベルの漏洩を達成する点で、送受分離回路44を動作させることを決定および維持し得る。
引き続き図3を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、アナログ干渉キャンセル回路46の経路82のうちの1つ以上の各々は、位相シフタ88を欠いてもよい。さらに、デジタル干渉キャンセル回路50は、分離回路コントローラ98を欠いてもよい。さらに、アナログ干渉キャンセル回路46は、参照により本明細書に組み込まれるFull Duplex Radios,Bharadia et al.に開示されているものなどの、回路を含み得るか、またはTDDモードで動作するよう構成された遠隔アンテナユニット14に包含するために修正された、開示された回路を含み得る。同様に、デジタル干渉キャンセル回路50は、Full Duplex Radios,Bharadia et al.に開示された回路を含み得るか、またはTDDモードで動作するよう構成された遠隔アンテナユニット14に包含するために修正された、開示された回路を含み得る。加えて、遠隔アンテナユニット14上の回路は、1つ以上の基地局12(図1)に、アンテナ60がアップリンク信号を受信している間に送信機回路40が送信信号を生成していることを通知し、それによって、1つ以上の基地局12は、送信機回路の送信信号の生成がアップリンク信号を受信しているアンテナ60と一致しないように、送信機回路の送信信号の生成を調整し得る。さらに、図1および図2と併せて上記に、または図4~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図3の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図4は、遠隔アンテナユニット14が、アンテナアレイ42のアンテナ601によって生成された受信信号において、同じアンテナアレイの1つ以上の他のアンテナ602~60nからの送信干渉を低減するように構成されている実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図である。図4では、同様の番号の参照項目は、図1~図4と共通である。
図2~図3の送信機回路40と同様である送信機回路401に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の送信機回路402~40nを含み、これらは、アンテナアレイ42のそれぞれのアンテナ602~60nに各々結合されるが、それ以外は送信機回路401と同様である。
図2~図3の送受分離回路44と同様である送受分離回路441に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の送受分離回路442~44nを含み、これらは、送信機回路402~40nのそれぞれの1つとアンテナ602~60nのそれぞれの1つとの間で各々結合されるが、それ以外は送受分離回路441と同様である。
そして、図2~図3の受信機回路52と同様である受信機回路521に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の受信機回路522~52n(図4には示されない)を含み、これらは、アンテナアレイ42の他のアンテナ602~60nに各々結合されるが、それ以外は受信機回路521と同様である。
他のアンテナ602~60nのうちの1つ以上がそれぞれのダウンリンク信号を放射していると同時にアンテナ601がアップリンク信号を受信している場合、ダウンリンク信号が、典型的には、アップリンク信号よりもはるかに強力であるため、1つ以上のダウンリンク信号は、アンテナ601によって生成された受信信号が、受信アップリンク信号に対応する受信信号の成分よりもはるかに強力である送信干渉を含むことになるように、アップリンク信号を「スワンプ」することになる。
それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路46は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、1つ以上の他のアンテナ602~60nによって送信されたダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路46は、各送信機回路401~40nに対するそれぞれのアナログキャンセラ回路1021~102nを含み、例えば、各アナログキャンセラ回路は、図3のFIRフィルタ80と同じであり得る。各アナログキャンセラ回路1021~102nは、アナログ補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ104は、成分に応答してアナログ補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ104が加算器である場合、信号コンバイナ104は、アナログキャンセラ回路1021~102nからの成分信号の総和に等しいアナログ補正信号を生成する。
同様に、デジタル干渉キャンセル回路50は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、アンテナ601が属する同じアンテナアレイ42における1つ以上の他のアンテナ602~60nによって送信されたダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。それゆえに、デジタル干渉キャンセル回路50は、各送信機回路401~40nに対するそれぞれのデジタルキャンセラ回路1061~106nを含み、例えば、各デジタルキャンセラ回路は、図3に示されるように配置された、それぞれの線形歪み推定器回路92、それぞれの非線形歪み推定器回路94、およびそれぞれの信号コンバイナ96を含み得る。各デジタルキャンセラ回路106は、デジタル補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ108は、成分に応答してデジタル補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ108が加算器である場合、信号コンバイナ108は、デジタルキャンセラ回路1061~106nからの成分信号の総和に等しいデジタル補正信号を生成する。さらに、分離回路コントローラ98は、デジタルキャンセラ回路1061~106nからの、またはデジタルキャンセラ回路の各々の線形および非線形歪み推定器回路92および94によって出力される信号からの成分信号のいずれかに応答して、送受分離回路441への制御信号を生成する。
図4を引き続き参照すると、アンテナ601がアップリンク信号を受信すると同時に、送信機回路401~40nのうちの1つ以上の各々がそれぞれの送信信号を生成する間の遠隔アンテナユニット14の動作は、図2と併せて上記に説明される動作と同様であり、図3と併せて上記に説明された動作とも同様であり得、以下の動作が追加されるか、または以下の動作のうちの1つ以上が、図2および図3と併せて上記に説明された1つ以上の動作を置き換える。
アナログ干渉キャンセル回路46は、送信機回路401~40nのそれぞれの1つによって生成された1つ以上の送信信号の各々に応答して、アナログ補正信号を生成する。
デジタル干渉キャンセル回路50は、信号処理回路によってそれぞれ生成された1つ以上のデジタル時間領域信号に応答して、デジタル補正信号および分離制御信号を生成する。
図示されていないが、いくつかの例では、アナログ干渉キャンセル回路46は、他の受信機回路522~52nの各々に対するアナログキャンセラ回路102のそれぞれのセットを含み、アナログキャンセラ回路の各セットは、アナログキャンセラ回路1021~102nのセットとトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、信号コンバイナ104からのアナログ補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
同様に、図示されていないが、いくつかの例では、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の受信機回路522~52nの各々に対するデジタルキャンセラ回路106のそれぞれのセットを含み、デジタルキャンセラ回路の各セットは、デジタルキャンセラ回路1061~106nのセットとトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、信号コンバイナ108からのデジタル補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
図示されていないが、いくつかの例では、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の送受分離回路442~44nの各々に対するそれぞれの分離回路コントローラ98を含み、各分離回路コントローラは、分離回路コントローラ98とトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、分離回路コントローラ98からの制御信号は、複数の送受分離回路44に提供され得る。
図4を引き続き参照すると、代替的な実施形態では、受信信号における送信干渉を低減する代わりに、またはそれに加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の受信機回路52の各々が受信信号を受信している間に、送信機回路401~40nのうちの1つ以上の各々がそれぞれの送信信号を生成していることを検出するように構成されている回路を含み、そのような検出に応答して対応する措置を講じるように構成されている。言い換えれば、遠隔アンテナユニット14は、アンテナのうちの少なくとも1つがアップリンク信号も受信している間に、アンテナ601~60nのうちの1つ以上の各々がそれぞれのダウンリンク信号を送信していることを検出するように構成されている回路を含む。例えば、遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14がダウンリンク送信およびアップリンク受信を同時に経験しているという通知を、1つ以上の基地局12(図1)に送信するように構成され得、通知に応答して、1つ以上の基地局12は、遠隔アンテナユニット14によるダウンリンク信号の送信を、遠隔アンテナユニット14によるアップリンク信号の受信と調整して、遠隔アンテナユニット14による同時の送信および受信を低減または排除し得る。または、遠隔アンテナユニット14は、アンテナのうちの1つ以上の各々がアップリンク信号を受信している間に、送受分離回路441~44nのうちの1つ以上の各々に、それぞれの送信信号をアンテナ601~60nのそれぞれから結合解除させ得る。この後者の措置は、データの損失を引き起こし得るため、遠隔アンテナユニット14はまた、1つ以上の基地局12が再送信のために遮断されたか、またはそうでなければ損失したデータを再送するように、結合解除された送信信号を1つ以上の基地局12に通知するように構成されている。
引き続き図4を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、図1~図3と併せて上記に、または図5~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図4の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図5は、遠隔アンテナユニットが、アンテナアレイ42のアンテナ601によって生成された受信信号において、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット上の1つ以上の他のアンテナからの送信干渉を低減するように構成されている実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図である。図5では、同様の番号の参照項目は、図1~図5と共通である。
送信機回路401およびアンテナ601に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の「スニファ」アンテナ1201~120mおよび1つ以上の対応する「スニファ」受信機回路1221~122mを含む。図4と併せて上記に説明されたように、遠隔アンテナユニット14はまた、1つ以上の他の送信機回路402~40n、1つ以上の他の送受分離回路442~44n、1つ以上の他の受信機回路522~52n、および1つ以上の他のアンテナ602~60nを含み得る(これらの他の送信機回路、他の送受分離回路、他の受信機回路、および他のアンテナは、明瞭化のために図5から省略されている)。
アンテナ601がアップリンク信号を受信している間、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図5に示されない)の各々がそれぞれのダウンリンク信号を送信している場合、ダウンリンク信号(別の近くの遠隔アンテナユニットからのものであっても)が、典型的には、アップリンク信号よりもはるかに強力であるため、1つ以上のダウンリンク信号は、アンテナ601によって生成された受信信号が、受信アップリンク信号に対応する受信信号の成分よりもはるかに強力である送信干渉を含むことになるように、アップリンク信号を「スワンプ」することになる。
遠隔アンテナユニット14上のアンテナ60(図5には示されず)が、典型的には、セルラー無線通信で使用される周波数で指向性であるため、各スニファアンテナ1201~120mは、別の遠隔アンテナユニット14上のそれぞれのアンテナ60に対してスニファアンテナの有効ゲインを増加させるそれぞれの配向を有し得る。例えば、DAS10(図1)のインストーラは、スニファアンテナ1201~120mの主ビームが、他の遠隔アンテナユニット14上の1つ以上のアンテナ60に向けられるように、それぞれの近くの他の遠隔アンテナユニット14の場所に応答して、スニファアンテナ1201~120mの各々を配向し得る。
各スニファアンテナ1201~120mは、それぞれの他の遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニットは図5に示されない)から、アンテナ601によって受信されるアップリンク信号と干渉する1つ以上のそれぞれのダウンリンク信号を受信し、受信された1つ以上のダウンリンク信号に応答して、それぞれのスニファ読み出し信号を生成するように構成されている。
各スニファ受信機回路1221~122mは、それぞれのスニファ読み出し信号を、アナログ干渉キャンセル回路46への入力に好適な対応する増幅されたスニファ読み出し信号に、およびデジタル干渉キャンセル回路50への入力に好適なスニファデジタル時間領域信号に変換するように構成されている。各スニファ受信機回路1221~122mは、それぞれのLNA124、それぞれの周波数ダウンシフト回路126、およびそれぞれのADC128を含み、これらは、受信機回路521のLNA641、周波数ダウンシフト回路661、およびADC681とそれぞれ同様であり得、LNA641および124、周波数ダウンシフト回路661および126、ならびにADC681および128を整合させることは、デジタル干渉キャンセル回路50が提供し得る送信干渉低減のレベルを増加させ得る。例えば、そのような整合は、LNA641および124、周波数ダウンシフト回路661および126、ならびにADC681および128を同じ集積回路ダイ上に配置することによって達成され得る。
それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路46は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図5に示されない)上の1つ以上の他のアンテナ60によって送信された1つ以上のダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路46は、送信機回路401用のアナログキャンセル回路130m+1を含むことに加えて、各スニファ受信機回路1221~122mに対するそれぞれのアナログキャンセル回路1301~130mを含む。例えば、各アナログキャンセラ回路1301~130m+1は、図3のFIRフィルタ80と同じであり得る。各アナログキャンセラ回路1301~130m+1は、アナログ補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ104は、これらの成分に応答してアナログ補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ104が加算器である場合、信号コンバイナ104は、アナログキャンセラ回路1301~130m+1からの成分信号の総和に等しいアナログ補正信号を生成するように構成されている。
同様に、デジタル干渉キャンセル回路50は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14(図5に示されない他の遠隔アンテナユニット)上の1つ以上の他のアンテナ60によって送信されたダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。それゆえに、デジタル干渉キャンセル回路50は、各スニファ受信機回路1221~122mに対するそれぞれのデジタルキャンセラ回路1321~132m、および送信機回路401に対するデジタルキャンセラ回路132m+1を含み、例えば、各デジタルキャンセラ回路1321~132mは、図3に示されるように配置された、それぞれの線形歪み推定器回路92、それぞれの非線形歪み推定器回路94、およびそれぞれの信号コンバイナ96を含み得る。各デジタルキャンセラ回路1321~132m+1は、デジタル補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ108は、成分に応答してデジタル補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ108が加算器である場合、信号コンバイナ108は、デジタルキャンセラ回路1321~132m+1からの成分信号の総和に等しいデジタル補正信号を生成するように構成されている。さらに、分離回路コントローラ98は、デジタルキャンセラ回路1321~132m+1からの、またはデジタルキャンセラ回路1321~132m+1の各々の線形および非線形歪み推定器回路92および94によって出力される信号からの成分信号のいずれかに応答して、送受分離回路441への制御信号を生成するように構成されている。
図5を引き続き参照すると、アンテナ601がアップリンク信号を受信すると同時に、1つ以上の他の近くの遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図5に示されない)上の1つ以上のアンテナ60の各々がそれぞれのダウンリンク信号を放射している間の遠隔アンテナユニット14の動作は、図2と併せて上記に説明される動作と同様であり、図3~図4と併せて上記に説明された動作とも同様であり得るが、以下の動作が上記に説明された動作に追加されるか、または上記に説明された動作のうちの1つ以上を置き換える。
アナログ干渉キャンセル回路46は、送信機回路401によって生成された送信信号に応答して、および1つ以上のスニファ受信機回路1221~122mのうちの1つ以上の各々のそれぞれのLNA124によって生成された1つ以上の増幅されたスニファ受信信号の各々に応答して、アナログ補正信号を生成する。
デジタル干渉キャンセル回路50は、信号処理回路から送信機回路401へのデジタル時間領域信号に応答して、およびスニファ受信機回路1221~122mのうちの1つ以上の各々のそれぞれのADC128によって生成された1つ以上のデジタル時間領域信号の各々に応答して、デジタル補正信号および分離制御信号を生成する。
図示されていないが、いくつかの例では、アナログ干渉キャンセル回路46は、他の受信機回路522~52n(図5には示されない)の各々に対するアナログキャンセラ回路130のそれぞれのセットを含み、アナログキャンセラ回路の各セットは、アナログキャンセラ回路1301~130m+1のセットとトポロジーおよび動作において同様であり得る。他の例では、信号コンバイナ104からのアナログ補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
同様に、図示されていないが、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の受信機回路522~52n(図5に示されない)の各々に対するデジタルキャンセラ回路132のそれぞれのセットを含み、デジタルキャンセラ回路の各セットは、デジタルキャンセラ回路1321~132m+1のセットとトポロジーおよび動作において同様であり得る。他の例では、信号コンバイナ108からのデジタル補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
図示されていないが、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の送受分離回路442~44n(図5には示されない)の各々に対するそれぞれの分離回路コントローラ98を含み、各分離回路コントローラは、図3と併せて上記に示され説明された分離回路コントローラ98とトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、分離回路コントローラ98からの制御信号は、複数の送受分離回路44に提供され得る。
図5を引き続き参照すると、代替的な実施形態では、アンテナ601からの受信信号における送信干渉を低減する代わりに、またはそれに加えて、遠隔アンテナユニット14は、受信機回路521~52nのうちの1つ以上の各々が受信信号を受信している間に、スニファ受信機回路1221~122mのうちの1つ以上の各々がスニファアンテナ1201~120mのうちのそれぞれの1つから読み出し信号を受信していることを検出し、かつそのような検出に応答して措置を講じるように構成されている回路を含む。言い換えれば、遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14に内蔵されたアンテナ601~60nのうちの少なくとも1つがアップリンク信号を受信している間に、1つ以上の他の近くの遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図5に示されていない)上のアンテナ60のうちの1つ以上の各々がそれぞれのダウンリンク信号を送信していることを検出し、かつそのような検出に応答して措置を講じるように構成されている回路を含む。例えば、遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14がダウンリンク送信およびアップリンク受信を同時に経験していることを、1つ以上の基地局12(図1)に通知するように構成され得、通知に応答して、1つ以上の基地局12は、他の遠隔アンテナユニット14によるダウンリンク信号の送信を、遠隔アンテナユニットによるアップリンク信号の受信と調整して、同じ一般的な場所または「周辺」における複数の遠隔アンテナユニット14による同時の送信および受信を低減または排除し得る。または、遠隔アンテナユニット14は、アンテナ601~60nのうちの1つ以上の各々がアップリンク信号を受信している間に、送受分離回路441~44nのうちの1つ以上の各々に、受信機回路521~52nのうちのそれぞれの1つをアンテナ601~60nのうちのそれぞれの1つから結合解除させ得る。この後者の措置が、ユーザ機器22(図1)のうちの1つ以上からのアップリンクデータの損失を引き起こし得るため、遠隔アンテナユニット14はまた、1つ以上のユーザ機器22が、遮断されたデータを遠隔アンテナユニット14(または別の遠隔アンテナユニット14)に再送し得るように、結合解除されたアップリンク信号をユーザ機器22のうちの1つ以上に通知するように構成され得る。
引き続き図5を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、図1~図4と併せて上記に、または図6~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図5の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図6は、遠隔アンテナユニット14が、アンテナアレイ42のアンテナ601によって生成された受信信号において、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット上の1つ以上の他のアンテナ602~60nからの送信干渉、および1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図6に示されない)上の1つ以上の他のアンテナからの送信干渉を低減するように構成されている実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図である。それゆえに、実質的に、図6の遠隔アンテナユニット14は、図4および図5の遠隔アンテナユニット14の組み合わせである。図6では、同様の番号の参照項目は、図1~図6と共通である。
送信機回路401に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の送信機回路402~40n(送信機回路401および40nのみが図6に示される)を含み、これらは、各々、アンテナアレイ42のそれぞれのアンテナ602~60n(アンテナ601および60nのみが図6に示される)に結合されるが、それ以外は送信機回路401と同様である。
さらに、送受分離回路441に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の送受分離回路442~44n(送受分離回路441および44nのみが図6に示される)を含み、これらは、各々、送信機回路402~40nのそれぞれの1つと、アンテナ602~60nのそれぞれの1つとの間に結合されるが、それ以外は送信機分離回路441と同様である。
さらに、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の「スニファ」アンテナ1201~120mおよび1つ以上の対応する「スニファ」受信機回路1221~122m(スニファアンテナ1201およびスニファ受信機回路1221のみが図6に示される)を含む。
そして、受信機回路521に加えて、遠隔アンテナユニット14は、1つ以上の他の受信機回路522~52n(図6には示されない)を含み、これらは、アンテナアレイ42の他のアンテナ602~60nに各々結合されるが、それ以外は受信機回路521と同様である。
アナログ干渉キャンセル回路46は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、1つ以上の他のアンテナ602~60nによって同時に送信されたダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。
さらに、アナログ干渉キャンセル回路46は、1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図6に示されない)上の1つ以上の他のアンテナ60によって送信された1つ以上のダウンリンク信号から送信干渉を低減するように構成されている。
それゆえに、アナログ干渉キャンセル回路は、各送信機回路401~40nに対する、および各スニファ受信機回路1221~122mに対する、それぞれのアナログキャンセラ回路1401~140n+mを含む。例えば、各アナログキャンセラ回路1401~140n+mは、図3のFIRフィルタ80と同じであり得る。各アナログキャンセラ回路1401~140n+mは、アナログ補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ104は、その成分に応答してアナログ補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ104が加算器である場合、信号コンバイナ104は、アナログキャンセラ回路1401~140m+nから出力された成分信号の総和に等しいアナログ補正信号を生成するように構成されている。
同様に、デジタル干渉キャンセル回路50は、アンテナ601からの受信信号において、送信機回路401によって生成された送信信号からの送信干渉を低減するように構成されるのみならず、1つ以上の他のアンテナ602~60nによって送信された1つ以上のダウンリンク信号からの送信干渉を低減するようにも構成されている。
デジタル干渉キャンセル回路50はまた、1つ以上の他の近くの遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図6に示されない)上の1つ以上の他のアンテナ60によって送信された1つ以上のダウンリンク信号から送信干渉を低減するように構成されている。
それゆえに、デジタル干渉キャンセル回路50は、各送信機回路401~40nに対する、および各スニファ受信機回路1221~122mに対する、それぞれのデジタルキャンセラ回路1421~142n+mを含み、例えば、各デジタルキャンセラ回路1421~142n+mは、図3に示されるように配置された、それぞれの線形歪み推定器回路92、それぞれの非線形歪み推定器回路94、および信号コンバイナ96を含み得る。各デジタルキャンセラ回路142は、デジタル補正信号のそれぞれの成分を生成するように構成され、信号コンバイナ108は、成分に応答してデジタル補正信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ108が加算器である場合、信号コンバイナ108は、デジタルキャンセラ回路1421~142n+mからの成分信号の総和に等しいデジタル補正信号を生成するように構成されている。さらに、分離回路コントローラ98は、デジタルキャンセラ回路1421~142n+mからの、またはデジタルキャンセラ回路1421~142n+mの各々からの線形および非線形歪み推定器回路92および94からの成分信号のいずれかに応答して、送受分離回路441への制御信号を生成するように構成されている。
引き続き図6を参照すると、アンテナ601がアップリンク信号を受信しているのと同時に、送信機回路401~40nのうちの1つ以上の各々が送信信号を生成する間の、および1つ以上の他の遠隔アンテナユニット14上のアンテナ60のうちの1つ以上の各々がそれぞれのダウンリンク信号を放射する間の遠隔アンテナユニット14の動作は、図2~図5と併せて上記に説明され、さらに以下に説明される動作と同様である。
アナログ干渉キャンセル回路46は、それぞれの送信機回路401~40nによって生成された1つ以上の送信信号の各々に応答して、およびスニファ受信機回路1221~122mのうちのそれぞれの1つによって生成された1つ以上のスニファ受信信号の各々に応答して、アナログ補正信号を生成する。
デジタル干渉キャンセル回路50は、信号処理回路が送信機回路401~40nのうちのそれぞれの1つに対して生成する1つ以上のデジタル時間領域信号の各々に応答して、およびスニファ受信機回路1221~122mのADC1281~128mのうちの1つ以上によって生成された1つ以上のデジタル時間領域信号の各々に応答して、デジタル補正信号および分離制御信号を生成する。
図示されていないが、いくつかの例では、アナログ干渉キャンセル回路46は、他の受信機回路522~52n(図6には示されない)の各々に対するアナログキャンセラ回路140のそれぞれのセットを含み、アナログキャンセラ回路の各セットは、アナログキャンセラ回路1401~140n+mのセットとトポロジーおよび動作において同様であり得る。他の例では、信号コンバイナ104からのアナログ補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
同様に、図示されていないが、いくつかの例では、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の受信機回路522~52n(図6には示されない)の各々に対するデジタルキャンセラ回路142のそれぞれのセットを含み、デジタルキャンセラ回路の各セットは、デジタルキャンセラ回路1421~142n+mのセットとトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、信号コンバイナ108からのデジタル補正信号は、各それぞれの受信機回路52に提供され得る。
図示されていないが、いくつかの例では、デジタル干渉キャンセル回路50は、他の送受分離回路442~44nの各々に対するそれぞれの分離回路コントローラ98を含み、各分離回路コントローラは、図3と併せて示され、説明された分離回路コントローラ98とトポロジーおよび動作において同様である。他の例では、分離回路コントローラ98からの制御信号は、複数の送受分離回路44に提供され得る。
図6を引き続き参照すると、代替的な実施形態では、アンテナ601からの受信信号における送信干渉を低減する代わりに、またはそれに加えて、遠隔アンテナユニット14は、受信機回路52のうちの1つ以上の各々が受信信号を受信している間に、送信機回路401~40nのうちの1つ以上の各々がそれぞれの送信信号を生成していること、およびスニファ受信機回路1221~122mのうちの1つ以上の各々がスニファアンテナ1201~120mのうちのそれぞれの1つから読み出し信号を受信していることを検出するように構成され、かつ検出に応答して措置を講じるように構成されている、回路を含み、言い換えれば、遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14に内蔵されたアンテナ601~60nのうちの少なくとも1つがアップリンク信号を受信している間に、アンテナ601~60nのうちの1つ以上の各々がそれぞれのダウンリンク信号を送信していること、および1つ以上の他の近くの遠隔アンテナユニット14(他の遠隔アンテナユニット14は図6に示されていない)上のアンテナ60のうちの1つ以上の各々がそれぞれのダウンリンク信号を送信していることを検出するように構成されている回路を含む。例えば、遠隔アンテナユニット14は、遠隔アンテナユニット14がダウンリンク送信およびアップリンク受信を同時に経験しているという通知を、1つ以上の基地局12(図1)に送信するように構成され得、通知に応答して、1つ以上の基地局12は、遠隔アンテナユニット14によるダウンリンク信号の送信を、遠隔アンテナユニット14によるアップリンク信号の受信と調整し得、他の遠隔アンテナユニット14によるダウンリンク信号の送信を、遠隔アンテナユニットによるアップリンク信号の受信と調整して、遠隔アンテナユニット14による、および同じ「周辺」における複数の遠隔アンテナユニット14による、同時の送信および受信を低減または排除し得る。または、遠隔アンテナユニット14は、アンテナのうちの1つ以上の各々がアップリンク信号を受信している間に、送受分離回路441~44nのうちの1つ以上の各々に、アンテナ601~60nのうちのそれぞれの1つからそれぞれの送信信号を結合解除させるか、または送受分離回路のうちの1つ以上の各々に、アンテナ601~60nのうちのそれぞれの1つからそれぞれの受信機回路521~52nを結合解除させ得る。これらの後者の措置が、データの損失を引き起こし得るため、遠隔アンテナユニット14はまた、1つ以上の基地局12が、再送信のために遮断されたか、またはそうでなければ損失したデータを再送し得るように、結合解除された送信信号を1つ以上の基地局12に通知し、かつ1つ以上のユーザ機器22が、遮断されたか、またはそうでなければ損失したデータを遠隔アンテナユニット14に(または別の遠隔アンテナユニット14に)再送し得るように、結合解除されたアップリンク信号をユーザ機器22のうちの1つ以上に通知するように構成されている。
引き続き図6を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、各アンテナ60は、それぞれの事業者またはサービスプロバイダ(例えば、Verizon(登録商標)、T-Mobile(登録商標)、Sprint(登録商標)、ATT(登録商標))による使用のために構成され得、これは、ダウンリンク信号の送信をアップリンク信号の受信と調整して、同じアンテナ60による同時の送信および受信を防止し得る。送信および受信のそのような調整は、同じアンテナ60を共有する送信機回路40と受信機回路52との間の分離をさらに向上させ得、それゆえに、送受分離回路44のうちの1つ以上の省略(および1つ以上の分離回路コントローラ98の省略)を可能にし得る。さらに、送信機回路40と受信機回路52との間の分離は、単一の事業者またはサービスプロバイダによる使用のために遠隔アンテナユニット14上のアンテナ60のすべてを構成することによってさらに向上し得、これは、遠隔アンテナユニット14上の同じまたは別のアンテナがアップリンク信号を受信している間にダウンリンク信号を送信するアンテナがないように、ダウンリンク信号の送信およびアップリンク信号の受信を調整し得る。さらに、図1~図5と併せて上記に、または図7~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図6の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図7は、一実施形態による、図2~図6の送受分離回路441の図である。1つ以上の他の送受分離回路442~44n(図4)の各々は、分離回路441と同様であり得ることが理解される。
送受分離回路441は、単極双投電子スイッチ150を含む。
実線で示される結合状態では、スイッチ150は、それぞれの送信機回路40を対応するアンテナ60に結合し、アンテナ60を対応する受信機回路52から結合解除するように構成されている。
そして、破線で示される結合状態では、スイッチ150は、それぞれのアンテナ60を対応する受信機回路52に結合し、アンテナ60を対応する送信機回路40から結合解除するように構成されている。
説明した結合状態のいずれかにおいて、スイッチ150は、アンテナ60が生成し、受信機回路52に提供する受信信号における送信干渉を低減するように構成される。
動作中、遠隔アンテナユニット14(図1~図6)に内蔵された回路は、スイッチ150の結合状態を制御する。例えば、図3~図6と併せて上記に説明されたように、1つ以上の基地局12(図1)からのコマンドに応答して、回路は、アンテナ60がアップリンク信号を受信し、アップリンク信号を受信機回路52に対する受信信号に変換している間に、スイッチに、対応する送信機回路40をアンテナ60から結合解除させ、アンテナ60を対応する受信機回路52に結合させる。または、1つ以上の基地局12(図1)からのコマンドに応答して、回路は、アンテナ60、または同じ、もしくは異なる遠隔アンテナユニット14上の別のアンテナが、ダウンリンク信号を放射している間、スイッチに、受信機回路52をアンテナ60から結合解除させる。あるいは、分離回路コントローラ98(図3~図6)は、デジタル干渉キャンセル回路50(図2~図6)によって生成された1つ以上の信号に応答して、スイッチ150の状態を制御する。
引き続き図7を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、図1~図6と併せて上記に、または図8~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図7の送受分離回路44に適用可能であり得る。
図8は、一実施形態による、図2~図6の送受分離回路441の図である。他の送受分離回路442~44n(図4)のうちの1つ以上の各々は、分離回路441と同様であり得ることが理解される。
送受分離回路441は、受信機回路521を送信機回路401から電気的に絶縁している間に、アンテナ601(図2~図6)に、送信機回路401(図2~6)からの送信信号を結合すると同時に、受信機回路521(図2~6)に、同じアンテナ601からの受信信号を結合するように構成されている。すなわち、送受分離回路441は、送信信号によって引き起こされた受信信号における干渉を好適なレベルに低減しながら、アンテナ601がダウンリンク信号を放射し、同時にアップリンク信号を受信することを可能にする。言い換えれば、送受分離回路441は、送信機回路401が、アンテナ601に送信信号を提供しており、かつ同時に受信機回路521が、アンテナ601から受信信号を受信している間、受信機回路521を対応する送信機回路401から電気的に絶縁するように構成される。例えば、送受分離回路441が提供するよう構成される、そのような絶縁のレベルは、およそ20dBまたはそれ以上であり得る。
以下に説明されるように、送受分離回路401は、送信信号を複数の成分に分割することによって、および成分をアンテナ601で強め合うように干渉させることによって、および送信信号の任意の漏洩成分を、理想的には、送信信号電力が受信機回路521に結合されないように、受信機回路521で弱め合うように干渉させることによって、そのような電気的絶縁を提供するように構成されている。
送受分離回路441は、送信機ポート160、アンテナポート162、受信機ポート164、第1の位相シフト結合器166、送信機末端インピーダンスまたは負荷168、第1のサーキュレータ170、第2のサーキュレータ172、第2の位相シフト結合器174、アンテナ末端インピーダンスまたは負荷176、第3の位相シフト結合器178、および受信機末端インピーダンスもしくは負荷180を含む。
送信機ポート160は、送信機回路401(図2~図6)に結合するように構成され、アンテナポート162は、アンテナ601(図2~図6)に結合するように構成され、受信機ポート164は、受信機回路521(図2~図6)に結合するように構成されている。
第1の位相シフト結合器166は、第1の量(例えば、-90°)だけ送信機ポート160への送信信号入力の第1の成分の位相をシフトするように構成された第1の経路182と、第2の量(例えば、0°)だけ送信信号の第2の成分の位相をシフトするように構成された第2の経路184と、任意の好適な抵抗、リアクタンス、または複合インピーダンス回路またはデバイスであり得る送信機末端負荷168に結合するように構成された末端ポート186と、を含む。さらに、第1および第2の経路182および184は、各々がおよそ同じ電力レベルを有する、送信信号の第1および第2の成分をそれぞれ生成する。
第1のサーキュレータ170は、従来の受動サーキュレータとすることができ、第1の位相シフト結合器166の第1の経路182に結合された第1のサーキュレータポート188、第2のサーキュレータポート190、および第3のサーキュレータポート192を有する。
第2のサーキュレータ172は、従来の受動サーキュレータとすることができるか、またはそうでなければ第1のサーキュレータ170と同様であり得、第1の位相シフト結合器166の第2の経路184に結合された第1のサーキュレータポート194、第2のサーキュレータポート196、および第3のサーキュレータポート198を有する。
第1および第2のサーキュレータ170および172の構造および動作を説明する目的で、第1および第2のサーキュレータ170および172は、以下の動作説明において、第1および第2のサーキュレータ170および172によって付与される減衰および位相シフトが無視されるように、同様の減衰および同様の位相シフトを信号に与えることが仮定される。この仮定を少なくともおよそ実現するための1つの方法は、例えば、同じ集積回路ダイ上にサーキュレータ170および172を形成することによって、第1および第2のサーキュレータ170および172を電気的に整合させることである。
第2の位相シフト結合器174は、第1の量(例えば、-90°)だけサーキュレータポート190から受信された送信信号の第1の成分の第1の副次的成分の位相をシフトするように構成された第1の経路200と、第2の量(例えば、0°)だけ送信信号の第1の成分の第2の副次的成分の位相をシフトするように構成された第2の経路202と、任意の適切な抵抗、リアクタンス、または複合インピーダンス回路またはデバイスであり得るアンテナ末端負荷176に第1の経路200を結合するように構成された末端ポート204と、を含む。例えば、第1および第2の経路200および202は、負荷176に対する第1の副次的成分が、たとえあったとしても、電力をほとんど有しておらず、かつアンテナポート162に対する第2の副次的成分が、すべてではないが、送信信号の第1の成分の電力の大部分を有するように、送信信号の第1の成分の第1および第2の副次的成分を生成するように構成されている。
第2の位相シフト結合器174は、第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196に結合され、かつ第3の量(例えば、0°)だけ送信信号の第2の成分の第1の副次的成分の位相をシフトするように構成された、第3の経路206と、第4の量(例えば、-90°)だけ送信信号の第2の成分の第2の副次的成分の位相をシフトするように構成された第4の経路208と、をさらに含む。例えば、第3および第4の経路206および208は、負荷176に対する第1の副次的成分が、たとえあったとしても、電力をほとんど有しておらず、かつアンテナポート162に対する第2の副次的成分が、すべてではないが、送信信号の第2の成分の電力の大部分を有するように、送信信号の第2の成分の第1および第2の副次的成分を生成するように構成されている。
さらに、第2の位相シフト結合器174の第2の経路202はまた、第2の量(例えば、0°)だけアンテナポート162からの受信信号の第1の成分の位相をシフトするように構成され、第4の経路208は、第4の量(例えば、-90°)だけアンテナポートからの受信信号の第2の成分の位相をシフトするように構成されている。さらに、第2および第4の経路202および208は、およそ同じ電力レベルを有する、受信信号の第1および第2の成分の各々を生成するように構成されている。
第3の位相シフト結合器178は、第1のサーキュレータ170の第3のサーキュレータポート192に結合され、かつ第1の量(例えば、-90°)だけ受信信号の第1の成分の第1の副次的成分の位相をシフトするように構成された、第1の経路210と、第2の量(例えば、0°)だけ受信信号の第1の成分の第2の副次的成分の位相をシフトするように構成された第2の経路212と、任意の好適な抵抗、リアクタンス、または複合インピーダンス回路またはデバイスであり得る受信末端負荷180に第2の経路212を結合するように構成された末端ポート214と、を含む。さらに、第1および第2の経路210および212は、負荷180に対する第1の副次的成分が、たとえあったとしても、電力をほとんど有しておらず、かつ受信機ポート164に対する第2の副次的成分が、すべてではないが、受信信号の第1の成分の電力の大部分を有するように、受信信号の第1の成分の第1および第2の副次的成分を生成するように構成されている。
第3の位相シフト結合器178は、第2のサーキュレータ172の第3のサーキュレータポート198に結合され、かつ第3の量(例えば、0°)だけ受信信号の第2の成分の第1の副次的成分の位相をシフトするように構成された、第3の経路216と、第4の量(例えば、-90°)だけ受信信号の第2の成分の第2の副次的成分の位相をシフトするように構成された第4の経路218と、をさらに含む。さらに、第3および第4の経路216および218は、負荷180に対する第1の副次的成分が、たとえあったとしても、電力をほとんど有しておらず、かつ受信機ポート164に対する第2の副次的成分が、すべてではないが、受信信号の第2の成分の電力の大部分を有するように、受信信号の第2の成分の第1および第2の副次的成分を生成するように構成されている。
理想的には、第1のサーキュレータ170の第3のサーキュレータポート192からの送信信号の第1の成分の漏洩が存在せず、第2のサーキュレータ172の第3のサーキュレータポート198からの送信信号の第2の成分の漏洩が存在しない。
しかし、実際には、そのような漏洩が存在する可能性がある。
それゆえに、第3の位相シフト結合器178の第1の経路210は、第1の量(例えば、-90°)だけ送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分の位相をシフトするように構成され、第3の経路216は、第3の量(例えば、0°)だけ送信信号の第2の成分の漏洩副次的成分の位相をシフトするように構成されている。
引き続き図8を参照すると、送信信号の任意の漏洩副次的成分が受信機ポート164で弱め合うように干渉して、受信信号において、アンテナ601への同時送信信号によって引き起こされた干渉を低減する実施形態による、送受分離回路441の動作が説明される。さらに以下の説明では、第1、第2、および第3の位相シフト結合器166、174、および178、ならびに第1および第2のサーキュレータ170および172によって付与されたいかなる損失も無視され、第1、第2、第3の位相シフト結合器166、174、および178が、それぞれ、末端負荷168、176、および180に結合するいかなるエネルギーも無視され、サーキュレータ170および172によってサーキュレータ内で伝搬する信号に付与されたいかなる位相シフトも無視され、位相シフト結合器166、174、および178は、それらが付与するように構成されている位相シフトのみを信号に付与すると仮定され、位相シフト結合器166、174、および178内の経路は、経路のうちの複数への信号入力を等しい電力を有する信号成分に分割すると仮定され、アンテナポート162から送信機ポート160に伝搬するいかなる受信信号エネルギーも無視される。
送信機回路401(図2~図6)からの電力Tの送信信号は、送信機ポート160内に、および第1の位相シフト結合器166に伝搬する。
電力T/2を有する送信信号の第1の成分は、-90°などの量だけ第1の成分の位相をシフトする第1の位相シフト結合器166の第1の経路182に沿って伝搬し、電力T/2を有する送信信号の第2の成分は、0°などの量だけ第2の成分の位相をシフトする第2の経路184に沿って伝搬する。
送信信号の第1の成分は、第1の位相シフト結合器166の第1の経路182から第1のサーキュレータ170の第1のサーキュレータポート188に伝搬し、第1のサーキュレータポート188から第1のサーキュレータ170の第2のサーキュレータポート190に伝搬し、第2のサーキュレータポート190から第2の位相シフト結合器174の第2の経路202に伝搬する。
送信信号の第2の成分は、第1の位相シフト結合器166の第2の経路184から第2のサーキュレータ172の第1のサーキュレータポート194に伝搬し、第1のサーキュレータポート194から第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196に伝搬し、第2のサーキュレータポート196から第2の位相シフト結合器174の第3の経路206に伝搬する。
第2の位相シフト結合器174の第2の経路202は、0°などの位相シフトを伴って送信信号の第1の成分の第1の副次的成分をアンテナポート162に結合し、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208は、-90°などの位相シフトを伴って送信信号の第2の成分の第2の副次的成分をアンテナポート162に結合する。第2の位相シフト結合器174の第1の経路200および第3の経路206が、各々、およそゼロエネルギーを末端負荷176に結合するため、送信信号の第1の成分の第1の副次的成分および送信信号の第2の成分の第2の副次的成分は、各々、およそT/2の信号電力を有する。
送信信号の第1の成分の第1の副次的成分、および送信信号の第2の成分の第2の副次的成分の両方が、アンテナポート162でおよそ同じ位相(例えば、-90°)を有するため、これらの第1および第2の副次的成分は、アンテナポート162において、およそ完全な送信信号電力Tを有する送信信号を「再構成」するように、強め合うように追加する。
上記に説明された様式では、第1の位相シフト結合器166、第1および第2のサーキュレータ170および172、ならびに第2の位相シフト結合器174は、アンテナ601(図2~図6)に、送信機ポート160における送信信号とおよそ同じ電力Tを有する再構成された送信信号を効果的に提供する。すなわち、送受分離回路441は、送信機ポート160からの送信信号をアンテナポート162に比較的低い信号損失で結合する。
理想的には、第1のサーキュレータ170は、第1のサーキュレータポート188からの送信信号の第1の成分のいかなる部分も第3のサーキュレータポート192に結合しない。
しかし、実際の動作では、第1のサーキュレータ170は、第1のサーキュレータポート188からの送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分を第3のサーキュレータポート192に結合する可能性がある。
第3の位相シフト結合器178の第1の経路210は、送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分を、-180°(例えば、第1の位相シフト結合器166から-90°、および第3の位相シフト結合器178から-90°)などの総位相シフトを伴って、受信機ポート164に結合する。
また理想的には、第2のサーキュレータ172は、第1のサーキュレータポート194からの送信信号の第2の成分のいかなる部分も第3のサーキュレータポート198に結合しない。
しかし、実際の動作では、第2のサーキュレータ172は、第1のサーキュレータポート194からの送信信号の第2の成分の漏洩副次的成分を第3のサーキュレータポート198に結合する可能性がある。
第3の位相シフト結合器178の第3の経路216は、送信信号の第2の成分の漏洩副次的成分を、0°(例えば、第1の位相シフト結合器166から0°、および第3の位相シフト結合器178から0°)などの総位相シフトを伴って、受信機ポート164に結合する。
結果的に、送信信号の第1および第2の成分の漏洩副次的成分が、受信機ポート164でおよそ反対の位相(例えば、0°および180°)を有するため、漏洩成分は、少なくとも理想的に、送信信号からのいかなる漏洩エネルギーも、受信機ポート164を介して受信機回路521(図2~図6)に結合されないように、互いに弱め合うように干渉する。
さらに、送受分離回路441の動作では、理想的には、第2の位相シフト結合器174は、受信機ポート162でアンテナ601(図2~図6)から、電力Rを有する入力受信信号を受信する。
第2の位相シフト結合器174の第2の経路202は、電力R/2を有する受信信号の第1の成分の位相を0°などの量でシフトし、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208は、およそR/2の電力を有する受信信号の第2の成分の位相を-90°などの量でシフトする。
受信信号の第1の成分は、第2の位相シフト結合器174の第2の経路202から第1のサーキュレータ170の第2のサーキュレータポート190に伝搬し、受信信号の第2の成分は、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208から第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196に伝搬する。
受信信号の第1の成分は、第2のサーキュレータポート190から第1のサーキュレータ170の第3のサーキュレータポート192に、および第3のサーキュレータポート192から第3の位相シフト結合器178の第1の経路210に伝搬し、第3の位相シフト結合器178の第1の経路210は、受信機ポート164において、受信信号の第1の成分が、-90°(例えば、第2の位相シフト結合器174から0°および第3の位相シフト結合器178から-90°)などの総位相シフトを有するように、-90°などの量の位相シフトを受信信号の第1の成分に付与する。
受信信号の第2の成分は、第2のサーキュレータポート196から第2のサーキュレータ172の第3のサーキュレータポート198に、および第3のサーキュレータポート198から第3の位相シフト結合器178の第3の経路216に伝搬し、第3の経路216は、受信機ポート164において、受信信号の第2の成分が、-90°(例えば、第2の位相シフト結合器174から-90°および第3の位相シフト結合器178から0°)などの総位相シフトを有するように、-90°などの量の位相シフトを受信信号の第2の成分に付与する。
結果的に、受信入力信号の第1および第2の成分の両方が、受信機ポート164でおよそ同じ位相(例えば、-90°)を有するため、それらは、強め合うように干渉し、それゆえに、受信機ポートで、およそ全電力Rを有する受信信号を効果的に再構成する。
要約すると、送受分離回路441は、アンテナ601が、再構成されたおよそ全電力の送信信号を放射するように、アンテナポート162で強め合うように干渉し、かつ受信信号において、同じアンテナ601への同時送信信号によって引き起こされた干渉を低減するように受信機ポート164で弱め合うように干渉する、複数の成分に送信機ポート160における送信信号を効果的に分割する。
引き続き図8を参照すると、送受分離回路441の代替的な実施形態が企図される。例えば、実際には、分離回路441は、理想的ではない可能性があるが、依然として、送信機回路401(図2~図6)からの送信信号を、好適なレベルの減衰および他の歪みを伴って、アンテナ601に結合し、送信信号によって引き起こされた受信機回路521への受信信号における干渉を好適なレベルに低減することができる。さらに、図1~図7と併せて上記に、または図9~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図8の送受分離回路441に適用可能であり得る。
図9は、一実施形態による、第1のサーキュレータポート188、194から第2のサーキュレータポート190、196までの図8の各サーキュレータ170および172の周波数応答232のグラフ230である。周波数応答232によると、信号が第1のサーキュレータポート188、194から第2のサーキュレータポート190、196に伝搬する際に、信号が3.4GHz~3.8GHzの周波数帯で呈する送信挿入損失は、1dB未満である。
図10は、一実施形態による、第2のサーキュレータポート190、196から第3のサーキュレータポート192、198までの図8の各サーキュレータ170および172の周波数応答242のグラフ240である。周波数応答242によると、信号が第2のサーキュレータポート190、196から第3のサーキュレータポート192、198に伝搬する際に、信号が3.4GHz~3.8GHzの周波数帯で呈する受信挿入損失は、1dB未満である。
図11は、一実施形態による、第1のサーキュレータポート188、194から第3のサーキュレータポート192、198までの図8の各サーキュレータ170および172の周波数応答252のグラフ250である。周波数応答252によると、3.4GHz~3.8GHzの周波数帯において、第1のサーキュレータポート188、194から第3のサーキュレータポート192、198までの分離は、30dB超~50dB超の範囲である。
図12は、一実施形態による、送信機ポート160からアンテナポート162までの図8の送受分離回路441の周波数応答264と比較した、第1のサーキュレータポート188、194から第2のサーキュレータポート190、196までの図8の各サーキュレータ170および172の周波数応答262の、ならびに送信機ポート160から受信機ポート164までの図8の送受分離回路441の周波数応答268と比較した、第1のサーキュレータポート188、194から第3のサーキュレータポート192、198までの各サーキュレータの周波数応答266のグラフ260である。周波数応答262、264、266、および268によると、3.4GHz~3.8GHzの周波数帯において、送受分離回路441は、送信機ポート160とアンテナポート162との間に、サーキュレータ170、172が有することになるのとおよそ同じ送信挿入損失(1dB未満)を有するが、サーキュレータ(25dB以下)が送信機ポート160と受信機ポート164との間に提供することになるよりも顕著に高いレベルの分離(30dB超)を提供する。
図13は、別の実施形態による、図2~図6の送受分離回路441の図である。他の送受分離回路442~44n(図4)のうちの1つ以上の各々は、図13の分離回路44iと同様であり得ることが理解される。さらに、図8および13に共通する項目は、同じ参照番号で符号付けされている。
図13の送受分離回路441は、図8の送受分離回路441と同様であるが、2つの調節可能な位相結合器280および282の追加により、第1、第2、および第3の位相シフト結合器166、174、および178によって付与された位相シフトの事前実行、実行、または動的調節を効果的に可能にする。そのような位相調節は、送受分離回路441が送信機回路401(図2~図6)と受信機回路521(図2~図6)との間で提供する電気的絶縁のレベルを向上させ得る。
調節可能な位相結合器280は、位相シフト結合器166、174、および178と同様であり得る、位相シフト結合器284と、バラクタ、288および290などの、2つの電子的に調節可能なコンデンサ、および少なくとも1つの制御線292を含む、位相調節器286と、を含む。位相シフト結合器284は、第1、第2、第3、および第4の位相シフト信号経路294、296、298、および300、入力ノード302、ならびに出力ノード304を含む。さらに、調節可能な位相結合器280は、コンデンサ288および290が共有する単一の制御線292を含み得るか、各コンデンサ288および290毎に1つの制御線である2つの制御線292を含み得るか、または各コンデンサ288および290毎に1つ以上の制御線を有する、2つよりも多い制御線を含み得る。さらに、少なくとも1つの制御線は、それぞれの分離回路コントローラ98(図2~図6)、制御回路48(図2~図6)、または遠隔アンテナユニット14(図2~図6)上の任意の他の回路に結合され得る。
コンデンサ288および290の静電容量、それゆえに、調節可能な位相結合器280によって付与された1つ以上の位相シフトが、対応する分離回路コントローラ98(図2~図6)からの1つ以上の信号によって制御される実施形態による、調節可能な位相結合器280の動作が説明される。さらに、以下の説明の目的のために、調節可能な位相結合器280は、入力ノード302における信号を、第1および第2の経路294および296に沿ってそれぞれ伝搬する、およそ等しい電力の2つの信号成分に分割し、調節可能な位相結合器によって導入されたいかなる損失も無視されると仮定される。
入力信号が入力ノード302に入り、電力P/2を有する入力信号の第1の成分が、第1の成分に-90°などの位相シフトを付与する経路294に沿って伝搬する。
コンデンサ288は、第2の位相シフトを入力信号の1回位相シフトされた第1の成分に付与し、第2の位相シフトの大きさは、分離回路コントローラ98(図2~図6)からの信号によって制御される。例えば、第2の位相シフトは、10°までの程度の割合の近似範囲内とすることができる。
コンデンサ288は、入力信号の2回位相シフトされた第1の成分を、入力信号の3回位相シフトされた第1の成分が出力ノード304にあるように、0°などの第3の位相シフトを第1の成分に付与する第3の経路298に効果的に方向転換させる。
同様に、およそP/2の電力を有する入力信号の第2の成分が、入力信号の第2の成分に0°などの位相シフトを付与する第2の経路296に沿って伝搬する。
コンデンサ290は、第2の位相シフトを入力信号の1回位相シフトされた第2の成分に付与し、第2の位相シフトの大きさは、分離回路コントローラ98(図2~図6)からの信号によって制御される。例えば、第2の位相シフトは、10°までの程度の割合の近似範囲内とすることができる。
コンデンサ290は、入力信号の2回位相シフトされた第2の成分を、入力信号の3回位相シフトされた第2の成分が出力ノード304にあるように、-90°などの第3の位相シフトを第2の成分に付与する第4の経路300に効果的に方向転換させる。
第1の経路294、第1のコンデンサ288、および第3の経路298が入力信号の第1の成分に付与する位相シフトの合計は、第2の経路296、第2のコンデンサ290、および第3の経路300が入力信号の第2の成分に付与する位相シフトの合計と等しいという整合動作を仮定すると、出力ノード304において、入力信号の第1および第2の成分は、およそ電力Pを有する入力信号の位相シフトされたバージョンを生成するために、強め合うように干渉する。
コンデンサ288が入力信号の第1の成分に付与する位相シフトは、コンデンサ290が入力信号の第2の成分に付与する位相シフトと同じとすることができるが、そうである必要はない。例えば、第1および第3の経路294および298が入力信号の第1の成分に付与する位相シフトの合計が-92°であり、第2および第4の経路296および300が入力信号の第2の成分に付与する位相シフトの合計が-89°である、不整合動作において、次いで、コンデンサ288は、出力ノード304において、入力信号の第1および第2の成分が同じ位相を有するように、コンデンサ290が付与するように制御される位相シフトに対して+3°だけオフセットされる位相シフトを付与するように制御され得る。
調節可能な位相結合器282は、調節可能な位相結合器280の構造、構成、および動作と同様の構造、構成、および動作を有し得る。
引き続き図13を参照すると、送信信号の任意の漏洩副次的成分が受信機ポート164で弱め合うように干渉して、受信信号において、同時送信信号によって引き起こされた干渉を低減する実施形態による、送受分離回路441の動作が説明される。さらに 以下の説明では、位相シフト結合器166、174、および178、調節可能な位相結合器280および282、ならびにサーキュレータ170および172によって付与されたいかなる損失も無視され、サーキュレータ内で伝搬する信号に付与されたいかなる位相シフトも無視され、位相シフト結合器166、174、および178が、それぞれ、末端負荷168、176、および180に結合するいかなる信号エネルギーも無視され、結合器内の経路は、経路のうちの複数のものに供給される信号を、等しい電力を有する信号成分に分割すると仮定され、アンテナポート162から送信機ポート160に伝搬するいかなる信号エネルギーも無視される。
送信機回路401(図2~図6)からの電力Tの送信信号は、第1の位相シフト結合器166の送信機ポート160に伝搬する。
電力T/2を有する送信信号の第1の成分は、-90°などの量だけ第1の成分の位相をシフトする第1の経路182に沿って伝搬し、電力T/2を有する送信信号の第2の成分は、0°などの量だけ第2の成分の位相をシフトする第2の経路184に沿って伝搬する。
送信信号の第1の成分は、第1の位相シフト結合器166の第1の経路182から第1のサーキュレータ170の第1のサーキュレータポート188に伝搬し、第1のサーキュレータポート188から第1のサーキュレータ170の第2のサーキュレータポート190に伝搬し、第2のサーキュレータポート190から第2の位相シフト結合器174の第2の経路202に伝搬する。
送信信号の第2の成分は、第1の位相シフト結合器166の第2の経路184から第2のサーキュレータ172の第1のサーキュレータポート194に伝搬し、第1のサーキュレータポート194から第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196に伝搬し、第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196から第2の位相シフト結合器174の第3の経路206に伝搬する。
第2の位相シフト結合器174の第2の経路202は、0°などの位相シフトを伴って送信信号の第1の成分の第1の副次的成分をアンテナポート162に結合し、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208は、-90°などの位相シフトを伴って送信信号の第2の成分の第2の副次的成分をアンテナポート162に結合する。第2の位相シフト結合器174の第1の経路200および第3の経路206が、各々、およそゼロエネルギーを末端負荷176に結合するため、送信信号の第1の成分の第1の副次的成分および送信信号の第2の成分の第2の副次的成分は、各々、およそT/2の信号電力を有する。
送信信号の第1の成分の第1の副次的成分、および送信信号の第2の成分の第2の副次的成分の両方が、アンテナポート162でおよそ同じ位相(例えば、-90°)を有するため、これらの第1および第2の副次的成分は、アンテナポート162において、およそ完全な送信信号電力Tを有する送信信号を「再構成」するように、強め合うように追加する。
上記に説明された様式では、第1の位相シフト結合器166、第1および第2のサーキュレータ170および172、ならびに第2の位相シフト結合器174は、アンテナ601(図2~図6)に、送信機ポート160における送信信号とおよそ同じ電力Tを有する再構成された送信信号を効果的に提供する。すなわち、送受分離回路441は、送信機ポート160からの送信信号をアンテナポート162に比較的低い挿入損失で効果的に結合する。
理想的には、第1のサーキュレータ170は、第1のサーキュレータポート188からの送信信号の第1の成分のいかなる部分も第3のサーキュレータポート192に結合しない。
しかし、実際の動作では、第1のサーキュレータ170は、第1のサーキュレータポート188からの送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分を第3のサーキュレータポート192に結合する可能性がある。
上記に説明されたように動作する調節可能な位相結合器280は、第1のサーキュレータ170のサーキュレータポート192からの送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分の位相を、-90°+θcap1などの量だけシフトし、これは、1つ以上の制御線292上の1つ以上の制御信号が、コンデンサ288および290に、送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分に付与させる位相シフトである(θcap1は、正または負であり得る)。例えば、分離回路コントローラ98(図2~図6)は、受信機ポート164で受信信号出力において、送信機ポート160への送信信号入力によって引き起こされた干渉の量を動的に低減するために作用するフィードバック制御ループの一部として、1つ以上の制御信号を生成し得る。
第3の位相シフト結合器178の第1の経路210は、送信信号の第1の成分の1回位相シフトされた漏洩副次的成分を、-270°+θcap1(第1の位相シフト結合器166から-90°、調節可能な位相結合器280から-90°+θcap1、および第3の位相シフト結合器178から-90°)などの総位相シフトを伴って、受信機ポート164に結合する。
また理想的には、第2のサーキュレータ172は、第1のサーキュレータポート194からの送信信号の第2の成分のいかなる部分も第3のサーキュレータポート198に結合しない。
しかし、実際の動作では、第2のサーキュレータ172は、第1のサーキュレータポート194からの送信信号の第2の成分の漏洩副次的成分を第3のサーキュレータポート198に結合する可能性がある。
調節可能な位相結合器280に関して上記に説明されたように動作する調節可能な位相結合器282は、第2のサーキュレータ172の第3のサーキュレータポート198からの送信信号の第2の成分の漏洩副次的成分の位相を、-90°+θcap2などの量だけシフトし、これは、1つ以上の制御線310上の1つ以上の制御信号が、コンデンサ312および314に、送信信号の第1の成分の漏洩副次的成分に付与させる位相シフトである(θcap2は、正または負であり得る)。例えば、分離回路コントローラ98(図2~図6)は、受信機ポート164からの受信信号出力において、送信機ポート160への送信信号入力によって引き起こされた干渉の量を低減するために作用するフィードバック制御ループの一部として、1つ以上の制御信号を生成し得る。
第3の位相シフト結合器178の第3の経路216は、送信信号の第2の成分の1回位相シフトされた漏洩副次的成分を、-90°+θcap2(第1の位相シフト結合器166から0°、調節可能な位相結合器282から-90°+θcap2、および第3の位相シフト結合器178から0°)などの総位相シフトを伴って、受信機ポート164に結合する。
結果的に、式中、θcap1=θcap2、または漏洩副次的成分が伝搬する経路の位相差を補償するためにθcap1がθcap2とは異なり、送信信号の第1および第2の成分の副次的成分が、受信機ポート164においておよそ反対の位相(例えば、-90°および-270°)を有するため、漏洩成分は、少なくとも理想的に、送信信号からのいかなる漏洩エネルギーも、受信機ポート164を介して受信機回路521(図2~図6)に結合されないように、互いに弱め合うように干渉する。さらに、上記に説明された制御ループは、受信機ポート164における送信信号漏洩エネルギーを最低達成可能レベルに維持するために、θcap1およびθcap2を動的に変化させるように作用する。
さらに、送受分離回路441の動作では、理想的には、第2の位相シフト結合器174は、受信機ポート162でアンテナ601(図2~図6)から、電力Rを有する入力受信信号を受信する。
第2の位相シフト結合器174の第2の経路202は、電力R/2を有する受信信号の第1の成分の位相を0°などの量だけシフトし、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208は、およそR/2の電力を有する受信信号の第2の成分の位相を-90°などの量だけシフトする。
受信信号の第1の成分は、第2の位相シフト結合器174の第2の経路202から第1のサーキュレータ170の第2のサーキュレータポート190に伝搬し、受信信号の第2の成分は、第2の位相シフト結合器174の第4の経路208から第2のサーキュレータ172の第2のサーキュレータポート196に伝搬する。
受信信号の第1の成分は、第2のサーキュレータポート190から第1のサーキュレータ170の第3のサーキュレータポート192に、および第3のサーキュレータポート192から調節可能な位相結合器280に伝搬する。
上記に説明されたように動作する調節可能な位相結合器280は、受信信号の第1の成分の位相を、-90°+θcap1などの量だけシフトし、これは、1つ以上の制御線292上の1つ以上の制御信号が、コンデンサ288および290に、受信信号の第1の成分に付与させる位相シフトである(θcap1は、正または負であり得る)。
第3の位相シフト結合器178の第1の経路210は、受信信号の2回位相シフトされた第1の成分に、受信機ポート164において、受信信号の第1の成分が-180°+θcap1(第2の位相シフト結合器174から0°、調節可能な位相結合器280から-90°+θcap1、および第3の位相シフト結合器178から-90°)などの総位相シフトを有するように、-90°などの量の位相シフトを付与する。
受信信号の第2の成分は、第2のサーキュレータポート196から第2のサーキュレータ172の第3のサーキュレータポート198に、および第3のサーキュレータポート198から調節可能な位相結合器282に伝搬する。
上記に説明されたように動作する調節可能な位相結合器282は、受信信号の第2の成分の位相を、-90°+θcap2などの量だけシフトし、これは、1つ以上の制御線310上の1つ以上の制御信号が、コンデンサ312および314に、受信信号の第2の成分に付与させる位相シフトである(θcap2は、正または負であり得る)。
第3の位相シフト結合器178の第3の経路216は、受信信号の2回位相シフトされた第2の成分に、受信機ポート164において、受信信号の第2の成分が-180°+θcap2(第2の位相シフト結合器174から-90°、調節可能な位相結合器282から-90°+θcap2、および第3の位相シフト結合器178から0°)などの総位相シフトを有するように、-90°などの量の位相シフトを付与する。
結果的に、受信入力信号の第1および第2の成分の両方が、受信機ポート164でおよそ同じ位相(例えば、-180°)を有するため、それらは、強め合うように干渉し、それゆえに、受信機ポートにおいて、およそ全電力Rを有する受信信号を効果的に再構成する。これは、θcap1=θcap2であるか、またはθcap1およびθcap2が、受信信号の第1および第2の成分が受ける総位相シフトを等しくするようなものであると仮定する。
要約すると、送受分離回路441は、アンテナ601が、再構成されたおよそ全電力の送信信号を放射するように、アンテナポート162で強め合うように干渉し、かつアンテナ601からの受信信号において、同じアンテナ601への同時送信信号によって引き起こされた干渉を低減するように受信機ポート164で弱め合うように干渉する、複数の成分に送信機ポート160における送信信号を効果的に分割する。
引き続き図13を参照すると、送受分離回路441の代替的な実施形態が企図される。例えば、送信および受信信号の成分が異なる経路を横断するため、送信干渉キャンセルに最良であるθcap1およびθcap2の値は、受信機ポート164で受信信号を再構成するために最良ではない場合があり、その逆も同様である。それゆえに、分離回路コントローラ98(図2~図6)、および分離回路コントローラ98を含む1つ以上の制御ループは、受信信号の再構成よりも送信干渉のキャンセルを優先するように重み付けされてもよく、またはその逆でもよい。さらに、分離回路コントローラ98によって制御される代わりに、調節可能な位相結合器280および282は、遠隔アンテナユニット14(図2~図6)の製造または組み立て中に固定された値に設定されるか、または1回または周期的に実施される較正手順中に較正された値に設定される、それらの位相シフトを有し得る。さらに、図1~図12と併せて上記に、または図14~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図13の送受分離回路441に適用可能であり得る。
図14は、一実施形態による、図13の送受分離回路441の送信機ポート160とアンテナポート162との間の周波数応答332、アンテナポート162と受信機ポート164との間の周波数応答334、および送信機ポート160と受信機ポート164との間の周波数応答336のグラフ330である。周波数応答332、334、および336によると、3.4GHz~3.8GHzの周波数帯において、送受分離回路441は、送信機ポートとアンテナポート160および162との間の比較的低い(例えば、約0.5dB~1.0dB)送信挿入損失、ならびにアンテナポートと受信機ポート162および164との間の比較的低い受信挿入損失を有するが、送信機ポートと受信機ポートとの間の比較的高いレベル(例えば、約38dB以上)の電気的絶縁を提供する。
図15は、一実施形態による、送信機ポート160からアンテナポート162までの図13の送受分離回路441の周波数応答344と比較した、第1のサーキュレータポート188、194から第2のサーキュレータポート190、196までの図13の各サーキュレータ170および172の周波数応答342の、ならびに送信機ポート160から受信機ポート164までの図13の送受分離回路441の周波数応答348と比較した、第1のサーキュレータポート188、194から第3のサーキュレータポート192、198までの各サーキュレータ170および172の周波数応答346のグラフ340である。周波数応答342、344、346、および348によると、3.4GHz~3.8GHzの周波数帯において、図13の送受分離回路441は、サーキュレータ170、172が有することになるのとおよそ同じ送信挿入損失(例えば、1dB未満)を有するが、サーキュレータ(例えば、25dB以下)が送信機ポート160と受信機ポート164との間に提供することになるよりも顕著に高いレベルの分離(例えば、38dB超)を提供する。
図16は、さらに別の実施形態による、図2~図6の送受分離回路441の図である。他の送受分離回路442~44nのうちの1つ以上は、送受分離回路441と同様であり得ることが理解される。
分離回路441は、送信機ポート360、アンテナポート362、受信機ポート364、サーキュレータ366、バラン368、フィルタ回路370、信号コンバイナ372、および受信信号強度インジケータ(RSSI)回路374を含む。
送信機ポート360は、送信機回路401(図2~図6)に結合するように構成され、アンテナポート362は、アンテナ601(図2~図6)に結合するように構成され、受信機ポート364は、受信機回路521(図2~図6)に結合するように構成されている。
サーキュレータ366は、図8および図13のサーキュレータ170および172と同様であり得る。
バラン368は、従来のバランであり得、送信機ポート360で送信信号に応答して、基準信号を生成するように構成され、例えば、基準信号は、送信信号の低電力レプリカとすることができる。
フィルタ回路370は、例えば、FIRフィルタであり、その1つ以上の係数がRSSI回路374によって制御可能である。フィルタ回路370は、アナログまたはデジタルフィルタ回路であってもよい(後者の場合、フィルタ回路370は、アナログからデジタル領域に基準信号を変換するためのADCを含み得、フィルタ処理された基準信号をデジタル領域からアナログ領域に変換するためのDACを含み得る)。
信号コンバイナ372は、サーキュレータ366を介して、フィルタされた基準信号を、アンテナ601(図2~図6)からの受信信号と合成して、受信機ポート364で送信干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されている。例えば、信号コンバイナ372は、加算器回路であってもよい。
RSSI回路374は、送信干渉キャンセルされた受信信号の強度を決定し、決定された強度に応答して、フィルタ回路370が基準信号をフィルタ処理するフィルタ処理アルゴリズムのパラメータを制御するように構成されている。例えば、上記に説明されたように、RSSI回路374は、フィルタ回路370によって実装されたFIRフィルタの1つ以上の係数を制御するように構成されている。
引き続き図16を参照して、一実施形態による、送受分離回路441の動作が説明される。
送信機回路401(図2~図6)は、送信機ポート360において、バラン368を通して、サーキュレータ366のサーキュレータポート376に、かつサーキュレータ366を通して、別のサーキュレータポート378に、かつ送信信号に応答して、ダウンリンク信号を放射する、アンテナ601(図2~図6)に伝搬する、送信信号を生成する。
バラン368は、送信信号に応答して、基準信号を生成し、フィルタ回路370は、RSSI回路374からのフィードバック信号によって設定される、1つ以上の係数、または1つ以上の他のパラメータを有するアルゴリズムを用いて基準信号をフィルタ処理する。
ダウンリンク信号を放射している間、アンテナ601(図2~図6)は、アップリンク信号を受信し、アップリンク信号に応答して、サーキュレータ366のサーキュレータポート378で受信信号を生成する。
受信信号は、サーキュレータポート378からサーキュレータ366のサーキュレータポート380に伝搬する。
サーキュレータ366が非理想的であるため、送信信号の成分は、受信信号に漏洩、例えば、それと干渉する。
それゆえに、サーキュレータポート380では、受信信号は、受信信号を歪ませる送信信号干渉を含む。
歪んだ受信信号は、サーキュレータポート380から信号コンバイナ372に伝搬し、フィルタ処理された基準信号を歪んだ受信信号と合成して、受信機ポート364で歪みのない(例えば、干渉キャンセルされた)受信信号を得る。歪みのない受信信号が、依然としていくつかの送信干渉を含み得るが、送受分離回路441は、受信信号において、サーキュレータポート380における受信信号の送信干渉のレベルよりも低いレベルまで送信干渉を低減する。
送受分離回路441は、受信機ポート364において、最低達成可能強度、または電力を有するように歪んだ受信信号を調整することが、受信信号からの送信干渉の最高達成可能キャンセルを提供する原理上で動作する。
結果的に、フィルタ回路370、信号コンバイナ372、およびRSSI回路374を含むフィードバックループは、信号コンバイナ372から出力される受信信号の電力を最小達成可能レベルで維持するように作用する。
送信回路401(図2~図6)が送信信号を生成していない場合、基準信号は、受信信号が、コンバイナ372を通って伝搬する際に実質的に変化しないように、およそゼロである。
引き続き図16を参照すると、送受分離回路441の代替的な実施形態が企図される。例えば、フィルタ回路370は、FIRフィルタ以外の好適なフィルタであってもよく、またはそれを実装してもよい。さらに、バラン368は、高周波バッファまたは電流ミラーなどの、別の好適な回路で置換され得る。さらに、図1~図15と併せて上記に、または図17~図19と併せて以下に説明される実施形態は、図16の送受分離回路441に適用可能であり得る。
図17は、一実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図であり、遠隔アンテナユニットは、図2の遠隔アンテナユニットと構造および動作において同様であるが、図2のアナログ干渉キャンセル回路46の代わりに、光学アナログ干渉キャンセル回路390を含む。さらに、同様の番号は、図2~図6および図17~図19に共通の構成要素を参照する。
アナログ干渉キャンセル回路390は、参照により組み込まれる、Jainらの米国特許公開第2017/0170903号に開示されている電気および光学回路と同様の電気および光学回路を含み得る。例えば、アナログ干渉キャンセル回路390は、送信機回路401からの送信信号を電気領域から光学領域に変換するように構成された電気光学変換器392を含み、アナログキャンセル信号を光学領域から電気領域に変換するように構成された光学電気変換器394を含む。いくつかの例では、アナログ干渉キャンセル回路は、電気光学変換器392と光学電気変換器394との間の光学フィルタ(図示せず)をさらに含む。
引き続き図17を参照すると、送受分離回路441の代替的な実施形態が企図される。例えば、アナログ干渉キャンセル回路390は、図2のアナログ干渉キャンセル回路46を置換する代わりに補完し得る。さらに、アナログ干渉キャンセル回路390は、図3~図6のうちのいずれか1つ以上のアナログ干渉キャンセル回路46を補完または置換し得る。さらに、図1~図16と併せて上記に、または図18および図19と併せて以下に説明される実施形態は、図17の送受分離回路441に適用可能であり得る。
図18は、一実施形態による、遠隔アンテナユニット14が、図6の遠隔アンテナユニット14と同様であるが、別個の(例えば、共有されていない)送信および受信アンテナ60を有する実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図である。すなわち、各アンテナ60は、ダウンリンク信号またはその成分を送信するか、またはアップリンク信号を受信するかのいずれかに専用である。別個の送信および受信アンテナ60で構成されることは、送信アンテナと受信アンテナとの間の全体的な分離を向上させ、それゆえに、送受分離回路44を遠隔アンテナユニット14から省略することを可能にする。送受分離回路44を省略することは、分離回路コントローラ98をデジタル干渉キャンセル回路50から省略することを可能にする。図18では、同様の番号の参照項目は、図1~図6および図17、図18と共通である。
送受分離回路44および分離回路コントローラ98の欠如に起因して動作の変化を除いて、遠隔アンテナユニット14の回路は、図6と併せて上記に説明されたものと同様の様式で動作し得る。
引き続き図18を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、図1~図17と併せて上記に、または図19と併せて以下に説明される実施形態は、図18の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
図19は、一実施形態による、遠隔アンテナユニット14が、図6の遠隔アンテナユニット14と同様であるが、各事業者毎に、それぞれの共有の送信および受信アンテナ60を有し、それぞれの送信機回路40およびそれぞれの受信機回路52を有する実施形態による、図1の遠隔アンテナユニット14の図である。すなわち、各アンテナ60は、それぞれの事業者に専用であり、ダウンリンク信号またはその成分を送信することと、事業者に対して調整され同期された様式でアップリンク信号を受信することとの両方のために構成されている。すなわち、事業者は、それぞれのアンテナ60上のダウンリンク信号の送信およびアップリンク信号の受信を、そのような送信および受信が時間において重複しないように同期する。図7のスイッチ150と同様であり得るスイッチ400は、遠隔アンテナユニット14がダウンリンク信号を送信している間に、それぞれの受信機回路52とそれぞれのアンテナ60との間の分離を提供するように構成されており、遠隔アンテナユニットがアップリンク信号を受信している間に、それぞれの送信機回路40とそれぞれのアンテナとの間の分離を提供するように構成されている。図19では、同様の番号の参照項目は、図1~図6および図17~図19と共通である。
引き続き図19を参照すると、遠隔アンテナユニット14の代替的な実施形態が企図される。例えば、図1~図18と併せて上記に説明される実施形態は、図19の遠隔アンテナユニット14に適用可能であり得る。
本明細書に説明された方法および技術は、アナログ電子回路、デジタル電子回路に実装され得るか、あるいはプログラム可能プロセッサ(例えば、専用プロセッサ、コンピュータなどの汎用プロセッサ、マイクロプロセッサ、もしくはマイクロコントローラ)もしくは他の回路(例えば、FPGA)、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの組み合わせとともに実装され得る。これらの技法を具現化する装置には、適切な入力および出力デバイス、プログラム可能プロセッサ、およびプログラム可能プロセッサによって実行するためのプログラム命令を明白に具現化する記憶媒体が含まれ得る。これらの技法を具現化するプロセスは、入力データ上で動作し、適切な出力を生成することによって、命令のプログラムを実行して、所望の機能を実施するためのプログラム可能プロセッサによって実施されてもよい。技術は、有利には、データ記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスからデータおよび命令を受信し、データ記憶システム、少なくとも1つの入力デバイス、および少なくとも1つの出力デバイスにデータおよび命令を送信するために結合された少なくとも1つのプログラム可能プロセッサを含む、プログラム可能システム上で実行可能な1つ以上のプログラムに実装され得る。概して、プロセッサは、読み出し専用メモリおよび/またはランダムアクセスメモリから命令およびデータを受信することになる。コンピュータプログラム命令およびデータを明白に具現化するのに好適な記憶デバイスは、例として、EPROM、EEPROM、およびフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイスと、内部ハードディスクおよびリムーバブルディスクなどの磁気ディスクと、磁気光学ディスクと、DVDディスクと、を含む、不揮発性メモリのすべての形態を含む。前述のいずれも、特別に設計された特定用途向け集積回路(ASIC)によって補完されてもよく、またはそれに組み込まれてもよい。
例示的な実施形態
実施例1は、遠隔アンテナユニットであって、少なくとも1つの第1の送信信号を生成するように構成された第1の送信機と、少なくとも1つの受信信号を処理するように構成された第1の受信機と、第1の送信機および受信機のうちの少なくとも1つに各々結合された1つ以上の第1のアンテナを含む、第1のアンテナアレイであって、第1のアンテナのうちの少なくとも1つの各々が、少なくとも1つの第1の送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、第1のアンテナのうちの少なくとも1つの各々が、アップリンク信号に応答して、少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、第1のアンテナアレイと、第1および第2の干渉回路であって、第1の送信機および受信機に各々結合されており、かつ少なくとも1つの受信信号の各々において、少なくとも1つの第1の送信信号、1つ以上の第1のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つのダウンリンク信号、および1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように各々構成されている、第1および第2の干渉回路と、を備える、遠隔アンテナユニットを含む。
実施例2は、第2の送信機と、第2の受信機と、をさらに備え、アンテナアレイが、第1および第2の送信機に、かつ第1および第2の受信機にそれぞれ結合された少なくとも2つのアンテナを有する、多入力多出力アンテナアレイを含む、実施例1の遠隔アンテナユニットを含む。
実施例3は、アンテナアレイが、単一のアンテナを含む、実施例1または2の遠隔アンテナユニットを含む。
実施例4は、第1および第2の干渉回路のうちの1つが、受信機を送信機から電気的に絶縁するように構成された分離回路を含む、実施例1~3のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例5は、第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたアナログ干渉キャンセル回路を含み、第1の受信機が、各受信信号に対して、受信信号および対応する補正信号に応答して、それぞれの干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されている、実施例1~4のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例6は、第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたアナログ干渉キャンセル回路を含み、受信機が、各受信信号に対して、受信信号および対応する補正信号に応答して、干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成された、それぞれの信号コンバイナを含む、実施例1~5のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例7は、アナログ干渉キャンセル回路が、有限インパルス応答フィルタを含む、実施例5または6の遠隔アンテナユニットを含む。
実施例8は、アナログ干渉キャンセル回路が、送信信号に応答して、光学送信信号を生成するように構成された電気光学変換器と、各受信信号に対する光学送信信号に応答して、対応する光学補正信号を生成するように構成されるように構成された光学フィルタと、対応する光学補正信号に応答して、各対応する補正信号を生成するように構成された光学電気変換器と、を含む、実施例5~7のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例9は、第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたデジタル干渉キャンセル回路を含み、受信機が、各受信信号に対して、受信信号に応答して、それぞれのデジタル受信信号を生成するように構成されたアナログ・デジタル変換器を含み、受信機が、各受信信号に対して、それぞれのデジタル受信信号および対応する補正信号に応答して、それぞれの干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されている、実施例1~8のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例10は、第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたデジタル干渉キャンセル回路を含み、受信機が、各受信信号に対して、受信信号に応答して、それぞれのデジタル受信信号を生成するように構成されたアナログ・デジタル変換器と、それぞれのデジタル受信信号および対応する補正信号に応答して、干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成された、それぞれの信号コンバイナと、を含む、実施例1~9のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例11は、少なくとも1つの干渉する受信信号を処理するように構成された干渉受信機と、1つ以上の干渉アンテナを含む、干渉アンテナアレイであって、1つ以上の干渉アンテナが、干渉受信機に各々結合されており、かつ少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上に応答して、少なくとも1つの干渉する受信信号のそれぞれの1つを生成するように各々構成されている、干渉アンテナアレイと、をさらに備え、第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、干渉受信機に結合されており、かつ少なくとも1つの受信信号の各々において、少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、実施例1~10のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例12は、少なくとも1つの第2の送信信号を生成するように構成された第2の送信機と、1つ以上の第2のアンテナを含む、第2のアンテナアレイであって、1つ以上の第2のアンテナが、第2の送信機に各々結合されており、かつ少なくとも1つの第2の送信信号のうちのそれぞれの1つに応答して、それぞれの第2のダウンリンク信号を放射するように構成されている、第2のアンテナアレイと、をさらに備え、第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、第2の送信機に結合されており、かつ少なくとも1つの受信信号の各々において、1つ以上の第2のダウンリンク信号によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、実施例1~11のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例13は、少なくとも1つの送信信号および少なくとも1つの受信信号が、同じ周波数帯にある、実施例1~12のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例14は、少なくとも1つの送信信号および少なくとも1つの受信信号が、少なくとも1つの同じ周波数を含む、実施例1~13のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例15は、各それぞれのダウンリンク信号およびアップリンク信号が、同じ周波数帯にある、実施例1~14のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例16は、各それぞれのダウンリンク信号およびアップリンク信号が、少なくとも1つの同じ周波数を含む、実施例1~15のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例17は、1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射されたダウンリンク信号およびアップリンク信号が、同じ周波数帯にある、実施例1~16のいずれかの遠隔アンテナユニットを含む。
実施例18は、分散アンテナシステムであって、マスタユニットと、マスタユニットに結合された少なくとも1つの遠隔アンテナユニットと、を備え、少なくとも1つの遠隔アンテナユニットの各々が、少なくとも1つの送信信号を生成するように構成されたそれぞれの送信機と、少なくとも1つの受信信号を処理するように構成されたそれぞれの受信機と、送信機および受信機のうちの少なくとも1つに各々結合された1つ以上のアンテナを含む、それぞれのアンテナアレイであって、アンテナのうちの少なくとも1つの各々が、少なくとも1つの送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、アンテナのうちの少なくとも1つの各々が、アップリンク信号に応答して、少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、それぞれのアンテナアレイと、送信機および受信機に各々結合されており、かつ少なくとも1つの受信信号の各々において、少なくとも1つの送信信号、1つ以上のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つのダウンリンク信号、および1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように各々構成されている、第1および第2の干渉回路と、を含む、分散アンテナシステムを含む。
実施例19は、マスタユニットに結合されており、かつ1つ以上のそれぞれのダウンリンクデータ信号を生成するように、かつ1つ以上のそれぞれのアップリンクデータ信号を受信するように各々構成された、少なくとも1つの基地局をさらに備え、各送信機が、1つ以上のダウンリンクデータ信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれの少なくとも1つの送信信号を生成するように構成されており、各受信機が、それぞれの少なくとも1つの受信信号に応答して、1つ以上のアップリンクデータ信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、実施例18の分散アンテナシステムを含む。
実施例20は、少なくとも1つの基地局のうちの少なくとも1つが、少なくとも1つの遠隔アンテナユニットのうちの少なくとも1つの各送信機に、同じ遠隔アンテナユニットの受信機が受信信号を処理していない間のみ、送信信号を生成させるように構成されている、実施例19の分散アンテナシステムを含む。
実施例21は、少なくとも1つの遠隔アンテナユニットのうちの1つが、少なくとも1つの干渉する受信信号を処理するように構成された第1の干渉受信機と、1つ以上の干渉アンテナを含む、干渉アンテナアレイであって、1つ以上の干渉アンテナが、干渉受信機に各々結合されており、かつ遠隔アンテナユニットのうちの別の1つからの少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上に応答して、少なくとも1つの干渉する受信信号のそれぞれの1つを生成するように各々構成されている、干渉アンテナアレイと、を含み、第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、干渉受信機に結合されており、かつ少なくとも1つの受信信号の各々において、遠隔アンテナユニットのうちの他の1つからの少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、実施例18~20のいずれかの分散アンテナシステムを含む。
実施例22は、方法であって、第1の干渉回路を用いて、遠隔アンテナユニットによって生成された送信信号、および遠隔アンテナユニットによって放射されたダウンリンク信号のうちの少なくとも1つによって引き起こされた、受信信号における干渉を低減することと、第2の干渉回路を用いて、送信信号およびダウンリンク信号のうちの少なくとも1つによって引き起こされた受信信号における干渉をさらに低減することと、を含む、方法を含む。
実施例23は、アップリンク信号に応答して、アンテナを用いて受信信号を生成することと、アンテナを用いて受信信号を生成している間に、送信信号をアンテナに結合することと、をさらに含む、実施例22の方法を含む。
実施例24は、アンテナを用いて受信信号を生成することと、アンテナを用いて受信信号を生成している間に、別のアンテナを用いてダウンリンク信号を放射することと、をさらに含む、実施例22または23の方法を含む。
実施例25は、第1の干渉回路を用いて、受信信号における干渉を低減することが、第1の干渉回路を用いて送信信号から受信信号を電気的に絶縁することを含む、実施例22~24のいずれかの方法を含む。
実施例26は、異なる送信信号に応答して、ダウンリンク信号を生成することをさらに含み、受信信号における干渉を低減することが、異なる送信信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、受信信号およびキャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、を含む、実施例22~25のいずれかの方法を含む。
実施例27は、受信信号における干渉を低減することが、ダウンリンク信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、受信信号およびキャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、を含む、実施例22~26のいずれかの方法を含む。
実施例28は、異なる送信信号に応答して、ダウンリンク信号を生成することをさらに含み、受信信号における干渉をさらに低減することが、異なる送信信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、受信信号およびキャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、を含む、実施例22~27のいずれかの方法を含む。
実施例29は、受信信号における干渉をさらに低減することが、ダウンリンク信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、受信信号およびキャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、を含む、実施例22~28のいずれかの方法を含む。
実施例30は、送受分離回路であって、送信信号を受信するように構成された送信機ポートと、アンテナに結合するように構成されたアンテナポートと、受信信号を受信するように構成された受信機ポートと、送信機ポートとアンテナポートとの間にあり、かつ送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成されている、第1の信号経路と、送信機ポートとアンテナポートとの間にあり、かつ送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成されている、第2の信号経路と、送信機ポートと受信機ポートとの間にあり、かつ送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトを付与するように構成されている、第1の漏洩経路と、送信機ポートと受信機ポートとの間にあり、かつ送信信号の第2の漏洩部分に、第2の位相シフトとおよそ反対である第3の位相シフトを付与するように構成されている、第2の漏洩経路と、を備える、送受分離回路を含む。
実施例31は、第1の信号経路が、送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第2の位相シフタと、第1および第2の相シフタの間に結合された第1のサーキュレータと、を含み、第2の信号経路が、送信信号の第2の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第4の位相シフタと、第3および第4の位相シフタの間に結合された第2のサーキュレータと、を含む、実施例30の送受分離回路を含む。
実施例32は、第1の位相シフタおよび第3の位相シフトを含む第1の結合回路と、第2の位相シフタおよび第4の位相シフタを含む第2の結合回路と、をさらに備える、実施例31の送受分離回路を含む。
実施例33は、送信信号の第1および第2の送信部分がアンテナポートでおよそ同じ信号電力を有するように、第1、第2、第3、および第4の位相シフタが構成されている、実施例31または32の送受分離回路を含む。
実施例34は、第1の位相シフタおよび第3の位相シフトを含む第1の結合回路と、第2の位相シフタおよび第4の位相シフタを含む第2の結合回路と、をさらに備え、第1および第2の結合回路が、送信信号の第1および第2の送信部分が、アンテナポートでおよそ同じ信号電力を有するように構成されている、実施例31~33のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例35は、第1の信号経路が、送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第2の位相シフタと、第1の位相シフタに結合された第1のポート、第2の位相シフタに結合された第2のポート、および受信機ポートに結合された第3のポートを有する、第1のサーキュレータと、を含み、第2の信号経路が、送信信号の第2の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第4の位相シフタと、第3の位相シフタに結合された第1のポート、第4の位相シフタに結合された第2のポート、および受信機ポートに結合された第3のポートを有する、第2のサーキュレータと、を含む、実施例30~34のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例36は、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトの第1の部分を付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、第2の位相シフトの第2の部分に付与するように構成された第2の位相シフタと、第1および第2の相シフタの間に結合された第1のサーキュレータと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、第3の位相シフトの第1の部分を付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、第3の位相シフトの第2の部分を付与するように構成された第4の位相シフタと、第3および第4の位相シフタの間に結合された第2のサーキュレータと、を含む、実施例30~35のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例37は、第1の位相シフタおよび第3の位相シフタを含む第1の結合回路と、第2の位相シフタおよび第4の位相シフタを含む第2の結合回路と、をさらに備える、実施例36の送受分離回路を含む。
実施例38は、送信信号の第1および第2の漏洩部分が受信機ポートでおよそ同じ信号電力を有するように、第1、第2、第3、および第4の位相シフタが構成されている、実施例36または37の送受分離回路を含む。
実施例39は、第1の位相シフタおよび第3の位相シフタを含む第1の結合回路と、第2の位相シフタおよび第4の位相シフタを含む第2の結合回路と、をさらに備え、第1および第2の結合回路が、送信信号の第1および第2の漏洩部分が、受信機ポートでおよそ同じ信号電力を有するように構成されている、実施例36~38のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例40は、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分におよそ90°の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、およそ90°の位相シフトを付与するように構成された第2の位相シフタと、第1の位相シフタに結合された第1のポート、アンテナポートに結合された第2のポート、および第2の位相シフタに結合された第3のポートを有する、第1のサーキュレータと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトに付与するように構成された第4の位相シフタと、第3の位相シフタに結合された第1のポート、アンテナポートに結合された第2のポート、および第4の位相シフタに結合された第3のポートを有する、第2のサーキュレータと、を含む、実施例30~39のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例41は、第1の信号経路が、送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第2の位相シフタと、第1の位相シフタに結合された第1のポート、第2の位相シフタに結合された第2のポート、および第3のポートを有する、第1のサーキュレータと、を含み、第2の信号経路が、送信信号の第2の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第4の位相シフタと、第3の位相シフタに結合された第1のポート、第4の位相シフタに結合された第2のポート、および第3のポートを有する、第2のサーキュレータと、を含み、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、第1のサーキュレータの第3のポートに結合され、かつ送信信号の第1の漏洩部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第5の位相シフタと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、第2のサーキュレータの第3のポートに結合され、かつ送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトに付与するように構成された第6の位相シフタと、を含む、実施例30~40のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例42は、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトの第1の部分を付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、第2の位相シフトの第2の部分に付与するように構成された第2の位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、第2の位相シフトの第3の部分を付与するように構成された第3の位相シフタと、第1および第2の相シフタの間に結合された第1のサーキュレータと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、第3の位相シフトの第1の部分を付与するように構成された第4の位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、第3の位相シフトの第2の部分を付与するように構成された第5の位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、第3の位相シフトの第3の部分を付与するように構成された第6の位相シフタと、第4および第5の位相シフタの間に結合された第2のサーキュレータと、を含む、実施例30~41のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例43は、第2の位相シフタが、第1の制御信号に応答して、第2の位相シフトの第2の部分を変更するように構成されており、第5の位相シフタが、第2の制御信号に応答して、第3の位相シフトの第2の部分を変更するように構成されている、実施例42の送受分離回路を含む。
実施例44は、送信信号の第1および第2の漏洩部分が受信機ポートでおよそ同じ信号電力を有するように、第1、第2、第3、第4、第5、および第6の位相シフタが構成されている、実施例42または43の送受分離回路を含む。
実施例45は、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分におよそ90°の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、およそ90°の位相シフトを付与するように構成された第2の電子的に調節可能な位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、およそ90°の位相シフトを付与するように構成可能な第3の位相シフタと、第1の位相シフタに結合された第1のポート、アンテナポートに結合された第2のポート、および第2の位相シフタに結合された第3のポートを有する、第1のサーキュレータと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第4の位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、およそ90°の位相シフトに付与するように構成された第5の電子的に調節可能な位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第6の位相シフタと、第4の位相シフタに結合された第1のポート、アンテナポートに結合された第2のポート、および第5の位相シフタに結合された第3のポートを有する、第2のサーキュレータと、を含む、実施例30~44のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例46は、第1の信号経路が、送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、送信信号の第1の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第2の位相シフタと、第1の位相シフタに結合された第1のポート、第2の位相シフタに結合された第2のポート、および第3のポートを有する、第1のサーキュレータと、を含み、第2の信号経路が、送信信号の第2の送信部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第4の位相シフタと、第3の位相シフタに結合された第1のポート、第4の位相シフタに結合された第2のポート、および第3のポートを有する、第2のサーキュレータと、を含み、第1の漏洩経路が、送信信号の第1の漏洩部分に第1の位相シフトを付与するように構成された第1の位相シフタと、第1のサーキュレータの第3のポートに結合され、かつ送信信号の第1の漏洩部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第5の電子的に調節可能な位相シフタと、送信信号の第1の漏洩部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成可能な第6の位相シフタと、を含み、第2の漏洩経路が、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第3の位相シフタと、第2のサーキュレータの第3のポートに結合され、かつ送信信号の第2の漏洩部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成された第7の電子的に調節可能な位相シフタと、送信信号の第2の漏洩部分に、およそゼロ位相シフトを付与するように構成された第8の位相シフタと、を含む、実施例30~45のいずれかの送受分離回路を含む。
実施例47は、遠隔アンテナユニットであって、送信信号を生成するように構成された送信機と、受信信号を処理するように構成された受信機と、送信機および受信機に各々結合された1つ以上のアンテナを含む、アンテナアレイであって、少なくとも1つの送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、アップリンク信号に応答して、少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、アンテナアレイと、1つ以上のアンテナ、送信機、および受信機のうちの1つに結合された送受分離回路と、を備え、送受分離回路が、送信機とアンテナとの間にあり、かつ送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成されている、第1の信号経路と、送信機とアンテナとの間にあり、かつ送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成されている、第2の信号経路と、送信機と受信機との間にあり、かつ送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトを付与するように構成されている、第1の漏洩経路と、送信機と受信機との間にあり、かつ送信信号の第2の漏洩部分に、第2の位相シフトとおよそ反対である第3の位相シフトを付与するように構成されている、第2の漏洩経路と、を含む、遠隔アンテナユニットを含む。
実施例48は、分散アンテナシステムであって、マスタユニットと、マスタユニットに結合された少なくとも1つの遠隔アンテナユニットと、を備え、少なくとも1つの遠隔アンテナユニットの各々が、送信信号を生成するように構成されたそれぞれの送信機と、受信信号を処理するように構成されたそれぞれの受信機と、送信機および受信機に各々結合された1つ以上のアンテナを含む、それぞれのアンテナアレイであって、少なくとも1つの送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、アップリンク信号に応答して、少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、それぞれのアンテナアレイと、1つ以上のアンテナ、送信機、および受信機のうちの1つに結合されたそれぞれの送受分離回路と、を備え、送受分離回路が、送信機とアンテナとの間にあり、かつ送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与するように構成されている、第1の信号経路と、送信機とアンテナとの間にあり、かつ送信信号の第2の送信部分に、およそ第1の位相シフトを付与するように構成されている、第2の信号経路と、送信機と受信機との間にあり、かつ送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトを付与するように構成されている、第1の漏洩経路と、送信機と受信機との間にあり、かつ送信信号の第2の漏洩部分に、第2の位相シフトとおよそ反対である第3の位相シフトを付与するように構成されている、第2の漏洩経路と、を含む、分散アンテナシステムを含む。
実施例49は、マスタユニットに結合されており、かつ1つ以上のそれぞれのダウンリンクデータ信号を生成するように、かつ1つ以上のそれぞれのアップリンクデータ信号を受信するように各々構成された、少なくとも1つの基地局をさらに備え、各送信機が、1つ以上のダウンリンクデータ信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれの送信信号を生成するように構成されており、各受信機が、それぞれの受信信号に応答して、1つ以上のアップリンクデータ信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、実施例48の分散アンテナシステムを含む。
実施例50は、方法であって、第1の送信経路上で送信機からアンテナに伝搬する送信信号の第1の送信部分に第1の位相シフトを付与することと、第2の送信経路上で送信機からアンテナに伝搬する送信信号の第2の送信部分におよそ第1の位相シフトを付与することと、第1の漏洩経路上で送信機から受信機に伝搬する送信信号の第1の漏洩部分に第2の位相シフトを付与することと、第2の漏洩経路上で送信機から受信機に伝搬する送信信号の第2の漏洩部分に、第2の位相シフトとおよそ反対の第3の位相シフトを付与することと、を含む、方法を含む。
実施例51は、送信信号の第1および第2の送信部分が、アンテナでおよそ同じ信号電力を有するようにすることと、送信信号の第1および第2の漏洩部分が、受信機でおよそ同じ信号電力を有するようにすることと、をさらに含む、実施例50の方法を含む。
実施例52は、送信信号の第1および第2の送信部分のうちの1つに付与された位相シフトを電子的に制御することをさらに含む、実施例50または51の方法を含む。
実施例53は、送信信号の第1および第2の漏洩部分のうちの1つに付与された位相シフトを電子的に制御することをさらに含む、実施例50~52のいずれかの方法を含む。
実施例54は、第1の位相シフトが、およそ90°である、実施例50~53のいずれかの方法を含む。
実施例55は、第2の位相シフトが、およそ180°であり、第3の位相シフトが、およそ0°である、実施例50~54のいずれかの方法を含む。
実施例56は、第2の位相シフトが、およそ270°であり、第3の位相シフトが、およそ90°である、実施例50~55のいずれかの方法を含む。
実施例57は、送信信号の複数の漏洩成分を生成することと、漏洩成分を弱め合うように干渉させて、受信信号における干渉を低減することと、を含む、方法。
実施例58は、送受分離回路であって、送信信号を受信するように構成された送信ポートと、受信信号を提供するように構成された受信ポートと、送信ポートと受信ポートとの間に配設され、かつ送信信号の第1の成分を運ぶように構成された第1の干渉経路と、送信ポートと受信機ポートとの間に配設され、かつ受信機ポートにおいて、送信信号の第1および第2の成分が互いに弱め合うように干渉するように、送信信号の第2の成分を運び、第2の成分を調整するように構成されている、第2の干渉経路と、を備える、送受分離回路を含む。
実施例59は、第1の干渉経路が、送信信号の第1の成分に第1の位相シフトを付与することによって、送信信号の第1の成分を調整するように構成されており、第2の干渉経路が、送信信号の第2の成分に、第1の位相シフトとおよそ反対である第2の位相シフトを付与することによって、送信信号の第2の成分を調整するように構成されている、実施例58の送受分離回路を含む。
以下の特許請求の範囲によって定義される本発明のいくつかの実施形態が説明されている。それにもかかわらず、説明される実施形態に対する様々な修正は、特許請求される発明の範囲および趣旨から逸脱することなく行われ得ることが理解されるであろう。したがって、他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。
[構成1]
遠隔アンテナユニットであって、
少なくとも1つの第1の送信信号を生成するように構成された第1の送信機と、
少なくとも1つの受信信号を処理するように構成された第1の受信機と、
前記第1の送信機および前記受信機のうちの少なくとも1つに各々結合された1つ以上の第1のアンテナを含む、第1のアンテナアレイであって、
前記第1のアンテナのうちの少なくとも1つの各々が、前記少なくとも1つの第1の送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、
前記第1のアンテナのうちの少なくとも1つの各々が、アップリンク信号に応答して、前記少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、第1のアンテナアレイと、
第1および第2の干渉回路であって、前記第1の送信機および前記受信機に各々結合されており、かつ前記少なくとも1つの受信信号の各々において、前記少なくとも1つの第1の送信信号、前記1つ以上の第1のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つのダウンリンク信号、および1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように各々構成されている、第1および第2の干渉回路と、
を備える、遠隔アンテナユニット。
[構成2]
第2の送信機と、
第2の受信機と、をさらに備え、
前記第1のアンテナアレイが、前記第1および第2の送信機に、かつ前記第1および第2の受信機にそれぞれ結合された少なくとも2つのアンテナを有する、多入力多出力アンテナアレイを含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成3]
前記アンテナアレイが、単一のアンテナを含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成4]
前記第1および第2の干渉回路のうちの1つが、前記受信機を前記送信機から電気的に絶縁するように構成された分離回路を含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成5]
前記第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたアナログ干渉キャンセル回路を含み、
前記第1の受信機が、各受信信号に対して、前記受信信号および前記対応する補正信号に応答して、それぞれの干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されている、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成6]
前記第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたアナログ干渉キャンセル回路を含み、
前記受信機が、各受信信号に対して、前記受信信号および前記対応する補正信号に応答して、干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されたそれぞれの信号コンバイナを含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成7]
前記アナログ干渉キャンセル回路が、有限インパルス応答フィルタを含む、構成5に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成8]
前記アナログ干渉キャンセル回路が、
前記送信信号に応答して、光学送信信号を生成するように構成された電気光学変換器と、
各受信信号に対する前記光学送信信号に応答して、対応する光学補正信号を生成するように構成されるように構成された光学フィルタと、
対応する光学補正信号に応答して、各対応する補正信号を生成するように構成された光学電気変換器と、
を含む、構成5に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成9]
前記第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたデジタル干渉キャンセル回路を含み、
前記受信機が、各受信信号に対して、前記受信信号に応答して、それぞれのデジタル受信信号を生成するように構成されたアナログ・デジタル変換器を含み、
前記受信機が、各受信信号に対して、前記それぞれのデジタル受信信号および前記対応する補正信号に応答して、それぞれの干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成されている、
構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成10]
前記第1および第2の干渉回路のうちの1つが、各受信信号に対して、対応する補正信号を生成するように構成されたデジタル干渉キャンセル回路を含み、
前記受信機が、各受信信号に対して、
前記受信信号に応答して、それぞれのデジタル受信信号を生成するように構成されたアナログ・デジタル変換器と、
前記それぞれのデジタル受信信号および前記対応する補正信号に応答して、干渉キャンセルされた受信信号を生成するように構成された、それぞれの信号コンバイナと、
を含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成11]
少なくとも1つの干渉する受信信号を処理するように構成された干渉受信機と、
1つ以上の干渉アンテナを含む、干渉アンテナアレイであって、前記1つ以上の干渉アンテナが、前記干渉受信機に各々結合されており、かつ前記少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上に応答して、前記少なくとも1つの干渉する受信信号のそれぞれの1つを生成するように各々構成されている、干渉アンテナアレイと、をさらに備え、
前記第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、前記干渉受信機に結合されており、かつ前記少なくとも1つの受信信号の各々において、少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、
構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成12]
少なくとも1つの第2の送信信号を生成するように構成された第2の送信機と、
1つ以上の第2のアンテナを含む、第2のアンテナアレイであって、前記1つ以上の第2のアンテナが、前記第2の送信機に各々結合されており、かつ前記少なくとも1つの第2の送信信号のうちのそれぞれの1つに応答して、それぞれの第2のダウンリンク信号を放射するように構成されている、第2のアンテナアレイと、をさらに備え、
前記第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、前記第2の送信機に結合されており、かつ前記少なくとも1つの受信信号の各々において、前記それぞれの第2のダウンリンク信号によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、
構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成13]
前記少なくとも1つの送信信号および前記少なくとも1つの受信信号が、同じ周波数帯にある、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成14]
前記少なくとも1つの送信信号および前記少なくとも1つの受信信号が、少なくとも1つの同じ周波数を含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成15]
各それぞれのダウンリンク信号および前記アップリンク信号が、同じ周波数帯にある、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成16]
各それぞれのダウンリンク信号および前記アップリンク信号が、少なくとも1つの同じ周波数を含む、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成17]
1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射された前記ダウンリンク信号および前記アップリンク信号が、同じ周波数帯にある、構成1に記載の遠隔アンテナユニット。
[構成18]
分散アンテナシステムであって、
マスタユニットと、
前記マスタユニットに結合された少なくとも1つの遠隔アンテナユニットと、を備え、
前記少なくとも1つの遠隔アンテナユニットの各々が、
少なくとも1つの送信信号を生成するように構成されたそれぞれの送信機と、
少なくとも1つの受信信号を処理するように構成されたそれぞれの受信機と、
前記送信機および前記受信機のうちの少なくとも1つに各々結合された1つ以上のアンテナを含む、それぞれのアンテナアレイであって、
前記アンテナのうちの少なくとも1つの各々が、前記少なくとも1つの送信信号のそれぞれの1つに応答して、それぞれのダウンリンク信号を放射するように構成されており、
前記アンテナのうちの少なくとも1つの各々が、アップリンク信号に応答して、前記少なくとも1つの受信信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、それぞれのアンテナアレイと、
前記送信機および前記受信機に各々結合されており、かつ前記少なくとも1つの受信信号の各々において、前記少なくとも1つの送信信号、前記1つ以上のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つのダウンリンク信号、および1つ以上の他のアンテナのうちの1つによって放射された少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように各々構成されている、第1および第2の干渉回路と、
を含む、分散アンテナシステム。
[構成19]
前記マスタユニットに結合されており、かつ1つ以上のそれぞれのダウンリンクデータ信号を生成するように、かつ1つ以上のそれぞれのアップリンクデータ信号を受信するように各々構成された、少なくとも1つの基地局をさらに備え、
各送信機が、前記1つ以上のダウンリンクデータ信号のそれぞれの1つに応答して、前記それぞれの少なくとも1つの送信信号を生成するように構成されており、
各受信機が、前記それぞれの少なくとも1つの受信信号に応答して、前記1つ以上のアップリンクデータ信号のそれぞれの1つを生成するように構成されている、
構成18に記載の分散アンテナシステム。
[構成20]
前記少なくとも1つの基地局のうちの少なくとも1つが、前記少なくとも1つの遠隔アンテナユニットのうちの少なくとも1つの各送信機に、同じ遠隔アンテナユニットの前記受信機が受信信号を処理していない間のみ、送信信号を生成させるように構成されている、構成19に記載の分散アンテナシステム。
[構成21]
前記少なくとも1つの遠隔アンテナユニットのうちの1つが、
少なくとも1つの干渉する受信信号を処理するように構成された干渉受信機と、
1つ以上の干渉アンテナを含む、干渉アンテナアレイであって、前記1つ以上の干渉アンテナが、前記干渉受信機に各々結合されており、かつ前記遠隔アンテナユニットのうちの別の1つからの前記少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上に応答して、前記少なくとも1つの干渉する受信信号のそれぞれの1つを生成するように各々構成されている、干渉アンテナアレイと、を含み、
前記第1および第2の干渉回路のうちの少なくとも1つの各々が、前記干渉受信機に結合されており、かつ前記少なくとも1つの受信信号の各々において、前記遠隔アンテナユニットのうちの前記他の1つからの前記少なくとも1つの干渉するダウンリンク信号のうちの1つ以上によって引き起こされた干渉を低減するように構成されている、
構成18に記載の分散アンテナシステム。
[構成22]
方法であって、
第1の干渉回路を用いて、遠隔アンテナユニットによって生成された送信信号、および遠隔アンテナユニットによって放射されたダウンリンク信号のうちの少なくとも1つによって引き起こされた、受信信号における干渉を低減することと、
第2の干渉回路を用いて、前記送信信号および前記ダウンリンク信号のうちの少なくとも1つによって引き起こされた前記受信信号における干渉をさらに低減することと、
を含む、方法。
[構成23]
アップリンク信号に応答して、アンテナを用いて前記受信信号を生成することと、前記アンテナを用いて前記受信信号を生成している間に、前記送信信号を前記アンテナに結合することと、をさらに含む、構成22に記載の方法。
[構成24]
アンテナを用いて前記受信信号を生成することと、
前記アンテナを用いて前記受信信号を生成している間に、別のアンテナを用いて前記ダウンリンク信号を放射することと、
をさらに含む、構成22に記載の方法。
[構成25]
前記第1の干渉回路を用いて、前記受信信号における干渉を低減することが、前記第1の干渉回路を用いて前記送信信号から前記受信信号を電気的に絶縁することを含む、構成22に記載の方法。
[構成26]
異なる送信信号に応答して前記ダウンリンク信号を生成することをさらに含み、
前記受信信号における干渉を低減することが、
前記異なる送信信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、
前記受信信号および前記キャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、
を含む、構成22に記載の方法。
[構成27]
前記受信信号における干渉を低減することが、
前記ダウンリンク信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、
前記受信信号および前記キャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、
を含む、構成22に記載の方法。
[構成28]
異なる送信信号に応答して、前記ダウンリンク信号を生成することをさらに含み、
前記受信信号における干渉をさらに低減することが、
前記異なる送信信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、
前記受信信号および前記キャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、
を含む、構成22に記載の方法。
[構成29]
前記受信信号における干渉をさらに低減することが、
前記ダウンリンク信号に応答して、キャンセル信号を生成することと、
前記受信信号および前記キャンセル信号に応答して、補正された受信信号を生成することと、
を含む、構成22に記載の方法。