JP7718059B2 - 面光源装置、透過型表示装置 - Google Patents
面光源装置、透過型表示装置Info
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Description
これを解決するために、導光板の厚みを厚くしたり、複数枚の光学シートを用いたりして明るさムラを改善する手法があるが、面光源装置の薄型化が困難であった。
また、配列される光源の数を増やすという手法もあるが、面光源装置の生産コストが増大する等の問題があった。
例えば、特許文献1では、導光板の光源に対応する位置に凹形状を設けてその凹形状内に光源を配置することにより、光源の直上に出射する光を低減しているが、明るさムラの改善は不十分であった。
第1の発明は、片面に点光源(12)が配列された光源基板(11)と、前記光源基板の出光側に位置し、前記光源基板側に開口する複数の凹部(141)が形成された導光板(14)と、を備える面光源装置であって、前記凹部は、前記導光板の厚み方向に沿って、前記光源基板側から出光側へ向かうにつれて小さくなる形状であり、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、前記点光源に対応する位置に設けられ、前記点光源の少なくとも一部が内在する第1凹部(141A)と、前記点光源に対応しない位置に設けられた第2凹部(141B)とを有し、隣り合う前記第1凹部の間には、2つ以上の前記第2凹部が位置し、前記凹部の開口部(143)は、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、多角形形状であり、前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記開口部の多角形形状の各辺に直交する方向は、前記点光源の配列方向(d1,d2)の少なくとも1つと交差すること、を特徴とする面光源装置(10)である。
第2の発明は、第1の発明の面光源装置において、前記開口部の前記各辺(144)は、前記点光源の配列方向の少なくとも1つに対して角度α(ただし、0°<α<90°)をなし、前記辺の中央となる点に直交する直線が前記点光源の配列方向となす角度をφ、前記点光源(12)の配列方向における前記凹部(141)の配列ピッチをd、前記開口部の一辺の寸法をWとするとき、sinφ>W/(2×d)を満たすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
第3の発明は、第1の発明又は第2の発明の面光源装置において、前記点光源(12)及び前記凹部(141)は、前記光源基板(11)の板面方向に平行であって互いに直交する第1の方向(d1)及び第2の方向(d2)に沿って配列されており、前記開口部(143)は、前記導光板(14)の板面に垂直な方向から見て正方形形状であり、前記開口部の一辺(144)は、前記点光源の配列方向に対して45°をなすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
第4の発明は、片面に点光源(12)が配列された光源基板(11)と、前記光源基板の出光側に位置し、前記光源基板側に開口する複数の凹部(141)が形成された導光板(14)と、を備える面光源装置であって、前記凹部は、前記導光板の厚み方向に沿って、前記光源基板側から出光側へ向かうにつれて小さくなる形状であり、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、前記点光源に対応する位置に設けられ、前記点光源の少なくとも一部が内在する第1凹部(141A)と、前記点光源に対応しない位置に設けられた第2凹部(141B)とを有し、隣り合う前記第1凹部の間には、2つ以上の前記第2凹部が位置し、前記凹部の開口部は、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、曲率半径の大きい第1曲線(144a)と前記第1曲線よりも曲率半径が小さい第2曲線(144b)が交互にそれぞれ3つ以上配置された形状であり、前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記凹部の前記第1曲線の中央となる点における法線は、前記点光源の配列方向の少なくとも1つと交差すること、を特徴とする面光源装置である。
第5の発明は、第4の発明の面光源装置において、前記開口部(143)は、前記導光板(14)の板面に垂直な方向から見て、多角形形状に近似でき、前記開口部の前記第1曲線(144a)の中央となる点の接線は、前記点光源の配列方向(d1,d2)の少なくとも1つに対して角度α(ただし、0°<α<90°)をなし、前記第1曲線の中央となる点の法線が前記点光源の配列方向となす角度をφ、前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチをd、前記開口部が近似される多角形形状の一辺の寸法をWとするとき、sinφ>W/(2×d)を満たすこと、を特徴とする面光源装置である。
第6の発明は、第4の発明又は第5の発明の面光源装置において、前記点光源(12)及び前記凹部(141)は、前記光源基板(11)の板面方向に平行であって互いに直交する第1の方向(d1)及び第2の方向(d2)に沿って配列されており、前記開口部(143)は、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、前記第1曲線(144a)と前記第2曲線(144b)とが交互にそれぞれ4つ配列され、前記第1曲線の中央となる点の接線は、前記点光源の配列方向に対して45°をなすこと、を特徴とする面光源装置である。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの面光源装置において、前記点光源(12)は、前記光源基板(11)の板面方向に平行であって互いに直交する第1の方向(d1)及び第2の方向(d2)に沿って配列されており、前記点光源の配列ピッチP0と前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチP1との比P0/P1は、3≦P0/P1≦8を満たすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
第8の発明は、第1の発明から第7の発明までのいずれかの面光源装置において、前記導光板(14)の厚み方向における前記凹部(141)の深さをS1とし、前記凹部と前記開口部の一辺(144)の中央となる点を通りその辺に垂直な方向において最も近接する前記凹部との間の距離をP2とするとき、S1≦P2を満たすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
第9の発明は、第1の発明から第8の発明までのいずれかの面光源装置において、前記凹部(141)の側面(142)が前記導光板(14)の板面方向となす角度θは、前記導光板の屈折率をnとするとき、θ0-asin(sinθ0/n)=asin(1/n)という式を満たす角度θ0に対して、前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記第1凹部141Aに対応する領域の50%以上において、θ≧θ0を満たすこと、を特徴とする面光源装置(10)である。
第10の発明は、第1の発明から第9の発明までのいずれかの面光源装置(10)と、前記面光源装置の出光側に配置される透過型表示部(20)と、を備える透過型表示装置(1)である。
本明細書中において、形状や幾何学的条件を特定する用語、例えば、平行や直交等の用語については、厳密に意味するところに加え、同様の光学的機能を奏し、平行や直交と見なせる程度の誤差を有する状態も含むものとする。
また、本明細書中に記載する各部材の寸法等の数値及び材料名等は、実施形態としての一例であり、これに限定されるものではなく、適宜選択して使用してよい。
また、本明細書中において、シート面とは、各シート状の部材において、そのシート全体として見たときにおける、シートの平面方向となる面を示すものであり、本明細書中、及び、特許請求の範囲においても同一の定義として用いている。なお、板面等も同様である。
図1は、本実施形態の透過型表示装置1を説明する図である。図1では、この透過型表示装置1の断面(後述する第1の方向d1及び第3の方向d3に平行な断面)の一部を拡大して示している。
本実施形態の透過型表示装置1は、LCDパネル20と面光源装置10とを備えている。透過型表示装置1は、LCDパネル20を背面側から面光源装置10で照明し、LCDパネル20に形成される映像情報を表示する。
図1を含め以下の図中及び以下の説明において、理解を容易にするために、透過型表示装置1の使用状態において、透過型表示装置1の画面に平行であって互いに直交する2方向を第1の方向d1、第2の方向d2とし、透過型表示装置1の画面に直交する方向(透過型表示装置1の厚み方向)第3の方向d3とする。
本実施形態では、一例として、第1の方向d1が画面上下方向であり、第2の方向d2が画面左右方向であるとする。
本実施形態の面光源装置10は、光源基板11、点光源12、反射層13、導光板14、光学シート15,16,17を備えている。
点光源12は、光源基板11の出光側(導光板14側)の面に所定の間隔で配列された点状の光源である。点光源12は、例えば、LED(Light Emitting Diode)光源が用いられる。本実施形態の点光源12に用いられるLEDは、青色光を発する。なお、点光源12は、LED以外の発光素子を用いてもよい。
本実施形態において、点光源12は、光源基板11の片面に、第1の方向d1及び第2の方向d2に沿って配列されている。後述する図3に示すように、点光源12(後述する第1凹部141A)の第1の方向d1での配列ピッチと第2の方向d2での配列ピッチとは等しく、P0であるとする。本実施形態の第1の方向d1及び第2の方向d2は、光源基板11の板面に平行であり、前述のように互いに直交する。
導光板14は、光源基板11側の面14aと、LCDパネル20側(出光側)の出光面14bとを有し、光源基板11側の面14aに開口する凹形状(以下、凹部141という)が所定の間隔で複数配列されている。
点光源12から発せられた光は、導光板14内に入射し、導光板14内を導光して出光面14bから出射する。導光板14は、出光面14bでの明るさが均一になるように光を導光させる部材である。
本実施形態において、導光板14の厚みは、S0とする。
図3は、本実施形態の導光板14の凹部141と点光源12との位置関係等を示す図である。図3では、理解を容易にするために導光板14のみを、導光板14の板面に垂直な方向(第3の方向d3)の観察者側から見た様子を示しており、また、点光源12に対応する凹部141(第1凹部141A)に斜線を付している。なお、図3では、一例として、点光源12(第1凹部141A)の間に凹部141(第2凹部141B)が4つある場合を例に挙げて説明している。
本実施形態の凹部141は、面14aにおいて、第1の方向d1及び第2の方向d2に沿って配列されている。
また、本実施形態では、凹部141の第1の方向d1における配列ピッチと第2の方向d2における配列ピッチとは等しく、P1であるとする。凹部141の配列ピッチP1は、点光源12の配列ピッチP0よりも小さい。
本実施形態の開口部143は、正方形形状であり、側面142は、二等辺三角形形状である。
従来、このような凹部141は、円錐形状や円錐台形状に形成されるが、本実施形態では、凹部141の形成の容易さや寸法等の精度向上、明るさムラ低減の観点から、開口部143が正方形形状である四角錐形状とした。
凹部141は、図4(a)に示すように、出光面14b側に頂面を有する四角錐台形状としてもよい。このとき、頂面は、平面であってもよいし、出光面14b側に凸状となる曲面としてもよい。また、図4(b)に示すように、凹部141は、断面形状がいわゆる釣鐘形状であって、側面142が凹状なる曲面状である形態としてもよいし、図4(c)に示すように、側面142が、図4(c)に示す断面において、開口部143側に凸状となる曲面状である形態としてもよい。
また、図2(a)に示す断面において、凹部141の側面142が導光板14の板面方向となす角度をθとする。
ここで、点光源12に対応した位置に設けられ点光源12が内在する凹部141を第1凹部141Aとし、点光源12に対応しない位置に設けられ点光源12が内在しない凹部141を第2凹部141Bと呼ぶ。本実施形態において、第1凹部141Aと第2凹部141Bとは、同じ形状及び大きさである。
また、本実施形態では、開口部143が正方形形状であり、開口部143の辺144が点光源12の配列方向に対してなす角度αが、α=45°である。そのため、第1凹部141Aの開口部143の正方形形状の対角線を延長した仮想直線(図3の図面内左上の第1凹部141Aにおいて、破線で示す直線B1,B2)は、凹部141及び点光源12の配列方向である第1の方向d1及び第2の方向d2とそれぞれ平行であり、この直線B1,B2上には、最も近接する他の第1凹部141A(点光源12)が位置している。
また、開口部143の辺144の中点を通りその辺144に直交する仮想直線(図3の図面内左上の第1凹部141Aにおいて、一点鎖線で示す直線C1,C2)上には、最も近接する他の第1凹部141A(点光源12)は位置しておらず、2番目に近接する第1凹部141A(点光源12)が位置している。
これに対して、本実施形態の凹部141は、四角錐形状であり、導光板14の厚み方向(板面に垂直な方向、第3の方向d3)から見た場合に、第1凹部141Aから導光板14内に入射して導光板14内を進む光は、開口部143の外周方向に沿って、その光量が均一ではない。
角度αが、α>0°を満たすことにより、点光源12から導光板14内に入射する光のうち、点光源12の配列方向に対して角度をなす方向へ向かう光を増やすことができる。
図18は、開口部143の辺144の傾斜方向について説明する図である。図18では、一例として、凹部141は、本実施形態のように、正方配列されている例を示している。図18において、点光源12の配列方向における凹部141の配列ピッチdと、凹部141の開口部143の辺144の長さW、辺144の中央となる点に直交する直線が、点光源12の配列方向となす角度をφとしている。このとき、角度φが下記(式1)を満たすことが好ましい。
sinφ>W/(2×d) ・・・(式1)
角度φが上記(式1)を満たすとき、開口部143の辺の中点を通りその辺に直交する直線(例えば、図3に示す直線C1,C2)は、点光源12の配列方向においてその凹部141に最も近接する凹部141に到達しない。
sinα>S3/(2×P1) ・・・(式2)
本実施形態では、角度αが、上記(式2)を満たすことにより、点光源12が内在する第1凹部141Aの側面142から導光板14内に入射し、この第1凹部141Aに最短距離で近接する凹部141(第2凹部141B)の側面で全反射する光量を低減でき、点光源12の近傍のみが明るくなることに起因する明るさムラを低減できる。
このような形態とすることにより、点光源12が内在する第1凹部141Aの側面142から導光板14内に入射する光が、その第1凹部141Aに点光源12の配列方向において最短距離で近接する他の凹部141(第2凹部141B)の側面で全反射する光量を大幅に抑制することができ、点光源12の近傍のみが明るくなることに起因する明るさムラをより効果的に低減できる。また、このような形態とすることにより、配列された凹部141で構成される単位格子の中央となる領域D(図3参照)の明るさを向上でき、明るさムラを低減できる。
点光源12の配列方向において、点光源12の配列ピッチP0(第1凹部141Aの配列ピッチ)と、凹部141の配列ピッチP1との比P0/P1は、3≦P0/P1≦8を満たすことが好ましく、P0/P1=5とすることがより好ましい。
すなわち、点光源12の配列方向において、隣り合う第1凹部141Aの間(隣り合う点光源12の間)に、配置される第2凹部141Bの数は、2個以上7個以下とすることが好ましく、4個とすることがより好ましい。
P0/P1>8である場合(点光源12の配列方向において、隣り合う点光源12の間に第2凹部141Bが8個以上配列される場合)、出光面14bにおいて、点光源12の近傍に位置する第2凹部141B直上や近傍となる領域からの出光が大きくなり、これらの領域の明るさが大きくなり、隣り合う点光源12の間の中央となる領域での明るさが低下し、明るさムラが生じる。
したがって、凹部141の深さS1と、第1凹部141Aとその第1凹部141Aの辺144の中点を通りその辺に144に垂直な方向において最も近接する凹部141(第2凹部141B)との間の距離をP2とは、S1≦P2を満たすことが明るさムラ改善の観点から好ましい。
すなわち、導光板14の屈折率をnとし、凹部141の側面142と導光板14の板面方向(主面方向)とのなす角θが、以下に示す(式3)を満たす角度θ0以上であることが好ましい。
θ0-asin(sinθ0/n)=asin(1/n) ・・・(式3)
角度θが、θ≧θ0である場合、点光源12から導光板14の板面に垂直な方向(第3の方向d3)に出射した光が、導光板14に入射する際に側面142で屈折し、出光面14bに対して臨界角以上の大きさで入射して全反射する。これにより、点光源12からの光を導光板14内へ導光させることができる。
上述の条件を満たさない場合、点光源12から出射した光が、側面142で屈折して導光板14内を進み、点光源12の直上やその近傍の出光面14bに臨界角より小さい角度で入射して出光面14bから出射してしまい、点光源12の直上やその近傍のみが明るくなり好ましくない。
この反射層13は、導光板14の面14aから光源基板11側へ出射した光を反射して導光板14へ戻す機能を有している。
反射層13は、例えば、反射率の高い白色の樹脂層等により形成された層であり、白色の樹脂製のシート状の部材等を用いてもよい。また、反射層13は、光の反射率の高い誘電体多層膜により形成してもよい。また、反射層13は、反射率の高い金属等により形成された層としてもよい。さらに、反射層13は、拡散反射率が高い層としてもよいし、鏡面反射率が高い層としてもよい。
光学シート15は、導光板14のLCDパネル20側に配置されており、いわゆるQDシート(量子ドットシート)である。このQDシートである光学シート15を透過することにより、点光源12から出射した青色光は、白色光に変換される。
この光学シート16は、導光板14から出射した光が透過型表示装置1の正面方向(第3の方向d3)に対して大きな角度をなす入射角度で光学シート16に入射した場合、単位プリズム161の2つの斜面162で全反射することにより、導光板14側へ返す機能を有する。また、導光板14から出射した光が透過型表示装置1の正面方向(第3の方向d3)に対して小さな角度をなす入射角度で光学シート16に入射した場合は、斜面162で屈折して出射する。すなわち、光学シート16は、光を正面方向へ向ける作用を有する。
本実施形態の光学シート16は、第2の方向d2(画面左右方向)を稜線方向とする単位プリズム161が第1の方向d1(画面上下方向)に沿って配列されたプリズムシートである。
また、面光源装置10は、光学シート16に加えて、さらに第1の方向d1を稜線方向とする単位プリズムを第2の方向に配列したプリズムシートをさらに備えてもよし、拡散作用を有するシート等を備えてもよい。
導光板14とLCDパネル20との間に配置される光学シートは、面光源装置10や透過型表示装置1の使用環境や望まれる光学性能に応じて、適宜選択してよい。
点光源12から出射した光は、凹部141(第1凹部141A)の側面142から導光板14内に入射し、導光板14の出光面14bや光源基板11側の面14aで全反射しながら導光板14内を導光する。そして、例えば、光L1は、他の凹部141(図5では第2凹部141B)の側面142で全反射して、出光面14bから出射する。また、例えば、光L2は、隣接する他の凹部141(図5では第2凹部141B)の側面142から凹部141内に入射して、光源基板11上に設けられた反射層13で反射する等して凹部141の側面142から導光板14に再度入射し、導光板14内を導光する等して、他の凹部141(第2凹部141B)の側面142で全反射して出光面14bから出射する。
また、本実施形態によれば、導光板14内を導光する光の一部が、点光源12に対応しない位置、すなわち、隣り合う点光源12の間に設けられた凹部141(第2凹部141B)の側面142で全反射してその凹部141(第2凹部141B)の直上や近傍となる出光面14bから出射することにより、その領域の明るさが高まる。すなわち、その凹部141(第2凹部141B)が疑似的な光源となる。
したがって、本実施形態によれば、点光源12の配列方向において、隣り合う点光源12の間に2つ以上の第2凹部141Bが配列されており、点光源12の間に疑似的な光源(第2凹部141B)が複数位置するので、点光源12が少数であっても面光源装置、透過型表示装置の明るさムラを効果的に低減することができる。
したがって、本実施形態によれば、使用する点光源12の数を抑え、かつ、導光板14の出光面14bでの明るさムラ、ひいては、面光源装置10の出光面での明るさムラを抑制できる。
また、本実施形態によれば、凹部141は、開口部143が正方形形状である四角錐形状であるので、円錐形状である場合に比べて、精度よく、容易に凹部141を形成できる。一般的に、このような導光板14は、凹部141を賦形する凸部を有する成形型を用いて形成される。四角錐形状の凸部を形成することは、円錐形状の凸部を形成する場合に比べて容易である。
この明るさムラを解消するために、例えば、導光板の板厚を大きくすると、点光源の間の領域の明るさは向上するが、面光源装置や透過型表示装置の薄型化、軽量化、生産コストの低減等の観点から好ましくない。また、明るさムラ解消のために、点光源の数を増やすことは、生産コストの削減や消費電力の低減等の観点から好ましくない。
本実施形態の面光源装置10は、上述のようにこれらの問題を解決し、明るさムラを大幅に改善することができる。
ここで、導光板14の凹部141の形状等が異なる試料1~7の面光源装置を用意し、面光源装置10の出光面での明るさ(照度)をシミュレーションにより算出した。なお、シミュレーションに用いた各試料の面光源装置は、光学シート15~17を備えておらず、面光源装置10の出光面は、導光板14の出光面14bとなっている。
各試料(試料1~7)の面光源装置の出光面の測定領域Mにおいて、図6に破線で示す直線K1,K2に沿って、測定領域Mの中心から約0.286mmごとに照度を算出した。直線K1は、第1の方向d1に平行であり、直線K2は、第2の方向d2に平行であり、いずれの直線も測定領域Mの中心に位置する点光源12(第1凹部141A)の中心を通る。
また、試料1の面光源装置は、凹部141の形状が円錐形状であり、底面となる開口部143が円形形状であるが、試料2~7の面光源装置10は、凹部141の形状が四角錐形状であり、底面となる開口部143が正方形形状である。
試料2~7の面光源装置10は、凹部141の深さS1=0.19mm、凹部141の開口部143の一辺が0.05mm、側面142が導光板14の板面方向となす角度θ=82.5°である。この試料2~7の面光源装置10は、凹部141の辺144が、凹部141の配列方向となす角度αが、それぞれ、0°、10°、20°、30°、40°、45°となっている。
これらの各試料の面光源装置において、点光源12を点灯し、出光面14bの測定領域M内での照度分布から、明るさムラの有無について評価した。
表1において、凹部141の直上や近傍なる領域とそれ以外の凹部の間の領域との明るさの差に関して、十分小さいものを良として「◎」として示し、許容範囲内であるものを可として「〇」として示し、許容範囲より大きいものを不可として「×」で示している。
例えば、試料2の面光源装置(角度α=0°)では、図8に示すように、凹部141の近傍に辺144に沿った縦横状の明るい領域が生じ、領域Dに相当する領域(凹部141により形成される単位格子の中央となる領域)の暗さとの差が非常に大きくなっており、好ましくない。
試料8,9においても、凹部141は、前述の図6に示す試料7と同様に、測定領域M内に正方配列されており、その中央に第1凹部141A(点光源12)が位置している。試料8,9の導光板14の凹部141は、四角錐台形状であり、開口部143が正方形形状であり、その辺144が点光源12の配列方向に対して、角度α=45°をなしている。この試料8,9において、凹部141の最も出光面14b側となる頂面の正方形の一辺の寸法は、底面となる開口部143の辺144の寸法の10%である。
また、試料8における距離P2=0.85mmであり、試料9における距離P2=0.7mmである。したがって、試料8の面光源装置では、S1≦P2が満たされており、試料9の面光源装置では、S1>P2となっている。
図14,図15に示すように、S1>P2である試料9の面光源装置では、点光源12の直上及び近傍が他の領域に比べて大幅に明るくなりすぎ、明るさの差が大きくなっていた。これに対して、S1≦P2を満たしている試料8の面光源装置では、点光源12直上や近傍の明るさは抑えられ、明るさの差が抑制されていた。これにより、S1≦P2を満たす試料8の面光源装置の方が、S1>P2である試料9の面光源装置よりも明るさムラが抑制されていた。
上記の実施形態では、凹部141は、正方配列である例を示したが、これに限らず、後述する図16に示すような、いわゆる、千鳥状の配列としてもよい。
図16は、凹部141の配列方法の他の実施形態を説明する図である。図16では、図3と同様に、導光板14を、導光板14の板面に垂直な方向(導光板14の厚み方向、第3の方向d3)から見た様子を示している。
図16に示すように、点光源12(第1凹部141A)は、前述の実施形態に示すように、第1の方向d1及び第2の方向に配列ピッチP0で配列されており、いわゆる正方配列となっている。しかし、凹部141は、前述の実施形態の図3に示した正方配列において、さらに、第1の方向d1に半ピッチ(P1/2)、第2の方向に半ピッチ(P1/2)移動した位置にも配列された形態となっている。
このような形態としても、前述の実施形態同様に、十分に、明るさムラを解消することができる。さらに、図3に示す領域Dに相当する位置に、凹部141が位置するので、より明るさムラを改善することができる。
以上説明した実施形態等に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の範囲内である。
図17は、開口部143の変形形態を示す図である。図17では、理解を容易にするために開口部143の形状のみを示している。
図17に示すように、開口部143が、曲率半径の大きい第1曲線144aと第1曲線144aよりも曲率半径の小さい第2曲線144bとを同数有し、これらが交互に配置されて形成される形状としてもよい。図17では、一例として、4つの第1曲線144aと4つの第2曲線144bとが交互に配置された例を示している。図17に示す開口部143の形状は、正方形等の多角形形状に近似される形状である。
なお、第1曲線144aと第2曲線144bとは、同じ個数であり、いずれも4以上の偶数であることが好ましい。
また、凹部141が角錐である場合、その頂部(最も出光面側となる点)は、出光面側に凸となる曲面状等としてもよいし、凹部141が角錐台である場合は、その頂面(最も出光面側となる面)は、出光面側に凸となる曲面状等としてもよい。
10 面光源装置
11 光源基板
12 点光源
13 反射層
14 導光板
141 凹部
141A 第1凹部
141B 第2凹部
15 光学シート
16 光学シート
17 光学シート
20 LCDパネル
Claims (7)
- 片面に点光源が配列された光源基板と、
前記光源基板の出光側に位置し、前記光源基板側に開口する複数の凹部が形成された導光板と、
を備える面光源装置であって、
前記凹部は、
前記導光板の厚み方向に沿って、前記光源基板側から出光側へ向かうにつれて小さくなる形状であって、
前記導光板の板面に垂直な方向から見て前記凹部の開口部が正方形形状であり、前記導光板の厚み方向に対して傾斜する4つの側面を有する四角錐形状であり、
前記導光板の板面に垂直な方向から見て、前記点光源に対応する位置に設けられ、前記点光源の少なくとも一部が内在する第1凹部と、前記点光源に対応しない位置に設けられた第2凹部とを有し、
隣り合う前記第1凹部の間には、2つ以上の前記第2凹部が位置し、
前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記開口部の正方形形状の各辺に直交する方向は、前記点光源の配列方向の少なくとも1つと交差し、
前記点光源及び前記凹部は、前記光源基板の板面方向に平行であって互いに直交する第1の方向及び第2の方向に沿って配列されており、
前記点光源の配列ピッチP0と前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチP1との比P0/P1は、3≦P0/P1≦8を満たし、
前記開口部は、前記正方形形状を形成する辺が前記点光源の配列方向に対してなす角度αが、10°≦α≦45°を満たすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 請求項1に記載の面光源装置において、
前記辺の中央となる点に直交する直線が前記点光源の配列方向となす角度をφ、前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチをd、前記開口部の一辺の寸法をWとするとき、
sinφ>W/(2×d)
を満たすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 片面に点光源が配列された光源基板と、
前記光源基板の出光側に位置し、前記光源基板側に開口する複数の凹部が形成された導光板と、
を備える面光源装置であって、
前記凹部は、
前記導光板の厚み方向に沿って、前記光源基板側から出光側へ向かうにつれて小さくなる形状であって、
前記導光板の板面に垂直な方向から見て、曲率半径の大きい第1曲線と前記第1曲線よりも曲率半径が小さい第2曲線が交互にそれぞれ4つ配置された形状の開口部を有し、
前記導光板の板面に垂直な方向から見て、前記点光源に対応する位置に設けられ、前記点光源の少なくとも一部が内在する第1凹部と、前記点光源に対応しない位置に設けられた第2凹部とを有し、
隣り合う前記第1凹部の間には、2つ以上の前記第2凹部が位置し、
前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記凹部の前記第1曲線の中央となる点における法線は、前記点光源の配列方向の少なくとも1つと交差し、
前記点光源及び前記凹部は、前記光源基板の板面方向に平行であって互いに直交する第1の方向及び第2の方向に沿って配列されており、
前記点光源の配列ピッチP0と前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチP1との比P0/P1は、3≦P0/P1≦8を満たし、
前記第1曲線の中央となる点の接線は、前記点光源の配列方向に対して45°をなすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 請求項3に記載の面光源装置において、
前記開口部は、前記導光板の板面に垂直な方向から見て、多角形形状に近似でき、
前記第1曲線の中央となる点の法線が前記点光源の配列方向となす角度をφ、前記点光源の配列方向における前記凹部の配列ピッチをd、前記開口部が近似される多角形形状の一辺の寸法をWとするとき、
sinφ>W/(2×d)
を満たすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 請求項1、請求項2、請求項4のいずれか1項に記載の面光源装置において、
前記導光板の厚み方向における前記凹部の深さをS1とし、前記凹部と前記開口部の一辺の中央となる点を通りその辺に直交する方向において最も近接する前記凹部との間の距離をP2とするとき、
S1≦P2
を満たすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の面光源装置において、
前記凹部の側面が前記導光板の板面方向となす角度θは、前記導光板の屈折率をnとするとき、
θ0-asin(sinθ0/n)=asin(1/n)
という式を満たす角度θ0に対して、前記導光板の板面に直交する方向から見て、前記第1凹部に対応する領域の50%以上において、
θ≧θ0
を満たすこと、
を特徴とする面光源装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の面光源装置と、
前記面光源装置の出光側に配置される透過型表示部と、
を備える透過型表示装置。
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