以下に、本開示の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の各実施形態において、同一の部位には同一の符号を付することにより重複する説明を省略する。
(第1の実施形態)
[第1の実施形態に係る情報処理システムの概要]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理システムの概要を説明するための図である。図2は、第1の実施形態に係る情報処理システムのシステム構成の一例を説明するための図である。図1に示すように、情報処理システム1は、ユーザUの第1装置300からの配車依頼に基づいて、タクシー2をユーザUに配車する処理を行い、かつ、ユーザUの第1装置300から注文された物品を、タクシー2で配送するための処理を行うシステムである。物品は、店舗5で販売される商品である。物品は、例えば、テイクアウト可能な料理、食品、飲料、日用品等を含む。店舗5は、例えば、飲食店、マーケット、コンビニエンスストア、百貨店等を含む。タクシー2は、営業用の車両の一例である。営業用の車両は、例えば、タクシーのほかに、運送車両、収集車両等の各種営業車両を含む。
例えば、タクシー2を用いて物品のデリバリーを行う場合、デリバリーの注文とタクシー2の乗車依頼とが発生するため、タクシー2のドライバーは、業務負担が増加する。また、自転車、原動機付き自転車等のフードデリバリーは、積載量の制約から1つの注文に対して1人の配送者という1:1の関係である。このため、平日の昼などのピークタイムは、配送者が見つからずに配送が遅くなるという問題がある。フードデリバリーは、配送料がユーザUにとっては高く感じ、配送者にとっては安く感じる。本開示では、タクシー2を用いたデリバリーサービスの効率化、普及等を図ることができる技術を提供する。
図1及び図2に示すように、情報処理システム1は、1または複数のタクシー会社のタクシー2の配車、予約、デリバリー等を管理する機能を有する。情報処理システム1は、例えば、タクシー2に搭載された電子機器100と、情報処理装置200と、ユーザUが利用する第1装置300と、店舗5に設けられた第2装置500と、を備える。電子機器100、情報処理装置200、第1装置300及び第2装置500は、ネットワーク3を介して通信したり、ネットワーク3を介さずに直に通信したりすることが可能な構成となっている。
電子機器100は、タクシー2に搭載されたタクシーメータ400から、タクシー2に関する各種データを取得する電子機器である。電子機器100は、タクシー2のドライバーが操作可能な構成になっている。電子機器100は、例えば、タブレット端末、スマートフォン、ハンディターミナル、通信装置、ETC(Electronic Toll Collection)車載器、ドライブレコーダ、デジタルタコグラフ、タクシーメータ等を含む。本実施形態では、電子機器100は、ドライバー用アプリケーションが動作可能なタブレット端末である場合について説明する。電子機器100は、搭載されたタクシー2によって移動される移動装置の一例である。電子機器100は、搭載されたタクシー2によって物品とともに移動する装置である。電子機器100は、例えば、物品の配送に用いられる装置である。なお、移動装置は、例えば、電子機器100と該タクシーメータ400を搭載したタクシー2(営業用の車両)とを有する構成としたり、タクシー2の車両自体で実現したりしてもよい。
タクシーメータ400は、タクシー2が実車で走行した距離、時間等に応じて収受すべき運賃を計算して表示する機能を有する。運賃は、乗車料金の一例である。実車は、例えば、タクシー2がユーザUを乗せて走行することを意味する。タクシーメータ400は、例えば、距離制運賃、時間制運賃、定額運賃、割増運賃等に基づく運賃を計算する。運賃は、タクシー会社、事業者等が国土交通大臣に申請して認可されたものである。タクシーメータ400は、タクシー2の営業状態が識別可能なステータス、運賃、速度等を識別可能な動態情報を電子機器100に提供する機能を有する。ステータスは、例えば、「実車」、「空車」、「迎車」、「支払」、「高速」等を含む。タクシーメータ400は、複数の操作ボタンを有し、ドライバーによる操作ボタンの操作に応じて営業状態を遷移する機能を有する。
電子機器100は、タクシー2の動態情報等をタクシーメータ400から取得可能な構成になっている。電子機器100は、GSP(Global Positioning System)受信器、タクシーメータ400等からタクシー2の現在位置を示す位置情報を取得する。電子機器100は、取得した動態状態、位置情報等に基づいて、タクシー2の動作ログを識別可能な車両情報D1を、所定時間ごとまたは所定条件を満たす場合に生成する。所定時間は、例えば、予め設定された3秒、10秒等の時間単位、周期を含む。所定条件は、例えば、予め設定された移動距離、停止時間等を含む。車両情報D1は、例えば、動態情報、位置情報、識別情報等を含む。識別情報は、例えば、タクシー2が所属するタクシー会社、車両、ドライバー等を識別可能な情報を含む。電子機器100は、所定時間ごとに生成した車両情報D1を情報処理装置200に送信する機能を有する。
情報処理装置200は、いわゆるクラウドサーバ(Cloud Server)であり、電子機器100、第1装置300等と連携して情報処理を実行するサーバ装置である。情報処理装置200は、第1装置300からの予約、配車等の依頼情報を管理する機能を有する。情報処理装置200は、複数のタクシー2に搭載された電子機器100から受信した車両情報等を管理する機能を有する。
情報処理装置200は、複数の第1装置300からのデリバリーの注文情報D10を管理する機能を有する。注文情報D10は、例えば、注文する物品、物品の数、店舗、ユーザUの名前、配送位置等のデリバリー注文に必要な情報を含む。情報処理装置200は、第1装置300からの注文情報D10を第2装置500に送信する機能を有する。情報処理装置200は、注文した物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得する機能を有する。準備完了時間は、例えば、注文された物品をドライバーに引き渡し可能な時間、物品の完成予定時間等を含む。完成予定情報D20は、例えば、物品の完成予定時間、物品の受け渡し位置、受け渡し方法等の情報を含む。
情報処理装置200は、完成予定情報D20及び注文情報D10に基づく受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、電子機器100が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を第1装置300に送信する機能を有する。受け渡し情報D30は、例えば、受け渡される物品、物品の受け渡し位置、受け渡し方法、受け渡し時間(完成予定時間)、配送先、配送ルート等の物品の配送に関する情報を含む。到着時間情報D40は、例えば、物品(タクシー2)が配送位置に到着する予定等を示す情報を含む。到着時間情報D40は、例えば、タクシー2のドライバー、タクシー会社等に関する情報を含んでもよい。情報処理装置200は、タクシー2が配送する物品及び配送位置の少なとも一方の数に基づいて、タクシー2の配送料金を決定する機能、配送料金をユーザUに通知する機能等を有する。情報処理装置200は、電子機器100と第1装置300と第2装置500との間のメッセージを中継する機能を有する。
第1装置300は、物品の注文情報D10を送信する機能を有する。第1装置300は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等を含む。第1装置300は、アプリケーションを実行することで、情報処理装置200と連携して、注文情報D10の作成、送信等を行う。第1装置300は、アプリケーションを実行することで、情報処理装置200と連携して、タクシー2の予約、配車等を依頼する依頼情報を作成して情報処理装置200に送信する機能を有する。
第2装置500は、情報処理装置200から受信した注文情報D10に基づいて、物品の注文を受け付ける機能を有する。第2装置500は、例えば、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、スマートフォン等を含む。第2装置500は、注文された物品の準備完了時間に基づいて完成予定情報D20を生成する機能を有する。第2装置500は、例えば、物品の準備完了時間を、担当者、管理者等から取得したり、機械学習を用いて注文の状況に応じて予測したりする。第2装置500は、物品の注文を管理するアプリケーションを用いて、注文に対応した完成予定情報D20を生成して情報処理装置200に送信する構成としてもよい。第2装置500は、物品の完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する機能を有する。
[第1の実施形態に係る情報処理システムの処理例]
図3は、第1の実施形態に係る情報処理システム1のデリバリーに係る処理例を説明するための図である。図3に示す一例では、情報処理システム1は、ユーザUが第1装置300を用いて、物品の配送を情報処理装置200に注文することを前提としている。
図3に示すように、電子機器100は、車両情報D1を情報処理装置200に送信する(ステップS1)。例えば、電子機器100は、タクシーメータ400から取得した情報等に基づいて、営業区域、営業状態、現在位置、目的地等を識別可能な車両情報D1を所定のタイミングで情報処理装置200に送信する。所定のタイミングは、例えば、定期的なタイミング、イベントが発生したタイミング等を含む。情報処理装置200は、電子機器100から受信した車両情報D1に基づいて、電子機器100を搭載したタクシー2の営業状態、現在位置等を管理する。
第1装置300は、ユーザUの操作に応じて物品の配送が注文されると、注文情報D10を情報処理装置200に送信する(ステップS2)。例えば、第1装置300は、情報処理装置200と連携して注文情報D10を生成し、該注文情報D10を情報処理装置200に送信する。
情報処理装置200は、第1装置300から受信した注文情報D10を保存し、注文情報D10を第2装置500に送信する(ステップS3)。例えば、情報処理装置200は、注文情報D10が示す注文先の第2装置500を複数の第2装置500の中から特定し、注文情報D10を該第2装置500に送信する。
第2装置500は、情報処理装置200から受信した第1装置300の注文情報D10が示す物品の注文を受け付けると、物品の準備完了時間を特定する。第2装置500は、注文の準備完了時間に基づく注文の完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する(ステップS4)。
情報処理装置200は、第2装置500から受信した完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて保存する。情報処理装置200は、物品の受け渡し位置から配送位置までの配送ルートを設定し、所要時間を計算する(ステップS5)。情報処理装置200は、管理する複数のタクシー2の中から、配送可能なタクシー2を抽出する(ステップS6)。例えば、情報処理装置200は、車両情報D1が示すタクシー2の現在位置、営業状態等に基づいて、受け渡し時間までの受け渡し位置へ移動可能なタクシー2を、複数のタクシー2の中から抽出する。情報処理装置200は、抽出したタクシー2の電子機器100を特定する。
情報処理装置200は、注文情報D10に基づく受け渡し情報D30を電子機器100に送信する(ステップS7)。情報処理装置200は、電子機器100を搭載したタクシー2が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を、完成予定情報D20、所要時間等に基づいて生成する。情報処理装置200は、到着時間情報D40を第1装置300に送信する(ステップS8)。なお、情報処理装置200は、ステップS7とステップS8の処理の順序を逆にしてもよいし、同時に処理してもよい。
情報処理装置200は、メッセージの中継を開始する(ステップS9)。例えば、情報処理装置200は、電子機器100と第2装置500との間でのメッセージの中継、電子機器100と第1装置300との間でのメッセージの中継を開始する。これにより、情報処理装置200は、タクシー2のドライバーと店舗5とのメッセージのやり取り可能とし、タクシー2のドライバーとユーザUとのメッセージのやり取りを可能とする。
電子機器100は、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、受け渡し情報D30を通知する(ステップS10)。例えば、電子機器100は、受け渡し情報D30を表示部に表示することで、タクシー2のドライバーに受け渡し情報D30を通知する。電子機器100は、受け渡し情報D30を音声で出力するように構成してもよい。タクシー2のドライバーは、受け渡し情報D30を参照することで、物品の配送が指示されたことを認識すると、受け渡し時間までに受け渡し位置に到着するようにタクシー2を移動させる。
その後、タクシー2のドライバーは、受け渡し位置の店舗5で物品を受け取る(ワークフローW1)。タクシー2のドライバーは、店舗5で受け取った物品を、受け渡し情報D30が示す配送位置に配送する(ワークフローW2)。
タクシー2のドライバーが物品の配送が完了すると、電子機器100は、物品の配送完了を情報処理装置200に通知する。また、注文したユーザUに物品が配達されると、第1装置300は、物品の配達完了を情報処理装置200に通知する。
情報処理装置200は、配送完了の通知を検出する(ステップS11)。例えば、情報処理装置200は、電子機器100からの配送完了及び第1装置300からの配達完了の少なくとも一方に基づいて、配送完了の通知を検出する。配送完了の通知を検出すると、情報処理装置200は、注文の管理を終了したり、注文の決済処理を行ったりする。情報処理装置200は、配送完了の通知の検出に応じて、メッセージの中継を終了する(ステップS12)。
このように、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品の受け渡し情報D30を配送するタクシー2の電子機器100に通知でき、かつ注文したユーザUの第1装置300で到着時間情報D40を通知できる。これにより、情報処理システム1は、物品の配送をタクシー2で行っても、ドライバーの作業負担の増加を抑制することができ、かつ物品を注文したユーザUに対する通知サービスも提供することができる。また、情報処理システム1は、ユーザUから物品の注文を受け付けるので、物品を提供する側の作業負担を抑制することができる。その結果、情報処理システム1は、タクシー2を用いて物品のデリバリーサービスを実現しても、ドライバーの負担を増加させることなく、サービスの効率化を図ることができる。
[第1の実施形態に係る電子機器の構成例]
図4は、第1の実施形態に係る電子機器100の構成の一例を示す構成図である。図4に示すように、電子機器100は、表示部110と、操作部120と、通信部130と、記憶部140と、制御部150と、を備える。制御部150は、表示部110、操作部120、通信部130及び記憶部140と電気的に接続されている。
表示部110は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、有機ELディスプレイ(Organic Electroluminescence Display)等の表示パネルを有する。表示部110は、制御部150から入力される信号に応じて、文字、図形、画像等の情報を表示できる。表示部110が表示する情報には、タクシー2の運行に関する各種情報が含まれる。各種情報は、例えば、タクシー2の現在位置の地図、配車指示、決済、物品の配送等に関する情報が含まれる。
操作部120は、タクシー2のドライバーの操作を受け付けるための1ないし複数のデバイスを有する。ドライバーの操作を受け付けるためのデバイスは、例えば、キー、ボタン、タッチスクリーン等を含む。操作部120は、受け付けた操作に応じた信号を制御部150へ供給できる。
通信部130は、タクシー2に搭載されたタクシーメータ400、タクシー2の外部の情報処理装置200等と通信を行う。通信部130は、タクシーメータ400から受信した動態情報等の各種情報を制御部150に供給する。通信部130は、情報処理装置200から受信した配車指示、予約、予約キャンセル等の各種データを制御部150に供給する。通信部130は、制御部150によって送信が指示した各種データをタクシーメータ400、情報処理装置200等に送信する。通信部130がサポートする通信プロトコルは、特に限定されるものではなく、また、通信部130が、複数の種類の通信プロトコルをサポートすることも可能である。
記憶部140は、プログラム及びデータを記憶できる。記憶部140は、制御部150の処理結果を一時的に記憶する作業領域としても利用される。記憶部140は、半導体記憶媒体、及び磁気記憶媒体等の任意の非一過的(non- transitory)な記憶媒体を含んでよい。記憶部140は、複数の種類の記憶媒体を含んでよい。記憶部140は、メモリカード、光ディスク、又は光磁気ディスク等の可搬の記憶媒体と、記憶媒体の読み取り装置との組み合わせを含んでよい。記憶部140は、RAM(Random Access Memory)等の一時的な記憶領域として利用される記憶デバイスを含んでよい。
記憶部140は、通信部130を介して受信したデータを記憶する。記憶部140は、例えば、ドライバー用アプリケーション141、上述した車両情報D1及び受け渡し情報D30等の各種情報を記憶する。ドライバー用アプリケーション141は、例えば、タクシー2のドライバーが使用するアプリケーションプログラムである。ドライバー用アプリケーション141は、例えば、現在位置の地図の表示、配車指示、乗車料金の決済、物品の配送等の機能を提供する。
制御部150は、演算処理装置である。演算処理装置は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、SoC(System-on-a-Chip)、MCU(Micro Control Unit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、及びコプロセッサを含むが、これらに限定されない。制御部150は、電子機器100の動作を統括的に制御して各種の機能を実現する。
具体的には、制御部150は、記憶部140に記憶されている情報を必要に応じて参照しつつ、記憶部140に記憶されているプログラムに含まれる命令を実行する。そして、制御部150は、データ及び命令に応じて機能部を制御し、それによって各種機能を実現する。機能部は、例えば、表示部110、操作部120及び通信部130を含むが、これらに限定されない。
制御部150は、通信部130を介して、情報処理装置200からタクシー2の運行に係る情報の出力が指示されると、当該情報を表示部110に表示させる。制御部150は、操作部120を介して、ドライバーの操作を検出すると、検出結果を情報処理装置200に送信する制御を行う。制御部150は、通信部130を介して、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、受け渡し情報D30を表示部110に表示させる。
以上、本実施形態に係る電子機器100の機能構成例について説明した。なお、図4を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る電子機器100の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る電子機器100の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
[第1の実施形態に係る情報処理装置の構成例]
図5は、第1の実施形態に係る情報処理装置200の構成の一例を示す構成図である。図5に示すように、情報処理装置200は、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を備える。制御部230は、通信部210及び記憶部220と電気的に接続されている。
通信部210は、例えば、タクシー2に搭載された電子機器100、第1装置300、第2装置500、他の外部装置等と通信を行う。通信部210は、例えば、ネットワーク3等を介して各種情報を送受信する。通信部210は、例えば、電子機器100から受信した各種情報を制御部230に供給する。通信部210は、例えば、制御部230が指示した情報を指示された送信先に送信する。
記憶部220は、各種データ及びプログラムを記憶する。記憶部220は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。記憶部220は、通信部210を介して受信した情報を記憶する。記憶部220は、例えば、上述した車両情報D1、注文情報D10、完成予定情報D20、受け渡し情報D30、到着時間情報D40等の各種情報を記憶する。記憶部220は、情報処理装置200がアクセス可能な外部の記憶装置であってもよい。
制御部230は、例えば、専用または汎用のコンピュータである。制御部230は、例えば、情報処理装置200を制御する統合制御ユニットである。制御部230は、電子機器100、第1装置300及び第2装置500と連携することで、タクシー2を用いた物品の配送サービスを提供するための各機能部を備える。
制御部230は、取得部231と、送信制御部232と、算出部233と、設定部234と、特定部235と、決定部236と、処理部237と、中継部238との各機能部を備える。制御部230の各機能部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置200の内部に記憶されたプログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、各機能部は、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA等の集積回路により実現されてもよい。
取得部231は、注文情報D10で注文された物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得する。例えば、取得部231は、注文情報D10に基づいて物品の注文先を特定し、注文先の電子機器100に注文情報D10を送信する。取得部231は、注文情報D10に対応して第2装置500が送信した完成予定情報D20を受信することで、完成予定情報D20を取得する。取得部231は、取得した完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて記憶部220に記憶する。
送信制御部232は、完成予定情報D20及び前記注文情報D10に基づく受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、電子機器100が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を第1装置300に送信する制御を行う。送信制御部232は、受け渡し情報D30を電子機器100に送信するように、通信部210を制御する。送信制御部232は、到着時間情報D40を第1装置300に送信するように、通信部210を制御する。送信制御部232は、特定部235が特定した電子機器100に受け渡し情報D30を送信する制御を行う。
送信制御部232は、第1装置300から受信した注文情報D10を第2装置500に送信する制御を行う。送信制御部232は、注文情報D10に対応した第2装置500を特定し、注文情報D10を該第2装置500に送信する制御を行う。送信制御部232は、例えば、注文情報D10が示す店舗、第2装置500の識別コード等の情報に基づいて第2装置500を特定する。
算出部233は、準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出する。算出部233は、設定部234が設定した配送ルート、外部のサーバが設定した配送ルート等に基づいて、準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出する。物品が配送位置に到着するとは、例えば、物品を搭載したタクシー2、該タクシー2に搭載された電子機器100等が配送位置に到着することを含む。算出部233は、受け渡し位置から配送位置までの距離、配送ルート、法定速度等に基づいて、所要時間を算出する。算出部233は、例えば、配送ルートの混雑状況等を考慮して所定時間を算出してもよい。算出部233は、物品の受け渡しに要する第2所要時間を加味して、準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出する。第2所要時間は、例えば、物品をタクシー2に搭載する時間、混雑状況を考慮した時間、機械学習した受け渡し時間等に基づいて任意に設定された時間を含む。
設定部234は、物品の受け渡し位置から配送位置までの配送ルートを設定する。設定部234は、地図情報に基づいて、受け渡し位置から注文情報D10が示す配送位置までの配送ルートを設定する。設定部234は、地図情報に基づいて、配送を依頼した時点のタクシー2の位置情報をスタート位置、受け渡し位置を中継位置、配送位置を目的位置として配送ルートを設定する。設定部234は、例えば、外部から取得した交通情報、混雑状況を機械学習した情報等に基づいて、配送ルートを設定してもよい。
特定部235は、第2装置500から取得した物品の完成予定情報D20と電子機器100の位置情報とに基づいて、準備完了時間までに受け渡し位置に移動可能なタクシー2を特定する。例えば、受け渡し位置から移動可能範囲内に、ステータスが「空車」のタクシー2が複数存在する場合、特定部235は、予め定められた特定方法に基づいてタクシー2を特定する。特定方法は、例えば、受け渡し位置までの距離、優先順位、その日の営業形態、運行状況等のパラメータに基づいて特定する。特定部235は、特定したタクシー2に搭載された電子機器100の情報を送信制御部232に供給する。
決定部236は、電子機器100を搭載したタクシー2が配送する物品及び配送位置の少なくとも一方に基づいて物品の配送料金を決定する。例えば、決定部236は、物品の数、配送位置までの距離、配送先の数等をパラメータとして配送料金を決定する。決定部236は、タクシー2が配送する物品及び配送位置の少なくとも一方の数に基づいて、変動する配送料金を決定する。例えば、タクシー2が1回の依頼で配送する物品、配送位置等の数が増加するほど安価となり、数が減少するほど高価となるように、決定部236は、変動する配送料金を決定する。例えば、物品を配送する日の天気が晴れの場合が安価となり、天気が雨、雪等の配送が困難な状態である場合が高価となるように、決定部236は、変動する配送料金を決定する。
処理部237は、決定部236が決定した配送料金に基づく処理を実行する。配送料金に基づく処理は、例えば、配送料金を第1装置300でユーザUに通知させる処理、配送料金を電子機器100でタクシー2のドライバーに通知させる処理、配送料金と物品の料金とに基づく決済を行う処理等を含む。
中継部238は、タクシー2の電子機器100と第1装置300との間のメッセージを中継する。中継部238は、例えば、電子機器100と第1装置300との間で通信を確立し、タクシー2のドライバーと店舗5側とでメッセージのやり取りを可能にする。中継部238は、タクシー2の電子機器100と第2装置500との間のメッセージを中継する。中継部238は、例えば、電子機器100と第2装置500との間で通信を確立し、タクシー2のドライバーと店舗5側とでメッセージのやり取りを可能にする。なお、電子機器100と第1装置300との間のメッセージのやり取りは、例えば、物品の受け渡しが終了するまでに限定してもよい。
以上、実施形態に係る情報処理装置200の機能構成例について説明した。なお、図5を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、実施形態に係る情報処理装置200の機能構成は係る例に限定されない。実施形態に係る情報処理装置200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
[第1の実施形態に係る第1装置の構成例]
図6は、第1の実施形態に係る第1装置300の構成の一例を示す図である。図6に示すように、第1装置300は、センサ部310と、入力部320と、表示部330と、通信部340と、記憶部350と、制御部360と、を備える。制御部360は、センサ部310、入力部320、表示部330、通信部340及び記憶部350と電気的に接続されている。
センサ部310は、第1装置300に関するセンサ情報を取得する機能を有する。センサ部310は、例えば、マイクロフォン、カメラ、ToF(Time of Flight)センサ、慣性センサ、地磁気センサ、タッチセンサ、赤外線センサ、温度センサ、湿度センサ、心拍センサなどの様々なセンサを含む。センサ部310は、取得したセンサ情報を制御部360に供給する。
入力部320は、ユーザUによる物理的な入力操作を検出する機能を有する。入力部320は、例えば、タッチスクリーン、操作ボタンなどの操作機器を備える。入力部320は、検出した入力操作を示す入力情報を制御部360に供給する。
表示部330は、各種情報を表示する機能を有する。表示部330は、例えば、情報処理装置200から受信した到着時間情報D40、通知情報等を表示する。表示部330は、制御部360によって表示が制御される。表示部330は、例えば、各種情報を表示する表示デバイスなどを用いることができる。表示デバイスには、例えば、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどが挙げられる。
通信部340は、例えば、情報処理装置200、他の外部装置等と通信を行う。通信部340は、例えば、ネットワーク3等を介して各種情報を送受信する。通信部340は、例えば、タクシー2の予約、配車等を依頼する情報、上述した注文情報D10等を制御部360の制御によって送信する。通信部340は、例えば、情報処理装置200から受信した到着時間情報D40等の各種情報を制御部360に供給する。
記憶部350は、各種データ及びプログラムを記憶する。記憶部350は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。記憶部350は、通信部340を介して受信した情報を記憶する。記憶部350は、例えば、ユーザ用アプリケーション351、上述した注文情報D10及び到着時間情報D40等の各種情報を記憶する。ユーザ用アプリケーション351は、例えば、タクシー2を利用するユーザUが使用するアプリケーションプログラムである。ユーザ用アプリケーション351は、例えば、現在位置の地図の表示、タクシー2の予約注文、乗車料金の決済、物品の配送注文等の機能を提供する。ユーザ用アプリケーション351は、例えば、物品の配送注文が可能な店舗の一覧画面、検索画面を表示部330に表示させる機能を提供する。
制御部360は、プログラムを実行することにより、第1装置300の制御を行う。制御部360は、第1装置300が備える各構成を制御する機能を有する。制御部360は、ユーザ用アプリケーション351を実行することにより、情報処理装置200と連携し、ユーザUの入力部320に対する操作結果に基づいてタクシー2の予約及び配車、物品の配送注文等を行う。制御部360は、情報処理装置200の制御により、到着時間情報D40等を表示部330に表示させる制御を行う。
以上、本実施形態に係る第1装置300の機能構成例について説明した。なお、図6を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る第1装置300の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る第1装置300の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
[第1の実施形態に係る第2装置の構成例]
図7は、第1の実施形態に係る第2装置500の構成の一例を示す図である。図7に示すように、第2装置500は、センサ部510と、入力部520と、表示部530と、通信部540と、記憶部550と、制御部560と、を備える。制御部560は、センサ部510、入力部520、表示部530、通信部540及び記憶部550と電気的に接続されている。
センサ部510は、第2装置500に関するセンサ情報を取得する機能を有する。センサ部510は、例えば、マイクロフォン、カメラ、ToFセンサ、慣性センサ、地磁気センサ、タッチセンサ、赤外線センサ、温度センサ、湿度センサ、心拍センサなどの様々なセンサを含む。センサ部510は、取得したセンサ情報を制御部560に供給する。
入力部520は、ユーザUによる物理的な入力操作を検出する機能を有する。入力部520は、例えば、タッチスクリーン、操作ボタンなどの操作機器を備える。入力部520は、検出した入力操作を示す入力情報を制御部560に供給する。
表示部530は、各種情報を表示する機能を有する。表示部530は、例えば、情報処理装置200から受信した注文情報D10等を表示する。表示部530は、制御部560によって表示が制御される。表示部530は、例えば、各種情報を表示する表示デバイスなどを用いることができる。
通信部540は、例えば、情報処理装置200、他の外部装置等と通信を行う。通信部540は、例えば、ネットワーク3等を介して各種情報を送受信する。通信部540は、例えば、上述した完成予定情報D20等を制御部560の制御によって送信する。通信部540は、例えば、情報処理装置200から受信した注文情報D10等の各種情報を制御部560に供給する。
記憶部550は、各種データ及びプログラムを記憶する。記憶部550は、例えば、RAM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスク等である。記憶部550は、通信部540を介して受信した情報を記憶する。記憶部550は、例えば、店舗用アプリケーション551、上述した注文情報D10及び完成予定情報D20等の各種情報を記憶する。店舗用アプリケーション551は、例えば、物品の注文の受け付けるアプリケーションプログラムである。店舗用アプリケーション551は、例えば、情報処理装置200から受信した注文情報D10に基づいて、物品の注文を受け付ける機能を提供する。店舗用アプリケーション551は、例えば、物品の注文の完成予定時間を推定し、完成予定時間に基づいて完成予定情報D20を作成する機能を提供する。店舗用アプリケーション551は、例えば、完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する機能を提供する。
制御部560は、プログラムを実行することにより、第2装置500の制御を行う。制御部560は、第2装置500が備える各構成を制御する機能を有する。制御部560は、店舗用アプリケーション551を実行することにより、情報処理装置200と連携し、注文情報D10に基づいて物品の注文を受け付ける。制御部560は、店舗用アプリケーション551を実行することにより、作成した完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する。制御部560は、情報処理装置200の制御により、注文情報D10、完成予定情報D20等を表示部330に表示させる制御を行う。
以上、本実施形態に係る第2装置500の機能構成例について説明した。なお、図7を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、本実施形態に係る第2装置500の機能構成は係る例に限定されない。本実施形態に係る第2装置500の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
[第1の実施形態に係る情報処理装置の情報処理例]
図8は、第1の実施形態に係る情報処理装置200が実行する情報処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理手順は、情報処理装置200の制御部230がプログラムを実行することによって実現される。図8に示す処理手順は、制御部230によって繰り返し実行される。
図8に示すように、情報処理装置200の制御部230は、物品の注文があるか否かを判定する(ステップS101)。例えば、制御部230は、通信部210を介して、第1装置300から注文情報D10を受信している場合に、物品の注文があると判定する。制御部230は、物品の注文がないと判定した場合(ステップS101でNo)、図8に示す処理手順を終了させる。また、制御部230は、物品の注文があると判定した場合(ステップS101でYes)、処理をステップS102に進める。
制御部230は、注文情報D10を第2装置500に送信する(ステップS102)。例えば、制御部230は、注文情報D10が示す物品の発注先の第2装置500を特定し、注文情報D10を該第2装置500に送信するように、通信部210を制御する。制御部230は、ステップS102の処理が終了すると、処理をステップS103に進める。
制御部230は、送信した注文情報D10に応じた完成予定情報D20を第2装置500から取得する(ステップS103)。例えば、制御部230は、通信部210を介して、第2装置500から受信した完成予定情報D20を取得する(ステップS103)。制御部230は、取得した完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて記憶部220に記憶すると、処理をステップS104に進める。
制御部230は、受け渡し位置から配送位置までの配送ルートを設定する(ステップS104)。例えば、制御部230は、地図情報に基づいて、完成予定情報D20が示す受け渡し位置から、注文情報D10が示す配送位置までの配送ルートを設定する。例えば、制御部230は、配送ルート付近の交通情報を取得し、事故、渋滞等を迂回するように配送ルートを設定してもよい。制御部230は、ステップS104の処理が終了すると、処理をステップS105に進める。
制御部230は、配送ルートの所要時間を算出する(ステップS105)。例えば、制御部230は、設定した配送ルートの距離、タクシー2の移動速度、交通状況等に基づいて、所要時間を算出し、算出した所要時間を完成予定情報D20に関連付けて記憶部220に記憶する。制御部230は、ステップS105の処理が終了すると、処理をステップS106に進める。
制御部230は、配車するタクシー2を抽出する(ステップS106)。例えば、制御部230は、電子機器100が送信した車両情報D1に基づいて、受け渡し時間までに受け渡し位置へ移動可能なタクシー2を検出し、その中から抽出条件に基づいて配送を指示するタクシー2を抽出する。抽出条件は、例えば、タクシーメータ400のステータスが「空車」であること、現在位置が受け渡し位置に近いこと、ユーザUが指定したタクシー会社であること等の少なくとも1つの条件を含む。例えば、受け渡し時間までに受け渡し位置へ移動可能なタクシー2を1台しか検出できない場合、制御部230は、検出したタクシー2を抽出する。例えば、タクシー2を検出できない場合、制御部230は、タクシー2を検出する範囲を広げてもよい。制御部230は、ステップS106の処理が終了すると、処理をステップS107に進める。
制御部230は、注文情報D10及び完成予定情報D20に基づいて受け渡し情報D30を生成する(ステップS107)。例えば、制御部230は、注文情報D10の物品及び配送位置と、完成予定情報D20の受け渡し位置及び時間と、設定した配送ルート等を識別可能な受け渡し情報D30を生成する。制御部230は、ステップS107の処理が終了すると、処理をステップS108に進める。
制御部230は、生成した受け渡し情報D30をタクシー2の電子機器100に送信する(ステップS108)。例えば、制御部230は、タクシー2に関するタクシー情報、データベース等を参照し、ステップS106で抽出したタクシー2に搭載されている電子機器100を特定する。制御部230は、特定した電子機器100に受け渡し情報D30を送信するように、通信部210を制御する。制御部230は、ステップS108の処理が終了すると、処理をステップS109に進める。
制御部230は、メッセージの中継を開始する(ステップS109)。例えば、制御部230は、タクシー2の電子機器100とユーザUの第1装置300との間、タクシー2の電子機器100と店舗5の第2装置500との間の通信を確立し、メッセージのやり取りを可能とする。これにより、制御部230は、タクシー2のドライバーと注文したユーザUとの間、及びタクシー2のドライバーと注文した店舗5側との間でのメッセージのやり取りを中継する。制御部230は、ステップS109の処理が終了すると、処理をステップS110に進める。
制御部230は、完成予定情報D20に基づいて到着時間情報D40を生成する(ステップS110)。例えば、制御部230は、完成予定情報D20が示す物品の準備完了時間に、ステップS105で算出した所要時間を加算した到着時間を求め、該到着時間を識別可能な到着時間情報D40を生成する。制御部230は、ステップS110の処理が終了すると、処理をステップS111に進める。
制御部230は、配送料金を決定する(ステップS111)。例えば、制御部230は、タクシー2が配送する物品の数、配送位置までの距離、時間帯、天気等のパラメータに基づいて、変動する配送料金を決定する。例えば、制御部230は、パラメータに対応したルックアップテーブル、算出式を用いて配送料金を決定してもよい。例えば、発送料金が固定料金である場合、制御部230は、固定料金を配送料金として決定する。制御部230は、ステップS111の処理が終了すると、処理をステップS112に進める。
制御部230は、到着時間情報D40を第1装置300に送信する(ステップS112)。例えば、制御部230は、注文したユーザUの第1装置300に到着時間情報D40を送信するように、通信部210を制御する。制御部230は、ステップS112の処理が終了すると、処理をステップS113に進める。
制御部230は、電子機器100及び第1装置300から完了通知があるか否かを判定する(ステップS113)。例えば、制御部230は、通信部210を介して、電子機器100から配送完了が通知され、かつ、第1装置300から配達されたことが通知された場合に、完了通知があると判定する。制御部230は、電子機器100及び第1装置300から完了通知がないと判定した場合(ステップS113でNo)、処理を既に説明したステップS113に戻し、処理を継続する。また、制御部230は、電子機器100及び第1装置300から完了通知があると判定した場合(ステップS113でYes)、注文情報D10を完了状態とし、処理をステップS114に進める。
制御部230は、メッセージの中継を終了する(ステップS114)。例えば、制御部230は、タクシー2の電子機器100とユーザUの第1装置300との間、タクシー2の電子機器100と店舗5の第2装置500との間の通信を切断し、メッセージのやり取りを不能とする。制御部230は、ステップS114の処理が終了すると、図8に示す処理手順を終了させる。
上述した図8に示す処理手順は、ステップS113を、予め定められた配送側及び注文側のいずれか一方から完了通知があるか否かを判定する処理としてもよい。図8に示す処理手順は、メッセージの中継が不要である場合、ステップS109及びステップS114の処理を削除すればよい。
[第1の実施形態の変形例]
上述した第1の実施形態では、情報処理システム1は、情報処理装置200がタクシー2の配送ルートを設定する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理システム1は、情報処理装置200が配送ルートを含まない受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、電子機器100が配送ルートを設定したり、受け渡し情報D30の通知のみを行ったりする構成としてもよい。
上述した第1の実施形態では、情報処理システム1は、情報処理装置200がメッセージの中継を行う構成としたが、これに限定されない。例えば、情報処理システム1は、情報処理装置200がメッセージの中継を行わずに、電子機器100、第1装置300及び第2装置500が直接通信を行う構成としてもよい。
上述した第1の実施形態に係る情報処理システム1は、第1装置300が第2装置500に注文情報D10を送信し、第2装置500が物品の注文を受け付け、情報処理装置200が注文の完成予定情報D20及び注文情報D10を第2装置500から取得するように構成してもよい。
なお、第1の実施形態の変形例は、他の実施形態や変形例の情報処理システム1に適用したり、組み合わせたりしてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る情報処理システム1の一例について説明する。上述した第1の実施形態では、情報処理システム1は、第1装置300と第2装置500とが一対一である場合について説明した。第2の実施形態に係る情報処理システム1は、複数の第1装置300と一つの第2装置500との関係におけるデリバリーサービスに対応する。第2の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示した第1の実施形態の構成と同一とする。第2の実施形態に係る情報処理システム1は、1つの店舗5に対して複数のユーザUから注文を受け付ける機能をさらに有するシステムである。
第2の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示したように、タクシー2に搭載された電子機器100と、情報処理装置200と、ユーザUが利用する第1装置300と、店舗5に設けられた第2装置500と、を備える。
情報処理装置200は、図5に示したように、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を備える。制御部230は、取得部231と、送信制御部232と、算出部233と、設定部234と、特定部235と、決定部236と、処理部237と、中継部238との各機能部を備える。
特定部235は、第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間及び配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の物品を配送位置に配送するタクシー2(電子機器100)を特定する機能をさらに有する。特定部235が実行するグルーピング方法の一例については、後述する。
送信制御部232は、特定したタクシー2の電子機器100に、グループの複数の受け渡し情報D30を送信する制御を行う機能をさらに有する。例えば、送信制御部232は、配送する順番を識別可能なように、複数の受け渡し情報D30を電子機器100に送信する。送信制御部232は、複数の受け渡し情報D30を電子機器100に順次送信するように、あるいは、複数の受け渡し情報D30を1つの情報として電子機器100に送信するように、通信部210を制御する。
以上、第2の実施形態に係る情報処理装置200の構成例について説明した。なお、図5を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、第2の実施形態に係る情報処理装置200の構成は係る例に限定されない。第2の実施形態に係る情報処理装置200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
第2の実施形態では、電子機器100の制御部150は、通信部130を介して、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、複数の受け渡し情報D30の一覧を表示部110に表示させる機能を有すればよい。制御部150は、複数の受け渡し情報D30を表示部110に順次表示させる機能を有すればよい。これにより、タクシー2のドライバーは、複数の受け渡し情報D30を参照することで、複数の物品を受け取り、受け渡し場所が示す配送位置に物品を配送することができる。
第2の実施形態では、第2装置500の制御部560は、店舗用アプリケーション551を実行することにより、情報処理装置200と連携し、1または複数の注文情報D10に基づいて、複数の物品の注文を受け付ける機能を有すればよい。制御部560は、店舗用アプリケーション551を実行することにより、作成した複数の完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する機能を有すればよい。これにより、情報処理装置200は、複数の完成予定情報D20に基づいて、1または複数の受け渡し情報D30を電子機器100に送信することができる。
[第2の実施形態に係る情報処理装置のグルーピング方法]
図9は、第2の実施形態に係る情報処理装置の注文のグルーピング例を説明するための図である。図9は、11時00分から11時10分の所定期間における注文の受け渡し位置と配送位置との関係を示している。所定期間は、例えば、任意の期間が設定可能であり、本実施形態では10分間としている。
図9の地図M1に示すように、情報処理装置200の制御部230は、複数の注文情報D10及び完成予定情報D20に基づいて、所定期間において、受け渡し位置P10で受け渡し可能な物品があり、その配送先として配送位置P11、P12、P13、P14、P15、P16、P17、P18があることを認識する。制御部230は、所定期間において、完成予定時間(準備完了時間)及び配送先の位置関係に基づいて物品の注文をグルーピングする。例えば、制御部230は、完成予定時間及び配送先が近い配送位置P11、P12をグループG21とする。例えば、制御部230は、完成予定時間及び配送先が近い配送位置P14、P15、P16、P17、P18をグループG22とグルーピングする。例えば、情報処理装置200は、完成予定時間が他の完成予定時間から離れている物品の配送位置P13をグループG23とグルーピングする。
制御部230は、グルーピングしたグループG21の物品を配送位置P11、P12に配送するタクシー2Aを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG22の物品を配送位置P14、P15、P16、P17、P18に配送するタクシー2Bを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG23の物品を配送位置P11、P12に配送するタクシー2Cを特定する。
制御部230は、グループG21に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P11、P12の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Aの電子機器100に送信する制御を行う。例えば、制御部230は、受け渡し位置P10から近い順に配送の順序を決定する。制御部230は、グループG22に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P14、P15、P16、P17、P18の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Bの電子機器100に送信する制御を行う。制御部230は、グループG23に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P13を識別可能なように、特定したタクシー2Cの電子機器100に送信する制御を行う。
第2の実施形態では、情報処理装置200は、物品の完成予定時間と配送位置との関係に基づいてグルーピングする場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置200は、物品の完成予定時間と配送位置に、物品の個数、物品の種類、物品のサイズ等のパラメータを追加してグルーピングしてもよい。例えば、1つの配送位置に対する物品の個数が所定の個数以上の場合、情報処理装置200は、複数の物品を1つのグループとしてもよい。例えば、物品の種類が熱い麺類等の早急な配送が必要である場合、情報処理装置200は、物品の種類と完成予定時間と配送位置との関係に基づいてグルーピングしてもよい。
[第2の実施形態に係る情報処理システムの処理概要]
図10は、第2の実施形態に係る情報処理システム1のデリバリーに係る処理概要を説明するための図である。図10に示す一例では、情報処理システム1は、ユーザUが第1装置300を用いて、物品の配送を情報処理装置200に注文することを前提としている。情報処理装置200は、タクシー2の電子機器100から定期的に車両情報D1を取得していることを前提としている。
図10に示すように、複数の電子機器100のそれぞれは、ユーザUの操作に応じて物品の配送が注文されると、注文情報D10を情報処理装置200に送信する(ステップS21)。そして、情報処理装置200は、複数の第1装置300から受信した複数の注文情報D10を保存し、複数の注文情報D10を第2装置500に送信する(ステップS22)。
第2装置500は、情報処理装置200から受信した複数の注文情報D10が示す物品の注文を受け付けると、物品の準備完了時間を特定する。第2装置500は、注文の準備完了時間に基づく複数の注文の完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する(ステップS23)。
情報処理装置200は、第2装置500から受信した複数の完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて保存する。情報処理装置200は、物品の受け渡し位置と配送位置とに基づいて物品の注文をグルーピングし、グルーピングしたグループの物品を配送位置に配送するタクシー2を特定する。情報処理装置200は、グループに対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置の順序を識別可能なように、特定したそれぞれのタクシー2の電子機器100に送信する(ステップS24)。
電子機器100のそれぞれは、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、受け渡し情報D30を通知する。例えば、電子機器100は、1または複数の受け渡し情報D30を表示装置に表示することで、タクシー2のドライバーに受け渡し情報D30を通知する。これにより、タクシー2のドライバーは、複数の受け渡し情報D30を参照した場合、複数の物品の配送が指示されたことを認識すると、受け渡し時間までに受け渡し位置に到着するようにタクシー2を移動させる。その後、タクシー2のドライバーは、受け渡し位置の店舗5で複数の物品を受け取ると、1または複数の配送位置に物品を配送する。
このように、第2の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定したタクシー2の電子機器100に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、準備完了時間が近い複数の物品を1台の車両でピックアップして配送することができるので、複数の物品を配送するデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る情報処理システム1の一例について説明する。上述した第2の実施形態では、複数の第1装置300と1つの第2装置500との関係におけるデリバリーサービスに対応した場合について説明した。第3の実施形態では、情報処理システム1は、複数の第1装置300と複数の第2装置500との関係のデリバリーサービスに対応する。第3の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示した第1の実施形態の構成と同一とする。第3の実施形態に係る情報処理システム1は、複数の店舗5に対して複数のユーザUから注文を受け付ける機能をさらに有するシステムである。
第3の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示したように、タクシー2に搭載された電子機器100と、情報処理装置200と、ユーザUが利用する第1装置300と、店舗5に設けられた第2装置500と、を備える。
情報処理装置200は、図5に示したように、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を備える。制御部230は、取得部231と、送信制御部232と、算出部233と、設定部234と、特定部235と、決定部236と、処理部237と、中継部238との各機能部を備える。
特定部235は、複数の第2装置500ごとに、第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間及び配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングする機能を有する。特定部235は、グルーピングしたグループの複数の物品を配送位置に配送するタクシー2(電子機器100)を特定する機能を有する。特定部235が実行するグルーピング方法の一例については、後述する。
送信制御部232は、特定しタクシー2の電子機器100に、グループの複数の受け渡し情報D30を送信する制御を行う機能をさらに有する。例えば、送信制御部232は、受け渡し位置及び配送する順番を識別可能なように、複数の受け渡し情報D30を電子機器100に送信する。送信制御部232は、複数の受け渡し情報D30を電子機器100に順次送信するように、あるいは、複数の受け渡し情報D30を1つの情報として電子機器100に送信するように、通信部210を制御する。
以上、第3の実施形態に係る情報処理装置200の構成例について説明した。なお、図5を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、第3の実施形態に係る情報処理装置200の構成は係る例に限定されない。第3の実施形態に係る情報処理装置200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
第3の実施形態に係る電子機器100及び第2装置500は、第2の実施形態と同一の機能を追加することで対応することができる。
[第3の実施形態に係る情報処理装置のグルーピング方法]
図11は、第3の実施形態に係る情報処理装置の注文のグルーピング例を説明するための図である。図11は、12時10分から12時20分の所定期間における注文の受け渡し位置と配送位置との関係を示している。
図11の地図M2に示すように、情報処理装置200の制御部230は、複数の注文情報D10及び完成予定情報D20に基づいて、所定期間において、受け渡し位置P20、P30、P40で受け渡し可能な物品があることを認識する。制御部230は、受け渡し位置P20に対応した配送先として配送位置P21、P22、P23、P24、P25を認識する。制御部230は、受け渡し位置P30に対応した配送先として配送位置P31、P32、P33、P34を認識する。制御部230は、受け渡し位置P40に対応した配送先として配送位置P41、P42、P43、P44を認識する。
制御部230は、所定期間において、受け渡し位置(店舗5)ごとに、完成予定時間及び配送先の位置関係に基づいて物品の注文をグルーピングする。例えば、制御部230は、受け渡し位置P20に対し、完成予定時間及び配送先が近い配送位置P22、P23、P24、P25をグループG31とする。例えば、制御部230は、受け渡し位置P30に対し、完成予定時間及び配送先が近い配送位置P31、P32、P33をグループG32とする。例えば、制御部230は、受け渡し位置P40に対し、完成予定時間及び配送先が近い配送位置P41、P42、P43をグループG33とする。同様に、制御部230は、残りの配送位置についてもグルーピングする。
制御部230は、グルーピングしたグループG31の物品を配送位置P22、P23、P24、P25に配送するタクシー2Aを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG32の物品を配送位置P31、P32、P33に配送するタクシー2Bを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG33の物品を配送位置P41、P42、P43に配送するタクシー2Cを特定する。
制御部230は、グループG31に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P22、P23、P24、P25の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Aの電子機器100に送信する制御を行う。制御部230は、グループG32に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P31、P32、P33の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Bの電子機器100に送信する制御を行う。制御部230は、グループG33に対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置P41、P42、P43を識別可能なように、特定したタクシー2Cの電子機器100に送信する制御を行う。
第3の実施形態では、情報処理装置200は、受け渡し位置ごとに、物品の完成予定時間と配送位置との関係に基づいてグルーピングする場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置200は、物品の完成予定時間と配送位置に、物品の個数、物品の種類等のパラメータを追加してグルーピングしてもよい。例えば、1つの配送位置に対する物品の個数が所定の個数以上の場合、情報処理装置200は、複数の物品を1つのグループとしてもよい。例えば、物品の種類が熱い麺類等の早急な配送が必要である場合、情報処理装置200は、受け渡し位置ごとに、物品の種類と完成予定時間と配送位置との関係に基づいてグルーピングしてもよい。
[第3の実施形態に係る情報処理システムの処理概要]
図12は、第3の実施形態に係る情報処理システム1のデリバリーに係る処理概要を説明するための図である。図12に示す一例では、情報処理システム1は、ユーザUが第1装置300を用いて、物品の配送を情報処理装置200に注文することを前提としている。情報処理装置200は、タクシー2の電子機器100から定期的に車両情報D1を取得していることを前提としている。
図12に示すように、複数の電子機器100のそれぞれは、ユーザUの操作に応じて物品の配送が注文されると、複数の店舗5に対する注文情報D10を情報処理装置200に送信する(ステップS31)。情報処理装置200は、複数の第1装置300から受信した複数の注文情報D10を保存し、複数の注文情報D10を該当する店舗5の第2装置500に送信する(ステップS32)。
複数の第2装置500のそれぞれは、情報処理装置200から受信した複数の注文情報D10が示す物品の注文を受け付けると、物品の準備完了時間を特定する。複数の第2装置500のそれぞれは、注文の準備完了時間に基づく注文の完成予定情報D20を情報処理装置200に送信する(ステップS33)。
情報処理装置200は、複数の第2装置500から受信した複数の完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて保存する。情報処理装置200は、第2装置500(受け渡し位置)ごとに、物品の受け渡し位置と配送位置とに基づいて物品の注文をグルーピングし、グルーピングしたグループの物品を配送位置に配送するタクシー2を特定する。情報処理装置200は、グループに対応した受け渡し情報D30を、配送する配送位置の順序を識別可能なように、特定したタクシー2の電子機器100に送信する(ステップS34)。
電子機器100は、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、受け渡し情報D30を通知する。例えば、電子機器100は、1または複数の受け渡し情報D30を表示装置に表示することで、タクシー2のドライバーに受け渡し情報D30を通知する。これにより、タクシー2のドライバーは、複数の受け渡し情報D30を参照した場合、複数の物品の配送が指示されたことを認識すると、受け渡し時間までに受け渡し位置に到着するようにタクシー2を移動させる。その後、タクシー2のドライバーは、受け渡し位置の店舗5で複数の物品を受け取ると、複数の配送位置に物品を配送する。
このように、第3の実施形態に係る情報処理システム1は、複数の第2装置500ごとに、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定した移動装置に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、複数の第2装置500ごとに、準備完了時間が近い複数の物品を1台の車両でピックアップして配送することができるので、複数の第2装置500を用いたデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態に係る情報処理システム1の一例について説明する。上述した第3の実施形態では、複数の第1装置300と複数の第2装置500との関係におけるデリバリーサービスに対応した場合について説明した。第4の実施形態では、情報処理システム1は、複数の第1装置300と複数の第2装置500との関係のデリバリーサービスの他の例を実現する。第4の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示した第1の実施形態の構成と同一とする。第4の実施形態に係る情報処理システム1は、第3の実施形態と同様に、複数の店舗5に対して複数のユーザUから注文を受け付ける機能をさらに有するシステムである。
第3の実施形態に係る情報処理システム1は、図1及び図2に示したように、タクシー2に搭載された電子機器100と、情報処理装置200と、ユーザUが利用する第1装置300と、店舗5に設けられた第2装置500と、を備える。
情報処理装置200は、図5に示したように、通信部210と、記憶部220と、制御部230と、を備える。制御部230は、取得部231と、送信制御部232と、算出部233と、設定部234と、特定部235と、決定部236と、処理部237と、中継部238との各機能部を備える。
特定部235は、複数の第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間、受け渡し位置及び配送位置に基づいてグルーピングする。すなわち、特定部235は、完成予定情報D20を複数の受け渡し位置に跨ってグルーピングする。特定部235は、グルーピングしたグループの複数の物品を配送位置に配送するタクシー2(電子機器100)を特定する。特定部235が実行するグルーピング方法の一例については、後述する。また、送信制御部232は、第3実施形態と同様の構成になる。
以上、第4の実施形態に係る情報処理装置200の構成例について説明した。なお、図5を用いて説明した上記の構成はあくまで一例であり、第4の実施形態に係る情報処理装置200の構成は係る例に限定されない。第4の実施形態に係る情報処理装置200の機能構成は、仕様や運用に応じて柔軟に変形可能である。
第4の実施形態に係る電子機器100及び第2装置500は、第2の実施形態と同一の機能を追加することで対応することができる。
[第4の実施形態に係る情報処理装置のグルーピング方法]
図13は、第4の実施形態に係る情報処理装置の注文のグルーピング例を説明するための図である。図13は、13時20分から13時30分の所定期間における注文の受け渡し位置と配送位置との関係を示している。
図13の地図M3に示すように、情報処理装置200の制御部230は、複数の注文情報D10及び完成予定情報D20に基づいて、所定期間において、受け渡し位置P50、P60、P70、P80で受け渡し可能な物品があることを認識する。制御部230は、受け渡し位置P50に対応した配送先として配送位置P51、P52を認識する。制御部230は、受け渡し位置P60に対応した配送先として配送位置P61、P62を認識する。制御部230は、受け渡し位置P70に対応した配送先として配送位置P71、P72を認識する。制御部230は、受け渡し位置P80に対応した配送先として配送位置P81、P82、P83、P84を認識する。
制御部230は、所定期間において、管理する領域の全ての受け渡し位置(店舗5)に対し、完成予定時間及び配送先の位置関係に基づいて物品の注文をグルーピングする。例えば、制御部230は、完成予定時間及び店舗5が近く、完成予定時間までにタクシー2の移動が可能な距離の受け渡し位置P70、P80に着目し、配送先が近い配送位置P72、P84をグループG41とする。例えば、制御部230は、同様に、受け渡し位置P70、P80に着目し、配送先が近い配送位置P83、P82、P81、P71をグループG42とする。例えば、制御部230は、同様に、受け渡し位置P50、P60に着目し、配送先が近い配送位置P61、P51、P62、P52をグループG43とする。同様に、制御部230は、残りの配送位置についてもグルーピングする。
制御部230は、グルーピングしたグループG41の物品を配送位置P72、P84に配送するタクシー2Aを特定する。制御部230は、例えば、配送位置P72、P84の近くに位置し、他のグループから離れているタクシー2Aを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG42の物品を配送位置P83、P82、P81、P71に配送するタクシー2Bを特定する。制御部230は、例えば、配送位置P83、P82、P81、P71の近くに位置し、他のグループから離れているタクシー2Bを特定する。制御部230は、グルーピングしたグループG43の物品を配送位置P61、P51、P62、P52に配送するタクシー2Cを特定する。制御部230は、例えば、配送位置P61、P51、P62、P52の近くに位置し、他のグループから離れているタクシー2Aを特定する。
制御部230は、グループG41に対応した受け渡し情報D30を、受け渡し位置P70、P80の移動順序、及び配送する配送位置P72、P84の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Aの電子機器100に送信する制御を行う。制御部230は、グループG42に対応した受け渡し情報D30を、受け渡し位置P70、P80の移動順序、及び配送する配送位置P83、P82、P81、P71の順序を識別可能なように、特定したタクシー2Bの電子機器100に送信する制御を行う。制御部230は、グループG43に対応した受け渡し情報D30を、受け渡し位置P50、P60の移動順序、及び配送する配送位置P61、P51、P62、P52を識別可能なように、特定したタクシー2Cの電子機器100に送信する制御を行う。
第4の実施形態では、情報処理装置200は、物品の完成予定時間と複数の受け渡し位置及び配送位置との関係に基づいてグルーピングする場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理装置200は、物品の完成予定時間と受け渡し位置と配送位置に、物品の個数、物品の種類等のパラメータを追加してグルーピングしてもよい。例えば、1つの配送位置に対する物品の個数が所定の個数以上の場合、情報処理装置200は、1つの受け渡し位置で渡される複数の物品を1つのグループとしてもよい。
[第4の実施形態に係る情報処理システムの処理概要]
第4の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置200のグルーピングの方法のみが異なり、図12に示した第3の実施形態と同様の処理概要となるので、異なる部分のみを説明する。
第4の実施形態に係る情報処理システム1の情報処理装置200は、図12に示したステップS34の処理を変更することで実現できる。例えば、情報処理装置200は、複数の第2装置500から受信した複数の完成予定情報D20を注文情報D10に関連付けて保存する。情報処理装置200は、準備完了時間と受け渡し位置と配送位置とに基づいて物品の注文をグルーピングし、グルーピングしたグループの物品を配送位置に配送するタクシー2を特定する。情報処理装置200は、グループに対応した受け渡し情報D30を、受け渡し位置及び配送する配送位置の移動順序を識別可能なように、特定したタクシー2の電子機器100に送信する。
電子機器100は、情報処理装置200から受け渡し情報D30を受信すると、受け渡し情報D30を通知する。例えば、電子機器100は、1または複数の受け渡し情報D30を表示装置に表示することで、タクシー2のドライバーに受け渡し情報D30を通知する。これにより、タクシー2のドライバーは、複数の受け渡し情報D30を参照した場合、複数の物品の配送が指示されたことを認識すると、移動順序に基づいて複数の受け渡し位置で物品を受け取り、複数の物品をそれぞれの配送位置に配送する。
このように、第4の実施形態に係る情報処理システム1は、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の第2装置500から複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定したタクシー2の電子機器100に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、複数の異なる受け渡し位置で1台の車両が物品をピックアップして配送することができるので、複数の第2装置500を用いたデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
上述の第1の実施形態から第4の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。第1の実施形態から第4の実施形態は、他の実施形態等に適用したり、組み合わせたりしてもよい。
[情報処理システムの他の変形例]
上述の本実施形態からでは、情報処理システム1は、物品が料理店に注文した料理である場合について説明したが、これに限定されない。例えば、情報処理システム1は、物品が販売店で販売している商品とすることができる。この場合、情報処理システム1は、情報処理装置200が商品名、個数等を識別可能な注文情報D10を第2装置500に送信し、第2装置500が準備完了時間、受け渡し位置、受け渡し方法等を有する完成予定情報D20を情報処理装置200に送信すればよい。
上述の本実施形態では、情報処理システム1は、情報処理装置200が第1装置300から注文情報D10を取得した場合に、情報処理装置200が配送料金を第1装置300に通知させてもよい。例えば、情報処理システム1は、ユーザUによって配送料金の了承を得られた場合に、情報処理装置200が注文情報D10を店舗5の第2装置500に送信する構成としてもよい。
上述の本実施形態では、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文をユーザUに促す情報を第1装置300に通知させてもよい。例えば、情報処理システム1は、変動する配送料金が安くなるタイミング、時間帯等を通知する通知情報を第1装置300に通知させてもよい。
[ハードウェア構成]
上述してきた実施形態に係る情報処理装置200は、例えば図14に示すような構成のコンピュータ1000によって実現してもよい。以下、実施形態に係る情報処理装置200を例に挙げて説明する。図14は、情報処理装置200の機能を実現するコンピュータ1000の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、RAM1200、ROM(Read Only Memory)1300、HDD(Hard Disk Drive)1400、通信インターフェイス1500、及び入出力インターフェイス1600を有する。コンピュータ1000の各部は、バス1050によって接続される。
CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。例えば、CPU1100は、ROM1300又はHDD1400に格納されたプログラムをRAM1200に展開し、各種プログラムに対応した処理を実行する。
ROM1300は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるBIOS(Basic Input Output System)等のブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を非一時的に記録する、コンピュータが読み取り可能な記録媒体である。具体的には、HDD1400は、プログラムデータ1450の一例である本開示に係る情報処理プログラムを記録する記録媒体である。
通信インターフェイス1500は、コンピュータ1000が外部ネットワーク1550(例えばインターネット)と接続するためのインターフェイスである。例えば、CPU1100は、通信インターフェイス1500を介して、他の機器からデータを受信したり、CPU1100が生成したデータを他の機器へ送信したりする。
入出力インターフェイス1600は、入出力デバイス1650とコンピュータ1000とを接続するためのインターフェイスである。例えば、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、キーボードやマウス等の入力デバイスからデータを受信する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやスピーカーやプリンタ等の出力デバイスにデータを送信する。また、入出力インターフェイス1600は、所定の記録媒体(メディア)に記録されたプログラム等を読み取るメディアインターフェイスとして機能してもよい。メディアとは、例えばDVD(Digital Versatile Disc)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が実施形態に係る情報処理システム1の情報処理装置200として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1200上にロードされたプログラムを実行することにより、取得部231、送信制御部232、算出部233、設定部234、特定部235、決定部236、処理部237、中継部238等の機能を実現する。また、HDD1400には、本開示に係るプログラムや、記憶部31内のデータが格納される。なお、CPU1100は、プログラムデータ1450をHDD1400から読み取って実行するが、他の例として、外部ネットワーク1550を介して、他の装置からこれらのプログラムを取得してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
また、コンピュータに内蔵されるCPU、ROMおよびRAMなどのハードウェアに、情報処理装置200が有する構成と同等の機能を発揮させるためのプログラムも作成可能であり、当該プログラムを記録した、コンピュータに読み取り可能な記録媒体も提供され得る。
また、本明細書の情報処理装置200の処理に係る各ステップは、必ずしもフローチャートに記載された順序に沿って時系列に処理される必要はない。例えば、情報処理装置200の処理に係る各ステップは、フローチャートに記載された順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
(効果)
情報処理システム1は、複数の電子機器100(移動装置)と、複数の電子機器100の配車を管理する情報処理装置200と、物品の注文及び配送位置を含む注文情報D10を送信する第1装置300と、物品の提供を管理する第2装置500と、を備える。情報処理装置200は、注文情報D10で注文された物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得する取得部231と、完成予定情報D20及び注文情報D10に基づく受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、物品が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を第1装置300に送信する制御を行う送信制御部232と、を備える。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文情報D10で注文された物品の完成予定情報D20を第2装置500から取得すると、受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、かつ到着時間情報D40を第1装置300に送信することができる。情報処理システム1は、第1装置300が注文情報D10を第2装置500に送信する処理を不要とすることができる。情報処理システム1は、第2装置500が物品の配送を手配する処理を不要とすることができる。その結果、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文の準備完了時間に基づいて物品の配送を手配でき、かつ物品の到着時間を通知できるので、デリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200は、準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出する算出部233をさらに備え、送信制御部232は、前記所要時間に基づく前記到着時間情報D40を第1装置300に送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出し、所要時間に基づく到着時間情報D40を第1装置300に送信することができる。情報処理システム1は、第2装置500が到着時間を第1装置300に通知する処理を不要とすることができる。その結果、情報処理システム1は、第1装置300における処理負担を抑制できるので、複数の店舗によるデリバリーサービスのシステム構成を簡単化することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200は、受け渡し情報D30が示す受け渡し位置から配送位置までの配送ルートを設定する設定部234をさらに備え、算出部233は、配送ルートに基づいて、準備完了時間から物品が配送位置に到着するまでの所要時間を算出する。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が受け渡し位置から配送位置までの配送ルートを設定し、該配送ルートに応じた所要時間を算出することができる。その結果、情報処理システム1は、所要時間に基づくより正確な到着時間を第1装置300のユーザUに通知できるので、デリバリーサービスにおける信頼性の向上に貢献することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の算出部233は、移動装置が物品の受け渡しに要する第2所要時間を加味して配送位置までの所要時間を算出する。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品の受け渡しに要する第2所要時間を加味して配送位置までの所要時間を算出することができる。その結果、情報処理システム1は、受け渡し時間を加味した正確な到着時間を第1装置300のユーザUに通知できるので、デリバリーサービスにおける信頼性の向上に貢献することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200は、第2装置500から取得した物品の完成予定情報D20と移動装置の位置情報とに基づいて、準備完了時間までに受け渡し位置に移動可能な移動装置を特定する特定部235をさらに備える。情報処理装置200の送信制御部232は、特定した移動装置に受け渡し情報D30を送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が管理する複数の移動装置の中から準備完了時間までに受け渡し位置に移動可能な移動装置を特定し、準備完了時間までに受け渡し位置に移動装置を移動させることができる。その結果、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文の準備完了時間に適した移動装置を手配できるので、物品を到着時間までに配送する可能性を向上させることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200特定部235は、第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間及び配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定し、送信制御部232は、特定した移動装置に、グループの複数の受け渡し情報D30を送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定した移動装置に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、準備完了時間が近い複数の物品を1台の車両でピックアップして配送することができるので、複数の物品を配送するデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の特定部235は、複数の第2装置500ごとに、第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間及び配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の物品を配送位置に配送する移動装置を特定する。情報処理装置200の送信制御部232は、特定した移動装置に、グループの複数の受け渡し情報D30を送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、複数の第2装置500ごとに、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定した移動装置に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、複数の第2装置500ごとに、準備完了時間が近い複数の物品を1台の車両でピックアップして配送することができるので、複数の第2装置500を用いたデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の特定部235は、複数の第2装置500から取得した複数の完成予定情報D20を、完成予定情報D20が示す準備完了時間、受け渡し位置及び配送位置に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の物品を配送位置に配送する移動装置を特定する。情報処理装置200の送信制御部232は、特定した移動装置に、グループの複数の受け渡し情報を送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200がグルーピングしたグループの複数の第2装置500から複数の完成予定情報D20に基づく受け渡し情報D30を、特定した移動装置に送信することで、複数の物品の配送を手配することができる。その結果、情報処理システム1は、複数の異なる受け渡し位置で1台の車両が物品をピックアップして配送することができるので、複数の第2装置500を用いたデリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200は、移動装置が配送する物品及び配送位置の少なくとも一方に基づいて物品の配送料金を決定する決定部236をさらに備える。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品を配送する配送料金を決定することで、例えば、配送する物品の数、配送ルート、配送時間等に応じた配送料金を実現することができる。その結果、情報処理システム1は、物品の配送料金を変動制にできるので、デリバリーサービスの普及に貢献することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の決定部236は、移動装置が配送する物品及び配送位置の少なくとも一方の数に基づいて変動する配送料金を決定する。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品の数及び配送位置の数の少なくとも一方に基づいて変動する配送料金を決定することができる。その結果、情報処理装置200は、1度に配送する物品の数や配送位置の数に応じた変動料金を決定できるので、デリバリーサービスの普及に貢献することができる。
情報処理システム1では、物品は、料理であり、情報処理装置200の特定部235は、第2装置500から取得した物品の完成予定情報D20と物品の種類と移動装置の位置情報とに基づいて、前記物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定する。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が食品の種類に基づいて、管理する複数の移動装置の中から、物品を配送位置に送信する移動装置を特定することができる。例えば、情報処理システム1は、早急に配送する必要がある食品の場合、該食品を配送する順序に優先度を設定することができる。その結果、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文された料理の種類に適した配送を手配することで、配送する物品の品質を維持できるので、デリバリーサービスに対するユーザUの満足度の向上に貢献することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の送信制御部232は、第1装置300から受信した注文情報D10を第2装置500に送信する制御を行う。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が注文情報D10を第2装置500に送信することで、情報処理装置200が注文情報D10の状態等を管理できるとともに、第1装置300が第2装置500とやり取りする処理を不要とすることができる。その結果、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品を第1装置300に代わって注文でき、該注文の準備完了時間に基づいて物品の配送を手配でき、かつ物品の到着時間を通知できるので、デリバリーサービスのさらなる効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200は、移動装置と第1装置300との間の配送に関するメッセージを中継する中継部238をさらに備える。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が配送に関するメッセージのやり取りを、移動装置と第1装置300との間で実現させることができる。配送に関するメッセージは、例えば、到着時間の変更、配送状況、ユーザUから問い合わせ等の情報を含む。その結果、情報処理システム1は、物品の配送時において、配送に関するメッセージのやり取りを配送側と注文側との間で可能にできるので、デリバリーサービスにおけるユーザUの利便性の向上に貢献することができる。
情報処理システム1では、情報処理装置200の中継部238は、移動装置と第2装置500との間の配送に関するメッセージを中継する。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が配送に関するメッセージのやり取りを、移動装置と第2装置500との間で実現させることができる。配送に関するメッセージは、例えば、受け渡し時間の変更、受け渡し方法の変更等の情報を含む。その結果、情報処理システム1は、配送に関するメッセージのやり取りを配送側と物品の提供側との間で可能にできるので、デリバリーサービスにおける物品の配送の効率化を図ることができる。
情報処理システム1では、移動装置は、タクシー2に搭載された電子機器100である。
これにより、情報処理システム1は、情報処理装置200が物品の受け渡し情報D30を配送するタクシー2の電子機器100に通知でき、かつ注文したユーザUの第1装置300で到着時間情報D40を通知できる。これにより、情報処理システム1は、物品の配送をタクシー2で行っても、ドライバーの作業負担の増加を抑制することができ、かつ物品を注文したユーザUに対する通知サービスも提供することができる。また、情報処理システム1は、ユーザUから物品の注文を受け付けるので、物品を提供する側の作業負担を抑制することができる。その結果、情報処理システム1は、タクシー2を用いて物品のデリバリーサービスを実現しても、ドライバーの負担を増加させることなく、サービスの効率化を図ることができる。
情報処理装置200は、複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報を送信する第1装置と前記物品の提供を管理する第2装置と通信可能な通信部210と、注文情報D10で注文された物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得する取得部231と、完成予定情報D20及び注文情報D10に基づく受け渡し情報D30を移動装置に送信し、移動装置が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報d40を第1装置300に送信する制御を行う送信制御部232と、を備える。
これにより、情報処理装置200は、注文情報D10で注文された物品の完成予定情報D20を第2装置500から取得すると、受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、かつ到着時間情報D40を第1装置300に送信することができる。情報処理装置200は、第1装置300が注文情報d10を第2装置500に送信する処理を不要とすることができる。情報処理システム1は、第2装置500が物品の配送を手配する処理を不要とすることができる。その結果、情報処理装置200は、注文の準備完了時間に基づいて物品の配送を手配でき、かつ物品の到着時間を通知できるので、デリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理方法は、複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報D10を送信する第1装置300と物品の提供を管理する第2装置500と通信可能な情報処理装置200が、注文情報D10で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得すること、完成予定情報D20及び注文情報D10に基づく受け渡し情報を移動装置に送信し、移動装置が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を第1装置300に送信する制御を行うこと、を含む。
これにより、情報処理方法は、情報処理装置200が注文情報D10で注文された物品の完成予定情報D20を第2装置500から取得すると、受け渡し情報D30を電子機器100に送信し、かつ到着時間情報D40を第1装置300に送信することができる。その結果、情報処理方法は、情報処理装置200が注文の準備完了時間に基づいて物品の配送を手配でき、かつ物品の到着時間を通知できるので、デリバリーサービスの効率化を図ることができる。
情報処理プログラムは、複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報D10を送信する第1装置300と物品の提供を管理する第2装置500と通信可能な情報処理装置200に、注文情報D10で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報D20を第2装置500から取得すること、完成予定情報D20及び注文情報D10に基づく受け渡し情報を移動装置に送信し、移動装置が配送位置に到着する予定を示す到着時間情報D40を第1装置300に送信する制御を行うこと、を実行させる。
これにより、情報処理プログラムは、情報処理装置200が注文情報D10で注文された物品の完成予定情報D20を第2装置500から取得すると、受け渡し情報D30を電子機器100に送信させ、かつ到着時間情報D40を第1装置300に送信させることができる。その結果、情報処理プログラムは、情報処理装置200が注文の準備完了時間に基づいて物品の配送を手配でき、かつ物品の到着時間を通知できるので、デリバリーサービスの効率化を図ることができる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
複数の移動装置と、複数の前記移動装置の配車を管理する情報処理装置と、物品の注文及び配送位置を含む注文情報を送信する第1装置と、前記物品の提供を管理する第2装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記注文情報で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報を前記第2装置から取得する取得部と、
前記完成予定情報及び前記注文情報に基づく受け渡し情報を前記移動装置に送信し、前記移動装置が前記配送位置に到着する予定を示す到着時間情報を前記第1装置に送信する制御を行う送信制御部と、
を備える情報処理システム。
(2)
前記情報処理装置は、
前記準備完了時間から前記物品が前記配送位置に到着するまでの所要時間を算出する算出部をさらに備え、
前記送信制御部は、前記所要時間に基づく前記到着時間情報を前記第1装置に送信する制御を行う
前記(1)に記載の情報処理システム。
(3)
前記情報処理装置は、
前記受け渡し情報が示す受け渡し位置から前記配送位置までの配送ルートを設定する設定部をさらに備え、
前記算出部は、前記配送ルートに基づいて、前記準備完了時間から前記物品が前記配送位置に到着するまでの所要時間を算出する
前記(2)に記載の情報処理システム。
(4)
前記算出部は、前記移動装置が前記物品の受け渡しに要する第2所要時間を加味して前記配送位置までの前記所要時間を算出する
前記(2)または(3)に記載の情報処理システム。
(5)
前記情報処理装置は、
前記第2装置から取得した前記物品の前記完成予定情報と前記移動装置の位置情報とに基づいて、前記準備完了時間までに前記受け渡し位置に移動可能な前記移動装置を特定する特定部をさらに備え、
前記送信制御部は、特定した前記移動装置に前記受け渡し情報を送信する制御を行う
前記(2)から(4)のいずれかに記載の情報処理システム。
(6)
前記特定部は、前記第2装置から取得した複数の前記完成予定情報を、前記完成予定情報が示す前記準備完了時間及び前記配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の前記物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定し、
前記送信制御部は、特定した前記移動装置に、前記グループの複数の前記受け渡し情報を送信する制御を行う
前記(5)に記載の情報処理システム。
(7)
前記特定部は、複数の前記第2装置ごとに、前記第2装置から取得した複数の前記完成予定情報を、前記完成予定情報が示す前記準備完了時間及び前記配送位置の少なくとも一方に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の前記物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定し、
前記送信制御部は、特定した前記移動装置に、前記グループの複数の前記受け渡し情報を送信する制御を行う
前記(5)または(6)に記載の情報処理システム。
(8)
前記特定部は、複数の前記第2装置から取得した複数の前記完成予定情報を、前記完成予定情報が示す前記準備完了時間、前記受け渡し位置及び前記配送位置に基づいてグルーピングし、グルーピングしたグループの複数の前記物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定し、
前記送信制御部は、特定した前記移動装置に、前記グループの複数の前記受け渡し情報を送信する制御を行う
前記(5)から(7)のいずれかに記載の情報処理システム。
(9)
前記情報処理装置は、
前記移動装置が配送する前記物品及び前記配送位置の少なくとも一方に基づいて前記物品の配送料金を決定する決定部をさらに備える
前記(5)から(8)のいずれかに記載の情報処理システム。
(10)
前記決定部は、前記移動装置が配送する前記物品及び前記配送位置の少なくとも一方の数に基づいて変動する前記配送料金を決定する
前記(9)に記載の情報処理システム。
(11)
前記物品は、料理であり、
前記特定部は、前記第2装置から取得した前記物品の前記完成予定情報と前記物品の種類と前記移動装置の位置情報とに基づいて、前記物品を前記配送位置に配送する前記移動装置を特定する
前記(5)から(10)のいずれかに記載の情報処理システム。
(12)
前記送信制御部は、前記第1装置から受信した前記注文情報を前記第2装置に送信する制御を行う
前記(1)から(11)のいずれかに記載の情報処理システム。
(13)
前記情報処理装置は、前記移動装置と前記第1装置との間の前記物品の配送に関するメッセージを中継する中継部をさらに備える
前記(1)から(12)のいずれかに記載の情報処理システム。
(14)
前記中継部は、前記移動装置と前記第2装置との間の前記メッセージを中継する
前記(13)に記載の情報処理システム。
(15)
前記移動装置は、タクシーに搭載された電子機器である
前記(1)から(14)のいずれかに記載の情報処理システム。
(16)
複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報を送信する第1装置と前記物品の提供を管理する第2装置と通信可能な通信部と、
前記注文情報で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報を前記第2装置から取得する取得部と、
前記完成予定情報及び前記注文情報に基づく受け渡し情報を前記移動装置に送信し、前記移動装置が前記配送位置に到着する予定を示す到着時間情報を前記第1装置に送信する制御を行う送信制御部と、
を備える情報処理装置。
(17)
複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報を送信する第1装置と前記物品の提供を管理する第2装置と通信可能な情報処理装置が、
前記注文情報で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報を前記第2装置から取得すること、
前記完成予定情報及び前記注文情報に基づく受け渡し情報を前記移動装置に送信し、前記移動装置が前記配送位置に到着する予定を示す到着時間情報を前記第1装置に送信する制御を行うこと、
を含む情報処理方法。
(18)
複数の移動装置と物品の注文及び配送位置を含む注文情報を送信する第1装置と前記物品の提供を管理する第2装置と通信可能な情報処理装置に、
前記注文情報で注文された前記物品の準備完了時間を識別可能な完成予定情報を前記第2装置から取得すること、
前記完成予定情報及び前記注文情報に基づく受け渡し情報を前記移動装置に送信し、前記移動装置が前記配送位置に到着する予定を示す到着時間情報を前記第1装置に送信する制御を行うこと、
を実行させる情報処理プログラム。