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JP7718979B2 - ブース - Google Patents
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JP7718979B2 - ブース - Google Patents

ブース

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JP7718979B2 JP2021205541A JP2021205541A JP7718979B2 JP 7718979 B2 JP7718979 B2 JP 7718979B2 JP 2021205541 A JP2021205541 A JP 2021205541A JP 2021205541 A JP2021205541 A JP 2021205541A JP 7718979 B2 JP7718979 B2 JP 7718979B2
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  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Description

本発明は、ブースに関するものである。
従来から、天井面を備えたブースとして、例えば特許文献1、2に示されるような天井面の上側に熱反応型の消火器を設置することでブースの内部空間で火災が発生した場合にも速やかな消火を可能としたブースが知られている。
特開2020-204231号公報 特開2021-070973号公報
しかしながら、従来のブースにおいては、消火器を天井面の上側から設置する必要があった。そのため、建屋内にブースを設置するケースのようにブースの上側の高さを十分に確保できない場合には、消火器の設置作業が困難となっていた。また、消火器は定期的な点検および交換が必要であるが、その際にはブースの外側に脚立を設けて天井の上側まで人が出向いて作業する必要があり、作業中に脚立が邪魔であり、また天井よりも高い位置まで重量の大きな消火器を上げ下ろしする作業が発生することから、作業性の点で改善の余地があった。
また、特許文献2の場合には、消火器を天井の所定位置に取り付けた後に、ブースの天井面を構成する内装パネルを取り付けるため、少なくとも消火器の取り付け工程と、内層パネルの取り付け工程を実施する必要があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ブースの内側から天井面に消火器を容易に取り付けることができるブースを提供する。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係るブースは、天井面に開口部を有し、内部空間を形成するブース本体と、少なくとも一部で前記開口部を塞ぐように前記天井面の上側に設けられる消火器ユニットと、を備え、前記消火器ユニットは、消火剤が収容されるとともに火災検知時に下方に向けて前記消火剤を散布する消火器と、前記天井面のうち上下方向に交差する方向で前記開口部を挟んだ両側部に対して上側から係止する係止部と、を備え、前記消火器は、前記開口部を通過可能に設けられ、前記消火器ユニットは、前記消火器の下面の少なくとも一部に係合されて前記消火器とは別体で設けられ、前記開口部と同じ大きさに形成された塞ぎ板を有し、前記塞ぎ板は、前記係止部が前記天井面の上側に係止したときに、前記開口部を塞いだ状態で配置され、前記塞ぎ板は、平面視したときに、対向する平行な二辺と前記対向する二辺の端部同士を接続する接続辺とを備えており、前記係止部は、前記塞ぎ板の前記接続辺の外側部分に設けられ、一対の前記係止部のうちいずれか一方には、前記天井面の面に沿う方向に前記消火器を位置決めする当接部材が設けられ、前記当接部材が前記天井面の上面に設けられる位置決め部に当接した状態で、前記塞ぎ板が前記開口部に上下方向に重なる
本発明に係るブースでは、ブース内側(内部空間側)から天井面に設けられる開口部を通して消火器を天井面の上側に設置することができる。そのため、従来のようにブースの外側から消火器を設置するという煩雑な作業がなくなる利点がある。
また、この場合には、天井面に設置した後の消火器ユニットの下面の一部によって開口部を塞ぐことができる。このように本発明によるブースでは、効率よく消火器を天井面に設置することができる。
また、本発明では、天井面に形成する開口部は消火器が内部空間側から天井面の上側に挿通できる大きさであればよく、設置された状態での消火器を上下方向から見た平面視した大きさ、形状である必要がないため、開口部を小さくすることができる。すなわち、開口部の自由度を大きくすることが可能となるので、開口部によるスペースの制約を抑制することができ、天井面に設ける他のブース設備を効率よく配置することができる。
このように構成されたブースでは、消火器ユニットの下面に開口部を塞ぐ塞ぎ板を別体で係合させることができるので、開口部周りの天井面に沿った形状の塞ぎ板を設けることができる。そのため、消火器の下面が開口部の形状に一致しない場合であっても、その消火器の下面に塞ぎ板を係合することにより、開口部を天井面に沿ってフラットな状態で容易に設置することができる。
また、この場合には、塞ぎ板を天井面と同一の部材や色合いのものにすることで、開口部に露出する部分と天井面との外観を損ねることなく、意匠性を良好にできる。
このように構成されたブースでは、開口部から天井面の上側に消火器ユニットを挿入して係止部を天井面の上面に係止する際に、消火器ユニットを天井面の面方向に移動させて一方の係止部に設けられる当接部材を天井面の位置決め部に当接させることにより、消火器ユニットを容易に位置決めして設置することができる。
また、本発明に係るブースでは、天井面に開口部を有し、内部空間を形成するブース本体と、少なくとも一部で前記開口部を塞ぐように前記天井面の上側に設けられる消火器ユニットと、を備え、前記消火器ユニットは、消火剤が収容されるとともに火災検知時に下方に向けて前記消火剤を散布する消火器と、前記天井面のうち上下方向に交差する方向で前記開口部を挟んだ両側部に対して上側から係止する係止部と、を備え、前記消火器は、前記開口部を通過可能に設けられ、前記天井面は、下方に凹んだ下向き凹部が形成され、前記消火器ユニットが収容される消火器カバーを有し、前記消火器カバーには、前記開口部が設けられていることを特徴としてもよい。
このように構成されたブースでは、天井面よりも下方に下がった下向き凹部に消火器ユニットの下部の一部が収容され、天井面よりも上になる消火器ユニットの高さを抑えることができる。そのため、天井面とブースの上壁との間の距離を小さくすることができ、ブース自体の高さを低く抑えることができる。そして、本発明では、天井面の下向き凹部が消火器ユニットの収容部として機能するとともに、消火器ユニットを覆うカバーとして機能することができる。
また、本発明では、消火器ユニットを取り付ける際に、天井面より下方に下がった位置となる消火器カバーの開口部に対して消火器ユニットを取り付ける作業となるので、より低い位置で作業を行うことができ、作業性を高めることができる。
また、本発明に係るブースでは、前記消火器カバーには、前記内部空間を照らす照明が設けられていることを特徴としてもよい。
このように構成されたブースでは、天井面よりも下に凹んだ消火器カバーが設けられる場合であっても、消火器カバーの下面に照明が設けられているので、照明から照射される光が消火器カバーによって遮られることがなく、使い勝手の良いブースを提供することができる。
本発明に係るブースによれば、ブースの内側から天井面に消火器を容易に取り付けることができる。
本発明の一実施形態によるブースを斜め前方から見た斜視図である。 ブースの天井面を示す斜め下方から見た斜視図である。 天井面を下方から見た平面図である。 図3に示すB-B線矢視図である。 天井面に設けられる消火器ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 消火器ユニットを斜め上方から見た斜視図である。 消火器ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 図7に示す消火器ユニットの分解斜視図である。 消火器ユニットの側面図である。 消火器ユニットを下方から見た平面図である。 (a)~(c)は、消火器ユニットを取り付ける作業工程を示す側面図である。 変形例によるブースに使用される消火器ユニットの構成を示す側面図である。 (a)~(d)は、変形例による他の塞ぎ板を示す平面図である。
以下、図1から図4を参照して、本発明の一実施形態に係るブースについて説明する。
本実施形態のブース1は、オフィスや公共機関等の床面上に設置され、外部空間から離隔された執務等を行う内部空間K1を形成するものである。そして、本実施形態のブース1は、内部空間K1と外部空間K2とを分ける出入口開口Eを開閉する吊り戸からなるスライド扉4を備えている。
ここで、以下の説明においては、図1~図4に示すように、ブース1の内部空間K1で作業を行う利用者が外部空間K2と内部空間K1との間で出入りする側を「前」、ブース1に対して前側から正対する利用者の右手側を「右」、左手側を「左」、ブース1に対して前側から正対する利用者から見てブース1の上側を「後」とする。すなわち、外部空間K2と内部空間K1とを出入りする方向を前後方向X1とし、上から見て前後方向X1に直交する方向を左右方向X2、または幅方向X2とする。
図1に示すように、本実施形態によるブース1は、床部2と、外壁部3(ブース本体)と、スライド扉4と、上部ガイド機構5と、を備えている。
床部2は、本実施形態のブース1が設置される床面F上に直接的に載置され、外壁部3を下方から支持している。床部2の下面には、適宜な位置に複数のキャスタや、高さ調整可能な複数のアジャスタを備えている。キャスタは、床面Fに接地可能に設けられ、転動することによりブース1全体を容易に移動させることが可能である。また、ブース1を設置する際においては、アジャスタを床面Fに接地させることにより、キャスタが床面Fから離間してブース1の移動が規制される。
床部2の前端部の一部には、出入口開口Eの下方にブース1の出入口部23を有している。出入口部23は、スライド扉4の円弧面を有する扉面形状に沿った円弧形状であり、外側に凸となる凸曲面を形成している。
図1に示すように、外壁部3は、支柱31と、側壁32と、天井壁33と、を備えている。支柱31は、床部2上に立設された柱部材である。支柱31は、平面視において、矩形状とされた床部2の4つの隅部の各々に配置されている。これらの4本の支柱31は、同一の高さ寸法とされている。なお、これらの支柱31の高さ寸法が異なっていても良い。また、支柱31の数も変更可能である。側壁32は、支柱31同士の間の各々に配置されている。側壁32は、ブース1の前側に配置された前壁部32Aと、ブース1の右側に配置された右壁部32Bと、ブース1の左側に配置された左壁部32Cと、ブース1の後側に配置された後壁部32Dと、を有する。
外壁部3の前側に設けられる一対の支柱31、31同士の間は、左側の支柱31に固定される前壁部32Aと、前壁部32Aと右側の支柱31との間においてスライド扉4が開閉可能に配置され、利用者の出入口を形成する出入口開口Eと、が配置される。前壁部32Aは床部2の床面に立設され、前壁部32Aの下部と右側の支柱31の下部とが床部2の出入口部23によって接続されている。
図1に示すように、これら前壁部32A、右壁部32B、左壁部32C、及び後壁部32Dによって囲まれる内部空間K1の後側には、天板からなるデスク70が設けられている。つまり、デスク70は、不図示の椅子を挟んで出入口開口Eと対向する位置となる。デスク70は、後壁部32Dの内壁面32aに当接して取り付けられ、後壁部32Dから前方に向けて延出するように設けられている。デスク70の右縁は右壁部32Bに固定され、左縁は左壁部32Cに固定されている。デスク70の高さは、不図示の椅子に着座した利用者が利用できる高さに設定されている。
天井壁33は、支柱31及び側壁32に下方から支持されることによって、内部空間K1を上方から閉塞している。この天井壁33は、不図示の天井フレームと、天井パネル33Aと、を備えている。天井フレームは、天井パネル33Aを水平方向から囲むと共に天井パネル33Aの周縁に接続された枠状の部材であり、支柱31及び側壁32の上端に固定されている。天井パネル33Aは天井フレームに支持されて平面視で天井フレームの内側に配置された板状の部材である。
なお、本実施形態では、天井パネル33Aの上にブース設備機器7の一部が収容される設備収容部76が設けられている。
図1に示すように、スライド扉4は、上部ガイド機構5によって開閉移動可能に吊り支持された吊り戸である。スライド扉4は、旋回軸心C(図3参照)を中心とする円弧状に湾曲された扉体であり、上部ガイド機構5によって出入口開口Eを開閉可能とされている。スライド扉4は、ガラスパネル41と、例えばアルミニウム合金からなる上縁フレーム42、下縁フレーム43、及び側縁フレーム44と、を備えている。スライド扉4は、旋回軸心Cを中心に旋回して開いた状態で内部空間K1に進入する。
ガラスパネル41は、ガラスによって形成されたパネル体であり、前後方向X1から見て矩形状とされている。なお、スライド扉4の透光性を確保するためにガラスパネル41を採用しているが、透光性が不要である場合には他の材質のパネル体を用いることも可能である。
スライド扉4は、平面視にて中央部が外部空間K2に向けて膨出するように湾曲された形状とされている。このスライド扉4の中央部は、出入口開口Eを閉鎖する位置である閉鎖位置にスライド扉4が配置された状態にて、平面視にて前壁部32Aの外壁面よりも外部空間K2側に突出されている。つまり、図2に示すように、スライド扉4を閉鎖した状態で、スライド扉4の中央部は、前方に向けて前壁部32Aの外壁面よりも突出している。このようなスライド扉4は、鉛直方向に沿った旋回軸心Cを中心として出入口開口Eを開閉可能に旋回移動可能とされている。
図1に示すように、上部ガイド機構5は、天井壁33の前側に吊下げ支持され、前壁部32Aに設けられた出入口開口Eの上部に配置されている。
上部ガイド機構5は、天井面33aに設けられ、スライド扉4を鉛直方向に沿った図3に示す旋回軸心Cを中心とした周方向に開閉移動可能に吊り下げ支持する案内レール51を備えている。すなわち、スライド扉4の上縁フレーム42が上部ガイド機構5によって支持されている。例えば、上部ガイド機構5は、不図示のリニアモータ等を備える。このように上部ガイド機構5がリニアモータを備えている場合には、スライド扉4が自動的に移動される。
次に、天井壁33の天井面33aに設けられるブース設備機器について、具体的に説明する。
図2及び図3に示すように、天井壁33の天井面33aには、上述した上部ガイド機構5の案内レール51、消火器ユニット60、通気口72、スピーカー73、および照明74が設けられている。
案内レール51の内部空間K1に位置する一部は、天井面33aの幅方向X2の一方側(左側)に配置されている。消火器ユニット60は、天井面33aにおける中心部で、幅方向X2の中央に配置されている。
通気口72は、内部空間K1と外部空間K2とを連通する開口であり、幅方向X2で消火器ユニット60を挟んで案内レール51の反対側の天井面33aの第一スペースS1に配置されている。
スピーカー73は、消火器ユニット60と案内レール51との間の第二スペースS2に配置されている。第二スペースS2は、案内レール51の幅方向外側に膨らんだ円弧状の内側となる制約された領域である。スピーカー73は、天井面33aに形成された平面視で円形の開口部に設けられている。
照明74は、前後方向X1で消火器ユニット60を挟んで、内部空間K1と外部空間K2との間の出入口開口Eと反対側の天井面33aの第三スペースS3に配置されている。
ここで、天井面33aは、下方に凹んだ下向き凹部33cが形成され、消火器ユニット60が収容される消火器カバー33Bを有している。図4及び図5に示すように、消火器カバー33Bの下面33dには、消火器ユニット60が設置される開口部33Cが設けられている。消火器ユニット60は開口部33Cに対して通過可能に設けられている。
また、図5に示すように、消火器カバー33Bの下面33dには、内部空間K1を照らす前述した照明74が設けられている。
図4及び図5に示すように、消火器ユニット60は、開口部33Cを塞ぐように天井面33aの上側に設けられる。消火器ユニット60は、消火剤が収容されるとともに火災検知時に下方に向けて消火剤を散布する消火器61と、消火器61の下面の少なくとも一部で開口部33Cを塞いだ状態で、天井面33aのうち上下方向に交差する方向で開口部33Cを挟んだ前後両側に設けられ、天井面33aの上側に係止する係止部62と、を備えている。
さらに、消火器ユニット60は、消火器61の下面61aの少なくとも一部に係合されて消火器61とは別体で設けられ、開口部33Cと同じ大きさに形成された平面視して矩形の塞ぎ板63を有している。
塞ぎ板63は、係止部62が天井面33aの上側に係止したときに、開口部33Cを塞いだ状態で配置される。
図6~図8に示すように、係止部62は、塞ぎ板63における前後方向X1に対向する二辺の外側部分に設けられている。一対の係止部62のうちいずれか一方には、断面L形状の係止板65が設けられている。係止板65は、上下方向からみた平面視で一方の係止部62と略同じ形状である。係止板65は、一方の係止部62に重なる係止面65Aと、係止面65Aの外縁部から下方に突出する当接部材65Bと、を有している。係止面65Aが一方の係止部62に対してビス等の固定部材によって固定されている。
当接部材65Bは、図4に示すように、天井面33aの面に沿う方向に消火器61を位置決めする機能をもつ。当接部材65Bは、天井面33aの上面に設けられる支持梁36(位置決め部)に当接した状態で、塞ぎ板63が開口部33Cに上下方向に重なる。支持梁36は、開口部33Cの幅方向X2の両側において前後方向X1に延在して配置される梁材である(図11(a)参照)。
図9及び図10に示すように、消火器61は、平面視して矩形に形成されている。消火器61の下面61aには、一方向(ここでは左右方向X2)の中央に平面視して開口部33Cと略同形状の矩形枠部64を有している。矩形枠部64の前後両端には、前述した係止部62が設けられている。矩形枠部64は、消火器61の下面61aから下方に突出している。左右方向X2に延びる一対の横枠材64Aの中央は開口している。矩形枠部64には、塞ぎ板63が例えば接着手段等によって係合されている。
塞ぎ板63における係止部62が配置される側の対向する接続辺63bの間隔長さL3は、消火器61における塞ぎ板63から消火器61の上端61bまでの距離長さL1よりも長く、消火器61における係止部62が配置される側の対向する対向辺61cの長さL2よりも短く設定されている。また、塞ぎ板63の他方の対向辺61cの間隔長さL4は、消火器61の他の対向辺61dの最大長さL2と等しくなるように設定されている。
図4に示すように、消火器カバー33Bの下面33dから天井面33aまでの上下方向の長さL5は、塞ぎ板63から消火器61の上端61bまでの高さ寸法L1(図9参照)よりも小さくなるように設定されている。
消火器ユニット60は、天井面33aに取り付けられた状態で一対の係止部62、62が対向する方向(本実施形態では、幅方向X2)と同方向に開口部33Cから天井面33aの上側に挿入されて取り付け作業が行われる。
図7及び図8に示すように、消火器61には、内部空間K1の火災を検知する火災検知部66と、消火剤を散布する消火剤散布口67と、を備えている。消火器61は、消火剤が充填された消火剤容器を備えたものである。火災検知部66は、内部空間K1の熱を感知する熱感知センサーが採用されるが、煙を感知するセンサーであってもよい。消火剤散布口67は、火災検知部66で熱を感知した際に消火器61の消火剤容器内の消火剤を下方に向けて放出する下方放出型の消火ノズルを有する。
塞ぎ板63には、火災検知部66および消火剤散布口67のそれぞれを内部空間K1側に露出させる孔部63c、63dが設けられている。
次に、消火器ユニット60を天井面33aに取り付ける作業手順について、図面に基づいて説明する。
先ず、図8~図10に示すように、消火器61の下面61aに塞ぎ板63と係止板65を一体的に取り付けて消火器ユニット60を形成する。
図11(a)に示すように、ブース1の内部空間K1において消火器カバー33Bに形成される開口部33Cから消火器カバー33Bの内側(天井面33aの上側)に消火器ユニット60を挿入する。このとき、一対の係止部62を上下方向(挿入方向)に向けるようにして消火器ユニット60の姿勢を斜めに立てた状態とし、挿入する消火器ユニット60の奥側を一旦、天井面33aの上側の奥まで入れる。
次に、図11(b)に示すように、消火器ユニット60の挿入方向の手前側が開口部33Cを通過する位置まで奥(紙面右側)に入れる。その状態で消火器ユニット60の手前側を開口部33Cの下側から上側まで持ち上げて、消火器ユニット6の姿勢を略水平となるように回転させる。このとき、塞ぎ板63が一方(右側)の支持梁36上に載った状態となる。
その後、図11(c)に示すように、消火器ユニット60を左右方向X2で手前(紙面左側)に移動させる。このとき、消火器ユニット60の奥側(右側)にある係止板65の当接部材65Bが支持梁36に対して右側から当接して係止する位置までずらす。これにより、消火器ユニット60は左右方向X2に位置決めされる。そして、図4に示すように、位置決めした位置において消火器ユニット60を下すことで、消火器ユニット60が天井面33aの所定位置に設置される。このとき、塞ぎ板63で開口部33Cを塞いだ状態となる。なお、天井面33aに設置された消火器ユニット60は、消火器61に対して天井面33aの下方からボルト等で固定されている。
このように構成されたブース1では、ブース1内側(内部空間側)から天井面33aに設けられる開口部33Cを通して消火器ユニット60を天井面33aの上側に設置することができる。そのため、従来のようにブースの外側から消火器を設置するという煩雑な作業がなくなる利点がある。そして、この場合には、消火器ユニット60を天井面33aに取り付ける作業のみで天井面に設置した後の消火器ユニット60の下面の一部によって開口部33Cを塞ぐことができるので、設置後に開口部33Cを塞ぐ作業が不要となる。
このように本実施形態によるブース1では、効率よく消火器61を天井面33aに設置することができる。
また、本実施形態では、天井面33aに形成する開口部33Cは消火器ユニット60が内部空間K1側から天井面33aの上側に挿通できる大きさであればよく、設置された状態での消火器ユニット60を上下方向から見た平面視した大きさ、形状である必要がないため、開口部を小さくすることができる。すなわち、開口部33Cの自由度を大きくすることが可能となるので、開口部33Cによるスペースの制約を抑制することができ、天井面33aに設ける他のブース設備を効率よく配置することができる。
また、本実施形態によるブース1では、消火器ユニット60の下面60aに開口部33Cを塞ぐ塞ぎ板63を別体で係合させることができるので、開口部33C周りの天井面33aに沿った形状の塞ぎ板63を設けることができる。そのため、消火器61の下面61aが開口部33Cの形状に一致しない場合であっても、その消火器61の下面61aに塞ぎ板63を係合することにより、開口部33Cを天井面33aに沿ってフラットな状態で容易に設置することができる。
また、この場合には、塞ぎ板63を天井面33aと同一の部材や色合いのものにすることで、開口部33Cに露出する部分と天井面33aとの外観を損ねることなく、意匠性を良好にできる。
また、本実施形態によるブース1では、塞ぎ板63を開口部33Cに配置した状態で、消火器61の機能部である火災検知部66と消火剤散布口67とが内部空間K1側に露出するため、消火器61の設置とともに塞ぎ板63が開口部33Cを塞いだ状態で設けられても、消火器61としての機能を維持することができ、確実に火災を検知することができ、消火剤をブース1の内部空間K1側に確実に散布することができる。
また、本実施形態によるブース1では、開口部33Cから天井面33aの上側に消火器ユニット60を挿入して係止部62を天井面33aの上面に係止する際に、消火器ユニット60を天井面33aの面に沿う方向に移動させて一方の係止部62(係止板65)に設けられる当接部材65Bを天井面33aの支持梁36に当接させることにより、消火器ユニット60を容易に位置決めして設置することができる。
また、本実施形態によるブース1では、天井面33aよりも下方に下がった下向き凹部に消火器ユニット60の下部の一部が収容され、天井面33aよりも上になる消火器ユニット60の高さを抑えることができる。そのため、天井面33aとブース1の天井壁33(上壁)との間の距離を小さくすることができ、ブース1自体の高さを低く抑えることができる。そして、本実施形態では、天井面33aの下向き凹部が消火器ユニット60の収容部として機能するとともに、消火器ユニット60を覆うカバーとして機能することができる。
また、本実施形態では、消火器ユニット60を天井面33aに取り付ける際に、天井面33aより下方に下がった位置となる消火器カバー33Bの開口部33Cに対して消火器ユニット60を取り付ける作業となるので、より低い位置で作業を行うことができ、作業性を高めることができる。
また、本実施形態によるブース1では、消火器61の高さを、ブース1の内部空間K1と天井面33aからブース1の天井壁33の上面までのスペースとの両方で吸収することができる。そのため、ブース1自体の高さを低く抑えつつ、ブース1の内部空間K1への消火器カバー33Bの張り出し量を抑えることができる。
また、本実施形態によるブース1では、天井面33aよりも下に凹んだ消火器カバー33Bが設けられる場合であっても、消火器カバー33Bの下面33dに照明74が設けられているので、照明74から照射される光が消火器カバー33Bによって遮られることがなく、使い勝手の良いブースを提供することができる。
(変形例)
次に、上述した実施形態の変形例によるブース1Aの構成について、図12を用いて具体的に説明する。
図12に示すように、変形例のブース1Aは、上述した図7等に示す実施形態の消火器ユニット60の消火器61の形状や天井面33aに設けられる消火器カバー33Bの形状が異なる構成である。以下、変形例の説明では、上記実施形態と構成が異なる消火器ユニット80と下カバー34について主に説明する。
変形例による下カバー34(塞ぎ板)は、天井面33aの開口部33Eを塞ぎ、天井面33aに設けられる消火器81を下方から覆っている。下カバー34の上方には、変形例による消火器81が配置される。天井面33aの開口部33Eは、消火器ユニット80の消火器81が通過可能な大きさである。ここで、上述した実施形態では図5に示すように消火器カバー33Bに開口部33Cが設けられていたが、変形例では天井面33aに開口部33Eが形成されている点で異なっている。すなわち、変形例の下カバー34には、下カバー34に消火器81を通過可能な開口部が形成されていない。
下カバー34は、中央部34A、傾斜側部34B、および外周縁部34Cを有している。外周縁部34Cは、開口部33Eの周縁下面33eに対して下方からボルト締結可能なフランジ形状をなしている。中央部34Aは、下カバー34を天井面33aに取り付けた状態で外周縁部34C(天井面33a)よりも下方に位置する。傾斜側部34Bは、外周縁部34Cから中央部34Aに向けて下方に傾斜している。
中央部34Aには、消火器81に設けられる火災検知部86、消火剤散布口87を露出させるための一対の穴部34a、34bが形成されている。
消火器ユニット80は、消火剤が収容される消火器81と、消火器81を上方から支持するとともに、開口部33Eの周縁上面33fに固定される上カバー82と、を備えている。消火器81の上部には、上カバー82に固定するための第1固定治具83が設けられている。消火器81の下部には、内部空間K1の火災を検知する火災検知部86と、消火剤を散布する消火剤散布口87と、が備えられている。
上カバー82は、有頂筒状に形成され下端縁に係止フランジ82a(係止部)を有している。係止フランジ82aは、開口部33Eの周縁上面33fに固定され、上向きに突出する凸状部33F上にビス82bにより固定されている。上カバー82の下面中央には、消火器81の第1固定治具83に固定するための第2固定治具84が設けられている。
第1固定治具83には、上向きに突出するとともに横長の係合部831が設けられている。第2固定治具84には、第1固定治具83の係合部831を差し込み可能な長穴(図示省略)が形成されている。係合部831を長穴に差し込んで回転させることで、係合部831が長穴より下方に抜け出さないようになっている。
消火器81は、上カバー82と下カバー34との間に収容され、天井面33aに固定された上カバー82に吊り下げられた状態で固定されて下カバー34によって下方から覆われている。
消火器81をブース1Aの天井面33aに取り付ける際には、先ず、天井面33aから下カバー34を取り外して開口部33Eを露出させる。なお、上カバー82は予め天井面33aの凸状部33Fに固定されている。続いて、開口部33Eを通して消火器81のみを下方から上カバー82の内側に挿入し、上カバー82の第2固定治具84に対して消火器81の第1固定治具83を固定する。具体的には、第2固定治具84の長穴に第1固定治具83の係合部831を差し込んで消火器81とともに係合部831を例えば90°回転させることで、上下の固定治具83、84同士が係合される。これにより、消火器81は上カバー82に固定され、ブース1Aの内部空間K1側から天井面33aの所定位置に設置することができる。
消火器81を上カバー82から取り外す場合には、取り付けた作業手順と逆の手順で行えばよい。
なお、上カバー82は予め天井面33aに固定されていてもよいが、消火器81を天井面33aに設置する作業と同時に設けるようにしてもよい。
変形例によるブース1Aでは、ブース1A内側(内部空間K1側)から天井面33aに設けられる開口部33Eを通して消火器81を天井面33aの上側に設置することができる。そのため、従来のようにブースの外側から消火器を設置するという煩雑な作業がなくなる利点がある。
また、この場合には、天井面33aに設置した後の消火器ユニット80の下面の一部(ここでは上カバー82)によって開口部33Eを塞ぐことができ、効率よく消火器81を天井面33aに設置することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記に示す実施形態では、消火器ユニット60において消火器61の下面61aの少なくとも一部に係合されて消火器61とは別体で設けられ、開口部33Cと同じ大きさに形成された塞ぎ板63を有しているが、塞ぎ板63を省略することも可能である。この場合には、消火器61の下面61aによって開口部33Cが塞がれ、消火器61の下面61aが天井面33aに露出した状態となる。
また、本実施形態では、一対の係止部62のうちいずれか一方には、天井面33aの面方向に消火器61を位置決めする当接部材65Bが設けられた係止板65を備えた構成としているが、このような当接部材65Bや係止板65を省略することも可能である。また、当接部材が消火器61の下面61aに一体的に設けられる構成としてもよい。
また、本実施形態では、天井面33aの形状として、下方に凹んだ下向き凹部が形成された消火器カバー33Bを有するものとしているが、このような消火器カバー33Bが形成されていない全体としてフラットな天井面33aであってもよい。
さらに、消火器61、塞ぎ板63、消火器カバー33Bの各寸法は、任意に設定することが可能である。要は、消火器ユニット60が開口部33Cを通過可能に設けられていればよいのである。
例えば、塞ぎ板の形状として、上述した実施形態の塞ぎ板63では平面視して矩形のものを用いているが、矩形であることに限定されることはない。要は、対向する平行な二辺(平行辺63a)を有し、さらに対向する平行辺63aの端部同士を接続する接続辺63bが設けられ、この接続辺63bから消火器ユニットが外側に張り出さない状態であれば、内部空間から開口部を通じて天井面の上側に挿入することができる。
塞ぎ板の形状として、例えば図13(a)~(d)に示す変形例による塞ぎ板63A、63B、63C、63Dを適用することが可能である。これらは、一対の平行辺63aと一対の接続辺63bとを有する。図13(a)に示す塞ぎ板63Aは、平面視して台形状である。図13(b)に示す塞ぎ板63Bは、平面視して六角形状である。図13(c)に示す塞ぎ板63Cは、一方の接続辺63bが平行辺63aに直交する直線であり、他方の接続辺63bが外側に突となる凸曲部である。図13(d)に示す塞ぎ板63Dは、両接続辺63bが不定形な曲線である。なお、これら変形例による塞ぎ板63A~63Dはいずれも、火災検知部66および消火剤散布口67の位置は任意に設定できる。
また、本実施形態では案内レール51に支持されるスライド扉が旋回式のものを一例としているが、旋回式であることに限定されることはない。要は、天井面33aに設けられる案内レールが天井面のブース前後方向に直交する幅方向の一方側に配置されていればよく、例えば、幅方向に直線的に開閉移動可能なスライド扉にガイド機構を適用することも可能である。
また、実施形態では、内部空間K1に1人のみの利用者が入れるブース1について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数人が内部空間K1に入ることができるブースに適用することも可能である。
また、消火器カバーの下面が、作業エリアのある壁方向に(実施形態では、ブースの入口から見て奥側の壁方向に)伸びていて、その伸びた箇所に照明があってもよい。これにより、照明の位置が作業エリアの近くになり、作業エリアが効率良く照らされる効果を有する。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、1A ブース
2 床部
3 外壁部(ブース本体)
4 スライド扉
7 ブース設備機器
33 天井壁(上壁)
33B 消火器カバー
33C、33E 開口部
33a 天井面
33c 下向き凹部
34 下カバー(塞ぎ板)
36 支持梁(位置決め部)
60、80 消火器ユニット
61、81 消火器
62 係止部
63 塞ぎ板
63b 接続辺
65 係止板
65A 係止面
65B 当接部材
66、86 火災検知部
67、87 消火剤散布口
72 通気口
73 スピーカー
74 照明
82 上カバー
82a 係止フランジ(係止部)
E 出入口開口
K1 内部空間
K2 外部空間
X1 前後方向
X2 幅方向、左右方向

Claims (3)

  1. 天井面に開口部を有し、内部空間を形成するブース本体と、
    少なくとも一部で前記開口部を塞ぐように前記天井面の上側に設けられる消火器ユニットと、を備え、
    前記消火器ユニットは、
    消火剤が収容されるとともに火災検知時に下方に向けて前記消火剤を散布する消火器と、
    前記天井面のうち上下方向に交差する方向で前記開口部を挟んだ両側部に対して上側から係止する係止部と、
    を備え、
    前記消火器は、前記開口部を通過可能に設けられ
    前記消火器ユニットは、前記消火器の下面の少なくとも一部に係合されて前記消火器とは別体で設けられ、前記開口部と同じ大きさに形成された塞ぎ板を有し、
    前記塞ぎ板は、前記係止部が前記天井面の上側に係止したときに、前記開口部を塞いだ状態で配置され、
    前記塞ぎ板は、平面視したときに、対向する平行な二辺と前記対向する二辺の端部同士を接続する接続辺とを備えており、
    前記係止部は、前記塞ぎ板の前記接続辺の外側部分に設けられ、
    一対の前記係止部のうちいずれか一方には、前記天井面の面に沿う方向に前記消火器を位置決めする当接部材が設けられ、
    前記当接部材が前記天井面の上面に設けられる位置決め部に当接した状態で、前記塞ぎ板が前記開口部に上下方向に重なるブース。
  2. 天井面に開口部を有し、内部空間を形成するブース本体と、
    少なくとも一部で前記開口部を塞ぐように前記天井面の上側に設けられる消火器ユニットと、を備え、
    前記消火器ユニットは、
    消火剤が収容されるとともに火災検知時に下方に向けて前記消火剤を散布する消火器と、
    前記天井面のうち上下方向に交差する方向で前記開口部を挟んだ両側部に対して上側から係止する係止部と、
    を備え、
    前記消火器は、前記開口部を通過可能に設けられ、
    前記天井面は、下方に凹んだ下向き凹部が形成され、前記消火器ユニットが収容される消火器カバーを有し、
    前記消火器カバーには、前記開口部が設けられているブース。
  3. 前記消火器カバーには、前記内部空間を照らす照明が設けられている請求項に記載のブース。
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