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JP7722150B2 - プログラムおよび印刷システム - Google Patents
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JP7722150B2 - プログラムおよび印刷システム - Google Patents

プログラムおよび印刷システム

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Description

本明細書に開示される技術分野は、プリンタを制御するプログラムおよび印刷システムに関する。
従来、外部から投入されるシートに所望の印刷を行うプリンタが知られている。例えば特許文献1には、モバイルプリンタであって、外部から投入されたシートをプラテンローラとサーマルラインヘッドとが圧接される圧接部にガイドし、プラテンローラの回転によってシートを圧接部に挿通し、圧接部に挿通されたシートに対してサーマルラインヘッドによって印刷する構成が開示されている。
特開2017-56704号公報
前述したプリンタのように、サーマルラインヘッドと対向するプラテンローラによってシートを外部に送り出す構成の場合、シートのうち搬送方向の上下流側に印刷不可領域を多く設ける必要があり、上下余白の最小値が大きい傾向にある。そのため、印刷対象の画像が1枚のシートに収まりきらず、画像の下部が印刷されない、あるいは2枚目のシートに印刷されてしまう、といった不具合を生じさせ易い。
本明細書は、印刷対象の画像が1枚のシートに収まりきらないことによる不具合を生じ難くする技術を開示する。
上述した課題の解決を目的としてなされたプログラムであって、
情報処理装置のコンピュータに、
前記情報処理装置の通信インタフェースを介して、プリンタから逆転量を取得する取得処理を実行させ、前記プリンタは、印刷ユニットと、前記印刷ユニットと対向して圧接されるローラと、を備え、前記ローラを第1の向きに回転させることで、シートを前記印刷ユニットと前記ローラとの圧接部に挿通させ、前記シートを挿入側から排出側に送ることが可能であり、さらに前記プリンタは、前記逆転量を設定可能であり、印刷コマンドを受信した場合に、印刷を開始する前に、設定された前記逆転量に基づいて、前記ローラを前記第1の向きとは逆向きの第2の向きに回転させてシートを挿入側に送り、その後、前記ローラを前記第1の向きに回転させて前記シートの排出側への搬送を開始することで、前記シートへの画像の印刷を開始するものであり、
さらに前記コンピュータに、
前記取得処理にて取得された前記逆転量に基づいて、前記プリンタでのシートの搬送方向の上流側の余白を小さくし、前記プリンタでのシートの搬送方向の長さを拡張した印刷領域を算出する算出処理と、
前記情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムからの要求に基づいて、前記算出処理にて算出された前記印刷領域を前記アプリケーションプログラムに応答する応答処理と、
を実行させる、
ように構成されたことを特徴とする。
本明細書で開示されるプリンタは、設定された逆転量に基づいて印刷の開始前にシートを挿入側に戻すことで、シートのより上側で印刷を開始でき、その結果として上側の余白を小さくすることが可能になる。このことから、本明細書で開示されるプログラムは、そのプリンタから逆転量を取得し、その逆転量に従って上側の余白を小さくした印刷領域、すなわちシートの搬送方向に拡張した印刷領域をアプリケーションプログラムに応答することで、印刷対象の画像が1頁に収まり易くなる。その結果として、印刷対象の画像の下側部分が印刷できない、あるいは印刷対象の画像が2頁に渡って印刷されてしまう、といった不具合が発生する可能性が低い。
上記装置の機能を実現するための印刷システムも、新規で有用である。
本明細書に開示される技術によれば、印刷対象の画像が1枚のシートに収まりきらないことによる不具合を生じ難くする技術が実現される。
本実施形態にかかる印刷システムの概略構成を示す説明図である タブレットの電気的構成を示すブロック図である。 先頭位置調節用画面の例を示す説明図である。 印刷装置の内部構造を示す部分断面図である。 印刷装置の電気的構成を示すブロック図である。 (A)印刷装置の上下および左右の最小余白量を示す説明図である。(B)アプリの印刷設定に基づく印刷領域と、印刷装置による実際の印刷領域との関係を説明するための説明図である。(C)設定値に基づいて逆送後の印刷領域を説明するための説明図である。 印刷システムにおける印刷処理の手順について示すチャート図である。 第2実施形態に係る印刷システムにおける印刷処理の手順について示すチャート図である。 確認画面の例を示す説明図である。
(第1実施形態)
以下、本実施の形態にかかる印刷システムの一実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本実施形態にかかる印刷システムの概略構成を示す説明図である。
図1において、印刷システム1は、タブレットコンピュータ(以下、「タブレット」とする)10と、印刷装置30により構成される。尚、タブレット10は、情報処理装置の一例である。タブレット10に代えて、例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータであってもよい。タブレット10および印刷装置30は、例えば、後述するところの、充電式電池によって構成されたバッテリユニット22、51を電源として駆動可能であり、したがって、様々な場所に持ち運んで使用することができる、所謂、可搬型となっている。また、印刷装置30は、携帯先においてタブレット10と接続可能であり、タブレット10からの指示により印刷用紙60に印刷することが可能である。尚、印刷装置30がプリンタの一例であり、また、印刷用紙60がシートの一例である。
図2は、タブレット10の電気的構成を示すブロック図である。すなわち、タブレット10は、制御部11を有している。制御部11は、タブレット10に対する制御の中枢を担う。当該制御部11は、CPU12 、ROM13 、RAM14を備えている。CPU12 は、各種制御プログラムを実行する中央演算装置である。ROM13は、CPU12 で実行される各種制御プログラムや恒久的なデータを格納している。RAM 23 は、CPU12による制御プログラムの演算結果等を一時的に記憶する。なお、図2中の制御部11は、タブレット10の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際にタブレット10に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
また、タブレット10は、制御部11に接続された通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)15を備えている。本形態では、通信IF15は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LANの通信規格のインタフェースによって構成されている。この他通信IF15は、例えば、有線LANの通信規格のインタフェースやUSBの通信規格のインタフェースであっても良い。また、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格のインタフェースであっても良い。
また、タブレット10は、制御部11に接続されたユーザインタフェース(以下、「ユーザIF」とする)16を備えている。本形態では、ユーザIF16は、表示機能と操作受け付け機能とを有するタッチパネルで構成されている。この他ユーザIF16は、情報を表示する、例えば、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどのディスプレイ等と、ユーザによる入力操作を受け付けるキーボードやマウス等と、の組み合わせから構成されていても良い。
また、タブレット10は、制御部11に接続された記憶装置17を有している。記憶装置17として、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を用いることができる。記憶装置17は、オペレーティングシステム(以下、「OS」とする)18、アプリケーションプログラム(以下、「アプリ」とする)19、調節量設定アプリケーションプログラム(以下、「調節量設定アプリ」とする)20、プリンタドライバ21を記憶している。
OS18は、例えば、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)、iOS(登録商標)、Android(登録商標)である。
アプリ19は、特定の目的に対する処理を実行するためのプログラムであり、具体的には、例えば、ユーザIF16を介して、画像データとなる画像の受け付けやその画像に対する編集の受け付け、印刷設定の受け付け、印刷を実行させる印刷装置30の指定、印刷の実行の指示の受け付け、などが可能なプログラムである。また、アプリ19は、文書作成プログラム、表計算プログラム、ウェブブラウザプログラム等の種々のアプリケーションプログラムを含むものであっても良い。
調節量設定アプリ20は、印刷装置30に対する種々の調節量を設定するためのプログラムであり、ユーザによって起動されると、図3に示すように、例えばユーザIF16上に先頭位置調節用画面201を表示することができる。そして、先頭位置調節用画面201上には、先頭位置調節のための調節量を選択する調節量設定欄202、設定ボタン203、新たに先頭位置の調節量を設定することなくプログラムを終了するための終了ボタン204などが表示される。
調節量設定欄202は、プルダウンメニュによって構成されており、調節量設定欄202上を、ユーザIF16を介しタップすることにより、複数の設定値をリスト表示することが可能である。そして、ユーザが、リスト表示された設定値の一つを、ユーザIF16を介しタップすると、タップされた設定値が調節量として選択される。その後、ユーザが設定ボタン203上を、ユーザIF16を介してタップすると、選択された調節量としての設定値が印刷装置30に記憶される。なお、調節量設定欄202に表示される設定値の選択肢は、あらかじめ印刷装置30で対応可能な範囲で調節量設定アプリ20に組み込まれており、印刷装置30で対応できない値は表示されない。また、設定値のプラスの値は、印刷用紙60の印刷方向(印刷装置30における印刷用紙の搬送方向であって、用紙挿入側から用紙排出側に向かう方向)の搬送量を表し、また、設定値のマイナスの値は、印刷用紙60の反印刷方向(印刷装置30における印刷用紙の搬送方向であって、用紙排紙側から用紙挿入側に向かう方向)の搬送量、すなわち、逆転量を表わしている。
プリンタドライバ21は、印刷システム1を利用した印刷に係るプログラムであって、印刷装置30の制御に用いるプログラムである。例えば、アプリ19が起動中にユーザIF16を介して、ユーザが印刷要求の指示操作を行うと、プリンタドライバ21は起動される。また、アプリ19が起動された際に、プリンタドライバ21も起動されてもよい。
そして、起動されたプリンタドライバ21は、印刷指示情報にて指定されている画像データに基づいて、印刷装置30で対応可能なデータである印刷データを生成する。また、プリンタドライバ21は、生成された印刷データ、印刷設定などを含む印刷ジョブを印刷装置30に送信する。
また、プリンタドライバ21は、アプリ19から印刷装置30の能力についての問い合わせがあると、印刷装置30から調節量の設定値を取得し、取得された設定値に基づいて印刷領域のサイズを再設定する。その後、プリンタドライバ21は、再設定された印刷領域を含む印刷装置30の能力情報をアプリ19に送信する。
タブレット10は、充電式電池によって構成されたバッテリユニット22を備え、バッテリユニット22は、制御部11などに電力を供給する。
図4は、印刷装置の内部構造を示す部分断面図である。印刷装置30は、例えば樹脂材料で構成された、装置外郭を構成する略直方体形状のハウジング31を備えている。ハウジング31の上部には、印刷時に印刷用紙60が挿入される挿入口32と、挿入口32から斜め下側に延びる搬送路を形成するガイド部材33とが形成されている。また、ハウジング31の側部には、その側面に開口した排出口36が形成されている。更に、印刷装置の内部には、プラテンローラ34とサーマルラインヘッド35とが対向して配置されている。したがって、挿入口32挿入された印刷用紙60は、挿入口32の下方に設けられたガイド部材33によって形成される搬送路によって案内された後、プラテンローラ34とサーマルラインヘッド35との対向部分Pに案内される。その後、排出口36に向かって搬送された後、排出口36より排出される。なお、サーマルラインヘッド35が印刷ユニットの一例であり、また、プラテンローラ34がローラの一例である。
プラテンローラ34は、ハウジング31の内部に回転可能に設けられ、後述するところの駆動モータ50により回転駆動されることによって印刷用紙60を搬送する。また、プラテンローラ34は、回転方向を切り替え可能に設けられている。すなわち、プラテンローラ34が、図4において時計方向、つまり、第1の向きに回転することで、印刷用紙60は排出口36に向かって搬送される。また、プラテンローラ34が、図4において反時計方向、つまり、第2の向きに回転することで、印刷用紙60は挿入口32に向かって逆送される。
サーマルラインヘッド35は、後方側端部に軸部材37を備えた放熱板38上に設けられている。放熱板38は、複数のコイルバネ39によってサーマルラインヘッド35に向かって回動付勢されている。これにより、サーマルラインヘッド35は、プラテンローラ34に圧接可能となっており、印刷時にはプラテンローラ34に所定の圧接力で接触し、その間に挿通された印刷用紙60に所望の印刷が行われる。
図5は、印刷装置30の電気的構成を示すブロック図である。すなわち、印刷装置30は、制御部40と、記憶装置41と、通信インタフェース(以下、「通信IF」とする)42とを備える。
制御部40は、印刷装置30に対する制御の中枢を担う。当該制御部40は、CPU43、ROM44、RAM45を備えている。CPU43は、各種制御プログラムを実行する中央演算装置である。ROM44は、CPU43で実行される各種制御プログラムや恒久的なデータを格納している。RAM45は、CPU43による制御プログラムの演算結果等を一時的に記憶する。なお、図5中の制御部40は、印刷装置30の制御に利用されるハードウェアやソフトウェアを纏めた総称であって、実際に印刷装置30に存在する単一のハードウェアを表すとは限らない。
記憶装置41として、例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)を用いることができる。記憶装置41は、記憶装置41は、調節量記憶領域47を有する。調節量記憶領域47は、タブレット10のユーザIF16上に表示された先頭位置調節用画面201において、ユーザが設定した設定値を記憶する。
通信IF42は、Wi-Fi(登録商標)などの無線LANの通信規格のインタフェースによって構成されている。この他通信IF42は、例えば、有線LANの通信規格のインタフェースやUSBの通信規格のインタフェースであっても良い。また、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格のインタフェースであっても良い。
また、印刷装置30は、制御部40に接続されたサーマルラインヘッド制御回路48およびモータ駆動回路49を備える。サーマルラインヘッド制御回路48は、サーマルラインヘッド35の駆動制御を行う。また、モータ駆動回路49は、プラテンローラ34を回転駆動する駆動モータ50の駆動制御を行う。
また、印刷装置30は、充電式電池によって構成されたバッテリユニット51を備える。バッテリユニット51は、サーマルラインヘッド制御回路48およびモータ駆動回路49に電力を供給する。また、バッテリユニット51は、制御部40に、電源回路52を介して電力を供給する。
ところで、印刷装置30は、サーマルラインヘッド35などによって構成される印刷機構およびプラテンローラ34などによって構成される搬送機構などの制限により、例えば、図6(A)に示す上下および左右の最小余白量が設定されている。具体的には、例えば、この印刷装置30では、最小上余白量として「35mm」、また、最小下余白量として「30mm」が設定されている。ここでいう「上」「下」は、印刷方向の上流側、下流側に相当する。
図6(B)は、ユーザが、アプリ19の印刷設定において、例えば、印刷用紙60の用紙サイズとして「A4」、原稿方向として縦方向、上余白量601として「30mm」、下余白量602として「30mm」をそれぞれ設定した状態の印刷領域を示している。したがって、この印刷設定では、印刷方向の印刷領域の長さ603としては、「237mm」となる。
しかしながら、実際に、印刷装置30を用いて印刷用紙60に印刷を実行すると、印刷装置30の最小上余白量604は、「35mm」なので、実際の印刷方向の印刷領域の長さ605は、「232mm」に制限されることになる。したがって、アプリ19を用いて作成されたところの、図6(B)において印刷領域の下側に配置された文字606は、一部が欠落した状態で印刷される場合や、2頁目に印刷される場合があった。つまり、ユーザが、アプリ19の印刷設定において、印刷装置30の最小上余白量604としての「35mm」を超えた小さな値の「30mm」を上余白量601として設定しているので、アプリ19を用いて作成されたところの、図6(B)において印刷領域の下側5mmの範囲に配置された画像、例えば文字606は、印刷装置30では、何も調節しないと、印刷できない、または、2頁目に印刷される、ことになる。
次に、印刷システム1による印刷処理の手順について、図7に示すチャート図を参照して説明する。なお、図7に示すチャート図において、タブレット10側の印刷処理は、調節量設定アプリ20、プリンタドライバ21およびアプリ19によって処理されるが、主には、タブレット10側の印刷処理は、プリンタドライバ21によって処理される。
先ず、ユーザは、印刷装置30を使用して印刷用紙60上に画像を印刷するのに先立って、タブレット10において、調節量設定アプリ20を起動する(手順10)(以下、T10とする)。調節量設定アプリ20は、起動されると、図3に示すように、ユーザIF16上に先頭位置調節用画面201を表示する(T11)。
先頭位置調節用画面201上の調節量設定欄202に表示された複数の設定値から1つの設定値を、ユーザがユーザIF16を介しタップすると、搬送量設定アプリ20では、タップされた設定値が調節量として選択される。その後、ユーザが設定ボタン203上を、ユーザIF16を介しタップすると(T12)、調節量設定アプリ20は、選択された設定値を調節量として印刷装置30に送信する。例えば、図3に示すように、調節量設定欄202にて「-10mm」が選択された場合、調節量として選択された設定値「-10mm」が印刷装置30に送信される(T13)。また、この処理が設定処理の一例であり、また、設定値が逆転量の一例である。
印刷装置30では、タブレット10から送信されてきた設定値が、記憶装置41の調節量記憶領域47に記憶される(T14)。具体的には、本形態では、例えば、調節量としてユーザが選択した設定値「-10mm」が、調節量記憶領域47に記憶される。
なお、本形態では、ユーザは、タブレット10において、アプリ19を起動した後に、調節量設定アプリ20を起動して調節量を設定するようにしたが、アプリ19を起動状態とは無関係に、単独で調節量設定アプリ20を起動して調節量を設定するようにしても差し支えないし、アプリ19と調節量設定アプリ20との起動順番が反対でも差し支えない。
また、不図示であるが、ユーザは、印刷装置30を使用して印刷用紙60上に画像を印刷するのに先立って、タブレット10においてアプリ19を起動した後、アプリ19の印刷設定において、例えば、印刷用紙60の用紙サイズとして「A4」、原稿方向として縦方向、上余白量601として「30mm」、下余白量602として「30mm」をそれぞれ設定する。また、ユーザは、印刷設定において設定された印刷領域に、ユーザIF16を介して例えば「ABC」から成る、画像としての文字606を入力する。
また、不図示であるが、ユーザは、印刷装置30を使用して印刷用紙60上に画像を印刷するのに先立って、ハウジング31の上面に形成された挿入口32から印刷用紙60を縦長に挿入し、印刷装置30に印刷用紙60を縦長にセットする。すると、印刷装置30の制御部40は、モータ駆動回路49を介して駆動モータ50を駆動制御する。それにより、プラテンローラ34は、図4において時計方向に回転する。すると、印刷用紙60は、プラテンローラ34の回転に伴って、その先端部分がプラテンローラ34とサーマルラインヘッド35との対向部分Pを超えて、ハウジング31の側面に開口した排出口36に向かって搬送される。
印刷用紙60の先端部分が対向部分Pを通過してから印刷用紙60が最小上余白量604分だけ、すなわち、本形態では、35mm分だけ搬送されると、印刷装置30の制御部40は、モータ駆動回路49を介して駆動モータ50を停止させ、それにより、プラテンローラ34の回転が停止する。つまり、印刷装置30では、印刷用紙60の先端部分から35mm経過した部分が、プラテンローラ34とサーマルラインヘッド35との対向部分Pにて挟まれた状態で、印刷用紙60の搬送が停止する。
なお、この場合の印刷用紙60の搬送量の検出は、ガイド部材33などに配置された用紙センサ(図示せず)によって検出するようにしても良いし、また、プラテンローラ34の回転量、すなわち、駆動モータ50の回転量よって検出するようにしても良いし、また、用紙センサとプラテンローラ34の回転量との組み合わせによって検出するようにしても良い。
これらの準備を行った後、ユーザは、アプリ19において、印刷処理を進めるために印刷要求の指示操作、例えばアプリ19のメニューに表示される「印刷」の項目を選択する操作や、アプリ19に表示される印刷要求に対応するアイコンの操作、を行う(T20)と、アプリ19が、プリンタドライバ21を起動する。その後、アプリ19は、プリンタドライバ21に対して、アプリ19において選択されている印刷装置30の能力の問い合わせを実行する(T21)。
次に、アプリ19から印刷装置30の能力の問い合を受信したプリンタドライバ21は、印刷装置30に対して、調節量を含む印刷装置30の能力を問い合わせる(T22)。すると、印刷装置30では、記憶装置41の調節量記憶領域47に記憶される設定値が調節量として読み出され(T23)、その後、読み出された調節量を含む印刷装置30の能力を示す情報がプリンタドライバ21に対して送信される。つまり、プリンタドライバ21は、印刷装置30から、調節量設定アプリ20によって設定された設定値である調節量を、印刷装置30の能力を示す情報の一部として取得する(T24)。具体的には、本形態では、プリンタドライバ21は、例えば、調節量として設定値「-10mm」を印刷装置30から取得する。
次に、プリンタドライバ21は、印刷装置30から取得した調節量に基づいて印刷領域を再設定する(T25)。プリンタドライバ21は、例えば、印刷装置30から調節量として設定値「-10mm」を取得した場合、最小上余白量604としての「35mm」から設定値607としての「10mm」を差し引いた「25mm」を変更上余白量608として再設定する。なお、この処理が算出処理の一例である。
なお、ユーザが、例えば、先頭位置調節用画面201上の調節量設定欄202において調節量として設定値「+10mm」を設定した場合には、プリンタドライバ21は、印刷装置30から調節量として設定値「+10mm」を取得するので、最小上余白量604としての「35mm」から設定値としての「10mm」を加算した「45mm」を変更上余白量として再設定する。
このように本形態では、プリンタドライバ21は、ユーザが、印刷処理を進めるために印刷要求の指示操作(T20)を行ったタイミングにおいて印刷装置30から設定値を取得するので、印刷装置30の調節量記憶領域47に記憶される最新の設定値を取得することが可能となり、また、設定値に基づいて、印刷領域を再設定することが可能となる。したがって、ユーザが設定した最新の設定値を印刷領域の再設定に反映することができ、利便性が向上する。
次に、プリンタドライバ21は、T25において再設定された印刷領域を含む印刷装置30の能力情報をアプリ19に返信する(T26)。なお、この処理が応答処理の一例である。
次に、印刷装置30の能力情報を受信したアプリ19は、受信した能力情報に含まれる印刷領域に基づいて、印刷設定を変更する(T27)。具体的には、本形態では、例えば、ユーザが最初にアプリ19の印刷設定において設定した上余白量601としての「30mm」を、受信した能力情報含まれる変更上余白量608としての「25mm」に変更する。
次に、アプリ19は、変更した印刷設定および画像データに基づいて、タブレット10のユーザIF16上に、プレビュー画面表示する(T28)。そして、ユーザが、ユーザIF16上の所定位置をタップして、アプリ19に対して、印刷実行指示を行うと(T29)、アプリ19は、変更した印刷設定および画像データを含む印刷指示情報をプリンタドライバ21に送信する。つまり、プリンタドライバ21は、変更した印刷設定および画像データを含む印刷指示情報を受信する(T30)。
次に、プリンタドライバ21は、印刷指示情報にて指定されている画像データに基づいて、印刷装置30で対応可能な印刷データを生成する(T31)。なお、この処理が、生成処理の一例である。そして、プリンタドライバ21は、生成した印刷データ、印刷設定などを含む印刷ジョブを印刷装置30に送信する(T32)。なお、この処理が送信処理の一例であり、また、印刷ジョブが印刷コマンドの一例である。
次に、印刷ジョブを受信した印刷装置30の制御部40は、印刷を開始する前に、記憶装置41の調節量記憶領域47に記憶される設定値に基づいて、プラテンローラ34を、回転させて印刷用紙60を、挿入口32側に向かって、または、排出口36に向かって搬送する(T33)。具体的には、本形態では、調節量記憶領域47に、例えば、調節量として設定値「-10mm」が設定されているので、制御部40は、プラテンローラ34を、図4において反時計方向、つまり、第2の向きに回転させて、印刷用紙60を、挿入口32側に向かって搬送する。そして、印刷用紙60が「10mm」の長さだけ挿入口32側に向かって搬送されたら、制御部40は、プラテンローラ34の回転を停止する。
すると、印刷装置30では、印刷用紙60の先端部分から25mm経過した部分が、プラテンローラ34とサーマルラインヘッド35との対向部分Pにて挟まれた状態で、印刷用紙60の搬送が停止する。
なお、調節量記憶領域47に、例えば、調節量として設定値「+10mm」が設定されている場合には、制御部40は、プラテンローラ34を、図4において時計方向に回転させて、印刷用紙60を、排出口36側に向かって搬送する。そして、印刷用紙60が「10mm」の長さだけ排出口36側に向かって搬送されたら、制御部40は、プラテンローラ34の回転を停止する。
この場合には、印刷装置30では、印刷用紙60の先端部分から45mm経過した部分が、プラテンローラ34とサーマルラインヘッド35との対向部分Pにて挟まれた状態で、印刷用紙60の搬送が停止する。なお、この場合の印刷用紙60の搬送量の検出は、ガイド部材33などに配置された用紙センサ(図示せず)によって検出するようにしても良いし、また、プラテンローラ34の回転量、すなわち、駆動モータ50の回転量よって検出するようにしても良いし、また、用紙センサとプラテンローラ34の回転量との組み合わせによって検出するようにしても良い。
次に、印刷装置30は、プラテンローラ34を、図4において時計方向に回転させて、印刷用紙60を排出口36側に向かって搬送しながら、サーマルラインヘッド35を用いて、印刷用紙60に順次印刷をする(T34)。この場合には、本形態では、印刷用紙60の先端部分から「25mm」経過した部分から印刷が開始されるので、図6(C)に示すように、実際の印刷領域の長さ609が「242mm」となる。したがって、印刷装置30では、アプリ19を用いて作成された画像、すなわち、図6(B)において印刷領域の下側5mmの範囲に配置された画像も含めてすべて印刷可能となる。
このように本形態の印刷装置30は、設定された設定値に基づいて印刷の開始前に印刷用紙60を、挿入口32側に向かって搬送することで、印刷用紙60の、より先端側で印刷を開始でき、先端側の余白を小さくすることが可能である。したがって、本形態の搬送量設定アプリ20が設定値の入力を受け付けて、入力された設定値を印刷装置30に記憶し、プリンタドライバ21がその設定値を印刷装置30から読み出し、読み出された設定値に従って上余白を小さくした印刷領域をアプリ19に応答することで、印刷対象の画像が1頁に収まり易くなる。その結果として、印刷対象の画像の下側部分が印刷できない、あるいは印刷対象の1頁分の画像が2頁に渡って印刷されてしまう、といった不具合が発生する可能性を低減できる。
なお、本形態では、プリンタドライバ21は、ユーザが、印刷処理を進めるために印刷要求の指示操作(T20)を行ったタイミングにおいて印刷装置30から設定値を取得するように構成したが、それに限定されることはない。例えば、ユーザがアプリ19を起動したタイミングにおいて、アプリ19がプリンタドライバ21を起動して、プリンタドライバ21が印刷装置30から設定値を取得するようにしても差し支えない。この場合には、アプリ19は、起動時に、印刷装置30から受信した能力情報に含まれる印刷領域に基づいて印刷設定を設定することができるので、ユーザは、調整値を含む印刷設定に基づく印刷領域に、画像を入力することができて、利便性が向上する。つまり、印刷装置30から取得した設定値に基づいて再設定された印刷領域、すなわち、実際に印刷した際に、1頁に収まる範囲において画像を適正に入力することができる。その結果として、アプリ19における画像入力時に、印刷対象の画像の下側部分が印刷できない、あるいは印刷対象の1頁分の画像が2頁に渡って印刷されてしまう、といった不具合が発生する可能性を低減することができる。
なお、ユーザがアプリ19を起動したタイミングにおいて、印刷装置30から設定値を取得するように構成した場合でも、ユーザが、印刷処理を進めるために印刷要求の指示操作(T20)を行ったタイミングにおいて印刷装置30から設定値を再び取得するように構成しても差し支えない。この場合には、印刷処理に先立って、ユーザが設定した最新の設定値を印刷領域の設定にタイムリに反映することができ、利便性が向上する。
その他、印刷装置30から設定値を取得するタイミングは、アプリ19において余白の設定画面が開かれるタイミングであっても差し支えなし、ユーザからの更新要求があったタイミングであっても良いし、タブレット10に印刷装置30が接続されたタイミングであっても良いよい。
(第2実施形態)
図8には、第2実施形態に係る印刷システムにおける印刷処理の手順について示すチャート図を示す。以下に、図面を参照しつつその詳細を説明する。なお、その説明中、第1実施形態と同じ作用効果を奏するものには、同じ符号を付して説明する。
第2実施形態では、プリンタドライバ21は、変更した印刷設定および画像データを含む印刷指示情報を受信する(T30)と、印刷領域のサイズのチェックを実行する(T40)。具体的には、プリンタドライバ21は、受信した印刷指示情報に含まれる印刷設定に基づいて、印刷領域の印刷方向の長さ603と、実際の印刷領域の長さ609とに基づいて、印刷領域のサイズのチェックを実行する。
次に、プリンタドライバ21は、印刷領域の印刷方向の長さ603が、実際の印刷領域の長さ609と同じかもしくは小さい場合には、サイズは問題ないと判断し(T41:YES)、第1実施形態と同様に、生成した印刷データ、印刷設定などを含む印刷ジョブを印刷装置30に送信する(T32)。
また、プリンタドライバ21は、印刷領域の印刷方向の長さ603が、実際の印刷領域の長さ609と大きい場合には、サイズに問題ありと判断する(T41:NO)。その後、プリンタドライバ21は、タブレット10のユーザIF16上に、図9に示す確認画面211を表示する(T42)。確認画面211には、案内メッセージ212、継続ボタン213、キャンセルボタン214が表示される。
ここで、ユーザが、継続ボタン213上をタップすると、プリンタドライバ21は、印刷継続と判断し(T43:YES)、第1実施形態と同様に、生成した印刷データ、印刷設定などを含む印刷ジョブを印刷装置30に送信する(T32)。
一方、ユーザが、キャンセルボタン214上をタップすると、プリンタドライバ21は、継続ではない、すなわち、印刷はキャンセルと判断し(T43:NO)、そして、プリンタドライバ21は、印刷中止処理を実行する(T44)。
このように本形態では、タブレット10のユーザIF16上に、確認画面211を表示して、ユーザに、印刷をキャンセルするか否かを選択させるように構成しているので、ユーザによっては不具合が生じてもいいので印刷したい場合もあるので、その場合には印刷を続行できることができ、利便性が高まる。
また、ユーザがアプリ19を起動したタイミングにおいて、印刷装置30から設定値を取得した後、或いは、T27において、アプリ19が印刷設定を変更した後に、ユーザが、例えば、変更上余白量608を更に変更した場合には、印刷対象の画像の下側部分が印刷できない、あるいは印刷対象の1頁分の画像が2頁に渡って印刷されてしまう、といった不具合が発生する恐れがあるが、この場合においても、本形態では、確認画面211を表示して、ユーザに、注意喚起を行っているので、ユーザの意志に反する印刷が実行される可能性が少なくなる。
なお、本実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。例えば、本形態の印刷システム1を構成するタブレット10および印刷装置30は、1台に限らず、複数台有ってもよい。
また、本実施の形態では、調節量設定アプリ20によって設定値の設定を行うように構成したが、プリンタドライバ21によって設定するようにしても差し支えない。また、調節量設定アプリ20とプリンタドライバ21とは、別々のアプリケーションプログラムによって構成したが、調節量設定アプリ20とプリンタドライバ21とを1つのアプリケーションプログラムによって構成しても差し支えない。
また、本実施の形態では、最小上余白量604よりも小さな値の上余白量601がユーザによって設定された場合について説明したが、最小下余白量よりも小さな値の下余白量602がユーザによって設定された場合にも適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、サーマルラインヘッド35備えた可搬型の印刷装置30に適用したが、ラベルプリンタ、インクジェットプリンタ、レーザプリンタなど、様々な印刷装置に適用できることは言うまでもない。
また、本実施の形態では、印刷用紙60としてカット紙を用いたが、連続用紙、所謂ロール紙を用いても差し支えない。
また、実施の形態に開示されている任意の処理の手順において、任意の複数のステップにおける複数の処理は、処理内容に矛盾が生じない範囲で、任意に実行順序を変更できる、または並列に実行できる。
また、実施の形態に開示されている処理の手順は、単一のCPU、複数のCPU、ASICなどのハードウェア、またはそれらの組み合わせで実行されてもよい。また、実施の形態に開示されている処理の手順は、その処理を実行するためのプログラムを記録した記録媒体、または方法等の種々の態様で実現することができる。
1 印刷システム
10 タブレット
17 記憶装置
20 搬送量設定アプリ
21 プリンタドライバ
30 印刷装置
34 プラテンローラ
35 サーマルラインヘッド
41 記憶装置
47 搬送量記憶領域
60 印刷用紙
601 上余白量
604 最小上余白量
607 設定値
608 変更上余白量

Claims (7)

  1. 情報処理装置のコンピュータに、
    前記情報処理装置の通信インタフェースを介して、プリンタから逆転量を取得する取得処理を実行させ、前記プリンタは、印刷ユニットと、前記印刷ユニットと対向して圧接されるローラと、を備え、前記ローラを第1の向きに回転させることで、シートを前記印刷ユニットと前記ローラとの圧接部に挿通させ、前記シートを挿入側から排出側に送ることが可能であり、さらに前記プリンタは、前記逆転量を設定可能であり、印刷コマンドを受信した場合に、印刷を開始する前に、設定された前記逆転量に基づいて、前記ローラを前記第1の向きとは逆向きの第2の向きに回転させてシートを挿入側に送り、その後、前記ローラを前記第1の向きに回転させて前記シートの排出側への搬送を開始することで、前記シートへの画像の印刷を開始するものであり、
    さらに前記コンピュータに、
    前記取得処理にて取得された前記逆転量に基づいて、前記プリンタでのシートの搬送方向の上流側の余白を小さくし、前記プリンタでのシートの搬送方向の長さを拡張した印刷領域を算出する算出処理と、
    前記情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムからの要求に基づいて、前記算出処理にて算出された前記印刷領域を前記アプリケーションプログラムに応答する応答処理と、
    を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  2. 請求項1に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記アプリケーションプログラムから、画像データを受信した場合に、
    受信した前記画像データに基づいて、前記画像データに示される画像を前記プリンタに印刷させる前記印刷コマンドを生成する生成処理と、
    前記生成処理にて生成された前記印刷コマンドを、前記通信インタフェースを介して前記プリンタに送信する送信処理と、
    を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  3. 請求項2に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記アプリケーションプログラムから、前記画像データを受信した場合に、
    受信した前記画像データに示される印刷領域のサイズが、前記算出処理にて算出された前記印刷領域に収まれば、前記送信処理を実行させ、前記算出処理にて算出された前記印刷領域に収まらなければ、前記送信処理を実行する前に、受信した前記画像データに基づく印刷ジョブをキャンセルするための処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  4. 請求項3に記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記印刷ジョブをキャンセルするための前記処理として、前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して、前記印刷ジョブをキャンセルするか否かの選択を受け付け、キャンセルする選択を受け付けた場合に、前記印刷ジョブをキャンセルし、キャンセルする選択を受け付けなかった場合に、前記送信処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記情報処理装置に組み込まれた前記アプリケーションプログラムからの前記要求を受信したことに応じて、前記応答処理を実行させる前に、前記取得処理および前記算出処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1つに記載するプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記情報処理装置のユーザインタフェースを介して、前記逆転量の入力を受け付け、入力された前記逆転量を、前記通信インタフェースを介して前記プリンタに送信し、入力された前記逆転量を前記プリンタに設定する設定処理を実行させる、
    ように構成されるプログラム。
  7. プリンタと、設定ツールと、前記プリンタを制御するプリンタドライバと、を備える印刷システムであって、
    前記プリンタは、
    印刷ユニットと、前記印刷ユニットと対向して圧接されるローラと、を備え、前記ローラを第1の向きに回転させることで、シートを前記印刷ユニットと前記ローラとの圧接部に挿通させ、前記シートを挿入側から排出側に送ることが可能であり、
    前記設定ツールは、
    第1の情報処理装置にインストールされ、逆転量の入力を受け付け、入力された前記逆転量を、前記第1の情報処理装置の通信インタフェースを介して、前記プリンタに送信し、
    前記プリンタは、
    前記設定ツールから送られた前記逆転量を受信した場合に、受信した前記逆転量を設定し、
    前記プリンタドライバは、
    第2の情報処理装置にインストールされ、前記第2の情報処理装置の通信インタフェースを介して、前記プリンタから前記逆転量を取得し、
    取得された前記逆転量に基づいて、前記プリンタでのシートの搬送方向の上流側の余白を小さくし、前記プリンタでのシートの搬送方向の長さを拡張した印刷領域を算出し、
    前記第2の情報処理装置に組み込まれたアプリケーションプログラムからの要求に基づいて、算出された前記印刷領域を前記アプリケーションプログラムに応答し、
    さらに前記プリンタドライバは、
    前記アプリケーションプログラムから、画像データを受信した場合に、受信した前記画像データに基づいて、前記画像データに示される画像を前記プリンタに印刷させる印刷コマンドを生成し、生成された前記印刷コマンドを、前記第2の情報処理装置の前記通信インタフェースを介して、前記プリンタに送信し、
    前記プリンタは、
    前記印刷コマンドを受信した場合に、印刷を開始する前に、設定された前記逆転量に基づいて、前記ローラを前記第1の向きとは逆向きの第2の向きに回転させてシートを挿入側に送り、その後、前記ローラを前記第1の向きに回転させて前記シートの排出側への搬送を開始することで、前記シートへの印刷を開始する、
    ように構成される印刷システム。
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