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JP7722285B2 - スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法 - Google Patents
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JP7722285B2 - スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法 - Google Patents

スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法

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JP7722285B2 JP2022113818A JP2022113818A JP7722285B2 JP 7722285 B2 JP7722285 B2 JP 7722285B2 JP 2022113818 A JP2022113818 A JP 2022113818A JP 2022113818 A JP2022113818 A JP 2022113818A JP 7722285 B2 JP7722285 B2 JP 7722285B2
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Description

本開示は、スパークプラグ及びスパークプラグの製造方法に関する。
下記特許文献1には、スパークプラグに関する発明が開示されている。下記特許文献1に記載のスパークプラグでは、接地電極の基端部は、表面側に配置されている外皮部と、外皮部よりも熱伝導率が高い中間部と、中間部よりも硬度が高い芯部とを有している。ハウジングと接地電極との溶接界面には、外皮部と芯部のみが存在して中間部が含まれていない。
特開2017-27754号公報
特許文献1では、自身の材料強度が他の2つの部分より劣る中間部がハウジングとの溶接界面に含まれないことによって、接地電極の溶接強度が低下することを防ぐことができるとしている。特許文献1では、外皮部は、接地電極の中で最も硬度が高く、耐熱性の高い金属材料、例えばNi基耐熱合金によって構成されている。外皮部は、アルミニウムが所定の割合で含まれている。中間部は、例えば純CuやCu合金によって構成されている。芯部は、例えば純NiやNi合金によって構成されている。
特許文献1では、外皮部を構成する材料にアルミニウムといった元素を添加しているため、外皮部の硬度を高めることができるものの、延性が低下している。そのため、接地電極をハウジングから引き離す方向に力を加えて曲げた場合、接地電極とハウジングとの接合界面において剥離が発生する懸念がある。
本開示は、接地電極における外皮層の硬度を高めた場合であっても、接地電極とハウジングとの間に発生する剥離を抑制できるスパークプラグを提供することを目的とする。
本開示は、スパークプラグであって、中心電極(13)を収容する絶縁碍子(12)と、絶縁碍子を収容するハウジング(11)と、中心電極に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部(52)、及び中心電極に沿って延び、ハウジングに接合されている基端部(51)を有する接地電極(14)と、を備える。基端部は、表面側に配置されている外皮層(511)と、外皮層よりも熱伝導率が高い中間層(512)と、中間層よりも高硬度である芯材層(513)と、を有する。スパークプラグの中心軸と、基端部と、を含む断面において、ハウジングに対する基端部の接合界面(51a)が芯材層のみで構成されており、ハウジングの外側面(11b)と接合界面との交点(P1)を通り接合界面に接する接線(L1)と、外側面に沿った外側線(11bL)と、の成す角である第1角度(θ1)が鋭角である。
本開示は、スパークプラグの製造方法であって、中心電極を含む絶縁碍子を収容するハウジング(11)を準備し、ハウジングに接合され接地電極となる接地電極素材であって、表面側に配置されている外皮素材(511M)、外皮素材よりも熱伝導率が高い中間素材(512M)、及び中間素材よりも高硬度である芯材素材(513M)を有する接地電極素材(50M)を準備し、接地電極素材のハウジングとの突合せ面を、ハウジングの先端面(110)に沿う第1面(50Ma)と、第1面から外皮素材側に配置される第2面(50Mb)と、を有するように形成し、第2面を、ハウジングの外側面(11b)側において先端面から離隔するように傾斜させ、ハウジングの先端面に対して接地電極素材の突合せ面を当接して抵抗溶接し、ハウジングに接地電極素材を接合して接地電極を形成する。
本開示によれば、接地電極における外皮層の硬度を高めた場合であっても、接地電極とハウジングとの間に発生する剥離を抑制できるスパークプラグを提供することができる。
図1は、本実施形態におけるスパークプラグの部分断面図である。 図2は、本実施形態におけるスパークプラグの接地電極近傍を示す斜視図である。 図3は、本実施形態におけるスパークプラグの接地電極を示す断面図である。 図4は、本実施形態におけるスパークプラグの接地電極を示す断面図である。 図5は、本実施形態におけるスパークプラグの接地電極を示す断面図である。 図6は、本実施形態におけるスパークプラグの製造方法を説明するための図である。 図7は、本実施形態におけるスパークプラグの製造方法を説明するための図である。 図8は、本実施形態におけるスパークプラグの製造方法を説明するための図である。 図9は、本実施形態におけるスパークプラグの製造方法を説明するための図である。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1を参照しながら、実施形態におけるスパークプラグ10の概略構成について説明する。スパークプラグ10は、例えばエンジンヘッドブロックに取り付けられる。スパークプラグ10は、電圧の印加に基づき火花放電を形成することによりエンジンの気筒内の混合気を着火する。スパークプラグ10は、ハウジング11と、絶縁碍子12と、中心電極13と、接地電極14と、を備えている。
ハウジング11は、スパークプラグ10の中心軸であるプラグ中心軸m10を中心に円筒状に形成されている。ハウジング11は、例えば炭素鋼等の金属材料により形成されている。ハウジング11の内部には絶縁碍子12の下端部が挿入されている。ハウジング11の下部の外周面には、ねじ部114が形成されている。ハウジング11のねじ部114を、エンジンヘッドブロックに形成されるねじ穴にねじ込むことにより、スパークプラグ10をエンジンヘッドブロックに締結して固定することが可能である。なお、以下では、プラグ中心軸m10に沿った方向を「プラグ軸方向Da」とも称する。プラグ中心軸m10を中心とする周方向を「プラグ周方向Dc」とも称する。また、接地電極14側を先端側とも称し、反対側を基端側とも称する。
絶縁碍子12は、プラグ中心軸m10を中心に円筒状に形成されている。絶縁碍子12はアルミナ等の絶縁材料により形成されている。絶縁碍子12の外周にはハウジング11が一体的に組み付けられている。絶縁碍子12の内部には軸孔120が形成されている。軸孔120は、プラグ中心軸m10に沿って絶縁碍子12の先端側から基端側まで貫通するように形成されている。軸孔120には、先端側から中心電極13、第1シール体15、抵抗体16、第2シール体17、及び端子金具18が順に挿入されている。中心電極13は、絶縁碍子12の先端部から露出するように絶縁碍子12に挿入されている。
中心電極13は、中心電極母材30と、中心電極チップ40と、を有している。中心電極母材30は、プラグ中心軸m10を中心に円柱状に形成されている。中心電極母材30は、耐熱性に優れるニッケル(Ni)合金等により形成されている。中心電極チップ40は、中心電極母材30の先端に接合されている。中心電極チップ40は、プラグ中心軸m10を中心に円柱状に形成されている。中心電極チップ40は、イリジウム合金等により形成されている。中心電極13の基端側と、端子金具18の先端側と、の間には第1シール体15、抵抗体16、及び第2シール体17が挟み込まれている。
端子金具18は、プラグ中心軸m10を中心に略円柱状に形成されている。端子金具18は、鋼材等により形成されている。端子金具18の基端側には端子部180が設けられている。端子部180は、絶縁碍子12の基端側から外部に露出している。
接地電極14は、接地電極母材50と、接地電極チップ60と、を有している。接地電極母材50は、ニッケル合金等により形成されている。接地電極母材50は、ハウジング11の先端面110に接合されている。接地電極母材50は、ハウジング11の先端面110から中心電極チップ40に対向する位置まで延びるように形成されている。接地電極チップ60は、接地電極母材50の先端部に接合されている。接地電極チップ60は、イリジウム合金や白金合金等の貴金属合金により形成されている。接地電極チップ60は、中心電極チップ40に対向するように配置されている。中心電極チップ40と接地電極チップ60との間に形成される隙間を火花ギャップ19と称する。
スパークプラグ10では、高電圧を印加することが可能な外部回路が端子金具18の端子部180に接続される。外部回路により端子部180に高電圧が印加されると、中心電極13の中心電極チップ40と接地電極14の接地電極チップ60との間に火花放電が形成される。この火花放電によりエンジンの気筒内の混合気が着火して火炎が形成されることにより混合気が燃焼する。
続いて、ハウジング11及び接地電極14のそれぞれの構造について詳しく説明する。図2に示されるように、接地電極母材50は、基端部51と、先端部52と、を有している。基端部51は、ハウジング11の先端面110に接合されている。基端部51は、ハウジング11の先端面110からプラグ軸方向Daに延びるように形成されている。先端部52は、基端部51の先端部から中心電極13の中心電極チップ40に対向する位置まで延びるように形成されている。接地電極母材50は、基端部51及び先端部52により構成されることで、全体として略L字状に形成されている。本実施形態では、ハウジング11の先端面110に繋がる面であって、プラグ中心軸m10側の側面を内側面11aとし、内側面11aとは反対側である外側の側面を外側面11bとする。
図3に示されるように、接地電極母材50の基端部51は、外皮層511と、中間層512と、芯材層513とを有している。
外皮層511は、基端部51の中央側から見て最も外側に配置されている層である。外皮層511は、内側面11a側にも外側面11b側にも形成されている。外皮層511は、例えば、ニッケル(Ni)を主成分とするNi基耐熱合金によって構成される。本明細書において「主成分」とは、含有量が最も多い材料成分を意味している。なお、外皮層511を構成する合金には、アルミニウム(Al)が、所定の割合で含有されていることが望ましい。
中間層512は、外皮層511の内側に配置されている層である。中間層512は、外皮層511よりも熱伝導率が高い金属材料によって構成される。また、中間層512は、芯材層513を構成する金属材料よりも熱伝導率が高い金属材料によって構成されることが望ましい。中間層512は、例えば、純CuやCu合金によって構成される。
芯材層513は、外皮層511及び/又は中間層512の内側に配置されている層である。芯材層513は、中間層512よりも硬度が高い金属材料によって構成される。芯材層513は、例えば、純NiやNi合金によって構成される。
図3に示される例では、ハウジング11に対する基端部51の接合界面51aは、芯材層513のみで構成されている。
ハウジング11の外側面11bと接合界面51aとの交点P1を通り接合界面51aに接する接線L1と、外側面11bに沿った外側線11bLと、の成す角である第1角度θ1が鋭角である。ハウジング11の内側面11aと接合界面51aとの交点P2を通り接合界面51aに接する接線L2と、内側面11aに沿った内側線11aLと、の成す角である第2角度θ2が鋭角である。図3に示される例では、第1角度θ1及び第2角度θ2の双方が鋭角の例を示しているが、いずれか一方のみが鋭角でもよい。
本実施形態に係るスパークプラグ10は、中心電極13を収容する絶縁碍子12と、絶縁碍子12を収容するハウジング11と、中心電極13に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部52、及び中心電極13に沿って延び、ハウジング11に接合されている基端部51を有する接地電極14と、を備える。基端部51は、表面側に配置されている外皮層511と、外皮層511よりも熱伝導率が高い中間層512と、中間層512よりも高硬度である芯材層513と、を有する。スパークプラグの中心軸であるプラグ中心軸m10と、基端部51と、を含む断面において、ハウジング11に対する基端部51の接合界面51aが芯材層513のみで構成されている。
ハウジング11の外側面11bと接合界面51aとの交点P1を通り接合界面51aに接する接線L1と、外側面11bに沿った外側線11bLと、の成す角である第1角度θ1が鋭角である。例えば、ハウジング11の外側面11b側から内側面11a側に曲げるような外力が基端部51に加えられると、第1角度θ1が鋭角であるので、外側面11b側の接合界面51aには引張方向の応力が発生する。引張方向の応力とは、ハウジング11から基端部51を接合界面51aに交わる方向に沿った応力である。従って、例えば第1角度θ1が鈍角である場合に発生するせん断方向の応力に比較して、ハウジング11と基端部51との接合耐力が高い方向に応力が発生することになり、剥離の発生が抑制される。
本実施形態に係るスパークプラグ10では、ハウジングの内側面11aと接合界面51aとの交点P2を通り接合界面51aに接する接線L2と、内側面11aに沿った内側線11aLと、の成す角である第2角度θ2が鋭角である。例えば、ハウジング11の内側面11a側から外側面11b側に曲げるような外力が基端部51に加えられると、第2角度θ2が鋭角であるので、内側面11a側の接合界面51aには引張方向の応力が発生する。引張方向の応力とは、ハウジング11から基端部51を接合界面51aに交わる方向に沿った応力である。従って、例えば第2角度θ2が鈍角である場合に発生するせん断方向の応力に比較して、ハウジング11と基端部51との接合耐力が高い方向に応力が発生することになり、剥離の発生が抑制される。
図3に示されるように第1角度θ1及び第2角度θ2が共に鋭角であると、上記した第1角度θ1が鋭角である場合の効果と、第2角度θ2が鋭角である場合の効果との双方の効果を奏する。
図4に示される例では、ハウジング11に対する基端部51の接合界面51aの一部は、芯材層513及び外皮層511で構成されている。より具体的には、ハウジング11の外側面11b側において、接合界面51aが芯材層513及び外皮層511で構成されている。
図4に示される例でも、図3に示される例と同様に、基端部51は、表面側に配置されている外皮層511と、外皮層511よりも熱伝導率が高い中間層512と、中間層512よりも高硬度である芯材層513と、を有する。図4に示される例では、スパークプラグの中心軸であるプラグ中心軸m10と、基端部51と、を含む断面において、ハウジング11に対する基端部51の接合界面51aが芯材層513及び外皮層511で構成されいる。、
図4に示される例では、ハウジング11の外側面11bと接合界面51aとの交点P3を通り接合界面51aに接する接線L3と、外側面11bに沿った外側線11bLと、の成す角である第3角度θ3が鋭角である。例えば、ハウジング11の外側面11b側から内側面11a側に曲げるような外力が基端部51に加えられると、第3角度θ3が鋭角であるので、外側面11b側の接合界面51aには引張方向の応力が発生する。引張方向の応力とは、ハウジング11から基端部51を接合界面51aに交わる方向に沿った応力である。従って、例えば第3角度θ3が鈍角である場合に発生するせん断方向の応力に比較して、ハウジング11と基端部51との接合耐力が高い方向に応力が発生することになり、剥離の発生が抑制される。
図5に示される例でも、ハウジング11に対する基端部51の接合界面51aは、芯材層513及び外皮層511で構成されている。より具体的には、ハウジング11の外側面11b側及び内側面11a側の双方において、接合界面51aが芯材層513及び外皮層511で構成されている。
図5に示される例では、第3角度θ3に加えて第4角度θ4も鋭角となっている。第3角度θ3については、図4を参照しながら説明したのと同様である。図5に示される例では、ハウジング11の内側面11aと接合界面51aとの交点P4を通り接合界面51aに接する接線L4と、内側面11aに沿った内側線11aLと、の成す角である第4角度θ4が鋭角である。
例えば、ハウジング11の外側面11b側から内側面11a側に曲げるような外力が基端部51に加えられた場合の効果は、図4を参照しながら説明した効果と同様である。一方、ハウジング11の内側面11a側から外側面11b側に曲げるような外力が基端部51に加えられると、第4角度θ4が鋭角であるので、内側面11a側の接合界面51aには引張方向の応力が発生する。引張方向の応力とは、ハウジング11から基端部51を接合界面51aに交わる方向に沿った応力である。従って、例えば第4角度θ4が鈍角である場合に発生するせん断方向の応力に比較して、ハウジング11と基端部51との接合耐力が高い方向に応力が発生することになり、剥離の発生が抑制される。図5に示される例では、第3角度θ3及び第4角度θ4の双方が鋭角の例を示しているが、いずれか一方のみが鋭角でもよい。
図6,7,8を参照しながら、スパークプラグ10の製造方法について説明する。図6に示されるように、押圧台J1と、ストッパーJ2と、上電極E1と、下電極E2と、を準備する。押圧台J1にハウジング11を乗せる。押圧台J1は、ハウジング11を保持し図中矢印方向に加圧できるように構成されている。加工した後に接地電極母材50となる、接地電極素材50Mを準備し、上電極E1と下電極E2との間で保持する。接地電極素材50Mの一端をハウジング11に当接させ、他端側はストッパーJ2で保持する。このように配置した後、上電極E1及び下電極E2に通電して抵抗溶接を行う。
抵抗溶接を行う間の接地電極素材50Mとハウジング11との接合状態について、図7を参照しながら説明する。図7は、図6のVII部分を拡大し、時計回りに90°回転させた図である。
図7(A)に示されるように、接地電極素材50Mは、外皮素材511Mと、中間素材512Mと、芯材素材513Mとを有している。外皮素材511Mは、加工後に外皮層511となる部分であり、外皮層511と同一材料で構成されている。中間素材512Mは、加工後に中間層512となる部分であり、中間層512と同一材料で構成されている。外皮素材511M、中間素材512M、及び芯材素材513Mは、ハウジング11に当接するように一様に構成されている。
外皮素材511Mは、ハウジング11の先端面110から離隔するように傾斜している。一方、中間素材512M及び芯材素材513Mは、ハウジング11の先端面110に当接している。接地電極素材50Mのハウジング11との突合せ面は、ハウジング11の先端面110に沿う第1面50Maと、第1面50Maから外皮素材511M側に配置される第2面50Mbと、を有する。
図7(B)及び図7(C)に示されるように、中間素材512M及び芯材素材513Mを通して通電されるので、ハウジング11の厚み方向中央部付近に緩やかな凹面を形成するようにして接合が進行する。
図7(D)に示されるように、更に接合が進行すると、芯材素材513Mが両外に押し出されるように変形する。芯材素材513Mの変形によって中間素材512Mが吐き出され、外皮素材511Mも外側に押し広げられる。図7(D)の破線で切除すると、図7(E)に示されるように、ハウジング11に接合された接地電極母材50が形成される。
図8は、図7(D)に相当する段階で、上電極E1及び下電極E2と、接地電極素材50Mとの接触状態を示している。図8に示されるように、下電極E2の角部とハウジング11との間で矩形状に溶け出し部が形成される。図9に示される下電極E2Aのように、ハウジング11から離隔する方向に傾斜させることで、溶け出し部をハウジング11から離隔する方向に向けることができる。
上記説明したように、スパークプラグ10の製造方法は、中心電極13を含む絶縁碍子12を収容するハウジング11を準備する。続いて、ハウジング11に接合され接地電極14となる接地電極素材であって、表面側に配置されている外皮素材511M、外皮素材511Mよりも熱伝導率が高い中間素材512M、及び中間素材512Mよりも高硬度である芯材素材513Mを有する接地電極素材50Mを準備する。続いて、接地電極素材50Mのハウジング11との突合せ面を、ハウジングの先端面110に沿う第1面50Maと、第1面50Maから外皮素材511M側に配置される第2面50Mbと、を有するように形成し、第2面50Mbを、ハウジング11の外側面11b側において先端面110から離隔するように傾斜させる。続いて、ハウジング11の先端面110に対して接地電極素材50Mの突合せ面を当接して抵抗溶接し、ハウジング11に接地電極素材50Mを接合して接地電極14を形成する。
本実施形態におけるスパークプラグ10の製造方法では、接地電極素材50Mに形成される第2面50Mbを、ハウジング11の外側面11b側において先端面110から離隔するように傾斜させているので、図3を参照しながら説明した第1角度θ1が鋭角である接合状態や、図4,5を参照しながら説明した第3角度θ3が鋭角である接合状態を実現することができる。
本実施形態におけるスパークプラグ10の製造方法では、第2面50Mbを、ハウジング11の内側面11a側において先端面110から離隔するように傾斜させる。このように第2面50Mbを傾斜させることで、図3を参照しながら説明した第2角度θ2が鋭角である接合状態や、図5を参照しながら説明した第4角度θ4が鋭角である接合状態を実現することができる。
尚、第2面50Mbの傾斜は、ハウジング11の内側面11a側のみに設けてもよく、ハウジング11の外側面11b側のみに設けてもよい。
以上、具体例を参照しつつ本実施形態について説明した。しかし、本開示はこれらの具体例に限定されるものではない。これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素およびその配置、条件、形状などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
11:ハウジング
11a:内側面
11b:外側面
12:絶縁碍子
13:中心電極
14:接地電極
51:基端部
51a:接合界面
511:外皮層
512:中間層
513:芯材層
52:先端部

Claims (9)

  1. スパークプラグであって、
    中心電極(13)を収容する絶縁碍子(12)と、
    前記絶縁碍子を収容するハウジング(11)と、
    前記中心電極に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部(52)、及び前記中心電極に沿って延び、前記ハウジングに接合されている基端部(51)を有する接地電極(14)と、を備え、
    前記基端部は、
    表面側に配置されている外皮層(511)と、
    前記外皮層よりも熱伝導率が高い中間層(512)と、
    前記中間層よりも高硬度である芯材層(513)と、
    を有し、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面(51a)が前記芯材層のみで構成されており、
    前記ハウジングの外側面(11b)と前記接合界面との交点(P1)を通り前記接合界面に接する接線(L1)と、前記外側面に沿った外側線(11bL)と、の成す角である第1角度(θ1)が鋭角である、スパークプラグ。
  2. スパークプラグであって、
    中心電極(13)を収容する絶縁碍子(12)と、
    前記絶縁碍子を収容するハウジング(11)と、
    前記中心電極に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部(52)、及び前記中心電極に沿って延び、前記ハウジングに接合されている基端部(51)を有する接地電極(14)と、を備え、
    前記基端部は、
    表面側に配置されている外皮層(511)と、
    前記外皮層よりも熱伝導率が高い中間層(512)と、
    前記中間層よりも高硬度である芯材層(513)と、
    を有し、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面(51a)が前記芯材層のみで構成されており、
    前記ハウジングの内側面(11a)と前記接合界面との交点(P2)を通り前記接合界面に接する接線(L2)と、前記内側面に沿った内側線(11aL)と、の成す角である第2角度(θ2)が鋭角である、スパークプラグ。
  3. 請求項1に記載のスパークプラグであって、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面が前記芯材層のみで構成されており、
    前記ハウジングの内側面と前記接合界面との交点を通り前記接合界面に接する接線と、前記内側面に沿った内側線と、の成す角である第2角度が鋭角である、スパークプラグ。
  4. スパークプラグであって、
    中心電極(13)を収容する絶縁碍子(12)と、
    前記絶縁碍子を収容するハウジング(11)と、
    前記中心電極に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部(52)、及び前記中心電極に沿って延び、前記ハウジングに接合されている基端部(51)を有する接地電極(14)と、を備え、
    前記基端部は、
    表面側に配置されている外皮層(511)と、
    前記外皮層よりも熱伝導率が高い中間層(512)と、
    前記中間層よりも高硬度である芯材層(513)と、
    を有し、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面(51a)が前記芯材層及び前記外皮層で構成されており、
    前記ハウジングの外側面(11b)と前記接合界面との交点(P3)を通り前記接合界面に接する接線(L3)と、前記外側面に沿った外側線(11bL)と、の成す角であって、ハウジング11の内側に形成される第3角度(θ3)が鋭角である、スパークプラグ。
  5. スパークプラグであって、
    中心電極(13)を収容する絶縁碍子(12)と、
    前記絶縁碍子を収容するハウジング(11)と、
    前記中心電極に対して所定の間隙が形成されるように配置される先端部(52)、及び前記中心電極に沿って延び、前記ハウジングに接合されている基端部(51)を有する接地電極(14)と、を備え、
    前記基端部は、
    表面側に配置されている外皮層(511)と、
    前記外皮層よりも熱伝導率が高い中間層(512)と、
    前記中間層よりも高硬度である芯材層(513)と、
    を有し、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面(51a)が前記芯材層及び前記外皮層で構成されており、
    前記ハウジングの内側面(11a)と前記接合界面との交点(P4)を通り前記接合界面に接する接線(L4)と、前記内側面に沿った内側線(11aL)と、の成す角であって、ハウジング11の内側に形成される第4角度(θ4)が鋭角である、スパークプラグ。
  6. 請求項4に記載のスパークプラグであって、
    前記スパークプラグの中心軸と、前記基端部と、を含む断面において、
    前記ハウジングに対する前記基端部の接合界面が前記芯材層及び前記外皮層で構成されており、
    前記ハウジングの内側面と前記接合界面との交点を通り前記接合界面に接する接線と、前記内側面に沿った内側線と、の成す角であって、ハウジング11の内側に形成される第4角度が鋭角である、スパークプラグ。
  7. スパークプラグの製造方法であって、
    中心電極を含む絶縁碍子を収容するハウジング(11)を準備し、
    前記ハウジングに接合され接地電極となる接地電極素材であって、表面側に配置されている外皮素材(511M)、前記外皮素材よりも熱伝導率が高い中間素材(512M)、及び前記中間素材よりも高硬度である芯材素材(513M)を有する接地電極素材(50M)を準備し、
    前記接地電極素材の前記ハウジングとの突合せ面を、前記ハウジングの先端面(110)に沿う第1面(50Ma)と、前記第1面から前記外皮素材側に配置される第2面(50Mb)と、を有するように形成し、
    前記第2面を、前記ハウジングの外側面(11b)側において前記先端面から離隔するように傾斜させ、
    前記ハウジングの先端面に対して前記接地電極素材の突合せ面を当接して抵抗溶接し、前記ハウジングに前記接地電極素材を接合して前記接地電極を形成する、スパークプラグの製造方法。
  8. スパークプラグの製造方法であって、
    中心電極を含む絶縁碍子を収容するハウジング(11)を準備し、
    前記ハウジングに接合され接地電極となる接地電極素材であって、表面側に配置されている外皮素材(511M)、前記外皮素材よりも熱伝導率が高い中間素材(512M)、及び前記中間素材よりも高硬度である芯材素材(513M)を有する接地電極素材(50M)を準備し、
    前記接地電極素材の前記ハウジングとの突合せ面を、前記ハウジングの先端面(110)に沿う第1面(50Ma)と、前記第1面から前記外皮素材側に配置される第2面(50Mb)と、有するように形成し、
    前記第2面を、前記ハウジングの内側面(11a)側において前記先端面から離隔するように傾斜させ、
    前記ハウジングの先端面に対して前記接地電極の突合せ面を当接して抵抗溶接し、前記ハウジングに前記接地電極素材を接合して前記接地電極を形成する、スパークプラグの製造方法。
  9. 請求項7に記載のスパークプラグの製造方法であって、
    前記第2面を、前記ハウジングの内側面側において前記先端面から離隔するように傾斜させる、スパークプラグの製造方法。
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