以下、図面を用いて本発明の実施形態に係るシールドコネクタについて詳細に説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るシールドコネクタを示す斜視図である。図2はシールドコネクタの雌コネクタの分解斜視図である。図3はシールドコネクタの雄コネクタの分解斜視図である。図4はシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。
図1に示すように、シールドコネクタ1は、電磁的なシールド構造を有した高速信号伝送用の高速伝送コネクタであり、雌コネクタ(一方のコネクタ)10と、この雌コネクタ10に嵌合される雄コネクタ(他方のコネクタ)20と、を備えている。図4に示すように、雌コネクタ10には、STP(Shielded Twisted Pair)電線であるシールド電線17の端末17a側が接続される。また、雄コネクタ20は、筐体2内に収容された配線基板40の端部41に固定される。これらシールドコネクタ1と配線基板40と筐体2及び筐体2内に収容される図示しない通信機器とで通信システム装置Aが構成される。
図2に示すように、雌コネクタ10は、アウタハウジング(一方のハウジング)11と、シールド端子(アウタ端子)12と、インナハウジング13と、雌型のインナ端子14と、整合部品15と、インナ及びアウタスリーブ16A,16Bと、を備えている。
図1、図2に示すように、アウタハウジング11は、合成樹脂により箱形に形成され、アウタ端子としてのシールド端子(端子)12が収容される端子収容部11aを有している。また、アウタハウジング11の上面11b側には、雄コネクタ20と嵌合した際に嵌合状態を維持するためのロックアーム11cが設けられている。このロックアーム11cには、凸形状の係止部11dが設けられている。
図2に示すように、アウタ端子であるシールド端子12は、板金材を用いた板金加工により形成されている。そして、シールド端子12は、インナハウジング13と整合部品15を収容するシールド接続部としての筒状のハウジング収容部12aを有している。さらに、シールド端子12は、シールド電線17のシース17Bの一部が切除されて露出した編組19を加締めて接続する一対の編組圧着片12b,12bと、シールド電線17のシース17Bを加締めて接続する一対のシース圧着片12c,12cと、を有している。なお、図4に示すように、シールド端子12の編組圧着片12bは、シース17Bから露出した編組19の外周に加締められた金属製のインナスリーブ16Aを加締める。さらに、シールド端子12の編組圧着片12bは、インナスリーブ16Aの外周を覆う折り返し部19aで折り返された編組19Aも加締めて接続する。つまり、インナスリーブ16Aの外周には、折り返し部19aで折り返された編組19Aを介して編組圧着片12bが加締められている。そして、折り返し部19aで折り返された編組19Aは、編組圧着片12bとインナスリーブ16Aとにより挟持され、かつ、金属製で六角筒状のアウタスリーブ16Bで保持されることで、シールド端子12と編組19は、電気的に接続されている。なお、図2に示しているシールド端子12では、一対の編組圧着片12b,12bと一対のシース圧着片12c,12cは、加締められた形状が示されている。また、図4に示すように、シールド端子12がアウタハウジング11の端子収容部11aに収容されると、ロックアーム11eがシールド端子12の突起部12dに係止されて、その収容状態が保持される。
図2、図4に示すように、インナハウジング13は、合成樹脂により楕円柱状に形成されていて、その両側にシールド電線17の端末17aに接続した雌型のインナ端子14が挿入される左右一対の端子収容室13a,13aを有している。この各端子収容室13a内に収容された雌型のインナ端子14は、図示しない係止手段により保持されている。また、インナハウジング13の上面13bと下面13cの後側の中央には、後述する樹脂製の整合部品15の上下一対の係合突起15b,15bが圧入する係合溝(係合凹部)13dがそれぞれ形成されている。
雌型のインナ端子14は、前側に雄コネクタ20の雄型のインナ端子28が接続される接触部14aと、後側にシールド電線17の内部電線18の絶縁被覆18bより露出した芯線18aが接続される一対の芯線圧着片14b,14bと、を有している。なお、図2に示している雌型のインナ端子14では、一対の芯線圧着片14b,14bは、加締められた形状が示されている。
図2、図4に示すように、整合部品15は、インピーダンス調整用の誘電体であり、インナハウジング13とインナスリーブ16Aとの間に介装されて、インピーダンス不整合を抑制してシールドコネクタ1の雌コネクタ20の伝送性能を向上させるものである。また、このインピーダンス調整用の整合部品15は、インナ端子14に圧着接続された2本の内部電線18,18の撚りが解かれた部分が挿通する一対の挿通孔15a,15aを有した樹脂製の筒状に形成されている。さらに、整合部品15は、上下中央の前方にインナハウジング13の上下の係合溝13d,13dに圧入する係合突起(係合部)15bがそれぞれ突設されている。これら係合溝13dと係合突起15bは、インナハウジング13と整合部品15を一体化させる係合手段を構成している。なお、誘電体である整合部品15の代わりに導電体である金属性の部材を用いても良い。
図2、図4に示すように、インナスリーブ16Aは、金属製で加締められる前の形状がC字板状に形成されており、シールド電線17のシース17Bの一部が切除されて露出した編組19の外周に取り付けられている。そして、図4に示すように、シールド端子12の編組圧着片12bをシールド電線17の折り返された編組19Aに加締めた際に、該編組19Aは、編組圧着片12b内の前側からシース圧着片12cの前端縁に隣接する位置に配置されている。つまり、編組19は、円筒状に加締められたインナスリーブ16Aの前端部16aで折り返し部19aにより折り返され、この折り返し部19aで折り返された編組19Aは円筒状のインナスリーブ16Aの外周を覆っている。さらに、シールド端子12の編組圧着片12b及びシース圧着片12cは、六角筒状のアウタスリーブ16Bで覆われて保持されている。なお、シールド端子12の編組圧着片12bでシールド電線17の編組19が加締められた箇所からノイズが発生し、配線基板40が収容された筐体2内に側壁3に設けられた開口部4を経て侵入する。
図4に示すように、シールド電線17は、撚られている2本の内部電線18,18と、シールド箔17Aを介して2本の内部電線18,18を覆う金属製の編組19と、この編組19を覆う樹脂製の外部被覆であるシース17Bと、を備えている。図1、図2に示すように、各内部電線18は、金属製の芯線18aと、この芯線18aを覆う樹脂製の絶縁被覆18bと、を有している。そして、シールド電線17の端末17a側に露出した2本の内部電線18,18は、整合部品15で撚りが解かれていて、その各絶縁被覆18bより露出した芯線18aに雌型のインナ端子14の一対の芯線圧着片14b,14bが加締めにより圧着接続されている。
図3に示すように、雄コネクタ20は、アウタハウジング(他方のハウジング)21と、金属製のシールド体23と、インナハウジング27と、雄型のインナ端子28と、蓋体29と、シールド体23を覆う金属製で四角筒状のシールドシェル30と、を備えている。
図3、図4に示すように、アウタハウジング21は、合成樹脂により直方体状に形成されていて、前側が雌型のアウタハウジング11が収容されて嵌合される四角筒状のフード部22になっている。このフード部22の天井内面には、被係止部22aが形成されている。そして、図4に示すように、雌コネクタ10と雄コネクタ20とが嵌合されると、雌コネクタ10のロックアーム11cの係止部11dと雄コネクタ20のフード部22の被係止部22aとが係止されて、その嵌合状態が保持される。また、アウタハウジング21の後部の下側には、後述するシールド体23の相手側端子収容部25が収容される楕円形状の挿入孔21aが形成されている。
図1、図3、図4に示すように、金属製のシールド体23は、導電性のシールド部材により直方体状に形成された電磁遮蔽体であり、前側から後の下側にかけてインナハウジング27が収容されるハウジング収容部24を有している。また、シールド体23の前面の中央から下側には、雌コネクタ10のシールド端子12が収容される楕円筒状の相手側端子収容部25がハウジング収容部24に連通するように突設されている。さらに、シールド体23の底面の中央から後側の四隅には、接地用で円柱状の脚部26がそれぞれ突設されている。そして、雄コネクタ20を配線基板40に実装する際に、シールド体23の接地用の脚部26が配線基板40のグランド用のスルーホールとしてのグランド回路孔42に挿入されて半田付けにて接続される。なお、相手側端子収容部25は、シールド体23に一体成形でも別体成形でも良い。
図3、図4に示すように、インナハウジング27は、合成樹脂により前側が楕円柱状になっていると共に後側が矩形体状になっていて全体でL字状に形成され、その両側に雌型のインナ端子28が挿入される左右一対の端子収容室27a,27aを有している。
図3に示すように、雄型のインナ端子28は、導電性の棒状部材によりL字状に形成されている。そして、雄型のインナ端子28の先端部28aが雌型のインナ端子14の接触部14aに接続されると共に、基端部28bが配線基板40に接続される。つまり、雄コネクタ20を配線基板40に実装する際に、雄コネクタ20の雄型のインナ端子28の基端部28bが配線基板40の通信用のスルーホールとしての通信回路孔43に挿入されて半田付けにて接続される。この実装状態において、図4に示すように、シールド体23のハウジング収容部24の後側の開口は、合成樹脂製の蓋体29により閉塞されている。
図1、図3、図4に示すように、シールドシェル30は、導電性の板材により、上下片部31,32と両側片部33,33とで四角筒状に形成されている。図1、図4に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33は、シールド体23の中央から前側の一部を覆う大きさに形成されている。つまり、シールド体23の外周面23aの中央から前端までは、四角筒状のシールドシェル30の板厚の分低くなった段差周面23bになっていて、この段差周面23bに四角筒状のシールドシェル30が装着される。このシールドシェル30の外装状態でシールド体23の中央から後端の外周面23aとシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33はそれぞれ面一になる。
また、図3に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上片部31と下片部32は、筐体2の側壁3の内壁面(壁面)3bにアース接地されるアース片34を有している。この各アース片34は、中央から前側が筐体2の側壁3の内壁面3b側に傾斜して複数に分割形成(この実施形態ではスリットを入れて3分割)され、先端部に凸状の接点部34aを有すると共に弾性を有したバネ片である。この弾性を有する各アース片34により、その凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bに押圧付勢されて接触する。
さらに、図4に示すように、雌コネクタ10のシールド端子12とシールド体23の相手側端子収容部25の接点Tから側壁3の内壁面3bに接触するシールドシェル30の各アース片34の接点部34aまでのノイズが流れる導電経路の距離をL1、L2とする。そして、シールド端子12と相手側端子収容部25の接点Tからシールド体23の脚部26と配線基板40の接触部分に至るまでのノイズが流れる導電経路の距離をL3とすると、L1、L2がL3より短くなる(L1<L3、L2<L3)ように設定されている。
図4に示すように、雄型のコネクタ20が実装される配線基板40は、プリント配線基板であり、高速信号を差動伝送する多層構造である。すなわち、配線基板40は、例えば、上下層の樹脂製のレジストとの間に銅製で複数層のグランド回路板を樹脂製の各絶縁性基板(いずれも図示省略)を挟んで積層形成されている。
また、配線基板40には、端部41側にグランド用のスルーホールとしてのグランド回路孔42が4箇所形成されている。この4箇所のグランド回路孔42の下端側には、電磁シールド回路用の配線パターン(図示省略)が配線基板40の他端側に延びるように形成されている。そして、グランド用のスルーホールとしてのグランド回路孔42には、雄コネクタ20のシールド体23の脚部26が挿入されて半田付けにて接続される。
さらに、配線基板40には、端部41側に通信用のスルーホールとしての通信回路孔43が2箇所形成されている。この2箇所の通信回路孔43の下端側には、通信回路用の配線パターン(図示省略)が配線基板40の他端側に延びるように形成されている。この配線パターンは、差動配線として用いられるものであり、銅箔をトレースしてなる。そして、通信用のスルーホールとしての通信回路孔43には、雄コネクタ20の雄型のインナ端子28の基端部28bが挿入されて半田付けにて接続される。
なお、筐体2は、側壁3と底壁5とで箱形に形成された金属製のケースであり、内部に配線基板40及び配線基板40に実装された雄コネクタ10の他に、高速信号伝送用の電子機器(図示省略)等が収容される。また、筐体2の側壁3には、四角筒状のシールドシェル30を受容する矩形の開口部4が形成されている。この開口部4の内縁面4aと四角筒状のシールドシェル30との間の隙間Sは小寸法(例えば、1mm~5mm)に設定されている。さらに、嵌合された雌雄両コネクタ10,20の信号の通信回路は、差動伝送方式を採用している。そして、通信回路は、ツイスト内部電線18、雌型のインナ端子14、雄型のインナ端子28、配線基板40の配線パターンのように接続される。また、シールド回路は、編組19、シールド端子12、相手側端子収容部25及びシールド体23、配線基板40の図示しないグランド回路板のように接続される。さらに、配線基板40は、筐体2の側壁3に図示しないL字形のブラケット等を介して取り付けられている。
以上第1実施形態のシールドコネクタ1によれば、図4に示すように、配線基板40上に実装された雄コネクタ20を筐体2内に組み付けると、シールドシェル30の上片部31と下片部32にそれぞれ形成された各アース片34が側壁3の内壁面3bに接触する。この各アース片34は、上片部31と下片部32にそれぞれ複数分割形成され、かつ、筐体2の側壁3の内壁面3b側に傾斜して弾性を有するように形成されているため、各アース片34の凸状の接点部34aが側壁3の内壁面3bに押圧付勢されて確実に接触する。つまり、上下のアース片34の弾性力による確実な接地により、経時的に安定した良好な接地接続が可能となる。
そして、雄コネクタ20に雌コネクタ10を嵌合すると、雌コネクタ20のアウタハウジング11の端子収容部11aとシールド端子12のハウジング収容部12aの間に雄コネクタ10のシールド体23の相手側端子収容部25が挿入されて嵌め込まれる。この嵌合により、シールド端子12のハウジング収容部12aの外面と楕円筒状の相手側端子収容部25の内面が図4で示す接点Tで接触する。この接点Tから上下のアース片34の接点部34aまでのノイズが流れる導電経路の距離をL1、L2とし、接点Tからシールド体23の脚部26と配線基板40の接触部分までのノイズが流れる導電経路の距離をL3とすると、L1、L2がL3より短くなっている。上記L1、L2がL3より短くなることで、L1間の導電経路とL2間の導電経路の各抵抗値をL3間の導電経路の抵抗値よりも小さくすることができる。これにより、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入を十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。
さらに、図4に示すように、四角筒状のシールドシェル30と筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aとの間の隙間Sを小寸法(例えば、1mm~5mm)に設定したことにより、筐体2内へのノイズの侵入を抑制することができる。
図5は本発明の第2実施形態に係るシールドコネクタを示す斜視図である。図6Aはシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。図6Bはシールドコネクタが配線基板に実装された状態の変形例の断面図である。図7はシールドコネクタが配線基板に実装された状態を正面側から見た断面図である。図8は配線基板を筐体の底壁に固定する場合に用いる角柱の斜視図である。図9はシールドコネクタに用いられるシールドシェルの斜視図である。
この第2実施形態のシールドコネクタ1は、アース片34をシールドシェル30の上片部31にのみ設け、かつ、配線基板40を金属製の角柱7を介して筐体2の底壁5に固定した点が、前記第1実施形態のものとは異なる。なお、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この第2実施形態のシールドコネクタ1では、シールドシェル30の上片部31にのみアース片34が形成されている。また、シールドコネクタ1を実装する配線基板40は、ネジ8(締結部材)を介して金属製の角柱7に固定され、さらに、角柱7はネジ9(締結部材)を介して筐体2の底壁5に固定されている。これにより、シールドシェル30の下片部32にアース片34がなくても、角柱7がアースの機能を有するため、前記第1実施形態と同様に、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入を十分に抑制することができる。よって、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができ、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。また、筐体2やコネクタの構造的な制約で、下片部32にアース片34が設けられない場合であっても、ノイズを抑制できる。
また、図6Bに示す配線基板40の取付の変形例では、配線基板40の端部41の端面41aが筐体2の側壁3の内壁面3bに図示しないL字形のブラケット等を介して接触した状態で取り付けられている。これにより、シールドシェル30の下片部32にアース片34がなくても、端部41の端面41aがアースとして機能し、前記第1実施形態と同様に、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入を十分に抑制することができる。また、アース片34や角柱7の追加なしで、ノイズを抑制できる。よって、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができ、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。
図10A~図10Gは、前記第1実施形態及び第2実施形態のシールドコネクタ1に用いられるシールドシェル30の変形例をそれぞれ示す斜視図である。以下、各変形例について説明する。
図10Aに示す四角筒状のシールドシェル30は、シールド体23の外周面23aの中央から前端に形成された段差周面23bを覆う大きさに形成されている。そして、下片部32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34が設けられている。これにより、シールド体23の段差周面23bに外装されたシールドシェル30の下片部32のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bに押圧付勢されて接触する。
図10Bに示す四角筒状のシールドシェル30は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさで、かつ、アウタハウジング21に外装されるとシールド体23の外周面23aと面一になる大きさに形成されている。そして、上下片部31,32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34がそれぞれ設けられている。このシールドシェル30をアウタハウジング21に外装すると、シールドシェル30の後端部がシールド体23の前面に当接する。また、シールド体23は、段差周面23bを有していない。これにより、アウタハウジング21に外装されたシールドシェル30の上下のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bにそれぞれ押圧付勢されて接触する。
図10Cに示す四角筒状のシールドシェル30は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさで、かつ、アウタハウジング21に外装されるとシールド体23の外周面23aと面一になる大きさに形成されている。そして、上片部31には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34が設けられている。このシールドシェル30をアウタハウジング21に外装すると、シールドシェル30の後端部がシールド体23の前面に当接する。また、シールド体23は、段差周面23bを有していない。これにより、アウタハウジング21に外装されたシールドシェル30の上のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bに押圧付勢されて接触する。
図10Dに示す四角筒状のシールドシェル30は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさで、かつ、アウタハウジング21に外装されるとシールド体23の外周面23aと面一になる大きさに形成されている。そして、下片部32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34が設けられている。このシールドシェル30をアウタハウジング21に外装すると、シールドシェル30の後端部がシールド体23の前面に当接する。また、シールド体23は、段差周面23bを有していない。これにより、アウタハウジング21に外装されたシールドシェル30の下のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bに押圧付勢されて接触する。
図10Eに示す四角筒状のシールドシェル30は、上片部31及び両側片部33,33がアウタハウジング21及びシールド体23の外周面23aを覆う大きさに形成され、かつ、下片部32がアウタハウジング21を覆う大きさに形成されている。つまり、上片部31及び両側片部33,33には、シールド体23の後側までを覆う延長片35がそれぞれ形成されている。この各延長片35には、シールド体23の上面に形成された図示しない係合凹部に係合する係合凸部35aが複数形成されている。そして、上下片部31,32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34がそれぞれ設けられている。これにより、アウタハウジング21及びシールド体23に外装されたシールドシェル30の上下のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bにそれぞれ押圧付勢されて接触する。また、延長片35で付勢されて接触することで、低抵抗接触が得られる。なお、シールド体23が係合凹部を有さず、また、延長片35が係合凸部35aを有さず、シールド体23の外周面23aに当接していても良い。さらに、シールド体23が係合凹部を有さず、係合凸部35aが凸状の接点部として接触するようにしても良い。その場合、シェル等の酸化(硫化)膜を応力集中にて破壊することで、安定した接触抵抗を得ることができる。
図10Fに示す四角筒状のシールドシェル30は、上片部31がアウタハウジング21及びシールド体23の外周面23aを覆う大きさに形成され、かつ、下片部32及び両側片部33,33がアウタハウジング21を覆う大きさに形成されている。つまり、上片部31には、シールド体23の後側までを覆う延長片35が形成されている。この延長片35には、シールド体23の上面に形成された図示しない係合凹部に係合する係合凸部35aが複数形成されている。そして、上下片部31,32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34がそれぞれ設けられている。これにより、アウタハウジング21及びシールド体23の上面に外装されたシールドシェル30の上下のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bにそれぞれ押圧付勢されて接触する。また、延長片35で付勢されて接触することで、低抵抗接触が得られる。なお、シールド体23が係合凹部を有さず、また、延長片35が係合凸部35aを有さず、シールド体23の外周面23aに当接していても良い。さらに、シールド体23が係合凹部を有さず、係合凸部35aが凸状の接点部として接触するようにしても良い。その場合、シェル等の酸化(硫化)膜を応力集中にて破壊することで、安定した接触抵抗を得ることができる。
図10Gに示す四角筒状のシールドシェル30は、両側片部33,33がアウタハウジング21及びシールド体23の外周面23aを覆う大きさに形成され、かつ、上下片部31,32がアウタハウジング21を覆う大きさに形成されている。つまり、両側片部33,33には、シールド体23の後側までを覆う延長片35がそれぞれ形成されている。この各延長片35には、シールド体23の側面に形成された図示しない係合凹部に係合する係合凸部35aが複数形成されている。そして、上下片部31,32には、複数に分割形成され、先端部に凸状の接点部34aを有したバネ状のアース片34がそれぞれ設けられている。これにより、アウタハウジング21及びシールド体23の側面に外装されたシールドシェル30の上下のアース片34の凸状の接点部34aが筐体2の側壁3の内壁面3bにそれぞれ押圧付勢されて接触する。また、延長片35で付勢されて接触することで、低抵抗接触が得られる。なお、シールド体23が係合凹部を有さず、また、延長片35が係合凸部35aを有さず、シールド体23の外周面23aに当接していても良い。さらに、シールド体23が係合凹部を有さず、係合凸部35aが凸状の接点部として接触するようにしても良い。その場合、シェル等の酸化(硫化)膜を応力集中にて破壊することで、安定した接触抵抗を得ることができる。
図11は本発明の第3実施形態のシールドコネクタを示す斜視図である。図12はシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。図13Aはシールドコネクタに用いられるシールドシェルの斜視図である。図13Bはシールドシェルの他の変形例の斜視図である。図13Cはシールドシェルの別の変形例の斜視図である。
この第3実施形態のシールドコネクタ1は、シールド体23の上面の中央から前側に切欠き部23cを形成し、四角筒状のシールドシェル30の各片部31,32,33を切欠き部23cを覆う大きさに形成した点が、前記第1実施形態のものとは異なる。この切欠き部23cは、シールド体23の中央から前側において、シールド体23の上面からハウジング収容部24の内周面までの肉厚と、シールド体23の下面からハウジング収容部24の内周面までの肉厚が同じ厚みになるように切欠き形成されている。なお、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
この第3実施形態のシールドコネクタ1では、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32がアース片34を有し、かつ、シールド体23の切欠き部23cを覆う大きさに形成したことで、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。すなわち、図12に示すように、シールド端子12とシールド体23の接点Tから上下の各アース片34の側壁3に接触する接点部34aに至るまでのノイズが流れる導電経路の距離L1,L2を同一距離にすることができる。そして、この距離L1,L2は、シールド端子12とシールド体23の接点Tからシールド体23の脚部26と配線基板40の接触部分までのノイズが流れる導電経路の距離L3よりも短い。これにより、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入をより十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。
また、前記第3実施形態の図13Aに示すシールドシェル30では、上片部31と下片部32にアース片34をそれぞれ有したが、図13Bに示すように、上片部31にのみアース片34を有しても良い。また、図13Bに示すように、下片部32にのみアース片34を有しても良い。
図14は本発明の第4実施形態のシールドコネクタを示す斜視図である。図15はシールドコネクタの分解斜視図である。図16はシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。
この第4実施形態のシールドコネクタは、シールド体23の相手側端子収容部25がガイド突起25aを有し、アウタハウジング21が係合長溝21bを有し、アース片37が円弧状に切欠き形成されている点が、前記第1実施形態のものとは異なる。なお、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図14~図16に示すように、雄コネクタ20のシールド体23の相手側端子収容部25の両側には、ガイド突起25aが前後方向に延びるようにそれぞれ形成されている。また、雄コネクタ20のアウタハウジング21の両側壁の中央から後側には、ガイド突起25aが挿入される係合長溝21bがガイド突起25aに対応して前後方向に延びるように形成されている。
図14、図16に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33は、雄ハウジング20のアウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成されており、外装状態のシールドシェル30とシールド体23は面一になっている。また、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32には、アース片36が形成されている。各アース片36は、自由端36aを有すると共に弾性を有して外方に湾曲する円弧状に切り欠き形成されている。この切欠きを図中符号36bで示し、かつ、接点部を符号36cで示す。そして、図16に示すように、弾性を有する円弧状のアース片36の接点部36cが筐体2の側壁3に形成された矩形の開口部4の内縁面4aに押圧付勢されて接触している。
以上のように構成された第4実施形態のシールドコネクタ1の作用・効果について説明する。
図16に示すように、ガイド突起25aの先端からシールドシェル30の上下の円弧状のアース片36の接点部36cと筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aの接点Tに至るまでのノイズが流れる導電経路の距離をL1,L2とする。また、ガイド突起25aの先端からシールド体23に形成された脚部26と配線基板40の接触部分に至るまでのノイズが流れる導電経路の距離をL3とすると、距離L1,L2は、距離L3よりも短い。これにより、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入をより十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。また、開口部4の上下寸法の公差や、配線基板40の上下寸法の公差等が累積する場合でも、公差を吸収をして、安定した接地信頼性が得られる。
図17A~図17Dは、前記第4実施形態のシールドコネクタ1に用いられるシールドシェル30の変形例をそれぞれ示す斜視図である。以下、各変形例について説明する。
図17Aに示す四角筒状のシールドシェル30は、雄ハウジング20のアウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成され、かつ、外装状態でシールド体23と面一になる大きさに形成されている。そして、四角筒状のシールドシェル30の上片部31にのみ自由端36aを有すると共に弾性を有して外方に湾曲する円弧状のアース片36が切り欠き形成されている。これにより、アウタハウジング21に外装されたシールドシェル30の上片部31の円弧状のアース片36の接点部36cが筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aに押圧付勢されて接触する。なお、下片部32にのみ本変形例のアース片36を形成しても良い。
図17Bに示す四角筒状のシールドシェル30は、上片部31及び両側片部33,33がアウタハウジング21及びシールド体23を覆う大きさに形成され、かつ、下片部32がアウタハウジング21を覆う大きさに形成されている。つまり、上片部31及び両側片部33,33には、シールド体23の後側までを覆う延長片35がそれぞれ形成されている。この各延長片35には、シールド体23の上面に形成された図示しない係合凹部に係合する係合凸部35aが複数形成されている。そして、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32には、自由端36aを有すると共に弾性を有して外方に湾曲する円弧状のアース片36がそれぞれ切り欠き形成されている。これにより、アウタハウジング21及びシールド体23に外装されたシールドシェル30の上下片部31,32の円弧状の各アース片36の接点部36cが筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aに押圧付勢されて接触する。
図17Cに示す四角筒状のシールドシェル30は、上片部31及び両側片部33,33がアウタハウジング21及びシールド体23を覆う大きさに形成され、かつ、下片部32がアウタハウジング21を覆う大きさに形成されている。つまり、上片部31及び両側片部33,33には、シールド体23の後側までを覆う延長片35がそれぞれ形成されている。この各延長片35には、シールド体23の上面に形成された図示しない係合凹部に係合する係合凸部が複数形成されている。そして、四角筒状のシールドシェル30の上片部31にのみ自由端36aを有すると共に弾性を有して外方に湾曲する円弧状のアース片36が切り欠き形成されている。これにより、アウタハウジング21及びシールド体23に外装されたシールドシェル30の上片部31の円弧状のアース片36の接点部36cが筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aに押圧付勢されて接触する。なお、下片部32にのみ本変形例のアース片36を形成しても良い。
図17Dに示す四角筒状のシールドシェル30は、雄ハウジング20のアウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成され、かつ、外装状態でシールド体23と面一になる大きさに形成されている。そして、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32には、両端が連結されて外方に湾曲するアーチバネ状のアース片37が切り欠き形成されている。これにより、アウタハウジング21に外装されたシールドシェル30の上下片部31,32のアーチバネ状の円弧状の各アース片37の接点部37cが筐体2の側壁3の開口部4の内縁面4aに押圧付勢されて接触する。そして、アース片37の自由端がアンテナとなって筐体2内にノイズが放出されることを抑制することができる。なお、上片部31及び下片部32のどちらか一方にのみ本変形例のアース片37を形成しても良い。
図18は本発明の第5実施形態のシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。図19はシールドコネクタの雌コネクタ及びシールドシェルの組み付け前の斜視図である。図20はシールドコネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
この第5実施形態のシールドコネクタ1は、四角筒状のシールドシェル30が上下片部31,32の先端にフランジ状のアース片38を上下方向に折り曲げ形成した点が、前記第1実施形態のものとは異なる。なお、他の構成は、前記第1実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図18に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成され、かつ、外装状態でシールド体23と面一になる大きさに形成されている。図18~図20に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32の先端には、アース片38が取付フランジとなるよう(フランジ状)に上下方向にそれぞれ折り曲げ形成されている。なお、四角筒状のシールドシェル30の下片部31は、インデント6を介して側壁3の開口部4の内縁面4aに接触している。なお、上片部31及び下片部32のどちらか一方にのみ本形態のアース片38を形成しても良い。
この第5実施形態のシールドコネクタ1では、シールドシェル30の上下片部31,32のフランジ状の各アース片38の全面が筐体2の側壁3の開口部4の周囲の外壁面3aに接触することで、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏する。つまり、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入をより十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。
図21は本発明の第6実施形態のシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。図22はシールドコネクタの雌コネクタ及びシールドシェルの組み付け前の斜視図である。図23はシールドコネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
この第6実施形態のシールドコネクタ1は、四角筒状のシールドシェル30の上片部31のフランジ状のアース片38が取付孔を有しておらず、下片部32のフランジ状のアース片39が取付孔39aを有している点が、前記第5実施形態のものとは異なる。なお、他の構成は、前記第5実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図21に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成され、かつ、外装状態でシールド体23と面一になる大きさに形成されている。図21~図23に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32の先端には、アース片39,38が取付フランジとなるよう(フランジ状)に上下方向にそれぞれ折り曲げ形成されている。この上片部31のフランジ状のアース片39は、ネジ(締結部材)50が挿通する取付孔39aを有し、筐体2の側壁3のネジ孔3cにネジ50により固定される。また、下片部32のフランジ状のアース片38は、取付孔39aを有しておらず、その全面が筐体2の側壁3の開口部4の周囲の外壁面3aに接触する。なお、四角筒状のシールドシェル30の下片部31は、インデント6を介して側壁3の開口部4の内縁面4aに接触している。
この第6実施形態のシールドコネクタ1では、シールドシェル30の上のフランジ状のアース片39が筐体2の側壁3にネジ50で固定され、かつ、下のフランジ状のアース片38の全面が筐体2の側壁3の開口部4の周囲の外壁面3aに接触する。これにより、前記第5実施形態と同様の作用・効果を奏する。つまり、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入をより十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。また、シールド電線17による下片部32のアース片38のボルト締結の作用難を回避しつつ、ノイズ抑制もできる。
図24は本発明の第7実施形態のシールドコネクタが配線基板に実装された状態の断面図である。図25はシールドコネクタの雌コネクタ及びシールドシェルの組み付け前の斜視図である。図26はシールドコネクタの嵌合状態を示す斜視図である。
この第7実施形態のシールドコネクタ1は、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32のフランジ状の各アース片39が取付孔39aをそれぞれ有している点が、前記第6実施形態のものとは異なる。なお、他の構成は、前記第6実施形態と同様であるため、同一構成部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図24に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32と両側片部33,33は、アウタハウジング21の全体を覆う大きさに形成され、かつ、外装状態でシールド体23と面一になる大きさに形成されている。図24~図26に示すように、四角筒状のシールドシェル30の上下片部31,32の先端には、アース片39が取付フランジとなるよう(フランジ状)に上下方向にそれぞれ折り曲げ形成されている。この上下片部31,32のフランジ状の各アース片39は、ネジ(締結部材)50が挿通する取付孔39aをそれぞれ有し、筐体2の側壁3のネジ孔3cにネジ50により固定される。なお、四角筒状のシールドシェル30の下片部31は、インデント6を介して側壁3の開口部4の内縁面4aに接触している。また、上片部31及び下片部32のどちらか一方にのみ本形態のアース片39を形成しても良い。
この第7実施形態のシールドコネクタ1では、シールドシェル30の上下片部31,32のフランジ状の各アース片39が筐体2の側壁3にネジ50でそれぞれ固定される。これにより、前記第6実施形態と同様の作用・効果を奏する。つまり、シールド電線17の編組19の加締め部分から発生するノイズの筐体2内への侵入をより十分に抑制することができ、シールドコネクタ1のシールド性能を向上させることができる。よって、有線の通信によって生じるノイズを効果的に抑制することができ、高性能な高速通信が可能となる。
以上、本実施形態を説明したが、本実施形態はこれらに限定されるものではなく、本実施形態の要旨の範囲内で種々の変形が可能である。
すなわち、前記第1乃至第3実施形態にも前記第4乃至第7実施形態のアース片36,37,38,39を組み合わせても良い。また、延長片35を前記第4乃至第7実施形態にも組み合わせても良い。
また、前記第4実施形態で、ガイド突起25aと係合長溝21bを有さない構成としても良い。さらに、ガイド突起25aと係合長溝21bを前記第4実施形態以外にも組み合わせても良い。
さらに、前記第1、第2実施形態の変形例のうち図10B~図10Gの変形例、前記第4実施形態、前記第5実施形態、前記第6実施形態、前記第7実施形態で、L1、L2<L3とならないようにしても良い。
また、前記実施形態によれば、シールドシェルを雄コネクタ側に装着したが、シールドシェルを雌コネクタ側にも装着しても良い。
また、前記第1及び第2実施形態によれば、シールドシェルの上片部と下片部にそれぞれ折り曲げ形成されたアース片を、2つのスリットを介して3分割して設けたが、1つのスリットを介して2分割して設けたり、3つのスリットを介して4分割して設けても良い。
さらに、前記第2実施形態によれば、配線基板を角柱を介して筐体の底板に取り付けたり、配線基板の端部の端面を筐体の側壁の内壁面に当接させて取り付けたが、これらの各構造を前記第1実施形態や第3実施形態乃至第7実施形態に適用しても良い。また、角柱を筐体と一体的に設けても良い。