本概要は、いくつかの例を提供することを意図しており、本発明の範囲をいかなる方法でも制限することを目的としていない。例えば、本概要の一例に含まれるいかなる特徴も、特許請求の範囲がそれらの特徴を明示的に列挙しない限り、特許請求の範囲によって要求されない。また、本概要および本開示の他の箇所における例で説明される特徴、構成要素、ステップ、概念などは、様々な方式で組み合わされ得る。本開示の他の箇所に記載される様々な特徴およびステップは、本明細書に要約される例に含まれ得る。
いくつかの応用例では、被術者の組織に一つまたは複数のアンカーを経皮的に(例えば、経管腔的に)搬送し、アンカーを組織に固定するためのシステム、装置、および方法が提供される。このようないくつかの応用例では、組織アンカーは、組織アンカーに予め挿通したテザーをさらに備えるインプラントの構成要素である。このようないくつかの応用例では、テザーの遠位部はアンカーと共に長期間埋め込まれることになり、テザーの近位部は、アンカー(およびそれゆえにインプラント)が組織に固定された後、被術者から取り外される。
本明細書の方法は、生きた動物で、またはシミュレーションで、例えば、死体、死体心、シミュレーター(例えば、シミュレーションされている体の一部、組織)等で実施されることができる。
いくつかの応用例は、例えば経皮的(例えば、経管腔的)技術の間、見通し線内にない組織への一つまたは複数の組織アンカーの良好な(例えば、完璧な)固定を実行するためのシステム、装置、および方法に関する。
いくつかの応用例では、組織アンカーは組織係合要素およびヘッドを備える。組織係合要素は、フック、クリップ、ダーツ、かえし、ステープル、タイン、針、らせん部分、ねじ、組織膜貫通部等のうちの一つまたは複数とすることができ、またはこれらを含むことができる。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、ヘッドでアンカーと係合し(例えば、ヘッドに可逆的に取付けられる)、組織係合要素を組織に入れることができる。多くの場合、成功した固定には、組織係合要素が組織に完全に埋め込まれたことになる、例えばヘッドが組織の表面に接することが含まれる。
いくつかの応用例では、経管腔的に前進可能なカテーテルの、および/またはカテーテルに連結する体外用ユニット(例えば、コントローラおよび/またはハンドル)のアンカーストレージゾーン内に格納される組織アンカーの前進を制御するためのそれぞれの機構を含む、経管腔的に前進可能なカテーテルを備えるそれぞれのカテーテルシステムが提供される。いくつかの応用例では、機構は、アンカーストレージゾーンを越えるアンカーの前進を制御し、所定の時間にアンカーストレージゾーンから外へ多過ぎるアンカーが前進するのを防止するために、回転可能ならせんスレッドを備えることができる。
いくつかの応用例では、機構は、アンカーストレージゾーンを越えるアンカーの前進を制御し、所定の時間にアンカーストレージゾーンから外へ多過ぎるアンカーが前進するのを防止するために、複数の戻り止めを備えることができる。いくつかの応用例では、機構は、アンカーストレージゾーンを越えるアンカーの前進を制御し、所定の時間にアンカーストレージゾーンから外へ多過ぎるアンカーが前進するのを防止するために、ディスペンサーを備えることができる。いくつかの応用例では、機構は、アンカーストレージゾーンを越えるアンカーの前進を制御し、所定の時間にアンカーストレージゾーンから外へ多過ぎるアンカーが前進するのを防止する回転ストッパーを体外ユニットに備えることができる。
いくつかの応用例では、組織アンカーに可逆的に連結し、組織内へアンカーを入れるのを容易にするためのそれぞれのアンカードライバーを備えるそれぞれのカテーテルシステムが提供される。
いくつかの応用例では、例えば、意図しないもつれまたは絡まりの可能性を低減するために、埋め込み中にテザーに張力(例えば、所定のおよび/または一定量の張力)を加えるテンショナーを備える、それぞれのカテーテルシステムが提供される。このようないくつかの応用例では、アンカーを、テザーに沿って、テンショナーとテザーの遠位端との間にねじ込むことができる。他の応用例では、テンショナーを、テザーに沿って、アンカーとテザーの遠位端との間に配置することができる。いくつかの応用例では、テンショナーはテザーと可逆的に係合可能であり、例えばオペレーターがいつテザーに張力を加えるか、いつ加えないかを選択することができる。
したがって、いくつかの応用例によると、カテーテル装置、一連の組織アンカー、一連のカートリッジ、およびアンカードライバーを備える、被術者に使用するためのシステムおよび/または装置が提供される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、被術者内に前進するように構成される遠位開口部および近位開口部を有する管を備える。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、配備位置を画成する体外ユニット(例えば、ハンドル、コントローラーなど)を備え、配備位置につながる軌道を備える。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、一連の組織アンカーのそれぞれの組織アンカーを保持する。
いくつかの応用例では、一連の各カートリッジは、例えば一連の初期位置のうちのそれぞれの初期位置で体外ユニットに連結する。
いくつかの応用例では、一連の各カートリッジは、体外ユニットに連結されたままで、カートリッジが近位開口部の反対側にそれぞれの組織アンカーを保持するように、それぞれの初期位置から配備位置まで軌道に沿って移動可能である。
いくつかの応用例では、一連の各カートリッジは、配備位置から後で取り外すことができる結果、配備位置は一連の後続のカートリッジのために空いている。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、アンカーのそれぞれについて、アンカーが近位開口部の反対側にそれぞれのカートリッジによって保持されている間、アンカーに連結し、アンカーを、それぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通し、そしてカテーテルを通して遠位開口部に向かって前進させるように構成される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、管の近位開口部にポートをさらに備え、ポートは膜を備え、膜は、膜を貫通する第一の開口部、膜を貫通する第二の開口部、および第一の開口部を第二の開口部と連結する閉鎖スリットを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、第一の開口部は、第二の開口部よりも直径が広い。
いくつかの応用例では、第一の開口部は、第二の開口部の3~10倍大きい。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、アンカーのそれぞれについて、それぞれのカートリッジが配備位置に留まっている間に、アンカーを、それぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通し、そして管を通して遠位開口部に向かって前進させるように構成される。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジについて、カートリッジは、(i)カートリッジが配備位置にある間、および(ii)アンカードライバーがカートリッジを越えて遠位方向に、かつ管を通って遠位開口部に向かって延在する間に、カートリッジが配備位置から取り外し可能であるように、構成される。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジについて、カートリッジは、(i)カートリッジが配備位置にある間、および(ii)アンカードライバーがカートリッジを越えて遠位方向に、かつ管を通って遠位開口部に向かって延在する間に、アンカードライバーが配備位置からカートリッジの取り外しを妨げるように、構成される。
いくつかの応用例では、組織アンカーのそれぞれは、組織係合要素、およびアイレットを画成するヘッドを備える。組織係合要素は、フック、クリップ、ダーツ、かえし、ステープル、タイン、針、らせん部分、ねじ、組織膜貫通部等のうちの一つまたは複数とすることができ、またはこれらを含むことができる。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置はテザーをさらに備える。テザーは、組織アンカーのそれぞれのアイレットに挿通されることができ、テザーの近位端を備える近位部を有し、テザーの遠位端を備える遠位部分を有する。いくつかの応用例では、テザーの近位端が被術者の外側に留まっている間に、テザーの遠位端は、カテーテルを通って被術者内に遠位方向に前進可能である。
いくつかの応用例では、アンカーのそれぞれについて、アンカーのアイレットにテザーが挿通されたまま、アンカードライバーは、アンカーを、それぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通して、そしてカテーテルを通して遠位開口部に向かって前進させるように構成される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、管の近位開口部にポートをさらに備え、ポートは膜を備える。いくつかの応用例では、膜は、膜を貫通する第一の開口部、膜を貫通する第二の開口部、および第一の開口部を第二の開口部と連結する閉鎖スリットを画成するように成形される。いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーが、アンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させるように構成され、組織係合要素が第一の開口部を貫通し、テザーが第二の開口部を貫通して延在する、ように配置される。
いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーが、アンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させるように構成され、組織係合要素が第一の開口部を貫通し、テザーが第二の開口部を貫通して延在する、ように配置される。
いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーがアンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させると、アンカーの組織係合要素が第一の開口部を通り抜ける際に第一の開口部が一時的に広がる、ように配置される。
いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーがアンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させた後、第一の開口部がアンカードライバーの周りを封止する、ように配置される。
いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーがアンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させると、アンカーのアイレットが第二の開口部を通り抜ける際に第二の開口部が一時的に広がる、ように配置される。
いくつかの応用例では、ポートは、アンカーのそれぞれについて、アンカードライバーがアンカーをそれぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、膜を貫通して前進させると、アンカーが膜を通り抜ける際にスリットが一時的に開く、ように配置される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、管の近位開口部にポートをさらに備え、ポートは膜を備える。いくつかの応用例では、膜は、膜を貫通する第一の開口部、膜を貫通する第二の開口部、および第一の開口部を第二の開口部と連結する閉鎖スリットを画成するように成形される。いくつかの応用例では、ポートは、膜が管の近位端に対して実質的に横断方向に配向されるように配置され、一連のカートリッジの各カートリッジについて、カートリッジが配備位置にある間、それぞれの組織アンカーの組織係合要素が、第一の開口部と整列し、それによって、それぞれの組織アンカーから第一の開口部を通り、そして管を通る、アンカー前進軸を画成する。
いくつかの応用例では、ポートは、テザーの遠位端がテザーの近位端が被術者の外側に留まりながら、テザーの遠位端を管を通して被術者内へ遠位方向に前進させると、テザーが第二の開口部を貫通して延在するように、配置される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、ばねと、ばねに連結されたスプールとをさらに備え、スプールの第一の方向の回転がばねに応力を加える。
いくつかの応用例では、テザーの近位部が、スプールの周りに巻かれ、その結果、テザーの遠位部がカテーテルを通って遠位方向に前進すると、スプールを第一の方向に回転させる。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、配備位置に到達すると体外ユニットにロックするように構成される。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、人間のオペレーターが手で掴むように成形され、オペレーターが手で軌道に沿って移動させるように構成されている。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、体外用ユニットから取り外すことによって、配備位置から取り外し可能である。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、それぞれのアンカーがカートリッジから外へ遠位方向に前進することを妨げる、変位可能なバリアを備える。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジは、変位機構の作動時にバリアを変位させる変位機構を備え、その結果、バリアが、それぞれのアンカーがカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる。
いくつかの応用例では、変位機構は、変位機構の作動により、バリアの直線移動によってバリアを変位させるように構成される。
いくつかの応用例では、変位機構は、変位機構の作動により、バリアの撓みによってバリアを変位させるように構成される。
いくつかの応用例では、変位機構はばね式である。
いくつかの応用例では、変位機構は、それぞれのアンカーに加えられた力によって作動するように構成される。
いくつかの応用例では、変位機構は、それぞれのアンカーを近位に引っ張るアンカードライバーによって作動されるように構成される。
いくつかの応用例では、一連のカートリッジの各カートリッジについて、カートリッジは、
バリアを備える第一の部品と、
それぞれのアンカーを保持する第二の部品と、を備え、
変位機構が、カートリッジの戻り止めによって拘束され、
変位機構が、それぞれのアンカーが第一の部品に対して近位方向に第二の部品を引っ張るのに十分な力で、アンカードライバーがそれぞれのアンカーを近位に引っ張ることによって作動するように構成され、その結果、戻り止めが変位機構を拘束することをやめる。
いくつかの応用例では、変位機構は第一の部品によって画成される。
いくつかの応用例では、第一の部品は戻り止めを画成する。
いくつかの応用例では、戻り止めは、それぞれのアンカーに接触することによって変位機構を拘束する。
いくつかの応用例では、それぞれのアンカーは、らせん状の組織係合要素を備え、戻り止めが、それぞれのアンカーのらせん状の組織係合要素内に配置されることによって、変位機構を拘束する。
いくつかの応用例では、第二の部品は戻り止めを画成する。
いくつかの応用例では、戻り止めは、係合機構に接触することによって変位機構を拘束する。
いくつかの応用例では、カートリッジは、第一の部品と体外ユニットとの間の連結により体外ユニットに連結する。
いくつかの応用例では、カートリッジが、第二の部品と体外ユニットとの間の連結により体外ユニットに連結する。
いくつかの応用例では、カートリッジのそれぞれは、カートリッジを体外ユニットに連結させ、それぞれのアンカーを保持する第一の部品、およびバリアを備える第二の部品を備える。
いくつかの応用例では、第一の部品は、変位機構を拘束する戻り止めを画成し、変位機構は、それぞれのアンカーが第二の部品に対して近位方向に第一の部品を引っ張るのに十分な力で、アンカードライバーがそれぞれのアンカーを近位に引っ張ることによって作動するように構成され、その結果、戻り止めが変位機構を拘束することをやめる。
いくつかの応用例では、第一の部品は、カートリッジを軌道にスライド可能に連結する。
いくつかの応用例では、カートリッジのそれぞれは、アンカードライバーが、それぞれのアンカーが第二の部品に対して近位方向に第一の部品を引っ張るのに十分な力でそれぞれのアンカーを近位に引っ張ることにより、カートリッジを、配備位置からのカートリッジの取り外しを容易にする取り外し可能な状態に再構成する、ように構成される。
いくつかの応用例では、第一の部品は第二の部品の内側に取り付けられ、第二の部品は、人間のオペレーターが手で掴むように成形される。
カテーテル装置、第一のカートリッジ、第二のカートリッジ、およびアンカードライバーを備えるシステムおよび/または装置がさらに提供される。必要に応じて、システムおよび/または装置は、別のカートリッジ(例えば、第三のカートリッジ、第四のカートリッジ、第五のカートリッジ、第六のカートリッジなど)も備えることができ、これらの別のカートリッジは、第一のカートリッジおよび/または第二のカートリッジと同じまたは類似であることができ、同じ機能のいずれかを含むことができる。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、近位開口部を有する管、および配備位置につながる軌道を備えるコントローラーまたはハンドルを備える。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジは、第一の組織アンカーを保持し、コントローラーまたはハンドルに連結し、コントローラーまたはハンドルに連結している間、第一の初期位置から配備位置へ軌道に沿って移動可能であり、第一のカートリッジが近位開口部の反対側に第一の組織アンカーを保持する。
いくつかの応用例では、第二のカートリッジは、第二の組織アンカーを保持し、コントローラーまたはハンドルに連結し、コントローラーまたはハンドルに連結している間、第二の初期位置から配備位置へ軌道に沿って移動可能であり、第二のカートリッジが近位開口部の反対側に第二の組織アンカーを保持する。
いくつかの応用例では、第一のアンカーが近位開口部の反対側に第一のカートリッジによって保持され、第一のアンカーを第一のカートリッジから外へ遠位方向に近位開口部を通して、そして管を通して前進させるように構成される間、アンカードライバーは第一のアンカーに連結可能であり、かつ第二のアンカーが、近位開口部の反対側に第二のカートリッジによって保持され、第二のアンカーを第二のカートリッジから外へ遠位方向に近位開口部を通して、そして管を通して前進させるように構成される間、アンカードライバーは第二のアンカーに連結可能である。
いくつかの応用例では、第一の組織アンカーは、第一の組織係合要素および第一のアイレットを備える第一のヘッドを備える。いくつかの応用例では、第二の組織アンカーは、第二の組織係合要素および第二のアイレットを備える第二のヘッドを備える。組織係合要素は、フック、クリップ、ダーツ、かえし、ステープル、タイン、針、らせん部分、ねじ、組織膜貫通部等のうちの一つまたは複数とすることができ、またはこれらを含むことができる。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、第一のアイレットおよび第二のアイレットに挿通されるテザー(例えば、ワイヤ、線、縫合糸、細長い部材等)をさらに備え、テザーは、テザーの近位端を備える近位部とテザーの遠位端を備える遠位部とを有し、テザーの近位端が被術者の外側にある間、テザーの遠位端は、管を通って被術者の中へ遠位方向に前進可能である。より多くのカートリッジおよびより多くのアンカーを有するいくつかの応用例では、テザーは、複数の別のアンカーの別のアイレットに挿通される。
いくつかの応用例では、第一のアンカーの第一のアイレットにテザーが挿通されたまま、アンカードライバーは、第一のアンカーを、第一のカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通し、そして管を通して前進させるように構成される。いくつかの応用例では、第二のアンカーの第二のアイレットにテザーが挿通されたまま、アンカードライバーは、第二のアンカーを、第二のカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通し、そして管を通して前進させるように構成される。別のアンカーを使用するいくつかの応用例では、アンカードライバーは、別のアンカーのアイレットがテザーに挿通されたままの間、近位開口部および管を通して別のカートリッジから別のアンカーを同様に前進させることができる。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、テザーに張力をかけるように構成される張力付与装置をさらに備える。張力付与装置は、様々な方法で構成されることができる。
いくつかの応用例では、張力付与装置は、ばねおよびスプールを備え、スプールがねじに連結する結果、スプールは第一の方向へ回転してばねに応力を加え、テザーの近位部がスプールに巻かれる結果、テザーの遠位部を管を通して遠位方向に前進させると、スプールが第一の方向に回転する。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジおよび第二のカートリッジのそれぞれは、配備位置に到達すると、コントローラーまたはハンドルにロックするように構成される。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジおよび第二のカートリッジのそれぞれは、人間のオペレーターが手で掴むように成形され、オペレーターが手で軌道に沿って移動させるように構成される。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジおよび第二のカートリッジのそれぞれは、コントローラーまたはハンドルから取り外すことによって、配備位置から取り外し可能である。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジは、第一のアンカーが第一のカートリッジから外へ遠位方向に前進することを妨げる第一の変位可能なバリアを備える。いくつかの応用例では、第二のカートリッジは、第二のアンカーが第二のカートリッジから外へ遠位方向に前進することを妨げる第二の変位可能なバリアを備える。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジは、第一の変位機構の作動時に、第一の変位可能なバリアを変位させ、第一の変位可能なバリアが、第一のアンカーが第一のカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる、第一の変位機構を備える。いくつかの応用例では、第二のカートリッジは、第二の変位機構の作動時に、第二の変位可能なバリアを変位させ、第二の変位可能なバリアが、第二のアンカーが第二のカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる、第二の変位機構を備える。
いくつかの応用例では、第一の変位機構および第二の変位機構はそれぞればね式である。
いくつかの応用例では、第一の変位機構は、第一のアンカーに加えられる力によって作動するように構成され、第二の変位機構が、第二のアンカーに加えられる力によって作動するように構成される。
いくつかの応用例では、第一の変位機構が、アンカードライバーが第一のアンカーを近位に引っ張ることによって作動されるように構成され、第二の変位機構が、アンカードライバーが第二のアンカーを近位に引っ張ることによって作動されるように構成される。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジは、第一のカートリッジを体外ユニットに連結させ、第一のアンカーを保持する第一の部品、およびバリアを備える第二の部品を備える。
いくつかの応用例では、第一の部品は、第一の変位機構を拘束する戻り止めを画成し、第一の変位機構は、第一のアンカーが第二の部品に対して近位方向に第一の部品を引っ張るのに十分な力で、アンカードライバーが第一のアンカーを近位に引っ張ることによって作動するように構成され、戻り止めは第一の変位機構を拘束することをやめる。
いくつかの応用例では、第一の部品は、第一のカートリッジを軌道にスライド可能に連結させる。
いくつかの応用例では、第一のカートリッジは、アンカードライバーが、第一のアンカーが第二の部品に対して近位方向に第一の部品を引っ張るのに十分な力で第一のアンカーを近位に引っ張ることにより、第一のカートリッジを、配備位置からの第一のカートリッジの取り外しを容易にする取り外し可能な状態に再構成する、ように構成される。
いくつかの応用例では、第一の部品は第二の部品の内側に取り付けられ、第二の部品は、人間のオペレーターが手で掴むように成形される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、第三の組織アンカーを保持し、コントローラーまたはハンドルに連結している第三のカートリッジをさらに備え、コントローラーまたはハンドルに連結している間、第三の初期位置から配備位置へ軌道に沿って移動可能であり、第三のカートリッジが近位開口部の反対側の第三の組織アンカーを保持する。
いくつかの応用例によれば、カテーテルシステムまたはカテーテルシステムを備える他のシステムおよび/もしくは装置がさらに提供される。カテーテルシステムは、カテーテルシステムの近位部に体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)と、コントローラーから遠位方向に延在する経管腔的に前進可能なカテーテル(例えば、管等)とを備える。カテーテルは、例えば、真っ直ぐな形態の場合、コントローラーからカテーテルの遠位開口部まで、カテーテルの長手方向軸に沿って延在することができる。カテーテルは、チャネルと、カテーテルの長さに沿って、または真っ直ぐな形態の場合、カテーテルの軸に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁とを備える。
いくつかの応用例では、管状の壁は、その遠位部分でチャネルの少なくとも一部に沿って延在する側面スリットを有する。
いくつかの応用例では、管状の壁は、らせん状のスレッドを有し、部分的にチャネルに重なり合い、コントローラーに動作可能に連結し、コントローラーの操作によって、スレッドがチャネルに対してカテーテル軸を中心に回転可能である。
いくつかの応用例では、カテーテルは、スレッドがスリットと長手方向に少なくとも部分的に一致するアンカーストレージゾーンを有し、少なくとも一つの組織アンカーがアンカーストレージゾーン内に配置されるまたは配置可能である。
いくつかの応用例では、組織アンカーは、組織係合部およびアンカーヘッドを備える。組織係合部は、チャネルのルーメン内に配置され、組織アンカー軸を画成することができる。アンカーヘッドは、組織係合部に連結し、ドライバーインターフェースを画成することができる。
いくつかの応用例では、アンカーおよび/またはアンカーヘッドは突起部を備える。例えば、突起部は、アンカーヘッドを介して組織係合部に連結されることができる。突起部は、スリットを貫通して延在し、スレッドと係合するように、組織係合部に対して横断方向に突起するように構成されることができる。
アンカーとスライドは互いに係合するように構成され、スレッドがチャネルに対して静止している間、組織アンカーはアンカーストレージゾーン内に固定され、チャネルに対する組織アンカー軸および/またはカテーテル軸を中心としてスレッドが回転すると、突起部がスレッドの遠位出口を出るまで、組織アンカーを遠位方向に前進させる。
いくつかの応用例では、スリットは、カテーテル軸と平行に配置される直線スリットを画成する。
いくつかの応用例では、突起部は、アンカーヘッドを介して組織係合部に回転可能に連結する。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、チャネルの近位部を取り囲む内管をさらに備え、スレッドが内管の遠位端からチャネルの遠位端部の上に延在し、管状構造を画成する。
いくつかの応用例では、少なくとも一つの組織アンカーが、アンカーストレージゾーン内に順次配置される少なくとも第一および第二の組織アンカーを備え、第一および第二の組織アンカーのそれぞれがそれぞれの突起部を備える。
いくつかの応用例では、スレッドが静止している間、第一の組織アンカーは、第二の位置に配置される第二の組織アンカーより遠位の第一の位置に配置され、
いくつかの応用例では、チャネルに対するカテーテル軸を中心とするスレッドの回転は、(a)第一の組織アンカーの突起部がスレッドの遠位出口を出るまで、第一の組織アンカーを遠位方向に前進させ、かつ第一の組織アンカーを第一の位置から離れる遠位方向に移動させ、(b)第二の組織アンカーが遠位方向に第一の位置に移動するまで、第二の組織アンカーを第二の位置から離れる遠位方向に前進させる。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、第二の組織アンカーより近位にカテーテル内に配置されるばねをさらに備え、ばねは第一および第二の組織アンカーの遠位方向への移動を容易にするように構成される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、可撓性のシャフトに連結するドライバーヘッドを備えるアンカードライバーをさらに備える。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドが、チャネルのルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、アンカーストレージゾーン内でドライバーインターフェースと可逆的に係合するように作動可能である。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、ドライバーヘッドがドライバーインターフェースと係合している間、アンカーを、アンカーストレージゾーンから離れる遠位方向にカテーテルの遠位開口部に向かって前進させ、組織係合部を組織アンカー軸に沿って組織内に入れるように構成される。
いくつかの応用例では、カテーテルシステムは、アンカードライバーが、チャネルに対するカテーテル軸を中心とするスレッドの回転中に、アンカーを遠位方向に前進させるように構成される、ように配置される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、スレッドが外管とチャネルとの間に配置されるように、チャネルおよびスレッドの周りに配置される外管を備える。
いくつかの応用例では、スレッドは、外管に対して、およびチャネルに対して移動可能および回転可能である。
いくつかの応用例では、外管の内面は、外管の回転がスレッドの回転を容易にするように、スレッドを画成するらせん溝を画成する。
いくつかの応用例では、組織アンカーは組織アンカー軸を画成し、組織係合要素は軸に沿って配置され、組織アンカー軸を中心に回転可能であり、組織係合要素は組織アンカー軸に沿って被術者組織内に入れられるように構成され、突起部は組織アンカー軸から半径方向に離れる方向に延在する。
いくつかの応用例では、アンカーヘッドは、組織係合部に固定されて連結し、突起部はアンカーヘッドに回転可能に連結する。
いくつかの応用例では、アンカーヘッドはルーメン内に配置される。
いくつかの応用例では、スレッドは、らせん状に配置される複数の隣接するリボンを画成し、突起部は、複数のリボンのうちの遠位のリボンの奥行きを画成する表面に当接し、複数のリボンのうちの遠位のリボンと複数のリボンのうちの遠位のリボンより近位にある隣接するリボンとの間のピッチ内にあり、カテーテル軸を中心としたスレッドの回転中、突起部は複数のリボンのうちの遠位のリボンの奥行きを画成する表面に沿ってスライドする。
いくつかの応用例では、組織アンカーは、組織アンカー軸に沿って組織アンカールーメンを画成し、システムおよび/または装置は、可撓性のシャフトに連結するドライバーヘッドを備えるアンカードライバーをさらに備える。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドが、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、アンカーストレージゾーン内でドライバーインターフェースと可逆的に係合するように作動可能である。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、ドライバーヘッドがドライバーインターフェースと係合している間、アンカーを、アンカーストレージゾーンから離れる遠位方向にカテーテルの遠位開口部に向かって前進させ、組織係合部をアンカー軸に沿って組織内に入れるように構成される。
いくつかの応用例では、カテーテルシステムは、アンカードライバーが、チャネルに対するカテーテル軸を中心とするスレッドの回転中に、アンカーを遠位方向に前進させるように構成される、ように配置される。
いくつかの応用例では、突起部は、開口部を画成するアイレットを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、システムは、少なくとも一つの組織アンカーにスライド可能に連結するワイヤを備え、ワイヤは突起部のアイレットの開口部に挿通される。
いくつかの応用例によれば、少なくとも一つの組織アンカーおよびカテーテルシステムを備えるシステムおよび/または装置がさらに提供される。
いくつかの応用例では、カテーテルシステムは、カテーテルシステムの近位部に体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)と、コントローラーからカテーテルの遠位開口部まで遠位方向に延在する経管腔的に前進可能なカテーテル(例えば、管等)とを備える。いくつかの応用例では、カテーテルは、例えば、真っ直ぐな形態の場合、カテーテルの長手方向軸に沿って延在する。
いくつかの応用例では、カテーテルは、カテーテルの長さに沿って、またはカテーテルの軸に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を備えることができるチャネルを備える。アンカーは、ルーメン内に配置されることができる。
いくつかの応用例では、ディスペンサーは、アンカーより遠位にあり、近位戻り止めおよび遠位戻り止めを備え、コントローラーの操作によって、受け入れ状態、閉状態、および分配状態の間で移行可能であるようにコントローラーに動作可能に連結する。
いくつかの応用例では、受け入れ状態では、(i)近位戻り止めは、カテーテル軸から離れる方向に押し込まれ、アンカーが近位戻り止めを通り越して遠位方向にディスペンサー内に移動することを可能にし、(ii)遠位戻り止めは、ルーメン内に広がり、アンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動してディスペンサーから外へ出ることを妨げる。
いくつかの応用例では、閉状態では、(a)近位戻り止めは、ルーメン内に広がり、アンカーが近位戻り止めを通り越して近位方向に戻りディスペンサーから外へ出ることを妨げ、(b)遠位戻り止めは、ルーメン内に広がり、アンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動しディスペンサーから外へ出ることを妨げる。
いくつかの応用例では、分配状態では、(1)近位戻り止めは、ルーメン内に広がり、アンカーが近位戻り止めを通り越して近位方向に戻りディスペンサーから外へ出ることを妨げ、(2)遠位戻り止めは、カテーテル軸から離れる方向に押し込まれ、アンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動しディスペンサーから外へ出ることを可能にする。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、チャネルの少なくとも一部を取り囲む管状構造をさらに備え、管状構造は、管状構造がチャネルに沿って長手方向に遠位方向および近位方向に移動することにより、近位および遠位の戻り止めが容易に押し込まれ、近位および遠位の戻り止めがチャネルのルーメン内に容易に広がるように、ディスペンサーに連結している。
いくつかの応用例では、チャネルの管状の壁は、ルーメンの外に側面窓を画成するように成形され、窓は近位端および遠位端を有し、管状構造は側面窓でチャネルの少なくとも一部を取り囲む。
いくつかの応用例では、側面窓に対して近位方向に管状構造を移動させると、近位戻り止めを窓の近位端に対して押し込むのが容易になる結果、近位戻り止めがカテーテル軸から離れる方向に移動する。
いくつかの応用例では、側面窓に対して遠位方向に管状構造を移動させると、遠位戻り止めを窓の遠位端に対して押し込むのが容易になる結果、遠位戻り止めがカテーテル軸から離れる方向に移動する。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、管状構造が外管とチャネルとの間に配置されるように、管状構造の周りに配置される外管をさらに備える。
いくつかの応用例では、少なくとも一つの組織アンカーは、第一の組織アンカーを画成し、システムおよび/または装置は、ディスペンサーより近位のルーメン内に配置される少なくとも一つの別の組織アンカーをさらに備える。
いくつかの応用例では、第一の組織アンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動しディスペンサーから外に出る分配状態に続いて、ディスペンサーは、ディスペンサーが少なくとも一つの別のアンカーが近位戻り止めを通り越して遠位方向にディスペンサー内に移動することを可能にする受け入れ状態に戻り、ディスペンサーは、ディスペンサーが少なくとも一つの別のアンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動しディスペンサーから外に出ることを妨げる閉状態に移行し、続いて、ディスペンサーは、ディスペンサーが少なくとも一つの別の組織アンカーが遠位戻り止めを通り越して遠位方向に移動しディスペンサーから外に出ることを可能にする分配状態に移行する。
いくつかの応用例では、システムおよび装置は、少なくとも一つの別の組織アンカーより近位にカテーテル内に配置されるばねを備え、ばねが、第一の組織アンカーおよび少なくとも一つの別の組織アンカーの遠位方向への移動を容易にするように構成される。
いくつかの応用例では、少なくとも一つの組織アンカーは、組織係合部、およびアンカーヘッド、およびアイレットを備える。組織係合部は、チャネルのルーメン内に配置され、組織アンカー軸を画成することができる。アンカーヘッドは、組織係合部に連結し、ドライバーインターフェースを画成することができ、アイレットは開口部を画成することができる。いくつかの応用例では、アイレットは、組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例では、アイレットは、アンカーヘッドを介して組織係合部に回転可能に連結する。
いくつかの応用例では、システムおよび装置は、少なくとも一つの組織アンカーにスライド可能に連結するワイヤをさらに備え、ワイヤはアイレットの開口部に挿通される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、可撓性のシャフトに連結するドライバーヘッドを備えるアンカードライバーをさらに備える。ドライバーヘッドが、ルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、少なくとも一つの組織アンカーのドライバーインターフェースと可逆的に係合するように作動可能であることができる。アンカードライバーは、ドライバーヘッドがドライバーインターフェースと係合している間、アンカーを遠位方向にカテーテルの遠位開口部に向かって前進させ、組織係合部を組織アンカー軸に沿って組織内に入れるように構成されることができる。
いくつかの応用例では、組織アンカーは、組織アンカー軸に沿って組織アンカールーメンを画成する。アンカードライバーのドライバーヘッドは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、ドライバーインターフェースに可逆的に係合するように作動可能であることができ、アンカードライバーの可撓性のシャフトは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成されることができる。
いくつかの応用例では、チャネルの管状の壁は、その遠位部でチャネルの少なくとも一部に沿って延在する側面スリットを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、アイレットは、側面スリットを貫通して延在するように、組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例によれば、少なくとも一つの組織アンカーおよびカテーテルシステムを備えるシステムおよび/または装置が、さらに提供される。カテーテルシステムは、カテーテルシステムの近位部に体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)と、コントローラーからカテーテルの遠位開口部まで遠位方向に延在する経管腔的に前進可能なカテーテルとを備えることができる。
カテーテルは、コントローラーからカテーテルの遠位開口部まで、例えば真っ直ぐな形態で、カテーテルの長手方向軸に沿って延在することができる。
いくつかの応用例では、カテーテルは、カテーテルの軸に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を備えるチャネルを備える。アンカーは、ルーメン内に配置されることができる。管状の壁は、可動タブを画成する側面戻り止めスリットを有する少なくとも一つの戻り止めを画成するように成形されることができる。突出部は、チャネルのルーメンに面する可動タブの内面に連結することができる。
いくつかの応用例では、オーバーチューブは、チャネルの周りにスライド可能に配置され、コントローラーの操作によって移行可能であるようにコントローラーに動作可能に連結され、戻り止めは、閉状態と開状態との間で移行可能である。
いくつかの応用例では、閉状態では、(i)オーバーチューブが可動タブを取り囲み、(ii)可動タブがチャネルの管状の壁と整列し、(iii)突起部がチャネルのルーメン内に延在し、アンカーが突出部を通り越して遠位方向に移動するのを妨げる。
いくつかの応用例では、開状態では、(a)オーバーチューブが可動タブから引き戻され、(b)可動タブがカテーテル軸から離れる方向に変位可能であり、突出部をカテーテル軸から離れる方向に移動させ、アンカーが突出部を通り越して遠位方向に移動すること可能にする。
いくつかの応用例では、突出部がカテーテル軸から離れる方向に移動するのを容易にする方法で、開状態の間、突出部と整列するように構成される側面窓を画成するように、オーバーチューブは成形される。
いくつかの応用例では、少なくとも一つのアンカーは、第一の組織アンカーを画成し、システムおよび/または装置は、第一の組織アンカーより近位のルーメン内に配置される少なくとも一つの別の組織アンカーをさらに備える。
いくつかの応用例では、少なくとも一つの戻り止めは第一の戻り止めを画成し、管状の壁は、別の戻り止め移動可能タブを画成する別の側面戻り止めスリットを有する少なくとも一つの別の戻り止めを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、チャネルのルーメンに面する別の戻り止め移動可能タブの内面に連結する別の戻り止め突出部をさらに備える。
いくつかの応用例では、第一の組織アンカーが第一の戻り止めの突出部を通り越して遠位方向に移動される第一の戻り止めの開状態に続いて、オーバーチューブが遠位方向に引き戻し可能であり、その結果、少なくとも一つの別の戻り止めが、閉状態と開状態との間で移行可能である。
いくつかの応用例では、閉状態では、(i)オーバーチューブが別の戻り止め可動タブを囲み、(ii)別の戻り止め可動タブがチャネルの管状の壁と整列し、(iii)別の戻り止め突出部がルーメン内に延在し、アンカーが別の戻り止め突出部を通り越して遠位方向に移動することを妨げる。
いくつかの応用例では、開状態では、(i)オーバーチューブが別の戻り止め可動タブから引き戻され、(ii)別の戻り止め可動タブがカテーテル軸から離れる方向に変位可能であり、別の戻り止め突出部をカテーテル軸から離れる方向に移動させ、アンカーが別の戻り止め突出部を通り越して遠位方向に移動することを可能にする。
いくつかの応用例では、第一の組織アンカーは、チャネルに対して第一の位置に配置され、別の組織アンカーは、第一の位置より近位のチャネルに対して第二の位置に配置される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、(1)第一の戻り止めの閉状態中に第一の位置で第一の組織アンカーと係合し、(2)別の戻り止めの閉状態中に第二の位置で別の組織アンカーと係合する、ように構成されるアンカードライバーをさらに備える。
いくつかの応用例では、少なくとも一つの組織アンカーは、組織係合部およびアンカーヘッドを備える。いくつかの応用例では、組織係合部は、チャネルのルーメン内に配置される、または配置可能である。いくつかの応用例では、組織係合部は、組織アンカー軸を画成する。
いくつかの応用例では、アンカーヘッドは組織係合部に連結し、ドライバーインターフェースを画成する。いくつかの応用例では、アンカーヘッドは、開口部を画成するアイレットを備える。いくつかの応用例では、アイレットは、組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例では、アイレットは、アンカーヘッドを介して組織係合部に回転可能に連結する。
いくつかの応用例では、組織係合部が、らせん状の組織係合部を画成するように成形され、戻り止めの突出部が、戻り止めの閉状態においてらせん状の組織係合部の隣接するサブ構成要素間に配置されるように構成される。
いくつかの応用例では、システムおよび装置は、少なくとも一つの組織アンカーにスライド可能に連結するワイヤをさらに備え、ワイヤはアイレットの開口部に挿通される。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、可撓性のシャフトに連結するドライバーヘッドを備えるアンカードライバーをさらに備える。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドが、ルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、少なくとも一つの組織アンカーのドライバーインターフェースと可逆的に係合するように作動可能である。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、ドライバーヘッドがドライバーインターフェースと係合している間、アンカーを遠位方向にカテーテルの遠位開口部に向かって前進させ、組織係合部を組織アンカー軸に沿って組織内に入れるように構成される。
いくつかの応用例では、組織アンカーは、組織アンカー軸に沿って組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバーのドライバーヘッドは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、ドライバーインターフェースに可逆的に係合するように作動可能であり、アンカードライバーの可撓性のシャフトは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成される。
いくつかの応用例では、チャネルの管状の壁は、その遠位部でチャネルの少なくとも一部に沿って延在する側面スリットを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、アイレットは、側面スリットを貫通して延在するように、組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例によれば、少なくとも第一および第二の組織アンカーならびにカテーテルシステムを備えるシステムおよび/または装置がさらに提供される。いくつかの応用例では、カテーテルシステムは、コントローラーから遠位方向に延在する経管腔的に前進可能なカテーテルを備える。カテーテルは、例えば、真っ直ぐな形態の場合、コントローラーからカテーテルの遠位開口部まで、カテーテルの長手方向軸に沿って延在することができる。
いくつかの応用例では、カテーテルはチャネルおよび体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)を備える。いくつかの応用例では、チャネルは、第一および第二の組織アンカーが通過するためのカテーテル軸に沿ったルーメンを画成する、ほぼ管状の壁を備える。
いくつかの応用例では、体外ユニットは、カテーテルシステムの近位部にあり、体外ユニットはハンドルを備える。
いくつかの応用例では、ハンドルは、経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメンと整列し、かつカテーテル軸に沿ったアンカードライバーサブルーメン軸を有するアンカードライバーサブルーメンを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、ハンドルは、経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメンに対して、かつアンカードライバーサブルーメンに対してオフセットされるアンカーストレージサブルーメンを画成するように形成され、アンカーストレージサブルーメンは、第一および第二の組織アンカーを収容するアンカーストレージゾーンを画成する。
いくつかの応用例では、ハンドルは、ハンドルの遠位端に回転ストッパーを備え、回転ストッパーは、第一および第二の組織アンカーのうちの一つを受け入れるための受け入れルーメンを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、回転ストッパーは、回転ストッパーの受け入れ状態において、アンカーストレージゾーンから第一および第二の組織アンカーのうちの一つを受け入れるために、回転ストッパーの受け入れルーメンが、回転ストッパーの受け入れルーメンがアンカーストレージサブルーメンと整列するように、カテーテル軸を中心に回転可能であり、回転ストッパーの装填状態では、回転ストッパーの受け入れルーメンは、アンカードライバサブルーメンと整列し、第一および第二の組織アンカーのうちの一つが経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメンを通って通過可能である。
いくつかの応用例では、アンカーストレージサブルーメンおよびアンカードライバーサブルーメンは平行である。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、少なくとも第二の組織アンカーより近位にアンカーストレージサブルーメン内に配置されるばねをさらに備え、ばねは、第一および第二の組織アンカーの遠位方向への移動を容易にするように構成される。
いくつかの応用例では、アンカーストレージサブルーメンおよびアンカードライバーサブルーメンは流体連通している。
いくつかの応用例では、第一および第二の組織アンカーのそれぞれは、組織アンカー軸を画成するそれぞれの組織係合部、組織係合部に連結しドライバーインターフェースを画成するそれぞれのアンカーヘッド、および開口部を画成するそれぞれのアイレットを備え、それぞれのアイレットは組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例では、各アイレットは、それぞれのアンカーヘッドを介してそれぞれの組織係合部に回転可能に連結する。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、第一および第二の組織アンカーにスライド可能に連結するワイヤをさらに備え、ワイヤは第一および第二の組織アンカーのそれぞれのアイレットの開口部に挿通される。
いくつかの応用例では、ワイヤは、アンカードライバーサブルーメンとアンカーストレージサブルーメンとの間に配置される。
いくつかの応用例では、ワイヤは、経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメン内に延在する。
いくつかの応用例では、第一および第二の組織アンカーのそれぞれは、ワイヤを中心に回転ストッパーによって回転可能である。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、アンカードライバーサブルーメン内で部分的に、および経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメン内で部分的にスライド可能なアンカードライバーをさらに備え、アンカードライバーは、可撓性のシャフトに連結するドライバーヘッドを備える。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドは、アンカードライバーサブルーメン内で、および経管腔的に前進可能なカテーテルのチャネルのルーメン内で部分的に軸方向にスライドするように寸法形成され、第一および第二の組織アンカーのそれぞれのドライバーインターフェースと可逆的に係合するように作動可能である。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、ドライバーヘッドがドライバーインターフェースと係合している間、組織アンカーを遠位方向にカテーテルの遠位開口部に向かって前進させ、組織係合部を組織アンカー軸に沿って組織内に入れるように構成される。
いくつかの応用例では、組織アンカーは、組織アンカー軸に沿って組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバーのドライバーヘッドは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、ドライバーインターフェースに可逆的に係合するように作動可能であり、アンカードライバーの可撓性のシャフトは、組織アンカールーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成される。
いくつかの応用例では、チャネルの管状の壁は、その遠位部でチャネルの少なくとも一部に沿って延在する側面スリットを画成するように成形される。
いくつかの応用例では、各アイレットは、側面スリットを貫通して延在するように、組織係合部に対して側方に突起する。
いくつかの応用例によれば、近位リム、および近位リムから遠位方向に延在する組織アンカーの壁によって取り囲まれる凹部を有するドライバーインターフェースを画成するように成形される組織アンカーに使用するためのアンカードライバーがさらに提供される。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、可撓性のシャフトおよび可撓性のシャフトに連結されたドライバーヘッドを備える。いくつかの応用例では、ドライバーヘッドは、第一と第二の脚部とが互いの間に第一の距離を有する第一の空間を画成し、第一および第二の脚部が凹部を取り囲む組織アンカーの壁に接触しない、静止状態を有する第一および第二の脚部を画成するように成形される。
いくつかの応用例では、連結バーは第一と第二の脚部と間に少なくとも部分的に配置される。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、可撓性のシャフトに対して、ならびに第一および第二の脚部に対してスライド可能であり、第一および第二の拡張要素は、アンカードライバーの第一および第二の脚部の静止状態で連結バーの上流に配置される。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、ワイヤ、アーム、ロッド、ラッチ、レバー、延長部、拡張可能なリング、拡張可能ならせん等のうちの一つまたは複数である、またはそれらを含むように構成されることができる。例えば、いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、第一および第二のワイヤを備える。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、連結バーの周りで、かつ第一と第二の脚部との間の第一の空間内に前進可能であり、第一および第二の脚部を広げる結果、第一および第二の脚部が、第一と第二の脚部とが互いの間に第一の距離よりも大きな第二の距離を有する第二の空間を画成し、第一および第二の脚部が凹部を取り囲む組織アンカーの壁と接触し、かつ係合する係合状態をとる。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素の各端部のそれぞれの遠位表面は、第一および第二の脚部の係合状態で、組織アンカーの近位リムを押し付けて、第一および第二の脚部の係合状態で組織アンカーの押し込みを容易にする。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、可撓性シャフトにスライド可能に連結する前進要素をさらに備え、前進要素は第一および第二の拡張要素に連結し、可撓性のシャフトに対してスライド可能であり、第一および第二の拡張要素を遠位方向に押す。いくつかの応用例では、前進要素は、ワイヤ、ロッド、シャフト、ハイポチューブ、延長部等のうちの一つまたは複数である、またはそれらを含むように構成されることができる。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、第一および第二の脚部が沿って広がる平面に対して垂直な平面に沿って広がる。
いくつかの応用例では、アンカードライバーが、第一および第二の脚部の静止状態で組織アンカーによって画成されるルーメンを通って軸方向にスライドし、凹部を取り囲む組織アンカーの壁に選択的かつ可逆的に係合するように寸法形成される。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素が、(a)第一および第二の脚部の静止状態の間に折り畳まれた状態をとり、(b)連結バーの周りで広がり、第一および第二の脚部が第一および第二の脚部の係合状態に移行し、(c)その後、第一および第二の拡張要素を折り畳まれた状態に戻し、アンカードライバーを組織アンカーから解放するために引き戻し可能である、ように寸法形成される。
いくつかの応用例によれば、近位リム、および近位リムから遠位方向に延在する組織アンカーの壁によって取り囲まれる凹部を有するドライバーインターフェースを画成するように成形される組織アンカーに使用するためのアンカードライバーも提供される。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、可撓性の前進要素および可撓性の前進要素に連結するドライバーヘッドを備える。いくつかの応用例では、前進要素は、ワイヤ、ロッド、シャフト、ハイポチューブ、延長部等のうちの一つまたは複数である、またはそれらを含むように構成されることができる。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドは、第一と第二の脚部とが互いの間に第一の距離を有する第一の空間を画成し、第一および第二の脚部が凹部を取り囲む組織アンカーの壁に接触しない、静止状態を有する第一および第二の脚部を画成するように成形される。
いくつかの応用例では、拡張要素は、可撓性の前進要素に対して、第一および第二の脚部の間をスライド可能である。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、アンカードライバーの第一および第二の脚部の静止状態で、第一および第二の脚部の遠位面に配置される。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、近位に、かつ第一と第二の脚部との間の第一の空間内に前進可能であり、第一および第二の脚部を広げる結果、第一および第二の脚部が、第一と第二の脚部とが互いの間に第一の距離よりも大きな第二の距離を有する第二の空間を画成し、第一および第二の脚部が凹部を取り囲む組織アンカーの壁と接触し、かつ係合する係合状態をとる。
いくつかの応用例では、静止状態では、第一と第二の脚部とを合わせると円形の形状をとり、係合状態では、第一と第二の脚部とを合わせると楕円形の形状をとる。
いくつかの応用例では、拡張要素は、静止状態で第一と第二の脚部との間の第一の空間よりも大きい直径を有する円形ディスクを備え、拡張要素が第一と第二の脚部との間に配置される場合、第一および第二の脚部が広がり係合状態をとる。
いくつかの応用例では、拡張要素は、静止状態で第一と第二の脚部との間の第一の空間よりも大きい長軸直径を有する楕円形のディスクを備え、拡張要素が第一と第二の脚部との間に配置される場合、第一および第二の脚部が広がって係合状態をとる。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、前進要素にスライド可能に連結する変位要素をさらに備え、変位要素は拡張要素に連結し、前進要素に対してスライド可能であり、拡張要素を近位方向に引っ張って第一と第二の脚部との間の第一の空間内に入れる。
いくつかの応用例では、アンカードライバーが、組織アンカーによって画成されるルーメンを通って軸方向にスライドし、凹部を取り囲む組織アンカーの壁に選択的かつ可逆的に係合するように寸法形成される。
いくつかの応用例では、拡張要素が遠位方向に押し込み可能であり、第一および第二の脚部を静止状態に戻し、アンカードライバーを組織アンカーから解放する。
いくつかの応用例によれば、近位リム、および近位リムから遠位方向に延在する組織アンカーの壁によって取り囲まれる凹部を有するドライバーインターフェースを画成するように成形される組織アンカーに使用するためのアンカードライバーも提供される。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、可撓性の管および可撓性の管に結合するドライバーヘッドを備える。
いくつかの応用例では、ドライバーヘッドは、撓み可能な突起部が静止状態を有するように成形され、静止状態では、突起部が可撓性の管によって画成される中心軸に向かって押し込まれた状態をとり、かつ組織アンカーに接触しない。
いくつかの応用例では、シャフトは可撓性の管のルーメン内に配置され、撓み可能な突起部と係合可能なであり、シャフトが撓み可能な突起部に沿ってスライドする場合、シャフトは、撓み可能な突起部を、押し込まれた状態から中心軸から離れる方向に、撓み可能な突起部が組織アンカーと係合する撓み可能な突起部の係合状態に撓ませる、シャフトと、
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、可撓性の管の外面に連結し、組織アンカーより近位に拡張可能である第一および第二の拡張要素であり、第一および第二の拡張要素は、第一および第二の拡張要素のそれぞれの端部にそれぞれの遠位面を有し、撓み可能な突起部の係合状態で、組織アンカーの近位リムを押して、組織アンカーの押し込みを容易にする。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、組織アンカーによって画成されるルーメンを通って軸方向にスライドし、シャフトの移動に応じて組織アンカーを選択的かつ可逆的に係合するように寸法形成される。
いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素は、組織アンカーのルーメンを通って引っ張られる間に押し込まれ可能であり、ルーメンから出ると拡張可能である。
いくつかの応用例では、シャフトは、撓み可能な突起部から離れる方向に引き戻し可能であり、撓み可能な突起部が係合状態から中心軸に向かって押し込まれた状態に撓むのを容易にし、組織アンカーからアンカードライバーを外す。
カテーテル装置、テザー、複数の組織アンカー、およびアンカードライバーを備える、被術者に使用するためのシステムおよび/または装置がさらに提供される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、被術者内に前進するように構成される遠位部材または遠位部、ならびにハウジングおよびテンショナーを備える体外近位ユニット(例えば、コントローラー、ハンドル等)を備える。
いくつかの応用例では、テザーは、テザーの近位端を備える近位部を有する。いくつかの応用例では、テザーは、近位部から遠位方向にカテーテル装置を通ってテザーの遠位部まで延在し、遠位部はテンショナーから遠位方向に配置され、テザーの遠位端を備える。いくつかの応用例では、テンショナーは、テザーを近位に引き寄せるように構成される。
いくつかの応用例では、複数の組織アンカーはそれぞれ、組織係合要素と、テザーを挿通したアイレットを画成するヘッドとを備え、複数の組織アンカーは、テザーに沿ってテンショナーから近位に次々に配置される。
いくつかの応用例では、アンカーのそれぞれについて連続的に、アンカードライバーは、アンカーに可逆的に連結し、アンカーをテザーに沿ってテンショナーを通り越して遠位方向に前進させるように構成される。
いくつかの応用例では、テンショナーは、ハウジングに連結し、テザーに可逆的にロック可能なばねを備え、ばねは応力を受けてテザーにロックされている間、ばねによりテンショナーがテザーを近位に引き寄せる。
いくつかの応用例では、ばねは、圧縮ばねであり、圧縮によって応力が加えられるように構成され、かつ伸張することによってテザーを近位に引き寄せるように構成される。
いくつかの応用例では、テンショナーは、ばねに連結され、かつクランプ解除状態とクランプ状態との間で可逆的に移行可能なクランプをさらに備え、テザーがカテーテル装置を通って遠位方向に延在する結果、クランプがクランプ状態にある場合にばねがテザーにロックされるように、テザーはクランプを通って延在する。
いくつかの応用例では、テンショナーは、アクチュエーターを備え、アクチュエーターの作動により、クランプがクランプ解除状態とクランプ状態との間で移行する。
いくつかの応用例では、アクチュエーターは、クランプを取り囲むリングを備え、リングの回転により、クランプをクランプ解除状態とクランプ状態との間で移行させる。
いくつかの応用例では、クランプは、クランプ解除状態をとる方向に向かって付勢される。
いくつかの応用例では、クランプとリングが一体となってチャックとして機能する。
いくつかの応用例では、リングは内面を有し、クランプは外面を有し、リングの内面およびクランプの外面からなる群から選択される少なくとも一つの表面はテーパ状であり、クランプに対するリングの軸方向の動きがクランプをクランプ状態に向かって押込む。
いくつかの応用例では、リングは内側ねじ山を有し、クランプは外側ねじ山を有し、リングの回転によりリングがクランプ上にねじ込まれる。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、シャフトと、シャフトの遠位端にドライバーヘッドとを備え、ドライバーヘッドは組織アンカーのそれぞれに可逆的に連結可能である。いくつかの応用例では、テザーは、テンショナーを通って延在し、それによってテザー軸を画成し、カテーテル装置は、テザー軸から側方に非クランプゾーンを設けるように成形され、非クランプゾーンは、ドライバーが前記アンカーのうちの所定のアンカーをテザーに沿ってテンショナーを通り越して遠位方向に前進させた後、側方にずらされたシャフトを収容するように成形されおよび寸法形成され、その結果シャフトはクランプを迂回しアンカーに向かって遠位方向に延びる。
いくつかの応用例では、クランプがクランプ状態にある場合、クランプは、テザーと係合するように構成される複数のクランプ面を画成し、カテーテル装置は、テザー軸に対して偏心しているクランプ面によって、非クランプゾーンが設けられるように成形される。
いくつかの応用例では、クランプがクランプ状態にある場合、クランプはテザーと係合するように構成される第一および第二のクランプ面を画成し、クランプ解除状態では、クランプは第一と第二のクランプ面との間のギャップを画成し、組織アンカーのそれぞれは、アンカードライバーによってテザーに沿ってギャップを通って遠位方向に前進するように寸法形成される。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、シャフト、およびシャフトの遠位端にドライバーヘッドを備え、ドライバーヘッドは組織アンカーのそれぞれに可逆的に連結可能であり、ならびにアンカーのそれぞれについて連続的に、アンカードライバーはテザーに沿ってアンカーを前進させるように寸法形成され、アンカー、ドライバーヘッド、およびシャフトの少なくとも遠位部は、ギャップを遠位方向に通過する。
いくつかの応用例では、体外ユニットは、クランプから側方に非クランプゾーンを画成するように成形され、非クランプゾーンは、シャフトの一部をギャップから外へ側方に非クランプゾーン内に移動させると、ギャップに配置されたシャフトの一部を受け入れるように成形されおよび寸法形成される。
いくつかの応用例では、体外ユニットは、ロックされた場合、ばねが応力を受けている応力がかかった状態でばねをロックするように構成されるロックを備える。
いくつかの応用例では、ロックがロックされたまま、クランプはクランプ状態に移行可能である。
いくつかの応用例では、ロックは、ロックされた場合、クランプをハウジングにロックすることによって、ばねを応力がかかった状態でロックするように構成される。
いくつかの応用例では、ロックは、クランプがクランプ状態のままである間、クランプをハウジングからロック解除することによりばねを作動させて、テンショナーがテザーを近位に引き寄せるように構成される。
いくつかの応用例では、ロックは戻り止めおよび凹部を備える。
いくつかの応用例では、クランプは凹部を画成し、ハウジングは戻り止めを備える。
いくつかの応用例では、クランプは、クランプを押込むことにより、クランプ状態に移行可能である。
いくつかの応用例では、ロックは、クランプがクランプ状態になると、クランプをさらに押込むとクランプがハウジングからロック解除され、それによってばねを作動させてテンショナーがテザーを近位に引き寄せる、ように構成される。
いくつかの応用例によれば、カテーテル装置、テザー、複数の組織アンカー、およびアンカードライバーを備える、被術者に使用するためのシステムおよび/または装置がさらに提供される。
いくつかの応用例では、カテーテル装置は、被術者内に前進するように構成される遠位部材または遠位部と、カテーテル装置の近位部に体外ユニットとを備える。いくつかの応用例では、体外ユニットはウィンチを備える。
ウィンチは、ばねと、ばねに連結されたスプールを備えるように構成されることができ、スプールの第一の回転方向の回転がばねに応力を加える。
いくつかの応用例では、テザーは、テザーの遠位端を備える遠位部と、テザーの近位端を備える近位部とを有する。いくつかの応用例では、近位部はスプールの周りに巻かれ、ウィンチから離れる方向ヘのテザーの遠位部の引っ張りは、スプールを第一の回転方向に回転させることによりスプールからテザーが解きほどく。
いくつかの応用例では、複数の組織アンカーのそれぞれは組織係合要素およびヘッドを備える。いくつかの応用例では、ヘッドは、アイレットを画成する。
いくつかの応用例では、複数の組織アンカーのアイレットはテザーが挿通され、複数の組織アンカーは、テザーに沿って、例えば、スプールとテザーの遠位端との間に次々に配置される。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、アンカーのそれぞれについて連続的に、アンカーに可逆的に連結し、アンカーをテザーに沿ってテザーの遠位端に向かって遠位方向に前進させるために使用されるように構成される。
いくつかの応用例では、ウィンチは、ばねに加えられる応力に応答して、ばねによってテザー内のたるみを低減し、スプールを第一の回転方向と反対の第二の回転方向に押すことによって、テザーに張力をかけるように構成される。
いくつかの応用例では、ウィンチは、作動中、スプールを第一の回転方向に回転させ、スプールの第二の回転方向への回転を妨げ、停止中、スプールを第一の回転方向と第二の回転方向の両方に回転させることを可能にする、可逆的に起動可能なラチェットをさらに備える。
いくつかの応用例では、ラチェットは、ギアであって、スプールの回転によりギアを回転させる、スプールに連結するギアと、歯止めであって、ギアと可逆的に係合可能であり、歯止めがギアと係合する場合ラチェットが作動し、歯止めがギアから外れるとラチェットは停止する、歯止めと、スイッチであって、歯止めをギアと係合させることとギアから外すこととの間で動かすことによって、ラチェットの作動と停止とを切り替えるように構成される、スイッチと、を備える。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は、テザーの遠位部に固定して取り付けられたストッパーをさらに備え、ストッパーは、ストッパーを越えるテザーに沿う遠位方向への一連の任意のアンカーの前進を妨げ、その結果、一連の第一の組織アンカーがウィンチから離れる遠位方向にアンカードライバーによって前進すると、ストッパーを遠位方向に押し、テザーの遠位部をウィンチから離れる方向に引っ張る。
いくつかの応用例では、遠位部材または遠位部は、近位開口部を有し、被術者内に前進するように構成される遠位開口部を有し、および近位開口部と遠位開口部との間にルーメンを画成する、カテーテルを備える。
いくつかの応用例では、複数の組織アンカーは、カテーテル装置の体外ユニットに連続して取り付けられる。
いくつかの応用例では、システムおよび/または装置は一連のカートレッジをさらに備える。
いくつかの応用例では、カートリッジのそれぞれは、複数のアンカーまたは一連の組織アンカーのうちのそれぞれの組織アンカーを保持する。
いくつかの応用例では、各カートリッジは、一連の初期位置のうちのそれぞれの初期位置で体外ユニットに連結する。いくつかの応用例では、各カートリッジは、体外ユニットに連結されたままで、それぞれの初期位置から、カートリッジが近位開口部の反対側にそれぞれの組織アンカーを保持する配備位置まで移動可能である。いくつかの応用例では、各カートリッジは、配備位置から後で取り外すことができる結果、配備位置は一連の後続のカートリッジのために空いている。
いくつかの応用例では、アンカードライバーは、アンカーのそれぞれについて、アンカーが近位開口部の反対側にそれぞれのカートリッジによって保持されている間、アンカーに連結し、アンカーを、それぞれのカートリッジから外へ遠位方向に、近位開口部を通し、そしてカテーテルを通して遠位開口部に向かって前進させるように構成される。
いくつかの応用例では、スプールは回転軸を中心に回転するように取り付けられ、ルーメンはルーメン軸を画成し、回転軸はルーメン軸と平行である。
いくつかの応用例では、スプールは回転軸を中心に回転するように取り付けられ、ルーメンはルーメン軸を画成し、回転軸はルーメン軸と同軸である。
いくつかの応用例では、スプールはカテーテルを取り囲む。
いくつかの応用例では、スプールはカテーテルと同心である。
本明細書の方法、または本明細書に記載のシステム、装置、デバイス等を使用する方法は、生きた動物で、またはシミュレーションで、例えば、死体、死体心、シミュレーター(例えば、シミュレーションされている体の一部、組織)等で実施されることができる。
本発明は、図面と共に以下の発明を実施するための形態からより完全に理解されるであろう。
図1A~Bおよび2A~Bを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル12、少なくとも一つの組織アンカー220、および組織アンカーを備えるインプラント210を備えるカテーテルシステム40、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム40は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム40は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント210は、弁輪形成構造であってもよい。
システム40は、システム40の近位部に体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)18を備える。経管腔的に前進可能なカテーテル12は、カテーテル12の近位端で体外ユニット18に連結し、そこからカテーテル12のカテーテルの長手方向軸16に沿って、ユニット18からカテーテル12の遠位開口部14まで遠位方向に延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル12は、チャネル254、例えば、カテーテル軸16に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を有する可撓性の管を備える。チャネル254の管状壁は、その遠位部でチャネル254の少なくとも一部に沿って延在する側面スリット256を画成するように成形される。スリット256は、軸16と平行に配置される線形スリットを画成する。チャネル254の管状壁は、チャネル254に沿って長手方向のルーメンを画成する。スリット256を画成するチャネル254の管状壁の部分については、スリット256におけるチャネル254のルーメンはスリット256のために閉じていない。
チャネル254は、患者の組織10へのインプラント210の搬送中にインプラント210を収容するように成形される。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント210は、ワイヤ212および複数のアンカー220を備える弁輪形成構造である。各アンカー220は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。各アンカー220は、組織係合要素230およびアンカーヘッド280を備える。組織係合要素230は、近位端232、遠位端234を備え、アンカー220の中央の長手方向軸ax2を画成する。遠位端234において、組織係合要素230は、鋭利な遠位先端238を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素230はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン436を画成する。必要に応じて、組織係合要素230は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。
ヘッド280は、組織係合要素230の近位端232に連結し、ドライバーインターフェース282と、そこを通る開口部246を画成するアイレット240とを備える。ドライバーインターフェース282は、可撓性のアンカードライバー260によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット240は、組織係合要素230に対して側方に突起する構造要素を備える。ドライバー260は、細長い可撓性のシャフト261と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド264とを備えることができる。ドライバーヘッド264は、ドライバーインターフェース282に可逆的に係合するアンカードライバー260の構成要素である。ドライバーインターフェース282は、組織係合要素230に強固に連結することができる。
いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース282は、壁によって囲まれる凹部を画成するように、成形される壁を備える。いくつかの応用例では、図2Bに示すように、凹部を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。いくつかの応用例では、凹部を取り囲む壁は正方形である。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース282は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット240は軸ax2から側方に配置される。
以下でより詳細に説明するように、アンカー220(例えば、そのアイレット240)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ212に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー220の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。また、以下でより詳細に説明するように、アンカー220(例えば、そのアイレット240)は、アンカーがワイヤに直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤと直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット240の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
経管腔的に前進可能なカテーテル12は、チャネル254と重なる、例えば同軸であり、体外ユニット18に動作可能に連結するらせんスレッド20を備え、その結果、ユニット18の操作によって、スレッド20がチャネル254に対してカテーテル軸16を中心に回転可能である。経管腔的に前進可能なカテーテル12は、スレッド20がチャネル254のスリット256と長手方向に少なくとも部分的に一致しているアンカーストレージゾーン22を有する。スレッド20とチャネル254とを一致させることにより、アンカーストレージゾーン22が画成される。いくつかの応用例では、スレッド20とチャネル254とは同心円状に配置される。インプラント210の複数のアンカー220は、アンカーストレージゾーン22内に配置される。いくつかの応用例では、経管腔的に前進可能なカテーテル12は、外管252を備える。カテーテル12が外管252を備える応用例では、外管252は、カテーテル12の開口部14から近位に延在し、チャネル254のスリット256と整列する遠位直線スリットを画成するように成形される。このような応用例では、カテーテル12は、外管252とチャネル254との間に配置される内管を画成し、スレッド20は、内管の回転がスレッド20を回転させるように、内管の遠位端に連結する。多くの場合、示すように、スレッド20は管状構造を画成する。いくつかの応用例では、スレッド20は、内管のらせん状のスリットを切り取ることによって、内管から作り出される。スレッド20が内管の遠位端に連結しているか、または内管から形成されるいずれの応用例についても、スレッド20は、チャネル254および外管252の両方に対して回転可能である。いくつかの応用例では、カテーテル12は内管を備えず、むしろ外管252の内面は、外管252の回転がチャネル254に対してスレッド20を容易に回転させるように、スレッド20を画成するらせん溝を画成する。いくつかの応用例では、外管252はポリマーを含む。
アンカーストレージゾーン22は、カテーテル12の遠位開口部14より近位に配置される遠位端を有する。これにより、カテーテル12の遠位部にはアンカー220がなく、カテーテル12の端部の可撓性および操作性が可能になる。アンカーストレージゾーン22の遠位端は、使用者の快適性および安定性レベルを維持するように、遠位開口部14から90cm以下、例えば25cm以下の距離にあってもよい。いくつかの応用例では、ゾーン22の遠位端は、遠位開口部14から3cm~25cm、例えば5cm~25cmの距離にある。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット240は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド280は、アイレット240が取り付けられるリング284を備えることができる。リング284は、例えば、組織係合要素230に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド280の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース282)に回転可能に連結することなどによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット240は軸ax2に対して静止しているように取り付けられる。このような応用例では、ヘッド280はリング284を備えず、むしろ、アイレット240がヘッド280に直接取り付けられる。
各組織アンカー220は、アンカーヘッド280を介して組織係合要素230に連結する突起部241を備える。いくつかの応用例では、突起部241は、アイレット240、例えば、アイレット240の構造要素、に連結し、または、から成形され、および、から延在する。いくつかの応用例では、突起部241は、開口部246を画成するアイレット240を画成するように成形される。いくつかの応用例では、突起部241は、例えば、リング284に連結することによって、組織係合要素230に回転可能に連結する。別の応用例では、ヘッド280はリング284を備えず、むしろ、突起部241がヘッド280に直接取り付けられる。突起部241は、チャネル254のスリット256を通って延在し、スレッド20と係合するように、組織係合要素230に対して側方に突起し、(1)スレッド20がチャネル254に対して静止している間、組織アンカー220はアンカーストレージゾーン22内に固定され、(2)スレッド20がチャネル254に対してカテーテル軸16の周りを回転することにより、突出部241がスレッド20の遠位出口を出るまで、組織アンカー220を遠位方向に前進させる。
スレッド20は、らせん状に構成される複数の隣接するリボン24またはコイルを画成するように成形される。複数のリボンは、隣接するリボンの間にピッチ28を有する。各リボン24は、リボン24の奥行きを画成する表面26を有する。各アンカー220の突起部241は、所定のリボン24のそれぞれの表面26に当接し、隣接するリボンの間のピッチ28内にある。カテーテル軸16の周りをスレッド20が回転する間、各アンカー220の突起241は、リボン24の表面26に沿ってスライドする。スレッド20が回転し、突起部241が表面26に沿ってスライドすると、アンカー220は、カテーテル12の軸16に沿って遠位方向に直線的に前進する。図1Aに示すように、スレッド20の回転の前に、およびスレッド20が静止している間に、第一の最遠位の組織アンカー220aは、第一の位置30aの近位の第二の位置30bに配置される第二の組織アンカー220bより遠位に、チャネル254に対して第一の位置30aに配置される。
図1Bに示すように、チャネル254に対するカテーテル軸16の周りのスレッド20の回転、例えば時計回りは、(a)第一の組織アンカー220aの突起部241がスレッド20の遠位出口を出るまで、第一の組織アンカー220aを遠位方向に前進させ、第一の組織アンカー220aを第一の位置30aから離れる遠位方向に、そしてアンカーストレージゾーン22の外へ移動させ、(b)第二の組織アンカー220bが遠位方向に第一の位置30a内に移動するまで、第二の組織アンカー220bを第二の位置30bから離れる遠位方向に前進させる。
各アンカーが遠位方向に移動すると、突起部241およびアイレット240は、チャネル254のスリット256に沿って遠位方向に直線的に前進する。アンカーストレージゾーン22内の各アンカー220は、突起部241およびアイレット240がスリット256内に配置されるように配置され、一方、組織係合要素230およびアンカーヘッド280はチャネル254のルーメン内に配置される。いくつかの応用例では、カテーテル12は、少なくとも第二の組織アンカー220bより近位に、例えば複数のアンカー220より近位に、カテーテル12のルーメン内に配置されたばね(図示せず)を備える。いくつかの応用例では、ばねはアンカーストレージゾーン22より近位に配置される。ばねは、組織アンカー220の遠位移動を容易にするように構成され、アンカーストレージゾーン22内の最近位のアンカー220に遠位方向に力を加えるように配置され、それにより、アンカー220をストレージゾーン22内に保持し、スレッド20が回転してアンカー220のそれぞれが別々に配備される際に、残りのアンカー220が遠位方向に前進するのを容易にするのに役立つ。
完全な回転未満、例えば、180度未満でのスレッド20の回転は、手術医にドライバー260とアンカー220との間の連結の兆候を提供することに留意されたい。さらに、スレッド20とアンカー220との間の相互作用は、アンカー220の早期開放を防止するための安全機構として機能する。
図2A~Bは、インプラント210と、インプラントの経皮的(例えば、経管腔的、例えば経大腿的)埋め込みのための搬送ツール250とを備える、システム40を示す。ツール250は、アンカー220のドライバーインターフェース282と可逆的に係合するように構成される、可撓性のアンカードライバー260を備える。この係合により、ドライバー260は、例えば、アンカー220を回転させる(および遠位方向に押す)ことにより、組織係合要素230を組織内に入れるように構成される。いくつかの応用例では、ツール250は、可撓性の管252(例えば、経管カテーテル)をさらに備え、それによりドライバー260と係合する各アンカー220はアンカーが固定される組織へ前進可能である。
図2Aでは、複数のアンカー220が組織10に固定されている。各アンカー220は、ワイヤ212がアイレット240の開口部246を通って延在し、アイレット240の開口部246に対してスライド可能である搬送状態で、軸ax2にほぼ平行に組織に搬送された。これは、現在搬送されているものとして図2Aに示されているアンカー220dについて例示されている。ワイヤ212が、アイレット240の開口部246を通る直線経路を取ることが可能である。
後続のアンカー220が同じ組織に固定されると、ワイヤ212はアンカーに対して横方向に配向される。アイレット240の構造により、ワイヤ212のこの再配向にもかかわらず、ワイヤは、アイレット240の開口部246を通る明確な直線経路を常に取ることができる。
所望の数のアンカー220が固定された後、調整ツールが導入され(例えば、ワイヤ212の近位部の上およびそれに沿って)、ワイヤの張力付与を容易にするために使用される。したがって、ワイヤ212に張力をかけると、アンカー220が互いに引き寄せられ、それにより、アンカーが固定されている組織を収縮させる。上記のように、これにより、アイレット240によって、ワイヤがアンカーに対して直交しながら、ワイヤ212が開口部246を通って滑らかにスライドすることを容易にする。それぞれのストッパー214は、ワイヤ212に連結し、ワイヤ212がアンカー220から抜け出るのを防止する。図2Aは、第一のアンカー220aより遠位のストッパーを示す。次に、余分なワイヤ212を切断し、患者から取り出すことができる。
簡略化のために、図2Aは、直線形状のインプラント210を示す。しかし、弁輪形成の場合、インプラント210は、多くの場合、弁輪の周りに曲線状に(または完全な円環状に)埋め込まれ、その結果、収縮が弁輪のサイズを縮小させ、弁尖の接合が改善される。
上記のように、いくつかの応用例では、アイレット240は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。したがって、これにより、アイレットの回転位置と組織係合要素230の回転位置との間には独立性がもたらされる。組織係合要素230がらせん状である応用例では、この独立性により、アンカーが特定の回転配向で終了する必要なく、最適な固定に必要な範囲まで組織係合要素を組織内にねじ込むことが有利に可能になると仮定される。使用される組織係合要素230のタイプに関係なく、この独立性により、アイレット240(およびワイヤ212)は、所定の応用例について、各アンカー220の軸ax2に対して最適な位置にあることが可能になると仮定される。例えば、インプラント210が弁輪形成に使用される応用例では、アンカー220は、多くの場合、弁輪の周りに曲線状に固定され、アイレット240およびワイヤ212は、軸ax2に対して曲線の内側に配置されることができる。
アンカー220を固定するために、ドライバー260がドライバーインターフェース282(およびそれにより組織係合要素230)を管に対して回転させ、スリット256が管に対してリング284の回転を妨げている間に、アンカーをチャネル254および管252の遠位端から外へ前進させる。いくつかの応用例では、例えば図2Aに示すように、アンカーの固定中に、管252の遠位端が組織10に対して配置される(または押し付けられる)ことが有利である。管252を使用して、ワイヤ上に複数のアンカーを備えるインプラント、例えばインプラント210を埋め込む応用例では、ワイヤと、管の遠位端と組織との間の接触との間で干渉が生じる可能性がある。いくつかの応用例では、管252は、管252の遠位端から近位に延在する側面スリットを画成し、チャネル254は、チャネル254の遠位端から近位に延在するスリット256を画成し、その結果、スリットはカテーテル12の遠位開口部14と連続する。いくつかの応用例では、スリットは、カテーテル12のルーメンに(例えば、側方外側に)隣接し、アンカー220ではなくワイヤ212が、遠位開口部14から近位に、横方向に管252およびチャネル254を出ることを可能にする。これは、ワイヤに連結する(例えば、が挿通された)複数のアンカーを備える、インプラント、例えばインプラント210の埋め込みを容易にすると考えられる。
各アンカー220は、アンカーヘッド280の近位端から組織係合要素230の遠位端まで、アンカー220の長手方向の長さ全体に延在するそれぞれの組織アンカールーメンを画成するように成形される。アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、チャネル254のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、アンカーストレージゾーン22内の各組織アンカーのドライバーインターフェース282と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー260は、ドライバーヘッド264がドライバーインターフェース282と係合している間に、アンカー220を、カテーテル12の遠位開口部14に向かって、アンカーストレージゾーン22から離れる遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素230を入れるように構成される。ドライバー260は、スレッド20の回転と共に遠位方向に組織アンカー220を前進させる。スレッド20の回転がない場合、アンカードライバー260は、アンカー220を遠位方向に前進させることが妨げられる。
各アンカー220は、それぞれの組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、アンカー220の組織アンカールーメンの全て内で軸方向にスライドするように寸法形成される。例えば、最遠位のアンカー220がドライバー260によって係合される場合、ドライバー260は、最遠位のアンカーのアンカーヘッド280に到達するまで、全てのアンカー220の組織アンカールーメンを通過する。ドライバー260が最遠位のアンカー220を埋め込むと、それはアンカー220から解放され、チャネル254のルーメンを通って、そして順に最遠位のアンカーに隣接して近位に配置された次のアンカー220の組織アンカールーメンを通って引き戻される。次のアンカー220のアンカーヘッド280と順次係合するために、ドライバー260は、次のアンカー220の組織アンカールーメンを順次通って引き戻され、アンカーヘッド280と整列してヘッド280と係合し、それにより次のアンカー220と順次係合する。
図3A~Bおよび4A~Bを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル112、少なくとも一つの組織アンカー320、および組織アンカーを備えるインプラント310を備えるカテーテルシステム100、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム100は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム100は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント310は、弁輪形成構造であってもよい。
システム100は、システム100の近位部に体外ユニット318(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)を備える。経管腔的に前進可能なカテーテル112は、カテーテル112の近位端で体外ユニット318に連結し、そこからカテーテル112のカテーテルの長手方向軸116に沿って、ユニット318からカテーテル112の遠位開口部114まで遠位方向に延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル112は、チャネル354、例えば、カテーテル軸116に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を有する可撓性の管を備える。チャネル354の管状壁は、その遠位部でチャネル354の少なくとも一部に沿って延在する側面スリット356を画成するように成形される。スリット356は、軸116と平行に配置される線形スリットを画成する。チャネル354の管状壁は、チャネル354に沿って長手方向のルーメンを画成する。スリット356を画成するチャネル354の管状壁の部分については、スリット356におけるチャネル354のルーメンはスリット356のために閉じていない。
チャネル354は、患者の組織10へのインプラント310の搬送中にインプラント310を収容するように成形される。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント310は、ワイヤ312および複数のアンカー320を備える弁輪形成構造である。各アンカー320は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。各アンカー320は、組織係合要素330およびアンカーヘッド380を備える。組織係合要素330は、近位端332、遠位端334を備え、アンカー320の中央の長手方向軸ax2を画成する。遠位端334において、組織係合要素330は、鋭利な遠位先端338を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素330はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン336を画成する。必要に応じて、組織係合要素330は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド380は、組織係合要素330の近位端332に連結し、ドライバーインターフェース382と、そこを通る開口部246を画成するアイレット340とを備える。ドライバーインターフェース382は、可撓性のアンカードライバー260によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット340は、組織係合要素330に対して側方に突起する構造要素を備える。ドライバー260は、細長い可撓性のシャフト261と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド264とを備えることができる。ドライバーヘッド264は、ドライバーインターフェース382に可逆的に係合するアンカードライバー260の構成要素である。ドライバーインターフェース382は、組織係合要素330に強固に連結することができる。
いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース382は、壁によって囲まれる凹部を画成するように、成形される壁を備える。いくつかの応用例では、図4Bに示すように、凹部を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。いくつかの応用例では、凹部を取り囲む壁は正方形である。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース382は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット340は軸ax2から側方に配置される。
以下でより詳細に説明するように、アンカー320(例えば、そのアイレット340)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ312に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー320の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。また、以下でより詳細に説明するように、アンカー320(例えば、そのアイレット340)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤと直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット340の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
経管腔的に前進可能なカテーテル112のチャネル354の管状壁は、可動タブ362を画成する側面戻り止めスリット366を有する少なくとも一つの戻り止め360を画成するように成形される。いくつかの応用例では、示すように、カテーテルのチャネル354は、軸116と平行に長手方向に配置される複数の戻り止め360を画成するように成形される。経管腔的に前進可能なカテーテル112は、複数のアンカー320が配置され、複数の戻り止め360によって定位置に保持されるアンカーストレージゾーン122を有する。いくつかの応用例では、アンカーストレージゾーン122は、チャネル354のスリット356と長手方向に少なくとも部分的に一致する。経管腔的に前進可能なカテーテル112は、オーバーチューブ352を備える。いくつかの応用例では、オーバーチューブ352は、カテーテル112の開口部114から近位に延在し、チャネル354のスリット356と整列する遠位直線スリットを画成するように成形される。
アンカーストレージゾーン122は、カテーテル112の遠位開口部114より近位に配置される遠位端を有する。これにより、カテーテル112の遠位部にはアンカー320がなく、カテーテル112の端部の可撓性および操作性が可能になる。アンカーストレージゾーン122の遠位端は、多くの場合、使用者の快適性および安定性レベルを維持するように、遠位開口部114から90cm以下、例えば25cm以下の距離にあってもよい。いくつかの応用例では、ゾーン122の遠位端は、遠位開口部114から3cm~25cm、例えば5cm~25cmの距離にある。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット340は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド380は、アイレット340が取り付けられるリング384を備えることができる。リング384は、例えば、組織係合要素330に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド380の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース382)に回転可能に連結することなどによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット340は軸ax2に対して静止しているように取り付けられる。このような応用例では、ヘッド380はリング384を備えず、むしろ、アイレット340がヘッド380に直接取り付けられる。
上記のように、経管腔的に前進可能なカテーテル112のチャネル354の管状壁は、可動タブ362を画成する側面戻り止めスリット366を有する少なくとも一つの戻り止め360を画成するように成形される。いくつかの応用例では、示すように、カテーテルのチャネル354は、軸116と平行に長手方向に配置される複数の戻り止め360を画成するように成形される。タブ362は、その内面で、チャネル354のルーメンに対向する突出部364に連結する。いくつかの応用例では、タブ362は、突出部364を画成するように、その内表面に成形される。いくつかの応用例では、突出部364は、チャネル354のルーメン内の組織アンカー320の直線的な移動を妨げるバッフルおよび止め具として機能する。いくつかの応用例では、示すように、突出部364は、カテーテル112の軸116に対して垂直に配置される円筒を画成するように成形される。示すように、突出部364は、タブ362の近位部でタブ362に連結する。突出部364は、図3Bの拡大画像に示すように、アンカー320の組織係合要素330の隣接するコイル間に嵌合するように成形される。突出部364に力が加えられていない場合、突出部364は、組織係合要素330の隣接するコイルの間に配置されたままである。以下に説明するように、アンカー320を引き寄せたり押したりすると、突出部364および少なくともタブ362の近位部がカテーテル112の軸116から半径方向に離れるように変位することを促進し、組織係合要素330の隣接するコイル間から突出部364を動かして出し、それによりアンカー320を戻り止め360から解除する。さらに、チューブオーバー352が戻り止め360を取り囲む場合、タブ362が軸116から半径方向に離れるように移動することを制限する。
オーバーチューブ352は、チャネル354の周りにスライド可能に配置され、ユニット318の動作により移行可能であるように、ユニット318に動作可能に連結し、そして各戻り止め360は、(1)(i)オーバーチューブ352が可動タブ362を取り囲む、(ii)可動タブ362がチャネル354の管状壁と整列している、および(iii)突出部364が、チャネル354のルーメン内に延在し、アンカー320が突出部364を通り越して遠位方向に移動するのを妨げる、閉状態と、(2)(i)オーバーチューブ352(すなわち、外管252の遠位端)が可動タブ362から引き戻される、(ii)可動タブ362が、カテーテル軸116から離れる方向に突出部364を移動させるようにカテーテル軸116から離れる方向に変位可能であり、アンカー320が突出部364を通り越して遠位方向に移動できるようにする、開状態と、の間で移行可能である。
いくつかの応用例では(図示せず)、オーバーチューブ352は、戻り止め360の開状態の間、突出部364がカテーテル軸から離れる方向に容易に移動するように、突出部364と整列するように構成される側面窓を画成するように成形される。このような応用例では、オーバーチューブ352の遠位端は、戻り止め360より近位に引き戻される必要はなく、むしろ、オーバーチューブの側面窓は、軸116から半径方向に離れる方向に突出部364が容易に移動するために、戻り止め360(特に、突出部364に連結するオーバーチューブ352の部分)と整列する。いくつかの応用例では、オーバーチューブ352は引き戻されないが、側面窓を戻り止め360と整列させるために軸116を中心に回転する。
図3Bに示すように、第一の最遠位の組織アンカー320aは、第一の位置370aの近位の第二の位置370bに配置される第二の組織アンカー320bより遠位に、チャネル354に対して第一の位置370aに配置される。システム100では、各アンカー320は、オーバーチューブ352が戻り止め360を囲む限り、それぞれの位置に保持され、定位置に固定される。
各アンカー320がそれぞれの戻り止め360から解放されると、アンカー320は、第一のそのそれぞれの位置370から離れる遠位方向に、そしてアンカーストレージゾーン122の外へ移動する。オーバーチューブ352が戻り止め360を取り囲む限り、アンカー320は、そのそれぞれの位置370内の定位置にロックされる。
各アンカー320が遠位方向に移動すると、アイレット340は、チャネル354のスリット356に沿って遠位方向に直線的に前進する。アンカーストレージゾーン122内の各アンカー320は、アイレット340が戻り止め360の反対側に配置されるように配置される。突出部364は、アンカー320の回転およびワイヤ312のねじれを防止するために、アイレット340が戻り止め360の反対側に配置されるように固定された各アンカー320を保持する。このように、いくつかの応用例では、リング384は、アンカーヘッド380に対して固定され、軸ax2を中心に回転しない。いくつかの応用例では、チャネル354のスリット356は、アイレット340をスリット356内に保持し、それによりアンカー320の回転およびワイヤ312の絡みを防止するために、近位方向にアンカーストレージゾーン122内に延在する。
図4A~Bは、インプラント310と、インプラントの経皮的(例えば、経管腔的、例えば経大腿的)埋め込みのための搬送ツール350とを備える、システム100を示す。ツール350は、アンカー320のドライバーインターフェース382と可逆的に係合するように構成される、可撓性のアンカードライバー260を備える。この係合により、ドライバー260は、例えば、アンカー320を回転させる(および遠位方向に押す)ことにより、組織係合要素330を組織内に入れるように構成される。いくつかの応用例では、ツール350は、可撓性のオーバーチューブ352(例えば、経管カテーテル)をさらに備え、それにより、ドライバー260と係合する各アンカー320はアンカーが固定される組織へ前進可能である。
図4Aでは、複数のアンカー320が組織10に固定されている。各アンカー320は、ワイヤ312がアイレット340の開口部346を通って延在し、アイレット340の開口部346に対してスライド可能である搬送状態で、軸ax2にほぼ平行に組織に搬送された。これは、現在搬送されているものとして図4Aに示されているアンカー320dについて例示されている。ワイヤ312が、アイレット340の開口部346を通る直線経路を取ることが可能である。
後続のアンカー320が同じ組織に固定されると、ワイヤ312はアンカーに対して横方向に配向される。アイレット340の構造により、ワイヤ312のこの再配向にもかかわらず、ワイヤは、アイレット340の開口部346を通る明確な直線経路を常に取ることができる。
所望の数のアンカー320が固定された後、調整ツールが導入され(例えば、ワイヤ312の近位部の上およびそれに沿って)、ワイヤの張力付与を容易にするために使用される。したがって、ワイヤ312に張力をかけると、アンカー320が互いに引き寄せられ、それにより、アンカーが固定されている組織を収縮させる。上記のように、これにより、アイレット240によって、ワイヤがアンカーに対して直交しながら、ワイヤ312が開口部346を通って滑らかにスライドすることを容易にする。それぞれのストッパー214は、ワイヤ312に連結し、ワイヤ312がアンカー320から抜け出るのを防止する。図4Aは、第一のアンカー320aより遠位のストッパーを示す。次に、余分なワイヤ312を切断し、患者から取り出すことができる。
簡略化のために、図4Aは、直線形状のインプラント310を示す。しかし、弁輪形成の場合、インプラント310は、多くの場合、弁輪の周りに曲線状に(または完全な円環状に)埋め込まれ、その結果、収縮が弁輪のサイズを縮小させ、弁尖の接合が改善される。
上記のように、いくつかの応用例では、アイレット340は、軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。したがって、これにより、アイレットの回転位置と組織係合要素330の回転位置との間には独立性がもたらされる。組織係合要素330がらせん状である応用例では、この独立性により、アンカーが特定の回転配向で終了する必要なく、最適な固定に必要な範囲まで組織係合要素を組織内にねじ込むことが有利に可能になると仮定される。使用される組織係合要素330のタイプに関係なく、この独立性により、アイレット340(およびワイヤ312)は、所定の応用例について、各アンカー320の軸ax2に対して最適な位置にあることが可能になると仮定される。例えば、インプラント310が弁輪形成に使用される応用例では、アンカー320は、多くの場合、弁輪の周りに曲線状に固定され、アイレット340およびワイヤ312は、軸ax2に対して曲線の内側に配置されることができる。
アンカー320を固定するために、ドライバー260がドライバーインターフェース382(およびそれにより組織係合要素330)を管に対して回転させ、スリット356が管に対してリング384の回転を妨げている間に、アンカーをチャネル354およびオーバーチューブ352の遠位端から外へ前進させる。いくつかの応用例では、例えば、図4Aに示すように、アンカーの固定中に、オーバーチューブ352の遠位端が組織10に対して配置される(または押し付けられる)ことが有利である。上記のように、チャネル354のスリット356は、カテーテル112のルーメンに(例えば、側方外側に)隣接し、アンカー320ではなくワイヤ312が、遠位開口部114から近位に、横方向に管のチャネル354を出ることを可能にする。これは、ワイヤに連結する(例えば、が挿通された)複数のアンカーを備える、インプラント、例えばインプラント310の埋め込みを容易にすると考えられる。
各アンカー320は、アンカーヘッド380の近位端から組織係合要素330の遠位端まで、アンカー320の長手方向の長さ全体に延在するそれぞれの組織アンカールーメンを画成するように成形される。アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、チャネル354のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、アンカーストレージゾーン122内の各組織アンカーのドライバーインターフェース382と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー260は、ドライバーヘッド264がドライバーインターフェース382と係合している間に、アンカー320を、カテーテル112の遠位開口部114に向かって、アンカーストレージゾーン122から離れる遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素330を入れるように構成される。ドライバー260は、オーバーチューブ352の遠位端が現在組織アンカー320を保持している戻り止め360より近位に引き戻される場合にのみ、組織アンカー320を遠位方向に前進させる。オーバーチューブ352が側面窓を画成する応用例の場合、ドライバー260は、オーバーチューブ352の側面窓が現在組織アンカー320を保持している戻り止め360と整列している場合にのみ、組織アンカー320を遠位方向に前進させる。オーバーチューブ352が戻り止め360を覆う場合、戻り止め360の突出部364がアンカー320の組織係合要素330と係合し続けるため、アンカードライバー260は、アンカー320を遠位方向に前進させることが妨げられる。
各アンカー320は、それぞれの組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、アンカー320の組織アンカールーメンの全て内で軸方向にスライドするように寸法形成される。例えば、最遠位のアンカー320がドライバー260によって係合される場合、ドライバー260は、最遠位のアンカーのアンカーヘッド380に到達するまで、全てのアンカー320の組織アンカールーメンを通過する。ドライバー260が最遠位のアンカー320を埋め込むと、それはアンカー320から解放され、チャネル354のルーメンを通って、そして順に最遠位のアンカーに隣接して近位に配置された次のアンカー320の組織アンカールーメンを通って引き戻される。次のアンカー320のアンカーヘッド380と順次係合するために、ドライバー260は、次のアンカー320の組織アンカールーメンを順次通って引き戻され、アンカーヘッド380と整列してヘッド380と係合し、それにより次のアンカー320と順次係合する。
図4Aに示すように、一連のアンカー320が組織10に配備されている。ステップAでは、アンカードライバー260は、アンカーストレージゾーン122内でそのそれぞれの位置370dから次の近位に配置された組織アンカー320dと係合する。オーバーチューブ352は、戻り止め360dのタブ362dの突出部364dが、組織係合要素330のコイルの間に配置されるように戻り止め360dを取り囲むため、アンカー320dは、位置370dで定位置にロックされる。ステップBでは、オーバーチューブ352は、その遠位端がタブ362dより近位に配置されるように引き戻され、それにより戻り止め360dを解放し、アンカードライバー260によりアンカー320dを遠位に押す間に、タブ362dが軸116から離れる方向に、側方におよび半径方向に変位することができる。アンカー320dのこのような遠位の押し込みは、組織係合要素330dおよびアンカーヘッド380を突出部364dに対して押し、突出部364dをチャネル354のルーメンから外へ押し出す。このようにして、戻り止め360dは、タブ362dがチャネル354の管状壁と整列せず、突出部364dを軸116から離れる方向に変位させる開状態をとる。アンカー320dが位置370dから外へ移動するにもかかわらず、次の近位に配置されるアンカー320eは、位置370eで定位置に保持される。アンカー320dを位置370dから遠位方向に移動させると、タブ362dに作用する物体および/または力はなく、したがって、タブ362dは、タブ362がチャネル354の壁と整列して、突出部364dがチャネル354のルーメン内の再び突出する位置に戻る。示すように、オーバーチューブ352は戻り止め360eを取り囲むため、アンカー330eは位置370eでロックされたままである。
図4Bでは、いくつかの応用例では、チャネル354は、搬送および固定中に、軸ax2および/または組織係合要素330に対して、アイレット340の回転位置を制御するように成形される。いくつかのこのような応用例では、チャネル354は、メジャーチャネル領域354aおよびマイナーチャネル領域354bを画成する。メジャーチャネル領域354aは、マイナーチャネル領域354bよりも大きな断面積を有する。アンカー320は、チャネル354を通ってスライド可能であり、組織係合要素330は、プライマリーチャネル領域354aを通って(多くの場合、ぴったりと)スライドし、アイレット340は、マイナーチャネル領域354bを通っておよびワイヤ312に沿って(多くの場合、ぴったりと)スライドする。それにより、チャネル354の回転制御は、各アンカーの軸ax2の周りのアイレット340、したがってワイヤ312の位置を制御する。ドライバーインターフェース382および組織係合要素330は、オーバーチューブ352内では回転可能であるが、チャネル354内では、リング384およびアイレット340は回転可能ではない。いくつかの応用例では、および示すように、チャネル354は、キーホール形状の直交断面を有する。
いくつかの応用例では、アイレット340は、図1A~Bおよび2A~Bに関して上述した突起部241を画成するように成形される。
図5A~Cを参照する。これらの図はいくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル402、少なくとも一つの組織アンカー420、および組織アンカーを備えるインプラント410を備えるカテーテルシステム400、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム400は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム400は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント410は、弁輪形成構造であってもよい。
システム400の近位部では、システムは、上述した体外ユニット18および/または318と類似または同一であってもよい体外ユニット(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)を備える。経管腔的に前進可能なカテーテル402は、カテーテル402の近位端で体外ユニットに連結し、そこからカテーテル402のカテーテルの長手方向軸16に沿って、体外ユニットからカテーテル402の遠位開口部まで遠位方向に延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル402は、チャネル454、例えば、カテーテル軸416に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を有する可撓性の管を備える。チャネル454の管状壁は、その遠位部でチャネル454の少なくとも一部に沿って延在する(例えば、図1A~Bおよび2A~Bのチャネル254のスリット256に関して上述したような)側面スリットを画成するように成形される。スリットは、軸416と平行に配置される直線スリットを画成する。チャネル454の管状壁は、チャネル454に沿って長手方向のルーメンを画成する。スリットを画成するチャネル454の管状壁の部分については、スリットにおけるチャネル454のルーメンはスリットのために閉じていない。
チャネル454は、患者の組織10へのインプラント410の搬送中にインプラント410を収容するように成形される。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント410は、ワイヤ412および複数のアンカー420を備える弁輪形成構造である。各アンカー420は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。各アンカー420は、組織係合要素430およびアンカーヘッド480を備える。組織係合要素430は、近位端432、遠位端434を備え、アンカー420の中央の長手方向軸ax2を画成する。遠位端434において、組織係合要素430は、鋭利な遠位先端438を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素430はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン436を画成する。必要に応じて、組織係合要素430は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド480は、組織係合要素430の近位端432に連結し、ドライバーインターフェース482と、そこを通る開口部を画成するアイレット440とを備える。ドライバーインターフェース482は、可撓性のアンカードライバー260によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット440は、組織係合要素430に対して側方に突起する構造要素を備える。ドライバー260は、細長い可撓性のシャフトと、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド264とを備えることができる。ドライバーヘッド264は、ドライバーインターフェース482に可逆的に係合するアンカードライバー260の構成要素である。ドライバーインターフェース482は、組織係合要素430に強固に連結することができる。
いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース482は、壁によって取り囲まれる凹部を画成するように、成形される壁を備える。いくつかの応用例では、凹部を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。いくつかの応用例では、凹部を取り囲む壁は正方形である。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース482は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット440は軸ax2から側方に配置される。
以下でより詳細に説明するように、アンカー420(例えば、そのアイレット440)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ412に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー420の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。また、以下でより詳細に説明するように、アンカー420(例えば、そのアイレット440)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤに直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット440の形状および寸法によって少なくとも部分的に達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
経管腔的に前進可能なカテーテル402は、最遠位のアンカー420aより遠位のディスペンサー460を備える。ディスペンサー460は、体外ユニットの操作によって、ディスペンサー460がチャネル454に対して移動可能であり、一度に一つのアンカー420を容易に分配するように、例えば、チャネル454と同軸で重なり合い、体外ユニットに動作可能に連結する。経管腔的に前進可能なカテーテル402は、ディスペンサー460および複数の組織アンカー420を備えるアンカーストレージゾーン422を有する。いくつかの応用例では、アンカーストレージゾーン422は、チャネル454のスリットと長手方向に少なくとも部分的に一致する。いくつかの応用例では、ディスペンサー460とチャネル454とは同心円状に配置される。インプラント410の複数のアンカー420は、アンカーストレージゾーン422内に配置される。いくつかの応用例では、経管腔的に前進可能なカテーテル402は、外管を備える。カテーテル402が外管を備える応用例では、ディスペンサーは外管とチャネル454との間に配置され、それらに対してスライド可能である。
アンカーストレージゾーン422は、カテーテル402の遠位開口部より近位に配置される遠位端を有する。これにより、カテーテル402の遠位部にはアンカー420がなく、カテーテル402の端部の可撓性および操作性が可能になる。アンカーストレージゾーン422の遠位端は、多くの場合、使用者の快適性および安定性レベルを維持するように、遠位開口部から90cm以下、例えば25cm以下の距離にあってもよい。いくつかの応用例では、ゾーン422の遠位端は、遠位開口部から3cm~25cm、例えば5cm~25cmの距離にある。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット440は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド480は、アイレット440が取り付けられるリング484を備えることができる。リング284は、例えば、組織係合要素430に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド480の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース482)に回転可能に連結することなどによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット440は軸ax2に対して静止しているように取り付けられる。このような応用例では、ヘッド480はリング484を備えず、むしろ、アイレット440がヘッド480に直接取り付けられる。
いくつかの応用例では、各組織アンカー420は、アイレット440に連結する、またはアイレット440から、例えば、アイレット440の構造要素から成形され、かつ延在する、(図1A~Bおよび2A~Bに関して上述した)突起部241を備える。
ディスペンサー460は、近位戻り止め462および遠位戻り止め464を備える構造要素を備える。戻り止め462および464は、それらがカテーテル軸416に向かってチャネル454のルーメン内に突起する状態と、それらがカテーテル軸426から離れる方向に押し込まれ、チャネル456のルーメンをそれらの障害物から解放する状態との間で移行可能である。いくつかの応用例では、管状構造495は、チャネル454の少なくとも一部を取り囲み、チャネル454に対してスライド可能である。管状構造495は、管状構造495がチャネル454に沿って長手方向に遠位方向および近位方向に移動することにより、近位および遠位の戻り止め462および464が容易に押し込まれ、近位および遠位の戻り止め462および464がルーメン内に容易に広がるように、ディスペンサー460に連結する。チャネル454の管状壁は、ルーメンの外に側面窓490を画成するように形成される。側面窓490は、近位縁部491および遠位縁部493を有する。管状構造495は、側面窓490でチャネル454の少なくとも一部分を取り囲む。いくつかの応用例では、カテーテル402は、管状構造495が外管とチャネル454との間に配置されるように、管状構造495の周りに配置される外管を備える。
ディスペンサー460は、(1)(i)近位戻り止め462が、カテーテル軸416から離れる方向に押し込まれ、アンカー420aが近位戻り止め462を通り越して遠位方向にディスペンサー460内に移動することを可能にする、(ii)遠位戻り止め464が、ルーメン内に広がり、アンカー420aが遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動してディスペンサー460から外へ出ることを妨げる、受け入れ状態と、(2)(i)近位戻り止め462が、ルーメン内に広がり、アンカー420aが近位戻り止め462を通り越して近位方向に戻りディスペンサー460から外へ出ることを妨げる、(ii)遠位戻り止め464が、ルーメン内に広がり、アンカー420aが遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動しディスペンサー460から外へ出ることを妨げる、閉状態(図5B)と、(3)(i)近位戻り止め462が、ルーメン内に広がり、アンカー420aが近位戻り止め462を通り越して近位方向に戻りディスペンサー460から外へ出ることを妨げる、および遠位戻り止め464が、カテーテル軸416から離れる方向に押し込まれ、アンカー420aが遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動しディスペンサー460から外へ出ることを可能にする、分配状態(図5C)と、の間で、体外ユニットの操作によって移行可能であるように体外ユニットに動作可能に連結する。
図5Aでは、アンカー420aはディスペンサー460内に移動されていない。アンカー420aは、アンカードライバー260に連結し、チャネル454のルーメン内のドライバー260のスライド移動により、ドライバー260によって移動可能である。いくつかの応用例では、アンカー420aは、ドライバー260がアンカー420に連結するので、ドライバー260の移動によってディスペンサー460内で遠位方向に移動可能である。アンカー420aが近位戻り止め462を通り越して遠位方向に移動すると、戻り止め462は押し込まれる。アンカー420aが戻り止め464を通り越して移動すると、戻り止め464は、チャネル454のルーメン内で広がる状態に戻り、アンカー420aが近位に引き戻るのを妨げる。いくつかの応用例では、管状構造495は、窓490の近位縁部491に対して近位戻り止め462の押し込みを容易にするために、チャネル454の側面窓490に対して近位方向に移動し、その結果、近位戻り止め462はカテーテル軸416から離れる方向に移動し、そして軸416に対して後退し、または押し込まれ、その結果、戻り止め462はチャネル454のルーメンを塞がず、そしてアンカー420aは、受け入れ状態でディスペンサー460内に適切に配置され、窓490と整列される。アンカー420aがディスペンサー460内に配置されると、管状構造495は遠位方向に移動され、図5Bに示すように、近位戻り止め462が窓490の近位縁部491に対して押し込まれず、戻り止め462は突起してチャネル454のルーメン内に広がる。
遠位戻り止め464は、もはや窓490の遠位縁部493によって押し込まれることはなく、後退もせず、またチャネル454のルーメン内で突起して広がる結果、ディスペンサー460が閉状態にあり、アンカー420aが、遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動することと、近位戻り止め462を通り越して近位方向に移動することとを妨げる。これにより、手術医は、ディスペンサー460の閉状態において、ドライバー260を引き寄せることまたは押すことに応答するアンカー420aの移動がないことを受けて、ドライバー260とアンカー420との間の好適な連結を評価することができる。さらに、戻り止め462および464が押し込まれた状態から突起する場合、「カチッ」という音がし、手術医は、戻り止め462および464の場所へクリックすることから触覚フィードバックを受け取る。
管状構造495が近位方向および遠位方向に移動されると、アンカードライバー260の近位ハンドルはそれに応じて移動し、医師はドライバー260の動きを可視化することができる。
図5Cでは、管状構造495が側面窓490に対して遠位方向に移動され、窓490の遠位縁部493に対して遠位戻り止め464を押し込むのが容易になる結果、ディスペンサー460は、近位戻り止め462がチャネル454のルーメン内に広がっている間に遠位戻り止め464がカテーテル軸416から離れる方向に移動し、アンカー420aが近位戻り止め462を通り越して近位方向に戻ることを妨げる分配状態をとる。ドライバー260は、アンカー420aをディスペンサー460から外へ、およびアンカーストレージゾーン422から外へ遠位方向に前進させるために、管状構造495を遠位方向に移動させると共に遠位方向に移動する。
アンカー420aがディスペンサー460から外へ遠位方向に移動されると、ディスペンサー460内に次のアンカー420bを順次配置するために、管状構造495が近位に引き戻される。ディスペンサー460は受け入れ状態に戻り、(戻り止め462が近位縁部491によって引き戻されるため、)ディスペンサー460は一つの別のアンカー420bが近位戻り止め462を通り越して遠位方向に移動することを可能にする。次に、ディスペンサー460は閉状態に移行し、ディスペンサー460が、少なくとも一つの別のアンカー420bが遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動してディスペンサー460から外へ出ることを妨げる。その後、ディスペンサー460は分配状態に移行し、ディスペンサー460は、少なくとも一つの別の組織アンカー420bが遠位戻り止め464を通り越して遠位方向に移動してディスペンサー460から外へ出ることを可能にする。
いくつかの応用例では、カテーテル402は、少なくとも第二の組織アンカー420bより近位に、例えば複数のアンカー420より近位に、カテーテル402のルーメン内に配置されるばね(図示せず)を備える。いくつかの応用例では、ばねはアンカーストレージゾーン422より近位に配置される。ばねは、組織アンカー420の遠位移動を容易にするように構成され、アンカーストレージゾーン422内の最近位のアンカー420に遠位方向に力を加えるように配置され、それにより、アンカー420をストレージゾーン422内に保持し、アンカー420のそれぞれが別々に配備される際に、残りのアンカー420が遠位方向に前進するのを容易にするのに役立つ。
各アンカー420が遠位方向に移動すると、アイレット440は、チャネル454のスリットに沿って遠位方向に直線的に前進する。アンカーストレージゾーン422内の各アンカー420は、アイレット440がスリット内に配置されるように配置され、一方、組織係合要素430およびアンカーヘッド480はチャネル454のルーメン内に配置される。いくつかの応用例では、スリットは、アンカーストレージゾーン422内に延在せず、アンカー420の全体がアンカーストレージゾーン422内に配置されてチャネル454のルーメン内に配置される。
図5A~Cは、インプラント410と、インプラントの経皮的(例えば、経管腔的、例えば経大腿的)埋め込みのための搬送ツール450とを備える、システム400を示す。ツール450は、アンカー420のドライバーインターフェース482と可逆的に係合するように構成される、可撓性のアンカードライバー260を備える。この係合により、ドライバー260は、例えば、アンカー420を回転させる(および遠位方向に押す)ことにより、組織係合要素430を組織内に入れるように構成される。いくつかの応用例では、ツール450は、可撓性の管(例えば、経管カテーテル)をさらに備え、それによりドライバー260と係合する各アンカー420はアンカーが固定される組織へ前進可能である。
各アンカー420は、ワイヤ412がアイレット440の開口部を通って延在し、アイレット440の開口部に対してスライド可能である搬送状態で、軸ax2にほぼ平行に組織に搬送される。
後続のアンカー420が同じ組織に固定されると、ワイヤ412はアンカーに対して横方向に配向される。アイレット440の構造により、ワイヤ412のこの再配向にもかかわらず、ワイヤは、アイレット440の開口部246を通る明確な直線経路を常に取ることができる。
所望の数のアンカー420が固定された後、調整ツールが導入され(例えば、ワイヤ412の近位部の上およびそれに沿って)、ワイヤの張力付与を容易にするために使用される。したがって、ワイヤ412に張力をかけると、アンカー420が互いに引き寄せられ、それにより、アンカーが固定されている組織を収縮させる。上記のように、これにより、アイレット440によって、ワイヤがアンカーに対して直交しながら、ワイヤ412がアイレット440の開口部を通って滑らかにスライドすることを容易にする。それぞれのストッパー214は、ワイヤ412に連結し、ワイヤ412がアンカー420から抜け出るのを防止する。次に、余分なワイヤ412を切断し、患者から取り出すことができる。
上記のように、いくつかの応用例では、アイレット440は、軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。したがって、これにより、アイレットの回転位置と組織係合要素430の回転位置との間には独立性がもたらされる。組織係合要素430がらせん状である応用例では、この独立性により、アンカーが特定の回転配向で終了する必要なく、最適な固定に必要な範囲まで組織係合要素を組織内にねじ込むことが有利に可能になると仮定される。使用される組織係合要素430のタイプに関係なく、この独立性により、アイレット440(およびワイヤ412)は、所定の応用例について、各アンカー420の軸ax2に対して最適な位置にあることが可能になると仮定される。例えば、インプラント410が弁輪形成に使用される応用例では、アンカー420は、多くの場合、弁輪の周りに曲線状に固定され、アイレット440およびワイヤ412は、軸ax2に対して曲線の内側に配置されることができる。
アンカー420を固定するために、ドライバー260がドライバーインターフェース482(およびそれにより組織係合要素430)を管に対して回転させ、チャネル454のスリットが管に対してリング484の回転を妨げる間に、アンカーをチャネル454の遠位端から外へ前進させる。いくつかの応用例では、アンカーの固定中に、カテーテル402の遠位端が組織10に対して配置される(または押し付けられる)ことが有利である。カテーテル402の遠位端から近位方向に延在する側面スリットは、アンカー420ではなく、ワイヤ412が、カテーテル402の遠位開口部から近位に、横方向にチャネル454を出ることを可能にする。これは、ワイヤに連結する(例えば、が挿通された)複数のアンカーを備える、インプラント、例えばインプラント410の埋め込みを容易にすると考えられる。
各アンカー420は、アンカーヘッド480の近位端から組織係合要素430の遠位端まで、アンカー420の長手方向の長さ全体に延在するそれぞれの組織アンカールーメンを画成するように成形される。アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、チャネル454のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、アンカーストレージゾーン422内の各組織アンカーのドライバーインターフェース482と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー260は、ドライバーヘッド264がドライバーインターフェース482と係合している間に、アンカー420を、カテーテル402の遠位開口部に向かって、アンカーストレージゾーン422から離れる遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素430を入れるように構成される。ドライバー260は、スレッド20の回転と共に遠位方向に組織アンカー420を前進させる。図5Bに示すように、ディスペンサー460が閉状態にない場合、アンカードライバー260は、アンカー420を遠位方向に前進させるのを妨げられる。
各アンカー420は、それぞれの組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバー260、例えば、特にドライバーヘッド264は、アンカー420の組織アンカールーメンの全て内で軸方向にスライドするように寸法形成される。例えば、最遠位のアンカー420がドライバー260によって係合される場合、ドライバー260は、最遠位のアンカーのアンカーヘッド480に到達するまで、全てのアンカー420の組織アンカールーメンを通過する。ドライバー260が最遠位のアンカー420を埋め込むと、それはアンカー420から解放され、チャネル454のルーメンを通って、そして順に最遠位のアンカーに隣接して近位に配置された次のアンカー420の組織アンカールーメンを通って引き戻される。次のアンカー420のアンカーヘッド480と順次係合するために、ドライバー260は、次のアンカー420の組織アンカールーメンを順次通って引き戻され、アンカーヘッド480と整列してヘッド480と係合し、それにより次のアンカー420と順次係合する。
各アンカー420が遠位方向に移動すると、アイレット440は、チャネル454のスリットに沿って遠位方向に直線的に前進する。アンカーストレージゾーン422内の各アンカー420は、アイレット440がディスペンサー460の反対側に配置されるように配置される。戻り止め462および464は、アンカー420の回転およびワイヤ312のねじれを防止するために、アイレット440がディスペンサー460の反対側に配置されるように固定された各アンカー420を保持する。このように、いくつかの応用例では、リング484は、アンカーヘッド480に対して固定され、軸ax2を中心に回転しない。いくつかの応用例では、チャネル454のスリットは、アイレット440をスリット内に保持し、それによりアンカー420の回転およびワイヤ412の絡みを防止するために、近位方向にアンカーストレージゾーン422内に延在する。
図6A~Eを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル502、少なくとも一つの組織アンカー520、および組織アンカーを備えるインプラント510を備えるカテーテルシステム500、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム500は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム500は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント510は、弁輪形成構造であってもよい。
システム500は、システム500の近位部に体外ユニット518(例えば、コントローラーおよび/またはハンドル)を備える。経管腔的に前進可能なカテーテル502は、カテーテル502の近位端で体外ユニット518に連結し、そこからカテーテル502のカテーテルの長手方向軸516に沿って、ユニット518からカテーテル502の遠位開口部まで遠位方向に延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル502は、チャネル554、例えば、カテーテル軸516に沿ってルーメンを画成するほぼ管状の壁を有する可撓性の管を備える。チャネル554の管状壁は、その遠位部でチャネル554の少なくとも一部に沿って延在する側面スリットを画成するように成形される。スリットは、軸516と平行に配置される直線スリットを画成する。チャネル554の管状壁は、カテーテル軸516と整列するチャネル554に沿って長手方向のルーメンを画成する。スリットを画成するチャネル554の管状壁の部分については、スリットにおけるチャネル554のルーメンはスリットのために閉じていない。
体外ユニット518およびチャネル554は、患者の組織10へのインプラント510の搬送中にインプラント510を収容するそれぞれのルーメンを画成するように成形される。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント510は、ワイヤ512および複数のアンカー520を備える弁輪形成構造である。各アンカー520は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。各アンカー520は、組織係合要素530およびアンカーヘッド580を備える。組織係合要素530は、近位端532、遠位端534を有し、アンカー520の中央の長手方向軸ax2を画成する。遠位端534において、組織係合要素530は、鋭利な遠位先端538を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素530はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン536を画成する。必要に応じて、組織係合要素530は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド580は、組織係合要素530の近位端532に連結し、ドライバーインターフェース582と、そこを通る開口部546を画成するアイレット540とを備える。ドライバーインターフェース582は、可撓性のアンカードライバー260によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット540は、組織係合要素530に対して側方に突起する構造要素を備える。ドライバー260は、細長い可撓性のシャフト261と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド264とを備えることができる。ドライバーヘッド264は、ドライバーインターフェース582に可逆的に係合するアンカードライバー260の構成要素である。ドライバーインターフェース582は、組織係合要素530に強固に連結することができる。
いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース582は、壁によって取り囲まれる凹部を画成するように、成形される壁を備える。いくつかの応用例では、示すように、凹部を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。いくつかの応用例では、凹部を取り囲む壁は正方形である。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース582は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット540は軸ax2から側方に配置される。
以下でより詳細に説明するように、アンカー520(例えば、そのアイレット540)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ512に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー520の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。また、以下でより詳細に説明するように、アンカー520(例えば、そのアイレット540)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤに直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット540の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット540は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド580は、アイレット540が取り付けられるリング584を備えることができる。リング584は、例えば、組織係合要素530に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド580の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース582)に回転可能に連結することなどによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット540は軸ax2に対して静止しているように取り付けられる。このような応用例では、ヘッド580はリング584を備えず、むしろ、アイレット540がヘッド580に直接取り付けられる。
体外ユニット518のハンドルは、二つのサブルーメン、(1)経管腔的に前進可能なカテーテル502のチャネル554のルーメンと整列し、カテーテル軸516に沿ったアンカードライバーサブルーメン軸507を有するアンカードライバーサブルーメン506、および(2)経管腔的に前進可能なカテーテル502のチャネル554のルーメンに対してオフセットされ、およびアンカードライバーサブルーメン506に対してオフセットされたアンカーストレージサブルーメン504、を画成するように成形される。いくつかの応用例では、サブルーメン504と506とは流体連通し、互いに対して平行である。アンカーストレージサブルーメン504は、複数の組織アンカー520を収容するアンカーストレージゾーン522を画成する。複数のアンカー520は、ゾーン522内に連続的に整列される。ワイヤ512およびアンカー520の各アイレット540は、アンカーストレージサブルーメン504とアンカードライバーサブルーメン506との間の空間に配置される。すなわち、組織アンカー520がアンカーストレージゾーン522内およびアンカーストレージサブルーメン504内に配置される場合、組織係合要素530およびアンカーヘッド580はアンカーストレージサブルーメン504内に配置され、アイレット540およびワイヤ512はサブルーメン504と506との間の空間に配置される。ワイヤ512は、アンカードライバーサブルーメンから、チャネル554のルーメンを通ってカテーテル502の遠位開口部に向かって遠位方向に延在する。
アンカー520のいずれかと係合する前に、アンカードライバー260は、図6Aに示されるように、アンカードライバーサブルーメン506内に配置され、スライド可能である。
体外ユニット518のハンドルは、ハンドルの遠位端に回転ストッパー560を備える。回転ストッパー560は、一度に一つの組織アンカー520を受け入れる受け入れルーメン562を画成するように成形される。回転ストッパーは、図6Aに示すように、第一の停止状態の間、カテーテル軸516を中心に回転可能であり、ストッパーは、受け入れルーメン562がアンカーストレージサブルーメン504と整列しない位置にあるが、むしろ、ストッパー560の壁がサブルーメン504の遠位端を塞ぎ、それによってあらゆるアンカー520の遠位方向への移動を防止する。
図6Bに示すように、回転ストッパー560は、第一の組織アンカー520aアンカーストレージゾーン522を受け入れ、それによって、回転ストッパー560の受け入れ状態を画成するために、カテーテル502の中心軸516の周りおよびワイヤ512の周りを180度回転し、回転ストッパー560の受け入れルーメン562をアンカーストレージサブルーメン504と整列させる。ストッパー560の回転中、ワイヤ512は静止したままである。ストッパー560がワイヤー512の周りを回転することにより、ワイヤー512の絡まりが防止される。ストッパー560は、回転ストッパー560の回転中にアンカー520aを定位置に固定するように、受け入れルーメン562内に配置されたばね564を備える。
図6Cでは、回転ストッパー560を装填状態にするために、回転ストッパー560をカテーテル502の中心軸516を中心に再び回転させ、装填状態では、組織アンカー520aが経管腔的に前進可能なカテーテル502のチャネル554のルーメンを通過可能であるように、回転ストッパー560の受け入れルーメン562が、アンカードライバーサブルーメン506と整列される。いくつかの応用例では、回転ストッパー560は、図6Bに関して上述したのと同じ方向にさらに180度回転される。すなわち、回転ストッパーが、図6Aに示す停止状態から図6Cに示す装填状態まで、軸516の周りを完全に360度回転する。いくつかの応用例では、回転ストッパー560は、図6Bに関して上述したのと反対方向にさらに180度回転する。すなわち、回転ストッパーが、図6Aに示す停止状態と図6Cに示す装填状態とを交互に180度切り替える。
各アンカー520はアイレット540を介してワイヤ512にスライド可能に連結しているため、回転ストッパーが軸516を中心に回転すると、受け入れルーメン562内に配置された組織アンカー520aはワイヤ512を中心に回転する。装填状態では、図6Cに示すように、組織係合要素530およびアンカーヘッド580は、アンカードライバーサブルーメン506およびチャネル554のルーメンと整列して配置される。すなわち、組織係合要素530の中央ルーメン536は、(a)アンカー520の軸ax2に沿って配置され、(b)カテーテル502の軸516に沿って経管腔的に前進可能なカテーテル502のチャネル554のルーメンと整列し、および(c)アンカードライバーサブルーメン軸507に沿ってアンカードライバーサブルーメン506と整列して、配置される。
装填状態では、ストッパー560の壁は、アンカーストレージサブルーメン504の遠位端を塞ぎ、それによって任意の別のアンカー520の遠位方向への移動を防止し、別のアンカーの偶発的な解放に対して安全機構を提供する。いくつかの応用例では、ユニット518のハンドルは、複数の組織アンカー520より近位にアンカーストレージサブルーメン504内に配置されたばね(図示せず)を備える。いくつかの応用例では、ばねはアンカーストレージゾーン522より近位に配置される。
図6Dは、インプラント510と、インプラントの経皮的(例えば、経管腔的、例えば経大腿的)埋め込みのための搬送ツール550とを備える、システム500を示す。ツール550は、アンカー520のドライバーインターフェース582と可逆的に係合するように構成される、可撓性のアンカードライバー260を備える。この係合により、ドライバー260は、例えば、アンカー520を回転させる(および遠位方向に押す)ことにより、組織係合要素530を組織内に入れるように構成される。アンカー520aは受け入れルーメン562内に配置され、ばね564の力によりほぼ定位置に保持されるが、アンカードライバー260は、ドライバーヘッド264が組織アンカー520aのアンカーヘッド580のインターフェース582に接近して係合するように、アンカードライバーサブルーメン506内で遠位方向にスライドする。
チャネル554は、搬送および固定中に、軸ax2および/または組織係合要素530に対して、アイレット540の回転位置を制御するように成形される。いくつかのこのような応用例では、チャネル554は、メジャーチャネル領域556aおよびマイナーチャネル領域556bを画成する。メジャーチャネル領域556aは、マイナーチャネル領域556bよりも大きな断面積を有する。アンカー520は、チャネル554を通ってスライド可能であり、組織係合要素530は、プライマリーチャネル領域556aを通って(多くの場合、ぴったりと)スライドし、アイレット540は、マイナーチャネル領域556bを通っておよびワイヤ512に沿って(多くの場合、ぴったりと)スライドする。それにより、チャネル552の回転制御は、各アンカーの軸ax2の周りのアイレット540、したがってワイヤ512の位置を制御する。チャネル554内では、ドライバーインターフェース582および組織係合要素530は回転可能であるが、リング584およびアイレット540は回転可能ではない。いくつかの応用例では、および示すように、チャネル554は、キーホール形状の直交断面を有する。
図6Dに示すように、インジケーター570は各アンカー520に連結する。アンカー520aが受け入れルーメン562内に配置される場合、インジケーター570がアンカー520とばね564との間に配置され、アンカー520aを安定させるのを助ける。図6Eでは、アンカードライバー260は、アンカー520aを受け入れルーメン562を遠位方向に越えて、チャネル554のルーメン内に前進させるために、遠位方向に押される。ばね564の湾曲により、アンカー520aが存在しない場合、ばね564はその静止状態に戻る、すなわち、ばね564が湾曲した状態をとる。アンカー520aが遠位方向に前進させられ、ばね564がその湾曲状態をとると、インジケーター570は、受け入れルーメン562内から排出され、アンカードライバー260がアンカー520aにうまく連結し、カテーテル502のチャネル554のルーメン内にアンカー520aを遠位方向に前進させたことの指標となる。
ドライバー260が組織アンカー520aを埋め込むと、それはアンカー520aから解放され、チャネル554のルーメンを通っておよびアンカードライバーサブルーメン506を通って引き戻される。ドライバーヘッド264は、回転ストッパー560が回転するまで、サブルーメン506内で回転ストッパー560より近位に配置される結果、最遠位のアンカー520aに隣接して近位方向に配置された次のアンカー520bを順次受け入れるために、図6Bに示すような受け入れ状態をとる。次に、回転ストッパー560を回転させて、図6Cに示す装填状態をとり、アンカー550bをアンカードライバーサブルーメン506と、およびカテーテル502のチャネル554のルーメンと整列させる。装填状態では、図6Dに関して上述したように、アンカードライバー260は組織アンカー520bと係合し、図6Eで説明したように、アンカードライバー260ーはチャネル554のルーメンを通してアンカー520bを遠位方向に押す。
所望の数のアンカー520が固定された後、調整ツールが導入され(例えば、ワイヤ512の近位部の上およびそれに沿って)、ワイヤの張力付与を容易にするために使用される。したがって、ワイヤ512に張力をかけると、アンカー520が互いに引き寄せられ、それにより、アンカーが固定されている組織を収縮させる。上記のように、これにより、アイレット240によって、ワイヤがアンカーに対して直交しながら、ワイヤ512が開口部546を通って滑らかにスライドすることを容易にする。それぞれのストッパーは、ワイヤ512に連結し、ワイヤ512がアンカー520から抜け出るのを防止する。次に、余分なワイヤ512を切断し、患者から取り出すことができる。
上記のように、いくつかの応用例では、アイレット540は、軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。したがって、これにより、アイレットの回転位置と組織係合要素530の回転位置との間には独立性がもたらされる。組織係合要素530がらせん状である応用例では、この独立性により、アンカーが特定の回転配向で終了する必要なく、最適な固定に必要な範囲まで組織係合要素を組織内にねじ込むことが有利に可能になると仮定される。使用される組織係合要素530のタイプに関係なく、この独立性により、アイレット540(およびワイヤ512)は、所定の応用例について、各アンカー520の軸ax2に対して最適な位置にあることが可能になると仮定される。例えば、インプラント510が弁輪形成に使用される応用例では、アンカー520は、多くの場合、弁輪の周りの曲線状に固定され、アイレット540およびワイヤ512は、軸ax2に対して曲線の内側に配置されることができる。
アンカー520を固定するために、各アンカーをチャネル554の遠位端から外へ前進させ、ドライバー260がチャネル554に対してドライバーインターフェース582(およびそれによって組織係合要素530)を回転させる。
各アンカー520は、アンカーヘッド580の近位端から組織係合要素530の遠位端まで、アンカー520の長手方向の長さ全体に延在するそれぞれの組織アンカールーメンを画成し、アンカードライバー260、例えば、具体的にドライバーヘッド264は、アンカー520の組織アンカールーメンのすべての中で軸方向にスライドするように寸法形成される。
いくつかの応用例では、アイレット540は、図1A~Bおよび2A~Bに関して上述した突起部241を画成するように成形される。
ここで、図7A~Fを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル622、少なくとも一つの組織アンカー620、および組織アンカーを備えるインプラント603を備えるカテーテルシステム600、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム600は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム600は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント603は、弁輪形成構造であってもよい。
カテーテル622は、可撓性チューブ、例えばポリマーチューブを備え、カテーテル622の近位端で体外ユニット(例えば、図1Aに示すユニット18)に連結し、そこから遠位方向に、カテーテル622のカテーテルの長手方向軸626に沿って、ユニットからカテーテル622の遠位端624にあるカテーテル622の遠位開口部まで延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル622は、患者の組織10へのインプラント603の搬送中にインプラント603を収容するルーメンを画成するように成形されるチャネルを備える。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント603は、ワイヤ601および複数のアンカー620を備える弁輪形成構造である。各アンカー620は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。各アンカー620は、組織係合要素630およびアンカーヘッド680を備える。組織係合要素630は、近位端632、遠位端634を有し、アンカー620の中央の長手方向軸ax2を画成する。遠位端634において、組織係合要素630は、鋭利な遠位先端を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素630はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン636を画成し、これは、アンカーヘッド680の近位端の開口部から組織係合要素630の遠位端634までの組織アンカー620の中央のルーメンの一部である。必要に応じて、組織係合要素630は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド680は、組織係合要素630の近位端632に連結し、ドライバーインターフェース682と、そこを通る開口部646を画成するアイレット640とを備える。ドライバーインターフェース682は、可撓性のアンカードライバー604によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット640は、組織係合要素630に対して側方に突起する構造要素を備える。
システム600は、細長い可撓性のシャフト606を備えることができるアンカードライバー604と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド610とを備える。ドライバーヘッド610は、アンカー620のドライバーインターフェース682に可逆的に係合するアンカードライバー604の構成要素である。ドライバーインターフェース682は、組織係合要素630に強固に連結することができる。いくつかの応用例では、アンカーヘッド680(例えば、ドライバーインターフェース682)は、近位リム686と、そこから遠位方向に延在する壁とを備え、リム686から遠位方向に延在する凹部683を画成し、取り囲むように成形される。いくつかの応用例では、凹部683を取り囲む壁は、図示のように正方形である。いくつかの応用例では、凹部683を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース682は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット640は軸ax2から側方に配置される。
アンカー620(例えば、そのアイレット640)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ601に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー620の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。アンカー620(例えば、そのアイレット640)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤに直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット640の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット640は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド680は、アイレット640が取り付けられるリング684を備えることができる。リング684は、例えば、組織係合要素630に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド680の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース682)に回転可能に連結することなどによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
各アンカー620は、組織係合要素630の近位リム686から遠位端634まで延在する中央のルーメンを画成するように成形される。ドライバー604の可撓性のシャフト606およびドライバーヘッド610は、アンカー620のそれぞれの中央のルーメン内でスライド可能であるように寸法形成される。アンカードライバー604、例えば、特にドライバーヘッド610は、カテーテル622のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、各組織アンカーのドライバーインターフェース682と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー604は、ドライバーヘッド610がドライバーインターフェース682と係合している間に、アンカー620を、カテーテル622の端部624の遠位開口部に向かって遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素630を入れるように構成される。
例示であって限定するものではないが、図7A~Bに示すように、シャフト606がアンカー620の中央のルーメン内に配置されている間、ドライバーヘッド610は最遠位のアンカー620より遠位に配置され、一方、図7C~Fでは、ドライバーヘッド610の遠位端部は、ドライバーヘッド610がシャフト606を引き寄せることによってアンカー620の中央のルーメンを通って近位方向にスライドされた後、アンカーヘッド680内に配置される。
ここで図7A~Bを参照する。図7Bは、搬送ツール602の垂直断面であることに留意されたい。ドライバーヘッド610は、(図7A~Dに示す)静止状態を有する第一の脚部612aおよび第二の脚部612bを画成するように成形され、静止状態では、第一の脚部612aと第二の脚部612bとは、互いの間に第一の距離を有する第一の空間S1を画成し、静止状態では、第一の脚部612aおよび第二の脚部612bは、凹部683を取り囲む組織アンカー620の壁と接触しない、および/またはしっかりと係合もしない。アンカードライバー604は、第一の脚部612aと第二の脚部612bとの間に少なくとも部分的に配置される連結バー614を備える。脚部612aおよび612bはそれぞれ、各脚部612aおよび612bをバー614のそれぞれの端部に連結させるためのそれぞれの窓を画成するように成形される。脚部612aおよび612bの窓は、脚部612aおよび612bが拡張状態でバー614に沿ってスライドし、脚部612aおよび612bが中心軸626から離れる方向に拡張するのを容易にするように構成される。各脚部612aおよび612bの遠位部は、以下に説明するように、凹部683の壁と係合するように構成されるそれぞれの係合バルブ616aおよび616bを画成するようにそれぞれ成形される。
アンカードライバー604は、前進要素621の遠位端に配置される、または連結する(図7Bに示される)第一および第二の拡張要素618aおよび618bをさらに備える。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、前進要素621から成形される。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、それぞれのアームまたはワイヤを備える。第一および第二の拡張要素618aおよび618b、ならびに前進要素621は、可撓性のシャフト606に対して、ならびに第一および第二の脚部612aおよび612bに対してスライド可能である。第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、前進要素621を押すことに応答して遠位方向に前進し、前進要素621を引き寄せることに応答して近位方向に前進可能である。第一および第二の拡張要素は、例えば、ワイヤ、アーム、ロッド、ラッチ、レバー、延長部、拡張可能なリング、拡張可能ならせんなどのうちの一つまたは複数を含む様々な方法で構成されることができる。前進要素はまた、例えば、ワイヤ、ロッド、シャフト、ハイポチューブ、延長部などのうちの一つまたは複数を含む様々な方法で構成されることができる。
図7A~Dに示すように、第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、アンカードライバー604の第一および第二の脚612aおよび612bの静止状態で折り畳まれた状態で連結バー614の上流に配置される。したがって、ドライバーヘッド610は、アンカー620のどの部分とも固定的に係合しない位置にとどまり、ドライバーヘッド610は、アンカー620に対してその中央のルーメン内で軸方向にスライド可能である。図7A~Bでは、ドライバーヘッド610は、最遠位の組織アンカー620より遠位に配置される。脚部612aおよび612bは静止状態にあるので、図7C~Dに示すように、ドライバーヘッド610をアンカー620に対して適切に配置するために、アンカードライバー604は、例えばシャフト606を引き寄せることによって近位方向にスライド可能であり、その結果、ドライバーヘッド610はアンカーヘッド680と係合して連結を維持することができる。示すように、アンカーヘッド680と係合する前に、脚部612aおよび612bの遠位部分は、脚612aおよび612bの係合バルブ616aおよび616bが、凹部683内に、かつドライビングインターフェース682の凹部683を取り囲む壁と整列して配置されるように、凹部683内に配置される。
図7E~Fは、係合状態にあるドライバーヘッド610の第一および第二の脚612aおよび612bを示し、係合状態では、脚部612aおよび612bの係合バルブ616aおよび616bが、ドライビングインターフェース682の凹部683を取り囲む壁にしっかりと係合する。脚部612aおよび612bを係合状態に移行させるために、前進要素621は、第一の拡張要素618aおよび第二の拡張要素618bを連結バー614の周りで中央軸626から離れる方向に広げ、第一の脚部612aと第二の脚部612bとの間の空間内に前進させるために、遠位方向に押される。第一および第二の拡張要素618aおよび618bが脚部612aと612bとの間の空間内で広がると、第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、第一および第二の脚部612aおよび612bを中心軸626から離れる方向に広げ、その結果、第一および第二の脚部612aおよび612bは、第一の脚部と第二の脚部とが、互いの間に(図7Aおよび7Cに示される)第一の空間S1の第一の距離よりも大きい第二の距離を有する第二の空間S2を画成する係合状態をとる。脚部612aおよび612bが外側に広がると、第一および第二の脚部612aおよび612bの係合バルブ616aおよび616bが、凹部683を取り囲む組織アンカー620の壁と接触し係合する。
示すように、第一および第二の拡張要素618aおよび618bが連結バー614の周りで広がると、拡張要素618aおよび618bは断面A-Aで示される第一の平面に沿って広がり、第一の平面は、断面B-Bで示される第二の平面に対してゼロでない角度で、例えば垂直であり、第二の平面に沿って第一および第二の脚部612aおよび612bが広がるが、例示であって限定するものではない。
第一および第二の拡張要素618aおよび618bは、各要素618aおよび618bのそれぞれの端部にそれぞれの遠位表面619aおよび619bを有する。図7E~Fに示すように、第一および第二の脚部612aおよび612bの係合状態では、第一および第二の脚部の係合状態で組織アンカー620を遠位方向に押すのを容易にするために、表面619aおよび619bは、組織アンカー620の近位リム686と係合し、これを押す。したがって、システム600は、拡張要素618aおよび618bが脚部612aおよび612bと組織アンカー620との間のしっかりした可逆的な連結、ならびに拡張要素618aおよび618bによる組織アンカー620の押し込みを容易にするので、特に有利である。特に、拡張要素618aおよび618bの拡張および折り畳みは、前進要素621によって制御される。これにより、アンカードライバー604は、(1)スライド中にアンカーのいずれともしっかりと係合することなく、一連のアンカーを通って近位方向および遠位方向にスライドすること、(2)拡張要素618aおよび618bの拡張および折り畳みを制御することによる制御された方法でアンカーのいずれかと係合すること、ならびに(3)アンカーがドライバーヘッド610の近位または遠位に配置されているかどうかに関わらず、一連のアンカー内の任意のアンカーにアクセスすること、ができる。
ドライバー604を使用して、軸ax2に沿って組織アンカー620を回転させることによって組織アンカー620を埋め込む。拡張要素618aおよび618bは、アンカー620を組織内に入れている間、ドライバー604によってトルクがアンカー620に加えられる際に、脚部612aおよび612bが折り畳まれるのを防止する。さらに、拡張要素618aおよび618bは、脚部612aおよび612bが必要に応じてアンカー620を近位に引き寄せることを可能にする。
システム600は、アンカードライバー604とアンカー620との間で可逆的に係合をすることに留意されたい。例えば、アンカー620が組織に埋め込まれると、ドライバー604は、前進要素621を近位に引き寄せることによって、組織アンカー620から取り外され、これにより、拡張要素618aおよび618bはバー614から近位に引き戻され、第一および第二の脚部612aおよび612bは、脚部612aと612bとの間に第一の空間S1が画成される静止状態をとることができる、図7A~Dに示す折り畳まれた状態に共に折り畳まれる。手術医が一連のアンカー620で誤ったアンカーを誤って係合した場合、拡張要素618aおよび618bによる脚部612aおよび612bの拡張および折り畳みによる、ドライバー604の任意の組織アンカー620との可逆的な係合は、特に有用である。このような場合、拡張要素618aおよび618bを引き戻すために前進要素621を引き戻すことにより、誤ったアンカーの係合を元に戻すことができ、それによりアンカードライバー604を引き戻すことができる。次に、アンカードライバー604は、上記のような方法で正しいアンカーと係合するように再配置されることができる。
ここで、図8A~Cを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル722、少なくとも一つの組織アンカー720、および組織アンカーを備えるインプラント703を備えるカテーテルシステム800、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム700は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム700は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント703は、弁輪形成構造であってもよい。
カテーテル722は、可撓性チューブ、例えばポリマーチューブを備え、カテーテル722の近位端で体外ユニット(例えば、図1Aに示されるユニット18)に連結し、そこから遠位方向に、カテーテル722の長手方向のカテーテルの中心軸726に沿って、ユニットからカテーテル722の遠位端724にあるカテーテル722の遠位開口部まで延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル722は、患者の組織10へのインプラント703の搬送中にインプラント703を収容するルーメンを画成するように成形されるチャネルを備える。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント703は、ワイヤ701および複数のアンカー720を備える弁輪形成構造である。
いくつかの応用例では、各アンカー720は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。いくつかの応用例では、各アンカー720は、組織係合要素730およびアンカーヘッド780を備える。組織係合要素730は、近位端732、遠位端734を有し、アンカー720の中央の長手方向軸ax2を画成する。いくつかの応用例では、遠位端734において、組織係合要素730は、鋭利な遠位先端を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素730はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン736を画成し、これは、アンカーヘッド780の近位端の開口部から組織係合要素730の遠位端734までの組織アンカー720の中央のルーメンの一部である。必要に応じて、組織係合要素730は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド780は、組織係合要素730の近位端732に連結し、ドライバーインターフェース782と、そこを通る開口部746を画成するアイレット740とを備える。ドライバーインターフェース782は、可撓性のアンカードライバー704によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット740は、組織係合要素730に対して側方に突起する構造要素を備える。
システム700は、細長い可撓性のシャフト710を備えることができるアンカードライバー704と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド712とを備える。ドライバーヘッド712は、撓み可能な突起部を備え、アンカー720のドライバーインターフェース782と可逆的に係合するアンカードライバー704の構成要素である。ドライバーインターフェース782は、組織係合要素730に強固に連結し、その内面を画成することができる。いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース782は、例示であって限定するものではなく、ヘッド780と組織係合要素730との間の連結部でアンカー720の一部を備える。ドライバーインターフェース782は、アンカー720の任意の部分を備えることができることに留意されたい。いくつかの応用例では、アンカーヘッド780は、近位リム786と、そこから遠位方向に延在する壁とを備え、リム786から遠位方向に延在する凹部783を画成し、取り囲むように成形される。いくつかの応用例では、凹部783を取り囲む壁は、図示のように正方形である。いくつかの応用例では、凹部783を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース782は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット740は軸ax2から側方に配置される。
アンカー720(例えば、そのアイレット740)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ701に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー720の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。アンカー720(例えば、そのアイレット740)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤに直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット740の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット740は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド780は、アイレット740が取り付けられるリング784を備えることができる。リング784は、例えば、組織係合要素730に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド780の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース782)に回転可能に連結することによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
各アンカー720は、組織係合要素730の近位リム786から遠位端734まで延在する中央のルーメンを画成するように成形される。ドライバー704の可撓性の管706およびドライバーヘッド712は、アンカー720のそれぞれの中央のルーメン内でスライド可能であるように寸法形成される。アンカードライバー704、例えば、特にドライバーヘッド712は、カテーテル722のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法設定され、各組織アンカーのドライバーインターフェース782と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー704は、ドライバーヘッド712がドライバーインターフェース782と係合している間に、アンカー720を、カテーテル722の端部724の遠位開口部に向かって遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素730を入れるように構成される。
例示であって限定するものではないが、図8Aに示すように、管706がアンカー720の中央のルーメン内に配置されている間、ドライバーヘッド712は、最遠位のアンカー720のドライバーインターフェース782に対して遠位に配置され、一方、図8Bでは、ドライバーヘッド712は、ドライバーヘッド712およびシャフト710がシャフト710を引き寄せることによってアンカー720の中央ルーメンを通って近位方向にスライドされた後、ドライバーインターフェース782内にしっかりと係合するように配置される。いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース782は、ドライバーインターフェース782としっかりと係合するために、ドライバーヘッド712がぴったりと嵌合する溝を画成する。いくつかの応用例では、ドライバーインターフェース782は、凹部783を取り囲むアンカー720の壁を画成する。
アンカードライバー704は、カテーテル722の中心軸726に沿って画成される中心軸を有する可撓性の管706を備える。ドライバーヘッド712の突起部は、(1)ヘッド712の突起部が、可撓性の管706によって画成される中心軸に向かって(すなわち、軸726に向かって)押し込まれた状態(図8C)を取り、組織アンカー、例えば凹部783を取り囲むアンカー720の壁に接触しない静止状態から、(2)撓み可能な突起部が、可撓性の管706によって画成される中心軸から離れる方向に(すなわち、軸726に向かって)移動し、ドライバーインターフェース782で組織アンカー720と係合する(図8B)、ヘッド712の撓み可能な突起部の係合状態へ、撓み可能である。
アンカードライバー704は、可撓性の管706のルーメン内に配置され、管706に対してスライド可能なシャフト708を備える。シャフト708は、ドライバーヘッド712の撓み可能な突起部と係合可能であり、その結果、シャフト708がヘッド712の撓み可能な突起部に沿ってスライドし、遠位端709がドライバーヘッド712より近位にある場合、シャフト708は、(図8Cに示すような)押し込まれた状態から、管706の中心軸(すなわち、軸726)から離れる方向に、そして(図8Bに示すような)撓み可能な突起部がインターフェース782で組織アンカー720と係合する、ヘッド712の撓み可能な突起部の係合状態に、撓み可能な突起部を撓ませる。アンカードライバー704は、組織アンカー720によって画成されるルーメンを通って軸方向にスライドし、シャフト708の移動に応答して組織アンカー720を選択的かつ可逆的に係合するように寸法形成される。シャフト708の遠位端709は、ヘッド712の撓み可能な突起部から離れる方向に引き戻し可能であり、撓み可能な突起部が係合状態(図8B)から中心軸726に向かって押し込まれた状態(図8C)へ撓むのを容易にし、組織アンカー720からアンカードライバー704を外す。
ここで図8A~Cを参照する。図8A~Cは、搬送ツール702の垂直断面であることに留意されたい。
アンカードライバー704は、管706の遠位端、例えば、管706の外面に配置される、または連結する第一および第二の拡張要素718aおよび718bをさらに備える。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、管706から成形される。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、別個の機構によって制御される。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、それぞれのワイヤを備える。第一および第二の拡張要素718aおよび718bならびに管706は、可撓性のシャフト708に対して、ならびにシャフト710およびドライバーヘッド712に対して、スライド可能である。第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、管706を押すことに応答して遠位方向に前進し、管706を引き寄せることに応答して近位に前進可能である。
図8Aに示すように、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、アンカー720のルーメン内に押し込まれる。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、第一および第二の拡張要素718aおよび718bが拡張状態にあることを示す図8Bに示すように、第一および第二の拡張要素718aおよび718bがそれらに加えられる力がない場合に拡張することを可能にする形状記憶材料を含む。いくつかの応用例では、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、形状記憶材料を含まず、第一および第二の拡張要素718aおよび718bの拡張は、管706または何らかの外部機構のいずれかによって制御される。
ドライバーヘッド712がアンカー720のいかなる部分とも固定的に係合しない位置にある図8Aから図8Bに移行するために、シャフト708は、シャフト710に沿って近位に引き戻され、ドライバーヘッド712の撓み可能な突起部を軸726に向かって倒す。シャフト710およびヘッド712、ならびにシャフト708は、近位に引き戻され、ドライバーヘッド712をインターフェース782に配置する。さらに、管706は、アンカー720のルーメン内から第一および第二の拡張要素718aおよび718bを出すように近位に引き戻される。いくつかの応用例では、シャフト708と管706の移動が連結し、その結果、シャフト708の移動が管706の移動を容易にする。図8Bでは、ドライバーヘッド712は、ドライバーインターフェース782としっかりと係合し、アンカー720との連結を維持する。しっかりと連結している間、シャフト708の遠位端709は、ドライバーヘッド712より遠位に配置され、その結果、シャフト708の遠位部分が、ドライバーヘッド712に対して軸726から外向きに力を加え、ドライバーヘッド712が軸726から離れる方向に撓まされた位置に維持されインターフェース782と係合したままである。
図8Bに示すように、ドライバーヘッド712の撓み可能な突起部の係合状態で組織アンカー720を遠位方向に押すのを容易にするために、第一および第二の拡張要素718aおよび718bは、各要素718aおよび718bのそれぞれの端部にあるそれぞれの遠位面719aおよび719bを広げると、組織アンカー720の近位リム786と係合し、近位リムを押す。したがって、システム700は、ドライバーヘッド712が組織アンカー720へのしっかりした可逆的な連結を容易にし、拡張要素718aおよび718bが組織アンカー720の押し込みを容易にするので、特に有利である。特に、拡張要素718aおよび718bの折り畳みは、管706によって制御される。
ドライバー704を使用して、軸ax2に沿って組織アンカー720を回転させることによって組織アンカー720を埋め込む。
システム700は、アンカードライバー704とアンカー720との間で可逆的に係合することに留意されたい。例えば、アンカー720が組織に埋め込まれると、ドライバー704は、シャフト708を近位に引き寄せることによって、組織アンカー720から取り外され、その結果、ヘッド712の撓み可能な突起部が軸726に向かって押し込まれ(図8C)、管706が近位に引かれ、その結果、拡張要素718aおよび718bが近位方向に引き戻され、アンカー720ならびに表面719aおよび719bはリム786に接触しない。次に、拡張要素718aおよび718bは、ドライバー704が一連のアンカー720の近位に配置されたアンカーを通って引き戻される場合、一緒に折り畳まれた状態まで折り畳まれることができる。手術医が一連のアンカー720で誤ったアンカーを誤って係合した場合、拡張要素718aおよび718bによる脚部712aおよび712bの拡張および折り畳みによる、ドライバー704の任意の組織アンカー720との可逆的な係合は、特に有用である。このような場合、押し込みヘッド712を引き戻すためにシャフト708を引き戻すことにより、誤ったアンカーの係合を元に戻すことができ、それによりアンカードライバー704を引き戻すことができる。次に、アンカードライバー704は、上記のような方法で正しいアンカーと係合するように再配置されることができる。
図8Cは、アンカー720がカテーテル722のルーメン内にある間に、ドライバー704をアンカー720から外すことを示しており、これは例示であって限定するものではないことに留意されたい。アンカー720がカテーテル722のルーメン内にある間にドライバー704をアンカー720から外すために説明したのと同じ方法で、アンカー720が組織10に埋め込まれると、ドライバー704はアンカー720から取り外し可能である。
ここで図9A~Bを参照する。これらの図は、いくつかの応用例による、経管腔的に前進可能なカテーテル822、少なくとも一つの組織アンカー820、および組織アンカーを備えるインプラント803を備えるカテーテルシステム800、ならびにそれと共に使用するための技術の例の概略図である。システム800は、組織調整システムであり、組織構造の寸法を調整するために使用できる。例えば、システム800は、弁輪形成システムであってもよく、インプラント803は、弁輪形成構造であってもよい。
カテーテル822は、可撓性チューブ、例えばポリマーチューブを備え、カテーテル822の近位端で体外ユニット(例えば、図1Aに示されるユニット18)に連結し、そこから遠位方向に、カテーテル822のカテーテルの長手方向軸826に沿って、ユニットから、カテーテル822の遠位端824にあるカテーテル822の遠位開口部まで延在する。経管腔的に前進可能なカテーテル822は、患者の組織10へのインプラント803の搬送中にインプラント803を収容するルーメンを画成するように成形されるチャネルを備える。組織10が生来の心臓弁、例えば僧帽弁の弁輪の組織を表す応用例では、インプラント803は、ワイヤ801および複数のアンカー820を備える弁輪形成構造である。
いくつかの応用例では、各アンカー820は、中央の長手方向のアンカー軸ax2を画成するように成形される。いくつかの応用例では、各アンカー820は、組織係合要素830およびアンカーヘッド880を備える。組織係合要素830は、近位端832、遠位端834を有し、アンカー820の中央の長手方向軸ax2を画成する。いくつかの応用例では、遠位端834において、組織係合要素830は、鋭利な遠位先端を備え、組織係合要素は、被術者の組織内に入れられる(例えば、ねじ込まれる)ように構成される。いくつかの応用例では、示すように、組織係合要素830はらせん状であり、軸ax2に沿って中央のルーメン836を画成し、これは、アンカーヘッド880の近位端の開口部から組織係合要素830の遠位端834までの組織アンカー820の中央のルーメンの一部である。必要に応じて、組織係合要素830は、別のタイプの組織係合要素、例えばダーツまたはステープルとすることができる。ヘッド880は、組織係合要素830の近位端832に連結し、ドライバーインターフェース882と、そこを通る開口部846を画成するアイレット840とを備える。ドライバーインターフェース882は、可撓性のアンカードライバー804によって可逆的に係合されるように構成される。いくつかの応用例では、アイレット840は、組織係合要素830に対して側方に突起する構造要素を備える。
システム800は、細長く柔軟な前進要素806を備えることができるアンカードライバー804と、前進要素806の遠位端に連結するドライバーヘッド810とを備える。ドライバーヘッド810は、アンカー820のドライバーインターフェース882に可逆的に係合するアンカードライバー804の構成要素である。ドライバーインターフェース882は、組織係合要素830に強固に連結することができる。いくつかの応用例では、アンカーヘッド880(例えば、ドライバーインターフェース882)は、近位リム886と、そこから遠位方向に延在する壁とを備え、リム886から遠位方向に延在する凹部883を画成し、取り囲むように成形される。いくつかの応用例では、凹部883を取り囲む壁は正方形である。いくつかの応用例では、凹部883を取り囲む壁は、円形の壁として成形される。
いくつかの応用例では、示すように、ドライバーインターフェース882は中央の長手方向軸ax2上に配置され、アイレット840は軸ax2から側方に配置される。
アンカー820(例えば、そのアイレット840)は、アンカーがワイヤと整列している間、例えば、軸ax2がワイヤと平行である間、ワイヤ801に沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、ワイヤに沿ったアンカー820の経カテーテルの前進を容易にすると仮定される。アンカー820(例えば、そのアイレット840)は、アンカーがワイヤと直交して配向している間、つまり軸ax2がワイヤに直交している間、ワイヤに沿ってアンカーを容易にスライドさせる(またはアンカーを通ってワイヤをスライドさせる)ように構成される。これは、少なくとも部分的に、アイレット840の形状および寸法によって達成される。これは、特に、弁輪形成術などの解剖学的寸法を調整するために埋め込み後にワイヤに張力をかける応用例に有用であると仮定される。
いくつかの応用例では、示すように、アイレット840は軸ax2を中心に回転可能であるように取り付けられる。例えば、ヘッド880は、アイレット840が取り付けられるリング884を備えることができる。リング884は、例えば、組織係合要素830に回転可能に連結することによって、例えば、組織係合要素に固定されて連結するヘッド880の別の構成要素(例えば、ドライバーインターフェース882)に回転可能に連結することによって、軸ax2を取り囲み、軸ax2を中心に回転可能である。
各アンカー820は、組織係合要素830の近位リム886から遠位端834まで延在する中央のルーメンを画成するように成形される。ドライバー804の可撓性の前進要素806およびドライバーヘッド810は、図9Bに示すように、ドライバー804が静止状態にある場合にアンカー820のそれぞれの中央のルーメン内でスライド可能であるように寸法形成される。アンカードライバー804、例えば、特にドライバーヘッド810は、カテーテル822のルーメン内で軸方向にスライドするように寸法形成され、各組織アンカーのドライバーインターフェース882と可逆的に係合するように作動可能である。アンカードライバー804は、ドライバーヘッド810がドライバーインターフェース882と係合している間に、アンカー820を、カテーテル822の端部824の遠位開口部に向かって遠位方向に前進させ、組織アンカー軸ax2に沿って組織10内に組織係合要素830を入れるように構成される。
図9A~Bは、搬送ツール802の垂直断面であることに留意されたい。ドライバーヘッド810は、(図9Aに示す)静止状態を有する第一の脚部812aおよび第二の脚部812bを画成するような成形され、静止状態では、第一の脚部812aと第二の脚部812bとは、互いの間に第一の距離を有する第一の空間S3を画成し、静止状態では、第一の脚部812aおよび第二の脚部812bは、凹部883を取り囲む組織アンカー820の壁と接触しない、および/またはしっかりと係合もしない。
アンカードライバー804は、拡張要素818の遠位および近位のスライドを容易にする変位要素821、例えば、シャフト、ロッド、ワイヤ、ハイポチューブ、線、くさび、延長部などに連結する拡張要素818を備える。変位要素821は、(本明細書の別の前進要素と同一または同様であることができる)前進要素806のルーメン内に配置され、前進要素806に対してスライド可能である結果、拡張要素が前進要素806に対して、ならびに脚部812aおよび812bに対してスライド可能である。脚部812aおよび812bの静止状態では、拡張要素818は、図9Aに示すように、脚部812aおよび812bの遠位面に配置される。静止状態では、図Aに示すように、脚部812aと812bとは、合わせると円形の形状をとる。
図9Bに示すように、脚部812aおよび812bが中心軸826から離れて脚部812aおよび812bの係合状態(図9B)に広がるのを容易にするために、拡張要素818は、変位要素821を引き寄せることによって近位に引っ張られ、その結果、拡張要素818が脚部812aと812bとの間の位置に引き込まれ、脚812aと812bとの間の空間にぴったりと嵌合する。脚部812aおよび812bの係合状態では、脚部812aと812bとは、互いの間に第一の空間S3の第一の距離よりも大きい第二の距離を有する第二の空間S4を画成する。各脚部812aおよび812bの遠位部は、凹部883の壁と係合するように構成されるそれぞれの係合バルブ816aおよび816bを画成するようにそれぞれ成形される。いくつかの応用例では、凹部883の壁は、脚部812aおよび812bの係合状態でバルブ816aおよび816bとぴったりと連結するための溝を画成するように成形される。係合状態では、図Bに示すように、脚部812aと812bとは、合わせると楕円形の形状をとる。
いくつかの応用例では、拡張要素818は、示すように、静止状態で第一の脚部812aと第二の脚部812との間の第一の空間S3よりも大きい直径を有する円形ディスクを備え、このような第一の脚部812aおよび第二の脚部812bは、拡張要素818が脚部812aと812bとの間に配置される場合に広がって係合状態をとる。
いくつかの応用例では、拡張要素818は、静止状態で第一の脚部812aと第二の脚部812との間の第一の空間S3よりも大きい長軸直径を有する楕円形ディスクを備え、このような第一の脚部812aおよび第二の脚部812bは、拡張要素818が脚部812aと812bとの間に配置される場合に広がって係合状態をとる。
前進要素806の脚部812aおよび812bは、近位リム868より近位に配置される押圧面819aおよび819bを画成するように成形される。図9Bに示すように、第一および第二の脚部812aおよび812bの係合状態では、第一および第二の脚部の係合状態で組織アンカー820を遠位方向に押すのを容易にするために、表面819aおよび819bは、組織アンカー820の近位リム886と係合し、これを押す。したがって、システム800は、拡張要素818が、脚部812aおよび812bと組織アンカー820との間のしっかりした可逆的な連結、ならびに脚部812aおよび812bが面819aおよび819bを押すことにより組織アンカー820の押し込みを容易にするので、特に有利である。特に、脚部812aおよび812bの拡張および折り畳みは、変位要素821および拡張要素818によって制御される。これにより、アンカードライバー804は、(1)スライド中にアンカーのいずれともしっかりと係合することなく、一連のアンカーを通って近位方向および遠位方向にスライドすること、(2)拡張要素818の移動を制御することによって制御された方法でアンカーのいずれかと係合すること、および(3)アンカーがドライバーヘッド810の近位または遠位に配置されているかにかかわらず、一連のアンカー内の任意のアンカーにアクセスすること、ができる。
ドライバー804を使用して、軸ax2に沿って組織アンカー820を回転させることによって組織アンカー820を埋め込む。拡張要素818は、アンカー820を組織内に入れている間、ドライバー804によってトルクがアンカー820に加えられる際に、脚部812aおよび812bが折り畳まれるのを防止する。さらに、拡張要素818は、脚部812aおよび812bが必要に応じてアンカー820を近位に引き寄せることを可能にする。
システム800は、アンカードライバー804とアンカー820との間の可逆的な係合を提供することに留意されたい。例えば、アンカー820が組織に埋め込まれると、ドライバー804は、変位要素821を遠位方向に押して引き寄せることよって組織アンカー820から取り外され、その結果、拡張要素818が遠位方向に押されて、第一および第二の脚部812aおよび812bが軸826に向かって折り畳まれ、第一の空間S3が脚812aと812bとの間に画成される静止状態をとる。手術医が一連のアンカー820で誤ったアンカーを誤って係合した場合、拡張要素818aおよび818bによる脚部812aおよび812bの拡張および折り畳みによる、ドライバー804の任意の組織アンカー820との可逆的な係合は、特に有用である。このような場合、拡張要素818を変位させ遠位方向に移動させるために変位要素821を押すことにより、誤ったアンカーの係合を元に戻すことができ、それによりアンカードライバー804を引き戻すことができる。次に、アンカードライバー804は、上記のような方法で正しいアンカーと係合するように再配置されることができる。
ここで図7A~F、8A~C、および9A~Bを参照する。アンカードライバー604、704、および804のいずれかを使用して、図1A~B、2A~B、3A~B、4A~B、5A~C、および6A~Eに関して上述した組織アンカー220、320、420、および520のいずれかを搬送することができることに留意されたい。
いくつかの応用例による、被術者に使用するためのシステム1000の概略図である、図10、11A~B、12A~B、13A~E、14A~E、および15A~Bを参照する。図10は、インプラント1010と、アンカードライバー1060およびカテーテル装置1070を備える搬送ツール1050とを備えるシステム1000の概要を示す。インプラント1010は、複数の組織アンカー1020、および組織アンカーに挿通されたテザー(例えば、ワイヤまたはコード)1012を備える。以下でより詳細に説明するように、埋め込み中、テザー1012の遠位部のみが被術者に埋め込まれたままであり、一方、テザーの近位部は搬送ツール1050に取り付けられたままである。それにもかかわらず、簡略化のために、インプラント1010はテザーを備えるとして本明細書で記載されている
組織アンカー1020は、テザー1012に沿って次々に配置され、搬送ツール1050は、それぞれのアンカー1020に対して連続して使用されるアンカードライバー1060によってインプラント1010を埋め込み、アンカーを遠位方向に被術者内に前進させ、アンカーを被術者の内部組織に固定するのに使用されることができる。例えば、示すように、インプラント1010は、被術者の生来の心臓弁、例えば僧帽弁や三尖弁の弁輪の少なくとも一部の周りにアンカー1020を配置させることによって埋め込まれた、弁輪形成インプラントであることができる。さらに、いくつかの応用例では、テザー1012の遠位端は、第一のアンカーとともに被術者内に遠位方向に前進し、その後のアンカーをテザーに沿って遠位方向にスライドさせることにより前進させることができる。いくつかの応用例では、システム1000および/またはそれと共に使用するために記載された技術は、参照により本明細書に組み込まれる「ANNULOPLASTY AND TISSUE ANCHOR TECHNOLOGIES」と題する、Kasherらを発明者とする2019年12月17日出願の米国仮特許出願第62/949,392号に記載の一つまたは複数のシステムおよび/または技術と組み合わせて使用される。例えば、必要な変更を加えて、米国仮特許出願第62/949,392号に記載されるシステム200のインプラント210またはシステム600のインプラント210を、システム1000を使用して搬送することができる。例えば、システム1000のアンカードライバー1060は、必要な変更を加えて米国仮特許出願第62/949,392号のシステム200または600のアンカードライバーとすることができ(またはとして使用でき)、および/またはシステム100のカテーテル1072は、米国仮特許出願第62/949,392号の可撓性の管とすることができる(またはとして使用できる)。
装置1070は、被術者内に前進するように構成された遠位部または遠位部材、例えばカテーテル1072を備える。インプラント1010が弁輪形成インプラントであるいくつかの応用例では、示すように、カテーテル1072は経管腔的に(例えば、経大腿的に)前進可能なカテーテルである。装置1070は、被術者の身体の外側にとどまるように構成される体外ユニット(例えば、体外ユニット)1074をさらに備える。いくつかの応用例では、体外ユニット1074は、装置1070のハンドルを画成するか、または連結する。
体外ユニット1074は、インプラント1010の埋め込み中、例えばアンカーをテザーに沿って遠位方向にスライドさせる間、テザー1012のたるみを減らすのを容易にするウィンチ1080を備えるテンショナーを備える。たるみを減らすことにより、テザー1012がねじれたり絡まったりする可能性、またはテザーが搬送中のアンカーと意図せずに係合する可能性が有利に低減されると仮定される。人間のオペレーターがテザーの近位端を手動で引き寄せるよりも、ウィンチを使用してたるみを減らすことにより、テザーに加えられる張力の大きさおよび一貫性に対するより優れた制御が有利に行われ、必要な人間のオペレーターの数をさらに有利に減らすことができるとさらに仮定される。
図11A~Bは、インプラント1010のない状態で、カテーテル装置1070(例えば、その体外ユニット1074)の詳細図を示し、図12A~Bはカテーテル装置の分解立体図を示し、図13A~Eはカテーテル装置の断面図を示す。図14A~Eは、インプラント1010が搬送ツール1050に取り付けられ/装填されたシステム1000を示し、搬送ツールがインプラントとともに使用されている。図14Aは、図11Aによって示されるものと同様の体外ユニット1074の図を示すが、インプラント1010の存在下にある。
ウィンチ1080は、スプール1082およびばね1084を備える。スプール1082およびばね1084は、ハウジング1081に収容されることができる。スプール1082はばね1084に連結し、その結果、スプールが第一の回転方向に回転するとスプリングに応力がかかり、そのため第一の回転方向と反対の第二の回転方向に押し戻される。
テザー1012は、テザーの近位端を含む近位部1012pと、テザーの遠位端を含む遠位部1012dとを有する。図14Aに示すように、テザー1012(例えば、近位部1012p)はスプール1082の周りに巻かれ、ウィンチから離れる方向へのテザー(例えば、遠位部分1012d)の引っ張りは、スプールを第一の回転方向に回転させることによってスプールからテザーを解きほどく。そのようなテザー1012の引っ張りは、通常、インプラント1010の埋め込み中に、テザーが挿通されたアンカー1020が埋め込み位置に向かって遠位方向に連続的に前進する際に生じる。結果として生じるばね1084への応力により、ばねはスプール1082を第二の回転方向に押し戻し、ウィンチ1080がテザー1012を近位方向に引き寄せる。ウィンチ1080(例えば、そのばね1084)は、ウィンチによってテザー1012に加えられる引っ張り力が、ウィンチとテザーの遠位端との間のたるみを吸収するのに十分な大きさになるように構成されることができるが、例えば以下に説明するように、インプラント1010の埋め込みに必要なテザーの操作を可能にするには十分小さい。例えば、力は、(i)アンカーにテザー1012が挿通されたままで、アンカードライバー1060がアンカー1020を前進させ、位置決めし、標的組織部位に固定することを可能にするのには十分小さいが、(ii)テザーのたるみを吸収するのには非常に大きく、それにより、アンカーのこの前進、位置決め、および固定中にテザーが絡まったり、引っかかったりする可能性を低減することができる。
いくつかの応用例では、ばね1084は、その動作範囲にわたってほぼ一定の力を提供する(例えば、一定の力のばねである)ように構成され、その結果、テザー1012に加えられる引っ張り力は、テザーがウィンチ1080からどれだけ引き出されたかに関係なく、ほぼ一定である。
いくつかの応用例では、示すように、ばね1084は、ねじりばね、例えばらせんねじりばねである。例えば、ばね1084は、主ばねとすることができる。
いくつかの応用例では、各アンカー1020は、組織係合要素1022と、テザー1012が挿通されたアイレット1026を画成するヘッド1024と備える。図14Aに示すように、複数の組織アンカーは、ウィンチ1080(例えば、そのスプール1082)とテザーの遠位端との間で、テザー1012に沿って次々に配置される。例えば、示すように、システム1000には、体外ユニット1074(例えば、ハンドル)上に次々に配置されたアンカー1020が供給される。
いくつかの応用例では、(例えば、図14Aに)示すように、ウィンチ1080のすぐ外側のテザー1012の部分は、装置1070に対して近位方向に延在し、次に回転して、装置1070に対して遠位方向に延在するように回転する。この配置にもかかわらず、アンカー1020は、ウィンチ1080とテザーの遠位端との間でテザー1012に沿って次々に配置される。つまり、テザーに対して(装置1070全体に対するテザーの配置に関係なく)、アンカーは、ウィンチとテザーの遠位端との間で次々に、テザーに沿って配置されることに留意されたい。
いくつかの応用例では、示すように、この配置は、テザー1012が周りを回転するベアリング(例えば、プーリー)1076(例えば、近位のベアリング)を備える体外ユニット1074による装置によって容易になる。このようないくつかの応用例では、装置1070には、すでにベアリング1076を超えて配置されているテザー1012の遠位端が設けられ、すなわち、テザーは体外ユニット1074に沿って、およびベアリング1076の周りにウィンチ1080から近位方向に延在し、テザーの遠位端は、ベアリングより少なくともわずかに遠位に配置され、例えば、カテーテル1072の開いた近位端(すなわち、近位開口部)の反対側または内側に整列および/または配置される。このようないくつかの応用例では、テザー1012の遠位端は、テザーの遠位端に固定して取り付けられるストッパー1014によって、この位置から近位方向に移動することが阻止される。あるいは、カテーテル装置1070には、例えば、ウィンチ1080から近位に延在しインプラント1010の第一のアンカー1020fで概ね終了する、カテーテル装置に対してテザーの最近位に配置される部分であるテザー1012の「遠位端」が設けられる。
装置1070を上記のように、テザー1012を近位方向に、そして遠位方向に延在させて構成すると、アンカー1020がウィンチ1080より近位の、特にオペレーターがアクセス可能な位置に有利に配置されると仮定される。
インプラント1010を配備するために、各アンカー1020は、被術者体内のそれぞれの部位、例えば被術者心臓弁の弁輪上のそれぞれの部位にインプラントを前進させるアンカードライバーに連続して可逆的に連結する。図14B~Eは、これがインプラント1010の第一のアンカー1020fに対して実行されていることを示す。アンカー1020fは、テザー1012に沿ってテザーの遠位端に向かって前進する。装置1070に対するテザー1012の配置により、アンカー1020fのこの移動は、アンカーを装置1070に対して近位方向に(図14B)、ベアリング1076の周り(図14C)、そして遠位方向(図14D)に移動させることを含む。
いくつかの応用例では、示すように、図14B~Dに示す工程は、手作業で組織アンカー1020を掴み、移動させる人間のオペレーターによって手動で実行される。いくつかの応用例では、システム1000への修正および/または追加により、例えばシステム1200および/またはシステム1400について必要な変更を加えて以下に説明するように、アンカー1020を手で直接掴む必要性が排除される。
したがって、各アンカー1020は、最初に、その組織係合要素1022がカテーテル装置1070に対して近位方向に向くように配向され、その後、その組織係合要素をカテーテル装置に対して遠位方向を向くように配向されることに留意されたい。アンカー1020fが遠位方向を向いている(例えば、カテーテル1072の開いた近位端の反対側または内側に整列されるおよび/または配置される)と、アンカードライバー1060は、アンカーに(例えば、そのヘッド1024に)可逆的に連結し(図14E)、その後、アンカーをカテーテル1072を通して遠位方向に前進させ、アンカーを被術者の組織に固定するために使用される。アンカードライバー1060は、細長い可撓性のシャフト1062と、シャフトの遠位端に連結するドライバーヘッド1064とを備えることができる。
いくつかの応用例では、第一のアンカー1020fの前進はまた、テザー1012の遠位端をカテーテル1072を通して被術者の組織に、例えば、テザーの遠位端に固定して取り付けられたストッパー1014(図10および15AからBで見える)によって押し付ける。後続のアンカー1020のそれぞれについて、同じ工程に必要な変更を加えて実行して、アンカーをテザー1012に沿ってテザーの遠位端および第一のアンカーに向かって遠位方向にスライドさせる。
図15A~Bは、いくつかの応用例による、インプラント1010の三つのアンカー1020が被術者の組織10(例えば、心臓弁輪の弁輪の組織)に既に固定された後の埋め込み部位、および第四のアンカーがアンカードライバー1060によって搬送されているのを示す。
図15Aは、ウィンチ1080がない状態で、インプラント1010とほぼ同様のインプラントを埋め込む場合、インプラントのテザーのたるみは、例えば、テザーが絡まる可能性、インプラントおよび/もしくは搬送システムの別の要素と絡まる可能性、ならびに/またはアンカーとアンカーが入れられている組織との間にはまってしまう可能性が高まることによる課題を提示する可能性があることを例示する。これは図15Aに例示されており、テザーが、現在搬送されているアンカーの組織係合要素1022と絡み合うリスク、および/またはそのアンカーのヘッド1024と組織との間に挟まれるリスクを高める形で、テザー1012のたるみによって、テザーの遠位部分1012dが、(1)以前に固定されたアンカーと絡まる可能性がある(例えば、最後に固定されたアンカーの周りに巻きつく可能性がある)湾曲部1013を形成すること、ならびに(2)(参照番号1015で示す)カテーテル1072のルーメンおよび/または開いた遠位端を横切ってドリフトすること、を可能にしてしまう。
図15Bは、同じ手順を例示するが、ウィンチ1080がテザー1012の張力を維持する結果、たるみが減少され(例えば、除去され)、それによって図15Aを参照して説明した望ましくない結果の可能性を減少させる。
いくつかの応用例では、示すように、スプール1082は、カテーテル1072を取り囲む(例えば、カテーテルと同心である)。いくつかの応用例では、示すように、スプール1082は、ウィンチ1080が配置されるカテーテル1072の長手方向部位に、スプールの回転軸が(いくつかの応用例では、装置1070の中央の長手方向軸とみなされる場合がある)カテーテルのルーメンによって画成されるルーメン軸ax1と平行または同軸であるように取り付けられる。ウィンチ1080のこのような構造は、(例えば、カテーテル1071に対して側方に配置されているウィンチ1080と比較して)装置1070の重量バランスを有利に向上させ、それによってその操作性および安定性を促進すると仮定される。
いくつかの応用例では、ウィンチ1080(例えば、そのスプール1082)の位置および配向は、近位ベアリング1076に加えて一つまたは複数のベアリングによって容易になる。例えば、示すように、テザー1012はスプール1082から側方に離れ、ベアリング(例えば、プーリー)1077がテザーを近位方向に(そして多くの場合、内側にも)向け直す。この文脈において、用語「側方向」、「側方に」、「内側方向」、および「内側に」は、装置1070の中央の長手方向軸に対する位置および方向を示すことに留意されたい。いくつかの応用例では、別のベアリング(例えば、別のプーリー)1078は、テザーが近位ベアリング1076に到達するまで、テザーをカテーテル1072とほぼ平行になるように向け直す。したがって、いくつかの応用例では、ベアリング1076および1078は共に、テザー1012がカテーテル1072(および装置1070の中央の長手方向軸)とほぼ平行である領域1079を、その間に画成する。いくつかの応用例では、図14Aに示すように、システム1000は、領域1079内に配置されるアンカー1020を備える。
いくつかの応用例では、カテーテル装置1070の体外ユニット1074は、間にアンカーストレージゾーン1092を画成する複数のセパレーター1090を備え、アンカーストレージゾーンのそれぞれは、単一のアンカー1020を格納するように寸法形成されることができる。セパレーター1090は、体外ユニット1074上に、連続してテザー1012が挿通されたアンカー1020を格納することを可能にする。セパレーター1090は、テザー1012を妨げることなく、アンカー1020を妨げるように成形されおよび/または配置されることができる。例えば、示すように、テザー1012は、(例えば、軸ax1から所定の側方向の距離で)所定の線上の領域1079を通って延在してもよく、セパレーター1090は、その線からわずかに離れる方向に(例えば、さらに側方に)配置されることができ、その結果、アンカー1020は、アンカーに挿通されたテザーから突き出てセパレーター1090に到達する。装置1070がベアリング1076および1078を備える応用例では、テザー1012が領域1079を通って延在する線は、多くの場合、これらのベアリングの位置によって決定される。
いくつかの応用例では、各セパレーター1090は、その中に、そこを通ってテザー1012を移動させることができるスロット1094を画成することができる。例えば、アンカー1020を掴んで、そのアンカーストレージゾーン1092から外へ移動させることは、アンカーを一つまたは複数のセパレーター1090の上に持ち上げることを含むことができ、これは、テザー1012が(例えば、図14Bに示すような)スロットを通って移動することを可能にする一つまたは複数のセパレーターのスロット1094によって容易になる場合がある。いくつかの応用例では、アンカー1020およびそれに挿通されるテザー1012のこの持ち上げは、一時的にテザーが引っ張られたことに応じて、テザーの一部をスプールから取り外し、続いてテザーを再び巻き取ることを可能にするウィンチ1080によってさらに容易になる。
いくつかの応用例では、ウィンチ1080は可逆的に作動可能なラチェット1100を備える。作動中(すなわち、作動状態で)、ラチェット1100は、スプール1082が第一の回転方向に回転することを可能にし(例えば、テザー1012を引っ張ってテザーをスプールから取り外すことを可能にする)、およびスプールが第二の回転方向に回転するのを妨げる(例えば、ばね1084がテザーを再び巻き取ることを妨げる)。停止中(すなわち、停止状態で)、ラチェット1100は、スプール1082が第一の回転方向および第二の回転方向の両方に回転することを可能にする。いくつかの応用例では、ラチェット1100は、ギア1102、歯止め1104、およびスイッチ1106を備える。ギア1102は、スプールの回転がギアを回転させる(例えば、ギアおよびスプールが回転してロックされる)ように、スプール1082に連結する。歯止め1104は、ギア1102と可逆的に係合可能であり、歯止めがギアと係合すると、ラチェット1100が作動し、歯止めがギアから外れると、ラチェットは無効となる。スイッチ1106は、歯止め1104を、ギア1102と係合させることと、ギアから外すこととの間で移動させることによって、ラチェット1100の作動と停止とを切り替えるように構成されている。例えば、示すように、スイッチ1106は、歯止め1104を押してギア1102との係合を外すカムを画成することができる。このようないくつかの応用例では、歯止め1104は、ギア1102と係合する位置に向かって、例えば、ラッチばね1108によって付勢されることができる。
上記のように、作動中、ラチェット1100は、オペレーターが、(例えば、テザーの遠位端をウィンチ1080から離れる方向に前進させることによって)テザー1012をスプールから取り外すことを可能にするが、ウィンチがテザーを再び巻き取ることを妨げる。したがって、ラチェット1100を作動させると、ウィンチ1080が多少無効になる。上記のように、第一のアンカー1020の前進中、第一のアンカーは、テザー1012の遠位端をカテーテル1072を通してずっと引っ張ることができる。いくつかの応用例では、ラチェット1100を作動させると、アンカーおよびテザーを近位方向に引っ張るウィンチ1080と競合することなく、オペレーターがアンカーおよびテザーを徐々におよび/または段階的に遠位方向に前進させることを可能にすることによって、この前進が有利に容易になると仮定される。さらに、ラチェット1100は、オペレーターが望む場合、例えば、後続のアンカー1020を手動で持ち上げてドライバー1060と係合する位置に移動させるために、またはテザー1012の張力が干渉する可能性があるカテーテル1072の遠位端の位置を微調整する間、オペレーターに、テザー1012に一時的にたるみを導入する機能を提供することがさらに仮定される。ラチェット1100を作動させ、次に、スプール1082から一定量のテザーを取り外すためにテザー1012を手動で引くことによって、たるみがテザー内に導入される可能性がある。その後、ラチェットを無効にすることによってたるみを取り除くことができる。
ウィンチ1080は、(例えば、ばね1084のばね強度を設定することによって)、ウィンチがテザー1012に付与する張力が、インプラント1010の早すぎる収縮を引き起こすのに不十分であるように構成されることができることに留意されたい。例えば、インプラント1010が弁輪形成インプラントである応用例では、ばね1084は、アンカー1020が入れられる弁輪を有意に収縮させるには強度が不十分である可能性がある。いくつかの応用例では、ばね1084は、テザー1012からたるみを取り除くのに辛うじて十分な強度である。
図15Aは、ウィンチ1080のない状態でインプラントを埋め込むことから生じるものとして、上記で説明される。しかし、図15Aに示す状態は、ラチェット1100を作動させてインプラントを埋め込むことによっても生じることに留意されたい。
いくつかの応用例では、ウィンチ1080は、例えば、スプールがどれだけ回転したかを示すことによって、テザー1012がスプール1082からどれだけ取り外されたかを示すインジケーター1088をさらに備える。例えば、示すように、インジケーター1088は、スプール1082に固定されて連結することができ、固定開口部を通して回転/スプールからの取り外しを示すことができる。いくつかの応用例では、示すように、インジケーター1088は、回転/スプールからの取り外しを数値で示すことができる。いくつかの応用例では、他の記号または表現、例えば色を使用できる。示すように、インジケーター1088は、スプール1082と回転してロックされるリングであることができる。
ここでいくつかの応用例による、被術者に使用するためのシステム1200の概略図である、図16A~Fを参照する。システム1200は、インプラント1010と、アンカードライバー(例えば、ドライバー1060)およびカテーテル装置1270を備える搬送ツール1250とを備える。システム1200は、一連のカートリッジ1220の追加、および本明細書に記載のカートリッジの使用を容易にするためのカテーテル装置の(例えば、その体外ユニットの)適合を除いて、システム1000と同一であってもよい。したがって、いくつかの応用例では、カテーテル装置1270(例えば、その体外ユニット1274)は、カートリッジ1220、例えば以下に説明されるものに使用するための適合を除いて、カテーテル装置1070(例えば、その体外ユニット1074)と同一であってもよい。
いくつかの応用例では、体外ユニット1274は、テザー1012が周りを回転するベアリング(例えば、プーリー)1276(例えば、近位ベアリング)を備える。ベアリング1276は、本明細書に記載のベアリング1076と類似または同一であってもよい。
各カートリッジ1220は、それぞれの組織アンカー1020を保持し(例えば、受け台に載せ)、必要な変更を加えて、システム1000に記載のものと概ね類似した方法で、オペレーターが組織アンカーを操作することを容易にする。しかし、いくつかの応用例では、カートリッジ1220は、制御および/または安全性を向上させると仮定される。
図16Aは、装置1270の初期状態を示しており、各カートリッジ1220はそれぞれの初期位置にある体外ユニット1274に連結している。これは、システム1000について図14Aに示す状態と類似している。
体外ユニット1274は、少なくとも一つの軌道1272(例えば、図示の溝、またはレール)を備えるかまたは画成し、各カートリッジ1220は、それぞれの初期位置から、カートリッジがカテーテル1072の開口した近位端の反対側または内側にその組織アンカー1020を保持する配備位置まで、体外ユニットに連結したままで、軌道に沿って移動可能(例えば、スライド可能)である。そのような移動の例が図16Bに示されており、これは、(第一のアンカー1020fを保持する)第一のカートリッジ1220fについて、初期位置(挿入図A)、中間位置(挿入図B)、および配備位置(挿入図Cとメイン画像)を示す。これは、手でカートリッジを掴むオペレーターによって手作業で実行されることができる。カートリッジ1220は、アンカー1020単独よりも容易に掴めて手作業で移動されると仮定される。
いくつかの応用例では、各カートリッジ1220は、配備位置に到達すると体外ユニット1274にロックするように構成される。このような構成は、例えば、体外ユニット1274が一つまたは複数のラッチ1278を備えるラッチ機構を使用して達成されることができ、各カートリッジ1220は、一つまたは複数のラッチによって、例えば、対応する一つまたは複数の凹部1222を画成する各カートリッジによってロックされるように対応して成形される。ラッチ1278は、弾性またはばね式であることができ、その結果、ラッチはカートリッジ1220の到着に応答して(例えば、外向きに)一時的に曲がり、その後、カートリッジ1220が配備位置に完全に配置される(例えば、所定の位置でパチンと音をたてる/カチッと音をたてる)と、凹部1222に自動的にロックする。
カートリッジ1220が配備位置に配置されている間、例えばアンカーを標的組織部位に固定するために、アンカードライバー1060を使用して、アンカー1020をカートリッジから外へ遠位方向にカテーテル1072を通って前進させる(図16E)。アンカードライバー1060はその後、アンカー1020から分離され、装置1270から引き出されることができる。カートリッジ1220は、その後、配備位置から取り外し可能(例えば、体外ユニット1274から完全に取り外し可能)であり、一連の連続するカートリッジの配備位置は空になる(図16F)。例えば、示すように、凹部1222は、ラッチ1278の屈曲を必要とせずに、カートリッジから(例えば、示すように下向きに)滑り出るのを容易にするように、一端が開口していてもよい。
図16C~Dは、いくつかの応用例による、システム1200の試験機構を示す。この試験機構は、アンカードライバー1060のアンカー1020への連結を試験し(または試験を容易にし)、この試験が成功した場合にのみアンカーの遠位方向への前進を可能にする。これにより、アンカードライバーに不完全に連結したアンカーを意図せずに遠位方向に前進させる(例えば、単にアンカーを遠位方向に押す)可能性が有利に減少すると仮定される。このような不完全な連結は、アンカーを前進させても、アンカードライバーがアンカーを組織内にねじ込むことも、アンカーを近位方向に引き出すこともできないという結果になる可能性がある。
システム1200がこの試験機構を備える応用例では、各カートリッジ1220は、試験が成功するまでアンカー1020がカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げる変位可能なバリア1224を備える(図16C)。カートリッジ1220は、この阻止位置にバリア1224を備えることができる。このような応用例では、各カートリッジはさらに、変位機構1226を備えることができ、変位機構は、変位機構の作動時にバリア1224を変位させ、その結果、バリアはアンカー1020がカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる。ドライバー1060がアンカー1020に連結すると、アンカーに力を加えることによって、例えば、オペレーターがドライバー1060を近位に引き寄せてドライバーがアンカーを近位に引き寄せることによって、連結を試験する(図16D)。カートリッジ1220は、ドライバー1060がアンカー1020に適切に連結し、したがって十分な引っ張り力をアンカーに加えることができる場合にのみ、この引っ張りが変位機構1226を作動させる(または作動を可能にする)ように構成される。例えば、連結が不完全である場合、十分な引っ張り力が加えられる前に、ドライバー1060がアンカー1020から分離される可能性がある。
いくつかの応用例では、変位機構1226は、ばね式であり、例えば、拘束状態で(図16C)設けられ、アンカー1020に加えられる力によって解放される(図16D)弾性要素を備える。例えば、カートリッジ1220は、変位機構1226を拘束し(図16C)、かつ十分な引っ張り力がアンカー1020に加えられた場合に変位機構から離れる方向に移動する、一つまたは複数の戻り止め1228を備えることができ、その結果、戻り留めが変位機構を拘束するのをやめ、変位機構が応答してバリア1224を移動させ、バリアは、アンカーがカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる(図16D)。
いくつかの応用例では、示すように、各カートリッジ1220は、バリア1224を備えるまたは画成する第一の部品1230と、アンカー1020を保持する(例えば、受け台に載せる)第二の部品1232とを備える。このようないくつかの応用例では、変位機構1226は、アンカーが第一の部品1232に対して近位方向に第二の部品1230を引っ張るのに十分な力で、アンカードライバー1060がアンカー1020を近位に引っ張ることによって作動するように構成され、戻り止め1228が変位機構を拘束することをやめる(図16D)。
いくつかの応用例では、示すように、第二の部品1232は一つまたは複数の戻り止め1228を備える、または画成し、第一の部品1230は変位機構1226(および必要に応じてバリア1224も)を備える、または画成する。
いくつかの応用例では、戻り止め機能は、代替的に、または追加的に、例えば、バリア1224に連結またはバリアにより画成される、第一の部品1230の構成要素である戻り止め1225(例えば、ポスト)によって提供されることができる。バリア1224の阻止位置では、戻り止め1225は、アンカー1020のらせん状の組織係合要素によって画成される中央のルーメン内に延在する。アンカー1020に充分な引っ張り力を加えると、アンカーのらせん状の組織係合要素が戻り止め1225から外れ、バリア1224が変位することを可能にする。
いくつかの応用例では、第一の部品1230は、単一の材料片から作製された第一のモノリス構造である。いくつかの応用例では、第二の部品1232は、単一の材料片から作製された第二のモノリス構造である。
いくつかの応用例では、示すように、第二の部品1232は、例えば、軌道1272とスライド可能に係合することによって、カートリッジ1220を体外ユニット1274に連結する。示すように、軌道1272が溝である応用例では、第二の部品1232は、溝と係合することによって第一の部品(およびそれによってカートリッジ1220全体)を体外ユニット1274に連結する、タング1234を画成することができる。明確にするために、体外ユニット1274および軌道1272は図16C~Dに示されていない。
いくつかの応用例では、カートリッジ1220は、第二の部品1232が第一の部品1230に対して近位方向に移動することにより、カートリッジを、配備位置からカートリッジの取り外しを容易にする取り外し可能な状態に再構成するよう構成される。例えば、図16C示すように、引っ張る前に、第一の部品1232に対するタング1234の位置は、第一の部品が、タングが軌道1272から外れるのを妨げるような位置である。図示の例では、各軌道1272は、それぞれのタング1234から内側に配置され、係合解除は、タングが側方に外側方向に移動することを含む。図16Dに示すように、引っ張ると、タング1234が再配置され、第一の部品はもはやこのような移動を妨げない。例えば、示すように、引っ張ることにより、タング1234(またはタングを支持する第一の部品1230の一部)を、第一の部品1230によって画成される空洞1236と整列させることができる(図16D)。この整列により、タング1234が引っ張りに応じて外向きに(例えば、一時的に)撓み、それによって軌道から外れることを可能にするため、このように整列すると、カートリッジ1220は、カートリッジを軌道から引き離すことによって(例えば、オペレーターが手でカートリッジを掴むことによって)、軌道1272から離されることができる(図16F)。これにより、配備位置は、使用される次のカートリッジのために空になる。
上記のように、いくつかの応用例では、カートリッジ1220は、アンカードライバー1060とアンカー1020との間の連結の検証の成功がカートリッジを再構成し、(i)カートリッジから外へ、カテーテル1072内へアンカーを遠位方向に前進させること、および(ii)後続のカートリッジのための配備位置を空けるためにカートリッジを取り外すこと、の両方を可能にするように構成されることに留意されたい。
いくつかの応用例では、カートリッジ1220は、ドライバー1060がカテーテル1072内に延在されたままである間に取り外されるように構成される。いくつかの応用例では、カートリッジ1220は、ドライバー1060がカテーテル1072から引き出された後にのみ取り外されるように構成される。
ここでいくつかの応用例による、被術者に使用するための例示のシステム1400の概略図である、図17A~Fおよび図18A~Bを参照する。システム1400は、インプラント1010と、アンカードライバー(例えば、ドライバー1060)およびカテーテル装置1470を備える搬送ツール1450とを備える。システム1400は、一連のカートリッジ1220の追加、および本明細書に記載のカートリッジの使用を容易にするためのカテーテル装置の(例えば、その体外ユニットの)適合を除いて、必要な変更を加えてシステム1000と同一であってもよい。いくつかの応用例では、システム1400は、カートリッジ1220の代わりにカートリッジ1420を使用すること、およびカテーテル装置の(例えば、その体外ユニットの)対応する適応を除いて、システム1200について記載した通りであることができる。したがって、いくつかの応用例では、カテーテル装置1470(例えば、その体外ユニット1474)は、カートリッジ1420、例えば以下に説明されるものに使用するための適合を除いて、カテーテル装置1070(例えば、その体外ユニット1074)および/またはカテーテル装置1270(例えば、その体外ユニット1274)と同一であってもよい。
テンショナー(例えば、ウィンチ)1080は、システム1400では異なるように例示されているが、上記のように同じまたは類似の構成部品および機能を有することができる。
いくつかの応用例では、体外ユニット1474は、テザー1012が周りを回転するベアリング(例えば、プーリー)1476(例えば、近位ベアリング)を備える。ベアリング1476は、上述したベアリング1076および/または1276と類似または同一であってもよい。
各カートリッジ1420は、それぞれの組織アンカー1020を保持し(例えば、受け台に載せ)、必要な変更を加えて、システム1200に記載のものと概ね類似した方法で、オペレーターが組織アンカーを操作することを容易にする。
図17Aは、装置1470の初期状態を示しており、各カートリッジ1420はそれぞれの初期位置にある体外ユニット1474に連結している。これは、システム1200について図16Aに示す状態と類似している。
いくつかの応用例では、体外ユニット1474は、少なくとも一つの軌道1472(例えば、図示の溝、またはレール)を備えるかまたは画成し、各カートリッジ1420は、それぞれの初期位置から、カートリッジがカテーテル1072の開口する近位端(すなわち、近位開口部)1073の反対側または内側にその組織アンカー1020を保持する配備位置まで、体外ユニットに連結したままで、軌道に沿って移動可能(例えば、スライド可能)である。このような動きの例が図17Bに示されている。この図では、必要な変更を加えて、例えば、図16Bを参照してカートリッジ1220について記載したのと同様に、湾曲した矢印が、(第一のアンカー1020fを保持する)第一のカートリッジ1420fのその初期位置から配備位置への移動を示す。これは、手でカートリッジを掴むオペレーターによって手作業で実行されることができる。カートリッジ1420は、アンカー1020単独よりも容易につかめて手作業で移動されると仮定される。
いくつかの応用例では、各カートリッジ1420は、配備位置に到達すると体外ユニット1474にロックするように構成される。このような構成は、例えば、体外ユニット1474が一つまたは複数のラッチ1478を備えるラッチ機構を使用して達成されることができ、各カートリッジ1420は、一つまたは複数のラッチによってロックされるように対応して成形される。ラッチ1478は、弾性またはばね式であることができ、その結果、ラッチはカートリッジ1420の到着に応答して(例えば、上方向に)一時的に曲がり、その後、カートリッジが配備位置に完全に配置される(例えば、所定の位置でパチンと音をたてる/カチッと音をたてる)と、カートリッジに自動的にロックする。
いくつかの応用例では、カートリッジ1420が配備位置に配置されている間、例えばアンカーを標的組織部位に固定するために、アンカードライバー1060を使用して、アンカー1020をカートリッジから外へ遠位方向にカテーテル1072を通って前進させる(図17E)。アンカードライバー1060はその後、アンカー1020から分離され、装置1470から引き出されることができる。カートリッジ1420は、その後、配備位置から取り外し可能(例えば、体外ユニット1474から完全に取り外し可能)であり、一連の連続するカートリッジの配備位置は空になる(図17F)。例えば、示すように、カートリッジ1420は、ラッチ1478の屈曲を必要とせずに、カートリッジから(例えば、示すように下向きに)滑り出るのを容易にするように成形されてもよい。
図17C~Dは、いくつかの応用例による、システム1400の例示的な試験機構を示す。この試験機構は、アンカードライバー1060のアンカー1020への連結を試験し(または試験を容易にし)、この試験が成功した場合にのみアンカーの遠位方向への前進を可能にする。これにより、アンカードライバーに不完全に連結したアンカーを意図せずに遠位方向に前進させる(例えば、単にアンカーを遠位方向に押す)可能性が有利に減少すると仮定される。このような不完全な連結は、アンカーを前進させても、アンカードライバーがアンカーを組織内にねじ込むことも、アンカーを近位方向に引き出すこともできないという結果になる可能性がある。
システム1400がこの試験機構を備える応用例では、各カートリッジ1420は、試験が成功するまでアンカー1020がカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げる変位可能なバリア1424を備える(図17C)。カートリッジ1420には、この阻止位置にバリア1424を設けることができる(図17C)。このような応用例では、各カートリッジはさらに、変位機構1426を備えることができ、変位機構は、変位機構の作動時にバリア1424を変位させ、その結果、バリアはアンカー1020がカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる。ドライバー1060がアンカー1020に連結すると、アンカーに力を加えることによって、例えば、オペレーターがドライバー1060を近位に引き寄せてドライバーがアンカーを近位に引き寄せることによって、連結を試験する(図17D)。カートリッジ1220は、ドライバー1060がアンカー1020に適切に連結し、したがって十分な引っ張り力をアンカーに加えることができる場合にのみ、この引っ張りが変位機構1426を作動させる(または作動を可能にする)ように構成される。例えば、連結が不完全である場合、十分な引っ張り力が加えられる前に、ドライバー1060がアンカー1020から分離される可能性がある。
上述したカートリッジ1220の場合、変位機構1226は、バリアの線形変位によってバリア1224を変位させることができる。これに対して、カートリッジ1420の場合、変位機構1426は、バリアの撓みによってバリア1424を変位させることができる。例えば、示すように、変位機構1426は、バリア1424が周りで撓むヒンジを備えることができる。いくつかの応用例では、示すように、バリア1424の変位は、互いに離れた異なる方向に撓む(例えば、二つの)バリアのサブ構成要素1424aと1424bとにバリアを分離することを含むことができる。
カートリッジ1420は、一つまたは複数の戻り止め1425を備え、戻り止めは、変位機構1426がバリア1424を移動させることを阻止(例えば、束縛)し(図17C)、および十分な引っ張り力がアンカー1020に加えられる場合に離れる方向に移動され、その結果、それらは変位機構を阻止(例えば、拘束)しなくなり、それによって変位機構の作動を可能にする(または動作させる)。
いくつかの応用例では、示すように、戻り止め1425は、バリア1424に連結するか、またはバリア1424によって画成される。バリア1424の阻止位置では、戻り止め1425は、アンカー1020のらせん状の組織係合要素によって画成される中央のルーメン内に延在する。アンカー1020に充分な引っ張り力を加えると、アンカーのらせん状の組織係合要素が戻り止め1425から外れ、バリア1424が変位することを可能にする。
いくつかの応用例では、示すように、各バリアのサブ構成要素は、それ自体の戻り止め1425を有することができ、例えば、バリアのサブ構成要素1424aは戻り止め1425aを有し、バリアのサブ構成要素1424bは戻り止め1425bを有し、両方の戻り止めは、阻止位置にある間にアンカー1020のらせん状の組織係合要素によって画成される中央ルーメン内に延在する。このようないくつかの応用例では、アンカー1020自体(例えば、その組織係合要素)は、それによって、バリアのサブ構成要素1424aおよび1424bの撓みを互いから離れる方向に阻止する。
いくつかの応用例では、示すように、バリア1424の阻止位置で、複数の戻り止め1425は、例えば、バリア1424が二つのバリアのサブ構成要素を有する応用例では、ポストを集合的に画成することができ、各戻り止めは、二つの戻り止めが合わさると円筒形ポストを形成するように半円筒形であることができる(図17Cの挿入図を参照)。
いくつかの応用例では、変位機構1426は、ばね式であり、例えば、弾性要素、例えば拘束状態で設けられ、アンカー1020に加えられる力によって解放されるばねを備える。変位機構1426がばね式である応用例では、変位機構は移動に応じて戻り止め1425から離れる方向にバリア1424を自動的に移動させ、バリアはアンカーがカートリッジから外へ遠位方向に前進するのを妨げることをやめる(図17D)。
いくつかの応用例では、示すように、各カートリッジ1420は、バリア1424を備えるまたは画成する第一の部品1430と、アンカー1020を保持する(例えば、受け台に載せる)第二の部品1432とを備える。このようないくつかの応用例では、変位機構1426は、アンカーが第一の部品1430に対して近位方向に第二の部品1432を引っ張るのに十分な力で、アンカードライバー1060がアンカー1020を近位に引っ張ることによって作動する(または作動することが可能になる)ように構成され、戻り止め1425が変位機構を妨げることをやめる(拘束しなくなる)(図16D)。
いくつかの応用例では、示すように、第一の部品1430は戻り止め1425および変位機構1426を備える、または画成する。このようないくつかの応用例では、示すように、第一の部品1430は、変位機構1426によって互いにヒンジで連結された二つのサブ部品1430aおよび1430bを備え、各サブ部品はそれぞれのバリアのサブ構成要素およびそれぞれの戻り止め1425を備える。
いくつかの応用例では、サブ部品1430aおよび1430bのそれぞれは、単一の材料片から作製されたモノリス構造である。いくつかの応用例では、第二の部品1432は、単一の材料片から作製されたモノリス構造である。
いくつかの応用例では、第一の部品1430は、例えば、軌道1472とスライド可能に係合することによって、カートリッジ1420を体外ユニット1474に連結する。例えば、示すように、第一の部品1430は、軌道1472とスライド可能に係合することによって、第一の部品を(およびそれによってカートリッジ1420全体を)体外ユニット1474に連結する、少なくとも一つのタング1434(例えば、部品1430aおよび1430b当たり一つのタング)を画成することができる。明確にするために、体外ユニット1474および軌道1472は図17C~Dに示されていない。
いくつかの応用例では、示すように、カートリッジ1420は、タング1434にかけるラッチによって、ラッチ1478によってロックされるように成形される。すなわち、このような応用例では、タング1434の両方は、(i)カートリッジ1420を軌道1472にスライド可能に連結し、(ii)配備位置でのカートリッジのロックを容易にする。
いくつかの応用例では、カートリッジ1420は、第二の部品1432が第一の部品1430に対して近位方向に移動することにより、カートリッジを、配備位置からカートリッジの取り外しを容易にする取り外し可能な状態に再構成する(またはカートリッジを再構成できるようにする)ように構成される。例えば、図17Cに示すように、引っ張る前に、タング1434は、軌道1472とスライド可能に係合するように配置され、カートリッジ1420が軌道1472から外れるのを妨げる。図16Dに示すように、第二のピース1432を近位に引っ張ると、例えばタングが側方に移動することによって、各タング1434が軌道1472から解放され(またはタングが開放されるのを可能にし)、それによって、カートリッジが軌道から、いくつかの応用例では体外ユニット1474全体から離れる方向に(図17F)引っ張られるのを可能にする。これにより、配備位置は、使用される次のカートリッジのために空になる。
いくつかの応用例では、示すように、(i)バリアのサブ構成要素1424aと1424bとを互いに対して撓ませることによってバリア1424を変位させ、(ii)タング1434を軌道1472から解放することの両方は、サブ部品1430aと1430bとの間と同じ撓みである。このような応用例では、したがって、この変位およびこの開放の両方は、ドライバー1060による十分な引っ張り力で、アンカー1020を近位に引っ張ることよって促進(または動作)される。
したがって、上記のように、いくつかの応用例では、カートリッジ1420は、アンカードライバー1060とアンカー1020との間の連結の検証の成功がカートリッジを再構成し、(i)カートリッジから外へ、カテーテル1072内へアンカーを遠位方向に前進させること、および(ii)後続のカートリッジのための配備位置を空けるためにカートリッジを取り外すこと、の両方を可能にするように構成されることに留意されたい。
いくつかの応用例では、カートリッジ1420は、タング1434が軌道1472から外れても、カートリッジは、例えばオペレーターがつかんで引っ張ることにより、手動で取り外されるまで所定の位置に留まるように構成されている。
いくつかの応用例では、カートリッジ1420は、ドライバー1060がカテーテル1072内に延在されたままである間に取り外されるように構成される。いくつかの応用例では、カートリッジ1420は、ドライバー1060がカテーテル1072から引き出された後にのみ取り外されるように構成される。
図18A~Bは、(i)第一のカートリッジ1420fのアンカー1020(すなわち、第一のアンカー)が(テザー1012がそれに連結された状態で)カテーテル1072を通って前進し、組織に固定され、(ii)ドライバー1060が出され、(iii)第一のカートリッジが取り外され、(iv)後続のカートリッジ1420が配備位置内に移動された後のシステム1400を示す。テザー1012は、第一のアンカーから近位に延在し、カテーテル1072を通って戻る。したがって、後続のアンカーがカテーテル1072を通って前進する場合、それはテザー1012上をテザーに沿ってスライドする。
再び図16A~19Bを参照する。上記のように、いくつかの応用例では、カートリッジ1220および1420のそれぞれは、(i)カートリッジのバリアを画成する第一の部品、および(ii)アンカー1020を保持し、その後、管1072内へアンカーを前進させるのを可能にするためにバリアを移動させるために、第一の部品に対して近位方向に引っ張ることができる第二の部品、を備えることができる。システム1200では、カートリッジ1220は第一の部品(すなわち、アンカーを保持する部品)によって近位ユニットの軌道にスライド可能に連結し、一方でシステム1400では、カートリッジ1420は第二の部品(すなわち、バリアを画成する部品)によって近位ユニットの軌道にスライド可能に連結することに留意されたい。
システム1200および1400は、テンショナー(例えば、ウィンチ)1080を備えるとして上に示されているが、これらのシステムの態様、特にカートリッジ1220および1420の使用は、テンショナー1080(または任意のテンショナー)と独立して使用されることができることに留意されたい。したがって、本開示の範囲には、テンショナー1080を備えない、ならびにテンショナーを全く含まない場合がある、システム1200および1400の変形例が含まれる。
再び図17A~18Bを参照し、および、いくつかの応用例によるポート1480の概略図である図19A~Bをさらに参照する。いくつかの応用例では、ポート1480は、カテーテル1072の近位開口部1073に配置される。これはシステム1400の構成要素として示されているが、ポート1480は、必要な変更を加えて、本明細書に記載の他のシステムで使用されることができる。ポート1480は、カテーテル1072内へのアンカー1020の滑らかな前進を容易にする先細のルーメンを有することができる。
ポート1480は、埋め込み処置中に止血シーリングする膜1482を備えることができる。膜1482は、シリコーンから成形されることができる。膜1482が成形される材料(例えば、シリコーン)は、38~42(例えば、40)のShore A硬度を有することができる。膜1482は、約1mmの厚さとすることができる。膜1482は、管1072の近位端に対して実質的に横断方向に配向されることができる。
膜1482は、閉じたスリット1486によって連結し、それを通って二つの開口部1484(例えば、第一の開口部1484aおよび第二の開口部1484b)を画成するように成形されることができる。いくつかの応用例では、第一の開口部1484aは、第二の開口部1484bよりも直径が大きい(例えば、少なくとも2倍大きい、例えば、少なくとも3倍大きい、例えば、3~10倍大きい、例えば、少なくとも4倍大きい)。例えば、第一の開口部1484aは、直径1.5~2.5mm(例えば、1.7~2.2mm、例えば、1.8~2.0mm、例えば、1.9mm)であることができ、第二の開口部1484bは、直径0.2~0.7mm(例えば、0.2~0.6mm、例えば、0.3~0.5mm、例えば、0.4mm)であることができる。
示すように、ポート1480(例えば、その膜1482)は、第一の開口部1484aが、ドライバー1060およびアンカー1020の組織係合要素が前進する軸上に沿ってあるように配向されることができる。この「アンカーの前進軸」は破線によって示される。カートリッジ1420が配備位置にある間、その組織アンカー1020の組織係合要素は、第一の開口部1484aと整列されてもよく、それによって、組織アンカーから、第一の開口部を通り、そして管1072を通るアンカーの前進軸を画成する。
また示すように、第二の開口部1484bは、通常、テザー1012が沿って前進する軸上にある。各アンカーは、(i)その中央の長手方向軸および/または組織係合要素は第一の開口部1484aと整列し、および(ii)そのアイレットはテザー1012が挿通され、第二の開口部1484bと整列して、膜1482を通って、前進することができる。
典型的には、開口部1484a(したがってアンカー前進軸)も開口部1484bも、カテーテル1072に対して中心に整列しないことに留意されたい。むしろ、第一の開口部1484aの中心は、カテーテルの中心軸の一方の側に配置され、第二の開口部1484bの中心は、カテーテルの中心軸の反対側に配置される。しかし、第一の開口部1484aが十分に大きい応用例では、(カテーテルの中心軸を中心としていないにもかかわらず)第一の開口部は、カテーテルの中心軸と重なり合ってもよい。
アンカーが膜1482を遠位方向に通過すると、開口部1484およびスリット1486が応答して一時的に開くかまたは広がり、そしてアンカーの後ろで閉じるかまたは再び狭くなる。
いくつかの応用例では、開口部1484aは、ドライバー1060(例えば、そのシャフト)の周りを封止するように寸法形成され、これはアンカー1020の頭部よりも狭くすることができる。例えば、いくつかの応用例では、開口部1484aの直径は、ドライバー1060のシャフトの厚さの80~120パーセント(例えば、90~110パーセント)である。
いくつかの応用例では、開口部1484bは、テザー1012の周りを封止するように寸法形成され、それはアンカー1020のアイレットよりも狭い。例えば、いくつかの応用例では、開口部1484bの直径は、テザー1012の厚さの50~200(例えば、80~120パーセント、例えば、90~110パーセント)である。
ドライバー1060が膜1482を通って近位方向に引き出される場合、テザー1012は第二の開口部1484bを貫通して延在されたままである。
膜1482の二重開口構造は、有利なことに、他の構造、例えば単一のより大きな開口部またはスリットと比較して、埋め込み処置のためのより良い止血シーリングを提供すると仮定される。例えば、アンカー1012の固定中、テザー1012およびドライバー1060が膜1482を貫通して延在する時点で、スリット1486は通常閉じている。
いくつかの応用例による、被術者に使用するためのシステム1300の概略図である、図20A~Hを参照する。システム1300は、遠位部または遠位部材、例えばカテーテル1072を備えるカテーテル装置1370と、ハウジング1375およびテンショナー1380を備える体外ユニット1374とを備える。システム1300はまた、インプラント、例えばインプラント1010、およびアンカードライバー、例えばアンカードライバー1060を備える。カテーテル装置1370は、(例えば、テンショナー/ウィンチ1080の代わりに)テンショナー1380の存在を除いて、必要な変更を加えて、カテーテル装置1070および/またはカテーテル装置1270と同様とすることができる。
いくつかの応用例では、上記のように、インプラント1010は、テザー1012およびアンカー1020を備える。テザー1012は、体外ユニット1374から遠位方向にカテーテル装置1370を通ってテザーの遠位部まで延在し、遠位部はテンショナーから遠位方向に配置され、テザーの遠位端を備える。以下でより詳細に説明するように、テンショナー1380は、テザー1012を近位に引き寄せるように構成される。この近位の引っ張りが達成される方法は、システム1000について説明した方法とは異なるが、仮定される利点は同様であり、埋め込み中(または少なくとも埋め込みの特定の工程中)にテザー1012のたるみを減少させる。
いくつかの応用例では、システム1000および1200では、テンショナー(ウィンチ)から遠位方向にインプラント1010のアンカー1020にテザー1012が挿通される。すなわち、テンショナーとテザーの遠位端との間でアンカーにテザーが挿通される。したがって、テザーの遠位部のたるみを取るために、テンショナーによってかけられる張力は、未使用のアンカーに挿通されるテザーの部分に伝わり、未使用のアンカーを通してたるみをスライドさせる。これに対して、システム1300では、テンショナー1380から近位にアンカー1020にテザー1012が挿通される。少なくともいくつかの応用例では、このような構成は、いくつかの利点、例えば、これらの未使用のアンカーを、便利または人間工学的であるが、テザー1012がそこを通ってスライドしにくい配置で格納できるようにすること、を提供すると仮定される。例えば、システム1000および1200の未使用のアンカーは線形配置で格納されるが、システム1300のアンカーは、非線形配置、例えば環状で格納されることができる。
アンカードライバー1060は、アンカーのそれぞれに連続的に可逆的に連結し、現在のアンカーをテザーに沿って、テンショナー1380を通り越して(例えば、通して)遠位方向に前進させるように構成される。図20A~Hは、アンカーのうちの一つが前進する少なくともいくつかの工程を例示する。以下に説明するように、システム1300は、格納されている未使用のアンカーとテザーの遠位端との間のテンショナー1380の配置を容易にするいくつかの機構を有する。これらの機構は、アンカーまたはドライバー(例えば、そのシャフト1062)がテンショナーを妨げることも、それによって妨げられることもなく、アンカードライバー1060がアンカー1020をテンショナー1380を通り越して(例えば、通して)遠位方向に前進させることを容易にする。
テンショナー1380は、ハウジング1375に連結し、テザー1012に可逆的にロック可能であるばね1382を備えることができ、ばねが応力を受けてテザーにロックされている間、ばねによりテンショナーがテザーを近位に引き寄せる。いくつかの応用例では、示すように、ばね1382は、圧縮ばねであり、圧縮によって応力を受けるように構成され、伸張することによってテザーを近位に引き寄せるように構成されている。必要に応じて、ばね1382は、張力ばね、または別の好適なタイプのばねとすることができる。
テンショナー1380は、ばね1382に連結し、クランプ解除状態(図20A~C)とクランプ状態(図20D~F)との間で可逆的に移行可能なクランプ1384をさらに備えることができる。テザー1012は、カテーテル装置1370を通って遠位方向に延在し、その結果、クランプがクランプ状態にある場合、ばね1382をテザーにロックするように、テザーはクランプ1384を通って延在する。例えば、示すように、テザー軸ax2は、それに沿ってテザー1012がテンショナー1380を貫通して延在し、クランプ1384の顎部1390の間を通過することができる。
テンショナー1380は、アクチュエーター1386をさらに備えることができ、アクチュエーターの作動により、クランプ1384がクランプ解除状態とクランプ状態との間で移行する。いくつかの応用例では、示すように、アクチュエーター1386は、クランプを取り囲むリング1388を備え、リングの回転により、クランプをクランプ解除状態とクランプ状態との間で移行させる。例えば、クランプ1384とリング1388とは合わせると、例えば、クランプ解除状態をとる方向にクランプに力を加える、およびリングの回転がクランプを押し込んで閉じることで、チャックとして機能することができる。例えば、リング1388の内面によって画成される内側ねじ山1389と、クランプ1384の外面によって画成される逆の外側ねじ山1385とは、リングを回転させてリングをクランプ上にねじ込むように作用することができる。いくつかの応用例では、リング1388の内面および/またはクランプ1384の外面は先細である結果、クランプに対してリングを軸方向に移動させること(例えば、リングをクランプ上へねじ込むこと)によりクランプをそのクランプ状態に向けて押し込む。いくつかの応用例では、リング1388は、手で掴んで回転するように構成される。
いくつかの応用例では、クランプ1384は、クランプがそのクランプ状態にある場合、テザー1012と係合するように構成される第一および第二のクランプ表面1392を画成する。例えば、クランプ1384は、第一および第二のクランプ顎部1390を備えることができ、クランプ顎部のそれぞれは、各クランプ面1392を画成し、例えばアクチュエーター1386による押し込みによって撓み可能である。クランプ解除状態では、クランプ1384は、クランプ面1392間にギャップ1394を画成し、組織アンカー1020は、アンカードライバー1060によって、テザー1012に沿ってギャップを通って遠位方向に前進するように寸法形成される。例えば、各アンカー1020の最大横幅(アンカーの長手方向軸に対して横方向に測定され、それに沿ってアンカーが組織内に入れられる)は、ギャップ1394よりも小さくすることができる。いくつかの応用例では、アンカードライバー1060(例えば、ドライバーヘッド1064およびシャフト1062)もギャップ1394よりも細い。
図20Aは、テンショナー1380を示し、テザー1012がそれを通り、テンショナーの近位側(図の右側)からテンショナーを通り越して(例えば、通って)遠位方向に延在し、例えば、第一の組織アンカーがすでに組織に固定された後で、第二の組織アンカーが前進する前に、例えば、カテーテル1072を貫通して外側に延在している。図20Bは、アンカー1020に可逆的に連結するドライバーヘッド1064を有するアンカードライバー1060を示し、それを用いて、アンカーをテンショナー1380を通り越して(例えば、通して)遠位方向に前進させた。図20Bの挿入横断面図は、テザー1012およびドライバー1060のシャフト1062の両方が、顎部1390のクランプ面1392の間のギャップ1394に配置されていることを示している。
クランプ1384をそのクランプ状態に移行させる前に、ドライバー1060のシャフト1062の少なくとも一部は、テザー軸ax2から(したがってテザー1012から)側方に離れる方向に、カテーテル装置1370によって(例えば、その体外ユニット1374によって)画成される非クランプゾーン1396内にシフトされる(図20C)。これは、ドライバーヘッド1064がアンカー1020に連結したままである間に実行され、アンカー自体にはテザー1012が挿通されたままであり、したがって、多くの場合シャフト1062のある程度の撓みおよび/または曲がりを伴う。これは挿入横断面図に最も明確に示され、その平面はギャップ1394にあり、そこでシャフト1062はギャップ1394から横方向に非クランプゾーン1396内に配置される。これはまた、断面平面から出てくるシャフト1062によって主要な長手方向の断面で表され、したがって、クランプ面1392から遠位の点で断面によって「切断」されている。
したがって、ドライバー1060がアンカー1020をテザー1012に沿ってテンショナー1380を通り越して遠位方向に前進させた後、非クランプゾーン1396は、側方にずらされたシャフト1062を収容するように形成されおよび寸法形成され、シャフトは、クランプ1384を迂回して、アンカーに向かって遠位方向に延在する。
いくつかの応用例では、カテーテル装置1370(例えば、その体外ユニット1374)は、例えば挿入横断面図に示されるように、クランプ面1392がテザー軸ax2に対して偏心していることによって非クランプゾーン1396を備える。
シャフト1062が非クランプゾーン1396に留まっている間、アクチュエーター1386が作動し(例えば、リング1388が回転され)、それによりクランプ1384をクランプ状態に移行させ、その結果、クランプが顎部1390のクランプ面1392間にテザー1012をクランプし、それによりテザーに対するクランプ(およびしたがって、ばね1382)をロックする(図20D)。上記のように、非クランプゾーン1396内のシャフト1062の位置により、クランプ1384は、シャフト1062をクランプすることなく、かつシャフトがテザーのクランプを妨げることなく、テザー1012をクランプすることができることに留意されたい。
いくつかの応用例では、示すように、例えば、クランプ1384がテザー1012を強くクランプしすぎることによって損傷および/または切断する可能性を低減するために、顎部1390の少なくとも一つは、クランプされた状態でクランプ面1392の相互に近接するのを制限する一つまたは複数のバルジ1393を画成するように成形される。
図20A~Dでは、ばね1382は、ばねが応力を受けており、かつその状態でロックされている、応力がかかった状態である。いくつかの応用例では、このロックは、体外ユニット1374の構成要素であることができるロック1360によって得られる。図20Cから図20Dへの移行に示すように、クランプ1384は、ロック1360がロックされたままである間、そのクランプされた状態に移行可能であることができる。
いくつかの応用例では、示すように、ロック1360は、クランプ1384をハウジング1375にロックすることによって、ばね1382を応力がかかった状態でロックする。いくつかの応用例では、示すように、ロック1360は、戻り止め1362および凹部1364を備え、戻り止めが凹部内への突起することにより、ロックを固定する。このようないくつかの応用例では、示すように、クランプ1384は凹部1364を画定し、ハウジング1375は戻り止めを備える。
クランプ1384がテザー1012をクランプしたままである間、ロック1360が解除され、それによってバネ1382を作動させ、例えばバネがクランプを近位に押し付けることによって、テンショナー1380にテザーを近位に引き寄せさせる(図20E)。
いくつかの応用例では、示すように、体外ユニット1374(例えば、そのロック1360)は、クランプ1384を押し込んでクランプ状態にした後、クランプをさらに押し込むと、ロックが解除され、ハウジング1375からクランプが解除され、それによって、ばね1382を作動させて、テンショナー1380にテザーを近位に引き寄せさせる、ように構成される。例えば、アクチュエーター1386を十分に作動させて(例えば、リング1388を十分に回転させて)クランプ1384をそのクランプ状態に移行させると、アクチュエーターをさらに作動させること(例えば、アクチュエーターをさらに回転させること)により、ロック1360が解除されてハウジング1375からクランプが解除される。これは、図20Dと20Eとの間の移行によって例示され、リング1388が顎部1390上でさらにねじ込まれ、凹部1364が戻り止め1362から引っ込められるように十分に顎部を押し込み、ばね1382を作動させてクランプ1384(およびリング1388)を近位に押し、それによってテザー1012を近位に引っ張り、それによってテザーのたるみを減少させることを示す。
その後、例えば、システム1000について記載したのと同様に、必要な変更を加えて、テンショナー1380がテザー1012にかかる張力を維持し続けている間、ドライバー1060を使用してアンカー1020を、カテーテル装置1370を通して、テザーに沿って、アンカーが固定される組織に向かってさらに前進させる(図20F)。
アンカー1020が固定された後、クランプ1384はテザー1012をクランプ解除し(アクチュエーター1386を逆作動させることによって、例えば、リング1388を回して緩めることによって)、ドライバー1060が近位方向に引き出される(図20G)。
次に、テンショナー1380は、ばね1382がその応力がかかった状態でロックされるテンショナーの初期位置に戻される(図20H)。例えば、示すように、クランプ1384は、ロック1360がロックされるまで、例えば戻り止め1362が凹部1364に再び入るまで、例えばアクチュエーターを作動させることなく(例えば、リング1388を回転させることなく)、アクチュエーター1386を遠位方向に直線的にスライドさせることによって、遠位方向に直線的にスライドさせることができる。(例えば、ばね式または形状設定により)クランプ1384がクランプ解除状態をとることに向けて付勢されるいくつかの用途では、ロック1360は、クランプが好適な軸方向位置に達する場合、例えば、クランプの付勢によって戻り止め1362が凹部1364に入る場合、自動的にロックする(例えば、クリックロックする)。この時点で、テンショナー1380およびカテーテル装置1370全体は、次のアンカーを前進させる準備ができている。
ここで、図1A~20Hを参照する。いくつかの応用例では、組織アンカー220、320、420、520、620、720、820、1020は、必要な変更を加えて、互いに交換可能である。いくつかの応用例では、システム1000、1200、および1400の構成要素は、必要な変更を加えて、互いに交換可能がある。いくつかの応用例では、システム1000、1200、および1400のうちの一つを参照して説明される技術を、必要な変更を加えて、これらのシステムのうちの別のシステムと共に使用することができる。
いくつかの応用例では、組織アンカー220、320、420、520、620、720、820、1020、インプラント210、310、410、510、603、703、803、1010、および/もしくはシステム1000、1200、1300、1400を、装置、システムと組み合わせて使用することができ、ならびに/または、対応する構成要素を置き換えることを含む(ただし、これに限定されない)以下の参考文献の一つまたは複数に記載の方法/技法に必要な変更を加えて使用して、埋め込むことができる。以下の参考文献のそれぞれは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
米国第2015/0272634号として公開されたShepsらによる米国特許出願第14/437,373号(現在、米国特許第9,949,828号)。
米国2018/0049875として公開されたIflahらによる米国特許出願第15/782,687号。
米国2020/0015971号として公開されたBrauonらによる米国特許出願第16/534,875号。
米国2021/0145584として公開されたKasherらによる米国特許出願第17/145,258号。
Shafighらによる米国仮特許出願第63/162,443号。
同様に、上記の参考文献に記載の組織アンカー、インプラント、搬送ツール、システム、およびそれらの構成要素は、対応する構成要素を置き換えることを含む(がこれに限定されない)、本明細書に記載の装置、システム、および/または方法/技術と組み合わせて使用されることができる。
当業者は、本発明が上記で具体的に示され説明されたものに限定されないことを理解するであろう。むしろ、本発明の範囲は、上述した様々な特徴の組み合わせおよび部分的組み合わせの両方、ならびに上記の説明を読むことで当業者が想到するであろう、先行技術にはないその変更および修正を含む。さらに、本明細書に記述または提案される治療技術、方法、動作、ステップ等は、生きた動物で、または非生存シミュレーションで、例えば、死体、死体心、シミュレーター(例えば、シミュレーションされている体の一部、組織等)で実施されることができる。