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JP7723964B2 - 保護部材 - Google Patents
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JP7723964B2 - 保護部材 - Google Patents

保護部材

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Description

本発明は、保護部材、特に、肛門や会陰部等の人体の陰部に装着される保護部材に関する。
痔、脱肛、臀部のせつあるいは産後の子宮脱や会陰部の裂傷等といった陰部の疾患が発症すると、日常生活において、特に着座する際に痛みを伴うこととなる。このような部位の疾患による痛みは、多大な不快感をもたらすことになるから、日常生活の質(QOL)が低下することが懸念される。
特許文献1には、切れ痔、いぼ痔あるいは脱肛等の陰部の疾患が発症した部位に装着される、基布に薬効成分及び粘着剤を含有する粘着剤層が配された局部用医薬部材が開示されている。
特開昭62-283921号公報
ところで、このような陰部の疾患が発症する前に、この部位の血行が良好となるように促すことで、疾患の発生を予防することが期待できるとともに、疾患が発生した後であっても、陰部を保護することによって、痛みを緩和したり痛みが悪化することを防止したりすることが期待できる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、すなわち、日常生活の質の低下につながる陰部の疾患による痛みを抑制することができる保護部材を提供することを課題とするものである。
上記課題を達成するための本発明に係る保護部材は、陰部の形状に倣った内面を有して陰部に装着されて陰部を被覆する、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部と、陰部被覆部に形成される中空部とを備え、この保護部材の陰部被覆部の中空部には、加温あるいは冷却が可能な材料が充填されるものである。
これによれば、保護部材を陰部に装着すると、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部によって陰部が被覆されて保護されることから、例えば、痔、脱肛、子宮脱あるいは会陰部の裂傷等といった陰部の疾患による痛みが緩和される。
さらに、例えば、陰部被覆部に形成された中空部に充填される材料を加温して保護部材を陰部に装着する場合は、陰部及びその周辺の血行が良好となるように促されることから、陰部の疾患の予防あるいは疾患の悪化を防止することができる。
したがって、陰部の疾患による痛みによって、日常生活の質が低下することが抑制される。
この保護部材の中空部は、空隙を備えるものであって、この空隙は、枝状あるいは毛細血管状に形成されるものである。
さらに、中空部に充填される充填剤の材料は保温性を有するものであり、液状またはゲル状であってもよいし、さらに、例えば、電子レンジ、マイクロウェーブ、マイクロ波加熱器、電子調理器具やその他の加温器具で加温されるものであってもよい。
この保護部材は、中空部と連続して形成されて中空部を大気に開放するチューブを備え、チューブを介して充填剤の材料が中空部に導入されるとともにこの充填剤の材料が中空部から排出されるものである。
さらに、チューブの肉厚が[チューブの外径の1/2≧チューブの内径]となるようにチューブが形成されるものであり、中空部に充填された充填剤の材料の流出を阻止する逆止弁がチューブに配置されるものである。
さらに、チューブが中空部側に折り込まれることによってチューブが閉塞されるものであってもよいし、チューブが折曲されて折曲された状態で保持されるものであってもよい。
ところで、この保護部材は、陰部被覆部に装着されて陰部被覆部を被覆する外装材を備えるものである。
さらに、この保護部材は、充填剤の材料を加温あるいは冷却する温度調節機構を備えるものであってもよい。
保護部材が装着される陰部が肛門であってもよいし、会陰部であってもよいし、さらに膣口であってもよい。
より具体的には、請求項1に係る発明は、 陰部の形状に倣った内面を有して前記陰部に装着されて該陰部を被覆する、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部と、該陰部被覆部に枝状あるいは毛細血管状の空隙によって形成された中空部とを備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の保護部材の構成に加えて、前記中空部が、液状またはゲル状の充填剤によって充填されていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の保護部材の構成に加えて、前記中空部と連続して形成されて前記中空部を大気に開放するチューブを更に備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の保護部材の構成に加えて、前記チューブが、[チューブの外径の1/2≧チューブの内径]である肉厚を有することにより、前述した課題を解決するものである。
請求項5に係る発明は、請求項3又は請求項4に記載の保護部材の構成に加えて、前記チューブが、前記中空部に充填された前記充填剤の流出を阻止する逆止弁を備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項6に係る発明は、請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記チューブが、前記中空部側に折り込まれることによって閉塞されることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項7に係る発明は、請求項5乃至請求項6のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記チューブが、折曲された状態で保持されることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項8に係る発明は、請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記陰部被覆部に装着されて該陰部被覆部を被覆する外装材を更に備えていることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項9に係る発明は、請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記充填剤を加温あるいは冷却する温度調節機構を内蔵していることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項10に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記陰部が肛門であることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項11に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記陰部が会陰部であることにより、前述した課題を解決するものである。
請求項12に係る発明は、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の保護部材の構成に加えて、前記陰部が膣口であることにより、前述した課題を解決するものである。
この発明によれば、陰部の疾患による痛みによって、日常生活の質が低下することが抑制される。
本発明の実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な斜視図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な側面図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材のチューブの構成の概略を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材のチューブの構成の概略を説明する模式的な側面図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材のチューブの構成の概略を説明する模式的な側面図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な側面図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の着用状態を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の着用状態を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の着用状態を説明する図である。 同じく、本実施の形態に係る保護部材の着用状態を説明する図である。 他の実施の形態に係る保護部材の材料を加温あるいは冷却する温度調節機構の概略を説明する模式的な側面図である。 同じく、他の実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な側面図である。
次に、図1~図10に基づいて、本発明の実施の形態に係る保護部材について説明する。
図1は、本実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な斜視図であり、図2は、本実施の形態に係る保護部材の構成の概略を説明する模式的な側面図である。
図1及び図2で示すように、保護部材1は、陰部被覆部10、陰部被覆部10に形成される中空部20、中空部20と連通するチューブ30及びチューブ30に配置される逆止弁40を主要構成として備える。
陰部被覆部10は、本実施の形態では、硬度が皮膚の硬度よりも十分に柔らかい「JIS K 6253」に準拠したデュロメータタイプE(シェアE)による超低硬度(硬度20°以下)の柔軟性かつ伸び率が皮膚の伸び率と同等あるいはそれ以上の70%以上の伸長性を有する弾性のある樹脂(例えばエラストマー)によって形成される。
この陰部被覆部10は、本実施の形態では、肛門や会陰部等の陰部の形状に倣った内面10a及び内面10aと反対側の外面10bを備え、内面10aにおいて陰部に装着されて陰部を被覆する。
さらに、陰部被覆部10は、内面10aと外面10bとの間に任意の厚みを有して形成され、この任意の厚みにおいて中空部20が形成される。
中空部20は、加温あるいは冷却が可能な材料である充填材が充填される任意の空間であって、本実施の形態では、空隙20aを備えて構成される。
空隙20aは、本実施の形態では、陰部被覆部10を網羅するように、枝状あるいは毛細血管状に形成され、この空隙20aに充填材が充填される。すなわち、保護部材1は、陰部被覆部10に、枝状あるいは毛細血管状の空隙20aによって形成された中空部20を備えており、この中空部20が、液状またはゲル状の充填剤によって充填されている。
この中空部20の空隙20aに充填される充填材は、本実施の形態では、溶液、ゲル等の比熱が高く保温性に優れる水系の材料が想定されるが、例えば、高分子吸収剤を含む高分子物質、パルプ繊維等の液体吸収性繊維あるいは液体吸収性粒状物等であってもよい。
チューブ30は、本実施の形態では、基端30a及び先端30bを有する円筒状あるいは扁平な楕円状であって、基端30a側において中空部20と連続するとともに、先端30b側が陰部被覆部10から突出して中空部20を大気に開放する。すなわち、保護部材1は、中空部20と連続して形成されて中空部20を大気に開放するチューブ30を更に備えている。
図3は、チューブ30の構成の概略を説明する図である。図示のように、チューブ30は、チューブ30の肉厚Tが[チューブの外径Φ1の1/2≧チューブの内径Φ2]となるように形成される。すなわち、チューブ30が、[チューブ30の外径の1/2≧チューブ30の内径]である肉厚を有している。
チューブ30の肉厚Tが[チューブの外径Φ1の1/2≧チューブの内径Φ2]となるように形成されることによって、チューブ30が厚肉となることから、チューブ30の素材が超低硬度の柔軟性を有するエラストマーであっても、チューブ30の形状が円筒状あるいは楕円状に保持される。
図2で示すように、逆止弁40は、本実施の形態では、チューブ30の内周面に配置されて、中空部20に充填された充填材がチューブ30の先端30b側に逆流することを阻止するものである。すなわち、チューブ30は、中空部20に充填された充填剤の流出を阻止する逆止弁40を備えている。
この逆止弁40は、本実施の形態では、チューブ30の内周面においてチューブ30と一体的に形成される樹脂製であってもよいし、チューブ30と別体でチューブ30に配置されるものであってもよい。
この逆止弁40は、本実施の形態では、生物模倣型の人工弁(心臓弁、静脈弁)、ダックビル弁あるいはアンブレラ弁等の種々の弁が採用される。
一方、図4(a)で示すように、チューブ30の先端30bが基端30a及び中空部20側に折り込まれることによって、図4(b)で示すように、チューブ30が閉止されるように構成してもよい。
この場合、逆止弁40をチューブ30に配置することなく、中空部20に充填された充填材がチューブ30の先端30b側に逆流することが阻止されることから、保護部材1を簡易に構成することができる。
さらに、チューブ30が、比較的長尺に形成されている場合は、図5で示すように、基端30a側の任意の位置において先端30b側が折曲されると、本実施の形態では、チューブ30は肉厚Tが厚肉に形成されることから、チューブ30が閉止される。
本実施の形態では、肉厚Tが十分に厚肉に形成されたチューブ30を折曲するという簡易な動作によって、チューブ30が閉止されることから、例えば高齢者や病人等といった力の弱い者であっても、簡易にチューブ30の閉止を行うことができる。
このとき、例えば、陰部被覆部10の外面10bに図示しないポケット構造が装備されて、折曲されたチューブ30がこのポケット構造内に収納されるように構成されることが好ましい。
図6は、保護部材1の構成の概略を説明する模式的な側面図である。図示のように、保護部材1には、本実施の形態では、陰部被覆部10の全体を被覆する外装材60が陰部被覆部10に装着される。
この外装材60は、本実施の形態では、シリコンやオーガニック系の繊維等といった、伸縮性が高く皮膚への刺激が少ない素材によって形成され、陰部被覆部10への着脱が容易であって、洗浄して再利用することが可能である。
この外装材60が陰部被覆部10に装着されると、先端10b側が基端10a側に折曲されたチューブ30も被覆されることから、チューブ30が不意に揺動することが規制される。
次に、本実施の形態の保護部材1の使用手順を説明する。
なお、本実施の形態では、チューブ30が比較的短尺に形成され、このチューブ30に逆止弁40が配置されている場合を例として説明する。
まず、陰部被覆部10の中空部20に充填材を充填する。本実施の形態では、例えば、溶液やゲル等といった比熱が高く保温性に優れる水系の材料からなる充填材を、チューブ30の先端30b側の開口から中空部20に充填する。
本実施の形態では、中空部20は、陰部被覆部10を網羅するように形成された枝状あるいは毛細血管状の空隙20aを備えることから、この中空部20に充填材が充填されると、充填材が陰部被覆部10にまんべんなく分散して充填される。
中空部30に充填材を充填すると、本実施の形態では、逆止弁40によって充填材がチューブ30の先端30b側に逆流することが阻止される。
続いて、保護部材1を使用する目的に応じて、中空部20に充填された充填材を、陰部被覆部10を介して加温または冷却する。保護部材1を使用する目的が、例えば陰部の血行が良好となるように促すことであるような場合は、充填材あるいは陰部被覆部10を加温する。
本実施の形態では、充填材は、保温性に優れる材料で構成されることから、陰部被覆部10を介した充填材の加温によって、良好な蓄熱効果を発揮する。
陰部被覆部10を介して充填材を加温する場合は、本実施の形態では、充填材が充填された保護部材1を電子調理器具である電子レンジやヒーター付き容器など加温器具に投入して、加温する。
本実施の形態では、枝状あるいは毛細血管状の空隙20aに充填されて陰部被覆部10にまんべんなく分散して充填された充填材が加温されることから、保護部材1が全体的にムラなく加温される。
なお、電子レンジに保護部材1を投入して加温することで、比較的短時間で陰部被覆部10を介して充填材を加温することができるし、保護部材1の殺菌効果も期待できることから、衛生的にも好ましい。
一方、保護部材1を使用する目的が、例えば保護部材1を陰部に装着した際の涼感を得ることを目的とするような場合は、陰部被覆部10を介して充填材を冷却する。
陰部被覆部10を介して充填材を冷却する場合は、本実施の形態では、例えば保護部材1を冷水に浸漬させることによって冷却してもよい。
さらに、保護部材1を使用する目的が、例えば陰部の痛みの緩和であるような場合は、充填材あるいは陰部被覆部10の加温あるいは冷却は、要望に応じて適宜実行すればよい。
続いて、陰部被覆部10に外装材60を装着して、保護部材1を陰部に装着する。
本実施の形態では、保護部材1は、陰部被覆部10が超低硬度の柔軟性かつ高い伸長性を有するエラストマーによって形成されることから、保護部材1を着用する際、着用者は容易に陰部に陰部被覆部10を装着させて保護部材1を着用することができる。
さらに、陰部被覆部10が超低硬度の柔軟性かつ高い伸長性を有するエラストマーによって形成されることから、陰部にフィットして着用者に良好な着用感をもたらすとともに、着用者の外観に影響を及ぼすこともない。
図7~図10は、保護部材1の着用状態を説明する図である。図から明らかなように、着用者P1は男性であり、着用者P2は女性である。
例えば、痔や脱肛(直腸脱)等といった肛門の疾患の予防あるいは痛みの緩和等を目的として保護部材1を使用する場合は、図7及び図8で示すように、着用者P1及びP2の肛門に保護部材1を装着する。
肛門への装着に際しては、陰部被覆部10の内面10aが着用者P1及びP2の肛門を覆うようにあてがわれて、保護部材1が肛門に装着される。この場合、例えば陰部被覆部10の内面10aにハイドロコロイド等を介在させて陰部被覆部10が肛門に貼り付けられて装着されるものであってもよい。
このように、保護部材1を肛門に装着すると、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部10によって肛門が被覆されて保護されることから、例えば、痔や脱肛等といった肛門の疾患による痛みが緩和される。
さらに、陰部被覆部10を介して加温された充填材が充填された保護部材1を肛門に装着する場合は、肛門及びその周辺の血行が良好となるように促されることから、痔の予防あるいは痔の悪化を防止することができる。
したがって、肛門の疾患による痛みによって、日常生活の質が低下することが抑制される。
一方、例えば、会陰部の裂傷等に伴う陰部の痛みの緩和等を目的として保護部材1を使用する場合は、図9で示すように、着用者P2の会陰部に保護部材1を装着する。
会陰部への装着に際しては、陰部被覆部10の内面10aが着用者P2の会陰部を覆うようにあてがわれて、保護部材1が会陰部に装着される。この場合、例えば陰部被覆部10の内面10aにハイドロコロイド等を介在させて陰部被覆部10が会陰部に貼り付けられて装着されるものであってもよい。
このように、保護部材1を会陰部に装着すると、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部10によって会陰部が被覆されて保護されることから、例えば、会陰部の裂傷等といった会陰部の疾患による痛みが緩和される。
他方、陰部被覆部10を介して充填材を加温した保護部材1を会陰部に装着する場合は、会陰部及びその周辺の血行が良好となるように促されることから、会陰部の疾患の予防や、着用者の身体を温めるいわゆる「温活」に資することができる。
さらに、例えば、産後の子宮脱の予防あるいは子宮脱に伴う痛みの緩和等を目的として保護部材1を使用する場合は、図10で示すように、着用者P2の膣口に保護部材1を装着する。
膣口への装着に際しては、陰部被覆部10の内面10aが着用者P2の膣口を覆うようにあてがわれて、保護部材1が膣口に装着される。この場合、例えば陰部被覆部10の内面10aにハイドロコロイド等を介在させて陰部被覆部10が膣口に貼り付けられて装着されるものであってもよい。
このように、保護部材1を膣口に装着すると、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部10によって膣口が被覆されて保護されることから、例えば、産後の子宮脱の予防あるいはこれに伴う痛みが緩和される。
ところで、入浴や排便等の適時に保護部材1を肛門あるいは会陰部等の陰部から取り外した場合は、陰部被覆部10から外装材60を任意で取り外して、外装材60を洗浄する。
さらに、中空部20に充填した充填材を入れ替える場合は、チューブ30を介して充填材を排出させて中空部20を洗浄し、新たな充填材を中空部20に充填する。又は、逆止弁に逆止弁の硬度以上の硬さのチューブを別途挿入し、そのチューブから洗浄水を送液し、チューブの挿入により開口したバルブの開口部を通じて充填材を排出してもよい。チューブは2つ設けて、1つは送液用、もう一方は排出用としてもよい。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されることはなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施の形態では、保護部材1が電子レンジなど加温器具に投入されて、陰部被覆部10を介して充填材が加温される場合や、保護部材1が冷水に浸漬されて陰部被覆部10を介して充填材が冷却される場合を説明したが、充填材を加温または冷却する温度調節機構で加温または冷却してもよい。
図11で示すように、温度調節機構50は、陰部被覆部10に接続されて、陰部被覆部10を介して充填材を加温する小型のヒータであってもよいし、陰部被覆部10に接続されて陰部被覆部10を介して充填材を冷却する小型のエアクーラであってもよい。
さらに、温度調節機構50は、用途に応じて加温及び冷却の選択が可能であって、陰部被覆部10に接続されて充填材あるいは陰部被覆部10を加温または冷却する装置であってもよい。
なお、温度調節機構50を陰部被覆部10に内蔵して充填材を加温または冷却するように構成してもよい。
上記実施の形態では、中空部20が空隙20aを備えて構成され、この空隙20aが、陰部被覆部10を網羅するように枝状あるいは毛細血管状に形成される場合を説明したが、例えば図12で示すように、単一の中空部20として構成されるものであってもよい。
上記実施の形態では、陰部被覆部10がエラストマーで形成された場合を説明したが、例えば、シリコンやシリコンゲル等の材料によって形成されるものであってもよい。
上記実施の形態では、チューブ30の長尺方向の任意の位置において、チューブ30の先端30b側を基端30a側において折曲することによって、チューブ30が閉止される場合を説明したが、クリップや輪ゴム等の部材によってチューブ30が閉止されるように構成してもよい。
上記実施の形態では、充填材あるいは陰部被覆部10を加温あるいは冷却した後に外装材60を陰部被覆部10に装着する場合を説明したが、陰部被覆部10に外装材60を装着した後に充填材あるいは陰部被覆部10を加温あるいは冷却してもよい。
1 保護部材
10 陰部被覆部
10a 内面
10b 外面
20 中空部
30 チューブ
40 逆止弁
50 温度調節機構
60 外装材

Claims (12)

  1. 陰部の形状に倣った内面を有して前記陰部に装着されて該陰部を被覆する、柔軟性かつ伸長性を有する陰部被覆部と、
    該陰部被覆部に枝状あるいは毛細血管状の空隙によって形成された中空部とを備えている保護部材。
  2. 前記中空部が、液状またはゲル状の充填剤によって充填されている請求項1に記載の保護部材。
  3. 前記中空部と連続して形成されて前記中空部を大気に開放するチューブを更に備えている請求項2に記載の保護部材。
  4. 前記チューブが、[チューブの外径の1/2≧チューブの内径]である肉厚を有している請求項3に記載の保護部材。
  5. 前記チューブが、前記中空部に充填された前記充填剤の流出を阻止する逆止弁を備えている請求項3又は請求項4に記載の保護部材。
  6. 前記チューブが、前記中空部側に折り込まれることによって閉塞される請求項3乃至請求項5のいずれか1項に記載の保護部材。
  7. 前記チューブが、折曲された状態で保持される請求項5乃至請求項6のいずれか1項に記載の保護部材。
  8. 前記陰部被覆部に装着されて該陰部被覆部を被覆する外装材を更に備えている請求項2乃至請求項7のいずれか1項に記載の保護部材。
  9. 前記充填剤を加温あるいは冷却する温度調節機構を内蔵している請求項2乃至請求項8のいずれか1項に記載の保護部材。
  10. 前記陰部が、肛門である請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の保護部材。
  11. 前記陰部が、会陰部である請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の保護部材。
  12. 前記陰部が、膣口である請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の保護部材。
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