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JP7724120B2 - 制御方法及び撮像装置 - Google Patents
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JP7724120B2 - 制御方法及び撮像装置 - Google Patents

制御方法及び撮像装置

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Description

本開示の技術は、制御方法及び撮像装置に関する。
特許文献1には、撮像画像に基づいて、被写体角速度を算出する算出手段と、算出された被写体角速度に基づいて、補正手段を駆動することにより、流し撮り時の被写体に係る像ブレを補正する制御手段と、を有し、制御手段は、撮影シーンを含む被写体情報に基づいて、撮影シーンに応じた被写体に係る像ブレの補正位置を決定し、像ブレの補正位置に基づき算出される被写体角速度に基づいて、補正手段を駆動する光学機器が開示されている。
特許文献2には、流し撮りが可能な撮像装置であって、時間的に連続した画像に基づいて被写体の動きベクトルと撮像装置の動きとに基づいて、撮像装置に対する被写体の角速度を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段により算出された複数の角速度に基づいて、撮像装置に対する被写体の角加速度を算出する第2の算出手段と、第2の算出手段により算出された角加速度に応じて露光時の撮像装置に対する被写体の角速度を決定する決定手段と、決定手段により決定された角速度に基づいて補正素子を移動させ、被写体の像ブレを補正する補正手段と、を備え、決定手段は、第1の算出手段により算出された角速度に応じた値域に第2の算出手段により算出される角加速度が含まれるか否かに応じて、露光時の撮像装置に対する被写体の角速度の決定に用いる角加速度を変更する撮像装置が開示されている。
特許文献3には、イメージセンサの出力に基いて画像のブレを検出する画像ブレ検出手段と、カメラ内部に設けられたメカセンサの出力に基いてブレを検出し、それによる画像のブレを演算するメカブレ検出手段と、上記画像ブレ検出手段の出力と上記メカブレ検出手段とから被写体の移動速度に関する情報を検出する被写体移動速度検出手段と、上記被写体の移動速度と露出時間とから露出中のブレ補正量を演算するブレ補正量演算手段と、上記ブレ補正量に基いて上記カメラのブレ補正機構の初期位置をプリセットする初期位置設定手段と、上記画像ブレ検出手段と上記メカブレ検出手段の出力に基いて上記ブレ補正機構の制御を行うブレ補正制御手段と、を具備するカメラのブレ防止装置が開示されている。
特開2021-082932号公報 特開2019-092037号公報 特開平04-163535号公報
本開示の技術に係る一つの実施形態は、例えば、イメージセンサ又は撮像レンズに加わる揺れを、移動体に関する要因に応じて補正することができる制御方法及び撮像装置を提供する。
本開示の技術に係る第1の態様は、移動体及び撮像装置を備えたシステムに用いられる制御方法であって、移動体の移動情報を含む要因情報を撮像装置が取得する取得工程と、要因情報に基づいて、撮像装置に設けられているイメージセンサ又は撮像レンズを移動させる移動機構の位置を調整する調整工程と、調整工程を実行した後に、イメージセンサにより被写体を撮像する撮像工程と、撮像工程を実行する場合に、イメージセンサ又は撮像レンズに加わる揺れを、移動機構を用いて補正する補正工程と、を含む制御方法である。
本開示の技術に係る第2の態様は、移動体及び撮像装置を備えたシステムに用いられる制御方法であって、移動体の速度及び方向に関する移動情報を含む要因情報を撮像装置が取得する取得工程と、撮像装置に設けられているイメージセンサにより被写体を撮像する撮像工程と、撮像工程を実行する場合に、イメージセンサに加わる揺れを、イメージセンサを移動させる移動機構を用いて要因情報に基づいて補正する補正工程と、を含む制御方法である。
本開示の技術に係る第3の態様は、移動体に搭載される撮像装置であって、撮像装置のプロセッサは、移動体の速度及び方向に関する移動情報を含む要因情報を取得する取得処理と、要因情報に基づいて、撮像装置に設けられているイメージセンサ又は撮像レンズを移動させる移動機構の位置を調整する調整処理と、調整処理を実行した後に、イメージセンサにより被写体を撮像する撮像処理と、撮像処理を実行する場合に、イメージセンサ又は撮像レンズに加わる揺れを、移動機構を用いて補正する補正処理と、を実行する撮像装置である。
撮像システムの一例を示す平面図である。 撮像装置及び飛行体の一例を示す側面図である。 飛行体のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 撮像装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 撮像装置に搭載されたCPUの機能的な構成の一例を示すブロック図である。 取得部の動作の一例を説明するブロック図である。 推測部の動作の一例を説明するブロック図である。 設定部の第1動作の一例を説明するブロック図である。 設定部の第2動作の一例を説明するブロック図である。 調整処理部の第1動作の一例を説明するブロック図である。 調整処理部の第2動作の一例を説明するブロック図である。 撮像処理部の動作の一例を説明するブロック図である。 補正処理部の第1動作の一例を説明するブロック図である。 調整処理部の第2動作の一例を説明するブロック図である。 データ出力部の動作の一例を説明するブロック図である。 撮像支援処理の流れの一例を示すフローチャートである。 取得部の第1変形例を示すブロック図である。 取得部の第2変形例を示すブロック図である。 取得部の第3変形例を示すブロック図である。 上記推測部とは別の推測部を追加した変形例を示すブロック図である。 撮像支援処理の流れの変形例を示すフローチャートである。 別の推測部の変形例を示すブロック図である。 撮像装置の防振機能及び調整処理部の変形例を示すブロック図である。 撮像装置の防振機能及び補正処理部の変形例を示すブロック図である。 撮像システム、取得部、及び調整処理部の変形例を示すブロック図である。 撮像システム、取得部、及び補正処理部の変形例を示すブロック図である。 撮像システムの変形例を示すブロック図である。
以下、添付図面に従って本開示の技術に係る制御方法及び撮像装置の実施形態の一例について説明する。
一例として図1に示すように、撮像システムSは、対象物2を撮像可能なシステムであり、飛行体10、撮像装置50、送信機150、及び風速計160を備える。飛行体10は、本開示の技術に係る「移動体」の一例である。対象物2は、本開示の技術に係る「被写体」の一例である。
飛行体10は、例えばドローン等の無人航空機である。飛行体10は、複数の回転翼12を有する。飛行体10は、複数の回転翼12の回転数を調節することにより、鉛直方向への移動、水平方向への移動、旋回、及びホバリング等を行うことが可能である。図1には、一例として、飛行体10が対象物2に沿って水平方向に移動する様子が示されている。
撮像装置50は、飛行体10に搭載されている。撮像装置50は、例えば、デジタルカメラである。撮像装置50は、飛行体10の前方を撮像する向きで配置されている。飛行体10が対象物2に沿って水平方向に移動しながら、撮像装置50によって対象物2が複数回に亘って撮像されることにより、対象物2に対する流し撮りが行われる。
送信機150は、飛行体10及び撮像装置50と通信可能に接続されている。送信機150は、ユーザ4による飛行指示を受け付けた場合、飛行指示を示す飛行指示情報200を飛行体10に対して送信する。飛行指示情報200は、飛行体10に対して鉛直方向への移動、水平方向への移動、旋回、及びホバリング等を行わせるための指示情報である。飛行指示情報200は、飛行体10が移動する速度及び方向に関する指示情報を含む。飛行体10は、飛行指示情報200に基づいて飛行する。
また、送信機150は、ユーザ4による撮像指示を受け付けた場合、撮像指示を示す撮像指示情報202を撮像装置50に対して送信する。撮像指示情報202は、撮像装置50に対して被写体(一例として、対象物2)を撮像させるための指示情報である。撮像装置50は、撮像指示情報202に基づいて被写体を撮像する。
風速計160は、撮像装置50と通信可能に接続されている。風速計160は、飛行体10が飛行する環境(以下、飛行環境と称する)に設置されている。風速計160は、飛行環境に生じる風6の速さ(以下、風速と称する)を検出し、検出した風速に応じた風情報208を撮像装置50に対して送信する。風情報208は、本開示の技術に係る「風情報」の一例である。
一例として図2に示すように、飛行体10は、ジンバル機構14を備える。ジンバル機構14は、飛行体10に対して撮像装置50を支持している。一例として、ジンバル機構14は、3軸ジンバル機構であり、3軸周りに生じる振動を吸収する構成である。ジンバル機構14は、ジンバル機構14の3軸が撮像装置50のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸と一致する向きで撮像装置50に対して取り付けられている。一例として図2に示す軸Y、軸P、及び軸Rは、撮像装置50のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸をそれぞれ示している。撮像装置50のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸は、飛行体10のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸とそれぞれ一致する。
ジンバル機構14は、機械的な構成によって振動を吸収する機械式ジンバル機構でもよく、電動アクチュエータによって振動を吸収する電動式ジンバル機構でもよい。また、ジンバル機構14は、2軸ジンバル機構でもよい。ジンバル機構14が2軸ジンバル機構である場合、ジンバル機構14の2軸のうちの第1軸は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸のうちのいずれかの軸と一致し、ジンバル機構14の2軸のうちの第2軸は、ヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸のうちの残余のいずれかの軸と一致する。ジンバル機構14は、本開示の技術に係る「ジンバル機構」の一例である。
一例として図3に示すように、飛行体10は、コンピュータ20、飛行装置22、加速度センサ24、測位ユニット26、通信I/F(Interface)28、及び入出力I/F30を備えている。
コンピュータ20は、CPU(Central Processing Unit)32、NVM(Non-volatile memory)34、及びRAM(Random Access Memory)36を備えている。CPU32、NVM34、及びRAM36は、バス38を介して相互に接続されており、バス38は、入出力I/F30に接続されている。
NVM34は、非一時的記憶媒体であり、各種パラメータ及び各種プログラムを記憶している。例えば、NVM34は、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory))である。但し、これは、あくまでも一例に過ぎず、フラッシュメモリと共に、HDD(Hard Disk Drive)等をNVM34として適用してもよい。RAM36は、各種情報を一時的に記憶し、ワークメモリとして用いられる。
CPU32は、NVM34から必要なプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM36上で実行する。CPU32は、RAM36上で実行するプログラムに従って飛行体10の全体を制御する。
飛行装置22は、複数の回転翼12、複数のモータ42、及びモータドライバ44を有する。図3に示す例では、複数の回転翼12の数は、一例として、4つである。複数のモータ42の数は、複数の回転翼12と同数である。モータドライバ44は、入出力I/F30及びバス38を介してCPU32と接続されている。モータドライバ44は、CPU32からの指示に従って、複数のモータ42を個別に制御する。各モータ42の回転軸には、回転翼12が固定されている。各モータ42は、回転翼12を回転させる。
加速度センサ24は、飛行体10のピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸の各軸方向の加速度を検出する。加速度センサ24は、飛行体10の各軸方向の加速度に応じた加速度情報220を出力する。
測位ユニット26は、飛行体10の位置を検出する。測位ユニット26は、受信器46を有する。受信器46は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)から送信された位置情報(図示省略)を受信する。GNSSの一例としては、GPS(Global Positioning System)等が挙げられる。測位ユニット26は、受信器46で受信された位置情報に基づいて飛行体10の位置を検出し、飛行体10の位置に応じた測位情報222を出力する。
通信I/F28は、送信機150及び撮像装置50と通信可能に接続される。通信I/F28は、既定の無線通信規格で送信機150及び撮像装置50と通信可能に接続されてもよく、既定の有線通信規格で送信機150及び撮像装置50と通信可能に接続されてもよい。既定の無線通信規格としては、例えば、Bluetooth(登録商標)等が挙げられる。なお、これ以外の無線通信規格(例えば、Wi-Fi又は5G等)であってもよい。通信I/F28は、送信機150から送信された情報を受信し、受信した情報を、バス38を介してCPU32に出力する。また、通信I/F28は、CPU32からの要求に応じた情報を撮像装置50に送信する。
一例として図4に示すように、撮像装置50は、撮像装置本体52及びレンズユニット54を備えている。撮像装置本体52は、メカニカルシャッタ56、シャッタ用アクチュエータ58、シャッタ用ドライバ60、イメージセンサ62、イメージセンサ用ドライバ64、ぶれ補正機構66、ぶれ補正用ドライバ68、レンズ用ドライバ70、加速度センサ72、コンピュータ74、画像メモリ76、通信I/F78、及び入出力I/F80を備えている。
シャッタ用ドライバ60、イメージセンサ用ドライバ64、ぶれ補正用ドライバ68、レンズ用ドライバ70、加速度センサ72、コンピュータ74、画像メモリ76、及び通信I/F78は、入出力I/F80に接続されている。
コンピュータ74は、CPU82、NVM84、及びRAM86を備えている。CPU82、NVM84、及びRAM86は、バス88を介して接続されており、バス88は、入出力I/F80に接続されている。
NVM84は、非一時的記憶媒体であり、各種パラメータ及び各種プログラムを記憶している。例えば、NVM84は、フラッシュメモリ(例えば、EEPROM)である。但し、これは、あくまでも一例に過ぎず、フラッシュメモリと共に、HDD等をNVM84として適用してもよい。RAM86は、各種情報を一時的に記憶し、ワークメモリとして用いられる。
プロセッサであるCPU82は、NVM84から必要なプログラムを読み出し、読み出したプログラムをRAM86で実行する。CPU82は、RAM86で実行するプログラムに従って撮像装置50の全体を制御する。図4に示す例では、シャッタ用ドライバ60、イメージセンサ用ドライバ64、ぶれ補正用ドライバ68、レンズ用ドライバ70、加速度センサ72、画像メモリ76、及び通信I/F78がCPU82によって制御される。
イメージセンサ62は、一例として、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサである。ここでは、イメージセンサ62としてCMOSイメージセンサを例示しているが、本開示の技術はこれに限定されず、例えば、イメージセンサ62がCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の他種類のイメージセンサであっても本開示の技術は成立する。
イメージセンサ62には、イメージセンサ用ドライバ64が接続されている。イメージセンサ用ドライバ64は、イメージセンサ62によって行われる撮像のタイミングを規定する撮像タイミング信号を、CPU82からの指示に従ってイメージセンサ62に供給する。イメージセンサ62は、イメージセンサ用ドライバ64から供給された撮像タイミング信号に従って、リセット、露光、及び電気信号の出力を行う。イメージセンサ62には、移動機構90が組み付けられており、イメージセンサ62は、移動機構90に固定されている。移動機構90は、例えば、イメージセンサ62を支持するホルダ等である。移動機構90は、本開示の技術に係る「移動機構」の一例である。
撮像レンズ96には、被写体光が入射する。被写体光は、撮像レンズ96によってイメージセンサ62の受光面62Aに結像される。イメージセンサ62は、信号処理回路(図示省略)を有する。信号処理回路は、アナログの画像データをデジタル化することにより、デジタルの画像データ232を生成し、画像データ232を出力する。
画像メモリ76は、例えば、EEPROMである。但し、これは、あくまでも一例に過ぎず、EEPROMに代えて、又は、EEPROMと共に、HDD又はSSD(Solid State Drive)等を画像メモリ76として適用してもよい。画像メモリ76には、イメージセンサ62によって生成された画像データ232が記憶される。CPU82は、画像メモリ76から画像データ232を取得し、取得した画像データ232を用いて各種処理を実行する。
メカニカルシャッタ56は、一例として、フォーカルプレーンシャッタであり、絞り104と受光面62Aとの間に配置されている。メカニカルシャッタ56は、先幕56A及び後幕56Bを備えている。シャッタ用アクチュエータ58は、先幕56Aの開閉及び後幕56Bの開閉を行う。なお、撮像装置50は、メカニカルシャッタ56の代わりに、電子シャッタ機能を有していてもよい。
加速度センサ72は、撮像装置50のピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸の各軸方向の加速度を検出する。加速度センサ72は、撮像装置50の各軸方向の加速度に応じた加速度情報230を出力する。
ぶれ補正機構66は、イメージセンサ62により撮像されることで得られた画像に撮像装置50の振動に伴ってぶれが生じた場合には、画像のぶれを補正する方向へ移動機構90と一体にイメージセンサ62を移動させて画像のぶれを補正する機構である。
ぶれ補正機構66は、位置センサ92及びぶれ補正用アクチュエータ94を備える。位置センサ92は、例えば、ホール素子及びセンサ磁石を備えており、イメージセンサ62のヨー軸方向の位置、ピッチ軸方向の位置、及びピッチ軸周りの位置を検出する。位置センサ92は、イメージセンサ62のヨー軸方向の位置、ピッチ軸方向の位置、及びピッチ軸周りの位置に応じた位置情報を出力する。イメージセンサ62のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸は、撮像装置50のヨー軸、ピッチ軸、及びロール軸と一致する。
ぶれ補正用アクチュエータ94は、例えば、ボイスコイルモータ又は圧電素子を備えており、ぶれ補正用ドライバ68から出力された駆動信号に応じて駆動する。ぶれ補正用アクチュエータ94は、イメージセンサ62をヨー軸方向及びピッチ軸方向に移動させ、かつ、イメージセンサ62をピッチ軸周りに回転させる。ぶれ補正用ドライバ68は、CPU82からの指示に従って、ぶれ補正用アクチュエータ94を制御する。ぶれ補正用アクチュエータ94は、移動機構90に対して動力を付与する。移動機構90は、ぶれ補正用アクチュエータ94から付与された動力に基づいて、イメージセンサ62を移動させる。イメージセンサ62及び移動機構90の可動範囲は、ぶれ補正用アクチュエータ94の可動範囲によって制限される。
なお、「撮像装置50のぶれ」とは、撮像装置50において、撮像レンズ96の光軸OAと受光面62Aとの位置関係が変動する現象を指す。撮像装置50のぶれが発生すると、像のぶれが発生する。像の一例としては、イメージセンサ62によって撮像されることで得られた画像、又は、受光面62Aに結像されることで得られた光学的な像(以下、単に「像」又は「被写体像」とも称する)が挙げられる。
「像のぶれ」とは、振動現象に伴って光軸OAが傾くことにより被写体像が基準位置からずれる現象、すなわち、光軸OAの被写体に対する相対的な移動に伴って被写体像が基準位置からずれる現象を指す。振動現象とは、撮像装置50の外部(例えば、風又は飛行体10等)から振動が撮像レンズ96に伝達されることにより撮像レンズ96が振動する現象を指す。また、「光軸OAが傾く」とは、例えば、基準軸(例えば、振動現象が発生する前の光軸OA(すなわち、撮像装置50が静止している場合の光軸OA))に対して光軸OAが傾くことを意味する。また、「基準位置」とは、例えば、撮像レンズ96に対して振動が与えられていない状態で得られる被写体像の位置(例えば、受光面62A内での被写体像の位置)を指す。
また、「像のぶれを補正する」ことには、撮像装置50のぶれによってぶれた像の位置を撮像装置50のぶれが生じる前の像の位置に一致させることの他に、撮像装置50のぶれによってぶれた像の位置を撮像装置50のぶれが生じる前の像の位置に近づけることも含まれる。
通信I/F78は、飛行体10、送信機150、及び風速計160と通信可能に接続される。通信I/F78は、通信I/F28と同様の技術が適用可能である。通信I/F78は、飛行体10から送信された情報を受信し、受信した情報を、バス88を介してCPU82に出力する。また、通信I/F78は、送信機150から送信された情報を受信し、受信した情報を、バス88を介してCPU82に出力する。さらに、通信I/F78は、風速計160から送信された情報を受信し、受信した情報を、バス88を介してCPU82に出力する。
レンズユニット54は、撮像レンズ96を備えている。撮像レンズ96は、一例として、対物レンズ98、フォーカスレンズ100、ズームレンズ102、及び絞り104を有する。
また、レンズユニット54は、レンズ用ドライバ70、第1アクチュエータ108、第2アクチュエータ110、第3アクチュエータ112、第1位置センサ114、第2位置センサ116、及び絞り量センサ118を備えている。レンズ用ドライバ70は、CPU82からの指示に従って第1アクチュエータ108、第2アクチュエータ110、及び第3アクチュエータ112を制御する。
第1位置センサ114は、フォーカスレンズ100の光軸OA上での位置を検出し、検出したフォーカスレンズ100の位置に応じた第1位置情報を、レンズ用ドライバ70を介してCPU82に対して出力する。第2位置センサ116は、ズームレンズ102の光軸OA上での位置を検出し、検出したズームレンズ102の位置に応じた第2位置情報を、レンズ用ドライバ70を介してCPU82に対して出力する。絞り量センサ118は、開口の大きさ(すなわち、絞り量)を検出し、検出した開口の大きさに応じた第3位置情報を、レンズ用ドライバ70を介してCPU82に対して出力する。第1位置センサ114、第2位置センサ116、及び絞り量センサ118の一例としては、ポテンショメータが挙げられる。
一例として図5に示すように、撮像装置50のNVM84には、撮像支援プログラム120が記憶されている。撮像支援プログラム120は、本開示の技術に係る「プログラム」の一例である。CPU82は、NVM84から撮像支援プログラム120を読み出し、読み出した撮像支援プログラム120をRAM86上で実行する。CPU82は、RAM86上で実行する撮像支援プログラム120に従って撮像支援処理を行う。撮像支援処理は、CPU82が撮像支援プログラム120に従って、取得部122、取得判定部124、推測部126、設定部128、調整処理部130、撮像処理部132、補正処理部134、及びデータ出力部136として動作することで実行される。
一例として図6に示すように、取得部122は、要因情報204Aを取得する。要因情報204Aは、移動情報206、風情報208、距離情報210、及びジンバル情報212を含む。移動情報206は、飛行体10が移動する速度に関する速度情報206Aと、飛行体10が移動する方向に関する方向情報206Bとを含む。風情報208は、飛行環境の風速に関する情報である。距離情報210は、撮像装置50と対象物2との間の距離Lに関する情報である。ジンバル情報212は、ジンバル機構14に関する情報である。取得部122は、以下の要領で、移動情報206、風情報208、距離情報210、及びジンバル情報212を取得する。
送信機150は、ユーザ4による指示に従って飛行体10の速度及び方向に関する飛行指示情報200を飛行体10に対して送信する。飛行体10は、受信した飛行指示情報200を移動情報206として撮像装置50に対して送信する。取得部122は、撮像装置50で受信された移動情報206を取得する。すなわち、移動情報206は、送信機150から飛行体10に対して入力された速度及び方向に関する飛行指示情報200に基づく情報である。飛行指示情報200は、本開示の技術に係る「指示情報」の一例である。
風速計160は、飛行環境の風速を検出し、検出した風速に応じた風情報208を撮像装置50に対して送信する。取得部122は、撮像装置50で受信された風情報208を取得する。風情報208は、本開示の技術に係る「風情報」の一例である。
第1位置センサ114は、フォーカスレンズ100の光軸OA上での位置を検出し、検出したフォーカスレンズ100の位置に応じた第1位置情報240をCPU82に対して出力する。取得部122は、第1位置情報240に基づいて距離情報210を取得する。
具体的には、取得部122は、撮像装置50と対象物2との間の距離Lの一例として、物体距離を算出する。物体距離は、撮像レンズ96の主点から合焦状態にある被写体(一例として、対象物2)までの深度方向に沿った距離である。取得部122は、第1位置センサ114によって検出されたフォーカスレンズ100の位置を示す第1位置情報240に基づいて物体距離を算出することにより、物体距離を示す距離情報210を取得する。距離情報210は、本開示の技術に係る「距離情報」の一例である。
NVM84には、ジンバル情報212が予め記憶されている。一例として、ジンバル情報212は、軸情報212A及び周波数帯域情報212Bを含む。軸情報212Aは、ジンバル機構14の軸に関する情報である。一例として、軸情報212Aは、ジンバル機構14の軸の数に関する情報である。周波数帯域情報212Bは、飛行体10から撮像装置50に伝達する振動に対してジンバル機構14によって補正可能な周波数帯域に関する情報である。なお、ジンバル情報212は、軸情報212A又は周波数帯域情報212Bを含まなくてもよい。ジンバル情報212は、本開示の技術に係る「ジンバル情報」の一例である。
一例として図7に示すように、取得判定部124は、取得部122による移動情報206の取得が成功したか否かを判定する。例えば、取得部122が移動情報206を取得する場合に、飛行体10及び撮像装置50間の通信状態が正常であることを示す通信正常情報(図示省略)がCPU82で得られた場合、取得判定部124は、取得部122による移動情報206の取得が成功したと判定する。一方、例えば、取得部122が移動情報206を取得する場合に、飛行体10及び撮像装置50間の通信状態が異常であることを示す通信異常情報(図示省略)がCPU82で得られた場合、取得判定部124は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと判定する。図7には、飛行体10及び撮像装置50間の通信状態が異常であり、取得判定部124によって取得部122による移動情報206の取得が失敗したと判定された場合が示されている。
推測部126は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、例えば、以下の要領で、飛行体10の速度及び方向に関する推測情報である移動情報236を推測する。
すなわち、推測部126は、撮像装置50が有する加速度センサ72から加速度情報230を取得する。そして、推測部126は、加速度情報230が示す加速度を積分することによって飛行体10の速度に関する第1速度情報216Aを取得する。また、推測部126は、加速度情報230が示す加速度の方向に基づいて飛行体10の方向に関する第1方向情報216Bを取得する。これにより、第1速度情報216A及び第1方向情報216Bを含む第1移動情報216が得られる。
さらに、推測部126は、画像メモリ76から第1画像データ232A及び第2画像データ232Bを順次取得する。第1画像データ232A及び第2画像データ232Bは、画像メモリ76に記録された複数の画像データ232のうちの1番目に新しい画像データと2番目に新しい画像データである。そして、推測部126は、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bが記録された時間間隔と、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bに基づいて導出された飛行体10の移動距離とに基づいて飛行体10の速度に関する第2速度情報226Aを取得する。また、推測部126は、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bが示す飛行体10の位置の変化に基づいて飛行体10の方向に関する第2方向情報226Bを取得する。これにより、第2速度情報226A及び第2方向情報226Bを含む第2移動情報226が得られる。
そして、例えば、推測部126は、第1速度情報216Aが示す第1速度、及び第2速度情報226Aが示す第2速度の平均値等を算出することによって飛行体10の速度に関する推測情報である速度情報236Aを取得する。また、例えば、推測部126は、第1方向情報216Bが示す第1方向の方位角、及び第2方向情報226Bが示す第2方向の方位角の平均値等を算出することによって飛行体10の方向に関する推測情報である方向情報236Bを取得する。以上の要領で、飛行体10の速度及び方向に関する推測情報である移動情報236が推測される。
なお、推測部126は、加速度情報230から得られる第1移動情報216に基づいて推測情報である移動情報236を取得してもよい。また、推測部126は、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bから得られる第2移動情報226に基づいて推測情報である移動情報236を取得してもよい。撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230は、本開示の技術に係る「第2加速度センサ情報」の一例である。イメージセンサ62によって撮像されることにより得られる第1画像データ232A及び第2画像データ232Bは、本開示の技術に係る「第2画像情報」の一例である。推測部126によって推測された移動情報236は、本開示の技術に係る「第2移動情報」の一例である。
一例として図8に示すように、設定部128は、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された要因情報204Aに基づいて、後述する本露光期間のシャッタスピードを設定する。一例として、設定部128は、撮像装置50から得られる撮像条件に基づいて設定されたシャッタスピードを、要因情報204Aに基づいて変更する。
例えば、設定部128は、移動情報206が示す飛行体10の移動速度が既定速度以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定する。一般的に、飛行体10の移動速度が高くなるほど、像のぶれが大きくなる。既定速度は、例えば、後述する調整処理部130によってイメージセンサ62の位置を予め調整しても後述する補正処理部134によって像のぶれを補正することができない速度範囲の下限値に規定されている。飛行体10の移動速度が既定速度以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを抑制することが可能になる。
また、例えば、設定部128は、距離情報210が示す物体距離が既定距離以下である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定する。一般的に、物体距離が短くなるほど、像のぶれを知覚しやすくなる。既定距離は、例えば、後述する調整処理部130によってイメージセンサ62の位置を予め調整しても後述する補正処理部134によって像のぶれを補正することができない距離範囲の上限値に規定されている。物体距離が既定距離以下である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを知覚しにくくすることが可能になる。
また、例えば、設定部128は、ジンバル情報212に含まれる周波数帯域情報212Bが示す周波数帯域が既定周波数未満である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定する。後述する補正処理部134によって補正可能な周波数帯域は、ジンバル機構14によって補正可能な周波数帯域よりも高い帯域である。補正処理部134によって補正可能な周波数帯域(以下、高周波数帯域と称する)とジンバル機構14によって補正可能な周波数帯域(以下、低周波数帯域と称する)とが乖離する場合、高周波帯域と低周波帯域とが連続する場合と比べて、高周波数帯域と低周波数帯域との間の中間周波数帯域では、像のぶれが大きくなる。既定周波数は、例えば、上述の高周波数帯域の下限値に規定されている。ジンバル情報212に含まれる周波数帯域情報212Bが示す周波数帯域が既定周波数未満である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを抑制することが可能になる。
また、例えば、設定部128は、ジンバル情報212に含まれる軸情報212Aが示すジンバル機構14の軸の数が既定数未満である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定する。一般的に、ジンバル機構14の軸の数が少なくなるほど、ジンバル機構14の振動吸収性能が低くなるため、像のぶれが大きくなる。既定数は、例えば、3軸ジンバル機構に相当する3に設定される。ジンバル機構14の軸の数が既定数未満である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを抑制することが可能になる。
また、例えば、設定部128は、風情報208が示す風速が既定風速以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定する。一般的に、飛行環境の風速が高くなるほど、飛行体10に生じる振動が強くなるため、像のぶれが大きくなる。既定風速は、例えば、後述する調整処理部130によってイメージセンサ62の位置を予め調整しても後述する補正処理部134によって像のぶれを補正することができない風速範囲の下限値に規定されている。飛行環境の風速が既定風速以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを抑制することが可能になる。
なお、設定部128は、第2位置センサ116によって検出されたズームレンズ102の位置を示す第2位置情報241に基づいて、撮像レンズ96の焦点距離を算出し、焦点距離が既定焦点距離以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短くしてもよい。一般的に、焦点距離が長くなるほど(すなわち、望遠になるほど)、像のぶれを知覚しやすくなる。既定焦点距離は、例えば、後述する調整処理部130によってイメージセンサ62の位置を予め調整しても後述する補正処理部134によって像のぶれを補正することができない焦点距離範囲の下限値に規定される。焦点距離が既定焦点距離以上である場合、シャッタスピードを撮像条件に基づいて設定された設定値よりも短い値に設定することにより、シャッタスピードが撮像条件に基づいて設定された設定値に維持される場合と比べて、像のぶれを知覚しにくくすることが可能になる。
また、設定部128によってシャッタスピードが変更された場合、シャッタスピードが変更されたことを示す変更情報242が送信機150に対して送信されてもよい。そして、送信機150が有するディスプレイ152に、変更された旨又はエラーである旨の文字等が変更情報242に基づいて表示されてもよい。
一例として図9に示すように、設定部128は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された距離情報210、風情報208、及びジンバル情報212に、推測部126で推測された移動情報236を加えた要因情報204Bに基づいて、後述する本露光期間のシャッタスピードを設定する。設定部128は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合(図8参照)と同様の要領で、要因情報204Bに基づいて、本露光期間のシャッタスピードを設定する。なお、以下、要因情報204A(図8参照)及び要因情報204B(図9参照)を区別して説明する必要が無い場合、要因情報204A及び要因情報204Bをそれぞれ要因情報204と称する。
一例として図10に示すように、調整処理部130は、ぶれ補正用ドライバ68を介してぶれ補正用アクチュエータ94を制御することにより、イメージセンサ62を移動させる移動機構90の位置を調整する。移動機構90の位置が調整されることにより、イメージセンサ62の位置が調整される。一例として、調整処理部130は、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された要因情報204Aに基づいて、移動機構90の位置を調整する。
調整処理部130は、移動情報206が示す方向(すなわち、飛行体10が移動する方向)に基づいて、移動機構90の位置を調整する。例えば、飛行体10がピッチ軸に沿って移動する場合、調整処理部130は、飛行体10がピッチ軸に沿って移動する方向と同じ方向に移動機構90の位置を調整する。また、例えば、飛行体10がヨー軸に沿って移動する場合、調整処理部130は、飛行体10がヨー軸に沿って移動する方向と同じ方向に移動機構90の位置を調整する。一例として図10には、飛行体10がピッチ軸に沿って移動することに応じて、ピッチ軸に沿って飛行体10が移動する方向と同じ方向に移動機構90の位置が調整される様子が示されている。
なお、飛行体10が移動する方向が平面視でピッチ軸と傾斜する方向である場合、調整処理部130は、飛行体10のピッチ軸方向への移動成分と同じ方向に移動機構90の位置を調整する。また、飛行体10が移動する方向が正面視でヨー軸及びピッチ軸と傾斜する方向である場合、調整処理部130は、飛行体10のヨー軸方向への移動成分と同じ方向、かつ、飛行体10のピッチ軸方向への移動成分と同じ方向に移動機構90の位置を調整する。
調整処理部130は、イメージセンサ62の中心軸Cに対して移動機構90の位置を調整する。イメージセンサ62の中心軸Cとは、調整処理部130及び補正処理部134によって移動機構90の位置が調整される前の状態におけるイメージセンサ62の中心を通る軸のことである。
一例として、調整処理部130は、移動機構90の位置を調整する量(以下、位置調整量と称する)を要因情報204Aに基づいて変更する。移動機構90の位置調整量は、中心軸に対する移動機構90の位置の変化量に相当する。
例えば、調整処理部130は、移動情報206が示す飛行体10の移動速度が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定する。一般的に、飛行体10の移動速度が高くなるほど、本露光期間に移動する飛行体10の移動距離が長くなる。移動情報206が示す飛行体10の移動速度が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定することにより、本露光期間に飛行体10が移動する方向と反対方向へのイメージセンサ62の移動可能な距離(以下、ぶれ補正距離と称する)が長くなる。これにより、飛行体10の移動速度に応じたぶれ補正距離が確保される。
また、例えば、調整処理部130は、距離情報210が示す物体距離が短くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定する。一般的に、物体距離が短くなるほど、本露光期間に被写体が撮像装置50に対して相対的に移動する距離が長くなる。距離情報210が示す物体距離が短くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定することにより、本露光期間におけるイメージセンサ62のぶれ補正距離が長くなる。これにより、物体距離に応じたぶれ補正距離が確保される。
また、例えば、調整処理部130は、ジンバル情報212に含まれる周波数帯域情報212Bが示す周波数帯域が既定周波数未満である場合、周波数帯域が既定周波数以上である場合と比べて、移動機構90の位置調整量を多く設定する。上述の通り、補正処理部134によって補正可能な高周波数帯域とジンバル機構14によって補正可能な低周波数帯域とが乖離する場合、高周波帯域と低周波帯域とが連続する場合と比べて、高周波数帯域と低周波数帯域との間の中間周波数帯域では、像のぶれが大きくなる。ジンバル情報212に含まれる周波数帯域情報212Bが示す周波数帯域が既定周波数未満である場合、周波数帯域が既定周波数以上である場合と比べて、移動機構90の位置調整量を多く設定することにより、周波数帯域が既定周波数以上である場合と比べて、本露光期間におけるイメージセンサ62のぶれ補正距離が長くなる。これにより、ジンバル機構14の振動吸収性能に応じたぶれ補正距離が確保される。
また、例えば、調整処理部130は、ジンバル情報212に含まれる軸情報212Aが示すジンバル機構14の軸の数が既定数未満である場合、ジンバル機構14の軸の数が既定数以上である場合と比べて、移動機構90の位置調整量を多く設定する。上述の通り、ジンバル機構14の軸の数が少なくなるほど、ジンバル機構14の振動吸収性能が低くなるため、像のぶれが大きくなる。ジンバル情報212に含まれる軸情報212Aが示すジンバル機構14の軸の数が既定数未満である場合、ジンバル機構14の軸の数が既定数以上である場合と比べて、本露光期間におけるイメージセンサ62のぶれ補正距離が長くなる。これにより、ジンバル機構14の振動吸収性能に応じたぶれ補正距離が確保される。
また、例えば、調整処理部130は、風情報208が示す風速が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定する。一般的に、飛行環境の風速が高くなるほど、飛行体10に生じる振動が強くなるため、像のぶれが大きくなる。風情報208が示す風速が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定することにより、本露光期間におけるイメージセンサ62のぶれ補正距離が長くなる。これにより、飛行環境の風速に応じたぶれ補正距離が確保される。
なお、例えば、調整処理部130は、飛行体10が有する加速度センサ24からの加速度情報220が示す加速度が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定してもよい。一般的に、飛行体10に作用する加速度が高くなるほど、飛行体10に生じる振動が強くなるため、像のぶれが大きくなる。加速度情報220が示す加速度が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定することにより、本露光期間におけるイメージセンサ62のぶれ補正距離が長くなる。これにより、飛行体10に作用する加速度に応じたぶれ補正距離が確保される。
同様に、例えば、調整処理部130は、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230が示す加速度が高くなるほど、移動機構90の位置調整量を多く設定してもよい。
また、調整処理部130は、飛行環境に生じる風6の向きに関する風向情報(図示省略)を取得し、取得した風向情報に基づいて、移動機構90の位置調整量を変更してもよい。
また、調整処理部130は、要因情報204にかかわらずに、イメージセンサ62が可動範囲の端に移動するように、移動機構90の位置を調整してもよい。
以上の要領で調整処理部130によって移動機構90の位置が調整された場合、後述する補正処理部134による補正処理が実行されるまで、移動機構90の位置が保持される。
一例として図11に示すように、調整処理部130は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された距離情報210、風情報208、及びジンバル情報212に、推測部126で推測された移動情報236を加えた要因情報204Bに基づいて、移動機構90の位置を調整する。調整処理部130は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合(図10参照)と同様の要領で、要因情報204Bに基づいて、移動機構90の位置を調整する。
一例として図12に示すように、送信機150から送信された撮像指示情報202は、撮像装置50で受信される。撮像装置50のCPU82は、撮像指示情報202が撮像装置50によって受信された場合、シャッタ用ドライバ60を介してシャッタ用アクチュエータ58を制御し、先幕56Aの開閉及び後幕56Bの開閉を行うことで本露光を実行する。この場合に、CPU82は、設定部128によって設定されたシャッタスピードに基づいて本露光を実行する。本露光が実行されると、イメージセンサ62によって対象物2が撮像されることで1フレーム分の画像データ232が生成される。イメージセンサ62によって生成された画像データ232は、画像メモリ76に記憶される。
CPU82は、画像メモリ76から画像データ232を取得し、取得した画像データ232に対して各種処理を実行する。そして、CPU82は、各種処理を実行した画像データ232をNVM84に記録する。なお、撮像装置50にメモリカード(図示省略)が接続されている場合、CPU82は、各種処理を実行した画像データ232をメモリカードに記録してもよい。
撮像処理部132は、本露光が開始されたか否かを判定する。CPU82が本露光を開始させた場合、撮像処理部132は、本露光が開始されたと判定する。また、撮像処理部132は、本露光が終了したか否かを判定する。CPU82が本露光を終了させた場合、撮像処理部132は、本露光が終了したと判定する。
一例として図13に示すように、補正処理部134は、本露光が実行される場合に、像のぶれを補正する処理(以下、補正処理と称する)を行う。換言すれば、補正処理部134は、本露光と共に像のぶれが補正されるように、補正処理を行う。補正処理部134は、撮像処理部132によって本露光が開始されたと判定された場合、補正処理を開始し、撮像処理部132によって本露光が終了したと判定された場合、補正処理を終了する。補正処理が行わる期間は、本露光の全期間とオーバラップしてもよいし、本露光の一部の期間とオーバラップしていてもよい。
補正処理部134は、補正処理として、移動機構90を用いてイメージセンサ62に加わる揺れを補正する。すなわち、補正処理部134は、ぶれ補正用ドライバ68を介してぶれ補正用アクチュエータ94を制御することにより、像のぶれが補正される方向へイメージセンサ62を移動させる。一例として、補正処理部134は、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された要因情報204Aに基づいて、像のぶれが補正される方向へイメージセンサ62を移動させる。
補正処理部134は、移動情報206が示す方向に基づいて、イメージセンサ62を移動させる。例えば、飛行体10がピッチ軸に沿って移動する場合、補正処理部134は、飛行体10がピッチ軸に沿って移動する方向と反対の方向にイメージセンサ62を移動させる。また、例えば、飛行体10がヨー軸に沿って移動する場合、補正処理部134は、飛行体10がヨー軸に沿って移動する方向と反対の方向にイメージセンサ62を移動させる。一例として図13には、飛行体10がピッチ軸に沿って移動することに応じて、ピッチ軸に沿って飛行体10が移動する方向と反対の方向にイメージセンサ62が移動する様子が示されている。
なお、飛行体10が移動する方向が平面視でピッチ軸と傾斜する方向である場合、補正処理部134は、飛行体10のピッチ軸方向への移動成分と反対の方向にイメージセンサ62を移動させる。また、飛行体10が移動する方向が正面視でヨー軸及びピッチ軸と傾斜する方向である場合、補正処理部134は、飛行体10のヨー軸方向への移動成分と反対の方向、かつ、飛行体10のピッチ軸方向への移動成分と反対の方向にイメージセンサ62を移動させる。
また、例えば、補正処理部134は、移動情報206が示す方向に基づいて、イメージセンサ62を移動させる場合に、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230を取得し、加速度情報230に基づいて、撮像装置50のぶれ量を算出する。そして、補正処理部134は、撮像装置50のぶれ量に基づいて、イメージセンサ62を移動させる方向及び移動量を調節する。
なお、補正処理部134は、飛行体10が有する加速度センサ24からの加速度情報220を取得し、加速度情報220に基づいて、飛行体10のぶれ量を算出してもよい。そして、補正処理部134は、飛行体10のぶれ量に基づいて、イメージセンサ62を移動させる方向及び移動量を調節してもよい。
また、補正処理部134は、移動情報206が示す方向に基づいて、イメージセンサ62を移動させる場合に、距離情報210、風情報208、又はジンバル情報212と、加速度情報230とに基づいて撮像装置50のぶれ量を算出し、算出した撮像装置50のぶれ量に基づいて、イメージセンサ62を移動させる方向及び移動量を調節してもよい。
また、補正処理部134は、移動情報206が示す方向に基づいて、イメージセンサ62を移動させる場合に、飛行環境の風向に関する風向情報(図示省略)を取得してもよい。そして、補正処理部134は、風向情報、風情報208、及び加速度情報230に基づいて撮像装置50のぶれ量を算出し、算出した撮像装置50のぶれ量に基づいて、イメージセンサ62を移動させる方向及び移動量を調節してもよい。
一例として図14に示すように、補正処理部134は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122によって取得された距離情報210、風情報208、及びジンバル情報212に、推測部126で推測された移動情報236を加えた要因情報204Bに基づいて、像のぶれが補正される方向へイメージセンサ62を移動させる。補正処理部134は、取得部122による移動情報206の取得が失敗したと取得判定部124によって判定された場合、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合(図13参照)と同様の要領で、要因情報204Bに基づいて、像のぶれが補正される方向へイメージセンサ62を移動させる。
一例として図15に示すように、ユーザ4からの撮像指示を送信機150が受け付けていない場合、送信機150から撮像装置50に対して撮像指示情報(図示省略)が送信されない。この場合、撮像処理部132は、本露光が開始されていないと判定する。
データ出力部136は、本露光が開始されていないと撮像処理部132によって判定された場合、画像メモリ76に記憶されている画像データ232に基づいて、ライブビュー画像データ250を生成する。
送信機150には、ディスプレイ152が備えられており、データ出力部136は、生成したライブビュー画像データ250をディスプレイ152に対して出力する。ディスプレイ152は、ライブビュー画像データ250に基づいてライブビュー画像を表示する。ディスプレイ152は、本開示の技術に係る「表示機器」の一例である。
このようにデータ出力部136によるデータ出力処理が実行される場合、撮像装置50に加わる揺れは、ジンバル機構14によって補正される。また、データ出力部136によってライブビュー画像データ250の生成処理及び出力処理が実行される場合、ぶれ補正用ドライバ68による制御によって移動機構90の位置が保持される。
なお、データ出力部136によるデータ出力処理が実行される場合、EIS(Electronic Image Stabilization)によって像のぶれが補正されてもよい。また、ライブビュー画像データ250は、送信機150が備えるディスプレイ152以外の表示機器に対して出力されてもよい。
次に、本実施形態に係る撮像装置50の作用について図16を参照しながら説明する。図16には、本実施形態に係る撮像支援処理の流れの一例が示されている。
図16に示す撮像支援処理では、先ず、ステップST10で、取得部122は、移動情報206、風情報208、距離情報210、及びジンバル情報212を含む要因情報204Aを取得する。ステップST10の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST11へ移行する。ステップST10は、本開示の技術に係る「取得工程」の一例である。取得部122が実行する処理は、本開示の技術に係る「取得処理」の一例である。
ステップST11で、取得判定部124は、取得部122による移動情報206の取得が成功したか否かを判定する。ステップST11において、取得部122による移動情報206の取得が失敗した場合には、判定が否定されて、撮像支援処理は、ステップST12へ移行する。ステップST11において、取得部122による移動情報206の取得が成功した場合には、判定が肯定されて、撮像支援処理は、ステップST13へ移行する。
ステップST12で、推測部126は、例えば、撮像装置50が有する加速度センサ72から加速度情報230に基づいて、飛行体10の速度及び方向に関する移動情報236を推測する。これにより、取得部122によって取得された距離情報210、風情報208、及びジンバル情報212に、推測部126で推測された移動情報236を加えた要因情報204Bが得られる。ステップST12の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST13へ移行する。ステップST12は、本開示の技術に係る「第2推測工程」の一例である。
ステップST13で、設定部128は、ステップST10で取得された要因情報204A、又はステップST12で得られた要因情報204Bに基づいて、本露光期間のシャッタスピードを設定する。ステップST13の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST14へ移行する。ステップST13は、本開示の技術に係る「設定工程」の一例である。設定部128が実行する処理は、「設定処理」の一例である。
ステップST14で、調整処理部130は、ステップST10で取得された要因情報204A、又はステップST12で得られた要因情報204Bに基づいて、イメージセンサ62を移動させる移動機構90の位置を調整する。ステップST14の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST15へ移行する。ステップST14は、本開示の技術に係る「調整工程」の一例である。調整処理部130が実行する処理は、「調整処理」の一例である。
ステップST15で、撮像処理部132は、本露光が開始されたか否かを判定する。ステップST15において、本露光が開始された場合には、判定が肯定されて、撮像支援処理は、ステップST16へ移行する。ステップST15において、本露光が開始されていない場合には、判定が否定されて、撮像支援処理は、ステップST18へ移行する。ステップST15及び後述するステップST17は、本開示の技術に係る「撮像工程」の一例である。撮像処理部132が実行する処理は、「撮像処理」の一例である。
ステップST16で、補正処理部134は、ステップST10で取得された要因情報204A、又はステップST12で得られた要因情報204Bに基づいて、イメージセンサ62に加わる揺れを、移動機構90を用いて補正する。ステップST16の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST17へ移行する。ステップST16は、本開示の技術に係る「補正工程」の一例である。補正処理部134が実行する処理は、「補正処理」の一例である。
ステップST17で、撮像処理部132は、本露光が終了したか否かを判定する。ステップST17において、本露光が終了していない場合には、判定が否定されて、撮像支援処理は、ステップST16へ移行する。ステップST17において、本露光が終了した場合には、判定が肯定されて、撮像支援処理は、ステップST20へ移行する。
ステップST18で、データ出力部136は、画像メモリ76に記憶されている画像データ232に基づいて、ライブビュー画像データ250を生成する。ステップST18の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST19へ移行する。
ステップST19で、データ出力部136は、ステップST18で生成したライブビュー画像データ250をディスプレイ152に対して出力する。データ出力部136によってライブビュー画像データ250の生成処理及び出力処理が実行される場合、ぶれ補正用ドライバ68による制御によって移動機構90の位置が保持される。ステップST19の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST10へ移行する。ステップST18及びステップST19は、本開示の技術に係る「出力工程」の一例である。
ステップST20で、CPU82は、撮像支援処理を終了する条件が成立したか否かを判定する。撮像支援処理を終了する条件の一例としては、撮像装置50の撮像モードを終了する指示である終了指示(例えば、撮像モード以外のモードへ切り替える指示)が撮像装置50で受け付けられたという条件等が挙げられる。ステップST20において、撮像支援処理を終了する条件が成立していない場合には、判定が否定されて、撮像支援処理は、ステップST10へ移行する。ステップST20において、撮像支援処理を終了する条件が成立した場合には、判定が肯定されて、撮像支援処理は終了する。上述の撮像装置50の作用として説明した制御方法は、本開示の技術に係る「制御方法」の一例である。
以上説明したように、本実施形態に係る撮像装置50では、飛行体10の移動情報206を含む要因情報204Aが取得部122によって取得される。また、要因情報204Aに基づいて、撮像装置50に設けられているイメージセンサ62を移動させる移動機構90の位置が調整処理部130によって調整される。そして、移動機構90の位置が調整された後に、イメージセンサ62により被写体を撮像する撮像処理が撮像処理部132で実行される場合に、イメージセンサ62に加わる揺れが補正処理部134により移動機構90を用いて補正される。したがって、要因情報204Aに基づいて移動機構90の位置が調整されることにより、撮像処理が実行される場合のイメージセンサ62の移動可能な距離(すなわち、ぶれ補正距離)を確保することができる。これにより、例えば、要因情報204Aに基づいて移動機構90の位置が調整されない場合と比べて、要因情報204に応じて像のぶれを抑制することができる。
また、取得部122で取得される要因情報204Aに含まれる移動情報206は、飛行体10に対して入力された速度及び方向に関する飛行指示情報200に基づく情報である。したがって、例えば、飛行体10が有する加速度センサ24からの加速度情報220、又は撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230に基づいて、取得部122が飛行体10の速度及び方向に関する移動情報206を生成する場合と比べて、取得部122の演算処理量を減らすことができるので、撮像装置50の応答性を向上させることができる。
また、推測部126は、取得部122が移動情報206の取得に失敗した場合に、例えば、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230、又はイメージセンサ62によって撮像されることにより得られる第1画像データ232A及び第2画像データ232Bに基づいて、移動情報206を推測する。したがって、取得部122が移動情報206の取得に失敗した場合でも、取得部122によって取得された距離情報210、風情報208、及びジンバル情報212に、推測部126で推測された移動情報236を加えた要因情報204Bを得ることができる。これにより、要因情報204Bに基づいて、設定部128による設定処理、調整処理部130による調整処理、及び補正処理部134による補正処理を実行することができる。
また、設定部128は、要因情報204(すなわち、要因情報204A又は要因情報204B)に基づいて、撮像装置50の撮像条件の一例として、シャッタスピードを設定する。したがって、シャッタスピードを要因情報204に応じた値に設定することができる。これにより、例えば、要因情報204に基づかずにシャッタスピードが設定される場合と比べて、要因情報204に応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、調整処理部130によって実行される調整処理(すなわち、イメージセンサ62を移動させる移動機構90の位置を調整する処理)は、要因情報204に基づいて実行される。したがって、調整処理では、要因情報204に応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、要因情報204に基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、要因情報204に応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、補正処理部134による補正処理(すなわち、イメージセンサ62に加わる揺れを、移動機構90を用いて補正する処理)は、要因情報204に基づいて実行される。したがって、要因情報204に応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、要因情報204に基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、要因情報204に応じて像のぶれを抑制することができる。
また、要因情報204は、移動体が飛行する環境に生じる風に関する風情報208を含む。したがって、設定部128によって実行される設定処理(すなわち、シャッタスピードを設定する処理)では、風情報208に応じてシャッタスピードを設定することができる。これにより、例えば、風情報208に基づかずに設定処理が実行される場合と比べて、風情報208に応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、要因情報204が風情報208を含むことにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、風情報208に応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、風情報208に基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、風情報208に応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、要因情報204が風情報208を含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、風情報208に応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、風情報208に基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、風情報208に応じて像のぶれを抑制することができる。
また、要因情報204は、撮像装置50と被写体との間の距離に関する距離情報210を含む。したがって、設定部128によって実行される設定処理では、距離情報210に応じてシャッタスピードを設定することができる。これにより、例えば、距離情報210に基づかずに設定処理が実行される場合と比べて、距離情報210に応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、要因情報204が距離情報210を含むことにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、距離情報210に応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、距離情報210に基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、距離情報210に応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、要因情報204が距離情報210を含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、距離情報210に応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、距離情報210に基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、距離情報210に応じて像のぶれを抑制することができる。
また、要因情報204は、飛行体10に対して撮像装置50を支持するジンバル機構14に関するジンバル情報212を含む。したがって、設定部128によって実行される設定処理では、ジンバル情報212に応じてシャッタスピードを設定することができる。これにより、例えば、ジンバル情報212に基づかずに設定処理が実行される場合と比べて、ジンバル情報212に応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、要因情報204がジンバル情報212を含むことにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、ジンバル情報212に応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、ジンバル情報212に基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、ジンバル情報212に応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、要因情報204がジンバル情報212を含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、ジンバル情報212に応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、ジンバル情報212に基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、ジンバル情報212に応じて像のぶれを抑制することができる。
また、ジンバル情報212は、ジンバル機構14の軸に関する情報である軸情報212Aを含む。したがって、軸情報212Aに基づいて、設定部128による設定処理を実行することができる。これにより、例えば、軸情報212Aに基づかずに設定処理が実行される場合と比べて、軸情報212Aに応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、ジンバル情報212が軸情報212Aを含むことにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、軸情報212Aに応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、軸情報212Aに基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、軸情報212Aに応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、ジンバル情報212が軸情報212Aを含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、軸情報212Aに応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、軸情報212Aに基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、軸情報212Aに応じて像のぶれを抑制することができる。
また、ジンバル情報212は、ジンバル機構14によって補正可能な周波数帯域に関する情報である周波数帯域情報212Bを含む。したがって、周波数帯域情報212Bに基づいて、設定部128による設定処理を実行することができる。これにより、例えば、周波数帯域情報212Bに基づかずに設定処理が実行される場合と比べて、周波数帯域情報212Bに応じたシャッタスピードで撮像処理を実行することができる。
また、ジンバル情報212が周波数帯域情報212Bを含むことにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、周波数帯域情報212Bに応じて移動機構90の位置を調整することができる。これにより、例えば、周波数帯域情報212Bに基づかずに調整処理が実行される場合と比べて、周波数帯域情報212Bに応じてぶれ補正距離を確保することができる。
また、ジンバル情報212が周波数帯域情報212Bを含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、周波数帯域情報212Bに応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。これにより、例えば、周波数帯域情報212Bに基づかずに補正処理が実行される場合と比べて、周波数帯域情報212Bに応じて像のぶれを抑制することができる。
また、調整処理部130によって実行される調整処理後にデータ出力部136によって実行される出力処理(すなわち、イメージセンサ62により被写体を撮像することで得られたライブビュー画像データ250をディスプレイ152に出力する処理)では、移動機構90の位置が保持される。したがって、本露光が開始される場合には、調整処理部130によって調整された位置から補正処理部134によってイメージセンサ62を移動させることができる。これにより、例えば、調整処理部130によってイメージセンサ62の位置が調整されない場合と比べて、ぶれ補正距離を確保することができる。
また、データ出力部136によって実行される出力処理では、撮像装置50に加わる揺れが、飛行体10に対して撮像装置50を支持するジンバル機構14によって補正される。したがって、出力処理において像のぶれを抑制することができる。これにより、例えば、撮像装置50に加わる揺れがジンバル機構14によって補正されずに出力処理が実行される場合と比べて、画質の良いライブビュー画像を得ることができる。
また、撮像装置50は、飛行体10に搭載されている。したがって、例えば、人が撮像装置50を持ち歩く場合、又は車両等に撮像装置50が搭載される場合に比して、撮像装置50で撮像できる対象物2の自由度を向上させることができる。
なお、一例として図17に示すように、取得部122は、飛行体10が有する加速度センサ24から加速度情報220を取得してもよい。そして、取得部122は、加速度情報220が示す加速度を積分することによって飛行体10の速度に関する速度情報206Aを取得してもよい。また、取得部122は、加速度情報220が示す加速度の方向に基づいて飛行体10が移動する方向に関する方向情報206Bを取得してもよい。また、例えば、飛行体10において加速度情報220から速度情報206A及び方向情報206Bが生成される場合、取得部122は、飛行体10から速度情報206A及び方向情報206Bを取得してもよい。
また、加速度センサ24の代わりに、ジャイロセンサが用いられてもよい。ジャイロセンサは、飛行体10のピッチ軸、ヨー軸、及びロール軸の各軸周りの回転ぶれ量を検出する。ジャイロセンサによって検出されたピッチ軸周りの回転ぶれ量及びヨー軸周りの回転ぶれ量がピッチ軸及びヨー軸に平行な2次元状の面内でのぶれ量に変換されることで、ピッチ軸方向及びヨー軸方向への飛行体10のぶれ量が検出される。
また、一例として図18に示すように、取得部122は、飛行体10が有する測位ユニット26から第1測位情報222A及び第2測位情報222Bを順次取得してもよい。第2測位情報222Bは、第1測位情報222Aの後に得られた情報である。そして、取得部122は、第1測位情報222A及び第2測位情報222B間の時間間隔と、第1測位情報222A及び第2測位情報222Bが示す飛行体10の移動距離とに基づいて飛行体10の速度に関する速度情報206Aを取得してもよい。また、第1測位情報222A及び第2測位情報222Bが示す飛行体10の位置の変化に基づいて飛行体10が移動する方向に関する方向情報206Bを取得してもよい。
また、一例として図19に示すように、取得部122は、撮像装置50が有する加速度センサ72から加速度情報230を取得してもよい。そして、取得部122は、撮像装置50と一体に移動する飛行体10の速度に関する速度情報206Aを、加速度センサ72からの加速度情報230が示す加速度を積分することによって取得してもよい。また、取得部122は、加速度情報230が示す加速度の方向に基づいて飛行体10が移動する方向に関する方向情報206Bを取得してもよい。また、加速度センサ72の代わりに、ジャイロセンサが用いられてもよい。
また、一例として図20に示すように、CPU82は、取得部122による移動情報206の取得が成功したと取得判定部124によって判定された場合、推測部138として動作してもよい。推測部138は、取得部122によって取得された移動情報206と、一例として撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230とに基づいて推測情報である移動情報256を推測する。
すなわち、推測部138は、加速度情報230が示す加速度を積分することによって飛行体10の速度に関する速度情報246Aを取得する。また、推測部138は、加速度情報230が示す加速度の方向に基づいて飛行体10の方向に関する方向情報246Bを取得する。これにより、速度情報246A及び方向情報246Bを含む移動情報246が得られる。
また、例えば、推測部138は、速度情報206Aが示す第1速度、及び速度情報246Aが示す第2速度の平均値等を算出することによって飛行体10の速度を推測し、推測した速度に関する推測情報である速度情報256Aを取得する。また、例えば、推測部138は、方向情報206Bが示す第1方向の方位角、及び方向情報246Bが示す第2方向の方位角の平均値等を算出することによって飛行体10の方向を推測し、推測した方向に関する推測情報である方向情報256Bを取得する。これにより、速度情報256A及び方向情報256Bを含む移動情報256が得られる。そして、推測部138によって推測された移動情報256が要因情報204Aに適用されてもよい。加速度情報230は、本開示の技術に係る「第1加速度センサ情報」の一例である。推測部138によって推測された移動情報256は、本開示の技術に係る「第1移動情報」の一例である。
図21には、図20に示す変形例に係る撮像支援処理のフローチャートの一例が示されている。図21に示す撮像支援処理では、推測部138によって実行されるステップST21が追加されている。ステップST21は、ステップST11において、取得部122による移動情報206の取得が成功したと判定された場合に実行される。ステップST21で、推測部138は、取得部122によって取得された移動情報206と、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230とに基づいて移動情報256を推測する。ステップST21の処理が実行された後、撮像支援処理は、ステップST13へ移行する。ステップST21は、本開示の技術に係る「第1推測工程」の一例である。
図20及び図21に示す例では、推測部138が、取得部122によって取得された移動情報206と、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230とに基づいて移動情報256を推測する。したがって、取得部122によって取得された移動情報206と、撮像装置50が有する加速度センサ72からの加速度情報230とに基づいて、飛行体10の速度及び方向が得られる。これにより、例えば、取得部122によって取得された移動情報206のみから飛行体10の速度及び方向を得る場合に比べて、飛行体10の速度及び方向の精度を向上させることができる。
なお、図20及び図21に示す例において、飛行体10から得られる移動情報206は、加速度センサ24からの加速度情報220に基づく情報でもよく、測位ユニット26からの第1測位情報222A及び第2測位情報222Bに基づく情報でもよい。また、移動情報206は、飛行指示情報200に基づく移動情報206でもよい。
また、図20及び図21に示す例において、推測部138は、飛行指示情報200に基づく移動情報206、加速度センサ24からの加速度情報220、測位ユニット26からの第1測位情報222A及び第2測位情報222B、並びに加速度センサ72からの加速度情報230に基づいて、移動情報256を推測してもよい。
また、一例として図22に示すように、推測部138は、次の要領で、移動情報246を取得してもよい。図22に示す例では、推測部138は、画像メモリ76から第1画像データ232A及び第2画像データ232Bを順次取得する。第1画像データ232A及び第2画像データ232Bは、画像メモリ76に記録された複数の画像データ232のうちの1番目に新しい画像データ232と2番目に新しい画像データ232である。そして、推測部138は、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bが記録された時間間隔と、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bに基づいて導出された飛行体10の移動距離とに基づいて飛行体10の速度に関する速度情報246Aを取得する。また、推測部138は,第1画像データ232A及び第2画像データ232Bが示す飛行体10の位置の変化に基づいて飛行体10が移動する方向に関する方向情報246Bを取得する。これにより、速度情報246A及び方向情報246Bを含む移動情報246が得られる。
そして、取得部122によって取得された移動情報206と、推測部138で得られた移動情報246とに基づいて推測された移動情報256が要因情報204Aに適用されてもよい。第1画像データ232A及び第2画像データ232Bは、本開示の技術に係る「第1画像情報」の一例である。
図22に示す例では、推測部138が、取得部122によって取得された移動情報206と、画像メモリ76に記憶されている第1画像データ232A及び第2画像データ232Bとに基づいて移動情報256を推測する。したがって、取得部122によって取得された移動情報206と、第1画像データ232A及び第2画像データ232Bとに基づいて、飛行体10の速度及び方向が得られる。これにより、例えば、取得部122によって取得された移動情報206のみから飛行体10の速度及び方向を得る場合に比べて、飛行体10の速度及び方向の精度を向上させることができる。
なお、図22に示す例において、飛行体10から得られる移動情報206は、加速度センサ24からの加速度情報220に基づく情報でもよく、測位ユニット26からの第1測位情報222A及び第2測位情報222Bに基づく情報でもよい。また、移動情報206は、飛行指示情報200に基づく情報でもよい。
また、図22に示す例において、推測部138は、飛行指示情報200に基づく移動情報206、加速度センサ24からの加速度情報220と、測位ユニット26からの第1測位情報222A及び第2測位情報222B、並びに第1画像データ232A及び第2画像データ232Bに基づいて、移動情報256を推測してもよい。
また、上記実施形態では、撮像装置50は、BIS(Body Image Stabilization)方式のぶれ補正機能を有しているが、図23に示すように、撮像装置50は、OIS(Optical Image Stabilization)方式のぶれ補正機能を有していてもよい。図23に示す例では、撮像装置50は、撮像レンズ96を構成するぶれ補正レンズ142及びぶれ補正レンズ用アクチュエータ144を備えている。ぶれ補正レンズ用アクチュエータ144は、例えば、ボイスコイルモータ又は圧電素子を備えている。ぶれ補正レンズ142は、移動機構140に固定されている。ぶれ補正レンズ142は、本開示の技術に係る「撮像レンズの一部」の一例であり、例えば図4における対物レンズ98、フォーカスレンズ100、又は、ズームレンズ102である。移動機構140は、撮像レンズ96に加わる揺れに合わせて、撮像レンズ96を移動させる。移動機構140が移動させる撮像レンズ96の対象は、撮像レンズの全体であってもよいし構成部品群の一部であってもよい。
調整処理部130は、レンズ用ドライバ70を介してぶれ補正レンズ用アクチュエータ144を制御することにより、ぶれ補正レンズ142を移動させる移動機構140の位置を調整する。移動機構140の位置が調整されることにより、ぶれ補正レンズ142の位置が調整される。
調整処理部130は、移動情報206が示す方向に基づいて、移動機構140の位置を調整する。図23に示す例では、飛行体10が移動する方向と同じ方向に移動機構140の位置が調整されているが、移動機構140の位置が調整される方向は、ぶれ補正レンズ142を含む撮像レンズ96のパワーが正及び負のどちらであるかによって決定される。
また、図24に示すように、補正処理部134は、補正処理として、移動機構140を用いてぶれ補正レンズ142に加わる揺れを補正する。すなわち、補正処理部134は、レンズ用ドライバ70を介してぶれ補正レンズ用アクチュエータ144を制御することにより、像のぶれが補正される方向へぶれ補正レンズ142を移動させる。なお、撮像装置50は、BIS方式のぶれ補正機能と、OIS方式のぶれ補正機能の両方を有していてもよい。
また、図25に示すように、撮像装置50は、自動車300に搭載されてもよい。自動車300は、本開示の技術に係る「自動車」の一例である。図25に示す例では、自動車300は、乗用自動車であるが、乗用自動車以外の自動車でもよい。例えば、NVM84には、特定情報214が記憶されている。特定情報214は、撮像装置50の撮像方向を特定する情報である。
図25に示す例では、撮像装置50は、自動車300の左側方を撮像する向きで配置されているが、撮像装置50は、自動車300の右側方、前方、後方、上方、又は下方等を撮像する向きで配置されてもよい。また、図25に示す例では、撮像装置50は、自動車300のルーフに設置されているが、自動車300のフロントウィンドウ、サイドミラー、又はトランクリッド等に設置されてもよい。
取得部122は、特定情報214を含む要因情報204Aを取得する。なお、自動車300の移動方向を示す移動方向情報(図示省略)が自動車300から得られる場合、取得部122は、移動方向情報と、撮像装置50の加速度センサ72から得られる加速度情報230とに基づいて、撮像装置50の撮像方向を特定することにより、特定情報214を取得してもよい。
また、ユーザ4によって撮像装置50の撮像方向を示す撮像方向情報(図示省略)が撮像装置50に付与された場合、取得部122は、撮像装置50に受け付けられた撮像方向情報に基づいて、特定情報214を取得してもよい。また、撮像装置50は、自動車300に対してヨー軸周りに回転可能に支持されていてもよい。この場合に、撮像装置50の撮像方向に応じて撮像方向を特定する特定情報214が取得されてもよい。
調整処理部130は、要因情報204Aに基づいて、ぶれ補正用ドライバ68を介してぶれ補正用アクチュエータ94を制御することにより、イメージセンサ62を移動させる移動機構90の位置を調整する。また、図26に示すように、補正処理部134は、要因情報204Aに基づいて、ぶれ補正用ドライバ68を介してぶれ補正用アクチュエータ94を制御することにより、移動機構90の位置を調整する。
図25及び図26に示す例では、撮像装置50が自動車300に搭載されている。したがって、自動車300を走行させながら撮像装置50で対象物2を撮像することができる。
また、要因情報204Aは、撮像装置50の撮像方向を特定する特定情報214を含む。したがって、特定情報214に基づいて撮像装置50の撮像方向を特定することができる。これにより、調整処理部130によって実行される調整処理では、撮像装置50の撮像方向に応じて移動機構90の位置を調整することができる。
また、要因情報204Aが特定情報214を含むことにより、補正処理部134によって実行される補正処理では、撮像装置50の撮像方向に応じてイメージセンサ62に加わる揺れを補正することができる。
なお、特定情報214は、自動車300に対する撮像装置50の取付位置を特定する情報でもよい。
また、調整処理部130及び補正処理部134が移動させる対象物は、イメージセンサ62又はぶれ補正レンズ142以外の物体、構造物、機構、又は装置等でもよい。
また、撮像システムSは、飛行体10又は自動車300以外の移動体(例えば、船舶又は航空機等)に適用されてもよい。また、撮像システムSは、自動車300以外の車両(オートバイ又は自転車等)に適用されてもよい。
また、一例として図27に示すように、上記実施形態に係る技術(すなわち、取得部122、取得判定部124、推測部126、調整処理部130、及び補正処理部134による処理を実行する技術)は、飛行体10及び防振装置500を備える飛行体システムに適用されてもよい。
防振装置500は、対象物502、移動機構504、アクチュエータ506、及びドライバ508を有する。対象物502は、防振装置500が防振する対象物であり、移動機構504に支持されている。アクチュエータ506は、対象物502を移動させる移動機構504の位置を調整する。ドライバ508は、CPU82の指令に従ってアクチュエータ506を制御する。調整処理部130は、ドライバ508を介してアクチュエータ506を制御することにより、移動機構504の位置を調整する。補正処理部134は、調整処理部130によって移動機構504の位置が調整された後、対象物502に加わる揺れを、移動機構504を用いて補正する。
また、調整処理部130による調整処理は、省かれてもよい。同様に、推測部126による推測処理も、省かれてもよい。
また、撮像処理部132によって取得される画像は、静止画像ではなく、動画像でもよい。
また、風速計160の代わりに風速風向計が用いられ、飛行環境の風速及び風向に関する風速風向情報が風速風向計から撮像装置50に対して送信されてもよい。
また、要因情報204は、移動情報206、風情報208、距離情報210、及びジンバル情報212を含むが、風情報208、距離情報210、又はジンバル情報212は、省かれてもよい。
また、距離情報210は、撮像装置50と対象物2との間の距離Lの一例として、物体距離を示す情報であるが、物体距離以外の距離を示す情報でもよい。例えば、距離情報210は、ステレオカメラ、デュアルピクセルカメラ、又はLiDAR(Light Detection And Ranging)システムによって撮像装置50と対象物2との間の距離Lが測定されることによって得られた情報でもよい。
また、設定部128は、要因情報204に基づいてシャッタスピードを設定するが、シャッタスピード以外の撮像条件(例えば、感度又はフレームレート等)を要因情報204に基づいて設定してもよい。この場合の撮像条件は、本開示の技術に係る「撮像条件」の一例である。
また、上記実施形態では、NVM84に撮像支援プログラム120が記憶されている形態例を挙げて説明したが、本開示の技術はこれに限定されない。例えば、撮像支援プログラム120がSSD又はUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの可搬型のコンピュータ読取可能な非一時的記憶媒体に記憶されていてもよい。非一時的記憶媒体に記憶されている撮像支援プログラム120は、撮像装置50のコンピュータ74にインストールされる。CPU82は、撮像支援プログラム120に従って撮像支援処理を実行する。
また、ネットワークを介して撮像装置50に接続される他のコンピュータ又はサーバ装置等の記憶装置に撮像支援プログラム120を記憶させておき、撮像装置50の要求に応じて撮像支援プログラム120がダウンロードされ、コンピュータ74にインストールされるようにしてもよい。
なお、撮像装置50に接続される他のコンピュータ又はサーバ装置等の記憶装置、又はNVM84に撮像支援プログラム120の全てを記憶させておく必要はなく、撮像支援プログラム120の一部を記憶させておいてもよい。
また、撮像装置50にはコンピュータ74が内蔵されているが、本開示の技術はこれに限定されず、例えば、コンピュータ74が撮像装置50の外部に設けられるようにしてもよい。
上記実施形態では、コンピュータ74が例示されているが、本開示の技術はこれに限定されず、コンピュータ74に代えて、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、又はPLD(Programmable Logic Device)を含むデバイスを適用してもよい。また、コンピュータに代えて、ハードウェア構成及びソフトウェア構成の組み合わせを用いてもよい。
上記実施形態で説明した撮像支援処理を実行するハードウェア資源としては、次に示す各種のプロセッサを用いることができる。プロセッサとしては、例えば、ソフトウェア、すなわち、プログラムを実行することで、撮像支援処理を実行するハードウェア資源として機能する汎用的なプロセッサであるCPUが挙げられる。また、プロセッサとしては、例えば、FPGA、PLD、又はASICなどの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路が挙げられる。何れのプロセッサにもメモリが内蔵又は接続されており、何れのプロセッサもメモリを使用することで撮像支援処理を実行する。
撮像支援処理を実行するハードウェア資源は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種または異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ、又はCPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、撮像支援処理を実行するハードウェア資源は1つのプロセッサであってもよい。
1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが、撮像支援処理を実行するハードウェア資源として機能する形態がある。第2に、SoC(System-on-a-chip)などに代表されるように、撮像支援処理を実行する複数のハードウェア資源を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、撮像支援処理は、ハードウェア資源として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて実現される。
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路を用いることができる。また、上記の撮像支援処理はあくまでも一例である。従って、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
以上に示した記載内容及び図示内容は、本開示の技術に係る部分についての詳細な説明であり、本開示の技術の一例に過ぎない。例えば、上記の構成、機能、作用、及び効果に関する説明は、本開示の技術に係る部分の構成、機能、作用、及び効果の一例に関する説明である。よって、本開示の技術の主旨を逸脱しない範囲内において、以上に示した記載内容及び図示内容に対して、不要な部分を削除したり、新たな要素を追加したり、置き換えたりしてもよいことは言うまでもない。また、錯綜を回避し、本開示の技術に係る部分の理解を容易にするために、以上に示した記載内容及び図示内容では、本開示の技術の実施を可能にする上で特に説明を要しない技術常識等に関する説明は省略されている。
本明細書において、「A又はB」は、「A及びBのうちの少なくとも1つ」と同義として扱っている。つまり、「A又はB」は、Aだけであってもよいし、Bだけであってもよいし、A及びBの組み合わせであってもよい、という意味である。また、本明細書において、3つ以上の事柄を「又は」で結び付けて表現する場合も、「A又はB」と同様の考え方が適用される。
本明細書に記載された全ての文献、特許出願及び技術規格は、個々の文献、特許出願及び技術規格が参照により取り込まれることが具体的かつ個々に記された場合と同程度に、本明細書中に参照により取り込まれる。
以上の実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
移動体及び防振装置を備えたシステムに用いられる制御方法であって、
前記移動体の速度及び方向に関する移動情報を含む要因情報に基づいて、前記防振装置が防振する対象物を移動させる移動機構の位置を調整する調整工程と、
前記調整工程を実行した後に、前記対象物に加わる揺れを、前記移動機構を用いて補正する補正工程と、
を含む制御方法。
(付記2)
移動体に搭載された撮像装置のコンピュータに、
前記移動体の速度及び方向に関する移動情報を含む要因情報を取得する取得処理と、
前記要因情報に基づいて、イメージセンサ又は撮像レンズを移動させる移動機構の位置を調整する調整処理と、
前記調整処理を実行した後に、前記イメージセンサにより被写体を撮像する撮像処理と、
前記撮像処理を実行する場合に、前記イメージセンサ又は前記撮像レンズに加わる揺れを、前記移動機構を用いて補正する補正処理と、
を含む処理を実行させるためのプログラム。
S 撮像システム
2 対象物
4 ユーザ
6 風
10 飛行体
12 回転翼
14 ジンバル機構
20 コンピュータ
22 飛行装置
24 加速度センサ
26 測位ユニット
28 通信I/F
30 入出力I/F
32 CPU
34 NVM
36 RAM
38 バス
42 モータ
44 モータドライバ
46 受信器
50 撮像装置
52 撮像装置本体
54 レンズユニット
56 メカニカルシャッタ
56A 先幕
56B 後幕
58 シャッタ用アクチュエータ
60 シャッタ用ドライバ
62 イメージセンサ
62A 受光面
64 イメージセンサ用ドライバ
66 ぶれ補正機構
68 ぶれ補正用ドライバ
70 レンズ用ドライバ
72 加速度センサ
74 コンピュータ
76 画像メモリ
78 通信I/F
80 入出力I/F
82 CPU
84 NVM
86 RAM
88 バス
90 移動機構
92 位置センサ
94 ぶれ補正用アクチュエータ
96 撮像レンズ
98 対物レンズ
100 フォーカスレンズ
102 ズームレンズ
104 絞り
108 第1アクチュエータ
110 第2アクチュエータ
112 第3アクチュエータ
114 第1位置センサ
116 第2位置センサ
118 絞り量センサ
120 撮像支援プログラム
122 取得部
124 取得判定部
126 推測部
128 設定部
130 調整処理部
132 撮像処理部
134 補正処理部
136 データ出力部
138 推測部
140 移動機構
142 ぶれ補正レンズ
144 ぶれ補正レンズ用アクチュエータ
150 送信機
152 ディスプレイ
160 風速計
200 飛行指示情報
202 撮像指示情報
204 要因情報
204A 要因情報
204B 要因情報
206 移動情報
206A 速度情報
206B 方向情報
208 風情報
210 距離情報
212 ジンバル情報
212A 軸情報
212B 周波数帯域情報
214 特定情報
216 第1移動情報
216A 第1速度情報
216B 第1方向情報
220 加速度情報
222 測位情報
222A 第1測位情報
222B 第2測位情報
226 第2移動情報
226A 第2速度情報
226B 第2方向情報
230 加速度情報
232 画像データ
232A 第1画像データ
232B 第2画像データ
236 移動情報
236A 速度情報
236B 方向情報
240 第1位置情報
241 第2位置情報
242 変更情報
246 移動情報
246A 速度情報
246B 方向情報
250 ライブビュー画像データ
256 移動情報
256A 速度情報
256B 方向情報
300 自動車
500 防振装置
502 対象物
504 移動機構
506 アクチュエータ
508 ドライバ

Claims (17)

  1. 移動体及び撮像装置を備えたシステムに用いられる制御方法であって、
    前記移動体の移動情報を含む要因情報を前記撮像装置が取得する取得工程と、
    前記要因情報に基づいて、前記撮像装置に設けられているイメージセンサ又は撮像レンズを移動させる移動機構の位置を調整する調整工程と、
    前記調整工程を実行した後に、前記イメージセンサにより被写体を撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程を実行する場合に、前記イメージセンサ又は前記撮像レンズに加わる揺れを、前記移動機構を用いて補正する補正工程と、
    を含む制御方法。
  2. 前記移動情報は、前記移動体に対して入力された速度及び方向に関する指示情報に基づく情報である
    請求項1に記載の制御方法。
  3. 前記補正工程は、前記要因情報に基づいて実行される
    請求項1又は請求項2に記載の制御方法。
  4. 前記移動体は、飛行体であり、
    前記要因情報は、前記飛行体飛行する環境に生じる風に関する風情報を含む
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の制御方法。
  5. 前記要因情報に基づいて、前記撮像装置の撮像条件を設定する設定工程を含む
    請求項1から請求項4の何れか一項に記載の制御方法。
  6. 前記撮像条件はシャッタスピードである
    請求項5に記載の制御方法。
  7. 前記要因情報は、前記撮像装置と前記被写体との間の距離に関する距離情報を含む
    請求項1から請求項6の何れか一項に記載の制御方法。
  8. 前記要因情報は、前記移動体に対して前記撮像装置を支持するジンバル機構に関するジンバル情報を含む
    請求項1から請求項7の何れか一項に記載の制御方法。
  9. 前記ジンバル情報は、前記ジンバル機構の軸に関する情報、又は前記揺れに対して前記ジンバル機構によって補正可能な周波数帯域に関する情報である
    請求項8に記載の制御方法。
  10. 前記調整工程を実行した後に、前記移動機構の位置を保持した状態で、前記イメージセンサにより前記被写体を撮像することで得られたライブビュー画像データを表示機器に出力する出力工程を備える
    請求項1から請求項9の何れか一項に記載の制御方法。
  11. 前記出力工程において、前記撮像装置に加わる揺れを、前記移動体に対して前記撮像装置を支持するジンバル機構によって補正する
    請求項10の何れか一項に記載の制御方法。
  12. 前記移動情報と、前記撮像装置が有する第1加速度センサ情報、又は前記イメージセンサによって撮像されることにより得られる第1画像情報とに基づいて、前記移動体の速度及び方向に関する第1移動情報を推測する第1推測工程を備える
    請求項1から請求項11の何れか一項に記載の制御方法。
  13. 前記撮像装置が前記移動情報の取得に失敗した場合に、前記撮像装置が有する第2加速度センサ情報、又は前記イメージセンサによって撮像されることにより得られる第2画像情報に基づいて、前記移動体の速度及び方向に関する第2移動情報を推測する第2推測工程を備える
    請求項1から請求項12の何れか一項に記載の制御方法。
  14. 前記移動体は、飛行体である
    請求項1から請求項13の何れか一項に記載の制御方法。
  15. 前記移動体は、自動車であ
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の制御方法。
  16. 前記要因情報は、前記撮像装置の撮像方向を特定する特定情報を含む
    請求項1から請求項15の何れか一項に記載の制御方法。
  17. 移動体に搭載される撮像装置であって、
    前記撮像装置のプロセッサは、
    前記移動体の速度及び方向に関する移動情報を含む要因情報を取得する取得処理と、
    前記要因情報に基づいて、前記撮像装置に設けられているイメージセンサ又は撮像レンズを移動させる移動機構の位置を調整する調整処理と、
    前記調整処理を実行した後に、前記イメージセンサにより被写体を撮像する撮像処理と、
    前記撮像処理を実行する場合に、前記イメージセンサ又は前記撮像レンズに加わる揺れを、前記移動機構を用いて補正する補正処理と、を実行する
    撮像装置。
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