JP7726699B2 - 軸受手段の固定構造 - Google Patents
軸受手段の固定構造Info
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Description
また、開口部の周辺で火災が発生した際に、当該火災の熱が固定具へ伝導することを抑制するための抑制手段を備えるので、当該火災の熱が固定具へ伝導することを抑制でき、当該火災の熱が支持部材へ伝導することで支持部材が脱落することを回避できる。
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、建物の躯体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受手段を、躯体を構成する部材のうち外表面が耐火被覆材で覆われた木製の支持部材に対して固定するための固定構造に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態に係る軸受手段の固定構造が適用される開閉装置の構成について説明する。
収納部10は、開閉体30を収納するための収納手段である。この収納部10は、例えば天井納まり式の収納ケースを用いて構成されており(又は露出納まり式の収納ケースであってもよい)、具体的には、鋼製の中空体にて形成されており、図1から図4に示すように、建物の躯体2(具体的には、木製の内壁材2a)に設けられた開口部3の上端部よりも上方に設置されている(図1では、木製の天井材2bと、当該天井材2bよりも上方に位置する木製の床材2c(以下、「上方床材2c」と称する)との相互間に設置されている)。また、この収納部10の内部には、巻取軸40が収納されていると共に、巻取軸40にて開閉体30が巻上げられた状態では、開閉体30の少なくとも一部も収納部10の内部に収納される。
12、従動側軸受板13、従動側取付部14、及びケース板15を備えている。
駆動側軸受板11は、収納部10の収納空間の左端部を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、上記収納空間の左端部を覆うように略垂直に設けられ、駆動側取付部12に対して固定具等によって接続されている。
図2に戻り、従動側軸受板13は、上記収納空間の右端部を覆うための板材であり、図2、図3に示すように、上記収納空間の右端部を覆うように略垂直に設けられ、従動側取付部14に対して固定具等によって接続されている。
図2に戻り、ケース板15は、上記収納空間の後面、上面、及び下面を覆うための湾曲状の板材であり、図2から図4に示すように、上記収納空間の後面、上面、及び下面を覆うように設けられ、後述する下地部材80等に対して固定具等によって接続されている。
また、図4に示すように、収納部10の下方側に位置する天井材2bには、開閉体30を中心とする部屋の室外側と部屋の室内側にそれぞれまぐさ10aが設けられている。そして、これらまぐさ10aの相互間には、まぐさ開口10bが、開口部3の左右方向全長にわたって形成されていることで、このまぐさ開口10bを介して開閉体30の出し入れが行われる。
図1に戻り、ガイドレール20は、開閉体30を開口部3の開閉方向(上下方向)に沿って移動するように案内するものである。このガイドレール20は、例えば横断面形状が略コ字状となるように形成された長尺体であり、図1に示すように、開閉装置1の左右の各端部において、上下方向に略沿う方向で配置されており、柱材2fに対して直接的に固定されており、又は下地材(図示省略)を介して間接的に固定されている。
開閉体30は、開口部3の開閉を行うものであり、具体的には、巻取軸40の回転駆動によって閉鎖移動又は開放移動されることで、開閉体30の開閉状態を全開状態、全閉状態、又は半開状態にすることができる。この開閉体30は、例えば公知のシャッターカーテンを用いて構成されている。具体的には、図1に示すように、複数のスラット31を備えており、各スラット31の上下の両端部に形成された嵌合部(図示省略)を介して複数のスラット31が相互に嵌合接続されている。
巻取軸40は、開閉体30を開閉移動させるためのものである(なお、図4では、巻取軸40の最大巻き径Mが想像線で図示されている)。この巻取軸40は、例えば公知の巻取軸等を用いて構成されており、左右方向に沿って設置されている。また、この巻取軸40には開閉体30の上端に連結された連結スラット(図示省略)が接続されており、この巻取軸40を回転させることで、連結スラットを介して開閉体30を開閉移動させることができる。
図2に戻り、開閉機60は、巻取軸40の回転を制御することによって開閉体30を電動で開閉移動させる駆動手段である。この開閉機60は、例えば公知の開閉機等によって構成されており、図2から図4に示すように、収納部10の外部において収納部10よりも部屋の室内側に設けられ、駆動側軸受板11と接続された接続板61に対して固定具等によって固定されている。
操作装置は、開閉体30の閉鎖移動又は開放移動に関する操作入力を受け付ける操作手段であり、例えば、公知のシャッター装置用の操作手段(一例として、有線式又は無線式の操作装置等)を用いて構成されており、収納部10の外部において開口部3の近傍位置に設けられている。
制御装置は、開閉装置1の各部を相互に連動させる装置である。この制御装置は、例えば公知のシャッター用制御装置等を用いて構成され、開閉機60と配線(図示省略)を介して電気的に接続されており、通信部、電源部、制御部、及び記憶部を備えている(いずれも図示省略)。
図2に戻り、次に、軸受手段の固定構造について説明する。
最初に、実施の形態に係る固定構造の第1の特徴については、固定構造は、下地部材80を備えている。
次に、実施の形態に係る固定構造の第2の特徴については、固定構造は、抑制部100をさらに備えている。
次に、実施の形態に係る固定構造の第3の特徴については、固定構造は、補強部110をさらに備えている。
続いて、このように構成された開閉装置1の作用について説明する。開閉装置1の作用は、通常時の作用(以下、「第1作用」と称する)と、部屋の室外側で火災が発生した際の作用(以下、「第2作用」と称する)と、部屋の室内側で火災が発生した際の作用(以下、「第3作用」と称する)とに大別されるので、以下では各作用について説明する。なお、第2作用と第3作用は、それぞれ略同一であるので、第3作用の説明を省略することとする。
図4に示すように、下地部材80が、軸受手段と支持側耐火被覆材73との間に設けられていると共に、上記軸受手段が、下地部材80及び支持側耐火被覆材73を貫通するように支持部材2dに挿入される支持側固定具91によって、支持部材2dに対して固定されているので、支持側耐火被覆材73と上記軸受手段(具体的には、駆動側取付部12、従動側取付部14)とが直接当接することは回避される。これにより、例えば支持側耐火被覆材73が上記軸受手段からの支圧等を直接受けないことから、支持側耐火被覆材73の損傷の発生(例えば、支持側耐火被覆材73のひび割れの発生等)を抑制しながら、上記軸受手段を支持部材2dに対して強固に固定できる。
例えば、全閉状態において部屋の室外側で火災が発生した際に、支持部材2dが当該火災の炎に晒されることになる。
このように実施の形態によれば、軸受手段と支持側耐火被覆材73との間に設けられる下地部材80であり、軸受手段が取り付けられる下地部材80を備え、下地部材80及び支持側耐火被覆材73を貫通するように支持部材2dに挿入される支持側固定具91によって、軸受手段を支持部材2dに対して固定したので、下地部材80を用いることなく軸受手段を支持部材2dに対して固定する場合に比べて、支持側耐火被覆材73の損傷の発生(例えば、支持側耐火被覆材73のひび割れの発生等)を抑制しながら、軸受手段を支持部材2dに対して強固に固定でき、軸受手段の設置性を高めることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
上記実施の形態では、各種の耐火被覆材(具体的には、床側耐火被覆材72、支持側耐火被覆材73、抑制部100の耐火被覆材)が、燃え止まり部材71aを複数積層することにより構成されていると説明したが、これに限らない。例えば、燃え止まり部材71aと、燃え止まり部材71aよりも外側に位置する燃え代部材であって、支持部材2dの燃焼又は炭化の進行を抑制する燃え代部材(一例として、木製の集成材、木製の積層材、又はこれらを組み合わせたもの等)で構成されてもよい。あるいは、単層の燃え止まり部材71aで構成されてもよい。
上記実施の形態では、下地部材80が、中間縦枠材84、上方床側横枠材85、及び天井側横枠材86を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、中間縦枠材84、上方床側横枠材85、又は天井側横枠材86の少なくともいずれか1つを省略してもよい。なお、中間縦枠材84、上方床側横枠材85、及び天井側横枠材86を省略した場合には、駆動側縦枠材82と従動側縦枠材83とが接続されることなく、それぞれ個別に設けられてもよい。
上記実施の形態では、支持側固定具91のヘッド部分91aが下地部材80の各枠材81の収容空間81a内に収容されるように、当該支持側固定具91が設けられていると説明したが、これに限らない。例えば、支持側固定具91のヘッド部分91aが下地部材80の外部に位置するように設けられてもよい。
付記1の軸受手段の固定構造は、建物の躯体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受手段を、前記躯体を構成する部材のうち外表面が耐火被覆材で覆われた木製の支持部材に対して固定するための固定構造であって、前記軸受手段と前記耐火被覆材との間に設けられる下地部材であり、前記軸受手段が取り付けられる下地部材を備え、前記下地部材及び前記耐火被覆材を貫通するように前記支持部材に挿入される固定具によって、前記軸受手段を前記支持部材に対して固定した。
付記1に記載の軸受手段の固定構造によれば、軸受手段と耐火被覆材との間に設けられる下地部材であり、軸受手段が取り付けられる下地部材を備え、下地部材及び耐火被覆材を貫通するように支持部材に挿入される固定具によって、軸受手段を支持部材に対して固定したので、下地部材を用いることなく軸受手段を支持部材に対して固定する場合に比べて、耐火被覆材の損傷の発生(例えば、耐火被覆材のひび割れの発生等)を抑制しながら、軸受手段を支持部材に対して強固に固定でき、軸受手段の設置性を高めることができる。
2 躯体
2a 内壁
2b 天井材
2c 上方床材
2d 支持部材
2e 下方床材
2f 柱材
3 開口部
10 収納部
10a まぐさ
10b まぐさ開口
11 駆動側軸受板
12 駆動側取付部
13 従動側軸受板
14 従動側取付部
15 ケース板
20 ガイドレール
30 開閉体
31 スラット
32 座板
40 巻取軸
41 駆動側シャフト部
42 巻取軸側スプロケット部
43 従動側シャフト部
52 伝達部材
60 開閉機
61 接続板
71a 燃え止まり部材
72 床側耐火被覆材
73 支持側耐火被覆材
80 下地部材
81 枠材
81a 収容空間
82 駆動側縦枠材
83 従動側縦枠材
84 中間縦枠材
85 上方床側横枠材
86 天井側横枠材
90 下地側固定具
91 支持側固定具
91a ヘッド部分
92 補強用固定具
100 抑制部
101 上側抑制部
102 下側抑制部
110 補強部
111 第1補強片
112 第2補強片
113 第3補強片
M 最大巻き径
Claims (5)
- 建物の躯体に設けられた開口部を開閉する開閉体を開閉移動させるための巻取軸を回転可能に支持する軸受手段を、前記躯体を構成する部材のうち外表面が耐火被覆材で覆われた木製の支持部材に対して固定するための固定構造であって、
前記軸受手段と前記耐火被覆材との間に設けられる下地部材であり、前記軸受手段が取り付けられる下地部材を備え、
前記下地部材及び前記耐火被覆材を貫通するように前記支持部材に挿入される固定具によって、前記軸受手段を前記支持部材に対して固定し、
前記開口部の周辺で火災が発生した際に、当該火災の熱が前記固定具へ伝導することを抑制するための抑制手段をさらに備え、
前記抑制手段を、前記下地部材の外面を覆うように設けた、
軸受手段の固定構造。 - 前記抑制手段を、前記下地部材の外面のうち露出側の面を覆うように設けた、
請求項1に記載の軸受手段の固定構造。 - 前記下地部材を、収容空間を有する枠材を複数組み合わせることで構成し、
前記固定具のヘッド部分が前記収容空間内に収容されるように、当該固定具を設けた、
請求項1又は2に記載の軸受手段の固定構造。 - 前記抑制手段によって前記固定具のヘッド部分又は/及びその近傍部分が外部に露出しないように、当該抑制手段を前記下地部材に設けた、
請求項1から3のいずれか一項に記載の軸受手段の固定構造。 - 前記下地部材を支持することにより、前記固定具に作用する負荷を軽減するための補強手段を備える、
請求項1から4のいずれか一項に記載の軸受手段の固定構造。
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| 木造建築物等の外壁の延焼のおそれのある部分の構造方法を定める件,日本,2024年10月30日,1-2 |
| 木造軸組工法による耐火建築物~木住協の1時間・2時間耐火構造,日本,日本木造住宅産業協会,2024年10月30日,1,3,6 |
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