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JP7727001B2 - 圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法 - Google Patents
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JP7727001B2 - 圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法 - Google Patents

圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法

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Description

本開示は、圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法に関する。
一対の圧延ロール間に通された金属板を往復させて圧延させるリバース式圧延装置が知られている。
特許文献1には、圧延ロールを含む圧延スタンドと、該圧延スタンドの前後に配置された2台のリール(巻出機及び巻取機)と、を備えたリバース式の圧延装置が開示されている。この圧延装置では、第1のリールから巻き出された圧延材を圧延スタンドで圧延して第2のリールで巻き取る工程(圧延パス)において、第1のリールから離れた圧延材の尾端が圧延スタンドの出側に到達したら圧延装置を停止させ、次パスの圧延(第2のリールから巻き出した圧延材を圧延スタンドで圧延して第1のリールで巻き取る工程)を開始するようになっている。
特開2000-202503号公報
特許文献1記載のリバース式圧延装置のように、帯板(圧延材)の尾端が巻出機から離れた後も圧延を続けることで、帯板の尾端部が巻出機に把持された状態を維持しながら圧延を行う場合に比べて歩留まりを改善できる。一方、巻出機から巻出された帯板の尾端を、次パスの圧延開始に適した位置に精度良く停止させるためには時間を要する。また、帯板の尾端が停止した後、次パスの圧延開始時に、巻出機と圧延ロールとの間に設けられるデフレクタロール等にて帯板の先端(前パスの尾端)をスムーズに通すことが難しく、時間のロスになってしまう場合がある。
上述の事情に鑑みて、本発明の少なくとも一実施形態は、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することが可能な圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延装置の制御装置は、
金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置を制御するための制御装置であって、
前記圧延ロールの回転を制御するための回転制御部と、
前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得するように構成された速度取得部と、
前記帯板の尾端が前記巻出機から離れたことを検出するように構成された離脱検出部と、
を備え、
前記回転制御部は、前記離脱検出部により前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得部によって取得された前記帯板の速度に基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成される。
本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延設備は、
金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置と、
前記圧延装置を制御するための上述の制御装置と、
を備える。
本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延装置の制御方法は、
金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置を制御するための制御方法であって、
前記圧延ロールの回転を制御する回転制御ステップと、
前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得する速度取得ステップと、
前記帯板の尾端が前記巻出機から離れたことを検出する離脱検出ステップと、
を備え、
前記回転制御ステップでは、前記離脱検出ステップにおいて前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得ステップにおいて取得された前記帯板の速度に基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させる。
本発明の少なくとも一実施形態によれば、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することが可能な圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法が提供される。
一実施形態に係る制御装置が適用される圧延設備の概略構成図である。 一実施形態に係る巻出機(巻取機)の部分的な断面図である。 一実施形態に係る制御装置の概略構成図である。 一実施形態に係る圧延装置の制御方法のフローチャートである。 一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図である。 一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図である。 一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図である。 一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図である。 センサの検出値、帯板の速度及びグリッパの開閉状態の時間変化の一例を示すグラフである。 センサの検出値、帯板の速度及びグリッパの開閉状態の時間変化の一例を示すグラフである。 巻出機における帯板の巻き数を説明するための図である。 巻出機における帯板の巻き数を説明するための図である。 一実施形態に係る押圧部の概略図である。 一実施形態に係る押圧部の概略図である。 一実施形態に係る押圧部の概略図である。 帯板の尾端部の形状矯正を行う手順の一例を説明するための図である。 帯板の尾端部の形状矯正を行う手順の一例を説明するための図である。 帯板の尾端部の形状矯正を行う手順の一例を説明するための図である。 帯板の尾端部の形状矯正を行う手順の一例を説明するための図である。
以下、添付図面を参照して本発明の幾つかの実施形態について説明する。ただし、実施形態として記載されている又は図面に示されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、本発明の範囲をこれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。
(圧延設備の構成)
図1は、一実施形態に係る制御装置が適用される圧延設備の概略構成図である。図1に示すように、圧延設備100は、金属の帯板S(例えば帯状の鋼板)を圧延するための圧延装置1と、圧延装置1を制御するための制御装置50と、を備える。
圧延装置1は、帯板Sを圧延するための圧延機10と、圧延機10の入側(すなわち圧延中の帯板Sの進行方向における圧延機10の上流側)に設けられる巻出機2と、圧延機10の出側(すなわち圧延中の帯板Sの進行方向における圧延機10の下流側)に設けられる巻取機3と、を含む。圧延装置1は、例えば図1に示すように1台の圧延機10を含んでいてもよく、あるいは、2台以上の圧延機10を含んでいてもよい。
圧延機10は、帯板Sを挟んで帯板Sの両面側に設けられる一対の圧延ロール(ワークロール)15,16を含む。図1に示すように、圧延機10は、一対の圧延ロール15,16をそれぞれ挟んで帯板Sとはそれぞれ反対側に設けられる一対の中間ロール17,18及び一対のバックアップロール19,20と、を含んでもよい。中間ロール17,18及びバックアップロール19,20は、圧延ロール15,16を支持するように構成されている。また、圧延機10は、一対の圧延ロール15,16に荷重を加えて一対の圧延ロール15,16の間の帯板Sを圧下するための圧下装置(油圧シリンダ等;不図示)を備えている。
圧延ロール15,16には、スピンドル(不図示)等を介してモータ11が接続されており、圧延ロール15,16は、モータによって回転駆動されるようになっている。帯板Sの圧延時には、圧下装置で帯板Sを圧下しながらモータ11により圧延ロール15,16を回転させることで、圧延ロール15,16と帯板Sとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力によって帯板Sが圧延ロール15,16の出側へと送られるようになっている。
巻出機2は、圧延機10に向けて帯板Sのコイルを巻き出すように構成される。巻出機2は、マンドレル4を含み、該マンドレル4がモータ(不図示)によって回転駆動されることにより圧延機10に向けて帯板Sを巻き出すようになっている。なお、巻出機2のマンドレル4は、帯板Sの圧延時には、モータ(不図示)によって駆動されて帯板Sに入側張力を与えるようになっている。
巻取機3は、圧延機10からの帯板Sを巻き取るように構成される。巻取機3は、マンドレル5を含み、該マンドレル5がモータ(不図示)によって回転駆動されることにより帯板Sを巻き取るようになっている。帯板Sを巻取機3のマンドレル5で巻き取りながら圧延するときには、巻取機3のマンドレル5によって帯板Sに出側張力が付与されるようになっている。
図1に示すように、巻出機2のマンドレル4と圧延機10との間には、巻出機2のマンドレル4から圧延機10に導入される帯板Sをガイドするためのガイド部12が設けられていてもよい。圧延機10と巻取機3のマンドレル5との間には、圧延機10から巻取機3のマンドレル5に送られる帯板Sをガイドするためのガイド部13が設けられていてもよいガイド部12,13は、デフレクタロール6,7、及び/又は、ガイドテーブル8,9を含んでもよい。
幾つかの実施形態では、圧延装置1は、一対の圧延ロール15,16間に通された帯板Sを往復させて圧延させるリバース式の圧延装置(リバースミル)である。リバース式の圧延装置1では、巻出機2のマンドレル4から巻き出される帯板Sの尾端St直前で圧延を止めて、帯板Sが圧延ロール15,16に圧下された状態で奇数回目(1パス目等)の圧延が完了する。その次に、巻取機3のマンドレル5から帯板Sを圧延機10に向けて巻き出すとともに、巻出機2のマンドレル4で帯板Sを巻き取りながら、先ほどとは逆の進行方向に帯板Sを進行させて偶数回目(2パス目等)の圧延を行う。すなわち、帯板Sの進行方向に応じて、巻出機2の役割と及び巻取機3の役割とが入れ替わるようになっている。
図2は、一実施形態に係る巻出機2(巻取機3)の部分的な断面図であり、巻出機2(巻取機3)の動作を説明するための図である。図1及び図2に示すように、巻出機2は、帯板Sの尾端Stを含む尾端部Saを把持するためのグリッパ22を含む。また、巻取機3は、帯板Sの先端を含む先端部を把持するためのグリッパ23を含む。
図2に示す例示的な実施形態では、グリッパ22,23は、マンドレル4,5の外周面よりもマンドレル4,5の径方向内側にて径方向に沿って移動可能に設けられている。マンドレル4,5には、該マンドレル4,5の表面に開口し、帯板Sの尾端又は先端を受け入れ可能なスロット24が設けられている。
アクチュエータ(不図示)等によってグリッパ22,23を径方向外側に移動させるとともにグリッパ22,23からマンドレル4,5に向かう力を帯板Sに与えることで、帯板の尾端部又は先端部が把持される。アクチュエータ等によってグリッパ22,23を径方向内側に移動させるとともにグリッパ22,23から帯板Sに作用する力を解除することで、グリッパ22,23による帯板Sの尾端部又は先端部の把持が解除される。
圧延装置1で帯板Sの圧延をするときには、基本的には、グリッパ22,23で帯板Sの尾端部及び先端部を把持した状態で、帯板Sに張力を与えながら、圧延ロール15,16並びに巻出機2及び巻取機3のマンドレル4,5を回転させる。
図1に示すように、圧延設備100は、帯板Sの尾端部Saの形状を矯正するための押圧部30を備えていてもよい。押圧部30のより具体的な構成については後述する。
図1に示すように、圧延設備100は、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度を検出するための速度センサ40を備えていてもよい。速度センサ40と制御装置50とは電気的に接続され、速度センサ40により検出された帯板Sの速度を示す信号は、制御装置50に送られるようになっている。
図1に示すように、圧延設備100は、帯板Sの尾端Stの巻出機2からの離脱を検出するためのセンサ42を備えていてもよい。センサ42は、巻出機2の上方、下方又は側方の位置における帯板Sの有無を検出可能なセンサであってもよい。センサ42は該センサ42から帯板Sまでの距離を検出可能な距離計(レーザ距離計等)であってもよい。センサ42と制御装置50とは電気的に接続され、センサ42による検出結果を示す信号は、制御装置50に送られるようになっている。
なお、図1に示すセンサ42は、巻出機2の下方の位置における帯板Sの有無を検出可能なセンサである。図1に示すセンサ42は、巻出機2の下方の位置に設けられ、水平方向における該センサ42と帯板Sとの間の距離を検出可能な距離センサである。
図3は、一実施形態に係る制御装置50の概略構成図である。図3に示すように、制御装置50は、回転制御部52と、速度取得部54と、離脱検出部56と、を備える。制御装置50は、さらに、把持制御部58及び/又は押圧制御部60を備えていてもよい。
回転制御部52は、圧延ロール15,16の回転を制御するように構成される。より具体的に、回転制御部52は、離脱検出部56(後述)により帯板Sの尾端Stの巻出機2からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、速度取得部54(後述)によって取得される帯板Sの速度に基づいて、圧延ロール15,16を停止させるように構成される。回転制御部52は、上述の離脱タイミング、帯板Sの速度に加え、上述の離脱タイミングにおける尾端Stの位置から、尾端Stの停止予定位置までの帯板Sの長さに基づいて、圧延ロール15,16の回転を停止させるように構成されてもよい。
速度取得部54は、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度を取得するように構成される。速度取得部54は、上述の速度センサ40から受け取る帯板Sの速度を示す信号に基づいて上述の帯板Sの速度を取得してもよい。あるいは、速度取得部54は、圧延ロール15,16又は該圧延ロール15,16を駆動するモータ11の回転速度を回転数センサ等から取得し、該回転速度から後進率等を用いて帯板Sの速度を推定することによって、該帯板Sの速度を取得してもよい。
離脱検出部56は、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離れたことを検出するように構成される。離脱検出部56は、帯板Sの進行方向(巻出機2から巻取機3に向かう方向)においてガイド部12(デフレクタロール6又はガイドテーブル8等)と同じ又はガイド部12よりも巻出機2側の位置、かつ、巻出機2の上方、下方又は側方の位置における帯板Sの有無を検出可能なセンサ42からの信号に基づいて、尾端Stの巻出機2からの離脱を検出するように構成されてもよい。
センサ42は、巻出機2の下方の位置における帯板Sの有無を検出するように構成されてもよい(図1のセンサ42、図5A~5Dのセンサ42A参照)。この場合、離脱検出部56は、センサ42からの信号に基づいて、巻出機2の下方の位置において帯板Sの存在が検出されたときに、尾端Stが巻出機2から離脱したと判定するように構成されてもよい。
なお、図1のセンサ42及び図5A~5D中のセンサ42Aは、巻出機2の下方の位置に設けられ、水平方向における該センサ42,42Aと帯板Sとの間の距離を検出可能な距離センサである。
あるいは、センサ42は、巻出機の上方の位置における帯板Sの有無を検出するように構成されてもよい(図5A~5Dのセンサ42B又は42C参照)。この場合、離脱検出部56は、センサ42からの信号に基づいて、巻出機2の上方の位置において帯板Sが存在しなくなったことが検出されたときに、尾端Stが巻出機2から離脱したと判定するように構成されてもよい。
なお、図5A~5D中のセンサ42Bは、巻出機2の上方の位置に設けられ、水平方向における該センサ42Bと帯板Sとの間の距離を検出可能な距離センサである。図5A~5D中のセンサ42Cは、巻出機2の上方の位置に設けられ、鉛直方向における該センサ42Cと帯板Sとの間の距離を検出可能な距離センサである。
なお、図5A~図5Dは、一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図である。図5A~図5Dには、センサ42として、3つのセンサ42A,42B,42Cが示されているが、センサ42は1つ(例えば図5A~図5Dのセンサ42A~42Cの何れか1つ)設けられていれば、巻出機2からの帯板Sの尾端Stの離脱を検出可能である。
把持制御部58は、グリッパ22の動作(即ち、グリッパ22による帯板Sの尾端部又は先端部の把持及び/又はその解除)を制御するように構成される。把持制御部58は、巻出機2における帯板Sの巻き数(ターン数)に基づいて、グリッパによる帯板Sの尾端部Saの把持を解除するように構成されていてもよい。巻出機2における帯板Sの巻き数は、圧延パス開始時点における帯板Sの巻き数又は長さ、及び/又は、マンドレル4の回転軸周りのグリッパ22の角度位置等から算出されるようになっていてもよい。
押圧制御部60は、押圧部30の動作を制御するように構成される。押圧制御部60のより具体的な構成は後述する。
制御装置50は、プロセッサ(CPU等)、主記憶装置(メモリデバイス;RAM等)、補助記憶装置及びインターフェース等を備えた計算機を含む。制御装置50は、インターフェースを介して、速度センサ40及び/又はセンサ42から信号を受け取るようになっている。プロセッサは、このようにして受け取った信号を処理するように構成される。また、プロセッサは、主記憶装置に展開されるプログラムを処理するように構成される。これにより、上述の各機能部(回転制御部52、速度取得部54及び離脱検出部56等)の機能が実現される。
制御装置50での処理内容は、プロセッサにより実行されるプログラムとして実装される。プログラムは、例えば補助記憶装置に記憶されていてもよい。プログラム実行時には、これらのプログラムは主記憶装置に展開される。プロセッサは、主記憶装置からプログラムを読み出し、プログラムに含まれる命令を実行するようになっている。
(圧延装置の制御のフロー)
次に、図4~図9を参照して、幾つかの実施形態に係る圧延装置1の制御方法について説明する。なお、以下において、上述の制御装置50を用いて上述の圧延装置1を制御する場合について説明するが、幾つかの実施形態では、他の装置を用いて圧延装置の制御方法を実行するようにしてもよく、あるいは、以下に説明する手順の一部を手動で行ってもよい。
図4は、一実施形態に係る圧延装置の制御方法のフローチャートである。図5A~図5Dは、一実施形態に係る圧延装置の制御のフローを説明するための図であり、圧延装置の制御における帯板Sの位置の経時的な変化を示す図である。
図4に示すように、一実施形態に係る制御方法では、圧延装置1での帯板Sの圧延中、把持制御部58により、巻出機2のグリッパ22による帯板Sの尾端部Saの把持を解除する(S2)。また、速度取得部54により、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度を取得する(S4)。また、離脱検出部56により、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離れたことを検出する(S6)。そして、回転制御部52より、ステップS4で取得した帯板Sの速度、及び、ステップS6で尾端Stの巻出機2からの離脱が検出されたタイミング(離脱タイミング)に基づいて、圧延ロール15,16の回転を制御して停止させる(S8)。
ステップS2では、圧延装置1での帯板Sの圧延中、巻出機2における帯板Sの巻き数が少なくなってきたら、巻出機2のグリッパ22を動かすためのアクチュエータを適切に作動させて、グリッパ22による帯板Sの尾端部Saの把持を解除する(S2)。ステップS2では、典型的には、帯板Sが巻出機2のマンドレル4に1周以上巻かれた状態で、グリッパ22による尾端部Saの把持を解除する。
ステップS2でグリッパ22による帯板Sの尾端部Saの把持を解除する前は、図5Aに示すように、帯板Sの尾端及び尾端部はマンドレル4から離脱していない。ステップS2でグリッパ22による帯板Sの尾端部Saの把持を解除すると、図5Bに示すように、帯板Sの尾端St及び尾端部Saがマンドレル4(巻出機2)から離脱する。そして、時間の経過に従い、帯板S及び尾端Stの位置が図5Cに示すように、さらに図5Dに示すように変化する。
ステップS4では、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度を取得する。ステップS4では、ステップS2でグリッパ22による尾端部Saの把持が解除される時点よりも前から、上述の帯板Sの速度を取得してもよく、あるいは、当該時点以後の上述の帯板Sの速度を取得してもよい。また、上述の帯板Sの速度は、後続のステップS8で圧延ロール15,16が停止されるまで取得してもよい。ステップS4では、上述の帯板Sの速度を連続的に又は所定期間毎に取得するようにしてもよい。
ステップS6では、巻出機2のマンドレル4の上方又は下方の位置における帯板の有無を検出可能なセンサ42からの信号に基づき、尾端Stの巻出機2からの離脱を検出する。
一実施形態では、巻出機2のマンドレル4の下方の位置における帯板の有無を検出するように構成されたセンサ42A(図5A~5D参照)の検出信号を用いて、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱したか否を判定する。
ここで、図6は、圧延装置の制御が行われる期間におけるセンサ42Aの検出値、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度(以下、単に帯板Sの速度ともいう)、及び、グリッパ22の開閉状態の時間変化の一例を示すグラフである。なお、センサ42Aの検出値がD以上のときの当該検出値はセンサ42Aによって検出されるセンサ42Aと帯板Sとの水平方向の距離を示し、検出値がD未満であることは、帯板Sの存在が検出されていないことを示す。
図6に示す例では、時刻t11まで、圧延装置1により、定常速度で帯板Sの圧延が行われる。そして、時刻t11より後の時刻t12において、グリッパ22による尾端部Saの把持が解除される(ステップS2)。時刻t12までは、図5Aに示すように、帯板Sの尾端及び尾端部はマンドレル4から離脱していない。また、時刻t12の時点では、図6のグラフに示すように、センサ42Aの検出値はD未満であり、帯板Sの存在は検出されていない。
時刻t12より後の時刻t14からしばらくの期間、センサ42Aの検出値がD以上となる。すなわち、この期間、センサ42Aにより、巻出機2の下方の位置において帯板Sの存在が検出されている。
なお、図5Bは、時刻t12より後かつ時刻t14より前の時点の状態を示し、尾端Stは巻出機2から離脱しているが、センサ42Aの検出位置には到達しておらず、センサ42Aにより帯板Sの存在は検出されない。図5Cは、時刻t14の直後の状態を示し、尾端Stがセンサ42Aの検出位置よりも下方に達しているため、センサ42Aにより帯板Sの存在が検出される。その後、尾端Stがセンサ42Aの検出位置よりも上方に移動すると、センサ42Aにより帯板Sの存在が検出されなくなる。
離脱検出部56は、センサ42Aにより巻出機2の下方の位置にて帯板Sの存在が検出された時刻t14に尾端Stが巻出機2から離脱したと判定する。この場合、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱した離脱したタイミング(離脱タイミング)は時刻t14である。
一実施形態では、巻出機2のマンドレル4の上方の位置における帯板の有無を検出するように構成されたセンサ42B又は42C(図5A~5D参照)の検出信号を用いて、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱したか否を判定する。
ここで、図7は、圧延装置の制御が行われる期間におけるセンサ42Bの検出値、巻出機2と圧延ロール15,16との間における帯板Sの速度、及び、グリッパ22の開閉状態の時間変化の一例を示すグラフである。なお、センサ42Bの検出値がD以上のときの当該検出値はセンサ42Bによって検出されるセンサ42Bと帯板Sとの水平方向の距離を示し、検出値がD未満であることは、帯板Sの存在が検出されていないことを示す。
図7に示す例では、時刻t21まで、圧延装置1により、定常速度で帯板Sの圧延が行われる。そして、時刻t21より後の時刻t22において、グリッパ22による尾端部Saの把持が解除される(ステップS2)。時刻t22までは、図5Aに示すように、帯板Sの尾端及び尾端部はマンドレル4から離脱していない。また、時刻t22の時点では、図6のグラフに示すように、センサ42Aの検出値はD以上であり、帯板Sの存在が検出されている。
時刻t22より後の時刻t24以降の期間、センサ42Bの検出値がD未満となる。すなわち、この期間、センサ42Bにより、巻出機2の上方の位置において帯板Sの存在が検出されなくなる。
なお、図5Cは、時刻t22より後かつ時刻t24より前の時点の状態を示し、尾端Stは巻出機2から離脱しているが、センサ42Bの検出位置に帯板Sが存在するため、センサ42Bにより帯板Sの存在が検出される。図5Dは、時刻t24の直後の状態を示し、尾端Stがセンサ42Bの検出位置よりも上方に達したため、センサ42Aにより帯板Sの存在が検出されなくなる。
離脱検出部56は、センサ42Bにより巻出機2の上方の位置にて帯板Sの存在が検出されなくなった時刻t24に尾端Stが巻出機2から離脱したと判定する。この場合、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱した離脱したタイミング(離脱タイミング)は時刻t24である。
ステップS8では、ステップS4で取得した帯板Sの速度、及び、ステップS6で尾端Stの巻出機2からの離脱が検出されたタイミング(離脱タイミング)に基づいて、モータ11の回転を制御して、圧延ロール15,16の回転を停止させる(S8)。
このように、帯板Sの速度及び尾端Stの離脱タイミングに基づいて圧延ロール15,16の回転を停止させることにより、尾端Stが所望の位置(例えば、次パスの圧延をスムーズに開始可能な位置;例えばデフレクタロール6の直前やガイドテーブル8の位置等)に位置するように、帯板Sを停止させることができる。よって、リバース式の圧延装置1において、尾端Stが巻出機2から離れてからも、圧延ロール15,16が停止するまで圧延を継続することができるとともに、次パスの圧延をスムーズに開始することができる。よって、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することができる。
ステップS8では、帯板Sの速度及び尾端Stの離脱タイミングに加え、離脱タイミングにおける尾端Stの位置から、尾端Stの停止予定位置までの帯板Sの長さに基づいて、圧延ロール15,16の回転を停止させるようにしてもよい。帯板Sの移動長さ(即ち尾端Stの移動長さ)は帯板Sの速度の時間積分として表現できるので、速度取得部54により取得される帯板Sの速度の時間積分が上述の帯板Sの長さとなるように、回転制御部により圧延ロール15,16(モータ11)の回転及び停止を制御することで、尾端Stが所望の停止予定位置に位置するように、帯板Sを停止させやすくなる。よって、次パスの圧延をスムーズに開始させやすくなる。
なお、尾端Stの巻出機2からの離脱タイミングにおける尾端Stの位置から、尾端Stの停止予定位置までの帯板Sの長さとして、尾端Stの離脱を検出するためのセンサ42(センサ42A~42C等)、及び、尾端Stの停止予定位置等に基づいて、幾何学的に求めたものを使用してもよい。
なお、ステップS8では、例えば図6や図7に示すように、尾端Stの巻出機2からの離脱タイミングから圧延ロール15,16を停止させるまでの間、帯板Sの速度を増速させたり減速させたりしてもよい。図6及び図7に示す例では、離脱タイミング(時刻t14又はt24)以後の時刻t15又はt25からt16又はt26までの間に帯板Sの速度を上昇させるとともに、時刻t16又はt26から時刻t17又はt27(圧延ロール15,16の停止時)までの間に帯板Sの速度を減少させている。このように、帯板Sの停止直前まで帯板Sの速度をなるべく大きくすることで、帯板Sの圧延に要する時間を短縮できるとともに、帯板Sの停止直前に帯板Sの速度を減速させることで、安定的に、尾端Stを所望の停止予定位置に位置させやすくなる。
ここで、図8及び図9は、巻出機2における帯板Sの巻き数を説明するための図である。帯板Sの巻き数は、巻出機2のマンドレル4の回転軸周りのグリッパ22の角度位置を基準として数えられる。図8では、グリッパ22の角度位置は、巻出機2に巻かれた帯板Sが圧延ロール15,16に向けて巻出される角度位置T(帯板Sの形状が円弧形状から直線状に変化する位置)と同じである。すなわち、図8は帯板Sが巻出機2のマンドレル4に1周巻かれた状態を示す。図9では、グリッパ22の角度位置は、上述の角度位置Tから180度回転した位置である。すなわち、図9は帯板Sが巻出機2のマンドレル4に1.5周巻かれた状態を示す。
上述の方法において、ステップS2では、帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱する直前に、グリッパ22による尾端部Saの把持を解除するようにしてもよい。
巻出機2のグリッパ22が帯板Sの尾端部Saを把持している期間は帯板Sに張力が作用するため、帯板Sのうちこの期間に圧延される部分は製品となり得る。この点、上述のように、尾端Stが巻出機2から離脱する直前にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除することにより、尾端Stが巻出機2から離脱する直前まで帯板Sに作用する張力を維持することができる。このため、歩留まりをより効果的に改善することができる。
より具体的には、ステップS2では、巻出機2に帯板Sが2巻き以下又は1.7巻き以下巻き付いている間にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除してもよい。
このように、巻出機2に帯板が2巻き以下又は1.7巻き以下巻付いている間にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除するようにすることにより、尾端Stが巻出機2から離脱する直前まで帯板Sに作用する張力を維持することができる。
また、ステップS2では、巻出機2に帯板Sが1巻き又は1.5巻きより多く巻き付いている間にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除してもよい。
帯板Sの尾端Stが巻出機2から離脱可能となるのは、巻出機2に帯板Sが1巻き以下巻付いているときである。この点、上述のように、巻出機2に帯板Sが1巻き又は1.5巻きより多く巻き付いている間に、即ち、帯板Sの尾端が巻出機から離脱可能となる前にグリッパによる尾端部の把持を解除するようにしたので、帯板の尾端を巻出機からスムーズに離脱させることができる。
幾つかの実施形態では、巻出機2に帯板Sが1巻き以上2巻き以下巻付いている間にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除してもよい。幾つかの実施形態では、巻出機2に帯板Sが1.5巻き以上1.7巻き以下巻付いている間にグリッパ22による尾端部Saの把持を解除してもよい。
上述の方法において、ステップS2では、グリッパ22による尾端部Saの把持が解除されるタイミングを含む期間において、圧延ロール15,16の回転速度を減速させるようにしてもよい。例えば、図6又は図7に示す例においては、グリッパ22による尾端部Saの把持が解除される時刻t12又はt22を含む期間(t11からt13までの期間、又は、t21からt23までの期間)において、圧延ロール15,16の回転速度が減速されている。
このように、グリッパ22による尾端部Saの把持が解除されるときに圧延ロール15,16の回転速度を減速させることにより、尾端部Saの把持が解除されるタイミングの直前までは圧延ロール15,16の回転速度が比較的高く維持される。したがって、圧延に要する時間の増大を効果的に抑制することができる。
(押圧部による尾端部の形状矯正について)
次に、帯板Sの尾端部Saの形状を矯正するための押圧部30及び押圧制御部60のより具体的な構成について説明する。
図1に示すように、押圧部30は、巻出機2と圧延ロール15,16との間に設けられたデフレクタロール6の回転軸Oよりも、帯板Sの進行方向にて圧延ロール15,16側に少なくとも部分的に位置するように設けられる。押圧部30は、帯板Sの板厚方向に沿った押し付け力を帯板Sに与えるように構成される。
押圧制御部60(図3参照)は、押圧部30の動作を制御するように構成される。押圧制御部60は、帯板Sの尾端Stの巻出機2からの離脱後、押圧部30により帯板Sに押し付け力を加えるように押圧部30を動作させるように構成されてもよい。押圧制御部60は、圧延ロール15,16が回転されている状態で(即ち帯板Sが搬送されている状態で)、押圧部30により帯板Sに押し付け力を加えるように構成されてもよい。
巻出機2から離脱した帯板Sの尾端部Saは、通常、比較的程度の大きい湾曲形状(強い巻き癖)を有する。上述の構成によれば、尾端Stが巻出機2から離脱した後、デフレクタロール6の近傍に設けられる押圧部30によって帯板Sに押し付け力が加えられた状態で圧延ロール15,16を回転させるようにしたので、尾端部Saの湾曲の程度を小さくすることができる。このように帯板Sの尾端部Saの形状を矯正することで、次パスの圧延をよりスムーズに開始することができる。例えば、次パスにおける帯板Sの先端部(前パスの尾端部Sa)をガイド部12に通しやすくなる、又は、次パスにおける帯板Sの先端部を巻取機(前パスにおける巻出機2)のグリッパで把持しやすくなる。よって、圧延に要する時間の増大を効果的に抑制することができる。
図10~図12は、それぞれ、一実施形態に係る押圧部30の概略図である。
図10に示す押圧部30は、部分的にデフレクタロール6よりも圧延ロール15,16側に設けられ、デフレクタロール6とともに帯板Sを挟むように構成されたピンチロール32と、帯板Sの進行方向にてデフレクタロール6よりも圧延ロール15,16側にて、帯板Sを挟んでピンチロール32の反対側に設けられたプッシュロール34と、を含む。プッシュロール34は、上向きに沿った押し付け力を帯板Sに付与可能に構成される。図10に示すように、帯板Sの進行方向(以下、単に進行方向ともいう。)におけるピンチロール32の中心は、進行方向においてデフレクタロール6の回転軸から距離L1だけ圧延ロール15,16側にずれて位置している。また、進行方向におけるプッシュロール34の中心は、進行方向において上述のピンチロール32の中心から距離L2だけ圧延ロール15,16側にずれて位置している。
この実施形態では、デフレクタロール6とピンチロール32とで帯板Sを挟み、プッシュロール34からの押し付け力を帯板Sに作用させた状態で、圧延ロール15,16を回転させることにより、帯板Sの尾端部Saの形状を矯正することができる。
図11に示す押圧部30は、部分的にデフレクタロール6よりも圧延ロール15,16側に設けられ、デフレクタロール6とともに帯板Sを挟むように構成されたピンチロール33を含む。ピンチロール33は、ピンチロール33の中心からデフレクタロール6の中心に向かう方向に沿った押し付け力を帯板Sに付与可能に構成される。図11に示すように、帯板Sの進行方向におけるピンチロール33の中心は、進行方向においてデフレクタロール6の回転軸から距離L3だけ圧延ロール15,16側にずれて位置している。
この実施形態では、デフレクタロール6とピンチロール33とで帯板Sを挟み、ピンチロール33からの押し付け力を帯板Sに作用させた状態で、デフレクタロール6及びピンチロール33を回転させながら、圧延ロール15,16を回転させる。このようにして、帯板Sに張力を作用させることで、帯板Sの尾端部Saの形状を矯正することができる。
図12に示す押圧部30は、デフレクタロール6よりも圧延ロール15,16側に設けられたフォーミング部36と、帯板Sを挟んでフォーミング部36とは反対側に設けられた受け部38と、を含む。フォーミング部36は上下動可能に設けられる。受け部38は、フォーミング部36とともに帯板Sを挟んだ状態で帯板Sの表面に当接可能な当接面38aを有する。また、受け部38は、フォーミング部36の上下動に応じて姿勢が変わるように構成される。また、図12に示す実施形態では、デフレクタロール6の上方に、デフレクタロール6とともに帯板Sを挟むように構成されたピンチロール35が設けられる。
図12に示す例示的な実施形態では、フォーミング部36の断面は円形形状を有するが、フォーミング部36の形状はこれに限定されない。例えば、フォーミング部36の断面形状は、矩形、多角形、ホームベース形又は楕円形等であってもよい。
この実施形態では、デフレクタロール6とピンチロール33とで帯板Sを挟むとともに、フォーミング部36と受け部38とで帯板Sを挟み、フォーミング部36を下方に移動させることでフォーミング部36からの押し付け力を帯板Sに作用させた状態で、圧延ロール15,16を回転させる。これにより、帯板Sの尾端部Saの形状を矯正することができる。
幾つかの実施形態では、回転制御部52は、押圧部30によって帯板Sに押し付け力が加えられている状態で、圧延ロール15,16の回転と停止とを繰り返すように構成されてもよい。
上述の実施形態によれば、押圧部30によって帯板Sに押し付け力が加えられている状態で、一対の圧延ロール15,16の回転と停止とを繰り返すようにしたので、帯板Sの位置を少しずつずらしながら尾端部の形状を矯正することができる。これにより、尾端部の形状をより細かく調整することができる。
図13A~図13Dは、圧延ロール15,16の回転と停止とを繰り返しながら(即ち、帯板Sを寸動させながら)、尾端部Saの形状矯正を行う手順の一例を説明するための図である。この例では、図12に示す押圧部30を用いて帯板Sの尾端部Saの形状矯正を行う。
まず、図13Aに示すように、進行方向におけるフォーミング部36の位置において、帯板Sの上下方向の位置(高さ)が圧延ロール15,16間における帯板Sと同程度の位置になるように、フォーミング部36の位置を調節する。この状態で、フォーミング部36と受け部38で帯板Sを挟み、フォーミング部36からの押し付け力を帯板Sに作用させながら、圧延ロール15,16を少し回転させて停止させる。
次に、図13Bに示すように、フォーミング部36の位置を、図13Aの場合よりも下方の位置に調節する。この状態で、フォーミング部36と受け部38で帯板Sを挟み、フォーミング部36からの押し付け力を帯板Sに作用させながら、圧延ロール15,16を少し回転させて停止させる。
さらに、図13Cに示すように、フォーミング部36の位置を、図13Bの場合よりも下方の位置に調節する。この状態で、フォーミング部36と受け部38で帯板Sを挟み、フォーミング部36からの押し付け力を帯板Sに作用させながら、圧延ロール15,16を少し回転させて停止させる。このように、フォーミング部36の押し込み量(押し下げ量)を増やすことで、帯板Sのうちより強い巻き癖のある尾端St近傍の部分を効果的に形状矯正することができる。
なお、帯板Sの尾端Stがデフレクタロール6及びフォーミング部36を超えたら、図14Dに示すように、フォーミング部36を上方に動かし、受け部38と離間させて、フォーミング部36による帯板Sへの押し付け力の付与を解除してもよい。
このように、尾端部Saの形状の変化に応じて、フォーミング部36を適切に移動させて、フォーミング部36からの押し付け力を帯板Sに加えた状態で、圧延ロール15,16を少し回転させて停止させる手順を繰り返すことで、帯板Sの位置を少しずつずらしながら尾端部Saの形状を効果的に矯正することができる。
以下、幾つかの実施形態に係る圧延装置の制御装置、圧延設備及び圧延装置の制御方法について概要を記載する。
(1)本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延装置(1)の制御装置(50)は、
金属の帯板(S)を圧延するための一対の圧延ロール(15,16)と、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機(2)と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機(3)と、を含む圧延装置を制御するための制御装置であって、
前記圧延ロールの回転を制御するための回転制御部(52)と、
前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得するように構成された速度取得部(54)と、
前記帯板の尾端(St)が前記巻出機から離れたことを検出するように構成された離脱検出部(56)と、
を備え、
前記回転制御部は、前記離脱検出部により前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得部によって取得された前記帯板の速度に基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成される。
上記(1)の構成によれば、帯板の尾端の巻出機からの離脱が検出されたタイミング、及び、巻出機と圧延ロールの間における帯板の速度に基づいて圧延機の回転を制御して停止させるので、適切な位置(例えば、次パスの圧延をスムーズに開始可能な位置)で帯板を停止させることができる。よって、リバース式の圧延装置において、尾端が巻出機から離れてからも、圧延機が停止するまで圧延を継続することができるとともに、次パスの圧延をスムーズに開始することができる。よって、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することができる。
(2)幾つかの実施形態では、上記(1)の構成において、
前記離脱検出部は、前記巻出機の上方又は下方の位置における前記帯板の有無を検出可能なセンサ(42)からの信号に基づいて、前記尾端の前記巻出機からの離脱を検出するように構成される。
上記(2)の構成によれば、巻出機の上方又は下方の位置における帯板の有無を検出可能なセンサにより、尾端の巻出機からの離脱を適切に検出することができる。このため、(1)で述べたように、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することができる。
(3)幾つかの実施形態では、上記(2)の構成において、
前記圧延装置は、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間において前記帯板を案内するためのガイド部(12)を含み、
前記離脱検出部は、前記帯板の進行方向において前記ガイド部と同じ又は前記ガイド部よりも前記巻出機側の位置、かつ、前記巻出機の上方又は下方の位置における前記帯板の有無を検出可能なセンサ(42)からの信号に基づいて、前記尾端の前記巻出機からの離脱を検出するように構成される。
ガイド部における帯板の通路は、通常、板厚方向の隙間が狭くなっており、帯板の先端を通すのが比較的難しい。この点、上記(3)の構成によれば、帯板の進行方向にてガイド部と同じ又はガイド部よりも巻出機側の位置における帯板の有無を検出可能なセンサを用いて巻出機からの尾端の離脱を検出するようにしたので、ガイド部と同じ又はガイド部よりも巻出機側の位置で帯板の尾端(即ち次パスの先端)を停止させやすい。よって、次パスの圧延をスムーズに開始させやすくなる。
(4)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)の構成において、
前記離脱検出部は、前記センサからの前記信号に基づいて、前記巻出機の下方の位置において前記帯板の存在が検出されたときに、前記尾端が前記巻出機から離脱したと判定するように構成される。
上記(4)の構成によれば、巻出機の下方の位置における帯板の存在に基づき尾端の巻出機からの離脱を検出するようにしたので、帯板が巻出機から離脱したことを速やかに判定することができる。
(5)幾つかの実施形態では、上記(2)又は(3)の構成において、
前記離脱検出部は、前記センサからの前記信号に基づいて、前記巻出機の上方の位置において前記帯板が存在しなくなったことが検出されたときに、前記尾端が前記巻出機から離脱したと判定するように構成される。
上記(5)の構成によれば、巻出機の上方の位置において帯板が存在しなくなったことに基づき尾端の巻出機からの離脱を検出するようにしたので、帯板が巻出機から離脱したことを比較的速やかに判定することができる。
(6)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(5)の何れかの構成において、
前記回転制御部は、前記離脱タイミング及び前記帯板の速度に加え、前記離脱タイミングにおける前記尾端の位置から、前記尾端の停止予定位置までの前記帯板の長さに基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成される。
上記(6)の構成によれば、尾端の巻出機からの離脱タイミング、帯板の速度に加え、離脱タイミングにおける尾端の位置から尾端の停止予定位置(既定の位置)までの帯板の長さに基づいて圧延ロールの回転を停止させるようにしたので、尾端が所望の位置(停止予定位置)に位置するように、帯板を停止させることができる。よって、次パスの圧延をスムーズに開始させやすくなる。
(7)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(6)の何れかの構成において、
前記制御装置は、
前記巻出機に設けられ、前記帯板の前記尾端を含む尾端部(Sa)を把持するためのグリッパ(22)を制御するための把持制御部(58)を備え、
前記把持制御部は、前記尾端が前記巻出機から離脱する直前に、前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成された。
巻出機のグリッパが帯板の尾端部を把持している期間は帯板に張力が作用するため、帯板のうちこの期間に圧延される部分は製品となり得る。この点、上記(7)の構成によれば、尾端が巻出機から離脱する直前にグリッパによる尾端部の把持を解除するようにしたので、尾端が巻出機から離脱する直前まで帯板に作用する張力を維持することができる。このため、歩留まりをより効果的に改善することができる。
(8)幾つかの実施形態では、上記(7)の構成において、
前記把持制御部は、前記巻出機に前記帯板が1巻きより多く巻き付いている間に前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成される。
帯板の尾端が巻出機から離脱可能となるのは、巻出機に帯板1巻き以下巻付いているときである。この点、上記(8)の構成によれば、帯板の尾端が巻出機から離脱可能となる前、かつ、尾端が巻出機から離脱する直前にグリッパによる尾端部の把持を解除するようにしたので、帯板の尾端を巻出機からスムーズに離脱させることができるとともに、尾端が巻出機から離脱する直前まで帯板に作用する張力を維持して歩留まりを改善することができる。
(9)幾つかの実施形態では、上記(7)又は(8)の構成において、
前記把持制御部は、前記巻出機に前記帯板が2巻き以下巻き付いている間に前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成される。
上記(9)の構成によれば、巻出機に帯板が2巻き以下巻付いている間にグリッパによる尾端部の把持を解除するようにしたので、尾端が巻出機から離脱する直前まで帯板に作用する張力を維持することができる。このため、歩留まりをより効果的に改善することができる。
(10)幾つかの実施形態では、上記(7)乃至(9)の何れかの構成において、
前記回転制御部は、前記把持制御部により前記尾端部の把持が解除されるタイミングを含む期間において、前記一対の圧延ロールの回転速度を減速させるように構成される。
上記(10)の構成によれば、尾端部の把持が解除されるときに圧延ロールの回転速度を減速させるようにしたので、尾端部の把持が解除される直前までは圧延ロールの回転速度が比較的高く維持される。したがって、圧延に要する時間の増大を効果的に抑制することができる。
(11)幾つかの実施形態では、上記(1)乃至(10)の何れかの構成において、
前記圧延装置は、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間に設けられたデフレクタロール(6)と、前記帯板の進行方向にて前記デフレクタロールよりも前記一対の圧延ロール側に少なくとも部分的に位置し、前記帯板の板厚方向に沿った押し付け力を前記帯板に与えるための押圧部(30)と、を含み、
前記制御装置は、
前記尾端の前記巻出機からの離脱後、前記押圧部により前記帯板に押し付け力を加えるように前記押圧部を動作させるように構成された押圧制御部(60)を備え、
前記回転制御部は、前記押圧部によって前記帯板に押し付け力が加えられている状態で、前記一対の圧延ロールを回転させるように構成される。
巻出機から離脱した帯板の尾端部は、通常、比較的程度の大きい湾曲形状(強い巻き癖)を有する。上記(11)の構成によれば、尾端が巻出機から離脱した後、デフレクタロール近傍に設けられる押圧部によって帯板に押し付け力が加えられた状態で圧延ロールを回転させるようにしたので、尾端部の湾曲の程度を小さくすることができる。このように帯板の尾端部の形状を矯正することで、例えば次パスにおける帯板の先端部(前パスの尾端部)を巻取機(前パスにおける巻出機)のグリッパで把持しやすくなる等、次パスの圧延をよりスムーズに開始することができる。よって、圧延に要する時間の増大を効果的に抑制することができる。
(12)幾つかの実施形態では、上記(11)の構成において、
前記回転制御部は、前記押圧部によって前記帯板に押し付け力が加えられている状態で、前記一対の圧延ロールの回転と停止とを繰り返すように構成される。
上記(12)の構成によれば、押圧部によって帯板に押し付け力が加えられている状態で、一対の圧延ロールの回転と停止とを繰り返すようにしたので、帯板の位置を少しずつずらしながら尾端部の形状を矯正することができる。これにより、尾端部の形状をより細かく調整することができる。
(13)本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延設備(100)は、
金属の帯板(S)を圧延するための一対の圧延ロール(15,16)と、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機(2)と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機(3)と、を含む圧延装置(1)と、
前記圧延装置を制御するための上記(1)乃至(12)の何れか一項に記載の制御装置(50)と、
を備える。
上記(13)の構成によれば、帯板の尾端の巻出機からの離脱が検出されたタイミング、及び、巻出機と圧延ロールの間における帯板の速度に基づいて圧延機の回転を制御して停止させるので、適切な位置(例えば、次パスの圧延をスムーズに開始可能な位置)で帯板を停止させることができる。よって、リバース式の圧延装置において、尾端が巻出機から離れてからも、圧延機が停止するまで圧延を継続することができるとともに、次パスの圧延をスムーズに開始することができる。よって、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することができる。
(14)本発明の少なくとも一実施形態に係る圧延装置の制御方法は、
金属の帯板(S)を圧延するための一対の圧延ロール(15,16)と、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機(2)と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機(3)と、を含む圧延装置(1)を制御するための制御方法であって、
前記圧延ロールの回転を制御する回転制御ステップ(S8)と、
前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得する速度取得ステップ(S4)と、
前記帯板の尾端が前記巻出機から離れたことを検出する離脱検出ステップ(S6)と、
を備え、
前記回転制御ステップでは、前記離脱検出ステップにおいて前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得ステップにおいて取得された前記帯板の速度に基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させる。
上記(14)の方法によれば、帯板の尾端の巻出機からの離脱が検出されたタイミング、及び、巻出機と圧延ロールの間における帯板の速度に基づいて圧延機の回転を制御して停止させるので、適切な位置(例えば、次パスの圧延をスムーズに開始可能な位置)で帯板を停止させることができる。よって、リバース式の圧延装置において、尾端が巻出機から離れてからも、圧延機が停止するまで圧延を継続することができるとともに、次パスの圧延をスムーズに開始することができる。よって、圧延に要する時間の増大を抑制しながら歩留まりを改善することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることはなく、上述した実施形態に変形を加えた形態や、これらの形態を適宜組み合わせた形態も含む。
本明細書において、「ある方向に」、「ある方向に沿って」、「平行」、「直交」、「中心」、「同心」或いは「同軸」等の相対的或いは絶対的な配置を表す表現は、厳密にそのような配置を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の角度や距離をもって相対的に変位している状態も表すものとする。
例えば、「同一」、「等しい」及び「均質」等の物事が等しい状態であることを表す表現は、厳密に等しい状態を表すのみならず、公差、若しくは、同じ機能が得られる程度の差が存在している状態も表すものとする。
また、本明細書において、四角形状や円筒形状等の形状を表す表現は、幾何学的に厳密な意味での四角形状や円筒形状等の形状を表すのみならず、同じ効果が得られる範囲で、凹凸部や面取り部等を含む形状も表すものとする。
また、本明細書において、一の構成要素を「備える」、「含む」、又は、「有する」という表現は、他の構成要素の存在を除外する排他的な表現ではない。
1 圧延装置
2 巻出機
3 巻取機
4,5 マンドレル
6,7 デフレクタロール
8,9 ガイドテーブル
10 圧延機
11 モータ
12,13 ガイド部
15,16 圧延ロール
17,18 中間ロール
19,20 バックアップロール
22,23 グリッパ
24 スロット
30 押圧部
32 ピンチロール
33 ピンチロール
34 プッシュロール
35 ピンチロール
36 フォーミング部
38 受け部
38a 当接面
40 速度センサ
42,42A~42C センサ
50 制御装置
52 回転制御部
54 速度取得部
56 離脱検出部
58 把持制御部
60 押圧制御部
100 圧延設備
S 帯板
Sa 尾端部
St 尾端

Claims (15)

  1. 金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置を制御するための制御装置であって、
    前記圧延ロールの回転を制御するための回転制御部と、
    前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得するように構成された速度取得部と、
    前記帯板の尾端が前記巻出機から離れたことを検出するように構成された離脱検出部と、
    を備え、
    前記回転制御部は、前記離脱検出部により前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得部によって取得された前記帯板の速度に基づいて、前記尾端が前記巻出機と前記圧延ロールとの間の停止予定位置に位置するように前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成された
    圧延装置の制御装置。
  2. 前記離脱検出部は、前記巻出機の上方又は下方の位置における前記帯板の有無を検出可能なセンサからの信号に基づいて、前記尾端の前記巻出機からの離脱を検出するように構成された
    請求項1に記載の圧延装置の制御装置。
  3. 前記圧延装置は、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間において前記帯板を案内するためのガイド部を含み、
    前記離脱検出部は、前記帯板の進行方向において前記ガイド部と同じ又は前記ガイド部よりも前記巻出機側の位置、かつ、前記巻出機の上方又は下方の位置における前記帯板の有無を検出可能なセンサからの信号に基づいて、前記尾端の前記巻出機からの離脱を検出するように構成された
    請求項2に記載の圧延装置の制御装置。
  4. 前記離脱検出部は、前記センサからの前記信号に基づいて、前記巻出機の下方の位置において前記帯板の存在が検出されたときに、前記尾端が前記巻出機から離脱したと判定するように構成された
    請求項2又は3に記載の圧延装置の制御装置。
  5. 前記離脱検出部は、前記センサからの前記信号に基づいて、前記巻出機の上方の位置において前記帯板が存在しなくなったことが検出されたときに、前記尾端が前記巻出機から離脱したと判定するように構成された
    請求項2又は3に記載の圧延装置の制御装置。
  6. 前記回転制御部は、前記離脱タイミング及び前記帯板の速度に加え、前記離脱タイミングにおける前記尾端の位置から、前記尾端の前記停止予定位置までの前記帯板の長さに基づいて、前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成された
    請求項1乃至5の何れか一項に記載の圧延装置の制御装置。
  7. 前記巻出機に設けられ、前記帯板の前記尾端を含む尾端部を把持するためのグリッパを制御するための把持制御部を備え、
    前記把持制御部は、前記尾端が前記巻出機から離脱する直前に、前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成された
    請求項1乃至6の何れか一項に記載の圧延装置の制御装置。
  8. 前記把持制御部は、前記巻出機に前記帯板が1巻きより多く巻き付いている間に前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成された
    請求項7に記載の圧延装置の制御装置。
  9. 前記把持制御部は、前記巻出機に前記帯板が2巻き以下巻き付いている間に前記グリッパによる前記尾端部の把持を解除するように構成された
    請求項7又は8に記載の圧延装置の制御装置。
  10. 前記回転制御部は、前記把持制御部により前記尾端部の把持が解除されるタイミングを含む期間において、前記一対の圧延ロールの回転速度を減速させるように構成された
    請求項7乃至9の何れか一項に記載の圧延装置の制御装置。
  11. 前記圧延装置は、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間に設けられたデフレクタロールと、前記帯板の進行方向にて前記デフレクタロールよりも前記一対の圧延ロール側に少なくとも部分的に位置し、前記帯板の板厚方向に沿った押し付け力を前記帯板に与えるための押圧部と、を含み、
    前記尾端の前記巻出機からの離脱後、前記押圧部により前記帯板に押し付け力を加えるように前記押圧部を動作させるように構成された押圧制御部を備え、
    前記回転制御部は、前記押圧部によって前記帯板に押し付け力が加えられている状態で、前記一対の圧延ロールを回転させるように構成された
    請求項1乃至10の何れか一項に記載の圧延装置の制御装置。
  12. 前記回転制御部は、前記押圧部によって前記帯板に押し付け力が加えられている状態で、前記一対の圧延ロールの回転と停止とを繰り返すように構成された
    請求項11に記載の圧延装置の制御装置。
  13. 前記回転制御部は、前記離脱タイミング、及び、前記帯板の速度に基づいて、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間に設けられたデフレクタロールの直前の位置、又は、前記巻出機と前記一対の圧延ロールとの間に設けられ前記帯板を案内するためのガイド部上の位置に前記尾端が停止するように、前記一対の圧延ロールの回転を停止させるように構成された
    請求項1乃至12の何れか一項に記載の圧延装置の制御装置。
  14. 金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置と、
    前記圧延装置を制御するための請求項1乃至13の何れか一項に記載の制御装置と、
    を備える圧延設備。
  15. 金属の帯板を圧延するための一対の圧延ロールと、前記一対の圧延ロールに向けて前記帯板を巻き出すための巻出機と、前記一対の圧延ロールで圧延された前記帯板を巻き取るための巻取機と、を含む圧延装置を制御するための制御方法であって、
    前記圧延ロールの回転を制御する回転制御ステップと、
    前記巻出機と前記圧延ロールとの間における前記帯板の速度を取得する速度取得ステップと、
    前記帯板の尾端が前記巻出機から離れたことを検出する離脱検出ステップと、
    を備え、
    前記回転制御ステップでは、前記離脱検出ステップにおいて前記尾端の前記巻出機からの離脱が検出されたタイミングである離脱タイミング、及び、前記速度取得ステップにおいて取得された前記帯板の速度に基づいて、前記尾端が前記巻出機と前記圧延ロールとの間の停止予定位置に位置するように前記一対の圧延ロールの回転を停止させる
    圧延装置の制御方法。
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