JP7728898B2 - ポリアミック酸組成物、及びこれを用いた透明ポリイミドフィルム - Google Patents
ポリアミック酸組成物、及びこれを用いた透明ポリイミドフィルムInfo
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Description
ミック酸組成物を用いて形成されたポリアミック酸、及び透明ポリイミドフィルムに関す
る。
アミン又は芳香族ジイソシアネートを溶液重合してポリアミック酸誘導体を製造した後、
高温で閉環脱水させ、イミド化して製造される高耐熱樹脂を指称する。このようなポリイ
ミド樹脂は、不溶不融の超高耐熱性樹脂であって、耐熱酸化性、耐熱特性、耐放射線性、
低温特性、耐薬品性などに優れた特性を有しているため、自動車材料、航空及び宇宙船素
材などの耐熱先端素材及び絶縁コーティング剤、絶縁膜、半導体、LCDの電極保護膜な
どの電子材料に、広範な分野で使用されている。
色され、可視光線領域において低い透過度を有しているため、透明性が要求される分野で
使用するには不適である。近年、無色透明なポリイミドフィルムが開発されているが、こ
の場合、既存のポリイミド樹脂より熱膨張係数(CTE)が高く、耐溶剤性が低下する。
これによって、無色透明なポリイミドを、基板用、光学用コーティング及びフィルムに使
用する場合、高い熱膨張係数による反りやねじれなどが発生しやすいという問題点がある
。従って、ディスプレイ素材として適用するためには、ポリイミドフィルムの優れた光学
的特性及び機械的特性を確保する必要がある。
ミック酸(Polyamic acid)形成用組成物の開発が求められている。
末端をキャッピングすることができる、特定の化学構造を有する単量体を含むポリアミッ
ク酸組成物を提供することを目的としている。
た構造を含むポリアミック酸、及び前記ポリアミック酸を用いてイミド化されることで、
優れた光学特性及び機械的特性を同時に実現することができる、透明なポリイミドフィル
ムを提供することを目的としている。
2で示される化合物を含むポリアミック酸組成物を提供する。
環A及びBは、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、C3~C30の単環脂肪族環
、C3~C30の多環脂肪族環、C6~C30の単環芳香族環、及びC6~C30の多環
芳香族環からなる群から選択され、
前記環A及びBの、単環脂肪族環、多環脂肪族環、単環芳香族環、及び多環芳香族環は
、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基
からなる群から選択される1種以上の置換基で置換または非置換である。)
供する。
ミドフィルムを提供する。
る末端モノマーを使用することで、優れた機械的特性が低下することなく、高い光透過度
及び低い黄色度を有する線状構造の透明ポリイミドフィルムを製造することができる。
フレキシブルディスプレイ基板、カーバー基板、保護フィルムなどのような種々の分野に
適用することができる。
含まれている。
例によって制限されるものではなく、本明細書に記載の請求範囲の範疇によって定義され
る。
本発明のポリアミック酸組成物は、透明ポリイミドフィルムを製造するためのポリアミ
ック酸(具体的に、末端がキャッピングされたポリアミック酸)を形成する前駆体組成物
であって、前記化学式1又は化学式2で示される化合物を含むことを特徴とする。
アミック酸」という)、及び、(b)前記化学式1又は化学式2で示される化合物を含む
。
の少なくとも1つをキャッピングし得る末端モノマーであって、分子内にハロゲン元素(
F、Cl、Br、I)やシアノ基(-CN)又はハロアルキル基(例えば、-CF3)な
どの電子求引性基(EWG)や、アルキル基、脂肪族環化合物構造を少なくとも1つ以上
含む。このような化合物を第1のポリアミック酸の両末端のうちの少なくともいずれか1
つに結合することで、ポリイミドの光学的特性、機械的特性、及び熱的特性を向上させる
ことができる。
ide)鎖中に存在するπ電子のCTC(Charge Transfer Compl
ex)のためである。但し、本発明では、前記化学式1又は化学式2の化合物を含むこと
で、未反応物を除去するだけでなく、π電子の移動を制限し、又はπ電子の共鳴構造の形
成を阻害することができるため、優れた機械的特性が低下することなく、光透過率が高く
、かつ黄色度が低いポリイミドを製造することができる。
、I)やシアノ基(-CN)又はハロアルキル基(例えば、-CF3)などの電子求引性
基(EWG)を含む場合、π電子の移動を制限することで、CT-Complex(Ch
arge Transfer Complex)効果が抑制される。また、前記化学式1
又は化学式2の化合物は、分子内、脂肪族環のモイエティ及びアルキル基を含む場合、π
電子の共鳴構造の形成を阻害することができるため、CT-Complex効果が抑制さ
れる。このように、本発明では、ポリアミック酸又はポリイミド末端の未反応物を除去す
るだけでなく、CT-Complex効果が抑制されているため、ポリイミドの光学的特
性を向上させることができる。
mide)系、脂環族(cycloaliphatic)系などのモノマーを使用する場
合、線状のリジッド(rigid)な構造を有するポリアミック酸及びポリイミドを形成
することができる。このようなポリアミック酸及びポリイミドは、熱や光による分解が起
こりにくく、外部衝撃に対してより安定となるため、優れた光学的特性、熱的特性、及び
機械的特性(Modulus、Strength)を有する。
her)系、スルホン(sulfone)系などのモノマーを使用する場合、自由度の高
いフレキシブルな構造を有するポリアミック酸及びポリイミドを形成することができる。
このようなポリアミック酸及びポリイミドは、高屈曲特性によって優れた復元力を有し、
折り畳み(folding)に対してより安定となるため、優れた光学的特性、熱的特性
、及び降伏点以前の機械的特性を有する。
。
るモイエティに比べて酸二無水物に由来するモイエティをより多く含む場合、本発明のポ
リアミック酸組成物は、前記化学式1で示される化合物を含むことができる。この場合、
前記化学式1で示される化合物の含有量は、全酸二無水物100モル%に対して、約0.
01~10モル%の範囲であることができる。ここで、全酸二無水物は、第1のポリアミ
ック酸を形成するために使用される1種以上の酸二無水物を意味する。
するモイエティに比べてジアミンに由来するモイエティをより多く含む場合、本発明のポ
リアミック酸組成物は、前記化学式2で示される化合物を含むことができる。この場合、
前記化学式2で示される化合物の含有量は、全ジアミン100モル%に対して、約0.0
1~10モル%の範囲であることができる。ここで、全ジアミンは、第1のポリアミック
酸を形成するために使用される1種以上のジアミンを意味する。
異なり、それぞれ独立に、C3~C30の単環脂肪族環、C3~C30の多環脂肪族環、
C6~C30の単環芳香族環、及びC6~C30の多環芳香族環からなる群から選択され
、具体的に、C3~C20のの単環脂肪族環、C3~C20の多環脂肪族環、C6~C2
0の単環芳香族環、及びC6~C20の多環芳香族環からなる群から選択される。このと
き、多環中、各環は、互いに同一又は異なる。一例として、環A及びBは、互いに同一又
は異なり、それぞれ独立に、ベンゼン環又はシクロヘキサン環であることができる。
、それぞれ独立に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10
のハロアルキル基からなる群から選択される1種以上の置換基で置換または非置換である
。一例としては、環A及びBの単環脂肪族環、多環脂肪族環、単環芳香族環、多環芳香族
環は、それぞれ独立に、ハロゲン、シアノ基、-CH3、及び-CF3からなる群から選
択される。
素は、C1~C10のアルキル基で置換され得る。この場合、化学式1又は化学式2の化
合物は、π電子の共鳴構造の形成を阻害することができ、CT-Complex(Cha
rge Transfer Complex)効果が抑制される。
素は、ハロゲン、シアノ基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択され
る1種以上の置換基で置換され得る。この場合、化学式1又は化学式2の化合物は、π電
子の移動を制限しているため、CT-Complex効果が抑制される。
具体化され得るが、これらに限定されない。
aは、0~5の整数であり、
ここで、aが0である場合、水素が置換基R11で置換されていないことを意味し、a
が1~5の整数である場合、1つ以上のR11は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立
に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル
基からなる群から選択され、好ましくは、ハロゲン、シアノ基、及びC1~C10のハロ
アルキル基からなる群から選択され、より好ましくは、F、シアノ基、及び-CF3から
なる群から選択される。
bは、0~5の整数であり、
ここで、bが0である場合、水素が置換基R12で置換されていないことを意味し、b
が1~5の整数である場合、1つ以上のR12は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立
に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル
基からなる群から選択され、好ましくは、C1~C10のアルキル基からなる群から選択
され、より好ましくは、メチル基(-CH3)である。
-1で示される化合物に具体化され得るが、これらに限定されない。
具体化され得るが、これらに限定されない。
cは、0~4の整数であり、
ここで、cが0である場合、水素が置換基R13で置換されていないことを意味し、c
が1~4の整数である場合、1つ以上のR13は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立
に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル
基からなる群から選択され、好ましくは、ハロゲン、シアノ基、及びC1~C10のハロ
アルキル基からなる群から選択され、より好ましくは、F、シアノ基、及び-CF3から
なる群から選択される。
dは、0~4の整数であり、
ここで、dが0である場合、水素が置換基R14で置換されていないことを意味し、d
が1~4の整数である場合、1つ以上のR14は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立
に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル
基からなる群から選択され、好ましくは、C1~C10のアルキル基からなる群から選択
され、より好ましくは、-CH3である。
1、又は化学式2b-2で示される化合物に具体化され得るが、これらに限定されない。
のポリアミック酸は、1種以上のジアミン及び1種以上の酸二無水物を含む第1のポリア
ミック酸形成用組成物を溶液重合反応させて得られるものであって、第1のポリアミック
酸の両末端のうちの少なくともいずれか1つに未反応物質が存在するため、反応性を有す
る。
ができる。
Ar1は、脂環族ジアミン又は芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、複
数のAr1は、互いに同一又は異なり、
Ar2は、脂環族酸二無水物又は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり
、複数のAr2は、互いに同一又は異なる。
一例としては、第1のポリアミック酸は、次の化学式4又は化学式5で示される繰り返
し単位を含むことができる。
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族ジアミン又は
芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又
は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体的
に1~1,000の整数であり、但し、m1+m2≧1である。
前記化学式3~化学式5において、脂環族又は芳香族ジアミンに由来するAr1、Ar
11~Ar15は、それぞれ独立に、次の化学式Aで示されるモイエティにより具体化さ
れ得る。
環Cy1及び環Cy2は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、C4~C20の単
環脂肪族環、C4~C20の多環脂肪族環、C6~C20の単環芳香族環、及びC6~C
20の多環芳香族環からなる群から選択され、
前記環Cy1及び環Cy2の脂肪族環及び芳香族環は、それぞれ独立に、C1~C20
のアルキル基、及びC1~C20のハロアルキル基からなる群から選択される1種以上の
置換基で置換又は非置換であり、
xは、0又は1であり、
Yは、単結合、-O-、-S-、-S(=O)2-、-C(=O)-、-C(=O)N
H-、C1~C6のアルキレン基、C6~C20のアリーレン基、
Wは、C1~C20のアルキレン基、C1~C20のハロアルキレン基、及び-SO2
-からなる群から選択され、好ましくは、-(CH)2-、-C(CH3)2-、-C(
CF3)2-、及び-SO2-からなる群から選択される。
る。
r21~Ar25は、それぞれ独立に、C4~C20の4価の単環脂肪族環基、C4~C
20の4価の多環脂肪族環基、C6~C40の4価の単環芳香族環基、及びC6~C40の単
環の4価の芳香族環からなる群から選択され、
このとき、Ar2、Ar21~Ar25が、それぞれ複数の環基である場合、複数の環
基は、互いに同一又は異なり、各環基は、-C(=O)-、-C(=O)NH-、-C(
=O)-O-、-S(=O)2-、-S-、-O-、C1~C6のアルキレン基、及びC
1~C6のハロアルキレン基からなる群から選択される1種以上の連結基で互いに連結さ
れるか、又は連結されていない。
置換体群から選択することができる。
0g/molの範囲であることができる。
1のポリアミック酸形成用組成物から形成される。
せた後、ここに1種以上の酸二無水物を投入し、反応させて得られる。
中にジアミン構造を有する化合物であれば、特に制限なく使用することができ、例えば、
ジアミン構造を有している芳香族、脂環族、又は脂肪族化合物などが挙げられる。具体的
に、前記ジアミン化合物は、当該分野で公知の非フッ素芳香族ジアミン、フッ素置換基が
導入されたフッ素化芳香族ジアミン、スルホン系ジアミン、ヒドロキシ系ジアミン、エー
テル系ジアミン、脂環族ジアミンなどを、それぞれ単独で、又は2種以上を混用すること
ができる。
(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノビフェニル(2,2’-TFDB)、2,
2’-ジメチルベンジジン(m-Tolidine)、2,2’-ビス(トリフルオロメ
チル)-4,3’-ジアミノビフェニル(2,2’-bis(trifluoromet
hyl)-4,3’-diaminobiphenyl)、2,2’-ビス(トリフルオ
ロメチル)-5,5’-ジアミノビフェニル(2,2’-bis(trifluorom
ethyl)-5,5’-diaminobiphenyl)、2,2’-ビス(トリフ
ルオロメチル)-4,4’-ジアミノフェニルエーテル(2,2’-bis(trifl
uoromethyl)-4,4’-diaminodiphenyl etehr、6
-FODA)、ビスアミノヒドロキシフェニルヘキサフルオロプロパン(DBOH)、ビ
スアミノフェノキシフェニルヘキサフルオロプロパン(4BDAF)、ビスアミノフェノ
キシフェニルプロパン(6HMDA)、ビスアミノフェノキシジフェニルスルホン(DB
SDA)、ビス(4-アミノフェニル)スルホン(4,4’-DDS)、ビス(3-アミ
ノフェニル)スルホン(3,3’-DDS)、スルホニルジフタル酸無水物(SO2DP
A)、4,4’-オキシジアニリン(4,4’-ODA)、ビス(カルボキシフェニル)
ジメチルシラン、シクロヘキサン-1,4-ジアミン、4,4’-メチレンジシクロヘキ
サンアミン、4,4’-メチレンビス(2-メチルシクロヘキサンアミン)などが挙げら
れるが、これらに制限されない。これらは、単独で使用、又は2種以上を混合して使用す
ることができる。
しては、直線状の高分子化を誘導し得る2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4
’-ジアミノビフェニル(2,2’-TFDB)を使用することができる。また、スルホ
ン系ジアミンとしては、ビス(4-アミノフェニル)スルホン(4,4’-DDS)を使
用することができ、前記ヒドロキシ系ジアミンとしては、2,2-ビス(3-アミノ-4
-メチルフェニル)-ヘキサフルオロプロパン(2,2’-bis(3-amino-4
-methylphenyl)-hexafluoropropane、BIS-AT-
AF)を使用することができる。また、エーテル系ジアミンとしては、2,2’-ビス(
トリフロオロメチル)-4,4’-ジアミノフェニルエーテル(6-FODA)、又はオ
キシジアニリン(ODA)などを使用することができる。
ミノビフェニル(2,2’-TFDB)、2,2’-ジメチルジベンジジン(m-Tol
idine)、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,3’-ジアミノビフェニル
(2,2’-bis(trifluoromethyl)-4,3’-diaminob
iphenyl)、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-5,5’-ジアミノビフェ
ニル(2,2’-bis(trifluoromethyl)-5,5’-diamin
obiphenyl)、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノフ
ェニルエーテル(2,2’-bis(trifluoromethyl)-4,4’-d
iaminodiphenyl ether、6-FODA)からなる群から選択される
1種以上を含むことができる。
酸二無水物(dianhydride)構造を有する化合物であって、当該分野で周知の
酸二無水物化合物であれば、特に制限なく使用することができる。具体的に、当該分野で
周知のフッ素化芳香族酸二無水物、非フッ素化芳香族酸二無水物、脂環族酸二無水物など
を、それぞれ単独で、又は2種以上を混用することができる。
された芳香族酸無水物であれば、特に限定されない。例えば、2,2-ビス(3,4-ジ
カルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物(2,2-bis(3,4-d
icarboxyphenyl)hexafluoropropane dianhyd
ride、6-FDA)、4-(トリフルオロメチル)ピロメリット酸二無水物(4-(
trifluoromethyl)pyromellitic dianhyride、
4-TFPMDA)などが挙げられるが、これらに制限されない。これらは、単独で使用
、又は2種以上を混合して使用することができる。特に、6-FDAは、分子鎖間及び分
子鎖内の電荷移動錯体(Charge Transfer Complex、CTC)の
形成を制限する特性が高くなるため、透明化に非常に適した化合物である。
あれば、特に限定されない。例えば、ピロメリット酸二無水物(pyromelliti
c dianhyride、PMDA)、3,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物(3,3’,4,4’-biphenyl tetracarboxyli
c acid dianhyride、BPDA)、4,4’-ビスフェノールA酸二無
水物(4,4’-bisphenol A dianhydride、BPADA)、ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(BTDA)、オキシジフタル酸二無水物(OD
PA)などが挙げられる。これらは、単独で使用、又は2種以上を混合して使用すること
ができる。
脂肪族環を有するとともに酸二無水物構造を有する化合物であれば、特に制限されない。
例えば、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(CBDA)、1,2,3,4-シクロ
ペンタンテトラカルボン酸二無水物(CPDA)、ビシクロ[2,2,2]-7-オクテ
ン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物(BCDA)などが挙げられるが、これ
らに制限されない。これらは、単独で使用、又は2種以上を混合して使用することができ
る。
ラカルボン酸二無水物(BPDA)、2,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ヘ
キサフルオロプロパン酸二無水物(2,2-bis(3,4-dicarboxyphe
nyl)hexafluoropropane dianhyride、6-FDA)、
4,4’-ビスフェノールA酸二無水物(4,4’-bisphenol A dian
hydride、BPADA)、4-(トリフルオロメチル)ピロメリット酸二無水物(
4-(trifluoromethyl)pyromellitic dianhydr
ide、4-TFPMDA)、シクロブタンテトラカルボン酸二無水物(CBDA)、1
,2,3,4-シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物(CPDA)、及びビシクロ[
2,2,2]-7-オクテン-2,3,5,6-テトラカルボン酸二無水物(BCDA)
からなる群から選択される1種以上であることができる。
対する酸二無水物のモル数(b)の比(b/a)は、0.7~1.3の範囲であることが
でき、好ましくは、0.8~1.2であり、より好ましくは、0.9~1.1の範囲であ
る。
く含む場合、例えば、前記ジアミンのモル数(a)に対する酸二無水物のモル数(b)の
比(b/a)が、約1.0超~1.3以下、具体的に約1.0超~1.2以下、より具体
的に約1.0超~1.1以下である場合、本発明のポリアミック酸組成物は、前記化学式
1で示される化合物を含むことができる。この場合、前記化学式1で示される化合物の含
有量は、全酸二無水物100モル%に対して、約0.01~10モル%の範囲であること
ができる。
含む場合、例えば、前記ジアミンのモル数(a)に対する酸二無水物のモル数(b)の比
(b/a)が、約0.7以上~1.0未満、具体的に約0.8以上~1.0未満、より具
体的に約0.9以上~1.0未満である場合、本発明のポリアミック酸組成物は、前記化
学式2で示される化合物を含むことができる。この場合、前記化学式2で示される化合物
の含有量は、全ジアミン100モル%に対して、約0.01~10モル%の範囲であるこ
とができる。
含むことができる。
ることができ、例えば、m-クレゾール、N-メチル-2-ピロリドン(NMP)、ジメ
チルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセトアミド(DMAc)、ジメチルスルホキシ
ド(DMSO)、アセトン、ジエチルアセテート、及びジメチルフタレート(DMP)な
どが挙げられるが、これらに限定されない。これらは、単独で使用、又は2種以上を混合
して使用することができる。そのほかにも、テトラヒドロフラン(THF)、クロロホル
ムのような低沸点溶液、又はγ-ブチロラクトンのような溶媒を使用することもできる。
第1のポリアミック酸形成用組成物の総量が100重量%となるように調節する残部であ
ることができる。但し、本発明では、適切な第1のポリアミック酸形成用組成物の分子量
と粘度を得るため、溶媒の含有量は、第1のポリアミック酸形成用組成物の総量に対して
、約50~95重量%、具体的には約70~90重量%であることができる。このとき、
本発明の第1のポリアミック酸形成用組成物において、1種以上のジアミンと1種以上の
酸二無水物とを合わせた全含有量は、約5~50重量%、具体的に約10~30重量%で
あることができる。
リアミック酸組成物の全重量100重量%に対して、1種以上のジアミン2.5~25.
0重量%、1種以上の酸二無水物約2.5~25.0重量%、及び全組成物100重量%
を満たすように残部として有機溶媒を含んで構成される。また、本発明の第1のポリアミ
ック酸形成用組成物において、全固形分100重量%に対して、1種以上の酸二無水物約
30~70重量%、及び1種以上のジアミン30~70重量%の範囲であることができる
が、これらに制限されない。
,000cps、具体的に約5,000~100,000cps範囲の粘度を有すること
ができる。第1のポリアミック酸形成用組成物の粘度が上記の範囲内である場合、本発明
のポリアミック酸組成物のコーティングの際に、厚さ調節が容易であり、均一なコーティ
ング表面が得られる。
を顕著に損なわない範囲で、当該分野で公知の少なくとも1種の添加剤をさらに含むこと
ができる。このような添加剤としては、例えば、可塑剤、酸化防止剤、難燃剤、分散剤、
粘度調節剤、レベリング剤などが挙げられる。また、前記添加剤は、当該分野で周知の使
用量の範囲内で適宜調節して添加される。
両末端のうちの少なくとも1つが反応性を有する第1のポリアミック酸を形成した後、前
記第1のポリアミック酸を含有する溶液に、前記化学式1又は化学式2の化合物を添加し
て得られる。
合物を含む。この場合、前記第1のポリアミック酸は、1種以上のジアミン成分及び1種
以上の酸二無水物を含むが、ジアミン(a)と酸二無水物(b)とをおよそ1:1超~1
.3以下のモル比で含むポリアミック酸形成用組成物で形成されたものであって、両末端
に無水物(anhydride)のモイエティを含有する。このような本発明のポリアミ
ック酸組成物は、優れた機械的物性を維持するとともに光学的特性を向上させることがで
きる。
の化合物を含む。この場合、前記第1のポリアミック酸は、1種以上のジアミン成分及び
1種以上の酸二無水物を含むが、ジアミン(a)と酸二無水物(b)とを、およそ0.7
以上~1未満:1のモル比で含むポリアミック酸形成用組成物で形成されたものであって
、両末端にアミンのモイエティを含有する。このような本発明のポリアミック酸組成物は
、優れた機械的物性を維持するとともに光学的特性を向上させることができる。
s、好ましくは、約5,000~100,000cps範囲の粘度を有することができる
。この場合、本発明のポリアミック酸組成物は、コーティングの際に、厚さ調節が容易で
あり、均一なコーティング表面が得られる。
本発明は、前記ポリアミック酸組成物で形成されたポリアミック酸を提供する。このと
き、本発明のポリアミック酸は、両末端のうちの少なくとも1つの反応性が終結したもの
である。従って、本発明のポリアミック酸をイミド閉環反応させる際に、機械的物性及び
光学的特性に優れ、かつ線状構造を有する透明ポリイミドが得られる。
PAAは、1種以上のジアミンと1種以上の酸二無水物との溶液重合反応に由来するポ
リアミック酸(以下、「第1のポリアミック酸」という)、又はその誘導体であり、
複数の環Aは、互いに同一又は異なり、
複数の環Bは、互いに同一又は異なり、
環A及びBは、化学式1及び化学式2での定義と同様である。
リアミック酸に由来する基であることができるが、これらに限定されない。
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族ジアミン又は
芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又
は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、m1+m2≧1である。
Ar15、及び脂環族又は芳香族酸二無水物に由来するAr21~Ar25に関する具体
的な説明は、それぞれ化学式4及び化学式5での定義と同様であるため、重複記載を省略
する。
のいずれか1つで示されるポリアミック酸に具体化され得るが、これらに限定されない。
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族ジアミン又は
芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又
は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、m1+m2≧1である。
、
R11~R14は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、ハロゲン、シアノ基、C1
~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択される。
~Ar15、及び脂環族又は芳香族酸二無水物に由来するAr21~Ar25に関する具
体的な説明は、それぞれ化学式4及び化学式5での定義と同様であるため、重複記載を省
略する。
さらに、本発明は、前記ポリアミック酸組成物をイミド化して製造された透明ポリイミ
ドフィルムを提供する。このとき、透明ポリイミドフィルムは、両末端のうちの少なくと
もいずれか1つの反応性が終結したものであって、機械的物性及び光学的特性に優れ、か
つ線状構造を有するポリイミドフィルムが得られる。
5で示される。
PIは、ジアミンと酸二無水物との反応に由来するポリアミック酸又はその誘導体をイ
ミド化して形成されるポリイミドに由来する基であり、
複数の環Aは、互いに同一又は異なり、
複数の環Bは、互いに同一又は異なり、
環A及びBは、それぞれ化学式1及び化学式2での定義と同様である。
高分子部位であって、当該分野で周知のランダム共重合体(random copoly
mer)やブロック共重合体(block copolymer)形態であることができ
る。
化学式17で示されるポリイミドに由来する基であることができるが、これらに限定され
ない。
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族ジアミン又は
芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又
は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、m1+m2≧1である。
1~Ar15、及び脂環族又は芳香族酸二無水物に由来するAr21~Ar25に関する
具体的な説明は、それぞれ化学式4及び化学式5での定義と同様であるため、重複記載を
省略する。
ずれか1つで示されるポリイミドに具体化され得るが、これらに限定されない。
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族ジアミン又は
芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又
は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数、具体的に1~10,000の整数、より具体
的に1~1,000の整数であり、但し、m1+m2≧1であり、
a及びbは、それぞれ0~5の整数であり、c及びdは、それぞれ0~4の整数であり
、
R11~R14は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、ハロゲン、シアノ基、C
1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択される
。
~Ar15、及び脂環族又は芳香族酸二無水物に由来するAr21~Ar25に関する具
体的な説明は、それぞれ化学式4及び化学式5での定義と同様であるため、重複記載を省
略する。
を、前記化学式6~化学式21で例示しながら詳述した。しかし、前記構造式に限定され
ず、本発明の化学式1又は化学式2で示される末端モノマーを含み、両末端のうちのいず
れか1つの反応性がキャッピングされるものであれば、ポリアミック酸及びポリイミド樹
脂の構造及び形態などに特に制限はなく、種々に変更することができる。
酸組成物(例えば、ポリアミック酸含有溶液)を、発熱溶液重合反応させて製造すること
ができる。
、約30~350℃の範囲で徐々に昇温しながら、約0.5~8時間イミド閉環反応(i
midazation)を誘導させて製造することができる。このとき、アルゴンや窒素
などの不活性雰囲気下で反応させることが好ましい。
えば、スピンコーティング(Spin coating)法、ディップコーティング(D
ip coating)法、溶媒キャスティング(Solvent casting)法
、スロットダイコーティング(Slot die coating)法、及びスプレーコ
ーティング法からなる群から選択される少なくとも1つの方法が挙げられる。前記無色透
明なポリイミド層の厚さは、数百nm~数十μmとなるように、透明ポリアミック酸組成
物を1回以上コーティングすることができる。
持体にキャスティングしてイミド化するステップに適用されるイミド化法としては、熱イ
ミド化法、化学イミド化法、又は熱イミド化法と化学イミド化法とを併用して適用するこ
とができる。
℃の温度範囲で徐々に昇温しながら、1~10時間加熱してポリイミドフィルムを得る方
法である。
される脱水剤と、イソキノリン、β-ピコリン、ピリジンなどのアミン類などに代表され
るイミド化触媒とを投入する方法である。このような化学イミド化法に熱イミド化法又は
熱イミド化法を併用する場合、ポリアミック酸組成物の加熱条件は、ポリアミック酸組成
物の種類、製造されるポリイミドフィルムの厚さなどによって変動し得る。
より具体的に説明すると、ポリアミック酸組成物に脱水剤及びイミド化触媒を投入して支
持体上にキャスティングした後、80~300℃、好ましくは、150~250℃で加熱
し、脱水剤及びイミド化触媒を活性化することで部分的に硬化及び乾燥した後、ポリイミ
ドフィルムが得られる。
て適切に調節される。例えば、約10~150μmの範囲であることができ、好ましくは
、約10~80μmである。
フレキシブルディスプレイなどの基板や保護膜などの用途に適用される。このようにディ
スプレイなどに適用するためには、基本的に高い透明性、低い黄色度、優れた機械的特性
を同時に有する必要があり、具体的に、膜厚さ10μmにおいて、550nmでの光透過
率が88%以上、550nmの黄色度値が7以下であることが要求される。また、TFT
蒸着工程における信頼性を確保するため、支持体上(ガラス基板)のポリイミドが、工程
中、ガラス基板から剥離されない接着力が要求される。
は、高透明性を示すとともに、低い黄色度、高い引張強度と弾性率を同時に有することが
できる。より具体的に、前記ポリイミドフィルムは、後述の(i)~(iv)の物性条件
、(i)波長550nmでの光線透過率が88%以上であり、(ii)ASTM E31
3規格に準拠した黄色度(Yellow Index)が3.5以下であり、(iii)
ISO 527-3規格に準拠した引張強度が100MPa以上であり、(iv)弾性率
が3.5GPa以上であるという物性条件を満たしている。
性が要求される分野で有用に適用可能である。例えば、有機EL素子(OLED)用ディ
スプレイ、液晶素子用ディスプレイ、TFT基板、フレキシブル印刷回路基板、フレキシ
ブルOLED面照明基板、電子ペーパー用基板素材のようなフレキシブルディスプレイ用
基板、カバー基板及び/又は保護膜に活用することができるが、これらに制限されない。
けるための例示に過ぎず、本発明の範囲がこれに限定されるのではない。
1-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、N,N-ジメチルアセトアミド(DMAc)163
.568gを仕込んだ後、反応器の温度を50℃に昇温し、2,2’-ビス(トリフルオ
ロメチル)-4,4’-ジアミノビフェニル(TFDB)15.0g(100mol%)
を投入した後、1時間、TFDBを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、3
,3’,4,4’-ビフェニルテトラカルボン酸二無水物(BPDA)11.025g(
80mol%)、及び4,4’-オキシジフタル酸無水物(ODPA)2.761g(1
9mol%)をそれぞれ順次添加した後、反応させた。1時間後、前記反応器に、次の化
学式2b-2の化合物0.158g(1mol%)を加えた後、30℃に冷却して溶解さ
せた。
実施例1-1で得られた透明ポリアミック酸組成物を、LCD用ガラス板にバーコータ
ー(Bar Coater)を用いてコーティングした後、窒素雰囲気のコンベクション
オーブンで、80℃で30分、150℃30分、200℃で1時間、300℃で1時間、
段階的に徐々に昇温しながら、乾燥及びイミド閉環反応(imidazation)を行
って、透明ポリイミドフィルム(イミド化率:85%以上、膜厚さ:52μm)を製造し
た。次に、ガラス板からポリイミドフィルムを分取した。
2-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc162.814gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、TFDB15.0g(100mol%)を投入した後、1時間、
TFDBを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、BPDA11.025g(
80mol%)、及びODPA2.470g(17mol%)をそれぞれ順次添加した後
、反応させた。1時間後、前記反応器に、化学式2b-2の化合物0.472g(3mo
l%)を加えた後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例2-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
1-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc163.945gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、TFDB15.0g(100mol%)を投入した後、1時間、
TFDBを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、BPDA11.025g(
80mol%)、及びODPA2.906g(17mol%)をそれぞれ順次添加した後
、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、比較例1-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
3-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc158.971gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノジ
フェニルエーテル(6FODA)15.0g(100mol%)を投入した後、1時間、
6FODAを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、シクロブタン-1,2,
3,4-テトラカルボン酸二無水物(CBDA)5.249g(60mol%)、及び2
,2-ビス(3,4-ジカルボキシフェニル)ヘキサフルオロプロパン酸二無水物(6F
DA)7.729g(39mol%)をそれぞれ順次添加した後、反応させた。1時間後
、前記反応器に、化学式2b-2の化合物0.15g(1mol%)を加えた後、30℃
に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例3-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
4-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc157.575gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、6FODA15.0g(100mol%)を投入した後、1時間
、6FODAを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、CBDA5.249g
(60mol%)、及び6FDA7.333g(37mol%)をそれぞれ順次添加して
、反応させた。1時間後、前記反応器に、化学式2b-2の化合物0.450g(3mo
l%)を加えた後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例4-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
2-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc159.668gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、6FODA15.0g(100mol%)を投入した後、1時間
、6FODAを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、CBDA5.249g
(60mol%)、及び6FDA7.927g(40mol%)をそれぞれ順次添加した
後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、比較例2-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
5-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc374.284gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、TFDB15.0g(60mol%)、及び6FODA10.2
37g(39mol%)をそれぞれ順次添加した後、これらを攪拌して溶解させた。次に
、前記反応器に、BPADA40.634g(100mol%)を添加した後、反応させ
た。1時間後、前記反応器に、次の化学式1a-1の化合物0.358g(1mol%)
を加えた後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例5-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
6-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc373.336gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、TFDB15.0g(60mol%)、及び6FODA9.71
2g(37mol%)をそれぞれ順次添加した後、これらを攪拌して溶解させた。次に、
前記反応器に、BPADA40.634g(100mol%)を添加した後、反応させた
。1時間後、前記反応器に、化学式1a-1の化合物1.074g(3mol%)を加え
た後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例6-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
3-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc374.758gを仕込んだ後、反応器の温
度を50℃に昇温し、TFDB15.0g(60mol%)、及び6FODA10.50
0g(40mol%)をそれぞれ順次投入した後、1時間、TFDB及び6FODAを攪
拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、BPADA40.634g(100mo
l%)を添加した後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、比較例3-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
7-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc730.514gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、m-Tolidine15.0g(40mol%)、及び6FO
DA35.040g(59mol%)をそれぞれ順次添加した後、これらを攪拌して溶解
させた。次に、前記反応器に、6FDA78.469g(100mol%)を添加した後
、反応させた。1時間後、前記反応器に、化学式1a-1の化合物0.810g(1mo
l%)を加えた後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例7-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
8-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc728.370gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、m-Tolidine15.0g(40mol%)、及び6FO
DA33.853g(57mol%)をそれぞれ順次添加した後、これらを攪拌して溶解
させた。次に、前記反応器に、6FDA78.469g(100mol%)を添加した後
、反応させた。1時間後、前記反応器に、化学式1a-1の化合物2.428g(3mo
l%)を加えた後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、実施例8-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
4-1.ポリアミック酸組成物の製造
500mlの三口丸底フラスコに、DMAc731.587gを仕込んだ後、反応器の
温度を50℃に昇温し、m-Tolidine15.0g(40mol%)、及び6FO
DA35.634g(60mol%)をそれぞれ順次投入した後、1時間、TFDB及び
6FODAを攪拌して完全に溶解させた。次に、前記反応器に、6FDA78.469g
(100mol%)を添加した後、30℃に冷却して溶解させた。
実施例1-2で使用されたポリアミック酸組成物の代わりに、比較例4-1で得られた
ポリアミック酸組成物を使用した以外は、実施例1-2と同様にして無色透明なポリイミ
ドフィルムを製造した。
成は、次の表1及び2に記載の通りである。なお、各モノマーの含有量の単位は、mol
%であって、ジアミンモノマーは、ジアミンの全モル数を基準とし、酸二無水物モノマー
は、酸二無水物の全モル数を基準とし、末端モノマーは、ジアミン又は酸二無水物の全モ
ル数100モル%を基準としている。
上述の実施例1~8及び比較例1~4で製造されたポリイミドフィルムを、後述の方法
で物性評価を行い、その結果を次の表3に示す。
550nmの波長において、UV-Vis NIRスペクトロフォトメーター(島津製
、型番:UV-3150)を用いて測定した。
分光測色計(コニカミノルタ製、型番:CM-3700d)を用いて、ASTM E3
13規格に準拠して測定した。
UTM(インストロン製、型番:5942)を用いて、ISO 527-3規格に準拠
して引張強度(MPa)、弾性率(GPa)を測定した。
色透明なポリイミドフィルムは、末端モノマーを含まない比較例1~4のポリイミドフィ
ルムと同様な弾性率及び引張強度を維持しながら、比較例1~4のポリイミドフィルムに
比べて、優れた光透過度及び黄色度を有することがわかった(表3参照)。具体的に、本
発明では、化学式1又は化学式2の末端モノマーの含有量によって弾性率及び引張強度が
低下することなく、黄色度及び光透過度が向上された。特に、末端モノマーを含まないポ
リイミドフィルムに比べて、光透過度は、約2%上昇し、黄色度は、約15%減少した。
exible Display)用基板及び保護膜として適用可能であることが確認され
た。
Claims (7)
- 2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノビフェニル、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,3’-ジアミノビフェニル、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-5,5’-ジアミノビフェニル、ビス(4-アミノフェニル)スルホン、2,2-ビス(3-アミノ-4-メチルフェニル)-ヘキサフルオロプロパン、2,2’-ビス(トリフルオロメチル)-4,4’-ジアミノフェニルエーテル、及びオキシジアニリンからなる群から選ばれる1種以上を含むジアミンと、1種以上の酸二無水物と、を含み、前記ジアミンのモル数(a)に対する前記酸二無水物のモル数(b)の比(b/a)が1.0超~1.3以下である第1のポリアミック酸形成用組成物から形成されたポリアミック酸;及び
次の化学式1で示される化合物;
を含むポリアミック酸組成物をイミド化して形成されたフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルムであって、
(i)波長550nmでの光線透過率が88%以上であり、
(ii)ASTM E313規格に準拠した黄色度(Yellow Index)が3.5以下であり、
(iii)ISO 527-3規格に準拠した引張強度が100MPa以上であり、
(iv)弾性率が3.5GPa以上であり、
前記透明ポリイミドフィルムのポリイミドは、次の化学式14で示される高分子である、フレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式1において、
環Aは、C3~C30の単環脂肪族環、及びC 4 ~C30の多環脂肪族環からなる群から選択され、
前記環Aの、単環脂肪族環、及び多環脂肪族環は、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択される1種以上の置換基で置換または非置換されている。)
(前記化学式14において、
PIは、ジアミンと酸二無水物との反応に由来するポリアミック酸又はその誘導体をイミド化して形成されるポリイミドに由来する基であり、
複数の環Aは、互いに同一又は異なり、
環Aは、C 3 ~C 30 の単環脂肪族環、及びC 4 ~C 30 の多環脂肪族環からなる群から選択され、
前記環Aの、単環脂肪族環、及び多環脂肪族環は、ハロゲン、シアノ基、C 1 ~C 10 のアルキル基、及びC 1 ~C 10 のハロアルキル基からなる群から選択される1種以上の置換基で置換または非置換されている。) - 前記化学式1で示される化合物は、次の化学式1bで示される化合物である、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式1bにおいて、
bは、それぞれ0~5の整数であり、
R12は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、ハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択されるものである。) - 前記化学式1で示される化合物の含有量は、全酸二無水物100モル%に対して、0.01~10モル%の範囲である、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
- 前記ポリアミック酸は、次の化学式3で示される繰り返し単位を含むものである、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式3において、
Ar1は、芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、複数のAr1は、互いに同一又は異なり、
Ar2は、脂環族酸二無水物又は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、複数のAr2は、互いに同一又は異なる。) - 前記ポリアミック酸は、次の化学式4又は化学式5で示される繰り返し単位を含む、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式4及び化学式5において、
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数であり、但し、m1+m2≧1である。) - 前記PIは、次の化学式16及び化学式17で示されるポリイミドに由来する基である、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式16及び化学式17において、
Ar11~Ar15は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar21~Ar25は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
m1及びm2は、それぞれ1以上の整数であり、但し、m1+m2≧1である。) - 前記透明ポリイミドフィルムのポリイミドは、次の化学式19のうちのいずれか1つで示される高分子である、請求項1に記載のフレキシブルディスプレイ基板用透明ポリイミドフィルム。
(前記化学式19において、
Ar 11 及びAr 12 は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、芳香族ジアミンから誘導される2価の有機基であり、
Ar 21 ~Ar 23 は、互いに同一又は異なり、それぞれ独立に、脂環族酸二無水物又は芳香族酸二無水物から誘導される4価の有機基であり、
n1及びn2は、それぞれ1以上の整数であり、但し、n1+n2≧1であり、
bは0~5の整数であり、
R 12 はハロゲン、シアノ基、C1~C10のアルキル基、及びC1~C10のハロアルキル基からなる群から選択されるものである。)
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