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JP7729062B2 - プログラム、電力状態制御方法、機器システム - Google Patents
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JP7729062B2 - プログラム、電力状態制御方法、機器システム - Google Patents

プログラム、電力状態制御方法、機器システム

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Description

本発明は、プログラム、電力状態制御方法、及び、機器システムに関する。
複合機などの機器では、従来から、一定時間操作されない場合に、一部の機能への電力供給を停止する省エネ制御が行われている。また、スキャナとプリンタなど、複数の機能を有する機器では、使用される機能に応じた省エネ制御が可能である(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ユーザーが選択したコピーモード、ファクシミリモード、プリンタモード、又はスキャナモードに応じて、省エネ解除信号の出力先を制御する省エネ制御方法が開示されている。
しかしながら、従来の技術では、機器が有する第二の機能が一定以下の電力状態になることにより、第一の機能に電力が供給されなくなる場合があるという問題があった。補足すると、機器の中には、例えばスキャナ(第一の機能)への電力をプリンタ(第二の機能)から供給しており、プリンタが一定以下の電力状態になるとスキャナへの電力供給が停止されるものがあった。この場合、スキャナの利用中にプリンタが一定以下の電力状態になる場合もあるため、ユーザーが利用中のスキャナの電源が切れてしまう。
また、スキャナ用に電源が直接、供給されている場合は、スキャン用の原稿セットによる省エネ復帰、及び、操作パネルにあるスキャナ機能のハードキーが押下されたことによる省エネ復帰、が可能であった。しかし、スキャナ(第一の機能)への電力をプリンタ(第二の機能)から供給している機器では、プリンタが一定以下の電力状態に入ってしまうとこのような省エネ復帰が困難になる。
本発明は、上記課題に鑑み、第一の機能に電力が供給されなくなることを抑制するプログラムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、電源から電力が供給される第二の機能と、前記第二の機能から前記電源の電力が供給される第一の機能と、を有する機器と通信する情報処理装置を、 前記第二の機能が、前記第二の機能から前記第一の機能への電力の供給が可能な電力状態であることを確認できた場合、前記第二の機能から前記第一の機能への電力供給が停止されない電力状態に前記第二の機能を維持させる要求を前記機器に繰り返し送信することで、 前記第二の機能の電力状態を、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する制御を前記第二の機能に対して行う電力状態制御部、として機能させるためのプログラムを提供する。
第一の機能に電力が供給されなくなることを抑制するプログラムを提供することができる。
機器システムの一例のシステム構成図である。 端末装置の一例のハードウェア構成図である。 プリンタ部の一例のハードウェア構成図である。 機器が有するハードウェア機能の一例を示す図である。 端末装置で動作するアプリケーションやデバイスドライバについて説明する図である。 プリンタドライバのインストールにより設定されるプリンタの設定情報の一例を示す図である。 プリンタ部、及び、機器制御アプリの一例の機能構成を示す図である。 機器制御アプリの状態遷移図の一例である。 機器制御アプリがプリンタの電力状態を制御するシーケンス図の一例である。 実施例1の電源制御方法におけるプリンタ部の電源に関するタイムチャート図の一例である。 プリンタ部、及び、機器制御アプリの一例の機能構成を示す図である(実施例2)。 機器制御アプリのUSB省エネ復帰要求状態及びネットワーク省エネ復帰要求状態のサブ状態を示す図である。 機器制御アプリが省エネ復帰要求実行状態と省エネ復帰要求停止状態に遷移する手順を説明するフローチャート図の一例である。 スキャナを利用するアプリのリストの一例を示す図である。 実施例2の電源制御方法におけるプリンタ部の電源に関するタイムチャート図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、機器制御アプリと機器制御アプリが行う電力状態制御方法について図面を参照しながら説明する。
本実施形態では、画像形成装置等の機器が有するプリンタの電力状態を、端末装置で動作する機器制御アプリが制御する。機器制御アプリはスキャナへの電力供給が停止されることを防ぐため、プリンタの電力状態を、スキャナへの電力供給を行う電力状態(又はそれ以上の電力状態)を維持する。したがって、ユーザーがスキャナを利用できなくなることを低減できる。例えば、スキャナの利用中にプリンタが省エネモードとなり、ユーザーが利用中のスキャナの電源が切れることを抑制できる。また、スキャン用の原稿セットによるスキャナの省エネ復帰、及び、操作パネルのスキャナ機能のハードキーが押下されたことによる省エネ復帰、が可能である。
<用語について>
電源は例えば交流の商用電源であるが、一次電池又は二次電池などの電池でもよい。
電力状態とは、省エネモードで動作する機器において消費電力が異なる動作モードをいう。電力状態は2つ以上であればよい。
第一の機能や第二の機能は、電力を必要とする機能であればよい。本実施形態で説明される他、第二の機能が装置の基本機能、第一の機能がUSB I/Fからの充電や照明などでもよい。
<システム構成例>
まず、図1を参照して、本実施形態に係る機器システム100のシステム構成について説明する。図1は、機器システム100の一例のシステム構成図である。図1に示す機器システム100は、機器20と端末装置30を有する。
機器20は、ユーザーが使用する、例えば、複合機又はMFP(Multifunction Peripheral)等である。機器20は、少なくともプリンタと、プリンタとは別の機能を有している。本実施形態では、別の機能としてスキャナを例にして説明する。スキャナは、スキャナの代わりにFAXでもよい。機器がスキャナと共にFAXを有していてもよい。なお、機器20は、画像形成装置、印刷装置、プリンタ、又はスキャナ装置等と呼ばれてもよい。
機器20としては、2つ以上の機能を有しており、第二の機能と電源が接続され、第一の機能が第二の機能を介して電源と接続される機器であればよい。例えば、電子黒板からプリンタに電力が供給されるプリンタ内蔵の電子黒板なども機器20に相当する。
端末装置30は、汎用型の情報処理装置である。端末装置30は、例えば、ユーザーが使用するデスクトップPC(パーソナルコンピュータ)、ノート型PC、スマートフォン、タブレット端末等である。この他、端末装置30は機器20と通信する後述のアプリが動作すればよい。
機器20と端末装置30は、LANなどのネットワーク、及び、USBなどの通信ケーブルで接続される。機器20と端末装置30は、USBの代わりに、セントロニクス、又は、RS-232C等で接続されてもよい。接続方法の詳細は後述される。
<ハードウェア構成例>
図2、図3を参照して、本実施形態に係る機器システム100が有する端末装置30と機器20が有するプリンタ部のハードウェア構成について説明する。
<<端末装置>>
図2は、本実施形態に係る端末装置30の一例のハードウェア構成を示す図である。図2に示されているように、端末装置30はコンピュータによって構築されており、CPU501、ROM502、RAM503、HD504、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505、ディスプレイ506、外部機器接続I/F(Interface)508、ネットワークI/F509、バスライン510、キーボード511、ポインティングデバイス512、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514、メディアI/F516を備えている。
これらのうち、CPU501は、端末装置30全体の動作を制御する。ROM502は、IPL等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの各種情報を表示する。外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、ネットワークN2を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。バスライン510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動などを行う入力手段の一種である。DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWは、DVD-R等であってもよい。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
<<機器のプリンタ部>>
図3は、機器20が有するプリンタ部24のハードウェア構成図である。図3に示されているように、プリンタ部24は、コントローラ910、近距離通信回路920、エンジン制御部930、操作パネル940、ネットワークI/F950を備えている。
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901、システムメモリ(MEM-P)902、ノースブリッジ(NB)903、サウスブリッジ(SB)904、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907、HDDコントローラ908、及び、記憶部であるHD909を有し、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
これらのうち、CPU901は、プリンタ部の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを有する。
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDDコントローラ908及びMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC906は、PCIターゲット及びAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、プリンタエンジン932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。なお、ASIC906は、USB(Universal Serial Bus)のインターフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインターフェースを有し、これらと接続されてもよい。
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路のアンテナ920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
更に、エンジン制御部930は、プリンタエンジン932を有している。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなるハードキー940bを備えている。コントローラ910は、プリンタ部全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。プリンタエンジン932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
また、ネットワークI/F950は、ネットワークN2を利用してデータ通信をするためのインターフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
<機器が有するハードウェア機能の構成>
図4は、機器20が有するハードウェア機能の一例を示す。ハードウェア機能は、機器20が有するハードウェアである。ハードウェア機能の内部でソフトウェアが動作してもよい。
図4に示すように、機器20は、スキャナ部21、プリンタ部24、及び、中継器22を有している。この他にハードウェア機能(例えば、FAX等)が存在してもよいが、図4では省略されている。
スキャナ部21とプリンタ部24は、それぞれ単体で動作するハードウェア機能であり、それらが1つの機器20に収容されている。このため、スキャナ部21とプリンタ部24はそれぞれUSB I/F23,26を有し、プリンタ部24は更にNIC27(Network Information Card)を有している。スキャナ部21が更にNICを有していてもよい。なお、プリンタ部24にはUSB I/F26又はNIC27のいずれか一方にケーブルが接続されればよい。仮に、USB I/F26及びNIC27の両方にケーブルが接続された場合、機器制御アプリ32は予め定められている優先順位の高いインターフェースを使用する。
図4に示すように、プリンタ部24にはPSU25(電源)が一体化されている。PSU25は交流を予め定められている電圧の直流に変換する。一体化されているPSU25を制御可能なのはプリンタ部24のみであり、スキャナ部21にはプリンタ部24から電力供給が行われる。PSU25の状態(例えば、PSU25がスキャナ部21に電力を供給するか)は、プリンタ部24の電力状態により決定される。PSU25の仕様では、プリンタ部24の電力状態が一定以下の省エネモードになると、スキャナ部21への電力供給が停止される。
プリンタ部24の電力状態は機器によっても異なり得るが、本実施形態では、一例として、以下のように変化するものとする。下記はあくまで一例であり、電力状態は2つ以上(スキャナ部21への電力供給を行う電力状態と停止する電力状態)であればよい。また、左から右に行くほど、エネルギー消費量が少ない。
「待機状態→省電力状態→静音状態→エンジンオフ状態→STR(サスペンド)状態」
・待機状態は、プリンタ部24の全機能を使用可能な状態である。
・省電力状態は、例えば、プリンタ部24の操作パネルが消灯された状態、CPUの動作クロックが低減された状態などである。
・静音状態は、冷却ファンが停止又は低回転数の状態である。
・エンジンオフ状態は、定着装置の電力がOFFにされた状態である。
・サスペンド状態は、メインメモリ(RAM)以外の通電を遮断し、メモリ上の内容を保持したまま機能が停止する状態である。
PSU25がスキャナ部21への電力供給を停止するのは、プリンタ部24の電力状態がエンジンオフ状態以下の省エネモードである(静音状態まではPSU25がスキャナ部21に電力を供給する)。
中継器22は、PSU25が変換した電力を各ハードウェア機能に分配する。中継器22は、LPS(Limited Power Source)を有している。LPSとは、電流制限する機能である。スキャナ部21などからPSU25に過電流が流れ込むことを抑制するため、中継器22のLPSにはヒューズ等が配置され、過電流がPSU25に流れにくいようにしている。
<端末装置で動作するアプリケーション等>
次に、図5を参照して、端末装置30で動作するアプリケーション等について説明する。図5は、端末装置30で動作するアプリケーションやデバイスドライバについて説明する図である。本実施形態の端末装置30には、Windows(登録商標)などのOS35がインストールされており、OS35上ではスキャナ・プリンタ連携アプリ31、及び、機器制御アプリ32(プログラムの一例)が動作する。スキャナ・プリンタ連携アプリ31、及び、機器制御アプリ32はプログラム配信用のサーバーから配布されてもよいし、USBメモリなどの記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよい。
スキャナ・プリンタ連携アプリ31と機器制御アプリ32は別体でなく、一体のアプリでもよい。機器制御アプリ32はスキャナ・プリンタ連携アプリ31のインストールにより自動でインストールされてもよいし、独立にインストールされてもよい。
スキャナ・プリンタ連携アプリ31は、スキャナ部21とプリンタ部24を単体で、又は、連携させた機能をユーザーに提供する。スキャナ・プリンタ連携アプリ31は画面を表示して、ユーザーからスキャン条件や印刷条件の設定などの操作を受け付けるアプリである。スキャナ・プリンタ連携アプリ31は、スキャナ部21とプリンタ部24を連携させた機能として、例えばコピー機能などを提供できる。
機器制御アプリ32は、ユーザーが機器20に関する設定を行う以外はユーザーが操作しないアプリケーションである。機器制御アプリ32は常駐型のアプリであり、端末装置30が起動すると自動的に起動する。機器制御アプリ32は、スキャナ部21への電力供給が停止されないように、プリンタ部24の電力状態を確認し、一定以下(PSU25がスキャナ部21に電力供給しないエンジンオフ状態以下)の省エネモードに遷移しないよう制御する。換言すると、機器制御アプリ32は、スキャナ部21への電力供給が停止されない一定以上の電力状態(静音状態以上)にプリンタ部24の電力状態を維持する。
また、端末装置30にはスキャナドライバ33とプリンタドライバ34がインストールされている。スキャナドライバ33とプリンタドライバ34は、プラグ&プレイ等の仕組みで端末装置30にインストールされる。すなわち、電源がONされた状態でプリンタ部24がUSBケーブル又はLANケーブルで端末装置30に接続されると、プリンタ部24に対応するプリンタドライバ34がインストールされる。スキャナ部21に電力が供給された状態でスキャナ部21がUSBケーブル又はLANケーブルで端末装置30に接続されると、スキャナ部21に対応するスキャナドライバ33がインストールされる。どちらか一方のインストールに連動して他方のドライバがインストールされてもよい。
スキャナドライバ33は、ユーザーがスキャナ・プリンタ連携アプリ31で設定したスキャン条件に応じてスキャナ部21を制御し、原稿画像を取得する。プリンタドライバ34は、ユーザーがスキャナ・プリンタ連携アプリ31で設定した印刷条件に応じてプリンタ部24を制御し、画像を用紙に印刷する。
<プリンタの設定情報>
図6は、プリンタドライバ34のインストールにより自動的又はユーザーにより設定されるプリンタの設定情報の一例である。以下、プリンタの設定情報の各項目を説明する。なお、図6は主要な項目を示すに過ぎず、設定情報は他にも多くの項目を有している。ユーザーが設定情報を機器制御アプリ32に対応付けておく。
・プリンタ名は、ユーザーが端末装置30でプリンタを選択するためのプリンタの名称である。ユーザーが設定してもよいし、自動的に決定されてもよい。
・モデルは、プリンタの型番等であり、プリンタドライバ34の名称と対応する。主に自動的に入力されるが、ユーザーが設定してもよい。
・共有は、このプリンタが他のユーザーと共有されるかどうかを示す。ユーザーが設定することができる。
・ポートは、端末装置30のどのインターフェースにプリンタが接続されているかを示す。LPRはパラレル接続、COMはシリアル接続、USBはUSBケーブルを用いた接続、IPアドレスはネットワーク(LAN)接続である。ユーザーが設定してもよいし、自動的に決定されてもよい。
<機能について>
次に、図7を参照して、本実施形態に係る機器システム100の機能構成について説明する。図7は、本実施形態に係るプリンタ部24、及び、機器制御アプリ32の一例の機能構成を示す図である。
<<機器制御アプリ>>
まず、機器制御アプリ32は、第一通信部41、電力状態取得部42、及び、電力状態制御部43を有する。これら各機能部は、端末装置30にインストールされた機器制御アプリ32(プリンタドライバ34の機能を使用する場合がある)に含まれる命令をCPU501が実行することで実現される機能又は手段である。
第一通信部41は、ネットワーク又はUSBケーブルを介して、プリンタ部24と通信する。通信方法は、端末装置30とプリンタ部24がネットワーク接続か、又は、USBケーブルを介する接続かによって異なる。いずれの場合も第一通信部41はプリンタ部24が有するMIB(Management information base)に情報を設定する、又は、MIBから情報を読み出す(取得する)ことでプリンタ部24と通信する。MIBが格納する情報はOID(Object Identifier)と呼ばれる識別子で区別される。第一通信部41はOIDを指定して情報の設定及び取得を行うことで必要な情報を送受信できる。
ネットワーク接続の場合、機器制御アプリ32がMIBにアクセスするSNMP(Simple Network Management Protocol)を使用して第一通信部41が通信できる。USBケーブルを介する接続の場合、第一通信部41は、例えばUSBシリアル通信のフォーマットにSNMPの通信データをカプセル化するなどして、MIBにアクセスする。本実施形態では、主にネットワーク接続の場合を説明する。
電力状態取得部42は、第一通信部41を介して、プリンタ部24から現在の電力状態を取得する。電力状態取得部42は、例えば、待機状態、省電力状態、静音状態、エンジンオフ状態、又は、STR状態のいずれかを取得できる。
電力状態制御部43は、第一通信部41を介して、プリンタ部24(PSU25)の電力状態を制御する。電力状態の制御のうち、待機状態への制御を待機復帰という。
<<プリンタ部>>
プリンタ部24は、第二通信部44、要求監視部45、及び、電力状態管理部46を有している。第二通信部44は、第一通信部41と同様にMIBを介して、機器制御アプリ32と通信する。プリンタ部24が仮にSTR状態でも第二通信部44は機器制御アプリ32と通信可能である。例えば、第二通信部44はMIBに設定されている電力状態を機器制御アプリ32に送信する。
機器制御アプリ32からの要求はMIBに書き込まれるため、要求監視部45はMIBの状態を監視する。要求監視部45は、MIBに書き込まれた情報を第二通信部44又は電力状態管理部46に通知する。
電力状態管理部46は、プリンタ部24の電力状態を管理する。電力状態管理部46は、ユーザー操作の終了又はジョブの実行完了からタイマーがカウントする時間が経過するごとに、待機状態→省電力状態→静音状態→エンジンオフ状態→STR状態、に電力状態を遷移させる。なお、各電力状態が遷移するための経過時間は同じでもよいし、異なってもよい。いずれの電力状態でも、第二通信部44が端末装置30からジョブを受信したり、ユーザーが機器20を操作したりすると、電力状態管理部46は待機状態に復帰させる。また、電力状態管理部46は、機器制御アプリ32からの要求に応じた電力状態にプリンタ部24を制御する。
<機器制御アプリの状態遷移>
図8を参照して、機器制御アプリ32の状態遷移について説明する。図8は、機器制御アプリ32の状態遷移図の一例である。まず、機器制御アプリ32には、未接続状態201と接続状態202がある。
未接続状態201とは、端末装置30にプリンタが接続されていない状態(ケーブルが接続されていない状態と、ケーブルが接続されているが通信できない状態がある)をいう。未接続状態201とは、端末装置30にプリンタが接続されていて、通信できる状態をいう。
機器制御アプリ32の状態は、設定確認状態211から始まる。設定確認状態211は、機器制御アプリ32の起動直後のプリンタの設定情報が未読込の状態、又は、設定変更が行われた直後の状態であり、プリンタの設定情報に応じた状態に遷移する際に機器制御アプリ32は本状態を経由する。機器制御アプリ32の起動時に機器制御アプリ32は設定確認状態211に遷移し、機器制御アプリ32はプリンタの設定情報の読込を行い、設定情報に応じて各状態に遷移する。
また、設定情報の変更が行われた場合、機器制御アプリ32は現在の状態を問わず設定確認状態211に遷移し、新たな設定情報に応じた状態遷移を行う。
設定確認状態211で、機器制御アプリ32にプリンタが設定されていないと判断されると(設定情報がない)、設定確認状態211はプリンタ未設定状態212に遷移する。プリンタ未設定状態212は、機器制御アプリ32にプリンタ設定が行われていない状態である。
設定確認状態211で、USBプリンタが設定されていると判断されると(ポートにUSBが設定されている)、設定確認状態211はUSBプリンタ接続確認状態213に遷移する。USBプリンタ接続確認状態213は、USBケーブルを介してプリンタ部24へのMIBの通信試行を定期的(例えば10秒間隔)で行う状態である。
設定確認状態211で、ネットワークプリンタが設定されていると判断されると(ポートにIPアドレスが設定されている)、設定確認状態211はネットワークプリンタ接続確認状態214に遷移する。ネットワークプリンタ接続確認状態214は、ネットワークを介してプリンタ部24へのMIBの通信試行を定期的(例えば10秒間隔)で行う状態である。
USBプリンタ接続確認状態213でUSBプリンタとの通信が成功すれば、USBプリンタ接続確認状態213はUSB省エネ復帰要求状態215に遷移する。USB省エネ復帰要求状態215は、機器制御アプリ32がUSBケーブルを介してプリンタ部24に省エネ復帰要求を行っている状態である。機器制御アプリ32はプリンタの電力状態を待機状態まで引き上げた後、静音状態キープ要求を行う。USB省エネ復帰要求状態215で、プリンタ部24へのMIBの通信がエラーにより失敗した場合、USB省エネ復帰要求状態215は、USBプリンタ接続確認状態213に遷移する。
ネットワークプリンタ接続確認状態214でネットワークプリンタとの通信が成功すれば、ネットワークプリンタ接続確認状態214はネットワーク省エネ復帰要求状態216に遷移する。ネットワーク省エネ復帰要求状態216は、機器制御アプリ32がネットワークを介してプリンタ部24に省エネ復帰要求を行っている状態である。機器制御アプリ32はプリンタの電力状態を待機状態まで引き上げた後、静音状態キープ要求を行う。ネットワーク省エネ復帰要求状態216で、プリンタ部24へのMIBの通信がエラーにより失敗した場合、ネットワーク省エネ復帰要求状態216は、ネットワークプリンタ接続確認状態214に遷移する。
<動作手順>
図9は、機器制御アプリ32がプリンタの電力状態を制御するシーケンス図の一例である。
ユーザーが端末装置30を起動すると機器制御アプリ32が自動的に起動する。機器制御アプリ32が終了している場合、ユーザーが機器制御アプリ32を起動することもできる。
S1:起動した機器制御アプリ32は設定確認状態211となり、電力状態制御部43がプリンタの設定情報を確認する。ここでは、設定情報のポートにUSB又はIPアドレス(ネットワークプリンタであること)が設定されているものとする。機器制御アプリ32はUSBプリンタ接続確認状態213又はネットワークプリンタ接続確認状態214となる。
S2:ネットワークプリンタ接続確認状態214の場合、プリンタ部24のIPアドレスが必要なので、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は、プリンタドライバ34にプリンタ部24のIPアドレスを問い合わせる。図9では電力状態制御部43がプリンタドライバ34にIPアドレスを問い合わせているが、設定情報から取得してもよい。また、電力状態制御部43はOS35のレジストリからプリンタ部24のIPアドレスを取得してよい。
機器制御アプリ32の第一通信部41がプリンタ部24と通信できた場合、機器制御アプリ32はUSB省エネ復帰要求状態215又はネットワーク省エネ復帰要求状態216になる。
次に、電力状態制御部43はステップS3~S8でプリンタ部24の電力状態を待機状態に復帰する。これは、電力制御に異常などがないことを確認するためである。待機状態になった場合、電力状態制御部43はプリンタ部24を静音状態に維持する。
S3:次に、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は、第一通信部41を介して(MIBを使って)、待機復帰要求をプリンタ部24に送信する。待機復帰要求は現在の電力状態に関係なくプリンタ部24が待機状態へ復帰することを要求する。なお、ステップS3は、機器制御アプリ32の起動直後に行われるが、後述のステップS6の実行後は、プリンタ部24が待機状態であることを機器制御アプリ32が確認できていない場合に実行される。
また、プリンタ部24からは要求成功、要求失敗、又は、通信失敗が返ってくる。要求成功は待機状態に復帰した旨である。要求失敗は通信できたが待機状態に復帰できない場合に帰ってくる。例えば、ドア開放等により待機状態にプリンタ部24が復帰できない場合がある。通信失敗は第一通信部41が第二通信部44と通信できない場合である。例えば、機器20の電源がOFFの場合、USBケーブルやLANケーブルが外れた場合である。
S4:待機復帰要求が要求失敗又は通信失敗の場合、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は一定時間(例えば1秒間)待機し、ステップS3の待機復帰要求を繰り返す。
S5:待機復帰要求が要求成功の場合、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は一定時間(例えば1秒間)待機する。
S6:機器制御アプリ32の電力状態取得部42は、第一通信部41を介して(MIBを使って)、プリンタ部24に電力状態を問い合わせる。
S7:プリンタ部24の電力状態が待機状態の場合、待機状態であることが確認できたので、図9の処理はループから抜ける。
S8:プリンタ部24の電力状態が待機状態以外の場合、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は、一定時間(例えば1秒間)待機し、ステップS3の待機復帰要求を繰り返す。電力状態制御部43が一定時間、待機するのは、通信負荷の増大を抑制するためである。
S9、S10:待機状態であることが確認できた場合、機器制御アプリ32の電力状態制御部43は、第一通信部41を使って(MIBを使って)、一定時間間隔で、静音状態キープ要求を(予め定められている電力状態への制御要求)、繰り返しプリンタ部24に送信する。静音状態は、プリンタ部24からスキャナ部21への電力供給が停止されない中で最も低消費電力な電力状態である。したがって、プリンタ部24からスキャナ部21への電力供給が停止されない電力状態にプリンタ部24を維持しながらプリンタ部24の消費電力を抑制できる。なお、電力状態制御部43は、待機状態に維持してもよいし、省電力状態に維持してもよい。
一定時間間隔は、プリンタ部24の電力状態が静音状態からエンジンオフに遷移する時間よりも短ければよい。
また、電力状態制御部43が、一定時間間隔で、静音状態キープ要求を、繰り返しプリンタ部24に送信するのでなく、静音状態よりも低消費電力な電力状態への遷移を制限する制限要求をプリンタ部24に送信してもよい。この場合、電力状態制御部43は、機器制御アプリ32の終了時(端末装置30がシャットダウン、休止、又はスリープする場合に)、制限解除要求をプリンタ部24に送信する。ユーザーが機器制御アプリ32を利用しなくなると、又は、プリンタ部24がジョブを実行完了すると、プリンタ部24は低消費電力な電力状態に遷移できる。
<主なの効果>
本実施形態では、端末装置30で動作する機器制御アプリ32がプリンタ部24を、プリンタ部24からスキャナ部21への電力供給が停止されない電力状態に維持するので、ユーザーがスキャナ部21を利用できなくなることを低減できる。例えば、スキャナ部21の利用中にプリンタ部24が省エネモードとなり、ユーザーが利用中のスキャナ部21の電源が切れることを抑制できる。また、スキャン用の原稿セットによるスキャナ部21の省エネ復帰、及び、操作パネルにあるスキャナ機能のハードキーが押下されたことによる省エネ復帰、が可能である。
実施例1では、端末装置30が起動している間、機器制御アプリ32がプリンタ部24を静音状態に維持するため、ユーザーがスキャナ部21とプリンタ部24のどちらも使用しない場合でも静音状態の電力が消費されている。
図10は、実施例1の電源制御方法におけるプリンタ部24の電源のタイムチャートを示す。
(i) 時刻t1にユーザーが端末装置30の電源をONにすることで、機器制御アプリ32が自動的に起動する。機器制御アプリ32はプリンタ部24を待機状態に遷移させ、スキャナ部21にも電力供給される。スキャナ・プリンタ連携アプリ31はユーザーが起動するまで起動しない。
(ii) 時刻t2にユーザーが端末装置30の電源をOFFにした。端末装置30の電源OFFで機器制御アプリ32も終了する。機器制御アプリ32がプリンタ部24に出力する静音状態キープ要求が途絶する。プリンタ部24の電力状態管理部46は、タイマーがタイムアウトするまでエンジンオフ状態以下の電力状態に遷移しない。このため、スキャナ部21にも電力が供給されたままである。
(iii) 時刻t3に、プリンタ部24の電力状態管理部46が、タイマーがタイムアウトすることでエンジンオフ状態に遷移する。このため、スキャナ部21にも電力が供給されなくなる。
(iv) 時刻t4に、ユーザーが機器20の電源をOFFする。
時刻t1~t2の間のように、機器制御アプリ32は端末装置30と連動して起動しているため、実際にユーザーがスキャン又はプリントを行わない期間であっても、スキャナ部21とプリンタ部24に電力が供給されている。このため、無駄な電力を消費してしまう場合がある。
そこで、本実施例では、スキャナ・プリンタ連携アプリ31の起動状態に応じて、機器制御アプリ32がプリンタ部24を静音状態に維持する。ユーザーがスキャナ部21又はプリンタ部24の少なくともいずれかを使用する場合、スキャナ・プリンタ連携アプリ31を起動するので、ユーザーがスキャナ部21とプリンタ部24の少なくともどちらかを使用する場合に、機器制御アプリ32がプリンタ部24を静音状態に維持する。ユーザーがスキャナ部21とプリンタ部24のどちらも使用しない場合、プリンタ部24がエンジンオフ状態又はSTR状態に遷移できるので、消費電力を低減できる。
また、本実施例では、スキャナ・プリンタ連携アプリ31が起動していることが静音状態の維持の条件なので、機器制御アプリ32は、スキャナ・プリンタ連携アプリ31が起動することで自動的に起動する。
<機能について>
図11は、本実施形態に係るプリンタ部24、及び、機器制御アプリ32の一例の機能構成を示す図である。図11の説明において、図7において同一の符号を付した構成要素は同様の機能を果たすので、主に本実施例の主要な構成要素についてのみ説明する場合がある。
<<機器制御アプリ>>
本実施例では、機器制御アプリ32が、新たに起動アプリ判断部47を有している。起動アプリ判断部47は、例えばOS35から端末装置30で動作しているアプリのリストを取得し、その中にスキャナ・プリンタ連携アプリ31が含まれるか否かを判断する。スキャナ・プリンタ連携アプリ31が含まれる場合、端末装置30でスキャナ・プリンタ連携アプリ31が動作している。起動アプリ判断部47はスキャナ・プリンタ連携アプリ31が動作している旨、又は、動作していない旨を電力状態制御部43に通知する。電力状態制御部43は、スキャナ・プリンタ連携アプリ31が動作している旨を通知された場合、プリンタ部24を静音状態に維持する。
<USB省エネ復帰要求状態とネットワーク省エネ復帰要求状態のサブ状態>
本実施例では、USB省エネ復帰要求状態215とネットワーク省エネ復帰要求状態216において静音状態キープ要求が送信されない場合がある。このため、USB省エネ復帰要求状態215とネットワーク省エネ復帰要求状態216にそれぞれサブ状態が存在する。図12は、機器制御アプリ32のUSB省エネ復帰要求状態215及びネットワーク省エネ復帰要求状態216のサブ状態である。
USB省エネ復帰要求状態215とネットワーク省エネ復帰要求状態216は、省エネ復帰要求停止状態217と省エネ復帰要求実行状態218を有する。省エネ復帰要求停止状態217では、機器制御アプリ32は静音状態キープ要求をプリンタ部24に送信しない。省エネ復帰要求実行状態218でのみ、機器制御アプリ32は実施例1と同様に、静音状態キープ要求をプリンタ部24に送信する。
図13は、機器制御アプリ32が省エネ復帰要求実行状態218と省エネ復帰要求停止状態217に遷移する手順を説明するフローチャート図である。図13の処理は例えば機器制御アプリ32が起動するとスタートする。
まず、機器制御アプリ32は、事前に用意された、スキャナ・プリンタ連携アプリ31等のスキャナを利用するアプリのリストを保持している。これはスキャナ・プリンタ連携アプリ31の出荷時にメーカー等が予め設定しておいても良いし、スキャナ・プリンタ連携アプリ31のインターフェースやユーザー設定画面からユーザーが追加できても良い。機器制御アプリ32はこのリストを読み込む(S21)。
図14は、スキャナを利用するアプリのリストの一例を示す。このリストにはアプリ名の一般的な呼称が登録されている。OS35はこれらアプリをプロセス名として認識する。したがって、機器制御アプリ32がOS35から起動中のプロセスを取得して、リストのアプリを検索することで、スキャナを利用するアプリが起動しているか否かを判断できる。
図13に戻って説明する。次に、起動アプリ判断部47は、起動しているプロセスをOS35から取得する(S22)。
機器制御アプリ32の起動アプリ判断部47は、スキャナを利用するアプリのリストに含まれるアプリ(プロセス)が起動しているか否かを判断する(S23)。
ステップS23の判断がYesの場合、機器制御アプリ32は省エネ復帰要求実行状態218に遷移する(S24)。省エネ復帰要求実行状態218では、電力状態制御部43は静音状態キープ要求をプリンタ部24に送信する。
ステップS23の判断がNoの場合、機器制御アプリ32は省エネ復帰要求停止状態217に遷移する(S25)。省エネ復帰要求停止状態217では、電力状態制御部43は静音状態キープ要求をプリンタ部24に送信しない。
機器制御アプリ32は一定時間の待機の後(S26)、ステップS22以降の処理を繰り返す。
なお、機器制御アプリ32が起動後の処理は実施例1と同様になるため、機器制御アプリ32がプリンタ部24の電力状態を制御するシーケンス図は図9と同様になる。
<本実施例の電源制御方法におけるプリンタ部の電源のタイムチャート>
図15は、実施例2の電源制御方法におけるプリンタ部24の電源のタイムチャートを示す。
(i) 時刻t1でユーザーが端末装置30の電源をONにする。本実施形態では、機器制御アプリ32が自動的に起動しない。
(ii) 時刻t2に、ユーザーがスキャナ・プリンタ連携アプリ31を起動する。スキャナ・プリンタ連携アプリ31が起動すると機器制御アプリ32を起動させる。また、機器制御アプリ32がプリンタ部24を待機状態に遷移させ、スキャナ部21にも電力供給される。
(iii) 時刻t3にユーザーがスキャナ・プリンタ連携アプリ31を停止した。スキャナ・プリンタ連携アプリ31が停止すると、機器制御アプリ32を停止させる。機器制御アプリ32がプリンタ部24に出力する静音状態キープ要求が途絶する。プリンタ部24の電力状態管理部46は、タイマーがタイムアウトするまでエンジンオフ状態以下の電力状態に遷移しない。このため、スキャナ部21にも電力が供給されたままである。
(iv) 時刻t4に、プリンタ部24の電力状態管理部46が、タイマーがタイムアウトすることでエンジンオフ状態に遷移する。このため、スキャナ部21にも電力が供給されなくなる。
(v) 時刻t5にユーザーが機器20の電源をOFFにした。
時刻t2~t3の間のように、スキャナ・プリンタ連携アプリ31が起動している間のみ、機器制御アプリ32が静音状態キープ要求をプリンタ部24に送信するため、電力が無駄に消費される期間を短縮できる。
<主なの効果>
本実施形態では、実施例1の効果に加え、機器制御アプリ32がスキャナ・プリンタ連携アプリ31と共に起動及び停止し、スキャナを利用するアプリが起動されている場合に静音状態キープ要求を送信するので、実施例1よりもスキャナ部21が消費する電力を低減できる。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、本実施形態では、機器20がプリンタ部24とスキャナ部21を有している場合を説明したが、これに限らず、2つの機能を有し、一方から他方に電力を供給する機器に適用できる。また、1つの機能から2つ以上の機能に電力が供給されてもよい。また、第1の機能から第2の機能に電力が供給され、更に、第2の機能から第3の機能に電力が供給されてもよい。
また、図7などの構成例は、端末装置30と機器20による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。端末装置30と機器20の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
また、実施例に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。ある実施形態では、情報処理システム40は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
20 機器
30 端末装置
100 機器システム
特開2002-359703号公報

Claims (11)

  1. 電源から電力が供給される第二の機能と、前記第二の機能から前記電源の電力が供給される第一の機能と、を有する機器と通信する情報処理装置を、
    前記第二の機能が、前記第二の機能から前記第一の機能への電力の供給が可能な電力状態であることを確認できた場合、
    前記第二の機能から前記第一の機能への電力供給が停止されない電力状態に前記第二の機能を維持させる要求を前記機器に繰り返し送信することで、
    前記第二の機能の電力状態を、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する制御を前記第二の機能に対して行う電力状態制御部、
    として機能させるためのプログラム。
  2. 前記電力状態制御部は、予め定められている電力状態に制御する旨を、繰り返し前記第二の機能に送信する請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記予め定められている電力状態は、前記第二の機能が遷移する複数の電力状態のうち、前記第二の機能から前記第一の機能への電力供給が停止されない中で最も低消費電力な電力状態である請求項2に記載のプログラム。
  4. 前記電力状態制御部は、予め定められている電力状態よりも低消費電力な電力状態への遷移を制限する旨を、前記機器に送信する請求項1に記載のプログラム。
  5. 前記プログラムは、前記情報処理装置の電源がONすることで起動される請求項1~4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記プログラムは前記情報処理装置を、更に、前記第一の機能を利用するアプリケーションが起動しているか否かを判断する起動アプリ判断部として機能させ、
    前記起動アプリ判断部が前記第一の機能を利用するアプリケーションが起動していると判断した場合、前記電力状態制御部は、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する制御を前記第二の機能に対して行う請求項1~4のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記起動アプリ判断部は、予め用意された前記第一の機能を利用するアプリケーションのリストに含まれるアプリケーションが、OSから取得した起動中のプロセスに含まれる場合、前記第一の機能を利用するアプリケーションが起動していると判断する請求項6に記載のプログラム。
  8. 前記プログラムは、前記アプリケーションが起動されることで起動される請求項6又は7に記載のプログラム。
  9. 前記第一の機能はスキャナであり、前記第二の機能はプリンタである請求項1~8のいずれか1項に記載のプログラム。
  10. 電源から電力が供給される第二の機能と、前記第二の機能から前記電源の電力が供給される第一の機能と、を有する機器と通信する情報処理装置が行う電力状態制御方法であって、
    前記第二の機能が、前記第二の機能から前記第一の機能への電力の供給が可能な電力状態であることを確認できた場合、
    前記第二の機能から前記第一の機能への電力供給が停止されない電力状態に前記第二の機能を維持させる要求を前記機器に繰り返し送信することで、
    前記第二の機能の電力状態を、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する制御を前記第二の機能に対して行う電力状態制御方法。
  11. 電源から電力が供給される第二の機能と、前記第二の機能から前記電源の電力が供給される第一の機能と、を有する機器と、前記機器と通信する情報処理装置を有する機器システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記第二の機能が、前記第二の機能から前記第一の機能への電力の供給が可能な電力状態であることを確認できた場合、
    前記第二の機能から前記第一の機能への電力供給が停止されない電力状態に前記第二の機能を維持させる要求を前記機器に繰り返し送信することで、
    前記第二の機能の電力状態を、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する制御を前記第二の機能に対して行う電力状態制御部を有し、
    前記機器は、
    前記電力状態制御部からの制御に応じて、前記第二の機能の電力状態を、前記第二の機能が前記第一の機能に電力を供給する電力状態に維持する機器システム。
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