JP7729764B2 - 基板保持部材 - Google Patents
基板保持部材Info
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Description
前記セラミックス基材は、
前記セラミックス基材の外周部に配置され、且つ、前記セラミックス基材の前記上面から上方に突出した環状の凸部と、
前記環状の凸部の上面に配置され、且つ、前記環状の凸部の前記上面から上方に突出した複数の第1凸部と、
前記セラミックス基材の前記上面の、前記環状の凸部の内側に配置され、且つ、前記セラミックス基材の前記上面から上方に突出した複数の第2凸部と、
前記セラミックス基材の前記上面の、前記環状の凸部の内側に配置された開口を有する第1のガス流路と、
前記セラミックス基材に埋設された、又は、前記セラミックス基材の前記下面に配置された発熱体と、を備え、
前記環状の凸部の、前記セラミックス基材の前記上面からの前記上下方向の長さは135μm以上2mm以下であり、
前記複数の第1凸部の、前記環状の凸部の前記上面からの前記上下方向の長さは1μmより大きいことを特徴とする基板保持部材が提供される。
本発明の実施形態に係る基板保持部材100について、図1、2を参照しつつ説明する。本実施形態に係る基板保持部材100は、シリコンウェハなどの半導体ウェハ(以下、単にウェハ10という)の加熱に用いられるセラミックスヒータである。なお、以下の説明においては、基板保持部材100が使用可能に設置された状態(図1の状態)を基準として上下方向5が定義される。図1に示されるように、本実施形態に係る基板保持部材100は、セラミックス基材110と、電極120と、シャフト130と、給電線140とを備える。
図2には示されていないが、電極120として、モリブデンメッシュ(線径0.1mm、メッシュサイズ#50、平織り)を図3の形状に裁断したものを作製した。そして、このような電極120を埋設した直径310mm、厚さ25mmのセラミックス基材110を作製した。セラミックス基材110の上面111に、内径292mm、外径298mm、幅3mm、上面111からの高さ147μmの環状凸部152を形成した。環状凸部152の上面152aに、直径2mm、環状凸部152の上面152aからの高さ3μmの円柱形状の複数の第1凸部154を形成した。さらに、セラミックス基材110の上面111に、直径2mm、上面111からの高さ150μmの円柱形状の複数の第2凸部156を形成した。このように、実施例1の基板保持部材100は、環状凸部152の高さL1が147μmであり、第1凸部154の高さL2が3μmであり、複数の第2凸部156の高さL3が150μmである。つまり、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。言い換えると、第1凸部154の上面154aの上下方向5の位置(高さ位置)と、第2凸部156の上面156aの上下方向5の高さ位置とが同じである。なお、環状凸部152の上面152a、第1凸部154の上面154a、第2凸部156の上面156aの表面粗さRaは、いずれも0.4μmとした。
実施例2の基板保持部材100は、環状凸部152の高さL1が145μmであり、第1凸部154の高さL2が5μmであることを除いて、実施例1の基板保持部材100と同様である。実施例2の基板保持部材100においても、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。また、実施例1と同じ圧力でアルゴンガスを調節した。実施例2において、第1ガス流路164を流れるアルゴンガスのガス流量は97sccmであった。1回目の温度測定における温度分布の平均値は377.0℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は378.7℃であった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域は発生していなかった。
実施例3の基板保持部材100は、環状凸部152の高さL1が140μmであり、第1凸部154の高さL2が10μmであることを除いて、実施例1の基板保持部材100と同様である。実施例3の基板保持部材100においても、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。また、実施例1と同じ圧力でアルゴンガスを調節した。実施例3において、第1ガス流路164を流れるアルゴンガスのガス流量は361sccmであった。1回目の温度測定における温度分布の平均値は377.1℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は378.9℃であった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域は発生していなかった。
実施例4の基板保持部材100は、環状凸部152の高さL1が148.5μmであり、第1凸部154の高さL2が1.5μmであることを除いて、実施例1の基板保持部材100と同様である。実施例4の基板保持部材100においても、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。また、実施例1と同じ圧力でアルゴンガスを調節した。実施例4において、第1ガス流路164へ流れるアルゴンガスのガス流量は9sccmであった。1回目の温度測定における温度分布の平均値は377.1℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は378.0℃であった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域は発生していなかった。
実施例5の基板保持部材100は、環状凸部152の高さL1が135μmであり、第1凸部154の高さL2が15μmであることを除いて、実施例1の基板保持部材100と同様である。実施例4の基板保持部材100においても、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。また、実施例1と同じ圧力でアルゴンガスを調節した。実施例5において、第1ガス流路164を流れるアルゴンガスのガス流量は790sccmであった。1回目の温度測定における温度分布の平均値は377.0℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は378.9℃であった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域は発生していなかった。
図8に示されるように、比較例1の基板保持部材100Aは、実施例1の基板保持部材100と比べて、環状凸部152の高さL1が150μmであることと、環状凸部152の上面152aに第1凸部154が設けられていないこととが異なる。比較例1の基板保持部材100Aにおいて、環状凸部152の高さL1は、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。比較例1において、プロセスチャンバ内に、プロセスガスとしてアルゴンガスを26600Pa(200Torr)の圧力で供給した。さらに、第1ガス流路164を通じて、アルゴンガスを6650Pa(50Torr)の圧力に調節した。比較例1において、1回目の温度測定における温度分布の平均値は376.5℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は381.5℃であった。また、第1ガス流路164を流れるアルゴンガスのガス流量は0.8sccmであった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域が発生していた。
比較例2の基板保持部材100Aは、実施例1の基板保持部材100と比べて、環状凸部152の高さL1が149μmであることと、環状凸部152の上面152aに設けられた第1凸部154の高さL2が1μmであることが異なる。比較例2の基板保持部材100Aにおいて、環状凸部152の高さL1と第1凸部154の高さL2との和(L1+L2)が、複数の第2凸部156の高さL3と同じである。比較例2において、プロセスチャンバ内に、プロセスガスとしてアルゴンガスを26600Pa(200Torr)の圧力で調節した。さらに、第1ガス流路164を通じて、アルゴンガスを6650Pa(50Torr)の圧力に調節した。比較例2において、1回目の温度測定における温度分布の平均値は376.0℃であり、2回目の温度測定における温度分布の平均値は381.4℃であった。また、第1ガス流路164を流れるアルゴンガスのガス流量は4.3sccmであった。温度評価用シリコンウェハの温度分布を評価すると、環状凸部152に沿ったヒートスポット領域が発生していた。
図8は、上述の実施例1~5及び比較例1、2の結果をまとめた表を示している。
上記実施形態及び実施例1~5において、基板保持部材100は、セラミックス基材110を備えている。セラミックス基材110の上面111には、上面111の外周部に配置され、且つ、上面111から上方に突出した環状の環状凸部152と、環状凸部152の上面152aに配置され、且つ、上面152aから上方に突出した複数の第1凸部154と、環状凸部152の内側に配置され、且つ、上面111から上方に突出した複数の第2凸部156とが設けられている。さらに、セラミックス基材110の内部には、環状凸部152の内側に開口する開口164aを有する第1ガス流路164が形成されている。また、第1凸部154の、環状凸部152の上面152aからの高さ(上下方向5の長さ)は1μmよりも大きい。
上述の実施形態は、あくまで例示に過ぎず、適宜変更しうる。例えば、セラミックス基材110、シャフト130の形状、寸法は上記実施形態のものには限られず、適宜変更しうる。環状凸部152及び第1凸部154の高さ、幅等の寸法、形状、上面の表面粗さRaの大きさは適宜変更しうる。また、複数の第2凸部156の高さ、上面156aの形状、上面156aの表面粗さRaの大きさは適宜変更しうる。
110 セラミックス基材
120 電極
130 シャフト
140 給電線
152 環状凸部
154 第1凸部
156 複数の凸部
Claims (4)
- 上面、前記上面と上下方向において対向する下面を有するセラミックス基材を備え、
前記セラミックス基材は、
前記セラミックス基材の外周部に配置され、且つ、前記セラミックス基材の前記上面から上方に突出した環状の凸部と、
前記環状の凸部の上面に配置され、且つ、前記環状の凸部の前記上面から上方に突出した複数の第1凸部と、
前記セラミックス基材の前記上面の、前記環状の凸部の内側に配置され、且つ、前記セラミックス基材の前記上面から上方に突出した複数の第2凸部と、
前記セラミックス基材の前記上面の、前記環状の凸部の内側に配置された開口を有する第1のガス流路と、
前記セラミックス基材に埋設された、又は、前記セラミックス基材の前記下面に配置された発熱体と、を備え、
前記環状の凸部の、前記セラミックス基材の前記上面からの前記上下方向の長さは135μm以上2mm以下であり、
前記複数の第1凸部の、前記環状の凸部の前記上面からの前記上下方向の長さは1μmより大きいことを特徴とする基板保持部材。 - 前記複数の第1凸部の上面の、前記上下方向の高さ位置と、前記複数の第2凸部の上面の、前記上下方向の高さ位置とは同じである請求項1に記載の基板保持部材。
- 前記複数の第1凸部の、前記環状の凸部の前記上面からの前記上下方向の長さは10μm以下である請求項1または2に記載の基板保持部材。
- さらに、前記セラミックス基材の前記下面に接合された筒状のシャフトを備え、
前記シャフトは、前記シャフトの内面と前記シャフトの外面との間に配置され、且つ、前記第1のガス流路と接続された第2のガス流路を備える、請求項1~3のいずれか一項に記載の基板保持部材。
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