JP7731080B2 - レイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラム - Google Patents
レイアウト設計装置、レイアウト設計方法及びプログラムInfo
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Description
以下に、図面を用いて本開示における実施形態を、図面を適宜参照しながら説明する。ただし、詳細な説明において、従来技術および実質的に同一の構成に関する説明のうち不必要な部分は省略されることもある。これは、説明を簡単にするためである。また、以下の説明および添付の図面は、当業者が本開示を充分に理解できるよう開示されるのであって、特許請求の範囲の主題を限定することを意図されていない。
以下、図1B~図10Dを用いて、実施の形態1に係るレイアウト設計装置を説明する。
《1-1.構成》
図1Bに示すように、レイアウト設計装置1は、例えば、制御部11と、記憶部12と、入力部13と、出力部14と、通信部15とを備え、これらがバス16で接続される情報処理装置である。
対象の総移動距離が既存のレイアウトから新たなレイアウトにした時の移動距離の削減量を評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、既存のレイアウトと比較して評価値である削減量が大きいレイアウトを、新たなレイアウトとする。その後、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121及び制約条件データ122を用いて空間内で任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。なお、「総移動距離」の算出方法には、例えば、(1)設備Aと設備Bの中心同士を直線で結んで距離を計算する方法、(2)設備Aから設備Bまで縦横の移動だけで移動する距離、いわゆる「マンハッタン距離」を求める方法、(3)設備Aから設備Bまで他の設備を踏みつけないように迂回しながら移動する距離を計算する方法等がある。
設備の稼働率を評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、既存のレイアウトと比較して、評価値である稼働率が高くなるレイアウトを、新たなレイアウトとする。まず、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121を用いて、空間内で任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。また、レイアウト設計部116は、滞留設備データ及び関連データを用いて、設計したレイアウトについて、設備毎に稼働率を求める。さらに、レイアウト設計部116は、評価値として、全設備の稼働率の平均値を求め、この評価値が所定の条件を満たす場合、このレイアウトを新たなレイアウトと決定する。ここでも位置を入れ替える設備の数は、限定されない。例えば、各設備の稼働率の算出には、下記の式(1)を用いる。評価値が所定の条件を満たす場合とは、評価値が所定の閾値を上回る場合であってもよいし、複数パターンのレイアウトの評価値を比較し、その中で最大となるレイアウトを選択する場合であってもよい。
式(1)において、「設備のエリア内での滞留時間」は、滞留設備データに含まれる各設備の滞留時間に相当する。また、「全時間」は、設備のエリア内の滞留時間に総移動時間を加えたものである。
複数の対象の位置の分散の度合いを評価値とする評価関数について説明する。この評価関数を用いる場合、レイアウト設計部116は、分散の度合いが高低くなるレイアウトを、新たなレイアウトとする。まず、レイアウト設計部116は、レイアウトデータ121を用いて、空間内で任意に選択された設備の位置を入れ替えたレイアウトを設計する。またレイアウト設計部116は、滞留設備データを用いて、設計したレイアウトについて分散の度合いを表す評価値を求める。例えば、所定の範囲内又は所定のエリア内に複数の対象が同時に所定時間以上(例えば、5秒以上)存在しない場合、レイアウト設計部116は、その合計時間を加算し、評価値として求めることができる。そして、レイアウト設計部116は、この評価値が所定の条件を満たす場合、このレイアウトを新たなレイアウトと決定する。ここでも位置を入れ替える設備の数は、限定されない。評価値が所定の条件を満たす場合とは、評価値が所定の閾値を上回る場合であってもよいし、複数パターンのレイアウトの評価値を比較し、その中で最大となるレイアウトを選択する場合であってもよい。
評価値 = 評価値1 + 評価値2 + 評価値3 ・・・(2)
図9A及び9Bに示すフローチャートを用いて、レイアウト設計装置1で実行されるレイアウト設計の処理の流れを説明する。
まず、生成部111は、レイアウトデータ121及び動線データ123を用いて、設備間の移動回数を計算する(S101)。
評価値が目標値に達していない場合(S104でNO)、生成部111は、ステップS102の処理に戻り、ステップS102~S104の処理を繰り返す。
図10A~図10Dに示す例を用いて、レイアウト設計装置1で設計されるレイアウトの例について説明する。
上述したように、レイアウト設計装置1は、補助情報を用いてレイアウトを設計することで、作業効率を向上させるレイアウトを設計することができる。
以下、図11~図13Cを用いて、実施の形態2に係るレイアウト設計装置を説明する。上述した実施の形態1に係るレイアウト設計装置1は、既存のレイアウトでの設備の位置を入れ替えることで、新たなレイアウトを設計するものであった。これに対し、実施の形態2に係るレイアウト設計装置は、必要な設備を抽出したり、不要な設備を除いたり、必要な設備を増設したうえで、空間内で各設備を配置して新たなレイアウトを設計する。
実施の形態2に係るレイアウト設計装置の構成は、実施の形態2において上述したレイアウト設計装置1と同一の構成である。したがって、実施の形態2に係るレイアウト設計装置の構成については、図1A~図7を用いて、説明を省略する。
また、実施の形態2に係るレイアウト設計装置1における全体の処理は、図9Aを用いて上述したように実行される。一方、設計処理は、図9Bを用いて実行した設計処理と異なる。以下では、図11のフローチャートを用いて、実施の形態2に係るレイアウト設計装置1における設計処理について説明する。
評価値が目標値に達していない場合(S205でNO)、生成部111は、ステップS202の処理に戻り、ステップS202~S205の処理を繰り返す。
図12~図13Dに示す例を用いて、レイアウト設計装置1で設計されるレイアウトの例について説明する。
図12を模式図に示すレイアウトを用いて、例えば、上述した総移動距離を短くする評価関数1を用いて新たなレイアウトを設計する場合について説明する。図12に示すレイアウトは、図10Cで上述したように補助情報である補助線に基づき設計されたレイアウトの一例である。レイアウト設計装置1は、設備Dと設備Eとが関連付けられ、また、設備Cと設備Bとが関連付けられた場合、各設備の位置をランダムに配置することにより、図12に示すようなレイアウトを設計する場合がある。このように生成された図12に示す新たなレイアウトは、図10Aに示す既存のレイアウトと比較して、必要な設備が近接し、また、全体として動線の距離は短くなっている。したがって、レイアウト設計装置1は、全体として作業効率を向上させたレイアウトを生成することができる。
図13Aに示すレイアウトを用いて、例えば、上述した稼働率を高くする、すなわち、非稼働率を低くする評価関数2を用いて新たなレイアウトを設計する場合について説明する。図13Aに示すレイアウトの例では、空間には、設備A及び設備Bがあり、それぞれの設備に設定される作業範囲がエリアA及びエリアBとなっている。図13A~13Cにおいて、破線は、カート及び作業者の移動であり、一点鎖線は、作業者のみの移動である。図13Aに示す例では、まず、『15時48分04秒』に入口からカートを持つ作業者が進入し(L21)、カートが設備BのあるエリアBに置かれたまま(P21)、『15時48分15秒』に作業者のみがカートを持たずに、必要なものを取るために往復し(L22)、『15時49分08秒』に作業者は再びカートを持って、設備AのあるエリアAまで移動し(L23)、エリアAで作業者とともにカートが作業のために滞留し(P22)、その後、『15時49分38秒』に作業者はカートを持って出口から退出する(L24)。図13Aにおいて、一人の作業者の動線のみしか示していないが、実際には、空間内で同時に複数の作業者が作業し、複数の動線及び滞留が存在するものとする。
上述したように、レイアウト設計装置1は、補助情報を用いてレイアウトを設計することで、作業効率を向上させるレイアウトを設計することができる。
(1)動作情報
上述の実施の形態において、レイアウト設計装置1は、入力部13を介してユーザが入力する補助線を補助情報とする例で説明したが、これ以外の補助情報であってもよい。例えば、補助情報として、対象が作業者等の人である場合、この人の動作を検出した情報を利用することができる。
動作の検出情報の一例としては、作業者等の人の視線検出が可能なカメラを利用した、視線認識の情報が考えられる。この視線認識の情報により、この人が滞留点とは異なるエリアの設備に視線が向き、この異なるエリアの設備で提供する情報を使用したことが特定されると、補助情報割付部115は、視線が向けられた先の設備とこの滞留点とを関連付ける。例えば、補助情報割付部115は、滞留点とは異なるエリアの設備に所定時間以上(例えば、15秒以上)視線が向いた場合に、滞留点とこの設備とを関連付ける。
動作の検出情報の他の例としては、作業者等の人に装着されるウェアラブルセンサの検出情報が考えられる。このウェアラブルセンサで検出される動作の種別、動作範囲等の情報により、この人が滞留点とは異なるエリアの設備を利用したことが特定されると、補助情報割付部115は、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
動作の検出情報の他の例としては、例えば、空間内で各エリア等に設けられる赤外線センサの検出情報が考えられる。例えば、人が滞留点とは異なるエリアに手を伸ばしたこと等が赤外線センサで検知されると、補助情報割付部115は、滞留点から異なるエリアの設備を利用したと特定し、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
動作の情報の他の例としては、例えば、カメラを利用した作業者等の人の骨格認識の情報が考えられる。この骨格認識の情報により、この人の動きを検出し、この人が滞留点とは異なるエリアの設備を利用したことが特定されると、補助情報割付部115は、利用された設備とこの滞留点とを関連付ける。
補助情報を生成する他の方法として、設備と、この設備のエリア外であっても、その設備を利用しうる位置の範囲とを関連付けるテーブルデータを用いる方法が考えられる。このテーブルデータでは、各設備に、この設備に設定されるエリアの範囲外であって、かつ、この設備を利用しうる位置と設定される範囲が予め関連付けられる。したがって、補助情報割付部115は、例えば、滞留データからこのテーブルに含まれる範囲に滞留点が存在する場合、この滞留点を補助情報とする。また、補助情報割付部115は、この滞留点と、テーブルデータで関連付けられる設備とを関連付ける。
図9AのステップS102では、「任意に選択された複数の設備の位置を入れ替えて、レイアウトデータを生成する」方法で説明した。レイアウトデータを生成する他の例としては、例えば、「縦方向又は横方向等の直線上に配置される設備の位置を入れ替えて、レイアウトデータを生成する方法」、「全ての設備をランダムに配置し、重なりがある場合には重なりをずらし、レイアウトデータを生成する方法」等、様々な方法が考えられる。
(1)本開示のレイアウト設計装置は、ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計装置であって、空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから特定された滞留に関する滞留データに応じて新たなレイアウトを生成する生成部と、生成部で生成された新たなレイアウトを出力する出力処理部と、を備え、生成部は、動線データから対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成し、空間内に配置される設備と滞留箇所とを関連付ける補助情報と、滞留データとを用いて、新たなレイアウトを生成してもよい。
11 制御部
111 生成部
112 出力処理部
12 記憶部
13 入力部
14 出力部
121 レイアウトデータ
122 制約条件データ
123 動線データ
124 滞留データ
125 移動回数データ
126 滞留設備データ
127 関連データ
Claims (10)
- ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計装置であって、
前記空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから特定された滞留に関する滞留データに応じて新たなレイアウトを生成する生成部と、
前記生成部で生成された前記新たなレイアウトを出力する出力処理部と、
を備え、
前記生成部は、
前記動線データを取得し、
前記動線データに基づき、前記動線データから前記対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成し、
前記既存のレイアウトと前記滞留データとに基づき、前記滞留箇所が前記既存のレイアウトで特定される前記設備のエリアにある場合、前記設備と前記滞留とを関連付け、
前記動線データから前記対象が滞留した移動元の前記設備から次に滞留した移動先の前記設備への移動回数を含む移動回数データを生成し、
前記既存のレイアウトの1つ以上の設備の配置を入れ替えた1つ以上の仮のレイアウトを求め、
前記既存のレイアウトと、前記1つ以上の仮のレイアウトについて、前記移動回数データと移動元の前記設備と移動先の前記設備と間の距離とに基づき、前記対象が滞留した各設備から次に滞留した各設備への総移動距離を求め、
前記既存のレイアウトについて求めた前記総移動距離から、前記仮のレイアウトについて求めた前記総移動距離の削減量が所定の条件で大きくなる仮のレイアウトを、前記新たなレイアウトとする、
レイアウト設計装置。 - 前記生成部は、所定の評価関数を用いて新たなレイアウトを生成する
請求項1に記載のレイアウト設計装置。 - 前記生成部が利用する評価関数は、前記対象の動線の総和が前記既存のレイアウトより小さい新たなレイアウトを設計するものである
請求項2に記載のレイアウト設計装置。 - 前記生成部が利用する評価関数は、前記設備の稼働率が既存のレイアウトより大きくなるレイアウトを設計するものである
請求項2に記載のレイアウト設計装置。 - 前記生成部が使用する評価関数は、前記空間内で所定範囲内に複数の対象が同時に所定時間以上、滞留する時間が前記既存のレイアウトより少なくなるレイアウトを設計するものである
請求項2に記載のレイアウト設計装置。 - 前記生成部は、
レイアウトを設計するための制約条件に従って前記新たなレイアウトを設計する
請求項2乃至5のいずれか1に記載のレイアウト設計装置。 - 前記制約条件は、設備の増設数の許容に関する情報であって、
前記生成部は、前記空間に配置される設備の増設数の許容に関する情報を取得し、前記制約条件で指定される範囲内で設備を増設して前記新たなレイアウトを設計する
請求項6に記載のレイアウト設計装置。 - 前記生成部は、
評価関数又は制約条件の少なくともいずれかに前記空間内に配置される設備と前記滞留箇所とを関連付ける補助情報を用いる
請求項6に記載のレイアウト設計装置。 - ある空間での設備の配置に関する既存のレイアウトを変更した新たなレイアウトを設計するレイアウト設計方法であって、
コンピュータによって、前記空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データを取得することと、
コンピュータによって、前記空間で前記既存のレイアウトの場合に対象の動きを表す動線データから前記対象が滞留した滞留箇所を抽出して滞留データを生成することと、
コンピュータによって、前記既存のレイアウトと前記滞留データとに基づき、前記滞留箇所が前記既存のレイアウトで特定される前記設備のエリアにある場合、前記設備と前記滞留とを関連付けることと、
コンピュータによって、前記動線データから前記対象が滞留した移動元の前記設備から次に滞留した移動先の前記設備への移動回数を含む移動回数データを生成することと、
コンピュータによって、前記既存のレイアウトの1つ以上の設備の配置を入れ替えた1つ以上の仮のレイアウトを求めることと、
コンピュータによって、前記既存のレイアウトと、前記1つ以上の仮のレイアウトについて、前記移動回数データと移動元の前記設備と移動先の前記設備との間の距離とに基づき、前記対象が滞留した各設備から次に滞留した各設備への総移動距離を求めることと、
コンピュータによって、前記既存のレイアウトについて求めた前記総移動距離から、前記仮のレイアウトについて求めた前記総移動距離の削減量が所定の条件で大きくなる仮のレイアウトを、前記新たなレイアウトとすることと、
コンピュータによって、生成された前記新たなレイアウトを出力することと、
を含む、レイアウト設計方法。 - コンピュータに、請求項9の方法を実現させるプログラム。
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