JP7731129B2 - 変位測定装置、そのシステム、変位測定方法およびそのプログラム - Google Patents
変位測定装置、そのシステム、変位測定方法およびそのプログラムInfo
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Description
図1、図2は、本実施形態に係る変位測定システム1の概要を説明するための側面図、正面図である。図1の例では、変位測定システム1は、測定対象物として橋梁Br1の変位の測定に用いられる。橋梁Br1の側面には、2個の基準マーカMk-A、Mk-Bと測定マーカMk-Cが長手方向にその順に配列されている。基準マーカMk-A、Mk-Bは、それぞれ変位量の基準として用いられる。測定マーカMk-Cは、変位量測定の目標位置として、予め定めた測定点に設置される。
橋梁Br1の表面には、道路が敷設されている。道路上を検査車両Vcが通行すると、検査車両Vcの重みにより橋梁Br1が変形する。この設定のもとで変位測定システム1は、橋梁Br1の変形に伴う測定マーカMk-Cにおける変位量を測定することができる。また、変位測定システム1は、より長期間にわたり撮像された画像を取得し、橋梁Br1の形状の経時変化を観察してもよい。以下の説明では、「基準マーカ」と「測定マーカ」を単に「マーカ」と総称することがある。
変位測定システム1は、変位測定装置10と、撮像部20と、を備える。変位測定装置10は、パラメータ入力部12と、演算処理部14と、表示部16と、を備える。
図4は、本実施形態に係る変位測定処理の第1例を示すフローチャートである。図4に例示される処理を実行する際、演算処理部14は変位量の基準とする基準フレームを定める。基準フレームの画像として、例えば、変位前の測定対象物を表す画像が用いられる。典型的には、観測当初の画像を基準フレームと定めておき、それ以降に撮像されたフレームが測定フレームとして補正対象となる。
(ステップS104)第1画像補正部144は、基準フレームにおける2個の基準マーカの配置と、基準時刻とは異なる測定フレームにおける2個の基準マーカの配置を用いて、基準フレームから測定フレームへの平行移動量(translation)、回転量(rotation)、および、縮尺率(scaling factor)を解析する。並行移動量、回転量、縮尺率は、基準フレームから測定フレームへのアフィン変換による座標変換パラメータに相当する。第1画像補正部144は、解析した平行移動量での平行移動、回転量での回転、縮尺率での倍率が補償されるように測定フレームの画像をピクセル精度で補正する(粗補正)。
(ステップS106)第1変位量演算部146は、サンプリングモアレ法を用いて、基準フレーム、測定フレームそれぞれの測定マーカのモアレ画像の位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第1変位量として算出する。
(ステップS110)第2変位量演算部150は、サンプリングモアレ法を用いて、基準フレーム、測定フレームそれぞれの測定マーカのモアレ画像の位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第2変位量として算出する。
(ステップS112)変位量出力部152は、ステップS106で得られた第1変位量、または、ステップS110で得られた第2変位量のいずれかを最終変位量として選択する。変位量出力部152は、選択した変位量の情報を表示部16に表示させる。
図5(b)は、測定対象物の変形後に撮像された測定フレーム上の基準マーカMk-A、Mk-Bと測定マーカMk-Cの配置例を示す。マーカ検出部142は、測定フレームの画像から基準マーカMk-A、Mk-Bと測定マーカCのそれぞれの重心A’、B’、C’の座標(xA’,yA’)、(xB’,yB’)、(xC’,yC’)を画素単位(ピクセル精度)で特定することができる。
第1画像補正部144は、いずれか1個の基準マーカのフレーム間の変位、例えば、重心Aから重心A’への変位(xA’-xA,yA’-yA)を基準マーカMk-Aの平行移動量(Δx,Δy)として算出することができる。
第1画像補正部144は、基準フレームにおける2個の基準マーカMk-A、Mk-B間の距離rから測定フレームにおける2個の基準マーカA、Mk-Bの距離r’への倍率r’/rを縮尺率Δs(倍率のずれ、図6(b)参照)として算出することができる。距離rは、√(xB-xA)2+(yB-yA)2、距離r’は、√(xB’-xA’)2+(yB’-yA’)2となる。
なお、測定マーカの位置は、より簡素な手法を用いて実現することもできる。次に説明する手法は、AB補正(Absolute Blurring Compensation)とも呼ばれる。第1画像補正部144は、陽に縮尺率、回転量、および、平行移動量を計算せずに、測定フレームの測定マーカの位置を、その測定フレームの2個の基準マーカの位置を用いて補正することができる。
(ステップS154)第1画像補正部144は、各基準マーカの中心座標の基準フレームと測定フレームにおけるフレーム間変位を算出する。第1画像補正部144は、式(1)、(2)に従って、測定フレームにおける測定マーカの中心座標を、各基準マーカの中心座標のフレーム間変位の加重平均値に基づいて補正する。これにより、測定マーカの位置がピクセル精度で補正される(粗補正)。
(ステップS156)第1変位量演算部146は、サンプリングモアレ法を用い、基準フレームの測定マーカと、位置を補正した測定フレームの測定マーカのそれぞれのモアレ画像の位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第1変位量として算出する。
(ステップS160)第2変位量演算部150は、サンプリングモアレ法を用いて、基準フレームの測定マーカのモアレ画像と、サブピクセル精度で位置が補正された測定フレームの測定マーカのモアレ画像との位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第2変位量として算出する。
(ステップS162)ステップS156で得られた第1変位量、または、ステップS160で得られた第2変位量のいずれかを選択する。変位量出力部152は、選択した変位量の情報を表示部16に表示させる。
次に、本実施形態に係る変位測定装置10に対して実施したシミュレーションについて説明する。シミュレーションでは、既知の変位量を用いて測定を検証する。
第1のシミュレーションでは、変位前の基準フレームの画像として図8(a)に例示する画像aと、変位後の測定フレームの画像として図8(b)に例示する画像bを用いた。そして、画像bの測定マーカの座標を補正し、画像c(図8(c))における補正後の測定マーカの座標を演算した。画像cは、基準マーカの位置が画像aのものと一致するように画像b内の座標を座標変換して得られる。画像a-cの大きさは、それぞれ4000画素×1600画素である。
A(400,360)、D(1200,960)、C(2000,360)、E(2800,360)、B(3600,360)、F(400,960)、G(3600,960)
マーカA-Gには、それぞれ水平方向および垂直方向に一定のピッチPで輝度が6周期分変動してなる格子模様が表される。各マーカの座標(i,j)における輝度値をBias+Amp(cos(2π(i/P+X)+cos(2π(j/P+Y))とした。但し、ピッチPを20画素、バイアス値Biasを128、振幅Ampを50とした。
マーカA-Gのうち、マーカA、Bを基準マーカとして用い、マーカC-Eを測定マーカとして用いた。マーカC-Eの位置は、それぞれマーカA、Bを通る直線の内分点に相当する。マーカCの位置は、マーカA、Bの中点に相当する。
D(0.025,-0.05)、C(0,-0.1)、E(0,-0.01)
平行移動量Δx、Δyを、それぞれ6.6画素、13.2画素とした。回転角Δθを2.2°とした。
(1)粗補正を行って得られた画像cにおけるマーカD、C、Eの座標値(ピクセル精度)を、マーカA、Bの座標値と内分比に基づいて補正し、サンプリングモアレ法を用いてy方向の変位を定めた。その結果、マーカD、C、Eのy方向の変形前後の変位量は、それぞれ5.007、9.992、1.020mmとなった。
(2)粗補正と微小補正を行って得られた画像cにおけるマーカD、C、Eの座標値(サブピクセル精度)を用いて、サンプリングモアレ法を用いてy方向の変位を定めた。その結果、マーカD、C、Eのy方向の変形前後の変位量は、それぞれ5.064、10.034、1.071mmとなった。
(3)粗補正と微小補正を行って得られた画像cにおけるマーカD、C、Eの座標値を、マーカA、Bの座標値と内分比に基づいて補正し、サンプリングモアレ法を用いてy方向の変位を定めた。その結果、マーカD、C、Eのy方向の変形前後の変位量は、それぞれ5.019、9.988、1.024mmとなった。
(i)撮像部20の位置が静止している場合(静止、変換なし)、(ii)x方向(水平方向)に平行している場合(Δx)、(iii)y方向に平行移動している場合(Δy)、(iv)回転している場合(Δθ)、(v)倍率が変動する場合(Δs)
(iii)では、各マーカの座標値にランダムノイズを加算して得られる画像に加えるy方向の平行移動量の初期値を0とし、フレームごとに0.1画素ずつ増加させ、最大値1画素に達した後、フレームごとに0.1画素ずつ減少させた。
(iv)では、各マーカの座標値にランダムノイズを加算して得られる画像に加える回転量の初期値を0とし、フレームごとに0.001度ずつ増加させ、最大値0.01度に達した後、フレームごとに0.01度ずつ減少させた。回転の基準点を、画像の中心とした。
(v)では、各マーカの座標値にランダムノイズを加算して得られる画像に加える倍率の初期値を1(等倍)とし、フレームごとに0.0001倍ずつ増加させ、最大値1.001倍に達した後、フレームごとに0.001ずつ減少させた。拡大の基準点を、画像の中心とした。
図9(c)は、各測定フレームにおける補正後のマーカCのx方向の変位量とy方向の変位量を、それぞれ〇印、●印を用いて示す。補正は、測定フレームにおける画像上でのマーカA、Bのy座標の平均値を差し引いてなされる。その結果、(i)-(v)のいずれのケースでもx、y方向の平均値は、0.017、-0.017、標準偏差は、0.011、0.012となり、有意差が生じない。図9(c)のシミュレーション結果は、平行移動、回転または縮尺が変化するケースでも、変化しないケースと同様の計測精度が得られることを示す。
次に、本実施形態に係る変位測定装置10に対して実施した実験について説明する。
第1の実験は、移動するカメラから撮像された画像の位置合わせの検証を主な目的とする。第1の実験では、構造物に設置された3個のマーカMk-A~Mk-Cの画像をドローンに搭載されたカメラから一定時間間隔で撮像した。マーカMk-A~Mk-Cを、水平方向に等間隔に配列させた。図10(a)が構造物の正面に向けて撮像された画像の例である。図10(b)が、図10(a)のうち、マーカMk-A~Mk-Cが表された領域を拡大した拡大図である。実験では、マーカMk-A~Mk-Cのうち、マーカMk-Cを測定マーカとして用い、マーカMk-A、Mk-Bを基準マーカとして用いた。ドローンの飛行中において構造物に外力を与えなかった。従って、理想的には各マーカにおける変位量は0になる。
図16(b)はマーカMk-Cの位置をピクセル精度で補正して得られる画像ぶれ量の軌跡を示す。補正により、画像ぶれ量は原点の近傍に収束する。
図16(c)は、図16(b)の拡大図に相当する。画像ぶれ量は、x方向に±3画素程度、y方向に±1画素程度の範囲内に収まる。
図16(d)はマーカMk-Cの位置をサブピクセル精度で補正して得られる画像ぶれ量の軌跡を示す。サブピクセル精度での補正により、画像ぶれ量はピクセル精度での補正よりもさらに原点の近傍に収束する。
図16(e)、(f)は、いずれも図16(d)の拡大図に相当する。画像ぶれ量は、x方向に±0.2画素程度、y方向に±0.03画素程度の範囲内に収まる。
図16に示す例より、本実施形態により撮像部20が移動する状況においても、移動に伴う画像ぶれが高い精度で補正される。よって、撮像された画像を用いて測定された変位量の精度が向上する。
図17は、空撮による変位測定の実験光学系を示す図である。図17に示す例では、ドローンに搭載されたカメラを用いて撮像された画像を用いてy方向の変位を測定した(たわみ測定)。但し、比較のため、焦点距離が35mmである単焦点レンズを装着し、三脚に固定されたデジタルカメラを用いて撮影された画像(図17(a))を用いてy方向の変位を測定した。図17(a)は、3個のマーカA-Cを表す。図面に対して左右のマーカA、Bを基準マーカとし、中央のマーカCを測定マーカとして用いた。マーカA-Cの模様のx方向、y方向のピッチを50mmとした。マーカCを移動ステージに固定させ、オペレータの操作によりステージコントローラを用いて移動ステージの高さ(y方向(鉛直方向とは逆向き、「上方」と呼ぶことがある)の変位)を制御した。カメラまたはドローンからマーカCまでの距離を約7mとし、マーカAとマーカCの距離、マーカBとマーカCの距離をいずれも3.1mとした。こにより、全長が6.2mの橋梁の中央におけるたわみ計測が想定されている。
図17(b)と図17(c)にそれぞれ小型ドローンが飛行中に撮影された撮像開始時(0秒)における変位量0での撮像画像と、撮像開始から25秒後における変位量5mmとなる変形後の撮像画像を示す。この場合、カメラの位置は、測定物であるマーカCに対して、正面ではなく、上方から下向きであおりのついた動画が撮影される。図17(b)、(c)のそれぞれの左右の矢印の位置は、画像の位置が上下左右にずれることを示す。図17(b)、(c)のそれぞれの中央の矢印の位置の違いは、ドローンの高さの違いによる視差の効果を含む。このことは、必ずしもドローンの位置を被写体とする構造物の正面に配置する必要がないことを示す。
次に、基準マーカを3個以上用いる場合における実施形態について説明する。上記のAB補正では、基準フレームにおいて2個の基準マーカの直線上に測定マーカを配置することを要する。基準マーカの配置によっては、変位量を測定したいと考える位置に測定マーカを設置できないこともある。また、撮像部20からの測定マーカの方向と、撮像部20の光学軸の方向(つまり、撮像方向)とのなす角度が大きくなるほど、撮像された画像に表れる測定マーカの形態の歪が著しくなる傾向がある。そのため、撮像部20の位置と各マーカの配置の制約を緩和することが望まれる。
(ステップS202)マーカ検出部142は、撮像部20から入力される画像データに示されるフレームごとにマーカを検出する。マーカ検出部142は、検出したマーカごとの重心の座標を中心座標として定める。
(ステップS204)第1画像補正部144は、基準フレームにおける4個の基準マーカの配置と、基準時刻とは異なる測定フレームにおける4個の基準マーカの配置を用い、測定フレームにおける個々の基準マーカの位置を基準マーカにおける対応する基準マーカの位置へのホモグラフィ変換の座標変換パラメータを定める。第1画像補正部144は、定めた座標変換パラメータを用いて測定フレームの測定マーカの位置に対してホモグラフィ変換を実行してピクセル精度での補正後の位置を定める(粗補正)。
(ステップS206)第1変位量演算部146は、サンプリングモアレ法を用いて、基準フレームの測定マーカと、測定フレームの位置を補正した測定マーカのモアレ画像の位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第1変位量として算出する。
(ステップS210)第2変位量演算部150は、サンプリングモアレ法を用いて、基準フレームの測定マーカと、サブピクセル精度での測定フレームの位置を補正した測定マーカのモアレ画像の位相差を解析し、解析した位相差から現実の測定マーカの変位量を第2変位量として算出する。
(ステップS212)変位量出力部152は、ステップS206で得られた第1変位量、または、ステップS210で得られた第2変位量のいずれかを選択する。変位量出力部152は、選択した変位量の情報を表示部16に表示させる。
上記の説明では、変位測定システム1および変位測定装置10としての実施形態を例示したが、画像補正システム3および画像補正装置30としての形態で実施されてもよい。以下の説明では、上記の実施形態との差異点を主とし、特に断らない限り共通の符号を付して上記の説明を援用する。
この構成によれば、フレームごとに撮像部20の位置や向きが変動しても、撮像された画像における各座標の変化が補償される。そのため、異なる時刻に撮像された画像から測定マーカが設置された部位の変位量を、精度を損なわずに測定することができる。
この構成によれば、2個の基準マーカの位置を基準としてフレーム間に生じる被写体の像の大きさの変化、回転および並進移動が補償される。そのため、簡素な演算により撮像部20の位置や向きの変動が補償される。
この構成によれば、2個の基準マーカの位置を基準としてフレーム間に生じる測定マーカの位置の変化が補償される。そのため、簡素な演算により精度を損なわずに撮像部20の位置や向きの変動が補償される。
この構成によれば、3個以上の基準マーカの位置を基準としてフレーム間に生じる測定マーカの位置の変化が補償される。測定マーカの位置を撮像部20の視野内に任意に設定でき、撮像部20から測定マーカへの方向が撮像部20の撮像方向と交差する方向であっても測定マーカの位置の変化が補償される。そのため、測定マーカや撮像部20の設置位置の自由度が緩和される。
この構成によれば、基準マーカの個数は3である場合よりも、基準マーカの位置を基準として複雑な画像の変形を補正することができる。そのため、撮像部20の光学系、ノイズなど、より耐性の高い補正を実現することができる。
この構成によれば、基準マーカの模様を表す輝度の分布が拡大されたモアレ画像を用いることで、画素よりも微細な精度で基準マーカの位置を補正することができる。そのため、測定される基準マーカの変位量の精度を向上することができる。
この構成によれば、撮像部20を固定できない利用環境においても、撮像部20が撮像した画像を用いて測定マーカが設置された部位における変位量を高い精度で測定することができる。
上記の実施形態に係る変位測定システム1、画像補正システム3は、次のように変形して実施されてもよい。撮像部20と変位測定装置10もしくは画像補正装置30とは有線または無線のネットワークで接続されてもよい。
変位測定装置10または画像補正装置30は、必ずしもパラメータ入力部12と表示部16と一体化されていなくてもよい。変位測定装置10において、パラメータ入力部12と表示部16の一方または両方が省略されてもよい。
また、変位測定装置10または画像補正装置30は、撮像部20を含み、単一の変位測定装置10または画像補正装置30として構成されてもよい。
第1画像補正部144、第2画像補正部148は、3個以上の基準マーカのうち、所定の2個の基準マーカを用いてAB補正を行ってもよい。
上記の説明では、個々のマーカの位置を代表する代表点として重心を例にしたが、これには限られない。代表点は、所定の1個の頂点、例えば、図面に対して左下端の頂点であってもよい。
変位測定装置10において、第1変位量演算部146と第2変位量演算部150は、一体化され単一の変位量演算部として構成されてもよい。
また、パラメータ入力部12と表示部16の一方または両方は、省略されてもよい。変位量の演算に用いられる各種のパラメータは、予め設定されていてもよいし、他装置から入力されてもよい。第1変位量演算部146が算出した第1変位量、変位量出力部152が取得した変位量の情報は、自装置に蓄積されてもよいし、他装置に出力されてもよい。
また、上述した実施形態における変位測定装置10または画像補正装置30の一部、または全部を、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路として実現してもよい。変位測定装置10または画像補正装置30の各機能ブロックは個別にプロセッサ化してもよいし、一部、または全部を集積してプロセッサ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、または汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いてもよい。
Claims (5)
- それぞれ一定のピッチで空間的に繰り返される模様を表す複数のマーカを表す画像をフレームごとに撮像部から取得し、
前記マーカの変位の基準とするフレームである基準フレームと前記マーカの変位の測定対象とするフレームである測定フレームとの間の前記マーカの変位を画素間間隔の精度で補償するように前記画像を補正して第1補正画像に変換し、
前記第1補正画像に表われる前記マーカの模様から位相の周期が輝度の周期よりも拡大されるようにモアレ画像を生成し、当該モアレ画像の前記基準フレームと前記測定フレームとの間の位相差を補償するように前記第1補正画像を補正して第2補正画像に変換する画像補正部と、
前記第2補正画像に表われるモアレ画像の前記基準フレームと前記測定フレームとの間の位相差から前記マーカの変位量を演算する変位量演算部と、を備え、
前記複数のマーカの一部をなす2個のマーカは変位量の基準とする基準マーカであり、前記複数のマーカの他の一部をなすマーカは測定マーカであり、
前記基準フレームの画像において、前記測定マーカの位置は2個の前記基準マーカ間の内分点であって、
前記画像補正部は、前記測定フレームの前記第1補正画像と前記第2補正画像とそれぞれにおける前記測定マーカの位置の座標を、当該測定フレームにおける前記内分点の位置の座標を差し引いて補正する
変位測定装置。 - コンピュータに、
請求項1に記載の変位測定装置として機能させるための
プログラム。 - 前記撮像部と、請求項1に記載の変位測定装置を備える
システム。 - 前記撮像部を設置する移動体を備える
請求項3に記載のシステム。 - 変位測定装置が、
それぞれ一定のピッチで空間的に繰り返される模様を表す複数のマーカを表す画像をフレームごとに取得し、
前記マーカの変位の基準とするフレームである基準フレームと前記マーカの変位の測定対象とするフレームである測定フレームとの間の前記マーカの変位を画素間間隔の精度で補償するように前記画像を補正して第1補正画像に変換し、
前記第1補正画像に表われる前記マーカの模様から位相の周期が輝度の周期よりも拡大されるようにモアレ画像を生成し、当該モアレ画像の前記基準フレームと前記測定フレームとの間の位相差を補償するように前記第1補正画像を補正して第2補正画像に変換する画像補正ステップと、
前記第2補正画像に表われるモアレ画像の前記基準フレームと前記測定フレームとの間の位相差から前記マーカの変位量を演算する変位量演算ステップと、
を実行し、
前記複数のマーカの一部をなす2個のマーカは変位量の基準とする基準マーカであり、前記複数のマーカの他の一部をなすマーカは測定マーカであり、
前記基準フレームの画像において、前記測定マーカの位置は2個の前記基準マーカ間の内分点であって、
前記画像補正ステップは、前記測定フレームの前記第1補正画像と前記第2補正画像とそれぞれにおける前記測定マーカの位置の座標を、当該測定フレームにおける前記内分点の位置の座標を差し引いて補正する
変位測定方法。
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