JP7732231B2 - ノズルの洗浄方法、及び、再生ノズルの製造方法 - Google Patents
ノズルの洗浄方法、及び、再生ノズルの製造方法Info
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Description
すなわち、本発明は、下記のものを含む。
前記洗浄方法が、
液状有機物で前記ノズルを洗浄する工程(I)、及び、
有機溶媒で前記ノズルを洗浄する工程(II)、
をこの順に含み;
前記液状有機物が、
前記工程(II)で使用される前記有機溶媒で活性化する固体分散型潜在性硬化剤(a)、及び、
前記エポキシ樹脂組成物中に存在する(B)固体分散型潜在性硬化剤を活性化する有機溶媒(b)
を、実質的に含まない、ノズルの洗浄方法。
〔2〕 前記液状有機物が、液状樹脂である、〔1〕に記載のノズルの洗浄方法。
〔3〕 前記液状有機物が、液状エポキシ樹脂である、〔1〕又は〔2〕に記載のノズルの洗浄方法。
〔4〕 前記ノズルが、前記エポキシ樹脂組成物が収納されたシリンジにおいて、前記エポキシ樹脂組成物を吐出するために使用されるノズルである、〔1〕~〔3〕のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
〔5〕 前記ノズルが、前記エポキシ樹脂組成物を収納可能なシリンジを備えるディスペンサにおいて、前記エポキシ樹脂組成物を吐出するために使用されるノズルである、〔1〕~〔4〕のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
〔6〕 前記工程(II)で使用される前記有機溶媒が、200℃以下の沸点を有する、〔1〕~〔5〕のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
〔7〕 前記工程(II)が、前記有機溶媒によって前記ノズルを洗浄することを複数回含み、
少なくとも最後の洗浄が、100℃以下の沸点を有する有機溶媒で行われる、〔1〕~〔6〕のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
〔8〕 前記(II)工程の後に、(III)前記ノズルを乾燥させる工程を含む、〔1〕~〔7〕のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
〔9〕 前記工程(III)が、前記ノズルを加熱乾燥することを含む、〔8〕に記載のノズルの洗浄方法。
〔10〕 (A)エポキシ樹脂及び(B)固体分散型潜在性硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物の塗布に使用された使用済ノズルから、再生ノズルを製造する製造方法であって、
液状有機物で前記使用済ノズルを洗浄する工程(I)、及び、
有機溶媒で前記使用済ノズルを洗浄する工程(II)、
をこの順に含み、
前記液状有機物が、
前記工程(II)で使用される前記有機溶媒で活性化する固体分散型潜在性硬化剤(a)、及び、
前記エポキシ樹脂組成物中に存在する(B)固体分散型潜在性硬化剤を活性化する有機溶媒(b)
を、実質的に含まない、再生ノズルの製造方法。
本発明の一実施形態に係るノズルの洗浄方法は、(A)エポキシ樹脂及び(B)固体分散型潜在性硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物の塗布に使用されたノズルの洗浄方法である。この洗浄方法は、
(I)液状有機物でノズルを洗浄する工程、及び、
(II)有機溶媒でノズルを洗浄する工程、
をこの順に含む。以下の説明では、工程(I)においてノズルの洗浄に使用される液状有機物を「有機洗浄液」と呼ぶことがある。また、以下の説明では、工程(II)においてノズルの洗浄に使用される有機溶媒を「洗浄溶媒」と呼ぶことがある。
工程(II)で使用される洗浄溶媒で活性化する固体分散型潜在性硬化剤(a)。
エポキシ樹脂組成物中に存在する(B)固体分散型潜在性硬化剤を活性化する有機溶媒(b)。
ここで、固体分散型潜在性硬化剤の「活性化」とは、固体分散型潜在性硬化剤がエポキシ樹脂の狭義の硬化剤として機能する場合はエポキシ樹脂の硬化をさせる状態になることをいい、硬化促進剤として機能する場合はエポキシ樹脂の硬化を促進できる状態になることをいう。
以下、洗浄対象であるノズルについて説明する。図1は、一例としてのノズル100を模式的に示す断面図である。図1に示すように、ノズル100は、エポキシ樹脂組成物を吐出することができる部材であり、その内部にエポキシ樹脂組成物が流通しうる流路110を有する。流路110の端部には、エポキシ樹脂組成物を供給されることができる流入口120が形成されている。また、流路110の別の端部には、エポキシ樹脂組成物を吐出できる吐出口130が形成されている。ここでは、流路110、流入口120及び吐出口130がそれぞれ1個形成されたノズル100の例を示すが、流路110、流入口120及び吐出口130は、それぞれ複数形成されていてもよい。
ノズルを用いて塗布されるエポキシ樹脂組成物は、(A)エポキシ樹脂及び(B)固体分散型潜在性硬化剤を含む。
(A)エポキシ樹脂は、エポキシ基を含む化合物である。(A)エポキシ樹脂としては、1分子当たり平均して2個以上のエポキシ基を有する化合物が好ましい。また、エポキシ樹脂は、液状であってもよく、固形状であってもよく、液状と固形状を併用してもよいが、塗布に適した液状のエポキシ樹脂組成物を得る観点から、(A)エポキシ樹脂は、液状エポキシ樹脂を含むことが好ましい。(A)エポキシ樹脂の合計量100質量%に対し、液状エポキシ樹脂の量は、10質量%以上が好ましく、20質量%以上がより好ましく、30質量%以上がさらに好ましい。液状エポキシ樹脂の量の上限は、特に制限はなく、エポキシ樹脂の合計量100質量%に対し、100質量%であってもよく、100質量%未満であってもよく、90質量%以下であってもよく、80質量%以下であってもよく、70質量%以下であってもよい。液状エポキシ樹脂とは、別に断らない限り、室温(25℃)において液状のエポキシ樹脂を表す。
(B)固体分散型潜在性硬化剤は、室温(25℃)ではエポキシ樹脂に不溶の固体であるが、加熱することにより可溶化し、エポキシ樹脂の硬化を促進できる。この(B)固体分散型潜在性硬化剤には、エポキシ樹脂と反応してエポキシ樹脂を硬化させることができる狭義の硬化剤、及び、エポキシ樹脂と反応せず触媒として機能してエポキシ樹脂の硬化を促進させることができる硬化促進剤、の両方が包含される。(B)固体分散型潜在性硬化剤としては、例えば、アミンアダクト型潜在性硬化剤、結晶型潜在性硬化剤が挙げられる。
エポキシ樹脂組成物は、任意の成分として、更に(C)硬化剤を含んでいてもよい。ただし、(C)硬化剤には、上述した(B)固体分散型潜在性硬化剤を含めない。(C)硬化剤としては、室温(25℃)で液状のエポキシ樹脂組成物を得る観点から、室温(25℃)で液状の硬化剤が好ましい。そのような硬化剤としては、例えば、ポリチオール化合物、液状フェノール樹脂、酸無水物、イミダゾール等が挙げられ、ポリチオール化合物及び液状フェノール樹脂が好ましく、ポリチオール化合物が特に好ましい。
エポキシ樹脂組成物は、任意の成分として、更に(D)無機充填材を含んでいてもよい。(D)無機充填材は、無機材料で形成された粒子でありうる。無機材料としては、例えば、アエロジル、シリカ、アルミナ、アルミノシリケート、ガラス、カーボンファイバー、コーディエライト、シリコン酸化物、硫酸バリウム、炭酸バリウム、タルク、クレー、雲母粉、酸化亜鉛、ハイドロタルサイト、ベーマイト、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化マンガン、ホウ酸アルミニウム、炭酸ストロンチウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸カルシウム、チタン酸マグネシウム、チタン酸ビスマス、酸化チタン、酸化ジルコニウム、チタン酸バリウム、チタン酸ジルコン酸バリウム、ジルコン酸バリウム、ジルコン酸カルシウム、リン酸ジルコニウム、及びリン酸タングステン酸ジルコニウム等の非導電性無機材料;金属等の導電性無機材料;が挙げられる。金属としては、銀、錫、亜鉛、アルミニウム、ニッケル、等が挙げられる。これらの材料は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。よって、(D)無機充填材は、1種類を単独で用いてもよく、2種類以上を組み合わせて用いてもよい。
エポキシ樹脂組成物は、上述した成分に組み合わせて、更に別の任意の成分を含んでいてもよい。
エポキシ樹脂組成物は、ノズルを用いた塗布が実施される温度条件において、液状でありうる。エポキシ樹脂組成物の塗布は一般に室温において行われるので、エポキシ樹脂組成物は、室温(25℃)において、通常は液状である。
上述したエポキシ樹脂組成物の塗布に用いた使用済みのノズルには、通常、エポキシ樹脂組成物が付着している。例えば、吐出されずに残留したエポキシ樹脂組成物が、ノズルの内部に充填されたり付着していたりすることがありうる。また、例えば、ノズルから吐出されたエポキシ樹脂組成物の一部が吐出口の付近に残ることにより、ノズルの外側にエポキシ樹脂組成物が付着していることがありうる。本実施形態に係るノズルの洗浄方法では、このようにエポキシ樹脂組成物が付着した使用済みのノズルを液状有機物としての有機洗浄液で洗浄する工程(I)を行う。工程(I)での洗浄により、ノズルからエポキシ樹脂組成物が除去される。
通常、工程(I)での洗浄後のノズルには、工程(I)での洗浄に用いた有機洗浄液が残留している。そこで、工程(I)の後で、洗浄溶媒でノズルを洗浄する工程(II)を行う。洗浄溶媒でノズルを洗浄することにより、ノズルから有機洗浄液を除去できる。また、有機洗浄液は固体分散型潜在性硬化剤(a)を実質的に含まないので、ノズルに残留しうる有機洗浄液が洗浄溶媒に接触しても、その有機洗浄液の硬化は抑制される。よって、有機洗浄液の硬化によるノズルの詰まりを抑制しながら、ノズルの洗浄が可能である。
上述した工程(I)及び工程(II)を行うことにより、ノズルの詰まりを抑制しながら、ノズルの洗浄を行うことができる。ただし、工程(II)の後のノズルには、洗浄溶媒が付着していることがありうる。この洗浄溶媒を除去するため、本実施形態に係るノズルの洗浄方法は、任意の工程として、(II)工程の後に、ノズルを乾燥させる工程(III)を含んでいてもよい。
ノズルの洗浄方法は、更に、任意の工程を含んでいてもよい。例えば、ノズルの洗浄方法は、工程(I)の前にエポキシ樹脂組成物を拭き取る工程、工程(II)の前に有機洗浄液を拭き取る工程、工程(II)の後で有機溶媒を拭き取る工程、などを含んでいてもよい。
上述したノズルの洗浄方法は、使用済ノズルから再生ノズルを製造する製造方法として実施してもよい。使用済ノズルとは、エポキシ樹脂組成物が付着したノズルを表し、よって、エポキシ樹脂組成物の吐出に用いた後のノズルに該当しうる。また、再生ノズルとは、使用済ノズルからエポキシ樹脂組成物を除去して、再びエポキシ樹脂組成物等の液状組成物の吐出に用いることが可能となったノズルを表す。したがって、上述したノズルの製造方法は、有機洗浄液で使用済ノズルを洗浄する工程(I)、及び、洗浄溶媒で使用済ノズルを洗浄する工程(II)、をこの順に含む再生ノズルの製造方法として実施できる。
以下の説明において、量を表す「部」及び「%」は、別途明示のない限り、それぞれ質量基準である。また、以下に説明する操作は、別途明示の無い限り、常温常圧(25℃1atm)の環境で行った。
以下の実施例及び比較例において使用した試薬の種類は、下記の通りである。
JER-828EL:三菱ケミカル社製、ビスフェノールA型(BPA型)液状エポキシ樹脂、エポキシ当量186g/eq.
ZX-1059:日鉄ケミカル&マテリアル社製、ビスフェノールA型(BPA型)/ビスフェノールF型(BPF型)液状混合エポキシ樹脂、エポキシ当量165g/eq.
JER-1001:三菱ケミカル社製、ビスフェノールA型(BPA型)固形エポキシ樹脂、エポキシ当量450g/eq.~500g/eq.
N-730-A:DIC社製、ビスフェノールF型(BPF型)液状エポキシ樹脂、エポキシ当量172g/eq.~179g/eq.
PN-F:味の素ファインテクノ社製、アミンアダクト型潜在性硬化剤
MY-24:味の素ファインテクノ社製、アミンアダクト型潜在性硬化剤
DPMP:SC有機化学社製、ジペンタエリスリトールヘキサキス(3-メルカプトプロピオネート)、チオールの官能基当量130g/eq.
PV-10MB:味の素ファインテクノ社製、カーボンブラック分散ビスフェノールA型(BPA型)液状エポキシ樹脂、エポキシ当量226g/eq.
表1に示す配合組成で各成分を混合し、エポキシ樹脂組成物1~3を製造した。表1において、各成分の量は、質量部を意味する。
具体的には、専用のプラスチック容器に、表1に示される量のエポキシ樹脂及びチオール化合物を量り取った。その後、自転・公転ミキサーあわとり錬太郎(シンキー社製「ARE-310」)を用い、室温25℃にて2000rpmで約30秒~1分間、充分混合して、樹脂組成物を得た。その樹脂組成物へ、表1に示す量の固体分散型潜在性硬化剤、及び、カーボンブラックを含む液状エポキシ樹脂を添加し、前記の自転・公転ミキサーを用いて、室温25℃にて2000rpmで約30秒~1分間、充分混合した。最後に、自動公転式攪拌脱泡機(共立精機社製「HM-200W」)で真空下(圧力0に設定)、900rpm、2分間の条件で脱泡し、エポキシ樹脂組成物1~3を得た。このとき、カーボンブラックは、目視確認簡易化のために添加した。
表2に示す配合組成で各成分を混合し、有機洗浄液として液状樹脂A~Cを製造した。表2において、各成分の量は、質量部を意味する。
具体的には、製造例4及び5では、専用のプラスチック容器に、表2に示される量のエポキシ樹脂を量り取った。その後、自転・公転ミキサーあわとり錬太郎(シンキー社製「ARE-310」)を用い、室温25℃にて2000rpmで約30秒~1分間、充分混合し、液状樹脂A及びBを得た。
また、製造例6では、SUS製のコップに表2に示される量のエポキシ樹脂を量り取った。その後、IHヒーターにて加熱溶解し、冷却させることで、液状樹脂Cを得た。
上述した製造例1~3で製造したエポキシ樹脂組成物1~3、及び、製造例4~6で製造した液状樹脂A、B及びCの粘度は、下記の方法で測定した。
サンプル(エポキシ樹脂組成物、液状樹脂)の温度を25℃(±2℃)に保ち、E型粘度計(東機産業社製「RE-85U」、3°×R9.7ロータ)を用いて、測定サンプル量0.22ml、回転数20rpmの測定条件にて、粘度(Pa・s)を測定した。
(1-1.ノズルの使用)
製造例1で製造したエポキシ樹脂組成物1を、シリンジ(武蔵エンジニアリング社製の10ccシリンジ「PSY-10E」)に充填した。このシリンジに、ノズル(武蔵エンジニアリング社製の内径0.26mmプラスチックニードル「PN-25G-A」)を装着した。シリンジをディスペンサに取り付け、シリンジ内のエポキシ樹脂組成物1をノズルを通して吐出させた。
シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済ノズルを得た。また別途、製造例6で製造した液状樹脂Cを、シリンジ(武蔵エンジニアリング社製の10ccシリンジ「PSY-10E」)に充填した。この液状樹脂Cを充填されたシリンジに、前記の使用済ノズルを装着した。シリンジをディスペンサに取り付け、400kPaのエアー圧力で、使用済ノズルを通して液状樹脂Cを25秒間吐出させた。ノズルから吐出される吐出液の色は、吐出開始の直後は黒色であったが、吐出終了直前には透明になっていることを確認した。
シリンジからノズルを取り外した。このノズルを、有機溶媒としてのアセトンに浸漬させ、5分間、超音波で洗浄を行った。
有機溶媒からノズルを取り出し、数回振ってノズル内部の有機溶媒を取り除いた後、乾燥させた。乾燥は、室温で30分間放置することによって行った。以上の操作により、使用済ノズルを洗浄した再生ノズルが得られた。
得られた再生ノズルの内部を、目視にて観察した。この観察結果から、下記の基準により、ノズルの詰まりを評価した。
「○」:ノズル内部に詰まりがなかった。
「×」:ノズル内部に詰まりが発生した。
以上の操作を、2回行って、再生ノズル2個の詰まりの評価を行った。最終判定として、2回中、2回とも詰まりがなかった場合「〇」、1回詰まりが発生した場合「△」、2回とも詰まりが発生したものを「×」とした。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例2で製造したエポキシ樹脂組成物2を使用し、液状樹脂Cの代わりに製造例4で製造した液状樹脂Aを使用したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例2で製造したエポキシ樹脂組成物2を使用し、液状樹脂Cの代わりに製造例5で製造した液状樹脂Bを使用したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例2で製造したエポキシ樹脂組成物2を使用したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
超音波洗浄に使用する有機溶媒を酢酸エチルに変更したこと、及び、超音波洗浄の時間を10分に変更したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
超音波洗浄に使用する有機溶媒をイソプロピルアルコールに変更したこと、及び、超音波洗浄の時間を15分に変更したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例3で製造したエポキシ樹脂組成物3を使用したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。
液状樹脂を用いた置換洗浄を行わなかったこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。具体的には、実施例1の工程(1-1)と同じ方法でノズルを通したエポキシ樹脂組成物1の吐出を行い、シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済みノズルを得た。この使用済ノズルに、実施例1の工程(1-3)及び(1-4)と同じ条件で超音波洗浄及び乾燥を行った後、評価した。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例2で製造したエポキシ樹脂組成物2を使用し、液状樹脂を用いた置換洗浄を行わなかったこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。具体的には、エポキシ樹脂組成物1の代わりにエポキシ樹脂組成物2を用いたこと以外は実施例1の工程(1-1)と同じ方法でノズルを通したエポキシ樹脂組成物1の吐出を行い、シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済みノズルを得た。この使用済ノズルに、実施例1の工程(1-3)及び(1-4)と同じ条件で超音波洗浄及び乾燥を行った後、評価した。
液状樹脂を用いた置換洗浄を行なわず、また超音波洗浄の条件を表3に示すように変更したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。具体的には、実施例1の工程(1-1)と同じ方法でノズルを通したエポキシ樹脂組成物1の吐出を行い、シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済みノズルを得た。この使用済ノズルを、有機溶媒としての酢酸エチルに浸漬して10分間、超音波で洗浄を行った。その後、有機溶媒からノズルを取り出し、数回振ってノズル内部の有機溶媒を取り除いた後、室温で30分間放置して乾燥してから、評価した。
液状樹脂を用いた置換洗浄を行なわず、また超音波洗浄の条件を表3に示すように変更したこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。具体的には、実施例1の工程(1-1)と同じ方法でノズルを通したエポキシ樹脂組成物1の吐出を行い、シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済みノズルを得た。この使用済ノズルを、有機溶媒としてのイソプロピルアルコールに浸漬して15分間、超音波で洗浄を行った。その後、有機溶媒からノズルを取り出し、数回振ってノズル内部の有機溶媒を取り除いた後、室温で30分間放置して乾燥してから、評価した。
エポキシ樹脂組成物1の代わりに製造例3で製造したエポキシ樹脂組成物3を使用し、液状樹脂を用いた置換洗浄を行わなかったこと以外は、実施例1と同じ方法により、ノズルの洗浄及び評価を行った。具体的には、エポキシ樹脂組成物1の代わりにエポキシ樹脂組成物3を用いたこと以外は実施例1の工程(1-1)と同じ方法でノズルを通したエポキシ樹脂組成物1の吐出を行い、シリンジからノズルを取り外し、ノズルのコネクタ部の汚れを綿棒でふき取って、使用済みノズルを得た。この使用済ノズルに、実施例1の工程(1-3)及び(1-4)と同じ条件で超音波洗浄及び乾燥を行った後、評価した。
前記の実施例及び比較例の結果を、下記の表3に示す。下記の表3において、略称の意味は、下記の通りである。
AC:アセトン
EA:酢酸エチル
IPA:イソプロピルアルコール
比較例1~5においては、ノズル内に固体分散型潜在性硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物を満たしたまま有機溶媒で洗浄を行ったので、ノズル内部に詰まりの発生を確認した。他方、実施例1~7は、ノズル内部の詰まりの発生はなく、異物の付着も確認されなかった。以上の結果から、本発明のノズルの洗浄方法によれば、エポキシ樹脂組成物の硬化物のノズルへの付着を抑制できるので、ノズルの詰まりを抑制しながら当該ノズルの洗浄が可能であることが確認された。
110 流路
120 流入口
130 吐出口
140 コネクタ部
150 ニードル部
200 シリンジ
210 ノズル装着部
220 中空部
230 送出口
240 プランジャ
250 開口部
300 エポキシ樹脂組成物
Claims (11)
- (A)エポキシ樹脂及び(B)第一固体分散型潜在性硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物の塗布に使用されたノズルの洗浄方法であって;
前記洗浄方法が、
液状エポキシ樹脂を50質量%~100質量%含む液状有機物で前記ノズルを洗浄する工程(I)、及び、
ジエチルエーテル、ペンタン、アセトン、クロロホルム、メタノール、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、ヘキサン、酢酸エチル、エタノール、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、アセトニトリル、イソプロピルアルコール、tert-ブチルアルコール、1,2-ジメトキシエタン、1-プロパノール、ヘプタン、2-ブタノール、1,4-ジオキサン、イソブチルアルコール、トルエン、ブタノール、o-キシレン、ジメチルフォルムアミド及びジメチルスルホキシドから選ばれる1種類以上の第一有機溶媒で前記ノズルを洗浄する工程(II)、
をこの順に含み;
前記液状有機物において、
前記工程(II)で使用される前記第一有機溶媒で活性化する第二固体分散型潜在性硬化剤(a)の量が、前記液状有機物100質量%に対して、1質量%以下であり、
前記エポキシ樹脂組成物中に存在する(B)第一固体分散型潜在性硬化剤を活性化する第二有機溶媒(b)の量が、前記液状有機物100質量%に対して、0.1質量%以下である、ノズルの洗浄方法。 - 前記液状有機物が、液状樹脂である、請求項1に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記液状有機物が、液状エポキシ樹脂である、請求項1又は2に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記第一有機溶媒が、アセトン、イソプロパノール及び酢酸エチルからなる群より選ばれる、請求項1~3のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記ノズルが、前記エポキシ樹脂組成物が収納されたシリンジにおいて、前記エポキシ樹脂組成物を吐出するために使用されるノズルである、請求項1~4のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記ノズルが、前記エポキシ樹脂組成物を収納可能なシリンジを備えるディスペンサにおいて、前記エポキシ樹脂組成物を吐出するために使用されるノズルである、請求項1~5のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記工程(II)で使用される前記第一有機溶媒が、200℃以下の沸点を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記工程(II)が、前記第一有機溶媒によって前記ノズルを洗浄することを複数回含み、
少なくとも最後の洗浄が、100℃以下の沸点を有する第一有機溶媒で行われる、請求項1~7のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。 - 前記(II)工程の後に、(III)前記ノズルを乾燥させる工程を含む、請求項1~8のいずれか一項に記載のノズルの洗浄方法。
- 前記工程(III)が、前記ノズルを加熱乾燥することを含む、請求項9に記載のノズルの洗浄方法。
- (A)エポキシ樹脂及び(B)第一固体分散型潜在性硬化剤を含むエポキシ樹脂組成物の塗布に使用された使用済ノズルから、再生ノズルを製造する製造方法であって、
液状エポキシ樹脂を50質量%~100質量%含む液状有機物で前記使用済ノズルを洗浄する工程(I)、及び、
ジエチルエーテル、ペンタン、アセトン、クロロホルム、メタノール、テトラヒドロフラン、ジイソプロピルエーテル、ヘキサン、酢酸エチル、エタノール、メチルエチルケトン、シクロヘキサン、アセトニトリル、イソプロピルアルコール、tert-ブチルアルコール、1,2-ジメトキシエタン、1-プロパノール、ヘプタン、2-ブタノール、1,4-ジオキサン、イソブチルアルコール、トルエン、ブタノール、o-キシレン、ジメチルフォルムアミド及びジメチルスルホキシドから選ばれる1種類以上の第一有機溶媒で前記使用済ノズルを洗浄する工程(II)、
をこの順に含み、
前記液状有機物において、
前記工程(II)で使用される前記第一有機溶媒で活性化する第二固体分散型潜在性硬化剤(a)の量が、前記液状有機物100質量%に対して、1質量%以下であり、
前記エポキシ樹脂組成物中に存在する(B)第一固体分散型潜在性硬化剤を活性化する第二有機溶媒(b)の量が、前記液状有機物100質量%に対して、0.1質量%以下である、再生ノズルの製造方法。
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