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JP7732771B2 - レンジガイダンスを有する携帯式消毒システムおよび方法 - Google Patents
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JP7732771B2 - レンジガイダンスを有する携帯式消毒システムおよび方法 - Google Patents

レンジガイダンスを有する携帯式消毒システムおよび方法

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Description

関連出願の相互参照
本願は、“Portable Sanitizing Systems and Methods with Range Guidance”と題されて、2020年5月20日に提出された米国仮特許出願第63/027,869号の優先権利益に関し、これは参照としてその全体が本明細書に組み込まれる。
本開示の実施形態は概して、民間航空機などのビークル内の消毒構造物および領域に使用されうる、消毒システムに関する。
民間航空機などのビークルは、様々な場所間で旅客を搬送するために使用される。例えば、紫外(UV)光を使用する、航空機内の表面を殺菌または消毒するためのシステムが現在開発されている。
構造物の表面を消毒するため、既知のUV光滅菌法は、幅広いスペクトルのUVC光を構造物上に照射する。しかしながら、UVC光は一般的に、様々な微生物を死滅させるためには、相当な時間(例えば、3分間)を要する。さらに、様々な微生物は、UVC光に対して脆弱ではないことがある。すなわち、このような微生物は、UVC光への曝露に耐えることができうる。
殺菌は、標的表面に与えられる単位面積あたりの放射エネルギーの関数である。殺菌照射は、UV光源から標的表面までの近接と照射時間に依存する。レンジ、すなわちUV光源と標的表面との間の距離が、一定の閾値レンジを超えて増大すると、殺菌効果は減少する。UV光源が標的表面から非常に遠くなると、標的表面の一定の面積に提供されるエネルギー量は、標的病原体または微生物を死滅させるために必要な量を下回ることがありうる。典型的には、UV光源を操作するユーザーは、光源と標的表面との間の適切なレンジを推定するが、この技法は、光源がユーザーからかなり遠方に配置されている場合には、不正確で一貫性のないものになりやすい。その結果、消毒処理は、大面積にわたって一貫性のある殺菌を提供するという点で、効果のないものになりうる。所望の近接レンジを維持するため、光源から標的表面までの所定の距離に延在する物理的なスペーサを使用することができるが、内在する標的表面との物理的な接触は、病原体を広げる恐れがあり、また、UV光が標的に到達するのを妨げることもありうる。
信頼度の高い、一貫性のある消毒を提供するため、ユーザーが標的消毒表面から望ましい距離にUV光源を維持するように補助する、レンジガイダンスを効率的に提供するシステムおよび方法に対するニーズがある。
このようなニーズを考慮して、本開示の特定の実施形態は、レンジガイダンスを含む携帯式消毒システムを提供する。携帯式消毒システムは、筐体および複数レンジ光源を有する消毒ヘッドを含む。筐体は紫外線(UV)ランプを保持し、UVランプから照射されたUV光は、筐体の前端を通って外へ出る。レンジ光源は筐体に固定され、1つまたは複数のペアで配置される。1つまたは複数のペアの各ペアのレンジ光源は、UVランプ前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように、互いに対して配向される。
オプションにより、筐体は前面開口部を画定する覆いを含んでもよい。レンジ光源は、前面開口部で覆いの露出した外周エッジに沿って、間隔を空けて配置されてもよい。露出した外周エッジは、複数のセグメントを有してよく、1つまたは複数のペアの各ペアのレンジ光源は、複数のセグメントの共通セグメント上に配置される。オプションにより、露出した外周エッジは、2つの短いセグメントの間に延びる2つの長いセグメントを有する長方形であってよく、レンジ光源は2つの長いセグメント上に配置されうる。オプションにより、1つまたは複数のレンジ光源のペアは、少なくとも2つのペアが、露出した外周エッジの2つの長いセグメントの各々の上に配置されるように、少なくとも4つのペアを含みうる。
オプションにより、所定の距離は、1インチ以上かつ6インチ以下になりうる。オプションにより、各ペアのレンジ光源によって照射される光ビームは異なる色を有する。オプションにより、レンジ光源は、10度以下の分散を有する発光ダイオード(LED)になりうる。オプションにより、各ペアのレンジ光源は、互いに対して20度から60度の範囲の角度で配向されうる。
オプションにより、1つまたは複数のペアは、1つまたは複数のペアの第1のサブセット、および1つまたは複数のペアの第2のサブセットに配置される複数のペアを含みうる。第1のサブセット内の各ペアのレンジ光源は、第1の相対角度で配向され、第2のサブセット内の各ペアのレンジ光源は、第1の相対角度とは異なる第2の相対角度で配向される。第1の相対角度は、少なくとも40度かつ60度以下であってよく、第2の相対角度は、少なくとも20度かつ40度以下であってよい。オプションにより、第1の相対角度は約53度、第2の相対角度は約28度であってよい。
オプションにより、UVランプは、UV光が200nmから230nmの波長を有するように、遠UVレンジのUV光の照射するように構成されうる。オプションにより、UV光は約222nmの波長を有してもよい。オプションにより、UVランプは、UV光が230nmから280nmの波長を有するように、UV-CレンジのUV光を照射するように構成されうる。オプションにより、UV光は約254nmの波長を有してもよい。
少なくとも1つの実施形態では、UVランプ筐体を含む消毒ヘッドから紫外線(UV)光を照射することを含む、携帯式消毒法が提供される。本方法はまた、消毒ヘッドの第1のレンジ光源から第1の光ビームと、消毒ヘッドの第2のレンジ光源から第2の光ビームとを照射して、UVランプから所定の距離で第1および第2の光ビームを集束させることを含む。
少なくとも1つの実施形態では、筐体および複数のレンジ光源を含む消毒ヘッドが提供される。筐体は、UV光を照射するように構成された紫外線(UV)ランプを保持する。筐体は、前面開口部を画定する覆いを含む。レンジ光源は、筐体に固定され、前面開口部で覆いの露出した外周エッジに沿って、間隔を空けて配置される。レンジ光源は、1つまたは複数のペアで配置される。各ペアのレンジ光源は、UVランプ前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように、互いに対して配向される。レンジ光源は、10度以下の分散を有する発光ダイオード(LED)で、各ペアのレンジ光源によって照射される光ビームは異なる色を有する。
本開示の一実施形態による、人に装着された携帯式消毒システムの斜視図を示す。 本開示の一実施形態による、消毒ヘッドの上方斜視図を示す。 図2の消毒ヘッドの底面斜視図を示す。 図2の線4-4での消毒ヘッドの軸断面図を示す。 人が装着した本開示の携帯式消毒システムの別の実施形態を示す。 本開示の一実施形態による、覆いおよびレンジ光源の正面斜視図を示す。 図6に示した覆いおよびレンジ光源の部分の側方斜視図を示す。 本開示の一実施形態により、標的表面に対して異なる距離からレンジ光源のペアによって照射される、光マーカーを示す5つの画像を描画している。 本開示の一実施形態により、消毒される標的表面上に光マーカーを示す消毒ヘッドの端面図である。 本開示の一実施形態により、計器盤の消毒および殺菌に使用される消毒ヘッドを示す側方斜視図である。 本開示の一実施形態により、2つのレンジ光源ペア間の複数の相対角度を示す図である。 本開示の一実施形態による、3つのレンジ光源を示す図である。 本開示の一実施形態による、紫外線光のスペクトルを示す。 本開示の一実施形態による、航空機の正面斜視図を示す。 本開示の一実施形態による、航空機の内部キャビンの上平面図を示す。 本開示の一実施形態による、航空機の内部キャビンの上面図を示す。 本開示の一実施形態による、航空の内部キャビンの内部斜視図を示す。 本開示の一実施形態による、ビークルの内部キャビン内の化粧室の内部斜視図を示す。 本開示の一実施形態による、携帯式消毒法のフロー図を示す。
上記の概要、ならびに特定の実施形態の下記の詳細説明は、添付の図面を参照して読むことにより、より深く理解されるであろう。本明細書では、単数形で記載され「1つの(「a」または「an」)」という用語の後に続く要素またはステップは、複数の要素またはステップを必ずしも除外しないと理解されたい。さらに、「一実施形態(one embodiment)」への言及は、追加の実施形態の存在を除外すると解釈されることを意図しておらず、かかる追加の実施形態も、記載されている特徴を包含する。さらに、明示的に反対の記載がされていない限り、特定の条件を有する1つまたは複数の要素を「含む(comprising)」または「有する(having)」実施形態は、かかる条件を有していないさらなる要素を含みうる。
本開示の特定の実施形態は、人体への危険をもたらすことなく、微生物(例えば、ウィルスおよび細菌)を無効化する(例えば、死滅させる)UV光を照射するUVランプを含む消毒システムおよび方法を提供する。UVランプは、病原体を除去および死滅させるため、内部キャビンで使用されうる。本開示の実施形態は、特定の既知のUVシステムと比較して、より安全でより効果的な消毒を提供する。消毒システムは、携帯式の消毒ヘッドを含む。消毒ヘッドは、キャビン内の表面上にUV光を照射するため、内部キャビンで消毒ヘッドを振る人またはロボットなどのユーザーによって操作可能である。消毒ヘッドは、筐体と紫外線(UV)ランプと、筐体に取り付けられたレンジ光源を有する。レンジ光源は、UVランプの両側の筐体の長さに沿って配置されてもよい。
レンジ光源は、標的表面の有効な殺菌を提供するため、UVランプと消毒される標的表面との間の正しいレンジまたは距離を、ユーザーが維持するのを支援するように構成されている。例えば、レンジ光源はペアで配置される。各ペアの2つのレンジ光源は、2つの光源から照射されるそれぞれの光ビームが、消毒ヘッドの正面の位置で集束するように、互いに内向きに配向されている。各ペアの2つのレンジ光源は、光ビームが有効な殺菌に関連する消毒ヘッド前方の所定の距離で集束するように、配向されている。標的表面の効果的な殺菌を提供するため、消毒ヘッドが標的表面に対して適切に配置されていることを、消毒ヘッドを操作するユーザーに示す、標的表面から所定の距離に消毒ヘッドが配置されているときに、光の集束は標的表面上で見ることができる。消毒ヘッドが、標的表面に近すぎる、および/または標的表面から遠すぎる配置になっている場合には、第1および第2のレンジ光源のペアから照射される光ビームは、標的表面上で間隔が空いている(すなわち、集束しない)。ユーザーは、2つの光が標的表面上で集束していないことを見ることができ、これは、効果的な殺菌に関しては、消毒ヘッドが標的表面に対して適切に配置されていないことを示している。したがって、レンジ光源は、消毒ヘッドが標的表面から正しい距離にあるか否かを視覚的に示すことによって、ユーザーの消毒ヘッドの操作に関して、能動的なレンジガイダンスを提供する。
レンジ光源はまた、UV光(例えば、放射)を受ける表面エリアのエッジをフレーム構成する、または画定する役割を果たす。例えば、UVランプから照射されたUV光は、殺菌される構造体の表面上で見ることは困難か、不可能なことがあり、そのため、レンジ光源によって照射された可視光が、現時点でUV光を受けている構造体の領域または表面エリアを視覚的に示す。レンジ光源は、照らされるエリアの中心に光を照射することなく、照らされる領域をフレーム構成する、一連の小さな光マーカーを照射してもよい。レンジ光源から照射される光は、殺菌処理には干渉しない。
本開示の特定の実施形態は、ビークルの内部キャビン内などの、表面殺菌用の携帯式消毒システムを提供する。携帯式消毒システムは、ワンドアセンブリを含む。ワンドアセンブリは、筐体、UVランプ、反射器、UVランプを筐体に固定するマウント、UVランプを横切って空気が引き出されることを可能にする注入口、およびワンドアセンブリを手で掴み操作するためのハンドルを含みうる。ワンドアセンブリ、またはそのいくつかの構成要素は、本明細書では消毒ヘッドと称される。オプションにより、ワンドアセンブリは、ホースおよび/または1つまたは複数のケーブルを介して、バックパックアセンブリ、キャリングケース、車輪付きカート、固定電源などの電源に連結されうる。例えば、電源は、本体または筐体、1つまたは複数のバッテリ(充電式バッテリなど)、1つまたは複数のバッテリを充電するためのプラグ、送風機、カーボンフィルタ、排気口などを含みうる。
図1に、本開示の一実施形態による、個人またはユーザー101が携帯式装着した消毒システム100の斜視図を示す。携帯式消毒システム100は、ハーネス105を介して、着脱可能に個人に固定することができるバックパックアセンブリ104に連結されたワンドアセンブリ102を含む。ワンドアセンブリ102は、ハンドル108に連結された消毒ヘッド106を含む。少なくとも1つの実施形態では、消毒ヘッド106は、カプラ110を介して、ハンドル108に着脱可能に連結される。別の実施形態では、消毒ヘッド106は、カプラ110を経由して連結されるハンドル108の代わりに、あるいは加えて、一体型ハンドルを有する。図1に示したように、ワンドアセンブリ102は収納位置にある。収納位置では、ワンドアセンブリ102は、1つまたは複数のトラック、クリップ、ラッチ、ベルト、タイなどによって、バックパックアセンブリ104の一部分に着脱可能に固定されている。別の実施形態では、携帯式消毒システム100は、地面に沿って転がるホイールアセンブリ、または、バックパックアセンブリ104の代わりにホースを経由してワンドアセンブリ102に接続されたキャリングケースを含みうる。さらに別の実施形態では、ワンドアセンブリ102のみが携帯式で、ホース122を経由して固定アセンブリに接続されている(図2に示す)。別の実施形態では、ワンドアセンブリ102は、内部キャビンに沿って動くロボットなどのデバイスに連結されうる。ワンドアセンブリ102を運んだり、手動で操作するのではなく、ロボットの動きを制御することによって、ワンドアセンブリ102は間接的に制御することができる。
図2は、一実施形態によるワンドアセンブリ102の消毒ヘッド106の上方斜視図を示す。図3は、図2に示した消毒ヘッドの106底面斜視図を示す。図4は、図2の線4-4を通る消毒ヘッド106の軸断面図を示す。図2~図4を参照すると、消毒ヘッド106は、筐体111、UVランプ140、およびレンジ光源130(図5に示す)を含む。UVランプ140およびレンジ光源130は、筐体111に取り付けられている。筐体111は、少なくとも覆い112およびカバープレート154を含む。
覆い112は、近位端116から遠位端118まで伸びる。覆い112は、ホース122に連結する近位端116にポート120を有する。覆い112は、内部チャンバ156を画定するように湾曲している。覆い112は、筐体111の前面159に露出した外周エッジ158を有する。露出した外周エッジ158は、前面159で筐体111の前面開口部160を画定する。UVランプ140は内部チャンバ156内に保持され、前面開口部160を通って内部チャンバ156を出るUV光を照射する。
空気150は、筐体111の1つまたは複数の開口部152(または、単純に開口チャンバ)を通って消毒ヘッド106に引き込まれるように構成されている。空気150は、バックパックアセンブリ104内の真空生成器などを介して、消毒ヘッド106に引き込まれる(図1に示す)。空気150は覆い112の中へ引き込まれ、UVランプ140の上および周囲を通過する際にUVランプ140を冷却する。UVランプ140は、エキシマーランプ、水銀ランプなどが典型となりうる。空気150は、ポート120の中およびホース122の中、例えば、ホース122内の空気チューブ内を通過する。空気150はUVランプ140を冷却するだけでなく、覆い112内で、UVランプ140の稼働によって生成されうるオゾンも除去する。空気150は、バックパックアセンブリ104内で作動しているカーボンフィルタなど、空気フィルタに引き込まれてもよい。少なくとも1つの実施形態では、携帯式消毒システム100は、代替的なオゾン軽減システムも含みうる。一実施例として、オゾン軽減システムは、覆い112の中またはシステムの他の部分に配置されてよく、不活性ガス槽、または、米国特許第10,232,954号などに開示のフェイス不活性ガスシステムを含んでもよい。
図3および図4を参照すると、バンパー153は覆い112の露出した外周エッジ158に固定されうる。バンパー153は、ゴムなどの弾力材、他のエラストマー材料、連続気泡フォームまたは独立気泡フォームなどで形成されうる。バンパー153は、消毒ヘッド106が意図せずに表面に接触した場合の損傷から消毒ヘッド106を保護する。バンパー153はまた、表面も損傷から保護する。バンパー153は、レンジ光源130からの光がバンパーを透過できるように、透明であるか、少なくとも半透明になりうる(図5に示す)。
図4を参照すると、特に、消毒ヘッド106の筐体111は、前面開口部160(例示的な配向にあるUVランプ140の下方)を少なくとも部分的に横切って延びるカバープレートまたはレンズ154を含みうる。カバープレート154は、例えばガラスで形成されてよく、UVランプ140によって照射されるUV光をフィルタ処理するように構成されてもよい。少なくとも1つの実施形態では、カバープレート154は、UVランプ140によって照射されるUV光をフィルタ処理して、遠赤外線帯域の波長はカバープレート154を通過できるようにし、一方で、他の波長をブロックする遠赤外線帯域通過フィルタであるか、そうでない場合には、遠赤外線帯域通過フィルタを含む。例えば、遠赤外線帯域通過フィルタは、200nmから230nmの間の波長がカバープレート154を通過できるようにしうる。別の実施形態では、カバープレート154は、UV-C帯域の波長(例えば、230nmから280nmの間の波長)がカバープレート154を通過できるようにするUV-C帯域通過フィルタであるか、UV-C帯域通過フィルタを含みうる。消毒ヘッド106は、前面開口部160に向かってUV光を反射しうる反射器142を内部表面162に沿って含みうる。カバープレート154は、露出した外周エッジ158で、またはその近傍で、覆い112に連結されている。リム157(例えば、0.020”厚のチタニウムリム)は、カバープレート154を覆い112に接続しうる。リム157は、そこを通る、および/またはその周囲の衝撃荷重を分散しうる。
図5は、個人またはユーザー101が装着した携帯式消毒システム100の別の実施形態を示す。例示的な実施形態では、ワンドアセンブリ102には、図1に示した消毒ヘッド106に連結されたハンドル108が不足している。消毒ヘッド106は、筐体111に不可欠な特徴であるハンドル164を有する。例えば、ハンドル164は、覆い112の後部166に固着されていてよい。図5に示した携帯式消毒システム100の他の構成要素は、図1~図4に示した実施形態と同一または同様であってよい。図5では、カバープレート154およびバンパー153は、便宜的に省略されている。
レンジ光源130は筐体111の上に配置され、消毒される構造体の標的表面までの所望のレンジを、ユーザー101が維持するのを支援するために使用される。レンジ光源130は発光ダイオード(LED)であってよい。例示的な実施形態では、レンジ光源130は、露出した外周エッジ158で、またはその近傍で、覆い112に取り付けられている。例えば、レンジ光源130は、覆い112の内部表面162に接触しうる。代替的に、レンジ光源130は、リム157および/またはカバープレート154など、筐体111の他の部分に取り付けられてもよい。
覆い112の露出した外周エッジ158は複数のセグメントを有する。例示的な実施形態では、エッジ158は、2つの長いセグメント168および2つの短いセグメント170を含む長方形の形状を有する。長いセグメント168は、短いセグメント170を超える長さを有する。長いセグメント168は、UVランプ140が2つの長いセグメント168の間にあるように、UVランプ140の両側に沿って延びる。UVランプ140の長さ軸は、長いセグメント168に平行である。例示的な実施形態では、レンジ光源130は、露出した外周エッジ158の2つの長いセグメント168上に配置され、短いセグメント170の上には配置されない。複数のレンジ光源130は、光源130の2つの平行線または列174(図6に示す)を画定するため、各々の長いセグメント168の上に配置される。1つまたは複数の他の実施形態では、レンジ光源130は、短いセグメント170に取り付けられてよく、および/または、短いセグメント170と長いセグメント168との間のコーナーに取り付けられてもよい。
図6は、一実施形態による、覆い112およびレンジ光源130の正面斜視図である。図7は、図6に示した覆い112の一部分およびレンジ光源130の側方斜視図である。覆い112は、図6および図7に示したように、覆い112の内側に配置されたレンジ光源130から照射された光が、覆い112の厚みを通して見えるように、少なくとも部分的に半透明であってよい。
図6を参照すると、レンジ光源130は、2つの平行な列174に沿って、互いに間隔を空けて配置される。レンジ光源130は発光ダイオード(LED)であってよい。導線および他のハードウェアは、覆い112の内部表面162に沿ってルート決定されてよく、ポート120を通ってホース122(図5に示す)へ出て、バックパックアセンブリ104(図1に示す)のバッテリなどの電源に接続される。LEDは、照射された光の広がりを制限する狭い分散LEDであってよい。LEDの分散は、30度以下であってよく、例えば、20度以下であったよい。非限定的な実施例では、分散は10度以下になりうる。代替的に、LEDは狭い分散LEDでなくてもよい。図6に示したように、各レンジ光源130は、近傍の構造体180を照らして、構造体180の標的表面178上にそれぞれの光マーカー176を形成する、光または光ビームを覆い112の前方へそれぞれ照射する。図6の光マーカー176は、ほぼ円または楕円の形状である。
図7を参照すると、レンジ光源130は、1つまたは複数のペア172で配置される。例示的な実施形態では、複数のペア172があるが、基本的な実施形態では、レンジ光源130の1つの172のみが利用されうる。各ペア172のレンジ光源130は、UVランプ140(図5に示す)前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように、互いに対して配向される。例えば、各ペア172の2つのレンジ光源130は、ペア172の第1のレンジ光源130の照準軸181と第2のレンジ光源130の照準軸182が所定の距離で交差するように、互いに向けて角度がつけられている。光ビームは一般的に、それぞれの照準軸181、182に沿って照射される。ペア172のレンジ光源130は、10度から80度の範囲の角度184(軸181、182の間に画定される)で、互いに対して配向されうる。本明細書に記載のように、2つの値の「間」と称される範囲は、特に言及がない場合には、境界値を含む。角度184は、20度から60度の間となる。角度184は、意図されている消毒用途および照射されるUV光の既知の特性に基づいて決定される。より具体的には、角度184は、UVランプから標的表面までの所望の近接性に対応するUVランプ前方の指定された距離で集束が起こり、効果的な殺菌をもたらすように決定される。
各ペア172の2つのレンジ光源130は、異なる光源130から照射される光との間で視覚的に区別するため、異なる色の光を照射してもよい。例えば、ペア172の第1のレンジ光源130Aによって照射される図6の光マーカー176は、ペア172の第2のレンジ光源130Bによって照射される光マーカー176とは異なる色になりうる。一実施例では、第1のレンジ光源130Aは、青色または緑色の光を照射してよく、第2のレンジ光源130Bは、琥珀色、黄色、橙色、または赤色の光を照射してもよい。
図6および図7に示したように、各ペア172の2つのレンジ光源130は互いに隣り合い、覆い112の共通セグメント168の上に配置されてもよい。各ペア172の光源130は、個別の間隔距離(例えば、1インチ、2インチ、3インチ、4インチ、など)だけ分離されうる。間隔距離はまた、UVランプ140前方の所定の距離に集束光を提供するように、光源130が配向される相対角度184に影響を及ぼす。例示的な実施形態では、覆い112は、2つの長いセグメント168の各々の上に、レンジ光源130の3つの個別のペア172、計12個のレンジ光源130を含む。レンジ光源130の数と配置は、より多くの、またはより少ない光源130が他の実施形態で使用されうるように、覆い112の寸法に基づいてもよい。オプションにより、覆い112は、レンジ光源130の一で覆い112の外表面189に沿って、成形された隆起188を含んでもよい。隆起188は、外に向かって突出し、覆い112内のレンジ光源130に個別の空間ももたらす。
図8は、標的表面178に対して異なる距離からレンジ光源130のペア172によって照射された光マーカー176を示す画像190~194を表している図8は、光マーカー176の相対位置は、消毒ヘッド106が標的表面178から所望の位置に配置され、効果的な殺菌をもたらすかどうかに関して、ユーザーにガイダンスを与えることができる。例えば、第1の画像190は、光マーカー176が表面178から1.0インチの距離にあることを示す。第2の画像191は、光マーカー176が表面178から1.5インチの距離にあることを示す。第3の画像192は、光マーカー176が表面178から1.75インチの距離にあることを示す。第4の画像193は、光マーカー176が表面178から2.0インチの距離にあることを示し、第5の画像194は、光マーカー176が表面178から2.5インチの距離にあることを示す。距離は、UVランプ140と、UVランプ140によって照射されるUV光によって照らされる標的表面178の領域との間の距離を意味しうる。光マーカー176は、異なる色を有し、1つのペア172の異なるレンジ光源130によって照射される第1の光マーカー176Aおよび第2の光マーカー176Bを含む。例えば、第1の光マーカー176Aは琥珀色であってよく、第2の光マーカー176Bは青色であってよい。
例示的な実施形態では、ペア172の2つのレンジ光源130は、光源から照射された光ビームが1.75インチの距離で集束するように意図的に配向されている。当該の集束距離は、UV光の特性および/または殺菌の性質に基づいて決定されうる。例えば、当該の集束距離は、UV光が病原体を死滅または中和させる所望の消毒をもたらす距離を表しうる。消毒ヘッド106が標的表面178に近すぎると、例えば、画像190に示したように1.0インチの場合には、第1のマーカー176Aと第2のマーカー176Bは、一般的にわずかに離れているか、まったく重ならない。重なりの欠如はユーザーから見ることができ、消毒ヘッド106が正しい位置にないことを示す。ユーザーは、消毒ヘッド106を動かして表面178に近づけるか遠ざけて、マーカー176A、176Bが一緒に動くようにすることができる。この場合、画像191に示したように、消毒ヘッド106が1.5インチの距離に離れるように動かすと、マーカー176A、176Bは部分的に集束し、重なり領域196を画定する。重なり領域196は、ペア172の2つのレンジ画像源130によって同時に照らされる領域である。重なり領域196は、個々のマーカー176A、176Bとは異なる色、例えば、より明るいまたはより白っぽい色を有してもよい。消毒ヘッド106が表面178からさらに遠くに動かされると、画像192に示したように、距離が1.75インチになるまで重なり領域196のサイズは増大する。画像192では、2つのマーカー176A、176Bは、ほぼ完全に重なり、その結果、基本的に2つではなく、1つのマーカーのみが存在する。この大きな重なり領域196(例えば、単一のマーカー)は、効果的な殺菌を提供するため、消毒ヘッド106が標的表面178から所望の高さまたは距離に配置されていることをユーザーに示す。
標的表面178から遠ざかるように消毒ヘッド106をさらに移動させると、画像193および194に示したように、重なり領域196が縮小し、個別の琥珀色の光マーカー176Aと青色の光マーカー176Bが見えるようになり、互いに離れるように移動する。画像190および194に示した視覚的な合図は同じように見えるが、ユーザーは消毒ヘッド106を標的表面178に近づけるべきか遠ざけるべきかを即座に判断し、消毒ヘッド106を表面178に近づけるまたは遠ざけるように動かし、個々のマーカー176A、176Bが近づくか遠ざかるかを観察することによって、所望の位置決めを実現することができる。マーカー176A、176Bがさらに分かれていく場合には、消毒ヘッド106を反対方向に移動すべきことを示している。
図9は、消毒される標的表面178上に光マーカー176を示す消毒ヘッド106の端面図である。図10は、機器パネル201の消毒および殺菌に使用される消毒ヘッド106の側方斜視図である。光マーカー176は、2つの平行な列202、203で標的表面178を照らす。2つの列202、203は、殺菌されるエリアのユーザーに視覚的な指示を提供することができる。例えば、2つの列202、203の間に介在領域204は、UVランプ140からのUV光で照らされる。深さの次元で提供されるレンジガイダンスに加えて、UV照射領域204を区切るまたはフレーム設定することによって、レンジ光源130は、標的表面178のどのセクションが所定の時間にUV放射線量を受け取るか(すなわち、殺菌されるか)をユーザーが判断するのに役立つ。ユーザーはUV光自体を見ることはできない。
図11は、一実施形態により、ペア172の2つのレンジ光源130間の複数の相対角度を示す図である。レンジ光源130に使用されるLEDは、8度から10度の狭い分散を有しうる。筐体111の相対角度184A、184Bは、殺菌システムで使用される、および使用が意図されているUVランプ140のタイプに基づいて、事前に決定される。例えば、ビークル内のキャビン領域などの平坦な表面を殺菌するときには、UVランプ140と標的表面との間の望ましい距離は1インチから3インチの間で、境界値を含む。一実施形態では、望ましい距離は約2インチである。互いの間の所定の分離距離に基づいて、ペア172のレンジ光源130は、互いに約53度の角度で設定されうる。この角度で、2つの光源130から照射された光ビームは、所望の距離(例えば、2インチ)に適合する消毒ヘッド106前方の距離で集束する。したがって、図8の画像192に示したように、マーカーが重なり領域で集束するときには、意図した用途で、消毒ヘッド106が標的表面から正しい距離205にあることをユーザーに示す。
航空機のフライトデッキなど、突起を有する表面を殺菌するときには、UVランプ140と標的表面との間の望ましい距離は3インチから6インチの間で、境界値を含む。望ましい距離206は、約4インチ(例えば、4.0インチの前後5%、10%、または15%以内)になりうる。同じ所定の分離距離で、ペア172のレンジ光源130は、互いに対して約28度の角度で設定されうる。この角度では、2つの光源130から照射された光ビームは、所望の距離(例えば、4インチ)に適合する消毒ヘッド106前方の距離で集束する。したがって、図8の画像192に示したように、マーカーが重なり領域で集束するときには、意図した用途で、消毒ヘッド106が標的表面から正しい距離206にあることをユーザーに示す。
図12は、代替的な実施形態による、3つのレンジ光源130を示す図である。消毒ヘッド106は、第1のサブセット207に配置されたレンジ光源130の少なくとも1つのペア、および第2のサブセット208に配置されたレンジ光源130の少なくとも1つのペアを含みうる。サブセット207、208の各々は、レンジ光源130の1つまたは複数のペアを含みうる。第1のサブセット207のペアは、第2のサブセット208のペアとは異なる相対角度で配向される。例えば、第1のサブセット207のペアは、第2のサブセット208のペアの第2の相対角度184Bよりも大きな第1の相対角度184Aを有しうる。第1の相対角度184Aは、少なくとも40度かつ60度以下になりうる。非限定的な実施例では、第1の相対角度184Aは約53度である。第2の相対角度184Bは、20度以上かつ40度未満になりうる。非限定的な実施例では、第2の相対角度184Bは約28度である。レンジ光源130は、第1のサブセット207および第2のサブセット208を個別に操作するため、ユーザーまたは自動制御システムによって、選択的に制御されうる。例えば、第1の意図された用途では、第1のサブセット207は第2のサブセット208なしで操作可能であり、第2の意図された用途では、第2のサブセット208は第1のサブセット207なしで操作可能である。第1の意図された用途は、ビークル内のキャビン領域を無菌状態にすることであってよく、第2の意図された用途は、航空機のフライトデッキを無菌状態にすることであってよい。
オプションにより、少なくとも1つのレンジ光源130は、2つの異なるペアの一部分を規定することができる。例えば、例示的な図は、第1のレンジ光源130A、第2のレンジ光源130B、および第3のレンジ光源130Cを示す。第2のレンジ光源130Bおよび第3のレンジ光源130Cは、同じ色の光(例えば、青色光)を照射してもよい。第1のレンジ光源130Aは、第2のレンジ光源130Bと共に、第1のサブセット207のペアを規定する。第1のレンジ光源130Aは、第3のレンジ光源130Cと共に、第2のサブセット208のペアを規定する。第3のレンジ光源130Cは、筐体111の一方の側に沿って、交互に組となるLEDの1つを表す。第2のレンジ光源130Bおよび第3のレンジ光源130Cは、筐体111の同じ側に配置されるが、異なる角度で設定され、意図した用途に基づいて、ユーザーが最適な殺菌距離に切り換えることを可能にする。赤色LED130Aを変更することなく(青色LED1から青色LED2に切り換えて)所望のレンジに基づいて、焦点を2インチから4インチに犯行するようにスイッチを組み込むことができる。
図13は、遠紫外線スペクトルを示す。一実施形態では、消毒ヘッド106は、遠赤外線スペクトルの範囲内で、例えば、200nmから230nmの範囲内で、(UVランプ140の操作によって)消毒UV光を照射するように構成されうる。例えば、消毒ヘッド106は、約222nmの波長を有する消毒UV光を照射しうる。別の実施形態では、消毒ヘッド106は、UV-Cスペクトルの範囲内で、例えば、230nmから280nmの範囲内で、(UVランプ140の操作によって)消毒UV光を照射するように構成されうる。例えば、消毒ヘッド106は、約254nmの波長を有する消毒UV光を照射しうる。
図14は、本開示の実施形態による、航空機210の正面斜視図を示す。航空機210は、例えば、エンジン214を含む推進システム212を含む。オプションにより、推進システム212は、図示したものよりもさらに多くのエンジン214を含みうる。エンジン214は、航空機210の翼216によって坦持される。他の実施形態では、エンジン214が、胴体218および/または尾部220によって担持されてもよい。尾部220はまた、水平安定板222と、垂直安定板224も支持しうる。
航空機210の胴体218が内部キャビン230を画定し、キャビンは、フライトデッキ、コックピット、1つまたは複数の作業区域(例えば、ギャレー、乗務員の手荷物エリアなど)、1つまたは複数の乗客区域(例えば、ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラス)、1つまたは複数の化粧室などを含む。内部キャビン230は、本明細書に記載のように、1つまたは複数の化粧室システム、化粧室ユニット、または化粧室を含む。
代替的に、本開示の実施形態は、航空機の代わりに、自動車、バス、機関車および列車、船舶などの、様々な他のビークルに使用されうる。さらに、本開示の実施形態は、例えば商用および住居用の建物などの固定構造物に対して使用されうる。
図15Aは、本開示の一実施形態による、航空機の内部キャビン230の上平面図を示している。内部キャビン230は、図14の胴体218など、航空機の胴体232内にありうる。例えば、1つまたは複数の胴体壁が、内部キャビン230を画定しうる。内部キャビン230には、前部セクション233、ファーストクラスセクション234、ビジネスクラスセクション236、前部ギャレーステーション238、拡張されたエコノミー(economyまたはcoach)クラスセクション240、標準のエコノミーセクション242、複数の化粧室とギャレーステーションとを含みうる後方セクション244を含む複数のセクションが含まれる。内部キャビン230は、図示したものよりも多いまたは少ない区域を含みうると理解されたい。例えば、内部キャビン230は、ファーストクラス区域を含まなくてもよく、図示したものよりも多いまたは少ないギャレーステーションを含んでもよい。区域の各々は、通路248の間にクラス仕切アセンブリを含みうる、キャビン移行エリア246によって分離されうる。
図15Aに示したように、内部キャビン230は、後方区域244につながる2つの通路250および252を含む。オプションとして、内部キャビン230は、図示したものよりも少ないまたは多い通路を有してもよい。例えば、内部キャビン230には、後方区域244につながる内部キャビン230の中央を通って延びる単一の通路が含まれることがある。
通路248、250、および252は、脱出経路またはドア通路260に延びる。出口ドア262は、脱出経路260の端部に配置されている。脱出経路260は、通路248、250および252に対して垂直であってよい。内部キャビン230は、図示したものとは異なる場所に、より多くの脱出経路260を含みうる。図1~図13に関連して示し、説明した携帯式消毒システム100は、客席、モニュメント、収納棚アセンブリ、化粧室の上および内部の構成要素、ギャレー機器および構成要素など、内部キャビン230内の様々な構造物を消毒するために使用されうる。
図15Bは、本開示の一実施形態による、航空機の内部キャビン280の上平面図を示している。内部キャビン280は、図14に示した内部キャビン230の一実施例である。内部キャビン280は、航空機の胴体部281内であってよい。例えば、1つまたは複数の胴体壁が、内部キャビン280を画定しうる。内部キャビン280は、客席283を有するメインキャビン282と、メインキャビン282の後方の後方区域285とを含む、複数の区域を含む。内部キャビン280が図示したものよりも多いまたは少ない区域を含みうると理解されたい。
内部キャビン280は、後方区域285につながる単一の通路284を含みうる。単一の通路284は、後方区域285につながる内部キャビン280の中央を通って延びうる。例えば、単一の通路284は、内部キャビン280の中央縦断面と同軸になるように位置合わせされうる。
通路284は、脱出経路またはドア通路290に延びる。出口ドア292は、脱出経路290の端部に配置されている。脱出経路290は、通路284に対して垂直であってよい。内部キャビン280は、図示したものよりも多い脱出経路を含みうる。図1~図13に関連して示し、説明した携帯式消毒システム100は、客席、モニュメント、収納棚アセンブリ、化粧室の上および内部の構成要素、ギャレー機器および構成要素など、内部キャビン230内の様々な構造物を消毒するために使用されうる。
図16は、本開示の一実施形態による、航空機の内部キャビン300の内部斜視図を示している。内部キャビン300は、天井304に接続されたアウトボード壁302を含む。アウトボード壁302内に、窓306が形成されていてよい。フロア308は、座席310の列を支持している。図16に示すとおり、列312は、通路313のどちら側にも2つの座席310を含んでいてよい。しかしながら、列312は、図示されているものよりも多いまたは少ない座席310を含んでいてもよい。さらに、内部キャビン300は、図示したものよりも多くの通路を含んでいてもよい。
通路313のどちら側にも、アウトボード壁302と天井304の間に乗客サービスユニット(PSU)314が固定されている。PSU314は、内部キャビン300の前端と後端の間に延びている。例えば、PSU314は、列312内で各座席310の上方に位置していてよい。各PSU314は、一般的に通気口、読書灯、酸素バッグ降下パネル、乗務員呼出ボタン、および他のこうした制御装置を備える筐体316を、列312内の各座席310(または座席の群)の上方に含みうる。
頭上収納棚アセンブリ318は、天井304および/またはアウトボード壁302に、通路313の両側のPSU314から上方かつインボード側に、固定されている。頭上収納棚アセンブリ318は、座席310の上方で固定されている。頭上収納棚アセンブリ318は、内部キャビン300の前端と後端の間に延びている。各収納棚アセンブリ318は、ストロングバック(図16では隠れていて見えない)に枢動可能に固定された、ピボットビンまたはピボットバケット320を含んでもよい。頭上収納棚アセンブリ318は、PSU314の下面の上方かつインボード側に位置していてよい。頭上収納棚アセンブリ318は、例えば乗客の機内持込手荷物や携行品を収容するため、枢動して開くように構成されている。
本明細書で使用される場合、「アウトボード」という用語は、他の構成要素と比べて、内部キャビン300の中央長手方向面322からさらに離れた位置を意味する。「インボード」という用語は、他の構成要素と比べて、内部キャビン300の中央長手方向面322により近い位置を意味する。例えば、PSU314の下面は、収納棚アセンブリ318に対してアウトボードにあってよい。
図1~図13に関連して示され、説明されている携帯式消毒システム100は、内部キャビン300内に示した様々な構造物を消毒するために使用されてもよい。付録Bは、航空機のフライトデッキ内の様々な構成要素を消毒するために使用される携帯式消毒システム100を示す。
携帯式消毒システム100は、使用されていないときには、ビークルの内部キャビン内などの、クローゼット、ギャレーカートベイ、またはギャレーカート内に保管される。
図17は、ビークルの内部キャビン(本明細書に記載の内部キャビンのいずれか)内の化粧室330の内部斜視図を示す。化粧室330は、ビークルの内部キャビン内など、閉鎖空間、モニュメント、またはチャンバなどの一例である。化粧室330は、上述したように、航空機に搭載されうる。オプションで、化粧室330は、他の様々なビークルに搭載されうる。他の実施形態では、化粧室330は、商用または住居用の建物などの固定構造物の中にありうる。化粧室330は、便器332、キャビネット334、およびシンク336を支持するベースフロア331を含む。化粧室330は、図示されてものとは異なるように配置されてもよい。化粧室330は、図示されているよりも多いまたは少ない構成要素を含んでもよい。図1~図13に関連して示され、説明されている携帯式消毒システム100は、化粧室330内の様々な構造物、構成要素、および表面を消毒するために使用されてもよい。
図18は、本開示の一実施形態による、携帯式消毒法のフロー図を示す。方法は、紫外線(UV)ランプ140を含む消毒ヘッド106からのUV光の照射(400)を含む。方法はまた、消毒ヘッド106に取り付けられた第1のレンジ光源130Aからの第1のビーム、および消毒ヘッド106に取り付けられた第2のレンジ光源130Bからの第2のビームの照射(402)を含む。第1のレンジ光源130Aおよび第2のレンジ光源130Bはペア172で配置され、UVランプ140前方の所定の距離でそれぞれの光ビームが集束するように、互いに対して配向される。
図1~図13を参照すると、携帯式消毒システム100は、フライトデッキおよび内部キャビンの高頻度接触面をタイムリーにコスト効率の高い方法で、安全かつ効果的に消毒するために使用することができる。例えば、フライト間に、UV殺菌により内部キャビンは迅速かつ効果的に殺菌することができる。少なくとも1つの実施形態では、携帯式消毒システム100は、清掃処理を補強または改変するために、例えば、手作業による清掃を補強するため、あるいは、手作業による清掃に代わって使用される。
レンジ光源のペアは、殺菌される構造体の標的表面から消毒ヘッドが近すぎるか、遠すぎるか、あるいは所望の距離にあるかどうかを示す、視覚的なフィードバックを提供することによって、ユーザーが消毒ヘッドを操作するためのレンジガイダンスを提供する。例えば、異なる色のLED光(例えば、琥珀色と青色)の各ペアは、1つの光マーカーに集束して、消毒ヘッドが標的表面から所望の距離にあることを示す。レンジ光はまた、UV光自体を視覚化することが困難なため、UV光によって清潔にされる領域のエッジを視覚的に示す。
非限定的な実施形態では、レンジ光源は、2つの列の間に配置されたUVランプによって、2つの列に配置されてもよい。オプションにより、LEDレンジ光は、筐体の前面に露出した外周エッジで筐体の長さの両側に沿って位置付けられた狭い視野のLEDになる。各ペアの2つのレンジ光源は、同じ列で互いに隣接して配置され、指定された間隔(例えば、2インチ)で分離されうる。
携帯式消毒システムのフォームファクタは様々な用途に応じて変化しうる。例えば、システムは、ホースを介して消毒ヘッド(または、ワンド)に連結されるバックパックアセンブリを含みうる。別の実施例では、システムは、ホースを介して消毒ヘッドに連結されるキャリングケースを含みうる。キャリングケースは、バックパックアセンブリより小さいことがあり、ショルダーストラップがないこともある。例えば、キャリングケースは、手でケースを運ぶためのハンドルを有してもよい。別の実施例では、システムは、ホースを介して消毒ヘッドに連結される車輪付きのケースを含みうる。さらに別の実施例では、ホースは比較的長く、ビークルまたは建物に取り付けられた固定電源など、固定構造物に連結されうる。消毒ヘッドは携帯式で、ビークルまたは建物の内部キャビンの消毒のため、ホースによって電源に繋がれる。説明されている実施例の各々に関して、ホースは、消毒ヘッドでUVランプを越えて空気を供給する、または引き込むために使用可能で、UVランプおよびレンジ光源に電力を供給するためにも使用されうる。
本明細書に記載のように、本開示の実施形態は、ビークルの内部キャビン内で、表面、構成要素、構造体などを効率的に消毒するシステムおよび方法を提供する。さらに、本開示の実施形態は、UV光を使用して内部キャビン内の表面を消毒する、コンパクトで、使いやすく、安全なシステムおよび方法を提供する。
条項1. 消毒ヘッドは、筐体および複数のレンジ光源を含む。前記筐体は紫外線(UV)ランプを保持する。前記UVランプから照射されたUV光は、前記筐体の前端を通って外へ出る。前記レンジ光源は前記筐体に固定され、1つまたは複数のペアで配置される。前記1つまたは複数のペアの各ペアの前記レンジ光源は、前記UVランプ前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように、互いに対して配向される。
条項2. 前記筐体は、前面開口部を画定する覆いを含み、前記レンジ光源は、前記前面開口部で前記覆いの露出した外周エッジに沿って、間隔を空けて配置される、条項1に記載の消毒ヘッド。
条項3. 前記露出した外周エッジは長方形で、2つの短いセグメントの間に延びる2つの長いセグメントを含む、条項2に記載の消毒ヘッド。前記レンジ光源は、前記長いセグメントの上に配置される。
条項4. 前記露出した外周エッジは複数のセグメントを含み、前記1つまたは複数のペアの各ペアの前記レンジ光源は、前記複数のセグメントの共通セグメントの上に配置される、条項2に記載の消毒ヘッド。
条項5. 各ペアの前記レンジ光源によって照射される前記光ビームは異なる色を有する、条項1から4のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
条項6. 前記レンジ光源は、10度以下の分散を有する発光ダイオード(LED)である、条項1から5のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
条項7. 各ペアの前記レンジ光源は、互いに対して20度から60度の範囲の角度で配向される、条項1から6のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
条項8. 前記1つまたは複数のペアは、1つまたは複数のペアの第1のサブセットおよび1つまたは複数のペアの第2のサブセットを含む、条項1から7のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。前記第1のサブセット内の各ペアの前記レンジ光源は、第1の相対角度で配向され、前記第2のサブセット内の各ペアの前記レンジ光源は、前記第1の相対角度とは異なる第2の相対角度で配向される。
条項9. 前記第1の相対角度は少なくとも40度かつ60度以下で、前記第2の相対角度は少なくとも20度かつ40度未満である、条項8に記載の消毒ヘッド。
条項10. 前記第1の相対角度は約53度で、前記第2の相対角度は約28度である、条項9に記載の消毒ヘッド。
条項11. 前記所定の距離は1インチ以上かつ6インチ以下である、条項1から10のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
条項12. 前記UVランプは、200nmから280nmの間の波長を有するUV光を照射するように構成される、条項1から11のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
条項13. 前記UVランプは、約222nmの波長を有するUV光を照射するように構成される、条項12に記載の消毒ヘッド。
条項14. 前記UVランプは、約254nmの波長を有するUV光を照射するように構成される、条項12に記載の消毒ヘッド。
条項15. 携帯式消毒法は、筐体およびUVランプを含む消毒ヘッドから紫外線(UV)光を照射することを含む。前記方法はまた、前記消毒ヘッドの第1のレンジ光源から第1の光ビームと、前記消毒ヘッドの第2のレンジ光源から第2の光ビームとを照射して、前記UVランプから所定の距離で前記第1の光ビームおよび前記第2の光ビームを集束させることを含む。
条項16. 前記第1の光ビームおよび前記第2の光ビームは異なる色を有する、条項15に記載の携帯式消毒システム。
条項17. 前記第1の光ビームおよび前記第2の光ビームが、前記UVランプから1インチ以上かつ6インチ以下の所定の距離で集束するように、前記第1のレンジ光源および前記第2のレンジ光源を前記筐体上に相対的な角度で取り付けることをさらに含む、条項15または16に記載の携帯式消毒システム。
条項18. 前記UVランプが2つの平行な列の間に配置された状態で、前記2つの平行な列の前記消毒ヘッドの筐体に沿って、前記レンジ光源の複数のペアを取り付けることをさらに含む、条項15から17のいずれか一項に記載の携帯式消毒法。
条項19. 前記第1のレンジ光源および前記第2のレンジ光源は、1つまたは複数のレンジ光源ペアの第1のサブセット内のペアを表す、条項15から18のいずれか一項に記載の携帯式消毒法。前記方法は、前記第1のサブセットを無効にすること、および前記レンジ光源の1つまたは複数のペアの第2のサブセットを有効にすることをさらに含む。前記第2のサブセットの前記1つまたは複数のペアは、前記レンジ光源の間に、前記第1のサブセットの前記1つまたは複数のペアとは異なる相対角度を有する。
条項20. 筐体、複数のレンジ光源を備える消毒ヘッド。前記筐体は、UV光を照射するように構成された紫外線(UV)ランプを保持する。前記筐体は、前面開口部を画定する覆いを含む。前記レンジ光源は、前記筐体に固定され、前記前面開口部で前記覆いの露出した外周エッジに沿って、間隔を空けて配置される。前記レンジ光源は、1つまたは複数のペアで配置される。各ペアの前記レンジ光源は、前記UVランプ前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように、互いに対して配向される。前記レンジ光源は、10度以下の分散を有する発光ダイオード(LED)である。各ペアの前記レンジ光源によって照射される前記光ビームは、異なる色を有する。
本開示の実施形態の説明のために、上部、底部、下方、中央、横方向、水平、垂直、前方などの空間および方向に関する様々な用語が用いられる場合があるが、このような用語は、図面に示す配向に関して用いられているに過ぎないことを理解されたい。上部を下部にする、またはその反対、水平を垂直にするといったように、配向を反転、回転、または別様に変化させてよい。
本書において、タスクまたは工程を実施する「よう構成され(configured to)」ている構造、限定事項、または要素は、特にかかるタスクまたは工程に対応する方式で、構造的に形成され、構築され、または適応される。明確にするためおよび疑義を回避するために述べると、変更を加えなければタスク又は工程を実施することができない物体は、本明細書で用いられるタスクまたは工程を実施する「よう構成され」てはいない。
本明細書で用いられているように、数値の前に挿入される「およそ(about)」および「約(approximately)」などの値の修飾語は、その値が特定の値を上回るおよび/または下回る指定された閾値範囲内(例えば、特定の値の5%、10%、または15%の範囲内)の他の値を表しうることを示している。
上記の説明は、限定ではなく、例示を意図するものであることを理解されたい。例えば、上述した実施形態(および/またはそれらの態様)は、互いに組み合わせて使用されうる。加えて、様々な実施形態の教示には、その範囲から逸脱することなく、特定の状況又は材料に適応させるために多数の改変が加えられうる。本明細書に記載された材料の寸法および種類は、本開示の様々な実施形態のパラメータを定義することを意図しているが、これらの実施形態は、決して限定的なものではなく、例示的な実施形態である。上述の記述を検討すれば、他の多くの実施形態が当業者には明らかになるであろう。したがって、本開示の様々な実施形態の範囲は、添付の特許請求の範囲とともに、かかる特許請求の範囲が権利を有する均等物の全範囲を参照して決定されるものとする。添付の特許請求の範囲では、「含む(including)」および「ここで(in which)」という語は、英語ではそれぞれ、「備える(comprising)」および「そこで(wherein)」という語の明白な同義語として使用されている。更に、「第1(first)」「第2(second)」及び「第3(third)」等の語は、単に符号として使用されており、それらの対象物に数的要件を課すことを意図するものではない。更に、下記の特許請求の範囲の限定は、ミーンズ・プラス・ファンクション書式で記述されておらず、更なる構造に欠ける機能の記述が後続する「のための手段(means for)」という表現がかかる特許請求の範囲の限定で明示的に使用されない限り、米国特許法第112条(f)に基づいて解釈されることは意図されていない。
ここに記載した説明は、実施例を用いて、ベストモードを含む本開示の様々な実施形態を開示するとともに、当業者が、任意の装置またはシステムの作成および使用、ならびに任意の組み込まれた方法の実施を含め、本開示の様々な実施形態を実施することを可能にしている。本開示の様々な実施形態の特許性のある範囲は、特許請求の範囲によって規定され、当業者が想到する他の実施例を含みうる。こうした他の実施例は、実施例が特許請求の範囲の文言と相違しない構造要素を有する場合、または、実施例が、特許請求の範囲の文言とごくわずかな相違しかない均等な構造要素を含む場合、特許請求の範囲内にあることが意図されている。

Claims (10)

  1. 紫外線(UV)ランプ(140)を保持する筐体(111)であって、前記UVランプ(140)から照射されるUV光は前記筐体(111)の前端を通って外へ出る、筐体(111)と、
    前記筐体(111)に固定され、1つまたは複数のペアで配置された複数のレンジ光源(130)であって、前記UVランプ(140)前方の所定の距離で集束するそれぞれの光ビームを照射するように互いに対して配向された、1つまたは複数のペアの各ペアのレンジ光源(130)と、
    を備え
    前記筐体(111)は、前面開口部を画定する覆い(112)を含み、前記レンジ光源(130)は、前面開口部で前記覆い(112)の露出した外周(158)エッジに沿って、間隔を空けて配置される、
    消毒ヘッド。
  2. 前記覆い(112)の前記露出した外周(158)エッジに固定されたバンパー(153)をさらに備え、前記バンパー(153)は、前記1つまたは複数のペアの前記レンジ光源(130)から照射された前記光ビームを透過するように、透明である、かつ/又は、
    前記露出した外周(158)エッジは長方形で、2つの短いセグメントの間に延びる2つの長いセグメントを含み、前記2つの長いセグメントは、前記UVランプ(140)が前記2つの長いセグメントの間にあるように、前記UVランプ(140)の両側に沿って延び、複数のペアの前記レンジ光源(130)は、当該レンジ光源(130)の2つの平行な列を画定するように、各々の前記長いセグメントの上に配置される、請求項1に記載の消毒ヘッド。
  3. 前記露出した外周(158)エッジは長方形で、2つの短いセグメントの間に延びる2つの長いセグメントを含み、前記レンジ光源(130)は前記2つの長いセグメントの上に配置される、請求項に記載の消毒ヘッド。
  4. 前記露出した外周(158)エッジは複数のセグメントを含み、前記1つまたは複数のペアの各ペアの前記レンジ光源(130)は、前記複数のセグメントの共通セグメントの上に配置される、請求項1から3のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
  5. 各ペアの前記レンジ光源(130)によって照射される前記光ビームは異なる色を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
  6. 前記レンジ光源(130)は、10度以下の分散を有する発光ダイオード(LED)である、請求項1から5のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
  7. 各ペアの前記レンジ光源(130)は、互いに対して20度から60度の範囲の角度で配向される、請求項1から6のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
  8. 前記1つまたは複数のペアは、1つまたは複数のペアの第1のサブセットおよび1つまたは複数のペアの第2のサブセットに配置された複数のペアを含み、前記第1のサブセット内の各ペアの前記レンジ光源(130)は、第1の相対角度で配向され、前記第2のサブセット内の各ペアの前記レンジ光源(130)は、前記第1の相対角度とは異なる第2の相対角度で配向される、請求項1から7のいずれか一項に記載の消毒ヘッド。
  9. 前記第1の相対角度は少なくとも40度以上かつ60度以下で、前記第2の相対角度は少なくとも20度以上かつ40度未満である、請求項8に記載の消毒ヘッド。
  10. 前記第1の相対角度は53度で、前記第2の相対角度は28度である、請求項9に記載の消毒ヘッド。
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