JP7733877B2 - 停電作業計画作成支援システムとそのプログラム - Google Patents
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Description
図8に示すように、変電所50は1号バンク変圧器50a及び2号バンク変圧器50bを有し、変電所51は1号バンク変圧器51a及び2号バンク変圧器51bを有している。1号バンク変圧器50aと2号バンク変圧器50bは、1次側遮断器(1次側CB)52a、52b及び断路器60a、60bを介してそれぞれ送電線55a、55bに接続されるとともに、2次側遮断器(2次側CB)53a、53bを介してそれぞれ母線56a、56bにそれぞれ接続されている。さらに、1次側遮断器52a及び1号バンク変圧器50aの間と1次側遮断器52b及び2号バンク変圧器50bの間は遮断器61a及び断路器62aが介装された電線54aを介して接続されている。そして、母線56a、56bは母線連絡用遮断器(母連CB)57aを介して互いに接続されており、母線56a、56bには配電線59a、59bが遮断器58a、58bを介してそれぞれ接続されている。そして、配電線59aには、需要家63aや太陽光発電設備63bが接続されている。
また、特許文献2には、「停電計画評価システム、停電計画評価方法および停電計画評価プログラム」という名称の発明が開示されている。この発明は、停電計画に対するものであって、かつ、電気所での作業による制約と、電気所から需要家まで電力を送る設備による制約を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された各制約と入力された需要家の制約に基づいて、同じく入力された停電計画の良否を判断する処理手段を備えたことを特徴としている。したがって、この発明によれば、需要家による制約や電力を供給する側の制約などを考慮して停電計画の評価を行うことが可能である。
さらに、特許文献3には、「電力系統の停電作業計画設定方法及びその装置」という名称の発明が開示されている。この発明は、事業所における電力系統の停電計画に関する要求書を作成する際に、全事業所の停電作業調整マニュアルと停電計画が記載された調整情報データベースを作成するとともに、事業所の停電計画の立案時に各事業所を統括する主管箇所への要求書の提出に先立って予め、この調整情報データベースを参照して少なくとも停電作業計画段階での検討必要事項及び立案時における他事業所との整合性をチェックすることを特徴としている。したがって、この発明によれば、主管箇所における停電計画の調整作業を簡易化することができる。
また、特許文献2及び特許文献3に開示された停電計画の作成に関する発明は、いずれも配電線潮流や太陽光発電設備による発電量を過去の実績データに基づいて予測する構成となっていないため、停電作業の可否を評価することができないという課題があった。
上記構成の停電作業計画作成支援システムでは、停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データの配電線潮流予測モデルへの入力によって演算装置が演算により求めた配電線予想潮流を停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
なお、本発明では「太陽光発電量」を「太陽光発電設備による発電量」の意味に用いている。
上記構成の停電作業計画作成支援システムでは、停電作業の作業予定時期における気象情報の予報データの太陽光発電量予測モデルへの入力によって演算装置が演算により求めた太陽光発電量を配電線潮流の予測値に加えたものを配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
なお、本発明では、「残変圧器」を「停電作業を行う変電所において停電作業の対象とされていない変圧器」の意味に用いるとともに、「転負荷量」を「残変圧器の過負荷を防ぐために、近隣の変電所に設置された他の変圧器に転嫁する必要がある負荷量」の意味に用いている。
上記構成の停電作業計画作成支援システムでは、評価部が配電線予想潮流と変電所の残変圧器の容量の差分を近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較して、停電作業の実施可能性を評価し、その評価結果を停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
上記構成の停電作業計画作成支援プログラムでは、学習済の配電線潮流予測モデルが停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データの入力によって求めた配電線予想潮流を停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
上記構成の停電作業計画作成支援プログラムでは、停電作業の作業予定時期における気象情報の予報データの太陽光発電量予測モデルへの入力によって求めた太陽光発電量を配電線潮流の予測値に加えたものを配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
上記構成の停電作業計画作成支援プログラムでは、配電線予想潮流と変電所の残変圧器の容量の差分を近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較することで停電作業の実施可能性を評価し、その評価結果を停電作業計画評価データに含めて出力するように作用する。
図1に示すように、停電作業計画作成支援システム1は、1つ又は複数の半導体チップやコンピュータ装置として構成される演算装置2と、RAM(Random Access Memory)として構成され、演算装置2において行われる各種の処理に必要なデータやコンピュータプログラムを記憶する記憶装置3によって構成されている。
演算装置2は、記憶装置3から読み出したデータやシステムの外部のデータが入力される入力部2aと、教師データを生成する教師データ生成部2bと、教師データを用いて学習済モデルを生成する学習済モデル生成部2cと、学習済モデルに基づいて停電作業の実施可能性を評価する評価部2dと、評価部2dによる評価結果をシステムの外部へ出力する出力部2eを備えている。一方、記憶装置3には、変電所データベース4、気象情報データベース5、入力データベース6、教師データデータベース7、学習済モデルデータベース8及び出力データベース9が構築されている。
なお、入力部2aは、例えば、キーボードやマウスの他、光学式の読取装置や情報通信網からの受信端子などによって構成されており、後述の配電線潮流予測モデル8aを本システムの外部で作成した場合には、それらの予測モデルを本システム内に取り入れる際にも用いることができる。また、入力部2aは、後述の気象情報の予報データを通信回線(図示せず)から取り込む際にも用いられる。
出力部2eは、例えば、ディスプレイやプリンタなどの装置によって構成されている。
気象情報データベース5には、各変電所における1時間ごとの天気及び気温並びに1日ごとの日射量に関する複数年分の実績データ5a(図2(c)参照)及び予報データ5bが天気、気温及び日射量について日付及び時間帯に関連付けられた状態でそれぞれ読み出し可能に格納されている。なお、日射量とは単位面積が太陽から単位時間あたりに受ける放射エネルギーのことであり、この日射量は太陽の光球の範囲のみからの日射量(直達日射量)と太陽の光球以外の範囲からの日射量(散乱日射量)とそれらを合計した全天日射量に分けられるが、本実施の形態では、特に全天日射量を気象情報データベース5の実績データ5a及び予報データ5bに含まれる上述の日射量に採用している。
学習済モデルデータベース8には、学習済モデル生成部2cによって生成される配電線潮流予測モデル8a及び太陽光発電量予測モデル8bが読み出し可能に格納されており、出力データベース9には、停電作業計画評価データ9aが読み出し可能に格納されている。
本実施の形態では、学習済モデル生成部2cと教師データデータベース7が停電作業計画作成支援システム1に含まれる構成となっているが、学習済モデル生成部2cと教師データデータベース7は停電作業計画作成支援システム1から独立した状態で設けられていても良い。例えば、停電作業計画作成支援システム1とは別のシステムで教師データデータベース7を用いて学習済モデル生成部2cに配電線潮流予測モデル8a及び太陽光発電量予測モデル8bを生成させて、それらの予測モデルのみを学習済モデルデータベース8に格納するような構成とすることもできる。
図3(b)は図2(a)に記載された土曜日の配電線潮流の実績データに基づいて作成された表を示しており、表に示された数値は各週の土曜日における1時間ごとの最大値の実績データを表している。
図3(c)は図2(a)に記載された日曜日の配電線潮流の実績データに基づいて作成された表を示しており、表に示された数値は各週の日曜日における1時間ごとの最大値の実績データを表している。
なお、図が煩雑になるのを避けるため、図3(a)乃至図3(c)では2020年のデータのみを示しているが、実際には2020年以外の複数年のデータも図3(a)乃至図3(c)に示す表に含まれている。また、図3(a)乃至図3(c)の表を作成する際には、変電所データベース4に格納されている停電作業情報及び配電線系統情報に基づいて、過去に停電作業が行われた変電所の当日のデータや配電線系統が通常と異なる状態で収集されたデータについては図2(a)に記載された実績データから除外されている。すなわち、図3(a)乃至図3(c)の表は、配電線が平常の系統であって、かつ、変圧器が停電していない状態における実績データに基づいて作成されている。
配電線潮流データ6a及び太陽光発電量データ6bは、変電所データベース4に配電線潮流情報及び太陽光発電量情報が格納されている変電所における各変圧器に対する配電線潮流と太陽光発電量の実績データが図4に示す手順に従って図2(b)及び図3(a)乃至図3(c)に示した表から抽出されることによって作成される。
例えば、A変電所の1号バンク変圧器50aの停電作業については、まず、停電作業が行われた日が日曜日であるか否かについての判断が行われ(図4のステップS1)、作業日が日曜日の場合には、図3(c)に示した表から、該当月において該当週及びその前後の週の該当時間帯における最大値を求め、これをA変電所の残変圧器(2号バンク変圧器50b)に対する潮流(以下、配電線潮流aという。)の実績値とする(図4のステップS2)。なお、ステップS1において、作業日が日曜日でない場合には、ステップS2を迂回してステップS3の処理に進む。
ステップS2について具体的に説明すると、例えば、停電作業の日時が2020年6月14日の13時から14時の場合、作業日は6月の第2週の日曜日であるため、図3(c)に示した表より、6月の第1週~第3週の日曜日の13時から14時の時間帯における配電線潮流を読み出して、その3つの数値のうちの最大値を上述の配電線潮流aの実績値とする(ステップS2)。さらに、他の年についても同様にして、日曜日に停電作業が行われた場合について、配電線潮流aの実績値を求めることにより、複数年分の実績データが得られる。
例えば、停電作業の日時が2020年6月13日の13時から14時の場合、作業日は6月の第2週の土曜日であるため、図3(b)に示した表より、6月の第1週~第3週の土曜日の13時から14時の時間帯における配電線潮流を読み出して、その3つの数値のうちの最大値を前述の配電線潮流aの実績値とする(ステップS4)。また、停電作業の日時が2020年8月10日の16時から17時の場合、作業日は8月の第2週の祝日であるため、図3(b)に示した表より、8月の第1週~第3週の土曜日の16時から17時の時間帯における配電線潮流を読み出して、その3つの数値のうちの最大値を前述の配電線潮流aの実績値とする(ステップS4)。さらに、他の年についても同様にして、土曜日又は祝日に停電作業が行われた場合について、配電線潮流aの実績値を求めることにより、複数年分の実績データが得られる。
なお、ステップS3において、作業日が土曜日又は祝日のいずれでもない場合には、ステップS4を迂回してステップS5の処理に進む。
例えば、停電作業の日時が2020年6月9日の9時から10時の場合、作業日は6月の上旬の平日であるため、図3(a)に示した表より、6月の上旬の9時から10時の時間帯における配電線潮流を読み出して、これを前述の配電線潮流aの実績値とする(ステップS6)。さらに、他の年についても同様にして、平日に停電作業が行われた場合について、配電線潮流aの実績値を求めることにより、複数年分の実績データが得られる。
なお、ステップS5において、作業日が平日でない場合には、ステップS6を迂回してステップS7の処理に進む。
ステップS7では、図2(b)に示した表から、作業日に該当する年月日の該当時間帯におけるA変電所の残変圧器(2号バンク変圧器50b)の配電線59b(図8参照)に接続された太陽光発電設備による発電量(以下、太陽光発電量bという。)を読み出して、これを太陽光発電量bの実績値とする。そして、ステップS8では、ステップS1~ステップS6の工程で求めた配電線潮流aの実績値が停電作業の行われた時期(月日)及び気象情報データベース5に格納されている「各変電所における1時間ごとの天気及び気温」に関する実績データ5aに関連付けられた状態の配電線潮流データ6aを作成する。
また、ステップS7の工程で求めた太陽光発電量bの実績値が気象情報データベース5に格納されている「各変電所における1時間ごとの天気及び日射量」に関する実績データ5aに関連付けられた状態の太陽光発電量データ6bを作成し、配電線潮流データ6aとともに、読み出し可能な状態で入力データベース6に格納する。
また、教師データ生成部2bは、太陽光発電量データ6bに基づいて天気及び日射量の実績データ5aからなる太陽光発電量教師データ7cを生成するとともに、太陽光発電量教師データ7cに対応する太陽光発電量bの実績値からなる太陽光発電量教師データ7dを生成し、配電線潮流教師データ7a、7b及び太陽光発電量教師データ7cとともに読み出し可能な状態で教師データデータベース7に格納する。
図5(a)及び図5(b)はそれぞれニューラルネットワークを用いた学習済の配電線潮流予測モデル8a及び太陽光発電量予測モデル8bの構成を示す概念図である。
配電線潮流予測モデル8aでは、図5(a)に示すように、作業予定月、作業予定日(平日の場合には月の上旬、中旬又は下旬であるかという情報、作業日が平日でない場合には月の第何週目の土曜日、日曜日又は祝日であるかという情報)及び天気及び気温の予報データ5bが入力される複数のニューロンを入力層が備えており、配電線潮流aの予測値が出力されるニューロンを出力層が備えている。また、太陽光発電量予測モデル8bでは、図5(b)に示すように天気及び日射量の予報データ5bが入力される複数のニューロンを入力層が備えており、太陽光発電量bの予測値が出力されるニューロンを出力層が備えている。そして、配電線潮流予測モデル8a及び太陽光発電量予測モデル8bの各中間層では、作業を予定している時期や気象条件(天気、気温及び日射量の予報データ5b)と配電線潮流a及び太陽光発電量bの予測値(出力層に出力されるニューロン)の関係を表す関数が形成されている。
このニューラルネットワークでは、出力変数によって構成される出力ベクトルが、入力変数によって構成される入力ベクトルに対して重み行列及びバイアスベクトルを用いたアフィン変換、あるいは場合によっては、さらに非線形変換を行うことによって得られる。この場合、出力変数と入力変数の関係を規定するパラメータ(重み行列やバイアスベクトルの各成分)は、例えば、誤差逆伝播法などの手法を用いることによって最適化される。
このように、学習済モデル生成部2cは配電線潮流教師データ7a、7b及び太陽光発電量教師データ7c、7dを用いた深層学習を実行することにより、停電作業を予定している時期、天気及び気温の予報データ5bの入力を受けて配電線潮流aの予測値を出力する配電線潮流予測モデル8aと、天気及び日射量の予報データ5bの入力を受けて太陽光発電量bの予測値を出力する太陽光発電量予測モデル8bを生成する。
この配電線潮流予測モデル8a及び太陽光発電量予測モデル8bは、変電所データベース4に変圧器や配電線系統の情報が格納されている変電所に設置された変圧器の停電作業を計画する際に、作業を予定している時期と時間帯において、残変圧器に発生する潮流(配電線潮流a)と残変圧器の配電線に接続された太陽光発電設備による発電量(太陽光発電量b)の予測に用いられる。
図6は、本発明の停電作業計画作成支援プログラムに対しては、コンピュータを用いて実行される工程を表しており、図6を参照しながら停電作業計画作成支援システム1における評価部2dの処理の流れを説明することは、停電作業計画作成支援プログラムの実施の形態について説明することにもなる。なお、図1乃至図5及び図8に示した構成要素については同一の符号を付すことによりその説明を省略する。
図6のステップS1に示すように、停電作業計画作成支援システム1において、停電作業を予定している変電所及び変圧器に関する情報(名称や識別番号など)、作業を予定している時期、当該変電所に関する気象情報(1時間ごとの天気及び気温並びに1日ごとの全天日射量)の予報データ5bが演算装置2の入力部2aから入力されると、評価部2dは変電所データベース4を検索して該当する変電所に設置された変圧器に関する情報に加え、近隣の変電所に設置された変圧器の情報を取得する。これにより、残変圧器(該当する変電所において停電作業の対象とされていない変圧器)とともに、近隣の変電所に設置された変圧器であって、転負荷できる可能性のある変圧器(以下、転負荷先変圧器という。)が特定される(図6のステップS2)。さらに、評価部2dは、変電所データベース4から残変圧器の定格容量を読み出して、その90%を残変圧器の容量とする(図6のステップS3)。
つぎに、評価部2dは、ステップS1において入力部2aから入力されたデータである停電作業を予定している時期、天気及び気温の予報データ5bを配電線潮流予測モデル8aに入力するとともに、天気及び日射量の予報データ5bを太陽光発電量予測モデル8bに入力する。これにより、配電線潮流a及び太陽光発電量bの予測値が得られる。太陽光発電量予測モデル8bの出力として得られる太陽光発電量bの予測値には作業予定日の天気の影響が反映されているが、作業当日の天気が予想以上に悪く、太陽光発電が全く行われない場合もある。その場合には、残変圧器に配電線潮流aの予測値と太陽光発電量bの予測値の合計に相当する潮流が流れるおそれがある。そこで、停電作業計画作成支援システム1では、安全側に見積もって評価部2dが配電線潮流aの予測値と太陽光発電量bの予測値の合計を配電線予想潮流c(停電作業が予定されている変電所の残変圧器に流れることが予想される潮流)としている(図6のステップS4)。
そして、変圧器の容量が配電線予想潮流cよりも大きい場合(すなわち、転負荷量が正の場合)、評価部2dは転負荷をするまでもなく、停電作業の実施が可能であると判断し(図6のステップS12)、作業予定日時、残変圧器の定格容量及び配電線予想潮流cとともに、作業の実施可能性に関する評価結果が含まれる停電作業計画評価データ9a(図7(a)参照)を作成する(図6のステップS13)。
ステップS6において、評価部2dは変圧器の容量が配電線予想潮流cよりも大きくない(すなわち、転負荷量が正でない)と判断した場合、近隣の変電所に設置された変圧器の中から転負荷先変圧器の候補となる変圧器を変電所データベース4から読み出して、その定格容量の90%を転負荷先変圧器の容量とする(図6のステップS7)。そして、当該変圧器について、停電作業を行う変圧器の場合と同様に配電線予想潮流a及び太陽光発電量bの予測値を求め、それらの値とステップS5で得られた転負荷量の合計を配電線予想潮流dとする(図6のステップS8)。ステップS9において、ステップS7で得られた転負荷先変圧器の容量がステップS8で得られた配電線予想潮流dよりも大きい場合、評価部2dは転負荷先変圧器への転負荷により、停電作業の実施が可能であると判断し(図6のステップS11)、作業予定日時、残変圧器の定格容量、配電線予想潮流c、転負荷先変圧器の定格容量及び配電線予想潮流dとともに、作業の実施可能性に関する評価結果が含まれる停電作業計画評価データ9a(図7(b)参照)を作成する(図6のステップS13)。一方、ステップS9において、転負荷先変圧器の容量が配電線予想潮流dよりも大きくない場合、評価部2dは転負荷先変圧器に転負荷することができないため、停電作業の実施が不可能であると判断し(図6のステップS10)、停電作業計画評価データ9aを作成する(図6のステップS13)。なお、ステップS13において作成された停電作業計画評価データ9aは出力データベース9に格納される。
特に、停電作業計画作成支援システム1では、停電作業を予定している時期も配電線潮流予測モデル8aに入力されるため、配電線潮流aの予測値には天気及び気温という気象条件に加え、作業の予定月や曜日などとの関係性も反映される。したがって、配電線潮流予測モデル8aを備えた停電作業計画作成支援システム1では、変圧器の停電作業によって発生する可能性がある上述の配電線潮流aの予測を高い精度で行うことが可能となっている。
また、気温及び日射量の予報データ5bが太陽光発電量予測モデル8bに入力されるため、太陽光発電量bの予測には気温及び日射量という気象条件が反映される。したがって、太陽光発電量予測モデル8bを備えた停電作業計画作成支援システム1では、停電作業を予定している変圧器の配電線に接続された太陽光発電設備による発電量(太陽光発電量b)の予測を高い精度で行うことが可能である。
Claims (6)
- 変電所における変圧器の停電作業の実施可能性を評価するために、配電線潮流教師データを入力して学習させた学習済の配電線潮流予測モデルと、
この配電線潮流予測モデルに入力された前記停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データに基づいて配電線潮流を求める演算を行って、その演算結果を配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力する演算装置と、
太陽光発電量教師データを入力して学習させた学習済の太陽光発電量予測モデルと、を備え、
前記演算装置は、前記太陽光発電量予測モデルに入力された前記停電作業の前記作業予定時期における前記気象情報の前記予報データに基づいて太陽光発電量を求める演算を行い、この太陽光発電量の予測値と前記配電線潮流の予測値の合計値を前記配電線予想潮流とすることを特徴とする停電作業計画作成支援システム。 - 変電所における変圧器の停電作業の実施可能性を評価するために、配電線潮流教師データを入力して学習させた学習済の配電線潮流予測モデルと、
この配電線潮流予測モデルに入力された前記停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データに基づいて配電線潮流を求める演算を行って、その演算結果を配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力する演算装置と、を備え、
前記演算装置は、前記配電線予想潮流と前記変電所の残変圧器の容量の差分を転負荷量として、この転負荷量を前記変電所の近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較して、前記停電作業の実施可能性を評価する評価部を有し、その評価結果を前記停電作業計画評価データに含めて出力することを特徴とする停電作業計画作成支援システム。 - 前記演算装置は、前記配電線予想潮流と前記変電所の残変圧器の容量の差分を転負荷量として、この転負荷量を前記変電所の近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較して、前記停電作業の実施可能性を評価する評価部を有し、その評価結果を前記停電作業計画評価データに含めて出力することを特徴とする請求項1に記載の停電作業計画作成支援システム。
- コンピュータによって、変電所における変圧器の停電作業の実施可能性を評価するために実行されるプログラムであって、
配電線潮流教師データを入力して学習させた学習済の配電線潮流予測モデルと、
太陽光発電量教師データを入力して学習させた学習済の太陽光発電量予測モデルと、を備え、
前記配電線潮流予測モデルに入力された前記停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データに基づいて配電線潮流を求める演算を行って、その演算結果を配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力するとともに、前記太陽光発電量予測モデルに入力された前記停電作業の前記作業予定時期における前記気象情報の前記予報データに基づいて太陽光発電量を求める演算を行って、この太陽光発電量の予測値と前記配電線潮流の予測値の合計値を前記配電線予想潮流とすることを特徴とする停電作業計画作成支援プログラム。 - コンピュータによって、変電所における変圧器の停電作業の実施可能性を評価するために実行されるプログラムであって、
配電線潮流教師データを入力して学習させた学習済の配電線潮流予測モデルを備え、
この配電線潮流予測モデルに入力された前記停電作業の作業予定時期及び気象情報の予報データに基づいて配電線潮流を求める演算を行って、その演算結果を配電線予想潮流として停電作業計画評価データに含めて出力するとともに、
前記配電線予想潮流と前記変電所の残変圧器の容量の差分を転負荷量として、この転負荷量を前記変電所の近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較して、前記停電作業の実施可能性を評価し、その評価結果を前記停電作業計画評価データに含めて出力することを特徴とする停電作業計画作成支援プログラム。 - 前記配電線予想潮流と前記変電所の残変圧器の容量の差分を転負荷量として、この転負荷量を前記変電所の近隣の変電所に設置された他の変圧器の容量と比較して、前記停電作業の実施可能性を評価し、その評価結果を前記停電作業計画評価データに含めて出力することを特徴とする請求項4に記載の停電作業計画作成支援プログラム。
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