JP7735081B2 - イストラデフィリン製剤 - Google Patents
イストラデフィリン製剤Info
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Description
<1>イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒であり、
前記核部が、酸化鉄を含み、
前記第1のコーティング層が、酸化チタンを含むことを特徴とする、顆粒。
<2>前記第1のコーティング層が、酸化鉄を含まないことを特徴とする、<1>に記載の顆粒。
<3>前記第1のコーティング層の外側に、さらに、以下の(A)または(B)のコーティング層を備えることを特徴とする、<1>または<2>に記載の顆粒:
(A)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層
(B)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層、および賦形剤を含む第3のコーティング層。
<4><1>~<3>のいずれかに記載の顆粒を含むことを特徴とする、経口固形製剤。<5>錠剤であることを特徴とする、<4>に記載の経口固形製剤。
<6>イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の製造方法であって、
イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒を得る工程を含み、
前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませることを特徴とする、方法。
<7>イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の安定化方法であって、
前記経口固形製剤の製造工程において、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒を生成させる工程を含み、
前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませることを特徴とする、方法。
本発明の一実施形態に係る顆粒(以下、「本発明の顆粒」と称する。)は、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩(以下、単に「イストラデフィリン」と称する場合がある。)を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒であり、前記核部が、酸化鉄を含み、前記第1のコーティング層が、酸化チタンを含むことを特徴とする。また、本発明の一実施形態に係る経口固形製剤(以下、「本発明の製剤」と称する。)は、上記の顆粒を含むことを特徴とする。
・核部にイストラデフィリンと酸化鉄とを含ませ、かつ、当該核部の外側に位置する第1のコーティング層に、酸化チタンを含ませることにより、イストラデフィリンの光安定性が改善される。
・前記第1のコーティング層の外側に、さらに、(A)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層、または(B)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層、および賦形剤を含む第3のコーティング層、を備えることにより、経口固形製剤の崩壊性が改善される。
本発明の顆粒は、有効成分として、イストラデフィリンまたは薬学的に許容されるその塩を含む。イストラデフィリンは、下記の式(1)で表される化合物であり、一般に、(E)-8-(3,4-ジメトキシスチリル)-1,3-ジエチル-7-メチル-3,7-ジヒドロ-1H-プリン-2,6-ジオンと呼ばれる。
本発明の顆粒における核部は、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩と、酸化鉄と、を含む。
<第1のコーティング層>
本発明の顆粒における第1のコーティング層は、酸化チタンを含む。
本発明の一実施形態において、本発明の顆粒は、前記第1のコーティング層の外側に、さらに、第2のコーティング層を備える。本発明の顆粒における第2のコーティング層は、アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む。本発明の顆粒が、第1のコーティング層の外側に、さらに、アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層を備えていることにより、前記顆粒を含む経口固形製剤の崩壊性が改善されるという効果を奏する。
本発明の一実施形態において、本発明の顆粒は、前記第1のコーティング層の外側に、さらに、第2のコーティング層および第3のコーティング層を備える。この実施形態においては、第3のコーティング層は、第2のコーティング層の外側に配置される。
本発明の一実施形態において、〔2.本発明の顆粒〕に記載の顆粒を含むことを特徴とする経口固形製剤(以下、「本発明の製剤」と称する。)を提供する。
本発明の一実施形態において、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の製造方法であって、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒を得る工程を含み、前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませることを特徴とする方法を提供する。また、本発明の一実施形態において、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の製造方法であって、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と第2のコーティング層、または第1のコーティング層と第2のコーティング層と第3のコーティング層と、を含む顆粒を得る工程を含み、前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませ、前記第2のコーティング層にアミノアルキルメタクリレートコポリマーを含ませ、前記第3のコーティング層に賦形剤を含ませることを特徴とする方法を提供する。上記の製造方法を合わせて、以下、「本発明の製造方法」と称する。
(光安定性試験)
実施例および比較例で製造した錠剤を数個とり、シャーレに入れ、キセノン120万Lx照射した。また、処方例で製造した錠剤を数個とり、シャーレに入れ、D65 120万Lx照射した。
第17改正日本薬局方の崩壊試験法(即崩性製剤)に準じて、補助盤なしで崩壊性試験を実施し、錠剤が崩壊したときの崩壊時間を測定した。
(A粒の製造)
イストラデフィリン、D-マンニトール、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、および黄色三二酸化鉄(癸巳社製)を精製水と共に混合して造粒した。得られた造粒物を、解砕し、乾燥した後、整粒し、A粒とした。
上記A粒、ヒドロキシプロピルセルロース、および酸化チタンを精製水と共に混合してコーティングし、乾燥後、整粒し、コーティング末とした。
D-マンニトール、エチルセルロース、トウモロコシデンプン、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、および黄色三二酸化鉄(癸巳社製)を精製水と共に混合して造粒し、乾燥後、整粒し、B粒とした。
上記コーティング後のA粒(コーティング末)、上記B粒、アスパルテームおよび軽質無水ケイ酸を混合した。得られた混合物にステアリン酸マグネシウムを加え混合し、打錠末とした。前記打錠末を直径7.0mmの円形状の杵を用いて、打錠圧力6kNで打錠し、硬度53N、厚み3.4mmの錠剤(口腔内崩壊錠)を得た。
各成分の分量を表1に記載の通り変更した以外は、実施例1と同様の方法により、硬度57N、厚み3.4mmの錠剤を得た。
(A粒の製造)
イストラデフィリン、D-マンニトール、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロキシプロピルセルロース、ショ糖脂肪酸エステル、黄色三二酸化鉄(癸巳社製)、および軽質無水ケイ酸を精製水と共に混合して造粒した。得られた造粒物を、解砕し、乾燥した後、整粒し、A粒とした。
上記A粒、ヒドロキシプロピルセルロース、および酸化チタンを精製水と共に混合してコーティングし、乾燥後、整粒し、整粒品(I)とした。次いで、上記整粒品(I)、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、およびタルクをエタノールと精製水との混和液と共に混合してコーティングし、乾燥後、整粒し、コーティング末とした。
D-マンニトール、エチルセルロース、トウモロコシデンプン、クロスポビドン、軽質無水ケイ酸、および黄色三二酸化鉄(癸巳社製)を精製水と共に混合して造粒し、乾燥後、整粒し、B粒とした。
上記コーティング後のA粒(コーティング末)、上記B粒、アスパルテームおよび軽質無水ケイ酸を混合した。得られた混合物にステアリン酸マグネシウムを加え混合し、打錠末とした。前記打錠末を直径7.0mmの円形状の杵を用いて、打錠圧力6kNで打錠し、硬度69N、厚み3.4mmの錠剤(口腔内崩壊錠)を得た。
上記の(コーティング)までは、実施例3と同様の方法で製造した。実施例3の(コーティング)で得られた「コーティング末」を「整粒品(II)」とし、当該整粒品(II)、およびD-マンニトールを精製水と共に混合してコーティングし、乾燥後、整粒し、コーティング末とした。
各成分の分量を表2に記載の通り変更し、コーティング工程を除いた以外は、実施例1と同様の方法により、錠剤を得た。なお、表2において、各成分の分量は、「mg」で表す。また、表2において、各成分の分量は、製造した錠剤中の各成分の分量を示す。
A粒の製造工程において、酸化チタンを5mg添加し、D-マンニトールの量を16.74mgに変更した以外は、比較例1と同様の方法により、錠剤を得た。
A粒の製造工程において、D-マンニトールの量を9.24mgに変更し、酸化チタンの量を7.5mgに変更した以外は、比較例1と同様の方法により、錠剤を得た。
B粒の製造工程において、酸化チタンを1.896mg添加し、D-マンニトールの量を58.626mgに変更した以外は、比較例1と同様の方法により、錠剤を得た。
(1.光安定性試験)
上記実施例1~2および比較例1~4で製造した錠剤について、イストラデフィリンの光安定性試験を行った結果を表3に示す。なお、表3中、「Z-イストラ」および「Dimer-2」は、類縁物質を示す。また、「Z-イストラ」、「Dimer-2」および「総類縁」の単位は、「%」である。
上記実施例1~4で製造した錠剤について、崩壊試験を行った結果を表4に示す。
各成分の種類および分量を表5に記載の通り変更した以外は、実施例4と同様の方法により、硬度50N、厚み3.4mmの錠剤を得た。なお、表5において、各成分の分量は、「mg」で表す。
Claims (6)
- イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、を含む顆粒であり、
前記核部が、酸化鉄を含み、
前記第1のコーティング層が、酸化チタンを含み、
前記第1のコーティング層の外側に、さらに、以下の(A)または(B)のコーティング層を備えることを特徴とする、顆粒:
(A)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層;
(B)アミノアルキルメタクリレートコポリマーを含む第2のコーティング層、および賦形剤を含む第3のコーティング層。 - 前記第1のコーティング層が、酸化鉄を含まないことを特徴とする、請求項1に記載の顆粒。
- 請求項1または2に記載の顆粒を含むことを特徴とする、経口固形製剤。
- 錠剤であることを特徴とする、請求項3に記載の経口固形製剤。
- イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の製造方法であって、
イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、前記第1のコーティング層の外側に位置する第2のコーティング層と、を含む顆粒を得る工程を含み、
前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませ、前記第2のコーティング層にアミノアルキルメタクリレートコポリマーを含ませることを特徴とする、方法。 - イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む経口固形製剤の安定化方法であって、
前記経口固形製剤の製造工程において、イストラデフィリンまたはその薬学的に許容される塩を含む核部と、前記核部の外側に位置する第1のコーティング層と、前記第1のコーティング層の外側に位置する第2のコーティング層と、を含む顆粒を生成させる工程を含み、
前記工程において、前記核部に酸化鉄を含ませ、前記第1のコーティング層に酸化チタンを含ませ、前記第2のコーティング層にアミノアルキルメタクリレートコポリマーを含ませることを特徴とする、方法。
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